JP4385621B2 - 電気光学装置及び電子機器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数表示面を有する電子機器に組み込まれる電気光学パネル、電気光学装置及び電気光学装置の製造方法、この電気光学装置を用いて構成される電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば電子機器として携帯電話機を考えた場合、折り畳み構造の携帯電話機が知られている。このような携帯電話機では、操作機能及び送話口を有するボディと、ディスプレイ機能及び受話口を有するボディとがヒンジによって接続されている。そして、ヒンジを中心として2つのボディが形成する角度を変えることができる。
【0003】
この携帯電話機では、2つのボディを開いた状態では、ディスプレイ表示を観察することができ、さらに、電話機として使用することができる。また、ボディを折り畳むことにより、電話未使用時に携帯し易いようにコンパクトな形状にすることができる。さらに最近では、携帯電話機を折り畳んだ状態で着信相手やメールの受信や時刻等を確認できるようにするために、携帯電話機を開いた状態で観察可能なメインディスプレイの他に、着信相手等を表示するためのサブディスプレイを搭載する構造の携帯電話機、いわゆるダブルディスプレイ構造の携帯電話機が注目されている。
【0004】
従来、このようなダブルディスプレイ構造の携帯電話機では、メインディスプレイとサブディスプレイとが異なる駆動回路によって駆動されて表示を行うようになっていた(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−42284号(第2頁、【図4】)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のようにメインディスプレイとサブディスプレイとを別々の駆動回路で駆動する場合は、それぞれのディスプレイ毎に駆動回路が必要となるためコストがかかるという問題があった。
【0007】
本発明は、上記の問題点に鑑みて成されたものであって、製造コストを低く抑えた複数の表示面を表示する電子機器、これに用いられる電気光学パネル及び電気光学装置、並びに電気光学装置の製造方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の電気光学パネルは、第1配線及び第2配線を有する第1電気光学パネルの前記第1配線に電気的に接続する第3配線と第4配線を有する第2電気光学パネルであって、第1電源回路から電圧が供給される第1駆動回路から前記第2配線に信号が供給され、第2電源回路から電圧が供給される第2駆動回路から前記第4配線に信号が供給され、前記第1配線及び該第1配線を介して第3駆動回路から前記第3配線に信号が供給されることを特徴とする。
【0009】
本発明のこのような構成の電気光学パネル(第2電気光学パネル)を用いることにより、他の電気光学パネル(第1電気光学パネル)と駆動回路の一部を共有することができる。従って、このような構成の電気光学パネルと他の電気光学パネルとを組み合わせた場合、電気光学パネル毎に別々に駆動回路を設ける場合と比較して、コストを削減することができる。更に、本発明の電気光学パネルにおいては、一部の駆動回路(第3駆動回路)を他の電気光学パネルと共有し、他の回路(第1駆動回路、第1電源回路)については他の電気光学パネルとは独立して設けられるので、他の電気光学パネルの回路(第2駆動回路、第2電源回路)とは独立して第4配線に供給される電圧の電圧レベル調整を行うことができる。このような構成の電気光学パネルと他の電気光学パネルとを組み合わせた場合、通常、電気光学パネル毎に表示に最適な電圧レベルが異なってくるため、上述のような各電気光学パネル毎に電圧レベル調整可能な構成とすることによって、いずれの表示面も表示品位が高い電気光学パネルを得ることができる。
【0010】
本発明の他の電気光学パネルは、第3配線及び第4配線を有する第2電気光学パネルの前記第3配線に電気的に接続する第1配線と第2配線を有する第1電気光学パネルであって、第1電源回路から電圧が供給される第1駆動回路から前記第2配線に信号が供給され、第2電源回路から電圧が供給される第2駆動回路から前記第4配線に信号が供給され、第3駆動回路から前記第1配線及び前記第3配線に信号が供給されることを特徴とする。
【0011】
本発明のこのような構成の電気光学パネル(第1電気光学パネル)を用いることにより、他の電気光学パネル(第2電気光学パネル)と駆動回路の一部を共有することができる。従って、このような構成の電気光学パネルと他の電気光学パネルとを組み合わせた場合、電気光学パネル毎に別々に駆動回路を設ける場合と比較して、コストを削減することができる。更に、本発明の電気光学パネルにおいては、一部の駆動回路(第3駆動回路)を他の電気光学パネルと共有し、他の回路(第2駆動回路、第2電源回路)については他の電気光学パネルの回路(第1駆動回路、第1電源回路)とは独立して設けられるので、他の電気光学パネルとは独立して第2配線に供給する電圧の電圧レベル調整を行うことができる。このような構成の電気光学パネルと他の電気光学パネルとを組み合わせた場合、通常、電気光学パネル毎に表示に最適な電圧レベルが異なってくるため、上述のように各電気光学パネル毎に電圧レベル調整可能な構成とすることによって、いずれの表示面も表示品位が高い電気光学パネルを得ることができる。
【0012】
また、前記第1配線及び前記第3配線は信号線であり、前記第2配線及び前記第4配線は走査線であることを特徴とする。
【0013】
このように、1つの第3駆動回路から供給される画像信号が印加される信号線を共有することができる。
【0014】
本発明の電気光学装置は、第1配線及び第2配線を有する第1電気光学パネルと、前記第1配線と電気的に接続する第3配線と、第4配線を有する第2電気光学パネルと、前記第2配線に信号を供給する第1駆動回路と、前記第4配線に信号を供給する第2駆動回路と、前記第1配線及び前記第3配線に信号を供給する第3駆動回路と、前記第1駆動回路に対して電圧を供給する第1電源回路と、前記第2駆動回路に対して電圧を供給する第2電源回路とを具備することを特徴とする。
【0015】
本発明のこのような構成によれば、第1電気光学パネルと第2電気光学パネルとは駆動回路の一部を共有することができる。従って、電気光学パネル毎に別々に駆動回路を設ける場合と比較して、コストを削減することができる。更に、一部の駆動回路(第3駆動回路)を共有し、他の回路(第1駆動回路、第2駆動回路、第1電源回路、第2電源回路)は電気光学パネル毎に設けているので、第2配線及び第4配線それぞれに供給する電圧の電圧レベルの調整を個別に行うことができる。通常、電気光学パネル毎に表示に最適な電圧レベルが異なってくるため、上述のように各電気光学パネル毎に電圧レベル調整可能な構成とすることによって、いずれの表示面も表示品位が高い電気光学パネルを備えた電気光学装置を得ることができる。
【0016】
また、前記第1電源回路及び前記第2電源回路は、これらから出力される電圧の値を可変可能に設計されていることを特徴とする。
【0017】
このような構成によれば、各電気光学パネルに最適な電圧レベルの電圧を供給することができる。
【0018】
また、前記第1配線及び前記第3配線は信号線であり、前記第2配線及び前記第4配線は走査線であることを特徴とする。
【0019】
このように、1つの第3駆動回路から供給される画像信号が印加される信号線を共有することができる。
【0020】
本発明の電気光学装置の製造方法は、第1配線及び第2配線を有する第1電気光学パネルと、前記第1配線と電気的に接続する第3配線と第4配線を有する第2電気光学パネルと、前記第2配線に信号を供給する第1駆動回路と、前記第4配線に信号を供給する第2駆動回路と、前記第1配線及び該第1配線を介して前記第3配線に信号を供給する第3駆動回路と、前記第1駆動回路に対して電圧を供給する第1電源回路と、前記第2駆動回路に対して電圧を供給する第2電源回路とを具備する電気光学装置の製造方法であって、前記第1電気光学パネルを駆動電圧を変えて駆動させて前記第1電気光学パネルの表示コントラストを測定する工程と、前記表示コントラストが所定のコントラストとなったときの駆動電圧が前記第1駆動回路に対して供給されるように前記第1電源回路の出力電圧を設定する工程とを有することを特徴とする。
【0021】
本発明のこのような構成によれば、一部の駆動回路(第3駆動回路)を共有し、他の回路(第1駆動回路、第2駆動回路、第1電源回路、第2電源回路)は電気光学パネル毎に設けているので、第1電気光学パネルの第2配線に供給する電圧の電圧レベルの調整を、第2電気光学パネルの第4配線に供給する電圧の電圧レベルに関係なく行うことができる。通常、電気光学パネル毎に表示に最適な電圧レベルが異なってくるため、上述のように各電気光学パネル毎に電圧レベル調整可能な構成とすることによって、いずれの表示面も表示品位が高い電気光学パネルを備えた電気光学装置を得ることができる。
【0022】
本発明の他の電気光学装置の製造方法は、第1配線及び第2配線を有する第1電気光学パネルと、前記第1配線と電気的に接続する第3配線と、第4配線を有する第2電気光学パネルと、前記第2配線に信号を供給する第1駆動回路と、前記第4配線に信号を供給する第2駆動回路と、前記第1配線及び該第1配線を介して前記第3配線に信号を供給する第3駆動回路と、前記第1駆動回路に対して電圧を供給する第1電源回路と、前記第2駆動回路に対して電源を供給する第2電源回路とを具備する電気光学装置の製造方法であって、前記第2電気光学パネルを駆動電圧を変えて駆動させて前記第2電気光学パネルの表示コントラストを測定する工程と、前記表示コントラストが所定のコントラストとなったときの駆動電圧が前記第2駆動回路に対して供給されるように前記第2電源回路の出力電圧を設定する工程とを有することを特徴とする。
【0023】
本発明のこのような構成によれば、一部の駆動回路(第3駆動回路)を共有し、他の回路(第1駆動回路、第2駆動回路、第1電源回路、第2電源回路)は電気光学パネル毎に設けているので、第2電気光学パネルの第4配線に供給する電圧の電圧レベルの調整を、第12電気光学パネルの第2配線に供給する電圧の電圧レベルに関係なく行うことができる。通常、電気光学パネル毎に表示に最適な電圧レベルが異なってくるため、上述のように各電気光学パネル毎に電圧レベル調整可能な構成とすることによって、いずれの表示面も表示品位が高い電気光学パネルを備えた電気光学装置を得ることができる。
【0024】
本発明の電子機器は、上述に記載の電気光学装置あるいは上述に記載の電気光学層の製造方法により製造された電気光学装置が搭載されていることを特徴とする。
【0025】
本発明のこのような構成によれば、コストが低く、表示品位の高いパネルを備えた電子機器を得ることができる。
【0026】
【発明の実施の形態】
(電子機器)
以下、本発明に係る電子機器の一実施形態を、折り畳み構造の携帯電話機を例に挙げて説明する。図1は、その携帯電話機の斜視図であり、特に、図1(a)はその携帯電話機を開いた状態を示し、図1(b)はその携帯電話機を折り畳んで閉じた状態を示している。また、図2は、携帯電話機のディスプレイが搭載された第1ボディの一部分を分解状態で示す斜視図である。
【0027】
この携帯電話機50は第1ボディ51と第2ボディ52とを有し、これらのボディはヒンジ53によって互いに回り移動可能に接続されている。第1ボディ51には、受話口56及びアンテナ57が設けられる。また、第2ボディ52には、複数の操作キー59及び送話口61が設けられる。また、図1(a)に示すように第1ボディ51の内面にはメインディスプレイ54が設けられ、さらに第1ボディ51の外面には図1(b)に示すようにサブディスプレイ58が設けられる。
【0028】
2つのボディ51及び52は、ヒンジ53を中心として角度を変えることができる。図1(a)のように、第1ボディ51と第2ボディ52とを開いた状態にすると、メインディスプレイ54の表示を観察でき、また、電話機として使用できる。
【0029】
また、電話機未使用時には、図1(b)のように、第1ボディ51と第2ボディ52とを折り畳んで携帯し易いコンパクトな形状にすることができる。さらに、携帯電話機を折り畳んだ状態で、第1ボディ51に搭載されたサブディスプレイ58により、着信相手や、メールの受信や、時刻等を確認することができる。
【0030】
第1ボディ51は、図2に示すように、上部ケース51a、下部ケース51b及びこれらのケースによって保持される電気光学装置としての液晶装置10を有する。ここでは詳細な構造については図示を省略するが、液晶装置10は、互いに対向する第1面10a及び第2面10bを有しており、第1面10aにはメインディスプレイ54(図1参照)の表示面が位置し、第2面10bにはサブディスプレイ58(図1参照)の表示面が位置する。上部ケース51aには、メインディスプレイ54の表示面が視認可能となるように第1孔部62が設けられる。一方、下部ケース51bには、サブディスプレイ58の表示面が視認可能となるように第2孔部63が設けられる。
【0031】
(電気光学パネル、電気光学装置及び電気光学装置の製造方法)
次に、本発明に係る上述の液晶装置10及びこの製造方法、並びに液晶装置10に組み込まれる本発明に係る電気光学パネルの一実施形態である液晶パネルについて、図3から図5を用いて説明する。
【0032】
図3は、液晶装置10の概略斜視図である。図4は図3の線A−A´で切断した概略断面図である。図5は液晶装置10の等価回路図である。図3及び図4は液晶装置10を電子機器に搭載された状態の図であり、2つの液晶パネル20及び30は互いの表示面と対向する面同士が隣り合うように配置されている。尚、図3においては、図面を見やすくするためにバックライトの図示を省略している。図5は、2つの液晶パネル20及び30を同一平面上に配置した状態の平面図となっている。尚、ここでは液晶装置10を保持する筐体の図示は省略しているが、実際には図3に示す液晶装置10は筐体によって保持された状態で携帯電話機に搭載される。また、各図において説明をわかりやすくするために配線の数などを少なく図示している。
【0033】
図3〜図5において、液晶装置10は、メインディスプレイとなる第1電気光学パネルとしての第1液晶パネル20、サブディスプレイとなる第2電気光学パネルとしての第2液晶パネル30、第1液晶パネル20と第2液晶パネル30とを電気的に接続するフレキシブルな第1配線基板40及び第2配線基板70を有する。第1液晶パネル20は透過型のTFD素子を有するアクティブマトリクス型のカラー表示の液晶パネル、第2液晶パネル30は半透過半反射型のTFD素子を有するアクティブマトリクス型のカラー表示の液晶パネルである。液晶装置10においては、第1駆動回路としての第1走査線駆動回路80、第2駆動回路としての第2走査線駆動回路84、第3駆動回路としての信号線駆動回路81、第1電源回路82、第2電源回路85及び制御回路83が設けられている。第1走査線駆動回路80は、第1液晶パネル20の走査線23に対して走査信号を供給するものであり、第2走査線駆動回路84は、第2液晶パネル30の走査線33に対して走査信号を供給するものである。信号線駆動回路81は、第1液晶パネル20及び第2液晶パネル40に画像信号を供給するものである。第1電源回路82は、外部から供給される基準電圧に基づいて、第1液晶パネル20及び第2液晶パネル30の各信号線、第1液晶パネル20の走査線を駆動する際に必要な電圧レベルを有する電圧を生成する。この電圧は信号線駆動回路81及び第1走査線駆動回路80に供給される。第2電源回路85は、外部から供給される基準電圧に基づいて、第2液晶パネル30の走査線を駆動する際に必要な電圧レベルを有する電圧を生成し、この電圧は第2走査線駆動回路84に供給される。制御回路としてのコントローラ83は中央処理装置(Central Processing Unit:CPU)などのホストを有し、これにより設定された内容に従って、信号線駆動回路81、第1走査線駆動回路80及び第2走査線駆動回路84を制御する。より具体的には、コントローラ83は、信号線駆動回路81及び走査線駆動回路80及び84に対して、内部で生成した垂直同期信号や水平同期信号の供給を行う。
【0034】
第1液晶パネル20は、ガラスなどの透明基板からなる第1基板22及び第2基板21と、これら2枚の基板を貼りあわす液晶注入口(図示せず)を有する矩形状のシール材14と、2枚の基板22及び21とシール材14とにより囲まれた領域に挟持されたTN(ツステッドネマティック)液晶層4と、液晶注入口に設けられた封止材(図示せず)と、2枚の基板を挟み込むように配置された一対の偏光板8を有する。液晶装置10において、第1液晶パネル20の第1基板22側には、導光板6と光源5を有するバックライト7が配置されており、第1液晶パネル20においてはバックライト7から照射される光を用いて表示が行われる。なお、ここでは図示していないが、バックライト7の導光板6と第1液晶パネル20との間には、プリズムシート等といった光学シートを必要に応じて配置することができる。第1基板22及び第2基板21はそれぞれ矩形状を有し、第1基板22は対向する辺において第2基板21から張り出した張り出し部22a及び22bを有している。第1基板22の液晶層4側の面上には、複数のストライプ状の第1配線としての信号線24、信号線24に電気的に接続したTFD素子25及び各TFD素子25に電気的に接続した画素電極(図示せず)が配置されている。第1基板22上には後述する第2配線としての走査線23と電気的に接続する引き回し配線26が配置されている。第1基板22の張り出し部22aには信号線24が延在してなる引出し線28、引き回し配線26の一部、端子部29及び72が配置され、端子部29及び72は第1配線基板70と電気的に接続している。第1基板22の張り出し部22a上には信号線駆動回路81及び第1走査線駆動回路80が実装されている。信号線駆動回路81は端子部29及び引出し線28と電気的に接続し、第1走査線駆動回路80は端子部72及び引き回し配線26と電気的に接続している。第1基板22の張り出し部22bには信号線24が延在してなる引出し線27が配置され、この引出し線27は第2配線基板40と電気的に接続している。一方、第2基板21上には、R(赤),G(緑)、B(青)からなるストライプ状の着色層12及び各画素を区画する遮光層15、これら着色層12及び遮光層15を覆う保護膜13、そしてストライプ状の複数の走査線23が順に配置されている。走査線23と引き回し配線26とは2枚の基板21及び22間に設けられた導通材73によって電気的に接続されている。この導通材73は例えばシール材14中に配置される。第1液晶パネル20においては、走査線23と画素電極との交差領域の液晶を駆動することにより、図5における一点鎖線で囲まれた表示領域90で表示が行われる。
【0035】
第2液晶パネル30は、ガラスなどの透明基板からなる第3基板31及び第4基板32と、これら2枚の基板を貼りあわす液晶注入口(図示せず)を有する矩形状のシール材14と、2枚の基板32及び31とシール材14とにより囲まれた領域に挟持されたTN(ツステッドネマティック)液晶層4´と、液晶注入口に設けられた封止材(図示せず)と、2枚の基板を挟み込むように配置された一対の偏光板8を有する。液晶装置10において、第2液晶パネル20の第3基板31側には、導光板6と光源5を有するバックライト7が配置されている。なお、ここでは図示していないが、バックライト7の導光板6と第2液晶パネル30との間には、プリズムシート等といった光学シートを必要に応じて配置することができる。液晶注入口には封止材(図示せず)が設けられている。第3基板31及び第4基板32はそれぞれ矩形状を有し、第4基板32は第3基板31から張り出した張り出し部32aを有している。第4基板32の液晶層4側の面上には、複数のストライプ状の第3配線としての信号線34、信号線34に電気的に接続したTFD素子35及び各TFD素子25に電気的に接続した画素電極(図示せず)が配置されている。第4基板32上には後述する第4配線としての走査線33と電気的に接続する第2接続用配線としての引き回し配線36が配置されている。第4基板32の張り出し部32aには信号線34が延在してなる引出し線38、端子部37が配置されている。引出し線38は第2配線基板40と接続し、信号線34には信号線駆動回路81から引出し線28、走査線24、引出し線27、配線基板40上の配線及び引出し線38を介して画像信号が供給される。端子部37は第1配線基板70と電気的に接続している。第4基板32上には第2走査線駆動回路84が実装されており、第2走査線駆動回路84は端子部37及び引き回し配線36と電気的に接続している。一方、第3板31上には、開口部11aを有する反射膜11上にR(赤),G(緑)、B(青)からなる着色層12及び各画素を区画する遮光層15、これら着色層12及び遮光層15を覆う樹脂からなる保護膜13、ITOなどの透明導電部材からなる信号線34と直交する複数のストライプ状の走査線33が順に配置されている。反射膜11は、表面に凹凸を有する樹脂層11b及びこの樹脂層11b表面を覆うアルミニウムなどからなる反射部材11cが積層されてなり、開口部11aは各画素毎に1つづつ反射部材11cに設けられている。走査線33と引き回し配線36とは2枚の基板31及び32間に設けられた導通材39によって電気的に接続されている。この導通材39は例えばシール材14中に配置される。第2液晶パネル30においては、走査線33と画素電極との交差領域の液晶を駆動することにより、図5における一点鎖線で囲まれた表示領域91で表示が行われる。ここでは、第2液晶パネル30を透過型液晶パネルとして用いる場合にはバックライト7から第2液晶パネル30に向かって照射された光が表示に用いられる。すなわち、バックライト7から照射された光は、反射膜11の開口部11aを通過し、液晶層4´を通って第2液晶パネル20の外部に出射される。一方、第2液晶パネル30を半透過半反射型液晶パネルとして用いる場合には、第2液晶パネルに30に入射した外光を用いて表示が行われる。すなわち、第2液晶パネル30に入射した外光は、液晶層4´を通過して反射膜11にて反射し、この反射光が再び液晶層4´を通って第2液晶パネル30の外部に出射される。
【0036】
尚、本実施形態においては、液晶層4及び4´を配向するための配向膜の図示を省略しているが、実際には、各基板21,22,31,32上に形成される信号線や走査線といった素子を覆い、かつ液晶層4及び4´に接するように配向膜が設けられている。
【0037】
液晶装置10において、第1液晶パネル20及び第2液晶パネル30は、それぞれの表示面10a及び10bと対向する面同士が隣り合うように、言い換えると第1基板22と第3基板31とが隣合うように配置されている。
【0038】
第1配線基板70は、フレキシブル基材71と、フレキシブル基材71上に実装された第1電源回路82、第2電源回路85及び制御回路82と、フレキシブル基材71上に形成された各回路及び液晶パネルを電気的に接続する配線(図示せず)を有している。図3に示すように、第1配線基板70は、その一端部が第1液晶パネル20の張り出し部22aに接続し、折り曲げられ、第1液晶パネル20と第2液晶パネル30との間を通って、他端部が第2液晶パネル30の張り出し部32aに接続するように配置される。
【0039】
第2配線基板40は、フレキシブル基材42とフレキシブル基材42上に配置された配線41を有している。この第2配線基板40により第1液晶パネル20の引出し線27と第2液晶パネル30の引出し線38とが電気的に接続される。これにより第2液晶パネル30の信号線34には、第1液晶パネル20上に実装される信号線駆動回路81から引出し線28、信号線24、配線41及び引出し線38を介して画像信号が供給される。言い換えると、第1液晶パネル20と第2液晶パネル30は、1つの信号線駆動回路81から供給される画像信号が印加される配線を共有する。
【0040】
次に、上述の液晶装置10の駆動時の動作の説明とともに液晶装置10の製造方法について図6〜図8を用いて説明する。
【0041】
図6は、液晶装置10を駆動する時の動作及び駆動電圧設定工程時における動作を示す図である。図7は、液晶装置10の一部である第1液晶パネル20の電圧レベルを調整する際に行われる表示コントラスト測定の様子を示す概略斜視図である。図8は、液晶装置10の一部である第2液晶パネル30の電圧レベルを調整する際に行われる表示コントラスト測定の様子を示す概略斜視図である。
【0042】
まず初めに液晶装置10の駆動時の動作について図6を用いて説明する。図6において液晶装置10の駆動時の動作は中が白抜きとなっている矢印により示される。本実施形態においては、2つの異なる液晶パネル20及び30は、信号線駆動回路81を共有している。一方、走査線駆動回路80及び84、電源回路82及び85は、各液晶パネル20および30毎に設けられている。液晶装置10では、図5において、第2液晶パネル30の走査線33a、33b、33c、第1液晶パネル20の走査線23a、23b、23c、23d、23eが順に走査するように設定されている。
【0043】
コントローラ83は、信号線駆動回路81に対して、一水平走査単位の画像信号、水平同期信号を供給する。また、コントローラ83は、第1走査線駆動回路80、第2走査線駆動回路84に対して垂直同期信号を供給する。この垂直同期信号は信号線駆動回路81を介して各走査線駆動回路80及び84に供給され、第2液晶パネル30の走査線33a、33b、33c、第1液晶パネル20の走査線23a、23b、23c、23d、23eが順に走査するように設定されている。
【0044】
第1電源回路82は、外部から供給される基準電圧に基づいて、第2液晶パネル30の信号線34及び第1液晶パネルの信号線24に対して供給する電圧の電圧レベル、第1液晶パネル20の走査線23に供給される電圧の電圧レベルを生成する。この生成された各種電圧は信号線駆動回路81及び第1走査線駆動回路80に供給される。第2電源回路85は、外部から供給される基準電圧に基づいて、第2液晶パネル30の走査線33に供給される電圧の電圧レベルを生成する。この生成された電圧は第2走査線駆動回路84に供給される。
【0045】
これにより、信号線駆動回路81は、供給された電圧で、水平同期信号に同期して一水平走査単位の画像信号に基づいて信号線34及び24の駆動を行う。第1走査線駆動回路80及び第2走査線駆動回路84は、それぞれに供給された電圧で、垂直同期信号に基づいて走査線33及び23をそれぞれ走査駆動する。 次に、液晶装置10の製造方法について説明する。まず第1液晶パネル20及び第2液晶パネル30を既知の方法で製造する。その後、第1液晶パネル20においては信号線駆動回路81及び第1走査線駆動回路80を、第2液晶パネル30においては第2走査線駆動回路85を実装する。その後、駆動回路が実装された第1液晶パネル20及び第2液晶パネル30に第2配線基板40及び第1配線基板70を接続する。
【0046】
次に、走査線に供給される電圧レベルの調整を液晶パネル毎に行う。図6において、電圧レベル調整にかかわる動作については点線の矢印で図示している。第1液晶パネル20の電圧レベル調整では、図7に示すように、第1液晶パネル20の第1基板22側にバックライトの代わりとなる冷陰極管101を配置し、CCDカメラ100を第1液晶パネル20の第2基板21側、すなわち液晶装置10としたときの表示面となる側に配置する。電圧レベル調整は、冷陰極管101から第1液晶パネル20に対して光が照射された状態で行われる。CCDカメラ100は、冷陰極管101により照射された光のうち第1液晶パネル20により変調された光、すなわち表示コントラストの濃度を検出するものである。この電圧レベル調整工程では、第1液晶パネル20の駆動電圧を変えて駆動させて表示コントラストを測定する。具体的には走査線23に供給する電圧の電圧レベルを除々に変化させてその表示コントラストを測定する。この時の駆動電圧の大きさの調整は、コントローラ83から信号線駆動回路81を介してコマンドで第1電源回路82に対して指示される。その後、表示コントラストが所定のコントラストとなったときの電圧レベルが検出され、この電圧レベルが第1電源回路82のEEPROM82aに書き込まれる。これにより液晶装置10の起動時には、EEPROM82aに書き込まれた電圧レベルの電圧が第1電源回路82から出力され、第1液晶パネル20は駆動される。このように第1電源回路82は出力される電圧の値を可変可能に設計されており、EEPROM82aに書き込まれる電圧レベルに従って第1電源回路82からの出力電圧が設定される。尚、ここでは液晶装置10を市場に出荷する前の第1電源回路82の出力電圧の電圧レベル調整を行う場合について説明しているが、液晶装置10を出荷した後、ユーザが電圧レベル調整を行うことも可能である。
【0047】
一方、第2液晶パネル30の電圧レベル調整では、図8に示すように、第2液晶パネル30の第3基板30側にバックライトの代わりとなる冷陰極管101を配置し、CCDカメラ100を第2液晶パネル30の第4基板32側、すなわち液晶装置10としたときの表示面となる側に配置する。電圧レベル調整は、冷陰極管101から第2液晶パネル30に対して光が照射された状態で行われる。CCDカメラ100は、冷陰極管101により照射された光のうち第2液晶パネル30により変調された光、すなわち表示コントラストの濃度を検出するものである。この電圧レベル調整工程では、第2液晶パネル30の駆動電圧を変えて駆動させて表示コントラストを測定する。具体的には走査線33に供給する電圧レベルを除々に変化させてその表示コントラストを測定する。この時の駆動電圧の大きさの調整は、コントローラ83から信号線駆動回路81を介してコマンドで第2電源回路85に対して指示される。その後、表示コントラストが所定のコントラストとなったときの電圧レベルが検出され、この電圧レベルが第2電源回路85のEEPROM85aに書き込まれる。これにより液晶装置10の起動時には、EEPROM85aに書き込まれた電圧レベルの電圧が第2電源回路85から出力され、第2液晶パネル30は駆動される。このように第2電源回路85は出力される電圧の値を可変可能に設計されており、EEPROM85aに書き込まれる電圧レベルに従って第2電源回路85からの出力電圧が設定される。尚、ここでは液晶装置10を市場に出荷する前の第2電源回路85の出力電圧の電圧レベル調整を行う場合について説明しているが、液晶装置10を出荷した後、ユーザが電圧レベル調整を行うことも可能である。
【0048】
電圧レベル調整後、第1配線基板70及び第2配線基板40により接続された第1液晶パネル20及び第2液晶パネル30を、バックライト7とともに筐体に組み込んで液晶装置10を得る。
【0049】
以上のように、本実施形態では、異なる複数の液晶パネルを駆動するための信号線駆動回路を共有しているので、液晶パネル毎に別々に信号線駆動回路を設ける場合と比較して、コストを削減することができる。特に、信号線駆動回路は走査線駆動回路よりも高価なためコスト削減率が高い。
【0050】
また、本実施形態では、各液晶パネル毎に走査線駆動回路及び電源回路を設けているため各液晶パネル毎に電圧レベル調整を行うことができる。例えば同じ透過型液晶パネルでも液晶パネル毎に表示に最適な電圧レベルが異なってくるため、各液晶パネル毎に電圧レベルを調整可能な構成とすることによって、いずれの表示面も表示品位が高い複数表示面を有する液晶装置を得ることができる。特に、本実施形態においては、第1液晶パネル20は透過型液晶パネル、第2液晶パネル30は半透過半反射型液晶パネルであるので、電圧レベル調整時の予め設定された所定のコントラストの値が大幅に異なるため、各液晶パネルの電圧レベル調整が容易となる。例えば、透過型である第1液晶パネル20は透過率が100%の時の表示コントラストはおよそ1000であるのに対し、半透過半反射型である第2液晶パネル30の透過表示時における透過率が100%の時の表示コントラストはおよそ300である。このため、本実施形態に示すように、各液晶パネル毎に電源回路を設け各液晶パネル毎に電圧レベル調整を行う構成とすることにより、組み合わせる液晶パネルの種類や最適電圧レベルの違いに影響されることなく個々の液晶パネルの電圧レベル調整を容易に行うことができ、また各液晶パネル毎に最適な電圧レベルを設定することができるので各液晶パネルの表示品位を高くすることができる。
【0051】
また、本実施形態において、各液晶パネル毎に電源回路を設けているため、メインディスプレイとなる第1液晶パネル20を表示しているときには、サブディスプレイとなる第2液晶パネル30の第2電源回路85の動作を停止し、さらに、第2液晶パネル30を表示しているときには、第1液晶パネル20に走査信号を供給しないように第1走査線駆動回路の動作を停止するように回路を構成でき、これにより、消費電力をさらに低減できる。
【0052】
上述の実施形態では、透過型の液晶パネルと半透過半反射型の液晶パネルとを組み合わせた液晶装置について説明したが、これに限定されるものでなく、両方が透過型液晶パネルあるいは両方が半透過半反射型の液晶パネルの液晶装置にも適用できる。すなわち、同じ型の液晶パネルであっても、最適な電圧レベルは異なるため、各液晶パネル毎に電源回路を設け、各液晶パネル毎に電圧レベル調整することにより表示品位の高い液晶装置を得ることができる。
【0053】
また、上述の実施形態では、TFD素子を用いたアクティブマトリクス型の液晶パネルを例にあげて説明したが、TFT素子といった他のスイッチング素子を用いた液晶パネルや単純マトリクス型の液晶パネルを用いた場合にも適用できる。
【0054】
また、上述の実施形態の液晶装置10では、メインディスプレイとサブディスプレイとが電子機器に組み込まれた状態で互いに対向する面に位置するものと考えた。しかしながら、メインディスプレイとサブディスプレイとの位置関係はこれ以外に種々考えられ、例えば、メインディスプレイとサブディスプレイとを同じ面に位置させることもでき、あるいは、メインディスプレイが位置する面から見た側面にサブディスプレイが位置するといった構造とすることもできる。
【0055】
また、上述の実施形態では、1つの液晶装置に2つの液晶パネルを設ける場合を例示したが、液晶パネルは1つの液晶装置に対して3つ以上設けることもできる。
【0056】
また、上記実施形態では、電気光学装置として液晶装置を例示したが、本発明を適用可能な電気光学装置としては、例えば、有機エレクトロルミネッセンス装置、無機エレクトロルミネッセンス装置、プラズマディスプレイ装置、電気泳動ディスプレイ装置(EPD:Electrophoretic Display)、フィールドエミッションディスプレイ装置(FED:Field Emission Display:電界放出表示装置)等が考えられる。
【0057】
また、上記実施形態では、電子機器として携帯電話機を例示したが、複数表示面を有する電子機器に適用可能である。例えば、本発明を適用可能な電子機器としては、パーソナルコンピュータ、デジタルスチルカメラ、腕時計型電子機器、PDA(Personal Digital Assistant)、テレビ、ビューファインダ型のビデオテープレコーダ、モニタ直視型のビデオテープレコーダ、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳、電卓、ワードプロセッサ、ワークステーション、テレビ電話機、POS端末器等が挙げられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 電子機器の一実施形態である携帯電話機の斜視図である。
【図2】 図1に示す携帯電話機の部分分解斜視図である。
【図3】 図1に示す携帯電話機に搭載される液晶装置の概略斜視図である。
【図4】 図3の線A−A´で切断した断面図である。
【図5】 図3の液晶装置の等価回路図である。
【図6】 図3の液晶装置の動作及び電圧レベル調整時の動作を示す図である。
【図7】 第1液晶パネルの電圧レベル調整の様子を示す概略斜視図である。
【図8】 第2液晶パネルの電圧レベル調整の様子を示す概略斜視図である。
【符号の説明】
10・・・液晶装置、10a、10b・・・表示面、20・・・第1液晶パネル、23、33・・・走査線、24、34・・・信号線、30・・・第2液晶パネル、40・・・第2配線基板、50・・・携帯電話機、70・・・第1配線基板、80・・・第1走査線駆動回路、81・・・信号線駆動回路、82・・・第1電源回路、83・・・コントローラ、84・・・第2走査線駆動回路、85・・・第2電源回路、100・・・CCDカメラ
Claims (5)
- 第1配線及び第2配線を有する第1電気光学パネルと、
第3配線及び第4配線を有する第2電気光学パネルと、
前記第1電気光学パネルに実装され、前記第2配線に信号を供給する第1駆動回路と、
前記第2電気光学パネルに実装され、前記第4配線に信号を供給する第2駆動回路と、
前記第1配線及び前記第3配線に信号を供給する第3駆動回路と、
前記第1駆動回路に対して電圧を供給する第1電源回路と、
前記第2駆動回路に対して電圧を供給する第2電源回路と、
前記第1電源回路および前記第2電源回路が実装された第1配線基板と、
前記第1配線と前記第3配線とを電気的に接続する第2配線基板と、を具備し、
前記第1配線基板の一端側に前記第1電源回路が実装され、前記一端側が前記第1電気光学パネルに接続されるとともに、前記第1配線基板の他端側に前記第2電源回路が実装され、前記他端側が前記第2電気光学パネルに接続されており、
前記第1配線基板および前記第2配線基板が、可撓性を有する基材を有してなり、
前記第2配線基板が折り曲げられた状態で、前記第2電気光学パネルが、前記第1電気光学パネルと平面的に重なるように前記第1電気光学パネルの一面側に配置されるとともに、前記第1配線基板が折り曲げられた状態で、前記第1配線基板の前記第1電源回路および前記第2電源回路が実装された部分が前記第1電気光学パネルと平面的に重なるように前記第1電気光学パネルの一面側に配置されていることを特徴とする電気光学装置。 - 前記第1駆動回路および前記第2駆動回路を制御する制御回路を具備し、前記制御回路が前記第1配線基板上に実装されていることを特徴とする請求項1記載の電気光学装置。
- 前記第1電源回路及び前記第2電源回路は、これらから出力される電圧の値を変更可能に設計されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の電気光学装置。
- 前記第1配線及び前記第3配線は信号線であり、前記第2配線及び前記第4配線は走査線であり、前記第1駆動回路及び前記第2駆動回路は走査線駆動回路であり、前記第3駆動回路は信号線駆動回路であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項に記載の電気光学装置。
- 請求項1ないし4のいずれか一項に記載の電気光学装置が搭載されていることを特徴とする電子機器。
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