JP4445293B2 - 画像形成装置における記録紙形状測定方法及び装置、並びに、画像形成装置における記録紙形状異常診断機能付き画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置における記録紙形状測定方法及び装置、並びに、画像形成装置における記録紙形状異常診断機能付き画像形成装置 Download PDF

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本発明は画像形成装置における記録紙形状測定方法及び装置、並びに、記録紙形状異常診断機能付き画像形成装置に係り、特に、搬送中の記録紙の三次元形状を測定する画像形成装置における記録紙形状測定方法及び装置、並びに、測定した記録紙形状により異常診断を行う機能を有す記録紙形状異常診断機能付き画像形成装置に関するものである。
本発明における記録紙は、例えば、複写機、プリンター、FAXなどの画像形成装置内においては、その画像形成プロセス中に搬送されるものであり、画像形成装置において、搬送中の記録紙についてその記録紙形状を測定することが必要とされる理由を以下に説明する。
複写機の場合を例に、複写によって記録紙に画像を形成する画像形成プロセスを、図35を参照して以下具体的に説明する。
同図において、給紙トレイ101にセットした記録紙102は、給紙ローラ103によって給紙トレイ101から導き出され、搬送路104の搬送ローラ104aによって画像形成部105に搬送される。搬送路104の最下流部、すなわち画像形成部105の転写位置の直前(直上流)には上下一対のローラからなるレジストローラ104bが設けられており、搬送路104を通して搬送されてきた記録紙102を、レジストローラ104bのニップ部に当接させた状態で一旦停止(待機)させ、画像形成プロセスの進行に同期したタイミングで、レジストローラ104bを通して転写位置に送り込むようになっている。
画像形成部105では、暗所において帯電器105aで感光体ドラム105bの表面を均一に帯電させる。次に、露光器(図示せず)により画像部以外のところに光を当て、光の当った部分の帯電電荷を除去し、画像部に電荷を残した静電潜像を形成する(露光)。現像部106では、現像ローラ106aによって静電潜像と逆極性に帯電した着色微粒子であるトナー106bを潜像に付着させて可視画像とする。
続いて、記録紙102をこのトナー像に付着させて記録紙103の裏側からコロナ帯電器105cで、トナーの帯電極性とは逆極性の電荷を記録紙103に与え、静電力によりトナー像を記録紙102に転写し(転写)、帯電器105dでさらに逆の電荷を放電することで感光体ドラム105bから記録紙102を分離する(分離)。記録紙102に付着したトナーを定着ローラ105eの熱で溶かし、加圧ローラ105fで圧力を加えて記録紙102に定着させる(定着)。
一方、転写されずに感光体ドラム105bに残った残留トナーはクリーニングブラシ105gとブレード105hで除去される。また、感光体ドラム105b上の潜像電荷は光源105iからの光により除去される(クリーニング)。
上述した帯電から除電に至る一連のプロセスを繰り返すことにより連続的に印写が行われる。印写が終了した記録紙102は排紙ローラ107によって排紙トレイ(図示せず)に排出される。
上記画像形成装置内においては、紙が搬送される際にカール、シワ、浮きなどにより紙の形状が変化し、紙詰り、ジャムの原因になる。その原因を確かめるためには、まず画像形成装置内において、搬送時に紙がどのような形状になっているかを測定することが必要となる。どの場所で、どのような状態に形状が変化しているのかが特定できれば、適切な対策を打つことができる。そのためには、製品と同じ状態で紙を搬送させ、そのときの紙形状を測定する必要がある。測定のために、観察用のスペースを空けてしまうと、装置全体の剛性やバランスに変化が生じてしまい、異なる挙動を示す可能性があるため、できるだけ製品に手を加えることなく測定することが望まれる。
従来、測定物の三次元形状測定方法としては、液晶格子による光パターンを対象物体に照射し、対象物体の形状に応じて変形した光パターンをカメラで撮像し、得られる画像データから対象物の形状を求める手法である。(例えば、特許文献1参照。)
また、搬送されている紙による透過光を検出することにより、搬送されている紙の破損などの異常を検知する方法が知られている。(例えば、特許文献2参照。)
特開2000−146543号公報 特開平02−168104号公報
しかし、上述した従来の三次元形状測定方法では、パターンを投影するための投光系が必要となり、その分装置構成が大きくなってしまう。また、受光系は縮小光学系を用いているため、対象物全体を撮像するためにはワークディスタンスを長くとる必要がある。これに対し、図35に示したように画像形成装置のように、内部に多くの部品が密集しているものでは、測定のためのスペースが少ない。よって、A4用紙(長手方向)全体を撮像しようとした場合には、画像形成装置を改造して、観察できる場所を空け、ある程度離れた場所に投受光系を配置する必要性が生じる。その結果、製品と同じ状態での測定が困難である。
また、透過光を検出することにより搬送されている紙の破損(欠けなど)状態などの異常を検知する方法の場合、装置構成も省スペース化できる可能性がるが、紙が浮いているのかどうか、すなわち、三次元形状を知ることができない。
そこで、本発明は、搬送される記録紙の三次元形状を省スペースで測定することが可能な画像形成装置における記録紙形状測定方法及び装置、並びに、この測定装置を組み込んだ記録紙形状異常診断機能付き画像形成装置を提供することを課題としている。より具体的には複写機やプリンターなどの画像形成装置内において、製品に改造を加えることなく、搬送される記録紙の三次元形状を省スペースにて測定することが可能な方法及び装置を提供することを課題としている。
前記課題を解決するためになされた請求項1記載の発明は、給紙ローラによって給紙トレイから導き出され、搬送路の搬送ローラによって搬送された記録紙が、画像形成部の転写位置の直上流に設けられた上下一対のローラからなるレジストローラのニップ部に当接させた状態で一旦待機され、画像形成プロセスの進行に同期したタイミングで、前記レジストローラを通して転写位置に送り込まれ、前記画像形成部において、暗所において帯電器で感光体ドラムの表面が均一に帯電され、露光器により画像部以外の部分に光が当てられて当該部分の帯電電荷が除去され、前記画像部に電荷を残した静電潜像が形成される露光が行われ、現像部において、現像ローラによって静電潜像と逆極性に帯電されたトナーが潜像に付着されて可視画像とされ、このトナー像に付着された前記記録紙の裏側からコロナ帯電器でトナーの帯電極性とは逆極性の電荷が与えられてトナー像が前記記録紙に転写され、帯電器でさらに逆の電荷を放電することで前記感光体ドラムから前記記録紙が分離され、前記記録紙に付着したトナーが定着ローラの熱で溶かされ加圧ローラで定着された前記記録紙が排紙ローラによって排紙トレイに排出される画像形成装置において、前記画像形成装置内において搬送される前記記録紙の三次元形状を測定する記録紙形状測定方法であって、光源とレンズアレイとアレイ状に並べられたセンサとを有し、搬送中の記録紙の画像形成面とは反対側の面に前記光源から光を照射するとともに、前記反対側の面を前記レンズアレイで前記センサ上に等倍結像させるように構成された近接型光電変換素子を、前記レジストローラと前記定着ローラとの直後の箇所に、搬送中の記録紙の搬送方向と交差して前記反対側の面に接するようにそれぞれ設置しておくとともに、画像形成面とは反対側の面に周期的な明暗パターンを印刷によって形成したパターン付記録紙を前記周期的な明暗パターンが返送方向と平行又は直角になるように前記給紙トレイにセットし、前記給紙トレイから導き出されて搬送される前記パターン付記録紙上の前記周期的な明暗パターンを前記近接型光電変換素子により光電変換して撮像し前記周期的な明暗パターンの画像を得、該得られた画像の周期的な明暗パターンの変化状態に基づいて搬送中の前記パターン付記録紙の搬送方向に平行又は垂直な方向の浮き沈み形状を測定することを特徴とする画像形成装置における記録紙形状測定方法に存する。
また、請求項2記載の発明は、給紙ローラによって給紙トレイから導き出され、搬送路の搬送ローラによって搬送された記録紙が、画像形成部の転写位置の直上流に設けられた上下一対のローラからなるレジストローラのニップ部に当接させた状態で一旦待機され、画像形成プロセスの進行に同期したタイミングで、前記レジストローラを通して転写位置に送り込まれ、前記画像形成部において、暗所において帯電器で感光体ドラムの表面が均一に帯電され、露光器により画像部以外の部分に光が当てられて当該部分の帯電電荷が除去され、前記画像部に電荷を残した静電潜像が形成される露光が行われ、現像部において、現像ローラによって静電潜像と逆極性に帯電されたトナーが潜像に付着されて可視画像とされ、このトナー像に付着された前記記録紙の裏側からコロナ帯電器でトナーの帯電極性とは逆極性の電荷が与えられてトナー像が前記記録紙に転写され、帯電器でさらに逆の電荷を放電することで前記感光体ドラムから前記記録紙が分離され、前記記録紙に付着したトナーが定着ローラの熱で溶かされ加圧ローラで定着された前記記録紙が排紙ローラによって排紙トレイに排出される画像形成装置において、前記画像形成装置内において搬送される前記記録紙の三次元形状を測定する記録紙形状測定方法であって、各々が、光源とレンズアレイとアレイ状に並べられたセンサとを有し、搬送中の記録紙の画像形成面とは反対側の面に前記光源から光を照射するとともに、前記反対側の面を前記レンズアレイで前記センサ上に等倍結像させるように構成された複数の近接型光電変換素子を、前記レジストローラと前記定着ローラとの直後の箇所に、搬送中の記録紙の搬送方向と交差して前記反対側の面に接しかつ前記反対側の面の同一箇所を異なる位置からそれぞれ撮像するようにそれぞれ設置しておくとともに、画像形成面とは反対側の面に周期的な明暗パターンを印刷によって形成したパターン付記録紙を前記周期的な明暗パターンが搬送方向と直角になるように前記給紙トレイにセットし、前記給紙トレイから導き出されて搬送される前記パターン付記録紙上前記周期的な明暗パターンを前記近接型光電変換素子により光電変換して撮像し前記周期的な明暗パターンの画像を得、該得られた画の周期的な明暗パターンの変化状態に基づいて搬送中の前記パターン付記録紙の搬送方向に垂直な方向の浮き或いは沈みの高さ形状を測定することを特徴とする画像形成装置における記録紙形状測定方法に存する。
また、請求項3記載の発明は、前記明暗パターンが白黒の2値パターンであり、前記白黒パターンの密集度合いから前記パターン付記録紙の搬送方向に平行又は垂直な方向の浮き沈み形状を測定することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置における記録紙形状測定方法に存する。
また、請求項4記載の発明は、前記明暗パターンが正弦波パターンであり、各測定個所における前記正弦波パターンの位相から前記パターン付記録紙の搬送方向に平行又は垂直な方向の浮き沈み形状を測定することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置における記録紙形状測定方法に存する。
また、請求項5記載の発明は、前記光電変換素子により得られた明暗パターン画像のコントラストに基づいて搬送中の前記パターン付記録紙の搬送方向に平行又は垂直な方向の浮き沈み形状を測定することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置における記録紙形状測定方法に存する。
また、請求項6記載の発明は、前記明暗パターンを可視光領域の波長の光を透過させ、可視光領域以外の波長の光を吸収する素材で前記パターン付記録紙上に形成し、前記光電変換素子に前記可視光領域以外の波長の光に感度を有するものを用いるとともに、前記明暗パターンの撮像に当たって前記光源から前記パターン付記録紙に可視光領域以外の波長の光を照射することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の画像形成装置における記録紙形状測定方法に存する。
また、請求項7記載の発明は、給紙ローラによって給紙トレイから導き出され、搬送路の搬送ローラによって搬送された記録紙が、画像形成部の転写位置の直上流に設けられた上下一対のローラからなるレジストローラのニップ部に当接させた状態で一旦待機され、画像形成プロセスの進行に同期したタイミングで、前記レジストローラを通して転写位置に送り込まれ、前記画像形成部において、暗所において帯電器で感光体ドラムの表面が均一に帯電され、露光器により画像部以外の部分に光が当てられて当該部分の帯電電荷が除去され、前記画像部に電荷を残した静電潜像が形成される露光が行われ、現像部において、現像ローラによって静電潜像と逆極性に帯電されたトナーが潜像に付着されて可視画像とされ、このトナー像に付着された前記記録紙の裏側からコロナ帯電器でトナーの帯電極性とは逆極性の電荷が与えられてトナー像が前記記録紙に転写され、帯電器でさらに逆の電荷を放電することで前記感光体ドラムから前記記録紙が分離され、前記記録紙に付着したトナーが定着ローラの熱で溶かされ加圧ローラで定着された前記記録紙が排紙ローラによって排紙トレイに排出される画像形成装置において、前記画像形成装置内において搬送される前記記録紙の三次元形状を測定する記録紙形状測定装置であって、光源とレンズアレイとアレイ状に並べられたセンサとを有し、搬送中の記録紙の画像形成面とは反対側の面に前記光源から光を照射するとともに、前記反対側の面を前記レンズアレイで前記センサ上に等倍結像させるように構成され、前記レジストローラと前記定着ローラとの直後の箇所に、搬送中の記録紙の搬送方向と交差して前記反対側の面に接するようにそれぞれ設置された近接型光電変換素子と、画像形成面と反対側の面に周期的な明暗パターンを印刷によって形成したパターン付記録紙がセットされた給紙トレイから導き出されて搬送される前記パターン付記録紙上の前記周期的な明暗パターンを前記近接型光電変換素子による光電変換によって撮像して得られる前記周期的なパターンの画像を格納する画像メモリと、該画像メモリに格納された前記明暗パターンの画像の周期的な明暗パターンの周期の変化状態に基づいて搬送中の前記パターン付記録紙の搬送方向に平行又は垂直な方向の浮き沈み形状を演算して求める形状演算手段とを備えることを特徴とする画像形成装置における記録紙形状測定装置に存する。
また、請求項8記載の発明は、給紙ローラによって給紙トレイから導き出され、搬送路の搬送ローラによって搬送された記録紙が、画像形成部の転写位置の直上流に設けられた上下一対のローラからなるレジストローラのニップ部に当接させた状態で一旦待機され、画像形成プロセスの進行に同期したタイミングで、前記レジストローラを通して転写位置に送り込まれ、前記画像形成部において、暗所において帯電器で感光体ドラムの表面が均一に帯電され、露光器により画像部以外の部分に光が当てられて当該部分の帯電電荷が除去され、前記画像部に電荷を残した静電潜像が形成される露光が行われ、現像部において、現像ローラによって静電潜像と逆極性に帯電されたトナーが潜像に付着されて可視画像とされ、このトナー像に付着された前記記録紙の裏側からコロナ帯電器でトナーの帯電極性とは逆極性の電荷が与えられてトナー像が前記記録紙に転写され、帯電器でさらに逆の電荷を放電することで前記感光体ドラムから前記記録紙が分離され、前記記録紙に付着したトナーが定着ローラの熱で溶かされ加圧ローラで定着された前記記録紙が排紙ローラによって排紙トレイに排出される画像形成装置において、前記画像形成装置内において搬送される前記記録紙の三次元形状を測定する記録紙形状測定装置であって、各々が、光源とレンズアレイとアレイ状に並べられたセンサとを有し、搬送中の記録紙の画像形成面とは反対側の面に前記光源から光を照射するとともに、前記反対側の面を前記レンズアレイで前記センサ上に等倍結像させるように構成され、前記レジストローラと前記定着ローラとの直後の箇所に、搬送中の記録紙の搬送方向と交差して前記反対側の面に接しかつ前記反対側の面の同一箇所を異なる位置からそれぞれ撮像するようにそれぞれ設置された複数の近接型光電変換素子と、画像形成面と反対側の面に周期的な明暗パターンが形成されたパターン付記録紙が、前記周期的な明暗パターンが搬送方向と直角になるようにセットされた給紙トレイから導き出されて搬送される前記パターン付記録紙上の前記周期的な明暗パターンを前記近接型光電変換素子による光電変換によって撮像して得られる前記周期的なパターンの画像を格納する画像メモリと、該画像メモリに格納された前記明暗パターンの画像の周期的な明暗パターンの周期の変化状態に基づいて搬送中の前記パターン付記録紙の搬送方向に垂直な方向の浮き或いは沈みの高さ形状を演算して求める形状演算手段とを備えることを特徴とする画像形成装置における記録紙形状測定装置に存する。
また、請求項9記載の発明は、前記明暗パターンが白黒の2値パターンであり、
前記形状演算手段が前記画像メモリに格納された前記白黒パターンの画像に基づいて前記パターン付記録紙上の各測定領域において前記白黒パターンの密集度合いを算出し形状データに変換することを特徴とする請求項7記載の画像形成装置における記録紙形状測定装置に存する。
また、請求項10記載の発明は、前記明暗パターンが正弦波状の明暗パターンであり、
前記形状演算手段が前記画像メモリに格納された前記白黒パターンの画像に基づいて前記パターン付記録紙上の各測定点において前記正弦波パターンの位相を算出し形状データに変換することを特徴とする請求項7記載の画像形成装置における記録紙形状測定装置に存する。
また、請求項11記載の発明は、前記形状演算手段が前記画像メモリに格納された前記明暗パターンの画像に基づいて前記パターン付記録紙上の各測定領域における前記明暗パターンのコントラストを算出し形状データに変換することを特徴とする請求項7記載の画像形成装置における記録紙形状測定装置に存する。
また、請求項12記載の発明は、前記パターン付記録紙は、前記明暗パターンが可視光領域の波長の光を透過させ、可視光領域以外の波長の光を吸収するる素材により形成され、前記光源は、可視光領域以外の波長の光を照射することを特徴とする請求項7〜11のいずれかに記載の画像形成装置における記録紙形状測定装置に存する。
また、請求項13記載の発明は、請求項7〜12の何れかに記載の記録紙形状測定装置を備え、該記録紙形状測定装置が備える前記形状演算手段による演算によって求めた前記形状により搬送時の前記パターン付記録紙の異常を検知することを特徴とする記録紙形状異常診断機能付き画像形成装置に存する。
以上説明した請求項1及び請求項7に係る発明の画像形成装置における記録紙形状測定方法及び装置では、光源とレンズアレイとアレイ状に並べられたセンサとを有し、搬送中の記録紙の画像形成面とは反対側の面に前記光源から光を照射するとともに、画像形成面とは反対側の面をレンズアレイでセンサ上に等倍結像させるように構成された近接型光電変換素子を、レジストローラと定着ローラとの直後の箇所に、搬送中の記録紙の搬送方向と交差して画像形成面とは反対側の面に接するようにそれぞれ設置しておくとともに、画像形成面とは反対側の面に周期的な明暗パターンを印刷によって形成したパターン付記録紙を周期的な明暗パターンが返送方向と平行又は直角になるように給紙トレイにセットし、給紙トレイから導き出されて搬送されるパターン付記録紙上の周期的な明暗パターンを近接型光電変換素子により光電変換して撮像し周期的な明暗パターンの画像を得、該得られた画像の周期的な明暗パターンの変化状態に基づいて搬送中のパターン付記録紙の搬送方向に平行又は垂直な方向の浮き沈み形状を測定しているので、画像形成装置において搬送されているパターン付記録紙上のパターン画像を取得することにより、コンパクトな装置構成で近距離から搬送時の記録紙形状を測定できる。よって、空きスペースの少ない画像形成装置内において製品に改造を加えることなく、搬送される記録紙の三次元形状を測定することができる。また、この測定結果を記録紙搬送シミュレーションによる結果と比較することにより、シミュレーションの精度を向上させることができる。最終的には、画像形成装置としての信頼性が上がり、記録紙詰りなどによる紙資源の無駄を低減することにつながる。
請求項2及び請求項8に係る発明の画像形成装置における記録紙形状測定方法及び装置では、請求項1及び請求項7に係る発明と同様の効果が得られる他、各々が、光源とレンズアレイとアレイ状に並べられたセンサとを有し、搬送中の記録紙の画像形成面とは反対側の面に光源から光を照射するとともに、画像形成面とは反対側の面をレンズアレイでセンサ上に等倍結像させるように構成された複数の近接型光電変換素子を、レジストローラと定着ローラとの直後の箇所に、搬送中の記録紙の搬送方向と交差して画像形成面とは反対側の面に接しかつ反対側の面の同一箇所を異なる位置からそれぞれ撮像するようにそれぞれ配置し、搬送される記録紙の同一個所を測定しているので、三角測量の原理を用いることにより上下方向の区別が可能となる。
請求項3及び請求項9に係る発明の画像形成装置における記録紙形状測定方法及び装置では、請求項1及び請求項7に係る発明と同様の効果が得られる他、アレイ状に配列された近接型の光電変換素子を用いて、画像形成装置において搬送されている記録紙上の白黒パターン画像を取得し、そのパターンの間隔を測定することにより、搬送される紙の三次元形状を測定することができる。その結果、コンパクトな装置構成で近距離から紙形状を測定でき、空きスペースの少ない画像形成装置内において製品に改造を加えることなく、搬送される記録紙の三次元形状を測定することができる。
請求項4及び請求項10に係る発明の画像形成装置における記録紙形状測定方法及び装置では、請求項1及び請求項7に係る発明と同様の効果が得られる他、アレイ状に配列された近接型の光電変換素子を用いて、画像形成装置において搬送されている記録紙上の正弦波状パターン画像を取得し、そのパターンの位相を測定することにより、搬送される紙の三次元形状を測定することができる。その結果、コンパクトな装置構成で近距離から紙形状を測定でき、空きスペースの少ない画像形成装置内において製品に改造を加えることなく、搬送される記録紙の三次元形状を測定することができる。
請求項5及び請求項11に係る発明の画像形成装置における記録紙形状測定方法及び装置では、請求項1及び請求項7に係る発明と同様の効果が得られる他、アレイ状に配列された近接型の光電変換素子を用いて、画像形成装置において搬送されている記録紙上のパターン画像を取得し、そのパターンのコントラストを測定することにより、搬送される紙の三次元形状を測定することができる。その結果、コンパクトな装置構成で近距離から紙形状を測定でき、空きスペースの少ない画像形成装置内において製品に改造を加えることなく、搬送される記録紙の三次元形状を測定することができる。
請求項及6び請求項12に係る発明の画像形成装置における記録紙形状測定方法及び装置では、明暗パターンを可視光領域の波長の光を透過させ、可視光領域以外の波長の光を吸収する素材で前記パターン付記録紙上に形成し、光電変換素子に可視光領域以外の波長の光に感度を有するものを用いるとともに、明暗パターンの撮像に当たって光源からパターン付記録紙に可視光領域以外の波長の光を照射することにより、見た目上では普通の白い記録紙を用いても、搬送される紙の三次元形状を測定することができる。
請求項13に係る発明の記録紙形状異常診断機能付き画像形成装置では、複写機やプリンタなどの画像形成装置内に近接型光電変換素子を設置して搬送時の記録紙形状を測定して浮きなどの搬送異常を検知することにより、この検知によって、早い段階で装置を停止させることができる。その結果、紙を取り除くなどの復帰処理に要する手間が従来の画像形成装置に比べ短くなる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は本発明の画像形成装置における記録紙形状測定方法を実施する画像形成装置における記録紙形状測定装置を、画像形成装置としての複写機に適用した実施の形態を示す図であり、図中、図35について上述したと同等の部分には同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
画像形成装置内においては、搬送時の紙形状を測定したい箇所に近接型光電変換素子が設置され、図示の複写機では、レジストローラ104bや定着ローラ105eの後に浮きやしわが起きやすいので、近接型光電変換素子1、1は図示のように、レジストローラ104bや定着ローラ105eの直後の箇所に、搬送中の記録紙102の画像形成面とは反対側の面に接するように設置する。
近接型光電変換素子1としては、例えば特開平7−31267号公報において密着イメージセンサとして主にスキャナなどの原稿読み取り部に使用した例が紹介されている図2に断面図で示す構成のものを適用することができる。
図示の密着イメージセンサでは、コンタクトガラス11a上にセットされた原稿に光源11bから光を照射し、SLA(セルフォックレンズアレイ)11cでセンサ11d上に等倍結像させる。センサ11dとしてはラインセンサ型やCCDやCMOSのようなエリア型、あるいはホトダイオードのようなポイント型などが考えられる。なお、11eは電気接続されたセンサ11dを支持するセンサ基板、11fは構成部品を保持して一体化するフレームである。
センサ基板11e上には、センサ11dがアレイ状に並べられており、図3のように、記録102代わりの原稿もしくは近接型光電変換素子1を移動させることにより原稿全体を読み取ることができる。このような近接型光電変換素子1を用いれば、複写機内の図1に示すような箇所のように、ワーク近辺の僅かなスペースに撮像手段としての近接型光電変換素子1を配置することが可能であり、また装置全体をコンパクトにできる。
複写機内には、内部を搬送される記録紙102に図4に示すように搬送方向と平行な方向に浮き102aが生じやすい場所がある。このような場合は、図5のように白黒パターン102bが搬送方向と平行に印刷された記録紙(パターン付記録紙)102′を給紙トレイ101上にセットしておく。この場合、近接型光電変換素子1によって図6のような画像が得られる。つまり、浮き102aが生じた箇所において白黒パターンが正常部に比べ密になる。
また、複写機内には、記録紙102に図7のように搬送方向と垂直な方向に浮き102aが生じやすい場所もある。この場合は、図8のように白黒パターンが搬送方向と直角に印刷された記録紙(パターン付記録紙)102′を給紙トレイ101上にセットしておくことによって、近接型光電変換素子1によって、浮き102aが生じた箇所において白黒パターンが正常部に比べ密な図9のような画像が得られる。
パターン付記録紙102′に浮き102a或いは沈み(図示せず)が発生した場合には、その量を白黒パターンの間隔から算出することができる。その具体的な方法を図10を参照して以下説明する。
図10には、搬送時のパターン付記録紙102′の断面が示されており、図中の黒丸は白黒パターンの白部の中心を表している。、正常時の白部の間隔をdとする。搬送時にパターン付記録紙102′が図10に示すように上下すると、近接型光電変換素子1によって撮像される白パターンの間隔が狭くなる。その狭くなった間隔をdmとすると、浮きあるいは沈み量hは次式(1)によって表せる。
h=(d 2−dm 21/2 ・・・(1)
次に、近接型光電変換素子1によって得られた白黒パターン画像から、浮きあるいは沈み量を算出する手順について、図11〜図15を参照しながら説明する。
今、近接型光電変換素子1によって図11のような画像が得られたとする。白黒パターンに平行な方向をx方向、垂直な方向をy方向とする。まず、xを初期位置(x1)に固定して、y方向に画像輝度プロファイルを作成する。この結果、図12に示すような画像輝度プロファイルが得られる。次に、この画像輝度プロファイルを、あるスレッシュで2値化することによって、図13に示すように、スレッシュを超えるタイミングとスレッシュを下回るタイミングとで0から1に又はその逆に反転する1−0プロファイルが得られる。その後、立ち上がりエッジの間隔を測定することにより上記間隔dmが得られる。パターン付記録紙102′が基準距離にあった場合、すなわち、浮きあるいは沈みが生じていない場合、dmは基本間隔dと等しくなる。浮きあるいは沈みがあった場合、dmはdよりも小さくなり、図14に示すように、その差が大きいほど基準距離からの高低差が大きくなる。間隔dmを求めた後、上式(1)を用いて高低差hを算出し、次のxへ移動して同じ計算を行う。図15は上述した浮きあるいは沈み量を算出する手順のフローを示す。
次に近接型光電変換素子によって得られた白黒パターン画像から、浮きあるいは沈み量を算出する別の手法について説明する。
まず、得られた白黒パターン画像を領域に区切る。領域の区切り方は図11のように線状でも、図16に示すように矩形状でもよい。後にFFT処理を用いるため、矩形領域のy方向の大きさは2n(n:正の整数)がよい。次に、先頭の領域1において、FFT処
理を用いてy方向の周波数解析を行う。正常な搬送が行われた場合、白黒パターンの間隔dに対応した、パターン基本周波数fpにピークが生じる(図17)。領域nに浮きなどによる高低差が生じた場合、そのy方向周波数分布は図18に示すように、パターン基本
周波数fp以外に、その高周波側にもうひとつのピーク周波数fmが観測される。このピーク周波数fmと記録紙の高低の関係は図19のように予め求めておくことが可能である。よって、領域nにおいて、パターン基本周波数fp以外に現れるピーク周波数fmを算出し、予め用意しておいた図19に示す換算グラフから記録紙の高低差を算出する。図20は上述した浮きあるいは沈み量を算出する手順のフローを示す。
上述した画像形成装置における記録紙形状測定方法を実施する装置としては、図21のように、パターン画像を格納する画像メモリ31と、その画像から、図15や20の手順で搬送時の記録紙形状を演算する形状演算手段としての形状演算装置32とを備えるものが使用される。
上述した方法では、浮きと沈みの区別、つまりは高低方向の区別を行う必要がない場合に適用できる。高低方向の区別を行う必要がある場合の方法について以下説明する。
図22、23に示すように、搬送されているパターン付記録紙102′の同一箇所を2つの近接型光電変換素子1−1,1−2で撮像する。図23に示すように、パターン付記録紙102′上の点Pを近接型光電変換素子1−1で撮像し、パターンの間隔を図10について上述したような方法で測定すると間隔dm1が得られる。同様に、同じ点Pを近接型光電変換素子1−2で撮像し、パターン間隔dm2が得られる。近接型光電変換素子1−1、1−2間の距離をLとすると、dm1、dm2、Lと三角測量の原理を用いて点Pの高さhが算出できる。図24は上述した浮きあるいは沈み量を算出する手順のフローを示す。
上述した画像形成装置における記録紙形状測定方法を実施する装置としては、図25のように、近接型光電変換素子1−1,1−2のパターン画像を格納する画像メモリ31と、その画像から、図24の手順で搬送時の記録紙形状を演算する形状演算装置32とを備えるものが使用される。
上述した実施の形態では、パターン付記録紙102′に付されたパターンは白黒パターンであるが、干渉縞パターンのような正弦波状パターンが付されていてもよい。この場合、正弦波パターンを位相情報として数値化することによって浮き沈み量を算出することができる。
なお、正弦波状パターンを位相情報として数値化する手法のひとつとして、1992年度精密工学会春季大会論文集p.371−372或いは特開平10−089929号公報に開示されたような位相シフト電子モアレ法がある。そこで、特開平10−089929号公報の説明を引用して、簡単にその原理を説明しておく。
図26は位相シフト電子モアレ法を用いた測定装置の構成図である。同図において200は干渉計であり、形状測定面などから干渉縞を発生する。201は2次元画像検出手段であり、例えば電荷結合素子(CCD)を撮像素子とするCCDカメラで構成し、干渉縞画像を入力する。202は1画面分のビデオ信号を抽出する画像入力手段、203a,203b,203cは夫々1画面分の情報を記憶する参照画像メモリ、204a,204b,204cは2つの画像間の乗算を行う乗算器、205a,205b,205cは画像中の空間周波数の高いものを除去し、低いものだけを通過させる特性を持つローパスフィルター、206a,206bは2つの画像間の減算を行う減算器、207は2つの画像間の除算を行う除算器、208はアークタンジェントを演算する非線形演算器である。
干渉計200で発生させた干渉縞は、被測定面又は参照面を傾けることにより、故意に多数の縞を生じさせた上で、適当なレンズを用いて2次元画像検出手段201にて撮像され、画像入力手段202で1画面分の画像情報が抽出される。一方参照画像メモリ203a,203b,203cにはあらかじめ多数の縞の画像に相当する画像情報を書き込んである。ただし、各参照画像メモリ203a,203b,203cに書き込んでいる画像は、縞の初期位相がそれぞれπ/4,3π/4,5π/4ずれている。2次元画像検出手段201で撮像した被測定画像信号は参照画像メモリ203a,203b,203cの信号とそれぞれ乗算器204a,204b,204cで乗算演算が行われる。この演算により空間周波数の低い一種のモアレ縞が発生するが、このモアレ縞は被測定画像の縞の曲がり具合を表わしている。
従って、ローパスフィルター205a,205b,205cにてキャリアである多数の縞の信号をカットすれば、干渉計において被測定面を入射光に対して傾けないで(高精度にアライメントして)粗く干渉縞を出した状態と等価な画像が得られる。このとき基準としている参照画像メモリ203a,203b,203cの画像中の縞の初期位相は前記のようにπ/4,3π/4,5π/4ずれているために、ローパスフィルター205a,205b,205cを通って得られる粗く干渉縞を出した状態に相当する画像も初期位相がπ/4,3π/4,5π/4ずれている。求めたい干渉縞の位相分布をφ(x,y)とすればそれぞれの画像は次式(2)〜(4)と表わされる。
S1(x,y)=Sin[φ(x,y)+π/4]
=[Sinφ(x,y)+Cosφ(x,y)]/21/2 ・・・(2)
S2(x,y)=Sin[φ(x,y)+3π/4]
=[−Sinφ(x,y)+Cosφ(x,y)]/21/2 ・・・(3)
S3(x,y)=Sin[φ(x,y)+5π/4]
=[−Sinφ(x,y)−Cosφ(x,y)]/21/2 ・・・(4)
そして、次式(5)及び(6)の演算を行うことにより位相分布が計算出来る。
(S1−S2)/(S2−S3)=Sinφ(x,y)/Cos φ(x,y) =Tan φ(x,y) ・・・(5)
φ(x,y) = Tan−1{(S1−S2)/(S2−S3)} ・・・(6)
従って、式(5)の演算を減算器206a,206b及び除算器207で行い、式(6)の演算を非線形演算器208で行えば位相分布φ(x,y)が出力として得られることになる。この方法は1枚の干渉縞原画像から位相分布が求まるため、測定中の機械振動、空気揺らぎなどに強い、という特徴をもっている。この他にも、1枚の正弦波パターン画像から各点の位相を算出する方法としては、フーリエ変換法やワンステップ位相シフト法などもある。
そこで、図27のような正弦波パターン付記録紙102″を図28のように搬送し、近接型光電変換素子1でその正弦波パターンを撮像する。その結果、図29のような正弦波パターンの画像が得られたとする。ここで、浮きのある点P(x、y)に注目する。浮き部分の断面状態を図30に示す。丸は正弦波パターンの明部を表す。dは正弦波パターン1周期分の長さを示している。ここで、上記のような位相計算による点Pの位相をφp (x,y)とする。また、周期的な正弦波パターンの直前の明部からの距離をdpとすると、dpは次式(7)式で表せる。
dp=[φp (x,y)d]/2π ・・・(7)
さらに、点Pの基準位置からの高さをhp(x,y)とすると、
p (x,y)=d(1−dp2 1/2 ・・・(8)
と表せる。このように正弦波パターンの位相情報を高さに換算することが可能である。
近接型光電変換素子1が一つの場合は高低方向の区別がつかないが、上述した実施形態のように2方向から観察すれば高低方向の区別が可能である。
上述した画像形成装置における記録紙形状測定方法を実施する装置としては、図21のように、近接型光電変換素子1によって得た正弦波パターン画像を格納する画像メモリ31と、その画像から、図26の装置で搬送時の記録紙形状を演算する形状演算手段32とを備えるものが使用される。
上述した白黒パターンや正弦波パターンの他、任意の既知の周期的なパターンを印刷されたパターン付記録紙102′を搬送し、近接型光電変換素子でそのパターンを撮像して得た画像の画像プロファイルが図31のようだったとする。周期的なパターン画像の最大輝度をI1、最小の輝度をI2とすると、画像のコントラストMは次式(9)式によって定義できる。
M=(I1 −I2 )/(I1 +I2 ) ・・・(9)
焦点深度の浅い近接型光電変換素子1を用いた場合、記録紙の位置によってコントラストMが変化する。その様子を模式的に図32に示す。ある位置でコントラストMが最大になり、その位置からずれるとコントラストMが低下する。そこで、コントラストとパターン記付録紙102′の高低の関係がリニアになっている範囲を測定範囲に設定し、コントラストMを測定すれば、パターン付記録紙102′の高さ位置が特定できる。この際、パターンが複数個含まれるように領域を分割してコントラストMを計算する。この1領域が、高低を算出する最小単位になる。測定の手順を図33に示す。パターンは白黒パターン以外に、前述のような正弦波状パターン、あるいはドットパターンなど、様々なパターンを印字しておいても測定可能である。
装置としては、図21のように、パターン画像を格納する画像メモリ31と、その画像から、図33の手順で搬送時の紙形状を演算する記録紙形状演算装置32とを備えるものが適用される。
上述した実施の形態では、パターン付記録紙102′へのパターンの付与の仕方については、印刷によって行うこと以外特に言及していないが、例えば、白黒パターンの黒部分を印字する塗料として、波長が400〜800nm程度の可視光領域の光を吸収せず透過させる素材、例えば、短波長の紫外光あるいは長波長側の赤外光を吸収するような素材で印字する。このような素材で黒部分の印字を行うと、通常の照明では黒部分が見えなくなるため、普通の白い記録紙に見える。この白黒パターン付記録紙を搬送し、近接型光電変換素子を用いて搬送中の白黒パターン付記録紙を撮像する。この際、黒部分の素材が吸収する波長領域の光を照射する光源を設置しておく。また、その波長領域の光に対して感度を有する光電変換素子を用いる。その結果、上述した図6や図8に示すようなパターン画像が得られ、搬送時の記録紙形状を測定することが可能となる。
図21に示すように、近接型光電変換素子1、画像メモリ31及び形状演算手段32を備える発明による画像形成装置における記録紙形状測定装置は、図34に示すように、複写機やプリンターなどの画像形成装置内に配置し、記録紙の搬送や画像形成プロセスを制御する制御コントローラ40とつなげておく。画像形成装置の給紙トレイ上には、裏に既知のパターンが印字されたパターン付記録紙を乗せておく。所望の情報を印字する面は普通の白い状態でよい。パターンとしては前述のように白黒パターンや正弦波状パターンなどが考えられるが、これらに限定されるものではない。また上述したような、可視光では観察できないようなパターンを印字した記録紙でもよい。なお、50,60,70は画像形成装置の構成要素の一部分であり、制御コントローラの制御のもとで動作される感光体用モータ、現像ローラ用モータ、露光制御装置である。なお、これら以外の構成要素は図示を省略している。
なお、近接型光電変換素子1では、例えば図1のようにレジストローラ後や定着ローラ後など、浮きなどによる紙詰りが生じやすいところに設置しておく。形状演算手段32では、パターン付記録紙102′が通過している間常にその形状を1ライン毎に演算し、制御コントローラ40にその結果を送る。制御コントローラ40では、その結果を受け、浮きなどの異常があったと判断した場合は、画像形成プロセスを中止させ、使用者に異常を通知するといったような自己診断機能を有している。
本発明の画像形成装置における記録紙形状測定方法を実施する画像形成装置 における記録紙形状測定装置を画像形成装置としての複写機に適用した実施の形態を示す図である。 図1中の近接型光電変換素子として適用される密着イメージセンサの構成を示す断面図である。 近接型光電変換素子による原稿の読み取り方を説明するための説明図である。 搬送される記録紙に生じる浮きの一例を示す図である。 記録紙(パターン付記録紙)に印刷されるパターンの一例を示す図である。 図4の浮きがある場合に近接型光電変換素子によって得られる画像を示す図である。 搬送される記録紙に生じる浮きの他の例を示す図である。 記録紙(パターン付記録紙)に印刷されるパターンの他の例を示す図である。 図7の浮きがある場合に近接型光電変換素子によって得られる画像を示す図である。 搬送時のパターン付記録紙に生じる浮きあるいは沈み量の求め方を説明するための説明図である。 浮きのある場に近接型光電変換素子によって得られる画像を示す図である。 図11の画像から得られる画像輝度プロファイルを示す図である。 図12のプロファイルを2値化して得られる1−0プロファイルを示す図である。 図13のプロファイルにおける立ち上がりエッジの間隔と浮きあるいは沈み量の関係を示すグラフである。 図10示す求め方で浮きあるいは沈み量を算出する手順のフローを示すフローチャートである。 得られた白黒パターン画像について領域の区切り方を説明するための図である。 区切られた領域について得られるプロファイルをFFT処理して得られる周波数解析結果を示すグラフである。 浮きがある場合のプロファイルをFFT処理して得られる周波数解析結果を示すグラフである。 周波数解析結果のピーク周波数と浮きあるいは沈み量の関係を示すグラフである。 ピーク周波数を利用して浮きあるいは沈み量を算出する他の手順のフローを示すフローチャートである。 画像形成装置における記録紙形状測定方法を実施する装置の一構成例を示す構成図である。 搬送されているパターン付記録紙の同一箇所を2つの近接型光電変換素子で撮像する構成を示す構成図である。 図22の構成によって、搬送時のパターン付記録紙に生じる浮きあるいは沈み量の求め方を説明するための説明図である。 図22に示す求め方で沈み量を算出する別の手順のフローを示すフローチャートである。 画像形成装置における記録紙形状測定方法を実施する装置の他の構成例を示す構成図である。 図26は位相シフト電子モアレ法を用いた測定装置の構成図である。 記録紙(パターン付記録紙)に印刷されるパターンの明暗が正弦波状に変化する例を示す図である。 図27中矢印で示す方向に搬送される正弦波パターン付記録紙と近接型光電変換素子との関係を示す図である。 図28の近接型光電変換素子により得られる画像を示す図である。 搬送時のパターン付記録紙に生じる浮きあるいは沈み量の求め方を説明するための説明図である。 図29の画像から得られる画像プロファイルを示す図である。 記録紙の浮き沈み量によって変化するコントラストMの様子を模式的に示す図である。 コントラストとパターン記付録紙の高低の関係によって浮きあるいは沈み量を算出する手順のフローを示すフローチャートである。 発明による記録紙形状測定装置を備える画像形成装置の構成例を示す図である。 画像形成装置としての複写機の一般的な構成を示す図である。
符号の説明
1 近接型光電変換素子
31 画像メモリ
32 形状演算手段(装置)

Claims (13)

  1. 給紙ローラによって給紙トレイから導き出され、搬送路の搬送ローラによって搬送された記録紙が、画像形成部の転写位置の直上流に設けられた上下一対のローラからなるレジストローラのニップ部に当接させた状態で一旦待機され、画像形成プロセスの進行に同期したタイミングで、前記レジストローラを通して転写位置に送り込まれ、前記画像形成部において、暗所において帯電器で感光体ドラムの表面が均一に帯電され、露光器により画像部以外の部分に光が当てられて当該部分の帯電電荷が除去され、前記画像部に電荷を残した静電潜像が形成される露光が行われ、現像部において、現像ローラによって静電潜像と逆極性に帯電されたトナーが潜像に付着されて可視画像とされ、このトナー像に付着された前記記録紙の裏側からコロナ帯電器でトナーの帯電極性とは逆極性の電荷が与えられてトナー像が前記記録紙に転写され、帯電器でさらに逆の電荷を放電することで前記感光体ドラムから前記記録紙が分離され、前記記録紙に付着したトナーが定着ローラの熱で溶かされ加圧ローラで定着された前記記録紙が排紙ローラによって排紙トレイに排出される画像形成装置において、前記画像形成装置内において搬送される前記記録紙の三次元形状を測定する記録紙形状測定方法であって、
    光源とレンズアレイとアレイ状に並べられたセンサとを有し、搬送中の記録紙の画像形成面とは反対側の面に前記光源から光を照射するとともに、前記反対側の面を前記レンズアレイで前記センサ上に等倍結像させるように構成された近接型光電変換素子を、前記レジストローラと前記定着ローラとの直後の箇所に、搬送中の記録紙の搬送方向と交差して前記反対側の面に接するようにそれぞれ設置しておくとともに、画像形成面とは反対側の面に周期的な明暗パターンを印刷によって形成したパターン付記録紙を前記周期的な明暗パターンが返送方向と平行又は直角になるように前記給紙トレイにセットし、
    前記給紙トレイから導き出されて搬送される前記パターン付記録紙上の前記周期的な明暗パターンを前記近接型光電変換素子により光電変換して撮像し前記周期的な明暗パターンの画像を得、
    該得られた画像の周期的な明暗パターンの変化状態に基づいて搬送中の前記パターン付記録紙の搬送方向に平行又は垂直な方向の浮き沈み形状を測定する
    ことを特徴とする画像形成装置における記録紙形状測定方法。
  2. 給紙ローラによって給紙トレイから導き出され、搬送路の搬送ローラによって搬送された記録紙が、画像形成部の転写位置の直上流に設けられた上下一対のローラからなるレジストローラのニップ部に当接させた状態で一旦待機され、画像形成プロセスの進行に同期したタイミングで、前記レジストローラを通して転写位置に送り込まれ、前記画像形成部において、暗所において帯電器で感光体ドラムの表面が均一に帯電され、露光器により画像部以外の部分に光が当てられて当該部分の帯電電荷が除去され、前記画像部に電荷を残した静電潜像が形成される露光が行われ、現像部において、現像ローラによって静電潜像と逆極性に帯電されたトナーが潜像に付着されて可視画像とされ、このトナー像に付着された前記記録紙の裏側からコロナ帯電器でトナーの帯電極性とは逆極性の電荷が与えられてトナー像が前記記録紙に転写され、帯電器でさらに逆の電荷を放電することで前記感光体ドラムから前記記録紙が分離され、前記記録紙に付着したトナーが定着ローラの熱で溶かされ加圧ローラで定着された前記記録紙が排紙ローラによって排紙トレイに排出される画像形成装置において、前記画像形成装置内において搬送される前記記録紙の三次元形状を測定する記録紙形状測定方法であって、
    各々が、光源とレンズアレイとアレイ状に並べられたセンサとを有し、搬送中の記録紙の画像形成面とは反対側の面に前記光源から光を照射するとともに、前記反対側の面を前記レンズアレイで前記センサ上に等倍結像させるように構成された複数の近接型光電変換素子を、前記レジストローラと前記定着ローラとの直後の箇所に、搬送中の記録紙の搬送方向と交差して前記反対側の面に接しかつ前記反対側の面の同一箇所を異なる位置からそれぞれ撮像するようにそれぞれ設置しておくとともに、画像形成面とは反対側の面に周期的な明暗パターンを印刷によって形成したパターン付記録紙を前記周期的な明暗パターンが搬送方向と直角になるように前記給紙トレイにセットし、
    前記給紙トレイから導き出されて搬送される前記パターン付記録紙上の前記周期的な明暗パターンを前記近接型光電変換素子により光電変換して撮像し前記周期的な明暗パターンの画像を得、
    該得られた画像の周期的な明暗パターンの変化状態に基づいて搬送中の前記パターン付記録紙の搬送方向に垂直な方向の浮き或いは沈みの高さ形状を測定する
    ことを特徴とする画像形成装置における記録紙形状測定方法。
  3. 前記明暗パターンが白黒の2値パターンであり、前記白黒パターンの密集度合いから前記パターン付記録紙の搬送方向に平行又は垂直な方向の浮き沈み形状を測定する
    ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置における記録紙形状測定方法。
  4. 前記明暗パターンが正弦波パターンであり、各測定個所における前記正弦波パターンの位相から前記パターン付記録紙の搬送方向に平行又は垂直な方向の浮き沈み形状を測定する
    ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置における記録紙形状測定方法。
  5. 前記光電変換素子により得られた明暗パターン画像のコントラストに基づいて搬送中の前記パターン付記録紙の搬送方向に平行又は垂直な方向の浮き沈み形状を測定する
    ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置における記録紙形状測定方法。
  6. 前記明暗パターンを可視光領域の波長の光を透過させ、可視光領域以外の波長の光を吸収する素材で前記パターン付記録紙上に形成し、前記光電変換素子に前記可視光領域以外の波長の光に感度を有するものを用いるとともに、前記明暗パターンの撮像に当たって前記光源から前記パターン付記録紙に可視光領域以外の波長の光を照射する
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の画像形成装置における記録紙形状測定方法。
  7. 給紙ローラによって給紙トレイから導き出され、搬送路の搬送ローラによって搬送された記録紙が、画像形成部の転写位置の直上流に設けられた上下一対のローラからなるレジストローラのニップ部に当接させた状態で一旦待機され、画像形成プロセスの進行に同期したタイミングで、前記レジストローラを通して転写位置に送り込まれ、前記画像形成部において、暗所において帯電器で感光体ドラムの表面が均一に帯電され、露光器により画像部以外の部分に光が当てられて当該部分の帯電電荷が除去され、前記画像部に電荷を残した静電潜像が形成される露光が行われ、現像部において、現像ローラによって静電潜像と逆極性に帯電されたトナーが潜像に付着されて可視画像とされ、このトナー像に付着された前記記録紙の裏側からコロナ帯電器でトナーの帯電極性とは逆極性の電荷が与えられてトナー像が前記記録紙に転写され、帯電器でさらに逆の電荷を放電することで前記感光体ドラムから前記記録紙が分離され、前記記録紙に付着したトナーが定着ローラの熱で溶かされ加圧ローラで定着された前記記録紙が排紙ローラによって排紙トレイに排出される画像形成装置において、前記画像形成装置内において搬送される前記記録紙の三次元形状を測定する記録紙形状測定装置であって、
    光源とレンズアレイとアレイ状に並べられたセンサとを有し、搬送中の記録紙の画像形成面とは反対側の面に前記光源から光を照射するとともに、前記反対側の面を前記レンズアレイで前記センサ上に等倍結像させるように構成され、前記レジストローラと前記定着ローラとの直後の箇所に、搬送中の記録紙の搬送方向と交差して前記反対側の面に接するようにそれぞれ設置された近接型光電変換素子と、
    画像形成面と反対側の面に周期的な明暗パターンを印刷によって形成したパターン付記録紙がセットされた給紙トレイから導き出されて搬送される前記パターン付記録紙上の前記周期的な明暗パターンを前記近接型光電変換素子による光電変換によって撮像して得られる前記周期的なパターンの画像を格納する画像メモリと、
    該画像メモリに格納された前記明暗パターンの画像の周期的な明暗パターンの周期の変化状態に基づいて搬送中の前記パターン付記録紙の搬送方向に平行又は垂直な方向の浮き沈み形状を演算して求める形状演算手段と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置における記録紙形状測定装置。
  8. 給紙ローラによって給紙トレイから導き出され、搬送路の搬送ローラによって搬送された記録紙が、画像形成部の転写位置の直上流に設けられた上下一対のローラからなるレジストローラのニップ部に当接させた状態で一旦待機され、画像形成プロセスの進行に同期したタイミングで、前記レジストローラを通して転写位置に送り込まれ、前記画像形成部において、暗所において帯電器で感光体ドラムの表面が均一に帯電され、露光器により画像部以外の部分に光が当てられて当該部分の帯電電荷が除去され、前記画像部に電荷を残した静電潜像が形成される露光が行われ、現像部において、現像ローラによって静電潜像と逆極性に帯電されたトナーが潜像に付着されて可視画像とされ、このトナー像に付着された前記記録紙の裏側からコロナ帯電器でトナーの帯電極性とは逆極性の電荷が与えられてトナー像が前記記録紙に転写され、帯電器でさらに逆の電荷を放電することで前記感光体ドラムから前記記録紙が分離され、前記記録紙に付着したトナーが定着ローラの熱で溶かされ加圧ローラで定着された前記記録紙が排紙ローラによって排紙トレイに排出される画像形成装置において、前記画像形成装置内において搬送される前記記録紙の三次元形状を測定する記録紙形状測定装置であって、
    各々が、光源とレンズアレイとアレイ状に並べられたセンサとを有し、搬送中の記録紙の画像形成面とは反対側の面に前記光源から光を照射するとともに、前記反対側の面を前記レンズアレイで前記センサ上に等倍結像させるように構成され、前記レジストローラと前記定着ローラとの直後の箇所に、搬送中の記録紙の搬送方向と交差して前記反対側の面に接しかつ前記反対側の面の同一箇所を異なる位置からそれぞれ撮像するようにそれぞれ設置された複数の近接型光電変換素子と、
    画像形成面と反対側の面に周期的な明暗パターンが印刷によって形成されたパターン付記録紙が、前記周期的な明暗パターンが搬送方向と直角になるようにセットされた給紙トレイから導き出されて搬送される前記パターン付記録紙上の前記周期的な明暗パターンを前記近接型光電変換素子による光電変換によって撮像して得られる前記周期的なパターンの画像を格納する画像メモリと、
    該画像メモリに格納された前記明暗パターンの画像の周期的な明暗パターンの周期の変化状態に基づいて搬送中の前記パターン付記録紙の搬送方向に垂直な方向の浮き或いは沈みの高さ形状を演算して求める形状演算手段と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置における記録紙形状測定装置。
  9. 前記明暗パターンが白黒の2値パターンであり、
    前記形状演算手段が前記画像メモリに格納された前記白黒パターンの画像のに基づいて前記パターン付記録紙上の各測定領域において前記白黒パターンの密集度合いを算出し形状データに変換する
    ことを特徴とする請求項7記載の画像形成装置における記録紙形状測定装置。
  10. 前記明暗パターンが正弦波状の明暗パターンであり、
    前記形状演算手段が前記画像メモリに格納された前記白黒パターンの画像のに基づいて前記パターン付記録紙上の各測定点において前記正弦波パターンの位相を算出し形状データに変換する
    ことを特徴とする請求項7記載の画像形成装置における記録紙形状測定装置。
  11. 前記形状演算手段が前記画像メモリに格納された前記明暗パターンの画像に基づいて前記パターン付記録紙上の各測定領域における前記明暗パターンのコントラストを算出し形状データに変換する
    ことを特徴とする請求項7記載の画像形成装置における記録紙形状測定装置。
  12. 前記パターン付記録紙は、前記明暗パターンが可視光領域の波長の光を透過させ、可視光領域以外の波長の光を吸収するる素材により形成され、
    前記光源は、可視光領域以外の波長の光を照射する
    ことを特徴とする請求項7〜11のいずれかに記載の画像形成装置における記録紙形状測定装置。
  13. 請求項7〜12の何れかに記載の記録紙形状測定装置を備え、
    該記録紙形状測定装置が備える前記形状演算手段による演算によって求めた前記形状により搬送時の前記パターン付記録紙の異常を検知する
    ことを特徴とする記録紙形状異常診断機能付き画像形成装置。
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