JP4441970B2 - 車両計器盤の電気配線構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両計器盤に配置されるディスプレイ機器、オーディオ機器、空調操作機器等の電気機器の電気配線構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図5(a)は、従来のディスプレイ機器30、オーディオ機器50、空調操作機器60を車室内側(車両後方)から見た分解斜視図であり、これらの電気機器30、50、60は、車両計器盤の左右方向略中央部に配置されている。図5(b)は、オーディオ機器50を車両前方側から見た分解斜視図である。
【0003】
各電気機器30、50、60は、その側方に取り付けられたブラケット8と、計器盤側取付部材9とをボルト8aで締結して、計器盤に保持されている。そして、各電気機器30、50、60の外縁には、車室内側からはめ込まれる枠形状の前面パネル10が配置されて、ブラケット8等を車室内から目隠ししている。
【0004】
また、計器盤の内側部には、車両各部への電源供給や電気信号通信等のための多数本の基幹電気配線70が配置され、この基幹電気配線70からは、各電気機器30、50、60にそれぞれ配索されるワイヤーハーネス71が分岐されている。そして、ワイヤーハーネス71の先端部には、各電気機器30、50、60に備えられる機器側コネクタ62cと接続する配線側コネクタ71aが備えられている。そして、これらの機器側コネクタ62cは、ワイヤーハーネス71が車室内に露出しないように、各電気機器30、50、60の車室内側と反対側の面(背面)に配置されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、各電気機器30、50、60のうち、例えばオーディオ機器50を車両計器盤に搭載する際に、配線側コネクタ71aと機器側コネクタ62cとを接続する作業(コネクタ接続作業)が必要となる。
【0006】
しかし、上記従来技術では、機器側コネクタ62cがオーディオ機器50の背面に配置されているので、オーディオ機器50の背面側からコネクタ接続作業をしなければならず、計器盤側取付部材9にオーディオ機器50が取り付けられた状態(計器盤にオーディオ機器50が搭載された状態)では、作業者の手を機器側コネクタ62cに届かせることができない。このため、図5(a)に示すように、オーディオ機器50を所定の搭載位置から車室内側にずらした状態にて、オーディオ機器50を手で支えながら、矢印Aに示す作業スペースからコネクタ接続作業を行わざるをえなかった。
【0007】
よって、このようなコネクタ接続作業では、手作業にとっては重量物であるオーディオ機器50を、手で支えながらの作業が重労働であるため、作業性が悪かった。さらにまた、機器側コネクタ62cがオーディオ機器50の背面に配置されているので、機器側コネクタ62cを目視しながら作業することが困難であるため、コネクタ接続作業の作業性が悪かった。
【0008】
また、メンテナンス等のために、オーディオ機器50を車両計器盤から取り外す際に行う、配線側コネクタ71aと機器側コネクタ62cとを取り外す作業(コネクタ取外作業)についても、オーディオ機器50を所定の搭載位置から車室内側にずらした状態にて、オーディオ機器50を手で支えながら、矢印Aに示す作業スペースからコネクタ取外作業を行わざるをえなかった。よって、コネクタ取外作業についても、オーディオ機器50を手で支えながらの重労働作業であり、目視しながらの作業が困難であるため、作業性が悪かった。
【0009】
なお、オーディオ機器50を、車室内に引き出して車室内の任意の位置(例えば床上)に一旦仮置きし、その後に、コネクタ接続(取外)作業をしようと試みると、ワイヤーハーネス71を長くしなければならず、各電気機器30、50、60を計器盤に搭載したときにワイヤーハーネス71の余剰長さ分を、部品が密集する計器盤内部に納めることができなくなってしまう。
【0010】
本発明は、上記点に鑑みて、車両計器盤に配置される電気機器に車両側ワイヤーハーネスを接続する作業、及び取り外す作業の作業性を向上させることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明では、車両計器盤(100)内側に配置されたオーディオ機器等の電気機器(50、60)と、
電気機器(50、60)に電源を供給するワイヤーハーネス(71)とを備え、
電気機器(50、60)のうち車両後方の車室内側の部位に、ワイヤーハーネス(71)を介して電気機器(50、60)に電源を供給するハーネス接続用コネクタ(62c)が配置され、
ハーネス接続用コネクタ(62c)は、その接続面が車両後方の車室内側を向くように配置されており、
電気機器(50、60)に電源を供給するワイヤーハーネス(71)の先端部には配線側コネクタ(71a)が備えられ、
配線側コネクタ(71a)は、その接続面がハーネス接続用コネクタ(62c)よりも車両後方側において車両前方を向くように配置されており、
配線側コネクタ(71a)が、ハーネス接続用コネクタ(62c)よりも車両後方側からハーネス接続用コネクタ(62c)に電気的に接続されることにより電気機器(50、60)に電源が供給され、
配線側コネクタ(71a)とハーネス接続用コネクタ(62c)との接続部よりも車両後方の車室内側には、電気機器(50、60)のうち車両後方の車室内側の部位に対して、車両後方の車室内側から脱着可能に組み付けられる化粧パネル(10)を備えることを特徴としている。
【0012】
これにより、化粧パネル(10)は、車両搭載状態では、電気機器(50、60)、ワイヤーハーネス(71)、及び配線側コネクタ(71a)とハーネス接続用コネクタ(62c)との接続部を車室内側から覆うので、これらが車室内に露出することを防止できる。
【0013】
また、化粧パネル(10)は、車両後方の車室内側から脱着可能に組み付けられており、かつ、接続部(71a、62c)は、電気機器(50、60)のうち車両後方の車室内側の部位に配置されているので、化粧パネル(10)を車両後方の車室内側に取り外せば、ワイヤーハーネス(71)先端部の配線側コネクタ(71a)を電気機器(50、60)側のハーネス接続用コネクタ(62c)に対して車両後方の車室内側から脱着できる。
【0014】
よって、電気機器(50、60)を車両計器盤(100)に搭載する場合にて、電気機器(50、60)とワイヤーハーネス(71)の接続作業を行う場合には、この接続作業を行う前に予め電気機器(50、60)を車両計器盤(100)内側の所定位置に搭載させても、接続部(71a、62c)に作業者の手を届かせることができ、前記接続作業ができる。よって、従来行っていたような、各電気機器(50、60)を手で支えながらの作業を廃止できる。
【0015】
また、電気機器(50、60)を車両計器盤(100)から取り外す場合にて、電気機器(50、60)からワイヤーハーネス(71)を取り外す取外作業を行う場合にも前記接続作業と同様に、電気機器(50、60)を車両計器盤(100)内側の所定位置に搭載させた状態で、接続部(71a、62c)に作業者の手を届かせることができ、前記取外作業ができる。
【0016】
さらにまた、化粧パネル(10)を車両後方の車室内側に取り外せば、ワイヤーハーネス(71)先端部の配線側コネクタ(71a)を電気機器(50、60)側のハーネス接続用コネクタ(62c)に対して車両後方の車室内側から脱着できるので、前記接続作業、及び取外作業を確実に目視しながら行うことができる。
【0017】
また、請求項2に記載の発明では、電気機器(50、60)を車両計器盤(100)に保持する枠形状の保持部材(40)の開口部(40b)に、電気機器(50、60)を配置し、枠形状の内外を横断するように形成された凹部(40c)内に、ワイヤーハーネス(71)を配置することを特徴としているので、ワイヤーハーネス(71)のうち、保持部材(40)と化粧パネル(10)との間に配置される部分が、保持部材(40)と化粧パネル(10)との間で干渉してしまうことを防止できる。
【0018】
また、請求項3に記載の発明では、電気機器(50、60)は複数備えられ、複数の電気機器(50、60)は、車両計器盤(100)の車両左右方向の略中央部に一体構造物として集合されて、センタクラスタ(1)を構成することを特徴としている。
【0019】
また、請求項4に記載の発明では、センタクラスタ(1)に備えられて、複数の電気機器(50、60)を車室内から操作する操作手段(50s、60s)を有する操作回路用基板(20)は、化粧パネル(10)の車室内側と反対側の面に固定されて、化粧パネル(10)とともに車室内側から脱着可能になっており、複数の電気機器(50、60)は、操作用回路基板(20)に電気的に接続され、複数の電気機器(50、60)の相互間は、操作用回路基板(20)に備えられる電気配線部(20p)により電気的に接続されることを特徴としている。
【0020】
これにより、複数の電気機器(50、60)の相互間の電気的接続の機能を、操作用回路基板(20)に持たせるので、ジャンパー線等の配線を用いて電気機器(50、60)相互間の接続を行う場合に比べて、電気配線構造を簡素化できる。よって、電気機器(50、60)にワイヤーハーネス(71)を接続する作業、及び取り外す作業の作業性をより一層向上できる。
【0021】
また、複数の電気機器(50、60)の相互間は、操作用回路基板(20)の電気配線部(20p)により電気的に接続されるので、複数の電気機器(50、60)のそれぞれにワイヤーハーネス(71)を配索して接続する必要がなく、いずれか1つの電気機器(50、60)のみにワイヤーハーネス(71)を配索して接続し、操作用回路基板(20)を介して各電気機器(50、60)に電源を供給できる。よって、ワイヤーハーネス(71)の配索本数を減少でき、電気配線構造を簡素化できる。
【0022】
また、請求項5に記載の発明では、化粧パネル(10)を取り外した際に現れ、後付け電子機器のワイヤーハーネスを接続するためのオプションコネクタ(62d)を備えたことを特徴としているので、アフターマーケットとして後付けする電子機器を取付接続する作業は、化粧パネル(10)を取り外すだけで可能となる。
【0023】
因みに、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
【0024】
【発明の実施の形態】
本実施形態は、車両計器盤の車両左右方向の略中央部に配置された複数の電気機器(後述のディスプレイ機器、オーディオ機器、ナビゲーション機器、及び空調操作機器等)に、本発明の電気配線構造を適用したものであり、図1は、複数の電気機器30、50、60等を一体構造物として集合させたセンタクラスタ1を車室内側(車両後方側)から見た斜視図である。図2は、センタクラスタ1を車両前方側から見た分解斜視図であり、図3は、このセンタクラスタ1を車両後方側から見た分解斜視図である。なお、センタクラスタ1のうち、後述する化粧パネル10、操作回路用基板20、及びディスプレイ機器30は、さらに一体構造物として組み付けられて、パネルクラスタ2を構成している。
【0025】
はじめに、パネルクラスタ2を説明すると、化粧パネル10は、各電気機器30、50、60等を車室内側(車両後方側)から覆う樹脂製のパネルであり、各電気機器30、50、60を操作する操作手段(後述)30S、50S、60S80Sや、ディスプレイ機器30の液晶表示部(後述)30b等が挿入される複数の開口部10aが形成されている。
【0026】
また、化粧パネル10の車両前方側には、車両前方側に突出し、上下方向に弾性変形可能な化粧パネル取付部10bが4箇所に形成されている。この化粧パネル取付部10bは、上下方向に弾性変形して後述の保持部材40に弾性変形して係合し、パネルクラスタ2を保持部材40に組み付けるためのものである。なお、この係合は保持部材40に係合するものに限らず、計器盤100に係合するようにしてもよい。
【0027】
操作回路用基板20は、化粧パネル10の車両前方側に平行して配置され、種々の電子部品(図示せず)を備える基板である。図4は、この基板20の、車両左右方向に垂直な断面を示しており、基板20の両面には導体パターンをプリントしたプリント配線(電気配線部)20p、及び両面のプリント配線20pを導通させるスルーホール20qが形成されている。
【0028】
そして、操作回路用基板20の車両後方側の面には、複数の操作ボタン、レバー、スイッチ等の操作手段30S、50S、60S、80Sが備えられ、これらのターミナルピン20tは、操作回路用基板20の車両後方側のプリント配線20pに、リフロー方式によりはんだ20h付けされている。これにより、各基板側コネクタ20b、20c、20dの相互間は電気的に接続されている。なお、この操作手段30S、50S、60S、80Sは、車室内の乗員に操作されて、後述のディスプレイ機器30、オーディオ機器50、ナビゲーション機器60、及び図示しない空調操作機器を操作するものである。
【0029】
また、操作回路用基板20の車両前方側の面には、各電気機器20、50、60と電気的に接続する基板側コネクタ20b、20c、20dが備えられており、各基板側コネクタ20b〜20dのターミナルピン20tは操作回路用基板20の車両前方側のプリント配線20pに、リフロー方式によりはんだ20h付けされている。これにより、基板側コネクタ20b、20c、20dの相互間は電気的に接続されている。
【0030】
なお、このプリント配線20pは操作回路用基板20の車両後方側の面上、あるいは操作回路用基板20の車両前方側の面上のどちらか一方のみに形成してもよい。
【0031】
また、操作回路用基板20の車両後方側の面には、空調操作機器の運転状態等を表示する表示手段20f等が備えられている。この表示手段20fは、例えばEL(エレクトロルミネッセンス)によるものである。
【0032】
そして、操作回路用基板20の締結用孔20eにはタッピングスクリュー(図示せず)が挿入され、操作回路用基板20は、このタッピングスクリューにより化粧パネル10に締結されて、操作手段30S、50S、60S、及び表示手段20f等が化粧パネル10の開口部10aに挿入されて車室内側へ直接露出するようになっている。
【0033】
ディスプレイ機器30は、例えば、ナビゲーション機器60のナビゲーション用地図、オーディオ機器50の作動状態を示す表示、テレビ等の各種画像を、車室内乗員に対して表示する機器であり、ディスプレイ機器30の液晶表示部30bは、化粧パネル10の開口部10aから車室内側へ直接露出するようになっている。そして、ディスプレイ機器30の車両前方側の面には、画像データ等を通信するジャンパー線31が備えられており、このジャンパー線31は操作回路用基板20のコネクタ20bに接続されて、ディスプレイ機器30と操作回路用基板20との間で、画像データ等の相互通信を行っている。
【0034】
33は、液晶パネル30の車両前方側の面に配置される板形状のディスプレイ保持部材であり、ネジ等の締結手段によりディスプレイ機器30に固定されている。そして、ディスプレイ保持部材33の外縁には化粧パネル10に向かって延びる4つの取付片33aが形成されており、取付片33aをタッピングスクリュー等の締結手段により化粧パネル10に締結することにより、液晶パネル30を化粧パネル10に保持している。
【0035】
以上により、パネルクラスタ2は、化粧パネル10に、操作回路用基板20、及びディスプレイ機器30を組み付けて構成されている。
【0036】
40はパネルクラスタ2の車両前方側に配置されて、センタクラスタ1全体を計器盤100に保持する保持部材である。この保持部材40は、矩形の板材で形成されており、車両前後方向に対して、その板面が垂直になるように配置されている。そして、保持部材40は、保持部材40の4隅に形成されたボルト挿入穴40aにボルト9aを挿入して、保持部材40を計器盤側取付ブラケット9に締結している。
【0037】
また、保持部材40は、その中央に矩形の開口部40bを有するフレーム形状に形成されている。そして、開口部40bには、上下方向に積層配置される後述の各デッキ51、52、63及び第1、第2統合基板61、62が車両後方側から挿入されるようになっている。
【0038】
また、開口部40bの外縁のうち、車両左右方向の両縁部にはそれぞれ、車両前方側に延びてコの字形状を形成し、各デッキ51、52、63の車両前方側の面と接するストッパ部42と、車両前方側に延びてコの字形状を形成し、第1統合基板61と機械的に接続される接続部43とが形成されている。そして、ストッパ部42の車両左右方向中央には、各デッキ51、52、63の突起部51b、52b、63cが挿入する挿入穴42a、42b、42cが形成されている。
【0039】
また、保持部材40のうち車室内側の面には、開口部40bの内側から外側に向かう溝部(凹部)40cが形成されており、この保持部材40の開口部40bの内外を横断するようになっている。
【0040】
50は操作回路用基板20の車両前方側に配置されるオーディオ機器であり、MD(ミニディスク)からオーディオ信号を読みとるMDデッキ51、CD(コンパクトディスク)からオーディオ信号を読みとるCDデッキ52、ECU60b等を備えてオーディオ機器50を電子制御する第1、第2統合基板61、62、及び前述の操作手段50S等から構成されている。なお、第1、第2統合基板61、62は、ナビゲーション機器60を電子制御する機能をも兼ね、さらには、各電気機器30、50、60の制御を統括して行うものである。
【0041】
これらのMDデッキ51、CDデッキ52、第1、第2統合基板61、62は、上下方向に積層配置されている。そして、各デッキ51、52の車両後方側には、各ディスクを挿入する挿入口51a、52aが設けられており、この各挿入口51a、52aは化粧パネル10の開口部10aから車室内側へ直接露出するように配置されている。
【0042】
そして、MDデッキ51及びCDデッキ52のうち操作用回路基板20側の面にはそれぞれデッキ側コネクタ50aが備えられており、これらのコネクタ50aは、操作回路用基板20の基板側コネクタ20cに、車両前後方向に挿入されて、配線を用いることなく直接接続されるものである。
【0043】
また、各デッキ51、52の車両前方側の面のうち、車両左右方向の中央には、車両前方側に突出する突起部51b、52bが備えられている。さらにまた、各デッキ51、52の車両後方側の面には、車両左右方向に突出するデッキ取付部(締結手段)51c、52cが備えられており、これらのデッキ取付部51c、52cは、保持部材40の車両後方側の面に当接して、各デッキ51、52を保持部材40に取り付けるためのものである。
【0044】
60は前述の第1、第2統合基板61、62、DVD(デジタルビデオディスク)からオーディオビジュアル信号を読みとるDVDデッキ63、及び前述の操作手段60S等から構成されるナビゲーション機器である。
【0045】
DVDデッキ63は、第1、第2統合基板61、62とCDデッキ52との間にて積層配置されている。そして、DVDデッキ63の上面には、第2統合基板62と電気的に接続されるDVDデッキ側コネクタ63bが備えられている。また、DVDデッキ63の車両後方側の面には、上方に延びて第1、第2統合基板61、62と連結する連結部63dが形成されている。また、DVDデッキ63には、MD、CDデッキ51、52の突起部51b、52b、及びデッキ取付部51c、52cと同様の、突起部63c、及び取付部63dが備えられている。
【0046】
そして、両基板61、62の車両前方側には連結部材64が配置され、第1、第2統合基板61、62、及びDVDデッキ63は、連結部材64、及びDVDデッキ63の取付部63dに備えられる連結部63eにて、ネジ等の締結手段により機械的に連結されている。
【0047】
そして、第1統合基板61と第2統合基板62とは、互いに対向する面に備えられた図示しない第1統合基板側コネクタ、及び第2統合基板上側コネクタ62aにより電気的に接続されている。また、第2統合基板62とDVDデッキ63とは、互いに対向する面に備えられた第2統合基板下側コネクタ62b、及びDVDデッキ側コネクタ63bにより電気的に接続されている。
【0048】
そして、第1統合基板61の車両前方側には、熱を発するパワーIC61aが備えられており、このパワーIC61aは保持部材40の接続部43と当接するように配置されている。
【0049】
また、第2統合基板62の車室内側の部位には、後述のワイヤーハーネス71と電気的に接続するハーネス接続用コネクタ(接続部)62c、及び他の後付け用電子機器(例えば、トランクルーム内やグローブボックス下に、後付けで設置されるCDチェンジャー、VICS、バックアイカメラ、VTRアダプタ、デジタルTV等)接続用の、オプションコネクタ62dが備えられており、これらのコネクタ62c、62dは、車室内側からワイヤーハーネス71、あるいは、後付け用電子機器との信号伝達用ハーネス(図示せず)を脱着できるように配置されている。
【0050】
さらにまた、第2統合基板62の車両後方側には、統合基板側コネクタ60aが備えられており、この統合基板側コネクタ60aは、操作回路用基板20の操作回路用基板側コネクタ20dに、電気的に接続されている。
【0051】
また、これらの第1、第2統合基板61、62と保持部材40とは電気的に接続されており、各基板61、62は、保持部材40によりアースされている。
【0052】
70は計器盤100の内側部に配置され、車両各部への電源供給や電気信号通信等のための多数本の電気配線を1つの束状に統合した基幹電気配線であり、この基幹電気配線70からは、各電気機器30、50、60にそれぞれ配索されるワイヤーハーネス71が分岐されている。そして、ワイヤーハーネス71の先端部には、各電気機器30、50、60に備えられるハーネス接続用コネクタ62cと接続する配線側コネクタ(接続部)71aが備えられている。
【0053】
そして、このワイヤーハーネス71を介して、基幹電気配線70からセンタクラスタ1へは、電源供給、イグニッションスイッチのオンオフ信号、及びヘッドランプ、スモールランプのオンオフ信号等が入力される。そして、センタクラスタ1から基幹電気配線70へは、車室外に配置されて電動で伸縮するオーディオ用受信アンテナへの信号、及びスピーカーへの信号等が出力される。また、基幹電気配線70、及びワイヤーハーネス71にはアース線も含まれている。
【0054】
次に、以上の構成によるセンタクラスタ1の作動を説明する。
【0055】
上述のように、ディスプレイ機器30、MDデッキ51、CDデッキ52、オプションコネクタ62dに接続される後付け用電子機器(図示せず)、第2統合基板62、及び各操作手段30S、50S、60S、80Sの相互間は、操作回路用基板20を介して電気的に接続され、第1統合基板61、DVDデッキ63は、第2統合基板62に電気的に接続されている。これらの相互間接続により、ディスプレイ機器30、オーディオ機器50、ナビゲーション機器60に、第2統合基板62を介してワイヤーハーネス71から供給される電源、及び各種電気信号が送信され、また、各電気機器30、50、60間では、各種電気信号を相互に通信している。
【0056】
例えば、操作回路用基板20とCDデッキ52との相互間における電気信号を具体的に説明すると、CDデッキ52から操作回路用基板20に送信される電気信号は、CDデッキ52の挿入口52aにCDが挿入されたことを検知した場合に送信するCD−ON検知信号、CDデッキ52の電源を投入することを要求する電源投入要求信号、右側スピーカーから出力させる右側音声信号、及び左側スピーカーから出力させる左側音声信号等である。これらの信号に基づいて、各電気機器30、50、60等は作動する。
【0057】
そして、操作回路用基板20からCDデッキ52に対しては、操作スイッチ50S等からの電気信号(例えば、操作者の操作に応じてCDデッキ52の動作状態を定める操作信号)が送信され、また、5V電源、8V電源、及びバックアップメモリー用電源が供給されている。また、CDデッキ52の電源用アース、及び電気信号用アースが接続されている。また、その他の送受信信号として、共通のプロトコルによる通信(例えばTAB通信)がなされている。
【0058】
次に、以上の構成によるセンタクラスタ1の組立手順を説明する。
【0059】
はじめに、連結部材64、及びDVDデッキ63の連結部63dにより第1、第2統合基板61、62とDVDデッキ63とを連結する。
【0060】
そして、MDデッキ51、CDデッキ52、及び各基板61、62と連結されたDVDデッキ63を、車室内側から保持部材40の開口部40bにそれぞれ挿入させる。そして、突起部51b、52b、63cを挿入穴42a、42b、42cにそれぞれ挿入させる。同時に、各デッキ51、52、63の取付部51c、52c、63dを保持部材40のガイド部51に当接させる。その後、取付部51c、52c、63dを保持部材40の車室内側の面にネジ等の締結手段により締結して、各デッキ51、52、63を保持部材40に保持させる。
【0061】
その後、ワイヤーハーネス71のコネクタ71aを第2統合基板62のハーネス接続用コネクタ62cに車室内側から接続する(コネクタ接続作業)。なお、ワイヤーハーネス71の一部は、保持部材40の溝部40cに配置される。また、後付け用電子機器は、そのハーネスのコネクタをオプションコネクタ62dに挿入して接続することとなる。
【0062】
次に、予め、化粧パネル10に、操作回路用基板20、及びディスプレイ機器30を組み付けて構成されるパネルクラスタ2を、車室内側から各デッキ51、52、63、各基板61、62、ワイヤーハーネス71、及びそのコネクタ71a、62c等を覆うようにして、保持部材40に取り付ける。この取り付け方法は、化粧パネル10の化粧パネル取付部10bを保持部材40の上下端部にそれぞれ係合させて取り付ける。なお、操作用回路基板20の基板側コネクタ20c、20dと、デッキ側コネクタ50a、統合基板側コネクタ60aとの結合は、パネルクラスタ2を保持部材40に取り付ける際に同時に結合されている。
【0063】
次に、以上の手順により組み立てられたセンタクラスタ1にて、オーディオ機器50をグレードアップさせるためにCDデッキ52のみを取り替える作業を説明すると、はじめに、パネルクラスタ2を、化粧パネル10の化粧パネル取付部10bの弾性力に逆らって車室内側に引き抜く。この際、操作回路用基板側コネクタ20c、20dは、デッキ側コネクタ50a、統合基板側コネクタ60aから取り外される。
【0064】
そして、ワイヤーハーネス71のコネクタ71aを第2統合基板62のハーネス接続用コネクタ62cから取り外す(コネクタ取外作業)。
【0065】
そして、CDデッキ52の取付部52cの締結手段を取り外し、突起部63bを挿入穴42bから引き抜くことにより、CDデッキ52のみを保持部材40から車室内側に引き抜く。
【0066】
次に、本実施形態の特徴を述べる。
【0067】
本実施形態によれば、化粧パネル10は、車両搭載状態では、各基板61、62、各デッキ51、52、63、ワイヤーハーネス71、及びそのコネクタ71a、62c等を車室内側から覆うので、これらが車室内に露出することを防止できる。
【0068】
また、化粧パネル10は、車室内側から脱着可能に組み付けられており、かつ、ハーネス接続用コネクタ62cは、第2統合基板62のうち車室内側の部位に配置されているので、電気機器50、60等を車両計器盤100に搭載する場合にて、コネクタ接続作業を行う場合には、この接続作業を行う前に予め各基板61、62、各デッキ51、52、63を保持部材40に取り付けても、ハーネス接続用コネクタ62cに作業者の手を届かせることができ、コネクタ接続作業ができる。よって、従来行っていたような、各電気機器50、60を手で支えながらの作業を廃止できる。
【0069】
また、各電気機器50、60を車両計器盤100から取り外す場合にて、コネクタ取外作業を行う場合にも、コネクタ接続作業と同様に、各基板61、62、各デッキ51、52、63を保持部材40に取り付けた状態で、ハーネス接続用コネクタ62cに作業者の手を届かせることができ、コネクタ取外作業ができる。
【0070】
さらにまた、化粧パネル10を車室内側に取り外せば、ワイヤーハーネス71をハーネス接続用コネクタ62cに車室内側から脱着できるので、コネクタ接続、及び取外作業を確実に目視しながら行うことができる。
【0071】
また、溝部40c内に、ワイヤーハーネス71を配置するので、ワイヤーハーネス71のうち、保持部材40と化粧パネル10との間に配置される部分が、保持部材40と化粧パネル10との間で干渉してしまうことを防止できる。
【0072】
また、ディスプレイ機器30、MDデッキ51、CDデッキ52、第2統合基板62、及び各操作手段30S、50S、60S、80Sの相互間は、操作回路用基板20を介して電気的に接続されているので、電気配線構造を簡素化でき、コネクタ接続、及び取外作業の作業性をより一層向上できる。
【0073】
また、基幹電気配線70とセンタクラスタ1と間で、複数のワイヤーハーネス71を配索して接続する必要がなく、1つのワイヤーハーネス71を配索して接続し、操作用回路基板20を介して各電気機器30、50、60に電源を分配供給できる。よって、ワイヤーハーネス71の配索本数を減少でき、電気配線構造を簡素化できる。
【0074】
また、アフターマーケットとして後付けする後付け用電子機器を取付接続する場合も、化粧パネル10を取り外すだけで、オプションコネクタ62dを用いて、簡単に設置することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のセンタクラスタを車両後方側から見た斜視図である。
【図2】本発明のセンタクラスタを車両前方側から見た分解斜視図である。
【図3】本発明のセンタクラスタを車両後方側から見た分解斜視図である。
【図4】本発明の操作用回路基板の断面図である。
【図5】(a)は、従来のセンタクラスタを車両後方側から見た分解斜視図であり、(b)は、車両前方側から見た分解斜視図である。
【符号の説明】
1…センタクラスタ、20…操作用回路基板、20p…プリント配線、
30…ディスプレイ機器、30S、50S、60S、80S…操作手段、
40…保持部材、40b…開口部、40c…溝部、50…オーディオ機器、
60…ナビゲーション機器、62c…ハーネス接続用コネクタ、
62d…オプションコネクタ、71…ワイヤーハーネス、
71a…ハーネス側コネクタ、100…車両計器盤。
Claims (5)
- 車両計器盤(100)内側に配置されたオーディオ機器等の電気機器(50、60)と、
前記電気機器(50、60)に電源を供給するワイヤーハーネス(71)とを備え、
前記電気機器(50、60)のうち車両後方の車室内側の部位に、前記ワイヤーハーネス(71)を介して前記電気機器(50、60)に電源を供給するハーネス接続用コネクタ(62c)が配置され、
前記ハーネス接続用コネクタ(62c)は、その接続面が車両後方の車室内側を向くように配置されており、
前記電気機器(50、60)に電源を供給する前記ワイヤーハーネス(71)の先端部には配線側コネクタ(71a)が備えられ、
前記配線側コネクタ(71a)は、その接続面が前記ハーネス接続用コネクタ(62c)よりも車両後方側において車両前方を向くように配置されており、
前記配線側コネクタ(71a)が、前記ハーネス接続用コネクタ(62c)よりも車両後方側から前記ハーネス接続用コネクタ(62c)に電気的に接続されることにより前記電気機器(50、60)に電源が供給され、
前記配線側コネクタ(71a)と前記ハーネス接続用コネクタ(62c)との接続部よりも車両後方の車室内側には、前記電気機器(50、60)のうち車両後方の車室内側の部位に対して、車両後方の車室内側から脱着可能に組み付けられる化粧パネル(10)が備えられることを特徴とする車両計器盤の電気配線構造。 - 前記車両計器盤(100)内側には、前記電気機器(50、60)を車両計器盤(100)に保持する、枠形状の保持部材(40)が備えられ、
前記電気機器(50、60)は、前記保持部材(40)の開口部(40b)に配置され、
前記保持部材(40)には、前記枠形状の内外を横断するように凹部(40c)が形成され、
前記ワイヤーハーネス(71)は、前記凹部(40c)内に配置されることを特徴とする請求項1に記載の車両計器盤の電気配線構造。 - 前記電気機器(50、60)は、複数備えられ、
前記複数の電気機器(50、60)は、車両計器盤(100)の車両左右方向の略中央部に一体構造物として集合されて、センタクラスタ(1)を構成することを特徴とする請求項1または2に記載の車両計器盤の電気配線構造。 - 前記センタクラスタ(1)には、前記複数の電気機器(50、60)を車室内から操作する操作手段(50s、60s)を有する操作回路用基板(20)が備えられ、
前記操作回路用基板(20)は、前記化粧パネル(10)の車室内側と反対側の面に固定されて、前記化粧パネル(10)とともに車室内側から脱着可能になっており、
前記複数の電気機器(50、60)は、前記操作用回路基板(20)に電気的に接続され、
前記複数の電気機器(50、60)の相互間は、前記操作用回路基板(20)に備えられる電気配線部(20p)により、電気的に接続されることを特徴とする請求項3に記載の車両計器盤の電気配線構造。 - 脱着可能な前記化粧パネル(10)を取り外した際に現れ、後付け電子機器のワイヤーハーネスを接続するためのオプションコネクタ(62d)を備えたことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載の車両計器盤の電気配線構造。
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