JPH10186396A

JPH10186396A - 液晶装置

Info

Publication number: JPH10186396A
Application number: JP34589496A
Authority: JP
Inventors: Yuichi Masaki; 裕一正木; Kazuhiro Aoyama; 和弘青山; Chikako Tsujita; 知佳子辻田; Hirotaka Sekiguchi; 弘隆関口; Noriyuki Nakai; 法行中井; Toshio Adachi; 俊男安達
Original assignee: Canon Inc
Current assignee: Canon Inc
Priority date: 1996-12-25
Filing date: 1996-12-25
Publication date: 1998-07-14

Abstract

(57)【要約】【課題】低消費電力、省スペースでかつ表示情報を多
くすることのできる表示部を備えた液晶装置を提供す
る。【解決手段】駆動選択手段３０はコモン駆動回路３に
より第１及び第２液晶パネル２ａ，２ｂの走査電極１
１，１２にそれぞれ走査信号を印加すると共に、情報電
極１８，１９に情報信号を別々に入力する。そして、第
１及び第２液晶パネル２ａ，２ｂの走査電極１１，１２
とコモン駆動回路３との間に配された第１及び第２スイ
ッチ手段３１ａ，３１ｂをＯＮとし、コモン駆動回路３
からの走査信号を第１及び第２液晶パネル２ａ，２ｂに
印加することにより、第１及び第２液晶パネル２ａ，２
ｂの両方を画像表示動作させる。また、駆動選択手段３
０は、第１又は第２スイッチ手段３１ａ，３１ｂのみを
ＯＮとし、走査信号を第１又は第２液晶パネル２ａ，２
ｂのみ印加することにより、第１又は第２液晶パネル２
ａ，２ｂのみを画像表示動作させる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、液晶装置に関し、
特に２つの液晶パネルを備えたものに関する。

【０００２】

【従来の技術】従来の画像を表示する表示部を備えた液
晶装置においては、パソコン等のモニターとして使用さ
れるものがある。ここで、パソコン等のモニター画面は
近年情報量の増加に伴い、画素数を増してきている。例
えば、ＶＧＡ（６４０×４８０）モードから最新ではＳ
ＸＧＡ（１２８０×１０２４）モードと４倍以上の表示
能力を上げて使用されるようになった。

【０００３】そして、現状の液晶パネル（ディスプレ
イ）ではＳＸＧＡに対応する高精細画面を有するもので
も、コンピューターの機能がさらに向上し、ユーザーが
希望する情報を得るためには、その都度同一画面の中で
ウインドウ画面による表示をさせて使用していた。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来の液晶装置において、例えばデータを参照しながら
パソコンで文章作成作業を行う等の場合、ウインドウ画
面では常に参照するデータが見られる状態でないため、
スムーズな作業を継続出来ないという問題点があった。

【０００５】また、従来の液晶装置では、例えばインタ
ーネット等による電子メールがパソコン利用中に入力さ
れた場合、そのデータを即座に液晶パネルに表示するこ
とができず、情報を活かすことができないという問題点
があった。

【０００６】なお、このような問題点を解消するには、
更に液晶パネルの画面を大きくして情報量を拡大する
か、液晶パネルを２台使用する等の方法があるが、いず
れも占有面積を余分に取ったり電力消費を増大させたり
するという他の問題点が生じすることとなる。

【０００７】そこで、本発明は、このような問題点を解
決するためになされたものであり、低消費電力、省スペ
ースでかつ表示情報を多くすることのできる表示部を備
えた液晶装置を提供することを目的とするものである。

【０００８】

【課題を解決するための手段】本発明は、画像を表示す
る表示部を備えた液晶装置において、前記表示部を構成
する一方、走査電極と情報電極とがマトリクス状に配置
されると共に該電極間に液晶が挟持されている２つの液
晶パネルと、前記２つの液晶パネルの走査電極にそれぞ
れ走査信号を印加する共通の走査信号印加手段とを備
え、前記共通の走査信号印加手段からの走査信号と、前
記情報電極に別々に入力される情報信号に基づき前記２
つの液晶パネルを画像表示動作させるようにしたことを
特徴とするものである。

【０００９】また本発明は、画像を表示する表示部を備
えた液晶装置において、前記表示部を構成する一方、走
査電極と情報電極とがマトリクス状に配置されると共に
該電極間に液晶が挟持されている第１及び第２液晶パネ
ルと、前記第１及び第２液晶パネルの走査電極にそれぞ
れ走査信号を印加する共通の走査信号印加手段と、前記
第１液晶パネルの走査電極と前記共通の走査信号印加手
段との間に配された第１スイッチ手段と、前記第２液晶
パネルの走査電極と前記共通の走査信号印加手段との間
に配された第２スイッチ手段と、前記第１及び第２液晶
パネルの情報電極に情報信号を別々に入力する一方、該
第１及び第２液晶パネルの両方を画像表示動作させる場
合には前記共通の走査信号印加手段からの走査信号を第
１及び第２液晶パネルに印加するよう前記第１及び第２
スイッチ手段をＯＮとし、前記第１又は第２液晶パネル
のみを画像表示動作させる場合には前記走査信号を第１
又は第２液晶パネルのみ印加するよう前記第１又は第２
スイッチ手段のみをＯＮとする駆動選択手段と、を備え
たことを特徴とするものである。

【００１０】また本発明は、前記２つの液晶パネルのう
ちの少なくとも一方の液晶がメモリー性を有し、該液晶
によりメモリー性を有した液晶パネルは前記走査信号の
印加が停止された後でも表示画像を固定したまま保持す
ることを特徴とするものである。

【００１１】また本発明は、前記２つの液晶パネルを、
前記共通の走査信号印加手段を挟むように並設したこと
を特徴とするものである。

【００１２】また本発明は、前記２つの液晶パネルを、
前後に、かつそれぞれの表示面が表となるように配した
ことを特徴とするものである。

【００１３】また本発明のように、第１及び第２液晶パ
ネルにより表示部を構成する一方、共通の走査信号印加
手段により第１及び第２液晶パネルの走査電極にそれぞ
れ走査信号を印加するようにする。そして、駆動選択手
段は第１及び第２液晶パネルの情報電極に情報信号を別
々に入力する一方、第１及び第２液晶パネルの走査電極
と共通の走査信号印加手段との間に配された第１及び第
２スイッチ手段をＯＮとし、共通の走査信号印加手段か
らの走査信号を第１及び第２液晶パネルに印加すること
により、第１及び第２液晶パネルの両方を画像表示動作
させ、表示情報を多くするようにする。また、駆動選択
手段は、第１又は第２スイッチ手段のみをＯＮとし、走
査信号を第１又は第２液晶パネルのみ印加することによ
り、第１又は第２液晶パネルのみを画像表示動作させ、
低消費電力を図るようにする。

【００１４】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を用いて説明する。

【００１５】図１は本発明の第１の実施の形態に係る液
晶装置の表示部の正面図である。同図において、１は液
晶装置の表示部（以下表示部という）であり、この表示
部１は並設された２つの液晶パネル（以下第１及び第２
液晶パネルという）２ａ，２ｂを備えている。３は、こ
れら第１及び第２液晶パネル２ａ，２ｂの走査電極であ
るコモン電極にそれぞれ同一の走査信号を印加する共通
の走査信号印加手段であるコモン駆動回路である。

【００１６】なお、このコモン駆動回路３は、後述する
コントローラからのアドレスデータに基づき走査信号を
発生する図示しない走査信号発生回路を備えており、ま
た第１及び第２液晶パネル２ａ，２ｂの中間部に設けら
れたドライバー基板４の上に配設されている。

【００１７】５，６，７，８は情報電極であるセグメン
ト電極に情報信号を印加する図示しない情報信号発生回
路を備えた第１、第２、第３及び第４セグメント駆動回
路であり、第１及び第２セグメント駆動回路５，６は、
第１液晶パネル２ａの上部ドライバー基板９ａ及び下部
ドライバー基板９ｂを介して第１液晶パネル２ａのセグ
メント電極に、また第３及び第４セグメント駆動回路
７，８は、第２液晶パネル２ｂの上部ドライバー基板９
ｃ及び下部ドライバー基板９ｄを介して第２液晶パネル
２ｂのセグメント電極にそれぞれ接続されている。

【００１８】ところで、コモン駆動回路３は、図２に示
すようにコモンガラス１０の上面に形成された第１液晶
パネル２ａのコモン電極１１と、第２液晶パネル２ｂの
コモン電極１２とに、コモン駆動回路３が実装されたＴ
ＡＢフィルム１３のＯＵＴＥＲ・ＬＥＡＤフレーム１４
及び異方性導電フィルム１５を介して接続されている。

【００１９】一方、同図において、１８，１９は第１及
び第２液晶パネル２ａ，２ｂのセグメント電極であり、
１６，１７は、このセグメント電極１８，１９が形成さ
れているセグメントガラスである。また、２０はシール
材であり、このシール材２０を介して第１及び第２液晶
パネル２ａ，２ｂ内に強誘電性液晶２１を封じ込めるよ
うにしている。そして、このように強誘電性液晶２１を
用いることにより、第１及び第２液晶パネル２ａ，２ｂ
はメモリ性を有したものとなっている。なお、本実施の
形態においては、強誘電性液晶を用いたがネマチック液
晶等の材料を用いてメモリ性を有するようにすることも
可能である。

【００２０】一方、図３は第１及び第２液晶パネル２
ａ，２ｂを駆動するためのシステム構成図であり、同図
において、３０は第１及び第２液晶パネル２ａ，２ｂに
画像を表示させるための制御部であるコントローラであ
り、このコントローラ３０は、第１液晶パネル２ａの第
１及び第２セグメント駆動回路５，６、第２液晶パネル
２ｂの第３及び第４セグメント駆動回路７，８に画像デ
ータを送るようになっている。そして、各セグメント駆
動回路５，６，７，８は、この画像データに基づき各ド
ライバー基板９ａ，９ｂ，９ｃ，９ｄを介して図４の
（ｂ）に示すような情報信号波形を各セグメント電極１
８，１９に印加するようになっている。

【００２１】また、このコントローラ３０は、コモン駆
動回路３にアドレスデータを送るようになっており、コ
モン駆動回路３は、このアドレスデータに基づいて、例
えば線順次走査方式の場合は、コモン電極１１，１２の
１本目から順番に図４の（ａ）に示すような走査信号波
形を走査信号発生回路を介してコモン電極１１，１２に
印加するようになっている。そして、選択されたセグメ
ント電極１８，１９とコモン電極１１，１２との交点、
すなわち画素には図４の（ｃ）に示すような合成波形が
印加され、この合成波形信号に基づき液晶２１が駆動さ
れる。

【００２２】ところで、同図において、３１ａ，３１ｂ
はコモン駆動回路３と第１及び第２液晶パネル２ａ，２
ｂのコモン電極１１，１２との間に設けられる第１及び
第２スイッチ手段である第１及び第２マルチプレクサー
であり、この第１及び第２マルチプレクサー３１ａ，３
１ｂのＯＮ／ＯＦＦは、駆動選択手段として動作するコ
ントローラ３０により制御されるようになっている。

【００２３】そして、このコントローラ３０は、このよ
うに第１及び第２マルチプレクサー３１ａ，３１ｂのＯ
Ｎ／ＯＦＦを制御することにより、第１及び第２液晶パ
ネル２ａ，２ｂの２画面表示、いずれかの画像固定表示
等の表示を制御するようになっている。

【００２４】即ち、このコントローラ３０は、２画面で
画像を表示する場合は、まず第１及び第２マルチプレク
サー３１ａ，３１ｂをそれぞれＯＮとすると共に、コモ
ン駆動回路３にアドレスデータを送り、このコモン駆動
回路３を介して第１及び第２液晶パネル２ａ，２ｂのコ
モン電極１１，１２に同一走査信号を印加する一方、第
１及び第２液晶パネル２ａ，２ｂのセグメント駆動回路
５，６，７，８に情報信号を送るようにする。

【００２５】そして、このセグメント駆動回路５，６，
７，８は、この情報信号を各セグメント電極１８、１９
に印加するようになっており、これにより左右の液晶パ
ネル２ａ，２ｂに異なる画像を表示することができるよ
うになっている。

【００２６】一方、左右いずれかの絵を固定して表示さ
せる場合は、まず第１及び第２マルチプレクサー３１
ａ，３１ｂをそれぞれＯＮにして第１及び第２液晶パネ
ル２ａ，２ｂのコモン電極１１，１２に同一走査信号を
印加させ、この後、走査が一巡したタイミングで、一方
のマルチプレクサー３１ａ，３１ｂをＯＦＦとして液晶
パネル２ａ，２ｂのコモン電極１１，１２への走査信号
の供給を停止させ、かつ第１及び第２セグメント駆動回
路５，６への情報信号の供給を停止する。

【００２７】これにより、走査信号及び情報信号の供給
が停止された側の液晶パネル２ａ，２ｂに表示された画
面は書き変わることがなく、強誘電性液晶の持つメモリ
ー性により固定表示として同一な画像を保持し続ける。
そして、この場合、回路からの信号が不要のため、駆動
される液晶パネル２ａ，２ｂは１つであるので消費電力
が軽減されることになる。なお、固定表示を終了したい
時は、ＯＦＦとしたマルチプレクサー３１ａ，３１ｂを
再びＯＮとして走査信号供給を再開することにより、新
たな画像の表示が可能となる。

【００２８】次に、このように構成された表示装置の表
示動作について説明する。

【００２９】２画面で画像を表示する場合、コントロー
ラ３０は、まず第１及び第２マルチプレクサー３１ａ，
３１ｂをそれぞれＯＮにすると共に、コモン駆動回路３
にアドレスデータを送り、第１及び第２液晶パネル２
ａ，２ｂのコモン電極１１，１２に同一走査信号を印加
すると共に、第１及び第２液晶パネル２ａ，２ｂのセグ
メント駆動回路５，６，７，８に情報信号を送る。これ
により、第１及び第２液晶パネル２ａ，２ｂには、画像
が表示される。

【００３０】また、左右いずれかの画像を固定して表示
させる場合、コントローラ３０は、まず第１及び第２マ
ルチプレクサー３１ａ，３１ｂをＯＮにして第１及び第
２液晶パネル２ａ，２ｂのコモン電極１１，１２に同一
走査信号を印加させると共に、走査が一巡したタイミン
グで、例えば第１マルチプレクサー３１ａをＯＦＦとし
て第１液晶パネル２ａのコモン電極１１への走査信号の
供給を停止させ、かつ第１及び第２セグメント駆動回路
５，６への情報信号の供給を停止させる。

【００３１】これにより、第１液晶パネル２ａに表示さ
れた画面は書き変わることがなく、強誘電性液晶の持つ
メモリー性により固定表示として同一な画像を保持し続
ける。なお、固定表示を終了したい時は、第１マルチプ
レクサー３１ａを再びＯＮとして走査信号供給を再開す
る。

【００３２】このように、第１及び第２マルチプレクサ
ー３１ａ，３１ｂをＯＮとし、コモン駆動回路３からの
走査信号を第１及び第２液晶パネル２ａ，２ｂに印加す
ることにより、第１及び第２液晶パネル２ａ，２ｂの両
方を画像表示動作させ、表示情報を多くすることができ
る。また、第１及び第２マルチプレクサー３１ａ，３１
ｂの一方のみをＯＮとし、走査信号を第１又は第２液晶
パネル２ａ，２ｂのみ印加することにより、第１又は第
２液晶パネル２ａ，２ｂのみを画像表示動作させ、低消
費電力を図ることができる。さらに、２つの液晶パネル
２ａ，２ｂのうちの少なくとも一つをメモリー性を有す
るものとすることにより、走査信号の印加が停止された
後でも表示画像を固定したまま保持することができ、低
消費電力を図ることができる。

【００３３】なお、通常いずれかの画面のみ使用してい
る場合は当然他方の画面は何も表示していない状態であ
るが、第１及び第２マルチプレクサー３１ａ，３１ｂを
ＯＮにして、最近のインターネットに代表される外部と
の情報通信用に専用画面としてスタンバイしていれば、
情報が入力されしだいその画面に表示を行うことが可能
となる。

【００３４】次に本発明の第２実施の形態について説明
する。

【００３５】図５は、本実施の形態に係る液晶装置の表
示部の斜視図である。ここで、この表示部は、対面型の
使用が可能となるよう２つの液晶パネル２ａ，２ｂを横
方向ではなく前後に、かつ表示面がそれぞれ表となるよ
う配したものである。そして、このように２つの液晶パ
ネル２ａ，２ｂを配することにより、省スペース化を図
ることができる。

【００３６】なお、これら第１及び第２液晶パネル２
ａ，２ｂのそれぞれのコモン電極に対し、図６に示すよ
うにコモン駆動回路３は、ＴＡＢフィルム１３のリード
フレーム１４及び異方性導電フィルム１５を介して接続
されている。

【００３７】一方、第１液晶パネル２ａのセグメント電
極は、図６に示すように第１及び第２ドライバー基板
６，７と、また第２パネル２ｂのセグメント電極が第３
及び第４ドライバー基板８，９とそれぞれ接続されてい
る。さらに、走査信号回路３がドライバー基板４の上に
配置されそれぞれのコモン電極と接続されている。

【００３８】そして、このように同一走査信号にて駆動
される２つの液晶パネル２ａ，２ｂを前後方向に、かつ
表示面がそれぞれ表となるよう配すると共に、第１の実
施の形態と同様に表示動作させることにより、少なくと
も一方の画面を強誘電性液晶のメモリー性を用いて固定
表示することが可能となる。

【００３９】

【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、表
示部を２つの液晶パネルで構成すると共に、２つの液晶
パネルの両方を画像表示動作させることにより、表示情
報を多くすることができる。また、一方の液晶パネルの
みを画像表示動作させることにより、低消費電力を図る
ことができる。さらに、少なくとも一方の液晶パネルを
メモリー性を有するものとし、この液晶パネルに画像を
保持させることにより、、低消費電力を図ることができ
る。これにより、従来ユーザーにとって使いかっての悪
かった多量の情報を効率よく表示、認識することができ
る。

【００４０】さらにまた、２つの液晶パネルを横方向で
はなく前後に、かつ表示面がそれぞれ表となるよう配す
ることにより、省スペースが図られると共に、対面型の
ディスプレイなど新規の利用方法が可能となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の第１の実施の形態に係る液晶装置の表
示部の正面図。

【図２】図１のＡ−Ａ’断面図。

【図３】上記液晶装置の駆動法を説明するシステム構成
図。

【図４】上記液晶装置の液晶パネルを表示動作させる走
査信号波形と表示信号波形の例を示す図。

【図５】本発明の第２の実施の形態に係る液晶装置の表
示部の斜視図。

【図６】上記液晶装置の表示部のＢ方向断面図。

【符号の説明】

１（液晶装置の）表示部２ａ，２ｂ第１及び第２液晶パネル３コモン駆動回路１１，１２コモン電極１８，１９セグメント電極２１液晶３０コントローラ３１ａ，３１ｂ第１及び第２マルチプレクサー

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者関口弘隆東京都大田区下丸子３丁目30番２号キヤノン株式会社内 (72)発明者中井法行東京都大田区下丸子３丁目30番２号キヤノン株式会社内 (72)発明者安達俊男東京都大田区下丸子３丁目30番２号キヤノン株式会社内

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】画像を表示する表示部を備えた液晶装置
において、前記表示部を構成する一方、走査電極と情報電極とがマ
トリクス状に配置されると共に該電極間に液晶が挟持さ
れている２つの液晶パネルと、前記２つの液晶パネルの走査電極にそれぞれ走査信号を
印加する共通の走査信号印加手段とを備え、前記共通の走査信号印加手段からの走査信号と、前記情
報電極に別々に入力される情報信号に基づき前記２つの
液晶パネルを画像表示動作させるようにしたことを特徴
とする液晶装置。
【請求項２】画像を表示する表示部を備えた液晶装置
において、前記表示部を構成する一方、走査電極と情報電極とがマ
トリクス状に配置されると共に該電極間に液晶が挟持さ
れている第１及び第２液晶パネルと、前記第１及び第２液晶パネルの走査電極にそれぞれ走査
信号を印加する共通の走査信号印加手段と、前記第１液晶パネルの走査電極と前記共通の走査信号印
加手段との間に配された第１スイッチ手段と、前記第２液晶パネルの走査電極と前記共通の走査信号印
加手段との間に配された第２スイッチ手段と、前記第１及び第２液晶パネルの情報電極に情報信号を別
々に入力する一方、該第１及び第２液晶パネルの両方を
画像表示動作させる場合には前記共通の走査信号印加手
段からの走査信号を第１及び第２液晶パネルに印加する
よう前記第１及び第２スイッチ手段をＯＮとし、前記第
１又は第２液晶パネルのみを画像表示動作させる場合に
は前記走査信号を第１又は第２液晶パネルのみ印加する
よう前記第１又は第２スイッチ手段のみをＯＮとする駆
動選択手段と、を備えたことを特徴とする液晶装置。
【請求項３】前記２つの液晶パネルのうちの少なくと
も一方の液晶がメモリー性を有し、該液晶によりメモリ
ー性を有した液晶パネルは前記走査信号の印加が停止さ
れた後でも表示画像を固定したまま保持することを特徴
とする請求項１又は２記載の液晶装置。
【請求項４】前記２つの液晶パネルを、前記共通の走
査信号印加手段を挟むように並設したことを特徴とする
請求項１乃至３のいずれかに記載の液晶装置。
【請求項５】前記２つの液晶パネルを、前後に、かつ
それぞれの表示面が表となるように配したことを特徴と
する請求項１乃至３のいずれかに記載の液晶装置。