JP3056631B2 - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JP3056631B2
JP3056631B2 JP4381494A JP4381494A JP3056631B2 JP 3056631 B2 JP3056631 B2 JP 3056631B2 JP 4381494 A JP4381494 A JP 4381494A JP 4381494 A JP4381494 A JP 4381494A JP 3056631 B2 JP3056631 B2 JP 3056631B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アクティブマトリクス
駆動法を用いてコンピュータやビデオ等の映像を表示す
る液晶表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、液晶表示装置は、フルカラー化の
実現に伴い、液晶表示部の画面にちらつきがないこと、
省スペース化および省電力化が図れること等の理由から
CRT(Cathode Ray Tube)を用いた表示装置にとって
替わりつつある。中でも、TFT(薄膜トランジスタ:
Thin Film Transistor)をスイッチング素子として使用
したTFT型液晶表示装置は、高品質のカラー映像が得
られるために特に注目されている。
【0003】上記TFT型液晶表示装置は、図8に示す
ように、TFT液晶ディスプレイ101と、このTFT
液晶ディスプレイ101を駆動するゲートドライバ10
2およびソースドライバ103と、これら各ドライバ1
02・103をコントロールするコントローラ104と
を備えている。
【0004】上記コントローラ104は、入力される映
像信号A’、クロック信号D’、水平同期信号E’、垂
直同期信号F’に基づいて、ゲートドライバ102を制
御する制御信号G’およびソースドライバ103を制御
する制御信号H’を出力し、さらに、ソースドライバ1
03には映像データI’を出力するようになっている。
【0005】また、上記のTFT液晶ディスプレイ10
1では、ゲートドライバ102により順次切り換えられ
る画面の横ライン(走査ライン)1、2、…nと、ソー
スドライバ103により順次切り換えられる画面の縦ラ
イン(信号ライン)1、2、…mとに駆動電圧を印加す
ることによって、走査ラインと信号ラインとの交点に設
けられたアクティブ素子をON・OFFして、このアク
ティブ素子に対応した液晶の配向状態を変化させること
で、液晶の透過量を制御して画像表示を行っている。こ
のときの表示順序は、TFT液晶ディスプレイ101中
の走査ラインの1ライン目、11、12、…1mから順
次走査ライン毎に表示し、最後は走査ラインのnライン
目、n1、n2、…nmを表示するようになっている。
【0006】また、上記のような液晶表示装置を使用し
て、複数の異なる画像を同一画面上に重ねて表示するこ
と、例えばビデオ画像とコンピュータ画像とを重ね合わ
せて表示すること等の要求がある。
【0007】しかしながら、上記のような表示方法によ
れば、複数種類の画像を重ね合わせて1画面上に表示す
るためには、お互いの画像信号の同期を合わせる必要が
ある。このため、上記の複数種類の画像信号として、例
えば信号フォーマットの異なるコンピュータ画像とビデ
オ画像とを1画面上に重ねて表示するときには、特開平
5−176229号公報のように、フィールドメモリ等
の画像メモリを利用して表示する方法が考えられてい
る。
【0008】この表示方法では、図8に示すTFT液晶
ディスプレイ101のコントローラ104に付加され、
画像信号として互いにタイミングが異なる映像信号AA
および映像信号ABをそれぞれ記憶する第1画像メモリ
105および第2画像メモリ106を備えた図9に示す
信号処理回路が使用される。
【0009】上記の映像信号AAおよび映像信号AB
は、互いにタイミングが異なる信号であり、制御信号A
ACおよび制御信号ABCにより上記第1画像メモリ1
05および第2画像メモリ106に非同期に記録され、
タイミング回路107から出力される読み出しタイミン
グ信号Jにより同一のタイミングで読み出される。即
ち、映像信号AAおよび映像信号ABは、図10(a)
(b)に示すように、それぞれ非同期の信号であるが、
タイミング回路107により同一のタイミングで読み出
される。即ち、図10(c)(d)に示すように、それ
ぞれ同期した映像信号AA’および映像信号AB’とし
て、各画像メモリ105・106から出力される。
【0010】次いで、第1画像メモリ105および第2
画像メモリ106から読み出された映像信号AA’およ
び映像信号AB’は、図9に示すように、マルチプレク
サ108に入力され、どちらかの信号が選択され、映像
信号A’として図8に示すコントローラ104に入力さ
れる。尚、上記コントローラ104には、上記のタイミ
ング回路107から出力されたクロック信号D’、水平
同期信号E’、垂直同期信号F’が入力される。
【0011】上記のマルチプレクサ108は、例えば図
11に示すように、映像信号AA’よりも映像信号A
B’の方に優先順位が高く設定されている場合、映像信
号AB’が予め設定したレベル以上になればこの映像信
号AB’を映像信号A’として出力し、上記の設定レベ
ルに達していなければ映像信号AA’を映像信号A’と
して出力するようになっている。このようにして、2種
類の画像を同一画面に表示することを可能にしている。
尚、マルチプレクサ108は、外部からの制御信号によ
り映像信号を選択して出力しても良い。ここで、MSB
およびLSBは、映像信号のビットを表しており、MS
Bは最上位のビットを表し、LSBは最下位のビットを
表している。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところが、第1画像メ
モリ105および第2画像メモリ106からの信号の出
力は同期されているが、各画像メモリ105・106か
らの信号の入出力の速度差、即ち信号の読み出しスピー
ドと記録スピードとの差は考慮されていない。例えば第
1画像メモリ105からの信号の読み出しスピードが記
録スピードよりも遅ければ、図10(c)に示すよう
に、もとの映像信号AAに含まれている映像データDA
3、DA6、DA8が抜けた映像信号AA’として読み
出される。また、逆に、例えば第2画像メモリ106か
らの信号の読み出しスピードが記録スピードよりも速け
れば、図10(d)に示すように、不連続な映像データ
からなる映像信号AB’として読み出される。以上のよ
うな場合、静止画では問題とならないが、動きの速い動
画であれば画像を適切に表示することができないという
問題が生じる。
【0013】しかも、従来の液晶表示装置では、上記し
たように、複数画像を同一画面に表示する場合、特に、
例えばコンピュータ画像とビデオ画像のように信号フォ
ーマットの全く異なる複数の画像を重ね合わせて表示す
るときは、画像メモリ、タイミング回路等の映像信号の
同期のための回路を設ける必要があり、このため、回路
構成が複雑なものとなり、回路の実装面積が増大し、省
スペース化および省電力化を図ることが困難となり、こ
の結果、コストアップを招くという問題が生じる。
【0014】本発明は、上記の問題点に鑑みなされたも
のであって、その目的は、画像メモリ、タイミング回路
等の映像信号の同期のための回路を必要とせず、同一画
面上に複数種類の画像を重ね合わせて表示することがで
き、これによって、静止画はもちろん動画をも適切に表
示し得る液晶表示装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1の液晶表示装置
は、対向面側に電極が形成された一対の基板間に液晶層
が形成された液晶表示パネルを備えており、この液晶表
示パネルは、マトリクス状に配されたアクティブ素子
スイッチングにより、このアクティブ素子に対応する液
晶の配向状態を変化させ、光の透過量を制御して画像表
示を行うものであるアクティブマトリクス駆動方式の液
晶表示装置において、複数系統のフォーマットの異なる
映像信号を同一画面上に同時に表示するように、ゲート
ドライバ、ソースドライバおよびこれら各ドライバをコ
ントロールするコントローラからなり、上記アクティブ
素子をスイッチングする液晶駆動手段が、複数系統設け
られていることを特徴としている。
【0016】また、請求項2の液晶表示装置は、請求項
1記載の液晶表示装置において、液晶表示パネルの走査
ラインは、N種類の異なる画像信号に対して走査順に
1、2、…N、1、2、…N、…となるように配されて
いることを特徴としている。
【0017】さらに、請求項3の液晶表示装置は、請求
項1記載の液晶表示装置において、液晶駆動手段は、液
晶表示パネルのN種類の走査ライン群に対してそれぞれ
別々に設けられていることを特徴としている。さらに、
請求項4の液晶表示装置は、走査ラインである奇数ライ
ンおよび偶数ラインを有する液晶表示パネルと、第1コ
ントローラ、およびこの第1コントローラからの制御信
号に基づいて、奇数ラインの走査電極に走査電圧を印加
する第1ゲートドライバと、第2コントローラ、および
この第2コントローラからの制御信号に基づいて、偶数
ラインの走査電極に走査電圧を印加する第2ゲートドラ
イバと、画素におけるアクティブ素子を介して走査電極
に接続された信号電極と、上記第1および第2コントロ
ーラからの映像データおよび制御信号に基づいて、信号
電極に信号電圧を印加するそれぞれ第1および第2ソー
スドライバとを備えており、奇数ラインに順次走査電圧
が印加されることにより第1ソースドライバに接続され
た信号ラインからの信号電圧が印加されることで画素が
駆動され、偶数ラインに順次走査電圧が印加されること
により第2ソースドライバに接続された信号ラインから
の信号電圧が印加されることで画素が駆動されることに
より、フォーマットの異なる信号を同一画面に同時に表
示することを特徴としている。
【0018】
【作用】上記の構成によれば、液晶駆動手段が、複数系
統設けられていることで、複数の異なる画像信号を同一
画面に同時に表示する。これによって、複数の異なる画
像を重ねて同一画面上に表示した場合の静止画はもちろ
ん動画をも適切に表示することができる。
【0019】また、上記の構成によれば、液晶表示パネ
ルの走査ラインは、N種類の異なる画像信号に対して走
査順に1、2、…N、1、2、…N、…となるように配
されていることで、走査ライン上に交互にN種類の異な
る画像を、それぞれ等しい間隔の走査ライン上に表示す
ることが可能となる。これによって、重ね合わせた画像
を違和感なく適切に表示することができる。
【0020】さらに、上記の構成によれば、液晶駆動手
段は、液晶表示パネルのN種類の走査ライン群に対して
それぞれ別々に設けられていることで、N種類の走査ラ
イン群をそれぞれ独立して駆動することができる。この
ため、N種類の全く異なったフォーマットを有する画像
信号を同一画面に同時に表示することができる。
【0021】これにより、例えば2種類の全く異なるフ
ォーマットの画像信号、例えばコンピュータ画像信号と
ビデオ画像信号であっても、フィールドメモリ等のイン
ターフェース回路を必要としないで、上記の2種類の画
像を同一画面に同時に表示することができる。このた
め、同一画面上に複数種類の画像を重ね合わせて表示す
ることができ、これによって、静止画はもちろん動画を
も適切に表示することができる。また、回路構成を簡素
なものとすることができるので、回路の省スペース化と
低コスト化を図ることができる。但し、上記液晶駆動手
段の系統数だけ、画像の重ね合わせを行うことができ
る。
【0022】
【実施例】本発明の一実施例について図1ないし図7に
基づいて説明すれば、以下のとおりである。
【0023】本実施例にかかる液晶表示装置は、同一画
面上に2種類の映像を重ね合わせて表示する例とし、図
1に示すように、薄膜トランジスタ(TFT:Thin Fil
m Transistor)をアクティブ素子として使用したTFT
液晶ディスプレイ1と、このTFT液晶ディスプレイ1
を駆動する、第1ゲートドライバ2および第2ゲートド
ライバ3と、第1ソースドライバ4および第2ソースド
ライバ5と、上記第1ゲートドライバ2および第1ソー
スドライバ4をコントロールする第1コントローラ6
と、上記第2ゲートドライバ3および第2ソースドライ
バ5をコントロールする第2コントローラ7とを備えて
おり、上記第1ゲートドライバ2、第1ソースドライバ
4、および第1コントローラ6により第1液晶駆動回路
(液晶駆動手段)10を形成し、上記第2ゲートドライ
バ3、第2ソースドライバ5、および第2コントローラ
7により第2液晶駆動回路(液晶駆動手段)11を形成
している。
【0024】上記TFT液晶ディスプレイ1において
は、図中で○で示したライン、即ち行頭から数えて1行
目、3行目、…のライン(以下、奇数ラインと称する)
は、上記第1液晶駆動回路10により駆動される一方、
図中●で示したライン、即ち行頭から数えて2行目、4
行目、…のライン(以下、偶数ラインと称する)は、上
記第2液晶駆動回路11により駆動される。
【0025】また、上記第1コントローラ6には、図示
しない信号制御装置から出力される映像信号A、クロッ
ク信号D1、水平同期信号E1、垂直同期信号F1が入
力され、これらの信号に基づいて、上記第1コントロー
ラ6は第1ゲートドライバ2を駆動制御する制御信号G
1と、第1ソースドライバ4を駆動制御する制御信号H
1および映像データI1を出力するようになっている。
【0026】また、第2コントローラ7には、上記第1
コントローラ6と同様に、図示しない信号制御装置から
出力される映像信号B、クロック信号D2、水平同期信
号E2、垂直同期信号F2が入力され、これらの信号に
基づいて、上記第2コントローラ7は第2ゲートドライ
バ3を駆動制御する制御信号G2と、第2ソースドライ
バ5を駆動制御する制御信号H2および映像データI2
を出力するようになっている。
【0027】上記第1ゲートドライバ2は、第1コント
ローラ6からの制御信号G1に基づいてTFT液晶ディ
スプレイ1の奇数ラインの走査電極に走査電圧を行頭か
ら順に印加し、上記第1ソースドライバ4は、第1コン
トローラ6からの映像データI1および制御信号H1に
基づいて信号電極に信号電圧を印加するようになってい
る。
【0028】一方、上記第2ゲートドライバ3は、第2
コントローラ7からの制御信号G2に基づいてTFT液
晶ディスプレイ1の偶数ラインの走査電極に走査電圧を
行頭から順に印加し、上記第2ソースドライバ5は、第
2コントローラ7からの映像データI2および制御信号
H2に基づいて信号電極に信号電圧を印加するようにな
っている。
【0029】したがって、上記構成の液晶表示装置で
は、上記第1ゲートドライバ2、第1ソースドライバ
4、および第1コントローラ6からなる第1液晶駆動回
路10および上記第2ゲートドライバ3、第2ソースド
ライバ5、および第2コントローラ7からなる第2液晶
駆動回路11によって、TFT液晶ディスプレイ1の奇
数ラインと偶数ラインとが独立して駆動されている。
【0030】また、上記TFT液晶ディスプレイ1は、
図2に示すように、走査電極および信号電極が形成され
たガラス等からなる透明基板1a上に、液晶層を介して
対向電極が形成された透明基板(図示せず)を貼り合わ
せた液晶表示素子からなっている。上記透明基板1a上
に形成された走査電極は、行頭から走査ライン1M、1
N、2M、2N、…nM、nNの順に配設され、信号電
極は、列頭から信号ライン1Y、1W、2Y、2W、…
mY、mWの順に配設されている。ゆえに、走査電極は
2n本、信号電極は2m本となり、TFT液晶ディスプ
レイ1は、走査電極と信号電極とが互いに交差する2n
×2mマトリクス構造となっている。
【0031】また、上記走査電極の走査ライン1M、2
M、…nMは、上記TFT液晶ディスプレイ1の奇数ラ
インに対応し、その各端子が、前記の第1ゲートドライ
バ2(図1)に接続される一方、走査ライン1N、2
N、…nNは、上記TFT液晶ディスプレイ1の偶数ラ
インに対応し、その各端子が、前記の第2ゲートドライ
バ3(図1)に接続されている。
【0032】また、上記信号電極の信号ライン1Y、2
Y、…mYの各端子は、前記第1ソースドライバ4(図
1)に接続される一方、信号ライン1W、2W、…mW
の各端子は、前記第2ソースドライバ5(図1)に接続
されている。
【0033】また、上記走査電極と信号電極とは、それ
ぞれの交点、即ち画素において、上記したTFTからな
るアクティブ素子8を介して接続され、このアクティブ
素子8のゲート端子8aは走査ラインに、ソース端子8
bは信号ラインに接続されている。また、アクティブ素
子8のドレイン端子8cには、液晶を介して上記した図
示しない透明基板の対向電極に接触する画素電極9が接
続されている。
【0034】したがって、上記画素電極9は、上記アク
ティブ素子8のON・OFFにより電圧が印加され、そ
の電圧に応じて液晶の配向状態、即ち光の透過率を制御
するようになっている。
【0035】つまり、上記のTFT液晶ディスプレイ1
は、各画素毎に設けられたアクティブ素子8のON・O
FFにより、所望する画像の液晶表示を行う、いわゆる
アクティブマトリクス駆動方式により駆動される。即
ち、TFT液晶ディスプレイ1では、図3に示すよう
に、各画素に対応する、図1に示す奇数ラインとしての
走査ライン1M、2M、…nMに順次走査電圧が印加さ
れ、これによって、信号ライン1Y、2Y、…mYから
の信号電圧が切り換わりながら各画素電極9に印加さ
れ、各画素が駆動され、液晶表示を行う。尚、偶数ライ
ンとしての走査ライン1N、2N、…nNにおいても同
様に駆動され、液晶表示が行われる。
【0036】ここで、2種類の異なる映像信号を上記構
成の液晶表示装置に入力して画像表示する場合につい
て、図1、図4〜図6を参照しながら以下に説明する。
【0037】まず、図4(a)に示す1周期を時間mY
とした水平同期信号E1の立ち上がりのタイミングで、
画像データSig10、Sig11…からなる映像信号
Aが図1に示す第1コントローラ6に入力される一方、
図4(b)に示す1周期が時間mWの水平同期信号E2
の立ち上がりのタイミングで、画像データSig20、
Sig21…からなる映像信号Bが図1に示す第2コン
トローラ7に入力される。このとき、図5(a)に示す
ように、1周期が時間nMの垂直同期信号F1が第1コ
ントローラ6に入力されるとともに、図5(b)に示す
ように、1周期が時間nNの垂直同期信号F2が第2コ
ントローラ7に入力される。
【0038】尚、上記各水平同期信号E1・E2の周期
時間は、mY≠mWとし、また、上記各垂直同期信号F
1・F2の周期時間は、nM≠nNとする。
【0039】次に、上記映像信号A、水平同期信号E
1、垂直同期信号F1等に基づいて、第1コントローラ
6から第1ゲートドライバ2に制御信号G1が出力され
るとともに、第1ソースドライバ4に映像データI1お
よび制御信号H1が出力される。
【0040】次いで、この制御信号G1に基づいて第1
ゲートドライバ2により、図6(a)に示すように、走
査電極の奇数ラインの行頭の走査ライン1Mから順にハ
イレベルとなるように走査電圧が印加される。
【0041】そして、映像データI1および制御信号H
1に基づいて、第1ソースドライバ4により、図6
(b)に示すように、各走査ライン1M…での走査電圧
の立ち上がりのタイミングに同期して信号電極の信号ラ
イン1Y、2Y、…mYに信号電圧が印加される。
【0042】一方、上記映像信号B、水平同期信号E
2、垂直同期信号F2等に基づいて、第2コントローラ
7から第2ゲートドライバ3に制御信号G2が出力され
るとともに、第2ソースドライバ5に映像データI2お
よび制御信号H2が出力される。
【0043】次いで、この制御信号G2に基づいて第2
ゲートドライバ3により、図6(c)に示すように、走
査電極の偶数ラインの行頭の走査ライン1Nから順にハ
イレベルとなるように走査電圧が印加される。
【0044】そして、映像データI2および制御信号H
2に基づいて、第2ソースドライバ5により、図6
(d)に示すように、各走査ラインの走査信号の立ち上
がりのタイミングに同期して信号ライン1W、2W、…
mWに信号電圧が印加される。
【0045】以上のように、上記の構成の液晶表示装置
では、TFT液晶ディスプレイ1の奇数ラインと偶数ラ
インとが別々の駆動系統、即ち第1液晶駆動回路10お
よび第2液晶駆動回路11により独立して駆動されてい
るので、周期、タイミング等の異なる2種類の映像信号
Aおよび映像信号Bを別々に表示することができる。
【0046】これにより、異なる映像信号Aおよび映像
信号B、例えばコンピュータ画像とビデオ画像等のよう
にフォーマットの全く異なる信号を同一画面に同時に表
示することができる。尚、同一画面に画像を同時に表示
しないとき、即ち、TFT液晶ディスプレイ1の奇数ラ
インあるいは偶数ラインのいずれか一方を使用しないと
きには、図7に示すように、使用しない例えば偶数ライ
ンを黒表示にすることで、奇数ラインにより形成された
画像を違和感なく表示するようになっている。
【0047】したがって、上記の液晶表示装置では、そ
れぞれの映像信号Aおよび映像信号Bを同時に表示する
とき、互いの周期を合わせる必要がなくなるので、映像
信号Aおよび映像信号Bを記憶する画像メモリが不要と
なる。これによって、映像信号の画像メモリへの入力時
間と出力時間とから生じる表示画面のタイミングのず
れ、および動画表示時における画面の不自然さをなくす
ことができ、この結果、2系統の映像信号を適正に表示
することができ、表示画像を良好なものとすることがで
きる。
【0048】また、画像メモリを使用した、例えば図9
に示すような信号処理回路等のタイミング回路も不要と
なるので、液晶表示装置の回路構成を簡素なものとする
ことができ、構成部品点数を低減することができる。こ
れによって、回路の省スペース化、低コスト化、および
省電力化を図ることができる。
【0049】尚、本実施例では、2系統の液晶駆動回路
を備えた液晶表示装置について述べているが、2系統の
液晶駆動回路に限定するものではなく、例えば3系統以
上の複数系統の液晶駆動回路を備えた液晶表示装置に適
用しても良い。この場合、3系統以上の複数系統の異な
る映像信号を同一画面上に同時に表示することができ
る。
【0050】
【発明の効果】発明の液晶表示装置は、以上のよう
に、対向面側に電極が形成された一対の基板間に液晶層
が形成された液晶表示パネルを備えており、この液晶表
示パネルは、マトリクス状に配されたアクティブ素子
スイッチングにより、このアクティブ素子に対応する液
晶の配向状態を変化させ、光の透過量を制御して画像表
示を行うものであるアクティブマトリクス駆動方式の液
晶表示装置において、複数系統のフォーマットの異なる
映像信号を同一画面上に同時に表示するように、ゲート
ドライバ、ソースドライバおよびこれら各ドライバをコ
ントロールするコントローラからなり、上記アクティブ
素子をスイッチングする液晶駆動手段が、複数系統設け
られている構成である。
【0051】これにより、複数の異なる画像信号を同一
画面に同時に表示した場合の静止画はもちろん動画をも
適切に表示することができるという効果を奏する。
【0052】また、発明の液晶表示装置は、さらに
液晶表示パネルの走査ラインが、N種類の異なる画像信
号に対して走査順に1、2、…N、1、2、…N、…と
なるように配されている構成である。
【0053】これにより、走査ライン上に交互にN種類
の異なる画像を、それぞれ等しい間隔の走査ライン上に
重ねて表示することが可能となり、この結果、重ね合わ
せた画像を違和感なく適切に表示することができるとい
う効果を奏する。
【0054】また発明の液晶表示装置は、さらに
液晶駆動手段が、液晶表示パネルのN種類の走査ライン
群に対してそれぞれ別々に設けられている構成である。
【0055】これにより、上記の効果に加えて、全く異
なるフォーマットの画像信号であっても、フィールドメ
モリ等のインターフェース回路を必要としないで、上記
の複数の画像を同一画面に同時に表示することができ
る。したがって、回路構成が簡素なものとなり、この結
果、回路の省スペース化と低コスト化を図ることができ
るという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の液晶表示装置の概略構成図で
ある。
【図2】図1に示す液晶表示装置に備えられたTFT液
晶ディスプレイを示す概略構成図である。
【図3】図2に示すTFT液晶ディスプレイのドットマ
トリクスを示す説明図である。
【図4】図1に示す液晶表示装置に入力される異なる映
像信号のタイミングチャートを示すものであって、同図
(a)は映像信号Aと水平同期信号とを示す波形図であ
り、同図(b)は映像信号Bと水平同期信号とを示す波
形図である。
【図5】図1に示す液晶表示装置に入力される異なる映
像信号のタイミングチャートを示すものであって、同図
(a)は映像信号Aと垂直同期信号とを示す波形図であ
り、同図(b)は映像信号Bと垂直同期信号とを示す波
形図である。
【図6】図2に示すTFT液晶ディスプレイの異なる映
像信号に対応する走査電極と信号電極との電圧波形図で
あって、同図(a)は一方の走査電極の走査ラインに印
加される走査電圧の波形図であり、同図(b)は一方の
信号電極の信号ラインに印加される走査電圧の波形図で
あり、同図(c)は他方の走査電極の走査ラインに印加
される走査電圧の波形図であり、同図(d)は他方の信
号電極の信号ラインに印加される走査電圧の波形図であ
る。
【図7】図2に示すTFT液晶ディスプレイにおいて、
奇数ラインのみを使用して行う画像表示を示す説明図で
ある。
【図8】従来の液晶表示装置の概略構成図である。
【図9】図8の液晶表示装置に備えられた信号処理回路
を示す概略構成図である。
【図10】図9に示す信号処理回路に備えられている2
系統の画像メモリでの映像信号の入出力を示すものであ
って、同図(a)は一方の画像メモリに入力される映像
信号の画像データを示す波形図であり、同図(b)は一
方の画像メモリから出力される映像信号の画像データを
示す波形図であり、同図(c)は他方の画像メモリに入
力される映像信号の画像データを示す波形図であり、同
図(d)は他方の画像メモリから出力される映像信号の
画像データを示す波形図である。
【図11】図9に示す信号処理回路に備えられているマ
ルチプレクサの信号処理回路図である。
【符号の説明】
1 TFT液晶ディスプレイ(液晶表示パネル) 1a 透明基板(基板) 2 第1ゲートドライバ(ゲートドライバ) 3 第2ゲートドライバ(ゲートドライバ) 4 第1ソースドライバ(ソースドライバ) 5 第2ソースドライバ(ソースドライバ) 6 第1コントローラ(コントローラ) 7 第2コントローラ(コントローラ) 8 アクティブ素子 10 第1液晶駆動回路(液晶駆動手段) 11 第2液晶駆動回路(液晶駆動手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02F 1/133 550 G09F 9/30 G09G 3/20 622 G09G 3/36

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】対向面側に電極が形成された一対の基板間
    に液晶層が形成された液晶表示パネルを備えており、こ
    の液晶表示パネルは、マトリクス状に配されたアクティ
    ブ素子スイッチングにより、このアクティブ素子に対
    応する液晶の配向状態を変化させ、光の透過量を制御し
    て画像表示を行うものであるアクティブマトリクス駆動
    方式の液晶表示装置において、複数系統のフォーマットの異なる映像信号を同一画面上
    に同時に表示するように、ゲートドライバ、ソースドラ
    イバおよびこれら各ドライバをコントロールするコント
    ローラからなり、上記アクティブ素子をスイッチングす
    液晶駆動手段が、複数系統設けられていることを特徴
    とする液晶表示装置。
  2. 【請求項2】上記液晶表示パネルの走査ラインは、N種
    類の異なる画像信号に対して走査順に1、2、…N、
    1、2、…N、…となるように配されていることを特徴
    とする請求項1記載の液晶表示装置。
  3. 【請求項3】上記液晶駆動手段は、上記液晶表示パネル
    のN種類の走査ライン群に対してそれぞれ別々に設けら
    れていることを特徴とする請求項1記載の液晶表示装
    置。
  4. 【請求項4】走査ラインである奇数ラインおよび偶数ラ
    インを有する液晶表示パネルと、 第1コントローラと、この第1コントローラからの制御
    信号に基づいて、奇数ラインの走査電極に走査電圧を印
    加する第1ゲートドライバと、 第2コントローラと、この第2コントローラからの制御
    信号に基づいて、偶数ラインの走査電極に走査電圧を印
    加する第2ゲートドライバと、 画素におけるアクティブ素子を介して走査電極に接続さ
    れた信号電極と、 上記第1および第2コントローラからの映像データおよ
    び制御信号に基づいて、信号電極に信号電圧を印加する
    それぞれ第1および第2ソースドライバとを備えてお
    り、 奇数ラインに順次走査電圧が印加されることにより第1
    ソースドライバに接続 された信号ラインからの信号電圧
    が印加されることで画素が駆動され、偶数ラインに順次
    走査電圧が印加されることにより第2ソースドライバに
    接続された信号ラインからの信号電圧が印加されること
    で画素が駆動されることにより、 フォーマットの異なる信号を同一画面に同時に表示する
    ことを特徴とする液晶表示装置。
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