JP4649342B2 - 画像記録装置が備える被記録材浮き検出システム - Google Patents

画像記録装置が備える被記録材浮き検出システム Download PDF

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Description

本発明は、画像記録装置が備える被記録材浮き検出システムに関する。
従来、画像記録装置において、被記録材が搬送経路内を搬送される際に、被記録材に浮きが発生した状態で被記録材が搬送された場合、その被記録材の浮き部分が種々の不具合発生の要因となることが多い。
例えば、記録材としてトナーを用いる電子写真式の画像記録装置では、被記録材(転写紙)の先端に浮きがあると、その転写紙の先端が感光体ドラムのクリーニング部に巻き込まれて用紙ジャムを引き起こす不具合が発生する場合がある。
そのような不具合の発生を防止するために、転写紙が画像記録部に搬入される前に転写紙の先端の浮きの程度を検出すべく、事前に転写紙の先端に光ビームを照射し、その反射光を受光素子で受けてスポット光の重心位置を演算することにより、光学的に転写紙の浮き上がり程度を検出する方法が知られている。(例えば、特許文献1参照。)
また、記録材として液体インクを用いるインクジェット方式の画像記録装置では、例えば、レジストローラ対を通過した被記録材(媒体)が浮きのために受像領域まで角部が折れ曲がり、媒体の形状と形成される画像の形状が一致しなくなった部分の媒体搬送系にインクが噴射されて、次に画像形成される媒体が汚染されるという不具合が発生する場合がある。
そのような不具合の発生を防止すべく、媒体が無い部分には、たとえ形成すべき画像データがあっても画像を形成しない(インクを噴射しない)ように制御するために画像記録部の媒体搬送方向上流側にラインセンサを設け、このラインセンサによる媒体の側端部付近を読み取った媒体端部情報に基づき、媒体の端部位置を検出して媒体上の正しい位置に画像形成するよう画像形成部に補正を加える方法が知られている。(例えば、特許文献2参照。)
特開平10−39562号公報 特開2005−186475号公報
しかしながら、特許文献1の技術は、スポット光を用いているので、転写紙の搬送方向と直行する方向(転写紙幅方向)の全領域で転写紙の浮きを検出することはできない。
一般に、画像記録装置では、様々な幅の被記録材を使用できるようになっているが特許文献1の技術では被記録材の幅方向の端部に発生する浮きを検出するためには使用可能な被記録材の幅に対応した複数の検出装置が必要となる。
また、特許文献2の技術は、被記録材の側端部の位置を検出することを目的としており浮きを検出する構成ではないので、被記録材の側端部の位置の検出と浮きの検出を行おうとすると、画像記録装置には特許文献1の光学系を複数と特許文献2の光学系を、それぞれ独立して備えなければならず、これでは製造費用の増大や構成の複雑化は避け難い。
本発明は、上記の課題を解決するために、被記録材の主走査方向における位置を検出するための側端検出部(ラインセンサ)の検出情報に基づいて、被記録材の浮き検出を行い、画像記録可否の判定をする、画像記録装置が備える被記録材浮き検出システムの提供を目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の画像記録装置が備える被記録材浮き検出システムは、被記録材を搬送する搬送機構と、被記録材に画像記録を行う記録部と、被記録材に光を照射する照明部と、照明部で照射された光の反射光を受光する複数の受光素子を有し、該受光素子を被記録材の搬送方向と直交する方向にライン状に配列することで少なくとも被記録材の側端を検出する反射受光部と、制御部と、を備え、制御部は、隣接する受光素子が検出した検出値に基づいて変化量を算出する変化量算出部と、被記録材の側端における浮きを判断するための基準値を格納する基準値格納部と、変化量算出部で算出された変化量と基準値格納部に格納された基準値とに基づいて、被記録材の側端における浮き判断を行なう被記録材浮き判断部と、を有することを特徴とする。
また、本発明の画像記録装置が備える被記録材浮き検出システムは、被記録材を搬送する搬送機構と、被記録材に画像記録を行う記録部と、被記録材に光を照射する照明部と、照明部で照射された光の反射光を受光する複数の受光素子を有し、該受光素子を被記録材の搬送方向と直交する方向にライン状に配列することで少なくとも被記録材の側端を検出する反射受光部と、を備え、反射受光部の複数の受光素子が出力する検出情報に基づいて、被記録材の側端位置、及び該側端位置における浮き状態を検知することを特徴とする。

本発明によれば、被記録材の主走査方向における位置を検出するための側端検出部(ラインセンサ)の検出情報に基づいて、被記録材の浮き検出を行い、画像記録可否の判定をする、画像記録装置が備える被記録材浮き検出システムを提供することができる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。
[第一実施形態]
図1は、本発明第一実施形態に係る被記録材浮き検出システムを搭載する画像記録装置の概念的なブロック図が示されている。尚、以下の第一実施形態、第一実施形態の変形例及び第二実施形態においては、被記録材の搬送方向をX軸方向、又は副走査方向、この搬
送方向と水平に直交する方向をY軸方向、又は主走査方向、被記録材の記録面又はプラテンベルト面と垂直に直行する方向をZ軸方向、又は上下方向、と定義する。
図1に示すように、画像記録装置1は、搬送情報生成部11を有する搬送機構5と、ヘッド駆動部12、及び記録ヘッド13を有する少なくとも1つの画像記録部6と、本発明の被記録材浮き検出システム2と、を備えている。
本発明の被記録材浮き検出システム2は、側端検出部4と、変化量算出部7、基準値格納部8及び被記録材浮き判断部9を有する制御部3と、を備えている。
尚、本第一実施形態の制御部3は、画像記録装置1の搬送機構5及び画像記録部6をそれぞれ制御すると共に、本発明の被記録材浮き検出システム2とを兼用で制御する構成としている。
上位装置14(例えばホストコンピュータ)は、記録ジョブ情報(画像データ、被記録材の種類/サイズ、記録部数、余白情報)を制御部3に通知する。
搬送機構5は、被記録材を搬送部材(プラテンベルト)に載置保持して、被記録材の搬送方向(副走査方向)の上流側から下流側へ搬送する。また、搬送情報生成部11は、例えば、エンコーダ等で構成され、被記録材の搬送量の情報(移動量)を制御部3に通知する。
画像記録部6は、制御部3の発令によりヘッド駆動部12を駆動して、記録ヘッド13により所定色のインクを吐出させて被記録材に画像記録を行う。記録ヘッド13は、本例では、インクを吐出するノズル列を備えたインクジェットヘッドから成る。
側端検出部4は、主走査方向における被記録材の側端部、及び副走査方向における被記録材の先端部を検出する、例えばCCD(Charge Coupled Device)アレイから成るラインイメージセンサで構成する。この側端検出部4は、検出情報を制御部3に通知する。
制御部3は、前述した変化量算出部7、基準値格納部8、被記録材浮き判断部9を制御すると共に、当該制御部3に接続される搬送機構5及び画像記録部6に対して制御を行う、いわゆるコンピューターで、例えばCPUで、RAM、ROM、フラッシュメモリ、及びタイマ等を有する。
制御部3の変化量算出部7は、側端検出部4による検出情報に基づいて被記録材の検出情報の変化量を算出する専用のプログラムで、例えば制御部3のROMに格納する。
制御部3の基準値格納部8は、予め被記録材の浮きを判断するための基準値を格納するメモリで、例えば制御部3のフラッシュメモリに予め格納する。
制御部3の被記録材浮き判断部9は、変化量算出部7による被記録材の検出情報の変化量と、基準値格納部8に予め格納された被記録材の浮きを判断するための基準値とを比較する専用のプログラムで、例えば制御部3のROMに格納する。
制御部3は、側端検出部4の検出情報をトリガ情報とする搬送情報生成部11(例えばエンコーダのパルス数)の情報に対応づけて、浮き検出位置を求め、被記録材浮き判断を行う。
制御部3は、側端検出部4と、記録ヘッド13との、離間距離に関する情報を搬送情報生成部11の情報(例えばエンコーダのパルス数)に換算して格納している。
次に、制御部を除く画像記録装置1の配置図について図2を参照しながら説明する。
被記録材供給系15における供給カセット16には、被記録材19が複数収納され、供給カセット16の上部に設けられた供給ローラ17によって1枚ずつ矢印a方向に搬送される。搬送された被記録材19は、レジストレーションローラ対18に一旦当接されて被記録材19の斜行が矯正され、その後レジストレーションローラ対18によって挟持されて搬送機構5側へ搬送される。
搬送機構5は、例えば被記録材19の搬送方向の上流側より下流側に所定の距離に離間してそれぞれを略平行に配設する2つの駆動ローラ21、従動ローラ22にプラテンベルト23を回動可能に架設した、いわゆるベルト搬送機構を構成している。従動ローラ22の回転軸には、搬送情報生成部11におけるエンコーダが接続され、駆動ローラ21の回転軸には、例えば不図示のモータが接続される。また、被記録材19の搬送方向において、駆動ローラ21と従動ローラ22との間には、不図示の吸引ファンを有するプラテン機構24が設けられ、搬送される被記録材19をプラテンベルト23上に吸着保持する。
尚、プラテンベルト23は、被記録材19が白色であれば、黒色などの暗い色、即ち、プラテンベルト23は、被記録材19の色に対して明度の差が出やすい色で構成されていることが好ましい。
画像記録部6は、例えば搬送機構5のプラテンベルト23(被記録材19の搬送面)に、複数のインク吐出口を形成する記録ヘッド13を、副走査方向に所定の間隔で複数配置している。同図では、被記録材19の搬送方向の上流側から下流側に各色記録ヘッド13が、K(ブラック),C(シアン),M(マゼンダ)及びY(イエロー)の順に所定の間隔で配置された場合が示されている。
画像記録部6の上流側に設けられる側端検出部4は、反射光受光部26と、照明部25と、を配置している。
図3は、搬送される被記録材が側端検出部で検出される状態を説明する図である。
同図に示すように、側端検出部4は、矢印a方向に搬送される被記録材19の先端部19aから後端部19bまでを反射光受光部26により検出する。
側端検出部4が検出する検出情報には、被記録材19における先端部19aの先端検出情報と、被記録材19の主走査方向における複数の両側端部位置と、この両側端部位置における複数の信号レベルと、を有する。
この両側端部位置における信号レベルは、後述する被記録材浮き検出処理に用いられる。
図4(a)は、被記録材19に浮きが発生していない場合による、側端検出部4と被記録材19の状態図を示す。図4(b)は、被記録材19の両側端部における一端側19c検出時における側端検出部4の信号レベルLc、及び他端側19d検出時における側端検出部4の信号レベルLdを示す模式図である。
また、図5(a)は、被記録材19に浮きが発生している場合による、側端検出部4と被記録材19の状態図を示す。図5(b)は、被記録材19の両側端部における一端側19c検出時における側端検出部4の信号レベルLm、及び他端側19d検出時における側端検出部4の信号レベルLnを示す模式図である。
図4(b)、及び図5(b)は、横軸には側端検出部4において、被記録材19の主走査方向にライン状に構成される反射光受光部26のCCDアレイの個々の受光素子を表している。縦軸には、個々の受光素子の信号レベルを表している。
図5(b)では、側端検出部4のピントfにおける位置27に対して、被記録材19の両側端部19c,19dが上方に浮いたため、信号レベルLm,Lnのようになまっている。
以下、この画像記録装置1における被記録材19の側端部の浮き検出について説明する。
まず、基準値格納部8に予め格納される被記録材19の浮きを判断するための基準値の設定について説明する。
図6は、制御部の基準値格納部に格納される被記録材の浮きを判断するための基準値を求めるためのフローチャートである。
まず、基準値格納部8に予め格納される被記録材19の浮きを判断するための基準値の設定について説明する。
図6は、制御部の基準値格納部に格納される被記録材の浮きを判断するための基準値を求めるためのフローチャートである。
制御部3は、被記録材19を側端検出部4へ供給し、側端検出部4で検出される検出情報を取得する(ステップ1:Sa1)。ここで、供給される被記録材19は、画像記録するにあたって両側端部に許容できる限界の浮きが発生しているものとする。
次に、制御部3は、Sa1で検出された検出情報(信号レベル)を制御部3の変化量算出部7により変化量が算出される(ステップ2:Sa2)。変化量の算出としては、例えば、隣接する受光素子間における信号レベルの差の絶対値が演算される。つまり、隣接する受光素子間で信号レベルの傾きを見ており、傾きが急峻であるほど変化量は大きくなる。
次に、制御部3は、Sa2で算出された変化量から両側端部の浮きを判断するための基準値を設定する(ステップ3:Sa3)。基準値を設定する際、Sa2で算出された変化量の最大値を基準値(判断基準値)として設定する。又は、変化量の最大値を超えない範囲で変化量の値を決め、当該変化量の値を超える受光素子の幅(数)を基準値(許容基準幅)として設定する。尚、判断基準値、及び許容基準幅の両方を基準値として設定してもよい。
ここで、例えば、被記録材19のうち反射率の高い被記録材19を被記録材19A、被記録材19のうち反射率の低い被記録材19を被記録材19Bとし、上記フローチャートに従い、基準値の設定を行う。
被記録材19Aの基準値の設定では、まず、被記録材19Aを側端検出部4へ供給し、側端検出部4で検出された検出情報の信号レベル図を図7(a)に示す。横軸に側端検出部4において、被記録材19の主走査方向にライン状に構成される反射光受光部26のCCDアレイの個々の受光素子の数を表しており、本実施形態では反射光受光部26には640個の受光素子が一列に並んで設けられていることを示している。
また、縦軸には、個々の受光素子の信号レベルを、0〜255までの256段階のデジタル値として表している。
図7(a)では、約130個目の受光素子までは、ほぼ黒色のプラテンベルト23の表面反射光を受光するため信号レベルは「0」であり、約130個目の受光素子から約230個目の受光素子までの信号レベルは、「0」から被記録材19Aの表面反射光を受光するため最大信号レベル「255」まで順次上昇している。
そして、約230個目の受光素子から約410個目の受光素子までは、被記録材19Aの表面反射光を受光しているため、信号レベルは「255」一定となり、約410個目の受光素子から約510個目の受光素子までの信号レベルは、「255」からほぼ黒色のプラテンベルト23の表面反射光を受光する「0」まで順次降下している。
次に、変化量の算出を行い、図7(b)は、図7(a)における変化量の算出が行われた結果を示す図である。
図7(b)に示すように、被記録材19Aの変化量は、約130個目の受光素子から約230個目の受光素子、及び約410個目の受光素子から約510個目の受光素子にかけて変化量が最大で「5」まで変化し、それ以外の受光素子においては、変化量は「0」となっている。
これは、約130個目から約230個目にかけての受光素子、及び約410個目から約510個目にかけての受光素子では、側端検出部4による信号レベルがゆるやかに上昇(信号レベルの傾きがある)しているため、隣接する受光素子間の信号レベルに差が生じる。つまり、変化量が生じ、その最大変化量は「5」となっている。また、受光素子が約120個目まで、及び受光素子が約510個目以降では、プラテンベルト23の表面反射光を受光するため、側端検出部4による信号レベルは「0」と一定(信号レベルの傾きがない)であり、また、受光素子が約230個目から約410個目にかけては、被記録材19Aの表面反射光を受光するため信号レベルは「255」と一定(信号レベルの傾きがない)であるため、隣接する受光素子間の信号レベルに差が生じていないため変化量は「0」となっている。
次に、被記録材19Aの基準値の設定を行い、図7(b)に示すように、変化量の最大値「5」を判断基準値として設定する。また、許容基準幅は、例えば、変化量の最大値「5」を1/2倍し、変化量「2.5」を超える受光素子の幅(数)、45個分として設定する。
同様に、被記録材19Bの基準値の設定を行なう。被記録材19Bの側端検出部4で検出された検出情報の信号レベル図を図8(a)に示す。
図8(a)では、約130個目の受光素子から約230個目の受光素子までの信号レベルは、ほぼ黒色のプラテンベルト23の表面反射光を受光する「0」から被記録材19Bの表面反射光を受光する最大信号レベル「100」まで順次上昇している。
そして、約410個目の受光素子から約510個目の受光素子までの信号レベルは、被記録材19Bの表面反射光を受光する「100」から、ほぼ黒色のプラテンベルト23の表面反射光を受光する「0」まで順次降下している。
図8(b)は、図8(a)における変化量の算出が行われた結果を示す図である。
図8(b)では、被記録材19Bの変化量は、約130個目から約230個目にかけての受光素子、及び約410個目から約510個目にかけての受光素子において、変化量が最大で「2」まで変化し、それ以外の受光素子においては、変化量は「0」となっている。これは、上述した通り、約130個目から約230個目にかけての受光素子、及び約410個目から約510個目にかけての受光素子は、隣接する受光素子間の信号レベルに差が生じ、それ以外の受光素子においては、隣接する受光素子間の信号レベルに差が生じないためである。
よって、被記録材19Bの判断基準値は、変化量の最大値「2」とし、許容基準幅は、例えば、変化量の最大値「2」を1/2倍し、変化量「1」を超える受光素子の幅(数)、45個分として設定する。
尚、被記録材19A,19Bの許容基準幅を設定する際、変化量の最大値を1/2倍した値を超える受光素子の幅としたが、これに限らず、変化量の最大値を超えない範囲で許容基準幅を設定してもよい。
このように、両側端部に許容できる限界の浮きが発生している被記録材19の浮きを判断する判断基準値、又は許容基準幅の少なくとも一方を基準値として設定し、制御部3の基準値格納部8に格納する。
尚、本第一実施形態の基準値は、この値に限らず、画像記録装置1や、その記録ヘッド13、あるいはプラテン機構24等の構成によって異なるため、各種構成に合わせ最適な値で設定するとよい。
また、本第一実施形態では反射率の異なる被記録材の基準値の設定について説明したが、これに限らず、例えば、反射率は同じだが厚みが異なる被記録材など各種被記録材毎に上記設定を行うことで、基準値を設定することができる。
次に、再び図2及び図3を参照しながら、上記構成の画像記録装置1における画像記録の流れについて説明する。
まず、上位装置14からの記録ジョブ情報が通知されると、制御部3は、搬送機構5を駆動、照明部25を点灯させ、被記録材19を供給カセット16から供給ローラ17によって1枚ずつ取り出す。取り出された被記録材19は、レジストレーションローラ対18により主走査方向に対する斜行を補正された後、搬送機構5へ送出される。
搬送機構5へ送出された被記録材19は、プラテンベルト23に受け渡され、被記録材19の先端部19aが側端検出部4に搬送され、このとき制御部3の被記録材浮き判断部9により被記録材の浮き検出処理を開始する。その後、少なくとも被記録材19の後端部分19bが側端検出部4を通過し終えるまで、被記録材19の全長全域にわたり、被記録材浮き判断部9における浮き検出処理を連続して行う。
そして、被記録材浮き判断部9により被記録材19の浮きが検出された場合には、その浮きが検出された部分が被記録材19の搬送経路上最も上流に位置する記録ヘッド13の下方に少なくとも到達するまでに、制御部3によって、搬送機構5による被記録材19の搬送の停止や画像記録部6による記録動作が停止される。被記録材浮き判断部9において、被記録材19の浮きが検出されなかった場合には、上位装置14から通知された記録ジョブ情報を画像記録部6のヘッド駆動部12を駆動させ、記録ヘッド13により被記録材19上に画像記録を実行し、すべての記録ジョブ情報が終了したら照明部25を消灯し、駆動機構5を停止させる。
図9は、上記画像記録の流れの中で、制御部の被記録材浮き判断部が行う浮き検出処理について説明するフローチャートである。
制御部3は、側端検出部4に被記録材19の先端部19aが到達したか否かを判定する(ステップ1:Sb1)。Sb1の判定結果、側端検出部4に到達した(YES)と判定されたら、ステップ2へ移行する。Sb1の判定結果、側端検出部4に到達していない(NO)と判定されたら、被記録材19の先端部19aが検出されるまで、検出し続ける。
次に、制御部3は、被記録材19の検出情報(先端検出情報、両側端部の位置、及びこの両側端部位置の信号レベル)を取得する(ステップ2:Sb2)。制御部3は、先端検出情報をトリガ情報とし、搬送情報生成部11のエンコーダで生成されるパルスの読み込みを開始し、両側端部の位置、及びこの両側端部位置の信号レベルを搬送情報生成部11で生成されるパルスと対応づける。
次に、制御部3は、信号レベルを制御部3の変化量算出部7により変化量を算出する(ステップ3:Sb3)。変化量の算出については、上述した通りであり、詳細な説明は省略する。
次に、制御部3は、記録ジョブ情報に基づき基準値格納部8から基準値を読み出す(ステップ4:Sb4)。記録ジョブ情報より供給される被記録材19の種類がわかり、基準値格納部には予め各種被記録材19の基準値が格納されているため、供給される被記録材19の基準値をメモリから読み出す。尚、基準値の設定については上述した通りである。
次に、制御部3は、Sb3で算出された変化量とSb4で読み出した基準値とを比較し、基準値を満たしているか判定し、浮きを判断する(ステップ5:Sb5)。基準値を満たしている場合(YES)、浮きがないと判定し、浮き検出処理を終了し、基準値を満たしていない場合(NO)、浮きがあると判定し、ステップ5へ移行する。
次に、制御部3は、Sb4で浮きがあると判定された場合、浮きに対する処理を行う(ステップ6:Sb6)。ここでは、制御部3は、側端検出部4と、記録ヘッド13との、離間距離に関する情報を搬送情報生成部11の情報(例えばエンコーダのパルス数)に換算して格納してあり、また、制御部3は先端検出情報をトリガ情報として搬送情報生成部11で生成されるパルスの読み込みを開始し、両側端部の位置、及びこの両側端部位置の信号レベルを搬送情報生成部11で生成されるパルスと対応づけられているため、浮きがあると判断された部分が搬送経路上最も上流に位置する記録ヘッド13の下方に少なくとも到達するまでに、搬送機構5の停止や画像記録部6による記録動作を停止し、浮き検出処理を終了する。
以上のような工程を行い浮き検出処理を行っている。ここで、例えば、記録ジョブ情報により反射率が高い被記録材19Aが供給されると制御部3に通知された場合における浮き検出処理を上記浮き検出処理に関するフローチャートに従い説明する。
まず、被記録材19Aの先端部が側端検出部4に到達したら、検出情報を取得する。図10(a)は、被記録材19Aの検出情報の信号レベルを示す図である。図10(a)より、約180個目の受光素子の近傍では、左に隣接する受光素子の信号レベルは、ほぼ黒色のプラテンベルト23の表面反射光を受光するため「0」を示し、その右に隣接する受光素子の信号レベルは、被記録材19Aの表面反射光を受光するため「255」と最大値を示している。
そして、約460個目の受光素子の近傍では、左に隣接する受光素子の信号レベルは、被記録材19Aの表面反射光を受光するため「255」を示し、右に隣接する受光素子の信号レベルは、ほぼ黒色のプラテンベルト23の表面反射光を受光するため「0」を示している。このように、受光素子約180個目、及び受光素子460個目において、信号レベルが変化していることから被記録材の両側端部位置がわかる。
次に、信号レベルを変化量に算出した結果を図10(b)に示す。図10(b)より被記録材19Aの変化量の最大値は「255」近傍となっていることがわかる。
次に、記録ジョブ情報に基づき基準値格納部から基準値を読み出す。ここでは、記録ジョブ情報に基づき被記録材19Aの基準値を読み出し、基準値として、判断基準値「5」を読み出す。
この判断基準値「5」と図10(b)に示す変化量を比較し、被記録材19Aの変化量の最大値は「255」近傍であり、判断基準値「5」を超えている(基準値を満たしている)ため、浮きがないと判断される。
尚、基準値として判断基準値を用いたが、これに限らず、許容基準幅を基準値として用いてもよい。その際、許容基準幅を超えた場合、浮きがあると判断し、許容基準幅未満の場合、浮きがないと判断する。被記録材19Aの許容基準幅は、変化量「2.5」のときにおいて受光素子の幅(数)45個分であり、被記録材19Aは、許容基準幅未満であるため、浮きがないと判断される。
次に、記録ジョブ情報により反射率が低い被記録材19Bが供給されると制御部3に通知された場合について説明する。
被記録材19Bの先端部が側端検出部4に到達したら、検出情報を取得する。図11(a)に検出された検出情報の信号レベルを示す。信号レベルの最大値が「100」となっている点が図10(a)と異なっている。
図11(b)は、図11(a)に示す信号レベルを変化量に算出した結果である。
図11(b)より被記録材19Bの変化量の最大値は「100」近傍となっている点が図10(b)と異なっている。
次に、被記録材19Bの基準値を読み出し、基準値として、判断基準値「2」を読み出す。この判断基準値「2」と図11(b)に示す変化量を比較し、被記録材19Bの変化量の最大値は「100」近傍であり、判断基準値「2」を超えているため、浮きがないと判断される。また、基準値として許容基準幅を用いた場合、被記録材19Bの許容基準幅は、変化量「1」のときにおける受光素子の幅(数)45個分であり、被記録材19Bは、許容基準幅未満であるため、浮きがないと判断される。
尚、ここでは反射率の異なる被記録材の浮き検出処理について説明したが、各種被記録材毎の基準値を予め基準値格納部に格納しておけば、被記録材の種類に関わらず、浮き検出処理を行うことは可能である。
このように、本第一実施形態に係る画像記録装置が備える被記録材浮き検出システムによれば、被記録材19の種類毎における基準値を予め基準値格納部に格納し、側端検出部4により検出される検出情報を変化量に変換し、変化量と基準値とを比較することにより、被記録材19の浮きを検出することができる。
また、本第一実施形態に係る画像記録装置が備える被記録材浮き検出システムによれば、被記録材の浮き検出の専用センサを省略することができる。
[第一実施形態の変形例]
本第一実施形態の変形例に係る画像記録装置が備える浮き検出システムは、図4、及び図8において側端検出部4で検出された検出情報をそのまま変化量算出部で変化量の算出を行っていたが、本第一実施形態の変形例では、側端検出部4で検出された検出情報を変化量算出部で正規化してから変化量を算出する点が異なる。
正規化は次のようにして行われている。側端検出部4が検出できる最大信号レベルをD0、被記録材19の側端検出部4により順次検出される信号レベルをDi、順次検出される信号レベルのうち最大信号レベルをDhとして、DiをDi´=Di×Do/Dhに変換する(Di´は正規化された被記録材19の信号レベル)。このようにして、正規化を行う。
ここで、基準値格納部に格納される基準値を正規化した検出情報(信号レベル)から求める。両側端部に許容できる限界の浮きが発生している被記録材19Aの場合、被記録材19Aの信号レベルを正規化すると、側端検出部4が検出できる最大信号レベルD0は「255」、順次検出される信号レベルのうち最大信号レベルをDhは「255」であり、被記録材19Aの側端検出部4により順次検出される信号レベルDiを代入すると、Do/Dh=1であるから、Di´=Diとなり、正規化された検出情報は図7(a)のままである。
また、両側端部に許容できる限界の浮きが発生している被記録材19Bの場合、被記録材19Bの信号レベルを正規化すると、D0は「255」であり、Dhは「100」であるため、正規化された信号レベルは、図7(b)では最大信号レベルが「100」であったのに対し、図12(a)に示すように最大信号レベルが「255」となる。
この正規化された信号レベルの変化量を算出すると図11(b)のようになる。図7(b)では変化量の最大値が「2」であったのに対し、図11(b)は、変化量の最大値が「5」となる。このように正規化を行うことで、被記録材19A,19Bの変化量の最大値を一致させることができる。
そこで、本第一実施形態の変形例では、被記録材19A、及び被記録材19Bの基準値を変化量の最大値「5」(判断基準値)として設定する。
この基準値を基準値格納部に格納し、被記録材の浮き検出処理を行う。第一実施形態で説明した被記録材の浮き検出処理とは、側端検出部4で検出された検出情報を正規化する点が異なる。尚、浮き検出処理の流れは、第一実施形態と同様であり、詳細については省略する。供給された被記録材19A、及び被記録材19Bの信号レベルを正規化すると、被記録材19Aは、図10(a)のままで、被記録材19Bは、図13のようなる。図10(a)、及び図13は、正規化された信号レベルの最大値が「255」で一致している。これは、被記録材19Aと被記録材19Bとが、仮想的に同一被記録材であることを意味する。よって、本第一実施形態では、被記録材19A、及び被記録材19Bそれぞれに対応する2つの基準値を基準値格納部に格納し、浮きを判断していたが、側端検出部で検出された信号レベルを正規化することで同一被記録材として取り扱うことができるため、上述した1つの基準値を基準値格納部8に格納するだけで、浮きを判断することが可能となる。
このように、本第一実施形態の変形例に係る画像記録装置が備える被記録材浮き検出システムによれば、反射率が異なる被記録材19A、及び被記録材19Bにおいても、側端検出部で検出される検出情報(信号レベル)を正規化することにより、同一被記録材とみなして取り扱うことが可能となり、基準値格納部に格納される基準値を被記録材の種類に関わらず、1つだけに設定できる。
[第二実施形態]
図14は、第一実施形態、及び第一実施形態の変形例における被記録材浮き検出システムを搭載する画像記録装置の概念的なブロック図である。なお、本発明の第二実施形態に係る画像記録装置が備える浮き検出システムの説明では、上述した本発明の第一実施形態、及び第一実施形態の変形例に係る画像記録装置が備える浮き検出システムと同じ構成要素には同じ符号を付し、本発明の第一実施形態、及び第一実施形態の変形例に係る画像記録装置が備える浮き検出システムと同じ作用については、その説明を省略する。
本第二実施形態に係る画像記録装置が備える浮き検出システムは、第一実施形態、及び第一実施形態の変形例の画像記録装置構成が備える浮き検出システムに対して、図14に示すように、先後端検出部29が追加されて装備されている点が異なる。
本第二実施形態に係る画像記録装置が備える浮き検出システムは、本第一実施形態、及び本第一実施形態の変形例の制御部3が、側端検出部4と、記録ヘッド13との、離間距離に関する情報を、格納していたのに対し、制御部3が、先後端検出部29と、側端検出部4と、記録ヘッド13との、各離間距離に関する情報を搬送情報生成部11の情報(例えばエンコーダのパルス数)に換算して格納している点が異なる。
また、第二実施形態に係る画像記録装置が備える浮き検出システムは、制御部3が、先後端検出部29の検出信号をトリガ情報とする搬送情報生成部11(例えばエンコーダのパルス数)の情報に対応づけて、浮き検出位置を求め、被記録材浮き判断を行う点が異なる。
図15は、本第二実施形態における被記録材の先後端検出部、側端検出部、搬送機構及び画像記録部を中心とした構成要素の配置例を示す図である。
同図に示すように、先後端検出部29は、レジストレーションローラ対18と側端検出部4との間に配置される。
この先後端検出部29は、例えば光学式の透過型センサを用い、被記録材19による遮光を検出している。尚、この先後端検出部29は、光学式透過型センサに限ることなく、光学式反射型センサ、静電容量式センサ等で構成することもできる。
本第二実施形態における被記録材19の浮きの検出処理では、先ず、被記録材19の先端部19aが先後端検出部29により検出される。
この先後端検出部29の検出信号(トリガ情報)が制御部3に通知されると、制御部3は、被記録材19の先端部19aが側端検出部4に到達するタイミングまで待機し、照明部25を点灯して、図9のフローチャートに示した側端検出部4からの検出情報の取得と、演算と、判断の処理を開始する。
そして、先後端検出部29が被記録材19の後端部19bを検出して、この検出信号が制御部3で受信されると、制御部3は、後端部19bが側端検出部4を通過し終わるタイミングまで待機した後、照明部25を消灯する。
尚、被記録材19が側端検出部4に到達するタイミング、及び通過し終わるタイミングは、制御部3が、先後端検出部29と、側端検出部4との、各離間距離に関する情報を搬送情報生成部11の情報(例えばエンコーダのパルス数)に換算して格納し、先後端検出部29で検出された検出信号が搬送情報生成部11と対応づけられているため決定される。
このように、本第二実施形態に係る画像記録装置が備える浮き検出システムによれば、側端検出部4が有する照明部25の不必要な点灯が防止され、照明部25の長寿命化を図ることができる。
さらに、本第二実施形態に係る画像記録装置が備える浮き検出システムによれば、被記録材19が側端検出部4の下部を通過しているときのみに浮き検出を行うので、外乱(散乱光)による誤検知を防止することができる。
第一実施形態に係る被記録材浮き検出システムを搭載する画像記録装置の概念的なブロック図である。 第一実施形態に係る画像記録装置における被記録材の側端部検出部、搬送機構及び画像記録部を中心とした構成要素の配置例を示す図である。 第一実施形態に係る画像記録装置における搬送される被記録材が側端検出部で検出される状態を示す平面図である。 第一実施形態に係る画像記録装置における被記録材と側端検出部との位置関係及び被記録材の側端部に浮きが発生していないときの状態、及びそのときの側端検出部の信号レベルの模式図を示す。 第一実施形態に係る画像記録装置における被記録材の両端部に浮きが発生しているときの状態、及びそのときの側端検出部の信号レベルの模式図を示す。 第一実施形態に係る画像記録装置において基準値格納部に格納される基準値の設定を説明するフローチャートである。 第一実施形態に係る画像記録装置において基準値を設定するため両側端部に浮きが発生している反射率が高い被記録材の側端検出部で検出された検出情報(信号レベル)を示した図、及び信号レベルを変化量算出部で変化量に算出された結果を示す図である。 第一実施形態に係る画像記録装置において基準値を設定するため両側端部に浮きが発生している反射率が低い被記録材の側端検出部で検出された検出情報(信号レベル)を示す図、及び信号レベルを変化量算出部で変化量に算出された結果を示す図である。 第一実施形態に係る画像記録装置において画像形成の流れの中で行われる被記録材に対する浮き検出処理を説明するフローチャートである。 第一実施形態に係る画像記録装置において浮き検出処理中に側端検出部で検出される反射率が高い被記録材の検出情報、及びその検出情報の変化量を示す図である。 第一実施形態に係る画像記録装置において浮き検出処理中に側端検出部で検出される反射率が低い被記録材の検出情報、及びその検出情報の変化量を示す図である。 第一実施形態の変形例における基準値を設定するため両側端部に浮きが発生している反射率が低い被記録材の検出情報を正規化した検出情報、及びその正規化された検出情報の変化量を示す図である。 第一実施形態の変形例における浮き検出処理中に側端検出部で検出される反射率が低い被記録材の検出情報を正規化した検出情報を示す図である。 第二実施形態における被記録材浮き検出システムを搭載する画像記録装置の概念的なブロック図である。 第二実施形態における被記録材の先後端検出部、端部検出部、搬送機構及び画像記録部を中心とした構成要素の配置例を示す図である。
符号の説明
1 画像記録装置
2 被記録材浮き検出システム
3 制御部
4 側端検出部
5 搬送機構
6 画像記録部
7 変化量算出部
8 基準値格納部
9 被記録材浮き判断部
11 搬送情報生成部
12 ヘッド駆動部
13 記録ヘッド
14 上位装置
15 被記録材供給系
16 供給カセット
17 供給ローラ
18 レジストレーションローラ対
19(19A、19B) 被記録材
21 駆動ローラ
22 従動ローラ
23 プラテンベルト
24 プラテン機構
25 照明部
26 反射光受光部
27 ピント位置
29 先後端検出部

Claims (6)

  1. 被記録材を搬送する搬送機構と、
    前記被記録材に画像記録を行う記録部と、
    前記被記録材に光を照射する照明部と、
    前記照明部で照射された光の反射光を受光する複数の受光素子を有し、該受光素子を前記被記録材の搬送方向と直交する方向にライン状に配列することで少なくとも前記被記録材の側端を検出する反射受光部と、
    制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    隣接する前記受光素子が検出した検出値に基づいて変化量を算出する変化量算出部と、
    前記被記録材の前記側端における浮きを判断するための基準値を格納する基準値格納部と、
    前記変化量算出部で算出された前記変化量と前記基準値格納部に格納された前記基準値とに基づいて、前記被記録材の前記側端における浮き判断を行なう被記録材浮き判断部と、を有することを特徴とする画像記録装置が備える被記録材浮き検出システム。
  2. 前記変化量算出部は、隣接する前記受光素子が検出した前記検出値の差分を算出し、該差分によって得られた値を前記変化量とすることを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置が備える被記録材浮き検出システム。
  3. 前記変化量算出部は、前記差分によって得られた前記値の絶対値を用いることを特徴とする請求項2に記載の画像記録装置が備える被記録材浮き検出システム。
  4. 前記変化量算出部は、前記受光素子が検出した前記検出値を正規化し、該正規化した検出値に基づいて前記変化量を算出することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像記録装置が備える被記録材浮き検出システム。
  5. 前記受光素子が検出できる最大検出値をDo、
    前記受光素子が検出した検出値をDi、
    複数の前記受光素子によって検出された検出値のうち最大となる検出値をDh、とし、
    前記正規化された検出値をDi´、とすると、
    前記正規化された検出値Di´は、
    Di´=Di×(Do/Dh)
    となることを特徴とする請求項4に記載の画像記録装置が備える被記録材浮き検出システム。
  6. 被記録材を搬送する搬送機構と、
    前記被記録材に画像記録を行う記録部と、
    前記被記録材に光を照射する照明部と、
    前記照明部で照射された光の反射光を受光する複数の受光素子を有し、該受光素子を前記被記録材の搬送方向と直交する方向にライン状に配列することで少なくとも前記被記録材の側端を検出する反射受光部と、を備え、
    前記反射受光部の前記複数の受光素子が出力する検出情報に基づいて、前記被記録材の側端位置、及び該側端位置における浮き状態を検知することを特徴とする画像記録装置が備える被記録材浮き検出システム。
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