JP4464079B2 - 再生装置 - Google Patents
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は動画像信号に特殊効果処理を施して記録する装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、民生用ビデオカメラでは、テープより再生した画像とすべての音声が徐々に現れるフェードイン効果や、再生した画像とすべての音声が徐々に消えていくフェードアウト効果など、各種の特殊効果機能を持つものがあり、特許文献１に記載されている。
【０００３】
この種のビデオカメラでは、従来、磁気テープを使用しており、画像信号の残り再生時間を正確に把握することが困難であったが、近年、メモリカードスロットを備え、メモリカードに対して静止画像信号や動画像信号を記録する装置も登場している。この様にメモリカードに記録した動画像信号を再生する場合には残り再生時間を正確には把握することも可能である。
【０００４】
【特許文献１】
特開平８−２８９２００号公報
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前述のビデオカメラにより撮影、記録された動画像信号を再生する際に、ユーザがフェード効果処理を指示した場合、一つのシーンがフェードするために要する時間に満たない場合、そのシーンに対するフェード効果処理を完全に行うことができない。
【０００６】
本発明はこの様な問題を解決し、再生された動画像信号の一つのシーンがフェード処理などの特殊効果処理に必要な時間に満たない場合でも、特殊効果処理を可能とすることを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、本発明においては、記録媒体に記録された１つのシーンの動画を示す動画データを再生再生手段と、前記再生された１つのシーンの動画を示す前記動画データの前記１シーンの動画の始めから終わりまでの時間である再生時間を検出する再生時間検出手段と、前記記録媒体から再生された動画データに対して特殊効果処理を施す特殊効果手段と、前記再生時間検出手段により検出された前記再生時間が予め定められた時間よりも短い場合、前記特殊効果処理手段により特殊効果処理を施す時間を短くする制御手段とを備える構成とした。
【０００８】
【発明の実施の形態】
図１は本発明を適用したビデオカメラの再生系の要部構成を示す図である。
【０００９】
図１に於いて、１は動画データを記憶するところの外部メモリ、２は外部メモリ１のデータの読み出し制御を行うところの外部メモリ制御部、３は再生装置のシステム全体を制御するシステム制御部、４は再生装置を操作者が操作するための操作部、５は外部メモリ制御部２からの動画データを映像信号出力部７及び、ビューファインダー６に映像信号出力を行う再生信号処理部、６は動画データ再生信号を表示するビューファインダー部、７は動画データ再生信号を出力する映像信号出力部である。
【００１０】
次に、図１において、ユーザ操作部４にて外部メモリ１からの動画像信号の再生指示と共にフェードイン指示を行うと、システム制御部３は、外部メモリ１の動画データ再生時間を外部メモリ制御部２により読み出す制御を行う。
【００１１】
システム制御部３は、動画データ再生時間がフェード動作を行う為の最低動作時間より短い場合はフェードイン操作を無効とする。動画データ再生時間がフェードイン動作を行う最低動作時間より長い場合はフェードイン操作を有効とする。又、動画データ再生時間がフェードイン動作を行う最低動作時間より長く、任意の時間＋フェードイン動作時間より短い場合は、フェードイン動作時間を動画データ再生時間−任意の時間としてフェードイン制御を行う。動画データ再生時間がフェードイン動作の任意の時間＋フェードイン時間より長い場合は、既定のフェードイン時間のままフェードイン制御を行う。
【００１２】
システム制御部３は、再生信号処理部５に対してフェードイン制御を行わせるとともに、メモリ制御部２に外部メモリ１に記憶されている動画再生を行わせる。システム制御部３は、フェードイン時間経過後、再生信号処理部５に対してフェードイン制御をオフするように指示を行わせ、フェードイン処理を終了する。
【００１３】
また、操作部４によりフェードアウト指示を行うと、システム制御部３は、外部メモリ１の動画データ再生時間を外部メモリ制御部２により読み出す制御を行う。
【００１４】
システム制御部３は、動画データ再生時間がフェード動作を行う時間より短い場合はフェードアウト操作を無効とする。動画データ再生時間がフェード動作を行う時間より長い場合はフェードアウト操作を有効とし、システム制御部３は再生信号処理部５に対してフェード制御を行わせる。システム制御部３はフェード時間経過後、再生信号処理部５に対してフェード制御をオフするように指示を行わせ、メモリ制御部２に外部メモリ１に記憶されている動画再生の停止を行わせ、フェード処理を終了する。
【００１５】
図２は本形態における制御部３の動作を示すフローチャートである。以下、図２を用いて再生時の処理について説明する。
【００１６】
ユーザによるフェードイン操作を検出する（ステップＳ２０１）。次に、外部メモリ１の動画データ再生時間Ｔを外部メモリ制御部２により読み出す（ステップＳ２０２）。そして、動画データ再生時間Ｔがフェードイン動作を行う最低時間より短いか否かを判別し、短い場合はフェードイン操作を無効とする（ステップＳ２０３）。
【００１７】
また、動画データ再生時間Ｔがフェードイン動作を行う最低時間＋任意の時間より短いかを判断し（ステップＳ２０４）、動画データ再生時間Ｔがフェードイン動作を行う最低時間＋任意の時間より短い場合は、フェード時間を動画データ再生時間−任意の時間とする（ステップＳ２０５）。また、動画データ再生時間Ｔがフェードイン動作を行う最低時間＋任意の時間より長い場合は、規定のフェード時間とする（ステップＳ２０６）。
【００１８】
そして、動画再生を開始し（ステップＳ２０７）、再生信号処理部５によるフェードインの処理を開始すると共に内部のカウンタによるカウントを開始する（ステップＳ２０８）。そして、タイマがフェード時間分だけ経過したか否かを判別して（ステップＳ２０９）、フェード処理を終了する（ステップＳ２１０）。
【００１９】
一方、フェードアウトの場合、システム制御部３は図３のフローに従う処理を行う。
【００２０】
ユーザによるフェードアウト操作を検出する（ステップＳ３０１）。次に、外部メモリ１の動画データ再生時間Ｔを外部メモリ制御部２により読み出す（ステップＳ３０２）。そして、動画データ再生時間Ｔがフェードイン動作を行う最低時間より短いか否かを判別し、短い場合はフェードイン操作を無効とする（ステップＳ３０３）。
【００２１】
また、動画データ再生時間Ｔがフェードアウト動作を行う最低時間＋任意の時間より短いかを判断し（ステップＳ３０４）、動画データ再生時間Ｔがフェードアウト動作を行う最低時間＋任意の時間より短い場合は、フェード時間を動画データ再生時間−任意の時間とする（ステップＳ３０５）。また、動画データ再生時間Ｔがフェードアウト動作を行う最低時間＋任意の時間より長い場合は、規定のフェード時間とする（ステップＳ３０６）。
【００２２】
そして、再生信号処理部５によるフェードアウトの処理を開始すると共に内部のカウンタによるカウントを開始する（ステップＳ３０７）。そして、タイマがフェード時間分だけ経過したか否かを判別して（ステップＳ３０８）、フェード処理を終了し（ステップＳ３０９）、動画再生を停止する（ステップＳ３１０）。
【００２３】
以上説明したように、本形態によれば、動画再生時間がフェード時間＋任意の時間より短い場合はフェード動作時間を短くしてフェード制御を行うことにより、不完全なフェード処理とはならない効果がある。
【００２４】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、再生された動画像信号の一つのシーンがフェード処理などの特殊効果処理に必要な時間に満たない場合でも、特殊効果処理が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明が適用されるビデオカメラの要部構成を示す図である。
【図２】実施形態の再生時の動作を示すフローチャートである。
【図３】実施形態の再生時の動作を示すフローチャートである。
【発明の属する技術分野】
本発明は動画像信号に特殊効果処理を施して記録する装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、民生用ビデオカメラでは、テープより再生した画像とすべての音声が徐々に現れるフェードイン効果や、再生した画像とすべての音声が徐々に消えていくフェードアウト効果など、各種の特殊効果機能を持つものがあり、特許文献１に記載されている。
【０００３】
この種のビデオカメラでは、従来、磁気テープを使用しており、画像信号の残り再生時間を正確に把握することが困難であったが、近年、メモリカードスロットを備え、メモリカードに対して静止画像信号や動画像信号を記録する装置も登場している。この様にメモリカードに記録した動画像信号を再生する場合には残り再生時間を正確には把握することも可能である。
【０００４】
【特許文献１】
特開平８−２８９２００号公報
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前述のビデオカメラにより撮影、記録された動画像信号を再生する際に、ユーザがフェード効果処理を指示した場合、一つのシーンがフェードするために要する時間に満たない場合、そのシーンに対するフェード効果処理を完全に行うことができない。
【０００６】
本発明はこの様な問題を解決し、再生された動画像信号の一つのシーンがフェード処理などの特殊効果処理に必要な時間に満たない場合でも、特殊効果処理を可能とすることを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、本発明においては、記録媒体に記録された１つのシーンの動画を示す動画データを再生再生手段と、前記再生された１つのシーンの動画を示す前記動画データの前記１シーンの動画の始めから終わりまでの時間である再生時間を検出する再生時間検出手段と、前記記録媒体から再生された動画データに対して特殊効果処理を施す特殊効果手段と、前記再生時間検出手段により検出された前記再生時間が予め定められた時間よりも短い場合、前記特殊効果処理手段により特殊効果処理を施す時間を短くする制御手段とを備える構成とした。
【０００８】
【発明の実施の形態】
図１は本発明を適用したビデオカメラの再生系の要部構成を示す図である。
【０００９】
図１に於いて、１は動画データを記憶するところの外部メモリ、２は外部メモリ１のデータの読み出し制御を行うところの外部メモリ制御部、３は再生装置のシステム全体を制御するシステム制御部、４は再生装置を操作者が操作するための操作部、５は外部メモリ制御部２からの動画データを映像信号出力部７及び、ビューファインダー６に映像信号出力を行う再生信号処理部、６は動画データ再生信号を表示するビューファインダー部、７は動画データ再生信号を出力する映像信号出力部である。
【００１０】
次に、図１において、ユーザ操作部４にて外部メモリ１からの動画像信号の再生指示と共にフェードイン指示を行うと、システム制御部３は、外部メモリ１の動画データ再生時間を外部メモリ制御部２により読み出す制御を行う。
【００１１】
システム制御部３は、動画データ再生時間がフェード動作を行う為の最低動作時間より短い場合はフェードイン操作を無効とする。動画データ再生時間がフェードイン動作を行う最低動作時間より長い場合はフェードイン操作を有効とする。又、動画データ再生時間がフェードイン動作を行う最低動作時間より長く、任意の時間＋フェードイン動作時間より短い場合は、フェードイン動作時間を動画データ再生時間−任意の時間としてフェードイン制御を行う。動画データ再生時間がフェードイン動作の任意の時間＋フェードイン時間より長い場合は、既定のフェードイン時間のままフェードイン制御を行う。
【００１２】
システム制御部３は、再生信号処理部５に対してフェードイン制御を行わせるとともに、メモリ制御部２に外部メモリ１に記憶されている動画再生を行わせる。システム制御部３は、フェードイン時間経過後、再生信号処理部５に対してフェードイン制御をオフするように指示を行わせ、フェードイン処理を終了する。
【００１３】
また、操作部４によりフェードアウト指示を行うと、システム制御部３は、外部メモリ１の動画データ再生時間を外部メモリ制御部２により読み出す制御を行う。
【００１４】
システム制御部３は、動画データ再生時間がフェード動作を行う時間より短い場合はフェードアウト操作を無効とする。動画データ再生時間がフェード動作を行う時間より長い場合はフェードアウト操作を有効とし、システム制御部３は再生信号処理部５に対してフェード制御を行わせる。システム制御部３はフェード時間経過後、再生信号処理部５に対してフェード制御をオフするように指示を行わせ、メモリ制御部２に外部メモリ１に記憶されている動画再生の停止を行わせ、フェード処理を終了する。
【００１５】
図２は本形態における制御部３の動作を示すフローチャートである。以下、図２を用いて再生時の処理について説明する。
【００１６】
ユーザによるフェードイン操作を検出する（ステップＳ２０１）。次に、外部メモリ１の動画データ再生時間Ｔを外部メモリ制御部２により読み出す（ステップＳ２０２）。そして、動画データ再生時間Ｔがフェードイン動作を行う最低時間より短いか否かを判別し、短い場合はフェードイン操作を無効とする（ステップＳ２０３）。
【００１７】
また、動画データ再生時間Ｔがフェードイン動作を行う最低時間＋任意の時間より短いかを判断し（ステップＳ２０４）、動画データ再生時間Ｔがフェードイン動作を行う最低時間＋任意の時間より短い場合は、フェード時間を動画データ再生時間−任意の時間とする（ステップＳ２０５）。また、動画データ再生時間Ｔがフェードイン動作を行う最低時間＋任意の時間より長い場合は、規定のフェード時間とする（ステップＳ２０６）。
【００１８】
そして、動画再生を開始し（ステップＳ２０７）、再生信号処理部５によるフェードインの処理を開始すると共に内部のカウンタによるカウントを開始する（ステップＳ２０８）。そして、タイマがフェード時間分だけ経過したか否かを判別して（ステップＳ２０９）、フェード処理を終了する（ステップＳ２１０）。
【００１９】
一方、フェードアウトの場合、システム制御部３は図３のフローに従う処理を行う。
【００２０】
ユーザによるフェードアウト操作を検出する（ステップＳ３０１）。次に、外部メモリ１の動画データ再生時間Ｔを外部メモリ制御部２により読み出す（ステップＳ３０２）。そして、動画データ再生時間Ｔがフェードイン動作を行う最低時間より短いか否かを判別し、短い場合はフェードイン操作を無効とする（ステップＳ３０３）。
【００２１】
また、動画データ再生時間Ｔがフェードアウト動作を行う最低時間＋任意の時間より短いかを判断し（ステップＳ３０４）、動画データ再生時間Ｔがフェードアウト動作を行う最低時間＋任意の時間より短い場合は、フェード時間を動画データ再生時間−任意の時間とする（ステップＳ３０５）。また、動画データ再生時間Ｔがフェードアウト動作を行う最低時間＋任意の時間より長い場合は、規定のフェード時間とする（ステップＳ３０６）。
【００２２】
そして、再生信号処理部５によるフェードアウトの処理を開始すると共に内部のカウンタによるカウントを開始する（ステップＳ３０７）。そして、タイマがフェード時間分だけ経過したか否かを判別して（ステップＳ３０８）、フェード処理を終了し（ステップＳ３０９）、動画再生を停止する（ステップＳ３１０）。
【００２３】
以上説明したように、本形態によれば、動画再生時間がフェード時間＋任意の時間より短い場合はフェード動作時間を短くしてフェード制御を行うことにより、不完全なフェード処理とはならない効果がある。
【００２４】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、再生された動画像信号の一つのシーンがフェード処理などの特殊効果処理に必要な時間に満たない場合でも、特殊効果処理が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明が適用されるビデオカメラの要部構成を示す図である。
【図２】実施形態の再生時の動作を示すフローチャートである。
【図３】実施形態の再生時の動作を示すフローチャートである。
Claims (5)
- 記録媒体に記録された１つのシーンの動画を示す動画データを再生する再生手段と、
前記再生された１つのシーンの動画を示す前記動画データの前記１つのシーンの動画の始めから終わりまでの時間である再生時間を検出する再生時間検出手段と、
前記記録媒体から再生された動画データに対して特殊効果処理を施す特殊効果手段と、
前記再生時間検出手段により検出された前記再生時間が予め定められた時間よりも短い場合、前記特殊効果処理手段により特殊効果処理を施す時間を短くする制御手段とを備えたことを特徴とする再生装置。 - 前記制御手段は、前記動画データの再生時間が前記予め定められた時間よりも短い場合、前記特殊効果処理の実行時間を前記動画データの前記再生時間から所定の時間を差し引いた時間に変更することを特徴とする請求項１記載の再生装置。
- 前記特殊効果手段は複数種類の前記特殊効果処理を実行可能であることを特徴とする請求項１または２記載の再生装置。
- 前記予め定められた時間は、前記特殊効果処理の種類に関連づけられて設定されていることを特徴とする請求項１から３のいずれか１項記載の再生装置。
- 前記特殊効果処理はフェード処理を含むことを特徴とする請求項１から４のいずれか１項記載の再生装置。
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- 2003-06-24 JP JP2003179950A patent/JP4464079B2/ja not_active Expired - Fee Related
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2004
- 2004-06-08 US US10/863,604 patent/US7620292B2/en active Active
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