JP4468738B2 - 建設機械 - Google Patents

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本発明は、例えば油圧ショベル、ホイールローダ等の建設機械に関し、特に、フレーム上にキャブを備えた建設機械に関する。
一般に、建設機械としての油圧ショベルは、自走可能な下部走行体と、該下部走行体上に旋回可能に搭載された上部旋回体と、該上部旋回体の前側に俯仰動可能に設けられた作業装置とにより構成されている。
また、上部旋回体を構成する旋回フレーム上には、左前側に位置して運転室を画成するキャブが設けられている。このキャブは、前面部、後面部、左側面部、右側面部、天面部を有するキャブボックスと、該キャブボックスの下部に設けられたベース枠体と、前記キャブボックスの下側を閉塞するようにベース枠体に取付けられた床板と、該床板上に設けられ、オペレータが着座する運転席とを備えている。
また、キャブの運転室内には、運転席の左,右両側に作業装置を操作する作業レバー等が設けられ、運転席の前側には、下部走行体を走行させる走行レバー・ペダル等が設けられている。一方、運転席の後側には、空調装置の室内機を構成する空調ユニット、各種電装部品等と、これらを覆うカバーとが設けられている。
さらに、旋回フレームとキャブとの間には、該キャブを旋回フレームに対して弾性的に支持する複数の防振マウントが設けられ、該各防振マウントの働きによりオペレータに伝わる振動を緩和している。
ここで、キャブのベース枠体には、左前、右前、左後、右後の角隅位置にマウント取付穴が設けられ、これら4個のマウント取付穴はキャブの内部(運転室内)に配置されている。そして、各防振マウントは、上側に突出した取付ねじをベース枠体に設けられたマウント取付穴に下側から挿入し、取付ねじの突出端にナットを締着することによりキャブに取付けている(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−220167号公報
ところで、上述した従来技術によるものでは、防振マウントを取付けるためのマウント取付穴を、キャブの内部に配置している。このため、キャブに防振マウントを取付けるときには、作業者はキャブ内の運転室に入り込んで作業を行なわなくてはならない。この場合、運転室の前側は、走行レバー・ペダル、足乗せペダル等が設けられているだけであるから、作業を行なうためのスペースを確保でき、防振マウントの取付ねじにナットを締着することができる。
しかし、運転室内の後側の作業では、運転席、作業レバー等が邪魔になる上に、後側には空調ユニット等を覆うカバーが設けられているから、このままでは防振マウントの取付ねじに工具が届かず、ナットを締着することができない。このため、カバーを取外して作業を行なうことが考えられるが、この場合には、カバーの取外し、取付け作業に手間を要する上に、後側には電装品、配管、配線等の障害物があり、しかも、運転席、作業レバー等を越えて作業しなくてはならないから、作業性が非常に悪いという問題がある。
そこで、一般的には、キャブ内に運転席、作業レバー、空調ユニット、カバー等を取付ける前に防振マウントを取付けることが行なわれている。しかし、キャブを旋回フレームに取付けた状態では、運転席、作業レバー、空調ユニット等を取付けるのが難く、また、狭所での作業になるため、組立作業に手間を要してしまうという問題がある。
本発明は上述した従来技術の問題に鑑みなされたもので、本発明の目的は、キャブ内に例えば運転席等を組付けた状態でもフレーム上にキャブを簡単に搭載することができ、組立作業性等を向上できるようにした建設機械を提供することにある。
請求項1の発明による建設機械は、支持構造体をなすフレームと、該フレーム上に配設され内部に運転室を画成するキャブと、前記フレームとキャブとの間に設けられ前記キャブをフレームに対して弾性的に支持する複数の防振マウントとを備え、前記キャブは、前面部、後面部、左側面部、右側面部および天面部によって箱状体に形成されると共に、左前ピラー、右前ピラー、左後ピラー、右後ピラー、左ルーフピラー、右ルーフピラー、リヤパネル、サイドパネル、ルーフパネルからなり、前記左後ピラーおよび右後ピラーにより、それぞれ前記後面部と左側面部との間の稜線、および前記後面部と右側面部との間の稜線が形成され、前記リヤパネルにより前記後面部が形成されたキャブボックスと、該キャブボックスの下側を支持するベース枠体と、前記キャブボックスの下側を閉塞する床板とにより構成し、前記ベース枠体は、左前、右前、左後、右後の角隅位置に配設された4個の取付ベースと、左前と左後の取付ベース間、右前と右後の取付ベース間、左前と右前の取付ベース間、左後と右後の取付ベース間をそれぞれ接続する4個の接続フレームとにより形成し、前記防振マウントは、前記ベース枠体の各取付ベースと前記フレームとの間に配置している。
そして、上述した課題を解決するために、請求項1の発明が採用する構成の特徴は、前記4個の取付ベースのうち左後と右後に位置する取付ベースは、それぞれ前記左後ピラー、前記右後ピラーの下端部が接合されるリブを有し、前記左後と右後に位置する取付ベースには、前記リブから後側に張出し、前記キャブの後面よりも後側へと外部に張出した張出部をそれぞれ設け、該各張出部と該各張出部に設けられたマウント取付穴とにより前記防振マウントを取付けるためのマウント取付部を構成したことにある。
請求項の発明によると、前記キャブを構成するベース枠体の取付ベースは、鋳造手段または鍛造手段により単一成形品として形成したことにある。
請求項の発明によると、前記床板は前記ベース枠体に設けられた前記各マウント取付部と一緒に前記防振マウントを用いて共締めする構成としたことにある。
請求項の発明によると、前記床板は、その後端部を前記キャブボックスの後面部よりも後側に突出して形成し、該後端部を前記キャブボックスの外部位置で前記ベース枠体に締着する構成としたことにある。
請求項1の発明によれば、4個の接続フレームと共にベース枠体を形成する4個の取付ベースのうち左後と右後に位置する取付ベースは、それぞれ左後ピラー、右後ピラーの下端部が接合されるリブを有し、前記左後と右後の取付ベースには、前記リブから後側に張出し、前記キャブの後面よりも後側へと外部に張出した張出部をそれぞれ設け、該各張出部と該各張出部に設けられたマウント取付穴とにより防振マウントを取付けるためのマウント取付部を構成している。これにより、前記防振マウントをキャブに取付ける場合、キャブ側のマウント取付部は、運転室の外部に配置されているから、キャブの外側から取付作業を行なうことができ、作業性を向上することができる。しかも、キャブの外側から防振マウントの取付作業を行なうことにより、キャブ内には例えば運転席、作業レバー、空調ユニット等を予め別の場所で組付けておくことができるから、簡単かつ正確な組立作業を行なうことができ、作業性、信頼性を向上することができる。
また、運転室の前側は、例えば床板上に走行レバー・ペダル等が配設されているだけであるから、左前と右前に位置する2箇所のマウント取付部の周囲には作業スペースを確保でき、防振マウントの取付作業を容易に行なうことができる。しかも、前側のマウント取付部をキャブ内に配置することにより、キャブから前方に突出する突起物をなくして外観上の見栄えを良好にできる上に、全体を小型化することができる。
一方、運転室の後側では、例えば運転席、作業レバー等を越えて作業を行なう必要があり、また、空調ユニット等を覆うカバー等が設けられている。しかし、左後と右後に位置する取付ベースには、前記リブから後側に張出し、前記キャブの後面よりも後側へと外部に張出した張出部をそれぞれ設け、該各張出部と該各張出部に設けられたマウント取付穴とにより防振マウントを取付けるためのマウント取付部を構成している。これにより、これら2箇所のマウント取付部は、キャブの後面よりも後側に突出して配置しているから、作業者はキャブの外部で防振マウントの取付作業を容易に行なうことができる。
しかも、キャブの下部を形成するベース枠体の左後と右後に位置する2個の取付ベースを利用し、キャブの角隅位置にマウント取付部を設けることができる。また、前記2個の取付ベースにマウント取付部を設けることにより、キャブを四隅で安定して支持することができる。
請求項の発明によれば、ベース枠体の取付ベースを鋳造手段または鍛造手段により単一成形品として形成することにより、該取付ベースを所望の形状に簡単に形成することができる。また、取付ベースを例えば鋳鋼等の材料を用いて形成することにより、高い強度を得ることができ、また接続フレームと溶接することができる。
請求項の発明によれば、ベース枠体に設けられたマウント取付部に防振マウントを取付けるときに、キャブの床板もマウント取付部と一緒に防振マウントを用いて共締めすることができるから、組立作業性を向上することができる。
請求項の発明によれば、床板をベース枠体にねじ止めするときに、該床板の後端部は、キャブボックスの後面部よりも後側に突出して形成しているから、狭い運転室内ではなく、広いキャブの外部から簡単に締着することができる。

以下、本発明の実施の形態に係る建設機械として、クローラ式の油圧ショベルを例に挙げ、図1ないし図12に従って詳細に説明する。
図1において、1は建設機械としてのクローラ式の油圧ショベルで、該油圧ショベル1は、自走可能な下部走行体2と、該下部走行体2上に旋回可能に搭載された上部旋回体3と、該上部旋回体3の前側に俯仰動可能に設けられ、土砂の掘削作業等を行なう作業装置4とにより大略構成されている。
また、上部旋回体3は、下部走行体2上に旋回可能に設けられた後述の旋回フレーム5と、該旋回フレーム5上に配設された後述のキャブ7と、該キャブ7を前記旋回フレーム5に対して弾性的に支持する後述の防振マウント37とを備えている。
5は上部旋回体3のベースをなす支持構造体として形成された旋回フレームで、該旋回フレーム5は、図2に示すように、前,後方向に延びて設けられた厚肉な底板5Aと、該底板5A上に前,後方向に延びて立設され、前側に作業装置4が取付けられる左,右の縦板5B,5Bと、前記底板5A、各縦板5Bから左,右方向に張出した複数本の張出ビーム5Cと、該各張出ビーム5Cの先端部に前,後方向に延びて設けられた左,右のサイドフレーム5D,5Dと、左前側に設けられた後述のキャブ支持部6とにより大略構成されている。
6は旋回フレーム5の一部をなし該旋回フレーム5の左前側に設けられたキャブ支持部で、該キャブ支持部6は、図2、図9に示す如く、前,後方向に離間して底板5A、左縦板5Bから左側に延び、その先端部が左サイドフレーム5Dに固着された2本の横梁6A,6Bと、前記横梁6Aの右端部から左サイドフレーム5Dと平行に前側に延びた縦梁6Cと、前記横梁6Aの前側に間隔をもって左,右方向に延び、前記左サイドフレーム5Dと縦梁6Cとを連結した前枠6Dとにより大略構成されている。
また、キャブ支持部6の横枠6B,前枠6Dには、左,右に離間してそれぞれ2個のマウント取付穴6B1,6D1が設けられ、該各マウント取付穴6B1,6D1には後述する防振マウント37の本体部37Aが取付けられている。さらに、横枠6Bには、後述するキャブ7から引出された油圧ホース等(図示せず)を保護するためのホースカバー6Eが取付けられている。
7は旋回フレーム5のキャブ支持部6上に後述の防振マウント37を介して搭載されたキャブで、該キャブ7は、オペレータが乗車する後述の運転室31を画成するものである。そして、キャブ7は、図3、図4、図7等に示すように、後述のキャブボックス8、ベース枠体20、床板29、運転席32等によって大略構成されている。
8は後述のベース枠体20上に設けられたキャブボックスで、該キャブボックス8はキャブ7の外形を構成している。そして、キャブボックス8は、図3、図7に示す如く、ベース枠体20上に設けられた前面部8A、後面部8B、左側面部8C、右側面部8Dおよび天面部8Eによって箱状体として形状されている。また、前面部8Aには前窓(図示せず)が取付けられ、左側面部8Cには後述のドア19が取付けられている。
そして、キャブボックス8は、運転席32の周囲を覆うもので、後述する左前ピラー9、右前ピラー10、左後ピラー11、右後ピラー12、左ルーフピラー13、右ルーフピラー14、センタピラー15、リヤパネル16、サイドパネル17、ルーフパネル18等により大略構成されている。また、キャブボックス8を構成する左前ピラー9、右前ピラー10、左後ピラー11、右後ピラー12の下端部は、後述するベース枠体20の各取付ベース21,22,23,24に溶接手段を用いて固着されている。
そこで、キャブ7の一部として設けられたキャブボックス8の構成について詳しく説明する。
9はキャブボックス8の左前部で上,下方向に延びた左前ピラーで、該左前ピラー9は、キャブボックス8の前面部8Aと左側面部8Cとの間の稜線を形成している。また、左前ピラー9は、例えばパイプ部材からなり、その下端部は後述するベース枠体20の左前取付ベース21に溶接手段等を用いて固着されている。
10はキャブボックス8の右前部で上,下方向に延びた右前ピラーで、該右前ピラー10は、キャブボックス8の前面部8Aと右側面部8Dとの間の稜線を形成している。また、右前ピラー10は、左前ピラー9とほぼ同様に、例えばパイプ部材からなり、その下端部は後述するベース枠体20の右前取付ベース22に溶接されている。
一方、11はキャブボックス8の左後部で上,下方向に延びた左後ピラーで、該左後ピラー11は、キャブボックス8の後面部8Bと左側面部8Cとの間の稜線を形成している。また、左後ピラー11は、左前ピラー9とほぼ同様に、例えばパイプ部材からなり、その下端部は後述するベース枠体20の左後取付ベース23に溶接されている。
12はキャブボックス8の右後部で上,下方向に延びた右後ピラーで、該右後ピラー12は、キャブボックス8の後面部8Bと右側面部8Dとの間の稜線を形成している。また、右後ピラー12は、左前ピラー9とほぼ同様に、例えばパイプ部材からなり、その下端部は後述するベース枠体20の右後取付ベース24に溶接されている。
さらに、13はキャブボックス8の左上側で前,後方向に延びた左ルーフピラーで、該左ルーフピラー13は、キャブボックス8の左側面部8Cと天面部8Eとの間の稜線を形成している。また、左ルーフピラー13は、左前ピラー9とほぼ同様に、例えばパイプ部材からなり、左前ピラー9の上部と左後ピラー11の上部に溶接されている。
14はキャブボックス8の右上側で前,後方向に延びた右ルーフピラーで、該右ルーフピラー14は、キャブボックス8の右側面部8Dと天面部8Eとの間の稜線を形成している。また、右ルーフピラー14は、左前ピラー9とほぼ同様に、例えばパイプ部材からなり、右前ピラー10の上部と右後ピラー12の上部に溶接されている。また、左,右のルーフピラー13,14は、左,右方向に延びる複数本の連結フレーム(図示せず)によって連結されている。
15はキャブボックス8の左側面部8Cに設けられたセンタピラーで、該センタピラー15は、ほぼL字形状にプレス加工された内側と外側のパネル部材を溶接により固着することによって中空の板体として形成されている。また、センタピラー15は、上,下方向に延びたピラー部15Aと、該ピラー部15Aの下部側に一体的に設けられたサイドパネル部15Bとによって構成されている。
ここで、センタピラー15のピラー部15Aは、その下端部がベース枠体20の左枠9Cに固着され、上端部が左ルーフピラー13に固着されている。また、センタピラー15のサイドパネル部15Bは、下端部がベース枠体20の左枠9Cに固着され、後端部が左後ピラー11に固着されている。これにより、センタピラー15は、例えば油圧ショベル1が転倒したり、重量物が衝突した場合に、キャブ7の変形を抑える支柱として機能するものである。
16はキャブボックス8の後面部8Bを形成するリヤパネルで、該リヤパネル16は、図3、図8に示す如く、その下端部が後向きに突出した段差部16Aとなり、該段差部16Aは後述の後接続フレーム28を覆うものである。
また、17はキャブボックス8の右側面部8Dを形成するサイドパネル(図7参照)、18はキャブボックス8の天面部8Eを形成するルーフパネルをそれぞれ示している。また、19はセンタピラー15と左前ピラー9との間に設けられたドア(図1、図3中に図示)で、該ドア19は、後部側がセンタピラー15のピラー部15Aに開閉可能に取付けられている。
20はキャブ7の下側に設けられたベース枠体で、該ベース枠体20は、キャブボックス8、後述の床板29、運転席32等と共にキャブ7を構成している。ここで、ベース枠体20は、キャブボックス8の下側を支持するベース体(土台)として形成され、キャブ7を旋回フレーム5のキャブ支持部6上に取付けるものである。
そして、ベース枠体20は、図5、図6に示す如く、後述の左前取付ベース21、右前取付ベース22、左後取付ベース23、右後取付ベース24、左接続フレーム25、右接続フレーム26、前接続フレーム27、後接続フレーム28により、前,後方向に長尺な長方形状の枠体として形成されている。また、ベース枠体20には、床板29を下側から取付けることができる。
21はベース枠体20の左前の角隅位置に配設された左前取付ベースで、該左前取付ベース21は、例えば鋼材を鋳型に鋳込むことにより単一に成形された鋳鋼部材として形成されている。また、左前取付ベース21は、ほぼ三角形状に形成された基板21Aと、該基板21Aから上向きに突出した支持突起21Bと、前記基板21Aのほぼ中央位置に設けられたマウント取付穴21Cとにより大略構成されている。
ここで、左前取付ベース21の基板21Aとマウント取付穴21Cは、後述する運転室31の内部で左前の角隅位置に配置されたマウント取付部を構成するもので、マウント取付穴21Cには後述する防振マウント37の取付ねじ37Bが挿通される。
そして、左前取付ベース21には、その基板21Aに左前ピラー9の下端部が溶接手段を用いて固着され、このときに左前ピラー9を支持突起21Bに沿わせて該支持突起21Bにも溶接することにより、左前ピラー9を高強度に固着することができる。
22はベース枠体20の右前の角隅位置に配設された右前取付ベースで、該右前取付ベース22は、左前取付ベース21とほぼ同様に、例えば鋳鋼部材として形成されている。また、右前取付ベース22は、ほぼ三角形状に形成された基板22Aと、該基板22Aから上向きに突出した支持突起22Bと、前記基板22Aの右端部に位置して支持突起22Bから後側に延びたフレーム取付部22Cと、前記基板22Aのほぼ中央位置に設けられたマウント取付穴22Dとにより大略構成されている。
ここで、右前取付ベース22の基板22Aとマウント取付穴22Dは、運転室31の内部で右前の角隅位置に配置されたマウント取付部を構成するもので、マウント取付穴22Dには防振マウント37の取付ねじ37Bが挿通される。
そして、右前取付ベース22には、その基板22Aと支持突起22Bに右前ピラー10の下端部が溶接手段を用いて固着され、フレーム取付部22Cに後述する右接続フレーム26の前端部が溶接手段を用いて固着される。
23はベース枠体20の左後の角隅位置に配設された左後取付ベースで、該左後取付ベース23は、左前取付ベース21とほぼ同様に、例えば単一成形品となる鋳鋼部材として形成されている。また、左後取付ベース23は、図6、図11、図12に示すように、左側から右側に向けて屈曲しつつ後側に斜めに延びたリブ23Aと、該リブ23Aの左端部に前向きに形成されたフレーム取付部23Bと、前記リブ23Aの右端部に右向きに形成されたフレーム取付部23Cと、前記リブ23Aから前側に張出した前張出部23Dと、前記リブ23Aから後側に張出した後張出部23Eと、該後張出部23Eのほぼ中央位置に設けられたマウント取付穴23Fとにより大略構成されている。
ここで、左後取付ベース23の後張出部23Eとマウント取付穴23Fは、運転室31の外部で左後の角隅位置に配置されたマウント取付部を構成するもので、マウント取付穴23Fには後述する防振マウント37の取付ねじ37Bが挿通される。
そして、左後取付ベース23には、リブ23Aと後張出部23Eの左端部に左後ピラー11の下端部が溶接手段を用いて固着される。また、フレーム取付部23Bには後述する左接続フレーム25の後端部が固着され、フレーム取付部23Cには後述する後接続フレーム28の左端部が固着される。
さらに、左後取付ベース23には、リブ23Aの後面部に沿ってリヤパネル16が取付けられる。このため、リブ23Aから前側に張出した前張出部23Dは後述する運転室31の内部に位置している。一方、リブ23Aから後側に張出した後張出部23Eは、キャブボックス8の後面部8Bよりも後側に突出することにより、運転室31(キャブ7)の外部に位置し、該後張出部23Eに設けられたマウント取付穴23Fもキャブボックス8の後面部8Bよりも後側の外部に位置している。
これにより、左後取付ベース23に後述の防振マウント37を取付けるときには、キャブ7の外部に配置されたマウント取付穴23Fに防振マウント37の取付ねじ37Bを下側から挿通し、該取付ねじ37Bの突出端にナット38を締着することにより、キャブ7の外部からの簡単な作業で左後取付ベース23の後張出部23Eに防振マウント37を取付けることができる。
24は左後取付ベース23と対をなすようにベース枠体20の右後の角隅位置に配設された右後取付ベース(図5、図6参照)で、該右後取付ベース24は、左前取付ベース21とほぼ同様に、例えば単一成形品となる鋳鋼部材として形成されている。また、右後取付ベース24は、右側から左側に向けて屈曲しつつ後側に斜めに延びたリブ24Aと、該リブ24Aの右端部に前向きに形成されたフレーム取付部24Bと、前記リブ24Aの左端部に左向きに形成されたフレーム取付部24Cと、前記リブ24Aから後側に張出した張出部24Dと、該張出部24Dの右寄り位置に設けられたマウント取付部としてのマウント取付穴24Eとにより大略構成されている。
ここで、右後取付ベース24の張出部24Dとマウント取付穴24Eは、運転室31の外部で右後の角隅位置に配置されたマウント取付部を構成するもので、マウント取付穴24Eには防振マウント37の取付ねじ37Bが挿通される。
そして、右後取付ベース24は、リブ24Aと張出部24Dの右端部に右後ピラー12の下端部が溶接手段を用いて固着される。また、フレーム取付部24Bには後述する右接続フレーム26の後端部が固着され、フレーム取付部24Cには後述する後接続フレーム28の右端部が固着される。
さらに、右後取付ベース24は、左後取付ベース23の後張出部23Eと同様に、その張出部24Dをキャブボックス8の後面部8Bよりも後側に突出させているから、該張出部24Dとマウント取付穴24Eを運転室31(キャブ7)の外部に配置することができる。これにより、右後取付ベース24に後述の防振マウント37を取付けるときには、キャブ7外部からの簡単な作業で取付けることができる。
25はベース枠体20の左側に位置して前,後方向に延びて設けられた左接続フレームを示している。この左接続フレーム25は、前端部が左前取付ベース21の下面に溶接手段を用いて固着され、後端部が左後取付ベース23下面に固着された断面L字状のアングル部材25Aと、該アングル部材25Aの上面後側に設けられたパイプ部材25Bとにより構成されている。ここで、パイプ部材25Bは、左接続フレーム25の強度を高めるもので、後端部が左後取付ベース23のフレーム取付部23Bに固着される。
26はベース枠体20の右側に位置して前,後方向に延びて設けられた右接続フレームで、該右接続フレーム26は、パイプ部材からなり、その前端部が右前取付ベース22のフレーム取付部22Cに溶接手段を用いて固着され、後端部が右後取付ベース24のフレーム取付部24Bに固着される。
27はベース枠体20の前側に位置して左,右方向に延びて設けられた前接続フレームで、該前接続フレーム27は、所望の形状に折曲げられた複数枚のパネル部材27A,27B等からなり、それぞれの左端部が左前取付ベース21に溶接手段を用いて固着され、右端部が右前取付ベース22に固着される。
28はベース枠体20の後側に位置して左,右方向に延びて設けられた後接続フレームで、該後接続フレーム28は、パイプ部材からなり、その左端部が左後取付ベース23のフレーム取付部23Cに溶接手段を用いて固着され、右端部が右後取付ベース24のフレーム取付部24Cに固着される。また、後接続フレーム28は、キャブボックス8の後面部8Bよりも後側に突出した位置に設けられ、その下面には後述する床板29の後端部29Aがボルト30を用いて取付けられる。
29はキャブボックス8の下側を閉塞する床板で、該床板29は、キャブ7の一部を構成するもので、ベース枠体20にほぼ収まるように前,後方向に長尺な長方形状の板体として形成されている。そして、床板29は、左前、右前、左後、右後の角隅位置に4個のねじ挿通穴(いずれも図示せず)を有し、該各ねじ挿通穴に防振マウント37の取付ねじ37Bを挿通することにより、ベース枠体20を構成する各取付ベース21,22,23,24のマウント取付穴21C,22D,23F,24Eと一緒に共締めされている。また、床板29は、その周囲がベース枠体20の各接続フレーム25〜28等にボルト止めされている。
さらに、床板29の後端部29Aは、図8に示すように後接続フレーム28の下面まで延びている。そして、床板29の後端部29Aは、リヤパネル16の段差部16A、後接続フレーム28を上,下方向に貫通するボルト30により、該後接続フレーム28の下面に取付けられている。ここで、床板29の後端部29Aを後接続フレーム28にボルト止めしている位置は、キャブボックス8の後面部8Bよりも後側に突出した運転室31の外部位置となっているから、作業者は狭い運転室31内に入ることなく、外部から容易にボルト30を締めたり、弛めたりすることができる。
ここで、31はキャブ7内に画成された運転室で、該運転室31は、キャブボックス8、ベース枠体20、床板29等によって囲まれた空間として形成されている。そして、運転室31では、オペレータが乗込んで油圧ショベル1の操作を行なう。
32は運転室31内に位置して床板29上のほぼ中央に設けられた運転席で、該運転席32は、オペレータが着座するものである。また、運転席32の左,右両側には、作業装置4等を操作する作業レバー33が設けられ、運転席32の前側には、床板29の前部に位置して下部走行体2を走行させる走行レバー・ペダル34とオペレータが足を乗せる左,右のペダル35とが設けられている。さらに、運転席32の後側には、床板29上に位置して例えば空調装置の室内機を構成する空調ユニット等(図示せず)と、該空調ユニット等を覆うカバー36とが設けられている。
37は旋回フレーム5のキャブ支持部6とキャブ7との間に設けられた例えば4個の防振マウント(図7、図9参照)で、該各防振マウント37は、キャブ7の左前、右前、左後、右後の4箇所に配置され、キャブ7をキャブ支持部6に対して弾性的に支持するものである。そして、各防振マウント37は、例えば粘性液体が封入された本体部37Aと、該本体部37Aから上側に突出して延びた取付ねじ37Bとを含んで構成されている。
また、4個の防振マウント37のうち左前と右前に位置する2個の防振マウント37は、その本体部37Aがキャブ支持部6の前枠6Dに形成されたマウント取付穴6D1に取付けられ、左後と右後に位置する2個の防振マウント37は、その本体部37Aがキャブ支持部6の横梁6Bに形成されたマウント取付穴6B1に取付けられている。
そして、各防振マウント37は、本体部37Aを旋回フレーム5のキャブ支持部6に取付け、上側に突出した取付ねじ37Bを床板29のねじ挿通穴、ベース枠体20を形成する各取付ベース21,22,23,24のマウント取付穴21C,22D,23F,24Eに下側から挿通し、その突出端にナット38を螺着することにより、キャブ7に取付けられている。
本実施の形態による油圧ショベル1は上述の如き構成を有するもので、次に、油圧ショベル1が作業を行なうときの動作について説明する。
まず、オペレータは、キャブ7内の運転室31に搭乗して運転席32に着座する。この状態で走行レバー・ペダル34を操作することにより、下部走行体2のクローラを駆動して油圧ショベル1を前進または後退させることができる。また、運転席32に着座したオペレータは、左,右の作業レバー33を操作することにより、作業装置4を俯仰動させて土砂の掘削作業等を行うことができる。
次に、旋回フレーム5のキャブ支持部6上にキャブ7を搭載するための作業手順について説明する。
まず、旋回フレーム5のキャブ支持部6に4個の防振マウント37を取付け、下部走行体2上に搭載する。一方、キャブ7は、旋回フレーム5の組立現場とは異なる別の作業現場で組立てられる。そして、キャブ7を組立てる場合には、キャブボックス8とベース枠体20とを組立て、該ベース枠体20の下側から床板29をボルト止めする。このときに、床板29の後端部29Aは、キャブボックス8の後面部8Bよりも後側に突出した運転室31の外部に配置しているから、作業者は狭い運転室31内に入ることなく、外部から容易にボルト30を締着することができる。
次に、ベース枠体20に床板29を取付けたら、該床板29に運転席32、作業レバー33、走行レバー・ペダル34、足乗せペダル35、空調ユニット、カバー36等を組付ける。これらの組付作業は、広いキャブ7の組立現場で行なうことができるから、効率よくキャブ7を組立てることができる。
そして、キャブ7を組立てたら、図9に示すように、キャブ7を旋回フレーム5のキャブ支持部6上に運搬し、該キャブ7をキャブ支持部6上に降ろし、該キャブ7に各防振マウント37を取付ける。ここで、キャブ7に対する各防振マウント37の取付作業について詳しく説明する。
まず、キャブ支持部6の前枠6Dに取付けられた左前と右前に位置する2個の防振マウント37,37は、取付ねじ37B,37Bを床板29のねじ挿通穴、ベース枠体20の前側に設けられた各前取付ベース21,22のマウント取付穴21C,22Dに下側から挿入する。また、マウント取付穴21C,22Dから取付ねじ37Bが突出したら、作業者は、運転室31内に入ってスパナ等の工具で取付ねじ37Bの突出端にナット38を締着する。これにより、各防振マウント37をキャブ7の前側に取付けることができる。
ここで、キャブ7の前側に防振マウント37を取付ける作業は、運転室31内に入り込んで行なうものであるが、運転室31の前側は、走行レバー・ペダル34、足乗せペダル35が設けられているだけであるから、十分に広い作業スペースを確保することができ、スパナ等の工具を用いてナット38を締着することができる。
一方、運転室31内には運転席32、作業レバー33等が設けられ、運転席32の後側はカバー36によって覆われている。このため、従来技術で述べたように運転室31内からは後側の防振マウント37の締着作業を行なうことはできない。しかし、本実施の形態では、後側の防振マウント37,37を取付ける各後取付ベース23,24のマウント取付穴23F,24Eは、リヤパネル16よりも後側で運転室31の外部となる位置に設けている。
従って、キャブ支持部6の横梁6Bに取付けられた左後と右後に位置する2個の防振マウント37,37は、取付ねじ37B,37Bを床板29の挿通穴、ベース枠体20の各後取付ベース23,24のマウント取付穴23F,24Eに下側から挿入することにより、この取付ねじ37B,37Bをマウント取付穴23F,24Eからキャブ7の外部に突出させることができる。これにより、作業者は、運転室31内に入ることなくキャブ7の外部から取付ねじ37Bの突出端にナット38を締着することができ、各防振マウント37をキャブ7の後側に取付けることができる。
かくして、本実施の形態によれば、キャブ7を構成するベース枠体20の左後取付ベース23,右後取付ベース24には、キャブ7(運転室31)の外部に位置して防振マウント37の取付ねじ37Bを取付ける張出部23E,24Dとマウント取付穴23F,24Eを設ける構成としている。従って、運転室31内に運転席32、作業レバー33、空調ユニット、カバー36等が取付けられた状態でも、作業者はキャブ7の外側から防振マウント37の取付ねじ37Bにナット38を締着するだけで、キャブ7の後側に防振マウント37を取付けることができる。
この結果、従来技術では、運転室31内の中央に運転席32、作業レバー33等が設けられ、後側に空調ユニット、カバー36等が設けられていて困難であったキャブ7に対する防振マウント37の取付作業を、キャブ7の外側から簡単に行なうことができ、組立作業性を向上することができる。
しかも、運転室31内に運転席32、作業レバー33、空調ユニット、カバー36等を組付けた後からでも、キャブ7の外部から該キャブ7に防振マウント37を取付けることができるから、キャブ7内に運転席32、作業レバー33、空調ユニット、カバー36等を予め組付けることができる。これにより、キャブ7を別の広い作業現場で簡単かつ正確に組立てることができ、作業性、信頼性を向上することができる。
また、キャブ7の前側を防振マウント37に取付ける左前取付ベース21,右前取付ベース22のマウント取付穴21C,22Dは、キャブ7(運転室31)内に配置している。これにより、キャブ7から各前取付ベース21,22の一部が前方に突出するような事態を防止でき、外観上の見栄えを良好にすることができる。また、上部旋回体3を小型化することもできる。
また、キャブ7を構成するベース枠体20の各取付ベース21,22,23,24を利用し、ベース枠体20の角隅位置にマウント取付穴21C,22D,23F,24Eを設けることができる。特に、左後取付ベース23,右後取付ベース24には、リブ23A,24Aから張出部23E,24Dを後側に張出して設けているから、この張出部23E,24Dを利用してキャブ7の外部にマウント取付穴23F,24Eを設けることができる。また、キャブ7の角隅位置に配置した各取付ベース21〜24に防振マウント37を取付けることにより、キャブ7を四隅で安定して支持することができる。
また、ベース枠体20の各取付ベース21〜24は、鋼材を鋳型に鋳込んで単一成形品として形成しているから、所望の形状に簡単に形成することができる。また、各取付ベース21〜24に鋳鋼を用いることにより、高い強度を得ることができ、しかも、接続フレーム25〜28等と溶接することができる。
一方、キャブ7の床板29は、ベース部材20の各取付ベース21〜24に防振マウント37を取付けるときに、各取付ベース21〜24(マウント取付穴21C,22D,23F,24E)と一緒に防振マウント37を用いて共締めすることができるから、締着作業を少なくして組立作業性を向上することができる。
さらに、床板29の後端部29Aは、キャブボックス8の後面部8Bよりも後側に突出した運転室31の外部に配置しているから、作業者は狭い運転室31内に入ることなく、外部から容易にボルト30を締めたり、弛めたりすることができ、この点でも組立作業性を向上することができる。
なお、実施の形態では、ベース枠体20の各取付ベース21,22,23,24は、鋼材を鋳型に鋳込むことにより単一に成形された鋳鋼部材として形成した場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えば鍛造手段を用いて取付ベースを形成してもよい。また、複数個の部品を溶接等を用いて固着することにより各取付ベースを形成する構成としてもよい。
一方、実施の形態では、後側に位置する2個の防振マウント37を、キャブ7の外部から取付ける構成とした場合を例示している。しかし、本発明はこれに限らず、例えば前側に位置する2個の防振マウント37も、キャブ7の外部から取付ける構成としてもよい。
また、実施の形態では、旋回フレーム5とキャブ7との間には、キャブ7の左前、右前、左後、右後に位置する4箇所の角隅位置に防振マウント37を設けた場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限るものではなく、例えば旋回フレーム5とキャブ7との間に5個以上の防振マウント37を設ける構成としてもよい。
また、実施の形態では、防振マウント37は、粘性液体が封入された本体部37Aと、該本体部37Aから上側に突出して延びた取付ねじ37Bとを含んで構成するものとして説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えばゴム等の弾性力を利用して振動を緩和する他の防振マウントを用いる構成としてもよい。
さらに、実施の形態では、建設機械としてクローラ式の油圧ショベル1を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限るものではなく、例えばホイール式の下部走行体を備えた油圧ショベルに適用してもよい。さらに、例えば油圧クレーン、ホイールローダ、トラクタ等の他の建設機械にも広く適用できるものである。
本発明の実施の形態に適用される油圧ショベルを示す正面図である。 旋回フレームを単体で示す外観斜視図である。 キャブ支持部とキャブを左後側から拡大して示す一部破断の外観斜視図である。 ドアとパネルを省略した状態でキャブの運転室内の構成を図1中の矢示IV−IV方向から示す拡大横断面図である。 ベース枠体、床板等を図4と同様位置からみた拡大横断面図である。 ベース枠体を分解して示す分解斜視図である。 キャブボックス、ベース枠体、床板をキャブ支持部上に搭載した状態で右前側から拡大して示す外観斜視図である。 ベース枠体に対する床板の後端部の取付状態を図3中の矢示VIII−VIII方向からみた要部拡大の断面図である。 キャブ支持部とキャブとを分離した状態で示す一部破断の外観斜視図である。 左後の防振マウントとベース枠体の左後取付ベースとを接近させた状態を示す要部拡大の斜視図である。 図6中の左後取付ベースを左後ピラー、左接続フレーム、後接続フレームと分離した状態で拡大して示す分解斜視図である。 図7中の左後取付ベースを左後ピラー、左接続フレーム、後接続フレームと分離した状態で拡大して示す分解斜視図である。
符号の説明
1 油圧ショベル(建設機械)
5 旋回フレーム
6 キャブ支持部
7 キャブ
8 キャブボックス
8A 前面部
8B 後面部
8C 左側面部
8D 右側面部
8E 天面部
20 ベース枠体
21 左前取付ベース
21A,22A 基板(マウント取付部)
21C,22D,23F,24E マウント取付穴(マウント取付部)
22 右前取付ベース
23 左後取付ベース
23E 後張出部(マウント取付部)
24 右後取付ベース
24D 張出部(マウント取付部)
25 左接続フレーム
26 右接続フレーム
27 前接続フレーム
28 後接続フレーム
29 床板
29A 後端部
30 ボルト
31 運転室
32 運転席
37 防振マウント
37A 本体部
37B 取付ねじ
38 ナット

Claims (4)

  1. 支持構造体をなすフレームと、該フレーム上に配設され内部に運転室を画成するキャブと、前記フレームとキャブとの間に設けられ前記キャブをフレームに対して弾性的に支持する複数の防振マウントとを備え、
    前記キャブは、前面部、後面部、左側面部、右側面部および天面部によって箱状体に形成されると共に、左前ピラー、右前ピラー、左後ピラー、右後ピラー、左ルーフピラー、右ルーフピラー、リヤパネル、サイドパネル、ルーフパネルからなり、前記左後ピラーおよび右後ピラーにより、それぞれ前記後面部と左側面部との間の稜線、および前記後面部と右側面部との間の稜線が形成され、前記リヤパネルにより前記後面部が形成されたキャブボックスと、該キャブボックスの下側を支持するベース枠体と、前記キャブボックスの下側を閉塞する床板とにより構成し、
    前記ベース枠体は、左前、右前、左後、右後の角隅位置に配設された4個の取付ベースと、左前と左後の取付ベース間、右前と右後の取付ベース間、左前と右前の取付ベース間、左後と右後の取付ベース間をそれぞれ接続する4個の接続フレームとにより形成し、
    前記防振マウントは、前記ベース枠体の各取付ベースと前記フレームとの間に配置してなる建設機械において、
    前記4個の取付ベースのうち左後と右後に位置する取付ベースは、それぞれ前記左後ピラー、前記右後ピラーの下端部が接合されるリブを有し、前記左後と右後に位置する取付ベースには、前記リブから後側に張出し、前記キャブの後面よりも後側へと外部に張出した張出部をそれぞれ設け、
    該各張出部と該各張出部に設けられたマウント取付穴とにより前記防振マウントを取付けるためのマウント取付部を構成したことを特徴とする建設機械。
  2. 前記キャブを構成するベース枠体の取付ベースは、鋳造手段または鍛造手段により単一成形品として形成してなる請求項1に記載の建設機械。
  3. 前記床板は前記ベース枠体に設けられた前記各マウント取付部と一緒に前記防振マウントを用いて共締めする構成としてなる請求項1または2に記載の建設機械。
  4. 前記床板は、その後端部を前記キャブボックスの後面部よりも後側に突出して形成し、該後端部を前記キャブボックスの外部位置で前記ベース枠体に締着する構成としてなる請求項1,2または3に記載の建設機械。
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