JP4847373B2 - フレーム同期検出方法 - Google Patents

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本発明は、同期ワードを含むフレームで構成され直交変調された受信信号から、同期ワードを検出することによりシンボルタイミングを検出するフレーム同期検出方法に関する。
携帯電話やPHS(Personal Handy phone System)等の直交変調方式(例えば、QPSK:Quadrature Phase Shift Keying)を利用した無線通信システムでは、その信号の復調に、受信信号の信号レベル,シンボルタイミング,キャリア周波数のずれ等の制御情報が必要である。このような制御情報は、その受信信号のフレームに含まれるプリアンブルから求めるのが一般的である。
ここで、直交変調方式を利用した無線通信システムの一般的なフレーム構成を、図4に示す。図4(a)において、RUは過渡応答用ランプアップタイム、SSはスタートシンボル、PRは“1001”(2進数)の繰り返しであるプリアンブル、SWは同期ワード、DATAはデータ(領域)、RDは過渡応答用ランプダウンタイムをそれぞれ指す。このようなフレーム構成の無線通信システムでは、プリアンブルから検出されたシンボルタイミング等の制御情報を用いてフレーム検出のための同期ワードの検出やデータの復調を行っている。
一方、狭帯域でデータ伝送をする無線通信システムでは、図4(b)に示すように、多くのデータ領域を確保するため、そのフレームにプリアンブルやスタートシンボルが含まれていないものがある(例えば、SCPC:Single Channel Per Carrier)。プリアンブルが含まれていないフレーム構成の無線通信システムでは、シンボルタイミング等のような制御情報を用いずに同期ワードを検出しなければならない。このような同期ワードの検出方法としては、受信信号を(シンボルレートのN倍の周期でサンプリングして)既知の同期ワードの複素共役と時間的相互相関値を求めることにより、同期ワードの検出を行う方法が公知である(特許文献1)。
特許文献1に記載の「フレーム検出器」の構成は、同期ワードの検出に複素乗算を多く行う必要があり、演算量が多くなるという課題がある。このような課題を解決する方法として「フレーム同期検出方法」が提案されている(特許文献2)。特許文献2に記載の「フレーム同期検出方法」は、受信信号をオーバーサンプリングし、これを多重分離し、各々を直交座標上における各々の位相に応じて二値化したビット系列にしてから、既知の同期ワードとスライディング相関により相関値を求めて同期ワードを検出することによりシンボルタイミングを検出する方法である。
特開2002−111646号公報 特開2006−279686号公報
一般的に、無線端末では、通信相手となる無線基地局(又は無線端末)との基準発信器の発振周波数の差等に伴い、その受信信号に周波数のずれが発生する。また、このような周波数のずれは、受信信号の位相を回転させる。例えば、SCPCではシンボルレートが4.8kspsであるが、キャリア周波数が600Hzずれると、受信信号は45度位相がずれ、検波後のシンボル点はI軸又はQ軸上に存在する。
このように受信信号のシンボル点がI軸又はQ軸に存在してしまうと、特許文献2に記載された方法では、受信信号を二値化したビット系列にする際の処理(いわゆる硬判定処理)に誤りが生じやすくなり同期ワードの検出が正常に行われなくなる可能性が高まる。本発明の目的は、受信信号の周波数ずれに対する耐性を向上させ正常に同期ワードを検出する可能性を高めることにより正常にシンボルタイミングを検出する可能性を高めることができるフレーム同期検出方法を実現することにある。
本発明は、同期ワードを含むフレームで構成され直交変調された受信信号をそのシンボルレートのK倍(Kは、2以上の正の数)の周期でサンプリングするサンプリング工程と、サンプリングされた受信信号を、サンプル信号群であるN個(Nは、2以上でK以下の正の整数)のサンプル信号に多重分離する分離工程と、N個のサンプル信号の各々を直交座標上における各々の位相に応じて二値化したビット系列にする硬判定処理と、ビット系列にされたN個のサンプル信号の各々を、既知の同期ワードのビット系列に対してスライディングさせつつビット相関値を求め、N個のサンプル信号のいずれかとのビット相関値が所定のしきい値を超えたときに同期ワードを検出すると共に、ビット相関値が所定のしきい値を超えたときのサンプル信号に応じてシンボルタイミングを検出する検出処理と、を含む同期検出工程と、を有するフレーム同期検出方法であって、前記同期検出工程は、サンプル信号群の各々の位相が異なるようずらした複数のサンプル信号群を生成して、このように生成された複数のサンプル信号群の各々に対して判定処理及び検出処理を行い、同期ワード及びシンボルタイミングを検出することを特徴とする。
また、本発明は、同期ワードを含むフレームで構成され直交変調された受信信号をそのシンボルレートのK倍(Kは、2以上の正の数)の周期でサンプリングするサンプリング工程と、サンプリングされた受信信号を、サンプル信号群であるN個(Nは、2以上でK以下の正の整数)のサンプル信号に多重分離する分離工程と、N個のサンプル信号の各々を直交座標上における各々の位相に応じて二値化したビット系列にする硬判定処理と、ビット系列にされたN個のサンプル信号の各々を、既知の同期ワードのビット系列に対してスライディングさせつつビット相関値を求め、N個のサンプル信号のいずれかとのビット相関値が所定のしきい値を超えたときに同期ワードを検出すると共に、ビット相関値が所定のしきい値を超えたときのサンプル信号に応じてシンボルタイミングを検出する検出処理と、を含む同期検出工程と、を有するフレーム同期検出方法であって、前記同期検出工程は、前記サンプル信号群をπ/2L(Lは、2以上の正の整数)ずつ位相をずらしたL個のサンプル信号群を生成する移相処理を含み、このように生成されたL個のサンプル信号群の各々に対して前記判定処理及び検出処理を行い、前記同期ワード及びシンボルタイミングを検出することを特徴とする。
また、他の本発明では、前記同期検出工程は、L個のサンプル信号群の各々に対して、N個のサンプル信号の各々の直交座標上における理想的な位相に対する位相誤差を検出する位相誤差検出処理と、前記ビット相関値が複数のサンプル信号とで所定のしきい値を超えた場合に、検出された位相誤差が最も小さいサンプル信号に応じてシンボルタイミングを検出する処理と、を含むことが望ましい。
また、他の本発明では、前記同期検出工程は、L個のサンプル信号群の各々に対して、N個のサンプル信号の各々を、同期ワードを直交座標上で位相回転させたビット系列に対してスライディングさせつつビット相関値を求め、N個のサンプル信号のいずれかとのビット相関値が所定のしきい値を超えたときに同期ワードを検出すると共に、ビット相関値が所定のしきい値を超えたときのサンプル信号に応じてシンボルタイミングを検出する処理を含むことが望ましい。
本発明によれば、受信信号の周波数ずれに対する耐性を向上させ正常に同期ワードを検出する可能性を高めることにより正常にシンボルタイミングを検出する可能性を高めることができるフレーム同期検出方法を実現することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて説明する。図1は、本実施形態に係るフレーム同期検出方法を具現化するためのフレーム同期検出装置100の構成を示す図である。また、図2は、本実施形態に係るフレーム同期検出方法におけるSW同期検出確認の手順を示す図である。なお、本実施形態では、受信信号が図4(b)に示すような同期ワードを含むフレーム構成であり差動直交位相変調方式(DQPSK:Differential QPSK)で変調されているものとする。
図1において、図示しない直交検波回路によって同相信号と直交信号が検出された受信信号は、サンプリング回路10に入力される。サンプリング回路10に入力された受信信号の同相信号と直交信号は、そのシンボルレートのK倍(Kは、2以上の正の数)の周期でサンプリングされる(一例として、K=4とする)。なお、Kの倍数を大きくすることにより、シンボルタイミングの検出精度を向上させることができる。
次に、サンプリングされた受信信号の同相信号と直交信号は、多重分離回路20により、1/Nシンボルずつタイミングをずらしたサンプリング点の系列であるN個のサンプル信号に多重分離される(Nは、2以上でK以下の正の整数、一例としてN=4とする)。多重分離されたN個のサンプル信号は、各々が0〜3の順番に振り分けられる。
前述したように、受信信号はDQPSK変調されているため、N個のサンプル信号は、各々が遅延検波回路30に入力され遅延検波される。遅延検波されたサンプル信号0〜3を図2に示す。なお、図2において、I001〜I301やQ001〜Q301は、受信信号の1シンボル分のデータを表している。
遅延検波されたサンプル信号0〜3は、硬判定回路40a(40b)及び位相誤差移動平均検出回路50a(50b)に入力される。なお、硬判定回路40b及び位相誤差移動平均検出回路50bに入力されるサンプル信号0〜3は、45度位相回転回路80bにより45度移相されてから入力される(この移相は「遅れ」でも「進み」でもよい)。
なお、後述するが、45度位相回転回路80bの移相量は、同期検出を行う硬判定回路40a(40b)、位相誤差移動平均検出回路50a(50b)、メモリブロック60a(60b)、セレクタ回路71a及び73a(71b及び73b)の並列数Lに対してπ/2L(Lは、2以上の正の整数)ずつ位相をずらすよう構成されるのが望ましい。
遅延検波されたサンプル信号0〜3は、硬判定回路40aにより、直交座標面上における各々の位相に応じて二値化したビット系列にされる(硬判定)。すなわち、そのサンプル信号の位相が、第1象限にある場合は“00”、第2象限にある場合は“01”、第3象限にある場合は“11”、第4象限にある場合は“10”にされる。このように、サンプル信号0〜3は、同相信号と直交信号との複素信号から二値化したビット系列にされる。
さらに、サンプル信号0〜3は、位相誤差移動平均検出回路50aにより、サンプル信号ごとに理想的な位相に対する誤差である位相誤差移動平均値が求められる。この位相誤差移動平均値は、サンプル信号0〜3の各々の同相信号及び直交信号に基づいてそのサンプル信号の位相が直交座標面上の第1〜第4象限のうちどの象限にあるかを検出し、そのサンプル信号の位相とその位相がある象限における理想的な位相(例えば、π/4[rad],3π/4[rad],5π/4[rad],7π/4[rad])との差分により検出される。後述するが、このような位相誤差移動平均値を検出することにより、シンボルタイミングの検出をより精度良く行うことができる。そして、検出された位相誤差移動平均値は、セレクタ回路73aにより、1つずつ同期検出回路80に受け渡される。
そして、硬判定により二値化されたサンプル信号0〜3は、メモリブロック60aに格納される。このメモリブロック60aは、サンプル信号毎に同期ワードのシンボル数Mに相当するM段のメモリ6a−1〜6a−Mを有する。また、メモリ6a−1〜6a−Mはフリップフロップ回路で構成しても良い。そして、メモリブロック60aに格納されたサンプル信号0〜3のビット系列は、セレクタ回路71aにより、Mビットずつ同期検出回路80に受け渡される。
同期検出回路80に受け渡されたMビットずつのサンプル信号0〜3は、既知の同期ワードとの間でビット相関が行われる。まず、サンプル信号1のビット系列が既知の同期ワードのビット系列とビット単位で比較され一致するビットの数がカウントされる。また、このようなビット単位での比較は、排他的論理和回路等により行われる。そして、このような比較がサンプル信号1〜3についても同様に行われ、既知の同期ワードと一致するビットの数がカウントされる(SW同期確認1)。
そして、一致するビットの数が所定のしきい値を超えない場合は、一致するビットの数が所定のしきい値を超えるまで、サンプル信号0〜3を1ビットずつスライディングさせて、既知の同期ワードと一致するビットの数をカウントする(SW同期確認2〜5)。そして、同期検出回路80は、サンプル信号0〜3のうちのいずれかのビット系列が、既知の同期ワードと一致するビットの数が所定のしきい値を超えたときに、同期が取れたと判定する(すなわち、同期ワードが検出される)。なお、ビット相関は、一致しないビットの数をカウントして所定のしきい値以下になったときに同期が取れたと判定しても良い。また、同様な作業を、硬判定回路40b、位相誤差移動平均検出回路50b、メモリブロック60b、セレクタ回路71b(及び同期検出回路80)でも行う(なお、前述した比較は、既知の同期ワードの位相を90度回転させた同期ワードとの間でも同時に行う)。
上述したように、受信信号に周波数ずれが生じていると、受信信号の位相が回転してしまう。例えば、シンボルレートが4.8kspsの受信信号で600Hzほど周波数ずれが生じてしまうと、受信信号の位相が45度回転してしまう。また、このような位相回転は、前述した硬判定回路40aにおいて、誤りを生じやすくさせる。
本実施形態に係るフレーム同期検出方法では、45度位相回転させた受信信号のサンプル信号群で、硬判定回路40b、位相誤差移動平均検出回路50b、メモリブロック60b、セレクタ回路71b(及び同期検出回路80)を用いて同期検出を行うため、上述したような誤りが生じたとしても、同期ワードの検出を行うことができる。
また、前述したように、各々のサンプル信号は、1/Nシンボルずつタイミングがずれているため、所定のしきい値を超えたサンプル信号に応じてシンボルタイミングを検出することにより、1/Nシンボルの整数倍の精度でシンボルタイミングを検出することができる。また、サンプリングの倍数Kを大きく(して、これに伴い多重分離する数Nを大きく)することにより、シンボルタイミングをより精度良く検出することができる。また、45度位相回転させた受信信号のサンプル信号群で、硬判定回路40b、位相誤差移動平均検出回路50b、メモリブロック60b、セレクタ回路71b(及び同期検出回路80)により同期ワードが検出された場合、キャリア周波数誤差600Hz±300Hzの範囲にあることを検出することができる。このように検出されたキャリア周波数誤差を後段の信号の復調処理で用いてもよい。
一方、このようなビット相関を用いてSW同期検出確認を行っているため、いくつかのサンプル信号で、そのビット相関値が所定のしきい値を超えてしまうこともある。このような場合は、以下のような方法により、より精度良くシンボルタイミングを検出することができる。
まず、ビット相関値が所定のしきい値を超えた場合に、その後1/2シンボル分のSW同期検出確認の処理を継続する。また、位相誤差移動平均回路50aは、位相誤差移動平均値を検出し、これをセレクタ回路73aに出力する。セレクタ回路73aは、位相誤差移動平均値を制御信号に応じてセレクタ回路71aのサンプル信号の受け渡しに同期して同期検出回路80に受け渡す。そして、その1/2シンボル分の範囲内においてビット相関値が、所定のしきい値を超えたタイミングにおいて、前述した位相誤差移動平均値が最小となるサンプル信号を同期ワードの検出ポイントとして判定する。これにより、より正確なシンボルタイミングの検出をすることができる。なお、検出する範囲は、1/Nシンボル分の範囲よりも大きければ(1/2シンボル分の範囲でなくても)良い。
また、同期ワードの検出時に受信信号がキャリア周波数のずれに伴う周波数オフセットを持っており、シンボルレートの1/8以上の周波数オフセットを持っていると、サンプル信号の位相が45度以上回転してしまう。このように位相が回転したサンプル信号と、既知の同期ワードと、ビット相関を検出すると同期ワードの検出ポイントの判定を誤ってしまう。このため、以下に示すように、90度位相を回転させた同期ワードを予め用意しておくのが望ましい。これについて以下に説明する。
図3は、本実施形態に係る(遅延検波された)サンプル信号のコンスタレーションの様子を示す図である。また、図3(a)は、周波数オフセットが無い場合のサンプル信号のコンスタレーションを表す図である。
ここで、図3(b)に示すように周波数オフセットが“+”であると、本来は“00”のサンプル信号は“01”に、本来は“01”のサンプル信号は“11”になる。また、図3(c)のように周波数オフセットが“−”であると、本来は“00”のサンプル信号は“10”に、本来は“01”のサンプル信号は“00”になる。
前述したように、このように受信信号に周波数オフセットがあると、そのサンプル信号と既知の同期ワードとのビット相関値にも誤差が発生する。そこで、あらかじめ受信信号の周波数オフセットが“+”方向、又は、“−”方向にずれた場合の同期ワードのビット系列を用意しておき、サンプル信号とのビット相関値を算出し同期ワードの検出を行う。
また、あらかじめ周波数オフセットの情報を加味した同期データを用意しておくことにより、周波数オフセットがシンボルレートの1/8以上あった場合にも同期ワードを検出することができる。また、遅延検波されたサンプル信号のビット系列を、一定量(例えば90度)回転させ、同期ワードとのビット相関を取ることによっても良い。なお、セレクタ回路71a及び73bから出力されるサンプル信号のいずれに対しても90度位相回転させた同期ワードを用意しておけばよい。
以上説明したように、本実施形態に係るフレーム同期検出方法は、前記サンプル信号群をπ/2L(Lは、2以上の正の整数)ずつ位相をずらしたL個のサンプル信号群を生成する移相処理を含み、このように生成されたL個のサンプル信号群の各々に対して前記判定処理及び検出処理を行い、前記同期ワード及びシンボルタイミングを検出することにより、受信信号の周波数ずれに対する耐性を向上させ正常に同期ワードを検出する可能性を高めることにより正常にシンボルタイミングを検出する可能性を高めることができるフレーム同期検出方法を実現する。なお、本実施形態ではL=2の場合について説明したが、2以上であってもよいのは言うまでもない。また、Lを3以上にすることにより、キャリア周波数誤差の検出精度を高めることができる。
また、サンプル信号群の各々の位相が異なるようずらした複数のサンプル信号群を生成して、このように生成された複数のサンプル信号群の各々に対して判定処理及び検出処理を行い、同期ワード及びシンボルタイミングを検出する構成としてもよい。さらに、本実施形態に係るフレーム同期検出方法は、本実施形態では一例としてDQPSKとし、サンプリングの倍数を4倍としたが、これに限るものではないことは言うまでもない。
本実施形態に係るフレーム同期検出方法を具現化するためのフレーム同期検出装置10の構成を示す図である。 本実施形態に係るフレーム同期検出方法におけるSW同期検出確認の手順を示す図である。 本実施形態に係る(遅延検波された)サンプル信号のコンスタレーションの様子を示す図である。 直交変調方式を利用した無線通信システムのフレーム構成を示す図である。
符号の説明
10 サンプリング回路、20 多重分離回路、30 遅延検波回路、40a,40b 硬判定回路、50a,50b 位相誤差移動平均検出回路、60a,60b メモリブロック、71a,73a,71b,73b セレクタ回路、80 同期検出回路、100 フレーム同期検出装置。

Claims (4)

  1. 同期ワードを含むフレームで構成され直交変調された受信信号をそのシンボルレートのK倍(Kは、2以上の正の数)の周期でサンプリングするサンプリング工程と、
    サンプリングされた受信信号を、サンプル信号群であるN個(Nは、2以上でK以下の正の整数)のサンプル信号に多重分離する分離工程と、
    N個のサンプル信号の各々を直交座標上における各々の位相に応じて二値化したビット系列にする硬判定処理と、ビット系列にされたN個のサンプル信号の各々を、既知の同期ワードのビット系列に対してスライディングさせつつビット相関値を求め、N個のサンプル信号のいずれかとのビット相関値が所定のしきい値を超えたときに同期ワードを検出すると共に、ビット相関値が所定のしきい値を超えたときのサンプル信号に応じてシンボルタイミングを検出する検出処理と、を含む同期検出工程と、
    を有するフレーム同期検出方法であって、
    前記同期検出工程は、
    サンプル信号群の各々の位相が異なるようずらした複数のサンプル信号群を生成して、このように生成された複数のサンプル信号群の各々に対して判定処理及び検出処理を行い、同期ワード及びシンボルタイミングを検出することを特徴とするフレーム同期検出方法。
  2. 同期ワードを含むフレームで構成され直交変調された受信信号をそのシンボルレートのK倍(Kは、2以上の正の数)の周期でサンプリングするサンプリング工程と、
    サンプリングされた受信信号を、サンプル信号群であるN個(Nは、2以上でK以下の正の整数)のサンプル信号に多重分離する分離工程と、
    N個のサンプル信号の各々を直交座標上における各々の位相に応じて二値化したビット系列にする硬判定処理と、ビット系列にされたN個のサンプル信号の各々を、既知の同期ワードのビット系列に対してスライディングさせつつビット相関値を求め、N個のサンプル信号のいずれかとのビット相関値が所定のしきい値を超えたときに同期ワードを検出すると共に、ビット相関値が所定のしきい値を超えたときのサンプル信号に応じてシンボルタイミングを検出する検出処理と、を含む同期検出工程と、
    を有するフレーム同期検出方法であって、
    前記同期検出工程は、
    前記サンプル信号群をπ/2L(Lは、2以上の正の整数)ずつ位相をずらしたL個のサンプル信号群を生成する移相処理を含み、このように生成されたL個のサンプル信号群の各々に対して前記判定処理及び検出処理を行い、前記同期ワード及びシンボルタイミングを検出することを特徴とするフレーム同期検出方法。
  3. 請求項2に記載のフレーム同期検出方法であって、
    前記同期検出工程は、
    L個のサンプル信号群の各々に対して、N個のサンプル信号の各々の直交座標上における理想的な位相に対する位相誤差を検出する位相誤差検出処理と、前記ビット相関値が複数のサンプル信号とで所定のしきい値を超えた場合に、検出された位相誤差が最も小さいサンプル信号に応じてシンボルタイミングを検出する処理と、を含むことを特徴とするフレーム同期検出方法。
  4. 請求項2又は3に記載のフレーム同期検出方法であって、
    前記同期検出工程は、
    L個のサンプル信号群の各々に対して、N個のサンプル信号の各々を、同期ワードを直交座標上で位相回転させたビット系列に対してスライディングさせつつビット相関値を求め、N個のサンプル信号のいずれかとのビット相関値が所定のしきい値を超えたときに同期ワードを検出すると共に、ビット相関値が所定のしきい値を超えたときのサンプル信号に応じてシンボルタイミングを検出する処理を含むことを特徴とするフレーム同期検出方法。
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