JP3260691B2 - ユニークワード検出回路 - Google Patents

ユニークワード検出回路

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JP3260691B2 JP14873598A JP14873598A JP3260691B2 JP 3260691 B2 JP3260691 B2 JP 3260691B2 JP 14873598 A JP14873598 A JP 14873598A JP 14873598 A JP14873598 A JP 14873598A JP 3260691 B2 JP3260691 B2 JP 3260691B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はユニークワード検出
回路に係り、特にティジタル変復調方式における受信シ
ステムにおける受信同期を確立するためのユニークワー
ド検出回路に関する。
【0002】
【従来の技術】ティジタル復調において、2進系列の語
同期を確立するためには、ビット系列中に一定周期で挿
入される一定ビット長の固定パターン、いわゆるユニー
クワード(Unique Word、UW)を検出することが基本であ
り、従来より種々の検出回路によりユニークワードを検
出するようにしている(特開平6−46094号公報、
特公平8−28704号公報、特開平2−71639号
公報、特開平2−71640号公報、特開昭60−22
7542号公報)。
【0003】例えば、特開平6−46094号公報に記
載のユニークワード検出回路を図18に示す。図18に
おいて、受信IF変調信号がそれぞれ乗算器42、43
に入力され、乗算器42では局部発振器44からの受信
IF信号の搬送波周波数と近似した基準搬送波と乗算
し、乗算器43ではπ/2移相器45によりπ/2移相
した局部発振器44の出力基準搬送波と乗算して、2相
位相変調波を実部及び虚部とした複素ベースバンド信号
を取り出す。
【0004】乗算器42の出力ベースバンド信号は、実
部用のA/D変換器47に供給され、また乗算器43の
出力ベースバンド信号は、虚部用のA/D変換器48に
供給されて、それぞれサンプルパルス発生器46から入
力されるサンプルパルスによって標本化されてディジタ
ル表示値に変換された後、実部用のシフトレジスタ4
9、虚部用のシフトレジスタ50に供給されて、各々N
サンプル、パイプライン形式(ここで、Nとはユニーク
ワードパターン長を表している)で保持される。
【0005】複素ユニークワードパターン発生器52に
より発生された、予め定められたNビットの実部と虚部
とからなる複素ユニークワードパターン(実部のパター
ンと虚部のパターンとは異なる)は、N個の複素乗算器
51−1〜51−Nに供給され、ここで、シフトレジス
タ49、50の第n(n=0,1,2,…N−1)番目
の出力と複素ユニークワードパターン発生器52の同じ
n番目の出力との複素乗算が行われる。これにより得ら
れたN個の複表乗算結果は、スペクトル数値解析を行う
ために周波数帯分離を行うフィルタ群53により高速フ
ーリエ変換(FFT)された後、N個の出力が絶対値検
出器54−1〜54−Nにより別々に絶対値が算出さ
れ、それらのN個の絶対値が比較回路55に供給され
る。
【0006】比較回路55は入力されたN個の絶対値を
比較し、平均値より規定値のしきい値を越える大きな絶
対値出力があれば、ユニークワード有りと判断して検出
有信号57を出力すると共に、上記規定値以上の出力が
ある周波数位置をキャリア周波数誤差信号58として出
力する。選択回路56は、フィルタ群53のN個の要素
フィルタ出力からキャリア周波数誤差信号58の示す要
素フィルタ出力を選択して図示しない後段の信号処理用
回路に出力する。
【0007】また、他の従来のユニークワード検出回路
として、上記のA/D変換器47、48の出力データ
を、復調回路により復調して再生データ系列を得た後、
実部用のシフトレジスタ及び虚部用のシフトレジスタに
て、各々Nサンプルずつパイプライン形式で保持し、こ
れらシフトレジスタのN個の並列出力信号とユニークワ
ードパターン発生器からのMビットの並列出力信号とを
対応する各ビット同士で排他的論理和演算し、それらの
演算結果を加算器で加算して一致ビット数の総和を求
め、その総和が予め定められたしきい値よりも大きいと
きにユニークワードとして検出する回路も知られてい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】後者のユニークワード
検出回路は、構成が簡単ではあるが、移動体衛星通信な
どのディジタル通信においては誤り訂正符号を用いるこ
と等により低C/N比時にも良好な回線品質が得られる
ため、極めて低いC/N条件化で使用されるようになっ
てきているが、このような低C/N比条件下では、復調
回路の信号捕捉が極めて困難であるため、復調回路が正
常に動作せず、いつまでもユニークワード検出ができ
ず、通信ができないという問題がある。
【0009】一方、図18に示した従来のユニークワー
ド検出回路では、復調前にユニークワードを検出すると
共に、再生搬送波の周波数誤差を検出し、再生搬送波の
周波数誤差を修正するようにしているので、低C/N比
条件下でも安定にユニークワードを検出することができ
る反面、FFT演算を行うフィルタ群53や、N個の乗
算器51−1〜51−NとN個の絶対値検出器54−1
〜54−Nが必要であるため、回路規模が大きいという
問題がある。
【0010】本発明は以上の点に鑑みなされたもので、
復調回路の動作に拘らず、より確実にユニークワードを
検出し得ると共に、小規模な回路構成で復調回路の同期
確立をより速め得るユニークワード検出回路を提供する
ことを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するため、受信したディジタル変調波信号に対して直
交ベースバンド復調して得た実部信号と虚部信号のそれ
ぞれが入力されるA/D変換器から、ディジタル値に変
換されたI信号とQ信号を受け、そのI信号とQ信号か
らユニークワードを検出するユニークワード検出回路に
おいて、I信号とQ信号に含まれる周波数誤差成分を検
出する周波数誤差成分検出手段と、周波数誤差成分検出
手段により周波数誤差成分を検出して得られたタイミン
グ信号に基づき、I信号とQ信号のうち振幅が大きい方
の信号を選択する選択手段と、選択手段から取り出され
た信号を既知のユニークワードパターンと同じビット数
分保持した値と、既知のユニークワードパターンとを比
較し、両者が一致したときにユニークワード検出信号を
出力する比較手段とを有する構成としたものである。
【0012】この発明では、I信号とQ信号のうち振幅
が大きい方の信号を選択して、既知のユニークワードパ
ターンと同じビット数分保持した値と、既知のユニーク
ワードパターンとを比較し、両者が一致したときにユニ
ークワード検出信号を出力するようにしているため、ノ
イズの影響の殆どないユニークワード検出ができる。
【0013】また、本発明は上記の目的を達成するた
め、I−Q座標軸平面上において周波数ずれが反時計方
向に回転している場合のI信号及びQ信号の正転及び反
転の関係を示す第1のパターンと、I−Q座標軸平面上
において周波数ずれが時計方向に回転している場合のI
信号及びQ信号の正転及び反転の関係を示す第2のパタ
ーンで、周波数誤差成分検出手段により検出して得られ
たタイミング信号に基づき、I信号とQ信号を反転して
選択手段へ出力する反転手段を更に有することを特徴と
する。
【0014】この発明では、I信号及びQ信号に含まれ
ている周波数誤差信号成分に基づき、I信号及びQ信号
がI−Q座標軸平面上で回転しても、その周波数ずれを
補償したI信号及びQ信号を反転手段より取り出すこと
ができる。
【0015】ここで、上記の反転手段は、I信号及びQ
信号の符号ビットのみを正転又は反転して出力すること
を特徴とする。
【0016】また、上記の周波数誤差成分検出手段は、
I信号を2乗した第1の信号とQ信号を2乗した第2の
信号の差信号を生成する差信号生成手段と、差信号かの
ノイズ成分を除去するフィルタ回路と、フィルタ回路の
出力差信号の符号ビットを出力する符号ビット検出器と
からなり、選択回路は、符号ビット検出器の出力信号に
基づいてI信号及びQ信号の一方を選択する構成とする
ようにしてもよい。
【0017】また、本発明は、周波数誤差成分検出手段
により周波数誤差成分を検出して得られたタイミング信
号に基づき、周波数誤差成分の周期毎に反転し、かつ、
互いに位相が90度の整数倍異なる第1乃至第3の矩形
波を発生する矩形波発生回路を有し、反転手段は、第1
の矩形波でI信号を反転又は正転し、かつ、第1の矩形
波と90度位相が異なる第2の矩形波でQ信号を反転又
は正転する第1の回路部と、第1の矩形波でI信号を反
転又は正転し、かつ、第1の矩形波と270度位相が異
なる第3の矩形波でQ信号を反転又は正転する第2の回
路部とからなることを特徴とする。
【0018】更に、本発明は、選択手段は、反転手段の
第1の回路部から取り出されたI信号及びQ信号を、周
波数誤差成分検出手段により周波数誤差成分を検出して
得られたタイミング信号に基づき交互に選択する第1の
選択回路と、反転手段の第2の回路部から取り出された
I信号及びQ信号を、周波数誤差成分検出手段により周
波数誤差成分を検出して得られたタイミング信号に基づ
き交互に選択する第2の選択回路とを有し、比較手段
は、第1及び第2の選択回路のそれぞれに対応して同一
の既知のユニークワードと比較すると共に周波数ずれ方
向信号を出力する第1及び第2の比較回路部と、第1及
び第2の比較回路部のうち少なくともいずれか一方の比
較回路部から一致検出結果が得られたときにユニークワ
ード検出信号を出力する論理回路とからなることを特徴
とする。
【0019】また、本発明は、周波数誤差成分検出手段
に入力されるI信号及びQ信号は、復調回路に入力する
前のI信号及びQ信号であることを特徴とする。この発
明では、復調回路の動作に影響されないため、低C/N
条件下においても安定にユニークワードを検出できる。
【0020】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面と共に説明する。図1は本発明になるユニークワ
ード検出回路の一実施の形態の回路系統図、図2は本発
明回路が適用されるディジタル変調波復調装置の一例の
ブロック図を示す。
【0021】まず、図2と共にディジタル変調波復調装
置について説明するに、BPSK(バイナリ・フェーズ
・シフト・キーイング)等のディジタル変調されている
ディジタル変調波は受信されて中間周波信号(IF信
号)に周波数変換された後、乗算器27及び28に供給
され、乗算器27では復調用発振器30からの受信IF
信号の搬送波周波数と近似した基準搬送波と乗算され、
乗算器28ではπ/2移相器29によりπ/2移相した
復調用発振器30の出力基準搬送波と乗算されて、直交
ベースバンド復調(変調)された複素ベースバンド信号
として取り出される。
【0022】乗算器27の出力ベースバンド信号は、実
部用のA/D変換器31に供給され、また乗算器28の
出力ベースバンド信号は、虚部用のA/D変換器32に
供給されて、それぞれ復調用発振器33から入力される
サンプルパルスによって、アナログ・ディジタル変換さ
れて実部の同相信号(I信号)と虚部の直交信号(Q信
号)に変換された後、復調回路34に供給されて、クロ
ック再生、キャリア再生が行われる。ここで、復調用発
振器33は復調回路34にて行われるクロック再生され
た信号に同期した周波数を発振出力する。
【0023】復調回路34に入力されるI信号とQ信
号、あるいは復調回路34によりクロック再生、キャリ
ア再生が行われて取り出されたI信号とQ信号は、図1
の回路系統図に示す構成の、本発明になるユニークワー
ド(UW)検出回路35に供給され、後述するように、
含まれている周波数誤差成分に基づくタイミング信号に
より、振幅が大きい方のI信号又はQ信号が選択され、
選択された信号に対してユニークワード検出を行ってU
W検出信号が取り出される。
【0024】次に、UW検出回路35によるUW検出原
理について説明する。入力されたIF信号は、復調用発
振器30にて発生する近似周波数で、直交ベースバンド
復調(変調)されるため、復調周波数の誤差成分を含ん
でいる。この周波数誤差成分により、直交ベースバンド
変調(復調)時の復調用発振器30の出力発振周波数
が、乗算器27及び28の入力IF信号に対して正
(+)方向にずれているか、負(−)方向にずれている
かにより、図3及び図4に示すように、I−Q座標軸平
面上において黒丸で示すシンボルデータが矢印で示すよ
うに、時間の経過と共にずれていく。この時のI信号波
形は例えば図5に示され、またQ信号波形は図6に示さ
れる。
【0025】このような周波数誤差成分を含んだI信号
及びQ信号からユニークワードパターンを検出しようと
した場合、単純に固定パターン検出を行った場合は、周
波数誤差成分の影響により誤検出の確率が高くなる。こ
のとき、ノイズの影響を考えると、検出する信号の振幅
が大きい方が雑音の影響を受ける確率が低くなる。従っ
て、周波数誤差成分を含むI信号とQ信号のうち、振幅
が大きい方を選択してユニークワード検出を行えば、ノ
イズの影響を受ける確率を低くできる。そこで、この実
施の形態では、図5及び図7(A)に示す周波数誤差成
分を含んだI信号と、図6及び図7(C)に示す周波数
誤差成分を含んだQ信号において、同じ時刻においては
振幅が大きい方を有効として選択すると、図7(B)、
(D)に示すように、有効と判断した方の信号に対して
ユニークワード検出を行う。
【0026】また、I信号とQ信号の振幅を比較するタ
イミング信号を生成する方法としては、例えば周波数誤
差検出手段として、I信号を2乗して得た図8に示すよ
うな波形の第1の信号と、Q信号を2乗して得た図9に
示すような波形の第2の信号とを減算して、図10及び
図7(E)に示すような波形の減算信号を生成し、この
減算信号を上記のタイミング信号としてI信号及びQ信
号のいずれを選択するかの制御信号を得ることが考えら
れる。
【0027】つまり、図7(A)〜(E)から分かるよ
うに、図7(E)に示す減算信号が正の半サイクル期間
ではI信号の方が振幅が大であり、負の半サイクル期間
ではQ信号の方が振幅が大であるから、この減算信号に
よりI信号及びQ信号のうち振幅が大きい方の信号を選
択できる。
【0028】ところが、図3及び図4に示したように、
周波数誤差成分を含んだI信号とQ信号は、I−Q座標
軸平面上でみると、時間方向で回転している。従って、
I信号及びQ信号に含まれるユニークワード信号パター
ンの符号は、その座標軸平面のどの場所にあるかによ
り、反転することになる。すなわち、I信号は、図11
に示すように、I−Q座標軸平面の第1象限と第4象限
で正転(+)、第2象限と第3象限で反転(−)であ
り、Q信号は、図12に示すように、I−Q座標軸平面
の第1象限と第2象限で正転(+)、第3象限と第4象
限で反転(−)である。従って、これらI信号とQ信号
とを同時に見たときの、I−Q座標軸平面での正転と反
転の関係は、図13に示すようになる。
【0029】この関係から、図14(A)に示すよう
に、I信号とQ信号が周波数誤差成分により、I−Q座
標軸平面上で反時計方向に時間ずれが回転しているとき
は、同図(B)に示すように、I信号/Q信号の符号関
係は、[I,Q]=[+,+]、[−,+]、[−,
−]、[+,−]、[+,+]、...の順で変化す
る。一方、I信号とQ信号が周波数誤差成分により、図
14(A)に示すように、I−Q座標軸平面上で時計方
向に時間ずれが回転しているときは、同図(B)に示す
ように、I信号/Q信号の符号関係は、[I,Q]=
[+,+]、[+,−]、[−,−]、[−,+]、
[+,+]、...の順で変化する。
【0030】従って、上記の符号関係により、比較する
信号を変換して、既知のユニークワードパターンを比較
することにより、ユニークワード検出を行うことができ
る。また、前記の+方向の関係と、−方向の関係のどち
らでユニークワード検出が行えたかにより、ユニークワ
ード期間内において、周波数誤差成分のずれ方向を推定
できる。
【0031】次に、上記の検出原理に基づき動作する本
発明の実施の形態について、図1と共に説明する。受信
ディジタル変調波をIF信号に周波数変換した後、図2
に示したように直交ベースバンド変調(復調)して得ら
れた、各々nビットのI信号とQ信号のうち、I信号は
図1の符号ビット検出器1と周波数誤差検出手段5内の
乗算器6に供給され、Q信号は符号ビット検出器2と周
波数誤差検出手段5内の乗算器7に供給される。
【0032】ここで、受信ディジタル変調波がBPSK
信号であるとすると、上記の符号ビット検出器1及び2
は、1か0の2値の信号を得る。この符号ビット検出器
1及び2は、入力I信号及びQ信号が2の補数表示で表
現されている場合は、最上位ビット(MSB)を単純に
抜き取るだけて実現できる。符号ビット検出器1及び2
からそれぞれ取り出された符号ビットは、周波数誤差検
出手段5の出力信号との時間合わせのために周波数誤差
検出手段5の処理時間に相当する時間遅延された後、4
つの排他的論理和回路(EXOR回路)14a〜14d
からなる反転手段14に供給される。
【0033】一方、周波数誤差検出手段5は乗算器6及
び7、減算器8、低域フィルタ(LPF)9及び符号ビ
ット検出器10から構成されており、乗算器6により入
力I信号を2乗し、乗算器7により入力Q信号を2乗
し、これらの2乗信号を減算器8により減算して、図1
6(A)に示すような、I信号及びQ信号に含まれる周
波数誤差成分を示す前記減算信号(I2−Q2)を取り出
し、LPF9によりノイズ成分を除去した後、符号ビッ
ト検出器10により符号ビットであるMSBを抜き取
り、それをI信号とQ信号のパターンを切り換える制御
信号として出力する。
【0034】この制御信号は、図16(B)に示され、
後述の選択回路(セレクタ)15及び16に切り換え信
号として印加される一方、D型フリップフロップ(D−
FF)12のクロック端子に印加され、またインバータ
11により極性反転されて図16(C)に示すような矩
形波とされてD−FF13のクロック端子に印加され
る。D−FF12及び13はそのQバー出力端子がD端
子に接続されており、クロック端子の入力信号を2分周
して出力する。
【0035】従って、D−FF12のQ出力端子からは
図16(D)に示すように、クロック入力信号の立ち上
り毎に反転する信号(前記減算信号(I2−Q2)の周期
毎に反転する矩形波)が取り出されて反転手段14のE
XOR回路14a及び14cに供給され、またD−FF
13のQバー出力端子からは図16(E)に示すよう
に、クロック入力信号の立ち上り毎に反転する信号(前
記減算信号(I2−Q2)の周期毎に反転する矩形波)が
取り出されて反転手段14のEXOR回路14dに供給
され、更に、D−FF13のQ出力端子からは図16
(E)に示す信号と位相が180度異なる逆相の信号が
取り出されて反転手段14のEXOR回路14bに供給
される。
【0036】図7と共に説明したように、I信号の2乗
信号とQ信号の2乗信号の減算信号が正の半サイクルの
ときはI信号の方が振幅が大きく、負の半サイクルのと
きはQ信号の方が振幅が大きいので、図16(A)に示
すI信号の2乗信号とQ信号の2乗信号との減算信号が
正の半サイクルに対応した、図16(B)に示す符号ビ
ット検出器10の出力制御信号がハイレベルの期間は選
択回路15及び16をそれぞれI信号を選択するように
制御し、上記減算信号が負の半サイクルに対応した上記
制御信号がローレベルの期間は選択回路15及び16を
それぞれQ信号を選択するように制御する。
【0037】更に、反転手段14は2入力EXOR回路
14a〜14dにより構成されており、EXOR回路1
4a及び14bが一方の入力端子に遅延回路3、4から
のI信号、Q信号が入力され、他方の入力端子にD−F
F12、13の各Q出力端子よりの信号が供給される。
これにより、EXOR回路14a及び14bから選択回
路15へは、図16(F)に模式的に示すように、前記
減算信号(I2−Q2)の半サイクル期間毎に、図14
(B)に示したような極性で変化するI信号とQ信号が
取り出される。すなわち、選択回路15には図14
(A)に示した周波数誤差成分による時間ずれを補償し
たI信号とQ信号が取り出される。そして、図16
(F)に楕円で示した部分の符号の極性のI信号とQ信
号が選択回路15により選択されて取り出される。
【0038】同様に、EXOR回路14c及び14dが
一方の入力端子に遅延回路3、4からのI信号、Q信号
が入力され、EXOR回路14cの他方の入力端子に図
16(D)に示したD−FF12のQ出力信号が、また
EXOR回路14dの他方の入力端子に図16(E)に
示したD−FF13のQバー出力信号が供給される。こ
れにより、EXOR回路14c及び14dから選択回路
16へは、図16(G)に模式的に示すように、前記減
算信号(I2−Q2)の半サイクル期間毎に、図15
(B)に示したような極性で変化するI信号とQ信号が
取り出される。すなわち、選択回路16には図15
(A)に示した周波数誤差成分による時間ずれを補償し
たI信号とQ信号が取り出される。そして、図16
(G)に楕円で示した部分の符号の極性のI信号とQ信
号が選択回路16により選択されて取り出される。
【0039】選択回路15の出力信号は、mビットのシ
フトレジスタ19に供給されて保持され、一方、選択回
路16の出力信号はmビットのシフトレジスタ22に供
給されて保持される。ここで、ユニークワードパターン
はI信号とQ信号で同一のmビットの所定の既知のパタ
ーンであり、また、ユニークワード(UW)パターン発
生器17及び20はそれぞれ同一のUWパターンを発生
している。
【0040】シフトレジスタ19にI信号とQ信号のM
SBが交互にシリアルにmビット蓄積され、そのシフト
レジスタ19のmビット並列出力信号は、比較回路18
において、UWパターン発生器17からの予め定められ
たmビットのUWパターンと比較され、一致するか否か
比較され、両者が一致したときはハイレベルの一致信号
が比較回路18から取り出される。比較回路18の出力
信号は、2入力OR回路23の一方の入力端子に入力さ
れる一方、周波数ずれ方向検出信号25として出力され
る。
【0041】同様に、シフトレジスタ22のmビット並
列出力信号は、比較回路21において、UWパターン発
生器20からの予め定められたUWパターンと比較さ
れ、一致するか否か比較され、両者が一致したときはハ
イレベルの一致信号が比較回路21から取り出される。
比較回路21の出力信号は、2入力OR回路23の他方
の入力端子に入力される一方、周波数ずれ方向検出信号
26として出力される。
【0042】ここで、周波数誤差信号成分により図14
(A)に示すような時間ずれが生じている場合は、比較
回路18からのみハイレベルのユニークワード(UW)
検出信号が取り出され、図15(A)に示すような時間
ずれが生じている場合は、比較回路21からのみハイレ
ベルのユニークワード(UW)検出信号が取り出され
る。また、周波数誤差成分が殆どないか、極めて緩やか
な時間ずれが生じている場合は、比較回路18及び21
の両方からUW検出信号が取り出される。比較回路18
及び21の少なくとも一方でUWパターンの一致結果が
得られたときには、ハイレベルのUW検出信号24がO
R回路23から取り出される。
【0043】このように、この実施の形態では、FFT
などの演算を行わずに、また多くの絶対値検出器や乗算
器を用いることなく、小規模な回路構成で、周波数誤差
成分の影響を最小限に抑えて安定にユニークワード検出
ができる。また、ユニークワード内における周波数誤差
成分の周波数ずれ方向を検出することもできる。更に、
この実施の形態では、復調回路34の入力信号を用いて
ユニークワードの検出ができるため、低C/N条件下で
復調回路の正常動作が困難であっても、ユニークワード
の検出ができる。
【0044】次に、他の実施の形態について説明する。
図17は周波数誤差検出手段の他の例の構成図を示す。
I信号とQ信号との間には、 (I×I)−(Q×Q)=(I+Q)×(I−Q) の関係が成り立つ。図1の周波数誤差検出手段5は上式
の左辺の項を満足するような信号を生成して周波数誤差
成分を検出するようにしていたが、この周波数誤差検出
手段5に代えて、上式の右辺の項を満足するような信号
を生成して周波数誤差を検出する図17の周波数誤差検
出手段を用いることもできる。
【0045】この周波数誤差検出手段41では、I信号
とQ信号を加算器36で加算した信号と、減算器37で
減算した信号とを乗算器38で乗算することにより、上
式の左辺で表される信号を生成し、この信号をLPF3
9を通すことによりノイズ成分を除去し、符号ビット検
出器40により符号ビットを検出することで、図16
(B)に示すような制御信号を得ることができる。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
I信号とQ信号のうち振幅が大きい方の信号を選択して
からユニークワード検出を行うことにより、ノイズの影
響の殆どないユニークワード検出ができるようにしたた
め、ノイズに対する余裕があり、安定したユニークワー
ド検出ができ、また、I信号及びQ信号に含まれている
周波数誤差信号成分に基づき、I信号及びQ信号がI−
Q座標軸平面上で回転しても、その周波数ずれを補償し
たI信号及びQ信号を反転手段より取り出すようにした
ため、従来に比べてより信頼性の高いユニークワード検
出ができる。
【0047】また、本発明によれば、復調回路の動作に
拘らず、より確実にユニークワードを検出し得ると共
に、小規模な回路構成で復調回路の同期確立をより速め
ることができる。更に、本発明によれば、ユニークワー
ド内における周波数ずれ成分の方向を検出することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になるユニークワード検出回路の一実施
の形態の回路系統図である。
【図2】本発明回路を適用し得るディジタル変調波復調
装置の一例のブロック図である。
【図3】受信IF信号に誤差周波数成分がある場合のI
−Q座標軸平面上のシンボルデータの変化の一例を示す
図である。
【図4】受信IF信号の誤差周波数成分がある場合のI
−Q座標軸平面上のシンボルデータの変化の他の例を示
す図である。
【図5】受信IF信号に誤差周波数成分がある場合の同
相信号(I信号)の一例の波形図である。
【図6】受信IF信号に誤差周波数成分がある場合の直
交信号(Q信号)の一例の波形図である。
【図7】本発明の基本原理を示す信号波形図とタイミン
グ図である。
【図8】I信号を2乗した信号波形の一例を示す波形図
である。
【図9】Q信号を2乗した信号波形の一例を示す波形図
である。
【図10】I信号の2乗信号とQ信号の2乗信号を減算
した信号波形の一例を示す波形図である。
【図11】I−Q座標軸表現におけるI信号符号の極性
を示す図である。
【図12】I−Q座標軸表現におけるQ信号符号の極牡
を示す図である。
【図13】I−Q座標軸表現におけるI信号及びQ信号
の極性を示す図である。
【図14】I−Q座標軸表現における周波数ずれ(+方
向)における回転方向とI信号及びQ信号の符号の極性
を示す図である。
【図15】I−Q座標軸表現における周波数ずれ(−方
同)における回転方向とI信号及びQ信号の符号の極性
を示す図である。
【図16】図1の動作説明用のタイミングチャートであ
る。
【図17】本発明回路の要部の周波数誤差検出手段の他
の例のブロック図である。
【図18】従来のユニークワード検出回路の一例のブロ
ック図である。
【符号の説明】
1、2、10、40 符号ビット検出回路 5、41 周波数誤差検出手段 6、7、27、28、38 乗算器 8、37 減算器 9、39 低域フィルタ(LPF) 12、13 D型フリップフロップ(D−FF) 14 反転手段 15、16 選択回路 17、20 既知のUWパターン発生器 18、21 比較回路 19、22 mビットシフトレジスタ 23 OR回路 24 UW検出信号 25、26 周波数ずれ方向検出信号 29 π/2移相回路 30、33 復調用発振器 31、32 A/D変換器 34 復調回路 35 ユニークワード検出回路(UW検出回路) 36 加算器
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平11−103326(JP,A) 特開 平11−112591(JP,A) 特開 平1−183248(JP,A) 特開 平7−212430(JP,A) 特開 平6−46094(JP,A) 特開 昭60−180264(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 27/00 - 27/38

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信したディジタル変調波信号に対して
    直交ベースバンド復調して得た実部信号と虚部信号のそ
    れぞれが入力されるA/D変換器から、ディジタル値に
    変換されたI信号とQ信号を受け、そのI信号とQ信号
    からユニークワードを検出するユニークワード検出回路
    において、 前記I信号とQ信号に含まれる周波数誤差成分を検出す
    る周波数誤差成分検出手段と、 前記周波数誤差成分検出手段により前記周波数誤差成分
    を検出して得られたタイミング信号に基づき、前記I信
    号とQ信号のうち振幅が大きい方の信号を選択する選択
    手段と、 前記選択手段から取り出された信号を既知のユニークワ
    ードパターンと同じビット数分保持した値と、前記既知
    のユニークワードパターンとを比較し、両者が一致した
    ときにユニークワード検出信号を出力する比較手段とを
    有することを特徴とするユニークワード検出回路。
  2. 【請求項2】 I−Q座標軸平面上において周波数ずれ
    が反時計方向に回転している場合の前記I信号及びQ信
    号の正転及び反転の関係を示す第1のパターンと、I−
    Q座標軸平面上において周波数ずれが時計方向に回転し
    ている場合の前記I信号及びQ信号の正転及び反転の関
    係を示す第2のパターンで、前記周波数誤差成分検出手
    段により検出して得られたタイミング信号に基づき、前
    記I信号とQ信号を反転して前記選択手段へ出力する反
    転手段を更に有することを特徴とする請求項1記載のユ
    ニークワード検出回路。
  3. 【請求項3】 前記反転手段は、前記I信号及びQ信号
    の符号ビットのみを正転又は反転して出力することを特
    徴とする請求項2記載のユニークワード検出回路。
  4. 【請求項4】 前記周波数誤差成分検出手段は、前記I
    信号を2乗した第1の信号とQ信号を2乗した第2の信
    号の差信号を生成する差信号生成手段と、該差信号かの
    ノイズ成分を除去するフィルタ回路と、前記フィルタ回
    路の出力差信号の符号ビットを出力する符号ビット検出
    器とからなり、前記選択回路は、前記符号ビット検出器
    の出力信号に基づいて前記I信号及びQ信号の一方を選
    択することを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか
    一項記載のユニークワード検出回路。
  5. 【請求項5】 前記周波数誤差成分検出手段により前記
    周波数誤差成分を検出して得られたタイミング信号に基
    づき、該周波数誤差成分の周期毎に反転し、かつ、互い
    に位相が90度の整数倍異なる第1乃至第3の矩形波を
    発生する矩形波発生回路を有し、前記反転手段は、前記
    第1の矩形波で前記I信号を反転又は正転し、かつ、該
    第1の矩形波と90度位相が異なる第2の矩形波で前記
    Q信号を反転又は正転する第1の回路部と、前記第1の
    矩形波で前記I信号を反転又は正転し、かつ、該第1の
    矩形波と270度位相が異なる第3の矩形波で前記Q信
    号を反転又は正転する第2の回路部とからなることを特
    徴とする請求項2又は3記載のユニークワード検出回
    路。
  6. 【請求項6】 前記選択手段は、前記反転手段の前記第
    1の回路部から取り出されたI信号及びQ信号を、前記
    周波数誤差成分検出手段により前記周波数誤差成分を検
    出して得られたタイミング信号に基づき交互に選択する
    第1の選択回路と、前記反転手段の前記第2の回路部か
    ら取り出されたI信号及びQ信号を、前記周波数誤差成
    分検出手段により前記周波数誤差成分を検出して得られ
    たタイミング信号に基づき交互に選択する第2の選択回
    路とを有し、 前記比較手段は、前記第1及び第2の選択回路のそれぞ
    れに対応して同一の既知のユニークワードと比較すると
    共に周波数ずれ方向信号を出力する第1及び第2の比較
    回路部と、該第1及び第2の比較回路部のうち少なくと
    もいずれか一方の比較回路部から一致検出結果が得られ
    たときにユニークワード検出信号を出力する論理回路と
    からなることを特徴とする請求項5記載のユニークワー
    ド検出回路。
  7. 【請求項7】 前記周波数誤差成分検出手段に入力され
    る前記I信号及びQ信号は、復調回路に入力する前のI
    信号及びQ信号であることを特徴とする請求項1乃至3
    のうちいずれか一項記載のユニークワード検出回路。
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