JP2012063413A - 光走査装置およびこの光走査装置を組み込んだ画像形成装置ならびに投影装置 - Google Patents

光走査装置およびこの光走査装置を組み込んだ画像形成装置ならびに投影装置 Download PDF

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智文 北澤
Mitsuyoshi Fujii
光美 藤井
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Abstract

【課題】反射面の傾き変位を精度よく検出できる光走査装置を提供すること。
【解決手段】反射面30aを備えた可動板30と、一対のトーション梁31,32と、2組の一対のカンチレバー21,22、23,24と、支持枠10と、可動板30の変位に応じて生じる機械的変位を電気信号に変換するセンサ部41d,42d,43d,44dと、を備えた光走査装置であって、トーション梁31,32と可動板30とを連結する連結部41a,42a,43a,44aが、可動板30の往復傾動時にトーション梁31,32と可動板30との相対変位に応じて変位可能なように、その中間部がトーション梁31および可動板30に対しスリット41c,42c,43c,44cを介在させた離間状態で設けられ、連結部41a,42a,43a,44aにセンサ部41d,42d,43d,44dが設けられていることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、光走査装置およびこの光走査装置を組み込んだ画像形成装置ならびに投影装置に関する。
従来から、マイクロマシン技術を用いた光走査装置は、ポリゴンミラーや従来型のガルバノミラーに較べて省電力化、小型化や高速化の可能性があり、駆動部分の形成もシリコンウエハーを素材として、半導体微細加工技術を用いて大量で安価に形成できる可能性があるため実用化が期待されている。なお、このような光走査装置の駆動手段としては、静電駆動、電磁駆動などの方式が知られている。
また、図16に示すようなバイモルフやモノモルフ方式のカンチレバー01に圧電膜を形成し発生する曲げ力をトーション梁02に伝えて、ミラー03にトーション梁02周りの回転力を生じさせる方式の光走査装置は、電磁駆動方式や静電駆動方式に比べ、駆動部を小型化することが可能である。ただし、発生する力は小さいので、駆動部全体の振動系の共振を利用して駆動しなければ、大きなミラー面の回転振幅をえることができない。
また、このような技術では、ミラー面の回転振幅や、ミラー面へのビーム入射により、ミラーとトーションの接合部、トーション、トーションとカンチレバーの接合部などの温度が変化し、振動系としての共振周波数が変化してしまい、駆動信号が一定であっても、振幅が大きく変動してしまうことがありえる。
そのため、正確にミラー面の傾き変位を検出し、所定の傾き角で、回転振幅しているかを確認し、ずれが生じた場合は、入力信号の周波数を調整したり、印加電圧を調整したりする必要がある。
このような光走査装置における歪みを検出する技術として、従来、トーション梁にピエゾ抵抗素子を配置し、ミラー面の捩れ角や振幅周波数を検出するようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、他の従来技術としては、受光センサを設け、その受光センサに反射したビームが入射するタイミングから、振幅周波数を検出する技術(例えば、特許文献2参照)や、駆動用のピエゾ素子と検出用のピエゾ素子を兼用し、駆動用圧電部を一時的に止めて、この止めている間にミラー部の曲げ変形量および捻り変形量を検出する技術(例えば、特許文献3参照)が知られている。
しかしながら、上述のトーション梁にピエゾ抵抗素子を配置した技術にあっては、トーション梁が捩れても、トーション梁の表面では大きな歪みが生じないため、精度良くミラー面の傾き変位を検出するのが難しい。
一方、受光センサを用いる技術にあっては、共振周波数がずれて振幅が小さくなった場合は、受光センサの位置まで、光線を振ることができなくなるので検出自体ができなくなってしまう。
また、駆動用のピエゾ素子を検出用に兼用する技術にあっては、実際に検出したいミラー面ではなく、カンチレバーの動きを検出しているので、振動系の共振周波数が温度などの影響でずれてしまった場合に、対応できない。加えて、ノイズなどの影響が生じた場合も、正しく検出できない可能性が高い。
本発明の目的は、反射面の傾き変位を精度よく検出できる光走査装置およびこの光走査装置を組み込んだ画像形成装置ならびに投影装置を提供することにある。
請求項1に記載の発明は、入射光を反射する反射面を有する可動板と、この可動板を回動可能に支持し、かつ、前記可動板から互いに反対方向に延びる一対のトーション梁と、一端が固定端とされる一方、他端が可動端とされてこれらの可動端が前記一対のトーション梁の終端にそれぞれ連結され、かつ、曲げ振動により前記可動板を往復傾動させる一対のカンチレバーと、前記カンチレバーの前記固定端が接続され、かつ、内側に配設された前記一対のカンチレバーと前記一対のトーション梁と前記可動板とを支持する支持枠と、前記可動板の変位に応じて生じる機械的変位を電気信号に変換する歪み検出手段と、を備えた光走査装置であって、前記トーション梁と、このトーション梁に隣設された前記可動板および前記カンチレバーの少なくとも一方である隣設部材とを連結する連結部が、前記可動板の往復傾動時に前記トーション梁と前記隣設部材との相対変位に応じて変位可能なように、その中間部を前記トーション梁および前記隣設部材に対し空間部を介在して離間した状態で設けられ、この連結部に前記歪み検出手段が設けられていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の光走査装置において、前記空間部は、前記連結部に沿って延びるスリットであることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の光走査装置において、前記連結部は、前記トーション梁と前記隣設部材とで形成されるコーナ部に、隅肉形状を成して設けられていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の光走査装置において、前記スリットは、長手方向に延びる両縁部が、前記連結部と平行に形成され、かつ、長手方向両端部が、前記両縁部とその共通法線との交点の4箇所を隅肉状に結んだ形状に形成されていることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の光走査装置において、前記トーション梁は、前記可動板の重心位置から偏心して配置され、前記連結部は、前記トーション梁の前記重心に近い側と前記隣設部材との間にのみ設けられていることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の光走査装置において、前記歪み検出手段は、前記可動板が傾動した場合に、引っ張り方向の変位が生じるものどうしと、圧縮方向の変位が生じるものどうしとが出力を加算可能に直列に接続されていることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の光走査装置において、前記隣設部材が、前記可動板と前記カンチレバーとの両方であり、前記トーション梁と前記可動板との間に、第1の前記連結部および前記歪み検出手段が設けられているとともに、前記トーション梁と前記カンチレバーとの間に、第2の前記連結部および前記歪み検出手段が設けられ、前記第1の歪み検出手段と前記第2の歪み検出手段とが、直列に接続されていることを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の光走査装置において、前記歪み検出手段は、前記可動板が傾動した際に、引張側の歪みが生じるものと圧縮側の歪みが生じるものとが、その出力が加算されるように電極を反転させて接続されていることを特徴とする。
請求項9に記載の光走査装置は、請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の光走査装置が入れ子状に配置されて、前記可動板を二方向に回転振動可能としたことを特徴とする。
請求項10に記載の画像形成装置は、請求項1ないし請求項8のいずれか1項に記載の光走査装置を有し、この光走査装置により感光体ドラムの表面に静電潜像を形成することを特徴とする。
請求項11に記載の画像投影装置は、請求項9に記載の光走査装置を有し、投影面を走査光により走査し、前記投影面に画像を投影することを特徴とする。
本発明の請求項1に係る光走査装置によれば、可動板の傾動時には、トーション梁と隣設部材とを連結している連結部材が変位し、この変位が歪み検出手段により検出される。この連結部材は、トーション梁と隣設部材とに跨っているため、トーション梁のみの変位よりも大きな変位が生じ、その分、歪み検出手段の出力も大きくでき、かつ、歪み検出手段を用いているため、振幅が小さくても変位を検出できる。
さらに、連結部材は、中間部が、トーション梁および隣設部材に対し空間部を介在させて離間されているため、連結部がトーション梁および隣設部材から離間することなく一体のものと比較して、連結部材における変位が顕著に生じる。
したがって、可動板の傾きに対する歪み検出手段の出力が大きくなり、S/N比が改善されるとともに、温度にも影響されにくく、反射面の傾きを精度よく検出できる。
さらに、請求項2に係る光走査装置によれば、空間部が、連結部に沿って延びるスリットとしたため、連結部が、トーション梁と隣設部材と離間する部分が、両者の間に長く延在された形状となり、トーション梁と隣設部材との相対変位が生じた場合に、変位が生じやすく、歪み検出手段からの出力がより大きくなる。
このため、S/N比がさらに改善され、検出精度が向上する。
また、請求項3に係る光走査装置によれば、連結部を隅肉形状に形成したため、トーション梁が捩れた場合に、連結部における応力集中を抑えることができ、耐久性を向上できるとともに、歪み検出手段における出力値の平均化を図ることができ、高い検出精度が得られる。
請求項4に係る光走査装置によれば、スリットの内周縁が円滑につながった形状であるため、可動板の傾動時に連結部およびスリットに応力集中が生じにくくなり、耐久性が向上するとともに、歪み検出手段における出力の平均化が図られて検出精度が向上する。
請求項5に係る光走査装置によれば、トーション梁を可動板の重心位置から偏心させたため、可動板の振幅が大きくなる。また、連結部は、トーション梁において重心に近い側と隣設部材との間にのみ設けたため、連結部を重心から遠い側に設けたものと比較して、連結部の長さを確保するのが容易となる。このように、連結部の長さを確保することで、可動板の振幅が大きくなっても、連結部における応力集中を抑制でき、これにより、耐久性の確保が可能となるとともに、少ない歪み検出手段により効率的な歪み検出を行うことが可能となる。
請求項6に係る光走査装置によれば、歪み検出手段が、可動板が傾動した場合に、引っ張り方向の変位が生じるものどうしと、圧縮方向の変位が生じるものどうしとの出力が加算される。このため、歪み検出手段の出力が、さらに大きくなり、検出精度の向上を図ることができる。
請求項7に係る光走査装置によれば、トーション梁と可動板との間に設けられた、第1の歪み検出手段の出力と、トーション梁とカンチレバーとの間に設けられた、第2の歪み検出手段の出力とが加算される。
したがって、可動板の傾動に対する歪み検出手段による出力がいっそう大きくなり、検出精度がさらに向上する。
請求項8に係る光走査装置にあっては、可動板が傾いた際に、歪み検出手段において、引張側の歪みが生じるものと圧縮側の歪みが生じるものとの出力が加算されるため、可動板の傾動に対する歪み検出手段による出力が、よりいっそう大きくなり、検出精度がさらに向上する。
請求項9に係る光走査装置にあっては、光走査装置を入れ子状に配置したため、可動板を二軸方向に往復振動させる場合でも、小型の二軸方向往復振動型の光走査装置を提供できる。また、小型化した分だけ、エネルギーの節約を図ることができる。
請求項10に係る画像形成装置にあっては、可動板の検出精度の高い光走査装置が搭載されているため、画像形成装置の制御性が向上する。
請求項11に係る画像投影装置では、投影装置に組み込まれた二軸方向の光走査装置の可動板の傾き検出精度が高いため、画像投影装置の制御精度が向上し、高い画像投影品質を得ることができる。
図1は本発明の実施例1に係る光走査装置Aの平面図である。 図2は実施例1の光走査装置Aの要部の拡大平面図である。 図3は本発明の実施例2に係る光走査装置Bの平面図である。 図4は本発明の実施例3に係る光走査装置Cの平面図である。 図5は本発明の実施例4に係る光走査装置Dの平面図である。 図6は本発明の実施例5に係る光走査装置Eの平面図である。 図7は本発明の実施例6に係る光走査装置Fの平面図である。 図8は本発明の実施例7に係る光走査装置Gの平面図である。 図9は実施例7の光走査装置Gの要部の断面図である。 図10は実施例7の光走査装置Gの歪みセンサ242と歪みセンサ642との接続の説明図である。 図11は実施例7の光走査装置Gの歪みセンサ642と歪みセンサ641との接続の説明図である。 図12は実施例8の光走査装置Hの平面図である。 図13は本発明に係る画像形成装置の概略構成を示す説明図である。 図14は本発明に係る画像投影装置の概略構成を示す説明図である。 図15は本発明に係る画像投影装置の他の構成を示す説明図である。 図16は従来の光走査装置の一例の平面図である。
図1は本発明の実施例1に係る光走査装置Aの平面図を示し、この図に示すように、光走査装置Aは、長方形枠状の支持枠10を備えている。支持枠10は長辺部11a,11bと短辺部12a,12bとを有している。
この支持枠10の内側には、4個のカンチレバー21〜24が配置されている。
これらのカンチレバー21〜24は、同一の大きさの長方形状の板状構造であり、バイモルフやモノモルフ、バイメタル、形状記憶合金が用いられており、アクチュエータとして機能する。カンチレバー21,23は、その長手方向の一端部が支持枠10の長辺部11aへの固定端21a,23aとされ、その長手方向のもう一方の端部が可動端21b,23bとされている。同様に、カンチレバー22,24は、その長手方向の一端部が支持枠10の長辺部11bへの固定端22a,24aとされ、その長手方向のもう一方の端部が可動端22b,24bとされている。
これらカンチレバー21〜24の各可動端21b,22b,23b,24bは、可動板30のトーション梁31,32に一体的に結合されている。
すなわち、可動板30は、略正方形の四角形状の薄板状に形成され、かつ、この可動板30の中心を通り2辺に直交する位置から支持枠10の長辺部11a,11bに沿う方向に一対のトーション梁31,32が一体に延びている。これらトーション梁31,32の延びる方向の終端部31a,32aに、それぞれ、カンチレバー21〜24の各可動端21b,22b,23b,24bが連結されている。
この光走査装置Aによれば、トーション梁31,32を挟んで一対のカンチレバー21,22と一対のカンチレバー23,24とに互いに半位相ずれた駆動波形を入力することによって、一対のトーション梁31,32に交互に反対方向の捩れ力を発生させると、可動板30が振動される。これにより、可動板30に設けられた反射面30aによる光走査が行われる。
さらに、光走査装置Aは、歪みセンサ41,42,43,44を備えている。
これらの歪みセンサ41〜44は、各トーション梁31,32と可動板(隣設部材)30とで形成される4箇所の隅部に設けられており、それぞれ、連結部41a,42a,43a,44aと、スリット(空間部)41c,42c,43c,44cと、センサ部(歪み検出手段)41d,42d,43d,44dを備えている。
この歪みセンサ41〜44の詳細を、図2の拡大図に示している歪みセンサ44を代表して説明する。
連結部44aは、トーション梁32と可動板30とにおいて相互間で歪みが生じる部分を跨いで両者を連結している。すなわち、連結部44aは、相互に直角を成すトーション梁32の側面32sと可動板30の側面30sとを、いわゆるフィレット形状と呼ばれるように円滑に連続させた隅肉形状に形成されている。
また、連結部44aは、スリット44cを介して、可動板30とトーション梁32とのコーナ部に相当する位置の基部44eから離間して、細長い板状に形成され、可動板30とトーション梁31との間で生じる歪みによる変形が生じやすくなっている。
スリット44cは、上記のように、連結部44aを基部44eから離間させるためのもので、連結部44aの外周に沿う円弧形状に形成されている。さらに詳細には、スリット44cの長手方向に沿う両縁部は、連結部44aの外周縁と平行な曲線形状に形成されている。また、スリット44cの長手方向の両端部は、スリット44cの長手方向に延びる両縁部に沿う2本の曲線と、その法線ha,hbとの交点4箇所を隅肉状(フィレット形状)に連続させることで形成されている。このような形状とすることで、スリット44cには、尖った形状部分が無く、応力集中が生じ難い形状に形成されている。
センサ部44dは、連結部44aの表面に取り付けられた圧電膜により形成されている。
なお、図1に示すように、歪みセンサ41〜44の各センサ部41d〜44dは、変位算出回路50に接続されている。この変位算出回路50は、各センサ部41d〜44dからの出力(この出力は各歪みセンサ41〜44からの出力と同義とする)に基づいて、反射面30aの傾きを算出する。
また、変位算出回路50で演算された反射面30aの傾きは、駆動制御回路60に入力され、変位算出回路50が演算した反射面30aの傾きに基づいて、反射面30aの振動状態が最適となるように各カンチレバー21〜24への出力信号を制御する。
以上説明した実施例1の光走査装置Aは、以下に列挙する効果を奏する。
a)トーション梁31,32と可動板30とで形成される4箇所の隅部に、反射面30aが傾いたときに、相互間で変位が生じるトーション梁31,32と、可動板30とに跨り、中間部はスリット41c〜44cを介してトーション梁31,32および可動板30から離間させた連結部41a〜44aを設け、この連結部41a〜44aにセンサ部41d〜44dを設けた。
このため、連結部41a〜44aでは、反射面30aの傾きに応じて歪みが生じるものであり、歪みセンサをトーション梁31,32に設けた場合と比較して、S/N比が向上し、その分、反射面30aの傾き検出精度が向上する。
しかも、連結部41a〜44aは、スリット41c〜44cを介してトーション梁31,32および可動板30から離間させて、細長い板状に形成した。このため、連結部41a〜44aをトーション梁31,32および可動板30から離間させない場合と比較して、反射面30aが傾いた際に、連結部41a〜44aに変形が生じやすくなる。よって、反射面30aの傾きに対する歪みセンサ41〜44の出力が、大きくなり、傾き検出精度が向上する。
b)各歪みセンサ41〜44を設けた連結部41a〜44aは、隅肉形状に形成したため、反射面30aが傾いた場合に応力が集中しにくく、破損しにくいとともに、高い耐久性を得ることができる。また、歪みセンサ41〜44における出力も分散化され、検出精度が向上する。
c)スリット41c〜44cは、長手方向に延びる両縁部を連結部41a〜44aの外周縁の隅肉形状と平行に形成し、また、長手方向の両端部は、これら両縁と法線ha,hbとの4箇所の交点を隅肉状に連続させた形状とした。このため、スリット41c〜44cには、尖ったような応力集中が生じやすい形状部分が無く、耐久性に優れる。
(他の実施例)
以下に、他の実施例の光走査装置について説明する。
なお、他の実施例を説明するのにあたり、実施例1と同じ構成については同じ符号を付けて説明を省略する。作用についても、実施例1と相違する作用について説明し、実施例1と同じ作用については説明を省略する。
図3に示す実施例2の光走査装置Bは、実施例1の光走査装置Aの変形例であり、各歪みセンサ241,242,243,244において、スリット241c,242c,243c,244cの形状が異なっている。すなわち、各スリット241c〜244cは、長手方向に沿って延びる両縁のうちで、基部241e〜244eに近い側の長さが、連結部241a〜244aの外周縁に近い側の長さよりも短く形成されている例である。そして、各スリット241c〜244cにあっても、内周は、滑らかな円弧状に形成されて尖った形状部分が無く、応力集中が生じ難い形状に形成されている。
したがって、この実施例2の光走査装置Bにあっては、実施例1と同様に上記a)b)の効果が得られるとともに、c)と同様に、各スリット241c〜244cにおいて応力集中が生じにくく、耐久性に優れる。
図4に示す実施例3の光走査装置Cは、実施例2の光走査装置Bの変形例であり、各歪みセンサ341,342,343,344において、連結部341a,342a,343a,344aの隅肉形状が、実施例1と異なっており、実施例1で示した円弧形状ではなく、楕円弧形状に形成されている。
したがって、実施例3では、スリット341c,342c,343c,344cも、実施例2のものを少し長くした長い形状に形成されているが、実施例1と同様に、長手方向の両縁部を連結部341a〜344aの外周縁と平行に形成し、その両端を隅肉形状に形成すれば、より好ましい。
この実施例3では、連結部341a〜344aおよびセンサ部341d〜344dの長さが長くなり、可動板30の傾きに対するセンサ部341d〜344dの出力が安定する。また、実施例1と同様に上記a)b)の効果も得られ、かつ、各スリット341c〜344cにおいて応力集中が生じにくく耐久性に優れる。
図5に示す実施例4の光走査装置Dは、実施例1の光走査装置の変形例であり、各歪みセンサ441,442,443,444において連結部441a,442a,443a,444aの構成が実施例1と異なる。
すなわち、実施例4では、連結部441a,442a,443a,444aは、反射面30aが傾いたときに、相互間で変位が生じるトーション梁31,32と、可動板30とに跨って両者を直線的に連結する一定幅の梁状に形成されている。したがって、連結部441a〜444aと、可動板30およびトーション梁31,32との間には、略三角形状の空間部441c,442c,443c,444cが設けられている。
また、これら連結部441a〜444aの略全長に亘り、連結部441a〜444aの略同幅に亘ってセンサ部441d,442d,443d,444dが設けられている。
この実施例4にあっても、上記a)に記載したように、反射面30aが傾いたときに、相互間で変位が生じるトーション梁31,32と可動板30とを連結するとともに、空間部441c,442c,443c,444cを介して、トーション梁31,32および可動板30から離間させたため、反射面30aの傾きに応じて歪みが生じるものであり、歪みセンサをトーション梁31,32に設けた場合と比較して、S/N比が向上し、その分、反射面30aの傾き検出精度が向上する。そして、連結部441a〜444aは、トーション梁31,32と可動板30とを、一定幅の梁状に連結しているため、反射面30aの傾きに応じて変形が顕著に生じ易く、高い傾き検出精度が得られる。
図6に示す実施例5の光走査装置Eは、実施例1の光走査装置の変形例であり、トーション梁531,532を結ぶトーション軸を、可動板30の重心からずらして配置し、可動板30の振幅を発生させやすいようにした例である。
この例の場合、トーション梁531,532に曲げ方向の力が発生しやすくなるため、可動板30が傾いた際に、トーション梁531,532と可動板30とを結ぶ連結部には大きな応力が発生する。
そこで、この応力により、駆動時に連結部が破損するのを防止するため、歪みセンサ541,542は、トーション梁531,532と可動板30とで形成されるコーナ部の内、可動板30の重心に近い側にのみに設けている。
すなわち、連結部541a,542aは、可動板30に沿う部分の方が、トーション梁531,532に沿う部分よりも長い寸法に形成されている。また、スリット541,542は、実施例2と同様に、基部541e,542eに近い側の長さが、連結部541a,542aの外周縁に近い側の長さよりも短い形状に形成されているが、実施例1と同様に、長手方向の両縁部を連結部541a,542aの外周縁と平行に形成し、その両端を隅肉形状に形成すれば、より好ましい。したがって、連結部541a,542aおよびセンサ部541d,542dは、実施例1〜実施例4に示したものよりも、長さが長く形成されている。
このように、連結部541a,542aおよび圧電膜によるセンサ部541d,542dの長さが長く形成されていることで、駆動時に応力が分散し、破損防止が図られる。
図7に示す実施例6の光走査装置Fは、歪みセンサ641,642,643,644の設置位置が実施例1とは異なり、トーション梁31,32とカンチレバー21,22,23,24とで形成される4箇所の隅部に設けた例である。
これら歪みセンサ641〜644も、連結部641a,642a,643a,644aと、スリット641c,642c,643c,644cと、センサ部641d,642d,643d,644d、基部641e,642e,643e,644eを備えている。
なお、連結部641a〜644aは、実施例1と同様の隅肉形状であって、外周縁は円弧状に形成されている。また、スリット641c〜644cは、実施例2と同様に、基部641e〜644eに近い側の縁部が、連結部641a〜644aの外周縁に近い側の縁部よりも短い形状に形成されているが、実施例1で示した形状に形成すれば、より好ましい。
この実施例6にあっても、歪みセンサ641〜644の取り付け位置は、反射面30aが傾いたときに、相互間で変位が生じるトーション梁31,32と、カンチレバー21,22,23,24とに跨って設けたため、反射面30aの傾きに応じて歪みが生じるものであり、歪みセンサをトーション梁31,32に設けた場合と比較して、S/N比が向上し、その分、反射面30aの傾き検出精度が向上する。
また、実施例1と同様に、b)c)の効果が得られる。
図8に示す実施例7の光走査装置Gは、実施例2で示した歪みセンサ241,242,243,244と、実施例6で示した歪みセンサ641,642,643,644とを設けた例である。
ここで、各歪みセンサ241〜244、641〜644の接続について説明する。
各歪みセンサ241〜244、641〜644は、反射面30aがある方向に傾いたときに、表面に引っ張り方向の歪みが出るものどうしと、圧縮方向の歪みが出るものどうしとを接続している。
すなわち、反射面30aが、図8に示す状態から、長辺部11a側が紙面の手前に起き上がり、長辺部11b側が紙面の奥側に引き込まれるように傾いた場合、歪みセンサ642,242,244,644には引っ張りが生じ、歪みセンサ641,241,243,643に圧縮が生じ、それぞれの出力は逆になる。したがって、各歪みセンサ241〜244、641〜644の全てを単純に直列に接続すると、両者の出力が相殺される。
そこで、各歪みセンサ241〜244、641〜644のうちで、出力が逆になる歪みセンサ642,242,244,644と、歪みセンサ641,241,243,643との電極を逆に接続することで、各歪みセンサ241〜244の出力と、歪みセンサ641〜644の出力とが、相殺されて減じることのないようにしている。
これを具体的に説明するのにあたり、まず、歪みセンサ241〜244、641〜644の構造を説明する。なお、これら歪みセンサ241〜244、641〜644の構造は共通であるので、図9の断面図により、歪みセンサ241の構造を代表して説明する。
歪みセンサ241は、連結部241a(242a〜244a、641a〜644a)の表面に取り付けられた下部電極71と、この下部電極71の上に取り付けられた圧電膜72と、この圧電膜72の上に取り付けられた上部電極73とを備えている。
また、図10は、歪みセンサ242と歪みセンサ642との接続の説明図であるが、この図に示すように、下部電極71は、圧電膜72の全体に亘って設けられている。一方、上部電極73は、圧電膜72の上面の長手方向両端部に設けられている。
次に、センサどうしの接続について説明する。
この説明を行うのにあたり、トーション梁31において、出力が共通するグループである歪みセンサ242と歪みセンサ642との接続を図10により説明する。
この図10に示すように、歪みセンサ242の上部電極73は、接続ライン74bを介して歪みセンサ642の下部電極71に接続されている。さらに、歪みセンサ642の下部電極71が、接続ライン74cを介して変位算出回路50側に接続されている。なお、図示は省略するが、歪みセンサ242の下部電極71は、接続ライン74aを介して図外の歪みセンサ244の上部電極73に接続され、歪みセンサ244の下部電極71が図外の歪みセンサ644の上部電極73に接続され、この歪みセンサ644の下部電極71が、変位算出回路50側に接続されている。このように、隣り合うセンサの下部電極71と上部電極73とを接続することにより、出力が共通するグループである歪みセンサ242,244,642,644が直列に接続されている。これにより、各歪みセンサ242,244,642,644が設置されている4箇所の歪みの合計を検出することができる。
さらに、本実施例7では、出力が共通する第1のグループである歪みセンサ242,244,642,644と、これとは逆の出力となる第2のグループである歪みセンサ241,243,641,643とが、両グループの出力を合計できるように、極性を逆にして接続されている。
これを、図11に示す上述した両グループの端部に配置された歪みセンサ641と歪みセンサ642との接続について説明する。
すなわち、歪みセンサ642の上部電極73は、接続ライン74dを介して歪みセンサ641の上部電極73に接続されている。そして、第2のグループの歪みセンサ241,243,641,643は、第1のグループの歪みセンサ242,244,642,644と同様に、図示は省略するが、歪みセンサ641の下部電極71が、歪みセンサ241の上部電極73に接続され、歪みセンサ241の下部電極71が、歪みセンサ243の上部電極73に接続され、歪みセンサ243の下部電極が歪みセンサ643の上部電極73に接続され、歪みセンサ643の下部電極71が変位算出回路50に接続されている。
したがって、実施例7では、出力が共通する第1のグループである歪みセンサ242,244,642,644と、これとは逆の出力となる第2のグループである歪みセンサ241,243,641,643との歪みの方向が違っても、合計の歪みが検出できる。
よって、歪みセンサ241〜244、641〜644から得られる出力が大きくなり、検出精度がさらに向上する。
実施例8の光走査装置Hは、可動板30が、図12に示すX軸周りと、Y軸周りとに傾くことができるようにした例である。
すなわち、支持枠810の内側に実施例6で示した光走査装置Fが入れ子状態で設けられている。そして、光走査装置Fの支持枠10の長辺部11a,11bの長手方向中央に直交して、トーション梁831,832の第1の端部が結合され、さらに、これらトーション梁831,832の第2の端部に、支持枠810の短辺部812a,812bに近接されたカンチレバー821,822,823,824の可動端が連結されている。また、カンチレバー821,822,823,824の固定端は、支持枠810の長辺部811a,811bに連結されている。
そして、トーション梁831,832とカンチレバー821,822,823,824とで形成される4箇所の隅部に、歪みセンサ841,842,843,844が設けられている。
この実施例8の光走査装置Hは、1軸駆動の光走査装置Fを、支持枠810の内側に入れ子状態で設置されているため、2軸駆動の光走査装置Hを小型化することが可能である。
しかも、歪みセンサ641〜644、841〜844により、2軸について独立してその傾きを検出できる。
次に、上述した実施例1〜7に係る光走査装置A〜Gのいずれかを搭載した画像形成装置の概略構成を、以下に図13を参照しつつ説明する。
この図13において、901は光書込装置、902は光書込装置901の被走査面を提供する感光体ドラム(像担持体)である。
光書込装置901は、記録信号によって変調された1本又は複数本のレーザビームで感光体ドラム902の表面(被走査面)を同ドラムの軸方向に走査する。
感光体ドラム902は、矢印903方向に回転駆動され、帯電部904で帯電された表面に光書込装置901により光走査されることによって静電潜像を形成される。
この静電潜像は現像部905でトナー像に顕像化され、このトナー像は転写部906で記録紙908に転写される。
転写されたトナー像は定着部907によって記録紙908に定着される。感光体ドラム902の転写部906を通過した表面部分はクリーニング部909で残留トナーを除去される。なお、感光体ドラム902に代えてベルト状の感光体を用いる構成も可能であることは明らかである。また、トナー像を転写媒体に一旦転写し、この転写媒体からトナー像を記録紙に転写して定着させる構成とすることも可能である。
光書込装置901は、記録信号によって変調された1本又は複数本のレーザビームを発する光源部910と、本発明の実施例に係る構造の光走査装置からなる振動ミラー921と、この振動ミラー921のミラー基板のミラー面に光源部910からのレーザビームを結像させるための結像光学系922と、ミラー面で反射された1本又は複数本のレーザビームを感光体ドラム902の表面(被走査面)に結像させるための走査光学系923から構成される。振動ミラー921は、その駆動のための集積回路924とともに回路基板925に実装された形で光書込装置901に組み込まれる。
このような構成の光書込装置901は、次のような利点を有する。
振動ミラー921は、各歪みセンサ(図示省略)の出力に基づく変位算出回路50における検出精度、ならびに駆動制御回路60における制御性に優れる。このため、画像形成装置の高画質化に有利である。
なお、記録紙908の搬送機構、感光体ドラム902の駆動機構、現像部905、転写部906などの制御手段、光源部910の駆動系などは、従来の画像形成装置と同様でよいため、図中では省略されている(必要であれば、特許第4151959号参照)。
図14は実施例8に係る2軸駆動の光走査装置Hを組み込んだものである。なお、二次元的に走査可能な構造であれば、入れ子状に設けられる光走査装置は実施例1〜実施例7に係る構造の光走査装置のいずれを組み込んでもよい。
画像投影装置は、図14に示すように、赤色のレーザー光を射出する赤色光源装置1Rと、緑色のレーザー光を射出する緑色光源装置1Gと、青色のレーザー光を射出する青色光源装置1Bと、クロスダイクロイックプリズム2Qと、クロスダイクロイックプリズム2Qから射出されたレーザー光を走査する光走査装置3Qとを備え、投射面(スクリーン)4Qに投影する。投影装置は投射面4Qを一体とする構成であってもよい。
赤色光源装置1Rは、中心波長が630nmである半導体レーザー(LD)であり、青色光源装置1Bは、中心波長が430nmである半導体レーザー(LD)である。緑色光源装置1Gは、中心波長が540nmである緑色のレーザー光を出射する。
また、光走査装置3Qは、2軸周りに回動できる構造であり、入射したレーザー光を投射面(スクリーン)4Qに反射させる。
これらにより、光走査装置3Qのミラー部投影面内で2方向に振動運動が可能となっており、投射面4Qの水平方向及び垂直方向にレーザー光を走査することが可能となり、投影位置に応じて、各色の光源の発光量を調整することで、所望の画像を表示することができる。
画像投影装置は、図15に示すように、赤色光源装置1Rと、緑色光源装置1Gと、青色光源装置1Bとは光路合成を行わない構成であってもよい。この実施例では、カラー画像を投影する例について述べているが、白黒画像を投影する場合にも本発明に係る光走査装置を適用可能である。
A 光走査装置
10 支持枠
21 カンチレバー
22 カンチレバー
23 カンチレバー
24 カンチレバー
30 可動板
30a 反射面
31 トーション梁
32 トーション梁
41 歪みセンサ
42 歪みセンサ
43 歪みセンサ
44 歪みセンサ
41a 連結部
42a 連結部
43a 連結部
44a 連結部
41c スリット(空間部)
42c スリット(空間部)
43c スリット(空間部)
44c スリット(空間部)
41d センサ部
42d センサ部
43d センサ部
44d センサ部
特開2007−326205号公報 特開平9−230277号公報 特開2003−5123号公報

Claims (11)

  1. 入射光を反射する反射面を有する可動板と、
    この可動板を回動可能に支持し、かつ、前記可動板から互いに反対方向に延びる一対のトーション梁と、
    一端が固定端とされる一方、他端が可動端とされてこれらの可動端が前記一対のトーション梁の終端にそれぞれ連結され、かつ、曲げ振動により前記可動板を往復傾動させる一対のカンチレバーと、
    前記カンチレバーの前記固定端が接続され、かつ、内側に配設された前記一対のカンチレバーと前記一対のトーション梁と前記可動板とを支持する支持枠と、
    前記可動板の変位に応じて生じる機械的変位を電気信号に変換する歪み検出手段と、
    を備えた光走査装置であって、
    前記トーション梁と、このトーション梁に隣設された前記可動板および前記カンチレバーの少なくとも一方である隣設部材とを連結する連結部が、前記可動板の往復傾動時に前記トーション梁と前記隣設部材との相対変位に応じて変位可能なように、その中間部を前記トーション梁および前記隣設部材に対し空間部を介在して離間した状態で設けられ、
    この連結部に前記歪み検出手段が設けられていることを特徴とする光走査装置。
  2. 前記空間部は、前記連結部に沿って延びるスリットであることを特徴とする請求項1に記載の光走査装置。
  3. 前記連結部は、前記トーション梁と前記隣設部材とで形成されるコーナ部に、隅肉形状を成して設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の光走査装置。
  4. 前記スリットは、長手方向に延びる両縁部が、前記連結部と平行に形成され、かつ、長手方向両端部が、前記両縁部とその共通法線との交点の4箇所を隅肉状に結んだ形状に形成されていることを特徴とする請求項3に記載の光走査装置。
  5. 前記トーション梁は、前記可動板の重心位置から偏心して配置され、
    前記連結部は、前記トーション梁の前記重心に近い側と前記隣設部材との間にのみ設けられていることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の光走査装置。
  6. 前記歪み検出手段は、前記可動板が傾動した場合に、引っ張り方向の変位が生じるものどうしと、圧縮方向の変位が生じるものどうしとが出力を加算可能に直列に接続されていることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の光走査装置。
  7. 前記隣設部材が、前記可動板と前記カンチレバーとの両方であり、前記トーション梁と前記可動板との間に、第1の前記連結部および前記歪み検出手段が設けられているとともに、前記トーション梁と前記カンチレバーとの間に、第2の前記連結部および前記歪み検出手段が設けられ、
    前記第1の歪み検出手段と前記第2の歪み検出手段とが、直列に接続されていることを特徴とする請求項6に記載の光走査装置。
  8. 前記歪み検出手段は、前記可動板が傾動した際に、引張側の歪みが生じるものと圧縮側の歪みが生じるものとが、その出力が加算されるように電極を反転させて接続されていることを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の光走査装置。
  9. 請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の光走査装置が入れ子状に配置されて、前記可動板を二方向に回転振動可能としたことを特徴とする光走査装置。
  10. 請求項1ないし請求項8のいずれか1項に記載の光走査装置を有し、この光走査装置により感光体ドラムの表面に静電潜像を形成することを特徴とする画像形成装置。
  11. 請求項9に記載の光走査装置を有し、投影面を走査光により走査し、前記投影面に画像を投影することを特徴とする画像投影装置。
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