JP4463063B2 - 復調回路及び復調方法 - Google Patents

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本発明は復調回路及び復調方法に係り、特に無線通信分野において、変調波をディジタル回路構成により復調する復調回路及び復調方法に関する。
ディジタル変調波を送受信する技術は無線通信分野において広く用いられており、無線送信された無線周波数帯の例えば位相変調波(PSK:Phase Shift Keying)を受信装置で受信して準同期直交検波方式により復調する復調回路は広く用いられている。準同期直交検波方式でPSK波を復調する従来の復調回路として、受信中間周波信号(IF信号)を直接A/D変換し、ディジタル処理で直交検波する復調回路が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1記載の従来の復調回路は、受信信号の搬送波周波数の4n(nは自然数)倍の発振周波数を持つクロック発振手段と、上記のクロックのタイミングで受信信号を高速A/D変換するA/D変換器と、A/D変換器出力を必要時間遅らせ、受信信号及び受信信号とπ/2ずれた同振幅信号を生成する複素位相信号生成手段と、生成された複素位相信号に搬送波周波数で位相回転させて高速サンプルされた準同期検波出力を得る位相回転手段と、上記準同期検波出力をクロックを乗せ換えて間引き処理し、必要なIチャネル、Qチャネルの出力信号を得るリタイミング手段とを備えた構成である。
この従来の復調回路では、受信信号をRF帯、IF帯でA/D変換することにより、A/D変換の前段でアナログ回路の直交検波部で直交検波する構成の復調回路で生じる、IチャネルとQチャネルの各信号の振幅誤差、A/D変換部での直流オフセットを防止できると共に、直交精度を向上することができる。
特開平9−83588号公報
しかしながら、上記の従来の復調回路は、受信信号の搬送波周波数の4n倍のクロックで受信信号をサンプリングするようにしているため、受信信号の搬送波周波数の4倍以上の高い周波数のクロックを生成しなければならず、ハードウェアを構成する上で、デバイスの限界周波数の制約から問題となっている。
本発明は上記の点に鑑みなされたもので、受信信号のサンプリング周波数を受信信号の搬送波周波数の4×(1/(2N+1))(Nは自然数)倍とすることで、A/D変換器に入力するクロック周波数を従来よりも低周波数とし、もって、ハードウェアを構成する上でデバイスの選択幅が広げ得る復調回路及び復調方法を提供することを目的とする。
また、本発明の他の目的は、ベースバンド復調回路などの処理にて特に問題となっていた性能のばらつきを大幅に低減し得る復調回路及び復調方法を提供することにある。
更に、本発明の他の目的は、単純な回路構成により大規模半導体集積回路(LSI)化が容易である復調回路及び復調方法を提供することにある。
上記の目的を達成するため、第1の発明の復調回路は、ディジタル変調されている受信信号と受信信号の搬送波周波数の4/(2N+1)倍(ただし、Nは予め定めた自然数;以下同じ)の繰り返し周波数のシステムクロックとを入力として受け、システムクロックに基づいて、受信信号の搬送波周波数の1/(2N+1)倍で、かつ、互いに90度位相の異なる第1のサンプリングクロックと第2のサンプリングクロックを生成し、生成した第1のサンプリングクロックと第2のサンプリングクロックで各々受信信号をサンプリングして、第1の復調データである同相信号と第2の復調データである直交信号とをそれぞれ出力するA/D変換手段と、A/D変換手段から出力された同相信号と直交信号との位相差を検出し、検出した位相差に応じた位相誤差信号を出力する位相誤差検出手段と、システムクロックを発生してA/D変換手段に供給すると共に、出力するシステムクロックの繰り返し周波数が位相誤差検出手段から出力された位相誤差信号の値に応じて、位相誤差が理想状態の同相信号と直交信号との位相誤差に近付くように可変制御される可変周波数発振手段とを有し、A/D変換手段、位相誤差検出手段及び可変周波数発振手段はディジタル回路により構成されていることを特徴とする。
この発明では、A/D変換手段が、受信信号の搬送波周波数の4/(2N+1)倍の繰り返し周波数のシステムクロックに基づいて、受信信号の搬送波周波数の1/(2N+1)倍で、かつ、互いに90度位相の異なる第1のサンプリングクロックと第2のサンプリングクロックで各々受信信号をサンプリングして、第1の復調データである同相信号と第2の復調データである直交信号とをそれぞれ出力するようにしたため、サンプリング周波数を受信周波数に対して低い値に設定できる。また、この発明では、復調処理を全てディジタル回路で行うことができる。
また、上記の目的を達成するため、第2の発明の復調回路は、第1の発明の構成に、A/D変換手段から出力された第1の復調データから、システムクロックのジッタに起因する高調波成分を除去して同相信号として位相誤差検出手段へ出力する第1のフィルタ手段と、A/D変換手段から出力された第2の復調データから、システムクロックのジッタに起因する高調波成分を除去して直交信号として位相誤差検出手段へ出力する第2のフィルタ手段とを更に有することを特徴とする。この発明では、第1及び第2のフィルタ手段により、システムクロックのジッタに起因する高調波成分を除去した高品質の復調データを得ることができる。
また、上記の目的を達成するため、第3の発明の復調回路は、第2の発明の構成に、第1のフィルタ手段から出力される同相信号に対して、外部にて取り扱い易い速度のクロックを持つような間引き処理を行う第1の間引き手段と、第2のフィルタ手段から出力される直交信号に対して、外部にて取り扱い易い速度のクロックを持つような間引き処理を行う第2の間引き手段とを更に有し、第1及び第2の間引き手段から出力された同相信号及び直交信号を位相誤差検出手段へ供給することを特徴とする。この発明では、第1及び第2の間引き手段により、外部にて取り扱い易い復調データを得ることができる。
また、上記の目的を達成するため、第4の発明の復調回路は、可変周波数発振手段は、位相誤差検出手段から出力された位相誤差信号の値に応じた制御コードを生成する制御コード生成回路と、受信信号の搬送波周波数の4/(2N+1)倍の繰り返し周波数の矩形波をシステムクロックとして発生してA/D変換手段に供給すると共に、出力する矩形波の繰り返し周波数が制御コード生成回路から出力された制御コードの値に従って可変制御される可変矩形波発振器とからなることを特徴とする。この発明では、可変周波数発振手段をディジタル回路構成とすることができる。
また、上記の目的を達成するため、第5の発明の復調方法は、ディジタル変調されている受信信号の搬送波周波数の1/(2N+1)倍(ただし、Nは予め定めた自然数;以下同じ)で、かつ、互いに90度位相の異なる第1のサンプリングクロックと第2のサンプリングクロックとを、入力されたシステムクロックに基づいて生成する第1のステップと、第1のステップで生成した第1のサンプリングクロックと第2のサンプリングクロックで各々受信信号をサンプリングして、第1の復調データである同相信号と第2の復調データである直交信号とをそれぞれ出力する第2のステップと、同相信号と直交信号との位相差を検出し、検出した位相差に応じた位相誤差信号を出力する第3のステップと、受信信号の搬送波周波数の4/(2N+1)倍の繰り返し周波数のシステムクロックを発生してA/D変換手段に供給すると共に、出力するシステムクロックの繰り返し周波数が位相誤差信号の値に応じて、位相誤差が理想状態の同相信号と直交信号との位相誤差に近付くように可変制御する第4のステップとを含むことを特徴とする。
この発明では、受信信号の搬送波周波数の4/(2N+1)倍の繰り返し周波数のシステムクロックに基づいて、受信信号の搬送波周波数の1/(2N+1)倍で、かつ、互いに90度位相の異なる第1のサンプリングクロックと第2のサンプリングクロックで各々受信信号をサンプリングして、第1の復調データである同相信号と第2の復調データである直交信号とをそれぞれ出力するようにしたため、サンプリング周波数を受信周波数に対して低い値に設定できる。
更に、上記の目的を達成するため、第6の発明の復調方法は、第5の発明における第2のステップは、第1の復調データから、システムクロックのジッタに起因する高調波成分を除去して同相信号として出力すると共に、第2の復調データから、システムクロックのジッタに起因する高調波成分を除去して直交信号として出力する処理を含むようにしたことを特徴とする。この発明では、システムクロックのジッタに起因する高調波成分を除去した高品質の復調データを得ることができる。
本発明によれば、サンプリング周波数を受信周波数に対して低い値に設定できるため、受信信号の搬送波周波数の4倍以上の高い周波数のクロックを生成して復調する従来の復調回路に比べて、デバイスの限界周波数の制約が少なく、ハードウェアを構成する上でデバイスの選択幅を広げられる。
また、本発明によれば、アンダーサンプリング処理を応用した方式で、受信した変調信号から直接ベースバンド信号を得られるので、回路規模を少なくすることができると共に、復調処理を全てディジタル回路で行っていることで、回路の無調整化、LSI化を容易にすることができ、性能のばらつきを大幅に低減して信頼性を向上できる。
次に、発明を実施するための最良の形態について図面と共に説明する。図1は本発明になる復調回路の一実施の形態のブロック図を示す。同図に示すように、本実施の形態の復調回路は、受信信号をサンプリングクロックに基づいて、ディジタル信号(受信データ)に変換するA/D変換器1と、第1及び第2の低域フィルタ(LPF)2及び3と、第1及び第2の間引き回路4及び5と、間引き回路4及び5の各出力信号の位相誤差を検出する位相誤差検出回路6と、制御コードを生成する制御コード生成回路7と、制御コードに基づいた繰り返し周波数の矩形波を生成し、A/D変換器1へシステムクロックとして供給する可変矩形波発振器8とから構成される。上記の各構成要素はいずれもディジタル回路で構成されている。
ここで、低域フィルタ2及び3は、A/D変換器1から出力されるディジタル信号(受信データ)に含まれる高調波成分を除去する。間引き回路4及び5は、ディジタル処理により低域フィルタ2及び3から出力される各受信データを間引いて、外部で処理できる比較的低速度クロックの、例えばベースバンド帯のI信号(同相信号)とQ信号(直交信号)とする。位相誤差検出回路6は、上記のI信号とQ信号の位相差を検出し、その位相差に応じた位相誤差信号を出力する。制御コード生成回路7は、入力された位相誤差信号に応じた値の制御コードを生成する。
可変矩形波発振器8は、例えば、ディジタル・ダイレクト・シンセサイザ(DDS)で構成されており、制御コードの値に応じた繰り返し周波数の矩形波を発振出力する。ここでは、可変矩形波発振器8は、位相誤差検出回路6で検出される位相誤差が90度となるようにその出力発振周波数が可変制御される。また、可変矩形波発振器8は、受信信号の搬送波周波数の4×(1/(2N+1))(Nは自然数)倍の繰り返し周波数の矩形波を生成し、それをシステムクロックとしてA/D変換器1へ供給する。
A/D変換器1は入力されたシステムクロックの繰り返し周波数を1/4倍とし、かつ、互いに位相が90度異なる2種類のサンプリングクロックを実質的に生成して、それらの2種類のサンプリングクロックでサンプリングされたサンプリングデータをベースバンド帯の復調データ(I信号とQ信号)として出力する。すなわち、A/D変換器1は、システムクロックの1/4倍の周期で、2個連続したデータを周期的に内部回路に入力することで、受信信号から直接ベースバンド帯のI信号とQ信号とを得ることができる。
次に、本実施の形態の動作について、図2のタイミングチャートを併せ参照して説明する。本実施の形態は受信装置内に設けられており、受信装置により受信されて例えばIF信号とされた、ディジタル変調されている受信信号がA/D変換器1に入力され、ここで可変矩形波発振器8よりのシステムクロックに基づいて生成された2種類のサンプリングクロックによりサンプリングされる。
ここで、可変矩形波発振器8から供給されるシステムクロックは、A/D変換器1に入力される受信信号の搬送波周波数(ここでは、A/D変換器1の入力IF信号の周波数(中間周波数))の4×(1/(2N+1))(Nは自然数)倍の繰り返し周波数の矩形波であり、例えば、図2(A)に示される。このシステムクロックは、A/D変換器1の入力IF信号の周波数(中間周波数)の4×(1/(2N+1))倍、すなわち、4/3倍、4/5倍、4/7倍、・・・のうち、予め定めたいずれかの繰り返し周波数であり、前記特許文献1記載の復調回路の4N倍に比べて極めて低周波数である。
A/D変換器1はこのシステムクロックを1/4分周し、かつ、システムクロックの1周期分の幅を有する矩形波で、互いに位相が90度異なる図2(B)、(C)に示す第1のサンプリングクロックと第2のサンプリングクロックとを生成して入力IF信号をサンプリングした受信データを出力する。第1及び第2のサンプリングクロックは、IF信号の周波数(中間周波数)の1/(2N+1)倍、すなわち、1/3倍、1/5倍、1/7倍、・・・のうち、予め定めたいずれかの繰り返し周波数である。
A/D変換器1は図2(B)に示す第1のサンプリングクロックでサンプリングして得た第1の受信データを低域フィルタ2へ供給し、図2(C)に示す第2のサンプリングクロックでサンプリングして得た第2の受信データを低域フィルタ3へ供給する。ここで、上記の第1及び第2のサンプリングクロックは、繰り返し周波数が中間周波数の奇数分の1倍であり、かつ、それぞれが90度の位相差をもっていることから、上記の第1及び第2の受信データは、見掛け上、受信周波数の奇数分の1で、かつ、コサイン、サインの両者のタイミングでアンダーサンプリングされた復調データと等価になる。この結果、A/D変換器1により、アンダーサンプリング処理を応用した方式により、IF信号が直接にベースバンド帯の復調データ(I信号及びQ信号)に変換される。
A/D変換器1から出力された第1及び第2の受信データ(復調データ)は、低域フィルタ2及び低域フィルタ3によりシステムクロックのジッタが原因する高調波成分をそれぞれ除去される。高調波成分を除去された第1及び第2の受信データ(復調データ)は、間引き回路4及び5に別々に供給され、ここで外部にて取り扱いやすい速度のクロックまで間引きされて、例えばベースバンド帯域の復調信号であるI信号及びQ信号とされて外部に出力される。
また、上記のI信号及びQ信号は位相誤差検出回路6にそれぞれ供給されて、理想状態に対するベースバンド信号の位相誤差が検出され、その検出位相誤差に応じた値の制御コードが制御コード生成回路7から可変矩形波発振器8に供給されて、その出力発振周波数を可変制御する。これにより、本実施の形態の復調回路にて得たベースバンド信号(I信号とQ信号)と理想状態のベースバンド信号(I信号とQ信号)との位相誤差を最小にすることができる(検出したI信号とQ信号の位相差を理想状態の位相差に近付けることができる。)。
このように、本実施の形態では、受信周波数の4N倍(Nは自然数)でサンプリングして直接ベースバンド信号を得る従来の復調回路と比較すると、1/(2N+1)倍でサンプリングすることで直接ベースバンド信号を得ることができ、サンプリング周波数を受信周波数に対して低い値に設定できる。また、本実施の形態はA/D変換器1以降、ベースバンド信号を出力するまで、また、位相調整まで全てディジタル回路で構成することができ、回路構成が簡易であり、LSI化も容易であり、また復調波形の位相調整ができる。
なお、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、例えば、A/D変換器1に供給するシステムクロックの周波数はA/D変換器1に入力される受信信号の搬送波周波数(ここでは、A/D変換器1の入力IF信号の周波数(中間周波数))の4×(1/(2N))(Nは自然数)倍の繰り返し周波数の矩形波であっても復調データをA/D変換器1より得ることはできる。ただし、この場合は、A/D変換器1により1/(2N)倍のサンプリングクロックのタイミングでサンプリングされて出力されるI信号とQ信号のスペクトラム成分が本来の極性とは異なって反転してしまうため、その符号反転を補正するための極性反転回路が必要となり、回路構成が若干複雑となる。
また、可変矩形波発振器8は、位相誤差検出回路6の出力位相誤差信号で制御するのではなく、所望の固定周波数の矩形波を発生するようにした場合は、受信信号の周波数変換器として使用することができ、また、A/D変換器1の入力信号がRF信号帯の放送信号であるとすると、受信チャネルに応じた局部発振周波数を発生する構成とすることにより、選局回路としても利用できる。また、図1の復調回路において、低域フィルタ2及び3、間引き回路4及び5は必ずしも設けなくてもよい。
本発明の一実施の形態のブロック図である。 図1の動作説明用タイミングチャートである。
符号の説明
1 A/D変換器
2、3 低域フィルタ(LPF)
4、5 間引き回路
6 位相誤差検出回路
7 制御コード生成回路
8 可変矩形波発振器

Claims (6)

  1. ディジタル変調されている受信信号と該受信信号の搬送波周波数の4/(2N+1)倍(ただし、Nは予め定めた自然数;以下同じ)の繰り返し周波数のシステムクロックとを入力として受け、該システムクロックに基づいて、該受信信号の搬送波周波数の1/(2N+1)倍で、かつ、互いに90度位相の異なる第1のサンプリングクロックと第2のサンプリングクロックを生成し、生成した該第1のサンプリングクロックと第2のサンプリングクロックで各々前記受信信号をサンプリングして、第1の復調データである同相信号と第2の復調データである直交信号とをそれぞれ出力するA/D変換手段と、
    前記A/D変換手段から出力された前記同相信号と直交信号との位相差を検出し、検出した位相差に応じた位相誤差信号を出力する位相誤差検出手段と、
    前記システムクロックを発生して前記A/D変換手段に供給すると共に、出力する前記システムクロックの繰り返し周波数が前記位相誤差検出手段から出力された前記位相誤差信号の値に応じて、前記位相誤差が理想状態の前記同相信号と直交信号との位相誤差に近付くように可変制御される可変周波数発振手段と
    を有し、前記A/D変換手段、位相誤差検出手段及び可変周波数発振手段はディジタル回路により構成されていることを特徴とする復調回路。
  2. 前記A/D変換手段から出力された前記第1の復調データから、前記システムクロックのジッタに起因する高調波成分を除去して前記同相信号として前記位相誤差検出手段へ出力する第1のフィルタ手段と、前記A/D変換手段から出力された前記第2の復調データから、前記システムクロックのジッタに起因する高調波成分を除去して前記直交信号として前記位相誤差検出手段へ出力する第2のフィルタ手段とを更に有することを特徴とする請求項1記載の復調回路。
  3. 前記第1のフィルタ手段から出力される前記同相信号に対して、外部にて取り扱い易い速度のクロックを持つような間引き処理を行う第1の間引き手段と、前記第2のフィルタ手段から出力される前記直交信号に対して、外部にて取り扱い易い速度のクロックを持つような間引き処理を行う第2の間引き手段とを更に有し、前記第1及び第2の間引き手段から出力された前記同相信号及び直交信号を前記位相誤差検出手段へ供給することを特徴とする請求項2記載の復調回路。
  4. 前記可変周波数発振手段は、前記位相誤差検出手段から出力された前記位相誤差信号の値に応じた制御コードを生成する制御コード生成回路と、前記受信信号の搬送波周波数の4/(2N+1)倍の繰り返し周波数の矩形波を前記システムクロックとして発生して前記A/D変換手段に供給すると共に、出力する前記矩形波の繰り返し周波数が前記制御コード生成回路から出力された前記制御コードの値に従って可変制御される可変矩形波発振器とからなることを特徴とする請求項1記載の復調回路。
  5. ディジタル変調されている受信信号の搬送波周波数の1/(2N+1)倍(ただし、Nは予め定めた自然数;以下同じ)で、かつ、互いに90度位相の異なる第1のサンプリングクロックと第2のサンプリングクロックとを、入力されたシステムクロックに基づいて生成する第1のステップと、
    前記第1のステップで生成した前記第1のサンプリングクロックと第2のサンプリングクロックで各々前記受信信号をサンプリングして、第1の復調データである同相信号と第2の復調データである直交信号とをそれぞれ出力する第2のステップと、
    前記同相信号と直交信号との位相差を検出し、検出した位相差に応じた位相誤差信号を出力する第3のステップと、
    前記受信信号の搬送波周波数の4/(2N+1)倍の繰り返し周波数の前記システムクロックを発生して前記A/D変換手段に供給すると共に、出力する前記システムクロックの繰り返し周波数が前記位相誤差信号の値に応じて、前記位相誤差が理想状態の前記同相信号と直交信号との位相誤差に近付くように可変制御する第4のステップと
    を含むことを特徴とする復調方法。
  6. 前記第2のステップは、前記第1の復調データから、前記システムクロックのジッタに起因する高調波成分を除去して前記同相信号として出力すると共に、前記第2の復調データから、前記システムクロックのジッタに起因する高調波成分を除去して前記直交信号として出力する処理を含むことを特徴とする請求項5記載の復調方法。

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