JP7375471B2 - 可動装置、画像投影装置、ヘッドアップディスプレイ、レーザヘッドランプ、ヘッドマウントディスプレイ、物体認識装置、及び車両 - Google Patents

可動装置、画像投影装置、ヘッドアップディスプレイ、レーザヘッドランプ、ヘッドマウントディスプレイ、物体認識装置、及び車両 Download PDF

Info

Publication number
JP7375471B2
JP7375471B2 JP2019197896A JP2019197896A JP7375471B2 JP 7375471 B2 JP7375471 B2 JP 7375471B2 JP 2019197896 A JP2019197896 A JP 2019197896A JP 2019197896 A JP2019197896 A JP 2019197896A JP 7375471 B2 JP7375471 B2 JP 7375471B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cantilever
light
movable
movable device
connecting portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019197896A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021071583A (ja
Inventor
渉 横田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2019197896A priority Critical patent/JP7375471B2/ja
Priority to US17/023,600 priority patent/US11947113B2/en
Publication of JP2021071583A publication Critical patent/JP2021071583A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7375471B2 publication Critical patent/JP7375471B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B27/00Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
    • G02B27/01Head-up displays
    • G02B27/017Head mounted
    • G02B27/0172Head mounted characterised by optical features
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B26/00Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements
    • G02B26/08Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements for controlling the direction of light
    • G02B26/0816Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements for controlling the direction of light by means of one or more reflecting elements
    • G02B26/0833Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements for controlling the direction of light by means of one or more reflecting elements the reflecting element being a micromechanical device, e.g. a MEMS mirror, DMD
    • G02B26/0858Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements for controlling the direction of light by means of one or more reflecting elements the reflecting element being a micromechanical device, e.g. a MEMS mirror, DMD the reflecting means being moved or deformed by piezoelectric means
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B26/00Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements
    • G02B26/08Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements for controlling the direction of light
    • G02B26/10Scanning systems
    • G02B26/101Scanning systems with both horizontal and vertical deflecting means, e.g. raster or XY scanners
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B27/00Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
    • G02B27/0025Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00 for optical correction, e.g. distorsion, aberration
    • G02B27/0031Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00 for optical correction, e.g. distorsion, aberration for scanning purposes
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B27/00Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
    • G02B27/01Head-up displays
    • G02B27/0101Head-up displays characterised by optical features
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B27/00Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
    • G02B27/18Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00 for optical projection, e.g. combination of mirror and condenser and objective
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B27/00Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
    • G02B27/01Head-up displays
    • G02B27/017Head mounted
    • G02B2027/0178Eyeglass type
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B27/00Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
    • G02B27/01Head-up displays
    • G02B27/0179Display position adjusting means not related to the information to be displayed
    • G02B2027/0183Adaptation to parameters characterising the motion of the vehicle

Description

本発明は、可動装置、画像投影装置、ヘッドアップディスプレイ、レーザヘッドランプ、ヘッドマウントディスプレイ、物体認識装置、及び車両に関する。
近年、プロジェクタに代表される画像表示装置や、LiDAR(Light Detection And Ranging)に代表されるセンシング装置に搭載される小型光走査手段として、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)技術によって実現された光偏向器の開発が活発になっており、一部の用途では実用化が開始されている。これらの用途に用いられる光偏向器は、ミラー直径1mm以上、ミラー振れ角10度以上の要求があり、従来の光通信用の光偏向器と比べ、ミラーサイズ、振れ角ともに増加する傾向にある。(例えば、特許文献1参照)。
従来の光偏向器は、圧電素子を有する第1カンチレバー部と圧電素子を有さない第2カンチレバー部により構成されるカンチレバーを、ミラーが設けられている可動部の両側に設けた構造が主流である。このような構造において、ミラーの振れ角を拡大するためには、第1カンチレバー部上に設けられた圧電素子の面積を増やす方法が考えられるが、圧電素子の面積を増やすために、第1カンチレバー部の幅を広くすると、第1カンチレバー部と第2カンチレバー部が接続されている部分の幅も広くなってしまう。このとき、第1カンチレバー部と第2カンチレバー部の接続されている部分の幅が広いほど、接続されている部分が影響して、可動部の動きが制限され、その結果、可動部の振れ角の拡大の妨げとなってしまうという懸念があった。
本発明は、ミラーが設けられている可動部の振れ角の拡大を目的とする。
開示の技術の一態様に係る可動装置は、ミラー部を有する可動部と、前記可動部と一端で接続される複数のトーションバーと、前記複数のトーションバーの他端のそれぞれと接続される複数の第1カンチレバー部と、前記複数の第1カンチレバー部のそれぞれに一端が接続される複数の第2カンチレバー部と、前記複数の第2カンチレバー部の他端のそれぞれと接続される固定部と、前記複数の第2カンチレバー部のそれぞれを変形させる複数の駆動部と、前記複数の第1カンチレバー部のうちの少なくとも1つの第1カンチレバー部の一端と、前記複数の第2カンチレバー部のうちの2以上の第2カンチレバー部とを接続する接続部と、を有し、前記接続部は、前記第1カンチレバー部側に配置される第1接続部と、前記第2カンチレバー部側に配置される第2接続部と、を有し、前記第1接続部の、前記可動部の回動軸と垂直な方向に沿う幅方向の長さは、前記第2接続部の前記幅方向の長さより短く、前記第1接続部の前記幅方向の長さは、前記2以上の第2カンチレバー部のそれぞれの前記幅方向の長さの合計よりもいことを特徴とする。
開示の技術によれば、可動装置において、ミラーが設けられている可動部の振れ角を拡大することができる。
光走査システムの一例の概略図である。 光走査システムの一例のハードウェア構成図である。 制御装置の一例の機能ブロック図である。 光走査システムに係る処理の一例のフローチャートである。 ヘッドアップディスプレイ装置を搭載した自動車の一例の概略図である。 ヘッドアップディスプレイ装置の一例の概略図である。 光書込装置を搭載した画像形成装置の一例の概略図である。 光書込装置の一例の概略図である。 ライダ装置を搭載した自動車の一例の概略図である。 ライダ装置の一例の概略図である。 レーザヘッドランプの構成の一例を説明する概略図である。 ヘッドマウントディスプレイの構成の一例を示す概略斜視図である。 ヘッドマウントディスプレイの構成の一部の一例を示す図である。 パッケージングされた可動装置の一例を示す概略図である。 可動装置である光偏向器の構造図(1)である。 可動装置である光偏向器の構造図(2)である。 第1の実施形態における可動装置である光偏向器の構造図である。 第1の実施形態における可動装置である光偏向器の変形例の構造図である。 第2の実施形態における可動装置である光偏向器の構造図である。 第2の実施形態における可動装置である光偏向器の特性図である。 第2の実施形態における可動装置である光偏向器の説明図である。 第3の実施形態における可動装置である光偏向器の構造図である。 第4の実施形態における可動装置である光偏向器の構造図である。
以下、本発明の実施形態について詳細に説明する。尚、同じ部材等については、同一の符号を付して説明を省略する。
[光走査システム]
まず、本実施形態の可動装置を適用した光走査システムについて、図1~図4に基づいて詳細に説明する。
図1には、光走査システムの一例の概略図が示されている。図1に示すように、光走査システム10は、制御装置11の制御に従って光源装置12から照射された光を可動装置13の有する反射面14により偏向して被走査面15を光走査するシステムである。
光走査システム10は、制御装置11,光源装置12、反射面14を有する可動装置13により構成される。
制御装置11は、例えばCPU(Central Processing Unit)およびFPGA(Field-Programmable Gate Array)等を備えた電子回路ユニットである。可動装置13は、例えば反射面14を有し、反射面14を可動可能なMEMS(Micro Electromechanical Systems)デバイスである。光源装置12は、例えばレーザを照射するレーザ装置である。なお、被走査面15は、例えばスクリーンである。
制御装置11は、取得した光走査情報に基づいて光源装置12および可動装置13の制御命令を生成し、制御命令に基づいて光源装置12および可動装置13に駆動信号を出力する。
光源装置12は、入力された駆動信号に基づいて光源の照射を行う。可動装置13は、入力された駆動信号に基づいて反射面14を1軸方向または2軸方向の少なくともいずれかに可動させる。
これにより、例えば、光走査情報の一例である画像情報に基づいた制御装置11の制御によって、可動装置13の反射面14を所定の範囲で2軸方向に往復可動させ、反射面14に入射する光源装置12からの照射光をある1軸周りに偏向して光走査することにより、被走査面15に任意の画像を投影することができる。なお、本実施形態の可動装置の詳細および制御装置による制御の詳細については後述する。
次に、光走査システム10一例のハードウェア構成について図2を用いて説明する。図2は、光走査システム10の一例のハードウェア構成図である。図2に示すように、光走査システム10は、制御装置11、光源装置12および可動装置13を備え、それぞれが電気的に接続されている。このうち、制御装置11は、CPU20、RAM21(Random Access Memory)、ROM22(Read Only Memory)、FPGA23、外部I/F24、光源装置ドライバ25、可動装置ドライバ26を備えている。
CPU20は、ROM22等の記憶装置からプログラムやデータをRAM21上に読み出し、処理を実行して、制御装置11の全体の制御や機能を実現する演算装置である。
RAM21は、プログラムやデータを一時保持する揮発性の記憶装置である。
ROM22は、電源を切ってもプログラムやデータを保持することができる不揮発性の記憶装置であり、CPU20が光走査システム10の各機能を制御するために実行する処理用プログラムやデータを記憶している。
FPGA23は、CPU20の処理に従って、光源装置ドライバ25および可動装置ドライバ26に適した制御信号を出力する回路である。
外部I/F24は、例えば外部装置やネットワーク等とのインタフェースである。外部装置には、例えば、PC(Personal Computer)等の上位装置、USBメモリ、SDカード、CD、DVD、HDD、SSD等の記憶装置が含まれる。また、ネットワークは、例えば自動車のCAN(Controller Area Network)やLAN(Local Area Network)、インターネット等である。外部I/F24は、外部装置との接続または通信を可能にする構成であればよく、外部装置ごとに外部I/F24が用意されてもよい。
光源装置ドライバ25は、入力された制御信号に従って光源装置12に駆動電圧等の駆動信号を出力する電気回路である。
可動装置ドライバ26は、入力された制御信号に従って可動装置13に駆動電圧等の駆動信号を出力する電気回路である。
制御装置11において、CPU20は、外部I/F24を介して外部装置やネットワークから光走査情報を取得する。なお、CPU20が光走査情報を取得することができる構成であればよく、制御装置11内のROM22やFPGA23に光走査情報を格納する構成としてもよいし、制御装置11内に新たにSSD等の記憶装置を設けて、その記憶装置に光走査情報を格納する構成としてもよい。
ここで、光走査情報とは、被走査面15にどのように光走査させるかを示した情報であり、例えば、光走査により画像を表示する場合は、光走査情報は画像データである。また、例えば、光走査により光書込みを行う場合は、光走査情報は書込み順や書込み箇所を示した書込みデータである。他にも、例えば、光走査により物体認識を行う場合は、光走査情報は物体認識用の光を照射するタイミングと照射範囲を示す照射データである。
制御装置11は、CPU20の命令および図2に示したハードウェア構成によって、次に説明する機能構成を実現することができる。
次に、光走査システム10の制御装置11の機能構成について図3を用いて説明する。図3は、光走査システムの制御装置の一例の機能ブロック図である。
図3に示すように、制御装置11は、機能として制御部30と駆動信号出力部31とを有する。
制御部30は、例えばCPU20、FPGA23等により実現され、外部装置から光走査情報を取得し、光走査情報を制御信号に変換して駆動信号出力部31に出力する。例えば、制御部30は、外部装置等から画像データを光走査情報として取得し、所定の処理により画像データから制御信号を生成して駆動信号出力部31に出力する。駆動信号出力部31は、光源装置ドライバ25、可動装置ドライバ26等により実現され、入力された制御信号に基づいて光源装置12または可動装置13に駆動信号を出力する。
駆動信号は、光源装置12または可動装置13の駆動を制御するための信号である。例えば、光源装置12においては、光源の照射タイミングおよび照射強度を制御する駆動電圧である。また、例えば、可動装置13においては、可動装置13の有する反射面14を可動させるタイミングおよび可動範囲を制御する駆動電圧である。
次に、光走査システム10が被走査面15を光走査する処理について図4を用いて説明する。図4は、光走査システムに係る処理の一例のフローチャートである。
ステップS11において、制御部30は、外部装置等から光走査情報を取得する。
ステップS12において、制御部30は、取得した光走査情報から制御信号を生成し、制御信号を駆動信号出力部31に出力する。
ステップS13において、駆動信号出力部31は、入力された制御信号に基づいて駆動信号を光源装置12および可動装置13に出力する。
ステップ14において、光源装置12は、入力された駆動信号に基づいて光照射を行う。また、可動装置13は、入力された駆動信号に基づいて反射面14の可動を行う。光源装置12および可動装置13の駆動により、任意の方向に光が偏向され、光走査される。
なお、上記光走査システム10では、1つの制御装置11が光源装置12および可動装置13を制御する装置および機能を有しているが、光源装置用の制御装置および可動装置用の制御装置と、別体に設けてもよい。
また、上記光走査システム10では、一つの制御装置11に光源装置12および可動装置13の制御部30の機能および駆動信号出力部31の機能を設けているが、これらの機能は別体として存在していてもよく、例えば制御部30を有した制御装置11とは別に駆動信号出力部31を有した駆動信号出力装置を設ける構成としてもよい。なお、上記光走査システム10のうち、反射面14を有した可動装置13と制御装置11により、光偏向を行う光偏向システムを構成してもよい。
[画像投影装置]
次に、本実施形態の可動装置を適用した画像投影装置について、図5および図6を用いて詳細に説明する。
図5は、画像投影装置の一例であるヘッドアップディスプレイ装置500を搭載した自動車400の実施形態に係る概略図である。また、図6はヘッドアップディスプレイ装置500の一例の概略図である。
画像投影装置は、光走査により画像を投影する装置であり、例えばヘッドアップディスプレイ装置である。
図5に示すように、ヘッドアップディスプレイ装置500は、例えば、自動車400のウインドシールド(フロントガラス401等)の付近に設置される。ヘッドアップディスプレイ装置500から発せられる投射光Lがフロントガラス401で反射され、ユーザーである観察者(運転者402)に向かう。これにより、運転者402は、ヘッドアップディスプレイ装置500によって投影された画像等を虚像として視認することができる。なお、ウインドシールドの内壁面にコンバイナを設置し、コンバイナによって反射する投射光によってユーザーに虚像を視認させる構成にしてもよい。
図6に示すように、ヘッドアップディスプレイ装置500は、赤色、緑色、青色のレーザ光源501R,501G,501Bからレーザ光が出射される。出射されたレーザ光は、各レーザ光源に対して設けられるコリメートレンズ502,503,504と、2つのダイクロイックミラー505,506と、光量調整部507と、から構成される入射光学系を経た後、反射面14を有する可動装置13にて偏向される。そして、偏向されたレーザ光は、自由曲面ミラー509と、中間スクリーン510と、投射ミラー511とから構成される投射光学系を経て、スクリーンに投影される。なお、上記ヘッドアップディスプレイ装置500では、レーザ光源501R,501G,501B、コリメートレンズ502,503,504、ダイクロイックミラー505,506は、光源ユニット530として光学ハウジングによってユニット化されている。
上記ヘッドアップディスプレイ装置500は、中間スクリーン510に表示される中間像を自動車400のフロントガラス401に投射することで、その中間像を運転者402に虚像として視認させる。
レーザ光源501R,501G,501Bから発せられる各色レーザ光は、それぞれ、コリメートレンズ502,503,504で略平行光とされ、合成部となる2つのダイクロイックミラー505,506により合成される。合成されたレーザ光は、光量調整部507で光量が調整された後、反射面14を有する可動装置13によって二次元走査される。可動装置13で二次元走査された投射光Lは、自由曲面ミラー509で反射されて歪みを補正された後、中間スクリーン510に集光され、中間像を表示する。中間スクリーン510は、マイクロレンズが二次元配置されたマイクロレンズアレイで構成されており、中間スクリーン510に入射してくる投射光Lをマイクロレンズ単位で拡大する。
可動装置13は、反射面14を2軸方向に往復可動させ、反射面14に入射する投射光Lを二次元走査する。この可動装置13の駆動制御は、レーザ光源501R,501G,501Bの発光タイミングに同期して行われる。
以上、画像投影装置の一例としてのヘッドアップディスプレイ装置500の説明をしたが、画像投影装置は、反射面14を有した可動装置13により光走査を行うことで画像を投影する装置であればよい。例えば、机等に置かれ、表示スクリーン上に画像を投影するプロジェクタや、観測者の頭部等に装着される装着部材に搭載され、装着部材が有する反射透過スクリーンに投影、または眼球をスクリーンとして画像を投影するヘッドマウントディスプレイ装置等にも、同様に適用することができる。
また、画像投影装置は、車両や装着部材だけでなく、例えば、航空機、船舶、移動式ロボット等の移動体、あるいは、その場から移動せずにマニピュレータ等の駆動対象を操作する作業ロボットなどの非移動体に搭載されてもよい。
尚、ヘッドアップディスプレイ装置500は、特許請求の範囲に記載の「ヘッドアップディスプレイ」の一例である。また自動車400は、特許請求の範囲に記載の「車両」の一例である。
[光書込装置]
次に、本実施形態の可動装置13を適用した光書込装置について図7および図8を用いて詳細に説明する。
図7は、光書込装置600を組み込んだ画像形成装置の一例である。また、図8は、光書込装置の一例の概略図である。
図7に示すように、上記光書込装置600は、レーザ光によるプリンタ機能を有するレーザプリンタ650等に代表される画像形成装置の構成部材として使用される。画像形成装置において光書込装置600は、1本または複数本のレーザビームで被走査面15である感光体ドラムを光走査することにより、感光体ドラムに光書込を行う。
図8に示すように、光書込装置600において、レーザ素子などの光源装置12からのレーザ光は、コリメートレンズなどの結像光学系601を経た後、反射面14を有する可動装置13により1軸方向または2軸方向に偏向される。そして、可動装置13で偏向されたレーザ光は、その後、第一レンズ602aと第二レンズ602b、反射ミラー部602cからなる走査光学系602を経て、被走査面15(例えば感光体ドラムや感光紙)に照射し、光書込みを行う。走査光学系602は、被走査面15にスポット状に光ビームを結像する。また、光源装置12および反射面14を有する可動装置13は、制御装置11の制御に基づき駆動する。
このように上記光書込装置600は、レーザ光によるプリンタ機能を有する画像形成装置の構成部材として使用することができる。また、走査光学系を異ならせて1軸方向だけでなく2軸方向に光走査可能にすることで、レーザ光をサーマルメディアに偏向して光走査し、加熱することで印字するレーザラベル装置等の画像形成装置の構成部材として使用することができる。
上記光書込装置に適用される反射面14を有した可動装置13は、ポリゴンミラー等を用いた回転多面鏡に比べ駆動のための消費電力が小さいため、光書込装置の省電力化に有利である。また、可動装置13の振動時における風切り音は回転多面鏡に比べ小さいため、光書込装置の静粛性の改善に有利である。光書込装置は回転多面鏡に比べ設置スペースが圧倒的に少なくて済み、また可動装置13の発熱量もわずかであるため、小型化が容易であり、よって画像形成装置の小型化に有利である。
[物体認識装置]
次に、上記本実施形態の可動装置を適用した物体認識装置について、図9および図10を用いて詳細に説明する。
図9は、物体認識装置の一例であるライダ(LiDAR;Laser Imaging Detection and Ranging)装置を搭載した自動車の概略図である。また、図10はライダ装置の一例の概略図である。
物体認識装置は、対象方向の物体を認識する装置であり、例えばライダ装置である。
図9に示すように、ライダ装置700は、例えば自動車701に搭載され、対象方向を光走査して、対象方向に存在する被対象物702からの反射光を受光することで、被対象物702を認識する。
図10に示すように、光源装置12から出射されたレーザ光は、発散光を略平行光とする光学系であるコリメートレンズ703と、平面ミラー704とから構成される入射光学系を経て、反射面14を有する可動装置13で1軸もしくは2軸方向に走査される。そして、投光光学系である投光レンズ705等を経て装置前方の被対象物702に照射される。光源装置12および可動装置13は、制御装置11により駆動を制御される。被対象物702で反射された反射光は、光検出器709により光検出される。すなわち、反射光は入射光検出受光光学系である集光レンズ706等を経て撮像素子707により受光され、撮像素子707は検出信号を信号処理回路708に出力する。信号処理回路708は、入力された検出信号に2値化やノイズ処理等の所定の処理を行い、結果を測距回路710に出力する。
測距回路710は、光源装置12がレーザ光を発光したタイミングと、光検出器709でレーザ光を受光したタイミングとの時間差、または受光した撮像素子707の画素ごとの位相差によって、被対象物702の有無を認識し、さらに被対象物702との距離情報を算出する。
反射面14を有する可動装置13は多面鏡に比べて破損しづらく、小型であるため、耐久性の高い小型のレーダ装置を提供することができる。このようなライダ装置は、例えば車両、航空機、船舶、ロボット等に取り付けられ、所定範囲を光走査して障害物の有無や障害物までの距離を認識することができる。
上記物体認識装置では、一例としてのライダ装置700の説明をしたが、物体認識装置は、反射面14を有した可動装置13を制御装置11で制御することにより光走査を行い、光検出器により反射光を受光することで被対象物702を認識する装置であればよく、上述した実施形態に限定されるものではない。
例えば、手や顔を光走査して得た距離情報から形状等の物体情報を算出し、記録と参照することで対象物を認識する生体認証や、対象範囲への光走査により侵入物を認識するセキュリティセンサ、光走査により得た距離情報から形状等の物体情報を算出して認識し、3次元データとして出力する3次元スキャナの構成部材などにも同様に適用することができる。
[レーザヘッドランプ]
次に、上記本実施形態の可動装置を自動車のヘッドライトに適用したレーザヘッドランプ50について、図11を用いて説明する。図11は、レーザヘッドランプ50の構成の一例を説明する概略図である。
レーザヘッドランプ50は、制御装置11と、光源装置12bと、反射面14を有する可動装置13と、ミラー51と、透明板52とを有する。
光源装置12bは、青色のレーザ光を発する光源である。光源装置12bから発せられた光は、可動装置13に入射し、反射面14にて反射される。可動装置13は、制御装置11からの信号に基づき、反射面をXY方向に可動し、光源装置12bからの青色のレーザ光をXY方向に二次元走査する。
可動装置13による走査光は、ミラー51で反射され、透明板52に入射する。透明板52は、表面又は裏面を黄色の蛍光体により被覆されている。ミラー51からの青色のレーザ光は、透明板52における黄色の蛍光体の被覆を通過する際に、ヘッドライトの色として法定される範囲の白色に変化する。これにより自動車の前方は、透明板52からの白色光で照明される。
可動装置13による走査光は、透明板52の蛍光体を通過する際に所定の散乱をする。これにより自動車前方の照明対象における眩しさは緩和される。
可動装置13を自動車のヘッドライトに適用する場合、光源装置12b及び蛍光体の色は、それぞれ青及び黄色に限定されない。例えば、光源装置12bを近紫外線とし、透明板52を、光の三原色の青色、緑色及び赤色の各蛍光体を均一に混ぜたもので被覆してもよい。この場合でも、透明板52を通過する光を白色に変換でき、自動車の前方を白色光で照明することができる。
[ヘッドマウントディスプレイ]
次に、上記本実施形態の可動装置を適用したヘッドマウントディスプレイ60について、図12~13を用いて説明する。ここでヘッドマウントディスプレイ60は、人間の頭部に装着可能な頭部装着型ディスプレイで、例えば、眼鏡に類する形状とすることができる。ヘッドマウントディスプレイを、以降ではHMDと省略して示す。
図12は、HMD60の外観を例示する斜視図である。図12において、HMD60は、左右に1組ずつ略対称に設けられたフロント60a、及びテンプル60bにより構成されている。フロント60aは、例えば、導光板61により構成することができ、光学系や制御装置等は、テンプル60bに内蔵することができる。
図13は、HMD60の構成を部分的に例示する図である。なお、図13では、左眼用の構成を例示しているが、HMD60は右眼用としても同様の構成を有している。
HMD60は、制御装置11と、光源ユニット530と、光量調整部507と、反射面14を有する可動装置13と、導光板61と、ハーフミラー62とを有している。
光源ユニット530は、上述したように、レーザ光源501R、501G、及び501Bと、コリメートレンズ502、503、及び504と、ダイクロイックミラー505、及び506とを、光学ハウジングによってユニット化したものである。光源ユニット530において、レーザ光源501R、501G、及び501Bからの三色のレーザ光は、合成部となるダイクロイックミラー505及び506で合成される。光源ユニット530からは、合成された平行光が発せられる。
光源ユニット530からの光は、光量調整部507により光量調整された後、可動装置13に入射する。可動装置13は、制御装置11からの信号に基づき、反射面14をXY方向に可動し、光源ユニット530からの光を二次元走査する。この可動装置13の駆動制御は、レーザ光源501R、501G、501Bの発光タイミングに同期して行われ、走査光によりカラー画像が形成される。
可動装置13による走査光は、導光板61に入射する。導光板61は、走査光を内壁面で反射させながらハーフミラー62に導光する。導光板61は、走査光の波長に対して透過性を有する樹脂等により形成されている。
ハーフミラー62は、導光板61からの光をHMD60の背面側に反射し、HMD60の装着者63の眼の方向に出射する。ハーフミラー62は、例えば、自由曲面形状を有している。走査光による画像は、ハーフミラー62での反射により、装着者63の網膜に結像する。或いは、ハーフミラー62での反射と眼球における水晶体のレンズ効果とにより、装着者63の網膜に結像する。またハーフミラー62での反射により、画像は空間歪が補正される。装着者63は、XY方向に走査される光で形成される画像を、観察することができる。
62はハーフミラーであるため、装着者63には、外界からの光による像と走査光による画像が重畳して観察される。ハーフミラー62に代えてミラーを設けることで、外界からの光をなくし、走査光による画像のみを観察できる構成としてもよい。
[パッケージング]
次に、本実施形態の可動装置のパッケージングについて図14を用いて説明する。
図14は、パッケージングされた可動装置の一例の概略図である。
図14に示すように、可動装置13は、パッケージ部材801の内側に配置される取付部材802に取り付けられ、パッケージ部材801の一部を透過部材803で覆われて、密閉されることでパッケージングされる。さらに、パッケージ内は窒素等の不活性ガスが密封されている。これにより、可動装置13の酸化による劣化が抑制され、さらに温度等の環境の変化に対する耐久性が向上する。
以上に説明した光偏向システム、光走査システム、画像投影装置、光書込装置、物体認識装置、レーザヘッドランプ、及びヘッドマウントディスプレイに使用される本実施形態の可動装置の詳細について、以下で図面を参照しながら説明する。なお、各図面において、同一構成部分には同一符号を付し、重複した説明を省略する場合がある。
実施形態の説明では、第1軸を回動の中心とした光走査を副走査とし、第2軸を回動の中心とした光走査を主走査とする。また実施形態の用語における回動、揺動、可動は同義であるとする。さらに、矢印により示した方向のうち、X方向は第1軸と平行な方向、Y方向は第2軸と平行な方向、Z方向はXY平面と直交する方向とする。なお、Z方向は「積層方向」の一例である。
[第1の実施形態]
最初に、可動装置である光偏向器について説明する。図15に示される光偏向器は、可動部110、可動部110に設けられたミラー部111、トーションバー112、圧電素子を有さない第1カンチレバー部113、圧電素子を有する第2カンチレバー部114、固定部115等を有している。
より詳細には、可動部110の両側の-X方向及び+X方向に、可動部110に接続されたトーションバー112が各々設けられている。各々のトーションバー112は、X方向に長い形状で可動部110より延出している。また、各々のトーションバー112の一方の端部が、可動部110と接続されており、各々のトーションバー112の他方の端部は、第1カンチレバー部113と接続されている。第1カンチレバー部113は、トーションバー112においてねじれ振動を励起させるため、Y方向に長い形状であり、第1カンチレバー部113の中央部分で、トーションバー112の他方の端部が接続されている。第1カンチレバー部113において、トーションバー112が接続されている側と反対側の両端には、第2カンチレバー部114の一方の端部が接続されている。第2カンチレバー部114の他方の端部は、枠状に形成された固定部115に接続されている。固定部115は、例えば四角形状であってもよいし、ミラー部111で反射された光が通過するY方向に光通過領域を有する形状であってもよい。光通過領域は空間となっていてもよいし、ガラスなどの光を透過する部材から構成されていてもよい。光通過領域を有する形状であると、可動部110の振れ角を高くした場合に、固定部115により光が遮断されにくくなる。尚、本願においては、一方の端部を一端と記載し、一方の端部とは反対側の他方の端部を他端と記載する場合がある。
即ち、図15に示される光偏向器では,トーションバー112と、第1カンチレバー部113と、第2カンチレバー部114等により形成されており、トーションバー112と第1カンチレバー部113とは、各々の長手方向の交わる角度が垂直となるように接続されている。また、第2カンチレバー部114と、第1カンチレバー部113とは、各々の長手方向の交わる角度が垂直となるように接続されている。従って、トーションバー112の長手方向と、第2カンチレバー部114の長手方向とが、平行となるように形成されている。尚、図15に示される光偏向器は、4つの第2カンチレバー部114のすべてが同じ形状となっている。
第2カンチレバー部114の表面には、圧電素子124が形成されており、この圧電素子124の逆圧電効果を用いることにより、第2カンチレバー部114を変形させ、その変形に基づく振動を第1カンチレバー部113に伝え、第1カンチレバー部113を揺動させる。第1カンチレバー部113の揺動は、トーションバー112のねじれに変換され、可動部110を回動軸となる第1軸を中心に回動させる振動が励起される。
例えば、第2カンチレバー部114の表面に形成された圧電素子124へ、Z方向に電圧を印加すると、圧電素子124が面内方向で収縮し、第2カンチレバー部114は、長手方向となるX方向のうち可動部110に近い側が、図15において+Z方向に変形する。本願においては、圧電素子を駆動部と記載する場合がある。
尚、図15に示される光偏向器では、第2カンチレバー部114は4つ設けられている。即ち、右上に第2カンチレバー部114A、右下に第2カンチレバー部114B、左上に第2カンチレバー部114C、左下に第2カンチレバー部114Dが配置されている。第2カンチレバー部114Aには圧電素子124A、第2カンチレバー部114Bには圧電素子124B、第2カンチレバー部114Cには圧電素子124C、第2カンチレバー部114Dには圧電素子124Dが各々設けられている。
図15に示される光偏向器を共振駆動させる場合、例えば、第2カンチレバー部114の表面に設けられている圧電素子124に、正弦波の電圧を印加する。この際、圧電素子124Aと圧電素子124Cは同一位相、圧電素子124Bと圧電素子124Dは同一位相とし、圧電素子124A及び124Cに対し、圧電素子124B及び124Dの位相を180°ずらす。
これにより、第1カンチレバー部113が第1軸を中心に揺動するように振動し、この振動が、第1カンチレバー部113の中心部に接続されているトーションバー112のねじり運動に変換され、トーションバー112のねじり運動により可動部110が揺動する。尚、共振駆動以外で駆動させる場合は、印加される電圧は、正弦波に限定されるものではなく、三角波、のこぎり波、矩形波等であってもよい。
ところで、光偏向器においては、可動部110の振れ角をできるだけ大きくすることが求められている。この場合、第2カンチレバー部の表面に形成される圧電素子の面積を広くすることにより、印加される単位電圧当たりの可動部110の振れ角を大きくする方法が考えられる。具体的には、図16に示されるように、各々の第2カンチレバー部214のY方向の幅を図15に示される第2カンチレバー部114に対し約2倍にする。これにより、第2カンチレバー部214の表面に形成される圧電素子224の面積を約2倍にすることができる。尚、圧電素子を有する第1カンチレバー部113と、圧電素子を有さない第2カンチレバー部214により、カンチレバー210が構成される。
しかしながら、図16に示される光偏向器では、第1カンチレバー部113と第2カンチレバー部214との接続部分の幅W1が広くなり、断面積も広くなるため、曲げ弾性率も高くなる。この結果、第1カンチレバー部113の変形が、第2カンチレバー部214により押さえ込まれ、可動部110の振れ角を大きくしにくくなってしまう。
即ち、第2カンチレバー部114の表面には圧電素子124が形成されている。一般的に、圧電素子を用いた光偏向器においては、圧電素子の面積を広くすることにより、光偏向器の可動部110の振れ角を大きくすることが可能である。よって、図16に示されるように、光偏向器の可動部110の振れ角を大きくするために、圧電素子224の面積を増やし、第2カンチレバー部114の幅を広くした場合、第1カンチレバー部113と第2カンチレバー部114との接続部の幅も広くなる。その結果、曲げ弾性率が大きくなり、可動部110の振れ角の動きが制限され、可動部110の振れ角を大きくすることが抑制される。
このため、可動部110の振れ角を大きくすることができる構造の光偏向器が求められている。
(光偏向器)
次に、第1の実施形態における可動装置である光偏向器について説明する。本実施形態における光偏向器は、第2カンチレバー部の幅を広くするとともに、第2カンチレバー部と第1カンチレバー部との接続部の幅を狭くすることにより、曲げ弾性率が高くなることを抑制した構造の光偏向器である。
本実施形態における光偏向器は、図17に示されるように、第2カンチレバー部214のY方向における幅W1に対し、第2カンチレバー部214と第1カンチレバー部213との接続部216の幅W2が狭い。即ち、W1>W2の関係にある。これにより、第1カンチレバー部213と第2カンチレバー部214との接続部216の断面積が狭くなり、曲げ弾性率も低くなる。この結果、第1カンチレバー部213の変形が、第2カンチレバー部214により押さえ込まれることが抑制され、可動部110の振れ角を大きくすることができる。
尚、第2カンチレバー部214の幅W1、及び、第2カンチレバー部214と第1カンチレバー部213との接続部216の幅W2は、Y方向における幅である。従って、幅W1は、接続部216の幅方向における幅となる。
即ち、本実施形態における光偏向器においては、第2カンチレバー部214のY方向の幅W1を広くすることにより、第2カンチレバー部214の表面に形成された圧電素子224の面積を広くすることができる。また、第2カンチレバー部214と第1カンチレバー部213との接続部216の幅W2を狭くすることにより、接続部216の曲げ弾性率を小さくすることができる。
これにより、図17に示される本実施形態における光偏向器は、第2カンチレバー部に表面に設けられた圧電素子に印加される電圧が同じであっても、図15に示される光偏向器等と比較して、可動部110の振れ角を10%~20%大きくすることができる。
尚、本実施形態における光偏向器では、右上に第2カンチレバー部214A、右下に第2カンチレバー部214B、左上に第2カンチレバー部214C、左下に第2カンチレバー部214Dが配置されている。第2カンチレバー部214Aには圧電素子224A、第2カンチレバー部214Bには圧電素子224B、第2カンチレバー部214Cには圧電素子224C、第2カンチレバー部214Dには圧電素子224Dが各々設けられている。圧電素子の駆動方法は、図15に示す場合と同様である。
また、図18に示されるように、固定部115には、可動部110に設けられたミラー部111で反射された光が通過する光通過領域116が、可動部110の-Y側及び+Y側に設けられていてもよい。光通過領域116は、固定部115の一部が取り除かれて空間となっており、可動部110の振れ角を高くした場合に、固定部115により光が遮断されにくくなる。
[第2の実施形態]
次に、第2の実施形態における可動装置である光偏向器について説明する。本実施形態における光偏向器は、第1カンチレバー部213と第2カンチレバー部214とが接続される接続部216の接続位置が、第1の実施形態と異なるものである。
第2カンチレバー部214の表面に形成された圧電素子224に電圧を印加した場合、第2カンチレバー部214は、幅方向、即ち、Y方向において、波打つような変形となる。よって、図17に示される構造の光偏向器では、接続部216が接続されている第2カンチレバー部214の先端部が、Z方向以外に変形する成分を有しており、第2カンチレバー部214の変形を第1カンチレバー部213に効率よく伝達することができない場合がある。
このため、本実施形態における光偏向器は、第1カンチレバー部213の接続部216と第2カンチレバー部214との接続箇所を第1軸に近づけた構造のものである。これにより、第2カンチレバー部214と接続されている第1カンチレバー部213の接続部216において、Z方向以外の変位が生じにくくなり、第2カンチレバー部214における振動を高効率に第1カンチレバー部213に伝播することができる。これにより、可動部110の振れ角を大きくすることができる。即ち、第1カンチレバー部213におけるねじり量を大きくすることができる。
図20は、第1カンチレバー部213の接続部216の第2カンチレバー部214への接続位置と駆動感度との関係について、有限要素法によるシミュレーションを行った結果を示す。尚、図20に示される駆動感度は規格化されている。
図21は、第1カンチレバー部213の接続部216の第2カンチレバー部214への接続位置を説明する図であり、図19における一点鎖線19A-19Bにおいて切断し、破線矢印に示される方向より見た断面図である。W1は第2カンチレバー部214の幅方向、即ち、Y方向の幅である。Pは第2カンチレバー部214の幅方向の外側の端部、即ち、第2カンチレバー部214の+Y側の端部より接続部216の中心位置までの距離である。
図20の横軸は、P/W1の値であり、W1に対するPの比率となっている。W1は固定値であるためPを変化させることにより、P/W1の値を変化させることができる。例えば、P/W1=50%の場合では、第2カンチレバー部214の幅方向の中心と、接続部216の中心とが一致、即ち、第2カンチレバー部214のY方向の中心と、接続部216のY方向の中心とが一致する。図20では、P/W1の値が32.5%の場合に規格化された駆動感度を1deg/Vとしている。
最初、P/W1の値が増加すると規格化された駆動感度が増加し、P/W1の値が45%~50%において、規格化された駆動感度は1.12となりピークとなる。P/W1の値が50%以上では、更に、P/W1の値が増加すると、規格化された駆動感度は徐々に減少する。
本実施形態においては、P/W1の値は、規格化された駆動感度が1.1deg/V以上となる42%以上、57%以下が好ましく、更には、規格化された駆動感度が1.12deg/V以上となる45%以上、50%以下が好ましい。
尚、図19に示される本実施形態における光偏向器では、可動部110の共振周波数が、例えば、20、25、30kHzにおいて、可動部110の振れ角は15~30degである。また、可動部110は、例えば、φ1.0mmの円形であってもよく、長径が1.2mm、短径が1.0mmの楕円であってもよい。
本実施形態における光偏向器は、第1の実施形態における光偏向器と比較して、第2カンチレバー部214の表面に設けられた圧電素子224への印加電圧が同じであっても、可動部110の振れ角を10%~20%大きくすることができる。
本発明の実施形態は、上記の範囲内に限定されるものではない。また、上記以外の内容については、第1の実施形態と同様である。
[第3の実施形態]
次に、第3の実施形態における可動装置である光偏向器について説明する。本実施形態における光偏向器は、図22に示されるように、2つの第1カンチレバー部313の間に、可動部110及び2つの第2カンチレバー部314が設けられている構造のものである。具体的には、Y方向に長く形成された2つの第1カンチレバー部313の中央部分には、一方の端部が可動部110に接続されたトーションバー112の他方の端部が接続されている。また、第1カンチレバー部313のY方向の両端には、各々接続部316を介し、第2カンチレバー部314の一方の端部が接続されている。第2カンチレバー部314の他方の端部は、枠状の固定部115の内側より延びる突き出し部315に接続されている。従って、第1カンチレバー部313の側部の同じ側には、中央部分にトーションバー112が接続されており、両端に接続部316を介し第2カンチレバー部314が接続されている。
本実施形態における光偏向器においては、2つの第1カンチレバー部313の間に、可動部110及び2つの第2カンチレバー部314を設けることにより、全体の大きさを大きくすることなく、トーションバー112の長さを長くすることができる。尚、接続部316のY方向における幅は、第2カンチレバー部314のY方向における幅よりも狭い。
また、本実施形態における光偏向器では、右上に第2カンチレバー部314A、右下に第2カンチレバー部314B、左上に第2カンチレバー部314C、左下に第2カンチレバー部314Dが配置されている。第2カンチレバー部314Aには圧電素子324A、第2カンチレバー部314Bには圧電素子324B、第2カンチレバー部314Cには圧電素子324C、第2カンチレバー部314Dには圧電素子324Dが各々設けられている。圧電素子の駆動方法は、図15に示す場合と同様である。
尚、上記外の内容については、第1の実施形態と同様である。本実施形態における光偏向器は、第1の実施形態における光偏向器と同程度の可動部110の振れ角を得ることができる。
[第4の実施形態]
次に、第4の実施形態における可動装置である光偏向器について説明する。本実施形態における光偏向器は、図23に示されるように、第2カンチレバー部を8つ設けたものである。具体的には、図示右上には2つの第2カンチレバー部334A、334Bが設けられており、第2カンチレバー部334A、334Bの一方の端部は互いに接続され、更に、この部分は右側の第1カンチレバー部213の上の端部近傍で接続部336と接続されている。また、図示右下には2つの第2カンチレバー部334C、334Dが設けられており、第2カンチレバー部334C、334Dの一方の端部は互いに接続され、更に、この部分は右側の第1カンチレバー部213の下の端部近傍で接続部336と接続されている。
また、図示左上には2つの第2カンチレバー部334E、334Fが設けられており、第2カンチレバー部334E、334Fの一方の端部は互いに接続され、更に、この部分は左側の第1カンチレバー部213の上の端部近傍で接続部336と接続されている。また、図示左下には2つの第2カンチレバー部334G、334Hが設けられており、第2カンチレバー部334G、334Hの一方の端部は互いに接続され、更に、この部分は左側の第1カンチレバー部213の下の端部近傍で接続部336と接続されている。
尚、第2カンチレバー部334A~334Hの他方の端部は、固定部115に接続されており、各々の第2カンチレバー部334A~334Hの表面には圧電素子が設けられている。本実施形態における光偏向器では、第1軸に近い第2カンチレバー部334B、334C、334F、334Gよりも、第1軸より離れた第2カンチレバー部334A、334D、334E、334HにおけるY方向の幅を狭くしている。これにより、第2カンチレバー部334A、334D、334E、334Hによる第1カンチレバー部213の拘束を小さくすることができ、可動部110の振れ角を大きくすることが可能である。
尚、図23では、第2カンチレバー部334A~334Hが8つの場合を示したが、この数に限定されるものではなく、12や16等であってもよい。また、本実施形態は、第1~第3の実施形態に適用可能である。
以上、本発明の実施形態の例について記述したが、本発明は斯かる特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
10 光走査システム
11 制御装置
12、12b 光源装置
13、13A、13B、13C、13D、13E、13F 可動装置
14 反射面
15 被走査面
25 光源装置ドライバ
26 可動装置ドライバ
30 制御部
31 駆動信号出力部
50 レーザヘッドランプ
51 ミラー
52 透明板
60 ヘッドマウントディスプレイ
60a フロント
60b テンプル
61 導光板
62 ハーフミラー
63 装着者
110 可動部
111 ミラー部
112 トーションバー
113 第1カンチレバー部
114、114A、114B、114C、114D 第2カンチレバー部
115 固定部
124、124A、124B、124C、124D 圧電素子
400 自動車(車両の一例)
500 ヘッドアップディスプレイ装置(画像投影装置の一例、ヘッドアップディスプ
レイの一例)
650 レーザプリンタ
700 ライダ装置(物体認識装置の一例)
702 被対象物
801 パッケージ部材
802 取付部材
803 透過部材
特許4461654号公報

Claims (10)

  1. ミラー部を有する可動部と、
    前記可動部と一端で接続される複数のトーションバーと、
    前記複数のトーションバーのそれぞれの他端とそれぞれ接続される複数の第1カンチレバー部と、
    前記複数の第1カンチレバー部のそれぞれに一端が接続される複数の第2カンチレバー部と、
    前記複数の第2カンチレバー部の他端のそれぞれと接続される固定部と、
    前記複数の第2カンチレバー部のそれぞれを変形させる複数の駆動部と、
    前記複数の第1カンチレバー部のうちの少なくとも1つの第1カンチレバー部の一端と、前記複数の第2カンチレバー部のうちの2以上の第2カンチレバー部とを接続する接続部と、
    を有し、
    前記接続部は、前記第1カンチレバー部側に配置される第1接続部と、前記第2カンチレバー部側に配置される第2接続部と、を有し、
    前記第1接続部の、前記可動部の回動軸と垂直な方向に沿う幅方向の長さは、前記第2接続部の前記幅方向の長さより短く、
    前記第1接続部の前記幅方向の長さは、前記2以上の第2カンチレバー部のそれぞれの前記幅方向の長さの合計よりも
    ことを特徴とする可動装置。
  2. 前記第1接続部は、前記2以上の第2カンチレバー部に亘る領域の前記幅方向の略中央に位置しており、
    前記複数のトーションバーのそれぞれは、前記回動軸に略平行な方向に延出しており、
    前記回動軸と前記接続部の前記幅方向とは直交していることを特徴とする請求項1に記載の可動装置。
  3. 前記第1接続部の前記幅方向の中心は、前記2以上の第2カンチレバー部に亘る領域前記幅方向の外側の端部より、前記2以上の第2カンチレバー部に亘る前記領域前記幅方向の長さの42%以上、57%以下の位置であることを特徴とする請求項1又は2に記載の可動装置。
  4. 請求項1からのいずれか1項に記載の可動装置と、
    光を発する光源と、
    を備え、
    前記光源から発せられた光を偏向して投影することを特徴とする画像投影装置。
  5. 前記光源は複数設けられており、
    前記複数の光源は、異なる波長の光を発するものであって、
    前記複数の光源から発した前記複数の光を合成する合成部を更に備え、
    前記合成部において合成された光を偏向して投影することを特徴とする請求項に記載の画像投影装置。
  6. 請求項1からのいずれか1項に記載の可動装置を備えるヘッドアップディスプレイ。
  7. 請求項1からのいずれか1項に記載の可動装置を備えるレーザヘッドランプ。
  8. 請求項1からのいずれか1項に記載の可動装置を備えるヘッドマウントディスプレイ。
  9. 請求項1からのいずれか1項に記載の可動装置と、
    光を発する光源と、
    を備え、
    前記光源から発せられた光を偏向し、前記光が物体に照射され、前記物体において反射された反射光を検出することにより物体を認識することを特徴とする物体認識装置。
  10. 請求項に記載のヘッドアップディスプレイ、請求項に記載のレーザヘッドランプ、及び請求項に記載の物体認識装置の少なくとも1つを有する車両。
JP2019197896A 2019-10-30 2019-10-30 可動装置、画像投影装置、ヘッドアップディスプレイ、レーザヘッドランプ、ヘッドマウントディスプレイ、物体認識装置、及び車両 Active JP7375471B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019197896A JP7375471B2 (ja) 2019-10-30 2019-10-30 可動装置、画像投影装置、ヘッドアップディスプレイ、レーザヘッドランプ、ヘッドマウントディスプレイ、物体認識装置、及び車両
US17/023,600 US11947113B2 (en) 2019-10-30 2020-09-17 Movable device, image projection apparatus, head-up display, laser headlamp, head-mounted display, object recognition device, and vehicle

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019197896A JP7375471B2 (ja) 2019-10-30 2019-10-30 可動装置、画像投影装置、ヘッドアップディスプレイ、レーザヘッドランプ、ヘッドマウントディスプレイ、物体認識装置、及び車両

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021071583A JP2021071583A (ja) 2021-05-06
JP7375471B2 true JP7375471B2 (ja) 2023-11-08

Family

ID=75687481

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019197896A Active JP7375471B2 (ja) 2019-10-30 2019-10-30 可動装置、画像投影装置、ヘッドアップディスプレイ、レーザヘッドランプ、ヘッドマウントディスプレイ、物体認識装置、及び車両

Country Status (2)

Country Link
US (1) US11947113B2 (ja)
JP (1) JP7375471B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023149196A1 (ja) * 2022-02-07 2023-08-10 ソニーグループ株式会社 Memsデバイス及び測距装置

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010237520A (ja) 2009-03-31 2010-10-21 Brother Ind Ltd 光スキャナ
JP2011232589A (ja) 2010-04-28 2011-11-17 Ricoh Co Ltd 光走査装置
JP2016206235A (ja) 2015-04-15 2016-12-08 株式会社デンソー 光走査装置
JP2019082634A (ja) 2017-10-31 2019-05-30 株式会社リコー 可動装置、ヘッドアップディスプレイ、レーザヘッドランプ、ヘッドマウントディスプレイ、車両及び光走査方法

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6612160B2 (en) 2001-03-09 2003-09-02 Veeco Instruments, Inc. Apparatus and method for isolating and measuring movement in metrology apparatus
JP4461654B2 (ja) 2001-08-20 2010-05-12 ブラザー工業株式会社 光走査装置、光走査装置に用いられる振動体及び光走査装置を備えた画像形成装置
JP4935013B2 (ja) * 2005-07-21 2012-05-23 ブラザー工業株式会社 光走査装置、画像表示装置及び光スキャナの共振周波数変更方法並びに反射ミラー位置の補正方法
JP5151065B2 (ja) 2006-05-19 2013-02-27 コニカミノルタホールディングス株式会社 光スキャナ及び走査型プロジェクタ
US8767215B2 (en) * 2007-06-18 2014-07-01 Leddartech Inc. Method for detecting objects with light
JP5262613B2 (ja) * 2008-11-20 2013-08-14 パナソニック株式会社 光学反射素子
JP5728823B2 (ja) 2009-06-09 2015-06-03 株式会社リコー 光偏向器、光走査装置、画像形成装置及び画像投影装置
JP5323155B2 (ja) 2011-09-08 2013-10-23 富士フイルム株式会社 ミラー駆動装置及びその駆動方法並びに製造方法
JP6024269B2 (ja) 2011-09-20 2016-11-16 株式会社デンソー 光走査装置
JP6055701B2 (ja) 2013-03-18 2016-12-27 スタンレー電気株式会社 光偏向器
JP2017207630A (ja) 2016-05-18 2017-11-24 スタンレー電気株式会社 光偏向器
JP6506212B2 (ja) 2016-05-27 2019-04-24 スタンレー電気株式会社 光偏向器及び製造方法

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010237520A (ja) 2009-03-31 2010-10-21 Brother Ind Ltd 光スキャナ
JP2011232589A (ja) 2010-04-28 2011-11-17 Ricoh Co Ltd 光走査装置
JP2016206235A (ja) 2015-04-15 2016-12-08 株式会社デンソー 光走査装置
JP2019082634A (ja) 2017-10-31 2019-05-30 株式会社リコー 可動装置、ヘッドアップディスプレイ、レーザヘッドランプ、ヘッドマウントディスプレイ、車両及び光走査方法

Also Published As

Publication number Publication date
US20210132385A1 (en) 2021-05-06
US11947113B2 (en) 2024-04-02
JP2021071583A (ja) 2021-05-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7167500B2 (ja) 可動装置、画像投影装置、ヘッドアップディスプレイ、レーザヘッドランプ、ヘッドマウントディスプレイ、物体認識装置、及び車両
JP7375471B2 (ja) 可動装置、画像投影装置、ヘッドアップディスプレイ、レーザヘッドランプ、ヘッドマウントディスプレイ、物体認識装置、及び車両
JP2023174680A (ja) 可動装置、画像投影装置、ヘッドアップディスプレイ、レーザヘッドランプ、ヘッドマウントディスプレイ、物体認識装置、及び車両
US20220299757A1 (en) Movable device, image projection apparatus, laser headlamp, head-mounted display, distance measurement device, and mobile object
JP7363352B2 (ja) 可動装置、画像投影装置、ヘッドアップディスプレイ、レーザヘッドランプ、ヘッドマウントディスプレイ、物体認識装置、及び車両
JP7338403B2 (ja) 光偏向器、画像投影装置、ヘッドアップディスプレイ、レーザヘッドランプ、ヘッドマウントディスプレイ、物体認識装置、及び車両
JP7459580B2 (ja) 可動装置、画像投影装置、ヘッドアップディスプレイ、レーザヘッドランプ、ヘッドマウントディスプレイ、物体認識装置、及び移動体
US11624903B2 (en) Light deflector, LiDAR device, and image forming apparatus
JP7456294B2 (ja) 可動装置、偏向装置、距離測定装置、画像投影装置、及び車両
JP7451930B2 (ja) 光偏向器、偏向装置、距離測定装置、画像投影装置、及び車両
JP7354797B2 (ja) 光偏向器、偏向装置、距離測定装置、画像投影装置、及び車両
US20220299755A1 (en) Light deflector, image projection apparatus, laser headlamp, head-mounted display, distance measurement apparatus, and mobile object
US20220155582A1 (en) Operating device, light deflector, light deflecting device, distance measurement apparatus, image projection apparatus, and mobile object
US11662436B2 (en) Mount, movable device, LiDAR device, image forming apparatus, and image projection apparatus
JP7468173B2 (ja) 光偏向器、光走査システム、画像投影装置、画像形成装置、レーザレーダ
JP2022078945A (ja) 動作装置、光偏向器、光偏向装置、距離測定装置、画像投影装置及び移動体
US20220326512A1 (en) Movable apparatus
JP7247553B2 (ja) 可動装置、画像投影装置、ヘッドアップディスプレイ、レーザヘッドランプ、ヘッドマウントディスプレイ、物体認識装置、及び車両
JP2023140219A (ja) 可動装置、光偏光素子、画像投影装置、ヘッドアップディスプレイ、レーザヘッドランプ、ヘッドマウントディスプレイ、物体認識装置、および移動体
JP6703746B2 (ja) 光偏向素子、光走査装置及び画像投影装置
JP2023138313A (ja) 可動装置、光走査システム、ヘッドアップディスプレイ、レーザヘッドランプ、ヘッドマウントディスプレイ、物体認識装置および移動体。
JP2024015968A (ja) 可動装置、光走査システム、ヘッドアップディスプレイ、レーザヘッドランプ、ヘッドマウントディスプレイ、物体認識装置および移動体。
JP2020194116A (ja) レーザ走査式映像装置
JP2020101587A (ja) 可動装置、距離測定装置、画像投影装置、及び車両

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220824

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230417

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230509

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230706

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230926

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20231009

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7375471

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151