JP4308391B2 - 湯水循環用接続具 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、浴槽の側部に設け、往路用接続管並びに復路用接続管を介して強制循環式給湯機と浴槽との間で湯水を強制循環させるのに使用する湯水循環用接続具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から浴槽と強制循環式給湯機との間で湯水を強制循環させるために、浴槽の側部に設け、往路用接続管並びに復路用接続管を介して強制循環式給湯機と接続するようにした湯水循環用接続具にも各種のものがある。
【0003】
また、最近では湯水循環用接続具の2つの接続部に対する往路用接続管並びに復路用接続管の接続ミスを無くしたり、各接続管の施工時における作業能率を上げるために、湯水循環用接続具の後部に設けた2つの接続部(往路用並びに復路用)の何方に往路用接続管並びに復路用接続管を接続しても、湯水の強制循環が損なわれることのないようにした湯水循環用接続具(通称、無極性タイプの湯水循環用接続具)も数多く開発され使用されている
【0004】
これらの湯水循環用接続具は、接続具本体内を区画して片側半分に往路用湯水通路を形成すると共に、他の片側半分に復路用湯水通路を形成し、この接続具本体の前面部に、前面開口にフィルターを設けたフィルターキャップを被せ、接続具本体の後部に、強制循環式給湯機に接続する往路用並びに復路用の各接続管を接続する接続部を備えた接続部材を設けたものであった。
【0005】
そして、強制循環式給湯機によって浴槽内の湯水を加熱しながら強制循環させた場合、浴槽内の湯水はフィルターキャップの前面開口の片側半分からフィルターを介して接続具本体内の復路用湯水通路に吸引され、接続部材、復路用接続管を介して強制循環式給湯機側に戻されている。
【0006】
また、上記のようにして強制循環式給湯機側に戻された湯水を強制循環式給湯機で加熱して浴槽側に送られた湯水は、往路用接続管、接続部材を介して接続具本体の往路用湯水通路に流入し、接続具本体の外周の斜め下側に形成された開口部から浴槽内に吐出されている。このようにして浴槽内の湯水は、強制循環式給湯機によって加熱されながら強制循環されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記のような湯水循環用接続具を使用した場合には、浴槽内の湯水が接続具本体内に強制的に吸引流入される時に、フィルターキャップの前面開口の片側半分からフィルターを介して吸引されることになる。そのため、湯水に含まれる浴槽内の塵等は、フィルターの片側半分に集中して付着してしまい、短期間毎にフィルターの掃除をしないと、塵等によるフィルターの片側半分の封鎖によって、接続具本体内の復路用通路内の負圧が増す。このことは、接続具本体内の往路用湯水通路の湯水が接続具本体とフィルターキャップ等との隙間から復路用通路側に吸引され、湯水循環用接続具による湯水の強制循環機能に支障をきたすといった問題があった。
【0008】
また、従来から出願されている無極性タイプの湯水循環用接続具に相当する強制循環用浴槽連結装置としては、実公平3ー34607号公報、特開平10ー47783号公報、特開平10ー82563号公報に開示されているものなどが挙げられる。
【0009】
しかし、これらに開示の強制循環用浴槽連結装置では、湯水を浴槽内から強制循環用浴槽連結装置内に流入させる箇所(前面部)に設けた2つの弁(導入弁)や、湯水を強制循環用浴槽連結装置内から浴槽内に吐出する箇所(外周部)に設けた2つの弁(吐出弁)は、ゴム材によって形成されたものであり、使用している間に劣化して亀裂等が生じるといった問題点があった。
【0010】
また、強制循環用浴槽連結装置の浴槽内に面した前面部に設けられている2つの上記の弁(導入弁)は、極めて近い位置に設けられている。そのため、強制循環式給湯機側から強制循環用浴槽連結装置内に流入した湯水は、この湯水の水圧によって開放される一方の弁(吐出弁)から浴槽内に吐出され、浴槽内に面した前面部の一方の弁(導入弁)は閉じた状態になっていて、この弁(導入弁)側から浴槽内に吐出しないようになっている。
【0011】
しかし、強制循環式給湯機によって加熱された熱い湯水は、本来、上記した一方の弁(吐出弁)から浴槽内に吐出されるのであるが、上記の弁(導入弁)がゴム材で形成されているため、劣化して亀裂等が生じた場合、この弁(導入弁)から浴槽内に吐出してしまい、この弁(導入弁)の傍に設けられているもう一方の開放されている弁(導入弁)から直ぐに強制循環用浴槽連結装置内に戻される、いわゆにショートサイクルを生じる。
【0012】
そのため、強制循環式給湯機によって加熱された熱い湯水は、強制循環用浴槽連結装置と強制循環式給湯機との間で循環される。
【0013】
通常、強制循環式給湯機側には、循環する湯水の湯温を検出するためのサーミスターが設けられており、このサーミスターによって湯温を検出している。上記のようにショートサイクルによって循環している湯温は、浴槽内の湯温よりも熱くなっており、この湯温をサーミスターで検出した場合、この湯温がサーミスターに接続されている制御装置によって、設定されている湯温に達していると判断されてしまい、湯水循環ポンプを自動停止させてしまう。そのため、浴槽内の湯温が設定温度に達していないのに最適温度(設定温度)、すなわち、風呂が沸いていないのに沸いていると判断されてしまうといった問題点を有している。
【0014】
更に、浴室内の湯水を一方の弁(吐出弁)から強制循環用浴槽連結装置内に吸引される場合、このゴム材で形成された弁(吐出弁)が劣化して亀裂等を生じたた場合、この亀裂部分から浴槽内のごみ(フィルターを通って入るごみより大なるごみ)が強制循環用浴槽連結装置内を介して、強制循環式給湯機の中の循環ホンプや、湯水が循環していることを検出する水流スイッチや循環ポンプや、その他の機能部品に付着し、これら(循環ポンプ等)が正常に機能しなくなるといった問題点を有している。
【0015】
また、従来の湯水循環用接続具においては、図30、図31に示すように接続具本体101を本体キャップ部102とネジ103とを介して接続受具104に接続するために、本体キャップ部102にネジ103の挿入部105を形成するとともに、接続具本体101に挿入部105と係合する孔106を形成してあった。そして接続具本体101と接続受具104とを接続する場合は、接続受具104に形成したネジ孔107と、接続具本体101の所定位置に係合させた本体キャップ部102の挿入部105とを一致させ、ネジ103を挿入部105から接続受具104のネジ孔107にねじ込んで接続している。
【0016】
ところが、湯水循環用接続具の浴槽側面への取付けや、内部掃除等の時にネジ103を外して接続具本体101及び本体キャップ部102と接続受具104とを分離した場合、従来の挿入部105は円筒状をした構造であったために、はずしたネジ103が作業中に挿入部105からこぼれ落ちて、浴槽内側に配されている本体キャップ部102から浴槽の排水口の中に落ち込んでしまうといった問題があった。
【0017】
また、前記の挿入部105は、本体キャップ部102の円周方向に等間隔を以て複数形成されており、かつこれらの挿入部105と一致するネジ孔107が接続受具104に形成されている。そして前記のように接続具本体101と接続受具104とを、キャップ本体102及びネジ103を介して接続する場合に、接続受具104の各ネジ孔107を、接続具本体101の孔106から突出しているキャップ本体102の各挿入部105と一致させようとした時に、各挿入部105が円筒状であると、挿入部105に挿入したネジ103の先端部が接続受具10側に突出してしまう。そのため、この突出したネジ103が邪魔になって各挿入部105と、接続受具10の各ネジ孔107との位置合わせに手間取るといった問題があった。
【0018】
本発明は、上記のような点に鑑みて開発されたものであり、その目的とするところは、フィルターキャップのフィルターの掃除を従来より長い期間毎に掃除をしても強制循環機能に支障を来すことのないようにし、また、可動部の耐久性を向上させショートサイクルを起こしにくくし、更に接続具本体と接続受具とを接続するネジを外した場合、接続具本体からネジがこぼれ落ちることのないようにし、また、ネジが接続具本体側から自然に接続受具側に突出することのないようにした湯水循環用接続具を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】
本発明は前記目的を有効に達成するために、次のような構成にしてある。すなわち、請求項1記載の本発明の湯水循環用接続具は、往路用並びに復路用の各湯水通路を内部に区画形成した接続具本体の前面部に、前面開口にフィルターを設けると共に外周部に開口部を形成したフィルターキャップを被せ、接続具本体の後部に、循環経路に接続する往路用並びに復路用の各接続管を接続する接続部を有する接続部材を設け、フィルターキャップを浴槽内に臨むようにして浴槽の側部に設ける湯水循環用接続具において、
接続具本体内に、往路用湯水通路と復路用湯水通路とを夫々区画形成し、往路用湯水通路並びに復路用湯水通路に連通する一方の開口部である吐出口を、接続具本体の外周部に夫々形成し、上記の各開口部に開閉板を設けると共に、往路用湯水通路並びに復路用湯水通路の他方の開口部である吸込口に、夫々開閉可能な仕切板を設けた構成にしてある。
【0020】
請求項2記載の本発明の湯水循環用接続具は、請求項1記載の湯水循環用接続具において、接続具本体の往路用湯水通路並びに復路用湯水通路に連通する各開口部の手前の各湯水通路の横断面積を、各開口部に近づくにしたがって漸次小さくなるように形成したことを特徴とする構成にしてある。
【0021】
請求項3記載の本発明の湯水循環用接続具は、請求項1又は2記載の湯水循環用接続具において、開閉板及び/又は仕切板は、接続具本体の所定箇所に揺動可能に係止できる係止部を上端部の両側に有すると共に、上端部を内側に陥没状に形成した構成であることを特徴とする構成にしてある。
【0022】
請求項4記載の本発明の湯水循環用接続具は、請求項1、2又は3記載の湯水循環用接続具において、開閉板及び/又は仕切板の材質が比重1未満であることを特徴とする構成にしてある。
【0023】
請求項5記載の本発明の湯水循環用接続具は、請求項1、2、3又は4記載の湯水循環用接続具において、開閉板及び/又は仕切板は、少なくとも片面側の下端近傍に、この下端に沿って凸部を設けたことを特徴とする構成にしてある。
【0024】
請求項6記載の本発明の湯水循環用接続具は、請求項1〜5の何れか一に記載の湯水循環用接続具において、開閉板は、多数の微細な穴及び又はスリットを設けてフィルター機能を有するようにしたことを特徴とする構成にしてある。
【0025】
請求項7記載の本発明の湯水循環用接続具は、請求項1〜7の何れか一に記載の湯水循環用接続具において、接続具本体の開口部の近傍に、湯水吐出方向を規制する整流部を設けたことを特徴とする構成にしてある。
【0026】
請求項8記載の本発明の湯水循環用接続具は、請求項1〜7の何れか一に記載の湯水循環用接続具において、接続具本体の外周部に形成した各開口部の開口部分の大きさを、この開口部に夫々対峙する位置に形成されたフィルターキャップの外周部の開口部の開口部分より小さく形成したことを特徴とする構成にしてある。
【0027】
請求項9記載の本発明の湯水循環用接続具は、請求項1〜8の何れか一に記載の湯水循環用接続具において、往路用湯水通路に連通する吸込口と、復路用湯水通路に連通する吸込口とを、接続具本体の前面部に夫々形成すると共に、両吸込口の径を異なるように形成したことを特徴とする構成にしてある。
【0028】
請求項10記載の本発明の湯水循環用接続具は、請求項9に記載の湯水循環用接続具において、前記吸込口の内周部に段差を形成したことを特徴とする構成にしてある。
【0029】
請求項11記載の本発明の湯水循環用接続具は、請求項1〜10の何れか一に記載の湯水循環用接続具において、接続具本体の所定の箇所に揺動可能に設けた開閉板及び/又は仕切板の枢着部の近傍の接続具本体部分に、凹部を形成したことを特徴とする構成にしてある。
【0030】
請求項12記載の本発明の湯水循環用接続具は、請求項1〜11の何れか一に記載の湯水循環用接続具において、接続具本体の所定の箇所に揺動可能に設けた開閉板及び/又は仕切板の開放側面に、凸部を設けたことを特徴とする構成にしてある。
【0031】
請求項13記載の本発明の湯水循環用接続具は、請求項1〜12の何れか一に記載の湯水循環用接続具において、接続具本体の所定の箇所に揺動可能に設けた開閉板及び/又は仕切板の開放側面と対向する接続具本体部分に、凸部を設けたことを特徴とする構成にしてある。
【0032】
請求項14記載の本発明の湯水循環用接続具は、請求項1〜13の何れか一に記載の湯水循環用接続具において、閉鎖時に開閉板が当接する接続具本体の係止面にスリットを設けたことを特徴とする構成にしてある。
【0033】
請求項15記載の本発明の湯水循環用接続具は、請求項1〜14の何れか一に記載の湯水循環用接続具において、接続具本体に形成したネジ挿着用の挿入部に、ネジ抜け止め用の係止突起を形成したことを特徴とする構成にしてある。
【0034】
請求項16記載の本発明の湯水循環用接続具は、請求項1〜15の何れか一に記載の湯水循環用接続具において、接続具本体に形成したネジ挿着用の挿入部の入口側並びに出口側に、ネジ抜け止め用の係止突起を設けたことを特徴とする構成にしてある。
【0035】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を添付の図1〜図30に基づいて説明する。
本発明に係る図示の湯水循環用接続具1(図1参照)は、フィルター2を備えたフィルターキャップ3と、後述する往路用湯水通路等を形成した接続具本体4と、強制循環式給湯機(図示せず)に接続する往路用並びに復路用の各接続管(図示せず)を接続する接続部5、6を有する接続部材7によって構成されている。
【0036】
先ず上記のフィルターキャップ3は、前面の中心から放射状に略三角形状の複数の前面開口8を形成してあり、外周の下部側の2か所に所定間隔を以て開口部9a、9bを形成し、接続具本体4の前面側に冠着できるように形成してある。また、上記の前面開口8を被うように円形状のフィルター2がフィルターキャップ3の内側に設けてある。
【0037】
接続具本体4(図1参照)は、本体キャップ部10と、本体部11と、接続受具12及び環状のパッキン13によって構成されている。
【0038】
本体キャップ部10(図1〜図3参照)は、フィルターキャップ3の内周に係合できる円形状であって、区画し且つ中央の左右に隣接するようにして小円弧状の第1溝孔14と第2溝孔15とが前後方向に貫通形成されている。この第1溝孔14と第2溝孔15は、接続具本体4側にフィルターキャップ3を冠着した場合に、フィルターキャップ3の前面開口8とフィルター2を介して対峙する。また、本体キャップ部10の裏面側には、図3に示すように後述する本体部11の3か所に形成した挿入凹部18に挿着できる突起部19が、夫々120°間隔毎に形成してある。
【0039】
本体部11(図1、図2、図4〜図9参照)は、上記の本体キャップ部10を前面側に着脱可能に冠着できる 湯水通路形成部16と、湯水通路形成部16の後部中央に形成した筒部17とからなる。
【0040】
湯水通路形成部16には、中央の仕切り部20を介して片側に、往路用湯水通路21並びにこの往路用湯水通路21に連通する往路用副湯水通路22が区画形成されている。往路用副湯水通路22は、湯水通路形成部16に本体キャップ部10を嵌着した場合に第1溝孔14と連通するように形成してある。また往路用湯水通路21は、湯水通路形成部16の斜め下方の外周部に形成した開口部23に連通するように形成されている。
【0041】
また、開口部23の近傍には、開口部23を開閉できるように開閉板24が開閉可能に設けられている。この開閉板24は、外方に開放でき且つ往路用湯水通路21側に閉じるように作動する。
【0042】
更に往路用湯水通路21と往路用副湯水通路22の交わる連通部25には、往路用湯水通路21と往路用副湯水通路22との連通を遮ったり、或いは連通できるようにする仕切板26が開閉可能に設けられている。この仕切板26は、上記の開口部23方向には開放でき、往路用副湯水通路22側には閉じるように作動する。
【0043】
また、往路用湯水通路21の湯水通路形成部16の中央部側には、上記した筒部17と連通するように孔部17aが形成されている。
【0044】
更に往路用湯水通路21は、開口部23(開閉板24を設けた位置)に近づくに従って横断面積を漸次小さくなるように傾斜部27(図4参照)を設けてある。
【0045】
一方、湯水通路形成部16の中央の仕切り部20を介してもう片側には、復路用湯水通路28並びにこの復路用湯水通路28に連通する復路用副湯水通路29が区画形成されている。復路用副湯水通路28は、湯水通路形成部16に本体キャップ部10を嵌着した場合に第2溝孔15と連通するように形成してある。また復路用湯水通路28は、湯水通路形成部16の斜め下方の外周部に形成した開口部30に連通するように形成されている。
【0046】
また、開口部30の近傍には、開口部30を開閉できるように開閉板31が開閉可能に設けられている。この開閉板31は、外方に開放でき且つ復路用湯水通路28側に閉じるように作動する。
【0047】
更に復路用湯水通路28と復路用副湯水通路29の交わる連通部32には、復路用湯水通路28と復路用副湯水通路29との連通を遮ったり、或いは連通できるようにする仕切板33が開閉可能に設けられている。この仕切板33は、上記の開口部30の方向に開放でき、復路用副湯水通路28側に閉じるように作動する。
【0048】
また、復路用湯水通路28の湯水通路形成部16の中央部側には、後部側に貫通孔34が形成されている。
【0049】
更に復路用湯水通路28は、開口部30(開閉板31を設けた位置)に近づくに従って横断面積を漸次小さくなるようにした傾斜部35(図4参照)を設けてある。
【0050】
尚、図示の例では、図中符号21を往路用湯水通路、22を往路用副湯水通路、28を復路用湯水通路、29を復路用副湯水通路として説明しているが、図中符号28を往路用湯水通路とし、29を往路用副湯水通路とし、21を復路用湯水通路とし、22を復路用副湯水通路としてもよい。接続部材7に対する往路用接続管(図示せず)並びに復路用接続管(図示せず)の接続のしかたによって、図中の符号のような通路構成となったり、上記した28が往路用湯水通路となるような通路構成となる。
【0051】
接続受具12(図1参照)は、筒部36の一端にフランジ状の受け部37とを形成したものであり、筒部36の外周面には雄ネジ38が形成されている。また、受け部37には一体間隔毎に複数の突起部39が形成され、各突起部39には、ネジ孔40が形成されている。ネジ(図示せず)を介して受け部37の所定の突起部39は、上記した湯水通路形成部16と結合できるようにしてある。
【0052】
パッキン13(図1参照)は、ゴムや合成樹脂材等によって環状に形成されたものである。
【0053】
接続部材7(図1参照)は、有底の筒状であって中央に筒部41を設けてある。筒部41の外筒部にはスパナ掛け42aが外周上に90°毎に4か所に設けてある。筒部41は、筒部41と一体的に形成された接続部5に連通している。筒部41と外筒部42との空間通路43は、筒部41と一体的に形成された接続部6に連通している。更に外筒部42の開口端近傍の内周面には、雌ネジ44が形成され、接続受具12の雄ネジ38と螺合できるようにしてある。
【0054】
上記のような構成からなる湯水循環用接続具1にあっては、上記した湯水通路形成部16を接続受具12に連結すると共に、本体キャップ10を湯水通路形成部16の前面に嵌着し、更にフィルターキャップ3を本体キャップ10の前面に嵌着する。この場合、フィルターキャップ3の開口部9aは、湯水通路形成部16の開口部30と一致し、フィルターキャップ3の外周部に形成したもう一方の開口部9bは、湯水通路形成部16の開口部23と一致する。
【0055】
このようにして組み合わせたフィルターキャップ3と接続具本体4とを、浴槽内に配し、フィルターキャップ3を浴槽内に臨ませて浴槽の側部(図示せず)に形成した孔に、パッキン13を介して接続受具12の筒部36を挿入する。そして、この接続受具12の筒部36の雄ネジ38に浴槽の外側から接続部材7の雌ネジ44をねじ込んで、フィルターキャップ3並びに接続具本体4と、接続部材7とを浴槽の側部に取り付ける。この場合、接続具本体4の開口部30、23並びにフィルターキャップ3の両開口部9a、9bは、浴槽の底部側に臨んでいる。また、接続部材7の筒部41内には、本体部11の筒部17が挿入され連結されている。
【0056】
このようにして浴槽の側部(図示せず)に取り付けた湯水循環用接続具1の接続部5に、図示の例の場合は往路用接続管(図示せず)を接続し、接続部6に復路用接続管(図示せず)を接続するが、逆の接続であってもよい。この両接続管は強制循環式給湯機(図示せず)に接続される。
【0057】
このようにして取り付けた湯水循環用接続具1、各接続管、強制循環式給湯機により、浴槽に水を張って強制循環式給湯機を作動させる。
【0058】
この場合、接続部5から筒部41を介して接続具本体4の筒部17に流入した湯水は、湯水通路形成部16の往路用湯水通路21に入り、この往路用湯水通路21を介して開口部23から開閉板24を水圧で開けて浴槽内の底部側に吐出される。この時、浴槽内の湯水は、この吐出流の吸引力によりフィルターキャップ3の前面開口8からフィルター2を介して本体キャップ10の第1溝孔14に流入し、この第1溝孔14から往路用副湯水通路22内に吸引流入される。この往路用副湯水通路22内に入った湯水は、仕切板26を開放して往路用湯水通路21の湯水と合流し、開口部23から浴槽内に吐出される。
【0059】
また、開口部23(開閉板24を設けた位置)に近づくに従って横断面積を漸次小さくなるように傾斜部27が設けられているため(図9参照)、往路用湯水通路21側の開口部23から吐出する水流の勢いは強くなり、往路用副湯水通路22側の湯水をより強く吸引することになる。
【0060】
一方、この状態の時に、フィルターキャップ3の前面開口8からフィルター2を介して本体キャップ10の第2溝孔15、更にこの第2溝孔15から復路用副湯水通路29内に吸引流入された湯水は、水流によって仕切板33を開放して復路用湯水通路28に流入し、この復路用湯水通路28から貫通孔34(図5参照)、接続受具12の筒部36と本体部11の筒部17との間から接続部材7の空間通路43を介して、接続部6から復路用接続管(図示せず)、強制循環式給湯機(図示せず)へと戻される。この時、開閉弁31は、吸引力により閉じた状態となっている。
【0061】
このように本発明の湯水循環用接続具1では、常にフィルターキャップ3の前面開口8の全体を使用して浴槽内の湯水が接続具本体4内に吸引されることになり、浴槽内の湯水の循環もより効率的に行われることになる。
【0062】
上記した各仕切板26、33が、通路を閉じられるようにしてあるのは、フィルター2に塵等が付着して浴槽内の湯水の往路用副湯水通路22側への流入が困難になった場合、復路用湯水通路28の湯水吸引力により、往路用湯水通路21内の湯水が本体キャップ10とフィルター2との隙間から復路用湯水通路28側に吸引されるのを防止するためである。
【0063】
また、接続部材7の接続部5に復路用接続管(図示せず)を接続し、接続部6に往路用接続管(図示せず)を接続した場合は、上記で説明した湯水の流れとは逆になり、湯水は接続具本体4の開口部30から浴槽内に吐出され、浴槽内の湯水はフィルターキャップ3の前面開口8からフィルター2を介して往路用副湯水通路22、往路用湯水通路21、強制循環式給湯機(図示せず)へと戻される。この場合、各仕切板26、33、並びに開閉板31は開放状態となり、また開閉板24は閉じた状態となる。
【0064】
次に本発明に係る湯水循環用接続具に使用される開閉板24、31及び/又は仕切板26、33は、以下のような構成にするのが好ましい。尚、開閉板24、31と仕切板26、33とは、大きさは異なるが要部の形状は同一であるため、便宜上、開閉板24、31を示す図10を使用して説明する。
【0065】
各開閉板24、31(及び/又は仕切板26、33)は、接続具本体4の各開口部23、30、並びに連通部25、32(図1参照)の所定箇所に揺動可能に係止できるように、上端部の両側に突出する係止部24a(31a,26a,33a)を形成し、上端部24b(31b,26b,33b)を内側に陥没状に形成してある。この陥没状とは、図示のように逆台形状に形成するも、或いは逆円弧状に形成するも、凹状、その他の種々の形状に形成するも自由である。
【0066】
もし、図10の仮想線で示すように上端部24c(31c,26c,33c)が水平状に形成されていたならば、開閉板24、31(及び/又は仕切板26、33)が両側の係止部24a(31a,26a,33a)を支点に開閉動作する時に、仮想線で示す上端部24c(31c,26c,33c)と、この上端部の隣接する本体部11との間に塵等60が付着していると、塵等60が開閉動作(開閉板24等の回転方向への動き)の邪魔になって、開閉板24、31(及び/又は仕切板26、33)を開放できなくなったり開放しずらくなって、所望の開度を得られなくなる事が考えられる。
【0067】
しかし、上記したように開閉板24、31(及び/又は仕切板26、33)の上端部24b(31b,26b,33b)を陥没形成することによって、塵等60が上端部24b(31b,26b,33b)と本体部11との間に挟み込まれても、開閉動作を阻害するといったこともなく、長期間にわたって開閉板24、31(及び/又は仕切板26、33)の開閉動作をスムーズに行うことができる。
【0068】
また、開閉板24、31及び/又は仕切板26、33は、比重1未満の合成樹脂材又は金属材等からなる材質の材料によって形成するのが好ましい。通常、各開閉板24、31及び/又は仕切板26、33は、強制循環式給湯機(図示せず)の循環ポンプ(図示せず)の吸引作用によって、通路を閉じるように本体部11の所定箇所側に吸い付けられるが、例えば重い自重の開閉板24、31及び/又は仕切板26、33であったならば、上記した循環ポンプ(図示せず)の吸引力と開閉板24、31及び/又は仕切板26、33の自重とのバランスによって、ある所定値以上の吸引力がないと上記した本体部11の所定箇所側に吸い付かないことがある。
【0069】
しかし、上記したように開閉板24、31及び/又は仕切板26、33は、比重を1未満の材質によって形成することにより、浴槽に湯水を満たした状態のときに浮いた状態となって自然に本体部11の所定箇所側に当たり、各通路を確実に閉じることができる。尚、開閉板24、31及び/又は仕切板26、33は合成樹脂によって形成した比重1のものであっても又は中空で形成されたものであっても、比重1未満の材質の開閉板24、31及び/又は仕切板26、33と同様の作用をなすことができる。
【0070】
また、本発明に係る湯水循環用接続具において、図11に示すように開閉板24、31及び/又は仕切板26、33には、両面側(又は片面側)の下端近傍で、下端48に沿って横長な凸部47を設けるのが好ましい。図12に示すように開口部23、30(及び/又は連通部25、32)の下端48近傍の側面と、本体部11の開閉板24、31(及び/又は仕切板26、33)の当接する箇所との間に塵等60が付着した場合、開閉板24、31(及び/又は仕切板26、33)が開口部23、30(及び/又は連通部25、32)を閉じた状態になっても、本体部11と開閉板24、31(及び/又は仕切板26、33)との間に隙間が生じて湯水の流れを完全に遮断することができなくなる。
【0071】
しかし、上記したように開閉板24、31(及び/又は仕切板26、33)に横長な凸部47を設けることによって、開閉板24、31(及び/又は仕切板26、33)が傾いた状態で完全に開閉板24、31等を閉じなくても、凸部47の先端下面62が通路面61に当接するため、多少の塵等60が付着しても開口部23、30(及び/又は連通部25、32)を確実に閉じることができる。したがって、湯水循環用接続具による湯水循環の動作に支障を来すといったことがない。
【0072】
尚、開閉板24等の両面側に凸部47を設けたのは、開閉板24等を本体部11に取り付けるときに取付け向きを逆にしても、上記と同様の作用・効果を得ることができるようにしたためである。
【0073】
また、本発明に係る湯水循環用接続具において、図13、図14に示すように開閉板24、31には多数の微細な穴49aやスリット49bを設けて、フィルター機能をもたせるようにしてもよい。開閉板24、31にフィルター機能をもたせることによって、フィルターキャップ3のフィルター2が塵等によって目詰まりを生じて閉塞されても、開閉板24、31の微細な穴49aやスリット49bは、湯はり時にセルフクリーニングされて閉塞されにくくなり、支障なく湯水の追炊循環を継続することができる。また、浴槽から湯水を抜いた後も湯水循環用接続具内に湯水が残留し、この湯水が冬などに凍結してしまうといった懸念もあったが、開閉板24、31に微細な穴49aやスリット49bを設けることにり、湯水循環用接続具内の湯水は穴49a等から浴槽内に排出されるため、湯水が湯水循環用接続具内に残留して凍結してしまうといったことを防止することができる。
【0074】
尚、開閉板24、31の両面側にスリット49bを設けたのは、開閉板24、31を本体部11に取り付けるときに取り付け向きを逆にしても、上記と同様の作用・効果を得ることができるようにしたためである
【0075】
また、本発明に係る湯水循環用接続具において、浴槽内に湯水循環用接続具から吐出される湯水の吐出方向を規制するために、接続具本体4(図1参照)の本体部11及び/又は本体キャップ部10の開口部23及び/又は30の近傍(開閉板24、31の外側及び/又は内側)に、整流部23a、30a(図4参照)を設けるのが好ましい。整流部(図示せず)は、細長板状又は角材状(リブ状)に形成したものであって、開口部23及び/又は30から吐出される流速を均一にし、且つ吐出される湯水を浴槽内の上方向に強制的に導けるようにしてあるため、浴槽内における湯水の攪拌を向上させることができる。
【0076】
また、本発明に係る湯水循環用接続具においては、接続具本体4(図1参照)の本体部11の外周部に形成した各開口部23、30の開口部分の大きさを、夫々の開口部23、30に夫々対峙する位置に形成されたフィルターキャップ3の外周部の開口部9b、9aの開口部分より小さく形成するのが好ましい。このようにすることによって、金属部材で形成されているフィルターキャップ3の各開口部9b、9aの内周縁が、本体部11の各開口部23、30の内側に露出するのを防止でき、掃除等の時に各開口部9b、9aの内周縁で指を怪我するといったことを防止できる。
【0077】
また、本発明に係る湯水循環用接続具においては、接続具本体4の本体部11の往路用副湯水通路22(図1参照)に連通する吸込口50と、復路用副湯水通路29に連通する吸込口51とを、接続具本体4の前面部に相当する本体キャップ部10に夫々形成すると共に、両吸込口50、51の径を異なるように形成するのが好ましい。
【0078】
更に図15、図16に示すように、吸込口50、51の内周部52に段差を2段形成するのが好ましい。このようにすることによって、循環経路や循環ポンプへ呼び水をする時にホース53(図15参照)を吸込口50(又は51)に接続でき、また上記のホース53より径の小さいシャワーホース54(図16参照)を吸込口50(又は51)に接続することができる。
【0079】
上記のように吸込口50、51の径を異なるようにしたり、段差を設けることによって、既製のホース53やシャワーホース54などの径の異なるものを簡単に吸込口50、51に接続して呼び水を容易に行うことができる。
【0080】
また、本発明に係る湯水循環用接続具において、接続具本体4(図1参照)の本体部11(図17a、図18参照)の各開口部23、30及び/又は連通部25、32(図1参照)の所定箇所に揺動可能に係止した開閉板24、31及び/又は仕切板26、33の枢着部55の近傍に、凹部56を本体キャップ部10に形成するのが好ましい。図19に示すように塵等60が上記した枢着部55の近傍に付着した場合、開閉板24等の開放時に塵等60が本体キャップ部10と開閉板24等との間に挟まれて、開閉板24等の開度を規制して所定の開度に開かなくなる。
【0081】
しかしながら、上記したように凹部56を形成することによって、枢着部55の近傍に溜まる塵等60は、凹部55の中に入り込んでしまうため塵等60に邪魔されることなく開閉板24等を所定の開度に開くことができる。また、図17bのように開閉板24、31及び/又は仕切板26、33に凸部を設けても同じような効果を得ることができる。
【0082】
また、本発明係る湯水循環用接続具においては、開閉板24、31(及び/又は仕切板26、33)の開放側面57(図18参照)に凸部58を設けるようにしてもよい。このようにすることにより、開閉板24、31(及び/又は仕切板26、33)を図18のように開放させた時に、開閉板24、31(及び/又は仕切板26、33)が本体キャップ部10側に面接触し、湯水の表面張力によって本体キャップ部10に固着してしまうといったことを防止することができる。
【0083】
また、本発明係る湯水循環用接続具においては、開閉板24、31及び/又は仕切板26、33の開放側面57(図17参照)と対向する本体キャップ部10に凸部59を設けた場合も、上記と同様の作用・効果を奏することができる。
【0084】
尚、図20〜図25は、本発明に係る接続具本体4を構成する本体キャップ部10並びに本体部11を示す他の例に関する図であり、基本的な構造は前記した湯水循環用接続具1(図1参照)と同一であり、同一箇所に同一符号を付して説明を省略する。
【0085】
次に図26、図27は、本体キャップ部10と、本体部11と、接続受具12とをネジ44によって接続する構造を示す。この図に示す接続具本体4の本体部11には、本体キャップ部10の裏面から突出した挿入部45を挿入するための孔70が円周方向に等間隔に形成されている。この各孔70に挿入できるように本体キャップ部10の裏面に挿入部45が夫々形成されている。挿入部45は、ネジ44を挿通できるように円筒状に貫通形成されていて、以下の係止突起46aを有している。
【0086】
すなわち、この挿入部45の入口側には、ネジ抜け止め用の係止突起46aが内周面の対峙する2か所に形成されていて、ネジ山部64を挿入部45に挿入するときにネジ山部64によって係止突起46aの内周先端部をネジ切りしながら、ネジ山部64を挿入部45に挿入できるようにしてある。このように係止突起46aを形成することにより、挿入部45に挿入されたネジ山部64は、係止突起46aに邪魔される。したがって、ネジ44は挿入部45から外れ落ちなくなる。尚、係止突起46aは、挿入部45の入口側の内周部分の1か所或いは3か所以上に形成してもよく、また環状に形成してもよい。
【0087】
29は、本体キャップ部10と、本体部11と、接続受具12とをネジ44で接続する別の構造を示す図である。この例では本体キャップ部10の挿入部45の入口側と出口側に、ネジ抜け止め用の係止突起46a、46bを夫々形成してある。この例の挿入部45の構造において、入口側の係止突起46a間の間隔Xは、ネジ44のネジ山部64の外径Dより少し小さい間隔(径)を成して形成されている。ネジ44のネジ山部64を挿入部45に挿入するときは、前記と同様にネジ山部64によって係止突起46aの先端部をネジ切りしながら挿入部45にネジ山部64を挿入する。勿論、係止突起46a間の間隔Xは、挿入部45に挿入されたネジ山部64が外に出るのを阻止できれば、如何なる間隔としてもよい
【0088】
挿入部45にねじ込まれたネジ山部64は、出口側の係止突起46bによって接続受具12側に出るのを阻止され、通常は挿入部45内に滞留する。すなわち、挿入部45内で不安定な状態にあるネジ44の軸芯と、係止突起46bの開口している径の中心とが一致する、といったことが殆どないため、通常はネジ山部64の先端が係止突起46bに当たって接続受具12側に突出するのを阻止される。また、係止突起46b間の間隔dは、挿入部45に挿入されたネジ山部64が接続受具12側に出るのを阻止できれば、如何なる寸法にするも自由である。なお、係止突起46bの構成は、前記した係止突起46aとほぼ同様の構成であり詳細な説明を省略する。
【0089】
【発明の効果】
このように本発明の湯水循環用接続具によれば、強制循環式給湯機の作動によって往路用湯水通路の開口部から浴槽内に吐出されると共に、フィルターキャップの前面開口から復路用副湯水通路を介して復路用湯水通路内に湯水を吸引流入する場合にも、浴槽内の湯水はフィルターキャップの前面開口から往路用副湯水通路内にも吸引流入され、この吸引流入された湯水は往路用湯水通路を介して開口部から吐出される。
【0090】
このことは、従来の湯水循環用接続具ではフィルターキャップの前面開口に設けたフィルターの片側面しか使用しないために、この片側面に塵等が集中して付着して目詰まりを起こす為に、短期間にフィルターの掃除をしなければならなかったが、本発明では常にフィルター全面を使って湯水が接続具本体内に吸引流入されるため、フィルターに付着する浴槽内の塵等がフィルター全面に分散して付着するため、従来の片側面に付着する場合に比べ目詰まりする期間も長くなり、フィルター掃除の間隔を長くすることができ、例えば1年内に於けるフィルターキャップの掃除の回数を少なくでき、従来に比べフィルターキャップの掃除が楽になる。また、開閉板24、31及び/又は仕切板26、33を板状とし揺動可能としたため、ゴム材を使用する場合に比べ、使用している間に劣化し亀裂等が生じることがなく、機能を経年的に発揮し続けることができる。
【0091】
また、接続具本体の往路用湯水通路並びに復路用湯水通路に連通する各開口部の手前の各湯水通路の横断面積を、各開口部に近づくにしたがって漸次小さくなるように形成してあるので、往路用湯水通路から開口部を介して吐出される湯水の勢いが強くなり、この勢いにより浴槽内から往路用副湯水通路内に吸引されて往路用湯水通路の湯水に合流する勢いもより強くなり、浴槽内の湯水を効果的に攪拌させることができる。
【0092】
また、開閉板及び/又は仕切板の上端部を内側に陥没状に形成したことによって、塵等が上端部と接続具本体の所定箇所との間に咬み込むこともなく、長期間にわたって開閉板及び/又は仕切板の開閉動作をスムーズに行うことができ、湯水の所定の流動動作に支障をきたすことがない。
【0093】
また、開閉板及び/又は仕切板の材質を比重1未満とすることにより、湯水を浴槽に満たした状態のときに、開閉板及び/又は仕切板は浮いた状態となって、接続具本体の所定箇所側に当たり、通路を確実に閉じる状態にすることができる。故に湯水の所定の流動動作に支障をきたすことがない。
【0094】
また、開閉板及び/又は仕切板の少なくとも片面側の下端近傍に、下端に沿って凸部を設けたことにより、開閉板及び/又は仕切板等が塵等が開閉板及び/又は仕切板と接続具本体の所定箇所との間に付着して完全に閉じなくなっても、凸部が接続具本体の通路面に当接するため、接続具本体の開口部及び/又は連通部を確実に閉じることができる。したがって、湯水循環用接続具による湯水循環の動作に支障を来すといったことがない。
【0095】
また、開閉板に多数の微細な穴及び又はスリットを設けてフィルター機能を持たせたことによって、フィルターキャップが塵等によって閉塞されても、上記の開閉板は湯はり時にセルフクリーニングができるので、閉塞されにくく、湯水の追炊循環を継続させることができ、湯水循環用接続具による湯水循環の動作に支障を来すといったことがない。
【0096】
また、接続具本体の開口部の近傍に、湯水吐出方向を規制する整流部を設けたことによって、開口部から吐出される流速を均一にし、吐出される湯水を浴槽内の上方向に強制的に導けるようにしてあるため、浴槽内における湯水の攪拌を向上させることができる。
【0097】
また、接続具本体の外周部に形成した各開口部の開口部分の大きさを、この開口部に夫々対峙する位置に形成されたフィルターキャップの外周部の開口部の開口部分より小さく形成したことによって、フィルターキャップの開口部の内周縁が清掃等の取扱い時に指にあたることもなく、清掃等の作業を安全に行うことができる。
【0098】
また、往路用副湯水通路に連通する吸込口と、復路用副湯水通路に連通する吸込口とを、接続具本体の前面部に夫々形成すると共に、両吸込口の径を異なるように形成したことによって、呼び水の時に既製のホース又は、このホースと径の異なるシャワーホースを吸込口に接続させて、呼び水を容易に行うことができる。
【0099】
また、吸込口の内周部に段差を形成したことによって、径の異なる既製のホースやシャワーホースを確実に所望の吸込口に接続できて、呼び水作業を迅速に行うことができる。
【0100】
また、接続具本体の所定の箇所に揺動可能に設けた開閉板及び/又は仕切板の枢着部の近傍の接続具本体部分に凹部を形成したことにより、開閉板及び/又は仕切板の枢着部近傍に付着する塵等は、上記の凹部内に溜まるため、開閉板及び/又は仕切板の開度に支障を来すといったことを防止することができる。
【0101】
また、接続具本体の所定の箇所に揺動可能に設けた開閉板及び/又は仕切板の開放側面、又はこの開放側面と対向する接続具本体部分に凸部を設けたことによって、開放時に開閉板及び/又は仕切板と接続具本体部分との間に隙間が生じ、開閉板及び/又は仕切板と接続具本体の所定部分とが湯水の表面張力によって固着することもなく、湯水循環動作に支障を来すことがない。
【0102】
また、閉鎖時に開閉板が当接する接続具本体の係止面にスリットを設けたことによって、フィルターキャップが塵等によって閉塞されてもスリットから湯水を流通させることができるため、湯水の追炊循環を継続させることができる。したがって、湯水循環用接続具による湯水循環の動作に支障を来すといったことがない。
【0103】
また、接続具本体に形成したネジ挿着用の挿入部に、ネジ抜け止め用の係止突起を形成したことにより、ネジのネジ山部を挿入部に挿着した場合に、ネジ山部が係止突起に当たって挿入部から抜け出すの阻止される。そのため、浴槽に湯水循環用接続具を取り付ける際に、従来のようにネジが接続具本体から落下して探さねばならないといった煩わしさを解決することができる。
【0104】
また、接続具本体に形成したネジ挿着用の挿入部の入口側と出口側とに、ネジ抜け止め用の係止突起を形成することにより、前記した効果を奏するとともに、出口側の係止突起によってこの出口から外にネジ山部が突出するのを阻止することができる。このことは、接続受具のネジ孔を、ネジを挿着した挿入部に合致させようとした時に挿入部からネジ山部が突出していて、接続受具のネジ孔と挿入部とを合致させるのに手間取るといったこともなくなり、接続作業を迅速に行うことができる。
【0105】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る湯水循環用接続具の一例の分解斜視図である。
【図2】本発明に係る湯水循環用接続具の要部の分解斜視図である。
【図3】本発明に係る湯水循環用接続具本体の裏面を示す斜視図である。
【図4】本発明に係る湯水循環用接続具本体の正面図である。
【図5】本発明に係る湯水循環用接続具本体の裏面図である。
【図6】本発明に係る湯水循環用接続具本体のAーA矢視の断面図である。
【図7】本発明に係る湯水循環用接続具本体のBーB矢視の断面図である。
【図8】本発明に係る湯水循環用接続具本体の一側面図である。
【図9】本発明に係る湯水循環用接続具本体のCーC矢視の断面図である。
【図10】本発明に係る開閉板又は仕切板の正面から見た説明図である。
【図11】本発明に係る開閉板又は仕切板の側面から見た説明図である。
【図12】図11に示す開閉板又は仕切板を使用した場合の説明図である。
【図13】本発明に係る他の例の開閉板の正面から見た説明図である。
【図14】図13の側面図である。
【図15】吸込口にホースを接続した状態の断面を示す説明図である。
【図16】吸込口にシャワーホースを接続した状態の断面を示す説明図である。
【図17】本発明に係る他の例の本体キャップ部の要部と開閉板又は仕切板との取り合い関係を示す説明図である。
【図18】本発明に係るまた別の例の本体キャップ部の要部と開閉板又は仕切板との取り合い関係を示す説明図である。
【図19】従来例の説明図である。
【図20】本発明に係る他の例の本体部の正面図である。
【図21】本発明に係る他の例の本体部の側面図である。
【図22】本発明に係る他の例の本体部の背面図である。
【図23】本発明に係る他の例の本体キャップ部の正面図である。
【図24】本発明に係る他の例の本体キャップ部の側面図である。
【図25】本体キャップ部の断面図である。
【図26】本発明に係る湯水循環用接続具におけるネジの取付け部分の説明図である。
【図27】本体部及び本体キャップ部と接続受具とをネジで接続した状態を示す説明図である。
【図28】本発明に係る湯水循環用接続具における別の例のネジの取付け部分の説明図である。
【図29】本体部及び本体キャップ部と接続受具とをネジで接続した状態を示す説明図である。
【図30】従来の湯水循環用接続具におけるネジの取付け部分の説明図である。
【図31】従来の湯水循環用接続具におけるネジを取り付けた状態の説明図である。
【符号の説明】
1 湯水循環用接続具 28 復路用湯水通路
2 フィルター 29 復路用副湯水通路
3 フィルターキャップ 30 開口部
4 接続具本体 31 開閉板
5 接続部 31a 係止部
6 接続部 31b 上端部
7 接続部材 32 連通部
8 前面開口 33 仕切板
9a 開口部 33a 係止部
9b 開口部 33b 上端部
21 往路用湯水通路 44 ネジ
22 往路用副湯水通路 45 挿入部
23 開口部 47 凸部
24 開閉板 46a 係止突起
24a 係止部 46b 係止突起
24b 上端部 49a 穴
25 連通部 49b スリット
26 仕切板
26a 係止部
26b 上端部

Claims (15)

  1. 往路用並びに復路用の各湯水通路を内部に区画形成した接続具本体の前面部に、前面開口にフィルターを設けると共に外周部に開口部を形成したフィルターキャップを被せ、接続具本体の後部に、循環経路に接続する往路用並びに復路用の各接続管を接続する接続部を有する接続部材を設け、フィルターキャップを浴槽内に臨むようにして浴槽の側部に設ける湯水循環用接続具において、接続具本体内に、往路用湯水通路と復路用湯水通路とを夫々区画形成し、往路用湯水通路並びに復路用湯水通路に連通する一方の開口部である吐出口を、接続具本体の外周部に夫々形成し、前記の各開口部に開閉板を設けると共に、往路用湯水通路並びに復路用湯水通路の他方の開口部である吸込口に、夫々開閉可能な仕切板を設け、前記開閉板は、多数の微細な穴及び/又はスリットを設けてフィルター機能を有することを特徴とする湯水循環用接続具。
  2. 接続具本体の往路用湯水通路並びに復路用湯水通路に連通する各開口部の手前の各湯水通路の横断面積を、各開口部に近づくにしたがって漸次小さくなるように形成したことを特徴とする請求項1記載の湯水循環用接続具。
  3. 開閉板及び/又は仕切板は、接続具本体の所定箇所に揺動可能に係止できる係止部を上端部の両側に有すると共に、上端部を内側に陥没状に形成し、陥没状に形成された上端部と本体部との間に隙間が形成されることを特徴とする請求項1又は2記載の湯水循環用接続具。
  4. 開閉板及び/又は仕切板の材質が比重1未満であることを特徴とする請求項1〜3の何れか一に記載の湯水循環用接続具。
  5. 開閉板及び/又は仕切板は、少なくとも片面側の下端近傍に、この下端に沿って凸部を設け、凸部の先端下面が開口部の通路面に接触することにより、開閉板及び/又は仕切板が閉じた状態になることを特徴とする請求項1〜4の何れか一に記載の湯水循環用接続具。
  6. 接続具本体の開口部の近傍に、湯水吐出方向を規制する整流部を設けたことを特徴とする請求項1〜の何れか一に記載の湯水循環用接続具。
  7. 接続具本体の外周部に形成した各開口部の開口部分の大きさを、この開口部に夫々対峙する位置に形成されたフィルターキャップの外周部の開口部の開口部分より小さく形成したことを特徴とする請求項1〜の何れか一に記載の湯水循環用接続具。
  8. 往路用湯水通路に連通する吸込口と、復路用湯水通路に連通する吸込口とを、接続具本体の前面部に夫々形成すると共に、両吸込口の径を異なるように形成したことを特徴とする請求項1〜の何れか一に記載の湯水循環用接続具。
  9. 前記吸込口の内周部に、呼び水用ホースの端部を接続するための段差を形成したことを特徴とする請求項記載の湯水循環用接続具。
  10. 接続具本体の所定の箇所に揺動可能に設けた開閉板及び/又は仕切板の枢着部の近傍の接続具本体部分に、凹部を形成し、開閉板及び/又は仕切板が開放された時に、開閉板及び/又は仕切板と凹部との間に、塵等を溜めるための隙間が形成されることを特徴とする請求項1〜の何れか一に記載の湯水循環用接続具。
  11. 接続具本体の所定の箇所に揺動可能に設けた開閉板及び/又は仕切板の開放側面に、凸部を設け、開閉板及び/又は仕切板が開放された時に、凸部が本体キャップ部に当接して、凸部と開閉板及び/又は仕切板と本体キャップ部との間に、塵等を溜めるための隙間が形成されることを特徴とする請求項1〜10の何れか一に記載の湯水循環用接続具。
  12. 接続具本体の所定の箇所に揺動可能に設けた開閉板及び/又は仕切板の開放側面と対向する接続具本体部分に、凸部を設けたことを特徴とする請求項1〜11の何れか一に記載の湯水循環用接続具。
  13. 閉鎖時に開閉板が当接する接続具本体の係止面にスリットを設けたことを特徴とする請求項1〜12の何れか一に記載の湯水循環用接続具。
  14. 接続具本体に形成したネジ挿着用の挿入部に、ネジ抜け止め用の係止突起を設けたことを特徴とする請求項1〜13の何れか一に記載の湯水循環用接続具。
  15. 接続具本体に形成したネジ挿着用の挿入部の入口側並びに出口側に、ネジ抜け止め用の係止突起を設けたことを特徴とする請求項1〜14の何れか一に記載の湯水循環用接続具。
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