JP4466928B1 - 作業機械に燃料を供給するための配管システム - Google Patents

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Abstract

【課題】二階建て以上のビルの解体工事を円滑に実施しつつ、火災などの発生防止に配慮するため、作業完了後の残油の抜取りを簡単に行うことができ、かつ、作業中において配管内の圧力が異常に高まった場合に直ちに配管内の圧力を安全な所定値以下に回復することが可能な配管システムを提供する。
【解決手段】作業機械に供給すべき燃料を地上階付近で受入れる受入口と、受入口からの燃料を解体階に圧送するためのポンプと、ポンプからの燃料を上階に導くために複数の金属管を少なくとも各フロアの位置において着脱可能に連結具で連結してなる送油管と、送油管の頂部近辺に配置される通気弁と、送油管の頂部近辺に配置され、解体階で稼働する作業機械に燃料を供給するためのフレキシブルホース部分を備えた供給ラインと、送油管の最下部付近に配置される排出弁と、排出弁から排出される燃料を一時的にプールするプール槽とからなる配管システムを提供する。
【選択図】図1

Description

本件発明は、二階建て以上のビルを上階から順に解体する際に、解体階で稼働する作業機械に燃料を供給するための配管システムに関する。
鉄筋コンクリート製の高層ビルをはじめとする二階建て以上のビルの解体工事の方法としては、はじめに解体工事用の作業機械(主に破砕用バックホー)を大型クレーン等により最上階に揚げてその階の作業を行い、作業を終えると一つ下の階に作業機械を降ろしてその階の作業を行うという形で、作業機械を最上階から順次移動させながら作業を進めていくという方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。この場合、解体作業を行う階(本発明において「解体階」という)で稼働する作業機械に対し、配管(送油管)を通じて燃料を供給するための配管システムを構築する必要がある。このため、従来から一般に、地上部分に停車した移動タンク貯蔵所(以下タンクローリーと呼ぶ)から、ゴム製の給油ホースを作業階まで延長し、タンクローリー車載のポンプにて作業機械に給油をするという方法が用いられているのが現状である。又そのタンクローリーから作業機械までの距離が長ければ、給油ホースを毎回給油作業終了後に片付けるのはその作業量の大きさや煩雑性から敬遠され、給油ホースをタンクローリーの給油ホース接続部分から切離し、昇降階段等に放置して翌日の給油時に再度接続しているのが現状である。
特開平8−028067号公報
ところで、解体工事中においても、夜間など作業を行わない時間帯には、ビル内が無人となることが多く、又、鉄骨材の切断にはガス切断工法が多用されておりその残り火による火災発生などの危険を監視することが困難であるため、かかる危険を未然に防止すべく、作業を行わない間は残油を抜き取っておく必要がある。また、作業中においても、配管内の圧力が異常に高まると接続部からの噴出や漏洩・破裂などの危険があるので、作業中は配管内の圧力を常に監視し、配管内の圧力が所定値を上回った場合には直ちに配管内の油を排出するなどして圧力を安全な所定値以下に回復する必要がある。
一般にこのような燃料供給のためのシステムはその殆どが消防法令により規制を受けており、これに基づいて、消防庁からも作業完了後には配管内の残油を抜き取るべきことや作業中に配管内の圧力が異常に高まった場合の措置について行政指導がなされているところである。しかし、その申請手続きが非常に煩雑であり、又、工事期間の短さもあり(殆どが100日前後)、上述のような消防法令や消防庁の指導に適合するように作業を行うのは技術的に困難であったことから、依然として上述のような方法で作業を行っているのが現状である。さらに、作業現場であることから建設機械のキャタピラーやその他破砕コンクリート運搬具等によって踏み潰されたり、又破砕物の破断面により傷が付き、給油ホースが断裂し燃料が漏洩する可能性が非常に大であるという問題もあった。
このように、これまで、ビルの解体作業を円滑に行いつつ、上記の消防法令や消防庁の指導に適合するように所要の措置を講じる方法は見出されていなかった。特に、作業完了後における配管内の残油の抜取りは、日々の措置であるので、簡単な操作で行えるようにする必要があり、また、抜取りのための装置は解体工事中のビルでも設置可能なものである必要があるので、簡易な構造のものであることが求められるが、このような抜取り装置は存在していなかった。
そこで、本発明の解決すべき課題は、二階建て以上のビルの解体工事を円滑に実施しつつ、火災などの発生防止に配慮するため、作業完了後の残油の抜取りを簡単に行うことができ、かつ、作業中において配管内の圧力が異常に高まった場合に直ちに配管内の圧力を安全な所定値以下に回復することが可能な配管システムを提供することにある。
以上の課題を解決するため、本発明は前記の危険要因を回避すべく、給油ホースのゴム製ホース部分は極力短くした金属製給油配管とするとともに、殆どが高層階の架設外部足場上での危険な高所作業である配管の接続・撤去を、特別な工具を必要とせず簡単な作業でできるようにし、もって作業員や工具・部材の落下事故を未然に防ぐことができるように考慮した。このため、本発明では、地上に配置されたタンクローリーなどから燃料を取り入れ、これを地上付近に配置されたポンプによって、地上階から上層の解体階まで垂直又は任意の方向に設置された配管を通じて解体階まで安全かつ合法的に燃料を圧送するという方法を用いる。
具体的には、第一の発明は、二階建て以上のビルを上階から順に解体する際に、解体階で稼働する作業機械に燃料を供給するための配管システムであって、作業機械に供給すべき燃料を地上階付近で受入れる受入口と、受入口からの燃料を解体階に圧送するためのポンプと、ポンプからの燃料を上階に導くために複数の金属管を少なくとも各フロアの位置において着脱可能に連結具で連結してなる送油管と、送油管の頂部近辺に配置される通気弁と、送油管の頂部近辺に配置され、解体階で稼働する作業機械に燃料を供給するためのフレキシブルホース部分を備えた供給ラインと、送油管の最下部付近に配置される排出弁と、万一供給ラインより燃料が漏洩した場合に当該漏洩した燃料を一時的にプールするプール槽とからなる配管システムを提供する。
また、第二の発明は、第一の発明を基礎として、解体作業終了時に排出される供給ライン内の配管内残圧を一時的に開放するための送油管の頂部近辺に配置される解体階燃料抜出弁をさらに有する配管システムを提供する。
また、第三の発明は、第一または第二の発明は、送油管に配置され、送油管内圧力を一定圧力以下に維持するための安全逃弁(あんぜんにがしべん)と、安全逃弁からの燃料を前記受入口に導く逃配管(にがしはいかん)とをさらに有する配管システムを提供する。
また、第四の発明は、第一から第三のいずれか一の発明を基礎として、受入口には、燃料の流通をON・OFFする開閉弁が備えられている配管システムを提供する。
また、第五の発明は、第一から第四のいずれか一の発明を基礎として、前記ポンプには、逃弁であるリリーフ弁が備えられている配管システムを提供する。
また、第六の発明は、第一から第五のいずれか一の発明を基礎として、前記ポンプと、前記安全逃弁との間には、逆止弁が備えられている配管システムを提供する。
また、第七の発明は、第一から第六のいずれか一の発明を基礎として、送油管の安全逃弁と送油管の供給ライン付け根との間に流量計を配置することを特徴とする配管システムを提供する。
また、第八の発明は、第一から第七のいずれか一の発明を基礎として、前記ポンプの燃料送り出し口と前記逆止弁との間に配置される圧力計をさらに有する配管システムを提供する。
また、第九の発明は、第一から第八のいずれか一の発明を基礎として、前記送油管は、ビル解体足場に固定されている配管システムを提供する。
また、第十の発明は、第一から第九のいずれか一の発明を基礎として、前記送油管は、一部がフレキシブル管で、ビル解体足場に対して縦・横への配置を変更できる配管システムを提供する。
本発明により、二階建て以上のビルの解体工事を円滑に実施しつつ、火災などの発生防止に配慮するため、作業完了後の残油の抜取りを簡単に行うことができ、かつ、作業中において配管内の圧力が異常に高まった場合に直ちに配管内の圧力を所定値以下に回復することが可能な配管システムを提供することができる。
本発明の配管システムの全般的な構成の一例を示す概念図 ポンプの形状の一例を示す図 ポンプの形状の一例を示す図 ポンプの形状の一例を示す図 送油管の形状の一例を示す図 連結具の形状の一例を示す図 通気弁の形状の一例を示す図 供給ラインの形状の一例を示す図 プール槽の形状の一例を示す図 実施例2の配管システムにおける送油管の一例を示す図 実施例2の配管システムにおける送油管の一例を示す図 実施例2の配管システムにおける送油管の一例を示す図
0100 配管システム
0101 受入口
0102 ポンプ
0103 送油管
0104 通気弁
0105 供給ライン
0106 排出弁
0107 プール槽
0108 安全逃弁
0109 逃配管
0110 開閉弁
0111 逆止弁
0112 流量計
0113 圧力計
0114 作業機械
0115 タンクローリー
0115a タンクローリーの吐出口
0116 耐油ホース
0119 解体階燃料抜出弁
0120 燃料濾過器
以下に、本発明の実施例を説明する。実施例と請求項の相互の関係は以下のとおりである。実施例1は主に請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、請求項6、請求項7、請求項8などに関し、実施例2は主に請求項9、請求項10などに関する。なお、本発明はこれら実施例に何ら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施しうる。
<概要>
本実施例の配管システムは、二階建て以上のビルを上階から順に解体する際に、解体階で稼働する作業機械に燃料を供給するための配管システムであって、作業機械に供給すべき燃料を受け入れ、これを解体階に圧送して作業機械に供給するための構造を備えるとともに、作業完了後の残油の抜取りを簡単に行うための構造、および作業中において配管内の圧力が異常に高まった場合に直ちに配管内の圧力を所定値以下に回復するための構造を備えた配管システムである。
<構成>
(全般)
はじめに、本実施例の配管システムの全般的な構成について説明する。
図1は、本発明の配管システムの全般的な構成の一例を示す概念図である。本図は、X階が解体階である場合に、解体階にある作業機械に燃料を給油するため、地上階付近の階である1階に設置されたポンプから解体階まで送油管を通じて燃料を圧送するための配管システムを示したものである。本図に示すように、本発明の「配管システム」0100は、「受入口」0101と、「ポンプ」0102と、「送油管」0103と、「通気弁」0104と、「供給ライン」0105と、「排出弁」0106と、「プール槽」0107とからなる。また、本図に例示するように、本発明の配管システムは、このほかに、「解体階燃料抜出弁」0119、「安全逃弁」0108、「逃配管」0109と、「受入口」に備えられる「開閉弁」0110と、「逆止弁」0111と、「流量計」0112と、「圧力計」0113、「燃料濾過器」0120などを有していてもよい。また、本図には示されていないが、「ポンプ」には「リリーフ弁」が備えられていてもよい。
(各部の構成)
次に各部の具体的な構成について詳細に説明する。
(受入口)
「受入口」は、作業機械0114に供給すべき燃料を地上階付近で受入れるように構成されている。受入元(燃料供給元)は、例えばタンクローリーなどの移動式の燃料タンクが考えられる。図1の例は、受入元がタンクローリー0115である場合を示す。なお、また、ビルの近傍に固定式の燃料タンクがあれば、当該固定式の燃料タンクを受入元とすることもできる。受入口の形状の一例は、次のポンプについての説明の中で、ポンプの形状の一例とともに示す。
受入元の燃料タンク(図1の例ではタンクローリー)の吐出口0115aと受入口の間は、例えば、給油中の落雷・静電気の発生などによる引火を防ぐため、アース線入りの耐油ホース0116などで接続される。
(ポンプ)
「ポンプ」は、受入口からの燃料を解体階に圧送するためのものであり、公知のポンプを利用可能である。圧送の方式は電動式であっても空圧式であってもよい。後述のように、送油管の容量(一例)は、送油管の全長が50m程度にわたったとしても約29.9リットルであり、公知のポンプで十分に解体階まで燃料を圧送することが可能である。ポンプの種類に特に限定はないが、燃料に引火して火災を引き起こすことを防ぐため、いわゆる防爆型(あらかじめ火花エネルギーを点火エネルギー以下になるように構成した本質安全増防爆型や表に火花が出ない構造にした耐圧防爆型など)のポンプとすることが望ましい。
図2Aから図2Cまでは、ポンプおよびその周辺に備えられる部材の形状の一例を示す。このうち、図2Aは正面図、図2Bは左側面図、図2Cは平面図である。図2Aに示すように、ポンプ0202およびその周辺部材は、例えば後述するプール槽0207の上面に渡されたステンレス鋼板0217にボルト0218で固定される。ポンプは公知の本図に示すポンプは、ギヤポンプであり、本図には現れないが内部に燃料を送出するためのギヤが収納されている。本図に示すポンプは、本質安全増防爆型のポンプである。
また、ポンプの一端には他の部材を介して前述の受入口0201が取り付けられている。図2Bおよび図2Cに現れているように、本図の例では、受入口の型式はカップリングである。本図では受入口の状況を示す便宜上耐油ホースの図示は省略したが、使用時には受入口に耐油ホースが取り付けられ、タンクローリーなどから燃料を図2B、図2Cに示す矢印A方向にポンプ内に取り入れる。ポンプの他方の端0202cは送油管(図示を省略)に連結され(耐震性を考慮してフレキシブルチューブを介して連結される)、ポンプから矢印B方向に押し出された燃料が送油管を通じて解体階まで圧送されるようになっている。
また、本図にも示されているように、送油管には、逃弁であるリリーフ弁0202aが備えられていてもよい。リリーフ弁は、送油管内の圧力が異常に高まった場合に、これを開放して燃料を排出することで送油管内の圧力を一定圧力以下に維持するためのものである。後述のように送油管には管内圧力を一定圧力以下に維持するための安全逃弁が配置されることが望ましい。ポンプにも同様のリリーフ弁を備えることでポンプ内の圧力が異常に高まった場合の措置をより確実に行うことが可能となる。ポンプにリリーフ弁、送油管に安全逃弁を設ける場合には、弁の内部ねじを絞め込んだり緩めたりしてリリーフ弁のスプリングの縮み具合を調整することで安全な圧力として一定圧力を設定しておく。これにより、ポンプおよび送油管内の圧力がこの一定圧力を超えた場合に、自動的にスプリングが開放されて燃料が排出され、送油管内の圧力を一定圧力以下に回復することが可能となる。
なお、このほか本図に示すポンプには、ポンプを駆動するためのモータ0202d、マグネットスイッチ収納ボックス0202e(本図には現れないが内部にモータを保護するためのサーマルスイッチが収納されている)、ポンプ起動スイッチボックス0202fなどが備えられている。また、残油抜取りのための排出弁0206、逆止弁0211、流量計0212、圧力計0213も備えられているが、これらについては後述する。
ポンプおよびその周辺に備えられる部材の寸法の一例としては、図2Aに示すステンレス鋼板0217の正面幅が約500mm、ステンレス鋼板からポンプの他方の端0202cまでの高さが約600mmのものを挙げることができる。
ポンプは複数であってもよい。このようにポンプの台数を複数とすることで、例えば、高層である上に底面積も広いビルの解体工事において、ビルを平面的に分割して、各ポンプがそれぞれの分割エリアを担当するといった形でポンプを複数系統に分けることで、このような大規模なビルの解体工事を効率的に実施することが可能となる。また、一部のポンプをバックアック用とすることもできる。
(送油管)
「送油管」は、ポンプからの燃料を上階に導くためのものである。この送油管は、複数の金属管を少なくとも各フロアの位置において着脱可能に連結具で連結してなる。
図3は、送油管の形状の一例を示す。本図に示すように送油管0303は、複数の金属管0303aを連結具0303bで連結してなるものである。
送油管の素材には金属管が用いられる。ただし、一部が変形自在なゴム製などのフレキシブル管であってもよい。かかる構成の具体例については、別の実施例にて後述する。
送油管の寸法の一例として、管内の半径が13.8mmのものを挙げることができる。この場合、送油管の容量は、1m当たり0.587リットルとなるため、例えば送油管の全長が50mであれば、送油管全体の容量は約29.9リットルとなる。
複数の金属管を「少なくとも各フロアの位置において着脱可能に」連結具で連結するようにしたのは、上層階から順々に下に降りつつ作業をするため、作業を終えたフロアの送油管を取り外す際に、フロア単位で取り外すことができるようにするためである。このように各フロアの位置において送油管の着脱を行えるようにすることで、解体階の移動の際には、作業を終えたフロアの送油管を取り外すだけでよく、改めて送油管の組み替え作業が不要となるため、送油管の着脱を簡易に行うことができ、作業効率の向上に資することができる。
連結具は、公知のものを利用可能であり、例えばワンタッチカプラーやレバーカップリングなどのカップリングが考えられる。図3の例もかかるカップリングの例を示す。カップリングを用いることで、送油管の連結を簡易な動作で行うことが可能となる。
図4は、連結具の形状の一例を示す図であって、かかるカップリングの一例を示す。(a)は連結前の状態を示す。ここに示すように、カップリングには2本のアーム0403cが備えられており、連結時には、送油管として連結しようとする2本の金属管をそれぞれカップリングの上下からねじ込んだ上で、2本のアームを矢印A方向に垂直になるまで引き上げる。(b)には2本のアームを垂直になるまで引き上げた状態が示されている。この状態では、カップリングの基底部に設けたガスケット(本図には現れない)をアームの根元部が強力に圧着するため、2本の金属管が固定され、送油管の密閉性が完全に確保されることになる。
この例のように、送油管の連結は、連結具を金属管に連結してアームを引き上げるだけといった簡単な操作で行うことができる。また、送油管を取り外すときも同様の簡単な操作で行うことができる。従って、解体工事の簡易迅速な実行が可能となる。
なお、送油管には安全逃弁が配置されることが望ましい。安全逃弁は、送油管内の圧力が異常に高まった場合に、これを開放して燃料を排出することで送油管内の圧力を一定圧力以下に維持するためのものである。安全逃弁については改めて後述する。
(通気弁)
「通気弁」は、送油管の頂部近辺に配置されるものであり、これを開放するとともに後述の排出弁を開放することで、作業完了後における送油管内の残油の抜取りを行うためのものである。即ち、通気弁及び排出弁を開放することで、送油管の上下が開放されて通気弁から空気が流入するため、重力によって送油管内の残油が下に落ちて排出弁から送油管外に排出されることになる。
図5は通気弁の形状の一例を示す図である。本図に示す通気弁0504は、カップリングの例であり、バルブ0504aを回転させて弁を開閉するようにしたものである。通気弁をこのような形状・機能のものとすることで、解体工事中のビル内における日々の措置である残油の抜取りを、簡易な構造で、かつ簡単な操作で行えるようにすることが可能となる。なお、本図において送油管0503から通気弁と分岐して右下方向に伸びている管は次に述べる供給ライン0505である。
(供給ライン)
「供給ライン」は、送油管の頂部近辺に配置され、解体階で稼働する作業機械に燃料を供給するためのフレキシブルホース部分を備える。フレキシブルホース部分は、作業機械の設置場所に対応して柔軟な燃料供給を可能とするとともに、非使用時における収納を便宜から、変形自在に構成されるものであり、例えばゴム製のホースなどが考えられる。
ただし、供給ラインの送油管との接続部分は金属製フレキシブルチューブとすることが望ましい。これは、供給ラインの送油管との接続部分は作業中における作業機械の移動に伴い左右に著しく向きを変えるものであるので、この部分をフレキシブルホースにすると管が座屈して作業機械への給油が円滑に行えなくなるおそれがあるためである。
図6は、供給ラインの形状の一例を示す。供給ライン0605は、前述のように送油管0603から通気弁0604と分岐して設けられている。本図では、供給ラインの送油管との接続部分0605aが金属管であり、それに続く部分がゴム製ホースなどのフレキシブルホース0605bである。供給ラインの先端には作業機械に燃料を注入するためのノズル0605cが取り付けられている。
通気弁および供給ラインは送油管の頂部ないしその近辺に配置されるものであるから、解体階の移動の都度、取り除かれる送油管からいったんはずされて新たな解体階の送油管に付け替えられることになる。このため、通気弁および供給ラインの送油管への取り付け構造も簡易なものとすることが望ましく、ここでもカップリングを用いることが有用である。
(排出弁)
「排出弁」は、送油管の最下部付近に配置されるものであり、前述の通気弁を開放するとともにこれを開放することで、作業完了後における送油管内の残油の抜取りを行うためのものである。
図2Aに示したように、排出弁0206は、例えば流量計0212のやや上方において送油管から分岐した管の先に設けられ、矢印C方向に残油を排出するように構成されている。
(プール槽)
「プール槽」は、一般に溜め升と呼ばれ、万一供給ラインより燃料が漏洩した場合に当該漏洩した燃料を一時的にプールするためのものである。
図7は、プール槽の形状の一例を示す。本図は、図2A〜Cに現れるプール槽を斜視図で示したものであり、本図のプール槽0707の上にわたされたステンレス鋼板0717の上に、ポンプおよびその周辺部材が配置されることになる。プール槽の容積に特に限定はないが、安全を見込んで送油管内に収容可能な燃料容積を相当程度上回るものであることが望ましい。図2A〜Cおよび図7に示したプール槽の寸法は、長さ797mm×幅500mm×高さ302mmであり、容積は約120リットルである。この場合、対応する送油管内に収容可能な燃料容積の一例は前述のように約29.9リットルであり、プール槽の容積が送油管内に収容可能な燃料容積を相当程度上回るものとなる。
(解体階燃料抜出弁)
「解体階燃料抜出弁」は、送油管の頂部近辺に配置されるものであり、解体作業終了時に排出される供給ライン内の配管内残圧を一時的に開放するためのものである。上述のように、作業終了後には、火災防止のため配管システム内のすべての残油を抜き取る必要があるところ、送油管内の残油は通気弁および排出弁を開放することで自由落下により一気に排出弁から排出可能であるが、供給ライン内(特にフレキシブルホース内)の残油は、ホースがとぐろ状になっていたりして通気弁および排出弁を開放しただけでは一気に排出することが困難である場合も多い。そこで、通気弁・排出弁とは別に供給ライン内の残油を抜き取るための弁を備える口を送油管の頂部近辺に設け当該弁を開放することで供給ライン内の残油・残圧を抜き取り、これを解体階に設置したドラム缶などにいったんプールしてから、改めてプール槽などに排出するようにすることが考えられる。解体階燃料抜出弁は、このために自身を開放して供給ライン内の残油をドラム缶などに一時的にプールするために排出して配管内残圧を一時的に開放する機能を担うものである。前出の図5においても、解体階燃料抜出弁0519が備えられている例が示されている。
(安全逃弁)
「安全逃弁」は、前述のように、送油管に配置され、送油管内圧力を一定圧力以下に維持するためのものである。
送油管内の圧力は、作業機械使用時においては、管が密閉されているため、例えば5気圧程度の高圧となる。この場合、例えば作業機械への燃料の供給が何らかの事情でストップしたまま、受入口から燃料が取り入れられ続けると、管内の圧力が異常に高まり、破裂のおそれが生じて危険である。そこで、圧力計により送油管内の圧力を監視し、予め定められた一定圧力を超えた場合には、自動的に安全逃弁が開くように構成し、これにより安全逃弁から送油管外に燃料を排出することで、送油管内の圧力を元の圧力に回復する。
図8は、送油管に配置された安全逃弁の形状の一例を示す。本図の例では、送油管0803の途中に安全逃弁0808が設けられ、送油管内の圧力が以上に高まった場合、安全逃弁が自動的に開いて左方から燃料が排出されるようになっている。なお、本図の例では、安全逃弁の先に送油管内の圧力を監視するための圧力計0813が備えられている。
(逃配管)
「逃配管」は、安全逃弁からの燃料を受入口に導くように構成される。あるいは、逃配管を設けずに、安全逃弁から直接燃料がプール槽に落下するように構成してもよい。図7に示した構成は、受入口に導く前者の例である。
(開閉弁)
「開閉弁」は、受入口に備えられ、燃料の流通をON・OFFするように構成されている。燃料の流通をOFFにした場合には、当該燃料は遮断される。
(逆止弁)
「逆止弁」は、ポンプと、安全逃弁との間に備えられる。逆止弁は、安全逃弁から送油管外に排出すべき燃料が送油管内をポンプに向かって逆流しないようにするためのものである。前出の図2Aには、送油管0203の途中に逆止弁0211が設けられている状態が示されている。
(流量計)
「流量計」は、送油管の安全逃弁と送油管の供給ライン付け根との間に配置され、送油管内の流量を計測するためのものである。
(圧力計)
「圧力計」は、ポンプの燃料送り出し口と逆止弁との間に配置され、送油管内の圧力を計測するためのものである。
<効果>
本実施例の発明により、二階建て以上のビルの解体工事を円滑に実施しつつ、火災などの発生防止に配慮するため、作業完了後の残油の抜取りを簡単に行うことができ、かつ、作業中において配管内の圧力が異常に高まった場合に直ちに配管内の圧力を所定値以下に回復することが可能な配管システムを提供することができる。
<概要>
本実施例の配管システムは、実施例1の配管システムと基本的に共通するが、送油管がビル解体足場に固定されており、あるいは送油管の一部がフレキシブル管で、ビル解体足場に対して縦・横への配置を変更できるようにした点に特徴がある配管システムである。
<構成>
(全般)
図9は、本実施例の配管システムにおける送油管の一例を示す図であって、送油管0903がビル解体足場0920に固定されている状態を示す図である。ビル解体足場は、解体作業員が解体中のビル内を移動するために利用する足場であり、棒状または管状の金属材どうしを組み合わせて構築される。本図の例では、送油管は、ビル解体足場にボルトで取り付けられたクランプ0921によって緩衝材0922を介して把持されている。緩衝材には給油用燃料ゴムホースが用いられることが望ましい。ビル解体足場は上述のように金属材どうしを組み合わせて構築されるため、金属材どうしが擦れて火花が散ったりするおそれがあるが、緩衝材に給油用燃料ゴムホースを用いることで、かかる場合の火災発生のおそれを減らすことができる。給油用燃料ゴムホースは1箇所につき10cm程度あれば足りるので、廃材を利用可能である。
ビル解体足場は、通例、解体階の工事が完了するとそのフロアの部分が取り壊され、次の解体階(一つ下の階)の工事が完了するとそのフロアの部分が取り壊されるというように、工事の進捗に伴って上から順次取り壊されていく。一方、送油管も同様に解体階の工事の進捗に応じてビル解体足場と同じペースで取り壊されていく。そこで、本実施例のように、送油管をビル解体足場に固定することで、解体階ごとのビル解体足場と送油管の取り壊しを一挙に行うことが可能となり、簡易迅速な解体工事に資することができる。
また、本実施例の配管システムにおける送油管は、一部がフレキシブル管で、ビル解体足場に対して縦・横への配置を任意の方向へ変更できるように構成されるとともに、耐震性を兼ね備えたものであることが望ましい。
送油管の位置は、上下階でずれている場合があるので、その間をフレキシブル管でつなぐことで、ずれた管どうしの連結を適切に行うことができる。
図10は、本実施例の配管システムにおける送油管の一例を示す図であって、送油管の一部がフレキシブル管1003aで、ビル解体足場1020に対して縦・横への配置を任意の方向へ変更できるように構成されている例を示す。
<効果>
本実施例の発明により、解体階ごとのビル解体足場と送油管の取り壊しを一挙に行うことが可能となり、簡易迅速な解体工事に資することができる。また、送油管の位置が上下階でずれていても、ずれた管どうしの連結を適切に行うことができる。

Claims (10)

  1. 二階建て以上のビルを上階から順に解体する際に、解体階で稼働する作業機械に燃料を供給するための配管システムであって、
    作業機械に供給すべき燃料を地上階付近で受入れる受入口と、
    受入口からの燃料を解体階に圧送するためのポンプと、
    ポンプからの燃料を上階に導くために複数の金属管を少なくとも各フロアの位置において着脱可能に連結具で連結してなる送油管と、
    送油管の頂部近辺に配置される通気弁と、
    送油管の頂部近辺に配置され、解体階で稼働する作業機械に燃料を供給するためのフレキシブルホース部分を備えた供給ラインと、
    送油管の最下部付近に配置される排出弁と、
    万一供給ラインより燃料が漏洩した場合に当該漏洩した燃料を一時的にプールするプール槽と、
    からなる配管システム。
  2. 解体作業終了時に排出される供給ライン内の配管内残圧を一時的に開放するための送油管の頂部近辺に配置される解体階燃料抜出弁をさらに有する請求項1に記載の配管システム。
  3. 送油管に配置され、送油管内圧力を一定圧力以下に維持するための安全逃弁と、
    安全逃弁からの燃料を前記受入口に導く逃配管と、
    をさらに有する請求項1または2に記載の配管システム。
  4. 受入口には、燃料の流通をON・OFFする開閉弁が備えられている請求項1から3のいずれか一に記載の配管システム。
  5. 前記ポンプには、逃弁であるリリーフ弁が備えられている請求項1から4のいずれか一に記載の配管システム。
  6. 前記ポンプと、前記安全逃弁との間には、逆止弁が備えられている請求項1から5のいずれか一に記載の配管システム。
  7. 送油管の安全逃弁と送油管の供給ライン付け根との間に流量計を配置することを特徴とする請求項1から6のいずれか一に記載の配管システム。
  8. 前記ポンプの燃料送り出し口と前記逆止弁との間に配置される圧力計をさらに有する請求項1から7のいずれか一に記載の配管システム。
  9. 前記送油管は、ビル解体足場に固定されている請求項1から8のいずれか一に記載の配管システム。
  10. 前記送油管は、一部がフレキシブル管で、ビル解体足場に対して縦・横への配置を変更できる請求項1から9のいずれか一に記載の配管システム。
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