JP4447160B2 - 浴槽の湯水循環用接続具 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、浴槽と給湯装置との間で湯水を強制循環させるために、浴槽の側面部に穿設した貫通穴に取り付ける湯水循環用接続具に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、各家庭等に設置されている浴槽には、例えば屋外に設置した給湯装置と、室内に設置した浴槽との間で湯水を強制循環させるために、浴槽の側面部に穿設した孔に湯水循環用接続具が取り付けられている。この湯水循環用接続具には、湯水往路用接続管、湯水復路用接続管および延長接続管がそれぞれ接続されている。そして、各延長接続管は給湯装置に接続される。
【0003】
湯水循環用接続具は、浴槽と給湯装置間で湯水を循環させるための2つの湯水通路を持つ湯水通路分離形成具を備える。各湯水通路は、湯水循環用接続具の外周に開口する。
【0004】
上記の湯水循環用接続具の浴槽内側には、フィルターキャップが冠着される。このフィルターキャップの前面部と外周部にそれぞれ湯水流通用のフィルター穴を形成する。
【0005】
そして給湯装置に内蔵された循環ポンプを作動させることによって、浴槽内の湯水は、フィルターキャップ、湯水循環用接続具、湯水往路用接続管、湯水復路接続管および延長接続管を介して、浴槽と給湯装置との間で強制循環される。
【0006】
このとき、上記の湯水通路の一方から湯水が吸込まれ、他方から加熱後の湯水が吐出される。なお、湯水は給湯装置内の燃焼部で加熱される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような1組の湯水通路を設けたタイプの湯水循環用接続具では、湯水通路の吸込み口および吐出口の開口面積は比較的小さいものとなる。そのため、吸込口における湯水の吸引力は比較的大きいものとなる。
【0008】
通常は、湯水通路分離形成具にフィルターキャップを装着しているので、湯水通路の吸込み口における湯水の吸引力が大きくても、吸込み口に異物が詰まることを抑制することができる。
【0009】
しかし、たとえばフィルターキャップの洗浄や取替え等のため例外的にフィルターキャップを取り外した状態で使用した場合には、湯水の吸込み口が露出するので該吸込み口に湯水以外の異物が吸引され、湯水の循環作用に支障をきたすという問題が生じ得る。特に、異物で吸込み口がほとんど閉塞されたような場合に、この問題は顕著となる。
【0010】
本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、本発明の目的は、フィルターキャップを取り外して使用した場合においても、湯水の循環作用を確保することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る湯水循環用接続具は、浴槽の側面部に穿設した貫通穴に取り付けられ、浴槽と給湯装置との間で湯水を強制循環させるためのものであり、浴槽内の湯水の吸込み側となる第1湯水通路と、浴槽内への湯水の吐出側となる第2湯水通路とを有する湯水通路分離形成具を備える。そして、第1湯水通路は湯水通路分離形成具の外周に開口する吸込み口を有し、第2湯水通路は湯水通路分離形成具の外周に開口する吐出口を有し、第1湯水通路を形成する通路壁面に吸込み口が異物で閉塞された場合に湯水を吸込む貫通穴を設ける。
【0012】
このように第1湯水通路を形成する通路壁面に貫通穴を設けることにより、たとえば吸込み口に異物が吸引されて吸込み口が閉塞された場合においても、貫通穴から湯水を吸込むことができる。したがって、かかる場合においても、湯水の循環作用を確保することが可能となる。
【0013】
第2湯水通路を形成する通路壁面にも貫通穴を設けることが好ましい。それにより、第1と第2湯水通路のいずれをも吸込み側として使用することができ、配管接続の誤りによる配管接続のやり直しを回避することができる。
【0014】
本発明に係る湯水循環用接続具は、湯水通路分離形成具に取付けられるフィルターキャップを備え、フィルターキャップは、貫通穴を閉じる閉塞部を有する。
【0015】
それにより、上述の効果に加えて、フィルターキャップを取付けた際には閉塞部により貫通穴を閉じることができ、第1あるいは第2湯水通路からの不必要な湯水の漏れ等を阻止することができる。それにより、閉塞部を設けない場合と比較して湯水の循環効率を向上することが可能となる。
【0016】
フィルターキャップの内側に、該フィルターキャップを湯水通路分離形成具に固定するための枠体を設置し、この枠体の一部を閉塞部として機能させてもよい。また、第1および第2湯水通路をそれぞれ湯水通路分離形成具の径方向に延在させ、フィルターキャップの軸方向端面および外周面に湯水の通過を許容するフィルター穴を設け、軸方向端面のフィルター穴に沿って第1および第2湯水通路上を上記の径方向に延びるリブを枠体に設け、このリブを閉塞部として機能させてもよい。
【0017】
閉塞部は、リブに設けられ貫通穴に嵌まり込む凸部を含む。それにより、フィルターキャップを湯水通路分離形成具に取付けたときに確実に上記の貫通穴を閉じることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図1〜図6を用いて説明する。図1は、本発明に係る湯水循環用接続具の分解斜視図である。
【0019】
本発明に係る湯水循環用接続具は、浴槽(図示せず)の側面部に穿設した貫通穴に取り付けられ、浴槽と給湯装置(図示せず)との間で湯水を強制循環させるためのものであり、図1に示すように、フィルターキャップ1と、ねじ2と、湯水通路分離形成具3と、シール部材4,7,8と、中間連結体5と、シート材6と、Oリング9と、循環口ボディ10とを備える。
【0020】
フィルターキャップ1は、湯水通路分離形成具3に取付けられ、前面(軸方向端面)および外周面に複数のフィルター穴(後述するフィルターが露出した開口)24,25を有する。各フィルター穴24,25は、湯水の通過を許容しながら異物の通過を阻止する。
【0021】
フィルターキャップ1の前面には、図1に示すように複数箇所に放射状にフィルター穴24を設け、フィルターキャップ1の外周面には、後述する湯水通路分離形成具3の吸込み口および吐出口と対向する位置にフィルター穴25を設けている。
【0022】
フィルターキャップ1の内側には、図4に示すように樹脂製の枠体22が取付けられる。枠体22とフィルターキャップ1の間にはフィルターが挟み込まれ、フィルターは枠体22によりフィルターキャップ1に固定される。
【0023】
枠体22は、湯水通路分離形成具3と係合する複数の係合爪33を内周に有し、フィルターキャップ1を回転操作する等して係合爪33を湯水通路分離形成具3の外周と係合させることにより、フィルターキャップ1を湯水通路分離形成具3に取り付ける。また枠体22は、フィルタ穴24,25と略同形状の開口部と、この開口部を規定するリブ23とを有する。
【0024】
湯水通路分離形成具3は、全体を合成樹脂によって形成され、図1に示すように中間連結体5にねじ止めされ、略円形状の前面部26と、後面部の中央から後方に延びる筒部17とを備える。
【0025】
図3に、湯水通路分離形成具3を前面側から見た図を示す。図3に示すように、前面部26に1組の湯水通路19,20を設ける。湯水通路19,20は、所定角度(たとえば90度〜120度程度)をなして前面部26の径方向に延在し、湯水通路分離形成具3の外周に吸込み口27および吐出口28をそれぞれ有する。
【0026】
それにより、湯水通路分離形成具3を浴槽の側面部に取付けた際に、吸込み口27および吐出口28をともに下方に向けることができる。また、吸込み口27と吐出口28間の間隔を広く確保することができ、吐出直後の湯水が吸込み口27から吸込まれるという再循環の問題を解消することもできる。
【0027】
上記の吸込み口27および吐出口28は、後述する接続管11,12が接続される延長接続管が往き側か戻り側かにより決定される。したがって、接続管11,12の接続態様によっては、吸込み口27が吐出口となり、吐出口28が吸込み口となり得る。なお、接続管11,12は、各延長接続管を介して給湯装置に接続される。
【0028】
本発明では、図3に示すように、吸込み口27を有する湯水通路19を形成する通路壁面に貫通穴21を設けている。それにより、吸込み口27が異物でほとんど閉塞された場合においても、貫通穴21から湯水を吸込むことができ、フィルターキャップ1を取り外して使用した場合においても、湯水の循環作用を確保することが可能となる。
【0029】
図3に示す例では、吐出口28を有する湯水通路20を形成する通路壁面にも貫通穴21を設けている。それにより、湯水通路19,20のいずれをも吸込み側として使用することができる。
【0030】
なお、図3に示す例では、湯水通路19,20にそれぞれ2つの貫通穴21を設けているが、吸込み口27が異物でほぼ閉塞された場合においても湯水を吸込むことができるものであれば、貫通穴21の数、形成位置、形状および大きさ等は任意に選択可能である。
【0031】
上記のように湯水通路19,20に貫通穴21を設けた場合には、フィルターキャップ1に、貫通穴21を閉じる閉塞部を設けることが好ましい。それにより、上述の効果に加えて、フィルターキャップ1を取付けた際には上記の閉塞部により貫通穴21を閉じることができ、各湯水通路19,20からの不必要な湯水の漏れ等を阻止することができる。
【0032】
この場合、フィルターキャップ1の内側に設置された枠体22の一部を上記の閉塞部として機能させてもよい。具体的には、図4に示す枠体22のリブ23を上記の閉塞部として機能させることができる。
【0033】
図5に、湯水通路分離形成具3にフィルターキャップ1を装着した状態を示す。図5に示すように、枠体22のリブ23が、貫通穴21上に位置するのがわかる。それにより、フィルターキャップ1の装着時に、リブ23によって貫通穴21を閉塞することができ、上述の効果が得られる。
【0034】
上記の閉塞部として、図6に示すように、リブ23に設けられ貫通穴21に嵌まり込む凸部23aを使用してもよい。それにより、フィルターキャップ1を湯水通路分離形成具3に取付けたときに確実に貫通穴21を閉じることができる。
【0035】
次に、湯水通路分離形成具3の後面側の構造について図2を用いて説明する。図2に示すように、湯水通路分離形成具3の後面部29には、連絡口18が設けられ、この連絡口18から連続して湯水通路分離形成具3の内部に延びる通路が湯水通路20に連通する。
【0036】
他方、湯水通路分離形成具3の後面部29に突設された筒部17により規定される通路は、湯水通路19に連通する。そして、筒部17を形成する壁部を延長することにより、湯水通路19と湯水通路20とを仕切っている。
【0037】
中間連結体5は、湯水通路分離形成具3の後面部29に連結されるフランジ部30を、筒部31の一端に形成したものである。フランジ部30にはネジ孔を有する凸部32が所定間隔をあけて円周方向に複数形成してある。また、筒部31の外周面には雄ねじ部が形成してある。
【0038】
循環口ボディ10は、図1に示すように、金属部材によって有底筒状に形成され、中央に湯水通路分離形成具3の筒部17を受け入れる筒部13と、この筒部13と外周壁部との間に湯水通路部14とを有している。
【0039】
循環口ボディ10の底部には、図2に示すように筒部13内部に連絡口15を介して連通する通路(図示せず)と、湯水通路部14に連絡口16を介して連通する通路(図示せず)とが外方に開口するように形成されている。この各開口部分に接続管11,12を接続する。
【0040】
また、循環口ボディ10の外周壁部の開放端側の内周面には、中間連結体5の雄ねじ部に螺合される雌ねじ部が形成してある。
【0041】
上述の各構成要素からなる湯水循環用接続具を、次のようにして浴槽の側壁部に穿設した孔に対して取付ける。
【0042】
まず、浴槽の外側から循環口ボディ10の開口側を当接させ、浴槽内からシート材6およびシール部材7,8を挿着した中間連結体5を側壁部の孔(図示せず)に筒部31から挿入し、この筒部31の雄ねじ部を循環口ボディ10の雌ねじ部に螺合させる。このようにして浴槽の側壁部に循環口ボディ10と中間連結体5を挟着する。
【0043】
そして、浴槽内から湯水通路分離形成具3の筒部17を中間連結体5の筒部31に挿入すると共に、この筒部17を循環口ボディ10の筒部13に嵌入する。湯水通路分離形成具3の各貫通孔にネジ2を挿入し、このネジ2を中間連結体5の対応する凸部32のネジ孔に螺着し、湯水通路分離形成具3を中間連結体5に固定する。この場合、湯水通路分離形成具3の外周に開口する吸込み口および吐出口27、28は浴槽の底側に向くようにする。
【0044】
次に、浴槽内に露出した湯水通路分離形成具3に対してフィルターキャップ1を冠着する。この時、上記の吸込み口および吐出口27、28を、フィルターキャップ1の外周に設けたフィルター孔25と対峙させる。
【0045】
上記のようにして浴槽の側壁部に穿設した孔に設けた湯水循環用接続具は、それぞれの接続管11、12と延長管(図示せず)を介して給湯装置に接続する。尚、接続管11、12の何方を湯水往路用又は湯水復路用として使用しても、本発明の目的を達成することができる。
【0046】
次に、本発明の湯水循環用接続具の作用について説明する。以下の説明では、接続管12側を湯水往路側とし、接続管11側を湯水復路側として給湯装置に接続した場合の湯水の流れを説明する。
【0047】
給湯装置から接続管12に送られてきた湯水は、図2に示すように、連絡口16から循環口ボディ10の湯水通路部14に流入し、中間連結体5の内部を通って湯水通路分離形成具3の後面部29の連絡口18から湯水通路20に流入する。この時、連絡口18から湯水通路分離形成具3内に流入した湯水は、直進して前面部26の一部を構成する壁部に当たり、吐出口28から浴槽内へ斜め下向きに吐出され、浴槽湯水の撹拌を行う。したがって、フィルターキャップ1の前面のフィルター孔24から湯水が吐出することはない。
【0048】
一方、浴槽内の湯水は、給湯装置に内蔵したポンプ(図示せず)の作用によって吸引され、フィルター孔24、25および吸入口27から湯水通路分離形成具3の湯水通路19内に流入する。
【0049】
ここで、フィルターキャップ1を湯水通路分離形成具3に取付けている場合には、吸入口27はフィルターで覆われているので、吸入口27に異物が直接詰まることはない。よって、吸入口27から効率的に湯水を湯水通路19内に吸込むことができる。また、フィルターキャップ1内に設置される枠体22におけるリブ23によって湯水通路19の壁部に設けた貫通穴21を閉じることができるので、貫通穴21から湯水が漏れるのを阻止することができる。
【0050】
他方、フィルターキャップ1の洗浄等の理由でフィルターキャップ1を外したままにした場合には吸入口27に異物が吸着されることがあるが、この場合には貫通穴21から湯水を吸込むことができるので、湯水の吸込み量を確保しながら異物が吸入口27に強力に吸着されることをも回避することができる。
【0051】
湯水通路19に流入した湯水は、図2に示すように、湯水通路分離形成具3の筒部17内を通って循環口ボディ10の筒部13内に達し、連絡口15から循環口ボディ10内の通路を通過して接続管11に達する。その後、接続管11を通って給湯装置に戻される。
【0052】
以上のように本発明の実施の形態について説明を行なったが、今回開示した実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
【0053】
【発明の効果】
本発明によれば、フィルターキャップを取り外して使用した場合においても湯水の循環作用を確保することができるので、異物で吸込み口がほとんど閉塞された場合においても循環効率が極端に低下するのを回避することができる。また、吸込み口への異物の吸着力を低減することもできるので、異物の除去をも容易に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る湯水循環用接続具の分解斜視図である。
【図2】 本発明の中間連結体、循環口ボディおよび湯水通路分離形成具内部における湯水の流れを説明するための図である。
【図3】 本発明の湯水通路分離形成具の正面図である。
【図4】 本発明のフィルターキャップの内部構造図である。
【図5】 本発明の湯水通路分離形成具にフィルターキャップを装着した状態を示す図である。
【図6】 本発明の閉塞部の一構造例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 フィルターキャップ、2 ネジ、3 湯水通路分離形成具、4,7,8 シール部材、5 中間連結体、6 シート材、9 Oリング、10 循環口ボディ、11,12 接続管、13,17,31 筒部、14 湯水通路部、15,16,18 連絡口、19,20 湯水通路、21 貫通穴、22 枠体、23リブ、23a,32 凸部、24,25 フィルター穴、26 前面部、27吸込み口、28 吐出口、29 後面部、30 フランジ部、33 係合爪。
Claims (5)
- 浴槽の側面部に穿設した貫通穴に取り付けられ、浴槽と給湯装置との間で湯水を強制循環させるための湯水循環用接続具であって、
前記浴槽内の湯水の吸込み側となる第1湯水通路と、前記浴槽内への湯水の吐出側となる第2湯水通路とを有する湯水通路分離形成具と、前記湯水通路分離形成具に取付けられるフィルターキャップとを備え、
前記第1湯水通路は前記湯水通路分離形成具の外周に開口する吸込み口を有し、
前記第2湯水通路は前記湯水通路分離形成具の外周に開口する吐出口を有し、
前記第1湯水通路を形成する通路壁面に前記吸込み口が異物で閉塞された場合に湯水を吸込む貫通穴を設け、
前記フィルターキャップは、前記貫通穴を閉じる閉塞部を有する、浴槽の湯水循環用接続具。 - 前記第2湯水通路を形成する通路壁面に貫通穴を設けた、請求項1に記載の浴槽の湯水循環用接続具。
- 前記フィルターキャップの内側に、前記フィルターキャップを前記湯水通路分離形成具に固定するための枠体を設置し、
前記枠体の一部を前記閉塞部として機能させる、請求項1に記載の浴槽の湯水循環用接続具。 - 前記第1および第2湯水通路は、それぞれ前記湯水通路分離形成具の径方向に延在し、
前記フィルターキャップは、軸方向端面および外周面に湯水の通過を許容するフィルター穴を有し、
前記枠体は、前記軸方向端面のフィルター穴に沿って前記第1および第2湯水通路上を前記径方向に延びるリブを有し、
前記リブを前記閉塞部として機能させる、請求項3に記載の浴槽の湯水循環用接続具。 - 前記閉塞部は、前記リブに設けられ前記貫通穴に嵌まり込む凸部を含む、請求項4に記載の浴槽の湯水循環用接続具。
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