JP4448010B2 - フレキシブル回路基板実装体の製造方法及び製造装置 - Google Patents

フレキシブル回路基板実装体の製造方法及び製造装置 Download PDF

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本発明は、フレキシブル回路基板実装体の製造方法に関するもので、さらに詳しくは、圧着基板の両面にフレキシブル回路基板を実装したフレキシブル回路基板実装体の製造方法及び製造装置に関するものである。
これまでDVDの光ピックアップの収差補正を目的に液晶光学素子が開発されている。この液晶光学素子は往路のレーザー光のみを変調していたが、DVDの高記録密度化のために往路と復路のそれぞれのレーザー光を別々に変調する必要があり、そこで、3枚のガラス基板で、液晶層を2層設けた液晶光学素子が開発された。この液晶光学素子は、真中のガラス基板の表裏両面に、外部回路との接続のための配線パターンを有する実装領域を備え、この実装領域に1枚のフレキシブル回路基板を屈曲させて両面実装を行うことで、積層された2層の液晶層を同時に駆動できるようになっている。
従来の液晶光学素子へのフレキシブル回路基板の実装方法について説明する。
これまでガラス基板の両面にフレキシブル回路基板を実装するフレキシブル回路基板実装体の製造方法は、ガラス基板の表面にフレキシブル回路基板を熱圧着により実装し、その後ガラス基板を反転させて、裏面にフレキシブル回路基板を熱圧着でさらに実装することより行なわれていた。そこで表示用などの大型液晶パネルにおけるガラス基板の場合には、ガラス基板を反転させることが困難であることから、ガラス基板を反転させることなく、フレキシブル回路基板をガラス基板の両面に実装するフレキシブル回路基板実装体の製造方法が既に提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
〔従来のフレキシブル回路基板実装体の製造方法の説明:図4〕
その従来の製造方法について、図4を用いて説明する。図4は、従来のフレキシブル回路基板実装体の製造方法を示す工程断面図である。
はじめに図4(a)に示すように、ガラス基板1bの一方の面を下段の圧着ツール19上に真空吸着等で固定する。その後、ガラス基板1bの他方の面に形成されている第1の配線パターン3上に異方性導電フィルム7を仮圧着し、第1の配線パターン3とフレキシブル回路基板11の第1の接続端子13が合致するよう位置合わせを行い、上段の圧着ツール17で熱圧着を行い、第1の配線パターン3と第1の接続端子13とを電気的に接続する。
つぎに図4(b)に示すように、ガラス基板1bの他方の面、即ちフレキシブル回路基板11が接合されている面を上段の圧着ツール17に真空吸着等で固定し、ガラス基板1bの一方の面を下段の圧着ツール19から解放する。その後、ガラス基板1bの一方の面に形成されている第2の配線パターン5上に異方性導電フィルム7を仮圧着する。つぎにフレキシブル回路基板11を屈曲させ、第2の配線パターン5と、フレキシブル回路基板11の第2の接続端子15が合致するように位置合わせを行う。
最後に図4(c)に示すように、下段の圧着ツール19で熱圧着を行い、第2の配線パターン5と第2の接続端子15とを電気的に接続する。その後、ガラス基板1bを上段の圧着ツール17から解放する。これで第1の配線パターン3と第1の接続端子13および、第2の配線パターン5と第2の接続端子15が電気的に接続されたフレキシブル回路基板実装体である液晶光学素子21を得ることができる。
特公2000−102882号公報(第5頁、第1図−第3図)。
しかしながら、従来技術におけるフレキシブル回路基板実装体の製造方法は、上記の手段により、ガラス基板の両面にフレキシブル回路基板を実装することができるが、以下に示す問題点があった。
従来技術の製造方法は、ガラス基板の両面にフレキシブル回路基板を実装する際、ガラス基板の表面に異方性導電膜を介してフレキシブル回路基板を熱圧着で実装し、その後、裏面に異方性導電膜を介してフレキシブル回路基板を熱圧着で実装する。このため、1枚のフレキシブル回路基板をガラス基板の両面に実装する時、最初にフレキシブル回路基板をガラス基板の表面に熱圧着で実装後、フレキシブル回路基板を屈曲させる必要がある。この屈曲させる際に、フレキシブル回路基板に応力が加わり、最初に実装したフレキシブル回路基板が、ガラス基板の実装領域より剥離することがあった。また、屈曲時に剥離がない場合でも、裏面を実装する際の加熱によって、表面に実装したフレキシブル回路基板にズレや実装領域からの剥離が生じる場合があった。これは最初に実装した表面における異方性導電膜の中のバインダーとなる樹脂が、裏面の実装の際の加熱によって溶融するためである。この結果、ガラス基板とフレキシブル回路基板の電気的接続が不十分となり、電気的に信頼性を損なうという問題があった。
〔発明の目的〕
そこで本発明の目的は、上記課題を解決して、ガラス基板の両面にフレキシブル回路基板を実装する製造工程において、フレキシブル回路基板の屈曲によるフレキシブル回路基板の剥離や、圧着の際の加熱によるフレキシブル回路基板のズレや剥離を生じることなく実装ができ、電気的に信頼性の高いフレキシブル回路基板実装体を得ることができるフレキシブル回路基板実装体の製造方法及び製造装置を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明の製造方法及び製造装置は、下記記載の手段を採用する。
本発明のフレキシブル回路基板実装体の製造方法は、第1の配線パターンと第2の配線パターンがそれぞれ両面に形成された圧着基板と、接続端子を設けたフレキシブル回路基板を圧着基板の側面箇所にて屈曲させて、第1の配線パターンと、第2の配線パターンに接続端子をそれぞれ接続するフレキシブル回路基板実装体の製造方法において、フレキシブル回路基板が、圧着基板に対して垂直な方向で、フレキシブル回路基板の接続端子形成表面と圧着基板の一側面が対向するように、フレキシブル回路基板を固定ツールに載置する基板載置工程と、圧着基板とフレキシブル回路基板とのいずれか一方、または両方を移動させて、垂直に配したフレキシブル回路基板を挟んで圧着基板と対向配置され、かつフレキシブル回路基板の幅よりも狭い間隔で配置された上下の圧着ツール間に、フレキシブル回路基板と圧着基板とを挿入し、フレキシブル回路基板が圧着基板を挟むようにフレキシブル回路基板を屈曲させる基板移動工程と、上下の圧着ツールを用いて、フレキシブル回路基板を圧着基板の両面に同時に圧着して、第1、第2の配線パターンと接続端子とを接続した実装体を形成する圧着工程とを備えることを特徴とする。
また、基板移動工程は、圧着基板とフレキシブル回路基板のいずれか一方、または両方を移動させ、フレキシブル回路基板の接続端子が形成されている一方の表面と圧着基板の側面とを当接し、その後、フレキシブル回路基板の他方の表面を上下の圧着ツール端面に当接させた後、フレキシブル回路基板を固定ツールから開放し、フレキシブル回路基板が開放された状態で、上下の圧着ツール間にフレキシブル回路基板と圧着基板とを挿入することを特徴とする。
また、基板載置工程は、フレキシブル回路基板と圧着基板との位置決めを行った後に両基板を所定の位置で、フレキシブル回路基板が、圧着基板に対して垂直な方向となるように固定することを特徴とする。
また、圧着基板は、液晶パネルを構成するガラス基板であることを特徴とする。
第1の配線パターンと第2の配線パターンがそれぞれ両面に形成された圧着基板と、接続端子を設けたフレキシブル回路基板を前記圧着基板の側面箇所にて屈曲させて、前記第1の配線パターンと、前記第2の配線パターンに前記接続端子をそれぞれ接続するフレキシブル回路基板実装体の製造装置において、前記圧着基板を載置する圧着基板ステージと、前記フレキシブル回路基板が、前記圧着基板に対して垂直な方向で、前記フレキシブル回路基板の前記接続端子形成表面と前記圧着基板の一側面が対向するように、前記フレキシブル回路基板を載置する固定ツールと、前記垂直に配したフレキシブル回路基板を挟んで前記圧着基板と対向配置され、かつ前記フレキシブル回路基板の幅よりも狭い間隔で配
置された上下の圧着ツールと、前記圧着基板と前記フレキシブル回路基板とのいずれか一方、または両方を移動させて、前記上下の圧着ツール間に、前記フレキシブル回路基板と前記圧着基板とを挿入し、前記フレキシブル回路基板が前記圧着基板を挟むようにフレキシブル回路基板を屈曲させる基板移動手段と、前記上下の圧着ツールを用いて、前記フレキシブル回路基板を前記圧着基板の両面に同時に圧着して、前記第1、第2の配線パターンと前記接続端子とを接続した実装体を形成する圧着手段と、を備えることを特徴とする。
前記基板移動手段は、前記圧着基板と前記フレキシブル回路基板のいずれか一方、または両方を移動させ、前記フレキシブル回路基板の接続端子が形成されている一方の表面と前記圧着基板の側面とを当接し、その後、前記フレキシブル回路基板の他方の表面を前記上下の圧着ツール端面に当接させた後、前記フレキシブル回路基板を前記固定ツールから開放し、前記フレキシブル回路基板が開放された状態で、前記上下の圧着ツール間に前記フレキシブル回路基板と前記圧着基板とを挿入することを特徴とする。
また、前記基板載置手段は、前記フレキシブル回路基板と前記圧着基板との位置決めを行った後に両基板を所定の位置で、前記フレキシブル回路基板が、前記圧着基板に対して垂直な方向となるように固定することを特徴とする。
本発明のフレキシブル回路基板実装体の製造方法によれば、フレキシブル回路基板を屈曲させながらガラス基板と共に上下の圧着ツール間に挿入することで、ガラス基板とフレキシブル回路基板の熱圧着による実装前にフレキシブル回路基板を屈曲させ、その後、上下の圧着ツールを用いてフレキシブル回路基板をガラス基板の両面に同時に圧着、実装することができる。このため、ガラス基板の両面に実装したフレキシブル回路基板のズレや剥離を防止することができる。以上のように、本発明によれば電気的に信頼性の高いフレキシブル回路基板実装体を実現することが可能なフレキシブル回路基板実装体の製造方法を提供することができる。
以下、図を用いて本発明のフレキシブル回路基板実装体の製造方法ついて説明する。図1は、本発明のフレキシブル回路基板実装体の構造を示す斜視図である。また、図2および図3は、本発明の製造方法を示す工程断面図である。図において、従来技術と同一形状の部材は同一符号で示す。
〔本発明におけるフレキシブル回路基板実装体の製造方法の説明:図1〕
図1(a)は本発明のフレキシブル回路基板実装体の分解斜視図でフレキシブル回路基板と液晶セルとを示し、図1(b)は液晶セルにフレキシブル回路基板を実装したフレキシブル回路基板実装体である液晶光学素子を示す斜視図である。
本発明のフレキシブル回路基板実装体の製造方法は、図1(a)に示すように第1の配線パターン(図示せず)と第2の配線パターン(図示せず)がそれぞれ両面に形成された圧着基板としての液晶セル10におけるガラス基板1bの側面2にフレキシブル回路基板11の接続端子(図示せず)が形成されている表面11aを当接し、図1(b)に示すようにフレキシブル回路基板11をガラス基板1bを挟むように屈曲させ、その後、ガラス基板1bの両面にフレキシブル回路基板11を同時に圧着して、第1の配線パターン(図示せず)と第2の配線パターン(図示せず)とをそれぞれを接続端子(図示せず)に接続することを特徴としており、これによって、電気的に信頼性の高いフレキシブル回路基板実装体、即ち液晶セル10にフレキシブル回路基板11を実装した液晶光学素子21を得ることができる。以下、フレキシブル回路基板実装体の製造工程の具体的実施例について説明する。
〔本発明におけるフレキシブル回路基板実装体の製造方法の説明:図2〜図3〕
図2(a)は図1(a)におけるA−A断面を示す概略断面を示し、フレキシブル回路基板実装体の製造工程を説明するための図である。はじめに図2(a)に示すように、ガラス基板1bを含む液晶セル10を圧着基板ステージ31に載置する。この時液晶セル10は、圧着基板ステージ31上に真空吸着で固定される。また、フレキシブル回路基板11は、液晶セル10に対して垂直な方向で、かつフレキシブル回路基板11の一方の面、即ち接続端子13、15の形成表面11aとガラス基板1bの一側面2とが対向する位置に配置され、フレキシブル回路基板ステージ33に載置される。この時フレキシブル回路基板11は、フレキシブル回路基板ステージ33上に真空吸着で固定される。ここで、ガ
ラス基板1b上の第1の配線パターン3とフレキシブル回路基板11上の第1の接続端子13との位置、およびガラス基板1b上の第2の配線パターン5とフレキシブル回路基板11上の第2の接続端子15との位置がそれぞれ合致するように、圧着基板ステージ31と、フレキシブル回路基板ステージ33は、予め位置が調整されている。
ここで液晶セル10は、ガラス基板1aとガラス基板1bの間隙と、ガラス基板1bとガラス基板1cの間隙にそれぞれ液晶(図示せず)を注入し、ガラス基板1aとガラス基板1b、ガラス基板1bとガラス基板1cをそれぞれ外周シール部材(図示せず)で貼り合わせた構成となっている。
また、ガラス基板1bには、表面に透明電極膜による第1の配線パターン3と、裏面に透明電極膜による第2の配線パターン5が配設されている。フレキシブル回路基板11には、ガラス基板1bの第1の配線パターン3と第2の配線パターン5と接続するための第1の接続端子13と、第2の接続端子15が配設されている。第1の接続端子13と、第2の接続端子15の表面には、第1の配線パターン3および第2の配線パターン5との密着性を良好にするために、ニッケル−金メッキを施すことが好ましい。
さらに、第1の配線パターン3と第2の配線パターン5には、予め異方性導電フィルム7が仮圧着されている。異方性導電フィルム7は、日立化成工業株式会社製の異方性導電フィルムのアニソルムAC−7104(商品名)を用いた。この異方性導電フィルム7は、加熱温度80℃、圧力10kg/cm、圧着時間5secの条件で圧着ツールを用いて仮圧着する。
つぎに図2(b)に示すように、圧着基板ステージ31をフレキシブル回路基板11の方向に移動させ、ガラス基板1bの側面2とフレキシブル回路基板11の一方の面、即ち接続端子13、15の形成表面11aとを当接させる。このとき、ガラス基板1bに対して垂直に配したフレキシブル回路基板11を挟んでガラス基板1bと対向する位置に上段の圧着ツール17および下段の圧着ツール19が配置されている。この上段、下段の圧着ツール17、19の互いの間隔aは、フレキシブル回路基板11の幅bよりも小さい値に設定されている。
つぎに図3(a)に示すように、圧着基板ステージ31とフレキシブル回路基板ステージ33を上段、下段の圧着ツール17、19の方向に移動させ、フレキシブル回路基板11の接続端子13、15の形成表面の反対側である他方の面11bと上段、下段の圧着ツール17、19とを当接させる。ここで、フレキシブル回路基板11は、上段、下段の圧着ツール17、19に接触後、フレキシブル回路基板ステージ33より開放される。
さらに図3(b)に示すように、圧着基板ステージ31を上段、下段の圧着ツール17、19の方向に移動させて上段の圧着ツール17と下段の圧着ツール19の間にガラス基板1bと共にフレキシブル回路基板11を屈曲させながら挿入する。ここで、図2(b)に示すように上段の圧着ツール17と下段の圧着ツール19のすき間bは、フレキシブル回路基板11を垂直に配置した際の幅aよりも狭い間隔に設定されているため、フレキシブル回路基板11は上段、下段の圧着ツール17、19の間に挿入されるにしたがってガラス基板1bの両面側に屈曲することになる。
つぎに図3(c)に示すように、フレキシブル回路基板11を上段の圧着ツール17と下段の圧着ツール19で同時にガラス基板1bに本圧着する。ここで本圧着は、加熱温度170℃、圧力20kg/cm、圧着時間20secの条件で行った。これによってガラス基板1b上の第1の配線パターン3とフレキシブル回路基板11上の第1の接続端
子13、ガラス基板1b上の第2の配線パターン5とフレキシブル回路基板11上の第2の接続端子15がそれぞれ電気的に接続される。その後、上段、下段の圧着ツール17、19、圧着基板ステージ31から液晶セル10にフレキシブル回路基板11を実装した液晶光学素子21を解放する。以上の工程によって、図1(b)に示すように電気的に信頼性の高いフレキシブル回路基板実装体、即ち液晶セル10にフレキシブル回路基板11を実装した液晶光学素子21が完成する。
以上の説明で明らかなように、本発明において、フレキシブル回路基板11、ガラス基板1bを移動させて、上段、下段の圧着ツール17、19間に挿入することで、ガラス基板1bとフレキシブル回路基板11との熱圧着による実装前に屈曲させることができる。このため、従来例のように屈曲させる際にフレキシブル回路基板に応力が加わり、最初に実装したガラス基板の表面のフレキシブル回路基板が、ガラス基板より剥離することはない。
また、本発明は、上段、下段の圧着ツール17、19でガラス基板1bとフレキシブル回路基板11の熱圧着を表裏同時に行うことができる。このため、従来例のようにガラス基板1bの裏面とフレキシブル回路基板11の熱圧着による加熱によって、ガラス基板1bの表面に先に実装したフレキシブル回路基板11にズレや剥離を生じることもない。
したがって、本発明によればガラス基板1bの両面にフレキシブル回路基板11を実装する実装工程において、フレキシブル回路基板11とガラス基板1bとの位置ズレや剥離を生じることなく確実に実装することができ、電気的接続が確実で信頼性の高いフレキシブル回路基板実装体が得られるフレキシブル回路基板実装体の製造方法を提供することができる。
なお、本実施例においては圧着基板としてガラス基板を用いた例で説明したが、圧着基板としてガラス基板の替わりにガラスエポキシ回路基板、セラミックス回路基板等の基板の場合でも同様の効果を得ることができる。
また、実施例においては、ガラス基板をフレキシブル回路基板の方向に移動し、その後ガラス基板とフレキシブル回路基板とを上段、下段の圧着ツールの方向に移動する例で説明したが、これに限定されるものではなく、ガラス基板、フレキシブル回路基板、上下段の圧着ツールが互いに同時に移動させても同様の効果を得ることができる。
本発明の実施の形態におけるフレキシブル回路基板実装体の構造を示す斜視図である。 本発明の実施の形態におけるフレキシブル回路基板実装体の製造方法を示す工程断面図である。 本発明の実施の形態におけるフレキシブル回路基板実装体の製造方法を示す工程断面図である。 従来のフレキシブル回路基板実装体の製造方法を示す工程断面図である。
符号の説明
1b ガラス基板
2 ガラス基板の側面
3 第1の配線パターン
5 第2の配線パターン
7 異方性導電フィルム
10 液晶セル
11 フレキシブル回路基板
11a フレキシブル回路基板の一方の面
13 第1の接続端子
15 第2の接続端子
17 上段の圧着ツール
19 下段の圧着ツール
21 液晶光学素子

Claims (7)

  1. 第1の配線パターンと第2の配線パターンがそれぞれ両面に形成された圧着基板と、接続端子を設けたフレキシブル回路基板を前記圧着基板の側面箇所にて屈曲させて、前記第1の配線パターンと、前記第2の配線パターンに前記接続端子をそれぞれ接続するフレキシブル回路基板実装体の製造方法において、 前記フレキシブル回路基板が、前記圧着基板に対して垂直な方向で、前記フレキシブル回路基板の前記接続端子形成表面と前記圧着基板の一側面が対向するように、前記フレキシブル回路基板を固定ツールに載置する基板載置工程と、 前記圧着基板と前記フレキシブル回路基板とのいずれか一方、または両方を移動させて、前記垂直に配したフレキシブル回路基板を挟んで前記圧着基板と対向配置され、かつ前記フレキシブル回路基板の幅よりも狭い間隔で配置された上下の圧着ツール間に、前記フレキシブル回路基板と前記圧着基板とを挿入し、前記フレキシブル回路基板が前記圧着基板を挟むようにフレキシブル回路基板を屈曲させる基板移動工程と、 前記上下の圧着ツールを用いて、前記フレキシブル回路基板を前記圧着基板の両面に同時に圧着して、前記第1、第2の配線パターンと前記接続端子とを接続した実装体を形成する圧着工程と、 を備えることを特徴とするフレキシブル回路基板実装体の製造方法。
  2. 前記基板移動工程は、前記圧着基板と前記フレキシブル回路基板のいずれか一方、または両方を移動させ、前記フレキシブル回路基板の接続端子が形成されている一方の表面と前記圧着基板の側面とを当接し、その後、前記フレキシブル回路基板の他方の表面を前記上下の圧着ツール端面に当接させた後、前記フレキシブル回路基板を前記固定ツールから開放し、前記フレキシブル回路基板が開放された状態で、前記上下の圧着ツール間に前記フレキシブル回路基板と前記圧着基板とを挿入することを特徴とする請求項1に記載のフ
    レキシブル回路基板実装体の製造方法。
  3. 前記基板載置工程は、前記フレキシブル回路基板と前記圧着基板との位置決めを行った後に両基板を所定の位置で、前記フレキシブル回路基板が、前記圧着基板に対して垂直な方向となるように固定することを特徴とする請求項1または2に記載のフレキシブル回路基板実装体の製造方法。
  4. 前記圧着基板は、液晶パネルを構成するガラス基板であることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のフレキシブル回路基板実装体の製造方法。
  5. 第1の配線パターンと第2の配線パターンがそれぞれ両面に形成された圧着基板と、接続端子を設けたフレキシブル回路基板を前記圧着基板の側面箇所にて屈曲させて、前記第1の配線パターンと、前記第2の配線パターンに前記接続端子をそれぞれ接続するフレキシブル回路基板実装体の製造装置において、
    前記圧着基板を載置する圧着基板ステージと、
    前記フレキシブル回路基板が、前記圧着基板に対して垂直な方向で、前記フレキシブル回路基板の前記接続端子形成表面と前記圧着基板の一側面が対向するように、前記フレキシブル回路基板を載置する固定ツールと、
    前記垂直に配したフレキシブル回路基板を挟んで前記圧着基板と対向配置され、かつ前記フレキシブル回路基板の幅よりも狭い間隔で配置された上下の圧着ツールと、
    前記圧着基板と前記フレキシブル回路基板とのいずれか一方、または両方を移動させて、前記上下の圧着ツール間に、前記フレキシブル回路基板と前記圧着基板とを挿入し、前記フレキシブル回路基板が前記圧着基板を挟むようにフレキシブル回路基板を屈曲させる基板移動手段と、
    前記上下の圧着ツールを用いて、前記フレキシブル回路基板を前記圧着基板の両面に同時に圧着して、前記第1、第2の配線パターンと前記接続端子とを接続した実装体を形成する圧着手段と、
    を備えることを特徴とするフレキシブル回路基板実装体の製造装置。
  6. 前記基板移動手段は、前記圧着基板と前記フレキシブル回路基板のいずれか一方、または両方を移動させ、前記フレキシブル回路基板の接続端子が形成されている一方の表面と前記圧着基板の側面とを当接し、その後、前記フレキシブル回路基板の他方の表面を前記上下の圧着ツール端面に当接させた後、前記フレキシブル回路基板を前記固定ツールから開放し、前記フレキシブル回路基板が開放された状態で、前記上下の圧着ツール間に前記フレキシブル回路基板と前記圧着基板とを挿入することを特徴とする請求項5に記載のフレキシブル回路基板実装体の製造装置。
  7. 前記基板載置手段は、前記フレキシブル回路基板と前記圧着基板との位置決めを行った後に両基板を所定の位置で、前記フレキシブル回路基板が、前記圧着基板に対して垂直な方向となるように固定することを特徴とする請求項5または6に記載のフレキシブル回路基板実装体の製造装置。
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