JP2001303618A - 建設機械及びそのキャノピ - Google Patents

建設機械及びそのキャノピ

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JP2001303618A
JP2001303618A JP2000123872A JP2000123872A JP2001303618A JP 2001303618 A JP2001303618 A JP 2001303618A JP 2000123872 A JP2000123872 A JP 2000123872A JP 2000123872 A JP2000123872 A JP 2000123872A JP 2001303618 A JP2001303618 A JP 2001303618A
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bracket
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tops
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JP2000123872A
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Hiroshi Yamamoto
宏 山本
Kiyoshi Sugiyama
清 杉山
Kenji Sakaeda
健志 栄田
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Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 標準仕様のキャノピとTOPS仕様のキャノ
ピとの間で仕様変更が容易に可能となる建設機械を提供
する。 【解決手段】 STDキャノピ(30)を装着する車体フレ
ームに、TOPSキャノピ(30A) を装着するためのアド
オン取付部を備える。前記アドオン取付部に補強用のブ
ラケット(26)を取り付け、このブラケット(26)によりT
OPSキャノピ(30A) を支持して取り付け可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、運転席上方を覆う
ルーフを所定本数の脚柱で支持するキャノピを備えた油
圧ショベル等の建設機械に関する。
【0002】
【従来の技術】建設機械の車体横転時におけるオペレー
タ保護規制としてTOPS(Tip-overProtection struc
ture)規格(ISO12117等)構造のキャノピ装備
がある。このTOPS仕様のキャノピは4本脚柱が基本
構造であり、これに対して通常1本から3本の脚柱を有
するキャノピ(以下、STDキャノピという)を標準装
備している一般仕様車のキャノピ据付構成と異なってい
る。従来、TOPS仕様の4本脚柱のキャノピを取り付
けるには、車体フレームのキャノピ据付部分を、前記一
般仕様車用と異なる、剛性強化した部品とする必要があ
り、装着キャノピの仕様毎に互換性のない2種類の車体
構成部品及び部材を製作し、組み立て、そして車両を生
産している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成では、以下のような問題が有る。剛性強化した
部材の製作は手間がかかるだけでなく、異なる仕様の部
品を車両製作仕様に合わせて組み立てるために共通化が
阻害され、部品点数も増えるので、生産性が低下し、部
品管理及び生産管理上でコストがかかる。更に、生産工
場から出荷後にユーザの仕様変更要求に基づいて、オペ
レータ保護規制を受けないSTDキャノピ装備装着車
と、TOPSキャノピ装備装着車との間での仕様改造を
DB(代理店等)の工場で行うことがしばしば生じる。
また、中古車を販売するときに、両仕様車間で変更する
必要が生じる場合も多い。このような場合、レボフレー
ムや運転席フロアフレーム(以後、床板という)等の大
型の主要構成品を剛性強化のために改造あるいは交換を
する必要が有る。このため、新たな部品の手配や入手に
コスト及び時間がかかったり、改造前部品の取り外し及
び改造後の部品の取付等の交換作業時間がかかり、この
改造作業が容易に、かつ安価にできないという問題があ
る。
【0004】本発明は上記従来の問題点に着目し、標準
仕様のキャノピとTOPS仕様のキャノピとの間で仕様
変更が容易に可能となる建設機械を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段、作用及び効果】上記目的
を達成するために、本発明に係る第1発明は、下部走行
体の上部に旋回自在に搭載されたレボフレームを有する
建設機械において、運転エリアの床板とレボフレームと
の間、及びエンジン室と運転室エリアとを仕切る仕切り
カバーとレボフレームとの間に、TOPSキャノピを取
付けるための補強ブラケットをアドオン取付け可能とす
る取付部を、前記床板、レボフレーム及び仕切りカバー
に設けた構成としている。第1発明によれば、予め、運
転エリアの床板とレボフレームとの間、及び仕切りカバ
ーとレボフレームとの間に、TOPSキャノピを取付け
るための補強ブラケットをアドオン取付け可能とする取
付部を、床板、レボフレーム及び仕切りカバーに設けて
いるので、STDキャノピ仕様(3本以下の脚柱を有す
る)からTOPSキャノピ仕様に変更する際に、これら
の床板、レボフレーム及び仕切りカバー等の車体フレー
ムの改造や部品交換なしに補強ブラケットをアドオンで
簡単に取り付け、この補強ブラケットを介してTOPS
キャノピを強固に取り付けできる。これにより、仕様変
更作業が容易となり、変更コストを低減できる。また、
レボフレームや床板等のような大型の車体フレーム部品
の剛性強化したものとの交換が不用となり、剛性を補強
するブラケット等の小型の部品を手配するだけで良いの
で、車体フレーム部品を共通化でき、仕様変更コスト
(部品製作コスト及び手配コスト等)を低減できる。
【0006】また第2発明は、建設機械の3本以下の脚
柱を有するキャノピに、追加の脚柱をアドオン取付可能
とする取付け部を設けた構成としている。第2発明によ
れば、3本以下の脚柱を有するSTDキャノピに追加の
脚柱をアドオンで取り付けて、TOPSキャノピを簡単
に構成できるので、STDキャノピ仕様車をTOPSキ
ャノピ仕様車に容易に変更できる。従って、STDキャ
ノピ仕様車の部品をそのまま使用して部品の改造や交換
なしに、アドオン部品を取り付けるだけでTOPSキャ
ノピ仕様車に変更できるから、車体フレームを共通化で
き、仕様変更コストを低減できる。
【0007】また第3発明は、第2発明において、前記
追加の脚柱は、キャノピのルーフにアドオン取付可能と
する前後方向梁及び/又は左右方向梁を有することを特
徴としている。この構成によれば、前記追加の脚柱にT
OPSキャノピ仕様用の前後方向梁及び/又は左右方向
梁を設け、ルーフにこれらの梁をアドオンで取付可能と
する取付け部を予め設けているので、STDキャノピ仕
様車からTOPSキャノピ仕様車へ変更が容易となる。
また、補強用の梁(例えば前後方向梁、左右方向梁等)
をアドオンで取り付けるだけで充分な剛性を確保したT
OPSキャノピを容易に構成できる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に、実施形態について、図面
に基づいて説明する。尚、以下では、本発明を適用する
建設機械として油圧ショベルを例に説明する。図1,2
は、STDキャノピ30及びTOPSキャノピ30Aの
それぞれの装着構成図である。本発明は、図1及び図2
に示すように、STDキャノピ30及びTOPSキャノ
ピ30Aを、共通の補強されたレボフレーム及び床板に
装着可能とした構造を特徴としている。即ち、レボフレ
ーム及び床板の部品交換や改造なしで、アドオン部品の
追加によってSTDキャノピ30とTOPSキャノピ3
0Aとの間で仕様変更が容易に可能なように、レボフレ
ーム及び床板に補強材及び取付座を予め準備しておくも
のである。ここで、説明上、前後は車両前後方向を、左
右は運転席より車両前方を見て左右方向を表すものとす
る。
【0009】図1,2に示すように、レボフレーム20
上の前部略中央には、図示しないブーム等の作業機を上
下揺動自在に支持する左右1対の作業機支持フレーム2
1,21(右側は図示せず)が前後方向に固設されてお
り、前後方向の略中央部には左右方向にわたって側方フ
レーム22が固設されている。左側の作業機支持フレー
ム21よりも左方で、かつレボフレーム20の前部には
左右1対の円筒状の柱支持部材23,23が固設されて
おり、左側の作業機支持フレーム21よりも左方で、か
つ前記側方フレーム22の前面には左右1対のフロア支
持ブラケット22a,22aが前方に突出して固設され
ている。また、前記左右1対の柱支持部材23,23の
間のレボフレーム20上にはねじ穴20a,20aが設
けられている。尚、このねじ穴20a,20aは、詳細
は後述するように、上部に所定数のねじ穴16cを有す
る補強用のブラケット16をアドオンで取着可能として
いる。
【0010】運転席のフロアを形成する床板15の前部
左右には、前記左右1対の柱支持部材23,23の中央
穴に相対する位置に左右1対の柱支持用の孔15b,1
5bが貫通して設けられている。また、この床板15の
左右1対の孔15b,15b間の裏面には補強プレート
15aが固着されており、床板15及び補強プレート1
5aにはブラケット16の前記ねじ穴16cに相対する
位置にボルト孔15cが両者を貫通して穿孔されてい
る。そして、床板15は前記左右1対の柱支持部材2
3,23及び前記左右1対のフロア支持ブラケット22
a,22aの上に取り付けられている。
【0011】また、作業機支持フレーム21には、後述
するSTDキャノピ30の横板34に穿孔されたボルト
孔34aに相対する位置に、STDキャノピ30取付用
のねじ穴20bが設けられている。
【0012】また、床板15よりも後方のレボフレーム
20上には、床板15上に装着される運転席(図示せ
ず)の設置スペースとその後方に配設されるエンジンル
ームとを仕切っている仕切りカバー25が立設されてい
る。仕切りカバー25には、図示しないエンジンボンネ
ットの前端部が取り付けられる。仕切りカバー25の上
面は後方に向けて略水平に折れ曲がって形成されてお
り、この上面部25Aには後述するSTDキャノピ30
の後方側の左右脚柱32,33を取り付けるためのねじ
穴25a,25aが左右に本例では2個ずつ設けられて
いる。また、仕切りカバー25上面の前記左右のねじ穴
25a,25aの間にはボルト孔25b,25bが穿孔
されている。さらに、仕切りカバー25後方のレボフレ
ーム20の上面には、ねじ穴20c,20dが設けられ
ている。尚、これらのボルト孔25b,25b及びねじ
穴20c,20dは、詳細は後述するように、ブラケッ
ト26及びステイ27をアドオンで取り付け可能として
いる。
【0013】図1に示すように、本実施形態のSTDキ
ャノピ30は3本脚柱式の例であり、前側の右脚柱31
と後側の左右脚柱32,33とを有し、これらの3本脚
柱の上端にはルーフ37が載置され固定されている。右
脚柱31と右脚柱33との間には、取付用のボルト孔3
4aを有する横板34が固着されている。また、後側の
左右脚柱32,33の下端部にはボルト孔35a,36
aを有する取付板35,36がそれぞれ固着されてい
る。
【0014】図2に示すように、TOPSキャノピ30
Aは4本脚柱式であり、前側の左右脚柱1,2と、後側
の左右脚柱3,4と、左右脚柱1,2の下端部間を連結
する前下左右梁5と、左側の前後脚柱1,3の上端部間
を連結する左上前後梁6と、右側の前後脚柱2,4の上
端部間を連結する右上前後梁7とが、一本のパイプ材に
より連続的に形成されており、後側の左右脚柱3,4の
下端部間は結合ブラケット8に固着されていて、これら
が一体的に結合されている。更に、前下左右梁5の上方
で左右脚柱1,2間を連結する前中左右梁9と、左右脚
柱1,2の上端部間を連結する前上左右梁10とが左右
脚柱1,2に固着され、左右脚柱3,4の上端部間を連
結する後上左右梁11が左右脚柱3,4に固着されてい
る。更に、右側の前後脚柱2,4と右上前後梁7とで囲
まれる空間には開口部12aを有する横板12が固着さ
れ、開口部12aには横棒12b,12bが固着されて
いる。そして、左上前後梁6と右上前後梁7と前上左右
梁10と後上左右梁11とで形成される平面視略4角形
の天井部には鋼板からなるトップガード13が固着され
ていて、天井部を覆っている。そして、前下左右梁5の
左右方向の中央部には取付板14が固設されており、取
付板14にはボルト孔14aが所定数(本例では3個)
穿孔されている。また、結合ブラケット8には、仕切り
カバー25の前記ねじ穴25a,25a及びボルト孔2
5b,25bの相対する位置にそれぞれボルト孔8c,
8c及びボルト孔8b,8bが穿孔されている。
【0015】つぎに図3により、ブラケット16の取付
部を詳細に説明する。このブラケット16は、TOPS
キャノピ30Aを装着する場合にアドオンで取り付けら
れる。ブラケット16は、床板15の補強プレート15
aの下面と、レボフレーム20の上面との間に取着され
る。ブラケット16は、上ブラケット16aと下ブラケ
ット16bとを有しており、両ブラケット16a,16
bは合わせ面で(本例では両L形ブラケットの垂直面
で)ボルト17により締結されている。なお両ブラケッ
ト16a,16bのいずれか一方の合わせ面には上下方
向の長孔が設けられており、この長孔によってブラケッ
ト16の高さLを調整自在としている。また上ブラケッ
ト16aの上面にはねじ穴16cが設けられている。そ
して、下ブラケット16bの下面は、レボフレーム20
の上面にねじ穴20a及びボルト18により取着され
る。
【0016】図4により、ブラケット26及びステイ2
7の取付構造を詳細に説明する。このブラケット26及
びステイ27は、TOPSキャノピ30Aを装着する場
合にアドオンで取り付けられる。ブラケット26は仕切
りカバー25の上面部25Aの下面とレボフレーム20
の上面との間に取着され、ステイ27により前後方向に
支持される。即ち、ブラケット26は上板26aと下板
26bとを固着してなり、上板26aの上面にはねじ穴
26d,26dが設けられている。下板26bは、レボ
フレーム20に前記ねじ穴20c及びボルト28により
取着される。また、上板26aの上部後面にはステイ2
7固定用のねじ穴26eが設けられている。またステイ
27は、上板27aと、下板27bと、この上板27a
及び下板27b間を固着する縦板27cとを有してお
り、上板27aの前面はブラケット26の上板26aの
前記上部後面に前記ねじ穴26e及びボルト28により
固定され、下板27bはレボフレーム20に前記ねじ穴
20d及びボルト28により取着される。
【0017】以上の構成において、STDキャノピ30
を装着する場合は、前側の右脚柱31の下端部は床板1
5の前部右の孔15bとレボフレーム20の前部右の柱
支持部材23の中央穴とに挿入され、後側の左右脚柱3
2,33が仕切りカバー25の上面部25Aに載置され
る。そして、横板34は作業機支持フレーム21にボル
ト孔34a及びねじ穴20bにより締結され、左右脚柱
32,33の取付板35,36はそれぞれボルト孔35
a,35a及びねじ穴25a,25aにより仕切りカバ
ー25に締結される。このとき、仕切りカバー25はブ
ラケット26にボルト孔25b,25bとねじ穴26
d,26dとにより取り付けられる。
【0018】STDキャノピ30の搭載仕様をTOPS
キャノピ30Aの搭載仕様に変更する場合は、以下の手
順で行う。 (1)先ず、STDキャノピ30を取り外し、ブラケッ
ト16をレボフレーム20にねじ穴20aにより取着し
て床板15の補強プレート15aの下部に挿入すると共
に、ブラケット26及びステイ27をレボフレーム20
にねじ穴20c,20dにより取着して仕切りカバー2
5の下部に挿入する。 (2)次に、TOPSキャノピ30Aの前側の左右脚柱
1,2を床板15の前部に載置し、後側の左右脚柱3,
4の結合ブラケット8を仕切りカバー25の上面部25
Aに載置する。そして、図3に示すように、前下左右梁
5に固設した取付板14を、床板15の補強プレート1
5aを挟んでブラケット16にボルト孔14a,15c
及びねじ穴16cでボルト19により固定する。また図
4に示すように、結合ブラケット8を、仕切りカバー2
5を挟んでブラケット26にボルト穴8b,25b及び
ねじ穴26dでボルト29により締結する。また、結合
ブラケット8を、ボルト孔8c,8c及びねじ穴25
a,25aにより仕切りカバー25に締結する。
【0019】尚、TOPSキャノピ30A搭載仕様をS
TDキャノピ30搭載仕様に変更する場合は、上記の手
順を逆に行えば良く、簡略して説明すると、TOPSキ
ャノピ30Aを取り外し、次にブラケット16、ブラケ
ット26及びステイ27を取り外し、そしてSTDキャ
ノピ30を装着する。ブラケット16、ブラケット26
及びステイ27の取り外しは、必要な時に行ってもよ
い。
【0020】次に、本実施形態の作用、効果について説
明する。 (1)STDキャノピ搭載仕様をTOPSキャノピ搭載
仕様に変更する場合には、アドオン部品を取り付けるこ
とのみによって、TOPSキャノピ30Aを搭載可能と
し、かつTOPS規格を満たす強度を有するキャノピを
構成できるようにした。アドオン部品としては、本実施
形態ではブラケット16、ブラケット26及びステイ2
7である。従って、仕様変更作業の際に、レボフレーム
20、床板15及び仕切りカバー25等の車体側フレー
ム自体を改造したり、又は剛性を強化したものに交換し
たりする必要はないので、仕様変更作業を簡単に行え
る。 (2)また、上記アドオン部品のみでは剛性を充分に補
うことができない個所は、予め補強を行った状態で組み
込んでおくようにしたので、アドオン部品を追加しても
充分にTOPS規格を満足できる。上記実施形態では、
例えば、ブラケット16で支持する個所の床板15に補
強プレート15aを固着して補強している。 (3)上記アドオン部品を取り付けるレボフレーム2
0、床板15及び仕切りカバー25のそれぞれの個所に
は、予め取付座や、取付用のねじ穴及びボルト孔を設け
ているので、取付の改造作業が不要で、仕様変更作業を
簡単にできる。
【0021】次に、図5により第2実施形態を説明す
る。本実施形態は、STDキャノピ30に補強用のアド
オン部品を取り付けてTOPS仕様に変更可能とする例
を示している。尚、前実施形態と同一構成要素には同一
符号を付し、以下での説明を省く。
【0022】床板15の前部左孔15bの周囲裏面には
補強プレート15dが固着されており、床板15及び補
強プレート15dには詳細は後述する補強用の脚柱41
のボルト孔43aに相対する位置にねじ穴15eが設け
られている。尚、このねじ穴15eは、補強用の脚柱4
1をアドオンで取り付け可能としている。
【0023】図5に示すように、本実施形態のSTDキ
ャノピ30Bは3本脚柱式の例であり、前側の右脚柱3
1には、高さ方向中間部にねじ穴31bを有する座31
aが固着されており、上部にねじ穴31dを有する座3
1cが固着されている。後側左右の脚柱32,33の上
端部には、それぞれねじ穴38a,39aを有する座3
8,39が固設されており、下端部に設けた取付板3
5,36には、詳細は後述する後下左右梁47を結合す
るためのねじ穴を設けている。また、ルーフ37の内面
(下面)には、詳細は後述するアドオン部品の脚柱41
及び後上左右梁46を取り付けるためのねじ穴37a,
37bを有する座がそれぞれ所定位置に固着され、外面
(上面)には補強ルーフ37Aを取り付けるためのねじ
穴37cを有する座が固着されている。
【0024】アドオンで取り付けられる補強用の脚柱4
1は、STDキャノピ30Bの前側左に取り付けられ
る。脚柱41は上部ブラケット42と、下部ブラケット
43と、この両ブラケット42,43間を固着する柱状
部材44とを有している。柱状部材44の高さ方向中間
部には、ねじ穴44bを有する座44aが固着されてい
る。上部ブラケット42は、柱状部材44との固着部か
ら略後方に向かって設けられた左上前後梁42aと、前
記固着部から右方に向かって設けられた前上左右梁42
bと、前記左上前後梁42aの前後方向中間部から右方
に向かって設けられた中央上左右梁42dとを固着して
なり、さらに前上左右梁42b及び中央上左右梁42d
の右端には下方に向かって延設したフランジ42c,4
2eをそれぞれ有している。フランジ42cにはボルト
孔42gが穿孔されている。左上前後梁42a,前上左
右梁42b及び中央上左右梁42dにはそれぞれ所定位
置に固定用のボルト孔42fが穿孔されており、前上左
右梁42bの前端部にはルーフ取付用のねじ穴42hを
有する座が設けられている。また下部ブラケット43に
は取付用のボルト孔43aが穿孔されている。
【0025】補強用の前中央左右梁45は、左右のフラ
ンジ部45b,45c間を梁部材45aで固着してな
り、左右のフランジ部45b,45cにそれぞれ取付用
のボルト孔を有している。また、後上左右梁46は左右
端部に剛性を強化する曲げ部46a,46bを有してお
り、ルーフ37へ取り付けるためのボルト孔46cを有
している。さらに、後下左右梁47は左右端部に剛性を
強化する曲げ部47a,47bを有しており、中央部に
は仕切りカバー25へ取り付けるためのボルト孔47c
を有し、前記曲げ部47a,47bにはボルト孔47
d,47eが穿孔されている。また、補強ルーフ37A
の上面及び側面には所定位置にボルト孔37d,37e
が設けられている。
【0026】次に、本実施形態において、STDキャノ
ピ30BをTOPSキャノピ30に仕様変更する場合の
手順を説明する。 (1)脚柱41の下部ブラケット43を床板15の前部
左にねじ穴15eにより取着し、上部ブラケット42の
左上前後梁42a、前上左右梁42b及び中央上左右梁
42dをSTDキャノピ30Bのルーフ37の内面にね
じ穴37aにより取着する。 (2)後上左右梁46をルーフ37の後側の左右脚柱3
2,33間で、ルーフ37の内面にねじ穴37bにより
取着し、さらに後上左右梁46の各曲げ部46a,46
bと左右脚柱32,33の上端部座38,39との間を
それぞれねじ穴38a,39aにより締着する。 (3)後下左右梁47をSTDキャノピ30Bの左右脚
柱32,33の間で、仕切りカバー25の上面部25A
にブラケット26のねじ穴26dにより取着し、左右脚
柱32,33の取付部35,36にねじ穴35b,36
bにより締着する。 (4)さらに、STDキャノピ30Bの前側の右脚柱3
1の座31aと、脚柱41の柱状部材44の座44aと
の間に補強用の前中央左右梁45をねじ穴31b,44
bにより締着し、また右脚柱31の上部の座31cと脚
柱41の前上左右梁42bのフランジ42cとをねじ穴
31d,42gにより締着する。 (5)補強ルーフ37Aをルーフ37の上面にねじ穴3
7cにより取着し、前上左右梁42bにねじ穴42hに
より取着する。
【0027】本実施形態によると、以下のような作用及
び効果が得られる。 (1)床板15と、仕切りカバー25と、2本又は3本
脚柱を有するSTDキャノピ30Bと、ルーフ37に、
追加の脚柱41と補強用のアドオン部材(梁45,4
6,47や、補強ルーフ37A)とを装着するための取
付座やボルト孔を予め設けているので、STDキャノピ
30B仕様からTOPSキャノピ仕様に変更する際に、
床板15及びレボフレーム20を新たな部品に交換する
必要がなく、追加用の脚柱及びアドオン部材を新たに装
着するだけでよい。従って、TOPS仕様への変更作業
が容易にできる。 (2)例えば床板15に補強プレート15dを予め固着
してあり、補強用の脚柱やアドオン部材のみを取着すれ
ば充分にTOPS規格を満足できるようにしている。こ
れにより、TOPS仕様への変更作業が容易にできる。
【0028】以上説明したように、本発明によると、S
TDキャノピを装着する車体フレームやSTDキャノピ
に、予めアドオン部品を取り付けるための取付部及び剛
性を強化した補強部を設けてあるので、STDキャノピ
仕様からTOPSキャノピ仕様への変更の際に、車体フ
レームや床板等の改造や変更の必要がなく、アドオン部
品を取り付けて補強するだけでTOPSキャノピの装着
が容易になると共に、高剛性を確保できる。従って、変
更時の作業性を向上でき、また仕様変更に要する部品コ
ストを低減できるので、変更コストを安く出来る。ま
た、部品の共通化が可能となり、生産管理コスト及び部
品製作コストも低減できる。
【0029】尚、第1、第2実施形態ではSTDキャノ
ピとして3本脚柱仕様を例に挙げて説明したが、本発明
はこれに限定されず、STDキャノピは1〜3本脚柱を
有するものであってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態のキャノピ取付構造のSTDキャ
ノピの装着説明図である。
【図2】第1実施形態のキャノピ取付構造のTOPSキ
ャノピの装着説明図である。
【図3】アドオンブラケットとTOPSキャノピの前部
との取付説明図である。
【図4】アドオンブラケットとTOPSキャノピの後部
との取付説明図である。
【図5】第2実施形態のキャノピ取付構造の装着説明図
である。
【符号の説明】
1,2…前側の左右脚柱、3,4…後側の左右脚柱、5
…前下左右梁、6…左上前後梁、7…右上前後梁、8…
結合ブラケット、8b,8c…ボルト孔、9…前中左右
梁、10…前上左右梁、11…後上左右梁、12…横
板、13…トップガード、14…取付板、15…床板、
15a,15d…補強プレート、15b…孔、15c…
ボルト孔、16…ブラケット、16c…ねじ穴、20…
レボフレーム、20a,20b,20c,20d…ねじ
穴、21…作業機支持フレーム、22…側方フレーム、
23…柱支持部材、25…仕切りカバー、25a…ねじ
穴、25b…ボルト孔、26…ブラケット、26d…ね
じ穴、27…ステイ、30,30B…STDキャノピ、
30A…TOPSキャノピ、31…前側の右脚柱、31
a,31c…座、31b,31d…ねじ穴、32,33
…後側の左右脚柱、34…横板、35,36…取付板、
35a,36a…ボルト孔、37…ルーフ、37A…補
強ルーフ、37a,37b,37c…ねじ穴、38,3
9…座、38a,39a…ねじ穴、41…脚柱、42a
…左上前後梁、42b…前上左右梁、42c…フラン
ジ、42d…中央上左右梁、42f,42g…ボルト
孔、44a…座、44b…ねじ穴、46…後上左右梁、
47…後下左右梁。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下部走行体の上部に旋回自在に搭載され
    たレボフレーム(20)を有する建設機械において、 運転エリアの床板(15)とレボフレーム(20)との間、及び
    エンジン室と運転室エリアとを仕切る仕切りカバー(25)
    とレボフレーム(20)との間に、TOPSキャノピ(30A)
    を取付けるための補強ブラケット(16,26,27)をアドオン
    取付け可能とする取付部を、前記床板(15)、レボフレー
    ム(20)及び仕切りカバー(25)に設けたことを特徴とする
    建設機械。
  2. 【請求項2】 建設機械の3本以下の脚柱を有するキャ
    ノピ(30)に、追加の脚柱をアドオン取付可能とする取付
    け部を設けたことを特徴とするキャノピ。
  3. 【請求項3】 前記追加の脚柱は、キャノピ(30)のルー
    フ(37)にアドオン取付可能とする前後方向梁(42a) 及び
    /又は左右方向梁(42b,42d,46)を有することを特徴とす
    る請求項2記載のキャノピ。
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