JP4475092B2 - 電子部品の中点復帰機構、およびそれを用いた入力操作用電子部品 - Google Patents

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Description

本発明は、各種電子機器の入力操作部などに用いられる電子部品の中点復帰機構、およびそれを用いた入力操作用電子部品に関するものである。
各種電子機器における入力操作部分は、様々な入力操作形態のものがあり、ゲーム機等においては、操作部分がスティックで構成され、そのスティックを傾倒操作して使用するものが多く用いられている。
上記構成の従来の入力操作用電子部品の一事例について、図面を用いて説明する。
図6は従来の入力操作用電子部品の外観斜視図、図7は同上面図であり、同図において、1は、略立方体に構成されたケース部であり、その外側面の内、隣り合う二つの側面部には、可変抵抗器などからなる回転型電子部品2が各々操作軸をケース部1の中央側に向けて装着されている。
そして、ケース部1内には、各々の回転型電子部品2の操作軸に連動可能に結合された回動部材3が直交関係で組み合わせられて収納され、その回動部材3の中央孔部3A内には、棒状に形成された操作体4が挿通されている。なお、図示は省略するが、回動部材3は付勢部材を介して水平状態で保たれる構成となっている。
以上のように従来の入力操作用電子部品は構成され、その動作は、操作体4を傾倒操作すると、その傾倒状態に応じて回動部材3が回動し、その回動部材3の回動に伴って各回転型電子部品2の操作軸が回転して所定出力が得られる。
その傾倒操作をやめると、回動部材3は図示しない付勢部材からの付勢力により元の位置に戻り、操作体4は、回動部材3の中央孔部3Aで案内されつつ、元の垂直状態に復帰するものであった。
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1、特許文献2が知られている。
特開2003−173214号公報 特開2002−108473号公報
しかしながら、上記従来の入力操作用電子部品は、ケース部1の外側面に取り付けられた回転型電子部品2の直径に応じた高さ寸法のものとなり、その低背化には限界があった。また、近年の機器の多様化に伴って、上記傾倒操作以外の操作形態で、中点復帰機構を有する薄型構成の入力操作用電子部品の開発要望も高くなってきた。
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、従来とは異なる操作形態で低背に構成できる電子部品の中点復帰機構、およびそれを用いた入力操作用電子部品を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、以下の構成を有するものである。
本発明の請求項1に記載の発明は、中央部から延出された少なくとも三つ以上の延出部が同一方向の螺旋状に巻き回されて平面的またはすり鉢状のコイル状部分に形成されたバネ体と、上記バネ体のコイル状部分が所定の伸縮状態となるように上記各延出部を保持すると共に、上記バネ体上を覆う中間壁の中央位置に円形孔が設けられ、かつ上記中間壁の上方位置にはY軸方向のみに移動可能なように構成された移動規制部を有するケースと、上記移動規制部に係合しY軸方向のみにスライド移動可能に組み合わされ、その中央部にX軸方向に沿った略長方形の支持孔が設けられた移動部材と、上面に配された規制突起が上記移動部材の支持孔に下方から挿通され、かつ上記ケースの上記円形孔内に位置するように配されて上記移動部材に対してはX軸方向のみにスライド移動可能に組み合わされた中間部材と、上記中間部材に上方から結合固着された操作部用部材とを有し、上記操作部用部材と上記中間部材とは上記バネ体の中央部に結合状態とされている操作体の一部としてなり、上記操作体に対するスライド移動操作時に、上記移動部材、上記中間部材の移動に伴って上記ケースの上記円形孔内の全ての範囲で上記操作体がスライド移動操作できる構成とされており、上記操作体へのスライド移動操作に伴い上記バネ体のコイル状部分がさらに伸縮され、そのスライド操作力を除くと、上記操作体が、上記バネ体における上記当初の伸縮状態に戻る復元力で中央位置に復帰される電子部品の中点復帰機構であり、当該構成であれば、平面的またはすり鉢状に構成されたバネ体の高さ内でスライド操作形態の中点復帰機構が構成でき、これを用いることにより、スライド操作形態で低背の中点復帰機構付き電子部品が実現できるという作用を有する。
請求項2に記載の発明は、請求項1記載の発明において、バネ体を、中央部の外周対角位置から各々延出された二つの延出部が同一方向の螺旋状に巻き回されて平面的またはすり鉢状のコイル状部分に形成された第1バネ体および第2バネ体を、上記延出部どうしが直交関係になるように並置して構成すると共に、上記第1および第2バネ体の各延出部の端部を、ケース内で直交関係で保持させたものであり、略同一形状の二つのバネ体を組み合わせて四つの延出部を有するバネ体として構成するものであるため、個々のバネ体の構成が簡素なもので済むと共に、その各々の端部を直交関係でケースに保持させた構成としたため、非操作時を含んで操作体のガタツキなどの低減が図れ、かつ操作体のスライド操作時には、上記第1および第2バネ体から加わる各々のバネ力の合成力に抗して操作体のスライド操作がなされるものにでき、スライド操作力としても全方位に亘って均一的なものとなるという作用を有する。
請求項3に記載の発明は、ケースの底面に重ねて座標位置検出素子を配置し、操作体のスライド操作時に、上記操作体の位置が上記座標位置検出素子からの出力で検出できる請求項1記載の電子部品の中点復帰機構を用いた入力操作用電子部品としたものであり、操作体の中点復帰機構を備えた厚みの薄いスライド操作タイプのものが実現できるという作用を有する。
請求項4に記載の発明は、請求項3記載の発明において、座標位置検出素子としてタッチパネルを用い、上記操作体の下端で上記タッチパネル上を押圧しつつ操作可能な構成としたものであり、タッチパネルスイッチは、比較的安価に構成できる電子部品であるため、入力操作用電子部品としても安価な構成のものにできるという作用を有する。
請求項5に記載の発明は、請求項3記載の発明において、座標位置検出素子として磁気検出素子を用い、操作体の下端に磁気発生素子を内蔵させたものであり、操作体のスライド操作時における座標位置検出寿命の長いものが実現できるという作用を有する。
以上のように本発明によれば、バネ体の平面的またはすり鉢状に形成されたコイル状部分をケース内で所定の伸縮状態にして保持させると共に、上記バネ体の中央部に操作体を結合させ、かつ上記操作体が上記ケースの中間壁の中央位置に設けられた円形孔内の範囲で平面的な全方位に向けて自在にスライド操作可能な構成のものとして、その操作体へのスライド操作時には、上記コイル状部分のさらなる伸縮に伴うバネ力を活用して上記操作体の中点復帰をさせる構成であるため、スライド操作形態で低背の電子部品の中点復帰機構、およびそれを用いた入力操作用電子部品が実現できるという有利な効果が得られる。
以下、本発明の実施の形態につき、図面を用いて説明する。
(実施の形態1)
図1は本発明の第1の実施の形態による電子部品の中点復帰機構を用いた入力操作用電子部品の外観斜視図、図2は同分解斜視図、図3は同要部である中点復帰機構部分を示すケース下面側からの斜視図である。
同図において、11は金属板製の下カバーであり、略正方形をなす底部12の各四辺には、スナップフィット用孔部13Aを備えた窓状の係止部13が、各々上方に折り曲げ形成されている。
そして、その底部12上には、座標位置検出素子であるタッチパネル15が配されている。
このタッチパネル15における詳細構成の図示は省略するが、その構成としては、二枚の絶縁基材が所定間隔を保って対向配置されると共に、その対向面の各々にカーボンなどからなる導電層が面状に構成されたものとなっている。そして、その動作としては、可撓性を有する上方の絶縁基材上から操作力を加え操作した箇所を部分的に下方に撓ませて当該操作箇所の導電層同士を接触させ、その状態で、フレキシブル配線板などを介して上記導電層に電圧を印加すると共に、その接触位置の電圧値を取り出して操作された座標位置検出ができる構成となっている。なお、上記構成のタッチパネル15は、比較的安価なものであるため、これを用いると好ましい。
そして、21は、下カバー11の底部12上に配された絶縁樹脂製のケースであり、その側面各々に配設された突起21Aが、上記スナップフィット用孔部13Aに係止されて下カバー11とケース21は結合されている。
また、このケース21は、高さ位置における略中央位置に大径の円形孔22A付きの中間壁22を有し、その中間壁22より下方は、正方形状で下方面が開口する下方凹部23に構成され、その下方凹部23を構成する外壁部24の下端が、下カバー11の底部12に当接している。上記タッチパネル15は、下方凹部23内に位置決めして収納されている。また、上記円形孔22Aは、その端部で後述する操作体41の移動範囲を規制する役割も担う。
また、ケース21の下方凹部23におけるタッチパネル15上の空間には本発明による中点復帰機構が構成されている。
ここで、その中点復帰機構について説明する。
図2および図3に示すように、当該中点復帰機構は、第1バネ体31と第2バネ体32等が組み合わせられて構成される。
第1バネ体31は、直線状で所定幅のバネ板材が、上記幅方向が上下方向に向けられ板厚が順次径方向に向けて並ぶ螺旋状に巻き回された平面的なコイル状のもので構成されている。その詳細形状は、中央位置に第1直線部31Aを備え、その両端部分からの各延出部31Bが同一方向・同一ピッチの螺旋形状に巻き回され、その各外方端は、直線状部31Cで構成されている。
そして、上記直線状部31Cの外面が、ケース21の正方形の下方凹部23を構成する外壁部24の内、一方の対向する内側面に対し各々弾接保持され、各延出部31Bで構成されるコイル状部分が上記一方の内側面側の方向で若干撓むようにして、第1バネ体31は、ケース21に対して上記幅方向がケース21の上下方向に合わせて配されている。このとき、上記各直線状部31Cは上記正方形の一辺の略中央位置で弾接し始め、その各直線状部31Cの終端は、他方の対向する内側面に各々当接状態となっており、これにより、第1バネ体31は下方凹部23内で位置決め保持されている。なお、第1直線部31Aは、その中央位置に第1係合部31Dを備えている。
また、第2バネ体32も、第1バネ体31と同一幅および同一長さの直線状のバネ板材が、上記幅方向が上下方向に向けられ板厚が順次径方向に向けて並ぶ螺旋状に巻き回された平面的なコイル状のもので構成されている。その詳細形状は、中央位置に第2直線部32Aを備え、その両端部分からの各延出部32Bは、第1バネ体31の各延出部31Bと同一方向・同一ピッチの螺旋形状に巻き回され、その各外方端は、直線状部32Cに形成されている。なお、第2直線部32Aも、その中央位置に第2係合部32Dを備えている。
そして、第1および第2バネ体31および32は、第1および第2係合部31Dおよび32Dを用いて、第1および第2直線部31Aおよび32Aどうしが、互いに直交関係となる十字状に組み合わせられている。上記組み合わせ状態で第2バネ体32も、第1バネ体31の場合と同様にケース21の下方凹部23内に収納保持されている。
その第2バネ体32の下方凹部23内への収納保持状態としては、各直線状部32Cの外面が、下方凹部23を構成する外壁部24の内、上記他方の対向する内側面に対し各々弾接保持されている。なお、第2バネ体32は、その他方の内側面側の方向で螺旋状に形成された各延出部32Bで構成されるコイル状部分が若干撓むように、上記各直線状部32Cは上記他方の内側面側における一辺の略中央位置で弾接し始め、その各直線状部32Cの終端は、上記一方の対向する内側面に各々当接状態とされてケース21の下方凹部23内に収納保持されている。
上記のように、上記略同一形状の第1および第2バネ体31および32を上記のように90度角度を振ってケース21に保持させると、各々の螺旋状に巻き回された各延出部31B、32Bが、径方向に向かっては交互に位置する状態で配置されたものにできる。また、上記第1および第2バネ体31および32の形状であれば、各々、長尺のバネ材を巻き回して形成できる簡素なものであるため、安価に構成できる。
そして、上記上面視十字状に係合された第1および第2直線部31Aおよび32Aに対し、下端部材42と中間部材43と操作部用部材44とからなる操作体41が結合されている。その下端部材42の略球状に形成された下端面は、タッチパネル15上に当接もしくは両者間に若干の隙間を有する設定としてある。
そして、操作体41の下端部材42は、上部に十字溝部42Aを備え、その十字溝部42A上に、十字状に組み合わせられた上記第1および第2直線部31Aおよび32Aが載せられ、その上方から外形が略円形の中間部材43が結合されて、上記第1および第2直線部31Aおよび32Aを上下から挟持している。
また、中間部材43は、上面部に一定幅の規制突起43Aを有しており、上記結合状態で、規制突起43Aの平行な両側面部が、タッチパネル15で検出可能な矩形状範囲の端部と平行関係となるように設定している。なお、図1および図2にも示しているように、以下は、上記規制突起43Aの平行な両側面部の方向をX軸方向、それと直交する方向をY軸方向として説明する。
そして、中間部材43は、ケース21の中間壁22に配された円形孔22A内に位置し、かつ、その規制突起43Aは、中間壁22の上面高さ位置よりも上方に位置する設定となっている。
一方、ケース21の上面部には、側溝25Aが内側に各々設けられた上方に突出する一対の移動規制部25が、中間壁22上においてY軸方向に対し平行な対向端部位置に一体に形成されている。つまり、図1および図2に示すように、側溝25Aは、Y軸方向に対し平行な定まった高さ位置で伸び、側溝25Aどうしは、対向位置で配されている。
そして、その移動規制部25の側溝25Aどうしの間に、略長方形に形成された板状移動部材27の両端部が各々挿入されてY軸方向のみにスライド移動可能に組み合わされている。
また、上記中間部材43は、上面に配された規制突起43Aが、板状移動部材27の中央部に略長方形で設けられた支持孔27Aに下方から挿通されている。この支持孔27Aは、X軸方向に長く、Y軸方向に相当する短辺幅が、規制突起43Aの平行な側面間の寸法よりも若干幅広の寸法で設定された略長方形状で形成されている。
そして、板状移動部材27から突出する中間部材43の規制突起43Aには、操作部用部材44が結合固着されている。この操作部用部材44は、操作部分となる上方の棒状部44Aの下方に略正方形に形成されたフランジ部44Bを備え、そのフランジ部44Bの一辺は、支持孔27AのY軸方向に相当する短辺幅よりも広幅で設けてあると共に、その下面は平坦な面で形成してある。
そして、板状移動部材27の支持孔27Aから上方に突出する規制突起43A上に配してある円柱部43Bが、操作部用部材44のフランジ部44Bに配した孔部44Cに挿入され、その上端を潰しカシメされることにより、中間部材43と操作部用部材44とは結合されている。その結合状態で板状移動部材27は、下方からは中間部材43の規制突起43Aが設けられていない位置の上面平坦面と上記フランジ部44Bの平坦な下面との間に配されることとなるが、フランジ部44Bの平坦な下面と板状移動部材27の上面間には、所定隙間があいている。
なお、上記略同一形状の第1および第2バネ体31および32を各々直交関係で若干撓ませた状態でケース21内に保持させている当該構成であれば、中間部材43と下端部材42とで挟持している第1および第2直線部31Aおよび32Aは、X軸方向およびY軸方向ともに釣り合った位置で停止状態となり、かつ上記X軸およびY軸方向ともに若干の所定撓みに応じたバネ力によるプリロードが加わった状態となるため、操作体41のガタツキなどは少なく、中間部材43に結合されている操作部用部材44の棒状部44Aに不用意に指などがあたった場合などにも不要な移動などの防止ができる。また、その不要な移動としては、操作部用部材44の下方への押し下げ方向に対しても同様に作用する。
当該中点復帰機構は、以上のように構成され、その下方のタッチパネル15などを含んで当該実施の形態による電子部品の中点復帰機構を用いた入力操作用電子部品は構成される。
次に、この入力操作用電子部品の動作を説明する。
まず、操作部用部材44の棒状部44Aを若干下方に押し下げてX軸方向に水平にスライド移動させると、操作体41およびその構成部材である中間部材43と下端部材42間に挟持された第1および第2直線部31Aおよび32Aが下方に移動し、下端部材42の球状面でタッチパネル15上を押圧操作する状態となる。このとき、第1および第2バネ体31および32は、第1および第2直線部31Aおよび32Aに近い各延出部31Bおよび32Bの内径部分に近い位置からすり鉢状に下方に移動する。その状態で、上記第1および第2バネ体31および32における外周端側のケース21への保持位置が当初の位置から変わらないようにバネ圧設定をしている。そして、上記操作状態に移行したタッチパネル15からは、その中央位置における座標位置情報が検出できるようになる。
そして、上記タッチパネル15への操作状態を維持しつつ、操作体41つまり操作部用部材44の棒状部44AをX軸方向にスライド移動操作を行うと、中間部材43の規制突起43Aの平行な側面が、板状移動部材27の中央部に設けた支持孔27AのX軸方向に伸びる対向端面で案内され、第1および第2バネ体31および32の各延出部31Bおよび32Bで構成された各々のコイル状部分が、さらに伸縮しつつ、操作体41は当該X軸方向に移動していく。
このとき、下端部材42の球状面で押圧状態となっているタッチパネル15からは、上記操作体41のX軸方向への移動に応じた座標位置情報が検出される。なお、このときも上記第1および第2バネ体31および32は、各外周端側のケース21への保持位置が当初の位置から変わらないように、所定のバネ圧でケース21に保持される設定としてある。
そして、操作部用部材44の棒状部44AへのX軸方向へのスライド操作をやめると、第1および第2バネ体31および32のコイル状部分は元の状態に復帰し、その復帰力で操作部用部材44は規制突起43Aの平行な側面が、板状移動部材27の支持孔27AのX軸方向に伸びる対向端面で案内されつつ元の中央位置に戻る。また、第1および第2バネ体31および32の元の状態への復帰に伴い、タッチパネル15への操作状態も解除される。
次に、操作部用部材44の棒状部44Aを若干下方に押し下げてY軸方向に水平にスライド移動させると、上記同様に下端部材42の球状面でのタッチパネル15上からの押圧操作状態となり、そのタッチパネル15への操作状態を維持しつつ、操作部用部材44がY軸方向に移動していく。
このY軸方向への移動時には、中間部材43の規制突起43Aの平行な側面の操作方向に応じた一方側が、支持孔27Aの対応する端面をY軸方向に押していく。これにより、ケース21に対してY軸方向に移動可能に組み合わされた板状移動部材27が、対向状態で設けられた側溝25Aで両端を案内されつつ、操作されたY軸方向に移動していく。この場合にも第1および第2バネ体31および32は、各延出部31Bおよび32Bで構成された各々のコイル状部分がさらに伸縮していくと共に、下端部材42の球状面で押圧状態となっているタッチパネル15からは、上記スライド操作に応じたY軸方向に移動していく座標位置情報が検出される。
そして、操作体41の棒状部44Aへの操作をやめると、第1および第2バネ体31および32のコイル状部分は元の状態に復帰し、その復帰力で操作部用部材44は規制突起43Aの操作された方向とは逆の側面で板状移動部材27の支持孔27Aの対応する端面を押し戻していき、元の中央位置に戻る。また、第1および第2バネ体31および32の元の状態に復帰に伴い、タッチパネル15への操作状態も解除される。
なお、このY軸方向側への操作時にも、第1および第2バネ体31および32は、第1および第2直線部31Aおよび32Aに近い各延出部31Bおよび32Bの内径部分に近い位置からすり鉢状になり、その状態で操作されることなどは、上述のX軸方向への操作時の場合と同じであるため、詳細な説明は省略する。
さらに、当該入力操作用電子部品は、上記X軸方向およびY軸方向への操作を組み合わせた状態で行うこともでき、その場合には、上記二つの動作状態が複合して平面的な全方位に向けて自在にスライド操作ができ、タッチパネル15からは、その操作状態に応じた座標位置情報が検出される。そして、その操作をやめると、操作体41は、第1および第2バネ体31および32の復帰力で元の位置に押し戻される。
なお、上記スライド操作時においては、直交関係で配置された第1および第2バネ体31および32のコイル状部分のさらなる伸縮に基づく各々のバネ力の合成力に抗してスライド操作がなされるものにできるため、そのスライド操作力としても全方位に亘って均一的で操作性も良好なものとなる。
なお、上記操作部用部材44の外方側への移動規制構造としては、移動された操作体41の外形円形に形成してある中間部材43の外側壁が、ケース21の中間壁22に配した円形孔22Aの内端面に当接することにより停止する構成としている。
このように、当該実施の形態による電子部品の中点復帰機構およびそれを用いた入力操作用電子部品は、非操作状態では、操作体41が第1および第2バネ体31および32のコイル状部分からの所定のバネ力で中点位置に維持され、その状態から操作部用部材44を押し下げて水平にスライド移動させることにより、操作方向に応じた信号をタッチパネル15から得ることができ、その操作状態を解除すると、第1および第2バネ体31および32のコイル状部分が元の形状に復元するバネ力で操作体41を元の位置に復帰させる構成であるため、例えば従来の構成のものよりも非常に厚みが薄い低背の中点復帰機構付きのスライド操作形態のものを実現することができる。
なお、上記には、第1および第2バネ体31および32を組み合わせて並置して四つの延出部31B、32Bが平面的に巻き回されたものを説明したが、延出部の数としては少なくとも三つ以上あればよく、かつ平面的に巻き回されたもの以外に予め中央部の位置が下方側に位置するすり鉢状で形成されていてもよい。
また、座標位置検出素子としてもタッチパネル15のみに限定されるものではなく、他の座標位置検出素子と組み合わせてもよい。例えば、座標位置検出素子として磁気検出素子を用いる場合には、操作体の下端に磁気発生素子を内蔵させた構成とすればスライド操作形態で厚みの薄い同様のものに構成できる。
(実施の形態2)
図4は本発明の第2の実施の形態による電子部品の中点復帰機構を用いた入力操作用電子部品の分解斜視図、図5は同要部である中点復帰機構部分を示すケース下面側からの斜視図である。
当該実施の形態によるものは、前述の実施の形態1によるものに対し、主として中点復帰機構の構造が異なるものである。このため、以下には、上記中点復帰機構部分を主に説明する。なお、実施の形態1によるものと同一部分には同一符号を付して、その詳細説明は省略する。
図4に示すように、タッチパネル15上に配置されるケース51は、タッチパネル15が配された下カバー11に対し、側面各々に配設された突起21Aがスナップフィット用孔部13Aで係止されて結合されている点、円形孔22Aが設けられた中間壁22を備えている点、その中間壁22上の一方の対向端部位置に移動規制部25を設けている点などは、前述のケース21とほぼ同一構成である。
しかしながら、図5から判るように、その中点復帰機構が構成されている下方部分の構成が異なり、下方凹部23の代わりに円形孔22Aと同心の中央円形凹部52が配設されたものとなっている。
また、ケース51の下面側における四つの角部において、中央円形凹部52と隣接する小径凹部53A〜53Dが設けられている。その一方の対角位置関係にある小径凹部53A、53Cどうしは、同一深さで設けられている。また、他方の対角位置関係にある小径凹部53B、53Dどうしも同一深さで設けられているが、上記一方の対角位置関係にある小径凹部53A、53Cどうしとは異なる深さで設定されている。そして、各小径凹部53A〜53D内には、図示は省略するがカシメ保持用の突起が各々設けられている。
そして、その中央円形凹部52内に収容され、当該中点復帰機構を構成する要部となる第1および第2バネ体61および62は、図4および図5に示すように、側面視平板状のものを用いており、その板厚側がケース51の上下方向に合わせて配されている。
その第1バネ体61は、中央円形部61Aの外周対角位置から同一幅で延設され、互いに同一方向・同一ピッチの螺旋形状に形成された一対の延出部61Bを備えている。各延出部61Bは、その幅方向が順次径方向に向けて並ぶように形成されている。また、各延出部61Bの各外方端は、孔付き円形部61Cに形成されていると共に、上記中央円形部61Aにも貫通孔61Dが配設されている。
そして、第2バネ体62は、第1バネ体61と同一のものを用いているが、説明を判り易くするために、図中の表記および以下の説明では、その構成部分の各々を、中央円形部62A、延出部62B、孔付き円形部62C、貫通孔62Dとして説明する。
そして、第1および第2バネ体61および62は、図5に示すように、上下で板厚が重なるようにし、しかも実施の形態1の場合と同様に互いに延出部61Bと62Bとが直交配置関係になるようにケース51内に収納されている。
上記第1バネ体61は、中央円形部61Aおよびそれから延設されている各延出部61Bが中央円形凹部52内に収容状態で配され、各端部に形成された孔付き円形部61Cは、ケース51の一方の対角位置関係にある小径凹部53A、53C内に配され、上記孔付き円形部61Cの孔内に図示しないカシメ保持用の突起を挿通させてカシメ込むことにより、第1バネ体61はケース51に保持されている。このとき、第1バネ体61は、各延出部61Bで構成されるコイル状部分が径方向の外側に向かって若干引っ張られるようにして保持される構成としている。
また、第2バネ体62は、第1バネ体61と直交配置関係になるように角度を90度振って第1バネ体61の上方位置に重ねて配されている。その配設状態としては、中央円形部62Aおよびそれから延設されている各延出部62Bが中央円形凹部52内に収容状態で配され、各端部に形成された孔付き円形部62Cは、ケース51の他方の対角位置関係にある小径凹部53B、53D内に配されている。このとき、第2バネ体62は、第1バネ体61と同様に、各延出部62Bで構成されるコイル状部分が径方向の外側に向かって若干引っ張られるようにして、上記孔付き円形部62Cの孔内に図示しないカシメ保持用の突起を挿通させてカシメ込むことにより、第2バネ体62もケース51に保持されている。なお、上記ケース51への保持状態での第1および第2バネ体61および62の外方への引っ張られ状態は、同等な状態となるように設定している。また、図4に示すように、上記カシメ時に、タッチパネル15に配した結合用孔15Aも合わせてカシメ固定できるようにしてもよい。
そして、上記第1および第2バネ体61および62の保持状態とすることで上下に重なる中央円形部61Aおよび62Aには、操作部用部材44と中間部材43と下端部材71とで構成される操作体70が結合されている。
つまり、下端部材71の下方フランジ部71Bから上方に突出形成された中央凸部71Aを、下方側から第1および第2バネ体61および62の貫通孔61Dおよび62Dに挿入し、上記第2バネ体62上に配される中間部材43に結合させている。なお、中間部材43と第2バネ体62との間には、押さえバネ75を介在させ、そのバネ力で、第1および第2バネ体61および62どうし間におけるすべり等の発生を防止する構成としている。なお、下端部材71の下方フランジ部71Bの下面は、略球状に形成され、その下端面でタッチパネル15上を摺動操作可能なこと、およびケース51の移動規制部25の側溝25Aに対し、スライド移動可能に組み合わせられた板状移動部材27の支持孔27Aを介して中間部材43上には操作部用部材44が結合固着されている点などは、実施の形態1の場合と同じであるため説明は省略する。
当該実施の形態による電子部品の中点復帰機構を用いた入力操作用電子部品は以上のように構成され、次にその動作について説明する。
まず、非操作状態では、第1および第2バネ体61および62のコイル状部分は、ともに若干引っ張られた状態でケース51に保持されているため、その若干の伸びに応じたバネ力によるプリロードが加わった状態で、それらを挟持している部分を備えた操作体70、つまり操作部用部材44の棒状部44Aは、中央位置で安定した停止状態になっており、棒状部44Aに不用意に指などが当った場合などの不要な移動が防止されたものとなっている。
そして、操作部用部材44の棒状部44Aを押し下げて所定の水平方向に向けてスライド移動させると、第1および第2バネ体61および62の中央部分が下方に下がって下端部材71の下端面でタッチパネル15上を押しつつタッチパネル15上から摺動操作がなされ、タッチパネル15から、その移動に応じた信号が得られることは実施の形態1の場合と同じである。このとき、第1および第2バネ体61および62は、その操作状態に応じて延出部61B、62Bで構成された各々のコイル状部分が伸縮されつつ、操作体70のスライド移動がなされる。
そして、その操作力を解除すると、第1および第2バネ体61および62が元の形状に復元することにより、タッチパネル15からの信号出力が停止されると共に、操作体70は中央位置に押し戻される。なお、その他の操作状態における各部位の動作は実施の形態1の場合と同じである。
以上のように当該実施の形態によるものは、実施の形態1によるものよりもさらに平面的な第1および第2バネ体61および62を、上下に重ね合わせて構成するものであるため、実施の形態1のものよりもさらに薄型で、しかも第1および第2バネ体61および62の組み合わせ工数なども少なく構成することができる。
また、同一形状の第1および第2バネ体61および62を用いた当該構成においては、その第1および第2バネ体61および62を、量産性にも優れる打ち抜き加工で高精度かつ安価に形成することができるため、コスト的にも有利である。
なお、当該実施の形態によるものも、実施の形態1の場合と同様に、各延出部は少なくとも三つ以上あればよく、かつ当該構成のバネ体は打ち抜き加工で形成できるため、一つのバネ体の中央部から三つ以上の延出部を導出した形態のものとすることも容易にでき、さらなる薄型化を図ることもできる。また、その形状としても、平面的に巻き回されたもの以外に予め中央部の位置が下方側に位置するすり鉢状に加工してあってもよい。
また、座標位置検出素子としてタッチパネル15以外のものと組み合わせて入力操作用電子部品として構成してもよいこと等も実施の形態1の場合と同じである。
本発明による電子部品の中点復帰機構、およびそれを用いた入力操作用電子部品は、バネ体の平面的またはすり鉢状に形成されたコイル状部分をケース内で所定の伸縮状態にして保持させると共に、上記バネ体の中央部に操作体を結合させ、かつ上記操作体が上記ケースの中間壁の中央位置に設けられた円形孔内の範囲で平面的な全方位に向けて自在にスライド操作可能な構成のものとして、その操作体へのスライド操作時には、上記コイル状部分のさらなる伸縮に伴うバネ力を活用して操作体の中点復帰をさせる構成としたため、タッチパネルなどと組み合わせることによりスライド操作形態で低背の入力操作用電子部品等が実現でき、各種電子機器の入力操作部を構成する際等に有用である。
本発明の第1の実施の形態による電子部品の中点復帰機構を用いた入力操作用電子部品の外観斜視図 同分解斜視図 同要部である中点復帰機構部分を示すケース下面側からの斜視図 本発明の第2の実施の形態による電子部品の中点復帰機構を用いた入力操作用電子部品の分解斜視図 同要部である中点復帰機構部分を示すケース下面側からの斜視図 従来の入力操作用電子部品の外観斜視図 同上面図
符号の説明
11 下カバー
12 底部
13 係止部
13A スナップフィット用孔部
15 タッチパネル
15A 結合用孔
21、51 ケース
21A 突起
22 中間壁
22A 円形孔
23 下方凹部
24 外壁部
25 移動規制部
25A 側溝
27 板状移動部材
27A 支持孔
31、61 第1バネ体
31A 第1直線部
31B、61B 第1バネ体の延出部
31C 第1バネ体の直線状部
31D 第1係合部
32、62 第2バネ体
32A 第2直線部
32B、62B 第2バネ体の延出部
32C 直線状部
32D 第2係合部
41、70 操作体
42、71 下端部材
42A 十字溝部
43 中間部材
43A 規制突起
43B 円柱部
44 操作部用部材
44A 棒状部
44B フランジ部
44C 孔部
52 中央円形凹部
53A〜53D 小径凹部
61A 第1バネ体の中央円形部
61C 第1バネ体の孔付き円形部
61D 第1バネ体の中央円形部の貫通孔
62A 第2バネ体の中央円形部
62C 第2バネ体の孔付き円形部
62D 第2バネ体の中央円形部の貫通孔
71A 中央凸部
71B 下方フランジ部
75 押さえバネ

Claims (5)

  1. 中央部から延出された少なくとも三つ以上の延出部が同一方向の螺旋状に巻き回されて平面的またはすり鉢状のコイル状部分に形成されたバネ体と、上記バネ体のコイル状部分が所定の伸縮状態となるように上記各延出部を保持すると共に、上記バネ体上を覆う中間壁の中央位置に円形孔が設けられ、かつ上記中間壁の上方位置にはY軸方向のみに移動可能なように構成された移動規制部を有するケースと、上記移動規制部に係合しY軸方向のみにスライド移動可能に組み合わされ、その中央部にX軸方向に沿った略長方形の支持孔が設けられた移動部材と、上面に配された規制突起が上記移動部材の支持孔に下方から挿通され、かつ上記ケースの上記円形孔内に位置するように配されて上記移動部材に対してはX軸方向のみにスライド移動可能に組み合わされた中間部材と、上記中間部材に上方から結合固着された操作部用部材とを有し、上記操作部用部材と上記中間部材とは上記バネ体の中央部に結合状態とされている操作体の一部としてなり、上記操作体に対するスライド移動操作時に、上記移動部材、上記中間部材の移動に伴って上記ケースの上記円形孔内の全ての範囲で上記操作体がスライド移動操作できる構成とされており、上記操作体へのスライド移動操作に伴い上記バネ体のコイル状部分がさらに伸縮され、そのスライド操作力を除くと、上記操作体が、上記バネ体における上記当初の伸縮状態に戻る復元力で中央位置に復帰される電子部品の中点復帰機構。
  2. バネ体を、中央部の外周対角位置から各々延出された二つの延出部が同一方向の螺旋状に巻き回されて平面的またはすり鉢状のコイル状部分に形成された第1バネ体および第2バネ体を、上記延出部どうしが直交関係になるように並置して構成すると共に、上記第1および第2バネ体の各延出部の端部を、ケース内で直交関係で保持させた請求項1記載の電子部品の中点復帰機構。
  3. ケースの底面に重ねて座標位置検出素子を配置し、操作体のスライド操作時に、上記操作体の位置が上記座標位置検出素子からの出力で検出できる請求項1記載の電子部品の中点復帰機構を用いた入力操作用電子部品。
  4. 座標位置検出素子としてタッチパネルを用い、上記操作体の下端で上記タッチパネル上を押圧しつつ操作可能な構成とした請求項3記載の入力操作用電子部品。
  5. 座標位置検出素子として磁気検出素子を用い、操作体の下端に磁気発生素子を内蔵させた請求項3記載の入力操作用電子部品。
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