JP2002009862A - 自動利得制御回路を備えた復調器 - Google Patents

自動利得制御回路を備えた復調器

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JP2002009862A
JP2002009862A JP2000188615A JP2000188615A JP2002009862A JP 2002009862 A JP2002009862 A JP 2002009862A JP 2000188615 A JP2000188615 A JP 2000188615A JP 2000188615 A JP2000188615 A JP 2000188615A JP 2002009862 A JP2002009862 A JP 2002009862A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 直交検波後の直交信号間の振幅差を確実に解
消する。 【解決手段】 誤差検出器140は、AGC回路112
が出力するI信号Ich4およびQ信号Qch4を直交
成分とする仮想信号の本来の振幅および位相からのズレ
を表す、直交信号である誤差信号Ei、Eqを生成し、
AGC回路8を構成する差分抽出器は、誤差信号Ei、
Eqを互いに直交する直交成分とする仮想誤差信号の振
幅の変化分を表す差分信号を生成する。そして、AGC
回路8の振幅制御手段は、仮想誤差信号の振幅が一定期
間にわたり増大したか否かを、上記差分信号の極性から
検出し、仮想誤差信号の振幅が一定期間にわたり増大し
た場合には、仮想誤差信号の極性を反転させ、これまで
とは逆の方向にQ信号Qch1の振幅を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル無線通信
システムに設ける復調器に関し、特に自動利得制御回路
を備えた復調器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は従来のデジタル無線通信システム
を構成する復調器の一例を示すブロック図である。この
復調器102は、QPSK(Quadrature P
hase Shift Keying)方式またはQA
M(Quadrature Amplitude Mo
dulation)方式で変調された信号を復調するも
のであり、図7に示したように、直交検波手段104、
A/D変換器106、108、AGC回路110、11
2(自動利得制御回路)、複素乗算器114などを含ん
で構成されている。
【0003】直交検波手段104は、準同期検波を行う
べく、ローカル発振器116、移相器118、ならびに
乗算器120、122により構成されている。ローカル
発振器116は、不図示の受信部から供給される中間周
波数の入力信号124とほぼ同じ周波数の信号を生成
し、乗算器120および移相器118に出力する。そし
て移相器118はローカル発振器116からの信号を9
0度(π/2)だけ位相をシフトさせて乗算器122に
供給する。その結果、乗算器120、122はそれぞれ
入力信号124と、ローカル発振器116からの信号お
よび移相器118からの信号とを掛け合わせ、入力信号
124の、互いに直交する直交成分としてIチャンネル
信号およびQチャンネル信号(それぞれI信号およびQ
信号とも記す)を出力する。
【0004】A/D変換器106、108は、乗算器1
20、122からのアナログ信号であるI信号およびQ
信号をそれぞれサンプリングしてデジタル信号に変換
し、I信号Ich1およびQ信号Qch1としてAGC
回路110に出力する。AGC回路110は、A/D変
換器106、108から供給されたI信号Ich1およ
びQ信号Qch1の振幅差を解消すべく設けられてお
り、図8はこの従来のAGC回路110の構成を示すブ
ロック図である。図8に示したように、AGC回路11
0は、I信号Ich1およびQ信号Qch1の振幅の絶
対値を算出する絶対値回路126、128を含み、減算
回路130は、絶対値回路126、128が算出した絶
対値の差を求め、結果を表す信号をローパスフィルタ1
32に供給する。ローパスフィルタ132は減算回路1
30からの信号を平滑化して乗算器134に供給し、乗
算器134はローパスフィルタ132からの信号をQ信
号Qch1に乗じ、Q信号Qch2として出力する。一
方、AGC回路110に入力されたI信号Ich1はそ
のままI信号Ich2としてAGC回路110から出力
される。
【0005】その後、I信号Ich2およびQ信号Qc
h2は複素乗算器114に供給されて、上記入力信号1
24の周波数(キャリア周波数)とローカル発振器11
6の発信周波数との差の周波数の信号成分が除去され、
I信号Ich3およびQ信号Qch3としてAGC回路
112に出力される。なお、複素乗算器114は、後述
する誤差検出器、ローパスフィルタ136(LPF)、
ならびに数値制御発振器138(NCO)とともに差成
分除去手段を構成しており、この差成分除去手段による
上記信号成分の除去については後に詳しく説明する。
【0006】AGC回路112は、I信号Ich3およ
びQ信号Qch3を複素乗算器114から受け取り、誤
差検出器140から入力される誤差信号Eiおよび誤差
信号Eqを用いて、I信号Ich3およびQ信号Qch
3がそれぞれ本来の振幅となるように、I信号Ich3
およびQ信号Qch3の振幅を個別に制御し、振幅誤差
を除去したI信号Ich4およびQ信号Qch4を復調
器102の出力信号として出力する。
【0007】図9はAGC回路112の構成を示すブロ
ック図である。AGC回路112は、図9に示したよう
に、乗算器142、144、ローパスフィルタ146、
148、極性判定回路150、152、ならびに乗算器
154、156により構成されている。乗算器142、
144はそれぞれI信号Ich3およびQ信号Qch3
にローパスフィルタ146、148からの信号を乗じ、
I信号Ich4およびQ信号Qch4として出力する。
極性判定回路150、152は、それぞれI信号Ich
4およびQ信号Qch4の極性を表す信号を生成し、乗
算器154、156はそれぞれ極性判定回路150、1
52からの極性信号と、誤差検出器140からの誤差信
号Ei、Eqとを乗じて、I信号Ich4およびQ信号
Qch4の振幅の、本来の振幅からのズレの大きさを表
す誤差信号を出力し、各ローパスフィルタ146、14
8はこれらの誤差信号をそれぞれ平滑化して乗算器14
2、144に供給する。そして、乗算器142、144
で、I信号Ich3およびQ信号Qch3に平滑化され
た誤差信号がそれぞれ乗じられ、その結果、各信号の本
来の振幅からのズレを解消すべくI信号およびQ信号の
振幅が制御される。
【0008】図10は誤差検出器140の構成を示すブ
ロック図である。図10に示したように、誤差検出器1
40は、信号点誤差検出器158、160、乗算器16
2、164、ならびに減算器166により構成され、A
GC回路112からのI信号Ich4およびQ信号Qc
h4にもとづいて、誤差信号Ei、Eq、さらには位相
誤差信号Pd1を生成する。そして、信号点誤差検出器
158、160は、それぞれI信号Ich4およびQ信
号Qch4の振幅の、本来の振幅からのズレを求め、結
果を誤差信号Ei、Eqとして出力する。また、乗算器
162は、I信号Ich4のMSBである極性信号Di
と、信号点誤差検出器158の出力信号とを乗じ、一
方、乗算器164は、Q信号Qch4のMSBである極
性信号Dqと、信号点誤差検出器160の出力信号とを
乗じる。そして減算器166は乗算器162の出力信号
から乗算器164の出力信号を減じ、結果を位相誤差信
号Pd1として出力する。
【0009】図11はローパスフィルタ136のブロッ
ク図、図12は数値制御発振回路のブロック図、図13
は複素乗算器114のブロック図である。図11に示し
たように、ローパスフィルタ136は、フリップフロッ
プ回路172(F/F)、乗算器174、176、加算
器178、180から成り、一般的な2次のラグ・リー
ドフィルタとなっている。通常、複素乗算器、位相検出
器(本例では誤差検出器)、LPF、NCOにより構成
される差成分除去手段としてのキャリア再生ループで
は、周波数オフセットを打ち消す必要があるため、ロー
パスフィルタ136は2次以上のフィルタとする必要が
ある。図12に示したように、数値制御発振器138
(信号生成手段に相当)は、積分器182、cos発振
器184、sin発振器186により構成されている。
ローパスフィルタ136によって平滑化された位相誤差
信号Pd2を積分器182により積分することで、周波
数誤差信号θが得られる。cos発振器184およびs
in発振器186はそれぞれ周波数誤差信号θを入力と
して、cos(θ)、sin(θ)で表される位相回転
信号sin、位相回転信号cosを生成し、複素乗算器
114に出力する。
【0010】図13に示したように、複素乗算器114
は、乗算器190、192、194、196、減算器1
98、ならびに加算器200により構成されている。位
相回転信号cosは、乗算器190、196によりそれ
ぞれI信号Ich2およびQ信号Qch2に乗じられ、
一方、位相回転信号sinは乗算器192、194によ
りそれぞれI信号Ich2およびQ信号Qch2に乗じ
られる。そして、減算器198により、乗算器190の
出力から乗算器194の出力が減じられ、I信号Ich
3として出力される。また、加算器200により、乗算
器192、196の出力が加算され、Q号3として出力
される。その結果、I信号Ich3およびQ信号Qch
3は、入力信号124の周波数とローカル発振器116
の発信周波数との差の周波数の信号成分が除去されたも
のとなる。
【0011】ここで、複素乗算器114に入力されるI
信号Ich2およびQ信号Qch2の振幅が異なってい
る場合の影響について説明する。図14は、I信号の振
幅を横軸、Q信号の振幅を縦軸とする座標軸を設定した
位相平面を表す位相平面図である。図14に示した位相
平面上の任意の点は、その点を与える振幅のI信号およ
びQ信号を直交成分とする1つの信号に対応しており、
上記点は信号点と呼ばれる。そして原点Oと信号点を結
ぶ線分の長さは信号の振幅を表し、同線分が横軸に対し
て成す角度が信号の位相を表している。
【0012】このような位相面に、I信号Ich2およ
びQ信号Qch2の信号点をプロットした場合、入力信
号124の周波数とローカル発振器116の発振周波数
とが完全には一致していないため、信号点は時間ととも
に原点Oの回りを移動し、そして、I信号Ich2およ
びQ信号Qch2の振幅が一致していない場合には、信
号点の軌跡は図14に示したように円ではなく、楕円2
02となる。なお、図14では、Q信号Qch2の振幅
がI信号Ich2の振幅より大きいとしている。
【0013】一方、複素乗算器114以降では、上述の
ように入力信号124の周波数とローカル発振器116
の発信周波数との差の周波数の信号成分が除去されてい
ることから、信号点は基本的には移動せず、I信号Ic
h4およびQ信号Qch4の信号点は位相平面上で固定
された点となる。
【0014】ここで、入力信号124がQPSK方式で
変調されているとすると、2ビットのデジタル信号が表
す4通りの値は、入力信号124の4種類の位相(位相
差は90度)により表される。したがって、入力信号1
24がこのような信号であるとすると、I信号Ich4
およびQ信号Qch4の本来の信号点は、図15の位相
平面図に示した4つの点204のいずれかとなる。な
お、入力信号124の振幅は一定であるため各点204
の原点Oからの距離は等しい。しかしながら、上述のよ
うにI信号Ich2およびQ信号Qch2の振幅が異な
っていると、I信号Ich4およびQ信号Qch4の信
号点は、図15に示したように、各点204を中心とす
る小円206を軌跡として移動してしまう。この小円2
06の半径は、I信号Ich4およびQ信号Qch4の
振幅差に対応している。
【0015】このようなI信号およびQ信号の振幅差
は、この復調器102では、AGC回路110、112
により解消が図られている。まず、AGC回路112で
は、上述のようにI信号Ich3およびQ信号Qch3
のそれぞれに対して誤差信号Ei、Eqにもとづいて本
来の振幅となるように振幅制御が行われ、その結果、I
信号Ich4とQ信号Qch4ではそれらの間の振幅差
も緩和される。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】一方、AGC回路11
0でも図8に示した構成により上述のようにして、I信
号およびQ信号間の振幅差の解消が図られるが、この従
来のAGC回路110には次のような欠点がある。上述
のように入力信号124の周波数とローカル発振器11
6の発振周波数は通常、若干異なっているため、I信号
Ich1およびQ信号Qch1の位相平面における信号
点は原点を中心に回転し、I信号Ich1およびQ信号
Qch1の振幅はその回転に応じて変化する。ここで、
I信号Ich1およびQ信号Qch1の絶対値の差、す
なわち減算器130の出力に注目すると、I信号Ich
1およびQ信号Qch1の振幅変化により、この値も時
間とともにさまざまに変化する。
【0017】しかし、仮に、I信号Ich1およびQ信
号Qch1の振幅が等しい場合、減算器208の出力は
等しい確率で正または負となるので、減算器130出力
の時間平均をとると、結果は零となる。一方、I信号I
ch1およびQ信号Qch1の振幅が異なり、たとえば
Q信号Qch1の振幅が大きいとすると、減算器130
の出力は負となる確率の方が高く、したがって時間平均
値は負の値となる。上記ローパスフィルタ132は、減
算器130の出力信号を平滑化するので、減算器130
の出力の時間平均値に対応した大きさの信号を出力する
ことになり、これを誤差信号として乗算器134で振幅
制御が行われ、I信号Ich2およびQ信号Qch2の
間の振幅差の解消が図られる。
【0018】しかし、このような制御では、I信号Ic
h2およびQ信号Qch2の振幅が比較的短時間で変化
していることを前提にしているため、入力信号124の
周波数とローカル発振器116の発振周波数とが等しい
か、または差が微小である場合には、I信号Ich2お
よびQ信号Qch2の振幅は変化しないか、または変化
がきわめて遅くなり、正しい振幅制御は不可能となる。
【0019】図16は、このような従来のAGC回路に
おける問題点を説明する位相平面図である。すなわち、
仮に入力信号124の周波数とローカル発振器116の
発振周波数とが完全に一致しているとすると、各信号点
ごとのI信号Ich1およびQ信号Qch1の振幅は変
化せず、したがって図16に示したように、各信号点は
位相平面上で固定され、たとえば図16に示した位置と
なる。その結果、たとえば横軸に近い位置の信号点21
4の場合には、常にI信号Ich1の振幅の絶対値の方
がQ信号Qch1よりはるかに大きくなり、I信号Ic
h1の振幅が本来大きくない場合でもその振幅を相対的
に下げるように制御されてしまう。また、縦軸に近い位
置の信号点216の場合には、常にQ信号Qch1の振
幅の絶対値の方が、I信号Ich1よりはるかに大きく
なり、必要以上にQ信号Qch1の振幅を下げるように
制御されてしまう。
【0020】ただし、実際の信号では、2ビットのデジ
タル信号の各値が通常はある程度ランダムに伝送される
ので、ローパスフィルタ132の出力であって、時間平
均値を表す誤差信号212は、特定の信号点に対応する
信号のみで決まるわけではなく、全体としてI信号Ic
h1およびQ信号Qch1の振幅差を反映したものとな
る。
【0021】しかし、伝送される信号によっては、2ビ
ットのデジタル信号の各値の生起確率が偏っている場合
もあり、そのような状態では、誤差信号212は、I信
号Ich1およびQ信号Qch1の振幅差だけではな
く、各信号の内容、すなわち入力信号124がどのよう
に変調されているかによっても変化してしまい、正しい
振幅制御は不可能となる。その結果、AGC回路110
ではI信号Ich2およびQ信号Qch2の振幅を一致
させることができず、振幅差の解消はAGC回路112
のみに依存することになって、I信号Ich4およびQ
信号Qch4において、十分に振幅を一致させることが
困難となる。
【0022】I信号Ich4およびQ信号Qch4の振
幅が一致していない場合には、図15を参照して説明し
たように、I信号Ich4およびQ信号Qch4の信号
点は、本来の信号点を中心とし、半径が振幅差に対応し
た小円206上となる。そのため、信号点間の距離が短
くなって雑音に弱くなり、誤り率特性が劣化する。特
に、回線の大容量化のために信号の多値化を進めると、
そのことによって信号点間の距離は短くなるため、さら
に信号点間の距離が短くなり、誤り率特性の劣化が顕著
になる。
【0023】本発明はこのような問題を解決するために
なされたもので、その目的は、直交検波後の直交信号間
の振幅差を確実に解消できる自動利得制御回路を備えた
復調器を提供することにある。
【0024】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、ローカル発振器が発生した発振信号、およ
び同発振信号をほぼ90度位相シフトした信号と入力信
号とをそれぞれ掛け合わせることで、前記入力信号を直
交検波して第1および第2の直交信号を出力する直交検
波手段と、前記直交検波手段が出力する前記第1および
第2の直交信号をサンプリングしてデジタル信号に変換
するA/D変換手段と、前記A/D変換手段によりデジ
タル化された前記第1および第2の直交信号の少なくと
も一方の振幅を制御する利得制御手段と、前記利得制御
手段が出力する前記第1および第2の直交信号から、前
記発振信号の周波数と前記入力信号の周波数との差の周
波数の信号成分を除去する差成分除去手段とを備えた復
調器であって、前記差成分除去手段が出力する前記第1
および第2の直交信号を互いに直交する直交成分とする
仮想信号の本来の振幅および位相からのズレを表す、直
交信号である第1および第2の誤差信号を生成する誤差
検出手段を含み、前記利得制御手段は、前記誤差検出手
段が生成した前記第1および第2の誤差信号を直交成分
とする仮想誤差信号の振幅に対応する大きさの振幅信号
を生成し、同振幅信号の時間に関する変化分を表す差分
信号を出力する差分抽出手段と、前記差分抽出手段が出
力する前記差分信号の大きさにもとづいて前記差成分除
去手段に供給する前記第1および第2の直交信号の少な
くとも一方の振幅を制御する振幅制御手段とを含み、前
記振幅制御手段は、前記仮想誤差信号の振幅が一定期間
にわたり増大したか否かを、前記差分信号の極性から検
出し、前記仮想誤差信号の振幅が一定期間にわたり増大
した場合には、極性を反転させた前記差分信号にもとづ
いて前記直交信号の振幅を制御することを特徴とする。
【0025】本発明では、誤差検出手段は、差成分除去
手段が出力する第1および第2の直交信号を直交成分と
する仮想信号の本来の振幅および位相からのズレを表
す、直交信号である第1および第2の誤差信号を生成
し、差分抽出手段は、誤差検出手段が生成した第1およ
び第2の誤差信号を直交成分とする仮想誤差信号の振幅
に対応する大きさの振幅信号を生成し、同振幅信号の時
間に関する変化分を表す差分信号を出力する。そして、
振幅制御手段は、仮想誤差信号の振幅が一定期間にわた
り増大したか否かを、差分信号の極性から検出し、仮想
誤差信号の振幅が一定期間にわたり増大した場合には、
仮想誤差信号の極性を反転させて、差成分除去手段に供
給する第1および第2の直交信号の少なくとも一方の振
幅を制御する。
【0026】このように、本発明では、入力信号の周波
数とローカル発振器の発振周波数との差の周波数の信号
成分を除去した後の第1および第2の直交信号にもとづ
いて、直交検波後の信号の振幅制御を行うので、入力信
号の周波数とローカル発振器の発振周波数とが一致して
いるような場合でも、入力信号の内容に係わらず、直交
検波後の直交信号間の振幅差を確実に解消することがで
きる。
【0027】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態例につい
て図面を参照して説明する。図1は本発明による自動利
得制御回路を備えた復調器の一例を示すブロック図、図
2は図1の復調器を構成するAGC回路を示すブロック
図である。図1において図7などと同一の要素には同一
の符号が付されており、それらに関する詳しい説明はこ
こでは省略する。
【0028】図1に示した実施の形態例の自動利得制御
回路を備えた復調器6が、図7に示した従来の自動利得
制御回路を備えて復調器と異なるのは、直交検波直後の
AGC回路を、AGC回路8に置き換えた点である。A
GC回路8は、図2に示したように、誤差検出器140
が生成した誤差信号Ei、Eq(第1および第2の誤差
信号)を互いに直交する直交成分とする仮想誤差信号の
振幅に対応する大きさの振幅信号を生成し、同振幅信号
の時間に関する変化分を表す差分信号12を出力する差
分抽出器14を備えている。なお、上記仮想誤差信号を
直交検波したとすると、その直交成分である誤差信号E
i、Eqが得られることになる。AGC回路8はまた、
上記仮想誤差信号の振幅が一定期間にわたり増大したか
否かを、差分信号12の極性から検出し、仮想誤差信号
の振幅が一定期間にわたり増大した場合には、仮想誤差
信号の振幅が小さくなるように、複素乗算器114に供
給するQ信号Qch2を、差分信号12の大きさに応じ
て制御する振幅制御手段16を備えている。
【0029】図3は差分抽出器14を詳しく示すブロッ
ク図である。図3に示したように、差分抽出器14は、
乗算器18、20、加算器22、減算器24、ならびに
フリップフロップ回路26(F/F)を含んで構成され
ている。乗算器18、20により誤差信号Ei、Eqの
2乗が計算され、その結果は、加算器22により加算さ
れて、振幅信号10として出力される。したがって、振
幅信号10の大きさの平方根が上記仮想誤差信号の振幅
となり、よって振幅信号10の大きさは、仮想誤差信号
の振幅に対応している。
【0030】フリップフロップ回路26には、本実施の
形態例では、A/D変換器106、108に供給される
サンプリングクロック信号に同期したクロック信号が供
給され、このクロック信号に同期して振幅信号10の値
を保持する。したがって、減算器24は、サンプリング
クロック信号のたとえば、ある立ち上がりに対応する振
幅信号10の値から、1つ前の立ち上がりに対応する振
幅信号10の値を減じた値の信号を差分信号12として
出力する。したがって、差分信号12は、上記クロック
信号の各周期ごとの振幅信号10の変化分を表してい
る。言い換えると、差分信号12は、I信号Ich4お
よびQ信号Qch4間の振幅差が上記クロック信号の各
周期ごとにどれだけ変化したかを表している。
【0031】そして、振幅制御手段16は、図2に示し
たように、差分抽出器14が出力する差分信号12の極
性が一定期間、正であった場合に差分信号12の極性を
切り替える極性切替器28と、極性切替器28により極
性が切り換えられた差分信号12Aを入力とするローパ
スフィルタ30と、A/D変換回路2が出力するQ信号
Qch1にローパスフィルタ30の出力信号を乗じる乗
算器32とを備えている。
【0032】図4は極性切替器28を詳しく示すブロッ
ク図、図5はローパスフィルタ30を詳しく示すブロッ
ク図である。図4に示したように、極性切替器28は、
カウンタ34および極性反転器36を備え、カウンタ3
4は、上記クロック信号に同期して次々に入力される差
分信号12の極性が正であれば、その都度、カウントア
ップし、一方、負であればリセットされる。そして、設
定された所定回数nだけカウントアップした場合には極
性切替信号38を出力し、極性反転器36はこれによ
り、差分信号12の極性を反転してローパスフィルタ3
0に出力する。なお、カウンタ34は極性切替信号38
を出力した後はリセットされる。ローパスフィルタ30
は図5に示したように、乗算器40、加算器42、なら
びにフリップフロップ44から成り、極性切替器28の
出力信号を平滑化して乗算器32に供給する構成となっ
ている。
【0033】次にこのように構成された自動利得制御回
路を備えた復調器6の動作について、AGC回路8に係
わる動作を中心に説明する。I信号Ich4およびQ信
号Qch4の振幅が異なっている場合、I信号Ich4
およびQ信号Qch4の信号点は、本来、図14に示し
たいずれかの点204となるべきところが、小円206
上となる。そして、小円206の半径が、I信号Ich
4およびQ信号Qch4の振幅差に対応している。
【0034】誤差検出器140では、信号点誤差検出器
158、160が、それぞれI信号Ich4およびQ信
号Qch4の振幅の、本来の振幅からのズレを求め、結
果を誤差信号Ei、Eqとして出力する。この誤差信号
Ei、Eqを直交成分とする仮想誤差信号の振幅(すな
わち、誤差信号Ei、Eqの振幅の2乗和の平方根)が
図15の位相平面における小円206の半径に対応して
おり、これが小さくなるように制御することで、I信号
Ich4およびQ信号Qch4の間の振幅差を解消する
ことができる。
【0035】差分抽出器14では、乗算器18、20に
より誤差信号Ei、Eqの2乗が計算され、その結果
は、加算器22により加算されて、振幅信号10として
出力される。したがって、振幅信号10の大きさの平方
根が上記仮想誤差信号の振幅となり、よって振幅信号1
0の大きさは、仮想誤差信号の振幅に対応している。こ
の振幅信号10から、上述のようにフリップフロップ回
路26および減算器24により、上記クロック信号の各
周期ごとの振幅信号10の変化分を表す差分信号12が
生成される。
【0036】そして、極性切替器28は、この差分信号
12の極性が一定期間、正であった場合に差分信号12
の極性を切り替える。なお、一定期間とは、カウンタ3
4が上記所定回数nだけカウントアップする期間のこと
である。極性切替器28の出力信号12Aは、ローパス
フィルタ30により平滑化され、乗算器32によりQ信
号Qch1に乗ぜられ、Q信号Qch1の振幅が制御さ
れてQ信号Qch2として出力される。上述のように、
差分信号12が連続して正になるということは、上記仮
想誤差信号の振幅が増大していることを意味し、したが
って、これまで乗算器32に与えられていた信号の極性
では、I信号Ich4およびQ信号Qch4の振幅差が
しだいに拡大することになる。よって、差分信号12が
連続して正になった場合に、極性を反転させることで、
Q信号の振幅を正しく制御して、I信号Ich4および
Q信号Qch4の振幅差を解消させることが可能とな
る。
【0037】このように、本実施の形態例の自動利得制
御回路を備えた復調器6では、入力信号124の周波数
とローカル発振器116の発振周波数との差の周波数の
信号成分を除去した後のI信号Ich4およびQ信号Q
ch4にもとづいて、直交検波後の信号の振幅制御を行
うので、入力信号124の周波数とローカル発振器11
6の発振周波数とが一致しているような場合でも、入力
信号124の内容に係わらず、直交検波後の直交信号間
の振幅差を確実に解消することができる。
【0038】次に、第2の実施の形態例について説明す
る。図5は差分抽出器14の他の構成例を示すブロック
図である。図中、図3と同一の要素には同一の符号が付
されている。図3に示した差分抽出器14では、各誤差
信号Ei、Eqの2乗を計算した後、加算器22により
加算を行ったが、2乗するかわりに、図5に示したよう
に、絶対値回路46、48を用いて誤差信号Ei、Eq
の絶対値を計算し、それらを加算器22により加算して
も、加算結果は、I信号Ich4およびQ信号Qch4
の振幅差を表すものとなり、同様に、振幅制御を行うこ
とが可能である。この方式では精度の点で若干劣るもの
の、回路構成は簡素となり、コスト的に有利となる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、ローカル
発振器が発生した発振信号、および同発振信号をほぼ9
0度位相シフトした信号と入力信号とをそれぞれ掛け合
わせることで、前記入力信号を直交検波して第1および
第2の直交信号を出力する直交検波手段と、前記直交検
波手段が出力する前記第1および第2の直交信号をサン
プリングしてデジタル信号に変換するA/D変換手段
と、前記A/D変換手段によりデジタル化された前記第
1および第2の直交信号の少なくとも一方の振幅を制御
する利得制御手段と、前記利得制御手段が出力する前記
第1および第2の直交信号から、前記発振信号の周波数
と前記入力信号の周波数との差の周波数の信号成分を除
去する差成分除去手段とを備えた復調器であって、前記
差成分除去手段が出力する前記第1および第2の直交信
号を互いに直交する直交成分とする仮想信号の本来の振
幅および位相からのズレを表す、直交信号である第1お
よび第2の誤差信号を生成する誤差検出手段を含み、前
記利得制御手段は、前記誤差検出手段が生成した前記第
1および第2の誤差信号を直交成分とする仮想誤差信号
の振幅に対応する大きさの振幅信号を生成し、同振幅信
号の時間に関する変化分を表す差分信号を出力する差分
抽出手段と、前記差分抽出手段が出力する前記差分信号
の大きさにもとづいて前記差成分除去手段に供給する前
記第1および第2の直交信号の少なくとも一方の振幅を
制御する振幅制御手段とを含み、前記振幅制御手段は、
前記仮想誤差信号の振幅が一定期間にわたり増大したか
否かを、前記差分信号の極性から検出し、前記仮想誤差
信号の振幅が一定期間にわたり増大した場合には、極性
を反転させた前記差分信号にもとづいて前記直交信号の
振幅を制御することを特徴とする。
【0040】本発明では、誤差検出手段は、差成分除去
手段が出力する第1および第2の直交信号を直交成分と
する仮想信号の本来の振幅および位相からのズレを表
す、直交信号である第1および第2の誤差信号を生成
し、差分抽出手段は、誤差検出手段が生成した第1およ
び第2の誤差信号を直交成分とする仮想誤差信号の振幅
に対応する大きさの振幅信号を生成し、同振幅信号の時
間に関する変化分を表す差分信号を出力する。そして、
振幅制御手段は、仮想誤差信号の振幅が一定期間にわた
り増大したか否かを、差分信号の極性から検出し、仮想
誤差信号の振幅が一定期間にわたり増大した場合には、
仮想誤差信号の極性を反転させて、差成分除去手段に供
給する第1および第2の直交信号の少なくとも一方の振
幅を制御する。
【0041】このように、本発明では、入力信号の周波
数とローカル発振器の発振周波数との差の周波数の信号
成分を除去した後の第1および第2の直交信号にもとづ
いて、直交検波後の信号の振幅制御を行うので、入力信
号の周波数とローカル発振器の発振周波数とが一致して
いるような場合でも、入力信号の内容に係わらず、直交
検波後の直交信号間の振幅差を確実に解消することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による自動利得制御回路を備えた復調器
の一例を示すブロック図である。
【図2】図1の自動利得制御回路を備えた復調器を構成
するAGC回路を示すブロック図である。
【図3】差分抽出器を詳しく示すブロック図である。
【図4】極性切替器を詳しく示すブロック図である。
【図5】ローパスフィルタを詳しく示すブロック図であ
る。
【図6】差分抽出器の他の構成例を示すブロック図であ
る。
【図7】従来のデジタル無線通信システムを構成する復
調器の一例を示すブロック図である。
【図8】従来のAGC回路の構成を示すブロック図であ
る。
【図9】他のAGC回路の構成を示すブロック図であ
る。
【図10】誤差検出器の構成を示すブロック図である。
【図11】ローパスフィルタのブロック図である。
【図12】数値制御発振回路のブロック図である。
【図13】複素乗算器のブロック図である。
【図14】I信号の振幅を横軸、Q信号の振幅を縦軸と
する座標軸を設定した位相平面を表す位相平面図であ
る。
【図15】振幅差が存在する場合の信号点の軌跡を示す
位相平面図である。
【図16】従来のAGC回路における問題点を説明する
位相平面図である。
【符号の説明】
Ei……誤差信号、Ich1……I信号、Pd1、Pd
2……位相誤差信号、Qch1……Q信号、sin……
位相回転信号、Eq……誤差信号、Ich2……I信
号、Qch2……Q信号、cos……位相回転信号、I
ch3……I信号、Qch3……Q信号、Ich4……
I信号、Qch4……Q信号、6……復調器、8……A
GC回路、10……振幅信号、12……差分信号、14
……差分抽出器、16……振幅制御手段、18、20…
…乗算器、22……加算器、24……減算器、26……
フリップフロップ回路、28……極性切替器、30……
ローパスフィルタ、32……乗算器、34……カウン
タ、36……極性反転器、38……極性切替信号、40
……乗算器、42……加算器、44……フリップフロッ
プ、46……絶対値回路、48……絶対値回路、102
……復調器、104……直交検波手段、106……A/
D変換器、108……A/D変換器、110……AGC
回路、112……AGC回路、114……複素乗算器、
116……ローカル発振器、118……移相器、12
0、122……乗算器、124……入力信号、126、
128……絶対値回路、130……減算回路、132…
…ローパスフィルタ、134……乗算器、136……ロ
ーパスフィルタ、138……数値制御発振器、140…
…誤差検出器、142、144……乗算器、146……
ローパスフィルタ、148……ローパスフィルタ、15
0……極性判定回路、152……極性判定回路、15
4、156……乗算器、158……信号点誤差検出器、
160……信号点誤差検出器、162、164……乗算
器、166……減算器、172……フリップフロップ回
路、174、176……乗算器、178、180……加
算器、182……積分器、184……cos発振器、1
86……sin発振器、190、192、194、19
6……乗算器、198……減算器、200……加算器、
212……誤差信号。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ローカル発振器が発生した発振信号、お
    よび同発振信号をほぼ90度位相シフトした信号と入力
    信号とをそれぞれ掛け合わせることで、前記入力信号を
    直交検波して第1および第2の直交信号を出力する直交
    検波手段と、 前記直交検波手段が出力する前記第1および第2の直交
    信号をサンプリングしてデジタル信号に変換するA/D
    変換手段と、 前記A/D変換手段によりデジタル化された前記第1お
    よび第2の直交信号の少なくとも一方の振幅を制御する
    利得制御手段と、 前記利得制御手段が出力する前記第1および第2の直交
    信号から、前記発振信号の周波数と前記入力信号の周波
    数との差の周波数の信号成分を除去する差成分除去手段
    とを備えた復調器であって、 前記差成分除去手段が出力する前記第1および第2の直
    交信号を互いに直交する直交成分とする仮想信号の本来
    の振幅および位相からのズレを表す、直交信号である第
    1および第2の誤差信号を生成する誤差検出手段を含
    み、 前記利得制御手段は、 前記誤差検出手段が生成した前記第1および第2の誤差
    信号を直交成分とする仮想誤差信号の振幅に対応する大
    きさの振幅信号を生成し、同振幅信号の時間に関する変
    化分を表す差分信号を出力する差分抽出手段と、 前記差分抽出手段が出力する前記差分信号の大きさにも
    とづいて前記差成分除去手段に供給する前記第1および
    第2の直交信号の少なくとも一方の振幅を制御する振幅
    制御手段とを含み、 前記振幅制御手段は、前記仮想誤差信号の振幅が一定期
    間にわたり増大したか否かを、前記差分信号の極性から
    検出し、前記仮想誤差信号の振幅が一定期間にわたり増
    大した場合には、極性を反転させた前記差分信号にもと
    づいて前記直交信号の振幅を制御することを特徴とする
    自動利得制御回路を備えた復調器。
  2. 【請求項2】 前記差分抽出手段は前記第1および第2
    の誤差信号をそれぞれ2乗して加算した結果を表す2乗
    和信号を生成し、時間的に隣接する2つの2乗和信号に
    おいて新しいものから古いものを減じた結果を表す信号
    を前記差分信号として出力し、 前記振幅制御手段は、 前記差分抽出手段が出力する前記差分信号の極性が一定
    期間、正であった場合に前記差分信号の極性を切り替え
    る極性切替器と、 前記極性切替器により極性が切り換えられた前記差分信
    号を入力とするローパスフィルタと、 前記A/D変換手段が出力する前記第1および第2の直
    交信号のいずれかに前記ローパスフィルタの出力信号を
    乗じる乗算器とを備えたことを特徴とする請求項1記載
    の自動利得制御回路を備えた復調器。
  3. 【請求項3】 前記差成分除去手段は、 前記仮想信号の本来の位相からのズレの大きさを表す位
    相差信号を出力する位相誤差検出手段と、 前記位相誤差検出手段が出力する前記位相差信号にもと
    づいて周波数が変化する、互いに直交する第1および第
    2の位相回転信号を生成する信号生成手段と、 前記信号生成手段が生成した前記第1および第2の位相
    回転信号と、前記利得制御手段が出力する前記第1およ
    び第2の直交信号との複素乗算を行う複素乗算器とを備
    えていることを特徴とする請求項1記載の自動利得制御
    回路を備えた復調器。
  4. 【請求項4】 前記信号生成手段は、前記位相誤差検出
    手段が出力する前記位相差信号を積分した上で、同位相
    差信号にもとづいて第1および第2の位相回転信号を生
    成することを特徴とする請求項3記載の自動利得制御回
    路を備えた復調器。
  5. 【請求項5】 前記差成分除去手段が出力する前記第1
    および第2の直交信号の振幅を制御して前記誤差検出手
    段に出力する第2の利得制御手段を備え、 前記第2の利得制御手段は、前記誤差検出手段が出力す
    る前記第1の誤差信号にもとづいて、同誤差信号の振幅
    が小さくなるように前記第1の直交信号の振幅を制御
    し、前記誤差検出手段が出力する前記第2の誤差信号に
    もとづいて、同誤差信号の振幅が小さくなるように前記
    第2の直交信号の振幅を制御することを特徴とする請求
    項1記載の自動利得制御回路を備えた復調器。
  6. 【請求項6】 前記振幅制御手段は、時間的に連続する
    所定数の前記第1および第2の誤差信号にそれぞれ対応
    する前記仮想誤差信号の振幅が連続して増大したことを
    前記差分信号の極性にもとづいて検出したとき、前記仮
    想誤差信号の振幅が一定期間にわたり増大したとするこ
    とを特徴とする請求項1記載の自動利得制御回路を備え
    た復調器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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