JP3760973B2 - 電気光学装置およびその製造方法ならびに電子機器 - Google Patents

電気光学装置およびその製造方法ならびに電子機器 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、たとえば液晶表示装置、EL(エレクトロルミネッセンス)表示装置などの電気光学装置およびその電気光学装置の製造方法に関する。また、本発明は、電気光学装置を備える電子機器に関する。
【0002】
【背景技術】
近年、表示装置は、携帯機器、家庭、オフィス・工場、自動車などの情報表示端末として広く用いられている。特に、液晶表示装置は、薄型、軽量、低電圧、低消費電力などの特徴を有している。たとえば液晶表示装置は、電子ディスプレイの中心的存在であり、低消費電力を生かしてPDA(個人携帯情報端末)などへの応用が益々盛んになっている。
【0003】
従来の液晶表示装置としては、図8に示すような、例えばパッシブマトリクス駆動方式の液晶表示装置1がある。この液晶表示装置1は、液晶表示パネル2とプリント基板3とを有する。液晶表示パネル2とプリント基板3とは、第1および第2のフレキシブル配線基板4、5を介して電気的に接続されている。
【0004】
液晶表示パネル2は、相対向して配置された一対のガラス基板6、7を有している。これらガラス基板6、7の間には、表示領域を周回するように介在された図示しないシール材が配置されている。そして、これらガラス基板6、7とシール材とで形成される間隙には、液晶が封止されている。ガラス基板6の面であってガラス基板7と対向する面(ガラス基板6の対向面)には、複数の信号電極8が平行をなすように形成されている。一方、ガラス基板7の面であってガラス基板6と対向する面(ガラス基板7の対向面)には、信号電極8と直交する方向に沿って複数の走査電極9が形成されている。
【0005】
液晶表示パネル2の所定の側縁部(図8において下側縁部)においては、ガラス基板6の縁部がガラス基板7の縁部より側方(図中、下側)へ突出するように設定され、この突出部(ガラス基板6がガラス基板7と重ならない領域)が配線接合領域6Aを構成する。また、液晶表示パネル2の上述した側縁部に隣接する側縁部(図中、左側縁部)においては、他方のガラス基板7の縁部が一方のガラス基板6の縁部より側方(図中、左側)へ突出するように設定され、配線接合領域7Aを構成する。そして、ガラス基板6側の配線接合領域6Aには、信号用ドライバIC10、11がCOG(Chip O n Glass)実装されている。これらの信号用ドライバIC10、11は、複数の信号電極8が延在された出力端子部8Aと、配線接合領域6Aの縁部側に配置された入力端子部12とに接続されている。また、ガラス基板7の配線接合領域7Aには、走査用ドライバIC13がCOG実装されている。この走査用ドライバIC13は、複数の走査電極9が延在された出力端子部9Aと、配線接合領域7Aの縁部側に配置された入力端子部14とに接続されている。
【0006】
そして、第1のフレキシブル配線基板4の出力側端子部分4Aは、ガラス基板6の配線接合領域6Aの長辺部に沿って配置された複数の入力端子部12に対して電気的に接続されるように、異方性導電フィルム(ACF:Anisotropic Conductive Film)を介して接合されている。また、同様に、第2のフレキシブル配線基板5の出力側端子部分5Aは、ガラス基板7の配線接合領域7Aの長辺部に沿って配置された複数の入力端子部14に対して電気的に接続されるように、異方性導電フィルムを介して接合されている。そして、第1のフレキシブル配線基板4の入力側端子部分4Bは、プリント基板3に形成された出力端子部15に異方性導電フィルムあるいはコネクタを介して接合されている。また、第2のフレキシブル配線基板5の入力側端子部分5Bは、プリント基板3に形成された出力端子部分16に異方性導電フィルムあるいはコネクタを介して接合されている。なお、プリント基板3には、所定の配線が形成されるとともに、液晶表示パネル2を制御・駆動するための各種の電子部品が搭載されている。
【0007】
上述した構成の液晶表示装置を用いた電子機器としては、例えばキーボードやテンキーなどの入力部を備え、入力部への入力操作に応じて液晶表示パネルでデータの表示を行なうものがある。このような電子機器においては、液晶表示パネルとプリント基板とがシャーシ(パネル収納枠)に組み込まれている。このとき、プリント基板が液晶表示パネルの後方側に配置されるように、2つのフレキシブル配線基板が曲げ込まれている。
【0008】
しかし、上述した液晶表示装置1は、たとえば次の問題を有する。
【0009】
それぞれのフレキシブル配線基板4および5を別々にプリント基板3に接続するため、プリント基板3に配置される出力端子部15および16が相互に近接することは望ましくない。すなわち、実装機を用いてフレキシブル配線基板4および5をプリント基板3に接合させる際に、フレキシブル配線基板同士が干渉しないだけの距離を確保する必要がある。このように、複数例えば2枚のフレキシブル配線基板を用いることは、プリント基板3の小型化を阻む要因となっている。
【0010】
さらに、解決することが望まれる問題として、以下のことがある。
【0011】
上述した構成の液晶表示装置1では、ガラス基板7の配線接合領域7Aに、走査用ドライバIC13を実装するための幅寸法x1と、フレキシブル配線基板5の出力側端子部分5Aを貼り合わせるための所定の接合代x2と、走査用ドライバIC13およびフレキシブル配線基板5の出力側端子部分5Aを離間させる寸法x3とを、確保する必要がある。このため、液晶表示パネル2の幅寸法が短くなるにつれて、液晶表示パネル2の全面に対する表示領域の占める面積比率がより小さくなる。そのため、液晶表示パネルの配線領域を縮小することによって、表示装置を収納するシャーシなどの筐体における表示面積を最大限に拡大することが要望されている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、フレキシブル配線基板に形成された出力側端子領域を配線接合領域に高い位置精度で簡便に接合でき、さらに、フレキシブル配線基板に接続されるプリント基板を小型化することができる、電気光学装置の製造方法を提供することにある。本発明の他の目的は、その製造方法により得られた電気光学装置およびその電気光学装置を含む電子機器を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明の電気光学装置の製造方法は、互いに対向する第1の基板と第2の基板とを有する電気光学パネルにフレキシブル配線基板が接続される工程を含み、
前記第1の基板は、前記第2の基板に対して重ならない第1の配線接合領域を有し、
前記第2の基板は、前記第1の基板に対して重ならない第2の配線接合領域を有し、
前記フレキシブル配線基板は、第1のフレキシブル配線基板と第2のフレキシブル配線基板とを有し、
前記第1のフレキシブル配線基板は、第1の配線と第1の出力側端子領域とを有し、
前記第2のフレキシブル配線基板は、第2の配線と第2の出力側端子領域とを有し、
前記第1の配線接合領域と接続される側の、前記第1のフレキシブル配線基板の端部の幅は、前記第2の配線接合領域と接続される側の、前記第2のフレキシブル配線基板の端部の幅より長い、電気光学装置の製造方法であって、以下の工程(a)〜(c)を含む。
(a)前記第1の配線接合領域に、前記第1の出力側端子領域を接合する工程、
(b)前記第2の配線接合領域に、前記第2の出力側端子領域を接合する工程、
および
(c)前記工程(a)および(b)の後に、前記第1のフレキシブル配線基板と、前記第2のフレキシブル配線基板とを接続し、前記第1の配線と前記第2の配線の一部とを電気的に接続する工程。
【0014】
ここで、工程(a)は、工程(b)の前であってもよいし、後であってもよい。
【0015】
本発明の液晶表示装置の製造方法は、第1のフレキシブル配線基板と第2のフレキシブル配線基板とが別体の状態で、第1の出力側端子領域と第2の出力側端子領域とをそれぞれ所定領域に接合する。そして、第1のフレキシブル配線基板と第2のフレキシブル配線基板とを接合する。このようにしてフレキシブル配線基板を液晶表示パネルに接合することにより、第1の出力側端子領域と第2の出力側端子領域とを別個独立に位置決めすることができる。つまり、一方の出力側端子領域の位置には影響されずに、他方の出力側端子領域を位置決めすることができる。したがって、出力側端子領域を配線接合領域に高い位置精度で簡便に接合することができる。
【0016】
以上の電気光学装置の製造方法により得られた電気光学装置は、
互いに対向する第1の基板と第2の基板とを有する電気光学パネルを含み、該電気光学パネルにフレキシブル配線基板が接続され、
前記第1の基板は、前記第2の基板に対して重ならない第1の配線接合領域を有し、
前記第2の基板は、前記第1の基板に対して重ならない第2の配線接合領域を有し、
前記フレキシブル配線基板は、第1のフレキシブル配線基板と第2のフレキシブル配線基板とを有し、
前記第1のフレキシブル配線基板は、第1の配線と第1の出力側端子領域とを有し、
前記第2のフレキシブル配線基板は、第2の配線と第2の出力側端子領域とを有し、
前記第1の出力側端子領域は、前記第1の配線接合領域に接合され、前記第2の出力側端子領域は、前記第2の配線接合領域に接合され、
前記第1の配線接合領域と接続される側の、前記第1のフレキシブル配線基板の端部の幅は、前記第2の配線接合領域と接続される側の、前記第2のフレキシブル配線基板の端部の幅より長く、
前記第1のフレキシブル配線基板と前記第2のフレキシブル配線基板とが所定位置で接続され、かつ、前記第2の配線が前記第1の配線の一部と電気的に接続されている。
【0017】
この構成によれば、前記第1のフレキシブル配線基板と前記第2のフレキシブル配線基板とが所定位置で接続され、かつ、前記第2の配線が前記第1の配線の一部と電気的に接続されている。このため、前記第1のフレキシブル配線基板と前記第2の配線基板とは一体化されている。したがって、第1のフレキシブル配線基板および第2のフレキシブル配線基板とを別々にプリント基板に接続する必要がない。すなわち、フレキシブル配線基板とプリント基板とを1箇所で接合することができる。その結果、プリント基板の小型化を図ることができる。
【0018】
前記第1の出力側端子領域における前記第1の配線の配列方向と、前記第2の出力側端子領域における前記第2の配線の配列方向とは、同じであることが好ましい。このような構成によれば、第1の出力側端子領域と第2の出力側端子領域を、同じ側、すなわち同じ方向(X方向またはY方向)側から所定の領域に接合することができる。すなわち、第1の出力側端子領域と第2の出力側端子領域とは、それぞれ、同じ側の第1の配線接合領域の周縁部と第2の配線接合領域の周縁部とに接合される。したがって、このため、接合代および折り代が不要となる。その結果、電気光学パネル全体に対する表示領域の占める面積比率を大きくすることができる。このように、表示領域の面積比率を大きくすることにより、表示視認性を高めることができる。
【0019】
前記第1の配線および前記第2の配線は、たとえば次のような態様であることが好ましい。
【0020】
すなわち、前記第1の配線は、信号用配線を含み、前記第1の配線の一部は、第1の走査線用配線であり、前記第2の配線は、第2の走査線用配線を含む。
【0021】
通常、信号用配線の本数は、走査線用配線の本数と同等かまたはそれ以上である。また、本発明の電気光学装置は、前記第1の配線接合領域と接続される側の、前記第1のフレキシブル配線基板の端部の幅が、前記第2の配線接合領域と接続される側の、前記第2のフレキシブル配線基板の端部の幅より長い。したがって、配線が以上のような構成をとることにより、信号用配線と走査線用配線とが逆に形成されている場合(第2の配線が信号用配線の場合)に比べて、信号用配線を容易に形成することができる。
【0022】
前記電気光学装置は、前記第1の配線接合領域および前記第2の配線接合領域の少なくとも一方に、半導体装置を搭載することができる。半導体装置の具体例は、たとえば、ドライバICである。
【0023】
前記第1のフレキシブル配線基板に接続される側の、前記第2のフレキシブル配線基板の端部(以下「第1の端部」という)の幅は、前記第2の配線接合領域に接続される側の、前記第2のフレキシブル配線基板の端部(以下「第2の端部」という)の幅より長いことが好ましい。この構成によれば、第1の端部における配線のパターンを、第2の端部における配線のパターンよりも、配線ピッチを大きく設計することができる。したがって、第1のフレキシブル配線基板と第2のフレキシブル配線基板との接続が容易となる。
【0024】
前記工程(c)において、前記第1のフレキシブル配線基板と、前記第2のフレキシブル配線基板との接続は、異方性導電性シートを利用した方法により行われることができる。
【0025】
本発明の電子機器は、本発明の電気光学装置を含む。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る電気光学装置および電子機器の例を図面を参照しながら説明する。
【0027】
{第1の実施の形態}
[電気光学装置]
図1および図2は、本発明に係る電気光学装置をパッシブマトリクス駆動方式の反射型液晶表示装置に適用した例を示している。図1は、第1の実施の形態に係る液晶表示装置を概略的に示す平面図であり、図2は、図1に示す液晶表示装置の部分を拡大して示す平面図である。
【0028】
本実施の形態に係る液晶表示装置100は、図1に示すように、液晶表示パネル(電気光学パネル)20と、この液晶表示パネル20を構成する第1の基板25および第2の基板26と接続されたフレキシブル配線基板21と、このフレキシブル配線基板21に接続されたプリント基板24とを含む。
【0029】
(液晶表示パネル)
まず液晶表示パネル20について説明する。
【0030】
液晶表示パネル20は、互いに対向して配置された第1の基板25および第2の基板26を有する。これらの第1および第2の基板25,26の間には、表示領域を周回するようにシール材(図示せず)が配置されている。そして、これらの第1および第2の基板25,26とシール材とで形成される領域には、図示しない液晶層が封入されている。第1および第2の基板25,26は、たとえばガラス基板,プラスチック基板などから構成される。
また、第1の基板25の面であって、第2の基板26と対向する側の面(以下、これを「第1の基板25の対向面」という)には、複数の信号電極27が配置されている。この信号電極27は、表示光に対して透明性を有する導電材料、例えばITO(Indium Tin Oxide)で形成されている。これらの信号電極27は、所定の方向(図1においてX方向)に沿って、互いに所定間隔をおいて平行に配置されている。一方、第2の基板26の面であって、第1の基板25と対向する側の面(以下、これを「第2の基板26の対向面」という)には、複数の走査電極28が配置されている。これらの走査電極28は、表示光を反射する導電材料、例えば金属で形成されている。また、これらの走査電極28は、所定の方向(図1においてY方向)に沿って、互いに所定間隔をおいて平行に配置されている。すなわち、第1の基板25に形成された複数の信号電極27と、第2の基板26に形成された複数の走査電極28とは、互いに液晶層等(図示しない配向膜を含む)を介して直交し、いわゆるX−Yマトリクスを構成している。
【0031】
また、液晶表示パネル20は、その隣接する2辺において、第1の配線接合領域25Aと、第2の配線接合領域26Aとを有する。第1の配線接合領域25Aは、図1の下側において、第1の基板25の縁部が第2の基板26の縁部より突出し、第1の基板25が第2の基板26に対して重ならない、第1の基板25の対向面に形成されている。第2の配線接合領域26Aは、図1の左側において、第2の基板26の縁部が第1の基板25の縁部より突出し、第2の基板26が第1の基板25に対して重ならない、第2の基板26の対向面に形成されている。
【0032】
そして、第1の基板25の第1の配線接合領域25Aには、信号用ドライバ(Xドライバ)IC29および30が実装されている。これらの信号用ドライバIC29,30の実装方法は特に制限されないが、例えばCOG(C hip On Glass)方式によって実装されている。これらの信号用ドライバIC29,30は、信号電極27に連続する端子部27Aと、第1の基板25の第1の配線接合領域25Aの長辺側に配置された接合端子部31とに接続されている。そして、信号用ドライバIC29,30は、それぞれ、信号線27の端子部27Aと、接合端子部31に対して、たとえばフェースダウンによるフリップチップ実装されている。
【0033】
一方、図2に拡大して示すように、第2の基板26の第2の配線接合領域26Aには、走査用ドライバIC32が例えばCOG実装されている。この走査用ドライバIC32は、複数の走査電極28の端子部28Aと、複数の接合端子部33とに接続されている。そして、走査用ドライバIC32は、走査電極28の端子部28Aと、接合端子部33に対して、例えばフェースダウンによるフリップチップ実装されている。さらに、接合端子部33は、第2の配線接合領域26Aで引き回されて、その入力側端子部33A(図2参照)がフレキシブル配線基板21側の端部まで伸びるように配置されている。
【0034】
このように、本実施の形態においては、第2の配線接合領域26Aにおいて、接合端子部33は、第2の配線接合領域26Aの長辺方向に沿って配置されることが好ましい。すなわち、接合端子部33は、接合端子部33の入力側端子部33Aが走査電極28と直交する方向、すなわち信号電極27と平行な方向に伸びるように配置されることが望ましい。接合端子部33がこのように配置されることにより、第2の配線接合領域26Aの短辺側でフレキシブル配線基板21が接合される。したがって、図8で示した従来例のように、走査用ドライバIC13とフレキシブル基板5の出力側端子部5Aとを離間させる寸法x3と、フレキシブル基板5の屈曲に必要な折りしろ分が不要となる。その結果、液晶表示パネル1の全面に対する表示領域の占める面積比率をより大きくすることができる。
【0035】
(フレキシブル配線基板)
次に、フレキシブル配線基板について説明する。
【0036】
フレキシブル配線基板21は、第1のフレキシブル配線基板22と、第2のフレキシブル配線基板23と、を有する。第1のフレキシブル配線基板22と、第2のフレキシブル配線基板23とは、所定の位置で接合されている。以下、第1のフレキシブル配線基板22と、第2のフレキシブル配線基板23とを詳細に説明する。
【0037】
まず、第1のフレキシブル配線基板22について説明する。図3は、第1のフレキシブル配線基板22を模式的に示す平面図である。第1のフレキシブル配線基板22は、T字形状の第1のフレキシブル基板226の一方の面(図3の表面)に配線が形成されている。そして、第1のフレキシブル配線基板22は、基板本体222と、入力配線部224と、を有している。基板本体222は、幅寸法(図3において符号L1で示す)の長い端部を有している。入力配線部224は、基板本体222の後部から後方(図3の下側)へ突出するようにして形成されている。第1のフレキシブル配線基板22は、第1のフレキシブル基板226から構成されている。第1のフレキシブル基板226は、たとえば電気絶縁性樹脂からなる。第1のフレキシブル基板226の一方の表面における、基板本体222の前方(図3の上側)の端部において、第1の出力側端子領域222Aが形成されている。第1の出力側端子領域222Aが形成された第1のフレキシブル基板の表面における、入力配線部224の後方の端部において、入力側端子領域224Aが形成されている。そして、第1の出力側端子領域222Aおよび入力側端子領域224Aが形成された第1のフレキシブル基板の表面において、所定のパターンで、第1の配線が配設されている。第1の配線は、複数の信号用配線212(第1の配線接合領域に接続される配線)と、複数の第1の走査線用配線214a(第2のフレキシブル配線基板に接続される配線)と、必要に応じて配設される他の配線(図示せず)とからなる。
【0038】
次に、第2のフレキシブル配線基板23について説明する。図4は、第2のフレキシブル配線基板23を模式的に示す平面図である。第2のフレキシブル配線基板23は、L字形状を有しており、幅寸法(図4において符号L2で示す)が短い。第2のフレキシブル配線基板23は、第2のフレキシブル基板236の一方の面(図4の裏面)に配線が形成されて構成されている。第2のフレキシブル基板236は、たとえば電気絶縁性樹脂からなる。第2のフレキシブル配線基板23の前方の端部において、第2の出力側端子領域232Aが形成されている。また、第2の出力側端子領域232Aが形成された、第2のフレキシブル基板236の表面には、所定のパターンで、第2の配線が配設されている。第2の配線は、複数の第2の走査線用配線214b(第2の配線接合領域に接続される配線)と、必要に応じて配設される他の配線(図示せず)とからなる。
【0039】
次に、第1のフレキシブル配線基板22と第2のフレキシブル配線基板23との接合関係を説明する。図1および図2に示すように、第1のフレキシブル配線基板22と、第2のフレキシブル配線基板23とは、部分的に重なり合うようにして接合されている。すなわち、第2のフレキシブル配線基板23の端部が、以下の態様で、第1のフレキシブル配線基板22の端部、具体的には基板本体222の端部と接合されている。より具体的には、第1のフレキシブル配線基板22の表面であって、第1の走査線用配線214aが形成された側の表面と、第2のフレキシブル配線基板23の表面であって、第2の走査線用配線214bが形成された表面とが、接している。そして、第1のフレキシブル基板226の表面に形成された第1の走査線用配線214aと、第2のフレキシブル基板236の表面に形成された第2の走査線用配線214bとが、電気的に接続されている。第1の走査線用配線214aと第2の走査線用配線214bの接続は、それぞれの走査線用配線の方向が同一方向となるように行われることが好ましい。これによって、第1のフレキシブル配線基板22と第2のフレキシブル配線基板23との接続が容易となる。
【0040】
次に、フレキシブル配線基板21と液晶表示パネル20との接続関係を説明する。第1のフレキシブル配線基板22の、第1の出力側端子領域222Aは、第1の基板25の第1の配線接合領域25Aにおいて接合されている。第2のフレキシブル配線基板23の、第2の出力側端子領域232Aは、第2の基板26の第2の配線接合領域26Aにおいて接合されている。信号用配線212は第1の基板25上に配置された接合端子部31に接続され、走査線用配線214は第2の基板26上に配置された接合端子部33に接続される。第2の出力側端子領域232Aは、図1に示すように、第2の配線接合領域26Aの短辺側において接合されることが好ましい。すなわち、第2の出力側端子領域232Aの配線の配列方向と、第1の出力側端子領域222Aの配線の配列方向とが同じになることが好ましい。第2の出力側端子領域232Aを第2の配線接合領域の短辺側において接合することにより、少なくとも液晶表示パネル20の一辺での第2のフレキシブル配線基板23の接合代および折り代が不要となるので、液晶表示パネル20全体に対する表示領域の占める面積比率を大きくすることができる。このように表示領域の面積比率を大きくすることにより、表示視認性を高めることができる。
【0041】
第1のフレキシブル基板226または第2のフレキシブル基板236の表面には、信号用配線212および走査線用配線214を保護するために、必要に応じて保護層(図示せず)を形成することができる。この保護層は、たとえばフレキシブルで絶縁性の材質からなる。保護層は、必要に応じて、第1の出力側端子領域222Aおよび第2の出力側端子領域232Aにおいて取り除くことができる。
【0042】
(プリント基板)
プリント基板24は、図1に示すように、例えば電源用ICなどの各種の電子部品241が実装された配線回路を有する。そして、プリント基板24は、フレキシブル配線基板21の入力側端子領域224Aと接合されて、信号用配線212および走査線用配線214に電気的に接続される接続部242を有している。
【0043】
[接合方法]
次に、フレキシブル配線基板と液晶表示パネルとの接合方法を説明する。この接合方法は、本実施の形態において特徴的な点の一つである。
【0044】
(A)まず、第1のフレキシブル配線基板22の第1の出力側端子領域222Aと、第1の基板25の第1の配線接合領域25Aとを、図示しない異方性導電フィルム(ACF)を介して接合する。この工程で、第1の出力側端子領域222Aの信号用配線212と、第1の配線接合領域25Aの接合端子部31とが電気的に接続される。
【0045】
(B)次に、第2のフレキシブル配線基板23の第2の出力側端子領域232Aと、第2の基板26の第2の配線接合領域26Aとを、図示しない異方性導電性フィルムを介して接合する。
【0046】
(C)次に、第1のフレキシブル配線基板22と第2のフレキシブル配線基板23とを部分的に接合する。すなわち、第1のフレキシブル配線基板22の基板本体222の端部と、第2のフレキシブル配線基板23の端部とを接合する。この接合は、第1のフレキシブル配線基板22の第1の走査線用配線214aと、第2のフレキシブル配線基板23の第2の走査線用配線214bとが、接続するように行われる。第1の走査線用配線214aと第2の走査線用配線214bの接続は、それぞれの走査線用配線の方向が同一方向となるように行われることが好ましい。これによって、第1のフレキシブル配線基板22と第2のフレキシブル配線基板23との接続が容易となる。接合方法としては、たとえば異方性導電性フィルムを利用した接合方法を挙げることができる。
【0047】
(D)次に、第1のフレキシブル配線基板22の入力側端子領域224Aと、プリント基板24の接続部とを、図示しない異方性導電性フィルムを介して接合する。
【0048】
なお、工程(A)と工程(B)とは、逆であってもよい。また、工程(C)と工程(D)とは、逆であってもよい。
【0049】
以上のような接合方法によれば、次のような作用効果を奏することができる。
【0050】
フレキシブル配線基板を液晶表示パネルに接合する際、一体型のフレキシブル配線基板を液晶表示パネルに接合する技術が考えられる。ここで、一体型のフレキシブル配線基板とは、第1の出力側端子領域を有する第1のフレキシブル配線基板と、第2の出力側端子領域を有する第2のフレキシブル配線基板とが一体化されているものをいう。一体型のフレキシブル配線基板は、通常、次のようにして液晶表示パネルに接合される。第1のフレキシブル配線基板に形成された第1の出力側端子領域を所定領域に接合する。第1の出力側端子領域が接合された状態で、第2のフレキシブル配線基板に形成された第2の出力側端子領域を所定領域に接合する。以上の方法によると、第1の出力側端子領域の位置が決まると、第2の出力側端子領域の位置が決まる。第2の出力側端子領域が第2の配線接合領域からずれていた場合において、第1の出力側端子領域が決まった状態で、第2の出力側端子領域を所定領域に位置合わせすることは難しい。これは、フレキシブル配線基板は、かなりフレキシブルであるため、その自由端が移動しやすくハンドリングが難しいからである。
【0051】
しかし、本実施の形態によれば、次のようにしてフレキシブル配線基板21を液晶表示パネル20に接合している。第1のフレキシブル配線基板22と第2のフレキシブル配線基板23とが別体の状態で、第1の出力側端子領域222Aと第2の出力側端子領域232Aとをそれぞれ所定領域に接合する。そして、第1のフレキシブル配線基板22と第2のフレキシブル配線基板23とを接合する。このようにしてフレキシブル配線基板21を液晶表示パネル20に接合することにより、第1の出力側端子領域222Aと第2の出力側端子領域232Aとを別個独立に位置決めすることができる。つまり、第1の出力側端子領域232Aの位置には影響されずに、第2の出力側端子領域232Aを位置決めすることができる。したがって、一体型のフレキシブル配線基板に比べて、第2の出力側端子領域232Aを第2の配線接合領域26Aに高い位置精度で簡便に接合することができる。
【0052】
さらに、フレキシブル配線基板21の入力配線部224は、プリント基板24に対して1箇所で接合することができるため、フレキシブル配線基板21とプリント基板24との接合工程を簡易にすることができる。また、フレキシブル配線基板21とプリント基板24とを1箇所で接合することから、プリント基板24の小型化を図ることができる。
【0053】
{第2の実施の形態}
液晶表示パネル20は、上記の第1の実施の形態で示したものに限定されず、たとえば次のような変形が可能である。
【0054】
図5に液晶表示パネルの変形例を示す。図5において、図1と実質的に同一の機能を有する部分には同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
【0055】
図1に示す液晶表示パネル20では、本発明のフレキシブル配線基板をパッシブマトリクス駆動方式の液晶表示パネルに適用した例を示したが、本発明のフレキシブル配線基板は、画素電極のスイッチング素子としてTFD(Thin Film Diode)素子を用いたアクティブマトリクス駆動方式の液晶表示パネルにも適用できる。
【0056】
第1の配線接合領域25Aおよび第2の配線接合領域26Aの構造は、図1の液晶表示パネルと同様であるので、シール材内部の構造について図5に示す。
【0057】
液晶表示パネル20は、互いに対向して配置された第1の基板25および第2の基板26を有する。これらの第1および第2の基板25および26の間には、表示領域を周回するようにシール材(図示せず)が配置されている。そして、これらの第1および第2の基板25,26とシール材とで形成される領域には、図示しない液晶層が封入されている。第1および第2の基板25,26は、たとえばガラス基板,プラスチック基板などから構成される。
【0058】
また、第1の基板25の面であって、第2の基板26と対向する側の面には、マトリクス状に配置された複数の画素電極1034と、X方向に延在する信号電極27と、が配置されるとともに、1列分の画素電極1034の各々が1本の信号電極27にそれぞれTFD素子1020を介して共通接続されている。画素電極1034は、表示光に対して透明性を有する導電材料、たとえばITO(Indium Tim Oxide)で形成されている。TFD素子1020は、基板25側からみると、第1の金属膜1022と、この第1の金属膜1022を陽極酸化した酸化膜1024と、第2金属膜1026とから構成されて、金属/絶縁体/金属のサンドイッチ構造を採る。このため、TFD素子1020は、正負双方向のダイオードスイッチング特性を有することになる。
【0059】
一方、第2の基板26の面であって、第1の基板25と対向する側の面には、複数の走査電極28が配置されている。これらの走査電極28は、信号電極27とは直交する所定の方向(図5においてY方向)に沿って、互いに所定間隔をおいて平行に配置され、かつ画素電極1034の対向電極となるように配列している。カラーフィルタは、図5においては図示を省略しているが、走査電極28と画素電極1034とが互いに交差する領域に対応して設けられている。
【0060】
また、本実施の形態に係る液晶表示パネル20は、第1の実施の形態に係る液晶表示パネルと同様に、その隣接する2辺において、第1の配線接合領域25Aと、第2の配線接合領域26Aとを有する。また、本実施の形態に係る液晶表示パネル20は、本発明のフレキシブル配線基板、たとえば第1の実施の形態で示したフレキシブル配線基板を接続することができる。
【0061】
{第3の実施の形態}
(電子機器)
以下に、本発明に係る電気光学装置として液晶表示装置を用いた電子機器の例を示す。
【0062】
(1)ディジタルスチルカメラ
本発明に係る液晶表示装置をファインダに用いたディジタルスチルカメラについて説明する。図6は、このディジタルスチルカメラの構成を示す斜視図であり、さらに外部機器との接続についても簡易的に示すものである。
【0063】
通常のカメラは、被写体の光像によってフィルムを感光するのに対し、ディジタルスチルカメラ1200は、被写体の光像をCCD(Charge Coupled Devic e)などの撮像素子により光電変換して撮像信号を生成するものである。ここで、ディジタルスチルカメラ1200におけるケース1202の背面(図6においては前面側)には、液晶表示装置1000の液晶表示パネルが設けられ、CCDによる撮像信号に基づいて、表示を行う構成となっている。このため、液晶表示装置1000は、被写体を表示するファインダとして機能する。また、ケース1202の前面側(図6においては裏面側)には、光学レンズやCCDなどを含んだ受光ユニット1204が設けられている。
【0064】
ここで、撮影者が液晶表示装置1000に表示された被写体像を確認して、シャッタボタン1206を押下すると、その時点におけるCCDの撮像信号が、回路基板1208のメモリに転送・格納される。また、このディジタルスチルカメラ1200にあっては、ケース1202の側面に、ビデオ信号出力端子1212と、データ通信用の入出力端子1214とが設けられている。そして、図6に示されるように必要に応じて、前者のビデオ信号出力端子1212にはテレビモニタ1300が接続され、また、後者のデータ通信用の入出力端子1214にはパーソナルコンピュータ1400が接続される。さらに、所定の操作によって、回路基板1208のメモリに格納された撮像信号が、テレビモニタ1300や、パーソナルコンピュータ1400に出力される構成となっている。
【0065】
(2)携帯電話、その他の電子機器
図7(A)、(B)、および(C)は、本発明に係る電気光学装置として液晶表示装置を用いた、他の電子機器の例を示す外観図である。図7(A)は、携帯電話機3000であり、その前面上方に液晶表示装置1000を備えている。図7(B)は、腕時計4000であり、本体の前面中央に液晶表示装置1000を用いた表示部が設けられている。図7(C)は、携帯情報機器5000であり、液晶表示装置1000からなる表示部と入力部5100とを備えている。
【0066】
これらの電子機器は、液晶表示装置1000の他に、図示しないが、表示情報出力源、表示情報処理回路、クロック発生回路などの様々な回路や、それらの回路に電力を供給する電源回路などからなる表示信号生成部を含んで構成される。表示部には、例えば携帯情報機器5000の場合にあっては入力部5100から入力された情報等に基づき表示信号生成部によって生成された表示信号が供給されることによって表示画像が形成される。
【0067】
本発明に係る液晶表示装置が組み込まれる電子機器としては、ディジタルスチルカメラ、携帯電話機、腕時計、および携帯情報機器に限らず、電子手帳、ページャ、POS端末、ICカード、ミニディスクプレーヤ、液晶プロジェクタ、マルチメディア対応のパーソナルコンピュータ(PC)およびエンジニアリング・ワークステーション(EWS)、ノート型パーソナルコンピュータ、ワードプロセッサ、テレビ、ビューファインダ型またはモニタ直視型のビデオテープレコーダ、電子手帳、電子卓上計算機、カーナビゲーション装置、タッチパネルを備えた装置、時計など様々な電子機器が考えられる。
【0068】
なお、液晶表示パネルは、駆動方式で言えば、パネル自体にスイッチング素子を用いない単純マトリックス液晶表示パネルやスタティック駆動液晶表示パネル、またTFT(薄膜トランジスタ)で代表される三端子スイッチング素子あるいはTFD(薄膜ダイオード)で代表される二端子スイッチング素子を用いたアクティブマトリックス液晶表示パネル、電気光学特性で言えば、TN型、STN型、ゲストホスト型、相転移型、強誘電型など、種々のタイプの液晶表示パネルを用いることができる。
【0069】
{変形例}
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明に係るフレキシブル配線基板、電気光学装置およびその製造方法、並びに電子機器は、上述した構成に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で各種の変更が可能である。
【0070】
液晶表示パネルは、駆動方式で言えば、パネル自体にスイッチング素子を用いない単純マトリックス液晶表示パネルやスタティック駆動液晶表示パネル、またTFTで代表される三端子スイッチング素子あるいはTFD(Thin Film Diode)で代表される二端子スイッチング素子を用いたアクティブマトリックス液晶表示パネル、電気光学特性で言えば、TN型、STN型、ゲストホスト型、相転移型、強誘電型など、種々のタイプの液晶表示パネルを用いることができる。
【0071】
また、上述の実施の形態では、フレキシブル配線基板を、液晶表示パネルと回路基板との接続に用いる例を示したが、他の種類の表示パネル例えば表示プラズマパネルと回路基板との接続においても使用できることは言うまでもない。さらに、上述した実施の形態では、信号電極27を表示光に対して透明性を有する材料で形成し、これを形成した第1の基板25を前面基板に設定したが、前面基板側に透明性を有する走査電極を形成する構成としてもよい。
【0072】
また、上述した実施の形態においては、フレキシブル配線基板21に形成される信号用配線212や走査線用配線214の配線は、液晶表示パネル20の接合部の配置構成により適宜変更が可能である。
【0073】
さらに、上述した実施の形態においては、第1および第2の基板25,26の配線接合領域25A,26Aに信号用ドライバIC29,30,32をCOG実装したが、ドライバICは基板上に形成されなくともよい。例えば、配線接合領域に信号電極あるいは走査電極の端子部を配置し、これらの端子部とフレキシブルプリント配線基板の端子領域との間に、ドライバICを実装したテープキャリアパッケージを介在させる構成としてもよい。
【0074】
また、上述した実施の形態では、液晶表示パネルと駆動回路等を搭載した回路基板とによって液晶表示装置が構成される例を示したが、液晶表示パネルを構成する透明基板に駆動回路等も搭載される場合には、回路基板、フレキシブル配線基板には他の回路が形成されることになる。
【0075】
さらに、上述の実施の形態では、電気光学表示手段としてLCDディスプレイを使用した場合について説明したが、本発明ではこれに限定されず、例えば薄型のブラウン管、あるいは液晶シャッター等を用いた小型テレビ、エレクトロルミネッセンス、プラズマディスプレイ、CRTディスプレイ、FED(Field Emission Display)パネル等の種々の電気光学手段を使用することができる。
【0076】
第1の実施の形態において、第1のフレキシブル配線基板の形状は、T字状であり、第2のフレキシブル配線基板の形状は、L字状である。しかし、第1および第2のフレキシブル配線基板の形状は、第1のフレキシブル配線基板に接続できる形態であれば、特に限定されない。たとえば次の変更が可能である。第1のフレキシブル配線基板の基板本体がL字形状、すなわち前方(図2において上側)に突出した部分を有し、そして、第2のフレキシブル配線基板が方形であってもよい。
【0077】
また、第1の実施の形態において、第2の出力側端子領域は、第2の配線接合領域の短辺側において接合されている。しかし、第2の出力側端子領域は、第2の配線接合領域の長辺側において接合されていてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態に係る電気光学装置を適用した液晶表示装置を模式的に示す平面図である。
【図2】図1に示す液晶表示装置の一部分を拡大して示す平面図である。
【図3】第1の実施の形態に係る第1のフレキシブル配線基板を模式的に示す平面図である。
【図4】第1の実施の形態に係る第2のフレキシブル配線基板を模式的に示す平面図である。
【図5】液晶表示パネルの変形例について、その一部を模式的に示す部分破断斜視図である。
【図6】本発明に係る液晶表示装置を適用した電子機器(ディジタルスチルカメラ)を示す外観図である。
【図7】本発明に係る液晶表示装置を用いた電子機器を示す外観図であり、(A)は携帯電話であり、(B)は腕時計であり、(C)は携帯情報機器である。
【図8】従来の液晶表示装置の例を模式的に示す平面図である。
【符号の説明】
100 液晶表示装置
20 液晶表示パネル
21 フレキシブル配線基板
212 信号用配線
214 走査線用配線
214a 第1の走査線用配線
214b 第2の走査線用配線
22 第1のフレキシブル配線基板
222 基板本体
222A 第1の出力側端子領域
224 入力配線部
224A 入力側端子領域
226 第1のフレキシブル基板
23 第2のフレキシブル配線基板
232A 第2の出力側端子領域
236 第2のフレキシブル基板
24 プリント基板
25,26 基板
25A 第1の配線接合領域
26A 第2の配線接合領域
27 信号電極
28 走査電極
29,30 信号用ドライバIC
31 接合端子部
32 走査用ドライバIC
33 接合端子部
1020 TFD素子
1022 第1金属膜
1024 陽極酸化膜
1026 第2金属膜
1034 画素電極

Claims (14)

  1. 互いに対向する第1の基板と第2の基板とを有する電気光学パネルを含み、該電気光学パネルにフレキシブル配線基板が接続された、電気光学装置の製造方法であって、
    前記第1の基板は、前記第2の基板に対して重ならない第1の配線接合領域を有し、
    前記第2の基板は、前記第1の基板に対して重ならない第2の配線接合領域を有し、
    前記フレキシブル配線基板は、第1のフレキシブル配線基板と第2のフレキシブル配線基板とを有し、
    前記第1のフレキシブル配線基板は、第1の配線と第1の出力側端子領域とを有し、
    前記第2のフレキシブル配線基板は、第2の配線と第2の出力側端子領域とを有し、
    前記第1の配線接合領域と接続される側の、前記第1のフレキシブル配線基板の端部の幅は、前記第2の配線接合領域と接続される側の、前記第2のフレキシブル配線基板の端部の幅より長い、電気光学装置の製造方法であって、
    以下の工程(a)〜(c)を含む、電気光学装置の製造方法。
    (a)前記第1の配線接合領域に、前記第1の出力側端子領域を接合する工程、(b)前記第2の配線接合領域に、前記第2の出力側端子領域を接合する工程、および
    (c)前記工程(a)および(b)の後に、前記第1のフレキシブル配線基板と、前記第2のフレキシブル配線基板とを接続し、前記第の配線と前記第の配線の一部とを電気的に接続する工程。
  2. 請求項1において、
    前記第1の出力側端子領域における前記第1の配線の配列方向と、前記第2の出力側端子領域における前記第2の配線の配列方向とは、同じである、電気光学装置の製造方法。
  3. 請求項1または2において、
    前記工程(c)において、前記第1のフレキシブル配線基板と、前記第2のフレキシブル配線基板との接続は、異方性導電性シートを利用した方法により行われる、電気光学装置の製造方法。
  4. 請求項1〜3のいずれかにおいて、
    前記第1のフレキシブル配線基板に接続される側の、前記第2のフレキシブル配線基板の端部の幅は、前記第2の配線接合領域に接続される側の、前記第2のフレキシブル配線基板の端部の幅より長い、電気光学装置の製造方法。
  5. 請求項1〜4のいずれかにおいて、
    前記第1の配線は、信号用配線を含み、
    前記第1の配線の一部は、第1の走査線用配線であり、
    前記第2の配線は、第2の走査線用配線を含む、電気光学装置の製造方法。
  6. 請求項1〜5のいずれかにおいて、
    前記第1の配線接合領域および前記第2の配線接合領域の少なくとも一方に、半導体装置が搭載された、電気光学装置の製造方法。
  7. 請求項6において、
    前記半導体装置は、ドライバICである、電気光学装置の製造方法。
  8. 互いに対向する第1の基板と第2の基板とを有する電気光学パネルを含み、該電気光学パネルにフレキシブル配線基板が接続され、
    前記第1の基板は、前記第2の基板に対して重ならない第1の配線接合領域を有し、
    前記第2の基板は、前記第1の基板に対して重ならない第2の配線接合領域を有し、
    前記フレキシブル配線基板は、第1のフレキシブル配線基板と第2のフレキシブル配線基板とを有し、
    前記第1のフレキシブル配線基板は、第1の配線と第1の出力側端子領域とを有し、
    前記第2のフレキシブル配線基板は、第2の配線と第2の出力側端子領域とを有し、
    前記第1の出力側端子領域は、前記第1の配線接合領域に接合され、前記第2の出力側端子領域は、前記第2の配線接合領域に接合され、
    前記第1の配線接合領域と接続される側の、前記第1のフレキシブル配線基板の端部の幅は、前記第2の配線接合領域と接続される側の、前記第2のフレキシブル配線基板の端部の幅より長く、
    前記第1のフレキシブル配線基板と前記第2のフレキシブル配線基板とが所定位置で接続され、かつ、前記第2の配線が前記第1の配線の一部と電気的に接続された、電気光学装置。
  9. 請求項8において、
    前記第1の出力側端子領域における前記第1の配線の配列方向と、前記第2の出力側端子領域における前記第2の配線の配列方向とは、同じである、電気光学装置。
  10. 請求項8または9において、
    前記第1のフレキシブル配線基板に接続される側の、前記第2のフレキシブル配線基板の端部の幅は、前記第2の配線接合領域に接続される側の、前記第2のフレキシブル配線基板の端部の幅より長い、電気光学装置。
  11. 請求項8〜10のいずれかにおいて、
    前記第1の配線は、信号用配線を含み、
    前記第1の配線の一部は、第1の走査線用配線であり、
    前記第2の配線は、第2の走査線用配線を含む、電気光学装置。
  12. 請求項8〜11のいずれかにおいて、
    前記第1の配線接合領域および前記第2の配線接合領域の少なくとも一方に、半導体装置が搭載された、電気光学装置。
  13. 請求項12において、
    前記半導体装置は、ドライバICである、電気光学装置。
  14. 請求項8〜13のいずれかに記載の電気光学装置を含む電子機器。
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