JP4441864B2 - 複合製品の製造方法及び製造装置 - Google Patents

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Description

本発明は、互いに接合された二部材を有する複合製品の製造方法及び製造装置に関する。
上記複合製品を製造する方法としては、二部材間の相対位置精度や、シール性、接合強度等を高めるために、二部材を溶着により接合する方法が提案されている(例えば特許文献1参照)。
図12は、二部材1、2を溶着により接合する従来方法の一例を示している。この例では、導入孔3を有する第一部材1と第二部材2とを突き合わせ、当該突き合わせ面間に、導入孔3に接続された充填室4を形成した後、金型5のゲート部6及び導入孔3を通じて溶融原料を充填室4内に導入する。
特開昭62−87315号公報
しかし、図12の例のように一般的にはゲート部6が第一部材1と金型5との界面を通されるため、導入孔3とゲート部6との接続境界の外周側では、ゲート部6が形成されている箇所7において第一部材1と金型5とが密着しない。そのため、ゲート部6の当該非密着箇所7を通過する溶融原料の圧力によって第一部材1と金型5とが離れ、溶融原料の非充填領域である第一部材1と金型5との間のクリアランス8に溶融原料が流入してしまうことがある。また、溶融原料の非充填領域である各部材1、2と金型5との間のクリアランス9に、第一部材1と金型5との界面を通されたゲート部6から溶融原料が流入することもある。このようにクリアランス8、9に流入した溶融原料は、冷却固化により図12(B)に示す如きばりとなって各部材1、2の変形を惹起するため、二部材1、2間の相対位置精度が低下したり、充填室4からの原料漏れが生じて二部材1、2間のシール性及び接合強度が低下したりする。
本発明の目的は、二部材間の相対位置精度、シール性及び接合強度を高める複合製品の製造方法及び製造装置を提供することにある。
請求項1、に記載の発明は、第一及び第二部材の突き合わせ面間の充填室に接続する第一部材にのみ開口する複数の貫通孔に金型の原料通路を接続し、前記型開閉機構の型締め作動によりこの貫通孔と原料通路との接続境界の外周側を取り囲む領域で金型を第一部材に密着させつつ、充填室内に溶融原料を充填する。そのため、貫通孔と原料通路との接続境界の外周側において溶融原料が第一部材と金型との間を抜けて各部材と金型との間のクリアランス等の非充填領域に溶融原料が流入する事態を防止できる。これにより第一及び第二部材の変形が回避されるので、二部材間の相対位置精度、シール性及び接合強度がいずれも高い複合製品を製造できる。
また、貫通孔としての排出孔を経由して原料通路としてのオーバーフロー部内に充填室内の余剰原料を排出するようにし、貫通孔としての排出孔は前記充填室の上方に開口されている。
図12の例では、原料通路であるゲート部6が第一部材1と金型5との界面を通されるため、ゲート部6内の溶融原料が冷却固化した後にその固化物を除去するには、切削等の余分な加工が必要となり、コストアップする。
これに対して請求項2、に記載の発明では、金型の原料通路が、貫通孔との接続端部側に向かって縮径している。これにより、原料通路内及び貫通孔内の溶融原料が冷却固化した後、第一部材に対して金型を原料通路の縮径方向とは逆方向に相対移動させるだけで、原料通路内の固化物を貫通孔内の固化物から容易に分離できる。したがって、上記相対移動を金型の型開時に実現することで製造工数を低減できるため、コストダウンが図られる。
尚、請求項3、に記載の発明のように、原料通路としてのゲート部及び貫通孔としての導入孔を順次経由して充填室内に溶融原料を導入するようにしてもよい。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図2は、本発明の一実施形態により製造される複合製品としてのスロットル装置10を示す。スロットル装置10は車両に搭載され、スロットルバルブ16の開閉により内燃機関の吸気流量を制御する。
まず、スロットル装置10について、図2及び図3を参照しつつ説明する。
スロットル装置10は、スロットルボディ12、スロットルシャフト14、スロットルバルブ16、駆動部20、駆動部カバー18等を備えている。
スロットルボディ12は、ボディ本体22と駆動部ケース24とから構成されている。筒部としてのボディ本体22は樹脂で円筒状に形成され、内周側に吸気通路26を有している。ボディ本体22は、金属で棒状に形成されたスロットルシャフト14の両端部を正逆回転自在に支持している。スロットルシャフト14は、ボディ本体22の中心軸線に略直交する形態で吸気通路26を横切っている。スロットルシャフト14において吸気通路26内に位置している中間部は、樹脂で円板状に形成されたスロットルバルブ16にインサートされている。スロットルバルブ16は、その径方向がスロットルシャフト14の軸方向に略一致するようにスロットルシャフト14と一体化されており、スロットルシャフト14と共に正逆回転する。スロットルバルブ16の外周縁部とボディ本体22のボア内壁部との間に形成されるクリアランスは、スロットルシャフト14の回転角度に応じてサイズ変化する。このクリアランスのサイズ変化によって、内燃機関へ導かれる吸気の流量が調整される。
第二部材としての駆動部ケース24は、ボディ本体22と一体に樹脂成形されてスロットルボディ12を構成している。駆動部ケース24は、スロットルシャフト14の軸方向に開く開口32と、当該開口32の外周側を取り囲む鍔部33とを有している。第一部材としての駆動部カバー18はカップ状に樹脂成形されており、開口の外周側を取り囲む鍔部35を有している。駆動部カバー18の鍔部35は、溶着により駆動部ケース24の鍔部33に接合されている。駆動部カバー18の内壁部には、スロットルシャフト14の回転角度を検出する角度センサ(図示しない)がインサートされている。駆動部ケース24と駆動部カバー18とで囲まれる空間には、駆動部ケース24に装着された駆動部20が収容されている。駆動部ケース24は電動モータ36及び歯車機構37等から構成されており、電動モータ36により発生したトルクを歯車機構37を通じてスロットルシャフト14に伝達する。
このようなスロットル装置10において、角度センサをスロットルシャフト14に対して高精度に位置決めするには、駆動部カバー18と駆動部ケース24との間の相対位置精度を高める必要がある。また、スロットル装置10において、電気的に作動する角度センサを水等から保護するには、駆動部カバー18と駆動部ケース24との間のシール性を高める必要がある。さらにまた、車両に搭載されるスロットル装置10においては、車両振動に耐え得る接合強度を駆動部カバー18と駆動部ケース24との間に確保することが必要となる。
そこで本実施形態では、上記要求に応え得るスロットル装置10の製造方法を図4のフローチャートに従って説明する。
ステップS1では、図5に示すように、貫通孔としての導入孔40及び排出孔42を有し且つ角度センサがインサートされた駆動部カバー18を形成する。このステップS1では、駆動部カバー18を一回の樹脂成形により形成して作業時間の短縮を図るようにしてもよい。あるいは、導入孔40及び排出孔42のないブランクを樹脂成形した後、切削や研磨等により当該ブランクを加工して導入孔40及び排出孔42を形成するようにしてもよい。以上、ステップS1が第一部材成形段階に相当する。
ステップS2では、図6に示すように、スロットルバルブ16にインサートされたスロットルシャフト14がスロットルボディ12に支持されてなる樹脂成形品50を形成する。このステップS2では、樹脂成形品50を一回の樹脂成形により形成して作業時間の短縮を図るようにしてもよい。あるいは、スロットルバルブ16にスロットルシャフト14をインサート樹脂成形した後、当該スロットルシャフト14を支持するスロットルボディ12を樹脂成形するようにしてもよい。以上、ステップS2が第二部材形成段階に相当する。
尚、ステップS1及びS2については、一方の実施後に他方を実施するようにしてもよいし、双方をほぼ同時期に実施するようにしてもよい。
ステップS3では、図3に示すように、樹脂成形品50の駆動部ケース24に駆動部20を装着する。
ステップS4では、図7に示す溶着装置100を用いて、駆動部カバー18と、樹脂成形品50の駆動部ケース24とを溶着により接合する。以上により、図2に示す如きスロットル装置10が完成する。
次に、上記ステップS4で用いられる溶着装置100について詳細に説明する。
図7に示すように、複合製品の製造装置としての溶着装置100は、金型110、溶融樹脂を金型110へ射出供給する原料供給手段としての射出機112、並びに金型110の型開閉を行う型開閉機構114等を備えている。
複数のプレート116〜118からなる金型110では、プレート116、117の型合わせによって互いに隣接する二つのキャビティ120、122が形成される。一方の第一キャビティ120内には、他方の第二キャビティ122側に開口を向けた状態で駆動部カバー18が収容配置される。また、第二キャビティ122内には、第一キャビティ120側に駆動部ケース24の開口を向けた状態で樹脂成形品50が収容配置される。図1及び図7に示すように、プレート116、117の型合わせ状態において各キャビティ120、122内に収容配置された駆動部カバー18と駆動部ケース24とは、それぞれの鍔部35、33同士を互いに突き合わされることとなる。そして、この状態において鍔部35、33の突き合わせ面間には、駆動部カバー18の導入孔40及び排出孔42に連通接続し鍔部35、33の周方向に延びるドーナツ状の充填室44が形成される。
プレート117には、第二キャビティ122内に収容配置された駆動部カバー18の導入孔40に連通接続する原料通路としてのゲート部130が形成されている。ゲート部130は、導入孔40との接続端部130a側に向かって連続的に縮径するテーパ孔状に形成されている。ゲート部130の接続端部130aが開口するプレート117の内面部131は、第二キャビティ122内に収容配置された駆動部カバー18の鍔部35において鍔部33との突き合わせ面とは反対側となる外面のうち導入孔40が開口する外面部46に面接触する。
また、プレート117には、第二キャビティ122内に収容配置された駆動部カバー18の排出孔42に連通接続する原料通路としてのオーバーフロー部132が形成されている。オーバーフロー部132は、排出孔42との接続端部132a側に向かって連続的に縮径するテーパ孔状に形成されている。金型110においてオーバーフロー部132の縮径方向は、ゲート部130の縮径方向と略一致している。オーバーフロー部132の接続端部132aが開口するプレート117の内面部133は、第二キャビティ122内に収容配置された駆動部カバー18の鍔部35の上記外面のうち排出孔42が開口する外面部47に面接触する。
射出機112から射出される溶融樹脂は、プレート116、117の型合わせにより形成されるランナ部134を通じてゲート部130に導入される。
型開閉機構114は、固定盤140及び可動盤142等を有し、プレート116〜118を型合わせする型閉作動と、型合わせ状態のプレート116〜118に型締め力を及ぼす型締め作動と、プレート116〜118の型合わせ状態を解除する型開作動とを行う。
次に、溶着装置100を用いて駆動部カバー18と駆動部ケース24を溶着により接合する上記ステップS4の詳細について説明する。
まず、各キャビティ120、122内に駆動部カバー18と樹脂成形品50とを収容した状態で、型開閉機構114の型閉作動によりプレート116〜118を型合わせする。これにより、駆動部カバー18及び駆動部ケース24の鍔部35、33同士が突き合わされ、当該突き合わせ面間に、導入孔40及び排出孔42に接続する充填室44が形成される。それと共に、プレート117の各内面部131、133が駆動部カバー18の鍔部35の各外面部46、47に面接触し、ゲート部130及びオーバーフロー部132がそれぞれ導入孔40及び排出孔42に接続される。
続いて、型開閉機構114の型締め作動によりプレート117の各内面部131、133を駆動部カバー18の鍔部35の各外面部46、47に押し当てる。これにより、ゲート部130と導入孔40との接続境界の外周側を取り囲む領域全体で内面部131と外面部46とが密着し、またオーバーフロー部132と排出孔42との接続境界の外周側を取り囲む領域全体で内面部133と外面部47とが密着する。そして、かかる密着状態で、射出機112から溶融樹脂を射出する。これにより、溶融樹脂がゲート部130及び導入孔40を順次経由して充填室44内に導入され、その結果、充填室44内に溶融樹脂が充填されると、余剰の溶融樹脂が排出孔42を経由してオーバーフロー部132内に排出される。
この後、充填室44内、ゲート部130内及びオーバーフロー部132内の各溶融樹脂が冷却固化するのを待ってから、型開閉機構114の型開作動によりプレート116〜118の型合わせ状態を解除する。このとき図8に示すように、樹脂成形品50と共にプレート117に保持される駆動部カバー18に対してプレート117、118を、ゲート部130及びオーバーフロー部132の縮径方向とは逆方向に相対移動させる。これにより、ゲート部130内の固化物150が導入孔40内の固化物151から分離されると共に、オーバーフロー部132内の固化物152が排出孔42内の固化物153から分離される。
以上、ステップS4が充填室形成段階及び原料充填段階に相当する。
このように本実施形態によると、ゲート部130と導入孔40との接続境界の外周側を取り囲む領域で内面部131と外面部46とが密着し、またオーバーフロー部132と排出孔42との接続境界の外周側を取り囲む領域で内面部133と外面部47とが密着する。そのため、ゲート部130と導入孔40との接続境界の外周側及びオーバーフロー部132と排出孔42との接続境界の外周側において、溶融原料が駆動部カバー18とプレート117との間を抜け難くなる。これにより、図9に示すように、駆動部カバー18とプレート117との間のクリアランス160、161や、駆動部カバー18及び駆動部ケース24とプレート116、117との間のクリアランス162、163等の非充填領域に溶融原料が流入する事態を防止できる。したがって、クリアランス160〜163への流入樹脂による駆動部カバー18及び駆動部ケース24の変形が回避されるので、それら部材18、24間の相対位置精度、シール性及び接合強度がいずれも高いスロットル装置10を製造できる。
しかも本実施形態によると、プレート116〜118の型合わせ状態を解除する型開作動によって、ゲート部130内及びオーバーフロー部132内の固化物150、151をそれぞれ導入孔40内及び排出孔42の固化物152、153から容易に分離できる。したがって、切削等の余分な加工が必要であった従来に比べて製造工数を低減できるので、コストダウンが図られる。
以上、本発明の一実施形態について説明した。
尚、上述の実施形態では、本発明に従う原料通路及び貫通孔の組として、ゲート部130及び導入孔40の組と、オーバーフロー部132及び排出孔42の組の双方を採用しているが、いずれか一方のみを採用するようにしてもよい。
また、上述の実施形態では、導入孔40との接続端部130a側に向かって連続的に縮径するテーパ孔状にゲート部130を形成している。これに対して図10(A)に変形例を示すように、接続端部130a側に向かって段階的に縮径する段付円筒孔状にゲート部130を形成してもよく、この場合にも、型開作動によってゲート部130内の固化物を導入孔40の固化物から容易に分離できる。またあるいは、図11(A)に別の変形例を示すように、接続端部130aを軸方向にストレートに延びる円筒孔状に形成し、当該接続端部130a側に向かって連続的に縮径するテーパ孔状部位を接続端部130aの上流側に隣接形成してもよく、この場合にも、型開作動によってゲート部130内の固化物を導入孔40の固化物から容易に分離できる。またあるいは、ゲート部130の全体を軸方向にストレートに延びる円筒孔状に形成してもよい。
さらに、上述の実施形態では、排出孔42との接続端部132a側に向かって連続的に縮径するテーパ孔状にオーバーフロー部132を形成している。これに対して図10(B)に変形例を示すように、接続端部132a側に向かって段階的に縮径する段付円筒孔状にオーバーフロー部132を形成してもよく、この場合にも、型開作動によってオーバーフロー部132内の固化物を排出孔42の固化物から容易に分離できる。またあるいは、図11(B)に別の変形例を示すように、接続端部132aを軸方向にストレートに延びる円筒孔状に形成し、当該接続端部132a側に向かって連続的に縮径するテーパ孔状部位を接続端部132aの下流側に隣接形成してもよく、この場合にも、型開作動によってオーバーフロー部132内の固化物を排出孔42の固化物から容易に分離できる。またあるいは、オーバーフロー部132の全体を軸方向にストレートに延びる円筒孔状に形成してもよい。
さらにまた、上述の実施形態では、金型110を構成するプレート116、117の型開方向への移動によって、ゲート部130内及びオーバーフロー部132内の各固化物150,152をそれぞれ導入孔40内及び排出孔42内の固化物151,153から分離している。これに対して、型開方向の交差方向にスライド移動するスライドコアを有するように金型を構成し、そのスライドコアのスライド移動によって固化物の分離を行うようにしてもよい。
またさらに、上述の実施形態では、駆動部カバー18と駆動部ケース24との間の充填室44内に溶融原料が充填されてそれら部材18、24同士が溶着されてなるスロットル装置10に本発明を適用した例について説明した。本発明は、第一部材と第二部材との間の充填室内に溶融原料が充填されてそれら部材同士が溶着されてなる複合製品であれば、スロットル装置10以外の各種の複合製品にも適用することが可能である。
本発明の一実施形態によるスロットル装置の製造装置を示す断面図であって、図7の要部の拡大図である。 本発明の一実施形態によるスロットル装置を示す斜視図である。 本発明の一実施形態によるスロットル装置の駆動部カバー装着前の状態を示す斜視図である。 本発明の一実施形態によるスロットル装置の製造方法を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態によるスロットル装置の駆動部カバーを示す一部切り欠き斜視図である。 本発明の一実施形態により形成される樹脂成形品を示す斜視図である。 本発明の一実施形態によるスロットル装置の製造に用いられる溶着装置を示す断面図である。 本発明の一実施形態によるスロットル装置の製造方法を説明するための断面図である。 本発明の一実施形態によるスロットル装置の製造方法を説明するための断面図である。 図1の変形例を示す断面図である。 図1の別の変形例を示す断面図である。 従来の複合製品の製造方法を説明するための断面図である。
符号の説明
10 スロットル装置(複合製品)、12 スロットルボディ、18 駆動部カバー(第一部材)、24 駆動部ケース(第二部材)、33、35 鍔部、34 開口、40 導入孔(貫通孔)、42 排出孔(貫通孔)、44 充填室、100 溶着装置(複合製品の製造装置)、110 金型、116、117、118 プレート(金型)、130 ゲート部(原料通路)、130a ゲート部の接続端部、132 オーバーフロー部(原料通路)、132a オーバーフロー部の接続端部、150、151、152、153 固化物、160、161、162、163 クリアランス

Claims (6)

  1. 第一部材と第二部材との間の充填室内に溶融原料が充填されてそれら部材同士が溶着されてなる複合製品を製造する方法であって、
    貫通孔を有する前記第一部材を形成する第一部材形成段階と、
    前記第二部材を形成する第二部材形成段階と、
    金型の型開閉機構の型閉作動により前記第一部材と前記第二部材とを突き合わせ、当該突き合わせ面間に、前記第一部材にのみ開口する複数の前記貫通孔に接続する前記充填室を形成する充填室形成段階と、
    前記金型の原料通路を前記貫通孔に接続し、前記型開閉機構の型締め作動により当該接続境界の外周側を取り囲む領域で前記金型を前記第一部材に密着させつつ、前記充填室内に溶融原料を充填する原料充填段階と、
    を含み、
    前記原料充填段階において、前記貫通孔としての排出孔を経由して前記原料通路としてのオーバーフロー部内に前記充填室内の余剰原料を排出し、前記貫通孔としての排出孔は前記充填室の上方に開口されていることを特徴とする複合製品の製造方法。
  2. 前記原料充填段階において、接続端部側に向かって縮径する前記原料通路の前記接続端部を前記貫通孔に接続することを特徴とする請求項1に記載の複合製品の製造方法。
  3. 前記原料充填段階において、前記原料通路としてのゲート部及び前記貫通孔としての導入孔を順次経由して前記充填室内に溶融原料を導入することを特徴とする請求項1又は2記載の複合製品の製造方法。
  4. 第一部材と第二部材との間の充填室内に溶融原料が充填されてそれら部材同士が溶着されてなる複合製品を製造する装置であって、
    貫通孔を有する前記第一部材と前記第二部材との突き合わせ面間に、前記第一部材にのみ開口する複数の前記貫通孔に接続する前記充填室を形成した状態で、前記第一部材と前記第二部材とを収容する金型を備えており、
    前記金型の原料通路を前記貫通孔に接続し、前記型開閉機構の型締め作動により当該接続境界の外周側を取り囲む領域で前記金型を前記第一部材に密着させつつ、前記充填室内に溶融原料を充填し、
    前記貫通孔としての排出孔を経由して前記原料通路としてのオーバーフロー部内に前記充填室内の余剰原料を排出し、前記貫通孔としての排出孔は前記充填室の上方に開口されていることを特徴とする複合製品の製造装置。
  5. 前記金型は、前記貫通孔との接続端部側に向かって縮径する前記原料通路を有することを特徴とする請求項に記載の複合製品の製造装置。
  6. 前記原料通路としてのゲート部及び前記貫通孔としての導入孔を順次経由して前記充填室内に溶融原料を導入することを特徴とする請求項又は記載の複合製品の製造装置。
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