JP2022174840A - 復調器、無線機、検出方法、及び検出プログラム - Google Patents

復調器、無線機、検出方法、及び検出プログラム Download PDF

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  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)

Abstract

【課題】同期ワードの検出精度を向上する復調器、無線機、検出方法、及び検出プログラムを提供する。【解決手段】復調器1は、シンボルレートのn倍(nは2以上の整数)の周波数でサンプリングした受信データを、ビットデータに変換するビット変換部11と、ビットデータをシンボルレートでデシメーションすることでn個のビット列を生成し、各ビット列と同期ワードとの間における誤りビット数を算出する相関部12と、n個のビット列のうちの1のビット列の誤りビット数が第1の閾値以下である場合、1のビット列と隣接する隣接ビット列の誤りビット数が、第1の閾値より大きい第2の閾値以下であるかを判定し、判定結果に応じて同期ワードを検出する検出部13と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は復調器、無線機、判定方法、及び判定プログラムに関し、特に同期ワードを検出する技術に関する。
BTR(Bit Timing Recovery)と同期ワードとから構成されるプリアンブルパターンを受信する場合、受信フレームデータを十分長くバッファした後にタイミングリカバリが行われる。そして、AFC(Auto Frequency Control)処理や、同期検出処理が行われる。
TDMA(Time Division Multiple Access)通信のように、限られた時間内により多くのデータを送受信する通信では、より少ないシンボル数でプリアンブルを検出することが望ましい。そして、無線システムにおいて同期状態をより低遅延で検出するためには、プリアンブルシンボルのみを用いた同期検出が望ましい。このような場合、後続のデータシンボルを利用したAFC等の処理を行うことができず、限られたシンボルでのAFCや位相補正が必要となる。しかし、計算誤差の増加に伴って検出漏れや誤検出が増加するため、データを正常に復調できなくなるおそれがある。
なお、変復調技術としてMPSK(Multi Phase Shift Keying)技術が知られている。特許文献1は、集積化可能なMPSKの復調回路に関する技術を開示している。
特開平09-051361号公報
上記の通り、同期状態を低遅延で検出することが望まれている。本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、同期ワードの検出精度を向上する復調器、無線機、判定方法、及び判定プログラムを提供する。
本発明にかかる復調器は、
シンボルレートのn倍(nは2以上の整数)の周波数でサンプリングした受信データを、ビットデータに変換するビット変換部と、
前記ビットデータを前記シンボルレートでデシメーションすることでn個のビット列を生成し、各ビット列と同期ワードとの間における誤りビット数を算出する相関部と、
前記複数のビット列のうちの1のビット列の前記誤りビット数が第1の閾値以下である場合、前記1のビット列と隣接する隣接ビット列の前記誤りビット数が、前記第1の閾値より大きい第2の閾値以下であるかを判定し、判定結果に応じて前記同期ワードを検出する検出部と、
を備える。
本発明にかかる無線機は、上記復調器を備える。
本発明にかかる検出方法は、
コンピュータが、
シンボルレートのn倍(nは2以上の整数)の周波数でサンプリングした受信データを、ビットデータに変換し、
前記ビットデータを前記シンボルレートでデシメーションすることでn個のビット列を生成し、各ビット列と同期ワードとの間における誤りビット数を算出し、
前記複数のビット列のうちの1のビット列の前記誤りビット数が第1の閾値以下である場合、前記1のビット列と隣接する隣接ビット列の前記誤りビット数が、前記第1の閾値より大きい第2の閾値以下であるかを判定し、判定結果に応じて前記同期ワードを検出する。
本発明にかかる検出プログラムは、
コンピュータに、
シンボルレートのn倍(nは2以上の整数)の周波数でサンプリングした受信データを、ビットデータに変換する処理と、
前記ビットデータを前記シンボルレートでデシメーションすることでn個のビット列を生成し、各ビット列と同期ワードとの間における誤りビット数を算出する処理と、
前記複数のビット列のうちの1のビット列の前記誤りビット数が第1の閾値以下である場合、前記1のビット列と隣接する隣接ビット列の前記誤りビット数が、前記第1の閾値より大きい第2の閾値以下であるかを判定し、判定結果に応じて前記同期ワードを検出する処理と、
を実行させる。
本発明により、同期ワードの検出精度を向上する復調器、無線機、判定方法、及び判定プログラムを提供できる。
実施形態1にかかる復調器の構成を示すブロック図である。 実施形態2にかかる復調器の構成を示すブロック図である。 実施形態2にかかる同期ワード検出器の構成を示すブロック図である。 実施形態2にかかる受信データフレームのフォーマットを示す概略図である。 実施形態2にかかる位相差変換部の構成を示すブロック図である。 信号空間ダイヤグラムを例示する概略図である。 位相差データ列を例示する概略図である。 複数のビット列を例示する概略図である。 実施形態2にかかるTDMAスロットを例示する概略図である。 実施形態2にかかる検出方法の同期検出率を示す概略図である。 実施形態2にかかる検出方法の誤検出率を示す概略図である。
(実施形態1)
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1は、実施形態1にかかる復調器1の構成を示すブロック図である。復調器1は、無線機に備えられていてもよい。復調器1は、ネットワーク(不図示)と接続されており、ネットワークを介して受信データを受信し、復調を行う。復調器1は、受信データを差動復調してもよい。受信データには、フレーム同期のための同期ワードが含まれているものとする。
復調器1は、ビット変換部11と、相関部12と、検出部13とを備えている。ビット変換部11は、シンボルレートのn倍(nは2以上の整数)の周波数でサンプリングした受信データを、ビットデータに変換する。
なお、復調器1は、上記受信データを差動復調する位相差変換部(不図示)をさらに備えていてもよい。このような場合、ビット変換部11は、差動復調されたデータをビットデータに変換する。差動変調を用いることにより、AFC等の処理が不要となる。位相差変換部(不図示)は、受信データと、受信データをシンボル間隔で遅延させて複素共役をとったデータと、を複素乗算することで受信データを差動復調してもよい。
相関部12は、ビットデータをシンボルレートでデシメーションすることでn個のビット列を生成する。n個のビット列は、デシメーション点が互いに異なっている。そして、相関部12は、各ビット列と同期ワードとの間における誤りビット数を算出する。
検出部13は、n個のビット列のうちの1のビット列の誤りビット数が第1の閾値以下である場合、隣接ビット列の誤りビット数が第2の閾値以下であるかを判定し、判定結果に応じて同期ワードを検出する。隣接ビット列は、上記1のビット列と隣接するビット列である。第2の閾値は、第1の閾値より大きいものとする。隣接ビット列は、デシメーション点において上記1のビット列と隣接している。換言すると、隣接ビット列のサンプリング点は、1のビット列のサンプリング点と隣接している。検出部13は、1のビット列と隣接する2つのビット列の誤りビット数が第2の閾値以下であるかを判定してもよく、1のビット列と隣接する1つのビット列の誤りビット数が第2の閾値以下であるかを判定してもよい。
受信データがプリアンブルデータ及びユーザデータを含んでいる場合、復調器1は、プリアンブルデータから同期ワードを検出しなかった場合に省電力動作に移行してもよい。これにより、復調器1は、より少ない消費電力で同期ワードを検出できる。したがって、復調器1がバッテリを備える場合、運用時間を長くできる。検出部13は、TDMA(Time Division Multiple Access)のスロット毎に同期ワードの検出を行ってもよい。
尚、復調器1は、図示しない構成としてプロセッサ、メモリ及び記憶装置を備える。また、当該記憶装置には、実施形態1にかかる判定方法の処理が実装されたコンピュータプログラムが記憶される。そして、当該プロセッサは、記憶装置からコンピュータプログラムを該メモリへ読み込ませ、当該コンピュータプログラムを実行する。これにより、該プロセッサは、ビット変換部11、相関部12、及び検出部13の機能を実現する。または、ビット変換部11、相関部12、及び検出部13は、それぞれが専用のハードウェアで実現されていてもよい。
実施形態1によると、隣接ビット列と同期ワードとの相関を考慮することにより同期ワードを検出する。したがって、実施形態1にかかる復調器は、同期ワードの検出精度を向上できる。
(実施形態2)
図2は、実施形態2にかかる復調器20の構成を示すブロック図である。復調器20は、上述した復調器1の具体例である。復調器20は、無線機に備えられていてもよい。復調器20は、アナログ受信器21、直交復調器22、帯域制限フィルタ23、同期ワード検出器25、周波数補正器26、シンボルタイミング検出器27、シンボル/ビット変換器28、及びフレーム除去器29を備える。
復調器20は、アナログ受信器21にてAGC(Auto Gain Control)を行い、直交復調器22より出力されるIQデータをパケット単位で取り込み、帯域制限フィルタ23に通す。そして、同期ワード検出器25は、入ってくるIQデータ(以下、IQデータ24と称される)から基準となる同期ワードを検出する。
そして、復調器20は、周波数補正器26で周波数ずれ成分の抽出と補正を行う。周波数補正器26は、例えば、複素乗算部(不図示)、位相変換部(不図示)、近似直線計算部(不図示)、及び周波数補正部(不図示)を備えていてもよい。複素乗算部(不図示)は、IQデータを所定回数分掛け合わせ、IQデータを1つの点に収束させる。位相変換部(不図示)は、収束したIQデータを位相情報に変換する。近似直線計算部(不図示)は、記憶装置に蓄積された位相情報群に対して、近似直線の傾きを最二乗法で計算する。周波数補正部(不図示)は、計算結果である傾きを周波数ずれ成分とし、IQデータに対して補正を行う。
そして、復調器20は、シンボルタイミング検出器27にてシンボルタイミングでのデータを抽出し、シンボル/ビット変換器28にてビットデータに変換し、フレーム除去器29にて余分なフレームを除去し、ユーザデータ210として出力する。
図3は、同期ワード検出器25の構成を示すブロック図である。同期ワード検出器25は、位相差変換部251、ビット変換部252、ビット相関部253、及び同期検出部254を備えている。
位相差変換部251は、IQデータと、シンボル間隔で遅延させる遅延回路を経由させて複素共役をとったIQデータと、を複素乗算することで位相差変換を行う。位相差変換部251は、位相差変換したデータ(位相差データとも称される)をビット変換部252に出力する。
ビット変換部252は、上述したビット変換部11の具体例である。ビット変換部252は、位相差データをビットデータに変換する。
ビット相関部253は、上述した相関部12の具体例である。ビット相関部253は、同期ワードビット分の長さのビット列を生成し、各ビット列と、理想的な同期ワードのビット列とのビット相関値をとり、誤りビット数を算出する。各ビット列は、上記ビットデータをシンボル間隔でデシメーションしたものである。
同期検出部254は、上述した検出部13の具体例である。同期検出部254は、誤りビット数が許容誤りビット数(上述した第1の閾値に対応する)以下となるビット列が存在した場合、当該ビット列に隣接する隣接ビット列において誤りビット率が、許容誤りビット数+α以下となるか否かを確認する。ここで、(許容誤りビット数+α)は、上述した第2の閾値に対応している。同期検出部254は、条件を満たすビット列を出力する。
次に、復調器20の動作を具体的に説明する。復調器20は、バッテリを使用した無線機に備えられており、TDMAの1スロット毎にプリアンブルを検出できなかった場合(つまり、同期ワードを検出できなかった場合)、省電力動作を行う。使用する変調方式は、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying)とし、シンボルレートを12kHzとする。ベースバンド信号のサンプリングレートは、シンボルレートの8倍とする。換言すると、サンプリングされたデータは、8倍にインターポレートされている。フィルタのロールオフ率は、0.5とする。
図4は、受信データフレームの概要を示す概略図である。無線フレームには、3ビットのガードシンボルと、8ビットのBTR(Bit Timing Recovery)と、16ビットのUW(Uniquie Word)と、213ビットのユーザデータとが含まれている。UWは、同期ワードに対応しており、ユニークワードとも称される。
次に図5を参照して、同期ワード検出器25の動作について説明する。図5は、同期ワード検出器25に含まれる位相差変換部251の構成を示すブロック図である。まず、同期ワード検出器25にIQデータ(X=I+Qi)が入力される。位相差変換部251は、ブロック2511、2512、及び2513の処理を行い、IQデータを複素データ(位相差データ)に変換する。つまり、位相差変換部251は、ブロック2511でIQデータをシンボル間隔(例えば、サンプリング間隔の8倍)で遅延させ、ブロック2512で複素共役をとる。そして、位相差変換部251は、複素共役をとったデータとIQデータとをブロック2513で複素乗算し、位相差データを生成する。そして、ビット変換部252は、信号空間ダイヤグラム基づいて、位相差データをビットデータに変換する。図6は、QPSKの信号空間ダイヤグラムを表している。
図7は、変換されたビットデータ(位相差データ列とも称される)を例示する概略図である。BTR7~8は、BTRの7~8番目のビットを表している。UW1~UW8は、UWの1~8番目のビットを表している。DATA1~2は、DATAの1~2番目のビットを表している。
UW1-1~1-nは、いずれもUW1を表しているが、それぞれ受信タイミング(サンプリングタイミング)が異なっている。サンプリングレートを8倍にしていることから、UW1に対応するビットが8個存在している。BTR7~8、UW2~8、DATA1~2についても同様である。
次に、ビット変換部252は、ビットデータ(位相差データ列)からシンボル間隔のビット列を複数生成する。つまり、ビット相関部253は、図7の位相差データ列をシンボル間隔でデシメーションする。図8は、シンボル間隔でデシメーションされた8個のビット列を表している。ビット列1は、BTR7-1~8-1、UW1-1~1-8、DATA1-1~2を含んでいる。ビット列2~8も同様である。
次に、ビット相関部253は、各ビット列と理想の同期ワードビットとの相関検出を行う。ビット相関部253は、例えば、同期するタイミングのビット列における誤りビット数を4(上述した第1の閾値に対応する)とし、上記ビット列と隣接するビット列における誤りビット数を7(上述した第2の閾値に対応する)として検出を行ってもよい。
1のデシメーション点、及び上記1のデシメーション点と隣接する隣接デシメーション点でのビット相関が検出条件を満たした場合、復調器20は、同期検出したものとして受信処理を継続する。一方、TDMAのスロット時間において規定のタイミングまでに同期を検出できなかった場合、復調器20は、受信処理を停止し、省電力動作へ移行する。復調器20は、スロット毎に上記動作を繰り返すものとする。
次に、実施形態2が奏する効果について詳細に説明する。復調器20は、プリアンブルパターンの情報のみを使用することで、低遅延で同期検出を行うことができる。復調器20は、図9に示す通り、TDMAのスロット単位でより早く省電力処理に移行することができる。また、ビット相関をとる処理は、デシメーション点及び隣接デシメーション点において同様であるため適用が容易である。
また、復調器20は、差動復調を行うためAFCを行う必要がない。そして、復調器20は、隣接ビット列でも、許容誤りビットを多くしてビット相関を検出するため、誤検出率を下げられる。復調器20は、TDMAで同期が確立された後、同期ワード検出にウインドウ処理を追加して検出する受信データを絞り、さらに誤検出を下げてもよい
復調器20は、同期検出率に影響を与えることなく誤検出率を下げられる。発明者は、ベースバンド信号に対してガウスノイズを付加したものを用いて同期検出率の評価を行った。発明者は、Eb/No(Energy per bit to noise power spectral density ratio)は10dB~4dBとし、それぞれにおける同期検出率を、関連技術を適用した場合と、実施形態2を適用した場合とで比較した。
関連技術を適用した場合とは、受信データを溜め込んでタイミングを検出し、検出されたタイミングに基づきビット相関をとる方法である。また、実施形態2を適用する方法とは、上述の通り、隣接ビット列における誤りビット数を考慮するものである。また、発明者は、上述したガウスノイズのみを入力し、誤検出率を、関連技術を適用した場合と、実施形態2を適用した場合とで比較した。
評価結果を図10及び図11に示す。図10は、関連技術を適用した場合の同期検出率と、実施形態2を適用した場合の同期検出率の比較結果を示している。Eb/Noが7dB~10dBまでの範囲では、同期検出率は、両者とも100%である。また、Eb/Noが6dB以下となる範囲では、同期検出率には、僅かな差のみが生じており、大きな差は生じていない。
図11は、関連技術を適用した場合の誤検出率と、実施形態2を適用した場合の誤検出率の比較結果を示している。実施形態2を適用した場合の誤検出率は、関連技術を適用した場合の誤検出率の半分以下に抑えられている。
実施形態2では、同期検出の判定を行うまでの時間をTDMAスロットに比べて短くすることで、TDMAスロットの残りの時間を省電力時間とすることができる。誤検出率を下げることで、復調器20は、さらに省電力性を向上できる。なぜならば、誤検出した場合には、1スロットの間受信処理を行う必要があるからである。発明者は、実施形態2にかかる検出方法の適用により、運用時間を8%程度低減できることを確認した。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。例えば、MSK変調やQAM変調を行ったデータの復調器にも適用可能である。
1、20 復調器
11 ビット変換部
12 相関部
13 検出部
21 アナログ受信器
22 直交復調器
23 帯域制限フィルタ
24 IQデータ
25 同期ワード検出器
251 位相差変換部
2511、2512、2513 ブロック
252 ビット変換部
253 ビット相関部
254 同期検出部
26 周波数補正器
27 シンボルタイミング検出器
28 シンボル/ビット変換器
29 フレーム除去器
210 ユーザデータ

Claims (9)

  1. シンボルレートのn倍(nは2以上の整数)の周波数でサンプリングした受信データを、ビットデータに変換するビット変換部と、
    前記ビットデータを前記シンボルレートでデシメーションすることでn個のビット列を生成し、各ビット列と同期ワードとの間における誤りビット数を算出する相関部と、
    n個のビット列のうちの1のビット列の前記誤りビット数が第1の閾値以下である場合、前記1のビット列と隣接する隣接ビット列の前記誤りビット数が、前記第1の閾値より大きい第2の閾値以下であるかを判定し、判定結果に応じて前記同期ワードを検出する検出部と、
    を備える復調器。
  2. 前記受信データは、プリアンブルデータ及びユーザデータを含み、
    前記復調器は、
    前記プリアンブルデータから前記同期ワードを検出しなかった場合、省電力動作に移行する、
    請求項1に記載の復調器。
  3. 前記検出部は、
    TDMA(Time Division Multiple Access)のスロット毎に前記同期ワードを検出する、
    請求項2に記載の復調器。
  4. 前記復調器は、
    前記受信データを差動復調する位相差変換部、
    をさらに備え、
    前記ビット変換部は、
    差動復調されたデータを前記ビットデータに変換する、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の復調器。
  5. 前記位相差変換部は、
    前記受信データと、前記受信データをシンボル間隔で遅延させて複素共役をとったデータと、を複素乗算することで、前記受信データを差動復調する、
    請求項4に記載の復調器。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載された復調器を備える無線機。
  7. コンピュータが、
    シンボルレートのn倍(nは2以上の整数)の周波数でサンプリングした受信データを、ビットデータに変換し、
    前記ビットデータを前記シンボルレートでデシメーションすることでn個のビット列を生成し、各ビット列と同期ワードとの間における誤りビット数を算出し、
    n個のビット列のうちの1のビット列の前記誤りビット数が第1の閾値以下である場合、前記1のビット列と隣接する隣接ビット列の前記誤りビット数が、前記第1の閾値より大きい第2の閾値以下であるかを判定し、判定結果に応じて前記同期ワードを検出する、
    検出方法。
  8. 前記受信データは、プリアンブルデータ及びユーザデータを含み、
    前記プリアンブルデータから前記同期ワードを検出しなかった場合、省電力動作に移行する、
    請求項7に記載の検出方法。
  9. コンピュータに、
    シンボルレートのn倍(nは2以上の整数)の周波数でサンプリングした受信データを、ビットデータに変換する処理と、
    前記ビットデータを前記シンボルレートでデシメーションすることでn個のビット列を生成し、各ビット列と同期ワードとの間における誤りビット数を算出する処理と、
    n個のビット列のうちの1のビット列の前記誤りビット数が第1の閾値以下である場合、前記1のビット列と隣接する隣接ビット列の前記誤りビット数が、前記第1の閾値より大きい第2の閾値以下であるかを判定し、判定結果に応じて前記同期ワードを検出する処理と、
    を実行させる検出プログラム。
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