JP4463816B2 - 修正テープディスペンサのための回転自在のアプリケータチップ - Google Patents

Description

本発明は、移行テープ用のディスペンサーに関し、詳しくは、修正テープディスペンサのための回転自在のアプリケータチップに関する。

修正テープディスペンサは、一枚の紙のような基材上における、筆記あるいは印字上のエラーを含む失敗部分を隠すために使用され得る。修正テープディスペンサは、一般的なものでは、供給スプール及び巻き取りスプールを内部に配置したハウジングを含み、キャリヤリボンの第１端部が供給スプールの周囲に巻き付けられ、同第２端部が巻き取りスプールの周囲に巻き付けられる。キャリヤリボンの一方の側面には、紙基材上の失敗部分を隠すために使用する修正コーティング材がコーティングされる。
前縁部を持つプラットホームを有する塗布用端部、即ちアプリケータチップが、前縁部をハウジングの外側にする状態でハウジングに取り付けられる。アプリケータチップは、紙基材上へのキャリヤリボンの修正コーティング材の移行を助成する。

ハウジングは使用中は手で持つことができ、供給スプールを出たキャリヤリボンはプラットフォームを横断してアプリケータチップに向かい、前縁部を巡り、次いで巻き取りスプールに巻き取られる。前縁部は、基材上の被修正部分を隠すための修正コーティング材をキャリヤリボンから移行させるよう、また、そうした被修正部分の修正を容易化するよう、紙基材あるいはその他の基材の表面にキャリヤリボンを押し付ける。
紙基材上を前縁部が移動するに従い、修正コーティング材付きのキャリヤリボンが供給スプールから引き出され、他方、巻き取りスプールには、前縁部を通過して修正コーティング材が除去されたキャリヤリボンが巻き取られる。かくして、アプリケータチップの進行を止めて紙材から持ち上げるまで、修正コーティング材の直線的な連続ストリップが紙材上に配置される。

現在、アプリケータチップはこのアプリケータチップと基材との間の接触を容易に維持するべく可撓性を持たせた設計形状とされている。この設計形状は、基材に関するアプリケータチップの向きが安定しない、あるいは一定でなくとも、アプリケータチップの前縁部と、この前縁部が移動する紙基材との間の接触を容易に維持させることを目的とするものである。こうした設計のものでは、アプリケータチップの一部を覆う部分の断面が可撓性を持たせるために薄くされ、それ故、アプリケータチップには製造上の瑕疵及びあるいは欠陥を必然的に生じ易い薄肉部分が創出されるものが多い。

現在のアプリケータチップの他の設計形状のものには、テープガイドがアプリケータチップのプラットフォームから直交方向に伸延されるものがある。そうしたテープガイドは、修正テープディスペンサ使用中におけるアプリケータチップとキャリヤリボン及び前縁部の整合状態を維持し、且つキャリヤリボンがプラットフォームの側部からずれ落ちないようにすることを意図したものである。
従来のこうしたテープガイドは一般にハウジングの外側に配置される。こうした設計形状のものの大部分は、前縁部から直交方向に伸延するテープガイドを含むことから、ハウジング内部にぴったりと嵌合しつつも尚、ハウジング内部で回転するあるいは撓むことは出来ない。

特に図１及び図２を参照して説明するに、修正テープディスペンサ１０が例示される。修正テープディスペンサ１０は移行テープディスペンサの一例であって、これに限定するものではないが、粘着テープディスペンサ、ハイライトテープディスペンサ、装飾テープディスペンサを含むその他の移行テープディスペンサにおいてもここでの教示事項を実施し得るものとする。
修正テープディスペンサ１０は、使用中に片手で持てる寸法であり得るハウジング１２を含み、ハウジング１２の内部には供給スプール１４と、巻き取りスプール１６とが回転自在に配置される。ハウジング１２は、プラットフォーム２２を備えたアプリケータチップ２０がそこを貫いて配置される開口１８を有する。

キャリヤリボン２４の第１端部２６が供給スプール１４に連結され、第２端部２８が巻き取りスプール１６に連結され、前記第１端部２６の部分が供給スプール１４に沿って全体的に巻き付けられ、第２端部２８の部分が巻き取りスプール１６に沿って全体的に巻き付けられる。キャリヤリボン２４は、供給スプール１４から巻き取りスプール１６へと移動するに際して、アプリケータチップ２０を超えて且つその周囲に沿って配置される。キャリヤリボン２４の、アプリケータチップ２０のプラットフォーム２２から遠い側の側部上には釈放自在の修正コーティングが被着され得る。斯界に知られるように、図示しないスリップベルトを、供給スプール１４が回転するときにこのスリップベルトが回転して巻き取りスプール１６を駆動させるように供給スプール１４の周囲に設けることができる。

図３を参照するに、アプリケータチップ２０のプラットフォーム２２がＤ１方向に伸延され、上表面３０と、底面３２と前縁部３４と、後縁部３６と、第１側縁部３８と、第２側縁部４０とを含んでいる。プラットフォーム２２は、キャリヤリボン２４がその上部を容易に摺動し得るよう、実質的に平坦とされ得る。アプリケータチップ２０は、ポリエチレンあるいはポリプロピレンのような、可撓性を有しつつも尚丈夫な高分子から作製され得る。こうした特性を有するその他の好適な材料が斯界に知られている。

プラットフォーム２２の上表面３０の、第１側縁部３８及び第２側縁部４０に各隣接し且つ前縁部３４に近い位置から、プラットフォーム２２のＤ１方向に沿って、第１湾曲壁４２及び第２湾曲壁４４が各伸延される。第１湾曲壁４２はプラットフォーム２２と直交する平面に正接すると共に第１側縁部３８と交差し、第２湾曲壁４４はプラットフォーム２２と直交する平面に正接すると共に第２側縁部４０と交差する。第１湾曲壁４２と第２湾曲壁４４とは、プラットフォーム２２を覆って相互方向に湾曲され得る。

プラットフォーム２２の底面３２の、第１側縁部３８及び第２側縁部４０に各隣接し且つ前縁部３４に近い位置から、このプラットフォームの位置部に沿ってＤ１方向に向けて、第３湾曲壁５０及び第４湾曲壁５２が各伸延される。第３湾曲壁５０はプラットフォーム２２と直交する平面に正接すると共に第１側縁部３８と交差し、第４湾曲壁５２はプラットフォーム２２と直交する平面に正接すると共に第２側縁部４０と交差する。第３湾曲壁５０と第４湾曲壁５２とは、プラットフォーム２２を覆って相互方向に湾曲され得る。

第１湾曲壁４２、第２湾曲壁４４、第３湾曲壁５０、第４湾曲壁５２の組み合わせが円筒部４６の一部を形成し得る。第１湾曲壁４２と第２湾曲壁４４とはこの円筒部４６における第１長孔４８を画定し得、第３湾曲壁５０と第４湾曲壁５２とは同第２長孔５４を画定し得る。第１湾曲壁４２と第３湾曲壁５０とは円筒部４６の連続曲線部分を画定し得、第２湾曲壁４４と第４湾曲壁５２とは同じく、円筒部４６の連続曲線部分を画定し得る。

第１長孔４８と第２長孔５４とは、Ｄ１方向での長さに沿った幅が変化され得、本例では前縁部３４に近い方の前部幅Ｗ１の方が、後縁部３６に近い後部幅Ｗ２よりも広い。これにより、修正テープディスペンサ１０の使用中にキャリヤリボン２４が見え易くなる。

第１湾曲壁４２、第２湾曲壁４４、第３湾曲壁５０、第４湾曲壁５２は、修正テープディスペンサ１０の使用中に、プラットフォーム２２上での、且つアプリケータチップ２０内でのキャリヤリボン２４の保持を助成する。もし使用中にキャリヤリボン２４が第１側縁部３８及び第２側縁部４０の何れかに向けて摺動してもキャリヤリボン２４は前記各湾曲壁の湾曲形状部上を摺動し、座屈することがない。

図２及び図３に最も良く示されるように、上の第１湾曲壁４２と第２湾曲壁４４とは上表面３０で事実上プラットフォームの前縁部３４に向けて伸延され、第３湾曲壁５０と第４湾曲壁５２とは底面３２上で前縁部３４から後方に離間される。これにより、前縁部３４が第３湾曲壁５０及び第４湾曲壁５２と干渉することなく、紙基材上に直接押し付けられることが保証され得、更には、第１湾曲壁４２と第２湾曲壁４４とが、使用済みのキャリヤリボン２４をプラットフォーム２２上に保持することが保証され得るようになる。

アプリケータチップ２０は、プラットフォーム２２の後縁部３６に近い位置で第１側縁部３８及び第２側縁部４０から横方向に各伸延する第１支柱５６及び第２支柱５８を更に含む。第１支柱５６は第２支柱５８とは逆向きに伸延され得る。
ハウジング１２は第１支柱５６を受ける寸法とした第１受け孔あるいは受け凹所５７と、第２支柱５８を受ける寸法とした第２受け孔あるいは受け凹所５９を含み得る。図１ではこれら２つの受け凹所はハウジング１２の内部からハウジングの各壁を部分的にのみ貫いて伸延し、従って図示されない。第１受け凹所５７は図２に示され、第１受け凹所５７及び第２受け凹所５９は図３に示される。しかしながら、第１受け凹所５７及び第２受け凹所５９は、ハウジング１２の隔壁を完全に貫いて伸延する貫通孔とすることができる。第１受け凹所５７及び第２受け凹所５９内の第１支柱５６及び第２支柱５８は、ハウジング１２内でのアプリケータチップ２０の固定を助成する。また、第１支柱５６及び第２支柱５８は以下に説明するように第１受け凹所５７及び第２受け凹所５９内で回転自在である。アプリケータチップ２０が可撓性を有し得ることから、アプリケータチップ２０は第１受け凹所５７及び第２受け凹所５９内から第１支柱５６及び第２支柱５８を各引き抜くことにより、ハウジング１２から取り外すことができる。

アプリケータチップ２０は、間部分にプラットフォーム長孔６４を画定する第１脚部６０及び第２脚部６２を更に含み得る。プラットフォーム長孔６４は、以下に説明するように、プラットフォーム２２がハウジング１２内で撓み且つ回転し得るようにプラットフォーム２２に可撓性を付与する上で役立つ。本例ではプラットフォーム長孔６４は、プラットフォーム２２の後縁部３６から前縁部３４に近い部分に向けてＤ１方向に沿って伸延される。

使用に際し、ユーザーが前縁部３４を紙のような基材の表面に正しく整合させないと、この前縁部３４に沿って付与される力が非一様なものとなることがある。使用中にもし前縁部３４の一部分が紙基材から持ち上がると修正コーティングは紙基材上に正しく移行されないが、この問題は、アプリケータチップ２０の前縁部３４が、図４及び図５に示されるようにハウジング１２に関する軸Ａ−Ａの長さ方向を中心として撓みつつ回転することで解決される。前縁３４を紙基材６６に押し付ける間、ユーザーが例えばハウジング１２を捻るなどして前縁部３４に非一様な力が加わると、プラットフォーム２２が回転し且つ弾性的に撓み、そうした捻れが補償される。かくして前縁部３４と紙基材６６との接触状態が保証されるとともに、キャリヤリボン２４の修正コーティングは全て釈放されて紙基材６６上に配置されるようになる。プラットフォーム２２が回転し且つ弾性的に撓むのは、プラットフォーム長孔６４を設けたことで第１脚部６０が第２脚部６２とは無関係に曲がるようになること及び材料自体が弾性を有することに夫々部分的に基づくものである。

軸Ａ−Ａを中心とした前縁部３４の回転を更に増長させるために、第１支柱５６及び第２支柱５８は支柱軸Ｂ−Ｂを中心として夫々第１受け孔及び第２受け孔の内部で回転自在である。プラットフォーム２２に長孔が形成されることにより、第１支柱５６は第２支柱５８と無関係に回転可能であり、前縁部３４が回転すると、第１支柱５６及び第２支柱５８は、第１回転表示体６８及び第２回転表示体７０によって示される如く逆方向に回転する。かくして、本発明のアプリケータチップ構成によれば、２つの別個の軸を中心とした一つの回転が創出される。更には、本実施例では、プラットフォーム２２の上表面３０全体及び底面３２全体は撓み自在であり、かくしてキャリヤリボン２４がこれら上表面３０あるいは底面３２から剥がれないことが保証される。

本実施例では、第１湾曲壁４２、第２湾曲壁４４、第３湾曲壁５０、第４湾曲壁５２はハウジング１２の部分的に内側及び部分的に外側の何れにおいても伸延され得、しかも尚、ハウジング１２に関するアプリケータチップ２０の回転を許容する。これらの第１湾曲壁４２、第２湾曲壁４４、第３湾曲壁５０、第４湾曲壁５２はハウジング１２の内部に伸延させ得ることから、アプリケータチップのプラットフォームの各表面の長さ方向に関して更に長く伸延させることで、キャリヤリボン２４をアプリケータチップ２０上で一段と有効裡に保持することが可能となる。

図６には第２実施例としてのアプリケータチップ８０が例示される。本実施例ではアプリケータチップ８０はプラットフォーム８２を含み、プラットフォーム８２は第１側縁部８４第２側縁部８６と、後縁部８８とを有している。第１支柱９０及び第２支柱９２が、夫々第１側縁部８４及び第２側縁部８６から横方向外側へと相互に逆向きに伸延される。プラットフォーム８２には、後縁部８８からＤ２方向に沿って前縁部９９方向に伸延する長孔９８を間部分に画定する第１脚部９４及び第２脚部９６が含まれる。しかしながら、プラットフォーム８２から、第１側縁部８４及び第２側縁部８６に沿って平坦な第１ガイド壁１００及び第２ガイド壁１０２が上方に伸延される。第１ガイド壁１００及び第２ガイド壁１０２はキャリヤリボンをアプリケータチップ８０内に維持し、その製造上の加工は第１実施例の第１湾曲壁４２、第２湾曲壁４４、第３湾曲壁５０、第４湾曲壁５２よりも簡単である。アプリケータチップ８０は、先の実施例におけるように、軸Ｃ−Ｃを中心として回転するプラットフォーム８２と、支柱軸Ｄ−Ｄを中心として回転する第１支柱９０及び第２支柱９２とを含むものとして使用し得る。この構成は、部品及び加工が先の第１実施例におけるよりも安価である点で望ましいものであり得る。

図７には第３実施例としてのアプリケータチップ１１０が例示される。アプリケータチップ１１０は、前縁部１１４と、第１側縁部１１６及び第２側縁部１１８とを備えたプラットフォーム１１２を含んでいる。本例では第１実施例の各壁と類似の第１湾曲壁１２０及び第２湾曲壁１２２が用いられるが、プラットフォーム１１２は一体的構成、即ち、長孔を設けない構成を有している。本実施例は、前縁部１１４を回転させ得るようにするための別の手段を使用する場合、あるいは前縁部の回転量が少ない方が望ましい用途では有益である。本実施例はまた、部品及び加工が第１実施例のものよりも安価になり得る点でも有益である。

図８には第４実施例としてのアプリケータチップ１３０が例示される。アプリケータチップ１３０は、第１実施例におけると同様に、間部分に長孔１３８を画定する第１脚部１３４及び第２脚部１３６を備えたプラットフォーム１３２を含む。しかしながら、本例では長孔１３８は幾つかの切り欠き１４０を含んでおり、各切り欠き１４０がプラットフォーム１３２の可撓性を高めると共に、前縁部の回転量を一段と大きくしている。この切り欠き１４０あるいは不整形長孔の壁の特定形態は様々に変化させ得るものとする。

図９には第５実施例としてのアプリケータチップ１５０が例示され、第１実施例における如く、第１側縁部１５２及び第２側縁部１５４と、第１湾曲壁１５６、第２湾曲壁１５８、第３湾曲壁１６０、第４湾曲壁１６２とを含んでいる。しかしながら、本例では第１湾曲壁１５６、第２湾曲壁１５８、第３湾曲壁１６０、第４湾曲壁１６２は夫々、第１回転支承面１６４及び第２回転支承面１６６を有している。第１回転支承面１６４及び第２回転支承面１６６は第１湾曲壁１５６、第２湾曲壁１５８、第３湾曲壁１６０、第４湾曲壁１６２の各々から半径方向外側に伸延し、ハウジングの内側に接触して支承されるようになっている。これにより、アプリケータチップ１５０が回転する間は第１側縁部１５２と第２側縁部１５４とがハウジングの内側と接触しないことが保証されると共に、そうした回転が円滑に実施されることが保証される。
以上、本発明を実施例を参照して説明したが、本発明の内で種々の変更をなし得ることを理解されたい。

本発明に従う修正テープディスペンサの斜視図である。 図１の修正テープディスペンサの断面図である。 ハウジング内に配置するアプリケータチップの斜視図である。 ハウジング内のアプリケータチップの線ＩＶ−ＩＶに沿って切断した断面図である。 前方縁部が撓んだ状況を示す、図３のアプリケータチップの斜視図である。 長孔付きプラットフォーム及び四角形テープガイドを備える第２例のアプリケータチップの斜視図である。 丸形テープガイド及び長孔なしプラットフォームを備えた第３例のアプリケータチップの斜視図である。 プラットフォームの長孔に切り欠きを設けた第４例のアプリケータチップの斜視図である。 テープガイドに回転支承面を設けた第５例のアプリケータチップの斜視図である。

符号の説明

１０ 修正テープディスペンサ
１２ ハウジング
１４ 供給スプール
１６ 巻き取りスプール
２０ アプリケータチップ
２２ プラットフォーム
２４ キャリヤリボン
２６ 第１端部
２８ 第２端部
３０ 上表面
３２ 底面
３４ 前縁部
３６ 後縁部
３８ 第１側縁部
４０ 第２側縁部
４２ 第１湾曲壁
４４ 第２湾曲壁
４８ 第１長孔
５０ 第３湾曲壁
５２ 第４湾曲壁
５４ 第２長孔
５６ 第１支柱
５７ 第１受け凹所
５８ 第２支柱
５９ 第２受け凹所
６０ 第１脚部
６２ 第２脚部
６４ プラットフォーム長孔
６６ 紙基材
６８ 第１回転表示体
７０ 第２回転表示体
８０ アプリケータチップ
８２ プラットフォーム
８４ 第１側縁部
８６ 第２側縁部
８８ 後縁部
９０ 第１支柱
９２ 第２支柱
９４ 第１脚部
９６ 第２脚部
９９ 前縁部
１００ 第１ガイド壁
１０２ 第２ガイド壁
１１０ アプリケータチップ
１１２ プラットフォーム
１１４ 前縁部
１１６ 第１側縁部
１１８ 第２側縁部
１２０ 第１湾曲壁
１２２ 第２湾曲壁
１３０ アプリケータチップ
１３４ 第１脚部
１３６ 第２脚部
１３８ 長孔
１４０ 切り欠き
１５０ アプリケータチップ
１５２ 第１側縁部
１５４ 第２側縁部
１５６ 第１湾曲壁
１５８ 第２湾曲壁
１６０ 第３湾曲壁
１６２ 第４湾曲壁
１６４ 第１回転支承面
１６６ 第２回転支承面

Claims (17)

1. 修正テープディスペンサのハウジング内に配置するようになっている弾性の且つ回転自在のアプリケータチップであって、
   前縁部と、後縁部と、第１側縁部と、第２側縁部と、上表面と、底面とを含み且つ長手方向軸を画定するプラットフォームにして、上表面と、底面と、前縁部とがキャリヤリボンを支持するようになっているプラットフォームと、
   プラットフォームの第１側縁部から上方に伸延する第１壁と、
   プラットフォームの第２側縁部から上方に伸延する第２壁とを含み、
   前記プラットフォームが第１側縁部及び第２側縁部間に長孔を含む第２壁と、該長孔がプラットフォームにおける第１脚部及び第２脚部を画定し、
   第１脚部の第１側縁部から横方向外側に第１支柱が伸延され、該第１支柱がハウジング内の第１受け部内に回転自在に位置決めされ、
   第２脚部の第２側縁部から横方向外側に第２支柱が伸延され、該第２支柱がハウジング内の第２受け部内に回転自在に位置決めされ、前記第１支柱及び第２支柱が支柱軸を画定し、
   前記長手方向軸を中心として前記第１側縁部が回転すると第１支柱及び第２支柱が第１受け部及び第２受け部の各内部で前記支柱軸を中心として回転されるアプリケータチップ。
2. 第１壁が第１湾曲壁であり第２壁が第２湾曲壁である請求項１のアプリケータチップ。
3. 第１湾曲壁及び第２湾曲壁が、該第１湾曲壁及び第２湾曲壁から伸延する支承面を各々有している請求項２のアプリケータチップ。
4. 第１湾曲壁及び第２湾曲壁が、円筒形状の一部分を形成し且つ該第１湾曲壁及び第２湾曲壁間に円筒形状の長孔を画定する請求項２のアプリケータチップ。
5. 円筒形状の長孔の幅は、前縁部に近い方が後縁部に近い方よりも幅広である請求項４のアプリケータチップ。
6. 第１側縁部から下方に伸延する第３壁と、第２側縁部から下方に伸延する第４壁とを更に含む請求項１のアプリケータチップ。
7. 第１壁が第１湾曲壁であり、第２壁が第２湾曲壁であり、第３壁が第３湾曲壁であり、第４壁が第４湾曲壁である請求項６のアプリケータチップ。
8. 第１湾曲壁、第２湾曲壁、第３湾曲壁、第４湾曲壁が、円筒形状部分を形成する請求項７のアプリケータチップ。
9. 第１湾曲壁と第２湾曲壁とが円筒形状部分における長孔を画定する請求項８のアプリケータチップ。
10. 第１壁と第２壁とが、第３壁及び第４壁よりも前縁部に接近して配置される請求項６のアプリケータチップ。
11. 第１支柱と第２支柱とが、前縁部が長手方向軸を中心として回転するとき支柱軸を中心として逆向きに各回転する請求項１のアプリケータチップ。
12. 第１脚部と第２脚部とが複数の切り欠きを更に含む請求項１のアプリケータチップ。
13. 第１壁及び第２壁がいずれも平坦である請求項１のアプリケータチップ。
14. 移行テープディスペンサであって、
    一対の受け孔を含むハウジングと、
    ハウジング内に配置した供給スプールと、
    ハウジング内に配置した巻き取りスプールと、
    第１端部及び第２端部を有し、第１端部が供給スプールに結合され、第２端部が巻き取りスプールに結合されたキャリヤリボンと、
    ハウジング内に部分的に配置され、前縁部と、後縁部と、第１側縁部と、第２側縁部と、上表面と、底面とを具備するプラットフォームを含むアプリケータチップと、
    第１側縁部の一部分から上方に伸延する第１壁と、
    第２側縁部の一部分から上方に伸延する第２壁と、
    を含み、
    前記キャリヤリボンが、プラットフォームの前記第１側縁部及び第２側縁部間で、前記上表面上と、前記前縁部の周囲と、前記底面上とに配置され、
    前記プラットフォームが、第１脚部及び第２脚部を画定する長孔を含み、
    前記第１側縁部から横方向外側に第１支柱が伸延され、前記第２側縁部から横方向外側に第２支柱が伸延され、第１支柱及び第２支柱がハウジングの前記一対の受け穴の各内部で回転自在に配置される移行テープディスペンサ。
15. 第１壁及び第２壁が夫々第１湾曲壁及び第２湾曲壁である請求項１４の移行テープディスペンサ。
16. 第１湾曲壁がハウジングの内部に配置され、第２湾曲壁がハウジングの外側に配置される請求項１５の移行テープディスペンサ。
17. アプリケータチップが、ハウジング内の円形孔を貫いて伸延され且つ該円形孔内で回転自在である請求項１５の移行テープディスペンサ。

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