JP4471333B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機、レーザープリンタ等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、複写機、レーザープリンタ等の画像形成装置は、潜像を担持する潜像担持体と、この潜像担持体に現像剤を付与することにより潜像を現像剤像として可視化する現像装置と、所定方向に搬送される記録紙等の記録材に現像剤像を転写する転写手段と、この転写手段によって現像剤像の転写を受けた記録材を所定の定着処理条件にて加熱及び加圧することにより現像剤像を記録材に定着させる定着装置を備えている。
【0003】
かかる画像形成装置においては、白色以外の記録材にカラー画像を印刷する場合でも、白色の記録材にカラー画像を印刷すると同じ画像処理を行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の画像形成装置には、次のような問題がある。
(1)記録材の色が白色以外である場合には、記録材に印刷されたカラー画像は、白色の記録材に印刷されたカラー画像と比較して、記録材の色とカラー画像の色の区別がつきにくく、印字品位が劣化し易い。
(2)記録材の色に応じてカラー画像の画像処理の条件を変えようとしても、記録材の色を検出する手段がない。
(3)記録材の色に応じてカラー画像の画像処理を変える目的で記録材の色を検出する手段として専用のカラーセンサを備えるとすると、画像形成装置内にカラーセンサが占有するスペースを必要とする上に、専用のカラーセンサ分だけコストアップを生じる。
【0005】
本発明の目的は、記録材の色にかかわらず、良好なカラー画像を得ることができるとともにユーザービリティ及びコストパフォーマンスの向上が図れる画像形成装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1の画像形成装置は、像担持体に対して、画像データに基づいた光を照射することによって前記像担持体に潜像を形成する露光手段と、前記像担持体に形成された潜像に現像剤を付与することにより前記潜像を現像剤像として可視化する現像手段と、記録材に前記現像剤像を転写する転写手段と、前記現像剤像が転写された前記記録材を加熱するとともに加圧することにより前記現像剤像を前記記録材に定着させる定着手段とを備える画像形成装置において、前記記録材の表面に光を照射する光照射手段と、複数ラインからなり、前記記録材の表面の繊維の状態を読み取るために前記記録材の表面からの反射光を所定サイズのエリアの映像として読み取る第1受光部、及び、カラーフィルタが設けられた1ラインからなり、前記記録材の色情報を読み取るために前記カラーフィルタを介して受光された前記記録材の表面からの反射光を読み取る第2受光部、を有する受光部を具備するセンサと、前記第1受光部で読み取った前記映像に基づいて前記定着手段による定着処理温度を設定する定着処理温度設定手段と、前記第2受光部で読み取った前記色情報に基づいて画像を補正する動作を制御する制御手段と、を備えることを特徴とする。
【0008】
請求項の画像形成装置は、請求項の画像形成装置において、前記カラーフィルタが、赤、緑、青の3色のカラーフィルタから構成されていることを特徴とする。
請求項3の画像形成装置は、請求項1又は2の画像形成装置において、前記画像を補正する動作は、前記画像データを補正処理する動作であることを特徴とする。
【0010】
請求項の画像形成装置は、請求項1又は2の画像形成装置において、前記画像を補正する動作は、前記現像手段に与える現像バイアスを制御する動作であることを特徴とする。
【0011】
請求項5の画像形成装置は、請求項1又は2の画像形成装置において、前記画像を補正する動作は、前記露光手段によって前記像担持体を露光する際の光量を制御する動作であることを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の各種実施の形態にかかる画像形成装置について図面を参照しながら説明する。
【0020】
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態にかかる画像形成装置の概略構成を示す模式図である。
【0021】
画像形成装置101は、画像が形成される記録紙(記録材)を収容しておく用紙カセット102(収容手段)、当該用紙カセット102から記録紙を搬出して給紙する給紙ローラ103(搬出手段)、記録紙を搬送する搬送ベルト104、この搬送ベルト104が掛け渡され、搬送ベルト駆動モータ(図示せず)によって回転する搬送ベルト駆動ローラ105、不図示の帯電器によって表面が帯電する感光ドラム106〜109(潜像担持体)、この感光ドラム106〜109の帯電した表面に光を照射して潜像を形成するための照射光学ユニット110〜113、感光ドラム106〜109の表面にトナー(現像剤)を供給することにより潜像をトナー画像(現像剤像)として可視化する現像装置114〜117、トナー画像を感光ドラム106〜109から記録紙に転写するための転写ローラ118〜121(転写手段)、記録紙に転写したトナー画像を記録紙に定着させる定着ユニット122(定着装置)等を有している。
【0022】
さらに、画像形成装置101は、記録紙を給紙及び搬送するための給紙モータ(図示せず)と、感光ドラム106〜109及び転写ローラ118〜121を駆動するドラム/ローラ駆動モータ(図示せず)と、定着ローラを駆動する定着ローラ駆動モータ(図示せず)とを備えている。
【0023】
また、画像形成装置101は、用紙カセット102から感光ドラム106までの搬送経路上に映像読取センサ123(読取手段)を備えている。この映像読取センサ123は、給紙ローラ103によって用紙カセット102から給紙され搬送される記録紙の表面に光を照射し、その反射光を集光して結像したものを受光して、記録紙の表面のある特定エリアの映像を読み取るものである。
【0024】
上記のように構成される画像形成装置101は、電子写真プロセスを用いて記録紙の面上にイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色のトナー画像を重ねて転写し、定着ユニット122を構成する定着ローラ122aと加圧ローラ112bとによって記録紙を所定温度で加熱すると共に加圧することによりトナー画像を記録紙に定着させる。
【0025】
例えば、画像形成装置101に接続されたホストコンピュータ(図示せず)から印刷すべきカラー画像の画像データが送られてくると、ビデオコントローラ(図示せず)がカラー画像に応じて、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色毎のビットマップデータを作成する。
【0026】
各色の照射光学ユニット110〜113は、各感光ドラム106〜109の予め帯電された表面をビットマップデータに基づいてレーザビームによって露光走査し、潜像を形成する。これら一連の画像形成動作は搬送される記録紙上の予め決まった位置から画像を転写するために同期をとって走査制御されている。各感光ドラム106〜109の表面に形成された潜像には、現像装置114〜117によって供給される各色のトナーが静電的に吸着するので、トナー画像として可視化される。
【0027】
次に、映像読取センサ123の構造について説明する。
【0028】
図2は、図1の映像読取センサ123の概略構成を示す図である。
【0029】
映像読取センサ123は、記録紙の表面に光を照射するためのLED33(光照射手段)、このLED33を出射した光が通過するレンズ34(結像レンズ)、このレンズ34を通過して記録紙の表面で反射した後のLED光が通過するレンズ35(結像レンズ)、このレンズ35を通過したLED光を受光するCMOSセンサ36を備えている。このCMOSセンサ36にはカラーフィルタ37が設けられている。
【0030】
LED33は、出射する光が記録紙32の表面を所定の入射角度で照射するように配置されている。LED33からの光は、レンズ34を透過し、記録材搬送ガイド31の表面、或いは、記録材搬送ガイド31の上に乗っている記録紙32の表面に向けて照射される。
【0031】
記録紙32からの反射光はレンズ35によって集光され、CMOSセンサ36の受光部に結像する。これによって、記録材搬送ガイド31或いは記録紙32の表面映像を読み取ることができる。また、受光部にはカラーフィルタ37が設けられているので、記録材搬送ガイド31あるいは記録紙32の色を検出することができる。
【0032】
図3は、図2の映像読取センサ123に用いるCMOSセンサ36の模式図である。
【0033】
CMOSセンサ36は9×10ピクセルのセンサである。本実施の形態にかかる画像形成装置101のCMOSセンサ36は、記録材32の表面映像を読み取る9×9のエリアセンサ部分38と、記録材32の色を読み取る9×1のエリアセンサ部39とを有し、エリアセンサ部39は赤(R)、緑(G)、青(B)のフィルタから成るカラーフィルタ37を備えている。
【0034】
図4は、図2の映像読取センサ123によって読み取る記録紙の表面の映像を拡大して示す図であり、(a)は、記録紙32の表面の紙繊維が比較的がさついているいわゆるラフ紙の表面映像を示し、(b)は一般に使用されるいわゆる普通紙の表面映像を示し、(c)は紙の繊維を十分に圧縮してあるグロス紙の表面映像を示す。
【0035】
記録紙32の表面は映像読取センサ123のCMOSセンサ36によって読み取られ、CMOSセンサ36からのアナログ出力がA/D変換されて8ビットのピクセルデータに変換される。
【0036】
CMOSセンサ36に読み込まれた記録紙の表面映像(図4の(a)〜(c))がディジタル処理されて、図5の(a)〜(c)に示す8×8ピクセルの映像に変換される。
【0037】
図5は、映像読取センサ123によって読み取った記録紙の表面映像を8×8ピクセルにデジタル処理したときのデジタル処理映像を示す図であり、(a)は、記録紙が図4の(a)に示すラフ紙の場合を示し、(b)は、記録紙が図4(b)に示す普通紙の場合を示し、(c)は、記録紙が図4(c)に示すグロス紙の場合を示す。
【0038】
このように、記録紙32の種類によって、その表面映像が異なるが、これは主に記録紙表面における繊維の状態が異なることに起因する。
【0039】
上述のように、CMOSセンサ36で読み込んだ記録紙の表面映像からディジタル処理した映像を得ることにより、このデジタル処理映像に基づいて記録紙表面の紙繊維の状態を判別できる。
【0040】
次に、図6を参照しながら画像形成装置101に備えられた制御プロセッサ(画像処理制御手段)による画像処理の補正について説明する。
【0041】
図6は、画像形成装置101における画像処理の補正制御を示すフローチャートである。
【0042】
先ず、映像読取センサ123のLED33を点灯させ(ステップS60)、レンズ34を透過したLED光を記録紙32に照射する。記録紙32の表面で反射してからレンズ35を透過した反射光をCMOSセンサ36が受光して記録紙32の表面映像を読み込む(ステップS61)。この表面映像の読み込みは複数回にわたって行い、記録紙32の表面の複数箇所の映像を読み込む。
【0043】
表面映像の読み込みが終了した後にLED33を消灯させ(ステップS62)、その後、制御プロセッサに備えられたゲイン調整プログラム及びフィルタ演算プログラム(図示せず)によるゲイン演算及びフィルタ演算のための定数を調整する(ステップS63)。このゲイン演算及びフィルタ演算は、制御プロセッサによってプログラマブルに処理される。
【0044】
例えば、ゲイン演算は、CMOSセンサ36からのアナログ出力のゲインを調整することによって行う。つまり、反射光の光量が多過ぎるとき、或いは、逆に少な過ぎるときは、記録紙の表面映像がよく読み取れないことがある、即ち、表面映像に変化が有ってもそれを識別できないことがあるので、この場合にはゲインを調整する。
【0045】
また、フィルタ演算は、CMOSセンサ36からのアナログ出力をA/D変換し8ビット、256階調のディジタルデータとしたときに、例えば、1/32,1/16,1/4等の演算によって行う。つまり、CMOSセンサ36からの出力のノイズ成分を除去する。
【0046】
次に、映像比較演算を行う。この際、十分な映像情報が得られるか否かを判定し(ステップS64)、十分な映像情報が得られると判定された場合には後述の映像比較演算を実行し(ステップS65)、この映像比較演算の結果に基づき記録紙32の紙種を判定する(ステップS66)。判定された紙種に応じて、定着ユニット122による記録紙32の加熱温度(定着処理温度)を設定する(ステップS67)。
【0047】
例えば、図4の(a)に示すように表面の状態がガサついた紙種の記録紙(以下、記録紙A)であれば定着処理温度を高く設定し、一方、(c)に示すように表面の状態が滑らかな紙種の記録紙(以下、記録紙C)の場合は定着処理温度を低く設定することによって定着ユニット122の温調制御を行う。
【0048】
ここで、上記の映像比較演算の方法について説明する。
【0049】
映像比較演算においては、記録紙表面の複数箇所の映像を読み込んだ結果から、最大濃度のピクセル(Dmax)と最低濃度のピクセル(Dmin)を導く。これを読み込んだ映像毎に実行し平均処理をする。
【0050】
つまり、記録紙Aのように表面の状態がガサついている場合は、LED33からの光を照射したときの表面映像に紙繊維の影が多く発生する。その結果、明るい個所と暗い個所の濃度の差が大きくなるため、Dmax−Dminは大きくなる。
【0051】
一方、記録紙Cのように表面の紙繊維が圧縮されて記録紙表面の状態が滑らかな場合は、紙繊維の影が少なく、Dmax−Dminは小さくなる。
【0052】
この比較によって記録紙32の紙種を判定できる。Dmax−Dminの値に応じた定着処理温度の設定に際しては、Dmax−Dminの値と定着処理温度とが対応したルックアップテーブル(look-up table:LUT)を記憶装置に格納しておき、このLUTに基づいてDmax−Dminの値に応じた定着処理温度を設定すればよい。
【0053】
なお、上述の制御プロセッサは、CMOSセンサ36からの映像サンプリング処理、ゲイン及びフィルタ演算処理をリアルタイムにて処理する必要があるため、ディジタルシグナルプロセッサを用いることが望ましい。
【0054】
ステップS67によって定着処理温度を設定した後は、映像読取センサ123で記録紙32の色を検出して記録紙32の色判定を行う(ステップS68)。
【0055】
記録紙32の色を検出するために、上述した手順で記録紙32の表面の映像を記録するときに、赤(R)、緑(G)、青(B)の各色のA/D変換値を検出する。つまり、カラーフィルタ37によって赤(R)、緑(G)、青(B)各色のA/D変換値を個別に求めることにより、記録紙32の色を検出することができる。このようにして検出された色情報に基づいて、ビデオコントローラによる画像処理方法を変更する。
【0056】
例えば、赤(R)のA/D変換値が大きい記録紙(赤味がかった記録紙)では、赤色画像の再現性が悪くなる。このような場合は、赤色画像を強調するために、RGBからY(イエロー)M(マゼンタ)C(シアン)の画像変換において、赤(R)を強調するような画像処理の補正を行う。本実施の形態では、赤(R)のA/D変換値が大きい記録紙について、赤色画像を強調することを例として説明したが、記録紙が赤味がかっている場合に赤色画像を強調するのではなく、逆に全体的に赤色画像を薄くするように画像処理の補正を行ってもよい。また、緑(G)のA/D変換値が大きい記録紙あるいは、青(B)のA/D変換値が大きい記録紙についても同様な画像処理の補正を行うことができる。
【0057】
上記の「画像処理の補正」は、後述するステップS70による画像処理の補正のことである。この画像処理補正を行うために、例えば、検出されたRGBのA/D変換値に応じてYMCの画像処理のパラメータを変更するための画像処理LUT(LUT:look-up table)をあらかじめ作成しておき、ビデオコントローラ内の記憶装置にこの画像処理LUTを格納しておく。
【0058】
画像処理LUTを参照し(ステップS69)、検出した記録紙の色に応じた画像処理の補正を行う(ステップS70)。
【0059】
上述したように、本実施の形態によれば、記録紙表面の紙繊維の状態を映像で検出し、その結果から定着ユニット122の定着処理温度を設定する。記録紙表面ががさついた状態であれば、定着処理温度を高く設定し、記録紙表面が滑らかな状態であれば、定着処理温度を低く設定することによって常に記録紙表面の状態(粗さ)に応じた最適な定着処理温度が設定できる。
【0060】
また、同時に記録紙の色を検出できるので、記録紙の色に応じた最適な画像処理の補正ができ、高品位なカラー画質が得られる。
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態にかかる画像形成装置について説明する。なお、画像形成装置を構成する部材は第1の実施の形態にかかる画像形成装置101と同一であるので説明を省略する。
【0061】
図7は、本発明の第2の実施の形態にかかる画像形成装置おける画像処理の補正制御を示すフローチャートである。
【0062】
本実施の形態にかかる画像形成装置では、記録紙の色の測定結果に応じて、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの現像バイアスを変えることを特徴としている。尚、紙種、紙色の判定(ステップS80〜ステップS88)までの制御に関しては、第1の実施の形態におけるステップS60〜ステップS68と同様であるので説明を省略する。ステップS88までの処理によって検出された記録紙32の色情報に基づいて、ビデオコントローラによる画像処理を行う。
【0063】
このために、例えば、映像読取センサ123で読み取った記録紙32の色のうち赤(R)のA/D変換値が大きい場合には、イエロー、マゼンタ、シアンの現像バイアスを赤が強調されるようなバイアスに設定する。この設定のために、検出したRGBの値に応じてYMCの現像バイアスをそれぞれ設定するためのルックアップテーブル(現像バイアスLUT)を画像形成装置内の記憶装置に格納しておく。
【0064】
現像バイアスLUTを参照し(ステップS89)、検出した記録紙の色に応じた現像バイアスの設定を行う(ステップS90)。
【0065】
このようにすれば、記録紙の色に応じた最適な画像処理の補正ができ、高品位なカラー画像を得ることができる。
【0066】
(第3の実施の形態)
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。なお、画像形成装置を構成する部材は第1の実施の形態にかかる画像形成装置101と同一であるので説明を省略する。
【0067】
図8は、本発明の第3の実施の形態にかかる画像形成装置における画像処理の補正制御を示すフローチャートである。
【0068】
本実施の形態にかかる画像形成装置では、記録紙の色の測定結果に応じて、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのレーザ光量を変えることを特徴としている。尚、紙種、紙色の判定(ステップS100〜ステップS108)までの制御に関しては、第1の実施形態におけるステップS60〜ステップS68と同様であるので説明を省略する。ステップS108までの処理によって検出された記録紙32の色情報に基づいて、ビデオコントローラによる画像処理を行う。
【0069】
このために、例えば、映像読取センサ123で読み取った記録紙32の色のうち赤(R)のA/D変換値が大きい場合には、イエロー、マゼンタ、シアンの各レーザ光量を赤が強調されるようなレーザ光量に設定する。この設定のために、例えば、検出したRGBのA/D変換値に応じてYMCのレーザ光量をそれぞれ設定するためのルックアップテーブル(レーザ光量LUT)を画像形成装置内の記憶装置に格納しておく。
【0070】
レーザ光量LUTを参照し(ステップS109)、検出した記録紙32の色に応じたレーザ光量の設定を行う(ステップS110)。
【0071】
このようにすれば、記録紙32の色に応じた最適な画像処理の補正ができ、高品位なカラー画像を得ることができる。
【0072】
(第4の実施の形態)
次に、本発明の第4の実施の形態ににかかる画像形成装置ついて説明する。なお、画像形成装置を構成する部材は第1の実施の形態にかかる画像形成装置101と同一であるので説明を省略する。
【0073】
図9は、本発明の第4の実施の形態にかかる画像形成装置おける画像処理の補正制御を示すフローチャートである。
【0074】
本実施の形態にかかる画像形成装置では、記録紙の色の測定を用紙カセット102から最初に搬送される(第1枚目の)記録紙に対してのみ行うことが特徴である。
【0075】
画像形成装置の制御手段は、画像形成装置の電源オン/オフ、用紙カセット102の開閉、及び用紙カセット102の変更を検知する用紙カセットセンサー124(開閉検知手段、給紙元検知手段)を備えている。ビデオコントローラからのプリント命令を受けると(ステップS120)、画像形成装置の制御手段は、そのプリント命令が電源オン後に最初に搬送される(1枚目の)記録紙に対するプリント命令か否かを判定する(ステップS121)。
【0076】
プリント命令が電源オン後の1枚目の記録紙に対するものである場合(ステップS121でYES)は、紙種判定(ステップS122)以降の処理を行い、プリント動作を開始する(ステップS127)。紙種判定以降の処理(ステップS123〜ステップS126)は、第1の実施の形態における処理(ステップS67〜ステップS70)と同様であるので説明を省略する。
【0077】
プリント命令が電源オン後の1枚目の記録紙に対するものでない場合には、プリント命令が、用紙カセット102をクローズした後に最初に搬送される(1枚目の)記録紙に対するものであるか否かを判定する(ステップS128)。
【0078】
プリント命令が、用紙カセット102をクローズした後の1枚目の記録紙に対するものである場合は、ステップS122以降の処理を行い、プリント動作を開始する(ステップS127)。
【0079】
ステップS128の判定の結果、プリント命令が、用紙カセット120をクローズした後の1枚目の記録紙に対するものでない場合には、プリント命令が、用紙カセット102を変更した後に最初に搬送される(1枚目の)記録紙に対するものか否かを判定する(ステップS129)。プリント命令が、用紙カセット102を変更した後の1枚目の記録紙に対するものである場合には、ステップS122以降の処理(ステップS123〜ステップS126)を行いプリント動作を開始する(ステップS127)。
【0080】
ステップS129の判定の結果、プリント命令が用紙カセットを変更した後の1枚目の記録紙に対するものでない場合は、直ちにプリント動作を行う(ステップS127)。
【0081】
このようにして、同一の用紙カセットから同一種類の記録紙を搬出してプリントを行う際に、一枚毎に記録材の表面映像および色を検出する必要が無いので、スループットが向上する。
【0082】
尚、上述した各種実施の形態を実現する、画像処理の補正制御方法を記憶した任意の記憶媒体が、上述した画像形成装置に上記画像処理の補正制御方法を実行するプログラムを供給し、画像形成装置の不図示のCPU又は不図示のMPUのいずれか1つが上記プログラムを実行してもよい。上記プログラムを供給する記憶媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、若くはROMなどがある。
【0083】
また、画像形成装置のCPU又はMPUのいずれか1つの代わりに、これらと同様の動作をする不図示の回路が上述した実施の形態を実現してもよい。
【0084】
また、記憶媒体が供給する上記プログラムは、画像形成装置に挿入された不図示の機能拡張ボードや画像形成装置に接続された不図示の機能拡張ユニットに備わる不図示のメモリに書き込まれた後、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わる不図示のCPU等が上記プログラムの一部または全部を実行してもよい。
【0085】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、請求項1記載の画像形成装置によれば、読取手段によって記録材の表面の映像及び色を読み取ることができ、この読み取った記録材の表面の映像及び色に基づいて制御手段が画像を補正することにより、記録材の表面の状態及び色に応じた画像処理を施すことができるので、記録材の色にかかわらず、良好なカラー画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態にかかる画像形成装置の概略構成を示す模式図である。
【図2】図1の映像読取センサ123の概略構成を示す図である。
【図3】図2の映像読取センサ123に用いるCMOSセンサ36の模式図である。
【図4】図2の映像読取センサ123によって読み取る記録紙の表面の映像を拡大して示す図であり、(a)は、記録紙32の表面の紙繊維が比較的がさついているいわゆるラフ紙の表面映像を示し、(b)は一般に使用されるいわゆる普通紙の表面映像を示し、(c)は紙の繊維を十分に圧縮してあるグロス紙の表面映像を示す。
【図5】図5は、映像読取センサ123によって読み取った記録紙の表面映像を8×8ピクセルにデジタル処理したときのデジタル処理映像を示す図であり、(a)は、記録紙が図4の(a)に示すラフ紙の場合を示し、(b)は、記録紙が図4(b)に示す普通紙の場合を示し、(c)は、記録紙が図4(c)に示すグロス紙の場合を示す。
【図6】画像形成装置101における画像処理の補正制御を示すフローチャートである。
【図7】本発明の第2の実施の形態にかかる画像形成装置おける画像処理の補正制御を示すフローチャートである。
【図8】本発明の第3の実施の形態にかかる画像形成装置における画像処理の補正制御を示すフローチャートである。
【図9】本発明の第4の実施の形態にかかる画像形成装置おける画像処理の補正制御を示すフローチャートである。
【符号の説明】
32 記録紙(記録材)
33 LED(照射手段)
34,35 レンズ(結像レンズ)
36 CMOSセンサ(読取手段)
101 画像形成装置
102 用紙カセット
103 給紙ローラ
106 感光ドラム(潜像担持体)
118,119,120,121 転写ローラ(転写手段)
122 定着ユニット(定着装置)

Claims (5)

  1. 像担持体に対して、画像データに基づいた光を照射することによって前記像担持体に潜像を形成する露光手段と、前記像担持体に形成された潜像に現像剤を付与することにより前記潜像を現像剤像として可視化する現像手段と、記録材に前記現像剤像を転写する転写手段と、前記現像剤像が転写された前記記録材を加熱するとともに加圧することにより前記現像剤像を前記記録材に定着させる定着手段とを備える画像形成装置において、
    前記記録材の表面に光を照射する光照射手段と、
    複数ラインからなり、前記記録材の表面の繊維の状態を読み取るために前記記録材の表面からの反射光を所定サイズのエリアの映像として読み取る第1受光部、及び、カラーフィルタが設けられた1ラインからなり、前記記録材の色情報を読み取るために前記カラーフィルタを介して受光された前記記録材の表面からの反射光を読み取る第2受光部、を有する受光部を具備するセンサと、
    前記第1受光部で読み取った前記映像に基づいて前記定着手段による定着処理温度を設定する定着処理温度設定手段と、
    前記第2受光部で読み取った前記色情報に基づいて画像を補正する動作を制御する制御手段と、を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記カラーフィルタは、赤、緑、青の3色のカラーフィルタから構成されていることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記画像を補正する動作は、前記画像データを補正処理する動作であることを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
  4. 前記画像を補正する動作は、前記現像手段に与える現像バイアスを制御する動作であることを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
  5. 前記画像を補正する動作は、前記露光手段によって前記像担持体を露光する際の光量を制御する動作であることを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
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