JP4468818B2 - 光学ガラスの製造方法および装置 - Google Patents
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Description
本発明は更に光学ガラスを製造する装置であって、ガラスが成型工程の後で研磨およびマーキングされる装置に関する。
以下、本発明を眼鏡レンズへの応用に関して説明する。しかし本発明が他の光学ガラスにも応用可能であることは言うまでもない。
いわゆる単焦点の眼鏡レンズが、2つの球面、または1つの球面と1つのトロイダル表面とによって規定されることはよく知られている。単焦点の眼鏡レンズの中央の厚みと周辺の厚みとを最適化するためには、レンズの両面のうち一方の球面またはトロイダル表面に回転対称の非球面関数を重ね合わせればよい。
上記の工程で使用される研磨機械が下記特許文献4で説明されている。
旋盤加工または研削された自由曲面を研磨するには、実際には研磨工具が使用され、その場合研磨表面が使い捨ての研磨被覆(コーティング)として構成される。研磨表面は弾力性のあるフォーム(泡)構造によって支持され、研磨表面が眼鏡レンズの形状に適合するようになされる。研磨表面は、研磨する眼鏡レンズの表面が凹面か凸面かによって、凸面または凹面に成型される。
その後の眼鏡レンズへのマーキング工程で、上記のマーキングは通常はレーザービームを使用して、点として、すなわちドットパターンで眼鏡レンズの表面に施される。
下記特許文献5は、光学的加工品(ワークピース)を機械に装填し、また取り出すための装置を開示している。この従来の装置は、単体の光学的レンズのための研削機械と組み合わせて好適に使用される。この従来の装置では、眼鏡レンズの光学的表面に適用される吸引ヘッドによって眼鏡レンズが取り扱われる。空圧で作動する3本指のグリッパーの使用が同様に示されているが、後者は眼鏡レンズの中心出しにのみ使用されるものである。
この従来の装置では、スピンドルの下の自由端にローラーベローズが配設されており、このベローズが研磨ディスクを支持する。ローラーベローズで取り囲まれた空間内には空気の圧力を発生することができ、それにより研磨ディスクを軸方向に移動できるようになっている。更に研磨ディスクは、ボールジョイントを介して軸方向に作用するピストンによって支持されている。ローラーベローズは、作業中に回転すると研磨ディスクのトルクを伝達するようになされている。
下記特許文献8は別の類似の研磨ディスクを開示しており、この場合、研磨工具はバヨネットジョイントを介してアクチュエータに取り付けられる。
この従来の装置には、研磨工具を取り付けるときに、アクチュエータに関して正しい角度の方向に研磨工具を向けなければならないという欠点がある。
特に本発明により、従来必要とされてきた製造の複雑さを軽減することが可能になる。
最初に述べたタイプの装置では、研磨ステーション、洗浄ステーションおよびマーキングステーションが1つの共通の製造セル内に配設されている装置によって、上記の目的が達成される。
すなわち本発明は、成形工程に続く処方表面に対する全製造工程を、従来は旋盤または研削加工によって行われていたのに対して、初めて1つの完全に自動化されたセル内に集中し、それにより個別のステーション内で眼鏡レンズを装填および除去する際の面倒な手作業を回避できるようにしたものである。
本発明では、研磨およびマーキングの間、ガラスは同一のロボットによって取り扱われる。
この手段は、製造セル内での全ての動作に対して1台の取扱要素しか必要とせず、それによっても生産コストが削減できるという利点を有する。
a)コンベアベルトからガラスを取り、
b)前記ガラスを研磨ステーションに供給してそこに載置し、
c)研磨工具を工具マガジンから取り、
d)前記研磨工具によって前記ガラスを処理し、
e)前記研磨工具を前記工具マガジンに納め、
f)研磨ステーションから研磨されたガラスを取り、それらの研磨されたガラスを洗浄ステーションに供給してそれらの研磨されたガラスをそこに載置し、
g)洗浄用具を前記工具マガジンから取り上げ、
h)前記洗浄ステーションで前記ガラスを洗浄し、
i)前記洗浄用具を前記工具マガジンに納め、
k)前記洗浄ステーションから洗浄されたガラスを取り、それらの洗浄されたガラスをマーキングステーションに供給し、そして
l)前記マーキングステーションからマーキングされたガラスを取ってそれらのマーキングされたガラスをコンベアベルトの上に載置する。
その意味で、ステップk)の実行とステップl)の実行との間に、ロボットが少なくとも1つの他のガラスに対してステップa)〜i)のうちの1つを行うことがより好ましい。
この手段には、ロボットが時間多重方式で作動でき、それにより別のガラスが別の処理を、特にマーキングステーション内で受けているときに、同時にあるガラスの処理を行えるという利点がある。
この手段には、ガラスを所定の除去位置および装填位置に保持することができ、ここで搬送箱内でのガラスの配列のために、ガラスの規定された向きに従ってその処理が行えるという利点がある。
この手段には、従来技術と異なり、ガラスの敏感な光学的表面に触れることがないために、これらの敏感な光学的表面へのいかなる悪影響も起こりえないという利点がある。
本発明の方法の上記の変形は、ガラスが所定の力で把持されるという点で、更にもっと洗練することができる。
この手段には、特定の注文者(患者)に帰属するガラスを一緒に、または相前後して搬送し、それらが間違えられる可能性が排除されるという利点がある。
更にまた、ガラスがブロック上に配列されて、取扱い、すなわち搬送および処理されることがもっと好適である。
本発明の方法の特に好適な実施形態において、研磨中は研磨工具が第一の表面と共にガラスの第二の表面の上に置かれ、ここで前記第一の表面は前記第二の表面よりも小さく、更に各表面は同じ方向にまた実質的に同じ回転速度で回転させられ、また第一の表面は第二の表面の上を半径方向に案内される。ここで、振動運動がそれに垂直な半径方向の運動に重ね合わされることが、特に好適である。
このことは、半径方向の運動が第二の表面の直径に沿って案内される場合に、特に当てはまる。
本発明の装置の実施形態では、コンベア、研磨ステーション、洗浄ステーションおよびマーキングステーションの間でガラスを取り扱うために1台だけのロボットが備えられているが、ここでロボットは研磨工程を遂行するように適合され、更にロボットは研磨工具および洗浄用具を操作するようになっている。
その意味で、ロボットがハンドを有し、前記ハンドが軸方向のアクチュエータによって2つの動作位置に交互に移動するようになされ、前記ハンドがガラスをつかむためのグリッパーと工具を取り付けるためのインターフェースとを有し、前記グリッパーが第一の動作位置ではガラスをつかんだり放したりするようになっており、また第二の動作位置では工具をつかんだり放したりするようになされていることが更に好適である。
この実施形態の好適な改良では、前記軸方向のアクチュエータはロータリーアクチュエータである。
単独で使用できる本発明の装置の好適な改良においては、ロボットがガラスをその縁でつかむグリッパーを有する。特にこのことが所定の力で行われ、その場合は更に力のコントローラが好適に備えられる。
その意味で、グリッパーが互いに実質的に平行に配列された3本以上の指を有し、ガラスの縁と係合するようになっていることが特に好適である。
この手段には、指の数と位置とに応じて把持機能と中心出し機能とを遂行することができ、しかも取り扱うべきガラスの外周が円形か楕円形か、または他の一般的な形状かによって、指の数とタイプとを最適化できるという利点がある。
この手段には、比較的強い把持力を用いたときでも、ガラスの周囲への損傷が避けられるという利点がある。
同様に単独で使用できる本発明の別の好適な実施形態では、ガラスの第一の表面を研磨するために、一方では第一の表面上で回転する第二の表面と共に接線方向に案内される、また他方では第一の表面内での高さの違いを補償するために、第一の表面と垂直な方向に送られる研磨工具が備えられている。これにより、回転および/または送り運動を起こすための要素は中空に構成される。
前記要素はチューブであることが特に好適である。
この手段には、非常に単純かつ低コストの要素を使用できるという利点がある。
この手段には、ローラーベアリングが最小の摩擦で多角形チューブの半径方向の運動を防止するので、チューブがその軸方向の送りにおいてほとんど摩擦無しに送られるように支持されるという利点がある。
その目的のために、チューブは既に述べたように多角形チューブとして形成することができ、または非円形チューブとして、もしくはスプライン歯などを有するチューブとして形成することができる。
この手段には、研磨工具の軸方向における送り運動が、研磨工具に回転運動をさせるためのトルクの伝達とは独立に行えるという利点がある。従って軸方向の変位に必要な要素はトルクの伝達から切り離され、小さな摩擦で構成することができる。
この手段には、その有効性が証明された位置決めおよび制御要素を使用できるという利点がある。
その意味で、伝動要素が両端でボールジョイントによって結合された連結ロッドであることが更に好適である。
やはり単独で使用できる本発明の更に好適な実施形態では、ガラスの第一の表面を研磨するために、一方では第一の表面上で回転する第二の表面と共に接線方向に案内され、他方では第一の表面内での高さの違いを補償するために第一の表面と垂直な方向に送られる研磨工具が備えられ、第二の表面の送りのためにシリンダー内に空気マウントされたピストンを有するピストン・シリンダーユニットが備えられる。
その意味で、シリンダーがガラスシリンダーであり、ピストンがグラファイトピストンであることが特に好適である。
このとき、圧縮空気を収容して第一の所定の容積を有する作動タンクにピストン・シリンダーユニットが連結され、前記ピストンがその動作の両端の位置の間でシリンダー内に第二の所定の容積を規定し、前記第一の容積が前記第二の容積よりもはるかに大きく、好適には第二の体積の少なくとも100倍、特に少なくとも1000倍であり、そして最も好適には、第一の容積が約1cm3のときに第二の容積が約3000cm3である場合に、特に良好な結果が得られる。
やはり単独で使用できる本発明の別の好適な実施形態では、ガラスの第一の表面を研磨するために、一方では第一の表面上で回転する第二の表面と共に接線方向に案内され、他方では前記第一の表面内での高さの違いを補償するために、第一の表面と垂直な方向に送られる研磨工具が備えられ、送り運動を行うために伝動要素が備えられ、前記伝動要素がハウジングに関して直線的に移動させられ、かつハウジングの一端から一部が振動的に突出し、第一のベローズが前記一端と前記突出部との間に配設されている。
本実施形態の特に好適な実際的な実施形態では、前記突出部が環状のフランジを有し、第一のベローズがフランジと端部とを結合している。
同様に単独で使用できる本発明の別の好適な実施形態では、ガラスの第一の表面を研磨するために、一方では第一の表面上で回転する第二の表面と共に接線方向に案内され、他方では前記第一の表面内での高さの違いを補償するために、前記第一の表面と垂直な方向に送られる研磨工具を備え、送り運動を行うために伝動要素が備えられ、前記伝動要素がハウジングに関して直線的に移動させられ、かつハウジングの一端から一部が振動的に突出し、ハウジングに結合された保護スリーブによって前記突出部が取り囲まれている。
本実施形態の好適な改良においては、前記保護スリーブは前記第一のベローズを取り囲んでおり、この保護機能が第一のベローズにまで及ぶ。
同様に単独で使用できる本発明の更に別の好適な実施形態では、ガラスの第一の表面を研磨するために、一方では第一の表面上で回転する第二の表面と共に接線方向に案内され、他方では前記第一の表面内での高さの違いを補償するために、前記第一の表面と垂直な方向に送られる研磨工具が備えられ、前記研磨工具が旋回可能に伝動要素内に支持され、前記伝動要素が軸に沿って送り方向に移動可能であり、タンブリングディスクが備えられ、前記タンブリングディスクがボールジョイントを介して前記伝動要素に結合され、前記タンブリングディスクが前記研磨工具に連結されるようになされている。
この手段には、一方では研磨工具のタンブリング運動が可能となり、他方では弾性的な支持によって必要なトルクが研磨工具に伝達され、しかも同時にボールジョイントが全て必要な支持力で保持されるという利点がある。
この手段には、ボールヘッドとボールソケットとを有するボールジョイントの片持ちはり構成のために、特に振幅の大きなタンブリング運動が可能とるという利点がある。
更にこの実施形態では、研磨工具を弾性的に保持するために、第二のトルク伝達ベローズが前記伝動要素と前記研磨工具との間に配設されていることが好ましい。
前記第二のベローズが指を取り囲むならば、このことは好適な仕方において真実であると言える。
この手段には、ボールヘッドとボールソケットとの間には非常に狭い接触面、理想的にはただの接触線しか存在せず、それによりジョイントの摩擦が非常に小さいという利点がある。
やはり単独で使用できる本発明の好適な実施形態では、ガラスの第一の表面を研磨するために研磨工具が備えられ、前記研磨工具が磁気クラッチを介して駆動ユニットに連結されている。
本実施形態の好適な改良においては、磁気クラッチは永久磁石を備えている。
この実施形態において更に好適な実施形態は、前記研磨工具が一方では第一の表面上で回転する第二の表面と共に接線方向に案内され、他方では第一の表面内での高さの違いを補償するために、前記第一の表面と垂直な方向に送られ、研磨工具が旋回可能に伝動要素内に支持され、前記伝動要素が軸に沿って送り方向に移動可能であり、タンブリングディスクが備えられ、前記タンブリングディスクがボールジョイントを介して伝動要素に結合され、そして前記タンブリングディスクが磁気クラッチを介して研磨工具に連結されるようになされている。
上記の例ではまた、前記伝動要素が末端にボールヘッドを有し、前記研磨工具がボールソケットを備え、そして前記研磨工具が前記伝動要素の上に弾性的に保持され、ここで前記ボールヘッドがボールソケット内で弾性的に保持され、それにより研磨工具が伝動要素に関してタンブリング運動を行えるようにすることが好適である。
この手段には、工具交換、特に研磨工具の交換を自動化できるという利点がある。特に摩耗した研磨工具を新しい研磨工具に交換できる。更に後で寸法の異なるガラスを処理する場合に、寸法の異なる研磨工具を次々と交換することが可能になるという利点がある。
更に、シュートが水平面に対して傾いており、かつ研磨工具のための滑り通路が備えられていることが好適である。
この手段には、工具が下端で回収されると同時にシュート内を滑って上方に移動し、それによりコンベアを別途設置しなくても毎回新しい工具が自動的に取り出し位置に使用可能な状態で載置されるという利点がある。
本発明の更に別の利点が、以下の説明および添付の図面から明らかになるであろう。
上で説明した特徴および以下で説明する特徴は、具体的に示した組み合わせだけでなく、本発明の範囲から逸脱することなく他の組み合わせで、または単独で使用可能であることは、言うまでもない。
図1において、参照符号10は従来技術による作業工程を説明するフローチャートを全体として示す。眼鏡レンズの旋盤加工または研削加工(ブロック12)の後で、眼鏡レンズと研磨工具とが手動で研磨機械に送られる(ブロック14)。すると研磨機械は研磨工程を実行する(ブロック16)。研磨された眼鏡レンズは取り出され、研磨工具が取り外される(ブロック18)。
これに対して、図2は旋盤加工または研削加工(ブロック32)によって眼鏡レンズの自動的な成形プロセスを通常の仕方でたどるブロック図30を示すが、ここでその後の研磨、洗浄およびマーキングの各ステップが、手作業が介入する必要無しに全て完全に自動的に行われる(ブロック34)。以下、これを説明する。
レンズは通常の旋盤または研削機械42から矢印43の方向にコンベアベルト44に送られ、それにより矢印46で示されるコンベアの方向に沿って処理セル40に搬送される。
図示した実施形態では、処理セル40内でコンベアベルト40の上に4つの取扱位置52a、52b、52cおよび52dが示される。これらの取扱位置52a〜52dにおいて、一度に1つの搬送箱48を停止させることができる。これによりレンズ50を所定の位置に使用可能な状態で載置することができ、異なる搬送箱48からのレンズ50を処理セル40の異なるステーションで平行して処理することが可能となる。
ロボット60はベース70の上に立っている。ロボット60が行える様々な動作を矢印72および74で示す。本発明の好適な実施形態では、ロボット62は6本アームのロボットである。
処理セル40は以下のように作動する。
処理動作のはじめにロボット62が起動され、アーム78上に配設されたグリッパーが搬送箱48からレンズ50を取り出す。グリッパーの詳細については、図5および図12〜図17を参照して以下で更に説明する。
研磨スピンドル84内でレンズ50を放したのち、ロボット62はハンド78を工具マガジン64に移動する。ここでは研磨工具88がシュート86内に保管されている。例えば異なる寸法の研磨工具88を、異なるシュート86内に選り分けることができる。工具マガジン64の更に詳細な説明を、図18〜図20を参照してもっと後で述べる。
研磨工具88を受け取るために、ロボット62のハンド78は、軸80のまわりに回転してそれぞれの研磨工具88を受け取れるようになっている。その詳細は図5〜図11を参照して、後で更に述べる。
研磨工程が完了すると同時に、ハンド78は研磨工具88と共に研磨スピンドル84から出る。これにより研磨工具88は排出マガジン90に移送される。ここで研磨工具88をカットバックストッパーの背後で前方に押しやり、次にハンド78を研磨工具88から後退させることで、研磨工具88はハンド78からはぎ取られる(外される)。すると研磨工具88は排出マガジン90内の洗浄液で満たされたコンテナーの中に落下する。
ここでロボット62はハンド78をレンズ50から離し、その後で研磨されたレンズ50を洗浄するために洗浄ステーション56の洗浄槽96内に配置されたスポンジ98を取り上げる。そのために、レンズ50はホルダー94内で固定されていてもよいし、また動かされてもよい。
洗浄工程を補助するために、複数のジェットが備えられているが、その1つを図4の102で示す。洗浄液、例えば水、およびそれに続いて乾燥流体、例えば圧縮空気をジェット102を通して供給できる。
一方、マーキング工程が多少の時間を要することを考慮すると、本発明の好適な改良においてはロボット62はその間に次のレンズ50をその搬送箱48から取り出し、それに対して上で説明した研磨および洗浄工程を行ってもよい。同様に、最初のレンズに対するマーキングが完了してロボット62によってマーキングホルダーから取り出されてその搬送箱48内に戻されるまで、次の1つのレンズを取扱、処理することもできる。
図5〜図17は、ハンド78上に配設された要素を更に詳細に示す。
図5の側面図は、図6に垂直に延びるアーム76の軸80と、ハンド78の矢印82で示される好適には各々180°の軸支運動とを示す。この時点で、ハンド78にはもっと小さな角度の増分でもっと多数のユニットを備えることができることは自明であろう。
この時点で、図示した各要素は模式的のみ理解すべきであり、他のタイプの回転駆動または直線駆動も同様に使用可能であることは言うまでもない。
ハウジング128の内部で回転駆動ユニット116の下には、それによって駆動される第一のピニオン130が配設され、歯付きベルト134を介して第二のピニオン132と結合されており、第二のピニオン132は軸120のまわりに回転する。第二のピニオン132はハウジングに対して静止した受け座137内で複数のベアリングを介して支持されたローター136を駆動する。
第一のベローズ146はその上縁でローター136の下端143に取り付けられ、下縁で多角形チューブ140の突出部145の下部を取り囲むフランジ147に取り付けられている。これにより、突出部145の軸方向の運動の間、下端143によって規定される開口の中で、多角形チューブ140の領域内に、また特にローラーベアリング142領域内に、外部からいかなる塵埃も侵入しない効果が得られている。
多角形チューブ140は所定の力/変位関数に従って、軸120の方向に変位することができる。前述のピストン・シリンダーユニット118は、その目的のために使用される。
それに対して、圧縮空気溜め154の容積VRは約3000cm3であり、従ってその場合の容積比は3000:1となる。作動圧力PRは、例えば4barから5barの間である。その結果、50N〜100Nの範囲のピストン164の作動力が発生される。
図8はタンブリングディスク144を更に詳細に示す。
多角形チューブ140の突出部145の下端180は第一のディスク182内で終端するが、第一のディスクは、固定装置として、ボルトで互いに結合できる上プレート183aと下プレート183bとを備えている。第二のベローズ186の上縁184はこれらのプレート183a、183bの間に固定され、第二のベローズ186は第一のベローズ146と同様に軸120のまわりに回転対称に配設されている。
第二のベローズ186はボールジョイントを取り囲む。ボールジョイントは、下端180の延長として下に向かって延び、かつその自由端180aに中心196を有するボールヘッド194を備えた軸方向の指192によって構成されている。
図8から容易に理解できるように、第二のディスク190は第一のディスク182に対して相対的にタンブリング運動を行うことができ、その間はボールソケット200がボールヘッド194の回りに回動する。
先ず、後で更に説明するように、第二のベローズ186は、多角形チューブ140から下端180を介してトルクを研磨工具88が取り付けられた第二のディスク190に伝達するようになされている。
第二のベローズ186は、第二のディスク190を弾性的に上に引っ張る軸方向の引っ張り力を発生し、その結果ボールヘッド194がボールソケット200内に弾性的に保持される。第二のディスク190はこのように、大きな角度範囲にわたって第一のディスク182に対して相対的にタンブリング運動を行うことができる。
研磨工具88を下からタンブリングディスク144に取り付けることを可能にするために、下記の手段が採用された。
先ず第二のディスク190の下側に、軸120に沿って突出してその下端にテーパー206を有するピン204が備えられている。次に、第二のディスク190の下側に、図11によく示されるように、外周の方向に互いに約120°離して配列された3つの永久磁石208a、208bおよび208cが備えられている。
第三のディスク210の下方には弾性の層212,好適には柔らかいスポンジがある。かかる工具214は層212の下側に取り付けられ、一般に研磨シェルと呼ばれる。その下側の表面216が研磨表面を構成し、凹レンズの表面を研磨するための図9に示される実施形態では凸型に形成されている。表面216は言うまでもなく、凹レンズの表面を処理するために凸型に形成されていてもよい。
更に第三のプレート210は、図10に最も明確に示されるように、互いに約180°離して配列された3つの永久磁石222a、222b、222cが備えられている。
図12および図17はグリッパー110をより詳細に示す。
図12は、グリッパー110の指112が、コア230と外被232とで構成されていることを示すが、コア230は機械的に安定で硬く構成され、外被232は好適には柔らかく構成される。
図13は、上から見ると円形をなすレンズが4本の指112a〜112dによって保持された状態を示すが、図14によれば上から見て楕円形のレンズでもこれが可能である。
図15および16に図示されるように、3本の指112a〜112cを使用した場合でもこれは同じように可能である。
図18〜図20は工具マガジン64を更に詳細に示す。
工具マガジン64は、各々のシュート86に2本の平行なレール240a、240bを備えている。レール240a、240bには各々長手方向に延設された滑り溝242a、242bが互いに向き合って備えられている。図18および図19に示すように、滑り溝242a、242bの左端にはバネ付勢されたピン244a、244bが備えられ、その解放状態では滑り溝242a、242bの中に延びている。
研磨工具88の第三のディスク210の前述の環状のフランジ211が滑り溝242a、242b(図9参照)の中で走るようにすることにより、研磨工具88はレール240a、240b内に保持されている。研磨工具は図18に示すように、自重によりレール240a、240bの左端に自然に滑って移動する。バネ付勢されたピン244a、244bにより、下端の研磨工具88はそこに保持される。
矢印252はレンズ50の、従ってまたレンズ50が研磨ステーション54の研磨スピンドル84内に配置されたときの表面250の、回転方向を示す。
図21において研磨工具88の表面216も、眼鏡レンズの表面250の上に置かれた状態で示されている。表面216の中心は参照符254で示されている。研磨面216は矢印258で示されるように、眼鏡レンズの表面250と同じ方向に回転する。回転速度は実質的に同じである。
明確に理解されるように、軌跡256は2つの周期的運動の重ね合わせによって生じる。最初の運動は眼鏡レンズの表面250の直径260に沿って、すなわち図21でy方向における移動である。第一の運動に重ね合わされる第二の運動は、x方向での振幅の小さな振動である。y方向およびx方向でのこれらの運動の振動数の比は、図示した実施形態では1:3である。従って従来の等距離の直線ではなく、鏡面対象な波打つ線となる。
マーキングステーション58がフリーでなければ、マーキングされたレンズ50を搬送箱48内に戻す。
研磨ステーション54がフリーであれば、研磨されたレンズ50を洗浄ステーション56に搬送する。
処理されていないレンズ50があれば、レンズ50を研磨ステーション54に搬送する。
そうでなければ研磨に移る。
搬送箱48が見つかったら、右のレンズ50と左のレンズ50とに対して個別に研磨工程と研磨工具88とを計算し、工具マガジン64内に研磨工具88があるかどうかチェックする。
スタートボタンが押されたら研磨に移る。
研磨ステーション54がフリーでなければ、計算プログラムに従ってレンズ50を研磨する(研磨工具88を取り、研磨し、研磨工具88を排出マガジン90に収納する)。
マーキングステーション58がフリーでなければ、所定のデータに従ってレンズ50にマーキングを行う。
レンズ50を洗浄する。
プログラムのスタートに行く。
Claims (55)
- ガラス(50)が成形工程に続いて研磨およびマーキングが施される光学ガラス(50)を製造する方法であって、 前記研磨およびマーキングの各ステップが共通の処理セル(40)内で行われ、
研磨およびマーキングの間、前記光学ガラス(50)が同じロボット(62)によって取り扱われ、
前記ロボット(62)が、
a)コンベアベルト(44)から前記ガラス(50)を取り、
b)前記ガラス(50)を研磨ステーション(54)に供給してそこに載置し、
c)研磨工具(88)を工具マガジン(64)から取り、
d)前記研磨工具(88)によって前記ガラス(50)を処理し、
e)前記研磨工具(88)を、前記工具マガジン(64)に納め、
f)前記研磨ステーション(54)から研磨されたガラス(50)を取り、この研磨されたガラス(50)を洗浄ステーション(56)に供給して、この研磨されたガラス(50)をそこに載置し、
g)洗浄用具(88)を、前記工具マガジン(64)から取り、
h)前記洗浄ステーション(56)で前記ガラス(50)を洗浄し、
i)前記洗浄用具(88)を、前記工具マガジン(64)に納め、
k)前記洗浄ステーション(56)から洗浄されたガラス(50)を取り、この洗浄されたガラス(50)をマーキングステーション(58)に供給し、そして
l)前記マーキングステーション(58)からマーキングされたガラス(50)を取って、このマーキングされたガラス(50)を前記コンベアベルト(44)の上に載置する
各動作を行う方法。 - 前記ロボット(62)が前記ステップk)の実行と前記ステップl)の実行との間に、少なくとも1つの他のガラス(50)に対して前記ステップa)からi)までの1つ以上を実行する、請求項1記載の方法。
- 前記ガラス(50)が搬送箱(48)内に入れられて前記コンベアベルト(44)によって搬送される、請求項1または2記載の方法。
- 前記ロボット(62)が前記ガラス(50)をその外周(236)で把持するグリッパー(110)によって前記ガラス(50)を保持する、請求項1〜3いずれかに記載の方法。
- 前記ガラス(50)が所定の力で把持される、請求項4記載の方法。
- 前記ガラス(50)が対で搬送される、請求項1〜4いずれかに記載の方法。
- 前記ガラス(50)が取扱い、すなわち搬送および処理のために、ブロック(51)の上に配置される、請求項1〜6いずれかに記載の方法。
- 研磨中に研磨工具(88)の第一の表面(216)が前記ガラス(50)の第二の表面(250)の上に置かれる、請求項1〜7いずれかに記載の方法であって、
前記第一の表面(216)は前記第二の表面(250)よりも小さく、前記表面(216,250)は更に同じ方向(252,258)に、また実質的に同じ回転速度で回転させられ、また前記第一の表面(216)は前記第二の表面(250)の上を半径方向(y)に案内され、振動運動がそれに垂直な半径方向の運動に重ね合わされる方法。 - 前記半径方向の運動が前記第二の表面(250)の直径(260)に沿って案内される、請求項8記載の方法。
- 前記半径方向の運動と前記振動運動とが互いに関して調整され、半径方向の往復運動を行う間、前記第一の表面(216)の中心(254)の軌跡(256)が波打った鏡面対象な線の形状を示す、請求項8または9記載の方法。
- 成形工程に続いて研磨およびマーキングが施される光学ガラス(50)の製造装置であって、研磨ステーション(54)、洗浄ステーション(56)およびマーキングステーション(58)が共通の処理セル(40)内に配設されており、
コンベア、前記研磨ステーション(54)、前記洗浄ステーション(56)および前記マーキングステーション(58)の間で前記ガラス(50)を取り扱うために、1台のロボット(62)が備えられており、
前記ロボット(62)が更に研磨工程を実行するようになっており、
前記ロボット(62)が研磨工具(88)を操作するようになっている装置。 - 前記ロボット(62)が更に洗浄工程を実行するようになっている、請求項11に記載の装置。
- 前記ロボット(62)が洗浄工具(98)を操作するようになっている、請求項12記載の装置。
- 前記ロボット(62)がハンド(78)を有し、前記ハンド(78)がアクチュエータ(80)によって2つの作動位置に交互に移動させられるようになされており、前記ハンド(78)がガラス(50)を把持するためのグリッパー(110)と工具(88,98)を取り付けるためのインターフェースとを有し、前記グリッパー(110)が第一の動作位置ではガラス(50)をつかんだり放したりするようになされており、また第二の動作位置では工具(88,98)をつかんだり放したりするようになされている、請求項11〜13いずれかに記載の装置。
- 前記アクチュエータ(80)がロータリーアクチュエータ(82)である、請求項14記載の装置。
- 前記ロボット(62)が前記ガラス(50)をその外周(236)で把持するグリッパー(110)を有する、請求項11〜15いずれかに記載の装置。
- 前記グリッパー(110)が前記ガラス(50)を所定の力で把持する、請求項16記載の装置。
- 前記グリッパー(110)が前記ガラス(50)を把持する力を制御するコントローラが備えられている、請求項17記載の装置。
- 前記グリッパー(110)が、互いに実質的に平行に配設されておりまたガラス(50)の外周(236)と係合するようになされている3本以上の指(112)を有する、請求項16〜18いずれかに記載の装置。
- 前記指(112)がその外周に柔らかい外被(232)を備えている、請求項19記載の装置。
- ガラス(50)の第一の表面(250)を研磨するために研磨工具(88)が備えられ、この研磨工具(88)が一方では前記第一の表面(250)の上で回転する第二の表面(216)と共に接線方向に案内され、他方では前記第一の表面(250)内での高さの違いを補償するために、前記第一の表面(250)と垂直な方向に送られ、回転および/または送り運動を発生するための要素が中空に形成されている、請求項11〜20いずれかに記載の装置。
- 前記要素がチューブ(140)である、請求項21記載の装置。
- 前記チューブ(140)が多角形チューブであり、前記多角形チューブがローラーベアリング(142)によって半径方向に支持されている、請求項22記載の装置。
- 前記チューブ(140)が回転駆動ユニット(116)から前記研磨工具(88)にトルクを伝達する、請求項22または23記載の装置。
- 前記要素がボールジョイントによる非トルク伝達性の伝動要素によって直線変位ユニットに結合されている、請求項21〜24のいずれかに記載の装置。
- 前記直線変位ユニットがピストン・シリンダーユニット(118)として構成されている、請求項25記載の装置。
- 前記伝動要素が連結ロッド(168)である、請求項25または26記載の装置。
- 前記連結ロッドが両端でボールジョイントにより支持されている、請求項27記載の装置。
- ガラス(50)の第一の表面(250)を研磨するために、研磨工具(88)が、一方では前記第一の表面(250)上で回転する第二の表面(216)と共に接線方向に案内され、他方では前記第一の表面(250)内での高さの違いを補償するために、前記第一の表面(250)と垂直な方向に送られ、前記第二の表面(216)を送るためにピストン・シリンダーユニット(118)が備えられ、前記ピストン・シリンダーユニット(118)がシリンダー(162)内に空気マウントされたピストン(164)を有する、請求項11〜28いずれかに記載の装置。
- 前記シリンダー(162)がガラス製シリンダーであり、前記ピストン(164)がグラファイト製ピストンである、請求項29記載の装置。
- 前記ピストン・シリンダーユニット(118)が圧縮空気を収容し第一の所定の容積(VR)を有する作動タンク(154)に結合され、前記ピストン(164)がその両端の動作位置の間にシリンダー(162)内の第二の所定の容積(VA)を規定しており、前記第一の容積(VR)が前記第二の容積(VA)よりもはるかに大きい、請求項29または30記載の装置。
- 前記第一の容積(VR)が前記第二の容積(VA)の少なくとも100倍大きい、請求項31記載の装置。
- 前記第一の容積(V R )が前記第二の容積(V A )の少なくとも1000倍大きい、請求項31記載の装置。
- 前記第一の容積(VR)が実質的に1cm3であり、前記第二の体積が実質的に3000cm3である、請求項32または33に記載の装置。
- ガラス(50)の第一の表面(250)を研磨するために、研磨工具(88)が、一方では前記第一の表面(250)の上で回転する第二の表面(216)と共に接線方向に案内され、他方では前記第一の表面(250)内での高さの違いを補償するために、前記第一の表面(250)と垂直な方向に送られ、この送り運動を実行するために伝動要素が備えられ、前記伝動要素がハウジング(128,137,143)に関して直線的に移動させられ、かつ振動的な仕方でハウジング(128,137,143)の端部(143)から突出する部分(145)を有し、第一のベローズ(146)が前記端部(143)と前記突出する部分(145)との間に配設されている、請求項11〜34いずれかに記載の装置。
- 前記突出部(145)が環状フランジ(147)を有し、また前記第一のベローズ(146)が前記フランジ(147)を前記一端(143)と結合している、請求項35記載の装置。
- ガラス(50)の第一の表面(250)を研磨するために、研磨工具(88)が、一方では第一の表面(250)の上で回転する第二の表面(216)と共に接線方向に案内され、他方では前記第一の表面(250)内での高さの違いを補償するために、前記第一の表面(250)と垂直な方向に送られ、この送り運動を行うための伝動要素が備えられ、前記伝動要素がハウジング(128,137,143)に関して直線的に移動させられ、かつ振動的な仕方で前記ハウジング(128,137,143)の一端(143)から突出し、前記突出部(145)が前記ハウジング(128,137,143)に結合した保護スリーブ(148)によって取り囲まれている、請求項11〜36いずれかに記載の装置。
- 前記保護スリーブ(148)が前記第一のベローズ(146)を取り囲んでいる、請求項37記載の装置。
- ガラス(50)の第一の表面(250)を研磨するために、研磨工具(88)が、一方では前記第一の表面(250)上で回転する第二の表面(216)と共に接線方向に案内され、他方では前記第一の表面(250)内での高さの違いを補償するために、前記第一の表面(250)と垂直な方向に送られ、前記研磨工具が旋回可能に伝動要素内に支持され、前記伝動要素が軸(120)に沿って送り方向に移動可能であり、タンブリングディスク(144)が備えられ、前記タンブリングディスク(144)がボールジョイント(194,200)を介して前記伝動要素に結合され、かつ前記タンブリングディスク(144)が前記研磨工具(88)に連結されるようになされている、請求項11〜38いずれかに記載の装置。
- 前記伝動要素が末端部にボールヘッド(194)を有し、前記研磨工具(88)がボールソケット(200)を備え、前記研磨工具(88)が前記伝動要素の上に弾性的に保持され、また前記ボールヘッド(194)が前記ボールソケット(200)内で弾性的に保持され、それにより前記研磨工具(88)が前記伝動要素に対して相対的にタンブリング運動を行えるようになされている、請求項39記載の装置。
- 前記伝動要素が軸方向の末端部に指(192)を備え、前記ボールヘッド(194)が前記指(192)の自由端に配設されている、請求項40記載の装置。
- 前記研磨工具(88)を弾性的に保持するために、第二のトルク伝達性のベローズ(186)が前記伝動要素と前記研磨工具(88)との間に配設されている、請求項39〜41いずれかに記載の装置。
- 前記第二のベローズ(186)が前記指(192)を取り囲んでいる、請求項41または42記載の装置。
- 前記ボールソケット(200)が円錐形に形成されている、請求項40〜43いずれかに記載の装置。
- ガラス(50)の第一の表面(250)を研磨するために研磨工具(88)が備えられ、前記研磨工具(88)が磁気クラッチ(208,222)を介して駆動ユニットに連結されている、請求項11〜44いずれか1項に記載の装置。
- 前記磁気クラッチ(208,222)が永久磁石を備えている、請求項45記載の装置。
- 前記研磨工具(88)が、一方では前記第一の表面(250)の上で回転する第二の表面(216)と共に接線方向に案内され、他方では前記第一の表面(250)内での高さの違いを補償するために、前記第一の表面(250)と垂直な方向に送られ、前記研磨工具が旋回可能に伝動要素内に支持され、前記伝動要素が軸(120)に沿って送り方向に移動可能であり、タンブリングディスク(144)が備えられ、前記タンブリングディスク(144)がボールジョイント(194,200)を介して前記伝動要素に結合され、かつ前記タンブリングディスク(144)が磁気クラッチ(208,222)を介して前記研磨工具(88)に連結されるようになされている、請求項45または46記載の装置。
- 前記伝動要素が末端部にボールヘッド(194)を備え、前記研磨工具(88)がボールソケット(200)を備え、前記研磨工具(88)が前記伝動要素の上に弾性的に保持され、前記ボールヘッド(194)が前記ボールソケット(200)内で弾性的に保持され、それにより前記研磨工具(88)が前記伝動要素に対して相対的にタンブリング運動を行えるようになされている、請求項47記載の装置。
- 工具マガジン(64)が備えられ、複数の研磨工具(88)が前記工具マガジン(64)内に収納され、前記工具マガジン(64)がロボット(62)の作動領域内に配置されている、請求項11〜48いずれかに記載の装置。
- 前記工具マガジン(64)が複数のシュート(86)を備えて構成され、前記研磨工具(88)がそれらの研磨面(216)の半径に従って選り分けられて前記シュート(86)内に保管されるようになっている、請求項49記載の装置。
- 前記シュート(86)が水平面に対して傾斜(α)しており、前記研磨工具(88)のための滑り通路(240,242)が備えられている、請求項50記載の装置。
- 前記滑り通路(240,242)の下端にストップ(244)が付けられている、請求項51記載の装置。
- 前記ガラス(50a、50b)が対で前記コンベア上に載置されるようになっている、請求項11〜52いずれかに記載の装置。
- 前記ガラス(50)がブロック(51)上に載置されて搬送および処理される、請求項11〜53いずれかに記載の装置。
- 研磨中に研磨工具(88)が第二の表面(216)と共にガラス(50)の第一の表面(250)上に置かれ、前記第二の表面(216)は前記第一の表面(250)よりも小さく、更に各表面(216,250)は同じ方向にまた実質的に同じ回転速度で回転させられ、また前記第二の表面(216)は前記第一の表面(250)の上を半径方向に案内され、振動運動をそれに垂直な半径方向の運動に重ね合わせる手段を備えている、請求項11〜54いずれかに記載の装置。
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