JP2004177713A - 表示装置および電子機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】小型かつ薄型の表示装置および電子機器を提供すること。
【解決手段】透過型液晶表示装置1は、対向配置された第1の基板22と第2の基板23と液晶を含む液晶層24とを備える液晶パネル2と、液晶パネル2を駆動するための2つのドライバIC31、32とを有しており、第2の基板23の液晶層24と反対側から画像を視認し得るものである。2つのドライバIC31、32は、いずれも第1の基板22にCOG実装により設けられ、かつ、ドライバIC31が第1の基板22の下面に配線パターン26を介して直接設けられている。また、第1の基板22の上面に設けられた配線パターン25と、下面に設けられた配線パターン26とは、第1の基板22の縁部に沿って設けられた接続部材5を介して接続されており、配線パターン26の接続部材5との接続部と反対側の端部には、入力用配線基板4の一端部が接続されている。
【選択図】図3
【解決手段】透過型液晶表示装置1は、対向配置された第1の基板22と第2の基板23と液晶を含む液晶層24とを備える液晶パネル2と、液晶パネル2を駆動するための2つのドライバIC31、32とを有しており、第2の基板23の液晶層24と反対側から画像を視認し得るものである。2つのドライバIC31、32は、いずれも第1の基板22にCOG実装により設けられ、かつ、ドライバIC31が第1の基板22の下面に配線パターン26を介して直接設けられている。また、第1の基板22の上面に設けられた配線パターン25と、下面に設けられた配線パターン26とは、第1の基板22の縁部に沿って設けられた接続部材5を介して接続されており、配線パターン26の接続部材5との接続部と反対側の端部には、入力用配線基板4の一端部が接続されている。
【選択図】図3
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、表示装置および電子機器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば携帯電話機、携帯電子端末機、パーソナルコンピュータ等の電子機器において、文字、数字、図形等の画像を表示するために液晶表示装置が広く用いられている。
液晶表示装置は、液晶パネルを備えており、この液晶パネルは、ドライバICにより駆動され、所望の画像が表示される。
【0003】
ところで、近年、各種電子機器の小型化に伴い、液晶パネルの表示領域以外の部分(以下、「額縁」と言う。)の面積を削減する試みがなされている(例えば、特許文献1参照。)。
この特許文献1に記載の液晶表示装置は、ドライバICを実装した基板と、液晶パネルとを、FPC(Flexible Print Circuit)等の可撓性配線基板により接続し、ドライバICを実装した基板を液晶パネルの背面(画像を視認するのと反対側)に配置する構成のものである。
【0004】
しかしながら、このような液晶表示装置では、ドライバICを実装した基板が液晶パネルの背面に配置されるため、その厚みが増大するという問題がある。また、製造コストや手間等を要するにもかかわらず、液晶パネルの額縁の小面積化が十分に図られているとは言い難い。
このように、液晶パネルの小型化(額縁の小面積化)と薄型化との双方を同時に満足するようなものが得られていないのが実情である。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−183689号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、小型かつ薄型の表示装置および電子機器を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
このような目的は、下記の本発明により達成される。
本発明の表示装置は、互いに対向して配置された第1の基板と第2の基板と、これらの間に位置し、電気光学物質を含む中間層とを備える表示パネルと、
該表示パネルを駆動するための駆動用集積回路とを有し、
前記第2の基板の前記中間層と反対側から画像を視認する表示装置であって、
前記駆動用集積回路が、前記第1の基板の前記中間層と反対側の面に配線パターンを介して直接設けられていることを特徴とする。
これにより、小型かつ薄型の表示装置が得られる。
【0008】
本発明の表示装置は、互いに対向して配置された第1の基板と第2の基板と、これらの間に位置し、電気光学物質を含む中間層とを備える表示パネルと、
該表示パネルを駆動するための複数の駆動用集積回路とを有し、
前記第2の基板の前記中間層と反対側から画像を視認する表示装置であって、
前記駆動用集積回路は、いずれも前記第1の基板に設けられ、かつ、そのうちの少なくとも1つが、前記第1の基板の前記中間層と反対側の面に配線パターンを介して直接設けられていることを特徴とする。
これにより、小型かつ薄型の表示装置が得られる。
【0009】
本発明の表示装置では、前記第1の基板は、平面視で前記第2の基板の外形より外側へ張り出した張出領域を有することが好ましい。
【0010】
本発明の表示装置では、前記第1の基板は、平面視で前記第2の基板の外形より外側へ張り出した張出領域を有し、
前記第1の基板の前記中間層と同じ側の面に設けられた駆動用集積回路は、前記張出領域に設けられていることが好ましい。
【0011】
本発明の表示装置では、前記第1の基板の前記中間層と同じ側の面に設けられた駆動用集積回路と、前記第1の基板の前記中間層と反対側の面に設けられた駆動用集積回路とは、少なくとも一部が重なるようにして設けられていることが好ましい。
これにより、第1の基板に形成される配線パターン等の構成が複雑になるのを防止することができる。
【0012】
本発明の表示装置では、前記駆動用集積回路は、前記第1の基板にCOG実装されていることが好ましい。
かかるCOG実装によれば、駆動用集積回路を、より容易かつ正確に、配線パターンに接続(接合)することができる。
【0013】
本発明の表示装置では、前記第1の基板において、前記中間層と同じ側の面に設けられた配線パターンと、前記中間層と反対側の面に設けられた配線パターンとは、前記第1の基板の縁部に沿って設けられた接続部材を介して接続されていることが好ましい。
これにより、第1の基板の互いに異なる面に形成された配線パターンの接続をより容易かつ低コストで行うことができる。
【0014】
本発明の表示装置では、前記接続部材は、可撓性配線基板または金属コネクタであることが好ましい。
これにより、接続部材を、第1の基板の縁部により接近または接触させることができ、表示パネルが大型化してしまうのを防止することができる。
【0015】
本発明の表示装置では、前記駆動用集積回路に所定の信号を入力するための入力用配線基板を有することが好ましい。
【0016】
本発明の表示装置では、前記駆動用集積回路に所定の信号を入力するための入力用配線基板を有し、
前記入力用配線基板は、前記接続部材と一体的に形成されていることが好ましい。
これにより、部品点数や製造コストの削減を図ることができるとともに、表示装置の小型化を図ることができる。
【0017】
本発明の表示装置では、前記入力用配線基板は、前記第1の基板の前記中間層と反対側において、前記表示パネルに重なるようにして設けられていることが好ましい。
これにより、表示装置のさらなる小型化が図れる。
【0018】
本発明の表示装置では、前記入力用配線基板は、可撓性配線基板であることが好ましい。
これにより、電子機器の表示装置を収納するスペースを小さく設定(設計)することができ、電子機器の小型化および薄型化に寄与することができる。
【0019】
本発明の電子機器は、本発明の表示装置を備えることを特徴とする。
これにより、小型かつ薄型の電子機器が得られる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の表示装置および電子機器の好適実施形態に基づいて詳細に説明する。
本発明の表示装置を、アクティブマトリックス駆動方式の透過型液晶表示装置に適用した場合を一例として説明する。
【0021】
<第1実施形態>
まず、透過型液晶表示装置の第1実施形態について説明する。
図1は、透過型液晶表示装置の第1実施形態を示す上面図、図2は、図1に示す透過型液晶表示装置が備える液晶パネルの分解斜視図、図3は、図1中A−A線断面図である。なお、各図では、図が煩雑となるのを避けるため一部の部材を省略している。また、以下の説明では、図1中〜図3中の上側を「上」、下側を「下」と言う。
【0022】
各図に示す透過型液晶表示装置(以下、単に「液晶表示装置」と言う。)1は、液晶パネル(表示パネル)2と、液晶パネル2を駆動するための駆動用集積回路である信号用ドライバIC31、走査用ドライバIC32と、入力用配線基板4と、バックライト(光源手段)6とを有している。
この液晶表示装置1は、バックライト6からの光を液晶パネル2に透過させることにより画像(情報)を表示し得るものである。
【0023】
液晶パネル2は、互いに対向して配置された第1の基板22と第2の基板23とを有し、これらの第1の基板22と第2の基板23との間には、表示領域を囲むようにしてシール材21(図3参照)が設けられている。
そして、これらの第1の基板22、第2の基板23およびシール材21により画成される空間には、電気光学物質である液晶が収納され、図2および図3に示すように、液晶層(中間層)24が形成されている。すなわち、第1の基板22と第2の基板23との間に、液晶層24が介挿されている。
【0024】
第1の基板22および第2の基板23は、それぞれ、例えば、各種ガラス材料、各種樹脂材料等で構成されている。
第1の基板22は、その上面(液晶層24側の面)221に、マトリックス状(行列状)に配置された複数の画素電極223と、X方向に延在する信号電極224とが設けられ、1列分の画素電極223の各々が1本の信号電極224に、それぞれ、TFD素子(スイッチング素子)222を介して接続されている。
【0025】
画素電極223は、光を透過し得る導電性材料(透明導電性材料)、例えば、ITO(インジウムティンオキサイド)、FTO(フッ素ドープした酸化錫)、IO(酸化インジウム)、SnO2(酸化錫)等で構成されている。
TFD素子222は、信号電極224から引き出された引き出し部228上に、絶縁膜を介して金属層229が積層されて構成され、金属層229が画素電極223に接続されている。なお、このTFD素子222は、金属/絶縁体/金属のサンドイッチ構造を採るため、正負双方向のダイオードスイッチング特性を有することになる。
【0026】
なお、スイッチング素子には、TFD素子222に代わり、TFT素子を用いることもでき、この場合、スイッチング素子は、正負双方向のトランジスタスイッチング特性を有することになる。
また、第1の基板22の下面には、偏光板225が設けられている。
一方、第2の基板23は、その下面(液晶層24側の面)231に、複数の帯状をなす走査電極232が設けられている。これらの走査電極232は、信号電極224とほぼ直交するY方向に沿って、互いに所定間隔をおいてほぼ平行に配置され、かつ、画素電極223の対向電極となるように配列されている。
【0027】
画素電極223と走査電極232とが重なる部分(この近傍の部分も含む)が1画素を構成し、これらの電極間で充放電を行うことにより、各画素毎に、液晶層24の液晶が駆動、すなわち、液晶の配向状態が変化する。
走査電極232も、前記画素電極223と同様の材料、すなわち、光を透過し得る導電性材料(透明導電性材料)で構成されている。
【0028】
各走査電極232の下面には、それぞれ、赤(R)、緑(G)、青(B)の有色層(カラーフィルター)233が設けられ、これらの各有色層233がブラックマトリックス234によって仕切られている。
ブラックマトリックス234は、遮光機能を有し、例えば、クロム、アルミニウム、アルミニウム合金、ニッケル、亜鉛、チタンのような金属、カーボン等を分散した樹脂等で構成されている。
【0029】
また、第2の基板23の上面には、前記偏光板225とは偏光軸が異なる偏光板235が設けられている。
このような構成の液晶パネル2では、バックライト6から発せられた光は、偏光板225で偏光された後、第1の基板22および各画素電極223を介して、液晶層24に入射する。液晶層24に入射した光は、各画素毎に配向状態が制御された液晶により強度変調される。強度変調された各光は、有色層233、走査電極232および第2の基板23を通過した後、偏光板235で偏光され、外部に出射する。これにより、液晶表示装置1では、第2の基板23の液晶層24と反対側から、例えば、文字、数字、図形等のカラー画像(動画および静止画の双方を含む)を視認することができる。
【0030】
また、第1の基板22は、図1に示すように、平面視で第2の基板23の外形より外側(図1中、左側および下側)へ張り出した張出領域(額縁)22Aを有している。
この張出領域22Aの上面には、信号電極224および走査電極232に連続する配線パターン25(図1中、左側および下側)が形成されている。また、張出領域22Aの下面には、配線パターン26が形成されている。
【0031】
そして、本実施形態では、張出領域22Aの上面には、信号用ドライバ(Xドライバ)IC31が配線パターン25の一部に接触するようにして設けられ、張出領域22Aの下面には、走査用ドライバ(Yドライバ)IC32が配線パターン26の一部に接触するようにして設けられている。換言すれば、張出領域22Aの上面には、信号用ドライバIC31が配線パターン25を介して直接設けられ、張出領域22Aの下面には、走査用ドライバIC32が配線パターン26を介して直接設けられている。
【0032】
このような構成、特に、第1の基板22の液晶層(中間層)24と反対側の面に配線パターン26を介して走査用ドライバIC(駆動用集積回路)32を直接設ける構成とすることにより、次のような利点がある。すなわち、従来の液晶表示装置のように、ドライバICを実装した基板と液晶パネルとを可撓性配線基板により接続し、ドライバICを実装した基板を液晶パネルの背面に配置する構成を採る液晶表示装置と比較して、格段に液晶表示装置1の薄型化を図ることができるということである。
【0033】
これらの信号用ドライバIC31および走査用ドライバIC32は、それぞれ、信号電極224および走査電極232に供給すべき駆動信号を生成する機能を有するものである。信号用ドライバIC31および走査用ドライバIC32は、それぞれ、半導体チップで構成されている。
信号用ドライバIC31および走査用ドライバIC32の第1の基板22への実装方法としては、特に限定されないが、それぞれ、COG(Chip On Glass)実装によるのが好ましい。かかるCOG実装によれば、信号用ドライバIC31および走査用ドライバIC32を、より容易かつ正確に、配線パターン25、26に接続(接合)することができる。
【0034】
また、複数のドライバICのうちの少なくとも1つを、張出領域22Aの下面(第1の基板22の液晶層24と反対側の面)に設けることにより、張出領域22Aの上面に設けるドライバICの数を削減することができる。このため、張出領域22Aの面積(本実施形態では、図1中左側の張出領域22Aの面積)を小さくすることができ、液晶パネル2の小面積化(延いては液晶表示装置1の小型化)を図ることができる。
【0035】
また、信号用ドライバIC31と走査用ドライバIC32とは、それらの一部が重なるようにして第1の基板22に設けられている。すなわち、複数のドライバICが第1の基板22の縁部(本実施形態では、張出領域22A)に集約されている。これにより、配線パターン25、26や、後述する接続部材5の構成(引き回し)が複雑となるのを防止することができる。
【0036】
第1の基板22の互いに異なる面に形成された配線パターン25と配線パターン26とは、図3に示すように、接続部材5を介して接続されている。この接続部材5は、ほぼU字状をなすように、第1の基板22の縁部に沿って設けられている。このような構成により、第1の基板22を貫通するスルーホールを形成して、配線パターン25と配線パターン26とを接続する方法に比べて、これらの接続をより容易かつ低コストで行うことができる。
【0037】
接続部材5としては、可撓性配線基板または金属コネクタが好適に用いられる。接続部材5として可撓性配線基板または金属コネクタを用いることにより、接続部材5を、第1の基板22の縁部により接近または接触させることができる。これにより、液晶パネル2が大型化(特に、面方向への大型化)してしまうのを防止することができる。
可撓性配線基板としては、例えば、ポリイミド等の樹脂からなる絶縁基材の表面に、銅等の導電性材料からなる配線パターンを形成したもの等を用いることができ、配線パターン25、26とは、例えば、異方性導電性材料(異方性導電性膜、異方性導電性ペースト)等を介して接続することができる。
【0038】
一方、金属コネクタとしては、例えば銅、42アロイ、燐青銅等を、板バネ形状や基板接続用コネクタの形状等に加工したもの等を用いることができ、配線パターン25、26とは、例えば、板バネの押圧力により物理的に接続すること等ができる。
また、配線パターン26の接続部材5が接続された端部と反対側の端部には、入力用配線基板4の一端部が接続されている。
【0039】
入力用配線基板4の他端部は、液晶表示装置1を後述するような電子機器に組み込んだ際に、電子機器が備える回路基板(例えば、電源用IC、制御用IC等が実装された基板)に接続される。
この入力用配線基板4を介して、電子機器側から信号用ドライバIC31および走査用ドライバIC32に、それぞれ、所定の信号(例えば、表示すべき画像を表す画像信号等)が入力される。
【0040】
また、入力用配線基板4は、第1の基板22の液晶層24と反対側において、液晶パネル2に重なるようにして設けられている。入力用配線基板4は、液晶パネル2の側方に引き出すように設けることもできるが、液晶パネル2に重なるようにして設けることにより、液晶表示装置1のさらなる小型化が図れる。
この入力用配線基板4には、可撓性配線基板が好適に使用される。可撓性配線基板は、比較的容易に変形させることができる。このため、入力用配線基板4として可撓性配線基板を用いることにより、後述する電子機器の液晶表示装置1を収納するスペースを小さく設定(設計)することができ、電子機器の小型化および薄型化に寄与することができる。
【0041】
この可撓性配線基板としては、前記接合部材で説明したのと同様のものを用いて、前記と同様にして配線パターン26に接続することができる。
なお、配線パターン26と入力用配線基板4との接続部(接合部)41および走査用ドライバIC32は、液晶層24と重ならない位置に設けられている。これにより、バックライト6からの光の液晶層24への入射が阻止されるのを防止することができる。
【0042】
<第2実施形態>
次に、本発明の表示装置を適用した透過型液晶表示装置の第2実施形態について説明する。
図4は、透過型液晶表示装置の第2実施形態を示す縦断面図である。なお、以下の説明では、図4中の上側を「上」、下側を「下」と言う。
【0043】
以下、第2実施形態について、前記第1実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
第2実施形態の液晶表示装置(透過型液晶表示装置)1では、信号用ドライバ(Xドライバ)IC31と走査用ドライバ(Yドライバ)IC32とが一体化されたドライバ(X−Yドライバ)IC30が用いられ、それ以外は、前記第1実施形態と同様である。
【0044】
すなわち、1つのドライバIC30が、COG実装により張出領域(額縁)22Aの下面に配線パターン26の一部に接触するようにして設けられている。換言すれば、ドライバIC30が張出領域22Aの下面(第2の基板22の液晶層24と反対側の面)に配線パターン26を介して直接設けられている。
このような構成により、第2実施形態では、配線パターン25、26の簡略化を図ることができるという利点がある。
【0045】
また、第2実施形態では、張出領域22Aの上面にドライバICを設けないので、張出領域22Aの上面にドライバICを設けるスペースを省略することができ、張出領域22Aの大きさ(面積)をより小さくすることができる。具体的には、第1実施形態の張出領域22Aの大きさは、図3中長さL1を必要とするのに対し、第2実施形態の張出領域22Aの大きさは、長さL1より短い図4中長さL2とすることができる。
【0046】
なお、第2実施形態においても、バックライト6からの光の液晶層24への入射が阻止されるのを防止ために、配線パターン26と入力用配線基板4との接続部(接合部)41および走査用ドライバIC32は、液晶層24と重ならない位置に設けられている。
このような第2実施形態においても、前記第1実施形態と同様の作用・効果が得られる。
【0047】
<第3実施形態>
次に、本発明の表示装置を適用した透過型液晶表示装置の第3実施形態について説明する。
図5は、透過型液晶表示装置の第3実施形態を示す縦断面図である。なお、以下の説明では、図5中の上側を「上」、下側を「下」と言う。
【0048】
以下、第3実施形態について、前記第1および第2実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
第3実施形態の液晶表示装置(透過型液晶表示装置)1では、接続部材5と入力用配線基板4とが一体的に形成され、それ以外は、前記第2実施形態と同様である。
【0049】
第3実施形態では、接続部材5と入力用配線基板4とを一体的に形成することにより、部品点数や製造コストの削減を図ることができる。
また、第3実施形態では、配線パターン26と入力用配線基板4との接続部(接合部)41を省略することができる。このため、図5に示すように、ドライバIC30を液晶パネル2のより内側(図5中、左側)に設けることにより、張出領域22Aの大きさ(面積)をより小さくすることができる。具体的には、第2実施形態の張出領域22Aの大きさは、図4中長さL2を必要とするのに対し、第3実施形態の張出領域22Aの大きさは、長さL2より短い図5中長さL3とすることができる。
【0050】
なお、バックライト6からの光の液晶層24への入射が阻止されるのを防止するために、ドライバIC30は、液晶層24と重ならない位置に設けられている。
このような第3実施形態においても、前記第1および第2実施形態と同様の作用・効果が得られる。
なお、本発明では、以上説明した各実施形態における任意の2以上の構成を適宜組み合わせることもできる。
また、各前記実施形態の透過型液晶表示装置は、アクティブマトリックス駆動方式のものであったが、パッシブマトリックス駆動方式のものにも同様の構成を適用することができる。
【0051】
また、各前記実施形態では、本発明の表示装置を透過型液晶表示装置に適用した場合を代表に説明したが、本発明の表示装置は、反射型液晶表示装置や、電気光学物質として有機または無機EL材料を用いたEL表示装置、電気光学物質として電気泳動粒子を用いた電気泳動表示装置等に適用することもできる。これらの表示装置では、いずれも、表示パネルへの光の透過を必要としないことから、第1の基板の中間層と反対側の面においては、駆動用集積回路を中間層と重なるように設けること、すなわち、第1の基板の任意の位置に設けることが可能である。したがって、これらの表示装置では、駆動用集積回路の設置数にかかわらず、さらなる張出領域(額縁)の小面積化を図ることができる。
【0052】
次に、前述したような液晶表示装置(電気光学装置)1を備える本発明の電子機器について、図6〜図8に示す実施形態に基づき、詳細に説明する。
図6は、本発明の電子機器を適用したモバイル型(またはノート型)のパーソナルコンピュータの構成を示す斜視図である。
この図において、パーソナルコンピュータ1100は、キーボード1102を備えた本体部1104と、表示ユニット1106とにより構成され、表示ユニット1106は、本体部1104に対しヒンジ構造部を介して回動可能に支持されている。
このパーソナルコンピュータ1100においては、表示ユニット1106が前述の液晶表示装置(電気光学装置)1を備えている。
【0053】
図7は、本発明の電子機器を適用した携帯電話機(PHSも含む)の構成を示す斜視図である。
この図において、携帯電話機1200は、複数の操作ボタン1202、受話口1204および送話口1206とともに、前述の液晶表示装置(電気光学装置)1を備えている。
【0054】
図8は、本発明の電子機器を適用したディジタルスチルカメラの構成を示す斜視図である。なお、この図には、外部機器との接続についても簡易的に示されている。
ここで、通常のカメラは、被写体の光像により銀塩写真フィルムを感光するのに対し、ディジタルスチルカメラ1300は、被写体の光像をCCD(Charge Coupled Device)などの撮像素子により光電変換して撮像信号(画像信号)を生成する。
【0055】
ディジタルスチルカメラ1300におけるケース(ボディー)1302の背面には、前述の液晶表示装置1の表示部(液晶パネル2)が設けられ、CCDによる撮像信号に基づいて表示を行う構成になっており、液晶表示装置(電気光学装置)1は、被写体を電子画像として表示するファインダとして機能する。
ケースの内部には、回路基板1308が設置されている。この回路基板1308は、撮像信号を格納(記憶)し得るメモリが設置されている。
【0056】
また、ケース1302の正面側(図8においては裏面側)には、光学レンズ(撮像光学系)やCCDなどを含む受光ユニット1304が設けられている。
撮影者が液晶表示装置1に表示された被写体像を確認し、シャッタボタン1306を押下すると、その時点におけるCCDの撮像信号が、回路基板1308のメモリに転送・格納される。
【0057】
また、このディジタルスチルカメラ1300においては、ケース1302の側面に、ビデオ信号出力端子1312と、データ通信用の入出力端子1314とが設けられている。そして、図8に示されるように、ビデオ信号出力端子1312にはテレビモニタ1430が、デ−タ通信用の入出力端子1314にはパーソナルコンピュータ1440が、それぞれ必要に応じて接続される。さらに、所定の操作により、回路基板1308のメモリに格納された撮像信号が、テレビモニタ1430や、パーソナルコンピュータ1440に出力される構成になっている。
【0058】
なお、本発明の電子機器は、図6のパーソナルコンピュータ(モバイル型パーソナルコンピュータ)、図7の携帯電話、図8のディジタルスチルカメラの他にも、例えば、テレビや、ビデオカメラ、ビューファインダ型、モニタ直視型のビデオテープレコーダ、ラップトップ型パーソナルコンピュータ、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳(通信機能付も含む)、電子辞書、電卓、電子ゲーム機器、ワードプロセッサ、ワークステーション、テレビ電話、防犯用テレビモニタ、電子双眼鏡、POS端末、タッチパネルを備えた機器(例えば金融機関のキャッシュディスペンサー、自動券売機)、医療機器(例えば電子体温計、血圧計、血糖計、心電表示装置、超音波診断装置、内視鏡用表示装置)、魚群探知機、各種測定機器、計器類(例えば、車両、航空機、船舶の計器類)、フライトシュミレータ、その他各種モニタ類、プロジェクター等の投射型表示装置などが挙げられる。そして、これらの各種電子機器の表示部、モニタ部として、前述した液晶表示装置(電気光学装置)1が適用可能なことは言うまでもない。
また、図6〜図8の電子機器を含み、各種電子機器の表示部、モニタ部には、液晶表示装置1に代わり、前述したような各種表示装置(反射型液晶表示装置、EL表示装置、電気泳動表示装置等)を適用可能であることも言うまでもない。
以上、本発明の表示装置および電子機器を図示の各実施形態に基づいて説明したが、本発明は、これらに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を発揮する任意の構成のものに置換することができ、また、任意の構成を付加することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】透過型液晶表示装置の第1実施形態を示す上面図である。
【図2】図1に示す透過型液晶表示装置が備える液晶パネルの分解斜視図である。
【図3】図1中A−A線断面図である。
【図4】透過型液晶表示装置の第2実施形態を示す縦断面図である。
【図5】透過型液晶表示装置の第3実施形態を示す縦断面図である。
【図6】本発明の電子機器を適用したモバイル型(またはノート型)のパーソナルコンピュータの構成を示す斜視図である。
【図7】本発明の電子機器を適用した携帯電話機(PHSも含む)の構成を示す斜視図である。
【図8】本発明の電子機器を適用したディジタルスチルカメラの構成を示す斜視図である。
【符号の説明】
1‥‥液晶表示装置(透過型液晶表示装置) 2‥‥液晶パネル 21‥‥シール材 22‥‥第1の基板 22A‥‥張出領域 221‥‥上面 222‥‥TFD素子 223‥‥画素電極 224‥‥信号電極 225‥‥偏光板 228‥‥引き出し部 229‥‥金属層 23‥‥第2の基板 231‥‥下面 232‥‥走査電極 233‥‥有色層 234‥‥ブラックマトリックス235‥‥偏光板 24‥‥液晶層 25‥‥配線パターン 26‥‥配線パターン 30‥‥ドライバ(X−Yドライバ)IC 31‥‥信号用ドライバ(Xドライバ)IC 32‥‥走査用ドライバ(Yドライバ)IC 4‥‥入力用配線基板 41‥‥接続部 5‥‥接続部材 6‥‥バックライト 1100‥‥パーソナルコンピュータ 1102‥‥キーボード 1104‥‥本体部 1106‥‥表示ユニット 1200‥‥携帯電話機 1202‥‥操作ボタン 1204‥‥受話口 1206‥‥送話口 1300‥‥ディジタルスチルカメラ 1302‥‥ケース(ボディー) 1304‥‥受光ユニット 1306‥‥シャッタボタン 1308‥‥回路基板 1312‥‥ビデオ信号出力端子 1314‥‥データ通信用の入出力端子 1430‥‥テレビモニタ 1440‥‥パーソナルコンピュータ
【発明が属する技術分野】
本発明は、表示装置および電子機器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば携帯電話機、携帯電子端末機、パーソナルコンピュータ等の電子機器において、文字、数字、図形等の画像を表示するために液晶表示装置が広く用いられている。
液晶表示装置は、液晶パネルを備えており、この液晶パネルは、ドライバICにより駆動され、所望の画像が表示される。
【0003】
ところで、近年、各種電子機器の小型化に伴い、液晶パネルの表示領域以外の部分(以下、「額縁」と言う。)の面積を削減する試みがなされている(例えば、特許文献1参照。)。
この特許文献1に記載の液晶表示装置は、ドライバICを実装した基板と、液晶パネルとを、FPC(Flexible Print Circuit)等の可撓性配線基板により接続し、ドライバICを実装した基板を液晶パネルの背面(画像を視認するのと反対側)に配置する構成のものである。
【0004】
しかしながら、このような液晶表示装置では、ドライバICを実装した基板が液晶パネルの背面に配置されるため、その厚みが増大するという問題がある。また、製造コストや手間等を要するにもかかわらず、液晶パネルの額縁の小面積化が十分に図られているとは言い難い。
このように、液晶パネルの小型化(額縁の小面積化)と薄型化との双方を同時に満足するようなものが得られていないのが実情である。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−183689号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、小型かつ薄型の表示装置および電子機器を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
このような目的は、下記の本発明により達成される。
本発明の表示装置は、互いに対向して配置された第1の基板と第2の基板と、これらの間に位置し、電気光学物質を含む中間層とを備える表示パネルと、
該表示パネルを駆動するための駆動用集積回路とを有し、
前記第2の基板の前記中間層と反対側から画像を視認する表示装置であって、
前記駆動用集積回路が、前記第1の基板の前記中間層と反対側の面に配線パターンを介して直接設けられていることを特徴とする。
これにより、小型かつ薄型の表示装置が得られる。
【0008】
本発明の表示装置は、互いに対向して配置された第1の基板と第2の基板と、これらの間に位置し、電気光学物質を含む中間層とを備える表示パネルと、
該表示パネルを駆動するための複数の駆動用集積回路とを有し、
前記第2の基板の前記中間層と反対側から画像を視認する表示装置であって、
前記駆動用集積回路は、いずれも前記第1の基板に設けられ、かつ、そのうちの少なくとも1つが、前記第1の基板の前記中間層と反対側の面に配線パターンを介して直接設けられていることを特徴とする。
これにより、小型かつ薄型の表示装置が得られる。
【0009】
本発明の表示装置では、前記第1の基板は、平面視で前記第2の基板の外形より外側へ張り出した張出領域を有することが好ましい。
【0010】
本発明の表示装置では、前記第1の基板は、平面視で前記第2の基板の外形より外側へ張り出した張出領域を有し、
前記第1の基板の前記中間層と同じ側の面に設けられた駆動用集積回路は、前記張出領域に設けられていることが好ましい。
【0011】
本発明の表示装置では、前記第1の基板の前記中間層と同じ側の面に設けられた駆動用集積回路と、前記第1の基板の前記中間層と反対側の面に設けられた駆動用集積回路とは、少なくとも一部が重なるようにして設けられていることが好ましい。
これにより、第1の基板に形成される配線パターン等の構成が複雑になるのを防止することができる。
【0012】
本発明の表示装置では、前記駆動用集積回路は、前記第1の基板にCOG実装されていることが好ましい。
かかるCOG実装によれば、駆動用集積回路を、より容易かつ正確に、配線パターンに接続(接合)することができる。
【0013】
本発明の表示装置では、前記第1の基板において、前記中間層と同じ側の面に設けられた配線パターンと、前記中間層と反対側の面に設けられた配線パターンとは、前記第1の基板の縁部に沿って設けられた接続部材を介して接続されていることが好ましい。
これにより、第1の基板の互いに異なる面に形成された配線パターンの接続をより容易かつ低コストで行うことができる。
【0014】
本発明の表示装置では、前記接続部材は、可撓性配線基板または金属コネクタであることが好ましい。
これにより、接続部材を、第1の基板の縁部により接近または接触させることができ、表示パネルが大型化してしまうのを防止することができる。
【0015】
本発明の表示装置では、前記駆動用集積回路に所定の信号を入力するための入力用配線基板を有することが好ましい。
【0016】
本発明の表示装置では、前記駆動用集積回路に所定の信号を入力するための入力用配線基板を有し、
前記入力用配線基板は、前記接続部材と一体的に形成されていることが好ましい。
これにより、部品点数や製造コストの削減を図ることができるとともに、表示装置の小型化を図ることができる。
【0017】
本発明の表示装置では、前記入力用配線基板は、前記第1の基板の前記中間層と反対側において、前記表示パネルに重なるようにして設けられていることが好ましい。
これにより、表示装置のさらなる小型化が図れる。
【0018】
本発明の表示装置では、前記入力用配線基板は、可撓性配線基板であることが好ましい。
これにより、電子機器の表示装置を収納するスペースを小さく設定(設計)することができ、電子機器の小型化および薄型化に寄与することができる。
【0019】
本発明の電子機器は、本発明の表示装置を備えることを特徴とする。
これにより、小型かつ薄型の電子機器が得られる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の表示装置および電子機器の好適実施形態に基づいて詳細に説明する。
本発明の表示装置を、アクティブマトリックス駆動方式の透過型液晶表示装置に適用した場合を一例として説明する。
【0021】
<第1実施形態>
まず、透過型液晶表示装置の第1実施形態について説明する。
図1は、透過型液晶表示装置の第1実施形態を示す上面図、図2は、図1に示す透過型液晶表示装置が備える液晶パネルの分解斜視図、図3は、図1中A−A線断面図である。なお、各図では、図が煩雑となるのを避けるため一部の部材を省略している。また、以下の説明では、図1中〜図3中の上側を「上」、下側を「下」と言う。
【0022】
各図に示す透過型液晶表示装置(以下、単に「液晶表示装置」と言う。)1は、液晶パネル(表示パネル)2と、液晶パネル2を駆動するための駆動用集積回路である信号用ドライバIC31、走査用ドライバIC32と、入力用配線基板4と、バックライト(光源手段)6とを有している。
この液晶表示装置1は、バックライト6からの光を液晶パネル2に透過させることにより画像(情報)を表示し得るものである。
【0023】
液晶パネル2は、互いに対向して配置された第1の基板22と第2の基板23とを有し、これらの第1の基板22と第2の基板23との間には、表示領域を囲むようにしてシール材21(図3参照)が設けられている。
そして、これらの第1の基板22、第2の基板23およびシール材21により画成される空間には、電気光学物質である液晶が収納され、図2および図3に示すように、液晶層(中間層)24が形成されている。すなわち、第1の基板22と第2の基板23との間に、液晶層24が介挿されている。
【0024】
第1の基板22および第2の基板23は、それぞれ、例えば、各種ガラス材料、各種樹脂材料等で構成されている。
第1の基板22は、その上面(液晶層24側の面)221に、マトリックス状(行列状)に配置された複数の画素電極223と、X方向に延在する信号電極224とが設けられ、1列分の画素電極223の各々が1本の信号電極224に、それぞれ、TFD素子(スイッチング素子)222を介して接続されている。
【0025】
画素電極223は、光を透過し得る導電性材料(透明導電性材料)、例えば、ITO(インジウムティンオキサイド)、FTO(フッ素ドープした酸化錫)、IO(酸化インジウム)、SnO2(酸化錫)等で構成されている。
TFD素子222は、信号電極224から引き出された引き出し部228上に、絶縁膜を介して金属層229が積層されて構成され、金属層229が画素電極223に接続されている。なお、このTFD素子222は、金属/絶縁体/金属のサンドイッチ構造を採るため、正負双方向のダイオードスイッチング特性を有することになる。
【0026】
なお、スイッチング素子には、TFD素子222に代わり、TFT素子を用いることもでき、この場合、スイッチング素子は、正負双方向のトランジスタスイッチング特性を有することになる。
また、第1の基板22の下面には、偏光板225が設けられている。
一方、第2の基板23は、その下面(液晶層24側の面)231に、複数の帯状をなす走査電極232が設けられている。これらの走査電極232は、信号電極224とほぼ直交するY方向に沿って、互いに所定間隔をおいてほぼ平行に配置され、かつ、画素電極223の対向電極となるように配列されている。
【0027】
画素電極223と走査電極232とが重なる部分(この近傍の部分も含む)が1画素を構成し、これらの電極間で充放電を行うことにより、各画素毎に、液晶層24の液晶が駆動、すなわち、液晶の配向状態が変化する。
走査電極232も、前記画素電極223と同様の材料、すなわち、光を透過し得る導電性材料(透明導電性材料)で構成されている。
【0028】
各走査電極232の下面には、それぞれ、赤(R)、緑(G)、青(B)の有色層(カラーフィルター)233が設けられ、これらの各有色層233がブラックマトリックス234によって仕切られている。
ブラックマトリックス234は、遮光機能を有し、例えば、クロム、アルミニウム、アルミニウム合金、ニッケル、亜鉛、チタンのような金属、カーボン等を分散した樹脂等で構成されている。
【0029】
また、第2の基板23の上面には、前記偏光板225とは偏光軸が異なる偏光板235が設けられている。
このような構成の液晶パネル2では、バックライト6から発せられた光は、偏光板225で偏光された後、第1の基板22および各画素電極223を介して、液晶層24に入射する。液晶層24に入射した光は、各画素毎に配向状態が制御された液晶により強度変調される。強度変調された各光は、有色層233、走査電極232および第2の基板23を通過した後、偏光板235で偏光され、外部に出射する。これにより、液晶表示装置1では、第2の基板23の液晶層24と反対側から、例えば、文字、数字、図形等のカラー画像(動画および静止画の双方を含む)を視認することができる。
【0030】
また、第1の基板22は、図1に示すように、平面視で第2の基板23の外形より外側(図1中、左側および下側)へ張り出した張出領域(額縁)22Aを有している。
この張出領域22Aの上面には、信号電極224および走査電極232に連続する配線パターン25(図1中、左側および下側)が形成されている。また、張出領域22Aの下面には、配線パターン26が形成されている。
【0031】
そして、本実施形態では、張出領域22Aの上面には、信号用ドライバ(Xドライバ)IC31が配線パターン25の一部に接触するようにして設けられ、張出領域22Aの下面には、走査用ドライバ(Yドライバ)IC32が配線パターン26の一部に接触するようにして設けられている。換言すれば、張出領域22Aの上面には、信号用ドライバIC31が配線パターン25を介して直接設けられ、張出領域22Aの下面には、走査用ドライバIC32が配線パターン26を介して直接設けられている。
【0032】
このような構成、特に、第1の基板22の液晶層(中間層)24と反対側の面に配線パターン26を介して走査用ドライバIC(駆動用集積回路)32を直接設ける構成とすることにより、次のような利点がある。すなわち、従来の液晶表示装置のように、ドライバICを実装した基板と液晶パネルとを可撓性配線基板により接続し、ドライバICを実装した基板を液晶パネルの背面に配置する構成を採る液晶表示装置と比較して、格段に液晶表示装置1の薄型化を図ることができるということである。
【0033】
これらの信号用ドライバIC31および走査用ドライバIC32は、それぞれ、信号電極224および走査電極232に供給すべき駆動信号を生成する機能を有するものである。信号用ドライバIC31および走査用ドライバIC32は、それぞれ、半導体チップで構成されている。
信号用ドライバIC31および走査用ドライバIC32の第1の基板22への実装方法としては、特に限定されないが、それぞれ、COG(Chip On Glass)実装によるのが好ましい。かかるCOG実装によれば、信号用ドライバIC31および走査用ドライバIC32を、より容易かつ正確に、配線パターン25、26に接続(接合)することができる。
【0034】
また、複数のドライバICのうちの少なくとも1つを、張出領域22Aの下面(第1の基板22の液晶層24と反対側の面)に設けることにより、張出領域22Aの上面に設けるドライバICの数を削減することができる。このため、張出領域22Aの面積(本実施形態では、図1中左側の張出領域22Aの面積)を小さくすることができ、液晶パネル2の小面積化(延いては液晶表示装置1の小型化)を図ることができる。
【0035】
また、信号用ドライバIC31と走査用ドライバIC32とは、それらの一部が重なるようにして第1の基板22に設けられている。すなわち、複数のドライバICが第1の基板22の縁部(本実施形態では、張出領域22A)に集約されている。これにより、配線パターン25、26や、後述する接続部材5の構成(引き回し)が複雑となるのを防止することができる。
【0036】
第1の基板22の互いに異なる面に形成された配線パターン25と配線パターン26とは、図3に示すように、接続部材5を介して接続されている。この接続部材5は、ほぼU字状をなすように、第1の基板22の縁部に沿って設けられている。このような構成により、第1の基板22を貫通するスルーホールを形成して、配線パターン25と配線パターン26とを接続する方法に比べて、これらの接続をより容易かつ低コストで行うことができる。
【0037】
接続部材5としては、可撓性配線基板または金属コネクタが好適に用いられる。接続部材5として可撓性配線基板または金属コネクタを用いることにより、接続部材5を、第1の基板22の縁部により接近または接触させることができる。これにより、液晶パネル2が大型化(特に、面方向への大型化)してしまうのを防止することができる。
可撓性配線基板としては、例えば、ポリイミド等の樹脂からなる絶縁基材の表面に、銅等の導電性材料からなる配線パターンを形成したもの等を用いることができ、配線パターン25、26とは、例えば、異方性導電性材料(異方性導電性膜、異方性導電性ペースト)等を介して接続することができる。
【0038】
一方、金属コネクタとしては、例えば銅、42アロイ、燐青銅等を、板バネ形状や基板接続用コネクタの形状等に加工したもの等を用いることができ、配線パターン25、26とは、例えば、板バネの押圧力により物理的に接続すること等ができる。
また、配線パターン26の接続部材5が接続された端部と反対側の端部には、入力用配線基板4の一端部が接続されている。
【0039】
入力用配線基板4の他端部は、液晶表示装置1を後述するような電子機器に組み込んだ際に、電子機器が備える回路基板(例えば、電源用IC、制御用IC等が実装された基板)に接続される。
この入力用配線基板4を介して、電子機器側から信号用ドライバIC31および走査用ドライバIC32に、それぞれ、所定の信号(例えば、表示すべき画像を表す画像信号等)が入力される。
【0040】
また、入力用配線基板4は、第1の基板22の液晶層24と反対側において、液晶パネル2に重なるようにして設けられている。入力用配線基板4は、液晶パネル2の側方に引き出すように設けることもできるが、液晶パネル2に重なるようにして設けることにより、液晶表示装置1のさらなる小型化が図れる。
この入力用配線基板4には、可撓性配線基板が好適に使用される。可撓性配線基板は、比較的容易に変形させることができる。このため、入力用配線基板4として可撓性配線基板を用いることにより、後述する電子機器の液晶表示装置1を収納するスペースを小さく設定(設計)することができ、電子機器の小型化および薄型化に寄与することができる。
【0041】
この可撓性配線基板としては、前記接合部材で説明したのと同様のものを用いて、前記と同様にして配線パターン26に接続することができる。
なお、配線パターン26と入力用配線基板4との接続部(接合部)41および走査用ドライバIC32は、液晶層24と重ならない位置に設けられている。これにより、バックライト6からの光の液晶層24への入射が阻止されるのを防止することができる。
【0042】
<第2実施形態>
次に、本発明の表示装置を適用した透過型液晶表示装置の第2実施形態について説明する。
図4は、透過型液晶表示装置の第2実施形態を示す縦断面図である。なお、以下の説明では、図4中の上側を「上」、下側を「下」と言う。
【0043】
以下、第2実施形態について、前記第1実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
第2実施形態の液晶表示装置(透過型液晶表示装置)1では、信号用ドライバ(Xドライバ)IC31と走査用ドライバ(Yドライバ)IC32とが一体化されたドライバ(X−Yドライバ)IC30が用いられ、それ以外は、前記第1実施形態と同様である。
【0044】
すなわち、1つのドライバIC30が、COG実装により張出領域(額縁)22Aの下面に配線パターン26の一部に接触するようにして設けられている。換言すれば、ドライバIC30が張出領域22Aの下面(第2の基板22の液晶層24と反対側の面)に配線パターン26を介して直接設けられている。
このような構成により、第2実施形態では、配線パターン25、26の簡略化を図ることができるという利点がある。
【0045】
また、第2実施形態では、張出領域22Aの上面にドライバICを設けないので、張出領域22Aの上面にドライバICを設けるスペースを省略することができ、張出領域22Aの大きさ(面積)をより小さくすることができる。具体的には、第1実施形態の張出領域22Aの大きさは、図3中長さL1を必要とするのに対し、第2実施形態の張出領域22Aの大きさは、長さL1より短い図4中長さL2とすることができる。
【0046】
なお、第2実施形態においても、バックライト6からの光の液晶層24への入射が阻止されるのを防止ために、配線パターン26と入力用配線基板4との接続部(接合部)41および走査用ドライバIC32は、液晶層24と重ならない位置に設けられている。
このような第2実施形態においても、前記第1実施形態と同様の作用・効果が得られる。
【0047】
<第3実施形態>
次に、本発明の表示装置を適用した透過型液晶表示装置の第3実施形態について説明する。
図5は、透過型液晶表示装置の第3実施形態を示す縦断面図である。なお、以下の説明では、図5中の上側を「上」、下側を「下」と言う。
【0048】
以下、第3実施形態について、前記第1および第2実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
第3実施形態の液晶表示装置(透過型液晶表示装置)1では、接続部材5と入力用配線基板4とが一体的に形成され、それ以外は、前記第2実施形態と同様である。
【0049】
第3実施形態では、接続部材5と入力用配線基板4とを一体的に形成することにより、部品点数や製造コストの削減を図ることができる。
また、第3実施形態では、配線パターン26と入力用配線基板4との接続部(接合部)41を省略することができる。このため、図5に示すように、ドライバIC30を液晶パネル2のより内側(図5中、左側)に設けることにより、張出領域22Aの大きさ(面積)をより小さくすることができる。具体的には、第2実施形態の張出領域22Aの大きさは、図4中長さL2を必要とするのに対し、第3実施形態の張出領域22Aの大きさは、長さL2より短い図5中長さL3とすることができる。
【0050】
なお、バックライト6からの光の液晶層24への入射が阻止されるのを防止するために、ドライバIC30は、液晶層24と重ならない位置に設けられている。
このような第3実施形態においても、前記第1および第2実施形態と同様の作用・効果が得られる。
なお、本発明では、以上説明した各実施形態における任意の2以上の構成を適宜組み合わせることもできる。
また、各前記実施形態の透過型液晶表示装置は、アクティブマトリックス駆動方式のものであったが、パッシブマトリックス駆動方式のものにも同様の構成を適用することができる。
【0051】
また、各前記実施形態では、本発明の表示装置を透過型液晶表示装置に適用した場合を代表に説明したが、本発明の表示装置は、反射型液晶表示装置や、電気光学物質として有機または無機EL材料を用いたEL表示装置、電気光学物質として電気泳動粒子を用いた電気泳動表示装置等に適用することもできる。これらの表示装置では、いずれも、表示パネルへの光の透過を必要としないことから、第1の基板の中間層と反対側の面においては、駆動用集積回路を中間層と重なるように設けること、すなわち、第1の基板の任意の位置に設けることが可能である。したがって、これらの表示装置では、駆動用集積回路の設置数にかかわらず、さらなる張出領域(額縁)の小面積化を図ることができる。
【0052】
次に、前述したような液晶表示装置(電気光学装置)1を備える本発明の電子機器について、図6〜図8に示す実施形態に基づき、詳細に説明する。
図6は、本発明の電子機器を適用したモバイル型(またはノート型)のパーソナルコンピュータの構成を示す斜視図である。
この図において、パーソナルコンピュータ1100は、キーボード1102を備えた本体部1104と、表示ユニット1106とにより構成され、表示ユニット1106は、本体部1104に対しヒンジ構造部を介して回動可能に支持されている。
このパーソナルコンピュータ1100においては、表示ユニット1106が前述の液晶表示装置(電気光学装置)1を備えている。
【0053】
図7は、本発明の電子機器を適用した携帯電話機(PHSも含む)の構成を示す斜視図である。
この図において、携帯電話機1200は、複数の操作ボタン1202、受話口1204および送話口1206とともに、前述の液晶表示装置(電気光学装置)1を備えている。
【0054】
図8は、本発明の電子機器を適用したディジタルスチルカメラの構成を示す斜視図である。なお、この図には、外部機器との接続についても簡易的に示されている。
ここで、通常のカメラは、被写体の光像により銀塩写真フィルムを感光するのに対し、ディジタルスチルカメラ1300は、被写体の光像をCCD(Charge Coupled Device)などの撮像素子により光電変換して撮像信号(画像信号)を生成する。
【0055】
ディジタルスチルカメラ1300におけるケース(ボディー)1302の背面には、前述の液晶表示装置1の表示部(液晶パネル2)が設けられ、CCDによる撮像信号に基づいて表示を行う構成になっており、液晶表示装置(電気光学装置)1は、被写体を電子画像として表示するファインダとして機能する。
ケースの内部には、回路基板1308が設置されている。この回路基板1308は、撮像信号を格納(記憶)し得るメモリが設置されている。
【0056】
また、ケース1302の正面側(図8においては裏面側)には、光学レンズ(撮像光学系)やCCDなどを含む受光ユニット1304が設けられている。
撮影者が液晶表示装置1に表示された被写体像を確認し、シャッタボタン1306を押下すると、その時点におけるCCDの撮像信号が、回路基板1308のメモリに転送・格納される。
【0057】
また、このディジタルスチルカメラ1300においては、ケース1302の側面に、ビデオ信号出力端子1312と、データ通信用の入出力端子1314とが設けられている。そして、図8に示されるように、ビデオ信号出力端子1312にはテレビモニタ1430が、デ−タ通信用の入出力端子1314にはパーソナルコンピュータ1440が、それぞれ必要に応じて接続される。さらに、所定の操作により、回路基板1308のメモリに格納された撮像信号が、テレビモニタ1430や、パーソナルコンピュータ1440に出力される構成になっている。
【0058】
なお、本発明の電子機器は、図6のパーソナルコンピュータ(モバイル型パーソナルコンピュータ)、図7の携帯電話、図8のディジタルスチルカメラの他にも、例えば、テレビや、ビデオカメラ、ビューファインダ型、モニタ直視型のビデオテープレコーダ、ラップトップ型パーソナルコンピュータ、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳(通信機能付も含む)、電子辞書、電卓、電子ゲーム機器、ワードプロセッサ、ワークステーション、テレビ電話、防犯用テレビモニタ、電子双眼鏡、POS端末、タッチパネルを備えた機器(例えば金融機関のキャッシュディスペンサー、自動券売機)、医療機器(例えば電子体温計、血圧計、血糖計、心電表示装置、超音波診断装置、内視鏡用表示装置)、魚群探知機、各種測定機器、計器類(例えば、車両、航空機、船舶の計器類)、フライトシュミレータ、その他各種モニタ類、プロジェクター等の投射型表示装置などが挙げられる。そして、これらの各種電子機器の表示部、モニタ部として、前述した液晶表示装置(電気光学装置)1が適用可能なことは言うまでもない。
また、図6〜図8の電子機器を含み、各種電子機器の表示部、モニタ部には、液晶表示装置1に代わり、前述したような各種表示装置(反射型液晶表示装置、EL表示装置、電気泳動表示装置等)を適用可能であることも言うまでもない。
以上、本発明の表示装置および電子機器を図示の各実施形態に基づいて説明したが、本発明は、これらに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を発揮する任意の構成のものに置換することができ、また、任意の構成を付加することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】透過型液晶表示装置の第1実施形態を示す上面図である。
【図2】図1に示す透過型液晶表示装置が備える液晶パネルの分解斜視図である。
【図3】図1中A−A線断面図である。
【図4】透過型液晶表示装置の第2実施形態を示す縦断面図である。
【図5】透過型液晶表示装置の第3実施形態を示す縦断面図である。
【図6】本発明の電子機器を適用したモバイル型(またはノート型)のパーソナルコンピュータの構成を示す斜視図である。
【図7】本発明の電子機器を適用した携帯電話機(PHSも含む)の構成を示す斜視図である。
【図8】本発明の電子機器を適用したディジタルスチルカメラの構成を示す斜視図である。
【符号の説明】
1‥‥液晶表示装置(透過型液晶表示装置) 2‥‥液晶パネル 21‥‥シール材 22‥‥第1の基板 22A‥‥張出領域 221‥‥上面 222‥‥TFD素子 223‥‥画素電極 224‥‥信号電極 225‥‥偏光板 228‥‥引き出し部 229‥‥金属層 23‥‥第2の基板 231‥‥下面 232‥‥走査電極 233‥‥有色層 234‥‥ブラックマトリックス235‥‥偏光板 24‥‥液晶層 25‥‥配線パターン 26‥‥配線パターン 30‥‥ドライバ(X−Yドライバ)IC 31‥‥信号用ドライバ(Xドライバ)IC 32‥‥走査用ドライバ(Yドライバ)IC 4‥‥入力用配線基板 41‥‥接続部 5‥‥接続部材 6‥‥バックライト 1100‥‥パーソナルコンピュータ 1102‥‥キーボード 1104‥‥本体部 1106‥‥表示ユニット 1200‥‥携帯電話機 1202‥‥操作ボタン 1204‥‥受話口 1206‥‥送話口 1300‥‥ディジタルスチルカメラ 1302‥‥ケース(ボディー) 1304‥‥受光ユニット 1306‥‥シャッタボタン 1308‥‥回路基板 1312‥‥ビデオ信号出力端子 1314‥‥データ通信用の入出力端子 1430‥‥テレビモニタ 1440‥‥パーソナルコンピュータ
Claims (13)
- 互いに対向して配置された第1の基板と第2の基板と、これらの間に位置し、電気光学物質を含む中間層とを備える表示パネルと、
該表示パネルを駆動するための駆動用集積回路とを有し、
前記第2の基板の前記中間層と反対側から画像を視認する表示装置であって、
前記駆動用集積回路が、前記第1の基板の前記中間層と反対側の面に配線パターンを介して直接設けられていることを特徴とする表示装置。 - 互いに対向して配置された第1の基板と第2の基板と、これらの間に位置し、電気光学物質を含む中間層とを備える表示パネルと、
該表示パネルを駆動するための複数の駆動用集積回路とを有し、
前記第2の基板の前記中間層と反対側から画像を視認する表示装置であって、
前記駆動用集積回路は、いずれも前記第1の基板に設けられ、かつ、そのうちの少なくとも1つが、前記第1の基板の前記中間層と反対側の面に配線パターンを介して直接設けられていることを特徴とする表示装置。 - 前記第1の基板は、平面視で前記第2の基板の外形より外側へ張り出した張出領域を有する請求項1または2に記載の表示装置。
- 前記第1の基板は、平面視で前記第2の基板の外形より外側へ張り出した張出領域を有し、
前記第1の基板の前記中間層と同じ側の面に設けられた駆動用集積回路は、前記張出領域に設けられている請求項2に記載の表示装置。 - 前記第1の基板の前記中間層と同じ側の面に設けられた駆動用集積回路と、前記第1の基板の前記中間層と反対側の面に設けられた駆動用集積回路とは、少なくとも一部が重なるようにして設けられている請求項2または4に記載の表示装置。
- 前記駆動用集積回路は、前記第1の基板にCOG実装されている請求項1ないし5のいずれかに記載の表示装置。
- 前記第1の基板において、前記中間層と同じ側の面に設けられた配線パターンと、前記中間層と反対側の面に設けられた配線パターンとは、前記第1の基板の縁部に沿って設けられた接続部材を介して接続されている請求項1ないし6のいずれかに記載の表示装置。
- 前記接続部材は、可撓性配線基板または金属コネクタである請求項7に記載の表示装置。
- 前記駆動用集積回路に所定の信号を入力するための入力用配線基板を有する請求項1ないし8のいずれかに記載の表示装置。
- 前記駆動用集積回路に所定の信号を入力するための入力用配線基板を有し、
前記入力用配線基板は、前記接続部材と一体的に形成されている請求項7または8に記載の表示装置。 - 前記入力用配線基板は、前記第1の基板の前記中間層と反対側において、前記表示パネルに重なるようにして設けられている請求項1ないし10のいずれかに記載の表示装置。
- 前記入力用配線基板は、可撓性配線基板である請求項1ないし11のいずれかに記載の表示装置。
- 請求項1ないし12のいずれかに記載の表示装置を備えることを特徴とする電子機器。
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