JP4461654B2 - 光走査装置、光走査装置に用いられる振動体及び光走査装置を備えた画像形成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、反射ミラー部を有する振動体の少なくとも一部を振動させることにより、反射ミラー部に入射した光の反射方向を変化させて光を走査する光走査装置、このような光走査装置に用いられる振動体及びこのような光走査装置を備えた画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、レーザープリンタやレーザー光を走査して映像を投影する表示装置等には光走査装置が使用されている。この光走査装置として、一般に、回転多面鏡(ポリゴンミラー)を用いるものや、振動駆動型反射鏡(ガルバノミラー)を用いるものがあるが、ガルバノミラー型のものはポリゴンミラー型のものに比べて機構が小型化でき、又、最近の半導体プロセス技術ではシリコン基板を用いたマイクロミラーの試作例なども報告されており、さらに小型化、軽量化、低コスト化が期待できる。
【0003】
このようなガルバノミラー型の光走査装置の従来例を図8に示す。図8に示すように、ベース台150には左右一対の支持部151,152が設けられ、この一対の支持部151,152上には振動体153が配置されている。この振動体153は、固定枠部154と、この固定枠部154の開口部154aに配置された反射ミラー部155と、この反射ミラー部155の重心を通る軸上の位置で反射ミラー部155と固定枠部154とを連結する一対の捻りバネ部156,156とから一体的に構成されている。固定枠部154の左右両端部分が一対の支持部151,152上に固定されている。
【0004】
又、駆動手段Dは、ベース台150上に配置された左右一対の固定電極157,158を有し、この一対の固定電極157,158は反射ミラー部155の左右両端部に対向する位置に配置されている。この一対の固定電極157,158の相手側の電極として反射ミラー部155が設けられ、該一対の固定電極157,158のいずれか一方と反射ミラー部155との間には切替スイッチSWを介して選択的に電圧を印加できるようになっている。尚、反射ミラー部155は外枠部154と一対の捻りバネ部156,156を介して接続されているため、反射ミラー部155への電圧印加は固定枠部154に印加すれば良い。
【0005】
上記構成において、一方の固定電極157と反射ミラー部155との間に電圧が印加されたときには、反射ミラー部155の左側が静電力により吸引されて反射ミラー部155が一対の捻りバネ部156,156を軸として反時計方向に回転する。又、他方の固定電極158と反射ミラー部155との間に電圧が印加されたときには、反射ミラー部155の右側が静電力により吸引されて反射ミラー部155が一対の捻りバネ部156,156を軸として時計方向に回転する。従って、駆動手段Dによって一対の固定電極157,158に交互に電圧が印加されることによって反射ミラー部155が左右に振動するものである。そして、この反射ミラー部155に入射した光は、反射ミラー部155の振動によって反射方向が変化され、これによって反射光の走査が行われる。
【0006】
このようなガルバノミラー型の光走査装置の走査周波数は反射ミラー部155の共振周波数により定まり、反射光の走査角は反射ミラー部155の振れ角により定まる。そして、反射ミラー部155は一対の捻りバネ部156,156の捻り変形によって往復回転運動するため、反射ミラー部155の慣性モーメントを一定とした場合には、反射ミラー部155の共振周波数及び振れ角は、捻りバネ部156,156の捻り剛性により定まる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような従来のガルバノミラー型の光走査装置においては、反射ミラー部155の共振周波数及び振れ角は、共に一対の捻りバネ部156,156の捻り剛性により定まることになるため、共振周波数及び振れ角を共に向上させることは困難であるという問題があった。なぜなら、反射ミラー部155の共振周波数を向上させるためには捻りバネ部156,156の剛性を高くしなければならないが、振れ角を向上させるためには捻りバネ部156,156の柔軟性を確保しなければならないので、両者は二律背反の関係にあるからである。
【0008】
具体的には、共振周波数を向上させるために捻りバネ部156,156の剛性を高くしようとすると、捻りバネ部156,156の厚さを厚くしたり、幅を太くしたりする必要がある。しかし、そうすると振れ角が十分でなくなるため、捻りバネ部156,156の長さを長くすることになる。従って、光走査装置全体が大型化したり、捻り振動以外の固有振動が増大して光走査に悪影響を及ぼしたりするという問題があった。
【0009】
本発明は、上記のような問題を解決するためになされたものであり、反射ミラー部の共振周波数を確保しながら十分な振れ角を得ることができると共に、装置全体をコンパクト化できて、捻り振動以外の固有振動が発生しにくい光走査装置等を提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】
上記のような課題を解決するために、本願の請求項1に係る発明は、反射ミラー部を有する振動体の少なくとも一部を振動させることにより、反射ミラー部を回転させ、前記反射ミラー部に入射した光の反射方向を変化させて光を走査する光走査装置において、前記振動体は、前記反射ミラー部の両側面に連結され、前記反射ミラー部の回転軸線に略平行な方向に延出し、振動により捻れ変位が発生する一対の第1の捻りバネ部と、前記一対の第1の捻りバネ部の各々に連結され、前記反射ミラー部に略平行な面上で、且つ前記回転軸線に略垂直な方向において、前記第1の捻りバネ部の両側に延出する一対の第1バネ部分と、前記一対の第1バネ部分の両端の各々に連結され、前記反射ミラー部に略平行な面上で、且つ前記回転軸線に略平行に延出する4つの第2バネ部分と、を有し、振動により捻れ変位が発生する一対の第2の捻りバネ部と、前記一対の第2の捻りバネ部の前記第2バネ部分に連結され、前記反射ミラー部に略平行な面上で、且つ前記回転軸線に略垂直な方向において、前記第2バネ部分の両側に延出し、前記反射ミラー部に略平行な面上で、前記反射ミラー部、前記一対の第1の捻りバネ部、及び前記一対の第2の捻りバネ部を囲う固定枠部と、前記4つの第2バネ部分のうち、前記反射ミラー部を挟んで対向する一対の前記第2バネ部分、または前記回転軸線を挟んで対向する一対の前記第2バネ部分に設けられ、前記反射ミラー部を振動させる一対の振動駆動源と、を備えることを特徴とする。
【0011】
このように、光走査装置の振動体には、第1の捻りバネ部と、第2の捻りバネ部と、を設けたので、単なる棒状に形成された捻りバネ部が一箇所で固定枠部に連結された場合と比較して、反射ミラー部が振動して捻れ変位した場合、捻りバネ部と固定枠部との連結点に発生する応力を分散させることができると共に、第1の捻りバネ部のみに応力が集中することなく第2の捻りバネ部にも応力を分散させることができる。従って、捻りバネ部を徒に太くしたり長くしたりしなくても、コンパクトな設計で、反射ミラー部の共振周波数を確保しながら十分な振れ角を得ることができるという効果を奏する。また、第1の捻りバネ部及び第2の捻りバネ部の構成に設計自由度が高いことから、反射ミラー部の共振周波数を確保しながら捻り振動以外の不要な固有振動が捻りの固有振動数付近に発生しない構成とすることができるという効果を奏する。また、第2の捻りバネ部に曲げ変位を起こさせれば、反射ミラー部に捻れ変位を発生させることができる。従って、曲げの振動駆動源により捻れ変位を発生させるため、捻りバネへの振動駆動源の敷設が容易になるという効果を奏する。また、反射ミラー部を挟んで対向する一対の第2バネ部分、または一対の第1の捻りバネ部を結ぶ延長線を挟んで対向する一対の第2バネ部分に、反射ミラー部を振動させる振動駆動源を設けたので、反射ミラー部を支持する捻りバネ部の固定枠部に近い部分を振動させることになり、振動駆動源付近では低電圧で小さな振幅を発生させたとしても、反射ミラー部では効率よく十分大きな振れ角で捻り振動を発生させることができるという効果を奏する。
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
【0017】
まず、図1を参照して、本発明に係る光走査装置1を備えた網膜走査型画像形成装置(以下「画像形成装置」という)100の全体構造について説明する。図1は本発明に係る光走査装置1を備えた画像形成装置100の概略構成を示す説明図である。
【0018】
本実施形態に係る画像形成装置100は、観察者の網膜上に直接画像を結像させるように構成されており、観察者の頭部に装着して使用するディスプレイ装置である。図1に示すように、画像形成装置100は、映像信号供給回路103,光源ドライブ回路104,105,106,光源107,108,109,ダイクロイックミラー111,111,111,結合光学系112,コリメートレンズ113,(水平)光走査装置1,水平駆動走査系114,第1のリレー光学系115,垂直駆動走査系116, 垂直光走査装置,第2のリレー光学系123,光センサ125,BD信号検出回路127等から構成されている。
【0019】
映像信号供給回路103は、光源ドライブ回路104,105,106に接続されており、これらに対し入力された映像信号に基づいて各色の駆動信号を供給するものである。また、映像信号供給回路103は、(水平)光走査装置1の水平駆動走査系114及び垂直光走査装置の垂直駆動走査系116にも接続されており、走査動作の同期に必要な水平同期信号及び垂直同期信号を供給している。BDセンサ125は、走査光がBDセンサ125上を通過する際に得られる電気信号をBD信号検出回路に送っている。映像信号供給回路103では、BD信号検出回路により得られた信号を利用することで、画像信号の開始タイミングをより正確に決定することができる。
【0020】
光源ドライブ回路104.105,106は、映像信号供給回路103から供給される映像信号に基づいて青色光源107,緑色光源108,赤色光源109を強度変調させるための駆動信号を供給する回路である。これらの光源107,108,109は、駆動信号に基づいてそれぞれ青色、緑色、赤色の各波長に対応する強度変調されたレーザー光の光束を発生させるものである。
【0021】
コリメート光学系110,110,110は、それぞれの光源107,108,109から拡散するように発生された3色のレーザ光を平行光として、ダイクロイックミラー111,111,111に入射させる。そして、ダイクロイックミラー111,111,111は3色のレーザ光を合成し、合成された3色のレーザ光は結合光学系112により結合されて光ファイバー129に導かれる。そして、光ファイバー129を経由してコリメートレンズ113から平行光として射出されたレーザ光は、光走査装置1の反射ミラー部8に入射する。
【0022】
(水平)光走査装置1は、映像信号供給回路103から供給される水平同期信号に基づいて駆動される水平駆動走査系114により反射ミラー部8を振動させることにより、反射ミラー部8に入射したレーザー光の反射方向を変化させてレーザー光を水平方向に走査するものである。このようにして走査されたレーザー光は、リレー光学系115を経由して垂直光走査装置の反射ミラー部121に導かれる。なお、光走査装置1の構成の詳細については、後述する。
【0023】
垂直光走査装置は、映像信号供給回路103から供給される垂直同期信号に基づいて駆動される垂直駆動走査系116により反射ミラー部121を振動させることにより、反射ミラー部121に入射したレーザー光の反射方向を変化させてレーザー光を垂直方向に走査するものである。つまり、(水平)光走査装置1と垂直光走査装置により、レーザー光は二次元的に走査されるのである。このようにして走査されたレーザー光は、リレー光学系123により光束としてビーム整形されて、観察者の瞳孔に入射されると共に、網膜上に直接画像として結像される。
【0024】
次に、図2から図4を参照して、上記のような画像形成装置100に用いられる光走査装置1の構成について説明する。図2は、本発明の第1実施形態に係る光走査装置1を示す分解斜視図であり、図3は、本発明に係る光走査装置1の振動体6の要部を示す斜視図であり、図4は、本発明の第1実施形態に係る光走査装置1の構造を示す分解斜視図である。
【0025】
図2に示すように、光走査装置1のベース台2上には一定の間隔を置いて平行に左右一対の支持部3,4が一体的に形成されており、この一対の支持部3,4の間の上面には、凹部2a及び凹部2bが形成されている。凹部2aは、支持部3,4に隣接するように形成されている。この凹部2aには、後述する振動体5の第2の捻りバネ部10を振動させるための電極11,12が配置されている。凹部2aは比較的浅く形成されているが、これは捻りバネ部10と電極11,12をより近く位置させて捻りバネ部10を効率よく振動させるためである。また、凹部2bは、凹部2aの間の中央部に比較的深い溝状に形成されている。これは反射ミラー部8の振動を妨げないようにするためである。このようにして構成されたベース台2上に振動体5が配置されている。
【0026】
振動体5は、反射ミラー部8と、反射ミラー部に連結される捻りバネ部9,10と、捻りバネ部9,10が連結される固定枠部7とからなる。
【0027】
反射ミラー部8は、振動されることにより入射した光の反射方向を変化させるものである。反射ミラー部8は方形状に形成され、固定枠部7のほぼ中央部に配置されている。図3に示すように、反射ミラー部8の表面には光反射膜8aが形成されており、反射効率を高めるようにしている。なお、反射ミラー部8の共振周波数は、動作振動周波数にほぼ一致するように設定するのが好ましい。
【0028】
捻りバネ部9,10は、固定枠部7のほぼ中央部に配置された反射ミラー部8を捻れ変位可能に支持するものである。捻りバネ部9,10は、反射ミラー部8の両側面の重心位置に連結され、振動により捻れ変位が発生する第1の捻りバネ部9と、その第1の捻りバネ部9に連結され、且つ、振動体5の固定枠部7に対して第1の捻りバネ部9の幅よりも広い間隔で連結されると共に、振動により捻れ変位が発生する第2の捻りバネ部10と、からなる。第1の捻りバネ部9は反射ミラー部8を直接支持し、第2の捻りバネ部10は第1の捻りバネ部9を支持することにより反射ミラー部8を間接的に支持するものである。
【0029】
第2の捻りバネ部10は、平面視L字状、又は逆L字状に形成されており、その一端部が第1の捻りバネ部9に対して略垂直状に連結され、且つ、その他端部が固定枠部7に対して略垂直状に連結されている。本実施形態では、1つの第1の捻りバネ部9に対して2つの第2の捻りバネ部10が一体的に連結されている。そして、第1の捻りバネ部9は、反射ミラー部8の重心を通る直線上に配置され、第2の捻りバネ部10は、その直線を中心として対称となるように配置されている。
【0030】
このように捻りバネ部9,10を構成したことにより、反射ミラー部8が振動して捻れ変位した場合でも、捻りバネ部9,10と固定枠部7との連結点に発生する応力を分散させることができる。従って、捻りバネ部を徒に太くしたり長くしたりしなくても、反射ミラー部の共振周波数を確保しながら十分な振れ角を得ることができると共に、装置全体をコンパクト化できて、捻り振動以外の固有振動の発生を防止することができる。
【0031】
固定枠部7は、反射ミラー部8に連結された捻りバネ部9,10を支持すると共に、振動体5をベース台2に固着させるものである。具体的には、固定枠部7の左外側端部はベース台2の一方の支持部3に固着され、右外側端部はベース台2の他方の支持部4に固着されている。そして、振動体5をベース台2の上面に固着した状態において、電極11,12が第2の捻りバネ部10の下方であって、捻りバネ部10に対向する位置に配置されている。従って、振動ミラー部8を支持する捻りバネ部9の根元部分、すなわち第2の捻りバネ部10を振動させることにより、振動ミラー部8を低い電圧で効率よく十分な振れ角で振動させることができる。
【0032】
上記のような構成の振動体5の作製は、例えばシリコンウエハ上にパターン形成し、これをエッチングすることにより一体形成する。そして、反射ミラー部8となるべき箇所の表面にAl,Au等の材料より反射膜8aを形成すれば完成する。このように作製することによって複数のものを同時に作製できる。
【0033】
なお、図4に示すように、光走査装置1を密閉構造として内部を減圧し又は不活性ガスを充填すれば、耐環境性が向上するし、空気抵抗が減るので反射ミラー部8の振動をより効率よく行うことができる。具体的には、筐状に形成されたベース台2の上面を、振動体5を挟持した状態で偏向する光ビームが透過する材質で形成された蓋体20で密封した上で、減圧又は不活性ガスの充填を行う。
【0034】
駆動手段Dは、ベース台2の上面に形成された凹部2aに分割配置された左右一対の固定電極11,12を有し、この各固定電極11,12は、上記のように第2の捻りバネ部10に対向するように配置されている。この各固定電極の相手側の電極は第2の捻りバネ部10,10にて形成され、第2の捻りバネ部10,10と各固定電極11,12との間には切換えスイッチSWにて選択的に電圧を印加できるように構成されている。そして、駆動手段Dは、切換えスイッチSWを順次切換え制御することによって一対の固定電極11,12に交互に電圧を印加するように構成されている。
【0035】
このような構成において、一方(図2における奥側)の固定電極11に電圧が印加されたときには、一方(同奥側)の第2の捻りバネ部10が静電力によって吸引されて下方に移動する。すると、第2の捻りバネ部10の下方移動が一方(同奥側)の捩じりバネ部9を介して反射ミラー部8に伝達され、これが回転トルクとなって反射ミラー部8が略重心を通る軸を中心として回転する。
【0036】
又、他方(図2における手前側)の固定電極12に電圧が印加されたときには、前記一方(同奥側)の吸引されていた第2の捻りバネ部10の吸引力が解除されてその第2の捻りバネ部10が上方に戻ると共に、他方(同手前側)の第2の捻りバネ部10が静電力によって吸引されて下方に移動する。すると、その第2の捻りバネ部10の下方移動が他方(同手前側)の捩じりバネ部10を介して反射ミラー部8に伝達され、これが回転トルクとなって反射ミラー部8が略重心を通る軸を中心として回転する。
【0037】
そして、駆動手段Dによって一対の固定電極11,12に交互に電圧が印加されると、上記反射ミラー部8の回転が繰り返され、これによって反射ミラー部8が振動するものである。
【0038】
上記動作にあって、第2の捻りバネ部10からの駆動力が第1の捻りバネ部9を介して反射ミラー部8の振動(回転)中心の近傍に作用するため、小さな駆動ストロークで大きな振動角が得られる。又、反射ミラー部8には駆動手段Dの部材を何等配置する必要がないため、反射ミラー部8のサイズが小さくて良く高速振動が可能である。
【0039】
なお、駆動手段Dは、一対の第2の捻りバネ部10,10に対し別個独立に駆動力を作用するように構成されているが、反射ミラー部8を共振振動によって振動させるのであれば、いずれか一方の第2の捻りバネ部10にのみ駆動力を作用させるように構成しても良い。
【0040】
次に、本発明の第2実施形態に係る光走査装置1Bについて、図5を参照して説明する。図5は、本発明の第2実施形態に係る光走査装置1Bを示す分解斜視図である。なお、第2実施形態に係る光走査装置1Bにおいては、前記第1実施形態と比較して駆動手段Dの構成のみが相違し、他の構成は同一であるため、駆動手段Dの構成のみを説明し、その他の構成は図面に同一符号を付してその説明を省略する。
【0041】
第2実施形態においては、駆動手段Dとして、一対の第2の捻りバネ部10,10の上下面にPZT等からなる圧電体30,30がそれぞれ配置されている。この上下一対の圧電体30,30によって圧電バイモルフが構成されている。そして、一対の圧電バイモルフには互いに逆位相の電圧を周期的に印加するように構成されている。この圧電バイモルフを構成する一対の圧電体30,30間に電圧が印加されると、圧電材料が分極して第2の捻りバネ部10が撓むため、捩じりバネ部9を介して第1実施形態と同様な回転トルクを反射ミラー部8に作用させることができる。
【0042】
尚、圧電体30は第2の捻りバネ部10の上下面の少なくとも一方だけ配置してもよく、この場合には圧電ユニモルフとして作用し、圧電バイモルフの場合に比べて発生力は低下するものの、同様な動作で行うことが可能である。
【0043】
次に、本発明の第3実施形態に係る光走査装置1Cについて、図6を参照して説明する。図6は、本発明の第3実施形態に係る光走査装置1Cを示す分解斜視図である。なお、第3実施形態に係る光走査装置1Cにおいては、前記第1実施形態と比較して駆動手段Dの構成のみが相違し、他の構成は同一であるため、駆動手段Dの構成のみを説明し、その他の構成は図面に同一符号を付してその説明を省略する。
【0044】
第3実施形態においては、駆動手段Dとして、ベース台2の下方であって手前側と奥側に一対の圧電積層アクチュエータ部40,41が配置されており、この一対の圧電積層アクチュエータ部40,41には互いに逆位相の電圧を周期的に印加するように構成されている。圧電積層アクチュエータ部40,41は印加される電圧によって積層方向に体積変動するため、一方(図6における手前側)の圧電積層アクチュエータ部40が下方に移動すると、振動体5の一方(同手前側)が下方に変位するため、反射ミラー部8に回転トルクが作用する。又、他方(同奥側)の圧電積層アクチュエータ部41が下方に移動すると、振動体5の他方(同奥側)が下方に変位するため、反射ミラー部8に反対方向の回転トルクが作用する。そして、駆動手段Dによって一対の圧電積層アクチュエータ部40,41に互いに逆位相の電圧が周期的に印加されると、上記反射ミラー部8の正逆回転が繰り返され、これによって反射ミラー部8が振動するものである。なお、圧電積層アクチュエータ部は、必ずしも一対設ける必要はなく、一方にだけ配置するようにしてもよい。
【0045】
次に、本発明の第4実施形態に係る光走査装置1Dについて、図7を参照して説明する。図7は、本発明の第4実施形態に係る光走査装置1Dを示す分解斜視図である。なお、第4実施形態に係る光走査装置1Dにおいては、前記第1実施形態と比較して駆動手段Dの構成のみが相違し、他の構成は同一であるため、駆動手段Dの構成のみを説明し、その他の構成は図面に同一符号を付してその説明を省略する。
【0046】
第4実施形態においては、駆動手段Dとして、振動体5の第2の捻りバネ部10,10の上面を通るように駆動コイル52が配置されており、ベース台2の凹部2aの上面には捻りバネ部10,10に対向するように永久磁石50,51が配置されている。そして、駆動コイル52には互いに逆相の駆動電流を周期的に通電するように構成されている。従って、駆動コイル52に互いに逆相の駆動電流を周期的に通電すると、一方(図7における手前側)の捻りバネ部10と他方(同奥側)の捻りバネ部10とが交互に永久磁石50,51に対して吸引、反発を繰り返し、これにより、上記と同様な回転トルクが反射ミラー部8に作用するため、反射ミラー部8が振動するものである。
【0047】
以上のように、第1〜第4実施形態の各光走査装置によれば、駆動手段Dは一対の捻りバネ部10,10に別個独立に駆動力を作用させる構成とすれば良いため、駆動手段Dの構成として種々のものが適用でき自由度が高い。また、駆動手段Dは一対の捻りバネ部10,10に別個独立に駆動力を作用させることができれば良いので、第1〜第4実施形態以外の構成でも良い。
【0048】
また、前記各実施形態によれば、光走査装置1の適用例として画像形成装置を示したが、電子写真式複写機、レーザビームプリンタ、バーコードリーダ等の光学機器の走査装置や、光ディスクのトラッキング制御装置の光偏向装置等にも適用できることはもちろんである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る光走査装置を備えた画像形成装置の概略構成を示す説明図である。
【図2】 本発明の第1実施形態に係る光走査装置を示す分解斜視図である。
【図3】 本発明に係る光走査装置の振動体の要部を示す斜視図である。
【図4】 本発明の第1実施形態に係る光走査装置の構造を示す分解斜視図である。
【図5】 本発明の第2実施形態に係る光走査装置を示す分解斜視図である。
【図6】 本発明の第3実施形態に係る光走査装置を示す分解斜視図である。
【図7】 本発明の第4実施形態に係る光走査装置を示す分解斜視図である。
【図8】 従来の光走査装置を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
1 光走査装置
2 ベース台
5 振動体
7 固定枠部
8 反射ミラー部
9 第1の捻りバネ部
10 第2の捻りバネ部
11 電極
12 電極
Claims (5)
- 反射ミラー部を有する振動体の少なくとも一部を振動させることにより、反射ミラー部を回転させ、前記反射ミラー部に入射した光の反射方向を変化させて光を走査する光走査装置において、
前記振動体は、
前記反射ミラー部の両側面に連結され、前記反射ミラー部の回転軸線に略平行な方向に延出し、振動により捻れ変位が発生する一対の第1の捻りバネ部と、
前記一対の第1の捻りバネ部の各々に連結され、前記反射ミラー部に略平行な面上で、且つ前記回転軸線に略垂直な方向において、前記第1の捻りバネ部の両側に延出する一対の第1バネ部分と、前記一対の第1バネ部分の両端の各々に連結され、前記反射ミラー部に略平行な面上で、且つ前記回転軸線に略平行に延出する4つの第2バネ部分と、を有し、振動により捻れ変位が発生する一対の第2の捻りバネ部と、
前記一対の第2の捻りバネ部の前記第2バネ部分に連結され、前記反射ミラー部に略平行な面上で、且つ前記回転軸線に略垂直な方向において、前記第2バネ部分の両側に延出し、前記反射ミラー部に略平行な面上で、前記反射ミラー部、前記一対の第1の捻りバネ部、及び前記一対の第2の捻りバネ部を囲う固定枠部と、
前記4つの第2バネ部分のうち、前記反射ミラー部を挟んで対向する一対の前記第2バネ部分、または前記回転軸線を挟んで対向する一対の前記第2バネ部分に設けられ、前記反射ミラー部を振動させる一対の振動駆動源と、を備えることを特徴とする光走査装置。 - 全ての前記4つの第2バネ部分に4つの前記振動駆動源を備えることを特徴とする請求項1に記載の光走査装置。
- 前記振動駆動源は、前記第2バネ部分と前記固定枠部とにわたって設けられることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の光走査装置。
- 請求項1から請求項3に記載の光走査装置に用いられる振動体。
- 請求項1から請求項3に記載の光走査装置を備えた画像形成装置。
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