JP4482538B2 - 車両用フード構造 - Google Patents

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Description

本発明は、エンジンフードの裏面を形成するフードインナパネルにインシュレータおよびエア導入ダクトが設けられた車両用フード構造に関する。
車両のなかには、エンジンの上方にインタークーラーを備え、このインタークーラーに走行風を導くことにより、ターボチャージャーで圧縮したエアをインタークーラーで冷却するものがある。
このインタークーラーに走行風を導入するために、エア導入ダクトをエンジンフードの裏面に備えた車両用フード構造が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2005−186851公報
特許文献1の車両用フード構造によれば、エンジンフードの裏面(すなわち、フードインナパネル)にエア導入ダクトをボルト・ナットなどの締結部材で取り付け、エンジンフードを閉じた状態において、エア導入ダクトでインタークーラーの上面を覆い、エア導入ダクトの導入口から走行風を取り入れ、取り入れた走行風をインタークーラーダクトを経てインタークーラーに導くことが可能である。
ここで、フードインナパネルにエア導入ダクトを取り付ける作業は、エンジンフードを車体に取り付けた後工程でおこなわれることが一般的である。
よって、フードインナパネルにエア導入ダクトを取り付ける際には、エンジンフードを開けて斜め上向きに配置してフードインナパネルを外側に向け、外側に向けたフードインナパネルにエア導入ダクトを当て、ボルト・ナットなどの締結部材で取り付ける。
しかし、エンジンフードを開けて斜め上向きに配置した状態において、フードインナパネルは斜め下向きに配置されている。
よって、フードインナパネルにエア導入ダクトを取り付ける際には、フードインナパネルに当てたエア導入ダクトを、作業者が手で支えながらボルト・ナットなどの締結部材でフードインナパネルに取り付ける必要がある。
この際、作業者は、エア導入ダクトの全体を支えながら、締結作業をおこなうため、作業者にかかる負担が大きく、この観点から改良の余地が残されていた。
ところで、車両のなかには、フードインナパネルに遮音性などを高めるためにインシュレータを取り付けたものがある。
このインシュレータは、通常、フードインナパネル全域を覆うように形成され、その周縁がボルトなどの締結部材でフードインナパネルに取り付けられる。
このため、インシュレータの形状は比較的大きく、インシュレータの周縁を取り付けるためにボルト・ナットなどの締結部材を多数使用する必要があり、この観点から改良の余地が残されていた。
本発明は、フードインナパネルにエア導入ダクトを取り付ける際に作業者にかかる負担を軽減することができ、さらに、フードインナパネルにインシュレータを取り付けるために必要な締結部材を減らすことができる車両用フード構造を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、エンジンフードの裏面を形成するフードインナパネルに遮音用のインシュレータが設けられ、このインシュレータに重ねてインタークーラー用のエア導入ダクトが設けられた車両用フード構造において、前記フードインナパネルの車体後側端部に、車体前方に臨む側壁が形成され、この側壁に車体前方に向けて係止孔が形成された段部と、この段部の係止孔に挿入可能に形成され、前記エア導入ダクトに設けられた係止爪と、前記係止孔に挿入された係止爪を前記段部に締結する締結部材としてのボルトおよびナットと、を備え、前記係止爪に前記ナットが埋設され、前記係止爪が前記係止孔に挿入された状態で、前記ナットが前記段部に設けられたボルト孔と同軸上に配置され、前記ボルト孔から差し込まれた前記ボルトを前記ナットにねじ結合することで前記係止爪を前記段部に締結することを特徴とする。
請求項2に係る発明は、前記係止爪は、前記係止爪の先端部に向けて先細状に形成されていることを特徴とする。
請求項に係る発明は、前記エア導入ダクトおよび前記フードインナパネル間に前記インシュレータを挟み込むことを特徴とする。
請求項4に係る発明は、前記エア導入ダクトおよび前記フードインナパネル間に前記インシュレータを挟み込んだ状態で、前記エア導入ダクトの差込孔、前記インシュレータの貫通孔および前記フードインナパネルの取付孔が同軸上に配置され、前記差込孔、前記貫通孔および前記取付孔にボルトを差し込み、差し込んだボルトをねじ結合することを特徴とする。
請求項1に係る発明では、フードインナパネルの車体後側端部に段部を備え、この段部の側壁に車体前方に向けて係止孔を形成した。
よって、エンジンフードを開放した際に、係止孔は、エンジンフードの下側に位置し、かつ上向きとなる。
この係止孔に係止爪を挿入することで、エア導入ダクトの車体後側端部をフードインナパネルに係止することができる。
これにより、エア導入ダクトの車体前側端部を押さえるだけで、エア導入ダクトをフードインナパネルに簡単に保持することができる。
すなわち、作業者は、エア導入ダクトの車体前側端部を押さえるだけの状態で、締結部材を用いて係止爪を段部に締結することができる。
したがって、フードインナパネルにエア導入ダクトを取り付ける際に、作業者にかかる負担を軽減することができるという利点がある。
さらに、係止爪にナットが埋設されている。
この係止爪は、最大幅寸法が係止孔の幅寸法Wより僅かに小さく、厚さ寸法がTに形成されている。
厚さ寸法Tを比較的大きく設定することで、係止爪の肉厚を大きく確保してナットを良好に埋設することができる。
請求項2に係る発明では、係止爪を先細状に形成することで、係止爪を係止孔に容易に挿入することができる。
請求項に係る発明では、エア導入ダクトおよびフードインナパネル間にインシュレータを挟み込むことで、エア導入ダクトでインシュレータを支えることができる。
よって、エア導入ダクトを利用してインシュレータを支える部位を、ボルトなどの締結部材でフードインナパネルに締結する必要がない。
これにより、フードインナパネルにインシュレータを取り付けるために必要な締結部材を減らすことができるという利点がある。
請求項4に係る発明では、エア導入ダクトの差込孔、インシュレータの貫通孔およびフードインナパネルの取付孔にボルトを差し込み、差し込んだボルトをねじ結合することができる。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、「前」、「後」、「左」、「右」は作業者から見た方向に従い、前側をFr、後側をRr、左側をL、右側をRとして示す。
図1は本発明に係る車両用フード構造を備えた車両を示す斜視図である。
車両10は、車体前部11にフロントバルクヘッド12を備え、フロントバルクヘッド12後方のエンジンルーム13にエンジン14を備え、エンジン14の上方にインタークーラー15を備え、エンジンルーム13後部の左右側に左右のアッパサイドメンバー17(左アッパサイドメンバーは図示せず)をそれぞれ設け、左右のアッパサイドメンバー17にヒンジ18を介して車両用フード構造20を備える。
車両用フード構造20は、エンジンフード21がフードアウタパネル22の裏面にフードインナパネル23を設けることで形成され、フードインナパネル23にインシュレータ25が設けられ、インシュレータ25に重ねてインタークーラー15用のエア導入ダクト26が設けられ、フードインナパネル23の車体前側端部23aにストライカ28が形成されている。
エア導入ダクト26は、前半分がダクト本体31に形成され、後半分がカバー32に形成されている。
ダクト本体31は、ダクト本体31の車体前側端部31aに導入口34が形成されるとともに、車体後側端部31bにカバー32の裏面32a側に臨む導出口35が形成され、導入口34および導出口35が導入流路(図示せず)で連通されている。
エンジンフード21は、左右のアッパサイドメンバー17にヒンジ18を介して左右の後端部21a,21b(左後端部21aは図2参照)が設けられている。
これにより、エンジンフード21は、ヒンジ18を支点にして開位置と閉位置との間でスイング自在に左右のアッパサイドメンバー17に取り付けられている。
エンジンフード21を閉じた際に、ロック機構37のフード係止爪38がストライカ28に係止する。ロック機構37は、フロントバルクヘッド12に取り付けられている。
エンジンフード21を閉じることにより、エア導入ダクト26のカバー32でインタークーラー15の上部15aが覆われる。
よって、車両10が走行すると、走行風がエア導入ダクト26の導入口34から導入流路内に矢印の如く進入し、導入流路を経て導出口35からカバー32の裏面32a側に矢印の如く導かれる。
カバー32の裏面32a側に導かれた走行風は、インタークーラー15の上部から内部に導かれる。これにより、ターボチャージャー(図示せず)で圧縮したエアを、インタークーラー15で冷却することができる。
以下、車両用フード構造20について説明する。なお、車両用フード構造20の理解を容易にするために、車両用フード構造20を車体前部11から外した状態で説明する。
図2は本発明に係る車両用フード構造をエンジンフードの裏面側から見た状態を示す平面図、図3は本発明に係る車両用フード構造を分解した状態を示す平面図である。
エンジンフード21は、後辺41が車体幅方向に延びるように湾曲状に形成され、後辺41の左右端部21a,21bから車体前方に向けて左右の側辺42,43が延出され、左右の側辺42,43の前端部間に前辺44が湾曲状に形成されている。
エンジンフード21は、フードアウタパネルの裏面にフードインナパネル23を設けることで形成された部材である。
フードインナパネル23は、前辺中央にストライカ28が形成され、ストライカ28の左右側に左右の前ダクト取付孔46,47が形成され、左右の前ダクト取付孔46,47の下方中央寄りに左右の中間ダクト取付孔48,49がそれぞれ形成され、左右の中間ダクト取付孔48,49の下方中央寄りに左右の係止孔(係止孔)51,52がそれぞれ形成されている。
左右の係止孔51,52は、後辺41近傍の左右の段部(段部)54,55にそれぞれ形成されている。左右の段部54,55は左右対称の部材である。
左右の前ダクト取付孔46,47および左右の中間ダクト取付孔48,49に対して同軸上にナット57…(図4に1個のみ図示する)がそれぞれ配置され、これらのナット57…は、フードインナパネル23の裏面にそれぞれ溶接されている。
左右の前ダクト取付孔46,47、左右の中間ダクト取付孔48,49、ナット57…および左右の係止孔51,52は、エア導入ダクト26をフードインナパネル23に取り付けるためのものである。
また、フードインナパネル23は、前辺44の左右端部近傍に左右の前インシュレータ取付孔61,62がそれぞれ形成され、左右の側辺42,43に左右の中間インシュレータ取付孔63,64がそれぞれ形成され、後辺41の左右端部近傍に左右の後インシュレータ取付孔65,66がそれぞれ形成され、左右の後インシュレータ取付孔65,66に対して中央寄りの部位に左右の開口68,69がそれぞれ形成され、左右の開口68,69の周縁から左右のインシュレータ係止爪71,72がそれぞれ車体前方に向けて突出されている。
左右の前インシュレータ取付孔61,62、左右の中間インシュレータ取付孔63,64および左右の後インシュレータ取付孔65,66に対して同軸上にナット(図示せず)がそれぞれ配置され、これらのナットは、フードインナパネル23の裏面にそれぞれ溶接されている。
左右の前インシュレータ取付孔61,62、左右の中間インシュレータ取付孔63,64、左右の後インシュレータ取付孔65,66、ナットおよび左右のインシュレータ係止爪71,72は、インシュレータ25をフードインナパネル23に取り付けるためのものである。
インシュレータ25は、フードインナパネル23に対して一回り小さく形成された部材であり、後辺74が車体幅方向に延びるように湾曲状に形成され、後辺74の左右端から車体前方に向けて左右の側辺75,76が延出され、左右の側辺75,76の前端部間に前辺77が湾曲状に形成されている。
インシュレータ25は、遮音、吸音や断熱などのために用いる部材である。
このインシュレータ25は、前辺77の中央左右寄りに左右の前ダクト貫通孔81,82が形成され、左右の前ダクト貫通孔81,82の下方中央寄りに左右の中間ダクト貫通孔83,84が形成されている。
左右の前ダクト貫通孔81,82は、左右の前ダクト取付孔46,47に対して同軸上に形成されている。
左右の中間ダクト貫通孔83,84は、左右の中間ダクト取付孔48,49に対して同軸上に形成されている。
さらに、インシュレータ25は、前辺77の左右端部近傍に左右の前インシュレータ差込孔86,87がそれぞれ形成され、左右の側辺75,76に左右の中間インシュレータ差込孔88,89がそれぞれ形成され、後辺74の左右端部近傍に左右の後インシュレータ差込孔91,92がそれぞれ形成され、左右の後インシュレータ差込孔91,92に対して中央寄りの部位に左右の係止開口93,94がそれぞれ形成されている。
左右の係止開口93,94が、左右のインシュレータ係止爪71,72にそれぞれ嵌め込まれる。
左インシュレータ係止爪71が左係止開口93の前縁93aに係止するとともに、右インシュレータ係止爪72が右係止開口94の前縁94aに係止する。
左右の前インシュレータ差込孔86,87は、左右の前インシュレータ取付孔61,62に対してそれぞれ同軸上に形成されている。
左前インシュレータ差込孔86および左前インシュレータ取付孔61にボルト96が差し込まれてナットにねじ結合される。
同様に、右前インシュレータ差込孔87および右前インシュレータ取付孔62にボルト96が差し込まれてナットにねじ結合される。
左右の中間インシュレータ差込孔88,89は、左右の中間インシュレータ取付孔63,64に対してそれぞれ同軸上に形成されている。
左中間インシュレータ差込孔88および左中間インシュレータ取付孔63にボルト96が差し込まれてナットにねじ結合される。
同様に、右中間インシュレータ差込孔89および右中間インシュレータ取付孔64にボルト96が差し込まれてナットにねじ結合される。
左右の後インシュレータ差込孔91,92は、左右の後インシュレータ取付孔65,66に対してそれぞれ同軸上に形成されている。
左後インシュレータ差込孔91および左後インシュレータ取付孔65にボルト96が差し込まれてナットにねじ結合される。
同様に、右後インシュレータ差込孔92および右後インシュレータ取付孔66にボルト96が差し込まれてナットにねじ結合される。
エア導入ダクト26は、ダクト本体31の車体前側端部31aにおいて左右端部にそれぞれ左右の前ダクト差込孔98,99が形成され、ダクト本体31の車体後側端部31bにおいてそれぞれ左右の後ダクト差込孔101,102が形成され、カバー32の車体後側端部32bにおいて左右の端部にそれぞれ左右の係止爪(係止爪)104,105が形成されている。
左右の係止孔51,52に、左右の係止爪104,105が挿入される。左右の係止爪104,105は左右対称の部材である。
挿入された左係止爪104が左係止孔51に係止するとともに、挿入された右係止爪105が右係止孔52に係止する。
左右の前ダクト差込孔98,99は、左右の前ダクト貫通孔81,82に対してそれぞれ同軸上に形成されている。
左前ダクト差込孔98および左前ダクト貫通孔81および左前ダクト取付孔46にボルト107が差し込まれてナット57(図4に1個のみ図示する)にねじ結合される。
同様に、右前ダクト差込孔99および右前ダクト貫通孔82および右前ダクト取付孔47にボルト107が差し込まれてナット57(図4に1個のみ図示する)にねじ結合される。
左右の後ダクト差込孔101,102は、左右の中間ダクト貫通孔83,84に対してそれぞれ同軸上に形成されている。
左後ダクト差込孔101および左中間ダクト貫通孔83および左中間ダクト取付孔48にボルト107が差し込まれてナット57(図4に1個のみ図示する)にねじ結合される。
同様に、右後ダクト差込孔102および右中間ダクト貫通孔84および右中間ダクト取付孔49にボルト107が差し込まれてナット57(図4に1個のみ図示する)にねじ結合される。
このように、左右の係止爪104,105が左右の左係止孔51,52に係止され、各ボルト107…がナット57…にそれぞれねじ結合されることで、インシュレータ25に重ねてインタークーラー15用のエア導入ダクト26がフードインナパネル23に取り付けられる。
以下、フードインナパネル23の右段部55およびエア導入ダクト26の右係止爪105を図4〜図6に基づいて説明する。
図4は図2の4−4線断面図、図5は本発明に係る車両用フード構造が分解された状態を示す断面図、図6は本発明に係る車両用フード構造の要部を示す斜視図である。
なお、図6は、車両用フード構造20において構成の理解を容易にするためにフードアウタパネル22を外した状態で図示する。
図4、図5に示すように、右段部55は、フードインナパネル23の車体後側端部23bに、フードアウタパネル22から離れる方向に隆起した部位である。
この右段部55は、車体前方に臨む右傾斜側壁(側壁)111が設けられるとともに、右傾斜側壁111の端部に右頂壁112が設けられている。
傾斜側壁111には、右係止孔52が車体前方に向けて形成されている。右係止孔52は、右段部55の内部空間115に連通し、図6に示すように、高さ寸法がH、幅寸法がWに形成されている。
頂壁112には、ボルト孔116が形成されている。ボルト孔116は、右段部55の内部空間115に連通している。
右段部55の右傾斜側壁111に車体前方に向けて右係止孔52を形成した。よって、エンジンフード21を開放した際に、右係止孔52は、エンジンフード21の下側に位置し、かつ上向きとなる。
右係止爪105は、カバー32の車体後側端部32bにおいて右端部に設けられ、図6に示すように、内外の側壁105a,105bが先端部105cに向けて先細状に形成されている。
右係止爪105は、4個の中空部118が形成され、先端部105cに貫通孔117が形成されるとともに、貫通孔117に同軸上にナット119が埋設されている。
右係止爪105を先細状に形成することで、右係止爪105を右係止孔52に容易に挿入することができる。
さらに、4個の中空部118を形成することで右係止爪105の軽量化が図れる。
この右係止爪105は、最大幅寸法が右係止孔52の幅寸法Wより僅かに小さく、厚さ寸法がTに形成されている。
厚さ寸法Tを比較的大きく設定することで、右係止爪105の肉厚を大きく確保してナット119を先端部105cに良好に埋設することができる。
但し、右係止孔52の高さ寸法Hと比較して僅かに小さく設定されている。
図5に示すように、右係止爪105が右係止孔52に挿入され、図4に示すように、右係止爪105が締結部材121で右段部55に締結される。
締結部材121は、ナット119およびボルト122からなる。
以下、締結部材121で右係止爪105を右段部55に締結する具体例を説明する。
右係止孔52に右係止爪105を挿入するとともに、図3に示す左係止孔51に左係止爪104を挿入することで、エア導入ダクト26の車体後側端部32bをフードインナパネル23に係止する。
これにより、エア導入ダクト26のうち、ダクト本体31の車体前側端部31aを押さえるだけで、エア導入ダクト26をフードインナパネル23に保持することができる。
右係止爪105を右係止孔52に挿入した状態において、ナット119がボルト孔116と同軸上に位置する。
ボルト孔116からボルト122を差し込んで、ナット119にねじ結合することで、右係止爪105が右段部55に取り付けられる。
同様に、図2に示す左係止爪104が締結部材121で左段部54に取り付けられる。
加えて、図4に示すボルト107…・ナット57…でエア導入ダクト26のダクト本体31がフードインナパネル23に取り付けられることで、エア導入ダクト26およびフードインナパネル23間にインシュレータ25が挟み込まれる。
ここで、エア導入ダクト26の車体前側端部31aを押さえるだけで、エア導入ダクト26をフードインナパネル23に簡単に保持することができるので、ボルト107…,122…の差込み作業や締付け作業を容易におこなうことができる。
また、エア導入ダクト26およびフードインナパネル23間にインシュレータ25を挟み込むことで、エア導入ダクト26でインシュレータ25を支えることができる。
よって、エア導入ダクト26を利用してインシュレータ25を支える部位を、図3に示すボルト96・ナットなどの締結部材でフードインナパネル23に締結する必要がない。
これにより、フードインナパネル23にインシュレータ25を取り付けるために必要なボルト96・ナットなどの締結部材を減らすことができる。
図6に示すように、インシュレータ25の後辺74において、中央左寄りの部位に右係止開口94が形成されている。
この右係止開口94を、フードインナパネル23の右インシュレータ係止爪72に嵌め込むことにより、右インシュレータ係止爪72が右係止開口94の前縁94aに係止する。
図3に示す左係止開口93を、フードインナパネル23の左インシュレータ係止爪71に嵌め込むことにより、左インシュレータ係止爪71が左係止開口93の前縁93aに係止する。
これにより、インシュレータ25の後辺74のうち、中央部を左右のインシュレータ係止爪71,72でフードインナパネル23の後辺41に容易に係止させることができる。
以上説明した右係止爪105は、右係止孔52に挿入させない外側部位を、右係止孔52より大きく形成することも可能である。
これにより、右係止爪105を右係止孔52に挿入させた際に、大きく形成した外側部位を右係止孔52の周縁に当てて、右係止爪105を右係止孔52に一層良好に係止させることができる。
また、右係止爪105は、右係止孔52に挿入させない外側部位を、右係止孔52に挿入する挿入部位に対して段差をつけて設けることも可能である。
これにより、右係止爪105を右係止孔52に挿入させた際に、段差の部位を右係止孔52の周縁に当てて、右係止爪105を右係止孔52に一層良好に係止させることができる。
さらに、図3に示す左係止爪104を、右係止爪105と同様に形状を大きくしたり、段差を形成したりすることで、図3に示す左係止孔51に左係止爪104を一層良好に係止させることができる。
つぎに、フードインナパネル23にインシュレータ25およびエア導入ダクト26を取り付ける例を図7〜図9に基づいて説明する。
図7(a),(b)は本発明に係る車両用フード構造のフードインナパネルにインシュレータを取り付ける例を説明する図である。
(a)において、エンジンフード21を開けた状態で、インシュレータ25の左右の係止開口93,94を、フードインナパネル23の左右のインシュレータ係止爪71,72にそれぞれ嵌め込む。
左前インシュレータ差込孔86および左前インシュレータ取付孔61にボルト96を差し込むとともに、右前インシュレータ差込孔87および右前インシュレータ取付孔62にボルト96を差し込む。
左中間インシュレータ差込孔88および左中間インシュレータ取付孔63にボルト96を差し込むとともに、右中間インシュレータ差込孔89および右中間インシュレータ取付孔64にボルト96を差し込む。
左後インシュレータ差込孔91および左後インシュレータ取付孔65にボルト96を差し込むとともに、右後インシュレータ差込孔92および右後インシュレータ取付孔66にボルト96を差し込む。
(b)において、差し込んだ各ボルト96…を、(a)に示すインシュレータ取付孔61,62,63,64,65,66のナット(図示せず)にねじ結合する。
ボルト96…・ナットでインシュレータ25をフードインナパネル23に締結する。
図8(a),(b)は本発明に係る車両用フード構造のフードインナパネルにエア導入ダクトを取り付ける例を説明する図である。
(a)において、フードインナパネル23の左右の係止孔51,52に、エア導入ダクト26の左右の係止爪104,105を矢印の如く挿入する。
左右の係止爪104,105のナット119,119が、それぞれのボルト孔116、116に対して同軸上に配置される。
左係止爪104を左係止孔51に係止するとともに、右係止爪105を右係止孔52に係止する。
エンジンフード21を開放した際に、右係止孔52は、エンジンフード21の下側に位置し、かつ上向きとなる。
この状態で、右係止孔52に右係止爪105を挿入するとともに、左係止孔51に左係止爪104を挿入することで、エア導入ダクト26の車体後側端部32bをフードインナパネル23に係止する。
これにより、エア導入ダクト26の車体前側端部31aを押さえるだけで、エア導入ダクト26をフードインナパネル23に簡単に保持することができる。
(b)において、左前ダクト差込孔98および左前ダクト貫通孔81および左前ダクト取付孔46((a)参照)にボルト107を差し込み、ナット57(図4参照)にねじ結合する。
同様に、右前ダクト差込孔99および右前ダクト貫通孔82および右前ダクト取付孔47((a)参照)にボルト107を差し込み、ナット57(図4参照)にねじ結合する。
左後ダクト差込孔101および左中間ダクト貫通孔83および左中間ダクト取付孔48((a)参照)にボルト107を差し込み、ナット57(図4参照)にねじ結合する。
同様に、右後ダクト差込孔102および右中間ダクト貫通孔84および右中間ダクト取付孔49((a)参照)にボルト107を差し込み、ナット57(図4参照)にねじ結合する。
つぎに、それぞれのボルト孔116からボルト122を差し込んで、各ナット119((a)参照)にねじ結合する。
ここで、エア導入ダクト26の車体前側端部31aを押さえるだけで、エア導入ダクト26をフードインナパネル23に簡単に保持することができる。
よって、作業者は、エア導入ダクト26の車体前側端部31aを押さえるだけの状態で、ボルト107…,122…の差込み作業や締付け作業を容易におこなうことができる。
これにより、フードインナパネル23にエア導入ダクト26を取り付ける際に、作業者にかかる負担を軽減することができる。
図9は本発明に係る車両用フード構造のフードインナパネルにインシュレータおよびエア導入ダクトを取り付けた状態を説明する図である。
各ボルト107…をそれぞれナット57(図4参照)にねじ結合して、エア導入ダクト26のダクト本体31をフードインナパネル23に締結する。
各ボルト122をそれぞれナット119(図8(a)参照)にねじ結合して、締結部材121,121で左右の係止爪104,105を左右の段部54,55に締結する。
これにより、フードインナパネル23にインシュレータ25およびエア導入ダクト26を取り付ける。
なお、前記実施の形態では、エア導入ダクト26の係止爪として左右の係止爪104,105を例示したが、これに限らないで、係止爪を1個、3個などの他の個数とすることも可能である。
また、前記実施の形態で例示したインシュレータ25、エア導入ダクト26、左右の係止孔51,52、左右の段部54,55、左右の係止爪104,105、右傾斜側壁111などの部材は適宜形状などの変更が可能である。
本発明は、エンジンフードの裏面を形成するフードインナパネルにインシュレータおよびエア導入ダクトが設けられた車両用フード構造を備えた自動車への適用に好適である。
本発明に係る車両用フード構造を備えた車両を示す斜視図である。 本発明に係る車両用フード構造をエンジンフードの裏面側から見た状態を示す平面図である。 本発明に係る車両用フード構造を分解した状態を示す平面図である。 図2の4−4線断面図である。 本発明に係る車両用フード構造が分解された状態を示す断面図である。 本発明に係る車両用フード構造の要部を示す斜視図である。 本発明に係る車両用フード構造のフードインナパネルにインシュレータを取り付ける例を説明する図である。 本発明に係る車両用フード構造のフードインナパネルにエア導入ダクトを取り付ける例を説明する図である。 本発明に係る車両用フード構造のフードインナパネルにインシュレータおよびエア導入ダクトを取り付けた状態を説明する図である。
符号の説明
10…車両、15…インタークーラー、20…車両用フード構造、21…エンジンフード、23…フードインナパネル、23b…フードインナパネルの車体後側端部、25…インシュレータ、26…エア導入ダクト、46,47…左右の前ダクト取付孔(取付孔)、48,49…左右の中間ダクト取付孔、51…左係止孔(係止孔)、52…右係止孔(係止孔)、54…左段部(段部)、55…右段部(段部)、81,82…左右の前ダクト貫通孔(貫通孔)、83,84…左右の中間ダクト貫通孔(貫通孔)、98,99…左右の前ダクト差込孔(差込孔)、101,102…左右の後ダクト差込孔(差込孔)、104…左係止爪(係止爪)、105…右係止爪(係止爪)、105c…先端部、111…右傾斜側壁(側壁)、119…ナット、121…締結部材、107,122…ボルト

Claims (4)

  1. エンジンフードの裏面を形成するフードインナパネルに遮音用のインシュレータが設けられ、このインシュレータに重ねてインタークーラー用のエア導入ダクトが設けられた車両用フード構造において、
    前記フードインナパネルの車体後側端部に、車体前方に臨む側壁が形成され、この側壁に車体前方に向けて係止孔が形成された段部と、
    この段部の係止孔に挿入可能に形成され、前記エア導入ダクトに設けられた係止爪と、
    前記係止孔に挿入された係止爪を前記段部に締結する締結部材としてのボルトおよびナットと、
    を備え
    前記係止爪に前記ナットが埋設され、
    前記係止爪が前記係止孔に挿入された状態で、前記ナットが前記段部に設けられたボルト孔と同軸上に配置され、
    前記ボルト孔から差し込まれた前記ボルトを前記ナットにねじ結合することで前記係止爪を前記段部に締結することを特徴とする車両用フード構造。
  2. 前記係止爪は、前記係止爪の先端部に向けて先細状に形成されていることを特徴とする請求項1記載の車両用フード構造。
  3. 前記エア導入ダクトおよび前記フードインナパネル間に前記インシュレータを挟み込むことを特徴とする請求項1または請求項2記載の車両用フード構造。
  4. 前記エア導入ダクトおよび前記フードインナパネル間に前記インシュレータを挟み込んだ状態で、前記エア導入ダクトの差込孔、前記インシュレータの貫通孔および前記フードインナパネルの取付孔が同軸上に配置され、
    前記差込孔、前記貫通孔および前記取付孔にボルトを差し込み、差し込んだボルトをねじ結合することを特徴とする請求項3記載の車両用フード構造。
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