JP4877023B2 - 位置ずれ検出装置、画像形成装置、及びプログラム - Google Patents

位置ずれ検出装置、画像形成装置、及びプログラム Download PDF

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本発明は、位置ずれ検出装置、画像形成装置、及びプログラムに関する。
複写機、プリンタ等の画像形成装置において、用紙の第1の面及び第2の面の両面に画像を形成する場合には、第1の面に形成される画像と第2の面に形成される画像との位置がずれないようにする必要がある。
例えば、特許文献1には、定着済み用紙の余白に専用位置決めマーク#1〜#4を形成し、再給紙パス内に設けられた第1CCDラインセンサにより、上記マーク#1〜#4を読み取り、第2面目の主走査方向および副走査方向の倍率を補正すると共に、搬送ベルトの上流に配置された第2CCDラインセンサにより上記マーク#1〜#4を読み取り、第2面目の主走査方向、副走査方向および回転方向の画像位置補正を行なう技術が提案されている。
特開2000−305324公報
本発明は、上述した背景技術に基づいてなされたもので、専用位置決めマーク等を形成することなく、用紙等のシート状対象物の第1の面上の位置に対応する第2の面上の位置の位置ずれを精度よく検出できる位置ずれ検出装置、画像形成装置、及びプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1の発明は、ランダム性を有する固有の特徴が分布しているシート状対象物の第1の面の所定領域および第1の面と反対側の第2の面の所定領域の各々の画像情報を、前記シート状対象物を透過する透過光を用いて読み取る読取手段と、前記シート状対象物の第1の面から出射する透過光を用いて前記読取手段により読み取られた前記第1の面における所定領域の画像情報を基準特徴情報として記憶する記憶手段と、反転搬送された前記シート状対象物の第2の面から出射する透過光を用いて前記読取手段により読み取られた画像情報と前記基準特徴情報とのいずれか一方を反転して比較することで、前記基準特徴情報に対応する前記第2の面における画像情報を特定する比較手段と、前記比較手段が特定した前記第2の面における画像情報の位置と前記基準特徴情報の位置とを比較し、前記第1の面上の位置に対応する前記第2の面上の位置の位置ずれを検出する位置ずれ検出手段と、を備えている。
請求項2の発明は、前記請求項1に記載の位置ずれ検出装置と、画像形成位置で前記シート状対象物の前記第1の面及び前記第2の面に画像を形成する画像形成手段と、片方の面に画像が形成された前記シート状対象物を反転させる反転手段と、前記反転手段により反転された前記シート状対象物を前記画像形成位置へ搬送する搬送手段と、前記位置ずれ検出手段により検出された前記位置ずれが解消されるように、前記画像形成手段による画像の形成、及び前記搬送手段による搬送の少なくとも一方を制御する制御手段と、を備えたものである。
請求項3の発明は、コンピュータに、ランダム性を有する固有の特徴が分布しているシート状対象物の第1の面の所定領域および第1の面と反対側の第2の面の所定領域の各々の画像情報を、前記シート状対象物を透過する透過光を用いて読取手段に読み取らせる読取ステップと、前記シート状対象物の第1の面から出射する透過光を用いて前記読取手段により読み取られた前記第1の面における所定領域の画像情報を基準特徴情報として記憶する記憶ステップと、反転搬送された前記シート状対象物の第2の面から出射する透過光を用いて前記読取手段により読み取られた画像情報と前記基準特徴情報とのいずれか一方を反転して比較することで、前記基準特徴情報に対応する前記第2の面における画像情報を特定する比較ステップと、前記比較ステップで特定した前記第2の面における画像情報の位置と前記基準特徴情報の位置とを比較し、前記第1の面上の位置に対応する前記第2の面上の位置の位置ずれを検出する位置ずれ検出ステップと、を実行させるためのプログラムである
請求項1の発明によれば、用紙等のランダム性を有する固有の特徴が分布しているシート状対象物に、専用位置決めマーク等を形成することなく、第1の面上の位置に対応する第2の面上の位置の位置ずれを精度よく検出できる、という効果が得られる。
請求項の発明によれば、透過光を用いて読み取りを行うため、例えばアート紙のように表面に塗工処理が施されたシート状対象物であっても、固有の特徴を読み取ることができる、という効果が得られる。
請求項の発明によれば、基準特徴情報と読取情報とを同じ読取手段により読み取るため、構成部材を少なくすることができる、という効果が得られる。
請求項の発明によれば、専用位置決めマーク等を形成することなく、第1の面上の位置に対応する第2の面上の位置ずれを解消されるように、第2の面への画像の形成、及びシート状対象物の搬送を制御できる、という効果が得られる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の一実施形態を示している。
図1に示されるように、画像形成装置10の下方にはシート状対象物としての用紙が給紙トレイ12に積層されて収容されており、収容されている用紙は、最上層から順に取出されて搬送手段(図示省略)により矢印A1,A2で示されるように画像形成部14へ搬送される。
画像形成部14は、レーザービームを用いた電子写真プロセスによって画像を形成する一般的構成となっており、感光体、現像器、及び走査光学系等を含んだ、Y、M、C、Kの各色の現像ユニット16Y,16M,16C,16K(総称するときは、現像ユニット16とする)を備えている。
画像形成部14では、Y,M,C,Kの各色のラスタデータに基づいて現像ユニット16Y,16M,16C,16Kに設けられている感光体を走査露光して静電潜像を形成する。現像ユニット16のそれぞれでは、各色のトナーを用いて、感光体に静電形成された静電潜像をトナー現像することにより、ラスタデータに応じたトナー像を形成する。
画像形成部14では、現像ユニット16のそれぞれに形成された各色のトナー像を用紙に重畳させながら転写する。
画像形成部14では、用紙にトナー像を転写すると、定着モジュール18を用いてトナー像が転写された用紙を加圧しながら加熱することによりトナー像を定着させて、用紙の第1の面に画像を形成する。用紙の片面のみに画像の形成を行う場合は、定着モジュール18を通過した用紙は、矢印A3で示されるように排出トレイ20に排出される。
本実施形態の画像形成装置10は、用紙の両面への画像形成が可能になっている。用紙の両面への画像形成が指示されている場合、定着モジュール18を通過した第1の面に画像が形成された用紙は、矢印A4,A5で示されるように両面処理用の搬送路を通過し、矢印A6で示されるように図示しない反転パスへ送られる。矢印A7で示されるように反転パスから搬送された用紙は、矢印A8,A9,A2で示されるように搬送路を搬送されることで反転され再び画像形成部14へ搬送される。画像形成部14へ搬送された用紙は、矢印A10で示される位置から、画像が形成されていない第2の面が上面になる。
画像形成部14は、反転パスから搬送された用紙の第2の面に画像を形成する。第1の面及び第2の面の両面に画像が形成された用紙は、矢印A3で示されるように排出トレイ20に排出される。
用紙は、矢印A10で示される位置の下流側で一旦停止される。この一旦停止の期間では、給紙トレイ12からの給紙が正常であったかの確認、及び第2の面に画像を形成するために反転パスから搬送された用紙が正常に画像形成部14に搬送されるかの確認が行われる。
搬送路の矢印A10で示される位置の下流側、すなわち画像形成部14より上流側の用紙が反転されて搬送される搬送路には、一旦停止した用紙の画像形成余白部の所定領域を読み取る読取手段としての読取部22が設けられている。読取部22は、用紙の両面への画像形成が指示されている場合に、読み取りが指示され、用紙の第1の面への画像形成が行われる前と、用紙の第2の面への画像形成が行われる前とで、用紙の所定領域と所定領域と対応する領域との読み取りが指示される。
図2に、読取部22の概略構成を示す。
第1実施形態の読取部22は、矢印の方向に搬送される用紙の2次元の領域を透過光により読み取るエリアセンサを含んで構成されており、用紙に対して光を照射する照明部24と、照明部24により照射され、かつ用紙を透過した透過光を受光する受光部26とを含んで構成されている。また、読取部22が設けられている位置に対応する搬送路には窓部28が設けられている。読取部22は、照明部24により光を照射し、受光部26により、窓部28、及び用紙を透過した透過光を受光することで、用紙の固有の特徴を示す特徴情報を読み取るものである。
照明部24は、図2に示されるように、光を出力する光源24Bと、その光源24Bから照射された光を用紙方向へ案内する光導波路光学系24Aと、を含んで構成されている。光源24Bには、例えば、LED、ハロゲンランプ、蛍光灯、又はキセノン放電管等を用いることができる。また、光導波路光学系24Aの代わりに、用紙方向に光を集光する集光レンズを用いることもできる。
受光部26は、受光量に応じた信号を出力する多数の受光素子が配列されたCCD等で構成されたエリアセンサである撮像素子26Bと、照明部24により照射されて用紙を透過した透過光を撮像素子26Bの受光面に結像させるレンズユニット26Aと、撮像素子26Bから出力された信号をデジタルデータに変換して出力する信号処理回路(図示省略)とを含んで構成されている。
用紙は、繊維質材料で形成されており、繊維質材料の絡み具合は、図3に示されるようにランダムである。読取部22は、この繊維質材料の絡み具合のランダムな変化を示す濃淡情報を固有の特徴を示す特徴情報として読み取るようになっている。
本実施形態では、撮像素子26Bによる読取解像度を例えば400dpiとし、読取部22による読み取りの階調を8ビットグレイスケールとしている。なお、この読取解像度及び読み取りの階調は、このような値に限られるものではない。
図4に示されるように、読取部22は、画像形成装置10の各部の動作を制御する制御部30に接続されている。
図4に示すように、制御部30は、バスと、外部インターフェース32と、タッチパネルを備えた表示装置で構成されたユーザーインターフェース34と、ROM36と、RAM38と、HDD40と、CPU42と、I/Oポート44とを少なくとも含んで構成されている。
バスは、各構成要素同士の情報のやりとりを行う際に使用される。外部インターフェース32は、ネットワークに接続するためのものであり、NIC(Network Interface Card)やそのドライバで構成されている。ユーザーインターフェース34は、制御部30に関する情報を表示すると共に、オペレータが制御部30の操作や情報を入力する際に用いられるものである。
ROM36は、制御部30の起動時に動作するブートプログラムなどが記憶されている不揮発性の記憶装置である。
RAM38は、画像形成装置10の作動中に取得された各種のログデータを記憶すると共に、画像形成部14で画像形成処理するときの画像形成位置を決定する位置情報や、画像濃度などの画像の品質を決定する画質情報などの各種の情報(パラメータ)の設定値を一時的に記憶する記憶装置である。
HDD40は、OS(オペレーティングシステム)、及び後述する処理ルーチンを実行するプログラム、並びにホストシステム等の上位装置(図示省略)から、外部インターフェース32を介して取り込んだ画像形成ジョブなどが格納される不揮発性の記憶装置である。
CPU42は、制御部30の全体の動作を司るものであり、後述する処理ルーチンを実行する。CPU42は、I/Oポート44を介して、読取部22と情報の送受信ができるように接続されており、読取部22により読み取られた用紙の固有の特徴を、記憶手段としてのRAM38に記録させる。
さらに、CPU42は、後述する処理ルーチンを実行することにより、用紙の搬送にエラーが発生したと判断した場合には、用紙の搬送にエラーが発生した旨を、例えばユーザーインターフェース34に表示させることにより、オペレータに報知する。
次に、図5のフローチャートを参照して、制御部30で実行される、第1の面と第2の面との両面に画像を形成させる場合の、第1の面の画像と第2の面の画像との位置ずれ補正の処理の流れについて説明する。
ステップ100では、読取部22に読み取りを行わせるトリガとなる読取信号を受信したか否かが判定される。本実施形態では、用紙の搬送状態等を確認するための搬送停止信号を読取信号として用いる。
ステップ100の判定が肯定された場合はステップ102へ移行し、読取部22に、用紙に分布している光透過率のランダムな変化の特徴情報を読み取らせて、図6(A)に示される、用紙の予め定められたサイズの所定領域(紙指紋領域)6Aに分布している光透過率のランダムな変化の特徴情報を切り出す。
図6(A)に示されるように、紙指紋領域6Aは、矢印で示される用紙の搬送方向に沿った非画像形成領域の中央の位置に、予め定められたサイズの領域として定められている。
図3に示されるように、1mm四方の領域の繊維質材料の絡み具合のランダムな変化は、固有の特徴を示している。このことから、1〜2mm四方の領域の固有の特徴を、紙指紋として用いることができることが分かる。本実施形態では、紙指紋領域のサイズを、例えば32×32画素(約2mm×2mm)とする。
ステップ102の処理によって、用紙の紙指紋領域6Aの固有の特徴を示す特徴情報が読み取られる。
上記ステップ102の用紙の紙指紋領域6Aの読み取りによって得られた特徴情報に基づき、この特徴情報が表す画像(特徴画像)を可視化(目視が容易なようにコントラスト補正)した特徴画像の一例を図7(A)に示す。
ステップ104では、用紙の紙指紋領域6Aの特徴画像を反転させた反転画像(以下、紙指紋画像と称する)を表す情報を紙指紋情報としてRAM38に記憶させる。第1実施形態のように、透過光を用いて読み取りを行う場合、読取部22を用いて第1の面から読み取られる光透過率のランダムな変化の特徴情報が表す画像は、読取部22を用いて第2の面から読み取られる光透過率のランダムな変化の特徴情報が表す画像を反転させた画像であるため、ステップ104では、特徴画像を反転させてから紙指紋情報を記憶させている。なお、紙指紋情報を反転させることなくRAM38に記憶させ、後述するステップ108で読み取らせた領域6Bの光透過率のランダムな変化の特徴情報を反転させてもよい。ステップ104で記憶させた紙指紋情報は、位置ずれ検出の基準となる基準特徴情報である。
紙指紋領域6Aが読み取られた用紙は、画像形成部14に搬送されて、第1の面に画像が形成され、反転パスを通過して、読取部22が設けられている位置へ搬送される。
ステップ106では、読取信号を受信したか否かが判定される。
ステップ106の判定が肯定された場合はステップ108へ移行し、読取部22に、用紙に分布している光透過率のランダムな変化の特徴情報を読み取らせて、図6(B)に示される、用紙の予め定められたサイズの読取領域6Bに分布している光透過率のランダムな変化の特徴情報を切り出す。
図6(B)に示すように、この読取領域6Bは、用紙の搬送方向に沿った中央の位置に定められた、図6(A)に示される紙指紋領域6Aより大きいサイズの領域である。
例えば、紙指紋領域6Aとして32×32画素(約2mm×2mm)の領域を定められている場合には、図6(B)に示すように、紙指紋領域6Aより大きく、且つ紙指紋領域6Aを含む領域を読取領域(例えば、64×64画素(約4mm×4mm))6Bとして読み取る。
ステップ108の読取領域6Bの読み取りによって得られた読取情報に基づき、この読取情報が表す画像(以下、読取画像と称する)を可視化した読取画像の一例を図7(B)に示す。
比較手段としてのステップ110では、比較処理を行なう。以下、この比較処理について、図8のフローチャートを参照して説明する。
ステップ150では、読取領域6B内における情報取出位置(演算対象領域の位置)を、読取領域6Bの中心領域(即ち、紙指紋領域6Aに対応する領域)の位置に初期化する。
本実施形態に係る比較処理では、詳細は後述するが、読取領域6Bの特徴情報から紙指紋領域6Aと同サイズの領域(演算対象領域)に相当する特徴情報を取り出し、取り出した特徴情報とRAM38に記憶されている紙指紋情報との相関値を演算することを、演算対象領域の位置を移動させながら繰り返す。このため、ステップ150では読取領域内における情報取出位置(演算対象領域の位置)を初期化する。
ステップ152では、ステップ108の読取領域6Bの読み取りによって得られた読取情報から、設定した情報取出位置に位置している紙指紋情報と同じサイズの領域の特徴情報(以下、演算対象情報と称する)を抽出する。
次のステップ154では、RAM38に記憶されている紙指紋情報と、上記ステップ152で抽出した演算対象情報との相関値を演算する。
ステップ156では、ステップ154で演算された相関値が、予めROM36等に記憶されている所定値を超えたか否かを判定する。演算対象情報が抽出された領域と紙指紋領域とが一致した場合は、相関値が所定値を超えることから、演算対象情報が抽出された領域と紙指紋領域とが一致したか否かを判断することができる。ステップ156の判定が肯定された場合は比較処理を終了し、否定された場合はステップ158へ移行する。
ステップ158では、演算対象領域が読取領域6Bの全面をスキャンしたか否かを判断する。否定された場合はステップ160へ移行し、情報取り出し位置を1画素だけ縦方向または横方向に移動させた後にステップ152に戻る。なお、ステップ108で読取部22に要旨を読み取らせる際に、読取領域6Bで示される領域よりも広い領域を読み取らせておき、読取領域6Bで示される領域に紙指紋領域が含まれていなかった場合は、読取領域6Bで示される領域よりも広い領域の特徴情報を切り出して、さらにステップ152からステップ160の処理が繰り返してもよい。
ステップ152からステップ160の処理は、ステップ156の判定が肯定されるまで繰り返される。
ステップ158の判定が肯定された場合は、読取領域の全面について相関値が所定値以下であるので、読取部22に第1の面側を読み取らせたときの用紙の位置と、読取部22に第2の面側を読み取らせたときの用紙の位置との位置ずれが許容できる範囲外であり、ステップ162で、当該用紙の搬送はエラーであると判定する。
ステップ112では、ステップ110の比較処理でエラーであると判定されたか否かを判定する。否定された場合はステップ114へ移行し、肯定された場合はステップ118へ移行する。
位置ずれ検出手段としてのステップ114では、相関値が所定値を超えた領域の中心位置と、読取領域6Bの中心位置とのずれ量を演算する。
ステップ116では、ステップ114で演算された位置のずれ量に応じて、例えは画像形成部14による画像形成のタイミングの制御、及び搬送手段による搬送速度の制御等を行ない、第2の面の画像が第1の面に形成されている画像と対応する位置に形成されるように位置ずれの補正を行なう。
ステップ118では、用紙の搬送にエラーが発生した旨を、例えばユーザーインターフェース34に表示させることにより、オペレータに報知する。
このように、用紙の所定領域の固有の特徴を読み取ることにより、専用位置決めマーク等の画像を形成することなく、第1の面上の位置に対応する第2の面上の位置の位置ずれ量を、画素ピッチ単位で検出することができる。さらに、検出された画素ピッチ単位の位置ずれ量に応じて、用紙の第1の面と第2面との対応する位置に画像を形成することができる。
また、読取部22は、透過光を用いて用紙の固有の特徴を読み取る構成であるため、例えば、用紙がアート紙のように表面に塗工処理が施された紙である場合でも精度よく位置ずれ量を検出することができる。
(第2実施形態)
以下に、本発明の第2実施形態について説明する。なお、この第2実施形態において、前記第1実施形態と同一構成部分については、同一の符号を付して、その構成の説明を省略する。
第2実施形態の特徴は、反射光を用いて用紙の固有の特徴を読み取る点にある。
図9は、本発明の第2実施形態に係る画像形成装置を示している。
図9に示されるように、画像形成装置210は、画像形成部14の上流側に、搬送される用紙の画像が形成される面に対向して設けられた第1の読取部212と、搬送路を挟んで第1の読取部212と対向して設けられた第2の読取部214とを備えている。第1の読取部212、及び第2の読取部218は、用紙の両面への画像形成が指示されている場合に、読み取りが指示される。第1の読取部212は、用紙の第1の面、及び第2の面への画像形成が行われる前に用紙の所定領域の読み取りが指示され、第2の読取部218は、用紙の第1の面への画像形成が行われた後、かつ第2の面への画像形成が行われる前に、用紙の所定領域と対応する領域の読み取りが指示される。
図10に、第1の読取部212、及び第2の読取部218の概略構成を示す。
第1の読取部212、及び第2の読取部218は、用紙の2次元の領域を読み取るエリアセンサを含んで構成され、矢印の方向に搬送される用紙に対して光を照射する照明部214,220と、照明部214,220により照射され、かつ用紙から反射した反射光を受光する受光部216,222とを含んで構成されている。また、第1の読取部212、及び第2の読取部218が設けられている位置に対応する搬送路には窓部224が設けられている。第1の読取部212は、照明部214により光を照射し、受光部216により、用紙から反射された反射光を受光することで、用紙の固有の特徴を示す特徴情報を読み取るものである。また、第2の読取部218は、照明部220により光を照射し、受光部222により、用紙から反射された反射光を受光することで、用紙の固有の特徴を示す特徴情報を読み取るものである。
照明部214,220は、図10に示されるように、光を出力する光源214B,220Bと、その光源214B,220Bから出力された光を用紙方向へと案内する光導波路光学系214A,220Aと、を含んで構成されている。上記光源214B,220Bには、例えば、LED、ハロゲンランプ、蛍光灯、キセノン放電管などを用いることができる。また、光導波路光学系214A,220Aの代わりに、用紙方向に光を集める集光レンズを用いることもできる。
受光部216,222は、受光量に応じた信号を出力する多数の受光素子が配列されたCCD等で構成された撮像素子216B,222Bと、照明部214,220により照射された照明光の用紙を反射した反射光を撮像素子216B,222Bの受光面に結像させるレンズユニット216A,222Aと、撮像素子216B,222Bから出力された信号をデジタルデータに変換して出力する信号処理回路(図示省略)を含んで構成されている。用紙の固有の特徴は、用紙を形成している繊維質材料の絡み具合のランダムな変化を示す濃淡情報として取得されることになる。
次に、図11のフローチャートを参照して、第2実施形態において制御部30で実行される位置ずれ補正の処理の流れについて説明する。
ステップ100では、読取信号を受信したか否かが判定される。
ステップ100の判定が肯定された場合はステップ102’へ移行し、読取部212に、用紙に分布している光反射率のランダムな変化の特徴情報を読み取らせて、図6(A)に示される、用紙の紙指紋領域6Aに分布している光反射率のランダムな変化の特徴情報を切り出して、用紙の紙指紋領域6Aの固有の特徴を示す紙指紋情報を得る。
ステップ104’では、ステップ102’で得た紙指紋情報を基準特徴情報としてRAM38に記憶させる。
ステップ106では、読取信号を受信したか否かが判定される。
ステップ106の判定が肯定された場合はステップ108’へ移行し、読取部218に、用紙に分布している光反射率のランダムな変化の特徴情報を読み取らせて、図6(B)に示される、用紙の読取領域6Bに分布している光反射率のランダムな変化の特徴情報を切り出す。
比較手段としてのステップ110では、前述の図8のフローチャートで説明された比較処理を行なう。
ステップ112では、ステップ110の比較処理でエラーであると判定されたか否かを判定する。否定された場合はステップ114へ移行し、肯定された場合はステップ118へ移行する。
位置ずれ検出手段としてのステップ114では、相関値が所定値を超えた領域の中心位置と、読取領域6Bの中心位置とのずれ量を演算する。
ステップ116では、ステップ114で演算された位置のずれ量に応じて、例えは画像形成部14による画像形成のタイミングの制御、及び搬送手段による搬送速度の制御等を行ない、第2の面の画像が第1の面に形成されている画像と対応する位置に形成されるように位置ずれの補正を行なう。
ステップ118では、用紙の搬送にエラーが発生した旨を、例えばユーザーインターフェース34に表示させることにより、オペレータに報知する。
このように、読取部212,218を、反射光を用いて用紙の固有の特徴を読み取る構成とすることにより、光を透過しない用紙であっても、第1の面上の位置に対応する第2の面上の位置の位置ずれ量を、画素ピッチ単位で検出することができる。
また、紙指紋領域、及び読取領域の双方の読み取りを、用紙の第1の面側から行うことで、紙指紋領域6Aの紙指紋情報、及び読取領域6Bの読取情報の何れか一方の特徴情報を反転させることなく、比較処理を行ない、位置ずれを検出できる。
なお、上記では、第1の読取部212で読み取った特徴情報を基準特徴情報として、第2の読取部218で読み取った読取情報と比較する例について説明したが、第2の読取部218で読み取った特徴情報を基準特徴情報として、第1の読取部212で読み取った読取情報と比較するようにしてもよい。
(第3実施形態)
以下に、本発明の第3実施形態について説明する。なお、この第3実施形態において、前記第1実施形態と同一構成部分については、同一の符号を付して、その構成の説明を省略する。
第3実施形態の特徴は、ラインセンサを用いて用紙1次元の領域の固有の特徴を読み取る点にある。
図12は、第3実施形態に係る画像形成装置を示している。
図12に示されるように、画像形成装置310には、画像形成部14の上流側に、用紙の搬送方向と直行する方向の1次元の領域を読み取る読取手段としての読取部312が設けられている。読取部312は、用紙の両面への画像形成が指示されている場合に、読み取りが指示され、用紙の第1の面への画像形成が行われる前と、用紙の第2の面への画像形成が行われる前とで、用紙の所定のライン領域と、所定のライン領域と対応する領域との読み取りが指示される。
第3実施形態に係る読取部312は、透過光を用いて用紙の1次元の領域を読み取るラインセンサを含んで構成されており、第1実施形態に係る読取部22と同様に、光導波路光学系、及び光源とを含んで構成されている照明部314と、レンズユニット、撮像素子、及び信号処理回路を含んで構成されている受光部316とを含んで構成されている。
次に、図13のフローチャートを参照して、第3実施形態において制御部30で実行される位置ずれ補正の処理の流れについて説明する。
ステップ350では、読取部312に読み取りを行わせるトリガとなる第1の読取信号を受信したか否かが判定される。本実施形態では、用紙の第1の面に画像形成するために走査される光学走査系に走査を開始させる信号を第1の読取信号として用いる。
ステップ350の判定が肯定された場合はステップ352へ移行し、読取部312に、読取部312が設けられている位置と対応する用紙のライン領域に分布している光透過率のランダムな変化の特徴情報を読み取らせる。
読取部312は、第1の読取信号が出力されたときに、用紙の搬送方向に沿った非画像形成領域の中央の位置のライン領域を読み取るように設けられている。本実施形態では、この用紙の搬送方向に沿った中央の位置のライン領域を紙指紋領域と呼ぶ。
ステップ352の処理によって、用紙の紙指紋領域の固有の特徴を示す特徴情報が読み取られる。
ステップ354では、用紙の紙指紋領域の特徴画像を反転させた反転画像(以下、紙指紋画像と称する)を表す情報を紙指紋情報としてRAM38に記憶させる。第1実施形態と同様に、透過光を用いて読み取りを行う場合、読取部312を用いて第1の面から読み取られる光透過率のランダムな変化の特徴情報が表す画像は、読取部312を用いて第2の面から読み取られる光透過率のランダムな変化の特徴情報が表す画像を反転させた画像であるため、ステップ354では、特徴画像を反転させてから紙指紋情報を記憶させている。なお、後述するステップ358で読み取らせた領域の光透過率のランダムな変化の特徴情報を反転させてもよい。ステップ354で記憶された紙指紋情報は、位置ずれ検出の基準となる基準特徴情報である。
紙指紋領域が読み取られた用紙は、画像形成部14に搬送されて、第1の面に画像が形成され、反転パスを通過して、読取部312が設けられている位置へ搬送される。
ステップ356では、読取部312が用紙を検出したか否かが判定される。
ステップ356の判定が肯定された場合はステップ358へ移行し、読取部312に、読取部312が設けられている位置と対応する用紙のライン領域に分布している光透過率のランダムな変化の特徴情報を読み取らせる。
比較手段としてのステップ360では、RAM38に記憶されている紙指紋情報と、上記ステップ358で抽出した読取情報との相関値を演算する。
ステップ362では、ステップ360で演算された相関値が所定値を超えたか否かを判定する。この所定値は、予めRAM38に記憶されており、相関値は、読取部312により読み取られた領域が紙指紋領域と一致した場合のみに所定値を超えるようになっている。ステップ362の判定が肯定された場合は比較処理は終了行し、否定された場合はステップ368へ移行する。
位置ずれ検出手段としてのステップ364では、相関値が所定値を超えた領域を読み取ったタイミングの、第2の読取信号を受信したタイミングからのずれ量を演算する。本実施形態では、用紙の第2の面に画像形成するために走査される光学走査系に走査を開始させる信号を第2の読取信号として用いる。
ステップ366では、ステップ364で演算されたタイミングのずれ量に応じて、例えは画像形成部14による画像形成のタイミングの制御、及び搬送手段による搬送速度の制御等を行ない、第2の面の画像が第1の面に形成されている画像と対応する位置に形成されるように位置ずれの補正を行なう。
ステップ368では、読取部312が用紙を検出しているか否かが判定される。肯定された場合はステップ358へ移行し、否定された場合はステップ370へ移行する。
ステップ358、及びステップ360の処理は、ステップ362の判定が肯定されるまで繰り返される。第3実施形態における読取部312は、搬送中の用紙を読み取るので、ステップ358で読み取られるライン領域に分布している光透過率のランダムな変化の特徴情報は毎回異なる。
ステップ370では、用紙の第1の面への画像形成が行われる前の用紙の位置と、用紙の第2の面への画像形成が行われる前の用紙の位置との位置ずれが許容できる範囲外であり、当該用紙の搬送はエラーであると判定すると共に、用紙の搬送にエラーが発生した旨を、例えばユーザーインターフェース34に表示させることにより、オペレータに報知する。
このように、ラインセンサを用いて、用紙の所定領域の固有の特徴を読み取る場合でも、専用位置決めマーク等の画像を形成することなく、第1の面上の位置に対応する第2の面上の位置の位置ずれ量を、画素ピッチ単位で検出することができ、画像形成装置は、検出された画素ピッチ単位の位置ずれ量に応じて、用紙の第1の面と第2面との対応する位置に画像を形成することができる。
なお、ラインセンサは、反射光を用いて読み取りを行うものを用いてもよい。この場合、読取部は、第2実施形態と同様に、搬送路を挟んだ2箇所の位置に設けられる。
また、上記の実施形態では、所定領域の位置は用紙の搬送方向の中央の位置にしたが、所定領域の位置は、用紙の搬送方向の中央の位置に限らない。所定領域の位置を用紙の中央と異なる位置とする場合は、反転される前の所定領域の搬送方向に沿った位置と反転された後の所定領域と対応する領域の搬送方向に沿った位置とは異なるため、反転される前に読み取る領域と反転された後に読み取る領域とが対応するように読み取りを行うようにする。
また、上記の実施形態では、所定領域を、用紙の画像形成余白部の領域としたが、用紙の画像が形成された領域としてもよい。この場合、紙指紋領域の読み取りを行う読取部は、画像形成部の下流側に設けられ、読取部は繊維の絡まり具合のランダムパターンとトナーの微細なランダムパターンとを読み取る。
また、上記第1実施形態、及び第2実施形態では、用紙の所定領域を、用紙の搬送が一旦停止したタイミングで読み取る構成としたが、搬送中の用紙を読み取る構成であってもよい。
また、上記の実施形態では、一例としてタンデム式の画像形成部14を備えた画像形成装置を例に説明したが、画像形成部は、図14に示される画像形成装置410ような、中間転写体として転写ベルト412を用いた転写ベルト方式でもよい。
この場合、読取部414は、反転された用紙が搬送される搬送路の、2次転写部416よりも上流の位置に設けられる。
さらに、画像形成部は、中間転写体として転写ドラムを用いた転写ドラム方式、4色が一体となった現像ユニットを用いた直接転写方式などの何れの方式を用いたものであってもよい。
また、上記の実施形態では、シート状対象物として用紙を挙げたが、表面にランダムパターンが形成されているシート状の部材であれば、用紙に限らない。
また、上述した第1の面上の位置に対応する第2の面上の位置ずれ検出の機能は、画像形成装置だけでなく、例えば基板を形成する装置等の、第1の面上の位置と、対応する第2の面上の位置とを合わせる必要がある装置に搭載できる。
また、上記の実施形態に係る位置ずれ検出の機能は、コンピュータプログラムで実現するようにしてもよい。
図15は、本発明の実施形態に係る位置ずれ検出の機能をコンピュータプログラムで実現した場合におけるコンピュータプログラム及びそのコンピュータプログラムを格納した記憶媒体とコンピュータの一例の説明図である。図中、400はプログラム、402はコンピュータ、404は光磁気ディスク、406は光ディスク、408は磁気ディスク、410はメモリ、412は内部メモリ、416は読取装置、420はハードディスク、418はインターフェース、422は通信部、424は接続ポートである。
上述した本発明の実施形態に係る位置ずれ検出の機能の一部または全部を、コンピュータにより実行可能なプログラム400によって実現することが可能である。その場合、そのプログラム400及びそのプログラムが用いるデータなどは、コンピュータが読み取り可能な記憶媒体に記憶することも可能である。記憶媒体は、コンピュータ402に対して、プログラムの記述内容に応じて、磁気、光、または電気等のエネルギーの変化状態を引き起こして、それに対応する信号の形式で、コンピュータ402にプログラムの記述内容を伝達できるものである。例えば、光磁気ディスク404、光ディスク406(CDやDVD等を含む)、磁気ディスク408、またはメモリ410(USBメモリ等を含む)等である。もちろんこれらの記憶媒体は、可搬型に限られるものではない。
これらの記憶媒体にプログラム400を格納しておき、例えばコンピュータ402の読取装置416あるいは接続ポート424にこれらの記憶媒体を装着することによって、コンピュータからプログラム400を読み出し、内部メモリ412またはハードディスク420に記憶し、CPU414によってプログラム400を実行することによって、本発明の実施形態に係る位置ずれ検出の機能を実現することができる。あるいは、ネットワークなどを介してプログラム400をコンピュータ402に転送し、コンピュータ402では通信部422でプログラム200を受信して内部メモリ412またはハードディスク420に記憶し、CPU414によってプログラム400を実行することによって、本発明の実施形態に係る位置ずれ検出の機能を実現してもよい。
また、コンピュータ402には、インタフェース418を介して様々な装置と接続することができ、読取手段としての読取部が接続されている。また、例えば情報を表示する表示装置やオペレータが情報を入力する入力装置等もインタフェース418を介して接続されている。
もちろん、一部の機能についてハードウエアによって構成することもできるし、すべてをハードウエア構成としてもよい。あるいは、他の構成とともに本発明の実施形態も含めたプログラムとして構成することも可能である。
本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の一例を示す概略構成図である。 透過光を用いる読取部の一例を示す概略構成図である。 紙の繊維のランダムパターンの一例を示す画像である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置の機能構成の一例を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態に係る位置ずれ補正処理のフローチャートである。 (A)は、本発明の実施形態に係る用紙の紙指紋領域を示す模式図であり、(B)は、用紙の読取領域を示す模式図である。 (A)は紙指紋画像の一例を示すイメージ図であり、(B)は、読取画像の一例を示すイメージ図である。 本発明の第1実施形態に係る比較処理のフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る画像形成装置の一例を示す概略構成図である。 反射光を用いる読取部の一例を示す概略構成図である。 本発明の第2実施形態に係る位置ずれ補正処理のフローチャートである。 本発明の第3実施形態に係る画像形成装置の一例を示す概略構成図である。 本発明の第3実施形態に係る位置ずれ補正処理のフローチャートである。 画像形成装置の変形例を示す概略構成図である。 本発明の位置ずれ検出の機能をコンピュータプログラムで実現した場合におけるコンピュータプログラム及びそのコンピュータプログラムを格納した記憶媒体とコンピュータの一例の説明図である。
符号の説明
10 画像形成装置
12 給紙トレイ
14 画像形成部
16 現像ユニット
18 定着モジュール
20 排出トレイ
22 読取部
24 照明部
26 受光部
28 窓部
30 制御部
32 外部インターフェース
34 ユーザーインターフェース
36 ROM
38 RAM
40 HDD
42 CPU
44 I/Oポート
210 画像形成装置
212,218 読取部
214,220 照明部
216,222 受光部
224 窓部
310 画像形成装置
312 読取部
400 プログラム

Claims (3)

  1. ランダム性を有する固有の特徴が分布しているシート状対象物の第1の面の所定領域および第1の面と反対側の第2の面の所定領域の各々の画像情報を、前記シート状対象物を透過する透過光を用いて読み取る読取手段と、
    前記シート状対象物の第1の面から出射する透過光を用いて前記読取手段により読み取られた前記第1の面における所定領域の画像情報を基準特徴情報として記憶する記憶手段と、
    反転搬送された前記シート状対象物の第2の面から出射する透過光を用いて前記読取手段により読み取られた画像情報と前記基準特徴情報とのいずれか一方を反転して比較することで、前記基準特徴情報に対応する前記第2の面における画像情報を特定する比較手段と、
    前記比較手段が特定した前記第2の面における画像情報の位置と前記基準特徴情報の位置とを比較し、前記第1の面上の位置に対応する前記第2の面上の位置の位置ずれを検出する位置ずれ検出手段と、
    を備えた位置ずれ検出装置。
  2. 前記請求項1に記載の位置ずれ検出装置と、
    画像形成位置で前記シート状対象物の前記第1の面及び前記第2の面に画像を形成する画像形成手段と、
    片方の面に画像が形成された前記シート状対象物を反転させる反転手段と、
    前記反転手段により反転された前記シート状対象物を前記画像形成位置へ搬送する搬送手段と、
    前記位置ずれ検出手段により検出された前記位置ずれが解消されるように、前記画像形成手段による画像の形成、及び前記搬送手段による搬送の少なくとも一方を制御する制御手段と、
    を備えた画像形成装置
  3. コンピュータに、
    ランダム性を有する固有の特徴が分布しているシート状対象物の第1の面の所定領域および第1の面と反対側の第2の面の所定領域の各々の画像情報を、前記シート状対象物を透過する透過光を用いて読取手段に読み取らせる読取ステップと、
    前記シート状対象物の第1の面から出射する透過光を用いて前記読取手段により読み取られた前記第1の面における所定領域の画像情報を基準特徴情報として記憶する記憶ステップと、
    反転搬送された前記シート状対象物の第2の面から出射する透過光を用いて前記読取手段により読み取られた画像情報と前記基準特徴情報とのいずれか一方を反転して比較することで、前記基準特徴情報に対応する前記第2の面における画像情報を特定する比較ステップと、
    前記比較ステップで特定した前記第2の面における画像情報の位置と前記基準特徴情報の位置とを比較し、前記第1の面上の位置に対応する前記第2の面上の位置の位置ずれを検出する位置ずれ検出ステップと、
    を実行させるためのプログラム
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