JP2014032314A - マルチディスプレイ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】液晶表示パネルの境界の両側において表示輝度の不連続性を軽減することができるマルチディスプレイ装置の提供。
【解決手段】2枚の液晶表示パネル10A,10Bを上下方向に並置してマルチディスプレイ装置を構成する場合、上側の液晶表示パネル10Aにおいてソースドライバ106Aが設けられていない下側の周縁領域と、下側の液晶表示パネル10Bにおいてソースドライバ106Bが設けられていない上側の周縁領域とが隣り合うようにパネルの配置を行う。このような配置とすることにより、境界の両側にある液晶素子への電圧の印加条件を略等しくすることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の液晶表示パネルを備えたマルチディスプレイ装置に関する。
液晶表示装置は、コンピュータのディスプレイ、テレビジョン受像機、及び各種の情報を表示する情報ディスプレイ等に広く利用されている。
近年、複数の表示パネルを並置して、それぞれの表示パネルに1枚の画像の一部ずつを表示することによって、大画面表示を行うマルチディスプレイ装置が開発されている。このマルチディスプレイ装置を構成する表示パネルには、液晶表示パネルが利用されることがある。
このようなマルチディスプレイ装置において、隣接する液晶表示パネル同士の輝度や色合いの差が目立つことを抑制するために、例えば、特許文献1に開示されている画面調整方法が存在する。特許文献1では、マルチディスプレイ装置において、画面の境界領域の画像が同じになるように調整する。9画面構成のマルチディスプレイの場合、中央のディスプレイについて最初に調整を行い、その後、周辺のディスプレイの調整を行う。
特開2001−92431号公報
公共スペースに設置された情報ディスプレイ等、多数の視聴者に表示画像が閲覧される表示装置では、画質が保たれるように、画面を均一にしておくことが好ましい。複数の表示パネルを使用するマルチディスプレイ装置では、表示パネルと表示パネルとの間に境界が存在しており、各表示パネルの個体のばらつきに伴い、境界付近で画質が明らかに不連続となるといった問題が生じていた。
特許文献1のマルチディスプレイの場合、例えば、縦横に2枚ずつ配列された4画面構成の場合、左上のディスプレイ装置から時計回りに、1枚目及び2枚目のディスプレイ装置、2枚目及び3枚目のディスプレイ装置、3枚目及び4枚目のディスプレイ装置の順序で調整を行い、境界部分を目立たなくすることはできる。
しかしながら、4枚目及び1枚目のディスプレイ装置の境界領域の差が大きくなり、マルチディスプレイ全体として輝度や色合いを調整するには、上記処理を繰り返し、差が小さくなる条件を見つける必要がある。すなわち、特許文献1に記載された技術では、画素に印加され電圧値の鈍りが考慮されていないので、マルチディスプレイ全体として調整を行うには非常に時間を要する。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであり、液晶表示パネルの境界の両側において表示輝度の不連続性を軽減することができるマルチディスプレイ装置を提供することを目的とする。
本発明に係るマルチディスプレイ装置は、共通電極と複数の画素電極との間に液晶物質を有する矩形状の液晶表示パネルを複数並置してなり、各液晶表示パネル周縁の隣り合う2辺夫々に沿う各領域に、映像信号を供給すべき画素電極を選択する第1駆動回路、及び該第1駆動回路が選択した画素電極に対して映像信号を供給する第2駆動回路を設けてあるマルチディスプレイ装置において、前記第1駆動回路(又は前記第2駆動回路)を設けた領域同士が隣り合うように並置した少なくとも2つの液晶表示パネルを備えることを特徴とする。
本発明にあっては、マルチディスプレイ装置を構成する少なくとも2つの液晶表示パネルを、第1駆動回路(又は第2駆動回路)を設けた領域同士が隣り合うように並置しているので、パネルの境界の両側にある画素までの信号の伝送距離は隣り合わせたパネル間で略等しくなる。この結果、パネルの境界の両側にある画素間で液晶素子に印加される電圧の大きさは近くなり、境界付近において表示輝度の不連続性が軽減される。
本発明に係るマルチディスプレイ装置は、共通電極と複数の画素電極との間に液晶物質を有する矩形状の液晶表示パネルを複数並置してなり、各液晶表示パネル周縁の隣り合う2辺夫々に沿う各領域に、映像信号を供給すべき画素電極を選択する第1駆動回路、及び該第1駆動回路が選択した画素電極に対して映像信号を供給する第2駆動回路を設けてあるマルチディスプレイ装置において、前記第1駆動回路(又は前記第2駆動回路)を設けていない領域同士が隣り合うように並置した少なくとも2つの液晶表示パネルを備えることを特徴とする。
本発明にあっては、マルチディスプレイ装置を構成する少なくとも2つの液晶表示パネルを、第1駆動回路(又は第2駆動回路)を設けていない領域同士が隣り合うように並置しているので、パネルの境界の両側にある画素までの信号の伝送距離は隣り合わせたパネル間で略等しくなる。この結果、パネルの境界の両側にある画素間で液晶素子に印加される電圧の大きさは近くなり、境界付近において表示輝度の不連続性が軽減される。
本発明に係るマルチディスプレイ装置は、第1駆動回路と第2駆動回路との位置関係が互いに異なる2種類の液晶表示パネルを隣り合わせて並置してあることを特徴とする。
本発明にあっては、第1駆動回路と第2駆動回路との位置関係が互いに異なる2種類の液晶表示パネルを用いるため、液晶表示パネルの配置の自由度が高まる。
本発明に係るマルチディスプレイ装置は、各液晶表示パネルは、前記共通電極に対して共通電圧を印加する手段と、前記第1駆動回路が選択した画素電極に対して前記共通電圧より高い第1電圧と前記共通電圧より低い第2電圧とを周期的に交互に印加する手段とを備え、一の液晶表示パネルにおける他の液晶表示パネル寄りの領域にて、前記第1電圧を印加した場合の表示輝度と前記第2電圧を印加した場合の表示輝度との差が小さくなるように、前記一の液晶表示パネルの共通電極に印加すべき共通電圧の大きさを調整する電圧調整手段を備えることを特徴とする。
共通電極に印加される共通電圧の電圧値がずれるとフリッカが発生すると共に、ずれた分だけDC電圧として印加されるため、ノーマリブラックの液晶表示パネルの場合、黒が明るくなってしまう。その輝度の変化量は制御することができないため、別の液晶表示パネルを並べてマルチディスプレイ装置を構成したとき、各パネルの共通電圧が調整されていない場合には、パネル内の特性により、パネル間の境界の両側において輝度差が発生する。
本発明にあっては、マルチディスプレイ装置を構成する一の液晶表示パネルにおける他の液晶表示パネル寄りの領域にて、輝度を観察しながら共通電圧のずれを解消しているので、パネル間の境界での輝度差の発生が抑えられる。
本発明によれば、パネルの境界付近に位置する液晶素子への電圧の駆動条件をパネル間で合わせることができるため、パネル間の境界での輝度差の発生が抑えられ、画面間での輝度の不連続性を軽減することができる。
実施の形態1に係るマルチディスプレイ装置の構成例を示す模式図である。 各液晶表示パネルの駆動系の構成を示す模式図である。 液晶表示パネルの構成例を示す模式図である。 各画素の等価回路を示す図である。 ソースバスライン及びゲートバスラインの等価回路である。 駆動装置1から出力される電圧の波形を示す波形図である。 対向電圧の調整位置を示す模式図である。 フリッカ調整パターンの一例を示す模式図である。 調整位置付近に検出手段を設けた構成を示す模式図である。 実施の形態2に係るマルチディスプレイ装置の構成例を示す模式図である。 実施の形態3に係るマルチディスプレイ装置の構成例を示す模式図である。 実施の形態4に係るマルチディスプレイ装置の構成例を示す模式図である。 実施の形態5に係るマルチディスプレイ装置の構成例を示す模式図である。 実施の形態6に係るマルチディスプレイ装置の構成例を示す模式図である。 実施の形態7に係るマルチディスプレイ装置の構成例を示す模式図である。 実施の形態8に係るマルチディスプレイ装置の構成例を示す模式図である。 実施の形態9に係るマルチディスプレイ装置の構成例を示す模式図である。 実施の形態10に係るマルチディスプレイ装置の構成例を示す模式図である。 実施の形態11に係るマルチディスプレイ装置の構成例を示す模式図である。 実施の形態12に係るマルチディスプレイ装置の構成例を示す模式図である。 実施の形態13に係るマルチディスプレイ装置の構成例を示す模式図である。 実施の形態14に係るマルチディスプレイ装置の構成例を示す模式図である。
本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて具体的に説明する。
実施の形態1.
図1は実施の形態1に係るマルチディスプレイ装置の構成例を示す模式図である。実施の形態1に係るマルチディスプレイ装置は、2枚の液晶表示パネル10A,10Bからなる表示装置である。図1に示す構成例は、矩形状の液晶表示パネル10A,10Bを上下方向に隣接させて配置したものである。マルチディスプレイ装置は、入力された映像信号に基づく1つの映像を、2枚の液晶表示パネル10A,10Bに分割して表示することにより、大画面の表示を行う。
液晶表示パネル10Aには、表示パネル本体100Aを駆動するための駆動回路として、ソースドライバ106Aがパネル上側の周縁領域に設けられ、ゲートドライバ107Aがパネル左側の周縁領域に設けられている。ゲートドライバ107Aは、映像信号を供給すべき画素電極13(図3を参照)を選択するために走査信号(電圧)を出力し、ソースドライバ106Aは、ゲートドライバ107Aによって選択された画素電極に対して映像信号(電圧)を供給するように構成されている。液晶表示パネル10Aは、ゲートドライバ107Aからの走査信号によって選択される画素電極13に対して、映像信号に応じたデータ電圧を印加することにより、所望の映像表示を行う。
液晶表示パネル10Bには、表示パネル本体100Bを駆動するための駆動回路として、ソースドライバ106Bがパネル下側の周縁領域に設けられ、ゲートドライバ107Bがパネル左側の周縁領域に設けられている。すなわち、実施の形態1に係るマルチディスプレイ装置には、ソースドライバ及びゲートドライバの相対的な位置関係が互いに異なる2種類の液晶表示パネル10A,10Bが用いられている。
ソースドライバ106B及びゲートドライバ107Bは、液晶表示パネル10Aのものと同様の機能を有する。液晶表示パネル10Bは、ゲートドライバ107Bからの走査信号によって選択される画素に対して、映像信号に応じたデータ電圧を印加することにより、所望の映像表示を行う。
実施の形態1では、ソースドライバ106Aを設けていない液晶表示パネル10Aの領域と、ソースドライバ106Bを設けていない液晶表示パネル10Bの領域とを隣り合わせて、両液晶表示パネル10A,10Bを配置することによりマルチディスプレイ装置を構成している。すなわち、図1に示すように、液晶表示パネル10Aの下側の周縁領域(ソースドライバ106Aを設けた領域と対向する領域)と、液晶表示パネル10Bの上側の周縁領域(ソースドライバ106Bを設けた領域と対向する領域)とが隣り合うように、液晶表示パネル10A,10Bを並置してマルチディスプレイ装置を構成している。
なお、本実施の形態では、液晶表示パネル10Aにおけるソースドライバ106A及びゲートドライバ107Aの相対的な位置関係は、液晶表示パネル10Bのものと異なるため、双方のパネルを同一のマスクを用いて製造することはできず、マスクの設計時において、液晶表示パネル10A用のマスクと液晶表示パネル10B用のマスクとをそれぞれ個別に設計する必要がある。
図1に示すように、パネルの境界を挟んで対称位置にある液晶表示パネル10A側の点PAと液晶表示パネル10B側の点PBとを比較した場合、ソースドライバ106Aから点PAまでの距離とソースドライバ106Bから点PBまでの距離は略等しく、ゲートドライバ107Aから点PAまでの距離とゲートドライバ107Bから点PBまでの距離とは略等しくなる。このように、実施の形態1では、パネルの境界を挟んで近接する画素については、各パネルにおける信号の伝送距離が略等しくなるので、信号の伝送距離に起因するような画質(表示輝度)への影響差がパネル間で小さくなり、境界付近での画質の不連続性を少なくすることができる。
以下の説明において、液晶表示パネル10A,10Bを区別して説明する必要がない場合には、液晶表示パネル10と表記することとする。
また、ソースドライバ106A,106B及びゲートドライバ107A,107Bを区別して説明する必要がない場合には、それぞれソースドライバ106及びゲートドライバ107と表記することとする。
図2は各液晶表示パネル10の駆動系の構成を示す模式図である。各液晶表示パネル10を駆動する駆動系の構成として、映像信号入力部101、映像信号処理部102、色信号補正部103、制御部104、LCDタイミングコントローラ105、ソースドライバ106、ゲートドライバ107、駆動用電圧発生回路110、対向電圧調整回路111、LEDタイミングコントローラ120、LEDドライバ121、及びLEDバックライト122を備える。
マルチディスプレイ装置には、例えば、HDMI、コンポジット、D端子などの映像入力端子(不図示)を通じて外部より映像信号が入力される。マルチディスプレイ装置は、各液晶表示パネル10の表示サイズに合わせて分割した映像を各液晶表示パネル10に表示させるべく、外部から入力された映像信号に基づいて各液晶表示パネル10用の映像信号を生成する。映像信号入力部101には、マルチディスプレイ装置が生成した各液晶表示パネル10用の信号が入力される。
なお、映像入力端子を通じて外部より入力される映像信号がYCrCb信号などのRGB以外の信号である場合には、各液晶表示パネル10用の映像信号を生成する際に、RGB信号に変換し、信号フォーマットを統一する処理を行ってもよい。
映像信号処理部102は、入力された映像信号に対して各種信号処理を行うための処理部である。映像信号処理部102は、例えば、映像信号から水平同期信号及び垂直同期信号を分離する処理、これらの同期信号に位相同期したクロック信号を生成する処理、映像信号からの輝度信号及び色信号を分離する処理等を実行する。また、映像信号処理部102は、ユーザインタフェース用のオンスクリーンディスプレイ(OSD)の重ね合わせなどの適宜の信号処理を施すものであってもよい。
色信号補正部103は、映像信号処理部102を通じて入力される映像信号に対し、彩度、シャープネスといった画像調整処理を施す。色信号補正部103は、画像調整処理を施した映像信号を制御部104へ送出する。
制御部104は、液晶表示パネル10の駆動制御を行う。制御部104は、色信号補正部103から入力される映像信号に基づき、液晶表示パネル用データ及びバックライト点灯データを生成し、それぞれをLCDタイミングコントローラ105及びLEDタイミングコントローラ120へ送出する。
LCDタイミングコントローラ105は、制御部104から渡されるデータに基づき、ソースドライバ106及びゲートドライバ107の駆動を制御する。
LEDタイミングコントローラ120は、制御部104から渡されるデータに基づき、LEDドライバ121の駆動を制御し、LEDドライバ121を通じて、LEDバックライト122の点灯及び消灯のタイミングを制御する。
駆動用電圧発生回路110は、制御部104からの制御により、液晶表示パネル10へ印加する電圧を供給する。液晶表示パネル10は、TFT12(Thin Film Transistor)、画素電極13などの素子(図3を参照)が形成されるガラス基板11(以下、TFT側ガラス基板11ともいう)と、このガラス基板11と対向するように配置され、カラーフィルタ(CF:Color Filter)、対向電極22(図3を参照)などが形成されるガラス基板21(以下、CF側ガラス基板21ともいう)とを備える。ここで、画素電極13は、TFT側ガラス基板11上に画素毎に形成されるのに対し、対向電極22は、各画素電極13に共通の電極(共通電極)としてCF側ガラス基板21上に形成される。2枚のガラス基板11,21の間には空隙が形成され、この空隙内に液晶物質が封入されることによって液晶層が形成される。
駆動用電圧発生回路110は、TFT側ガラス基板11上の画素電極13に所望の電圧を印加すべく、ソースドライバ106及びゲートドライバ107にそれぞれ電圧Vs,Vgを供給する。また、駆動用電圧発生回路110は、CF側ガラス基板21上の対向電極22に電圧を印加すべく電圧を供給する。対向電圧に印加する電圧の大きさは、後述する方法により決定され、対向電圧調整回路111によって調整される。
制御部104は、画素電極13と対向電極22との間に印加する電圧の大きさを調整して、その間に封入されている液晶物質の透過率を制御し、2枚のガラス基板11,21の間を透過する光の光量を調整することによって映像表示を行う。
図3は液晶表示パネル10の構成例を示す模式図である。TFT側ガラス基板11上に形成されるTFT12及び画素電極13は、図3に示すように、マトリクス状(例えば、横方向に1024個、縦方向に768個)に配置される。各画素電極13は、TFT12のドレイン端子と夫々接続される。
TFT12のゲート端子は、ゲートバスライン107BLに接続され、TFT12のソース端子はソースバスライン106BLに接続される。ゲートバスライン107BLは、それぞれゲートドライバ107の出力部に接続され、ソースバスライン106BLは、それぞれソースドライバ106の出力部に接続される。
TFT12は、ゲートドライバ107からライン順次に供給される走査信号をゲートバスライン107BLに入力することによってオン/オフ制御され、オン期間にはソースドライバ106から各ソースバスライン106BLに入力される電圧を画素電極13に印加し、オフ期間にはそれまでの電圧を保持する。そして、TFT12を介して画素電極13に印加された電圧と、対向電極22に印加された電圧とにより、液晶物質の光学特性(T−V特性)によって決定される光透過率を制御し、画像を表示する。
図4は各画素の等価回路を示す図である。各画素における液晶素子は、TFT12に接続される液晶容量として表すことができる。上述したように、TFT12のゲート端子はゲートバスライン107BLに接続され、TFT12のソース端子はソースバスライン106BLに接続される。ゲートバスライン107BLにソースバスライン106BLの電圧を超える電圧が印加された場合、ソースバスライン106BLの電圧がTFT12を介して画素電極13に印加され、液晶容量14aに電荷がチャージされる。また、本実施の形態では、液晶容量14aに対して並列に接続された保持容量14bを備え、画素電極13に電圧が印加される際に、この保持容量14bにも電荷がチャージされる。そして、外部から電荷が印加されていない間は、保持容量14bが保持している電位によって液晶素子の電圧値が維持される。
図5はソースバスライン106BL及びゲートバスライン107BLの等価回路であり、図6は駆動装置1から出力される電圧の波形を示す波形図である。駆動装置1から出力される電圧は、抵抗R1,R2,…,RN及びコンデンサC1,C2,…,CNの分布定数回路で表される配線を通じて各液晶画素へ印加される。この駆動装置1は、ソースドライバ106及びゲートドライバ107等により構成される。
液晶物質に電圧を印加することにより、液晶物質の光透過率を制御することが可能であるが、同じ極性の電圧をかけ続けた場合、分極が発生する。このため、本実施の形態では、対向電極22に一定の電圧(対向電圧Vcom)を印加すると共に、対向電圧より高い電圧V1と低い電圧V2とを周期的に交互に画素電極13に印加することによって、液晶物質に印加される電圧の極性を時間的に変化させる構成としている。すなわち、駆動装置1からは、図6(a)に示すような矩形波を出力する。
一方、駆動装置1から離隔した位置では、回路の抵抗、浮遊容量の影響等を受けるため、図6(b)に示すような波形の鈍りが発生する。波形の鈍りは、配線上の位置を変えると徐々に変化する。実際に液晶画素に印加される電圧は、駆動装置1からの距離が遠いほど低下することとなるため、同じ画像を表示する場合であっても、駆動装置1の近傍にある画素と駆動装置1から離隔した位置にある画素とでは表示輝度に差異が生じる。
本実施の形態では、図1に示すように2つの液晶表示パネル10A,10Bを配置しているので、隣接したパネルの境界の両側にある液晶画素は、それぞれの駆動装置(ソースドライバ106及びゲートドライバ107)からの距離がほぼ等しくなる。この結果、境界の流側にある液晶画素に印加される電圧の差は小さくなり、境界近傍での表示輝度の差を少なくすることができる。このため、従来のマルチディスプレイ装置と比べて、境界での輝度の連続性が改善される。
液晶画素に印加される電圧の大きさは、対向電極22に印加する電圧の大きさが変化することによっても変化し得る。TFT12の駆動波形が変化した場合、TFT12から出てくる波形が変化する。そのため、対向電圧の最適値は、液晶表示パネル10内の位置によって変化する。液晶表示パネル10における画素電極13は画素毎に設けられるのに対し、対向電極22は1枚の電極により構成され、各画素電極13に対して共通の電極であるため、液晶表示パネル10内のある特定の場所で対向電圧で最適化した場合、他の場所では最適値からずれることとなる。これを面内対向ずれという。対向電圧がずれた場合は、余分なDC電圧が掛かるために、液晶物質に余分な電圧が印加されることになるので、輝度に変化が生じる。
このため、液晶表示パネル10の面内方向での調整位置を考慮した上で対向電圧を調整することにより、境界での輝度の連続性をより改善することができる。図7は対向電圧の調整位置を示す模式図である。1枚の液晶表示パネル10からなる表示装置では、一般的に、パネル中央部にて対向電圧の調整が行われる。この場合、パネル中央部から離隔するにつれて面内対向ずれが大きくなるため、パネル中央部とパネル周縁部との間で輝度の変化が認められる。しかしながら、この輝度の変化は、画面全体で見ると緩やかな変化であるため、許容範囲内であれば問題となることは少ない。
これに対し、複数の液晶表示パネル10,10,…を並置したマルチディスプレイ装置では、面内対向ずれが大きい周縁部にてパネル同士を並べることになるので、その境界で輝度の連続性が損なわれることが多い。
このような問題点を解消するために、本願では、対向電圧の調整位置を他の液晶パネル寄りの位置にずらすことを行う。図7に示す例では、上側の液晶表示パネル10Aについては、表示面の中央付近から下側(液晶表示パネル10B寄り)へずらした下辺の中央付近を対向電圧の調整位置とし、下側の液晶表示パネル10Bについては、表示面の中央付近から上側(液晶表示パネル10A寄り)へずらした上辺の中央付近を対向電圧の調整位置としている。
このように、対向電圧の調整位置をマルチディスプレイ装置の中央付近に寄せ集めることにより、各パネルの中央寄り周縁部において対向電圧のずれ量を小さくすることができるので、パネル間の輝度の連続性を改善させることができる。
調整位置にて対向電圧がずれている場合、プラス側の電圧波形(対向電圧Vcom以上の電圧波形)の面積とマイナス側の電圧波形(対向電圧Vcom未満の電圧波形)の面積との間に差が生じ、表示画像の輝度差となって表れるため、人の眼にはフリッカとして認識される。
対向電圧のずれを解消するためには、プラス側の電圧波形の面積とマイナス側の電圧波形の面積とが同程度とみなせるように、対向電極22に印加する電圧の電圧値を調整すればよい。本実施の形態では、フリッカを観測しながら、対向電極22に印加する電圧の電圧値を調整し、フリッカが最も少なくなる状態(プラス側の電圧を印加した場合の表示輝度とマイナス側の電圧を印加した場合の表示輝度との差が小さくなる状態)を見い出すことによって調整を行う。
フリッカのレベルは、液晶表示パネル10における画素の構成、画素回路の構成、駆動方法等により異なるため、液晶表示パネル10においてフリッカを検出しやすいパターンを設定することが好ましい。図8はフリッカ調整パターンの一例を示す模式図である。図8に示す模式図において、「+」はグレーのパターン(256階調の場合、例えば、64又は128の階調値を有するパターン)、「−」はブラックのパターン(0の階調値を有するパターン)を表す。フリッカ調整パターンは、R,G,Bに対応する各画素に対し、グレーのパターンとブラックのパターンとを交互に配置することによって設定される。このようなフリッカ調整パターンに係るデータは、各液晶表示パネル10における制御部104内のメモリ(不図示)に予め格納される。制御部104は、対向電圧の調整時にメモリからフリッカ調整パターンに係るデータを読み出し、液晶表示パネル10にフリッカ調整パターンを表示させる。
フリッカは人の眼により観察することが可能であり、対向電極22に印加する電圧の値を変更しながら、人の眼でフリッカの状態を観察し、フリッカが最も少なくなるように対向電圧の値を定めることができる。
また、所定周波数における輝度値を検出することができるフリッカメータを用いてもよい。フリッカメータを利用することにより、プラス側の電圧(電圧V1)を印加した場合の表示輝度及びマイナス側の電圧(電圧V2)を印加した場合の表示輝度を定量的に検出することが可能となるので、より正確に調整を行うことができる。
対向電圧の調整時には、OSDを利用して対向電極22に印加すべき電圧の値を受付ける構成としてもよい。例えば、スライドバー等のGUIパーツ(GUI : Graphical User Interface)をOSDに表示し、このGUIパーツにより電圧の値を受付ける構成とすればよい。また、対向電圧の調整用に、専用のスイッチ等を設ける構成としてもよく、各液晶表示パネル10の動作をコントロールするためのリモートコントローラ(不図示)を用いて対向電圧の値を受付ける構成としてもよい。
更に、調整位置付近からの光を検出し、その検出結果に基づいて対向電極22に印加すべき対向電圧の値を決定する構成としてもよい。図9は調整位置付近に検出手段を設けた構成を示す模式図である。図9に示す例では、液晶表示パネル10の周縁部(ベゼル部分)であって、その液晶表示パネル10における調整位置付近にフォトダイオード60を形成する。例えば、図1に示すマルチディスプレイ装置の例では、液晶表示パネル10Aの下辺の中央、液晶表示パネル10Bの上辺の中央にそれぞれフォトダイオード60を形成する。
なお、各液晶表示パネル10の四隅及び各辺の中央にフォトダイオード60を形成しておき、マルチディスプレイ装置として各液晶表示パネル10を配置させた後に、使用するフォトダイオード60を定めるようにしてもよい。
フォトダイオード60は、例えば、電子の移動度が高い連続粒界結晶シリコン(CGS : Continuous Grain Silicon)薄膜によって形成される。CGS薄膜の形成プロセスを利用することにより、TFT12や周辺回路を形成するのと同時に、フォトダイオード60をTFT側ガラス基板11に形成することができる。
フォトダイオード60には、調整位置付近からの光(例えば、CF側ガラス基板21によって反射された光)が入射され、光量の応じた大きさの電流(電圧)を出力する。対向電圧調整回路111は、フォトダイオード60の出力を参照し、液晶表示パネル10を駆動した際にフォトダイオード60の出力が時間的に変動しないように(すなわち、調整位置でのフリッカが少なくなるように)、対向電極22に印加する電圧値を調整する。
対向電圧調整回路111は、図に示していないメモリを備え、前述のようにして定めた対向電圧の値を記憶する機能を有する。対向電圧調整回路111は、メモリに記憶された対向電圧の値に基づき、CF側ガラス基板21上の対向電極22に印加する電圧の大きさを調整する。
以上のように、実施の形態1では、パネルの境界付近に位置する液晶素子への電圧の駆動条件をパネル間で合わせており、パネル間の境界での輝度差の発生が抑えられ、画面間での輝度の不連続性を軽減することができ、更に、対向電圧の調整位置をマルチディスプレイ装置の中央付近に寄せ集めることによって、対向電圧の変動に伴う輝度の変化を抑制することができる。
実施の形態2.
実施の形態1では、ソースドライバ106及びゲートドライバ107の位置関係が異なる2種類の液晶表示パネル10A,10Bを並置する構成としたが、両者の位置関係が同一のパネルを並置してマルチディスプレイ装置を構成してもよい。
図10は実施の形態2に係るマルチディスプレイ装置の構成例を示す模式図である。実施の形態2に係るマルチディスプレイ装置は、2枚の液晶表示パネル10A,10Bからなる表示装置である。図10に示す構成例は、矩形状の液晶表示パネル10A,10Bを上下方向に隣接させて配置したものである。マルチディスプレイ装置は、入力された映像信号に基づく1つの映像を、2枚の液晶表示パネル10A,10Bに分割して表示することにより、大画面の表示を行う。
液晶表示パネル10Aには、表示パネル本体100Aを駆動するための駆動回路として、ソースドライバ106Aがパネル上側の周縁領域に設けられ、ゲートドライバ107Aがパネル左側の周縁領域に設けられている。
一方、液晶表示パネル10Bには、表示パネル本体100Bを駆動するための駆動回路として、ソースドライバ106Bがパネル下側の周縁領域に設けられ、ゲートドライバ107Bがパネル右側の周縁領域に設けられている。
マルチディスプレイ装置は、液晶表示パネル10Aの下側の周縁領域(ソースドライバ106Aを設けていない領域)と、液晶表示パネル10Bの上側の周縁領域(ソースドライバ106Bを設けていない領域)とが隣り合うように、液晶表示パネル10A,10Bを並置して構成される。
実施の形態2では、パネルの境界を挟んで近接する画素については、ソースバスライン106BL上の信号の伝送距離が両パネル間で略等しくなるので、映像信号の伝送距離に起因するような画質への影響差がパネル間で小さくなり、境界付近での画質の不連続性を少なくすることができる。
なお、本実施の形態では、液晶表示パネル10Aにおけるソースドライバ106A及びゲートドライバ107Aの相対的な位置関係は、液晶表示パネル10Bのものと同一であるため、双方のパネルを同一のマスクを用いて製造することが可能である。
実施の形態3.
実施の形態1では、ソースドライバ106が設けられていない領域同士を隣り合わせてマルチディスプレイ装置を構成したが、ソースドライバ106が設けられている領域同士を隣り合わせてマルチディスプレイ装置を構成してもよい。
図11は実施の形態3に係るマルチディスプレイ装置の構成例を示す模式図である。実施の形態3に係るマルチディスプレイ装置は、2枚の液晶表示パネル10A,10Bからなる表示装置である。図11に示す構成例は、矩形状の液晶表示パネル10A,10Bを上下方向に隣接させて配置したものである。マルチディスプレイ装置は、入力された映像信号に基づく1つの映像を、2枚の液晶表示パネル10A,10Bに分割して表示することにより、大画面の表示を行う。
液晶表示パネル10Aには、表示パネル本体100Aを駆動するための駆動回路として、ソースドライバ106Aがパネル下側の周縁領域に設けられ、ゲートドライバ107Aがパネル右側の周縁領域に設けられている。
一方、液晶表示パネル10Bには、表示パネル本体100Bを駆動するための駆動回路として、ソースドライバ106Bがパネル上側の周縁領域に設けられ、ゲートドライバ107Bがパネル左側の周縁領域に設けられている。
マルチディスプレイ装置は、液晶表示パネル10Aの下側の周縁領域(ソースドライバ106Aを設けた領域)と、液晶表示パネル10Bの上側の周縁領域(ソースドライバ106Bを設けた領域)とが隣り合うように、液晶表示パネル10A,10Bを並置して構成される。
実施の形態3では、パネルの境界を挟んで近接する画素については、ソースバスライン106BL上の信号の伝送距離が両パネル間で略等しくなるので、映像信号の伝送距離に起因するような画質への影響差がパネル間で小さくなり、境界付近での画質の不連続性を少なくすることができる。
なお、本実施の形態では、液晶表示パネル10Aにおけるソースドライバ106A及びゲートドライバ107Aの相対的な位置関係は、液晶表示パネル10Bのものと同一であるため、双方のパネルを同一のマスクから製造することが可能である。
実施の形態4.
実施の形態1では、2枚の液晶表示パネル10A,10Bを上下方向に並置した構成について説明したが、左右方向に並置してマルチディスプレイ装置を構成する構成としてもよい。
図12は実施の形態4に係るマルチディスプレイ装置の構成例を示す模式図である。実施の形態4に係るマルチディスプレイ装置は、2枚の液晶表示パネル10A,10Bからなる表示装置である。図12に示す構成例は、矩形状の液晶表示パネル10A,10Bを左右方向に隣接させて配置したものである。マルチディスプレイ装置は、入力された映像信号に基づく1つの映像を、2枚の液晶表示パネル10A,10Bに分割して表示することにより、大画面の表示を行う。
液晶表示パネル10Aには、表示パネル本体100Aを駆動するための駆動回路として、ソースドライバ106Aがパネル上側の周縁領域に設けられ、ゲートドライバ107Aがパネル左側の周縁領域に設けられている。
一方、液晶表示パネル10Bには、表示パネル本体100Bを駆動するための駆動回路として、ソースドライバ106Bがパネル下側の周縁領域に設けられ、ゲートドライバ107Bがパネル右側の周縁領域に設けられている。
マルチディスプレイ装置は、液晶表示パネル10Aの右側の周縁領域(ゲートドライバ107Aを設けていない領域)と、液晶表示パネル10Bの左側の周縁領域(ゲートドライバ107Bを設けていない領域)とが隣り合うように、液晶表示パネル10A,10Bを並置して構成される。
実施の形態3では、パネルの境界を挟んで近接する画素については、ゲートバスライン107BL上の信号の伝送距離が両パネル間で略等しくなるので、走査信号の伝送距離に起因するような画質への影響差がパネル間で小さくなり、境界付近での画質の不連続性を少なくすることができる。
なお、本実施の形態では、液晶表示パネル10Aにおけるソースドライバ106A及びゲートドライバ107Aの相対的な位置関係は、液晶表示パネル10Bのものと同一であるため、双方のパネルを同一のマスクから製造することが可能である。
実施の形態5.
実施の形態4では、ゲートドライバ107が設けられていない領域同士を隣り合わせてマルチディスプレイ装置を構成したが、ゲートドライバ107が設けられている領域同士を隣り合わせてマルチディスプレイ装置を構成してもよい。
図13は実施の形態5に係るマルチディスプレイ装置の構成例を示す模式図である。実施の形態5に係るマルチディスプレイ装置は、2枚の液晶表示パネル10A,10Bからなる表示装置である。図13に示す構成例は、矩形状の液晶表示パネル10A,10Bを左右方向に隣接させて配置したものである。マルチディスプレイ装置は、入力された映像信号に基づく1つの映像を、2枚の液晶表示パネル10A,10Bに分割して表示することにより、大画面の表示を行う。
液晶表示パネル10Aには、表示パネル本体100Aを駆動するための駆動回路として、ソースドライバ106Aがパネル下側の周縁領域に設けられ、ゲートドライバ107Aがパネル右側の周縁領域に設けられている。
一方、液晶表示パネル10Bには、表示パネル本体100Bを駆動するための駆動回路として、ソースドライバ106Bがパネル上側の周縁領域に設けられ、ゲートドライバ107Bがパネル左側の周縁領域に設けられている。
マルチディスプレイ装置は、液晶表示パネル10Aの右側の周縁領域(ゲートドライバ107Aを設けた領域)と、液晶表示パネル10Bの左側の周縁領域(ゲートドライバ107Bを設けた領域)とが隣り合うように、液晶表示パネル10A,10Bを並置して構成される。
実施の形態5では、パネルの境界を挟んで近接する画素については、ゲートバスライン107BL上の信号の伝送距離が両パネル間で略等しくなるので、映像信号の伝送距離に起因するような画質への影響差がパネル間で小さくなり、境界付近での画質の不連続性を少なくすることができる。
なお、本実施の形態では、液晶表示パネル10Aにおけるソースドライバ106A及びゲートドライバ107Aの相対的な位置関係は、液晶表示パネル10Bのものと同一であるため、双方のパネルを同一のマスクから製造することが可能である。
実施の形態6.
実施の形態1〜5では、2枚の液晶表示パネル10A,10Bを並置してマルチディスプレイ装置を構成したが、マルチディスプレイ装置を構成する液晶表示パネルの枚数は2枚に限定されるものではない。
実施の形態6では、3枚の液晶表示パネルを並置して構成したマルチディスプレイ装置について説明を行う。
図14は実施の形態6に係るマルチディスプレイ装置の構成例を示す模式図である。実施の形態6に係るマルチディスプレイ装置は、3枚の液晶表示パネル10A,10B,10Cからなる表示装置である。図14に示す構成例は、矩形状の液晶表示パネル10A,10B,10Cを上下方向に隣接させて配置したものである。マルチディスプレイ装置は、入力された映像信号に基づく1つの映像を、3枚の液晶表示パネル10A,10B,10Cに分割して表示することにより、大画面の表示を行う。
液晶表示パネル10Aには、表示パネル本体100Aを駆動するための駆動回路として、ソースドライバ106Aがパネル上側の周縁領域に設けられ、ゲートドライバ107Aがパネル左側の周縁領域に設けられている。
また、液晶表示パネル10Bには、表示パネル本体100Bを駆動するための駆動回路として、ソースドライバ106Bがパネル下側の周縁領域に設けられ、ゲートドライバ107Bがパネル右側の周縁領域に設けられている。
また、液晶表示パネル10Cには、表示パネル本体100Cを駆動するための駆動回路として、ソースドライバ106Cがパネル上側の周縁領域に設けられ、ゲートドライバ107Cがパネル左側の周縁領域に設けられている。
マルチディスプレイ装置は、液晶表示パネル10Aの下側の周縁領域(ソースドライバ106Aを設けていない領域)と、液晶表示パネル10Bの上側の周縁領域(ソースドライバ106Bを設けていない領域)とが隣り合うように液晶表示パネル10A,10Bを並置し、更に、液晶表示パネル10Bの下側の周縁領域(ソースドライバ106Bを設けた領域)と、液晶表示パネル10Cの上側の周縁領域(ソースドライバ106Cを設けた領域)とが隣り合うように液晶表示パネル10B,10Cを並置して構成される。
実施の形態6では、パネルの境界を挟んで近接する画素については、ソースバスライン106BL上の信号の伝送距離が両側のパネル間で略等しくなるので、映像信号の伝送距離に起因するような画質への影響差がパネル間で小さくなり、境界付近での画質の不連続性を少なくすることができる。
なお、本実施の形態では、ソースドライバ106及びゲートドライバ107の相対的な位置関係は、各液晶表示パネル10A〜10Cにおいて同一であるため、各パネルを同一のマスクから製造することが可能である。
実施の形態7.
実施の形態6では、3枚の液晶表示パネル10A〜10Cを上下方向に並置したマルチディスプレイ装置について説明したが、左右方向に並置してマルチディスプレイ装置を構成する構成としてもよい。
図15は実施の形態7に係るマルチディスプレイ装置の構成例を示す模式図である。実施の形態7に係るマルチディスプレイ装置は、3枚の液晶表示パネル10A,10B,10Cからなる表示装置である。図15に示す構成例は、矩形状の液晶表示パネル10A,10B,10Cを左右方向に隣接させて配置したものである。マルチディスプレイ装置は、入力された映像信号に基づく1つの映像を、3枚の液晶表示パネル10A,10B,10Cに分割して表示することにより、大画面の表示を行う。
液晶表示パネル10Aには、表示パネル本体100Aを駆動するための駆動回路として、ソースドライバ106Aがパネル下側の周縁領域に設けられ、ゲートドライバ107Aがパネル右側の周縁領域に設けられている。
また、液晶表示パネル10Bには、表示パネル本体100Bを駆動するための駆動回路として、ソースドライバ106Bがパネル上側の周縁領域に設けられ、ゲートドライバ107Bがパネル左側の周縁領域に設けられている。
また、液晶表示パネル10Cには、表示パネル本体100Cを駆動するための駆動回路として、ソースドライバ106Cがパネル下側の周縁領域に設けられ、ゲートドライバ107Cがパネル右側の周縁領域に設けられている。
マルチディスプレイ装置は、液晶表示パネル10Aの右側の周縁領域(ゲートドライバ107Aを設けた領域)と、液晶表示パネル10Bの左側の周縁領域(ゲートドライバ107Bを設けた領域)とが隣り合うように液晶表示パネル10A,10Bを並置し、更に、液晶表示パネル10Bの右側の周縁領域(ソースドライバ106Bを設けていない領域)と、液晶表示パネル10Cの左側の周縁領域(ソースドライバ106Cを設けていない領域)とが隣り合うように液晶表示パネル10B,10Cを並置して構成される。
実施の形態7では、パネルの境界を挟んで近接する画素については、ゲートバスライン107BL上の信号の伝送距離が両側のパネル間で略等しくなるので、映像信号の伝送距離に起因するような画質への影響差がパネル間で小さくなり、境界付近での画質の不連続性を少なくすることができる。
なお、本実施の形態では、ソースドライバ106及びゲートドライバ107の相対的な位置関係は、各液晶表示パネル10A〜10Cにおいて同一であるため、各パネルを同一のマスクから製造することが可能である。
実施の形態8.
実施の形態1〜5では、2枚の液晶表示パネル10A,10Bを並置してマルチディスプレイ装置を構成し、実施の形態6〜7では、3枚の液晶表示パネル10A〜10Cを並置してマルチディスプレイ装置を構成したが、マルチディスプレイ装置を構成する液晶表示パネルの枚数は2枚又は3枚に限定されるものではない。
実施の形態8では、4枚の液晶表示パネルを並置して構成したマルチディスプレイ装置について説明を行う。
図16は実施の形態8に係るマルチディスプレイ装置の構成例を示す模式図である。実施の形態8に係るマルチディスプレイ装置は、4枚の液晶表示パネル10A,10B,10C,10Dからなる表示装置である。図16に示す構成例は、矩形状の液晶表示パネル10A〜10Dを2行×2列の配列で並置したものである。マルチディスプレイ装置は、入力された映像信号に基づく1つの映像を、4枚の液晶表示パネル10A〜10Dに分割して表示することにより、大画面の表示を行う。
液晶表示パネル10Aには、表示パネル本体100Aを駆動するための駆動回路として、ソースドライバ106Aがパネル上側の周縁領域に設けられ、ゲートドライバ107Aがパネル左側の周縁領域に設けられている。
また、液晶表示パネル10Bには、表示パネル本体100Bを駆動するための駆動回路として、ソースドライバ106Bがパネル上側の周縁領域に設けられ、ゲートドライバ107Bがパネル右側の周縁領域に設けられている。
また、液晶表示パネル10Cには、表示パネル本体100Cを駆動するための駆動回路として、ソースドライバ106Cがパネル下側の周縁領域に設けられ、ゲートドライバ107Cがパネル左側の周縁領域に設けられている。
また、液晶表示パネル10Dには、表示パネル本体100Dを駆動するための駆動回路として、ソースドライバ106Dがパネル下側の周縁領域に設けられ、ゲートドライバ107Dがパネル右側の周縁領域に設けられている。
マルチディスプレイ装置の上側の2枚の液晶表示パネル10A,10Bは、液晶表示パネル10Aの右側の周縁領域(ゲートドライバ107Aを設けていない領域)と、液晶表示パネル10Bの左側の周縁領域(ゲートドライバ107Bを設けていない領域)とが隣り合うように並置される。
また、マルチディスプレイ装置の下側の2枚の液晶表示パネル10C,10Dは、液晶表示パネル10Cの右側の周縁領域(ゲートドライバ107Cを設けていない領域)と、液晶表示パネル10Dの左側の周縁領域(ゲートドライバ107Dを設けていない領域)とが隣り合うように並置される。
このように各パネルを配置することにより、液晶表示パネル10A,10Cは、ソースドライバ106A,106Cが設けられていない側の領域同士が隣り合うように配置され、液晶表示パネル10B,10Dは、ソースドライバ106B,106Dが設けられていない側の領域同士が隣り合うように配置される。
実施の形態8では、パネルの境界を挟んで近接する画素については、各パネルにおける信号の伝送距離が略等しくなるので、信号の伝送距離に起因するような画質(表示輝度)への影響差がパネル間で小さくなり、境界付近での画質の不連続性を少なくすることができる。
なお、本実施の形態では、ソースドライバ106及びゲートドライバ107の相対的な位置関係は、液晶表示パネル10A,10Dと液晶表示パネル10B,10Cとの間で相違するため、2種類のマスクを用意して各パネルを製造する必要がある。
実施の形態9.
実施の形態8では、4枚の液晶表示パネルを並置して構成したマルチディスプレイ装置について説明したが、各ドライバの位置関係は実施の形態8に示すものに限定されない。
実施の形態9では、4枚の液晶表示パネルを並置した他の形態のマルチディスプレイ装置について説明を行う。
図17は実施の形態9に係るマルチディスプレイ装置の構成例を示す模式図である。実施の形態9に係るマルチディスプレイ装置は、4枚の液晶表示パネル10A,10B,10C,10Dからなる表示装置である。図17に示す構成例は、矩形状の液晶表示パネル10A〜10Dを2行×2列の配列で並置したものである。マルチディスプレイ装置は、入力された映像信号に基づく1つの映像を、4枚の液晶表示パネル10A〜10Dに分割して表示することにより、大画面の表示を行う。
液晶表示パネル10Aには、表示パネル本体100Aを駆動するための駆動回路として、ソースドライバ106Aがパネル下側の周縁領域に設けられ、ゲートドライバ107Aがパネル右側の周縁領域に設けられている。
また、液晶表示パネル10Bには、表示パネル本体100Bを駆動するための駆動回路として、ソースドライバ106Bがパネル下側の周縁領域に設けられ、ゲートドライバ107Bがパネル左側の周縁領域に設けられている。
また、液晶表示パネル10Cには、表示パネル本体100Cを駆動するための駆動回路として、ソースドライバ106Cがパネル上側の周縁領域に設けられ、ゲートドライバ107Cがパネル右側の周縁領域に設けられている。
また、液晶表示パネル10Dには、表示パネル本体100Dを駆動するための駆動回路として、ソースドライバ106Dがパネル上側の周縁領域に設けられ、ゲートドライバ107Dがパネル左側の周縁領域に設けられている。
マルチディスプレイ装置の上側の2枚の液晶表示パネル10A,10Bは、液晶表示パネル10Aの右側の周縁領域(ゲートドライバ107Aを設けた領域)と、液晶表示パネル10Bの左側の周縁領域(ゲートドライバ107Bを設けた領域)とが隣り合うように並置される。
また、マルチディスプレイ装置の下側の2枚の液晶表示パネル10C,10Dは、液晶表示パネル10Cの右側の周縁領域(ゲートドライバ107Cを設けた領域)と、液晶表示パネル10Dの左側の周縁領域(ゲートドライバ107Dを設けた領域)とが隣り合うように並置される。
このように各パネルを配置することにより、液晶表示パネル10A,10Cは、ソースドライバ106A,106Cが設けられた側の領域同士が隣り合うように配置され、液晶表示パネル10B,10Dは、ソースドライバ106B,106Dが設けられた側の領域同士が隣り合うように配置される。
実施の形態9では、パネルの境界を挟んで近接する画素については、各パネルにおける信号の伝送距離が略等しくなるので、信号の伝送距離に起因するような画質(表示輝度)への影響差がパネル間で小さくなり、境界付近での画質の不連続性を少なくすることができる。
なお、本実施の形態では、ソースドライバ106及びゲートドライバ107の相対的な位置関係は、液晶表示パネル10A,10Dと液晶表示パネル10B,10Cとの間で相違するため、2種類のマスクを用意して各パネルを製造する必要がある。
実施の形態10.
実施の形態10では、4枚の液晶表示パネルを並置した他の形態のマルチディスプレイ装置について説明を行う。
図18は実施の形態10に係るマルチディスプレイ装置の構成例を示す模式図である。実施の形態10に係るマルチディスプレイ装置は、4枚の液晶表示パネル10A,10B,10C,10Dからなる表示装置である。図18に示す構成例は、矩形状の液晶表示パネル10A〜10Dを2行×2列の配列で並置したものである。マルチディスプレイ装置は、入力された映像信号に基づく1つの映像を、4枚の液晶表示パネル10A〜10Dに分割して表示することにより、大画面の表示を行う。
液晶表示パネル10Aには、表示パネル本体100Aを駆動するための駆動回路として、ソースドライバ106Aがパネル下側の周縁領域に設けられ、ゲートドライバ107Aがパネル右側の周縁領域に設けられている。
また、液晶表示パネル10Bには、表示パネル本体100Bを駆動するための駆動回路として、ソースドライバ106Bがパネル上側の周縁領域に設けられ、ゲートドライバ107Bがパネル左側の周縁領域に設けられている。
また、液晶表示パネル10Cには、表示パネル本体100Cを駆動するための駆動回路として、ソースドライバ106Cがパネル上側の周縁領域に設けられ、ゲートドライバ107Cがパネル左側の周縁領域に設けられている。
また、液晶表示パネル10Dには、表示パネル本体100Dを駆動するための駆動回路として、ソースドライバ106Dがパネル下側の周縁領域に設けられ、ゲートドライバ107Dがパネル右側の周縁領域に設けられている。
マルチディスプレイ装置の上側の2枚の液晶表示パネル10A,10Bは、液晶表示パネル10Aの右側の周縁領域(ゲートドライバ107Aを設けた領域)と、液晶表示パネル10Bの左側の周縁領域(ゲートドライバ107Bを設けた領域)とが隣り合うように並置される。
また、マルチディスプレイ装置の下側の2枚の液晶表示パネル10C,10Dは、液晶表示パネル10Cの右側の周縁領域(ゲートドライバ107Cを設けていない領域)と、液晶表示パネル10Dの左側の周縁領域(ゲートドライバ107Dを設けていない領域)とが隣り合うように並置される。
このように各パネルを配置することにより、液晶表示パネル10A,10Cは、ソースドライバ106A,106Cが設けられた側の領域同士が隣り合うように配置され、液晶表示パネル10B,10Dは、ソースドライバ106B,106Dが設けられていない側の領域同士が隣り合うように配置される。
実施の形態10では、パネルの境界を挟んで近接する画素については、その両側のパネル間においてソースバスライン106BL(又はゲートバスライン107BL)上の信号の伝送距離が略等しくなるので、信号の伝送距離に起因するような画質への影響差がパネル間で小さくなり、各境界付近での画質の不連続性を少なくすることができる。
なお、本実施の形態では、ソースドライバ106及びゲートドライバ107の相対的な位置関係は、各液晶表示パネル10A〜10Dにおいて同一であるため、各パネルを同一のマスクから製造することが可能である。
実施の形態11.
実施の形態11では、9枚の液晶表示パネルを並置して構成したマルチディスプレイ装置について説明を行う。
図19は実施の形態11に係るマルチディスプレイ装置の構成例を示す模式図である。実施の形態11に係るマルチディスプレイ装置は、9枚の液晶表示パネル10A〜10Iからなる表示装置である。図19に示す構成例は、矩形状の液晶表示パネル10A〜10Iを3行×3列の配列で並置したものである。マルチディスプレイ装置は、入力された映像信号に基づく1つの映像を、9枚の液晶表示パネル10A〜10Iに分割して表示することにより、大画面の表示を行う。
液晶表示パネル10A,10C,10G,10Iには、表示パネル本体を駆動するための駆動回路として、それぞれ、ソースドライバ106A,106C,106G,106Iがパネル上側の周縁領域に設けられ、ゲートドライバ107A,107C,107G,107Iがパネル左側の周縁領域に設けられている。
また、液晶表示パネル10B,10Hには、表示パネル本体を駆動するための駆動回路として、それぞれ、ソースドライバ106B,106Hがパネル上側の周縁領域に設けられ、ゲートドライバ107B,107Hがパネル右側の周縁領域に設けられている。
また、液晶表示パネル10D,10Fには、表示パネル本体を駆動するための駆動回路として、ソースドライバ106D,106Fがパネル下側の周縁領域に設けられ、ゲートドライバ107D,107Fがパネル左側の周縁領域に設けられている。
また、液晶表示パネル10Eには、表示パネル本体を駆動するための駆動回路として、ソースドライバ106Eがパネル下側の周縁領域に設けられ、ゲートドライバ107Eがパネル右側の周縁領域に設けられている。
マルチディスプレイ装置の上段の2枚の液晶表示パネル10A,10Bは、液晶表示パネル10Aの右側の周縁領域(ゲートドライバ107Aを設けていない領域)と、液晶表示パネル10Bの左側の周縁領域(ゲートドライバ107Bを設けていない領域)とが隣り合うように並置され、液晶表示パネル10B,10Cは、液晶表示パネル10Bの右側の周縁領域(ゲートドライバ107Bを設けた領域)と、液晶表示パネル10Cの左側の周縁領域(ゲートドライバ107Cを設けた領域)とが隣り合うように並置される。
また、中段の液晶表示パネル10D,10Eは、液晶表示パネル10Dの右側の周縁領域(ゲートドライバ107Dを設けていない領域)と、液晶表示パネル10Eの左側の周縁領域(ゲートドライバ107Eを設けていない領域)とが隣り合うように並置され、液晶表示パネル10E,10Fは、液晶表示パネル10Eの右側の周縁領域(ゲートドライバ107Eを設けた領域)と、液晶表示パネル10Fの左側の周縁領域(ゲートドライバ107Fを設けた領域)とが隣り合うように並置される。
また、下段の液晶表示パネル10G,10Hは、液晶表示パネル10Gの右側の周縁領域(ゲートドライバ107Gを設けていない領域)と、液晶表示パネル10Hの左側の周縁領域(ゲートドライバ107Hを設けていない領域)とが隣り合うように並置され、液晶表示パネル10H,10Iは、液晶表示パネル10Hの右側の周縁領域(ゲートドライバ107Hを設けた領域)と、液晶表示パネル10Iの左側の周縁領域(ゲートドライバ107Iを設けた領域)とが隣り合うように並置される。
マルチディスプレイ装置の上下方向についても同様であり、隣接するパネル間で、ソースドライバ106が設けられていない側の領域同士(又はソースドライバ106が設けられている側の領域同士)が隣り合うように、各液晶表示パネル10A〜10Iが配置されている。
実施の形態11では、パネルの境界を挟んで近接する画素については、その両側のパネル間においてソースバスライン106BL(又はゲートバスライン107BL)上の信号の伝送距離が略等しくなるので、信号の伝送距離に起因するような画質への影響差がパネル間で小さくなり、各境界付近での画質の不連続性を少なくすることができる。
なお、本実施の形態では、ソースドライバ106及びゲートドライバ107の相対的な位置関係は、液晶表示パネル10A,10C,10E,10G,10Iと、液晶表示パネル10B,10D,10F,10Hとの間で相違するため、2種類のマスクを用意して各パネルを製造する必要がある。
実施の形態12.
実施の形態12では、9枚の液晶表示パネルを並置した他の形態のマルチディスプレイ装置について説明を行う。
図20は実施の形態12に係るマルチディスプレイ装置の構成例を示す模式図である。実施の形態12に係るマルチディスプレイ装置は、9枚の液晶表示パネル10A〜10Iからなる表示装置である。図20に示す構成例は、矩形状の液晶表示パネル10A〜10Iを3行×3列の配列で並置したものである。マルチディスプレイ装置は、入力された映像信号に基づく1つの映像を、9枚の液晶表示パネル10A〜10Iに分割して表示することにより、大画面の表示を行う。
液晶表示パネル10A,10C,10G,10Iには、表示パネル本体を駆動するための駆動回路として、ソースドライバ106A,106C,106G,106Iがパネル下側の周縁領域に設けられ、ゲートドライバ107A,107C,107G,107Iがパネル左側の周縁領域に設けられている。
また、液晶表示パネル10B,10Hには、表示パネル本体を駆動するための駆動回路として、ソースドライバ106B,106Hがパネル下側の周縁領域に設けられ、ゲートドライバ107B,107Hがパネル右側の周縁領域に設けられている。
また、液晶表示パネル10D,10Fには、表示パネル本体を駆動するための駆動回路として、それぞれ、ソースドライバ106D,106Fがパネル上側の周縁領域に設けられ、ゲートドライバ107D,107Fがパネル左側の周縁領域に設けられている。
また、液晶表示パネル10Eには、表示パネル本体を駆動するための駆動回路として、それぞれ、ソースドライバ106Eがパネル上側の周縁領域に設けられ、ゲートドライバ107Eがパネル右側の周縁領域に設けられている。
マルチディスプレイ装置の上段の2枚の液晶表示パネル10A,10Bは、液晶表示パネル10Aの右側の周縁領域(ゲートドライバ107Aを設けていない領域)と、液晶表示パネル10Bの左側の周縁領域(ゲートドライバ107Bを設けていない領域)とが隣り合うように並置され、液晶表示パネル10B,10Cは、液晶表示パネル10Bの右側の周縁領域(ゲートドライバ107Bを設けた領域)と、液晶表示パネル10Cの左側の周縁領域(ゲートドライバ107Cを設けた領域)とが隣り合うように並置される。
また、中段の液晶表示パネル10D,10Eは、液晶表示パネル10Dの右側の周縁領域(ゲートドライバ107Dを設けていない領域)と、液晶表示パネル10Eの左側の周縁領域(ゲートドライバ107Eを設けていない領域)とが隣り合うように並置され、液晶表示パネル10E,10Fは、液晶表示パネル10Eの右側の周縁領域(ゲートドライバ107Eを設けた領域)と、液晶表示パネル10Fの左側の周縁領域(ゲートドライバ107Fを設けた領域)とが隣り合うように並置される。
また、下段の液晶表示パネル10G,10Hは、液晶表示パネル10Gの右側の周縁領域(ゲートドライバ107Gを設けていない領域)と、液晶表示パネル10Hの左側の周縁領域(ゲートドライバ107Hを設けていない領域)とが隣り合うように並置され、液晶表示パネル10H,10Iは、液晶表示パネル10Hの右側の周縁領域(ゲートドライバ107Hを設けた領域)と、液晶表示パネル10Iの左側の周縁領域(ゲートドライバ107Iを設けた領域)とが隣り合うように並置される。
マルチディスプレイ装置の上下方向についても同様であり、隣接するパネル間で、ソースドライバ106が設けられていない側の領域同士(又はソースドライバ106が設けられている側の領域同士)が隣り合うように、各液晶表示パネル10A〜10Iが配置されている。
実施の形態12では、パネルの境界を挟んで近接する画素については、その両側のパネル間においてソースバスライン106BL(又はゲートバスライン107BL)上の信号の伝送距離が略等しくなるので、信号の伝送距離に起因するような画質への影響差がパネル間で小さくなり、各境界付近での画質の不連続性を少なくすることができる。
なお、本実施の形態では、ソースドライバ106及びゲートドライバ107の相対的な位置関係は、液晶表示パネル10A,10C,10E,10G,10Iと、液晶表示パネル10B,10D,10F,10Hとの間で相違するため、2種類のマスクを用意して各パネルを製造する必要がある。
実施の形態13.
実施の形態13では、16枚の液晶表示パネルを並置して構成したマルチディスプレイ装置について説明を行う。
図21は実施の形態13に係るマルチディスプレイ装置の構成例を示す模式図である。実施の形態13に係るマルチディスプレイ装置は、16枚の液晶表示パネル10A〜10Pからなる表示装置である。図21に示す構成例は、矩形状の液晶表示パネル10A〜10Pを4行×4列の配列で並置したものである。マルチディスプレイ装置は、入力された映像信号に基づく1つの映像を、16枚の液晶表示パネル10A〜10Pに分割して表示することにより、大画面の表示を行う。
液晶表示パネル10A,10C,10I,10Kには、表示パネル本体を駆動するための駆動回路として、それぞれ、ソースドライバ106A,106C,106I,106Kがパネル上側の周縁領域に設けられ、ゲートドライバ107A,107C,107I,107Kがパネル左側の周縁領域に設けられている。
また、液晶表示パネル10B,10D,10J,10Lには、表示パネル本体を駆動するための駆動回路として、それぞれ、ソースドライバ106B,106D,106J,106Lがパネル上側の周縁領域に設けられ、ゲートドライバ107B,107D,107J,107Lがパネル右側の周縁領域に設けられている。
また、液晶表示パネル10E,10G,10M,10Oには、表示パネル本体を駆動するための駆動回路として、ソースドライバ106E,106G,106M,106Oがパネル下側の周縁領域に設けられ、ゲートドライバ107E,107G,107M,107Oがパネル左側の周縁領域に設けられている。
また、液晶表示パネル10F,10H,10N,10Pには、表示パネル本体を駆動するための駆動回路として、ソースドライバ106F,106H,106N,106Pがパネル下側の周縁領域に設けられ、ゲートドライバ107F,107H,107N,107Pがパネル右側の周縁領域に設けられている。
マルチディスプレイ装置の最上段の液晶表示パネル10A,10Bは、液晶表示パネル10Aの右側の周縁領域(ゲートドライバ107Aを設けていない領域)と、液晶表示パネル10Bの左側の周縁領域(ゲートドライバ107Bを設けていない領域)とが隣り合うように並置され、液晶表示パネル10B,10Cは、液晶表示パネル10Bの右側の周縁領域(ゲートドライバ107Bを設けた領域)と、液晶表示パネル10Cの左側の周縁領域(ゲートドライバ107Cを設けた領域)とが隣り合うように並置され、液晶表示パネル10C,10Dは、液晶表示パネル10Cの右側の周縁領域(ゲートドライバ107Cを設けていない領域)と、液晶表示パネル10Dの左側の周縁領域(ゲートドライバ107Dを設けていない領域)とが隣り合うように並置される。
また、上から2段目の液晶表示パネル10E,10Fは、液晶表示パネル10Eの右側の周縁領域(ゲートドライバ107Eを設けていない領域)と、液晶表示パネル10Fの左側の周縁領域(ゲートドライバ107Fを設けていない領域)とが隣り合うように並置され、液晶表示パネル10F,10Gは、液晶表示パネル10Fの右側の周縁領域(ゲートドライバ107Fを設けた領域)と、液晶表示パネル10Gの左側の周縁領域(ゲートドライバ107Gを設けた領域)とが隣り合うように並置され、液晶表示パネル10G,10Hは、液晶表示パネル10Gの右側の周縁領域(ゲートドライバ107Gを設けていない領域)と、液晶表示パネル10Hの左側の周縁領域(ゲートドライバ107Hを設けていない領域)とが隣り合うように並置される。
また、下から2段目の液晶表示パネル10I,10Jは、液晶表示パネル10Iの右側の周縁領域(ゲートドライバ107Iを設けていない領域)と、液晶表示パネル10Jの左側の周縁領域(ゲートドライバ107Jを設けていない領域)とが隣り合うように並置され、液晶表示パネル10J,10Kは、液晶表示パネル10Jの右側の周縁領域(ゲートドライバ107Jを設けた領域)と、液晶表示パネル10Kの左側の周縁領域(ゲートドライバ107Kを設けた領域)とが隣り合うように並置され、液晶表示パネル10K,10Lは、液晶表示パネル10Kの右側の周縁領域(ゲートドライバ107Kを設けていない領域)と、液晶表示パネル10Lの左側の周縁領域(ゲートドライバ107Lを設けていない領域)とが隣り合うように並置される。
最下段の液晶表示パネル10M,10Nは、液晶表示パネル10Mの右側の周縁領域(ゲートドライバ107Mを設けていない領域)と、液晶表示パネル10Nの左側の周縁領域(ゲートドライバ107Nを設けていない領域)とが隣り合うように並置され、液晶表示パネル10N,10Oは、液晶表示パネル10Nの右側の周縁領域(ゲートドライバ107Nを設けた領域)と、液晶表示パネル10Oの左側の周縁領域(ゲートドライバ107Oを設けた領域)とが隣り合うように並置され、液晶表示パネル10O,10Pは、液晶表示パネル10Oの右側の周縁領域(ゲートドライバ107Oを設けていない領域)と、液晶表示パネル10Pの左側の周縁領域(ゲートドライバ107Pを設けていない領域)とが隣り合うように並置される。
マルチディスプレイ装置の上下方向についても同様であり、隣接するパネル間で、ソースドライバ106が設けられていない側の領域同士(又はソースドライバ106が設けられている側の領域同士)が隣り合うように、各液晶表示パネル10A〜10Pが配置されている。
実施の形態13では、パネルの境界を挟んで近接する画素については、その両側のパネル間においてソースバスライン106BL(又はゲートバスライン107BL)上の信号の伝送距離が略等しくなるので、信号の伝送距離に起因するような画質への影響差がパネル間で小さくなり、各境界付近での画質の不連続性を少なくすることができる。
なお、本実施の形態では、ソースドライバ106及びゲートドライバ107の相対的な位置関係は、例えば、液晶表示パネル10Aと液晶表示パネル10Bとの間で相違するため、2種類のマスクを用意して各パネルを製造する必要がある。
実施の形態14.
実施の形態14では、16枚の液晶表示パネルを並置した他の形態のマルチディスプレイ装置について説明を行う。
図22は実施の形態14に係るマルチディスプレイ装置の構成例を示す模式図である。実施の形態14に係るマルチディスプレイ装置は、16枚の液晶表示パネル10A〜10Pからなる表示装置である。図22に示す構成例は、矩形状の液晶表示パネル10A〜10Pを4行×4列の配列で並置したものである。マルチディスプレイ装置は、入力された映像信号に基づく1つの映像を、16枚の液晶表示パネル10A〜10Pに分割して表示することにより、大画面の表示を行う。
液晶表示パネル10A,10C,10I,10Kには、表示パネル本体を駆動するための駆動回路として、ソースドライバ106A,106C,106I,106Kがパネル下側の周縁領域に設けられ、ゲートドライバ107A,107C,107I,107Kがパネル右側の周縁領域に設けられている。
また、液晶表示パネル10B,10D,10J,10Lには、表示パネル本体を駆動するための駆動回路として、ソースドライバ106B,106D,106J,106Lがパネル下側の周縁領域に設けられ、ゲートドライバ107B,107D,107J,107Lがパネル左側の周縁領域に設けられている。
また、液晶表示パネル10E,10G,10M,10Oには、表示パネル本体を駆動するための駆動回路として、それぞれ、ソースドライバ106E,106G,106M,106Oがパネル上側の周縁領域に設けられ、ゲートドライバ107E,107G,107M,107Oがパネル右側の周縁領域に設けられている。
また、液晶表示パネル10F,10H,10N,10Pには、表示パネル本体を駆動するための駆動回路として、それぞれ、ソースドライバ106F,106H,106N,106Pがパネル上側の周縁領域に設けられ、ゲートドライバ107F,107H,107N,107Pがパネル左側の周縁領域に設けられている。
マルチディスプレイ装置の最上段の液晶表示パネル10A,10Bは、液晶表示パネル10Aの右側の周縁領域(ゲートドライバ107Aを設けた領域)と、液晶表示パネル10Bの左側の周縁領域(ゲートドライバ107Bを設けた領域)とが隣り合うように並置され、液晶表示パネル10B,10Cは、液晶表示パネル10Bの右側の周縁領域(ゲートドライバ107Bを設けていない領域)と、液晶表示パネル10Cの左側の周縁領域(ゲートドライバ107Cを設けていない領域)とが隣り合うように並置され、液晶表示パネル10C,10Dは、液晶表示パネル10Cの右側の周縁領域(ゲートドライバ107Cを設けた領域)と、液晶表示パネル10Dの左側の周縁領域(ゲートドライバ107Dを設けた領域)とが隣り合うように並置される。
また、上から2段目の液晶表示パネル10E,10Fは、液晶表示パネル10Eの右側の周縁領域(ゲートドライバ107Eを設けた領域)と、液晶表示パネル10Fの左側の周縁領域(ゲートドライバ107Fを設けた領域)とが隣り合うように並置され、液晶表示パネル10F,10Gは、液晶表示パネル10Fの右側の周縁領域(ゲートドライバ107Fを設けていない領域)と、液晶表示パネル10Gの左側の周縁領域(ゲートドライバ107Gを設けていない領域)とが隣り合うように並置され、液晶表示パネル10G,10Hは、液晶表示パネル10Gの右側の周縁領域(ゲートドライバ107Gを設けた領域)と、液晶表示パネル10Hの左側の周縁領域(ゲートドライバ107Hを設けた領域)とが隣り合うように並置される。
また、下から2段目の液晶表示パネル10I,10Jは、液晶表示パネル10Iの右側の周縁領域(ゲートドライバ107Iを設けた領域)と、液晶表示パネル10Jの左側の周縁領域(ゲートドライバ107Jを設けた領域)とが隣り合うように並置され、液晶表示パネル10J,10Kは、液晶表示パネル10Jの右側の周縁領域(ゲートドライバ107Jを設けていない領域)と、液晶表示パネル10Kの左側の周縁領域(ゲートドライバ107Kを設けていない領域)とが隣り合うように並置され、液晶表示パネル10K,10Lは、液晶表示パネル10Kの右側の周縁領域(ゲートドライバ107Kを設けた領域)と、液晶表示パネル10Lの左側の周縁領域(ゲートドライバ107Lを設けた領域)とが隣り合うように並置される。
最下段の液晶表示パネル10M,10Nは、液晶表示パネル10Mの右側の周縁領域(ゲートドライバ107Mを設けた領域)と、液晶表示パネル10Nの左側の周縁領域(ゲートドライバ107Nを設けた領域)とが隣り合うように並置され、液晶表示パネル10N,10Oは、液晶表示パネル10Nの右側の周縁領域(ゲートドライバ107Nを設けていない領域)と、液晶表示パネル10Oの左側の周縁領域(ゲートドライバ107Oを設けていない領域)とが隣り合うように並置され、液晶表示パネル10O,10Pは、液晶表示パネル10Oの右側の周縁領域(ゲートドライバ107Oを設けた領域)と、液晶表示パネル10Pの左側の周縁領域(ゲートドライバ107Pを設けた領域)とが隣り合うように並置される。
マルチディスプレイ装置の上下方向についても同様であり、隣接するパネル間で、ソースドライバ106が設けられていない側の領域同士(又はソースドライバ106が設けられている側の領域同士)が隣り合うように、各液晶表示パネル10A〜10Pが配置されている。
実施の形態14では、パネルの境界を挟んで近接する画素については、その両側のパネル間においてソースバスライン106BL(又はゲートバスライン107BL)上の信号の伝送距離が略等しくなるので、信号の伝送距離に起因するような画質への影響差がパネル間で小さくなり、各境界付近での画質の不連続性を少なくすることができる。
なお、本実施の形態では、ソースドライバ106及びゲートドライバ107の相対的な位置関係は、例えば、液晶表示パネル10Aと液晶表示パネル10Bとの間で相違するため、2種類のマスクを用意して各パネルを製造する必要がある。
以上のように、実施の形態1〜14では、ソースドライバ106が設けられているパネルの周縁領域同士(若しくはゲートドライバ107が設けられているパネルの周縁領域同士)、又はソースドライバ106が設けられていないパネルの周縁領域同士(若しくはゲートドライバ107が設けられていないパネルの周縁領域同士)を隣り合わせて各液晶表示パネルを配置して、マルチディスプレイ装置を構成している。
このような配置では、パネルの境界を挟んで近接する画素については、各パネルにおける信号の伝送距離が略等しくなり、ソースバスライン106BL又はゲートバスライン107BLによる波形の鈍りに伴う印加電圧の低下の度合いは、パネルの境界を挟んで両側の画素で同程度となるため、パネルの境界付近での表示輝度の連続性を改善することができる。
なお、実施の形態1〜14では、2行×1列、1行×2列、3行×1列、1行×3列、2行×2列、3行×3列、4行×4列の配列で液晶表示パネル10を並置したマルチディスプレイ装置について説明したが、これらの配置は何れも例示に過ぎない。
マルチディスプレイ装置を構成する複数の液晶表示パネル10のうち少なくとも2枚が、ソースドライバ106が設けられている側の領域同士、ゲートドライバ107が設けられている側の領域同士、ソースドライバ106が設けられていない側の領域同士、又はゲートドライバ107が設けられていない側の領域同士を隣り合わせて並置したものであれば、その2枚のパネル間の境界において表示輝度の連続性を改善することができる。
10 液晶表示パネル
100 表示パネル本体
101 映像信号入力部
102 映像信号処理部
103 色信号補正部
104 制御部
105 LCDタイミングコントローラ
106 ソースドライバ
107 ゲートドライバ
110 駆動用電圧発生回路
111 対向電圧調整回路
120 LEDタイミングコントローラ
121 LEDドライバ
122 LEDバックライト

Claims (4)

  1. 共通電極と複数の画素電極との間に液晶物質を有する矩形状の液晶表示パネルを複数並置してなり、各液晶表示パネル周縁の隣り合う2辺夫々に沿う各領域に、映像信号を供給すべき画素電極を選択する第1駆動回路、及び該第1駆動回路が選択した画素電極に対して映像信号を供給する第2駆動回路を設けてあるマルチディスプレイ装置において、
    前記第1駆動回路(又は前記第2駆動回路)を設けた領域同士が隣り合うように並置した少なくとも2つの液晶表示パネル
    を備えることを特徴とするマルチディスプレイ装置。
  2. 共通電極と複数の画素電極との間に液晶物質を有する矩形状の液晶表示パネルを複数並置してなり、各液晶表示パネル周縁の隣り合う2辺夫々に沿う各領域に、映像信号を供給すべき画素電極を選択する第1駆動回路、及び該第1駆動回路が選択した画素電極に対して映像信号を供給する第2駆動回路を設けてあるマルチディスプレイ装置において、
    前記第1駆動回路(又は前記第2駆動回路)を設けていない領域同士が隣り合うように並置した少なくとも2つの液晶表示パネル
    を備えることを特徴とするマルチディスプレイ装置。
  3. 第1駆動回路と第2駆動回路との位置関係が互いに異なる2種類の液晶表示パネルを隣り合わせて並置してあることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のマルチディスプレイ装置。
  4. 各液晶表示パネルは、
    前記共通電極に対して共通電圧を印加する手段と、
    前記第1駆動回路が選択した画素電極に対して前記共通電圧より高い第1電圧と前記共通電圧より低い第2電圧とを周期的に交互に印加する手段と
    を備え、
    一の液晶表示パネルにおける他の液晶表示パネル寄りの領域にて、前記第1電圧を印加した場合の表示輝度と前記第2電圧を印加した場合の表示輝度との差が小さくなるように、前記一の液晶表示パネルの共通電極に印加すべき共通電圧の大きさを調整する電圧調整手段
    を備えることを特徴とする請求項1から3の何れか1つに記載のマルチディスプレイ装置。
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