JP3552183B2 - 搬送波再生方法および装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、搬送波再生方法および装置に関し、より特定的には、搬送波が位相変調された受信信号から当該搬送波を再生する方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
PSKのように位相変調された信号を受信して復調する際、当該位相変調信号から搬送波を再生する必要がある。再生された搬送波は、受信信号の位相を調べるために用いられる。
【0003】
従来の搬送波再生装置としては、例えば特公平2−19666号公報に記述されたものが知られている。図14は、この従来の搬送波再生装置の構成を示すブロック図である。図14において、従来の搬送波再生装置は、受信信号入力端子21と、乗算器22,23,27と、π/2ラジアン移相器24と、低域通過フィルター25,26と、位相比較器28と、ループフィルター29と、電圧制御発振器30と、レベル判定器31,32と、自乗器33,34と、和算器35とを備えている。なお、図14は、2相PSK方式の場合の構成を示している。
【0004】
次に、図14に示す搬送波再生装置の動作について説明する。受信信号入力端子21からは、位相変調された受信信号が入力される。この受信信号は、乗算器22および23に与えられる。乗算器22は、当該受信信号と、π/2ラジアン移相器24で90°位相がシフトされた電圧制御発振器30の出力信号とを乗算する。また、乗算器23は、当該受信信号と電圧制御発振器30の出力信号とを乗算する。これら乗算器22および23によって、受信信号は、複素ベースバンド信号に変換される。
【0005】
乗算器22の出力は、低域通過フィルター25で余分な雑音成分が除去された後、受信信号の正弦成分を表す信号501として、乗算器27に与えられる。乗算器23の出力は、低域通過フィルター26で余分な雑音成分が除去された後、受信信号の余弦成分を表す信号601として、乗算器27に与えられる。乗算器27は、信号501および601を乗算することにより、受信信号の位相と電圧制御発振器30の位相との差の2倍の正弦成分を有する信号701を出力する。
【0006】
また、乗算器22の出力は、低域通過フィルター25で余分な雑音成分が除去された後、自乗器33で自乗されて和算器35に与えられる。さらに、乗算器23の出力は、低域通過フィルター26で余分な雑音成分が除去された後、自乗器34で自乗されて和算器35に与えられる。和算器35は、自乗器33および34の出力信号を足し合わせて合成することにより、受信信号の位相と電圧制御発振器30の位相との差の2倍の余弦成分を有する信号801を出力する。これら信号701および801は、それぞれ、レベル判定器31および32でレベルが判定された後、位相比較器28に与えられ、複素平面上での受信信号の位相と電圧制御発振器30の位相との誤差が検出される。位相比較器28の出力は、ループフィルター29を経由して、電圧制御発振器30の発振位相を制御する。
【0007】
上記のような構成において、受信信号の位相と電圧制御発振器30の位相との誤差が0になった時点での電圧制御発振器30の出力信号が、再生された搬送波となる。すなわち、この時点での電圧制御発振器30の出力信号は、その位相が受信信号の位相と一致している。再生された搬送波は、図示しない復調回路に与えられ、受信信号の位相(2相PSKの場合は、0°か180°か)を調べるために用いられる。
【0008】
なお、以上の構成にさらに乗算器、自乗器および和算器を追加して、4相PSK方式に対応させた例も上記公告公報に記されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように、従来の搬送波再生装置においては、位相差について、正弦成分と余弦成分との両方を求めていた。これは、いわゆるハングアップ現象を抑えるためである。ハングアップ現象は、再生されたベースバンド信号が、理想の位相位置から丁度、+90°あるいは−90°ずれた場合に起こる。この場合、ベースバンド信号を正負どちら方向に回転させるが判らなくなる。従来の搬送波再生装置では、位相差の正弦成分と余弦成分の両方を求め、回転方向を定める時にヒステリシス特性を導入することにより、ベースバンド信号が理想の位相位置から+90°、あるいは−90°ずれた場合に回転方向を確定できるようにしている。
【0010】
上記のように、従来の搬送波再生装置は、バックアップ現象を抑えるために、数多くの乗算器や自乗器を備える必要があり、回路規模が大きくなるという問題点があった。特に、入力信号がディジタル化数値であり、搬送波再生装置をディジタル回路で構成する場合は、乗算器や自乗器の規模が大きいため、位相差を検出する部分の規模が非常に大きくなるという問題点があった。
【0011】
それ故に、本発明の目的は、小さい回路規模でバックアップ現象を抑えることのできる搬送波再生方法および装置を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段および発明の効果】
第1の発明は、搬送波が位相変調された入力信号から当該搬送波を再生する装置であって、
入力信号を複素ベースバンド信号に変換する変換手段と、
複素ベースバンド信号と局部発振信号とを複素乗算することにより、当該複素ベースバンド信号の位相を回転させるための複素乗算器と、
複素乗算器の出力信号を入力して、入力信号と局部発振信号との位相差を検出する位相差検出手段と、
位相差検出手段で検出された位相差に応じて周波数が制御され、局部発振信号を出力する局部発振手段と、
複素平面上で予め分割された領域のうち、どの領域に複素ベースバンド信号が属するかを判定する領域判定手段と、
領域判定手段の出力を入力して、複素平面上のどの領域に最も多く複素ベースバンド信号が集中しているかを判定する最多領域判定手段と、
最多領域判定手段の出力に基づいて、局部発振信号の位相の初期値を設定する初期位相設定手段とを備えている。
【0013】
上記のように、第1の発明では、複素平面上で予め分割された領域のうち、どの領域に最も多く複素ベースバンド信号が集中しているかを最初に判定し、その判定結果に基づいて局部発振信号の位相の初期値を設定することにより、ハングアップ現象の防止を図っているので、位相差の余弦成分を求める必要がなく、簡単な比較器や論理素子で搬送波の再生が行える。
【0014】
第2の発明は、第1の発明において、
入力信号は、バースト状に入力され、
複素ベースバンド信号を記憶する記憶手段と、
記憶手段の中の任意の部分を任意の順序で読み出して、複素乗算器および領域判定手段に供給するための読み出し手段とをさらに備えている。
【0015】
上記のように、第2の発明では、バースト状の入力信号に対応して搬送波を再生することができる。
【0016】
第3の発明は、搬送波が位相変調された入力信号から当該搬送波を再生する方法であって、
入力信号を複素ベースバンド信号に変換する第1のステップと、
複素ベースバンド信号と局部発振信号とを複素乗算することにより、当該複素ベースバンド信号の位相を回転させるための第2のステップと、
第2のステップで得た乗算結果を入力して、入力信号と局部発振信号との位相差を検出する第3のステップと、
第3のステップで検出された位相差に応じて局部発振信号の周波数を制御する第4のステップと、
複素平面上で予め分割された領域のうち、どの領域に複素ベースバンド信号が属するかを判定する第5のステップと、
第5のステップの判定結果に基づいて、複素平面上のどの領域に最も多く複素ベースバンド信号が集中しているかを判定する第6のステップと、
第6のステップの判定結果に基づいて、局部発振信号の位相の初期値を設定する第7のステップとを備えている。
【0017】
上記のように、第3の発明では、複素平面上で予め分割された領域のうち、どの領域に最も多く複素ベースバンド信号が集中しているかを最初に判定し、その判定結果に基づいて局部発振信号の位相の初期値を設定することにより、ハングアップ現象の防止を図っているので、位相差の余弦成分を求める必要がなく、簡単な処理で搬送波の再生が行える。
【0018】
第4の発明は、第3の発明において、
入力信号は、バースト状に入力され、
第1のステップで得た複素ベースバンド信号を記憶する第8のステップと、
第8のステップで記憶された複素ベースバンド信号の任意の部分を任意の順序で読み出して、第2および第5のステップでの処理のために供給する第9のステップとをさらに備えている。
【0019】
上記のように、第4の発明では、バースト状の入力信号に対応して搬送波を再生することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に基づき、本発明の実施形態について詳細に説明する。
【0021】
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る搬送波再生装置の構成を示すブロック図である。なお、本実施形態は、2相PSK方式の搬送波を再生するものであり、回路のディジタル化に適するようにベースバンド帯域において搬送波再生処理を行うものである。
【0022】
図1において、本実施形態の搬送波再生装置は、受信信号入力端子1と、固定発振器2と、直交振幅検波器3と、サンプラー4と、複素乗算器5と、局部発振部6と、位相差検出部7と、ループフィルター8と、領域判定部9と、最多領域判定部10と、初期位相発生器11と、タイミング発生回路12とを備えている。
【0023】
局部発振部6は、加算器61と、選択回路62と、レジスタ63と、余弦関数発生器64と、正弦関数発生器65とを含む。位相差検出部7は、乗算器71を含む。領域判定部9は、比較器91および92と、論理回路93とを含む。最多領域判定部10は、カウンター101と、比較器102とを含む。初期位相発生器11および選択回路62は、協働して、初期位相設定部を構成する。
【0024】
直交振幅検波器3は、受信信号入力端子1に入力された受信信号を、受信信号の周波数と等しい発振周波数を持つ固定発振器2からの信号を基準にして検波することにより、複素ベースバンド信号を出力する。サンプラー4は、この複素ベースバンド信号を、シンボルクロックSCLKに同期して(すなわち、受信信号のシンボルタイミングに同期して)サンプルすることにより、ベースバンド信号xおよびyを出力する。複素乗算器5は、これらベースバンド信号xおよびyに、局部発振信号cおよびsを複素乗算して、複素検波信号pおよびqを出力する。位相差検出部7としての乗算器71は、複素検波信号pおよびqを乗算して、受信信号の位相と局部発振信号の位相との位相差の2倍の正弦成分を、位相差検出量として出力する。ループフィルター8は、この位相差検出量の直流成分を強調する。局部発振部6は、ループフィルター8が出力する位相差検出量に応じた周波数の上記局部発振信号cおよびsを出力する。領域判定部9は、ベースバンド信号xおよびyが複素平面上でどの領域に属するかを判定して領域信号を出力する。最多領域判定部10は、所定の回数Mだけこの領域信号を入力し、どの領域に最も多くベースバンド信号が属したかを判定して、最多領域信号を出力する。初期位相発生器11は、最多領域信号に対応した初期位相を発生する。局部発振部6は、初期位相が発生した時点で、この初期位相を局部発振信号の位相に設定する。タイミング発生回路12は、局部発振部6が必要とする設定信号と、最多領域判定部10が必要とする開始信号とを出力する。
【0025】
次に、領域判定部9,最多領域判定部10,初期位相発生器11,タイミング発生回路12および局部発振部6の動作を詳しく説明する。
【0026】
領域判定部9内の比較器91および92は、それぞれ、ベースバンド信号xおよびyが0以上のときに論理レベル1を出力し、0未満のときに論理レベル0を出力する。論理回路93は、比較器91および92の出力が等しいときに論理レベル1を、異なるときに論理レベル0を出力する。すなわち、図2を参照して、ベースバンド信号xおよびyがハッチングを施した領域(x>=0かつy>=0の領域、またはx<0かつ<0の領域)に属するときに論理レベル1が出力され、そうでないときに論理レベル0が出力される。
【0027】
最多領域判定部10内のカウンター101は、タイミング発生回路12が出力する開始信号(図3参照)がアクティブになると、その計数値が0になり、次のシンボルクロックから計数を開始する。そして、カウンター101は、シンボルクロックM回分の計数を終えたときに、所定のM回のうち何回論理レベルが1であるかという計数結果Lを出力する。比較器102は、計数結果LがM/2以上ならば図2のハッチング領域を示す信号を出力して、M/2未満ならば図2の非ハッチング領域を示す信号を出力する。
【0028】
初期位相発生器11は、ハッチング領域を示す信号に対しては初期位相π/4を出力し、非ハッチング領域を示す信号に対しては初期位相−π/4を出力する。
【0029】
局部発振部6内の選択回路62は、タイミング発生回路12から設定信号が出力されるタイミング、すなわち初期位相発生器11から初期位相が出力されるタイミングで当該初期位相を選択し、レジスタ63は、この初期位相を捕捉する。選択回路62は、上記タイミング以外では、加算器61の出力、すなわちレジスタ63の出力とループフィルター8の出力との和を選択する。従って、レジスタ63が保持する値は、ループフィルター8が出力する位相差検出量に応じて修正され、応じて局部発振部6が出力する局部発振信号の位相が修正される。余弦関数発生器64および正弦関数発生器65は、局部発振信号の位相を入力して局部発振信号を出力する。
【0030】
次に、上記のような構成により、ハングアップ現象が防止できる理由を説明する。
領域判定部9および最多領域判定部10は、ベースバンド信号x,yが図2のどの領域に多く存在するかを判定する。ベースバンド信号x,yが図2のハッチング領域に多く存在するときは、図4に示す2相PSK方式の理想的なx,yと比較して、位相が0〜π/2または−π〜−π/2だけ回転していると判断できる。なお、雑音の影響で真の回転角度がこの範囲を越えていることがあるが、大きく越えることはない。このとき、初期位相発生器11で位相π/4を発生させて局部発振部6の位相に設定すると、その設定位相は、回転角度から見て±π/4以内に納まる(2相PSK方式の位相は、π毎に位置するので、πの整数倍の位相差は差し引く)。この場合、回転角度から見て、設定位相が±π/2の近傍に来ることが無いので、ハングアップ現象が防止できる。
【0031】
一方、ベースバンド信号x,yが図2の非ハッチング領域に多く存在するときは、図4に示す2相PSK方式の理想的なx,yと比較して、位相が−π/2〜0またはπ/2〜πだけ回転していると判断できる。なお、雑音の影響で真の回転角度がこの範囲を越えていることがあるが、大きく越えることはない。このとき、初期位相発生器11で位相−π/4を発生させて局部発振部6の位相に設定すると、その設定位相は、回転角度から見て±π/4以内に納まる(2相PSK方式の位相は、π毎に位置するので、πの整数倍の位相差は差し引く)。この場合、回転角度から見て、設定位相が±π/2の近傍に来ることが無いので、ハングアップ現象が防止できる。
【0032】
上記のような構成において、受信信号の位相と局部発振信号の位相との誤差が0になった時点(すなわち、レジスタ63に保持される位相差検出量が0になった時点)での局部発振信号の出力信号が、再生された搬送波となる。すなわち、この時点での局部発振信号は、その位相が受信信号の位相と一致しているからである。再生された搬送波は、図示しない復調回路に与えられ、受信信号の位相(2相PSKの場合は、0°か180°か)を調べるために用いられる。
【0033】
なお、上記第1の実施形態では、ベースバンド信号x,yを得るために、直交振幅検波器3およびサンプラー4を用いているが、他にも種々の構成を採用することが可能である。例えば、直交振幅検波器3とサンプラー4との間に波形整形用のフィルターを挿入する、あるいは直交振幅検波器3の後にデシメーションフィルターを設けてサンプラー4を省略する等の構成を取ることが可能である。また、位相差検出部7の後にループフィルター8を設けているが、受信信号の周波数誤差が小さい場合には、ループフィルター8を省略することができる。
【0034】
(第2の実施形態)
図1の位相差検出部7、領域判定部9および初期位相発生器11の構成を若干変更することにより、4相PSK方式に対応する搬送波再生装置を得ることができる。以下には、変更した部分の構成と動作を説明する。なお、その他の部分の構成および動作は、第1の実施形態と同様であるので、その説明を省略する。
【0035】
第2の実施形態では、位相差検出部7は、図5に示すように、レベル判定器72,73と、乗算器74,75と、減算器76とを含む。これは、変形コスタスループとして知られる構成であり、受信信号の位相と局部発振信号の位相との位相差の正弦成分を出力する。
【0036】
また、第2の実施形態では、領域判定部9は、図6に示すように、比較器91,92と、−π/2回転器94bと、π回転器94cと、π/2回転器94dと、選択回路95と、比較器96とを含む。比較器91および92が出力する論理レベルの組は、
(a)1,1
(b)0,1
(c)0,0
(d)1,0
の4通りがある。(a),(b),(c),(d)は、それぞれ、複素平面上の第1,第2,第3,第4象限を表す。選択回路95は、(a)の場合はx,yをそのまま、(b)の場合は−π/2回転器94bによって−π/2だけ回転させた量を、(c)の場合はπ回転器94cによってπだけ回転させた量を、(d)の場合はπ/2回転器94dによってπ/2だけ回転させた量を選択する。すなわち、選択回路95の出力X,Yは、第1象限に集められる。比較器96は、XとYとを比較し、図7に示すハッチング領域の場合には論理レベル1を、非ハッチング領域の場合には論理レベル0を出力する。
【0037】
さらに、第2の実施形態では、初期位相発生器11は、ベースバンド信号が、図7のハッチング領域に多く存在する場合に初期位相π/8を出力し、非ハッチング領域に多く存在する場合に初期位相−π/8を出力する。
【0038】
ベースバンド信号X,Yが図7のハッチング領域に存在するときは、図8に示す4相PSK方式の理想的なX,Yと比較して位相が0〜π/4だけ回転していると判断できる。なお、雑音の影響で真の回転角度がこの範囲を越えていることがあるが、大きく越えることはない。このとき、初期位相発生器11で位相π/8を発生させて局部発振部6の位相に設定すると、その設定位相は、回転角度から見て±π/8以内に納まる。この場合、回転角度から見て、設定位相が±π/4の近傍に来ることが無いので、ハングアップ現象が防止できる。
【0039】
一方、ベースバンド信号X,Yが図7の非ハッチング領域に存在するときは、図8に示す4相PSK方式の理想的なX,Yと比較して位相が−π/4〜0だけ回転していると判断できる。なお、雑音の影響で真の回転角度がこの範囲を越えていることがあるが、大きく越えることはない。このとき、初期位相発生器11で位相−π/8を発生させて局部発振部6の位相に設定すると、その設定位相は、回転角度から見て±π/8以内に納まる。この場合、回転角度から見て、設定位相が±π/4の近傍に来ることが無いのでハングアップ現象が防止できる。
【0040】
(第3の実施形態)
なお、領域判定部9を図9のように構成し、ベースバンド信号X,Yを判定回路97で判定して図11に示すような2つ以上の領域(ここでは4つ領域)のうちどれに属するかを出力してもよい。ここでは、4本の出力のうち、1つのみが論理レベル1を出力する。この場合、最多領域判定部10は、図10のように構成され、4本の出力をカウンター101−1〜101−4で計数する。最大値探索回路103は、これらカウンター101−1〜101−4のうち、どれが最も大きな値を持つかを出力する。結果は4通りあるので、2ビットの出力で表せる。初期位相発生器11は、図11に示した領域D1,D2,D3,D4に応じて、それぞれ、初期位相−3π/16,−π/16,π/16,3π/16を出力する。このようにすると、初期位相が、回転角度からみて±π/16以内という狭い範囲に納まるので、初期位相設定後の局部発振信号の位相修正が早く完了する。
【0041】
(第4の実施形態)
図12は、本発明の第4の実施形態に係る搬送波再生装置の構成を示すブロック図である。この実施形態は、バースト状の受信信号(任意の期間連続する信号が、間欠的に入力されるような受信信号)にも対応するものである。
【0042】
図12に示すように、第4の実施形態は、前述した第1の実施形態と比べて、記憶部13をサンプラー4の後に挿入し、さらにタイミング・アドレス発生回路14を設けて、設定信号と開始信号を発生するとともに記憶部13に供給するアドレスを発生する点で構成が異なっている。その他の構成は、第1の実施形態と同様であり、相当する部分には同一の参照番号を付し、その説明を省略する。以下、構成が相違する部分の動作を説明する。
【0043】
記憶部13は、受信信号から変換したベースバンド信号を記憶する。タイミング・アドレス発生回路14は、図13に示したように、最初に開始信号を出力し、引き続きM個のシンボルクロック分だけ、記憶部13の任意の部分の読み出しアドレスを任意の順序で出力する。ただし、領域の分割数が少ない、または受信信号に含まれる雑音が少ないときは、読み出す個数は少なくてよい。これに対し、領域の分割数が多い、または受信信号に含まれる雑音が多いときは、読み出す個数を多くする必要がある。開始信号や読み出しアドレスは、記憶部13が1バースト全体を記憶完了するまでに出力してもよい。M個の読み出しアドレスを出力し終えた時点で、領域判定部9および最多領域判定部10が最多領域を判定し、初期位相発生器11が初期位相を出力する。
【0044】
次に、タイミング・アドレス発生回路14は、図13に示したように、設定信号を出力し、引き続き、記憶部13の任意の部分の読み出しアドレスを任意の順序で出力する。読み出しアドレスには、重複があって、発生する数が1バースト分を越えてもよい。すなわち、1バースト分のベースバンド信号を繰り返して読み出しても良い。要するに、局部発振信号の位相の修正が完了するように、十分な読み出し個数が定められる。これによって、局部発振部6が出力する局部発振信号の位相が修正される。
【0045】
最後に、タイミング・アドレス発生回路14は、図13に示したように、記憶部13の復調すべき部分の読み出しアドレスを、復調すべき順序で出力する。
【0046】
以上のように構成することで、局部発振信号位相の初期位相設定と修正が完了した後に、記憶部13に保持しているベースバンド信号を、1バースト全体にわたって復調を行うことができる。従って、搬送波再生用のトレーニング信号(搬送波の位相を合わせるためだけに送られる変調信号)をバーストに含める必要がなく、伝送効率の向上が図れる。
【0047】
なお、前述した第2の実施形態と同様に、位相差検出部7、領域判定部9および初期位相発生器11の構成を変更することにより、この実施の形態でも4相PSK方式に対応する搬送波再生装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る搬送波再生装置の構成を示すブロック図である。
【図2】第1の実施形態で最多領域を判定する際に用いられる複素平面上の領域を示す図である。
【図3】図1におけるタイミング発生回路12の出力を示すタイミングチャートである。
【図4】複素平面上での2相PSK信号の理想的な位置を示す図である。
【図5】本発明の第2の実施形態の搬送波再生装置における位相差検出部の構成を示すブロック図である。
【図6】本発明の第2の実施形態の搬送波再生装置における領域判定部の構成を示すブロック図である。
【図7】第2の実施形態で最多領域を判定する際に用いられる複素平面上の領域を示す図である。
【図8】複素平面上での4相PSK信号の理想的な位置を示す図である。
【図9】本発明の第3の実施形態の搬送波再生装置における領域判定部の構成を示すブロック図である。
【図10】本発明の第3の実施形態の搬送波再生装置における最多領域判定部の構成を示すブロック図である。
【図11】第3の実施形態で最多領域を判定する際に用いられる複素平面上の領域を示す図である。
【図12】本発明の第4の実施形態に係る搬送波再生装置の構成を示すブロック図である。
【図13】図12におけるタイミング・アドレス発生回路14の出力を示すタイミングチャートである。
【図14】従来の搬送波再生装置の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1…受信信号入力端子
2…固定発振器
3…直交振幅検波器
4…サンプラー
5…複素乗算器
6…局部発振部
7…位相差検出部
8…ループフィルター
9…領域判定部
10…最多領域判定部
11…初期位相発生器
12…タイミング発生回路
13…記憶部
14…タイミング・アドレス発生回路

Claims (4)

  1. 搬送波が位相変調された入力信号から当該搬送波を再生する装置であって、
    前記入力信号を複素ベースバンド信号に変換する変換手段と、
    前記複素ベースバンド信号と局部発振信号とを複素乗算することにより、当該複素ベースバンド信号の位相を回転させるための複素乗算器と、
    前記複素乗算器の出力信号を入力して、前記入力信号と前記局部発振信号との位相差を検出する位相差検出手段と、
    前記位相差検出手段で検出された位相差に応じて周波数が制御され、前記局部発振信号を出力する局部発振手段と、
    複素平面上で予め分割された領域のうち、どの領域に前記複素ベースバンド信号が属するかを判定する領域判定手段と、
    前記領域判定手段の出力を入力して、複素平面上のどの領域に最も多く前記複素ベースバンド信号が集中しているかを判定する最多領域判定手段と、
    前記最多領域判定手段の出力に基づいて、前記局部発振信号の位相の初期値を設定する初期位相設定手段とを備える、搬送波再生装置。
  2. 前記入力信号は、バースト状に入力され、
    前記複素ベースバンド信号を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段の中の任意の部分を任意の順序で読み出して、前記複素乗算器および前記領域判定手段に供給するための読み出し手段とをさらに備える、請求項1に記載の搬送波再生装置。
  3. 搬送波が位相変調された入力信号から当該搬送波を再生する方法であって、
    前記入力信号を複素ベースバンド信号に変換する第1のステップと、
    前記複素ベースバンド信号と局部発振信号とを複素乗算することにより、当該複素ベースバンド信号の位相を回転させるための第2のステップと、
    前記第2のステップで得た乗算結果を入力して、前記入力信号と前記局部発振信号との位相差を検出する第3のステップと、
    前記第3のステップで検出された位相差に応じて前記局部発振信号の周波数を制御する第4のステップと、
    複素平面上で予め分割された領域のうち、どの領域に前記複素ベースバンド信号が属するかを判定する第5のステップと、
    前記第5のステップの判定結果に基づいて、複素平面上のどの領域に最も多く前記複素ベースバンド信号が集中しているかを判定する第6のステップと、
    前記第6のステップの判定結果に基づいて、前記局部発振信号の位相の初期値を設定する第7のステップとを備える、搬送波再生方法。
  4. 前記入力信号は、バースト状に入力され、
    前記第1のステップで得た複素ベースバンド信号を記憶する第8のステップと、
    前記第8のステップで記憶された複素ベースバンド信号の任意の部分を任意の順序で読み出して、前記第2および第5のステップでの処理のために供給する第9のステップとをさらに備える、請求項3に記載の搬送波再生方法。
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