JP3285170B2 - 自動バフ研磨方法及びその装置 - Google Patents

自動バフ研磨方法及びその装置

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JP3285170B2 JP20199893A JP20199893A JP3285170B2 JP 3285170 B2 JP3285170 B2 JP 3285170B2 JP 20199893 A JP20199893 A JP 20199893A JP 20199893 A JP20199893 A JP 20199893A JP 3285170 B2 JP3285170 B2 JP 3285170B2
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  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動バフ研磨方法及び
その装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来の磁気記録装置における回
転ドラム体の一例を示す斜視図である。図5において、
回転ドラム体1は、有底円筒状の回転ドラム2と、この
回転ドラム2に対して所定のギャップ3をもって配置さ
れた固定ドラム4とで構成されており、また回転ドラム
2は、中心に形成された軸孔5に挿通される図示せぬ回
転軸により回転されるようになっている。
【0003】また、回転ドラム2には底面周円部に窓部
6が形成されており、この窓部6内には磁気ヘッド7が
配置されている。
【0004】図6及び図7は、回転ドラム体1の外周に
形成されている図示せぬテープガイドに沿って磁気テー
プTが装着されている状態で、回転ドラム2を底面側よ
り見て示すもので、図6はその斜視図、図7はその底面
図である。そこで、図6及び図7と共にさらに説明する
と、回転ドラム2はNC工作機械により加工され、この
加工工程で窓部6が底面の一部をえぐり取った状態で形
成される。また、加工後、この窓部6の中に磁気ヘッド
7が取り付けられ、チップの先端が窓部で外周面2aよ
り僅かに突出された状態でセットされる。
【0005】そして、この回転ドラム体1には、この周
囲に磁気テープTが所定の角度で斜めに巻き付けられて
走行するとともに回転ドラム2が回転され、このとき回
転ドラム2と一体に回転する磁気ヘッド7により磁気テ
ープTに対してヘリカルスキャン記録または再生が行わ
れる。
【0006】また、このように構成された回転ドラム体
1では、回転ドラム2が回転するときに窓部6内が負圧
化し、この負圧により図7に示すように磁気テープTの
一部9が窓部6内に吸い込まれる状態になる。このた
め、磁気テープTは、窓部6の前後の端部10a,10
bに擦れながら走行することになる。
【0007】したがって、この端部10a,10bの加
工では、バリ等があってはならないが、これはNC工作
機械での加工時にバリが発生しないように加工されて解
決しているのが一般である。
【0008】しかし、NC工作機械による加工にも限度
があり、略直角に加工されている窓部6の端部10a,
10bに磁気テープTが繰り返し接触していると、磁気
テープTが摩耗して痛んだり、さらには摩耗して剥離さ
れた磁化されている塵が磁気ヘッド7のチップに付着し
たりする問題があった。
【0009】そこで、NC工作機械による加工に加え
て、トウモロコシの芯あるいはナイロンビーズ等でなる
直径0.5〜3mm程度の軟質体の表面に酸化クロムま
たはアルミナ等の研磨材をコーティングした粒状体を高
圧で噴射させ、これを窓部6の周縁に吹き付けて面取り
加工するブラスト加工等も施されている。
【0010】しかしながら、ブラスト加工を用いた場合
では、窓部6の周縁だけに限らず、回転ドラム2の周面
2aにも研磨材が吹き付けられて、周面の精度を逆に低
下させてしまうと言う問題点があった。また、ブラスト
加工を行っても略直角に切り込まれた状態の窓部6で
は、磁気テープTが大きく吸い込まれたときには接触面
に大きな摩擦力を与えることになり、繰り返しの使用で
は磁気テープTの摩耗が激しくなっているのが現状であ
る。さらに、この接触している部分に大きな摩擦力を受
けていることによって磁気テープTの撓みやバタツキが
発生して安定したテープ走行を妨害し、ジッターを発生
させると言う問題があった。
【0011】そこで、図8及び図9に示すように、回転
ドラム2に、窓部6の磁気テープTが走行される方向の
前後にそれぞれテーパー面11を設けるとともに、この
テーパー面11と外周面2aとの接合部分12及び窓部
6と外周面2aとの接合部分13をそれぞれ曲面で面取
り加工してなる構造にしたものも考えられる。
【0012】この構造では、窓部6の磁気テープTが走
行される方向の前後にそれぞれテーパー面11を設けて
いるので、図10及び図11に示すように、回転ドラム
2が回転して負圧化することにより磁気テープTが窓部
6内に吸い込まれるときの角度が緩やかになり、磁気テ
ープTに対する衝撃が少なくなる。また、テーパー面1
1と外周面2aとの接合部分12及び窓部6と外周面2
aとの接合部分13が曲面で形成されていることによっ
て、この接合部分12,13での磁気テープTとの摩擦
力がさらに小さくなり、磁気テープTの摩耗をさらに少
なくすることができる。これにより、磁気テープTを摩
耗から保護し、この磁気テープTより発生する塵を少な
くして磁気ヘッド7のチップの汚れを防ぐことができ
る。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな窓部に面取り加工をする場合は、エンドレスペーパ
ーやバフ等を使用し、手動に近い方法で処理されてい
る。この処理方法ではバフの位置、研磨圧力、研磨剤の
所定量塗布が不均一になり易いく、精度的に問題があっ
た。
【0014】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであり、その目的はバフ研磨精度の均一化と、ワーク
の搬入から搬出までを自動的に処理することができる自
動バフ研磨方法及びその装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
め、請求項1の本発明にあっては、 外周部に窓部を有
する円筒状ワークの前記窓部を加工するバフ研磨方法で
あって、前記窓部に当接される研磨位置と該窓部から離
れた研磨剤位置とに移動切り換え可能な回転バフを有す
るバフ研磨ユニットと、前記研磨剤位置に切り換え配置
された前記回転バフに研磨剤を当てて塗布する研磨剤ユ
ニットとを備え、前記バフ研磨ユニットと前記研磨剤ユ
ニットとを予め設定されたプログラムにより制御し、前
記回転バフへの研磨剤の所定量の塗布と、前記回転バフ
の前記研磨位置と前記研磨剤位置への切り換えを自動的
に行うことを特徴としている。この場合、好ましくは、
請求項2の如く前記研磨剤を角形棒状に形成し、この研
磨剤を前記研磨剤位置で前記回転バフに対して移動当接
させて塗布するようにすると良い。
【0016】また、以上の目的を達成するため、請求項
3の本発明にあっては、外周部に窓部を有する円筒状ワ
ークを対象とし、前記ワークを保持した状態で前記窓部
を加工するバフ研磨装置であって、前記ワークの窓部を
検出する複数のセンサを有する位置検出手段と、前記ワ
ークから離れた位置より自動的に移動されて前記窓部に
当接し該窓部を研磨する回転バフを有する研磨手段と、
前記ワークから離れた位置で前記回転バフに所定量の研
磨剤を当てて自動的に塗布する研磨剤塗布手段と、前記
位置検出手段からのデータが入力されるとともに、前記
研磨手段と前記研磨剤塗布手段とを予め決められた手順
にて制御するためのプログラムを有する制御手段、とを
備えたことを特徴としている。この場合、好ましくは、
請求項4の如く前記制御手段により制御されて前記研磨
後の前記ワークの外面を清掃するクリーニング手段を設
けると良い。
【0017】さらに、以上の目的を達成するため、請求
項5の本発明にあっては、外周部に複数の窓部を有する
円筒状ワークを対象とし、前記ワークを保持した状態で
前記窓部を加工するバフ研磨装置であって、前記ワーク
の各窓部を検出する複数のセンサを有する位置検出手段
と、前記ワークから離れた位置より自動的に移動されて
前記窓部に当接し該窓部を研磨する回転バフを有する研
磨手段と、前記ワークから離れた位置で前記回転バフに
所定量の研磨剤を当てて自動的に塗布する研磨剤塗布手
段と、前記位置検出手段からのデータが入力されるとと
もに、前記研磨手段と前記研磨剤塗布手段とを予め決め
られた手順にて制御するためのプログラムを有する制御
手段、とを備えたことを特徴としている。この場合、好
ましくは、請求項6の如く前記回転バフが、研磨駆動用
シリンダ等を介して、前記窓部に当接する研磨位置と該
窓部から離れた研磨剤位置とに円弧運動により移動切り
換えられるとともに、前記ワークに対して常に一定の角
度で接触するよう調整可能になっていると良い。また、
請求項7の如く、前記回転バフをバフ駆動モータ等を介
し回転されるとともに、回転バフの外径をセンサーで測
定して、前記バフ駆動モータの回転数を変化させること
により当該回転バフの周速度を一定に調整可 能になって
いると良い。さらには、請求項8の如く前記制御手段に
より制御されて前記研磨後の前記ワークの外面を清掃す
るクリーニング手段を設けると良い。
【0018】
【作用】これによれば、制御手段にプログラムされてい
る予め決められた手順によってワークの搬入から搬出ま
でを自動で処理することが可能になるとともに、研磨精
度の均一化が可能になり、安定した製品を得ることがで
きる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を用いて
詳細に説明する。なお、以下の説明において、図5乃至
図11に示した回転ドラム体と対応しているものは同一
符号を付して説明する。
【0020】図1は、ワークとしての回転ドラム2の被
研磨部となる窓部6を自動的にバフ研磨するためのバフ
研磨加工装置の一例を示す概略全体構成図である。図1
において、このバフ研磨加工装置は、大きくはチャック
ユニット120、位置決めユニット20、トラバースユ
ニット40、窓部バフ研磨ユニット60、研磨剤ユニッ
ト80、ブラシユニット90、クリーニングユニット1
00等で構成されている。
【0021】さらに詳述すると、チャックユニット12
0は、X−Y軸ロボット131に取り付けられてX−Y
軸方向に移動可能になっているとともに、一対のチャッ
ク開閉用シリンダ121と一対のZ軸上下用シリンダ1
22とを備えている。
【0022】そして、これらX−Y軸ロボット131に
よるX−Y方向の動きと、一対のチャック開閉用シリン
ダ121の開閉動作と、一対のZ軸上下用シリンダ12
2の動作とにより、コンベアベルト130上の回転ドラ
ム2を位置決めユニット20への移動と、位置決めユニ
ット20からトラバースユニット40への移動と、トラ
バースユニット40からブラシユニット90への移動
と、ブラシユニット90からクリーニングユニット10
0への移動を繰り返し自動的に行える構造になってい
る。
【0023】位置決めユニット20は、図2にその細部
構造を示すように、回転ドラム2が載置される中央部分
には図示せぬエアチャックが設けられているとともに、
載置された回転ドラム2の周囲に対応位置する状態にし
て複数の検出センサ21,22,23,24が設けられ
ている。また、位置決めユニット20は、この上に載置
された回転ドラム2をエアチャックで固定したままの状
態で回転させることができる構造になっており、ステッ
ピングモータ25の回転をプーリ26,ベルト27,プ
ーリ28を介して受けて回転される。
【0024】そして、センサー21では位置決めユニッ
ト20上に搬送された回転ドラム2の有無を確認し、セ
ンサー22,23,24で回転ドラム2の窓部6の幅寸
法を測定して機種の選別を行い、かつ位置決めできる状
態になっている。
【0025】窓部バフ研磨ユニット60は、図3にその
細部構造を示すように、回転軸62に一体回転可能に取
り付けられたバフ61と、回転軸62を回転させるため
のバフ回転駆動モータ63と、研磨駆動用シリンダ71
等を備えており、バフ回転駆動モータ63の回転はプー
リ64,ベルト65,プーリ68,ベルト69,プーリ
70を介して回転軸62に伝達される。
【0026】また、バフ61は、研磨加工が行われると
き、研磨駆動用シリンダ71の作動によりプーリ68を
中心とした円弧運動が行われ、トラバースユニット40
上に位置決めされている回転ドラム2の窓部6と当接さ
れる溝部研磨位置と、これと反対の回転ドラム2と離れ
た研磨剤位置とに移行される構造になっており、溝部研
磨位置では上述したようにバフ61は窓部6の部分に、
回転ドラム2の軸と沿う方向に回転されて当接される。
【0027】なお、ここでバフ研磨ユニット60では、
トラバースユニット40上の回転ドラム2が研磨エリア
に入ると、バフ61は研磨駆動用シリンダ71の作動に
より回転ドラム2の研磨位置に移動するが、バフ61の
外径が変化しても接触角度が変わらないようにするた
め、コントロール部でバフ61の中心と回転ドラム2の
研磨面との接触角度が常に同一となるように調整が行わ
れ、バフ61が摩耗してもバフ摩耗限界に達するまでは
研磨駆動用シリンダ71が定圧制御されて加工条件が一
定となるようにしている。一方、バフ61の周速度の調
整は、センサー66,67により外径を測定し変化を生
じたときは、このときのデータをコントロール部に転送
して予め設定された条件でバフ回転駆動モータ63の回
転数を変化させ、バフ61の周速度の調整を行う。
【0028】研磨剤ユニット80は、角形棒状に形成さ
れた研磨剤81と、制御部から与えられたパルス信号を
もとに研磨剤81をY軸方向に往復移動させるためのス
テッピングモータ82及び研磨剤81をX軸方向に往復
移動させるめのシリンダで構成された駆動部83と、回
転される円板86上の同一円周上に点在して設けられた
長さが異なる複数のストッパー85と、円板86を回転
させてストッパー85の位置を切り換えるためのインデ
ックスシリンダ84等で構成されている。
【0029】そして、この研磨剤ユニット80は、ステ
ッピングモータ82の回転駆動でY軸上を前進・後退の
動作を行い、この動作でバフ61に研磨剤81の一部を
当てて塗布し、次にインデックスシリンダ84が作動し
て複数のストッパー85の全ての位置が一段階分だけ回
転して動くように円板86が回転される。また、研磨剤
81は駆動部83の作動でX軸上をセンサー検出部(研
磨剤位置)まで移動して再度研磨剤81の塗布を行い、
以上の動作を繰り返して研磨剤81の同一面の複数回の
塗布を行う。
【0030】また、複数回の塗布が終了すると、研磨剤
81は駆動部83の動きで初動位置まで復帰し、複数の
ストッパー85がインデックスシリンダ84の駆動にて
初動位置センサーになる。そして、再びステッピングモ
ータ82の回転により研磨剤81がY軸を前進し研磨剤
81の塗布動作の繰り返しを行う。
【0031】クリーニングユニット100は、面取り研
磨で回転ドラム2の表面に付着した細かい研磨剤81等
を取り除いて回転ドラム2の表面を清掃するためのもの
で、チャックを介して着脱自在に取り付けられるバフ1
01を有している。また、ここでのバフ101は、図4
に詳細に示しているように水平に取り付けられており、
クリーニング時には回転ドラム2の軸に沿うZ軸上を上
下に駆動されて回転ドラム2の表面つまり外周面2aの
クリーニングが行われる。なお、このときブラシユニッ
ト90に設けられているステッピングモータ91の駆動
によって回転ドラム2の回転及び首振り動作(揺動)も
同時に行われる。
【0032】そして、ここでのバフ研磨加工装置のバフ
研磨からクリーニングまでの一連の動作は図示せぬコン
トロール部(制御部)内のメモリにプログラムされて予
め格納されている処理手順に従って処理されるもので、
このバフ研磨加工装置の全体動作を次に説明する。
【0033】NC工作機械での加工を終えてコンベアベ
ルト130で運ばれて来たバフ研磨が施される前の回転
ドラム2は、まずチャックユニット120で掴まれて位
置決めユニット20に運ばれる。
【0034】位置決めユニット20では、この運ばれて
来た回転ドラム2の有無をセンサー21で確認されると
ともに、ステッピングモータ25を駆動させて回転ドラ
ム2を回転させながらセンサー22,23,24で回転
ドラム2の窓部6の幅寸法を測定して機種の選別を行
い、かつ位置決めを行う。また、このとき得られたワー
ク(回転ドラム2)の機種及び位相等の情報は、シーケ
ンサーを介してバフ回転駆動モータ63及びステッピン
グモータ82を駆動させるドライバーに伝達される。
【0035】さらに、位置決めが完了した回転ドラム2
は、チャックユニット120でトラバースユニット40
上のエアチャックに装着され、続いてトラバースユニッ
ト40が窓部バフ研磨ユニット60側に前進する。
【0036】次いで、窓部バフ研磨ユニット60のバフ
61は、回転ドラム2の方向に動かされ、回転ドラム2
の窓部6における研磨を連続またはインチング動作に
て、ステッピングモータ25によるドラム自身の動きと
の組合せにより行い、これと同時に反対側の研磨剤ユニ
ット80から研磨剤の所定量供給も同時に受ける。
【0037】ここでの研磨剤ユニット80は、ステッピ
ングモータ82によるY軸上の前後の動きと、インデッ
クスシリンダ84によるX軸上の左右の段階的な動きと
で多数の塗布位置を設定でき、この動きにより研磨剤8
1の所定量塗布を行う。
【0038】そして、窓部6の研磨が完了した回転ドラ
ム2は、チャックユニット120によりブラシユニット
90上に移行され、続いてブラシユニット90がY軸上
に前進し、クリーニングユニット100のバフ研磨位置
まで移動する。
【0039】バフ研磨位置では、クリーニングユニット
100によるクリーニングが行われ、回転ドラム2自身
の回転及びバフ101自身の一定速の回転と、Z軸上の
上下の動きとによりバフ掛けされた回転ドラム2、特に
窓部6及び外周部に残った研磨剤81の除去を行う。ま
た、このバフ研磨位置でのクリーニングが完了した回転
ドラム2は、チャックユニット120で掴まれてコンベ
アベルト130上に移行されて工程完了となる。
【0040】なお、上記実施例では、磁気記録装置にお
ける回転ドラム体をバフ研磨する場合について説明した
が、これ以外のものをバフ研磨する場合にも同様にして
使用できるものである。
【0041】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明によれば、
制御手段にプログラムされている予め決められた手順に
よってワークの搬入から搬出までを自動で処理すること
が可能になるとともに、研磨精度の均一化が図れ、安定
した製品を提供することができる等効果が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 回転ドラムをバフ研磨するためのバフ研磨加
工装置の一例を示す概略全体構成図である。
【図2】 同上バフ研磨加工装置における位置決めユニ
ットの構成図である。
【図3】 同上バフ研磨加工装置におけるバフ研磨部分
の要部構成図である。
【図4】 同上バフ研磨加工装置におけるクリーニング
ユニットの構成図である。
【図5】従来の回転ドラム体の一例を示す外観斜視図で
ある。
【図6】 磁気テープが装着された状態で従来の回転ド
ラムを底面側より見て示す要部斜視図である。
【図7】 磁気テープが装着された状態で従来の回転ド
ラムを示す要部底面図である。
【図8】従来の回転ドラムの一変形例を示す要部拡大図
である。
【図9】 図8の矢印B方向より見て示している側面図
である。
【図10】 磁気テープが装着された状態で本発明の回
転ドラムを底面側より見て示す要部斜視図である。
【図11】磁気テープが装着された状態で本発明の回転
ドラムを示す要部底面図である。
【符号の説明】
T 磁気テープ 1 回転ドラム体 2 回転ドラム(ワーク) 2a 外周面(外面) 6 窓部(被研磨部) 7 磁気ヘッド 11 テーパー面 12 接合部分 13 接合部分 20 位置決めユニット21〜24 検出センサ(位置検出手段) 40 トラバースユニット 60 窓部バフ研磨ユニット(研磨手段) 61 バフ(回転バフ) 63 バフ回転駆動モータ 66,67 外径検出用センサ 71 研磨駆動用シリンダ 80 研磨剤ユニット(研磨剤塗布手段) 81 研磨剤 90 ブラシユニット 100 クリーニングユニット(クリーニング手段) 120 チャックユニット

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周部に窓部を有する円筒状ワークの前
    記窓部を加工するバフ研磨方法であって、 前記窓部に当接される研磨位置と該窓部から離れた研磨
    剤位置とに移動切り換え可能な回転バフを有するバフ研
    磨ユニットと、前記研磨剤位置に切り換え配置された前
    記回転バフに研磨剤を当てて塗布する研磨剤ユニットと
    を備え、 前記バフ研磨ユニットと前記研磨剤ユニットとを予め設
    定されたプログラムにより制御し、前記回転バフへの研
    磨剤の所定量の塗布と、前記回転バフの前記研磨位置と
    前記研磨剤位置への切り換えを自動的に行うことを特徴
    とする自動バフ研磨方法。
  2. 【請求項2】 前記研磨剤を角形棒状に形成し、前記角
    形棒状の研磨剤を研磨剤ユニットにより前記研磨剤位置
    で前記回転バフに対して移動当接させて塗布するように
    した請求項1に記載の自動バフ研磨方法。
  3. 【請求項3】 外周部に窓部を有する円筒状ワークを対
    象とし、前記ワークを保持した状態で前記窓部を加工す
    るバフ研磨装置であって、 前記ワークの窓部を検出する複数のセンサを有する位置
    検出手段と、 前記ワークから離れた位置より自動的に移動されて前記
    窓部に当接し該窓部を研磨する回転バフを有する研磨手
    段と、前記ワークから離れた位置で 前記回転バフに所定量の研
    磨剤を当てて自動的に塗布する研磨剤塗布手段と、 前記位置検出手段からのデータが入力されるとともに、
    前記研磨手段と前記研磨剤塗布手段とを予め決められた
    手順にて制御するためのプログラムを有する制御手段、 とを備えたことを特徴とする自動バフ研磨装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段により制御されて前記研磨
    後の前記ワークの外面を清掃するクリーニング手段を設
    けた請求項3に記載の自動バフ研磨装置。
  5. 【請求項5】 外周部に複数の窓部を有する円筒状ワー
    クを対象とし、前記 ワークを保持した状態で前記窓部を
    加工するバフ研磨装置であって、 前記ワークの各窓部を 検出する複数のセンサを有する位
    置検出手段と、 前記ワークから離れた位置より自動的に移動されて前記
    窓部に当接し該窓部を研磨する回転バフを有する研磨手
    段と、前記ワークから離れた位置で 前記回転バフに所定量の研
    磨剤を当てて自動的に塗布する研磨剤塗布手段と、 前記位置検出手段からのデータが入力されるとともに、
    前記研磨手段と前記研磨剤塗布手段とを予め決められた
    手順にて制御するためのプログラムを有する制御手段、 とを備えたことを特徴とする自動バフ研磨装置。
  6. 【請求項6】 前記回転バフが、研磨駆動用シリンダ等
    を介して、前記窓部に当接する研磨位置と該窓部から離
    れた研磨剤位置とに円弧運動により移動切り換えられる
    とともに、前記ワークに対して常に一定の角度で接触す
    よう調整可能になっている請求項に記載の自動バフ
    研磨装置。
  7. 【請求項7】 前記回転バフをバフ駆動モータ等を介し
    回転するとともに、回転バフの外径をセンサーで測定し
    て、前記バフ駆動モータの回転数を変化させることによ
    り当該回転バフの周速度を一定に調整可能にした請求項
    5または6に記載の自動バフ研磨装置。
  8. 【請求項8】 前記制御手段により制御されて前記研磨
    後の前記ワークの外面を清掃するクリーニング手段を設
    けた請求項5からの何れかに記載の自動バフ研磨装
    置。
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