JP2010219935A - 受信機 - Google Patents

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【課題】AFC処理およびCR処理を行う場合に、回路規模を削減することができる受信機を得ること。
【解決手段】受信信号の周波数偏差を検出して補正する周波数補正処理と、受信信号の位相を所望の位相に設定する位相補正処理と、を実施する受信機であって、受信信号に基づいて、周波数偏差を補正するための周波数偏差情報を検出する周波数偏差検出部12と、受信信号に基づいて、受信信号の位相を所望の位相に設定するための補正位相量を算出する補正位相算出部13と、周波数偏差情報と補正位相量に基づいて、直交検波を行うための正弦波を生成するNCO部11と、正弦波に基づいて受信信号を直交検波して複素信号とするLPF15と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、受信信号の周波数偏差を補正し、位相補正を行う受信機に関する。
移動体通信や衛星通信等の無線受信機が、受信信号を復調して送信されたデータを検出するためには、周波数同期が必要である。特に送信された信号の位相や周波数成分に送信データ系列をマッピングしている場合には、高精度の周波数同期が必要である。
無線受信機は、受信信号を周波数ダウンコンバータにより中間周波数を経てベースバンド周波数に変換する、または直接ベースバンド周波数に変換する。そして、無線受信機は、ベースバンド周波数に変換した信号にAD(Analog to Digital)変換を実施し、変換したディジタル信号をディジタル信号処理により検波する。この際、伝搬環境に伴う受信周波数の変動や送受ローカル発振器間の周波数偏差のために、無線受信機のローカル発振器が生成した周波数でダウンコンバードを実施すると、ディジタル信号処理に入力されるディジタル信号には周波数偏差が含まれている。したがって、受信信号を正しく検波するには、この周波数偏差を補償する必要がある。
無線受信機が周波数偏差を補償する方法として、AFC(Automatic Frequency Control)回路を用いる方法がある。特に送信信号の位相や周波数成分に送信データ系列をマッピングしている場合には、高精度の周波数同期が必要であるためAFC回路が必要である。近年の無線通信では、PSK(Phase Shift Keying)やQAM(Quadrature Amplitude Modulation)等のように、伝送レートを増大させるために位相成分にも送信データをマッピングするケースが多い。また、無線受信機が同期検波を実施する際には、検波軸を再生するためのCR(Carrier Recovery)回路が必要である。したがって、高精度の周波数同期を必要とする無線受信機は、AFC回路とCR回路の両方を備えることになる。
AFC回路では、AD変換後のディジタル信号を複素信号に変換し、変換した福祖信号の位相変動を検出する。検出した位相変動量が補償すべき周波数偏差に相当するため、検出した位相変動量を周波数に変化して周波数偏差を求め、求めた周波数偏差を生成する中間周波数に反映することにより周波数偏差の補償を行う。一方、検波をするためには検波軸を決める必要がある。たとえば、QPSK(情報データ2bitを1シンボルにマッピング)の場合には、MSBの判定にはI軸を検波軸に設定し、LSBの判定にはQ軸を検波軸に設定すると判定が容易になるため、CR回路では、そのような状態になるよう周波数偏差補償後の受信信号の位相を回転させる。
また、周波数同期の誤差を低減する無線受信機としては、たとえば、下記特許文献1には、フレーム先頭の複数の連続シンボルの補助信号のみを用いて周波数引き込みを行うことで疑似同期の発生を抑える技術が開示されている。
特開2000−316030号公報
しかしながら、上記従来の技術によれば、無線受信機では、AFC回路およびCR回路は、役割は異なるが、それぞれが受信信号の位相を変化させる機能を有する。そのため、同様の機能を有する機能が同一受信機内で重複することになり、回路構成上効率的でない、という問題があった。
また、上記特許文献1の記載の無線受信機は、疑似同期の発生を抑える技術は開示されているが、AFC回路の処理とCR回路の処理を行う構成には適用できない、という問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、AFC処理およびCR処理を行う場合に、回路規模を削減することができる受信機を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、受信信号の周波数偏差を検出して補正する周波数補正処理と、受信信号の位相を所望の位相に設定する位相補正処理と、を実施する受信機であって、受信信号に基づいて、前記周波数偏差を補正するための周波数偏差情報を検出する周波数偏差検出手段と、受信信号に基づいて、受信信号の位相を前記所望の位相に設定するための補正位相量を算出する補正位相算出手段と、前記周波数偏差情報と前記補正位相量に基づいて、直交検波を行うための正弦波を生成する正弦波生成手段と、前記正弦波に基づいて受信信号を直交検波して複素信号とする直交検波手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、CRループとAFCループの両方の処理を実施する位相制御手段を備え、位相制御手段では、周波数偏差変動に対応する位相変動と補正位相とに基づいて、両者を補償するような直交検波用の正弦波を生成するようにしたので、回路規模を削減できるという効果を奏する。
図1は、本発明にかかる受信機の機能構成例を示す図である。 図2−1は、AFCループで周波数偏差が補償できている状態の信号点の一例を示す図である。 図2−2は、補正位相量を示す図である。 図3は、NCO部と周波数偏差検出部の内部構成例を示す図である。 図4は、ループフィルタ部の構成例を示す図である。
以下に、本発明にかかる受信機の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態.
図1は、本発明にかかる受信機の機能構成例を示す図である。本実施の形態の受信機は、受信信号をAD変換しディジタル信号とするAD変換器(AD)1と、周波数偏差および位相の補償を行う位相制御部2と、補償処理後の受信信号を検波する検波部3で構成される。本実施の形態の位相制御部2は、図1に示すように、NCO(Numerical Controlled Oscillator)部11,周波数偏差検出部12,補正位相算出部13,直交検波器14,LPF(Low Pass Filter)15を備える。従来の受信機では、AFC機能部とCR機能部を別に備え、AFC機能部が周波数偏差の補償を行い、CR機能部が位相の補償を行っていたが、本実施の形態の形態では、位相制御部2が、AFC機能(AFCループ)とCR機能(CRループ)の両方の機能を備える。
まず、一般的なAFCループとCRループの処理を説明する。図2−1は、AFCループで周波数偏差が補償できている状態(ロックした状態)の信号点の一例を示す図である。また、図2−2は、補正位相量を示す図である。周波数偏差が補償できていない状態、たとえば受信開始時点では周波数偏差のためにIQ平面上で信号点は回転する。これに対し、ロックした状態では、図2−1のように、信号点の回転が止まる。この停止する位置の位相は任意である。一方、CRループでは、検波軸を所望の位置に調整するための位相補正を行う。たとえば、図2−2の場合には、図2−1の信号点を補正位相量10だけ回転させることにより、I軸上に信号点を移動させる。
つぎに、本実施の形態の動作を説明する。まず、AD変換器1が受信信号をAD変換し、ディジタル信号に変換し位相制御部2に出力するが、周波数同期が確立されていない状態では、はじめに周波数同期確立のためにAFC機能としての処理(AFCループ)が開始される。AFCループとして、位相制御部2の直交検波器14が、NCO部11から出力される正弦波信号を用いてそのディジタル信号を直交検波(IQ分離)する。NCO部11は、AD変換器1がIF(中間周波数)サンプリングの場合(入力されるディジタル信号がIFの場合)には、IFに相当する周波数の正弦波を出力する。入力されるディジタル信号がベースバンド信号の場合にはIFに相当する周波数を0に設定する。なお、NCO部11は、後述のように周波数偏差検出部12,補正位相算出部13からの出力がある場合には、その出力に基づいて周波数偏差,位相を補償するための正弦波信号を調整するが、処理の開始時には、設定された所定の周波数の正弦波信号を生成する。
LPF15は、IQ分離後の信号に対して帯域外ノイズの除去や波形整形等の処理を実施し、処理後の信号を周波数偏差検出部12へ出力する。周波数偏差検出部12は、LPF15から入力された信号に基づいて周波数偏差を補正するための情報である周波数偏情報を検出し、NCO部11へ出力し、NCO部11は、周波数偏差情報に基づいて周波数偏差を補償する正弦波信号を生成し、直交検波器14へ出力する。そして、直交検波器14は、NCO部11から出力される周波数を補償する正弦波信号を用いて、位相制御部2に入力するディジタル信号を直交検波してLPF15へ出力する。以降、直交検波器14,LPF15,周波数偏差検出12,NCO部11,直交検波器14の順の処理(AFCループ)が、周波数同期が確立するまで実施される。
周波数同期が確立すると、補正位相算出部13を含むCRループも動作して、AFCループとともに2つのループが同時に動作する。CRループの処理としては、LPF15は、処理後の信号を周波数偏差検出部12とともに補正位相算出部13にも出力する。そして、補正位相算出部13は、入力された信号について信号点のI軸からのズレを算出して位相補正情報とし、位相補正情報をNCO部11と周波数偏差検出部12へ出力する。NCO部11は、周波数編差検出部12から出力される周波数偏差と補正位相算出部13から出力される位相補正上法とを合成して、受信信号の位相を補償するための正弦波を生成する。
周波数偏差検出部12は、補正位相算出部13から出力された位相補正情報に基づいて補正位相を減算する。この処理は、補正位相量の分を位相の変動(周波数偏差)として検出しないように、補正位相量を差し引く処理である。
図3は、本実施の形態のNCO部11と周波数偏差検出部12の内部構成例を示す図である。NCO部11は、加算器20と、乗算器21と、入力されたデータを1サンプル分格納するためのメモリであるバッファ(Buf)22と、加算器23と、正弦波生成部24と、で構成される。さらに、正弦波生成部24は、乗算器32,バッファ(Buf)33,cos生成部(cos(dp))34,−sin生成部(−sin(dp))35で構成される。また、周波数偏差検出部12は、ループフィルタ(LF)25と、乗算器26と、位相差算出部27と、位相算出部28と、入力されたデータを1サンプル分格納するためのメモリであるバッファ(Buf)29,31と、乗算器30と、で構成される。さらに、位相差算出部27は、加算器36を備える。
NCO部11の正弦波生成部24は、後述のように1サンプル時間あたりの位相変動として入力される周波数偏差を加算器32とバッファ33により順次加算し、加算した値に基づいてcos生成部34および−sin生成部35が、cos波および−sin波を生成する。cos生成部34および−sin生成部35の正弦波(cos波,−sin波)の生成方法は、たとえば、sin,cosのテーブルを用いる方法やCORDIC(COordinate Rotation DIgital Computer)アルゴリズムを使用する方法等があるが、どのような方法を用いてもよい。
周波数偏差検出部12の位相算出部28は、入力される信号(IQ複素信号)の位相を求めるためにArctan演算を含む処理を行う。Arctan演算を行う方法としては、たとえば、テーブルを用いる方法やCORDICアルゴリズムを使用する方法等があるが、どのような方法を用いてもよい。周波数偏差算出部12の位相差算出部27は、加算器36により連続する2サンプルの位相差を計算する。周波数偏差算出部12のループフィルタ部25は、AFCループのようなフィードバック系を安定動作させるための機能を有する。
図4は、ループフィルタ部25の構成例を示す図である。周波数偏差が1次的に変動する場合にも定常誤差無く追尾するために、ループフィルタ部25をたとえば図4のように構成する。図4のループフィルタ部25は、たとえば、乗算器41,43と、加算器42,44と、入力されたデータを格納するためのメモリであるバッファ(Buf)45と、で構成される。ループフィルタ部25に入力された信号は、乗算器41,43にそれぞれ出力され、乗算器41,43がその信号に固定のパラメータα,βをそれぞれ乗算する。なお、固定のパラメータであるα,βは、所望の追尾特性になるようにそれぞれ設定する値である。乗算器43の出力は加算器44に出力され、加算器44は、乗算器43から入力された信号とバッファ45に格納されているデータとを加算し、加算結果をバッファ45に格納するとともに、加算器42に出力する。加算器42は、乗算器41の出力と加算器44の出力とを加算して、出力する。この例では、AFCループは2次ループとなる。
つぎに、本実施の形態の処理の手順について説明する。まず、AD1は、受信信号をAD変換してディジタル信号とし、位相制御部2の直交検波器14が、そのディジタル信号を直交検波してI信号,Q信号(IQ複素信号)に分離し、分離後の信号をLPF15に出力する。LPF15は、IQ複素信号に対して帯域外ノイズの除去や波形整形などの処理を実施し、処理後のIQ複素信号を周波数偏差検出部12,補正位相算出部13,検波部3にそれぞれ出力する。
周波数同期が確立されていない状態では、上述のとおり、まずAFCループが動作する。具体的には、周波数偏差算出部12の位相算出部28が、IQ複素信号の位相を算出し、算出した位相をバッファ29と位相差算出部27に出力する。位相差算出部27は、位相算出部28から入力された位相とバッファ29に格納されている1サンプル前の位相との差分を算出して、その差分(位相差)を乗算器26へ出力する。乗算器26は、位相差を1サンプル間の周波数偏差の変動に変換するため、位相差に1/(2πTPLL)を乗算し、乗算結果をループフィルタ部25へ出力する。なお、TPLLはAFCループの動作周期を表す。ループフィルタ部25は、乗算器26から出力される乗算結果に対して上述のようにフィードバック系を安定動作させる処理を行い、処理後の値を1サンプル間の周波数偏差変動(周波数偏差情報)としてNCO部11へ出力する。
NCO部11では、入力された1サンプル間の周波数偏差変動を加算器23およびバッファ22により積分して周波数偏差とする。具体的には、加算器23は、周波数偏差検出部1から出力される1サンプル間の周波数偏差変動とバッファ22に格納されている1サンプル前の加算結果とを加算して、加算した結果をバッファ22および乗算器21へ出力する。バッファ22は、加算器23から出力された加算結果を格納する。
乗算器21は、加算器23から出力される、積分結果である周波数偏差に対して、位相変動に変換するために、2πTSを乗算し、乗算結果を加算器20へ出力する。なお、TSはサンプル周期を表す。なお、実装時には乗算器21と乗算器26をそれぞれ別に実装する必要はなく、1つの乗算器を用いて、1/(2πTPLL)と2πTSを乗算した値を乗算器21と乗算器26のいずれかの位置で乗算するようにしてもよい。加算器20は、補正位相算出部13からの出力がない場合には、乗算器21から出力された周波数偏差に対応する位相変動を正弦波生成部24へ出力する。そして、正弦波生成部24は、位相変動に基づいてその位相変動を補償するよう直交検波用の正弦波を生成する。以上の動作により、周波数偏差の補償が行われ(周波数同期し)、周波数偏差の補償が所定の誤差以内になると、位相回転が停止する(位相の変化量が所定の誤差以内になる)状態、すなわちAFCループがロックした状態となる。
AFCループがロックした状態になると、補正位相算出部13が動作を開始し、CRループが動作する。具体的には、まず、補正位相算出部13は、LPF15から出力されるIQ複素信号の位相を求め、求めた位相に基づいて検波軸が所望の位置となるように、補正位相量を求め、その補正位相量をNCO部11と周波数偏差検出部12へ出力する。NCO部11の加算器20は、補正位相算出部13から出力される補正位相量と乗算器21からの出力とを加算して、正弦波生成部24に出力する。
周波数偏差検出部12では、補正位相算出部13から出力された補正位相量をバッファ31に格納し、加算器30が、バッファ29に格納された位相から、バッファ31に格納された補正位相量を減算して、減算結果を1サンプル前の位相として位相差算出部27へ出力する。この減算により、周波数偏差検出部12では、補正位相算出部13が算出する補正位相分の位相変動を除いた受信信号の位相変動のみを検出することができる。以降の処理は、AFCループがロックする前のAFCループの動作と同様である。
CRループの動作開始後、検波部3は、所望の精度で検波軸の再生が達成できていることを確認すると、検波を開始する。なお、検波部3は、適用する無線システムに応じてビット同期やフレーム同期を獲得後に検波を開始する。
また、補正位相算出部13は、たとえば、固定の補正位相値Δを定めておき、IQ複素信号のQ成分の正負を判定し、Q成分が正の時は補正位相として−Δを出力し、Q成分が負の時は+Δを出力するようにする。また位相同期の捕捉時間を短縮するためには、補正位相算出部13は、たとえば、Q成分が正の場合は、処理ごとに、−Δを、−Δ,−2Δ,…と順次インクリメントした値を補正位相として出力し、Q成分の位相が変化して負の値になった場合には、インクリメント結果を初期化して(+Δとする)、また、さらにQ成分が続けて負の値である場合には、+Δを順次インクリメントした値を補正位相として出力するような構成とすればよい。補正位相算出13の構成は、これに限らず、どのような構成としてもよい。
なお、本実施の形態では、受信信号をAD変換後のディジタル信号に対して、NCO部11,周波数偏差検出部12,補正位相算出部13の処理を行う例について説明したが、これに限らず、各要素をアナログ信号に対応する構成要素として、上記と同様の動作をアナログ信号に対して実施するようにしてもよい。
以上のように、本実施の形態の受信機は、CRループとAFCループの両方の処理を実施する位相制御部2を備え、位相制御部2では、周波数偏差検出部12が算出した周波数偏差変動に対応する位相変動と補正位相算出部13が算出する補正位相とに基づいて、NCO部11が、両者を補償するような直交検波用の正弦波を生成するようにした。そのため、従来のCRループとAFCループの両方の処理を実施する受信機に比べ回路規模を削減できるという効果を奏する。
以上のように、本発明にかかる受信機は、受信信号の周波数偏差を補正し、位相補正を行う受信機に有用であり、特に、位相成分にも送信データをマッピングする通信システムにおける受信機に適している。
1 AD
2 位相制御部
3 検波部
11 NCO部
12 周波数偏差検出部
13 補正位相算出部
14 直交検波器
15 LPF
20,23,32,36 加算器
21,26,30 乗算器
22,29,33 バッファ(Buf)
24 正弦波生成部
25 ループフィルタ(LF)
27 位相差算出部
28 位相算出部
34 cos(dp)
35 −sin(dp)

Claims (5)

  1. 受信信号の周波数偏差を検出して補正する周波数補正処理と、受信信号の位相を所望の位相に設定する位相補正処理と、を実施する受信機であって、
    受信信号に基づいて、前記周波数偏差を補正するための周波数偏差情報を検出する周波数偏差検出手段と、
    受信信号に基づいて、受信信号の位相を前記所望の位相に設定するための補正位相量を算出する補正位相算出手段と、
    前記周波数偏差情報と前記補正位相量に基づいて、直交検波を行うための正弦波を生成する正弦波生成手段と、
    前記正弦波に基づいて受信信号を直交検波して複素信号とする直交検波手段と、
    を備えることを特徴とする受信機。
  2. 前記正弦波生成手段は、前記周波数偏差情報を対応する位相量に変換し、変換後の位相量と前記補正位相量とを加算し、加算結果に基づいて前記正弦波を生成することを特徴とする請求項1に記載の受信機。
  3. 前記周波数偏差検出手段は、前記補正位相量を減算した後の受信信号に基づいて前記周波数偏差情報を検出することを特徴とする請求項1または2に記載の受信機。
  4. 前記周波数偏差検出手段は、
    受信信号の位相を算出する位相算出手段と、
    前記位相算出手段が算出した位相を1サンプル前の位相として保持する位相保持手段と、
    前記位相算出手段が算出した位相と、保持している1サンプル前の受信信号の位相と、の差分を算出する位相算出手段と、
    前記差分を対応する周波数に変換し、変換後の値を前記周波数偏差情報とする乗算手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1、2または3に記載の受信機。
  5. 前記周波数偏差検出手段および前記補正位相算出手段は、受信信号として前記複素信号を用いることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の受信機。
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