JP4470161B2 - リフレッシュカウンタ回路及びリフレッシュ動作の制御方法 - Google Patents

リフレッシュカウンタ回路及びリフレッシュ動作の制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等の半導体記憶装置におけるリフレッシュ動作に用いられるリフレッシュカウンタ回路、及びリフレッシュ動作の制御方法に関し、特に、通常時のリフレッシュ動作に比べ、消費電力を低減するために長周期リフレッシュを制御してノーマル領域とパリティ領域を有するメモリアレイのリフレッシュ動作に用いられるリフレッシュカウンタ回路等の技術分野に関するものである。
従来から、DRAMのデータ保持状態における一層の低消費電力化を実現するため、通常動作時よりも長い周期でリフレッシュ動作を制御することが求められている。そのため、DRAMにおいてパリティビットを用いた誤り訂正機能を搭載し、リフレッシュ動作の長周期化によって増加するビット誤りを訂正可能な構成が提案されている。このように構成されたDRAMでは、メモリ素子に入力した情報データ(データビット)を記憶するノーマル領域とパリティビットを記憶するパリティ領域を設けるとともに、リフレッシュ動作時に、ノーマル領域とパリティ領域の双方に対応可能なリフレッシュカウンタを用意する必要がある。例えば、特許文献1に開示されたリフレッシュカウンタの構成を挙げることができる。
特許文献1においては、メモリ素子の行アドレスのアドレス空間として、13ビットのアドレス空間に対応するリフレッシュカウンタを構成し、ノーマル領域のリフレッシュ動作時は13ビットの全てを接続する一方、パリティ領域のリフレッシュ動作時は、13ビット中の8ビットが接続されるようにスイッチの切替え制御が行われる。これにより、通常領域とパリティ領域のそれぞれに対応する回路の共用化を図り、リフレッシュカウンタ回路規模を大きくすることなくリフレッシュ動作を制御することができる。
また、特許文献1の構成において、リフレッシュカウンタがカウントアップするノーマル領域とパリティ領域は、互いにアドレス空間の構成及びサイズが異なっている。この場合、例えばリフレッシュカウンタの最終段に、ノーマル領域とパリティ領域の判別信号を発生する領域判別回路を付加する構成とし、いずれの領域のカウント動作を行っているかを判別できるようにすることが望ましい。
特開2004−118938号公報
上記従来の構成においては、ノーマル領域で用いるカウンタのうち5ビット分のカウンタ部分については、パリティ領域では不定領域となる。そのため、パリティ領域のリフレッシュを伴う動作モードを実行中、その動作モードを一旦停止する場合(後述するバーストリフレッシュ処理又はパワーオフ状態からExit及びEntryする等の動作)、その後に再び不定領域の状態が不明のまま、パリティ領域のリフレッシュを再開することを避ける必要がある。この場合、パリティ領域のリフレッシュ動作を実行中には、動作モードの停止を禁止することも考えられる。
しかし、上述の動作モードでは、長周期のリフレッシュに先立つ符合化処理等、比較的負荷が大きく長時間を要する処理も想定される。また、消費電力低減のため、内部クロックを遅くして処理を行う必要もある。この場合、パリティ領域のリフレッシュ動作中に動作モードの停止を禁止するのでは、その後の動作が遅れることになり、迅速な制御の観点から動作モードの自由な停止を認める仕様が望ましい。この場合、その後の動作モード再開時に、リフレッシュカウンタがパリティ領域の不定領域にセットされる事態を避けるための方策が課題となる。
そこで、本発明はこれらの問題を解決する為になされたものであり、ノーマル領域とパリティ領域の双方の行アドレスを発生するリフレッシュカウンタ回路に対し、パリティ領域のリフレッシュ動作を一旦停止する場合、その後にリフレッシュ動作を再開する場合にリフレッシュカウンタが不定領域にセットされた状態になることを回避し、動作上の制約を受けることなく小さい規模の回路構成で、リフレッシュ動作に際して生じる可能性のある不具合を的確に防止し得るリフレッシュカウンタ回路等を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のリフレッシュカウンタ回路は、データビットを記憶するノーマル領域と、前記データビットの誤り検出訂正に用いるパリティビットを記憶するパリティ領域を有するメモリ素子に対するリフレッシュ動作時に、前記メモリ素子の行アドレスを発生するリフレッシュカウンタ回路であって、nビットで表される前記ノーマル領域のアドレス空間に対応するとともに、前記nビットに含まれるm(m<n)ビットで表される前記パリティ領域のアドレス空間に対応する行アドレスを発生するn段のカウンタと、前記n段のカウンタに接続され、前記ノーマル領域と前記パリティ領域のいずれかのカウント動作を判別するための領域判別信号を発生する領域判別回路と、前記n段の全てのカウンタが連結された第1の接続状態と、前記nビットのうち前記mビットに含まれないn−mビットに対応するカウンタ部分を前記n段のカウンタの経路から切り離してm段のカウンタを形成する第2の接続状態とを、切替え制御可能な第1のスイッチ回路と、前記第1のスイッチ回路が前記第2の接続状態に切替え制御されている際に前記リフレッシュ動作の停止を指令された場合、前記領域判別信号前記ノーマル領域のカウント動作を判別する状態にリセットするためのリセット信号を発生して前記領域判別回路に供給するオートリセット回路と、を備え、前記第1のスイッチ回路は、前記領域判別信号により前記ノーマル領域のカウント動作が判別されたときは前記第1の接続状態に切替え制御され、前記領域判別信号により前記パリティ領域のカウント動作が判別されたときは前記第2の接続状態に切替え制御されることを特徴とする。
このように構成された本発明によれば、リフレッシュカウンタ回路のn段のカウンタは、ノーマル領域及びパリティ領域のリフレッシュ動作に共用可能であって、いずれの領域をカウントすべきかを領域判別信号により判別できる。そして、第1のスイッチ回路により接続状態を切替え制御して、nビットのノーマル領域の行アドレスとm(m<n)ビットのパリティ領域の行アドレスの双方を発生可能である。このとき、パリティ領域ではノーマル領域と比べ小さいアドレス空間になるので、不定領域が存在する。そして、パリティ領域の行アドレスをカウント中にリフレッシュ動作を停止する状況が生じた場合、領域判別信号がノーマル領域を判別する状態となるようにリセット信号を発生する。これにより、その後に行アドレスが不定領域の状態でリフレッシュ動作を再開することを避けることができ、アドレス空間にリフレッシュされない部分が残る等の不具合を未然に防止でき、パリティ領域の行アドレスをカウント中にリフレッシュ動作の停止を禁止する必要がなく、小さい回路規模で制御の自由度が高いリフレッシュカウンタ回路を構成することができる。
本発明において、前記メモリ素子に対し、前記ノーマル領域の行アドレスのみを用いたリフレッシュ動作を行う第1の動作モードと、前記ノーマル領域と前記パリティ領域の双方の行アドレスを用いたリフレッシュ動作を行う第2の動作モードを選択的に指令可能とし、前記オートリセット回路は、前記第2の動作モードから前記第1の動作モードに移行する際、前記リセット信号を発生するようにしてもよい。
本発明において、前記第1の動作モードが指令されたとき、前記n段のカウンタと前記領域判別回路を切り離す一方、前記第2の動作モードが指令されたとき、前記n段のカウンタの最終段に前記領域判別回路を連結してn+1段のカウンタを形成する第2のスイッチ回路を更に設けてもよい。
本発明における前記第1のスイッチ回路は、前記n段のカウンタのうち、k(k<m)段目のカウンタの出力側とk+1段目のカウンタの入力側の間に接続された第1のパススイッチと、k+n−m段目のカウンタの出力側とk+n−m+1段目のカウンタの入力側の間に接続された第2のパススイッチと、前記k段目のカウンタの出力側と前記k+n−m+1段目のカウンタの入力側の間に接続された第3のパススイッチを含むように構成し、前記第1の接続状態では、前記第1のパススイッチと前記第2のパススイッチをオンに切替え制御する一方、前記第3のパススッチをオフに切替え制御し、前記第2の接続状態では、前記第1のパススイッチと前記第2のパススイッチをオフに切替え制御する一方、前記第3のパススッチをオンに切替え制御するようにしてもよい。
また、前記n段目のカウンタの出力側と前記領域判別回路の入力側の間に接続された第4のパススイッチを含んで構成し、前記第1の動作モードが指令されたとき、前記第4のパススイッチをオフに切替え制御し、前記第2の動作モードが指令されたとき、前記第4のパススイッチをオンに切替え制御してもよい。
本発明において前記各パススイッチは、PMOSとNMOSからなる相補型のトランスファーゲートを用いて構成してもよい。
本発明において前記オートリセット回路は、前記リセット信号に加えて、外部から入力された外部リセット信号を前記領域判別回路に供給するようにしてもよい。
一方、本発明のリフレッシュ動作の制御方法は、データビットを記憶するノーマル領域と、前記データビットの誤り検出訂正に用いるパリティビットを記憶するパリティ領域を有するメモリ素子に対する行アドレスを発生するリフレッシュ動作の制御方法であって、共通のn段のカウンタを用いて、nビットで表される前記ノーマル領域のアドレス空間に対応する行アドレスと前記nビットに含まれるm(m<n)ビットで表される前記パリティ領域のアドレス空間に対応する行アドレスを発生する行アドレス発生処理と、前記ノーマル領域と前記パリティ領域のいずれかのカウント動作を判別するための領域判別ビットを発生する領域判別処理と、前記n段の全てのカウンタが連結された第1の状態と、前記n段のカウンタのうちn−mビットに対応するカウンタ部分を前記n段のカウンタの経路から切り離してm段のカウンタが形成された第2の状態とを、切替え制御可能な行アドレス切替え処理と、前記行アドレス切替え処理において前記第2の状態に切替え制御されている際に前記リフレッシュ動作の停止を指令された場合、前記領域判別ビットが前記ノーマル領域のカウント動作を判別する状態となるようにリセットするオートリセット処理とを備え、前記行アドレス切替え処理は、前記領域判別ビットに基づき前記ノーマル領域のカウント動作が判別されたときは前記第1の状態に切替え制御され、前記領域判別ビットに基づき前記パリティ領域のカウント動作が判別されたときは前記第2の状態に切替え制御されることを特徴とする。
本発明において、前記メモリ素子に対し、前記ノーマル領域の行アドレスのみを用いたリフレッシュ動作を行う第1の動作モードと、前記ノーマル領域と前記パリティ領域の双方の行アドレスを用いたリフレッシュ動作を行う第2の動作モードを選択的に指令可能とし、前記オートリセット処理において、前記第2の動作モードから前記第1の動作モードに移行する際、前記領域判別ビットをリセットするようにしてもよい。
本発明によれば、ノーマル領域とパリティ領域の双方の行アドレスを発生するリフレッシュカウンタに対し、ノーマル領域とパリティ領域のそれぞれのアドレス空間に対応して接続状態を切替え制御しつつ、パリティ領域の行アドレスをカウントするタイミングでリフレッシュ動作を一旦停止する場合に、領域判別信号がノーマル領域を判別するようなリセット信号を発生するようにしたので、その後にリフレッシュ動作を再開する場合にリフレッシュカウンタが不定領域にセットされた状態になることを回避できる。よって、リフレッシュの未実行領域の発生等の不具合を防止することができ、動作上の制約を受けることなく簡単な回路構成で、自由度の高い制御によって消費電力の低減に好適なリフレッシュ動作を行い得るリフレッシュカウンタ回路等を提供することができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。本実施形態においては、低消費電力化を実現するために、誤り訂正機能を担う回路を内蔵して長周期のリフレッシュ動作を制御可能に構成されたダイナミック形RAM(DRAM)に対して本発明を適用する場合を説明する。
図1は、本実施形態に係るDRAMの全体構成を示すブロック図である。ここでは、記憶容量256MビットのDRAMを例にとって説明する。図1に示すDRAMは、4つのバンク0〜バンク3に対応する4つのメモリアレイ10を備え、各々のメモリアレイ10の周辺には、行デコーダ11、ワードドライバ12、センスアンプ13、I/Oゲート14、列デコーダ15、コーデック16が設けられている。更に、図1のDRAMは、制御回路20、I/Oバッファ21、アドレスレジスタ22、リフレッシュカウンタ23、アドレスセレクタ24を備えて構成されている。
以上の構成において、各々のメモリアレイ10は、行方向と列方向にマトリクス状の配置を備え、通常のデータビットを記憶するノーマル領域と、データビットのうち長周期のリフレッシュ動作に伴って発生する誤りビットの検出訂正に用いるパリティビットを記憶するパリティ領域が形成されている。なお、4つのバンク0〜3に対応する4つのメモリアレイ10は、いずれも同一の構成を備え、その周辺の行デコーダ11、ワードドライバ12、センスアンプ13、I/Oゲート14、列デコーダ15、コーデック16についても、4つのバンク0〜3について同一の構成となっている。
メモリアレイ10に対しては、動作を指令する各種制御コマンドに基づき、アクセスすべき所望の行アドレス及び列アドレスが指定される。行デコーダ11は、後述する行アドレスによって指定される1本のワード線(不図示)を選択する。そして、ワードドライバ12は、行デコーダ11により選択されたワード線を選択レベルに駆動する。
一方、センスアンプ13は、選択レベルに駆動されるワード線とそれに接続するメモリアレイ10からの読出しデータに対応して相補データ線に生じる電位差を増幅し、I/Oゲート14に出力する。列デコーダ15は、上述のように指定された列アドレスに対応する列を選択し、I/Oゲート14のデータのうち選択された列のデータがI/Oバッファ21に送られる。I/Oバッファ21は、メモリアレイ10に対するアクセス時に、外部とI/Oゲート14の間で16ビットのデータD<0:15>の入力又は出力を行うバッファとして機能する。
コーデック16は、パリティビットの生成及び誤りビットの訂正を担う演算手段であり、例えば、巡回ハミング符号化に基づく所望の生成多項式を演算可能にする多段のシフトレジスタにより構成される。後述の符号化処理の際には、コーデック16がデータビットに基づきパリティ領域に記憶すべきパリティビットを生成する。また、後述の復号化処理の際には、データビット及びパリティビットに基づき、誤りビットの検出訂正を行う。
制御回路20は、本実施形態に係るDRAMの各種動作を制御し、図1の各構成要素における内部タイミングを制御する。この制御回路20は、DRAMに対する制御コマンドを判別するコマンドデコーダ201と、DRAMのリフレッシュ動作を制御するリフレッシュ制御部202と、メモリアレイ10に対する上述のコーデック16による誤り訂正機能を制御するECC(Error Correcting Code)制御部203が含まれる。
制御回路20に対して外部から供給される制御信号としては、行アドレスストローブ信号(/RAS)、列アドレスストローブ信号(/CAS)、ライトイネーブル信号(/WE)、クロックイネーブル信号CKE、クロック信号CLKがある(なお、記号/は、ローレベルの時に信号がアクティブとなることを意味する)。また、制御回路20に対しては、13ビットのアドレス信号A<0:12>が入力される。外部から入力される制御コマンドは、上述の各制御信号の組合せパターンにより規定されており、コマンドデコーダ201が組合せパターンに基づいて制御コマンドの種別を判別する。
リフレッシュ制御部202は、DRAMのデータ保持状態におけるリフレッシュ動作を制御し、リフレッシュ開始時にリフレッシュカウンタ23を起動させる。このリフレッシュカウンタ23は、リフレッシュ用の行アドレスを発生する回路であり、行アドレスを順次カウントアップし、カウント値をアドレスセレクタ24に出力する。アドレスセレクタ24には、アドレスレジスタ22から出力される行アドレスと、リフレッシュカウンタ23から出力される行アドレスがそれぞれ入力され、DRAMの動作状態に応じて一方を選択的に行デコーダ11に供給する。
本実施形態では、後述するように通常に比べて長周期のリフレッシュ動作を実行する際に誤り検出訂正を行うので、リフレッシュカウンタ23は、ノーマル領域をカウントアップすることに加えてパリティ領域もカウントアップする必要がある。なお、リフレッシュカウンタ23の具体的な構成及び動作については後述する。
次に、メモリアレイ10の行アドレスに対応するアドレス空間について説明する。本実施形態では、256Mビットのメモリアレイ10における任意の行にアクセスするために13ビットの行アドレスX0〜X12を用いている。また、この行アドレスに、上述のノーマル領域とパリティ領域の一方を指定するための領域判別ビットX13を付加している。よって、リフレッシュ動作時には、計14ビットの行アドレスX0〜X13が用いられる。
図2は、14ビットの行アドレスX0〜X13により規定されるアドレス空間を説明する図である。まず、行アドレスのうち最上位の領域判別ビットX13に基づき、X13=0のときはノーマル領域が指定され、X13=1のときはパリティ領域が指定される。ノーマル領域が指定された場合、そのアドレス空間は13ビットの行アドレスX0〜X12の全てに基づき表される。よって、ノーマル領域は2の13乗のアドレスに対応する8192の行(X)のアドレス空間を有する。
これに対し、パリティ領域が指定された場合、そのアドレス空間は行アドレスのうちX9〜X12の4ビット、及びX0〜X3の4ビットの計8ビットに基づき表される。つまり、行アドレスのうちX4〜X8の5ビットは、パリティ領域に対しては用いられない。これにより、パリティ領域は2の8乗のアドレスに対応する256の行(X)のアドレス空間を有するので、ノーマル領域に比べて32分の1のサイズを持つことになる。
ここで、図3を用いて、行アドレスX0〜X13のメモリ空間とメモリアレイ10のマット構成の関係を説明する。本実施形態のDRAMは、各メモリアレイ10を分割し、それぞれ16個のマット100により構成されている。図3においては、16個のマット0〜15により構成されるメモリアレイ10内で、各々のマットに対応するノーマル領域とパリティ領域との関係を示している。DRAMにアクセスする際には、16個のマット0〜15の中から、X9〜X12で選択される一つのマットに対して読み出し又は書き込みが行われる。
まず、行アドレスX0〜13のうち、X9〜X12の4ビットにより、16個のマット0〜15の1個を指定するように対応付けている。また、領域判別ビットX13が0のときは、X0〜X8の9ビットにより一のマット中のノーマル領域における512本のワード線の1本を指定するように対応付けている。一方、領域判別ビットX13が1のときは、X0〜X3の4ビットにより一のマット中のパリティ領域における16本のワード線の1本を指定するように対応付けている。
このように対応付けを行うことにより、図3に示すように、一のマットに対するアドレス空間はノーマル領域では全てカバーされるが、パリティ領域では一部のみが用いられる。その結果、パリティ領域で用いられないアドレス空間が、不定領域(不連続領域)となる。よって、X13=1としてパリティ領域が指定される場合、後述のリフレッシュカウンタ23によるパリティ領域のカウントアップに際し、行アドレスX0〜X3、X9〜X12の8ビットのみを用い、それ以外のX4〜X8を除外するような構造にする必要がある。
次に図4は、本実施形態のDRAMにおける複数の動作状態の関係と機能を示す状態遷移図である。本実施系形態では、DRAMの通常時の動作を制御する通常動作モード(第1の動作モード)と、DRAMのデータ保持状態における消費電力を低減するように動作を制御する低消費電力モード(第2の動作モード)の2つのモードが設けられている。通常動作モードは、DRAMにおける一般的なデータの読み出し動作・書き込み動作を行うモードである。一方、低消費電力モードは、上述したように、ECC制御部203の制御の下、各メモリアレイ10のコーデック16による誤り検出訂正を実行させつつ長周期のリフレッシュ動作を行い、これによりDRAMの消費電力の低減を図るモードである。
図4に示すように、通常動作モードで動作しているDRAMが制御コマンドEntryを受けると、動作状態は低消費電力モードに遷移する。一方、低消費電力モードで動作しているDRAMが制御コマンドExitを受けると、復号化処理を経て動作状態は通常動作モードに遷移する。低消費電力モードは、符合化処理、パワーオフ状態、バーストリフレッシュ処理、複合化処理の4つの状態(処理)を含んでいる。
符合化処理は、メモリアレイ10における各行又は各列のデータビットに基づく行方向及び列方向のパリティビットを生成する符号化演算を実行し、パリティ領域に書き込む。また、パワーオフ状態では、符合化処理を終えた後に、DRAMの各部に供給される電源のうち不要な電源を全て停止する。また、バーストリフレッシュ処理は、メモリアレイ10の全データに対し連続的なリフレッシュ動作を行う。そして、バーストリフレッシュ処理とパワーオフ状態が所定期間にわたって交互に繰り返される。また、低消費電力モードを終了する際の複合化処理は、パリティ領域に保持されるパリティビットに基づき復号化演算を実行し、メモリアレイ10の行方向又は列方向に生じたビット誤りを訂正する。
ここで、図5には、図4の状態遷移図に対応するタイミングフロー図を示している。図5に示されるように、通常動作モードでは外部から供給されるクロック(CLK)を用いて動作を制御するのに対し、Entryの発行タイミングで低消費電力モードに移行して符合化処理を行う際、内部クロックを用いて動作を制御する。このとき、符合化処理時の消費電力を一層抑えるため、内部クロックの周期を長く(周波数を低く)設定している。例えば、200nsの長周期の内部クロックが用いられる。
また、符合化処理を終えると、パワーオフ状態(Poff)、リフレッシュ動作に先立つパワーオン状態(Pon)、バーストリフレッシュ処理(Bref)を繰り返し実行する。この場合、隣接する2つのバーストリフレッシュ処理の間隔が、リフレッシュ周期に相当する。低消費電力モードでは、例えば1秒程度と長周期のリフレッシュ周期が設定される。最後に、通常動作モードに移行するタイミングは自在に定められ、Exitの発行タイミングでパワーオン状態を経て復号化処理を行った後、通常動作モードに移行する。
低消費電力モードにおいて最初に遷移する符号化処理は、上述したように内部クロックの周期を長く設定したことから、比較的長い時間を要する。その結果、符合化処理時においても自動リフレッシュ処理を実行する必要が生じる。図6は、図5のタイミングフロー図のうち符合化処理の動作フローを示す図である。図6においては、符合化処理が開始された後、内部クロックに同期しながら制御コマンドが順次発行される状態を示している。そして、メモリアレイ10の任意の行アドレスをアクティブ状態にするACTコマンド、選択された行アドレス及び列アドレスのデータを読み出すREADコマンド、読み出し後に選択されたバンクをプリチャージするPREコマンドを所定のタイミングで実行する。
このとき、所定のACTコマンドと後続するACTコマンドの間隔は20μs程度必要になる。従って、図6に示すように、所定のACTコマンドの実行後、後続するACTコマンドの実行に先立ち、自動リフレッシュ処理を制御するAREFコマンドが発行される。これにより、符合化処理の途中でリフレッシュカウンタ23が動作し、ノーマル領域又はパリティ領域における行アドレスがカウントアップされる状況が想定される。
一方、DRAMに対して迅速な動作状態の移行を保つため、図5に示すExitコマンドは、符合化処理の途中であってもExitを禁止するのは望ましくなく、許容する必要がある。これにより、符合化処理において自動リフレッシュ制御を行っているタイミングでExitが発行されると、迅速に通常動作モードに移行することになる。この場合、Exitを実行するときに、X13=1の状態でカウントアップしている途中にリフレッシュ処理を中断する可能性もある。よって、その後に再びリフレッシュ処理を行う場合、リフレッシュカウンタ23が図3の不定領域にセットされる事態を回避する必要がある。そのためには、低消費電力モードからExitを実行する際、後述するように領域判別ビットX13をリセットする機能を付加することが有効である。
次に、図7〜図12を参照して、リフレッシュカウンタ23の構成及び動作について説明する。図7には、リフレッシュカウンタ23の基本的な構成を説明する図を示している。図7に示すリフレッシュカウンタ23は、14段に連結された各1ビットのカウンタ(X0〜X13)と、4つのパススイッチ31〜34と、オートリセット回路40とを備えて構成されている。
リフレッシュカウンタ23に含まれる上記14段のカウンタは、図中、行アドレスX0〜X13の各ビットを付記して示しており、それぞれからX0〜X13のビットを出力して一体的に14ビットの行アドレスを発生する。各々のカウンタX0〜X13には、図示しないクロックが供給され、そのクロックに同期して行アドレスX0〜X13が順次カウントアップされていく。
なお、カウンタX0〜X13のうち、13段のカウンタX0〜X12は本発明のn段のカウンタ(n=13)に対応する。また、最終段のカウンタX13は、本発明の領域判別回路に対応し、領域判別信号としての領域判別ビットX13を出力する。
4つのパススイッチ31〜34は、所定の経路の導通状態を制御する役割を担い、制御信号を印加してオン・オフを切替え制御可能になっている。なお、これら4つのパススイッチ31〜34のうち、3つのパススイッチ31〜33は本発明の第1のスイッチ回路に対応する。また、パススイッチ34は本発明の第2のスイッチ回路に対応する。
図7に示すように、パススイッチ31は、連続する4個のカウンタX0〜X3と、連続する5個のカウンタX4〜X8の間に接続されている。また、パススイッチ32は、連続する5個のカウンタX4〜X8と、連続する4個のカウンタX9〜X12の間に接続されている。また、パススイッチ33は、カウンタX3の出力側とカウンタX9の入力側の間に接続されている。また、パススイッチ34は、連続する4個のカウンタX9〜X12と最終段のカウンタX13の間に接続されている。
本実施形態では、4つのパススイッチ31〜34のオン・オフ制御により、ノーマル領域に対応する行アドレスX0〜X12と、パリティ領域に対応する行アドレスX0〜X3、X9〜X12のカウンタ構造の経路の切替え制御を行っている。ここで、図8は、図7の各パススイッチに対する切替え制御の条件を示す図である。
3つのパススイッチ31、32、33には、制御信号として領域判別ビットX13が印加される。そして、パススイッチ31、32は、X13=0のときオンとなり、X13=1のときオフとなるように制御される。一方、パススイッチ33は、X13=0のときオフになり、X13=1のときオンとなるように制御され、パススイッチ31、32とは逆極性の制御となる。また、パススイッチ34には、モード制御信号Smが印加され、Sm=0のときオフとなり、Sm=1のときオンとなるように制御される。なお、このモード制御信号Smは、通常動作モード時に0となり、低消費電力モードのときに1となるように変化する。
まず、X13=0となってノーマル領域が指定される場合、4個のカウンタX0〜X3は、パススイッチ31を介して後方の5個のカウンタX4〜X8に接続されるとともに、この5個のカウンタX4〜X8は、パススイッチ32を介して後方の4個のカウンタX9〜X12に接続される。一方、パススイッチ33の側の経路の接続は切り離される。このようなカウンタ構造により、13個のカウンタX0〜X12が一体的に連結された状態になり、ノーマル領域における2の13乗の大きさのアドレス空間内でカウントアップを実行することができる。
このとき、通常動作モードが設定されているとすると、モード制御信号Smは0であり、上述のカウンタX0〜X12がカウンタX13と切り離された状態になるため、リフレッシュカウンタ23のカウントアップによってカウンタX13は変化しない。よって、通常動作モード時はリフレッシュカウンタ23においてノーマル領域内でのみカウントアップが行われ、パリティ領域内でのカウントアップは実行されない。
次に、Entryコマンドにより低消費電力モードに移行すると、Sm=1となり、上述のカウンタX0〜X12はパススイッチ34を介してカウンタX13と接続される構造になる。よって、この状態でノーマル領域のカウントアップが行われアドレス空間の最大範囲に達すると、そのタイミングでカウンタX13が0から1に変化して、ノーマル領域からパリティ領域に移行する。
その結果、領域判別ビットX13が印加されるパススイッチ31、32、33のオン・オフの状態が切り替わる。中間の5個のカウンタX4〜X8は、前方の4個のカウンタX0〜X3及び後方の4個のカウンタX9〜X12のいずれからも切り離された状態になる。一方、前方の4個のカウンタX0〜X3は、パススイッチ33を介して後方の4個のカウンタX9〜X12に直結され、更に最終段のカウンタX13が連結される構造となる。このような構造により、9個のカウンタX0〜X3、X9〜X13が一体的に連結された状態になり、このうちX13=1が保持される間、パリティ領域における2の8乗の大きさのアドレス空間内でカウントアップを実行することができる。
なお、図7の構成における各パススイッチ31〜34の制御状態は、通常動作モードが設定された状態に対応している。すなわち、パススイッチ31、32がオン、パススイッチ33がオフ、パススイッチ34がオフに切替え制御される状態になっている。これは、本発明の第1スイッチ回路に対する第1の接続状態に対応する。
一方、図9は図7の構成に対応して、低消費電力モードが設定された状態で、さらにX13=1になっている状態のリフレッシュカウンタ23の構成を示している。すなわち、パススイッチ31、32がオフ、パススイッチ33がオン、パススイッチ34がオンに切替え制御される状態になっており、リフレッシュカウンタ23の全体から、X4〜X8のカウンタ部分が切り離された接続状態になっている。これは、本発明の第1スイッチ回路に対する第2の接続状態に対応する。
次に図7において、オートリセット回路40は、Exitコマンドにより低消費電力モードから通常動作モードに移行する際、カウンタX13に対しリセット信号Srを出力する。オートリセット回路40には、モード制御信号Sm及び領域判別ビットX13が印加され、ワンショットパルスとしてのリセット信号Srを発生するタイミングが制御される。このリセット信号Srにより、カウンタX13がリセットされ、X13=1の状態からX13=0の状態に変化し、これによりアドレス空間がパリティ領域からノーマル領域に移行する。なお、オートリセット回路40の構成及び動作について詳しくは後述する。
次に図10は、図7の基本的な構成に対応するリフレッシュカウンタ23の具体的な構成の一例を示すである。図10の例では、図7の構成と基本的な動作は共通しているが、図7の各パススイッチ31〜34やその周辺回路をCMOSに対応する具体的な回路構成で実現している。
図10において、14段のカウンタX0〜X13とオートリセット回路40は、図7と共通するので説明を省略する。一方、図7のパススイッチ31〜34として、図10のトランスファーゲート51〜54を用いて構成している。ここで、パススイッチ33については、2つのトランスファーゲート53a、53bを用いることで、トランスファーゲート51、52と対称的な配置にしている。
これら5つのトランスファーゲート51〜54は、PMOSとNMOSのそれぞれのドレイン同士、ソース同士を接続する相補型の構成を備えている。そして、トランスファーゲート51〜54の各ゲートに制御信号を印加し、ソースドレイン間の導通・非導通の状態を切替え制御する構成を備えている。4つのトランスファーゲート51、52、53a、53bの各ゲートには、それぞれ領域判別ビットX13の内部ノードX13_i又はそれと逆極性の信号が印加されている。この内部ノードX13_iは、上述の領域判別ビットX13とは逆極性になる。また、トランスファーゲート54のゲートには、モード制御信号Sm又はそれと逆極性の信号が印加されている。
図10に示すように、ノーマル領域の場合の経路を形成する2つのトランスファーゲート51、52と、パリティ領域の場合の経路を形成する2つのトランスファーゲート53a、53bは、互いに逆極性となるように内部ノードX13_iが印加されている。よって、X13_i=1となる場合は、一方のトランスファーゲート51、52がオン状態になり、他方のトランスファーゲート53a、53bがオフ状態になる。これに対し、X13_i=0となる場合は、一方のトランスファーゲート51、52がオフ状態になり、他方のトランスファーゲート53a、53bがオン状態になる。これにより、X=13のレベルの変化に応じて、図7の場合と等価なカウンタ構造を実現することができる。
また、図10において、各トランスファーゲート51、52、54の出力側に、それぞれデータ保持用のバッファ部61、62、63が設けられている。これらのバッファ部61〜63は、3つのインバータから構成され、各トランスファーゲート51、52、53がオン状態からオフ状態に切替わるタイミングで、後方の各カウンタX4、X9、X13の入力側がフローティング状態になることを避けるために設けられている。
次に、リフレッシュカウンタ23に含まれるオートリセット回路40の構成及び動作について説明する。図11は、オートリセット回路40の構成の具体例を示す図であり、図12は、図11のオートリセット回路40の機能波形図である。
図11に示すオートリセット回路40は、トランスファーゲート71〜74と、ディレイ部75と、多数のインバータ、NAND回路、NOR回路等の構成要素によって構成されている。このオートリセット回路40には、上述したようにモード制御信号Smと内部ノードX13_iが入力されるとともに、更には外部リセット信号が入力される。この外部リセット信号は、本実施形態のオートリセット機能とは別に、所定のタイミングでカウンタX13を任意にリセットする場合に供給される信号である。また、オートリセット回路40からは、上述のリセット信号Srと、このリセット信号Srとは逆極性である反転リセット信号Srbとが出力される。
ここで、図12の機能波形図の例では、通常動作モードと低消費電力モードを交互に繰り返される状況を示している。まず、タイミングt0〜t1の通常動作モードにおいては、モード制御信号Sm=0、内部ノードX13_i=1となり、パリティ領域が無効となっている。この状態で、外部リセット信号が所定期間0となるパルスが入力される。このとき、図11の構成において、外部リセット信号が0の間は、トランスファーゲート71、72がオフ状態になる一方、トランスファーゲート73、74がオン状態となる。そのため、図12に示すように、リセット信号Srには外部リセット信号のパルスが反転して現れる。
次に、タイミングt1〜t2の低消費電力モードに移行すると、モード制御信号Sm=1に変化し、パリティ領域が有効になる。その後、パリティ領域のアドレス空間のカウントアップに伴い、内部ノードX13_iが1と0の間を変化する。また、図12に示すように、低消費電力モードにおいても、外部リセット信号が所定期間0となるパルスが入力されると、それを反転したパルスがリセット信号Srに現れることがわかる。
そして、内部ノードX13_iが0となっている期間に、タイミングt2〜t3の通常動作モードに移行してモード制御信号Smが1から0に変化したとき、ワンショットパルスが発生する。図11に示すように、内部ノードX13_iが0になったときは、トランスファーゲート71、72がオン状態になるが、この状態でモード制御信号が1から0になって発生するワンショットパルスは、ディレイ部75の遅延時間に相当するパルス幅を有している。これにより、図12に示すように、リセット信号Srのワンショットパルスに続き、内部ノードX13_iがリセットされて1に変化する。すなわち、外部の領域判別ビットX13は0となって、ノーマル領域が指定された状態になるので、以降のリフレッシュ動作で不具合が生じることを回避できる。
なお、図11に示すオートリセット回路40の構成は一例であって、領域判別ビットX13をリセットし得るリセット信号を発生可能であれば、論理回路の組合せによって多様な回路構成を採用することができる。
以上説明した本実施形態のDRAMにより、メモリアレイ10に形成されたノーマル領域とパリティ領域のそれぞれに対してリフレッシュ動作を行う場合の様々な不具合を防止することができる。すなわち、低消費電力モードにおいて、例えばパリティ領域のリフレッシュ動作を行っている際、そのリフレッシュ動作を停止する状況が生じると、オートリセット回路40により領域判別ビットX13に対してリセットをかける。よって、それ以降に領域判別ビットX13を参照すると、ノーマル領域を示すことになり、リフレッシュカウンタ23がパリティ領域中の不定領域にセットされることを回避できる。よって、低消費電力モードの符号化処理では、任意の時間にExitを許可することができ、DRAM制御の利便性を高めることができる。また、長周期のリフレッシュ期間中に電源をオフした場合、その後に電源を復帰して再び低消費電力モードに移行する場合に、パリティ領域中の不定領域にセットされる不具合を防止することができる。
更に、オートリセット回路40は、上述したX13の自動リセットに加えて、外部から入力される外部リセット信号を供給できるようにしたので、通常モードにおいて任意に領域判別ビットX13にリセットをかけることができ、制御の自由度が高く使い勝手に優れたリフレッシュ動作制御を実現することができる。
以上、本実施形態に基づき本発明について具体的に説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の変更を施すことができる。例えば、図2に示す行アドレスのアドレス空間や、図7に示すパススイッチ31〜34の位置は適宜に変更することができる。この場合、ノーマル領域がnビット、パリティ領域がmビット(m<n)の行アドレスを用い、これに対応するように図7のパススイッチ31〜34の位置を設定した場合であっても、本発明を適用することができる。
本実施形態に係るDRAMの全体構成を示すブロック図である。 行アドレスX0〜X13により規定されるアドレス空間を説明する図である。 行アドレスのアドレス空間とメモリアレイのマット構成の関係を示す図である。 DRAMにおける複数の動作状態の関係と機能を示す状態遷移図である。 図4の状態遷移図に対応するタイミングフロー図である。 図5のタイミングフロー図のうち符合化処理の動作フローを示す図である。符号の説明 リフレッシュカウンタの基本的な構成を説明する図である。 図7の各パススイッチに対する切替え制御の条件を示す図である。 図7の基本的な構成に対応するリフレッシュカウンタの異なる接続状態の構成の一例を示すである。 図7のリフレッシュカウンタの具体的な構成の一例を示す図である。 オートリセット回路の構成を示す図である。 図11のオートリセット回路の機能波形図である。
符号の説明
符号の説明
10…メモリアレイ
11…行デコーダ
12…ワードドライバ
13…センスアンプ
14…I/Oゲート
15…列デコーダ
16…コーデック
20…制御回路
21…I/Oバッファ
22…アドレスレジスタ
23…リフレッシュカウンタ
24…アドレスセレクタ
31〜34…パススイッチ
40…オートリセット回路
51〜54、71〜74…トランスファーゲート
61、62…データ保持用のバッファ部
75…ディレイ部
201…コマンドデコーダ
202…リフレッシュ制御部
203…ECC制御部
Sm…モード制御信号
Sr…リセット信号

Claims (9)

  1. データビットを記憶するノーマル領域と、前記データビットの誤り検出訂正に用いるパリティビットを記憶するパリティ領域を有するメモリ素子に対するリフレッシュ動作時に、前記メモリ素子の行アドレスを発生するリフレッシュカウンタ回路であって、
    nビットで表される前記ノーマル領域のアドレス空間に対応するとともに、前記nビットに含まれるm(m<n)ビットで表される前記パリティ領域のアドレス空間に対応する行アドレスを発生するn段のカウンタと、
    前記n段のカウンタに接続され、前記ノーマル領域と前記パリティ領域のいずれかのカウント動作を判別するための領域判別信号を発生する領域判別回路と、
    前記n段の全てのカウンタが連結された第1の接続状態と、前記nビットのうち前記mビットに含まれないn−mビットに対応するカウンタ部分を前記n段のカウンタの経路から切り離してm段のカウンタを形成する第2の接続状態とを、切替え制御可能な第1のスイッチ回路と、
    前記第1のスイッチ回路が前記第2の接続状態に切替え制御されている際に前記リフレッシュ動作の停止を指令された場合、前記領域判別信号前記ノーマル領域のカウント動作を判別する状態にリセットするためのリセット信号を発生して前記領域判別回路に供給するオートリセット回路と、
    を備え
    前記第1のスイッチ回路は、前記領域判別信号により前記ノーマル領域のカウント動作が判別されたときは前記第1の接続状態に切替え制御され、前記領域判別信号により前記パリティ領域のカウント動作が判別されたときは前記第2の接続状態に切替え制御されることを特徴とするリフレッシュカウンタ回路。
  2. 前記メモリ素子に対し、前記ノーマル領域の行アドレスのみを用いたリフレッシュ動作を行う第1の動作モードと、前記ノーマル領域と前記パリティ領域の双方の行アドレスを用いたリフレッシュ動作を行う第2の動作モードを選択的に指令可能であり、
    前記オートリセット回路は、前記第2の動作モードから前記第1の動作モードに移行する際、前記リセット信号を発生することを特徴とする請求項に記載のリフレッシュカウンタ回路。
  3. 前記第1の動作モードが指令されたとき、前記n段のカウンタと前記領域判別回路を切り離す一方、前記第2の動作モードが指令されたとき、前記n段のカウンタの最終段に前記領域判別回路を連結してn+1段のカウンタを形成する第2のスイッチ回路を更に備えることを特徴とする請求項に記載のリフレッシュカウンタ回路。
  4. 前記第1のスイッチ回路は、前記n段のカウンタのうち、k(k<m)段目のカウンタの出力側とk+1段目のカウンタの入力側の間に接続された第1のパススイッチと、k+n−m段目のカウンタの出力側とk+n−m+1段目のカウンタの入力側の間に接続された第2のパススイッチと、前記k段目のカウンタの出力側と前記k+n−m+1段目のカウンタの入力側の間に接続された第3のパススイッチを含んで構成され、
    前記第1の接続状態では、前記第1のパススイッチと前記第2のパススイッチがオンに切替え制御される一方、前記第3のパススッチがオフに切替え制御され、
    前記第2の接続状態では、前記第1のパススイッチと前記第2のパススイッチがオフに切替え制御される一方、前記第3のパススッチがオンに切替え制御されることを特徴とする請求項に記載のリフレッシュカウンタ回路。
  5. 前記n段目のカウンタの出力側と前記領域判別回路の入力側の間に接続された第4のパススイッチを含んで構成され、
    前記第1の動作モードが指令されたとき、前記第4のパススイッチがオフに切替え制御され、前記第2の動作モードが指令されたとき、前記第4のパススイッチがオンに切替え制御されることを特徴とする請求項に記載のリフレッシュカウンタ回路。
  6. 前記各パススイッチは、PMOSとNMOSからなる相補型のトランスファーゲートを用いて構成されることを特徴とする請求項又はに記載のリフレッシュカウンタ回路。
  7. 前記オートリセット回路は、前記リセット信号に加えて、外部から入力された外部リセット信号を前記領域判別回路に供給することを特徴とする請求項1からのいずれかに記載のリフレッシュカウンタ回路。
  8. データビットを記憶するノーマル領域と、前記データビットの誤り検出訂正に用いるパリティビットを記憶するパリティ領域を有するメモリ素子に対する行アドレスを発生するリフレッシュ動作の制御方法であって、
    共通のn段のカウンタを用いて、nビットで表される前記ノーマル領域のアドレス空間に対応する行アドレスと前記nビットに含まれるm(m<n)ビットで表される前記パリティ領域のアドレス空間に対応する行アドレスを発生する行アドレス発生処理と、
    前記ノーマル領域と前記パリティ領域のいずれかのカウント動作を判別するための領域判別ビットを発生する領域判別処理と、
    前記n段の全てのカウンタが連結された第1の状態と、前記n段のカウンタのうちn−mビットに対応するカウンタ部分を前記n段のカウンタの経路から切り離してm段のカウンタが形成された第2の状態とを、切替え制御可能な行アドレス切替え処理と、
    前記行アドレス切替え処理において前記第2の状態に切替え制御されている際に前記リフレッシュ動作の停止を指令された場合、前記領域判別ビットが前記ノーマル領域のカウント動作を判別する状態となるようにリセットするオートリセット処理と、
    を備え
    前記行アドレス切替え処理は、前記領域判別ビットに基づき前記ノーマル領域のカウント動作が判別されたときは前記第1の状態に切替え制御され、前記領域判別ビットに基づき前記パリティ領域のカウント動作が判別されたときは前記第2の状態に切替え制御されることを特徴とするリフレッシュ動作の制御方法。
  9. 前記メモリ素子に対し、前記ノーマル領域の行アドレスのみを用いたリフレッシュ動作を行う第1の動作モードと、前記ノーマル領域と前記パリティ領域の双方の行アドレスを用いたリフレッシュ動作を行う第2の動作モードを選択的に指令可能であり、
    前記オートリセット処理において、前記第2の動作モードから前記第1の動作モードに移行する際、前記領域判別ビットをリセットすることを特徴とする請求項に記載のリフレッシュ動作の制御方法。
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