JP4451300B2 - 離型紙を用いた合成皮革の製造方法 - Google Patents
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Description
前記エンボス加工が施された電離放射硬化膜上にポリウレタン樹脂組成物を塗布し、加熱乾燥して表皮層を形成する工程、
前記表皮層上に、接着剤を介して基布を貼り合わせて、合成皮革層を形成する工程、および
前記合成皮革層から前記離型紙を剥離する工程、を含んでなり、
前記離型紙の電離放射線硬化膜が、前記電離放射線硬化膜が、
イソシアネート化合物と、(メタ)アクリロイル基を有し且つイソシアネート化合物と反応し得る(メタ)アクリル化合物とからなる反応生成物、または
イソシアネート化合物と、(メタ)アクリロイル基を有し且つイソシアネート化合物と反応し得る(メタ)アクリル化合物と、(メタ)アクリロイル基を有さず且つイソシアネート基と反応し得る化合物とからなる反応生成物、
を含んでなる、軟化点が40℃以上の電離放射線硬化性組成物を含んでなるコーティング液を電離放射線の照射により硬化させたものである、
ことを特徴とするものである。
前記エンボス加工が施された電離放射硬化膜上にポリウレタン樹脂組成物を塗布し、加熱乾燥して表皮層を形成する工程、
前記表皮層上に湿式中間層を積層し、前記離型紙側から熱ロールにより、前記表皮層と湿式中間層とを圧着して、合成皮革層を形成する工程、および
前記合成皮革層を冷却後に、前記離型紙を剥離する工程、を含んでなり、
前記離型紙の電離放射線硬化膜が、前記電離放射線硬化膜が、
イソシアネート化合物と、(メタ)アクリロイル基を有し且つイソシアネート化合物と反応し得る(メタ)アクリル化合物とからなる反応生成物、または
イソシアネート化合物と、(メタ)アクリロイル基を有し且つイソシアネート化合物と反応し得る(メタ)アクリル化合物と、(メタ)アクリロイル基を有さず且つイソシアネート基と反応し得る化合物とからなる反応生成物、
を含んでなる、軟化点が40℃以上の電離放射線硬化性組成物を含んでなるコーティング液を電離放射線の照射により硬化させたものである、
ことを特徴とするものである。
前記エンボス加工が施された電離放射硬化膜上に塩化ビニル樹脂組成物を塗布し、加熱乾燥して表皮層を形成する工程、
前記表皮層上に、発泡性の塩化ビニル樹脂組成物を塗布し、加熱して、中間層を形成する工程、
前記中間層上に接着剤を介して基布を貼り合わせて、合成皮革層を形成する工程、および
前記合成皮革層から前記離型紙を剥離する工程、を含んでなり、
前記離型紙の電離放射線硬化膜が、前記電離放射線硬化膜が、
イソシアネート化合物と、(メタ)アクリロイル基を有し且つイソシアネート化合物と反応し得る(メタ)アクリル化合物とからなる反応生成物、または
イソシアネート化合物と、(メタ)アクリロイル基を有し且つイソシアネート化合物と反応し得る(メタ)アクリル化合物と、(メタ)アクリロイル基を有さず且つイソシアネート基と反応し得る化合物とからなる反応生成物、
を含んでなる、軟化点が40℃以上の電離放射線硬化性組成物を含んでなるコーティング液を電離放射線の照射により硬化させたものである、
ことを特徴とするものである。
前記エンボス加工が施された電離放射硬化膜上にポリウレタン樹脂組成物を塗布し、加熱乾燥して表皮層を形成する工程、
前記表皮層上に、発泡性の塩化ビニル樹脂組成物を塗布し、加熱して、中間層を形成する工程、
前記中間層上に接着剤を介して基布を貼り合わせて、合成皮革層を形成する工程、および
前記合成皮革層から前記離型紙を剥離する工程、を含んでなり、
前記離型紙の電離放射線硬化膜が、
イソシアネート化合物と、(メタ)アクリロイル基を有し且つイソシアネート化合物と反応し得る(メタ)アクリル化合物とからなる反応生成物、または
イソシアネート化合物と、(メタ)アクリロイル基を有し且つイソシアネート化合物と反応し得る(メタ)アクリル化合物と、(メタ)アクリロイル基を有さず且つイソシアネート基と反応し得る化合物とからなる反応生成物、
を含んでなる、軟化点が40℃以上の電離放射線硬化性組成物を含んでなるコーティング液を電離放射線の照射により硬化させたものである、
ことを特徴とするものである。
本発明による第一の態様の合成皮革の製造方法は、少なくとも支持体である紙と、その紙上に設けられた電離放射線硬化膜とを備え、かつ該硬化膜上にエンボス加工が施されてなるエンボス付き離型紙を用いるものである。この離型紙については後記する。
本発明による第二の態様の合成皮革の製造方法は、上記と同様の離型紙を使用するものであって、上記離型紙のエンボス加工が施された電離放射硬化膜上にポリウレタン樹脂組成物を塗布し、加熱乾燥して表皮層を形成する。この工程については第一の態様と同様であり、説明を省略する。
本発明による第三の態様の合成皮革の製造方法は、上記と同様の離型紙を使用するものであって、上記離型紙のエンボス加工が施された電離放射硬化膜上に塩化ビニル樹脂組成物を塗布し、加熱乾燥して表皮層を形成する。塩化ビニル樹脂組成物としては、塩化ビニル単体、ならびに、塩化ビニルモノマーと、酢酸ビニル、エチレン、プロピレン、マレイン酸エステル等のモノマーとを共重合させた重合体等が挙げられる。塩化ビニル樹脂組成物は、上記樹脂にフタル酸エステル系可塑剤、脂肪酸エステル系可塑剤等の可塑剤を添加してペースト化し、さらにそのペーストに、酸化防止剤、安定剤、充填剤、顔料等を添加したものを使用する。
本発明による第三の態様の合成皮革の製造方法は、上記と同様の離型紙を使用するものであって、上記離型紙のエンボス加工が施された電離放射硬化膜上にポリウレタン樹脂組成物を塗布し、加熱乾燥して表皮層を形成する。この工程については第一の態様と同様であり、説明を省略する。
次に、本発明の合成皮革の製造方法に用いられる離型紙について説明する。この離型紙は、少なくとも支持体である紙と、その紙上に設けられた電離放射線硬化膜とを備え、かつ該硬化膜上にエンボス加工が施されてなる合成皮革製造用のエンボス付き離型紙であって、前記電離放射線硬化膜はコーティング液を電離放射線の照射により硬化させたものである。
本発明に用いられるコーティング液は、イソシアネート化合物と、(メタ)アクリロイル基を有し且つイソシアネート化合物と反応し得る(メタ)アクリル化合物とからなる反応生成物、または
イソシアネート化合物と、(メタ)アクリロイル基を有し且つイソシアネート化合物と反応し得る(メタ)アクリル化合物と、(メタ)アクリロイル基を有さず且つイソシアネート基と反応し得る化合物とからなる反応生成物を含んでなる、軟化点が40℃以上の電離放射線硬化性組成物を含有する組成物である。
測定モード:動的粘弾性の温度依存性試験、25mmパラレルプレート
測定温度範囲:−50〜150℃
振動周波数:1rad/秒
上記の条件において測定した場合の、溶融粘度が5000Pa・秒となる温度を軟化点と定義する。
次に、本発明に用いられる支持体につき説明する。支持体としては、上質紙、クラフト紙、片艶クラフト紙、純白ロール紙、グラシン紙、カップ原紙などの非塗工紙の他、無機顔料塗工層を設けたアート紙、コート紙、キャストコート紙などの塗工紙、天然パルプを用いない合成紙なども用いることができる。特にPVCレザーの製造に用いる場合には、200℃以上の高温での加工に対する耐熱性が必要になるため、酸性紙よりも、中性紙を使用することが好ましい。酸性紙にはサイズ剤として硫酸バンドを定着剤としたロジン系サイズ剤が用いられるが、中性紙には硫酸バンドを定着剤として使用しない中性ロジン系サイズ剤、アルキルケテンダイマー(AKD)、アルケニル無水琥珀酸(ASA)などの中性サイズ剤が用いられる。
本発明の離型紙を構成する電離放射線硬化膜は、上記のコーティング液を塗工して、硬化させることにより形成される。コーティング液は、固形分100重量部に対して通常10〜1000重量部の溶剤で希釈したものを使用できる。溶剤の希釈により塗工に適正な粘度、例えば、25℃において10〜3000mPa・秒の粘度を付与するとともに、これを乾燥する工程においてシリコーン化合物の適正な表面への移行を可能にする。
二種類の電離放射線硬化性組成物を下記のようにして合成して得た。
撹拌機、還流冷却器、滴下漏斗及び温度計を取り付けた反応器に、酢酸エチル206.1g及びイソホロンジイソシアネートの三量体(degussa社製、VESTANAT、T1890)133.5gを仕込み、80℃に昇温して溶解させた。溶液中に空気を吹き込んだ後、ハイドロキノンモノメチルエーテル0.38g、ペンタエリスリトールトリアクリレートとぺンタエリスリトールテトラアクリレートの混合物(大阪有機化学工業社製、ビスコート300)249.3g及びジブチル錫ジラウレート0.38gを仕込んだ。80℃で5時間反応させた後、酢酸エチル688.9gを添加して冷却した。
撹拌機、還流冷却器、滴下漏斗及び温度計を取り付けた反応器にメチルエチルケトン256.67g及びイソホロンジイソシアネートの三量体110gを仕込み、80℃に昇温して溶解させた。溶液中に空気を吹き込んだのち、ハイドロキノンモノメチルエーテル0.20g、ペンタエリスリトールテトラアクリレートとペンタエリスリトールトリアクリレートの混合物146.65g、エポキシアクリレート(共栄社化学社製、エポキシエステル70PA)30.08g及びジブチル錫ジラウレート0.20gを仕込んだ。80℃で5時間反応させたのちメチルエチルケトン412.37gを添加して冷却した。
造膜性を有する樹脂を下記のようにして合成して得た。
撹拌機、還流冷却器、滴下漏斗及び温度計を取り付けた反応器にイソボルニルメタクリレート30g、メチルメタクリレート65g、グリシジルメタクリレート5g、トルエン200gに溶解した溶液を加熱して、65℃に昇温した時、及び65℃に達してから2時間後にそれぞれ2,2’−アゾビス(2,4−ジメエチルバレロニトリル)を0.5gずつ添加し、更に65℃で5時間反応して共重合体を得た。その後空気を吹き込みながら、108℃まで断続的に昇温し、ハイドロキノンモノメチルエーテル0.2g、トリフェニルホスフィン0.2gを添加した後、アクリル酸を2.5g添加して5時間反応してアクリロイル基を有する造膜性を有する樹脂aを得た。
二種類のシリコーン化合物を下記のようにして準備した。
撹拌機、還流冷却器、滴下漏斗及び温度計を取り付けた反応器にメチルエチルケトン23.3g及びイソホロンジイソシアネート10g、ペンタエリスリトールテトラアクリレートとペンタエリスリトールトリアクリレートの混合物20.4g、及びジブチル錫ジラウレート0.10g、ハイドロキノンモノメチルエーテル0.10gを仕込み、溶液中に空気を吹き込んだ後25℃で3時間反応後、80℃まで断続的に昇温しながら5時間反応して得られた反応物に、アルコール変性シリコーン(チッソ社製FMDA21)240.8gを添加してさらに5時間反応させたのちメチルエチルケトン609.3gを添加して冷却し、アクリロイル基とシリコーンを含有するシリコーン変性ウレタンアクリレート(シリコーン化合物α)を得た。
撹拌機、還流冷却器、滴下漏斗及び温度計を取り付けた反応器に2−ヒドロキシエチルメタクリレート10g、スチレン40g、メタクリル変性シリコーン(チッソ社製FM0711)40g、ラウリルメルカプタン2gをメチルエチルケトン200gに溶解した溶液を加熱して、65℃に昇温した時、及び65℃に達してから2時間後にそれぞれ2,2’−アゾビス(2,4−ジメエチルバレロニトリル)を0.6gずつ添加し、更に65℃で5時間反応して共重合体を得た。これにイソホロンジイソシアネート22.2gとペンタエリスリトールトリアクリレートとペンタエリスリトールテトラアクリレートの混合物57.1gとを25℃で3時間反応後、80℃まで断続的に昇温しながら5時間反応させて得られた付加物79.3gを添加し、80℃で5時間反応しアクリロイル基とシリコーンを有する共重合体(シリコーン化合物β)を得た。
支持体として坪量125g/m2の中性紙を用い、目止め層用の被覆材として、下記組成シリカ入りのアクリル樹脂を、バーコーターで乾燥後の塗膜厚みが5g/m2となるように塗工した。塗工後110℃で1分乾燥した。
スチレン・アクリルエマルジョン(星光ポリマー社製、X−436) 25重量部
水溶性アクリル樹脂(ジョンソンポリマー社製、PDX−6102) 25重量部
シリカ(富士シリシア化学社製、サイシリア350) 10重量部
イソプロピルアルコール 25重量部
水 25重量部
5.コーティング液の調製
前記の電離放射線硬化性組成物Aを30重量部、造膜性を有する樹脂aを60重量部及びシリコーン化合物βを10重量部(前述重量部はいずれも固形分重量部)を混合して組成物1を調整した。該組成物の一部をサンプリングして軟化温度を測定したところ76℃であった。
組成物1に対して、該組成物の固形分100重量部につき光重合開始剤(チバスペシャリティーケミカルズ社製、イルガキュア907)を3重量部、希釈溶剤としてメチルエチルケトンを固形分濃度が30重量%となるように添加した。得られた混合物を目止め層を施さない中性紙に、バーコーターで塗工を行い、塗膜厚さが乾燥後約5〜10g/m2となるように塗工し、110℃で1分間加熱蒸発乾燥した。
表皮層形成用の塗工液として、下記の各成分を混合し、プロペラミキサーで十分に攪拌して、エステル系ポリウレタン樹脂組成物の混合物を調製した。
エステル系ポリウレタン樹脂
(大日本インキ化学工業(株)社製 クリスボンNB−637N) 100重量部
カラー
(大日本インキ化学工業(株)社製 ダイラックTV−COLOR) 15重量部
メチルエチルケトン 20重量部
ジメチルホルムアミド 10重量部
調整したエステル系ポリウレタン溶液を上記で得られた離型紙上に乾燥厚み20μmになるようにナイフコーターにて塗布し、100℃で2分間熱風乾燥し、ポリウレタン表皮層を形成した。次いでポリウレタン表皮層上に接着剤層として、下記組成の二液硬化型ポリエステル系ポリウレタン接着剤1を乾燥厚みが40μになるようにナイフコーターで塗布し、メリヤス布を貼り合わせた。
主剤 二液硬化型エステル系ポリウレタン樹脂
(大日本インキ化学工業(株)社製クリスボン4070) 100重量部
硬化剤 二液硬化型ウレタン樹脂用硬化剤
(大日本インキ化学工業(株)社製 クリスボンNX) 13重量部
促進剤 二液硬化型ウレタン樹脂用硬化促進剤
(大日本インキ化学工業(株)社製 クリスボン アクセルHM) 3重量部
溶剤 メチルエチルケトン 30重量部
この貼り合わせた物を100℃で5分間熱風乾燥し、更に48時間熟成して接着剤を反応固化させ離型紙を剥離することにより乾式PU合皮を作製した。
表皮層形成用の塗工液として、下記の各成分を混合し、プロペラミキサーで十分に攪拌して、エステル系ポリウレタン樹脂組成物の混合物を調製した。
エステル系ポリウレタン樹脂
(大日本インキ化学工業(株)社製 クリスボンNB−637N) 100重量部
カラー
(大日本インキ化学工業(株)社製 ダイラックTV−COLOR) 15重量部
メチルエチルケトン 20重量部
ジメチルホルムアミド 10重量部
調整したエステル系ポリウレタン溶液を上記で得られた離型紙上に乾燥厚み20μになるようにナイフコーターにて塗布し、100℃で2分間熱風乾燥し、ポリウレタン表皮層を形成した。
ポリウレタン樹脂
(大日本インキ化学工業(株)社製 クリスボンNB−637N) 100重量部
カラー
(大日本インキ化学工業(株)社製 ダイラックTV−COLOR) 1重量部
成膜助剤
(大日本インキ化学工業(株)社製 クリスボン アセスターSD−7) 160重量部
ジメチルホルムアミド 10重量部
上記塗工液を、2.4番手の綿100%ループヤーン(タム糸)からなる基布上に、ナイフコーターにて、700g/m2となるように塗布し、その後、30℃に調製した凝固液(10%ジメチルホルムアミド水溶液)中に5分間浸漬することにより成膜し、次いで、ジメチルホルムアミドが完全に抽出されるまで15分間、60℃の温水中で洗浄を行った。その後、マングローブを用いて水分を除去し、120℃のオーブン内で乾燥さあせることにより、湿式合成皮革中間層を得た。
表皮層形成用の塗工液として、下記の各成分を混合し、プロペラミキサーで十分に攪拌して、ポリ塩化ビニル樹脂組成物の混合物(ゾル液状混合物)を調製した。
エマルジョン重合ポリ塩化ビニル樹脂(平均重合度1000)
(ZEST PX−QHP 新第一塩ビ社製) 20重量部
可塑剤 ジオクチルフタレート(DOT) 80重量部
安定剤 バリウム−亜鉛系複合安定剤
(アデガスタブLF−54、旭電化社製) 3重量部
充填剤 炭酸カルシウム 5重量部
顔料 酸化チタン 3重量部
上記のゾル状混合物を、上記で得られた離型紙上に乾燥厚み300μmになるようにドクターナイフ法にて塗布し、150℃で90秒間と、195℃で3分30秒間熱風乾燥し、PVC表皮層を形成した。
表皮層形成用の塗工液として、下記の各成分を混合し、プロペラミキサーで十分に攪拌して、エステル系ポリウレタン樹脂組成物の混合物を調製した。
エステル系ポリウレタン樹脂
(大日本インキ化学工業(株)社製 クリスボンNB−637N) 100重量部
カラー
(大日本インキ化学工業(株)社製 ダイラックTV−COLOR) 15重量部
メチルエチルケトン 20重量部
ジメチルホルムアミド 10重量部
調整したエステル系ポリウレタン溶液を上記で得られた離型紙上に乾燥厚み20μmになるようにナイフコーターにて塗布し、100℃で2分間熱風乾燥し、ポリウレタン表皮層を形成した。
エマルジョン重合ポリ塩化ビニル樹脂(エポキシ基含有モノマーを共重合したものであって、平均重合度1500)
(ZEST PF−821 新第一塩ビ社製) 20重量部
可塑剤 ジオクチルフタレート(DOT) 80重量部
発泡剤 アゾジカーボンアミド(ADCA) 3重量部
安定剤 バリウム−亜鉛系複合安定剤
(アデガスタブLF−54、旭電化社製) 3重量部
充填剤 炭酸カルシウム 5重量部
顔料 酸化チタン 3重量部
上記の発泡性PVC塗工液を、上記で得られたポリウレタン表皮層上に乾燥厚み300μmになるようにドクターナイフ法にて塗布し、150℃で90秒間と、195℃で3分30秒間熱風乾燥し、発泡PVC層を形成した。
上記と同様にして、同一の離型紙を用いて各合成皮革の作製を5回繰返し、離型紙の型くずれ、支持体の劣化、および、離型紙の剥離性について評価を行った。
△:エンボス賦型の崩れや離型紙表面の変化が生じ、繰返し5回は使用できない
×:エンボス賦型の崩れや支持体の劣化による破断が生じ、1回しか使用できない
また、離型紙の剥離性については、引張り試験機(オリエンテック社製テンシロンRTC−1310A)を用いて合成皮革15mm幅を300mm/分の速度で離型紙から180℃剥離し、剥離強度を測定した。同様の離型紙を用いて、5回繰返し上記実施例と同様にして合成皮革を製造し、合成皮革と離型紙とを剥離する際の剥離性についても測定した。
2:エンボスロール
3:バックアップロール
4:巻取ロール
5:硬化性塗膜付き紙
6:エンボス付き硬化性塗膜付き紙
7:エンボス付き離型紙
A:エンボス加工工程
B:電離放射線の照射工程
Claims (16)
- 少なくとも支持体である紙と、その紙上に設けられた電離放射線硬化膜とを備え、かつ該硬化膜上にエンボス加工が施されてなるエンボス付き離型紙を用いた合成皮革の製造方法であって、
前記エンボス加工が施された電離放射硬化膜上にポリウレタン樹脂組成物を塗布し、加熱乾燥して表皮層を形成する工程、
前記表皮層上に、接着剤を介して基布を貼り合わせて、合成皮革層を形成する工程、および
前記合成皮革層から前記離型紙を剥離する工程、を含んでなり、
前記離型紙の電離放射線硬化膜が、
イソホロンジイソシアネートの三量体と、(メタ)アクリロイル基を有し且つイソホロンジイソシアネートの三量体と反応し得る(メタ)アクリル化合物とからなる反応生成物、または
イソホロンジイソシアネートの三量体と、(メタ)アクリロイル基を有し且つイソホロンジイソシアネートの三量体と反応し得る(メタ)アクリル化合物と、(メタ)アクリロイル基を有さず且つイソシアネート基と反応し得る化合物とからなる反応生成物、
を含んでなる、軟化点が40℃以上の電離放射線硬化性組成物を含んでなるコーティング液を電離放射線の照射により硬化させたものである、ことを特徴とする、合成皮革の製造方法。 - 前記接着剤が、二液硬化型ポリウレタン樹脂である、請求項1に記載の方法。
- 前記基布の貼り合わせ工程が、前記表皮層上に接着剤を塗布し乾燥させた後、その接着剤上に熱ラミネーションにより基布を貼り合わせるものである、請求項1に記載の方法。
- 少なくとも支持体である紙と、その紙上に設けられた電離放射線硬化膜とを備え、かつ該硬化膜上にエンボス加工が施されてなるエンボス付き離型紙を用いた合成皮革の製造方法であって、
前記エンボス加工が施された電離放射硬化膜上にポリウレタン樹脂組成物を塗布し、加熱乾燥して表皮層を形成する工程、
前記表皮層上に湿式中間層を積層し、前記離型紙側から熱ロールにより、前記表皮層と湿式中間層とを圧着して、合成皮革層を形成する工程、および
前記合成皮革層を冷却後に、前記離型紙を剥離する工程、を含んでなり、
前記離型紙の電離放射線硬化膜が、
イソホロンジイソシアネートの三量体と、(メタ)アクリロイル基を有し且つイソホロンジイソシアネートの三量体と反応し得る(メタ)アクリル化合物とからなる反応生成物、または
イソホロンジイソシアネートの三量体と、(メタ)アクリロイル基を有し且つイソホロンジイソシアネートの三量体と反応し得る(メタ)アクリル化合物と、(メタ)アクリロイル基を有さず且つイソシアネート基と反応し得る化合物とからなる反応生成物、
を含んでなる、軟化点が40℃以上の電離放射線硬化性組成物を含んでなるコーティング液を電離放射線の照射により硬化させたものである、ことを特徴とする、合成皮革の製造方法。 - 少なくとも支持体である紙と、その紙上に設けられた電離放射線硬化膜とを備え、かつ該硬化膜上にエンボス加工が施されてなるエンボス付き離型紙を用いた合成皮革の製造方法であって、
前記エンボス加工が施された電離放射硬化膜上に塩化ビニル樹脂組成物を塗布し、加熱乾燥して表皮層を形成する工程、
前記表皮層上に、発泡性の塩化ビニル樹脂組成物を塗布し、加熱して、中間層を形成する工程、
前記中間層上に接着剤を介して基布を貼り合わせて、合成皮革層を形成する工程、および
前記合成皮革層から前記離型紙を剥離する工程、を含んでなり、
前記離型紙の電離放射線硬化膜が、
イソホロンジイソシアネートの三量体と、(メタ)アクリロイル基を有し且つイソホロンジイソシアネートの三量体と反応し得る(メタ)アクリル化合物とからなる反応生成物、または
イソホロンジイソシアネートの三量体と、(メタ)アクリロイル基を有し且つイソホロンジイソシアネートの三量体と反応し得る(メタ)アクリル化合物と、(メタ)アクリロイル基を有さず且つイソシアネート基と反応し得る化合物とからなる反応生成物、
を含んでなる、軟化点が40℃以上の電離放射線硬化性組成物を含んでなるコーティング液を電離放射線の照射により硬化させたものである、ことを特徴とする、合成皮革の製造方法。 - 少なくとも支持体である紙と、その紙上に設けられた電離放射線硬化膜とを備え、かつ該硬化膜上にエンボス加工が施されてなるエンボス付き離型紙を用いた合成皮革の製造方法であって、
前記エンボス加工が施された電離放射硬化膜上にポリウレタン樹脂組成物を塗布し、加熱乾燥して表皮層を形成する工程、
前記表皮層上に、発泡性の塩化ビニル樹脂組成物を塗布し、加熱して、中間層を形成する工程、
前記中間層上に接着剤を介して基布を貼り合わせて、合成皮革層を形成する工程、および
前記合成皮革層から前記離型紙を剥離する工程、を含んでなり、
前記離型紙の電離放射線硬化膜が、
イソホロンジイソシアネートの三量体と、(メタ)アクリロイル基を有し且つイソホロンジイソシアネートの三量体と反応し得る(メタ)アクリル化合物とからなる反応生成物、または
イソホロンジイソシアネートの三量体と、(メタ)アクリロイル基を有し且つイソホロンジイソシアネートの三量体と反応し得る(メタ)アクリル化合物と、(メタ)アクリロイル基を有さず且つイソシアネート基と反応し得る化合物とからなる反応生成物、
を含んでなる、軟化点が40℃以上の電離放射線硬化性組成物を含んでなるコーティング液を電離放射線の照射により硬化させたものである、ことを特徴とする、合成皮革の製造方法。 - 前記コーティング液が、造膜性を有する樹脂を1〜70重量%更に含んでなる、請求項1〜6のいずれか一項に記載の方法。
- 前記支持体の表面に無機顔料及び造膜性を有する樹脂から成る目止め層が施されている、請求項1〜7のいずれか一項に記載の方法。
- 前記コーティング液が、シリコーン化合物を0.5〜20重量%含んでなる、請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法。
- 前記電離放射線硬化膜が、少なくとも二層以上の構成からなる、請求項1〜9のいずれか一項に記載の方法。
- 二層以上の構成からなる前記電離放射線硬化膜において、少なくとも一層以上に無機顔料が0.5〜50重量%含まれてなる、請求項10に記載の方法。
- 二層以上の構成からなる前記電離放射線硬化膜において、支持体側に配置される最下層に無機顔料が0.5〜50重量%含まれてなる、請求項10または11に記載の方法。
- 二層以上の構成からなる前記電離放射線硬化膜において、少なくとも一層以上にシリコーン化合物が0.5〜20重量%含まれてなる、請求項10〜12のいずれか一項に記載の方法。
- 二層以上の構成からなる前記電離放射線硬化膜において、支持体側とは反対側に配置される最上層にシリコーン化合物が0.5〜20重量%含まれてなる、請求項10〜13のいずれか一項に記載の方法。
- 二層以上の構成からなる前記電離放射線硬化膜において、
支持体側に配置される最下層に無機顔料が0.5〜50重量%含まれてなり、
支持体側とは反対側に配置される最上層にシリコーン化合物が0.5〜20重量%含まれてなる、請求項10〜14のいずれか一項に記載の方法。 - 二層以上の構成からなる前記電離放射線硬化膜において、
支持体側に配置される最下層に無機顔料が0.5〜50重量%含まれてなり、
各層にシリコーン化合物が0.5〜20重量%含まれてなる、請求項10〜14のいずれか一項に記載の方法。
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