JP2011232589A - 光走査装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】カンチレバーの配置効率を高めて、より一層小型化、低コスト化を図ることができる光走査装置を提供する。
【解決手段】光走査装置は、入射光を反射する反射面55aを有する可動板55と、可動板を回動可能に支持しかつ可動板から互いに反対方向に延びるトーション梁56,57と、一端が固定端とされかつ他端が可動端とされて可動端にトーション梁の終端がそれぞれ連結されしかも曲げ振動により可動板を往復回転させるカンチレバー51,52と、このカンチレバーの固定端が接続されかつ内側に前記カンチレバーとトーション梁と可動板とが配設されて、カンチレバーとトーション梁と可動板とを支持する支持枠50とを備え、カンチレバーの少なくとも一部がトーション梁の延びる方向を長手方向としてこの長手方向に対して略平行でかつトーション梁に隣接して配置された長手方向部とされている。
【選択図】図8
【解決手段】光走査装置は、入射光を反射する反射面55aを有する可動板55と、可動板を回動可能に支持しかつ可動板から互いに反対方向に延びるトーション梁56,57と、一端が固定端とされかつ他端が可動端とされて可動端にトーション梁の終端がそれぞれ連結されしかも曲げ振動により可動板を往復回転させるカンチレバー51,52と、このカンチレバーの固定端が接続されかつ内側に前記カンチレバーとトーション梁と可動板とが配設されて、カンチレバーとトーション梁と可動板とを支持する支持枠50とを備え、カンチレバーの少なくとも一部がトーション梁の延びる方向を長手方向としてこの長手方向に対して略平行でかつトーション梁に隣接して配置された長手方向部とされている。
【選択図】図8
Description
本発明は、小型ガルバノミラーを用いた光走査装置及びこの光走査装置を組み込んだ画像形成装置及び投影装置に関する。
従来から、小型ガルバノミラーを用いた光走査装置には、図1に示す構造のものが知られている。この光走査装置は、一対の音叉形振動子1を有する。その音叉形振動子1はカンチレバーとしての第1アーム2と第2アーム3とこの両アーム2、3を連結する連結部4からなっている。
その一対の音叉形振動子1、1の間に反射面を有する可動板5が配置され、この可動板5は一対のトーション梁6、6を介してかつこのトーション梁6、6の延びる方向を回転軸7として連結部4に接続されている。
その第1アーム2と第2アーム3とは、その回転軸7に対して線対称に配置され、この両アーム2、3には、図示を略す圧電アクチュエータが設けられている。この圧電アクチュエータにより、両アーム2、3が互いに逆方向に撓まされ得る。
その第1アーム2と第2アーム3とを、位相が180度異なる方向(矢印1A、1B方向)に撓み振動させ、その振動エネルギーを一対の音叉形振動子1、1の連結部4、4へ伝搬させると、一対の音叉形振動子1、1がその振動中心8である回転軸7を中心に所定の周波数で反復回転振動(捩れ振動)し、これにより、可動板5が回転軸7を中心として往復振動される(例えば、特許文献1参照。)。
また、光走査装置には、図2に示すように、矩形状の支持枠10の内側に矩形状の可動板11を配設し、この可動板11を互いに反対方向に延びる一対のトーション梁12、13の終端にこのトーション梁12、13の延びる方向を長手方向としてこの長手方向に直交する連結部14、14を形成し、この連結部14、14をトーション梁12、13の長手方向と同方向に延びる一対の平行なカンチレバーとしての曲がり梁15、16に接続し、この曲がり梁15、16の終端を支持枠10の短辺部に連結固定したものも知られている(例えば、特許文献2参照。)。その曲がり梁15、16には圧電アクチュエータ17、18が設けられている。
また、光走査装置には、図3に示すように、矩形状の支持枠20の内側に走査ミラーとしての可動板21を配設し、この可動板21を一対のトーション梁22と連結部材23、24とを介して支持枠20に支持させる構造のものも知られている。
このものでは、環境温度等の変化によりトーション梁22の張力が変化すると、周波数特性等が変化するため、環境温度の変化によるトーション梁22の張力変化が小さくなるように、連結部材24はその長手方向がトーション梁22の長手方向と平行にかつトーション梁22に隣接して配設されている。なお、その連結部材24はカンチレバーとしての機能を有していない(例えば、特許文献3参照。)。
ところで、マイクロマシン技術を用いた光走査装置は、従来のポリゴンミラー型の光走査装置や、従来のガルバノミラー型の光走査装置に較べて省電力化、小型化、高速化の可能性があり、駆動部の形成に関してもシリコンウエハーを素材として、半導体微細加工技術を用いて安価で大量に形成できる可能性があるため実用化が期待されている。
そのシリコンウエハーを除去加工して、可動板の反射面の角度を変えられるようにするには、高速の振動の繰り返し捩りによって、トーション梁が破壊されないようにするために、断面を細くするか、トーション梁の長さ自体を長くする必要がある。
可動板の駆動手段には、静電駆動、電磁駆動等の方式がある。静電式駆動手段により駆動力を得るには、可動板が変位しても対向電極の面積を確保する必要があるために、可動板の角度変位を大きくすることができない。そのために、光走査装置の駆動手段として静電式駆動手段を用いる場合、走査光の出射角を大きくすることは期待できないことになる。
一方、電磁式駆動手段は、可動板の変位を大きく確保することが可能であるが、小型化を図ろうとすると、コイル配線部の断面積を小さくしなければならず、その断面積を小さくするとコイルの配線抵抗が増加するためジュール損失が大きくなり、かつ、電流駆動であるため、消費電力も大きくなる不都合がある。
また、磁性体を搭載することになるので、磁気を嫌う周辺部品、周辺装置を走査ミラー装置の近傍に設けなければならない場合、磁気シールドが必要になるために、大型化する可能性がある。
これに対して、図4に示す走査ミラー装置は、長方形状の支持枠30の内側に可動板31を配設し、この可動板31を互いに反対方向に延びるトーション梁32、33により支持し、このトーション梁32、33を4個のカンチレバー34ないし37の可動端としての他端部に接続し、カンチレバー34ないし37の一端部を支持枠30に固定端部として固定する構成とし、そのカンチレバー34ないし37にバイモルフやモノモルフ、バイメタル、形状記憶合金等の曲げ力を発生することが可能な材料を用いれば、このカンチレバー34ないし37に発生した曲げ力がトーション梁32、33に伝達されるため、図5ないし図7に示すように、可動板31が回転振動される。
この図4に示す走査ミラー装置によれば、電磁式駆動手段による欠点を解消することはできる。しかしながら、カンチレバー34ないし37の長さが短いと変位量(曲げ量)が小さいため、変位量を大きく確保しようとすると、支持枠30の内側にカンチレバー34ないし37を配置するスペースを大きく確保することが必要になる。
その図4に示す走査ミラー装置では、トーション梁32、33の長手方向とカンチレバー34ないし37の長手方向とが略直交する配置構造となっているために、可動板31の振幅角度を大きく確保しようとすると、カンチレバー34ないし37の長さを長くしなければならず、これに伴って、支持枠30が大きくなり、光走査装置を小型化できないことになる。
また、1個1個の光走査部が大きいと、1枚のシリコンウエハーからの光走査部の取り出し個数が少なくなるために、1個当たりの光走査装置のコストが上昇する。すなわち、光走査装置の駆動に関係しないデッドスペースをできるだけ小さくすることが求められる。
本発明の目的は、カンチレバーの配置効率を高めて、より一層小型化、低コスト化を図ることができる光走査装置及びこの光走査を組み込んだ画像形成装置及び投影装置を提供することにある。
請求項1に記載の光走査装置は、入射光を反射する反射面を有する可動板と、該可動板を回動可能に支持しかつ可動板から互いに反対方向に延びる一対のトーション梁と、一端が固定端とされかつ他端が可動端とされて該可動端に前記一対のトーション梁の終端がそれぞれ連結されしかも曲げ振動により前記可動板を往復回転させる一対のカンチレバーと、前記一対のカンチレバーの固定端が接続されかつ内側に前記カンチレバーと前記トーション梁と前記可動板とが配設されて、前記一対のカンチレバーと前記一対のトーション梁と前記可動板とを支持する支持枠とを備えた光走査装置において、
前記一対のカンチレバーの少なくとも一部が前記一対のトーション梁の延びる方向を長手方向として該長手方向に対して略平行でかつ当該一対のトーション梁に隣接して配置された長手方向部とされていることを特徴とする。
前記一対のカンチレバーの少なくとも一部が前記一対のトーション梁の延びる方向を長手方向として該長手方向に対して略平行でかつ当該一対のトーション梁に隣接して配置された長手方向部とされていることを特徴とする。
請求項2に記載の光走査装置は、前記一対のカンチレバーはその長手方向部に対して屈曲されて前記支持枠に支持される屈曲部を有し、前記可動板と前記一対のトーション梁とが前記屈曲部を介して前記支持枠に支持されていることを特徴とする。
請求項3に記載の光走査装置は、前記一対のトーション梁の終端が前記支持枠に接続部を介して接続されていることを特徴とする。
請求項3に記載の光走査装置は、前記一対のトーション梁の終端が前記支持枠に接続部を介して接続されていることを特徴とする。
請求項4に記載の光走査装置は、前記一対のカンチレバーは共に、前記一対のトーション梁の長手方向の軸線によって画成された支持枠の一方の枠内に配置され、前記一対のカンチレバーに同一方向の駆動波形を加えることにより、前記一対のトーション梁の軸線を偏心軸として、前記可動板を回転振動させることを特徴とする。
請求項5に記載の光走査装置は、前記一対のカンチレバーは、その一方が前記一対のトーション梁の長手方向の軸線によって画成された支持枠の一方の枠内に配置され、その他方が一対のトーション梁の長手方向の軸線によって画成された支持枠の他方の枠内に配置され、前記一対のカンチレバーに逆方向の駆動波形を加えることにより、前記一対のトーション梁の軸線を偏心軸として、前記可動板を回転振動させることを特徴とする。
請求項6に記載の光走査装置は、前記一対のカンチレバーのうちの一方の枠内に配置された一方のカンチレバーの可動端が前記可動板を挟んで一方のトーション梁の延びる方向と反対方向に延びる他方のトーション梁の終端に連結され、前記一対のカンチレバーのうちの他方の枠内に配置された他方のカンチレバーの可動端が前記可動板を挟んで他方のトーション梁の延びる方向と反対方向に延びる一方のトーション梁の終端に連結され、前記軸線に直交する線分であって前記可動板の中心を通る線分によって前記支持枠を画成したときに、前記一方の枠内に配置された一方のカンチレバーの固定端が前記一方のトーション梁の存在する側に配設され、前記他方の枠内に配置された他方のカンチレバーの固定端が前記他方のトーション梁の存在する側に配設され、各カンチレバーはその固定端からその可動端までの長手方向部の長さが前記トーション梁の長さと前記可動板の直径との和よりも長くなっていることを特徴とする。
請求項7に記載の光走査装置は、前記支持枠に給電用パッドが形成され、該給電用パッドの少なくとも一部が、前記一対のトーション梁の各終端を結んだ長手方向直線に平行でかつ前記可動板に接する接線と、前記長手方向直線に直交しかつ前記一対のトーション梁の終端を通る一対の直線とによって画成された領域に存在することを特徴とする。
請求項8に記載の光走査装置は、請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の光走査装置が入れ子状に配置されて、前記可動板を二方向に回転振動可能としたことを特徴とする。
請求項8に記載の光走査装置は、請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の光走査装置が入れ子状に配置されて、前記可動板を二方向に回転振動可能としたことを特徴とする。
請求項9に記載の光走査装置は、入射光を反射する反射面を有する可動板と、該可動板を回動可能に支持しかつ可動板から互いに反対方向に延びる一対のトーション梁と、一端が固定端とされかつ他端が可動端とされて該可動端に前記一対のトーション梁の終端がそれぞれ連結されしかも曲げ振動により前記可動板を往復回転させる一対のカンチレバーと、前記一対のカンチレバーの固定端が接続されかつ内側に前記カンチレバーと前記トーション梁と前記可動板とが配設されて、前記一対のカンチレバーと前記一対のトーション梁と前記可動板とを支持する内側の支持枠とからなる可動部を可動板とみなして、該可動板が外側の支持枠に入れ子状に配置されて、請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の構造が採用されていることを特徴とする。
請求項10に記載の画像形成装置は、請求項1ないし請求項7のいずれか1項に記載の光走査装置を有し、該光走査装置により感光体ドラムの表面に静電潜像を形成することを特徴とする。
請求項11に記載の画像形成装置は、請求項8又は請求項9に記載の光走査装置を有し、投影面を走査光により走査し、該投影面に画像を投影することを特徴とする。
請求項11に記載の画像形成装置は、請求項8又は請求項9に記載の光走査装置を有し、投影面を走査光により走査し、該投影面に画像を投影することを特徴とする。
本発明の請求項1に係る走査ミラー装置によれば、走査ミラーを回転振動させる力を発生させるカンチレバーを効率的に配置することができるので、光走査装置を小型化することができる。
その結果、同じ大きさのウエハーからより多くの光走査装置を作成できるので、その製造コストを低減することができる。
その結果、同じ大きさのウエハーからより多くの光走査装置を作成できるので、その製造コストを低減することができる。
本発明の請求項2に係る走査ミラー装置によれば、カンチレバーの長手方向に対して屈曲した屈曲部を有する構成としたので、トーション梁とカンチレバーの配置効率をより一層向上させることができる。
カンチレバーをトーション梁に平行に配置しようとすると、支持枠の内側で、可動板を避けた位置に、カンチレバーの一端を支持するスペースが必要となり、支持枠の大きさが制約されている場合には、カンチレバーの長さを十分に確保できないことになるが、この請求項2に記載の光走査装置によれば、屈曲した屈曲部の長さの分だけ、カンチレバーの長さを確保できることになり、トーション梁とカンチレバーの配置効率をより一層向上させて、可動板の振幅角度を確保できることになる。
カンチレバーをトーション梁に平行に配置しようとすると、支持枠の内側で、可動板を避けた位置に、カンチレバーの一端を支持するスペースが必要となり、支持枠の大きさが制約されている場合には、カンチレバーの長さを十分に確保できないことになるが、この請求項2に記載の光走査装置によれば、屈曲した屈曲部の長さの分だけ、カンチレバーの長さを確保できることになり、トーション梁とカンチレバーの配置効率をより一層向上させて、可動板の振幅角度を確保できることになる。
請求項3に記載の光走査装置によれば、トーション梁とカンチレバーを略平行に配置して可動板やトーション梁を片持ちで支持する場合であっても、支持枠とトーション梁の終端とを接続部を介して接続する構成としたので、可動板の振動特性の変化を防止することができる。
すなわち、カンチレバーに反りが生じると、カンチレバーの投影面上での幾何学的長さが短くなるので、トーション梁に圧縮方向の力が加わり、トーション梁の周波数特性の変化や、トーション梁に加わる曲げ方向の力に起因して、可動板の振動特性に変化が生じ、可動板の往復回動が安定しなくなる可能性があるが、この請求項3に記載の光走査装置によれば、支持枠とトーション梁の終端とが接続部を介して接続されているので、圧縮方向の力と反対方向の力がトーション梁の長手方向に加わり、可動板の振動特性の変化を防止できる。
すなわち、カンチレバーに反りが生じると、カンチレバーの投影面上での幾何学的長さが短くなるので、トーション梁に圧縮方向の力が加わり、トーション梁の周波数特性の変化や、トーション梁に加わる曲げ方向の力に起因して、可動板の振動特性に変化が生じ、可動板の往復回動が安定しなくなる可能性があるが、この請求項3に記載の光走査装置によれば、支持枠とトーション梁の終端とが接続部を介して接続されているので、圧縮方向の力と反対方向の力がトーション梁の長手方向に加わり、可動板の振動特性の変化を防止できる。
請求項4に記載の光走査装置によれば、トーション梁とカンチレバーを略平行に配置して可動板やトーション梁を片持ちで支持する場合、可動板の中心に対して偏心支持する構造とすると、カンチレバーを効率よく配置できるので、かつ、より一層可動板の振幅角度を大きくしたうえで、光走査装置を更に小型化することが可能となる。
請求項5に記載の光走査装置によれば、トーション梁に加わる圧縮力を回転力に変換する作用を生じさせることができるので、可動板の振動特性の変化を抑制しつつ可動板を往復振動させることができる。
請求項6に記載の光走査装置によれば、カンチレバーの固定端から自由端までの長手方向の長さをより一層長くできる。
請求項7に記載の光走査装置によれば、給電用パッドを支持枠そのものに設ける場合であっても、給電用パッドの配置効率の向上を図ることができるので、光走査装置を大型化することなく、給電用パッドを支持枠に設けることができる。
請求項8又は請求項9に記載の光走査装置によれば、二軸方向に可動板を往復振動させる場合でも、小型の二軸方向往復振動型の光走査装置を提供できる。また、小型化した分だけ、エネルギーの節約を図ることができる。
請求項10に記載の画像形成装置によれば、画像形成装置内に組み込まれた一軸方向の光走査装置が小型化できるので、その分、画像形成装置を小型化でき、ひいては、設計自由度が増大し、画像形成装置全体のコストダウンに通じる。
請求項11に記載の画像投影装置によれば、投影装置に組み込まれた二軸方向の光走査装置が小型化できるので、その分、画像投影装置を小型化でき、ひいては、設計自由度が増大し、画像投影装置全体のコストダウンに通じる。
(実施例1)
図8は本発明の実施例1に係る光走査装置の平面図を示し、この図8において、50は長方形状の支持枠である。支持枠50は長辺部50’と短辺部50”とを有する。この支持枠50の内側には、4個のカンチレバー51〜54が配置されている。ここでは、このカンチレバー51〜54には、バイモルフやモノモルフ、バイメタル、形状記憶合金が用いられる。
図8は本発明の実施例1に係る光走査装置の平面図を示し、この図8において、50は長方形状の支持枠である。支持枠50は長辺部50’と短辺部50”とを有する。この支持枠50の内側には、4個のカンチレバー51〜54が配置されている。ここでは、このカンチレバー51〜54には、バイモルフやモノモルフ、バイメタル、形状記憶合金が用いられる。
支持枠50には、その長辺部50’にカンチレバー支持部50a、50bが形成され、このカンチレバー支持部50a、50bの可動空間50cに反射面55aを有する円盤状の可動板55が配置されている。
カンチレバー51ないし54は、ここでは、同一の大きさの長方形状の板状構造とされている。そのカンチレバー51ないし54の長手方向は、支持枠50の長手方向に対応している。
カンチレバー51ないし54は、ここでは、同一の大きさの長方形状の板状構造とされている。そのカンチレバー51ないし54の長手方向は、支持枠50の長手方向に対応している。
カンチレバー51、52は、その長手方向の一端部51a、52aがカンチレバー支持部50aへの固定端とされ、その長手方向の他端部51b、52bが可動端とされている。
カンチレバー53、54は、その長手方向の一端部53a、54aがカンチレバー支持部50bへの固定端とされ、その長手方向の他端部53b、54bが可動端とされている。
カンチレバー53、54は、その長手方向の一端部53a、54aがカンチレバー支持部50bへの固定端とされ、その長手方向の他端部53b、54bが可動端とされている。
可動板55は、この可動板55を起点にして互いに反対方向(直径方向)に延びる一対のトーション梁56、57を有する。このトーション梁56、57の延びる方向は支持枠50の長手方向に対応しており、その延びる方向終端には、このトーション梁56、57と直交する方向に延びる終端としての終端部58、59がそのトーション梁56、57と一体に形成されている。
その終端部58はカンチレバー51、53に跨るようにしてその他端部51b、53bに連結されている。その終端部59はカンチレバー52、54に跨るようにしてその他端部52b、54bに連結されている。
このように、この実施例1では、反射面55aを有する可動板55を回動可能に支持する一対のトーション梁56、57と、このトーション梁56、57の終端に連結されてこの可動板55を駆動するカンチレバー51ないし54の長手方向部の全部とが略平行にかつ隣接して互いに配置されている。
この走査ミラー装置によれば、トーション梁56、57を挟んで一対のカンチレバー51、52と一対のカンチレバー53、54とに互いに半位相ずれた駆動波形を入力することによって、一対のトーション梁56、57に交互に反対方向の捩れ力を発生させると、可動板55が振動される。これにより、反射面55aによる光走査が行われる。
従来、図4に示すようにトーション梁32、33の長手方向に対して、カンチレバー34ないし37の長手方向を略垂直に配置する構成となっていたために、支持枠30のそれ自体を大きくしなければならず、走査ミラー装置の全体が大きくなってしまっていたが、この実施例1では、カンチレバー34ないし37の長手方向部とトーション梁32、33の長手方向を平行にかつ隣接して配置することにしたので、デッドスペースが少なくなり、効率よい配置ができる。
その結果、より一層小型化、低コスト化を図ることができる光走査装置を提供できる。
その結果、より一層小型化、低コスト化を図ることができる光走査装置を提供できる。
(実施例2)
図9は本発明の実施例2に係る光走査装置の平面図を示している。この実施例2に係る光走査装置では、支持枠50の長辺部50’の長手方向中間部がカンチレバー支持部50a、50bとなっている。
図9は本発明の実施例2に係る光走査装置の平面図を示している。この実施例2に係る光走査装置では、支持枠50の長辺部50’の長手方向中間部がカンチレバー支持部50a、50bとなっている。
カンチレバー51、52は、互いに直交する方向に屈曲されて、カンチレバー支持部50aに固定される屈曲部51’、52’と、長手方向部51”、52”とからなっている。カンチレバー53、54は、互いに直交する方向に屈曲されて、カンチレバー支持部50bに固定される屈曲部53’、54’と、長手方向部53”、54”とからなっている。
その屈曲部51’ないし54’はトーション梁56、57の長手方向に直交する方向に延びており、ここでは、カンチレバー51ないし54の少なくとも一部を構成する長手方向部51”ないし54”がトーション梁56、57の長手方向に隣接してかつ平行な方向に延びている。
このように、この走査ミラー装置では、カンチレバー51ないし54はその長手方向部51”ないし54”に対して屈曲されて支持枠50に支持される屈曲部51’ないし54’を有し、可動板55とトーション梁56、57とがカンチレバー51ないし54を介して支持枠50に接続されている。
カンチレバー51ないし54としてバイモフルやモノモルフのような梁材を用いて、この梁材に反り力を発生させる場合に、梁材が屈曲したとしても、固定端と可動端とにはその厚さ方向への変位が生じる。従って可動板55の直径、支持枠50の大きさ、トーション梁56、57の長さに応じて、カンチレバー51ないし54の形状を適宜選択できる。
例えば、図9に示すように、可動板55の直径がトーション梁57の長手方向の長さに対して直交する方向に大きい場合には、この図9に示すように、カンチレバー51ないし54を屈曲形状とする。
このように、カンチレバー51ないし54を屈曲形状の構成としたとしても、実質的には、図10に示す長手方向部51”ないし54”の長さAと屈曲部51’ないし54’の長さBとの和の長さのカンチレバーにより、可動板55を駆動していることと等価であるので、支持枠50内の限られたスペースに、効率よくカンチレバー51ないし54を配置可能である。
(実施例3)
図9に示す走査ミラー装置によれば、カンチレバー51ないし54の長手方向部51”ないし54”の反りによって、僅かながら、トーション梁56、57に矢印方向の圧縮力が発生し、可動板55の走査に不具合が生じる可能性がある。
図9に示す走査ミラー装置によれば、カンチレバー51ないし54の長手方向部51”ないし54”の反りによって、僅かながら、トーション梁56、57に矢印方向の圧縮力が発生し、可動板55の走査に不具合が生じる可能性がある。
そこで、この実施例3では、図11に示すように、支持枠50の短辺部50”と終端部58、59との間に短辺部50”とトーション梁56、57の終端部58、59を接続する接続部60、60が形成されている。
この接続部60、60はトーション梁56、57の延びる方向延長線上に存在しており、この接続部60、60はカンチレバー51ないし54の長手方向部51”ないし54”の反りに起因するトーション梁56、57の矢印方向の圧縮力に対する抗力をトーション梁56、57に付与する機能を果たす。
この接続部60、60は、一対のトーション梁56、57を間に挟んで、反対側に設けられて、互いに反対方向の抗力を発生させるので、トーション梁56、57への捩り方向の力の発生には支障が生じない。
この接続部60、60は、一対のトーション梁56、57を間に挟んで、反対側に設けられて、互いに反対方向の抗力を発生させるので、トーション梁56、57への捩り方向の力の発生には支障が生じない。
(実施例4)
図12に示すように、カンチレバー51、52の長手方向を短辺部50”、50”に平行に配置し、その一端部51a、52aを長辺部50’、50’に固定端として固定し、その他端部51b、52bを可動端として、可動板55の中心Oに対して偏心させて形成されたトーション梁56、57の終端部58、59をそのカンチレバー51、52の長手方向部に対して直交させてそのカンチレバー51の他端部51b、52bに接続し、カンチレバー51、52に同方向に反りを与えると、可動板55が中心Oに対して偏心したトーション梁56、57の長手方向の軸線Xを中心にして往復回動する。
図12に示すように、カンチレバー51、52の長手方向を短辺部50”、50”に平行に配置し、その一端部51a、52aを長辺部50’、50’に固定端として固定し、その他端部51b、52bを可動端として、可動板55の中心Oに対して偏心させて形成されたトーション梁56、57の終端部58、59をそのカンチレバー51、52の長手方向部に対して直交させてそのカンチレバー51の他端部51b、52bに接続し、カンチレバー51、52に同方向に反りを与えると、可動板55が中心Oに対して偏心したトーション梁56、57の長手方向の軸線Xを中心にして往復回動する。
従って、可動板55の中心Oに対して偏心させた位置にある軸線Xを回動中心にして、可動板55やトーション梁56、57を振動させる構造であれば、各カンチレバー51、52の長手方向とトーション梁56、57の長手方向とを垂直にする必要はない。
すなわち、図12に示すように、可動板55に対してトーション梁56、57を偏心させ、トーション梁56、57の一端をカンチレバー51、52で片持ち支持して、振動を発生させると可動板55はその厚さ方向に多少の動きが生じるが、図8、図9に示すような形状よりも大きな振幅を得やすい。
従って、可動板55の中心Oに対してトーション梁56、57を偏心させることは有利であるが、トーション梁56、57とカンチレバー51、52を垂直に配置すると、デッドスペースが大きくなるので、スペース効率が悪くなる。
そこで、図13、図14に示すように、カンチレバー51、52の長手方向部とトーション梁56、57の長手方向が略平行でかつ隣接する構成とし、各カンチレバー51、52の他端部51b、52bに終端部58、59を接続する構成とすれば、各カンチレバー51、52に同一方向の駆動波形を入力することにより、トーション梁56、57と可動板55とに、軸線Xを中心にして可動板55の厚さ方向の振動を与えることができ、これにより、トーション梁56、57に対して偏心支持された可動板55に回転振動が発生する。
すなわち、一対のカンチレバー51、52を共に、一対のトーション梁56、57の長手方向の軸線Xによって画成された支持枠50の一方の枠内に配置し、この一対のカンチレバー51、52に同一方向の駆動波形を加えることにより、一対のトーション梁56、57の軸線Xを偏心軸として、可動板55を回転振動させることができる。
なお、図13は、各カンチレバー51、52を長方形状の板状構造とした例を示し、図14は各カンチレバー51、52を屈曲部51’、52’と、この屈曲部51’、52’に対して直交する方向に屈曲された長手方向部51”、52”とから構成した例を示している。
(実施例5)
図15に示すように、各カンチレバー51、52に同一方向の駆動波形を与えて同方向に反らせると、各カンチレバー51、52の幾何学的投影長さが短くなるために、実施例3と同様に、僅かながら、トーション梁56、57に矢印方向の圧縮力が発生し、可動板55の走査に不具合が生じる可能性がある。
図15に示すように、各カンチレバー51、52に同一方向の駆動波形を与えて同方向に反らせると、各カンチレバー51、52の幾何学的投影長さが短くなるために、実施例3と同様に、僅かながら、トーション梁56、57に矢印方向の圧縮力が発生し、可動板55の走査に不具合が生じる可能性がある。
そこで、図16に示すように、トーション梁56、57の終端部58、59を支持するカンチレバー51、52を、トーション梁56、57の長手方向の軸線Xによって画成された支持枠50の異なる枠内に配置する構成とする。
すなわち、一対のカンチレバー51、52の一方のカンチレバー51を一対のトーション梁56、57の長手方向の軸線Xによって画成された支持枠50の一方の枠内に配置し、その他方のカンチレバー52をその軸線Xによって画成された支持枠50の他方の枠内に配置する。
この一対のカンチレバー51、52に逆方向の駆動波形を加えることにより、一対のトーション梁の軸線Xを偏心軸として、各カンチレバー51、52が厚さ方向に同一方向に反るように駆動すると、トーション梁56、57の対角方向の捩れの作用により、矢印Z方向にごく僅かなローテンション力が生じる。その結果、トーション梁56、57に発生する圧縮力や曲げ力が緩和される。
図17は図16に示す走査ミラー装置の変形例を示す説明図であって、トーション梁56、57の軸線Xが可動板55の中心Oを通る構造であっても、可動板55の裏面にリブ61を形成することによりトーション梁56、57の軸線Xに対して、可動板55の重心を非対称に構成したものである。
この駆動部としてのカンチレバー51、52を襷がけ又は対角に配置することにより、一見すると、走査ミラー装置が大型化するように見受けられるが、図18に示すように、支持枠50の中央部を円弧状の形状とし、可動板55の中心に対して対角上にカンチレバー51、52を配置する構成とすると、小型化が可能である。
カンチレバー51、52を後述する入れ子状に配置して、2次元的に光を走査する構成とした場合、内枠を軽くでき、この内枠を駆動する動力部を小さくすることが可能となり、走査ミラー装置の全体を小型化できる。
(実施例6)
図19は走査ミラー装置のトーション梁56、57の長手方向の長さよりも、カンチレバー51、52の長手方向の長さを長くする構成としたものである。この実施例6では、実施例5と同様に、トーション梁56、57の終端部58、59を支持するカンチレバー51、52は、トーション梁56、57の長手方向の軸線Xによって画成された支持枠50の異なる枠内に配置されている。
図19は走査ミラー装置のトーション梁56、57の長手方向の長さよりも、カンチレバー51、52の長手方向の長さを長くする構成としたものである。この実施例6では、実施例5と同様に、トーション梁56、57の終端部58、59を支持するカンチレバー51、52は、トーション梁56、57の長手方向の軸線Xによって画成された支持枠50の異なる枠内に配置されている。
ここでは、このカンチレバー51、52は屈曲部51’、52’と長手方向部51”、52”と屈曲部51’、52’と長手方向部51”、52”とを連結する湾曲連結部51c、52cとから構成されている。
一対のカンチレバーのうちの一方の枠内に配置された一方のカンチレバー51の可動端は可動板55を挟んで一方のトーション梁56の延びる方向と反対方向に延びる他方のトーション梁57の終端部59に連結されている。
一対のカンチレバーのうちの他方の枠内に配置された他方のカンチレバー52の可動端は可動板55を挟んで他方のトーション梁57の延びる方向と反対方向に延びる一方のトーション梁56の終端部58に連結されている。
一対のカンチレバーのうちの他方の枠内に配置された他方のカンチレバー52の可動端は可動板55を挟んで他方のトーション梁57の延びる方向と反対方向に延びる一方のトーション梁56の終端部58に連結されている。
一方のカンチレバー51の固定端は、軸線Xに直交する線分であって可動板55の中心Oを通る線分Yによって支持枠50を画成したときに、一方のトーション梁56の存在する側に配設されている。
他方のカンチレバー52の固定端は、軸線Xに直交する線分であって可動板55の中心Oを通る線分Yによって支持枠50を画成したときに、他方の枠内に配置された他方のトーション梁57の存在する側に配設されている。
他方のカンチレバー52の固定端は、軸線Xに直交する線分であって可動板55の中心Oを通る線分Yによって支持枠50を画成したときに、他方の枠内に配置された他方のトーション梁57の存在する側に配設されている。
これにより、各カンチレバー51、52はその固定端からその可動端までの長手方向部の長さがトーション梁の長さと可動板の直径との和よりも長くされている。
すなわち、カンチレバー51、52をこのように構成すると、カンチレバー51、52を長くすることができるので、カンチレバー51、52の終端でより一層大きな変位を発生させることができることになり、反射面55aの振幅角度を大きくすることができる。
図19に示す走査ミラー装置では、可動板55の中心Oに対して、トーション梁56、57の位置が偏心されているが、実施例5で説明したように、可動板55にリブ61を形成して、可動板55の重心を中心Oに対して偏心させることにより、図20に示すように、走査ミラー装置を対称形状に形成することができる。
このように走査ミラー装置のトーション梁56、57、カンチレバー51、52を対称形状として、可動板55とトーション梁56、57とカンチレバー51、52との間に可動空間50cを形成することにすれば、可動空間50cの隙間幅を一定にすることができ、エッチング処理が容易となる。
図21は図19に示す走査ミラー装置の第1変形例を示すもので、カンチレバー51、52を長方形の板状構造とし、カンチレバー51、52を支持枠50の長辺部50’、50’に沿って平行に延びる構造とすると共に、カンチレバー51、52の一端部51a、52aを短辺部50”に固定し、カンチレバー51の他端部51bをトーション梁57の終端部59に接続し、カンチレバー52の他端部52bをトーション梁56の終端部58に接続する構成とすることにより、カンチレバー51、52の長手方向全長を各トーション梁56、57の長さよりも長くする構成としたものである。
図22は図19に示す走査ミラー装置の第2変形例を示すもので、トーション梁56、57の終端を巡るようにして、カンチレバー51、52を屈曲部51’、52’とこの屈曲部51’、52’と互いに直交する長手方向部51”、52”とから構成することにより、カンチレバー51、52の長手方向全長を各トーション梁56、57の長さよりも長くする構成としたものである。
図21、図22に示す変形例の走査ミラー装置も、図19に示す構成の走査ミラー装置と同様に、カンチレバー51、52の終端でより一層大きな変位を発生させることができることになり、反射面55aの振幅角度を大きくすることができる。
(実施例7)
従来は、図4に示すように、カンチレバー34ないし37を可動板31から離れた位置で、カンチレバー34ないし37の長手方向をトーション梁32、33の長手方向に対して垂直にして、カンチレバー34ないし37を支持枠30に配置していたので、支持枠30の表面に給電用パッド(図示を略す)を設けることができなかった。
従来は、図4に示すように、カンチレバー34ないし37を可動板31から離れた位置で、カンチレバー34ないし37の長手方向をトーション梁32、33の長手方向に対して垂直にして、カンチレバー34ないし37を支持枠30に配置していたので、支持枠30の表面に給電用パッド(図示を略す)を設けることができなかった。
これに対し、この走査ミラー装置では、図23に示すように、一対のカンチレバー51、52を駆動するための給電用パッド62が支持枠50に設けられている。この給電用パッド62の一部は、図23に示すように、トーション梁56、57の長手方向では、トーション梁56の終端部58とトーション梁57の終端部59とを結んだ長手方向直線に平行でかつ可動板55の外円に接する接線A”と、この接線A”に直交しかつその一対のトーション梁56、57の終端部を通る一対の直線A’、A’と軸線Xとによって画成された支持枠50の領域bに存在している。
従来、カンチレバー51、52の配置位置に給電用パッド62を設けるためには、支持枠50を大きくしなければならなかったが、この実施例7では、カンチレバー51、52をトーション梁56、57に対して平行に配置したので、支持枠50を大きくしなくとも給電用パッド62を設けることができる。
(実施例8)
図24は、図4に示す入射光を反射する反射面を有する可動板31と、この可動板31を回動可能に支持しかつ可動板31から互いに反対方向に延びる一対のトーション梁32、33と、一端が固定端とされかつ他端が可動端とされてこの可動端に一対のトーション梁32、33の終端がそれぞれ連結されしかも曲げ振動により可動板31を往復回転させるカンチレバー34ないし37と、カンチレバー34ないし37の固定端が接続されかつ内側にカンチレバー34ないし37とトーション梁32、33と可動板31とが配設されて、カンチレバー34ないし37と一対のトーション梁32、33と可動板31とを支持する内側の支持枠30とからなる可動部を可動板55とみなして、この可動板55が図9に示す外側の支持枠50に入れ子状に配置支持されている構造としたものである。
なお、この図24では、図9に示すカンチレバー51ないし54、トーション梁56、57に相当するカンチレバー51ないし54、トーション梁56、57は線対称構造とされている。
図24は、図4に示す入射光を反射する反射面を有する可動板31と、この可動板31を回動可能に支持しかつ可動板31から互いに反対方向に延びる一対のトーション梁32、33と、一端が固定端とされかつ他端が可動端とされてこの可動端に一対のトーション梁32、33の終端がそれぞれ連結されしかも曲げ振動により可動板31を往復回転させるカンチレバー34ないし37と、カンチレバー34ないし37の固定端が接続されかつ内側にカンチレバー34ないし37とトーション梁32、33と可動板31とが配設されて、カンチレバー34ないし37と一対のトーション梁32、33と可動板31とを支持する内側の支持枠30とからなる可動部を可動板55とみなして、この可動板55が図9に示す外側の支持枠50に入れ子状に配置支持されている構造としたものである。
なお、この図24では、図9に示すカンチレバー51ないし54、トーション梁56、57に相当するカンチレバー51ないし54、トーション梁56、57は線対称構造とされている。
走査ミラー装置をこの入れ子状の構造に形成すると、X軸回りには外側のカンチレバー51ないし54により可動板31を回動させ、Y軸回りには内側のカンチレバー34ないし37を用いて回動させることが可能で、この実施例によれば、外側の駆動部を小さくすることが可能となるので、2軸駆動の光走査装置を小型化することが可能である。
(実施例9)
図25は、図8に示す入射光を反射する反射面55aを有する可動板55と、この可動板55を回動可能に支持しかつ可動板55から互いに反対方向に延びる一対のトーション梁56、57と、一端が固定端とされかつ他端が可動端とされてこの可動端に一対のトーション梁56、57の終端がそれぞれ連結されしかも曲げ振動により可動板55を往復回転させるカンチレバー51ないし54と、カンチレバー51ないし54の固定端が接続されかつ内側にカンチレバー51ないし54とトーション梁56、57と可動板55とが配設されて、カンチレバー51ないし54と一対のトーション梁56、57と可動板55とを支持する内側の支持枠50とからなる可動部を可動板31とみなして、この可動板31が図4に示す外側の支持枠30に入れ子状に配置支持されている構造としたものである。
図25は、図8に示す入射光を反射する反射面55aを有する可動板55と、この可動板55を回動可能に支持しかつ可動板55から互いに反対方向に延びる一対のトーション梁56、57と、一端が固定端とされかつ他端が可動端とされてこの可動端に一対のトーション梁56、57の終端がそれぞれ連結されしかも曲げ振動により可動板55を往復回転させるカンチレバー51ないし54と、カンチレバー51ないし54の固定端が接続されかつ内側にカンチレバー51ないし54とトーション梁56、57と可動板55とが配設されて、カンチレバー51ないし54と一対のトーション梁56、57と可動板55とを支持する内側の支持枠50とからなる可動部を可動板31とみなして、この可動板31が図4に示す外側の支持枠30に入れ子状に配置支持されている構造としたものである。
この実施例によれば、Y軸周りには、トーション梁56、57と平行なカンチレバー51ないし54により可動板55を回動させ、X軸周りにはカンチレバー34ないし37により駆動させることができ、内側の支持枠50を小さくできるので、より小さいエネルギーでX軸周りの駆動を行うことができる。
図26は、図8に示す入射光を反射する反射面55aを有する可動板55と、この可動板55を回動可能に支持しかつ可動板55から互いに反対方向に延びる一対のトーション梁56、57と、一端が固定端とされかつ他端が可動端とされてこの可動端に一対のトーション梁56、57の終端がそれぞれ連結されしかも曲げ振動により可動板55を往復回転させるカンチレバー51ないし54と、カンチレバー51ないし54の固定端が接続されかつ内側にカンチレバー51ないし54とトーション梁56、57と可動板55とが配設されて、カンチレバー51ないし54と一対のトーション梁56、57と可動板55とを支持する内側の支持枠50とからなる可動部を可動板55とみなして、この可動板55が図9に示す外側の支持枠50に入れ子状に配置支持されている構造としたものである。
この実施例よれば、X軸周り、Y軸周り共に、トーション梁56、57と平行なカンチレバー51ないし54により、可動板55を回動させる構造である。このため、内側の支持枠50の小型化と小エネルギーにより内側の支持枠50を回転振動させることができる。また、外側の支持枠50を小さくできるので、2軸駆動の光走査装置をより一層小型化することができる。
(実施例10)
これらの実施例に係る光走査装置を搭載した画像形成装置の概略構成を以下に図27を参照しつつ説明する。
この図27において、801は光書込装置、802は光書込装置801の被走査面を提供する感光体ドラム(像担持体)である。
光書込装置801は、記録信号によって変調された1本又は複数本のレーザビームで感光体ドラム802の表面(被走査面)を同ドラムの軸方向に走査する。
これらの実施例に係る光走査装置を搭載した画像形成装置の概略構成を以下に図27を参照しつつ説明する。
この図27において、801は光書込装置、802は光書込装置801の被走査面を提供する感光体ドラム(像担持体)である。
光書込装置801は、記録信号によって変調された1本又は複数本のレーザビームで感光体ドラム802の表面(被走査面)を同ドラムの軸方向に走査する。
感光体ドラム802は、矢印803方向に回転駆動され、帯電部804で帯電された表面に光書込装置801により光走査されることによって静電潜像を形成される。
この静電潜像は現像部805でトナー像に顕像化され、このトナー像は転写部806で記録紙808に転写される。
この静電潜像は現像部805でトナー像に顕像化され、このトナー像は転写部806で記録紙808に転写される。
転写されたトナー像は定着部807によって記録紙808に定着される。感光体ドラム802の転写部806を通過した表面部分はクリーニング部809で残留トナーを除去される。なお、感光体ドラム802に代えてベルト状の感光体を用いる構成も可能であることは明らかである。また、トナー像を転写媒体に一旦転写し、この転写媒体からトナー像を記録紙に転写して定着させる構成とすることも可能である。
光書込装置801は、記録信号によって変調された1本又は複数本のレーザビームを発する光源部820と、本発明の実施例に係る構造の光走査装置からなる振動ミラー821と、この振動ミラー821のミラー基板のミラー面に光源部820からのレーザビームを結像させるための結像光学系822と、ミラー面で反射された1本又は複数本のレーザビームを感光体ドラム802の表面(被走査面)に結像させるための走査光学系823から構成される。振動ミラー821は、その駆動のための集積回路824とともに回路基板825に実装された形で光書込装置801に組み込まれる。
このような構成の光書込装置801は、次のような利点を有する。本発明による振動ミラー821は、前述のようにミラー基板の変形が少なくビーム形状が安定しているため、安定したビームスポット径での書き込みが可能であるほか、回転多面鏡に比べ駆動のための消費電力が小さいため、画像形成装置の高画質化、省電力化に有利である。振動ミラー821のミラー基板の振動時の風切り音は回転多面鏡に比べ小さいため、画像形成装置の静粛性の改善に有利である。振動ミラー821は回転多面鏡に比べ設置スペースが圧倒的に少なくて済み、また、振動ミラー821の発熱量もわずかであるため、光書込装置801の小型化が容易である。
したがって画像形成装置の小型化に有利である。また、振動ミラーは高速の往復走査が可能であるため、画像記録速度の高速化が可能である。
なお、記録紙808の搬送機構、感光体ドラム802の駆動機構、現像部805、転写部806などの制御手段、光源部820の駆動系などは、従来の画像形成装置と同様でよいため、図中では省略されている(必要であれば、特許第4151959号参照)。
なお、記録紙808の搬送機構、感光体ドラム802の駆動機構、現像部805、転写部806などの制御手段、光源部820の駆動系などは、従来の画像形成装置と同様でよいため、図中では省略されている(必要であれば、特許第4151959号参照)。
(実施例11)
図28は実施例8又は実施例9に係る光走査装置を組み込んだものである。二次元的に走査可能な構造であれば、実施例1ないし実施例7に係る構造の光走査装置を入れ子状に構成した光走査装置であっても良い。
図28は実施例8又は実施例9に係る光走査装置を組み込んだものである。二次元的に走査可能な構造であれば、実施例1ないし実施例7に係る構造の光走査装置を入れ子状に構成した光走査装置であっても良い。
画像投影装置は、図28に示すように、赤色のレーザー光を射出する赤色光源1Rと、緑色のレーザー光を射出する緑色光源1Gと、青色のレーザー光を射出する青色光源1Bと、クロスダイクロイックプリズム2Qと、クロスダイクロイックプリズム2Qから射出されたレーザー光を走査する光走査装置3Qとを備え、投射面(スクリーン)4Qに投影する。投影装置は投射面4Qを一体とする構成であっても良い。
赤色光源装置1Rは、中心波長が630nmである半導体レーザー(LD)であり、青色光源装置1Bは、中心波長が430nmである半導体レーザー(LD)である。緑色光源装置1Gは、中心波長が540nmである緑色のレーザー光を出射する。
また、光走査装置3Qは、2軸周りに回動できる構造であり、入射したレーザー光を投射面(スクリーン)4Qに反射させる。
これらにより、光走査装置3Qのミラー部投影面内で2方向に振動運動が可能となっており、投射面4Qの水平方向及び垂直方向にレーザー光を走査することが可能となり、投影位置に応じて、各色の光源の発光量を調整することで、所望の画像を表示することができる。
これらにより、光走査装置3Qのミラー部投影面内で2方向に振動運動が可能となっており、投射面4Qの水平方向及び垂直方向にレーザー光を走査することが可能となり、投影位置に応じて、各色の光源の発光量を調整することで、所望の画像を表示することができる。
画像投影装置は、図29に示すように、赤色光源1Rと、緑色光源1Gと、青色光源1Bとは光路合成を行わない構成であってもよい。この実施例では、カラー画像を投影する例について述べているが、白黒画像を投影する場合にも本発明に係る光走査装置を適用可能である。
50…支持枠
51〜54…カンチレバー
51”〜54”…長手方向部
55…可動板
56、57…トーション梁
51〜54…カンチレバー
51”〜54”…長手方向部
55…可動板
56、57…トーション梁
Claims (11)
- 入射光を反射する反射面を有する可動板と、該可動板を回動可能に支持しかつ可動板から互いに反対方向に延びる一対のトーション梁と、一端が固定端とされかつ他端が可動端とされて該可動端に前記一対のトーション梁の終端がそれぞれ連結されしかも曲げ振動により前記可動板を往復回転させる一対のカンチレバーと、
前記一対のカンチレバーの固定端が接続されかつ内側に前記カンチレバーと前記トーション梁と前記可動板とが配設されて、前記一対のカンチレバーと前記一対のトーション梁と前記可動板とを支持する支持枠とを備えた光走査装置において、
前記一対のカンチレバーの少なくとも一部が前記一対のトーション梁の延びる方向を長手方向として該長手方向に対して略平行でかつ当該一対のトーション梁に隣接して配置された長手方向部とされていることを特徴とする光走査装置。 - 前記一対のカンチレバーはその長手方向部に対して屈曲されて前記支持枠に支持される屈曲部を有し、前記可動板と前記一対のトーション梁とが前記屈曲部を介して前記支持枠に支持されていることを特徴とする請求項1に記載の光走査装置。
- 前記一対のトーション梁の終端が前記支持枠に接続部を介して接続されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の光走査装置。
- 前記一対のカンチレバーは共に、前記一対のトーション梁の長手方向の軸線によって画成された支持枠の一方の枠内に配置され、前記一対のカンチレバーに同一方向の駆動波形を加えることにより、前記一対のトーション梁の軸線を偏心軸として、前記可動板を回転振動させることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の光走査装置。
- 前記一対のカンチレバーは、その一方が前記一対のトーション梁の長手方向の軸線によって画成された支持枠の一方の枠内に配置され、その他方が一対のトーション梁の長手方向の軸線によって画成された支持枠の他方の枠内に配置され、前記一対のカンチレバーに逆方向の駆動波形を加えることにより、前記一対のトーション梁の軸線を偏心軸として、前記可動板を回転振動させることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の光走査装置。
- 前記一対のカンチレバーのうちの一方の枠内に配置された一方のカンチレバーの可動端が前記可動板を挟んで一方のトーション梁の延びる方向と反対方向に延びる他方のトーション梁の終端に連結され、前記一対のカンチレバーのうちの他方の枠内に配置された他方のカンチレバーの可動端が前記可動板を挟んで他方のトーション梁の延びる方向と反対方向に延びる一方のトーション梁の終端に連結され、前記軸線に直交する線分であって前記可動板の中心を通る線分によって前記支持枠を画成したときに、前記一方の枠内に配置された一方のカンチレバーの固定端が前記一方のトーション梁の存在する側に配設され、前記他方の枠内に配置された他方のカンチレバーの固定端が前記他方のトーション梁の存在する側に配設され、各カンチレバーはその固定端からその可動端までの長手方向部の長さが前記トーション梁の長さと前記可動板の直径との和よりも長くなっていることを特徴とする請求項5に記載の光走査装置。
- 前記支持枠に給電用パッドが形成され、該給電用パッドの少なくとも一部が、前記一対のトーション梁の各終端を結んだ長手方向直線に平行でかつ前記可動板に接する接線と、前記長手方向直線に直交しかつ前記一対のトーション梁の終端を通る一対の直線とによって画成された領域に存在することを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の光走査装置。
- 請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の光走査装置が入れ子状に配置されて、前記可動板を二方向に回転振動可能としたことを特徴とする光走査装置。
- 入射光を反射する反射面を有する可動板と、該可動板を回動可能に支持しかつ可動板から互いに反対方向に延びる一対のトーション梁と、一端が固定端とされかつ他端が可動端とされて該可動端に前記一対のトーション梁の終端がそれぞれ連結されしかも曲げ振動により前記可動板を往復回転させる一対のカンチレバーと、前記一対のカンチレバーの固定端が接続されかつ内側に前記カンチレバーと前記トーション梁と前記可動板とが配設されて、前記一対のカンチレバーと前記一対のトーション梁と前記可動板とを支持する内側の支持枠とからなる可動部を可動板とみなして、該可動板が外側の支持枠に入れ子状に配置されて、請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の構造が採用されていることを特徴とする光走査装置。
- 請求項1ないし請求項7のいずれか1項に記載の光走査装置を有し、該光走査装置により感光体ドラムの表面に静電潜像を形成することを特徴とする画像形成装置。
- 請求項8又は請求項9に記載の光走査装置を有し、投影面を走査光により走査し、該投影面に画像を投影することを特徴とする画像投影装置。
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