JPH0873113A - 画像形成装置における用紙搬送速度検出装置 - Google Patents

画像形成装置における用紙搬送速度検出装置

Info

Publication number
JPH0873113A
JPH0873113A JP6207629A JP20762994A JPH0873113A JP H0873113 A JPH0873113 A JP H0873113A JP 6207629 A JP6207629 A JP 6207629A JP 20762994 A JP20762994 A JP 20762994A JP H0873113 A JPH0873113 A JP H0873113A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
sheet
moving body
detecting device
speed detecting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6207629A
Other languages
English (en)
Inventor
Sukegoro Kobayashi
祐五郎 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP6207629A priority Critical patent/JPH0873113A/ja
Publication of JPH0873113A publication Critical patent/JPH0873113A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】簡単な構成で安価であり、しかも誤差が生じに
くい画像形成装置における用紙搬送速度検出装置を提供
する。 【構成】移動スリット板3には図1において横方向に等
間隔で並列されたスリット4が形成されている。また、
移動スリット板3の下面、すなわち搬送される用紙Pと
対向する面には微細な針状体5が設けられ、この針状体
5としてはダイヤモンドまたはこれに準じる超硬度の材
料からなる。移動スリット板3はその針状体5を用紙P
に突き差し、用紙Pの搬送に伴って移動スリット板3が
移動させ、その移動中に移動スリット板3のスリット4
を光学センサで検知し、スリット4のピッチ間の時間を
制御器16によって計測して用紙搬送速度を検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、装置本体内で搬送され
る用紙の搬送速度を検出するプリンタ、複写機、ファク
シミリ、印刷機等の画像形成装置における用紙搬送速度
検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複写機等において機内へ画像が形
成される用紙を断続的に搬送しており、処理スピードを
高速化が進む昨今では先の用紙が排出される前に、次の
用紙が給紙することも既に行われている。この種の画像
形成装置では、装置本体内で搬送される用紙の搬送速度
を検出することで、用紙の搬送状態を知ることができ
る。 図4は、従来の用紙搬送速度検出装置を備えた複
写機を示すもので、原稿21は光学系22で読み取ら
れ、作像系23でトナー像となる。一方、用紙は給紙系
27から送り出され、トナー像を転写した後、定着ユニ
ット25を経由して排紙ユニット26に排出される。こ
の複写機には、搬送される用紙の搬送速度を検出する用
紙搬送速度検出装置として検出用ローラ24が用紙の搬
送路中に設けられている。
【0003】検出用ローラ24は、図6に示すゴムロー
ラであって、図5(a)及び(b)に示すように、その
同軸上にロータリーエンコーダ32が設けられ、このロ
ータリーエンコーダ32が回転すると、光源34と受光
センサ35からなる光学センサ33を介してスリットピ
ッチ間の時間が水晶発信器を有する制御器36によって
計測される。用紙搬送速度検出装置は、機構が簡単で場
所も取らないという利点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記用
紙搬送速度検出装置は検出用ローラ24がゴムローラで
あり、原理的には摩擦による連れ回りであるため、スリ
ップによる狂いが大きく、しかも用紙の表面性、すなわ
ち上質紙、わら半紙、ポリエステルフィルム、OHP用
フィルム及びトレーシングペーパー等によって差が生ず
るという問題があった。さらに、ゴムローラ押圧式の用
紙搬送速度検出装置は機構的に平面に円形のものを接触
加圧するもので、直線運動が回転に変わるときにゴムロ
ーラの接触部が変形しており、複雑な伝達形態となり、
機構的に不安定性を有している。
【0005】そこで、ゴムローラの代わりに検出用ロー
ラ24として図7に示すように、周面に微細な針やダイ
ヤモンド片植え込みを備えた針車24’を用い、針車2
4’の針を用紙に突き差して連れ回りさせることが知ら
れている。
【0006】しかし、この方式の用紙搬送速度検出装置
においても、機構的に直線運動を円運動に変換するた
め、誤差が生じやすく、用紙の厚さ、硬度、材質の影響
を受けるという問題があった。
【0007】なお、紙の繊維パターンをCCDラインセ
ンサで読み取り、これをメモリーで記憶し、一定距離後
で同じパターンを検出して一致したときの時間から紙速
度を検出する装置が提案されている。この装置は、誤差
が少なく信頼性が高いものであるが、一式で200万円
程度ときわめて高価であって、この装置自体の大きさか
らも画像形成装置に組み込むことができない。
【0008】本発明は、上記した従来の不具合を解消
し、簡単な構成で安価であり、しかも誤差が生じにくい
画像形成装置における用紙搬送速度検出装置を提供する
ことを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、装置本体内で搬送される用紙の搬送速度を
検出する画像形成装置における用紙搬送速度検出装置に
おいて、等間隔に並列された複数の被検知部が形成さ
れ、かつ前記用紙の対向面に微細な針状体が設けられた
検出移動体を有し、該検出移動体の針状体を搬送される
用紙に突き差して用紙とともに直線的に移動させ、前記
被検知部を検知して用紙の搬送速度を検出することを特
徴としている。
【0010】さらに、本発明は上記目的を達成するため
に、前記検出移動体の少なくとも一部が磁力で吸着され
る材料からなり、前記用紙の搬送面に対して前記検出移
動体を設けた面側と反対面側にその検出移動体を前記用
紙に吸引する磁石を設けたことを特徴としている。
【0011】さらにまた、本発明は上記目的を達成する
ために、前記検出移動体を用紙搬送方向上流側に戻す戻
し機構を設け、該戻し機構が、前記用紙の搬送面に対し
て前記検出移動体を設けた面側にその検出移動体を前記
用紙から離す方向に吸引する電磁石と、該電磁石で吸引
された検出移動体に戻し方向の移動力を付勢する戻し力
付勢手段とを有することを特徴としている。
【0012】
【作用】上記構成によれば、等間隔に並列された複数の
被検知部が形成され、かつ前記用紙の対向面に微細な針
状体が設けられた検出移動体を有し、該検出移動体の針
状体を搬送される用紙に突き差して用紙とともに直線的
に移動させ、前記被検知部を検知して用紙の搬送速度を
検出するので、スリップや弾性変形等が発生せず速度検
出に誤差がなく、用紙突き差し跡の拡大もなくなり、用
紙の表面性等の影響を受けにくくできる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例に添付図面に従って説
明する。
【0014】図1は、本発明に係る用紙搬送速度検出装
置の概略構成図である。図1において、図4に示す複写
機等の画像形成装置の搬送路中には用紙搬送速度検出装
置1が設けられ、該装置はガイド板2の上方に配置され
ている。この用紙搬送速度検出装置1には、用紙Pとと
もに直線的に移動する検出移動体としての移動スリット
板3を備えており、該移動スリット板3には図1におい
て横方向に等間隔で並列された被検知部としてのスリッ
ト4が形成されている。また、移動スリット板3の下
面、すなわち搬送される用紙Pと対向する面には微細な
針状体5が設けられ、この針状体5としてはダイヤモン
ドまたはこれに準じる超硬度の材料からなり、用紙Pに
突き差してもその跡が実用的に障害とならないような先
端Rが1μm以下のきわめて微細なものが好ましい。
【0015】上記移動スリット板3は、金属等の磁力で
吸着される材料から作られており、ガイド板2の下部に
は永久磁石6が配置されている。この永久磁石6は、移
動スリット板3が用紙Pとともに移動を開始する位置A
からその位置Aより用紙搬送方向下流側で移動スリット
板3が用紙Pから離れる位置Bまで間、移動スリット板
3を吸着できる長さを有している。なお、位置A及び位
置Bにはそれぞれ移動スリット板3が該位置に達したこ
とを検知するセンサ7,8が配設されている。また、永
久磁石6の代わりに電磁石を用いてもよい。
【0016】また、移動スリット板3の上方には用紙P
とともに位置Bまで移動した移動スリット板3を位置A
まで戻す戻し機構9が設けられ、戻し機構9は移動スリ
ット板3に戻し方向の移動力を付勢する戻し力付勢手段
としての戻しローラ10と、該戻しローラ10に移動ス
リット板3を吸着させる電磁石11と、該電磁石11の
ON・OFFをセンサ7,8の信号により制御する制御
器12とから構成されている。なお、電磁石11の磁力
は永久磁石6のそれよりも強力であって、永久磁石6の
磁力及び移動スリット板3の自重に抗して移動スリット
板3を吸着できる程度に設定されている。
【0017】用紙搬送速度検出装置1には、位置Aから
離れる位置Bまで間に、図2に示すように、移動スリッ
ト板3のが用紙Pから離れる位置Bまで間に、光源13
と受光センサ14からなる光学センサが設けられ、光学
センサは水晶発信器を有する制御器15に接続されてい
る。
【0018】かく構成の用紙搬送速度検出装置1は、通
常、移動スリット板3が位置Aにおいて電磁石11に吸
着されて待機しており、このとき戻しローラ10は停止
している。ここで、用紙Pが搬送されてガイド板2に達
すると、電磁石11がOFFされ、移動スリット板3は
自重と永久磁石6の磁力とによって用紙P側に動かさ
れ、針状体5が用紙Pに突き差さる。そして、用紙Pの
搬送に伴って移動スリット板3が移動する。この移動中
に、移動スリット板3のスリット4を光学センサを検知
し、スリット4のピッチ間の時間が制御器16によって
計測される。その計測時間から用紙Pの搬送速度が検出
される。
【0019】次に、移動スリット板3が位置Bに達する
と、これをセンサ8が検知し、その検知信号により電磁
石11がONし、かつ戻しローラ10が時計方向に回転
される。電磁石11がONすると、移動スリット板3は
永久磁石6の磁力及びその自重に抗して電磁石11に吸
着され、移動スリット板3は電磁石11に吸着されつつ
戻しローラ10によって用紙搬送方向上流側に送り返さ
れる。そして、移動スリット板3が位置Aに戻りこれを
センサ7が検知すると、戻しローラ10の回転が停止さ
れ、速度検知を続行する場合には電磁石11がOFFさ
れて上記動作を行う。
【0020】かくして、用紙搬送速度検出装置1は、移
動スリット板3が用紙と平行運動させている間に速度が
検出されるので、スリップや弾性変形等が発生せず速度
検出に誤差がない。さらに、移動スリット板3を用紙面
に対して垂直に下し押圧することで、針状体5が用紙P
に突き差しているので、従来の円弧と直線運動のときの
ような用紙突き差し跡の拡大もなくなる。さらにまた、
移動スリット板3を用紙面に対して垂直に下し押圧する
ことで、用紙の表面性等の影響を受けにくい。
【0021】図3は、用紙搬送速度検出装置1の応用例
を示す平面説明図であって、用紙の速度検知を間断なく
検出しようとする場合、本装置を2組並置し、移動スリ
ット板3の位相をずらして検出することにより、計測す
ることができる。
【0022】
【発明の効果】請求項1の構成によれば、等間隔に並列
された複数の被検知部が形成され、かつ前記用紙の対向
面に微細な針状体が設けられた検出移動体を有し、該検
出移動体の針状体を搬送される用紙に突き差して用紙と
ともに直線的に移動させ、前記被検知部を検知して用紙
の搬送速度を検出するので、スリップや弾性変形等が発
生せず速度検出に誤差がなく、用紙突き差し跡の拡大も
なくなり、用紙の表面性等の影響を受けにくくできる。
【0023】請求項2の構成によれば、検出移動体の用
紙への押圧を磁気による吸引力を用いて行うので、構成
が簡単で高精度である。
【0024】請求項3の構成によれば、検出移動体の用
紙への戻しを磁気による吸引力を用いて行うので、構成
が簡単であり、精度もよくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る用紙搬送速度検出装置の概略構成
図である。
【図2】その用紙搬送速度検出装置の側面説明図であ
る。
【図3】本発明に係る用紙搬送速度検出装置の応用例を
示す平面説明図である。
【図4】従来の用紙搬送速度検出装置を備えた複写機を
示す説明図である。
【図5】従来の用紙搬送速度検出部を示す説明図であ
る。
【図6】従来の検出用ローラを示す側面図である。
【図7】従来の検出用針ローラを示す側面図である。
【符号の説明】
1 用紙搬送速度検出装置 3 移動スリット 4 スリット 5 針状体 6 永久磁石 9 戻し機構 10 戻しローラ 11 電磁石

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置本体内で搬送される用紙の搬送速度
    を検出する画像形成装置における用紙搬送速度検出装置
    において、 等間隔に並列された複数の被検知部が形成され、かつ前
    記用紙の対向面に微細な針状体が設けられた検出移動体
    を有し、該検出移動体の針状体を搬送される用紙に突き
    差して用紙とともに直線的に移動させ、前記被検知部を
    検知して用紙の搬送速度を検出することを特徴とする用
    紙搬送速度検出装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の画像形成装置における
    用紙搬送速度検出装置において、前記検出移動体の少な
    くとも一部が磁力で吸着される材料からなり、前記用紙
    の搬送面に対して前記検出移動体を設けた面側と反対面
    側にその検出移動体を前記用紙に吸引する磁石を設けた
    ことを特徴とする用紙搬送速度検出装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の画像形成装置
    における用紙搬送速度検出装置において、前記検出移動
    体を用紙搬送方向上流側に戻す戻し機構を設け、該戻し
    機構が、前記用紙の搬送面に対して前記検出移動体を設
    けた面側にその検出移動体を前記用紙から離す方向に吸
    引する電磁石と、該電磁石で吸引された検出移動体に戻
    し方向の移動力を付勢する戻し力付勢手段とを有するこ
    とを特徴とする用紙搬送速度検出装置。
JP6207629A 1994-08-31 1994-08-31 画像形成装置における用紙搬送速度検出装置 Pending JPH0873113A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6207629A JPH0873113A (ja) 1994-08-31 1994-08-31 画像形成装置における用紙搬送速度検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6207629A JPH0873113A (ja) 1994-08-31 1994-08-31 画像形成装置における用紙搬送速度検出装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0873113A true JPH0873113A (ja) 1996-03-19

Family

ID=16542966

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6207629A Pending JPH0873113A (ja) 1994-08-31 1994-08-31 画像形成装置における用紙搬送速度検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0873113A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008261941A (ja) * 2007-04-10 2008-10-30 Fuji Xerox Co Ltd 位置ずれ検出装置、画像形成装置、及びプログラム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008261941A (ja) * 2007-04-10 2008-10-30 Fuji Xerox Co Ltd 位置ずれ検出装置、画像形成装置、及びプログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5697608A (en) Agile lateral and shew sheet registration apparatus and method
US5169140A (en) Method and apparatus for deskewing and side registering a sheet
JP2893540B2 (ja) 画像形成装置
JP2010189191A (ja) 記録媒体位置合わせ兼デスキュー装置、方法及びシステム
US4999506A (en) Positioning mechanism
US5277417A (en) Sheet-material transporting device and automatic sheet-material feeder
JP2009073651A (ja) 記録装置
JPH0873113A (ja) 画像形成装置における用紙搬送速度検出装置
JPS63225052A (ja) 用紙搬送装置
JP2012166913A (ja) シート厚検出装置とそれを備えた画像形成装置及び画像読取装置
JPS6015337A (ja) 搬送装置
JP2001058741A (ja) シート搬送装置及び画像形成装置及び画像読取装置
JPH08133530A (ja) シート搬送装置及び画像読取装置及び画像形成装置
JPH04173638A (ja) シート材送り装置
JP2665707B2 (ja) シート媒体の厚さ検出装置
JPS6382314A (ja) 紙厚検知装置
JPH0388659A (ja) シート搬送装置
JP2000281245A (ja) 媒体処理装置
JPS6131510B2 (ja)
JPS62215449A (ja) スキユ−補正装置
JP2903578B2 (ja) 用紙の厚さ検出装置および重送検知装置
JPH03195651A (ja) 用紙整合装置
JPH03182445A (ja) 用紙搬送機構
JPH0342389Y2 (ja)
JPS61211255A (ja) 整合トレイ装置