JP3754926B2 - カートリッジ - Google Patents
カートリッジ Download PDFInfo
- Publication number
- JP3754926B2 JP3754926B2 JP2002040155A JP2002040155A JP3754926B2 JP 3754926 B2 JP3754926 B2 JP 3754926B2 JP 2002040155 A JP2002040155 A JP 2002040155A JP 2002040155 A JP2002040155 A JP 2002040155A JP 3754926 B2 JP3754926 B2 JP 3754926B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resin
- resin molded
- joint
- molded product
- protrusion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Images
Landscapes
- Electrophotography Configuration And Component (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、2つの樹脂成形品を固定する樹脂接合体に関するものである。及び電子写真画像形成装置本体に着脱自在なカートリッジに関するものである。代表例として、レ−ザ−プリンタや複写機等の電子写真方式を採用する電子写真画像形成装置に着脱可能なカートリッジに適用した際のフレームの固定方法(接合方法)について以下に記す。
【0002】
ここで、電子写真画像形成装置とは、電子写真画像形成方式を用いて記録媒体に画像を形成するものである。そして、電子写真画像形成装置の例としては、例えば電子写真複写機、電子写真プリンタ(例えばレ−ザ−ビ−ムプリンタ、LEDプリンタ等)ファクシミリ装置及びワ−ドプロセッサ等が含まれる。また、カートリッジとはプロセスカートリッジ、現像カートリッジ、トナーカートリッジ等がある。
【0003】
なお、前述プロセスカ−トリッジとは、プロセス手段として帯電手段、現像手段またはクリ−ニング手段と電子写真感光体とを一体的にカ−トリッジ化し、このカ−トリッジを画像形成装置本体に対して着脱可能とするものである。及びプロセス手段として帯電手段、現像手段、クリ−ニング手段の少なくとも一つと電子写真感光体とを一体的にカ−トリッジ化して画像形成装置本体に着脱可能とするものである。更に、プロセス手段として少なくとも現像手段と電子写真感光体とを一体的にカ−トリッジ化して画像形成装置本体に着脱可能とするものをいう。
【0004】
【従来の技術】
従来、電子写真画像形成プロセスを用いた電子写真画像形成装置においては、電子写真感光体ドラム及び前記電子写真感光体ドラムに作用するプロセス手段を一体的にカートリッジ化して、このカートリッジを画像形成装置本体に着脱可能とするプロセスカートリッジ方式が採用されている。このプロセスカートリッジ方式によれば、装置のメンテナンスをサービスマンによらずにユーザー自身で行うことができるので、格段に操作性を向上させることができた。そこでこのプロセスカートリッジ方式は、画像形成装置において広く用いられている。
【0005】
このような構成のプロセスカートリッジとすることにより、前記装置についてメンテナンスの必要が生じれば、使用者自らが簡単に保守・交換を行うことが可能となり、高品位な画質を安価に、また、容易に得られるようになった。
【0006】
本発明の実施の形態の図1、図3、図4、図5、図18を借用して従来の技術を説明する。このようなプロセスカートリッジを含めた前記装置において、前記カートリッジは感光体ドラム15、帯電ローラ17、クリーニングブレード16を一体的に支持しているクリーニング枠体14を有する。更に、前記カートリッジは現像ローラ20s、現像ブレード20b(図3では不図示)を一体的に支持している現像枠体19、トナーを収納している現像剤収納枠体(以下、トナー枠体という)50の3つの枠体により構成されている。更には、前記枠体14,50を一体的に支持するため次の構成をとる。即ち、前記枠体14,50の両側面をサイドカバー(以下、カバーという)37,38で挟み込み、前記各枠体14,50と前記カバー37,38間で形成された、接合外周部の注入部156,157(図18参照)に溶融樹脂を注入することにより接合固定し、プロセスカートリッジとして成り立っている。ここで前記注入部156,157の断面は図5の符号154で示される。
【0007】
ここで、注入部154は前記カバー37,38と枠体14,50間の周縁に沿って設けてある。前記枠体14,50にはリブ154b付フランジ152a、バックアップリブ161aを設けてある。前記カバー38には前記リブ154b、フランジ152aと隙間X1,g1をおいてリブ160b、フランジ152bを設けてある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
前記枠体14,50を前記カバー37,38で両サイドから挟み前記各枠体14,50とカバー37,38間で形成された、隙間に溶融樹脂を注入することにより接合するが、前記接合については、特開2001−030297号公報に示される発明がある。この発明によれば、
(1)接合できる箇所が接合する容器外周部
(2)接合部が線状
である。
【0009】
本発明は従来の上記技術を更に発展させたものである。
【0010】
本発明の目的は
・接合場所を選ばない。
・少量の注入樹脂で効果的に接合強度を確保する。
・簡素な装置で2つの樹脂成形品の接合を達成する。
【0011】
そして、上記各目的を達成した電子写真画像形成装置本体に着脱自在なカートリッジを提供するものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は請求項と対応する番号を付して示せば以下のとおりである。
【0013】
本出願に係る第1の発明は電子写真画像形成装置本体に着脱可能なカートリッジにおいて、
(a)樹脂を注入するための注入口(64)と前記樹脂を排出するための下流開口(189)を有する注入流路(187)と、前記注入流路( 187 )が設けられた、外壁から内方へ凹んだ円筒部 (179) と、前記下流開口( 189 )よりも大きな内径の円筒状の第一の突出部( 194 )であって、前記円筒部 (179) の底から突出した第一の突出部( 194 )と、を有する第一の樹脂成形品(38)と、
(b)前記第一の突出部の内径よりも小さい外径で突出した第二の突出部(195)を有する第二の樹脂成形品 (50)と、
(c)前記第一の樹脂成形品( 38 )と前記第二の樹脂成形品 (50)を接合するための第一の接合部(180)であって、前記下流開口(189)から前記円筒部 (179) の底と前記第二の突出部の先端部との間の隙間に注入された前記樹脂によって形成された第一の接合部(180)と、
(d)前記第一の樹脂成形品( 38 )と前記第二の樹脂成形品 (50 )を接合するための第二の接合部(191)であって、前記下流開口(189)から前記第一の突出部と前記第二の突出部の側面との間の隙間に注入された前記樹脂によって形成された第二の接合部と、
を有することを特徴とするカートリッジである。
【0014】
本出願に係る第2の発明は前記第二の突出部は、円錐台状に突出していることを特徴とする第1の発明に記載のカートリッジである。
【0015】
本出願に係る第3の発明は前記第二の突出部は、円柱状に突出していることを特徴とする第1の発明に記載のカートリッジである。
【0016】
本出願に係る第4の発明は電子写真画像形成装置本体に着脱可能なカートリッジにおいて、
(a)樹脂を注入するための注入口( 64 )と前記樹脂を排出するための下流開口( 189 )を有する注入流路( 187 )と、先端部に前記下流開口( 189 )が設けられた第一の突出部 (175) と、を有する第一の樹脂成形品 (38) と、
(b)端面( 50 d)と、前記端面( 50 d)から円筒状に突出した第二の突出部( 174 )であって、前記第一の突出部 (175) を囲むように設けられた第二の突出部( 174 )と、を有する第二の樹脂成形品 (50) と、
(c)前記第一の樹脂成形品( 38 )と前記第二の樹脂成形品 (50)を接合するための第一の接合部であって、前記下流開口(189)から前記端面( 50 d)と前記先端部との間の隙間に注入された前記樹脂によって形成された第一の接合部と、
(d)前記第一の樹脂成形品( 38 )と前記第二の樹脂成形品 (50 )を接合するための第二の接合部であって、前記下流開口(189)から前記第一の突出部と前記第二の突出部の側面との間の隙間に注入された前記樹脂によって形成された第二の接合部と、
を有することを特徴とするカートリッジである。
【0017】
本出願に係る第5の発明は前記第一の突出部は、円錐台状に突出していることを特徴とする第4の発明に記載のカートリッジである。
【0018】
本出願に係る第6の発明は更に、前記カートリッジは、
電子写真感光体ドラム(15)と、前記電子写真感光体ドラムを帯電するための帯電ローラ(17)と、を支持する第二の樹脂成形品であるクリーニング枠体(14)と、
前記静電潜像を現像するために前記現像ローラ (20) で用いられるトナーを収納する第二の樹脂成形品であるトナー枠体 (50) を有し、
前記前記第一の樹脂成形品( 38 )は、前記クリーニング枠体 (14) 、または、前記トナー枠体 (50) を、前記カートリッジの長手方向の一端側において結合するサイドカバー( 38 )であることを特徴とする第1から第5の発明のいずれか1つに記載のカートリッジである。
【0024】
【発明の実施の形態】
〔実施の形態の主要部の説明〕
本発明の実施の形態は図19に示す参考例を除いて図6から図22を参照して次の通りである。以下において図19に関する点は参考例として説明されている。
【0025】
第1は第一の樹脂成形品であるカバー38と、第二の樹脂成形品であるトナー枠体50と、第一の樹脂成形品と第二の樹脂成形品の間に形成された接合部の隙間180に溶融樹脂を注入されて結合される樹脂接合体においてのものである。そして、第一の樹脂成形品は、隙間180まで溶融樹脂を導く注入流路187を有する。
【0026】
ここで、接合部の隙間180は、注入流路187の下流開口189を略中心とし、注入流路187内の溶融樹脂注入方向と角度を有して前記開口189中心から外側に広がる部分を有する。例えば図8では前記開口189から円板状に前記溶融樹脂注入方向と90度の角度をなして広がる接合部190を有する。
【0027】
第2は第1において、図19に示すように接合部の隙間180は、注入流路187の下流開口189の略中心を頂点とした円錐状に広がる部分である接合部191を有する。本例の場合第一の接合部190(図8参照)は設けない。この形態は本発明の実施の形態から除かれる参考例である。
【0028】
第3は第1において、接合部の隙間180は、図21に示すように注入流路187の下流開口189を略中心とし放射状に広がる第一の部分177及び第二の部分を有する。下流開口189から放射状であれば隙間180の態様の制限はない。
【0029】
第4は第1において、前記接合部の隙間180は、図8、図20に示すように注入流路187の下流開口189を略中心とし円板状に広がる部分である接合部190を有する。
【0030】
第5は第1において、前記接合部が、図18に示す158、159ようにピンポイントに設けられている。
【0031】
第6は図8、図20に示すように、第一の樹脂成形品であるカバー38と、第二の樹脂成形品であるトナー枠体50と、第一の樹脂成形品と第二の樹脂成形品の間に形成された接合部の隙間180に溶融樹脂を注入されて結合される樹脂接合体においてのものである。そして、第一の樹脂成形品は、隙間180まで溶融樹脂を導く注入流路187を有する。
【0032】
ここで、隙間180は、注入流路187の下流開口189を略中心とし、注入流路187内の溶融樹脂注入方向に直交する面に円板状に広がる第一の部分である接合部190と、前記第一の部分から注入流路方向または反対方向に延びる筒状の第二の部分である接合部191,191′とでなる。
【0033】
第7は図21、図22に示すように第一の樹脂成形品であるカバー38と、第二の樹脂成形品であるトナー枠体50と、第一の樹脂成形品と第二の樹脂成形品の間に形成された接合部の隙間180に溶融樹脂を注入されて結合される樹脂接合体においてのものである。そして、第一の樹脂成形品は、隙間180まで溶融樹脂を導く注入流路187を有する。
【0034】
ここで、接合部の隙間180は、注入流路187の下流開口189を略中心とし、注入流路187内の溶融樹脂注入方向に直交する面に放射状に広がる第一の部分177と、第一の部分177から前記注入流路方向または反対方向に延びる第二の部分176,176′とでなる。
【0035】
本例では前記部分177は前記開口189を中心として注入流路187に略直角な平面上において放射状に四方向に広がり、先端から斜め下方外側へ第二の部分176が伸びている。隙間180に注入固化した樹脂形状202は図21(b)のとおりである。図22では第一の部分177は図21と同様であるが、第二の部分176′は注入流路187における樹脂流動の向きと逆向きに伸びている。隙間180に注入固化した樹脂形状202′は図22(b)のとおりである。
【0036】
第8は、 第6、第7において、前記接合部が、図18に示す158、159ようにピンポイントに設けられている。
【0037】
第9は第1から第8の何れか1つにおいて、前記接合部の隙間180は次の構成である。
【0038】
注入流路187の下流開口189を略中心とし、注入流路187内の溶融樹脂注入方向と直交する方向において一方の樹脂成形品であるトナー枠体50又はカバー38は、接合部の外周部を形成する第一の突出部195(図8参照)又は175(図20参照)を有し、他方の樹脂成形品であるカバー38又はトナー枠体50は突出部195又は175の外形を囲む第二の突出部である中空円筒形の突出部形状194又は174を、有している。
【0039】
第10は第1から第9の何れか1つにおいて、
(ア)注入する溶融樹脂は、接合する第一の樹脂成形品であるカバー38と第二の樹脂成形品であるトナー枠体50と相溶性のある材料である。
【0040】
(イ)注入する溶融樹脂の量は、第一の樹脂成形品が形成する注入流路187内の樹脂を除くと接合箇所1点あたり0.025cc〜0.2ccである。
【0041】
(ウ)第一の樹脂成形品と第二の樹脂成形品とで形成される隙間は3mm以下である。
【0042】
第11は
装置本体18に着脱自在なカートリッジ13において、以下の構成である。
【0043】
(A)ドラム15を回転可能に支持する前記枠体14を有する。
【0044】
(B)前記ドラム15に形成された潜像を現像する現像ローラ20sを支持する現像枠体19を有する。
【0045】
(C)前記現像ローラ20sによる現像に用いる現像剤を収納する現像剤収納枠体の少なくともひとつの枠体であるトナー枠体50を有する。
【0046】
(D)前記枠体14,15の一端側と他端側の側面を挟み込む第三の樹脂成形品である前述したカバー38、第四の樹脂成形品である前述したカバー37とを有する。
【0047】
そして、前記枠体14,50と前記第三の樹脂成形品であるカバー37、第四の樹脂成形品であるカバー38の固定方法において、
少なくとも1箇所の前記固定方法の構造が
第1から第10の何れか1つに記載の樹脂接合体の接合構造である。
【0048】
〔実施の形態の詳細な説明〕
本発明の実施の形態を図1乃至図22に基づいて説明する。ただし図19は参考例として説明する。
【0049】
以下の説明で像担持体と、像担持体に作用するプロセス手段を備えたプロセスカートリッジ(以下カートリッジという)の長手方向とは記録媒体の搬送方向に交叉し、記録媒体の面に平行な方向をいう。
【0050】
〔プロセスカートリッジおよび装置本体の説明〕
図1に本発明に係るプロセスカートリッジの主断面図、図2に本発明に係る電子写真画像形成装置(以下画像形成装置という)の主断面図を図示する。このプロセスカートリッジは、像担持体と、像担持体に作用するプロセス手段を備えたものである。像担持体としては電子写真感光体ドラム(以下、感光体ドラム又はドラムという)がある。ここでプロセス手段としては、例えば像担持体の表面を帯電させる帯電手段、像担持体にトナー像を形成する現像装置、像担持体表面に残留したトナーを除去するためのクリーニング手段がある。ここで、帯電手段としては帯電ローラ17がある。また、現像装置としては現像ローラ20s、現像ブレード20bがある。そしてクリーニング手段としてはクリーニングブレード(以下ブレードという)16がある。
【0051】
本実施の形態のプロセスカートリッジ13は、図1に示すように感光体ドラム15の周囲に帯電ローラ17、現像ローラ20s、現像ブレード20b、トナーを収納した現像剤収納枠体50、及び現像ブレード16を配置してある。そして、これらの部材15,16,17,20s,20bをハウジングで覆って一体的にカートリッジとし、電子写真画像形成装置本体(以下、装置本体という)18に対して、着脱自在に構成している。
【0052】
カートリッジ13は図2に示すような装置本体18に装着されて画像形成に用いられる。画像形成は装置下部に装着されたシートカセット1から記録媒体としてシート2を給紙ローラ3で送り出す。ついで搬送ローラ7aによって前記シート2を搬送する。レジストローラ7bで前記搬送されたシート2を待機させる。このシート搬送と同期して、ドラム15に露光装置30から選択的な露光をして潜像を形成する。
【0053】
その後、現像剤収納枠体(以下トナー容器又はトナー枠体という)50に収納した現像剤としてのトナーを現像ブレード20bにより現像ローラ20s表面に薄層担持する。ここで、トナーはトナー枠体50内からトナー搬送部材50e,50fによりトナー供給開口50c、受入開口部19aを通じて現像ローラ20sへ送られる。そして、現像ローラ20sに現像バイアスを印加する事によって、潜像に応じてドラム15にトナーを供給しトナー像を形成する。ドラム15上のトナー像の形成とタイミングを合せて前記ローラ7bから転写ローラ10とドラム15の対向部へシート2を送り出す。このトナー像を転写ローラ10へのバイアス電圧印加によって搬送されるシート2に転写する。転写されたシート2を定着装置25へ搬送して画像定着する。定着後、シート2は排紙ローラ34,35によって装置上部の排出部24に排出する。
【0054】
〔プロセスカートリッジの枠体構成〕
図3、図4は枠体構成を示す斜視図である。図3は枠体を組み付ける前の図である。図4は枠体を組み付けた後の図である。また図17は、従来技術の接合部Eと、本発明の技術を用いた接合部Fの位置と、前記カバー38と前記枠体14、トナー容器50で形成された隙間に注入した樹脂の形状G,Hとを比較するため、同一カートリッジ13に図示している。
【0055】
カートリッジ13は3つの枠体により構成されている。1つはドラム15、帯電ローラ17、ブレード16を一体的に支持しているクリーニング枠体(ドラム枠体ともいう)14(以下枠体14という)である。他の1つは現像ローラ20s、現像ブレード20b(図3には不図示)を一体的に支持している現像枠体19である。更に他の1つはトナーを収納しているトナー枠体50である。
【0056】
更には、これら3枠体を一体的に支持するために枠体の両側面で更に他の枠体であるサイドカバー(以下、カバーという)37,38により固定され、カートリッジ13として成り立っている。このように、カートリッジの枠体(総称してカートリッジ枠体という)は複数の枠体からなっている。
【0057】
現像ローラ20sは現像枠体19に回転自在に支持されている。前記枠体14は前記ブレード16を小ねじ等で固定してある。帯電ローラ17は芯金部17aの端部を軸受部材(不図示)を介して前記枠体14に回転自在に支持している。また、ドラム15は両端部のフランジ部15a,15bを夫々、軸受部材39a,39bを介して前記枠体14に回転自在に支持されている。
【0058】
カバー37,38はカートリッジ13の主断面を覆うほどの大きさを有している。そして、カバー37,38は、カートリッジ長手方向一端部に配置され、前記枠体14、トナー枠体50を両側から一体的に支持している。カバー37,38の穴部37a,38aが前記枠体14に支持されたドラム15の中心と同軸上に位置決めされる。ドラム15は軸受部材39a,39bに支持される。この時、軸受部材39aを介して、カバー37の位置決めを行うと精度良く決まる。また、ドラム15からできるだけ離れた位置でカバー37,38に設けたダボである位置決め部37b,38bが前記枠体14の端面14cに設けられた穴である位置決め部14b(一方端のみ示す)に嵌合して回転方向の位置を決めている。
【0059】
図3に示すようにトナー枠体50はその端面50dにおいて、長手方向(ドラム15の軸方向)に突出するダボ状の位置決め部50a,50bを設けてある。その位置決め部50a,50bとカバー37に配設された穴である位置決め部37c,37dに嵌合してカバー37とトナー枠体50の長手方向に垂直面での回転方向の位置決めを行なう。他方のカバー38も同様に位置決め部38c,38dを用いてトナー枠体50に位置決めしている。
【0060】
また、軸受部材39a,39bは装置本体18への位置決めも兼ねている。軸受部材39a,39bは前記枠体14の長手方向の端部の穴14a,14fに圧入されている。そして軸受部材39a,39bは組立状態において図4に示すようにカバー37,38(38側は見えない)の穴部37aを挿通して外方へ突出している。この突出した軸受部材39a,39bが装置本体18に設けた不図示の位置決め部に嵌り込むようになっている。
【0061】
トナー枠体50から現像ローラ20sへトナーを供給するため、トナー枠体50、現像枠体19夫々にトナー受入開口部19a、トナー供給開口50cを設けている。図1に示すように現像枠体19とトナー枠体50は前記開口部19aと開口50cをつなげるような筒状のシール部材44により連結されている。前記部材44はプレート21を介して前記開口部19a、前記開口50cの周縁に両端が夫々固着されている。固着部分は密封されている。そのため、前記部材44は前記開口50cから前記開口部19aに向って移動するトナーが外部へ漏れないようになっている。中抜きのプレート21は前記部材44の一端側を取り付けてある。その上で、前記プレート21をトナー枠体50に貼り付ける。これにより、前記部材44の施工を容易とするものである。またトナー枠体50は前記カバー37,38により位置決めされており、現像枠体19は前記枠体14により位置決めされているため、現像枠体19とトナー枠体50は寸法誤差により位置ズレが生じる場合がある。そのため、前記部材44はフレキシブルな材質(可撓性部材)を使用している。
【0062】
〔トナー枠体〕
図1に示すようにトナー枠体50にはトナー搬送部材50e,50fが回転自在に設けてある。前記開口50cは不図示のトナーシールで封止されている。その上でトナー枠体50内には現像剤であるトナーが充填されている。
【0063】
上記トナーシールはプレート21と前記プレート21を固着するトナー枠体50の間をシールを介して通りぬけて外部に出されている。トナーシールはカートリッジ13の使用開始に当たって引きぬかれ、前記開口50cは開放される。
【0064】
〔クリーニング枠体〕
前記枠体14には前記ブレード16が取り付けられている。そこで前記ブレード16がドラム15から掻き取った転写残トナーは送り部材14eで除去トナー溜め14dへ送られる。
【0065】
前記各枠体14,50,19及びカバー37,38内には夫々前記各部材が組み込まれ、トナーがトナー枠体に充填される。そして、前記枠体14,50の両端面にカバー37,38を組み付けて長手方向に直交する面での位置決め後、各カバー37,38と前記各枠体14,50間の長手位置決めを、例えば固定治具(不図示)で行い、カバー37,38と前記枠体14,50間で形成された隙間である溶融樹脂注入部に溶融樹脂を注入して固定される。ここで溶融樹脂注入部は
・従来技術⇒154(図5、図17、図18)、ここで断面で示す注入部154はカバー37,38の縁40に沿って設けられ、図18に156,157で示すように線状に延びている。この注入部156,157への注入流路はカバー37,38(38側は図示されない)に設けてある。注入部156,157へのゲートとなる注入部63はカバー37,38の端面の外周近くに複数設ける。
・本発明技術⇒180(例えば図8)で示される。
【0066】
〔〔カートリッジでの、本発明(樹脂成形品の接合)適用例〕〕
前記述べてきた構成において、第一の樹脂成形品であるカバー37,38で第二の樹脂成形品である前記枠体14とトナー枠体50の側面を挟み込む構成である。カバー37,38と、前記枠体14、トナー枠体50は治工具(不図示)、もしくは他の方法により、各々の長手位置関係は決定されて組立てられている。ただし、カバー37,38と前記枠体14,50は未だ固定されていない。
【0067】
カバー38とトナー枠体50の接合を、第一の樹脂成形品であるカバー38と第二の樹脂成形品であるトナー枠体50の間に形成された接合部Fについて図17、図18を用いて説明する。また、従来技術の説明に関しては、図17、図18を用いる。
【0068】
本発明において、各枠体の結合する部分である接合部Fの形状は(図7、図17)で分る。および、その接合部断面形状(図6)からわかるように接合部Fは樹脂成形品の外周近くである必要がない。
【0069】
従来技術である図17に示す接合部Eは、図18に示す前記注入部156,157のように接合する場所は枠体外周部である。
【0070】
本発明では図17の図示F、図18に示す注入部158,159のような前記カバー37,38、枠体14,50の中央部に接合部を設けることが可能である。なお、本発明では枠体外周部に接合部を設けることもできる。即ち、本発明によれば枠体の接合部はサイドカバー37,38の長手方向に従って見る投影の範囲総てに設けることが可能である。
【0071】
そこで溶融樹脂を注入する治具側のゲートと接続するゲートとなる注入口64は図17に示すように、前記注入部158,159から長手方向外側においてカバー37に表れている。そして、ゲートとなる注入口64と注入部158,159が注入流路187で結ばれている。ゲートは前記カバー38の端面の中側に配置される。
【0072】
従来技術では注入流路65はカバー38の外周面に沿って設けてある。
【0073】
本発明では第一の樹脂成形品であるカバー38は溶融樹脂注入口(ゲート)64から接合部Fまで溶融樹脂を注入流路187を介して注入している。その結果カバー38内の注入流路187で固化した注入樹脂部181は図17のように円錐台状に形成される。
【0074】
カバー38とトナー枠体50の樹脂接合部182を従来技術の樹脂接合部183と比較すると例えば、図17に示すように接合する範囲(部分)の違いがわかる。
【0075】
具体的には、
従来技術⇒ほぼ直線状の広範囲(図18の156,157)の接合部である。本発明技術⇒ほぼ円状のピンポイント(図18の158,159)に接合部が設けてある。
【0076】
これから更に本発明である樹脂接合について詳細に述べる。
【0077】
まず、カートリッジ13の接合部Fを抜き出した部分拡大図(図7)及び、結合部断面図(図6、図8、図9から図16、図19から図22)を使用し説明する。
【0078】
<接合プロセス、溶融樹脂の流れ>
カバー38とトナー枠体50は、治工具(不図示)、もしくは他の方法により、各々の長手位置関係は決定されている。
【0079】
カバー38とトナー枠体50とで形成されている隙間180(図8参照)に溶融樹脂を注入口64から注入流路187を通じて注入することによりトナー枠体50とカバー38を接合する。ここで隙間180は下流開口189を中心とする円板状の空間と、この空間回りにつづく中空円錐台状の空間とで構成されている。ここで、樹脂接合部までの溶融樹脂を導く注入流路187は樹脂成形品であるカバー38(図8参照)が有している。
【0080】
前記溶融樹脂は、注入流路187の下流開口189に到達後、隙間180に流入する。これによって、図8の矢印方向に直交する面に円板状に広がる第一の接合部190と、第二の接合部191を形成する。
【0081】
ここで、第一の接合部190は下流開口189を中心とし、円板状である。また、第二の接合部191は第一の接合部190の外縁につづく、中空円錐台状で下方へ向って下側が広くなっている。
【0082】
その結果、カバー38とトナー枠体50間に注入された樹脂192は図6(図6交叉斜線部)に示す位置にある。ここで、接合部190,191は注入流路187の下流開口189を略中心とし、注入流路187内の溶融樹脂注入方向(図8の矢印)と角度を有して前記開口189中心から外側に広がる部分を有する。前記のように円板状に接合部190を構成する理由は、下流開口189から均等(樹脂量、樹脂の速度、樹脂到達時間)に溶融樹脂が第一の接合部190に流れ込みさらに、前記第二の接合部191においても前記同様均等に樹脂が流れることを意図している。これにより、より少ない樹脂注入量で効果的に接合強度を確保することが可能である。即ち、接合部190においては円板状にカバー38、トナー枠体50と夫々注入樹脂が相溶する。又、接合部191においては中空円錐台状に注入樹脂がカバー38、トナー枠体50と相溶する。このため、少ない樹脂注入量にかかわらず接合部面積が大きくとれ接合強度が確保される。
【0083】
<カバー38とトナー枠体50の樹脂接合部を形成している部分の形状>
次ぎにを図7、図8を用いて詳細に説明する。
【0084】
(カバー38の接合部)
図8に示すように注入流路187を設けるため、カバー38の外面から円筒形の凹部178が設けてある。この凹部178を設けるために図8に示すようにカバー38の外部側部材(外壁)から内方へ有底の円筒部179を設けてある。
【0085】
接合部190,191までの溶融樹脂を導く注入流路187は断面円形である。
【0086】
また、注入流路187は樹脂注入口64(直径3.5mm以下)から下流開口189(直径0.6mm以上)まで次第に縮径する中空円錐台形である。
【0087】
樹脂注入口64に続く注入流路187を形成するための外径部193を有する。この外径部193は前記凹部178の底から前記凹部178内へ突出している。前記外径部193の頂面は前記カバー38の外側面と同一面である。
【0088】
カバー38は注入流路187の下流開口189よりも大きい円筒状の突出部形状194を有する。この突出部形状194は前記円筒部179の底からトナー枠体50に向って突出している。
【0089】
(トナー枠体50の接合部)
トナー枠体50はカバー38がもつ突出部形状194の内径よりも小さい円錐台状に突出した形状195を前記端面50dの外側に有する。前記形状195は、円柱状でも良い。前記形状195は肉抜き188を有する。
【0090】
トナー枠体50はカバー38がもつ円筒状の前記突出部形状194の外径よりも大きい内径をもつ円筒状の突出部形状196を前記端面50dの外側に有する。
【0091】
次に<カバー38とトナー枠体50の接合状態>を説明する。
【0092】
カバー38とトナー枠体50を接合する際に、各々の位置関係は図10から図14に示されている。
【0093】
(カバー38とトナー枠体50の位置関係)
治具等でカバー38とトナー枠体50を支持した場合、通常注入流路187中心は前記形状195の中心と一致する。そのときの隙間がxbである。また、そのとき長手方向に隙間xaが生ずるようにしてある。隙間xa及びxbは、その結合部における樹脂成形品間の単品公差、結合時の組立て公差等を考慮して決定する。
【0094】
ここで図10に示すように隙間xaは円筒部179と円筒状の突出部形状196との間の長手方向の隙間である。また、隙間xbは前記形状194の円筒形外周面と前記突出部形状196の円筒形内周面間の隙間である。前記隙間xbは長手方向に対する直交方向の隙間である。
【0095】
今回適用した前記カートリッジ13は、カバー38、トナー枠体50の製作公差を主として考慮した結果、隙間xaは、0.6mm(0〜1.2mm)であり、隙間xbは、0.5mm(0〜1.0mm)となっている。なお、隙間xa,xbは夫々3mm以下の範囲とする。
【0096】
その結果、図10に示す長手方向aの隙間xaの最小の場合を図11に示す。図11では前記円筒部179の底と前記形状196の先端が接触した状態となる。また、隙間xaの最大の場合を示す接合部断面を図12に示した状態となり得る場合もある。ここで、図11の状態においても、下流開口189と前記形状195の頂面との間は隙間を生ずるようになっており隙間180は確保されている。また、図12の状態においても、前記形状194,196は重なりを有し、隙間180に溶融樹脂を注入できるようになっている。
【0097】
また、長手方向aに対する直交方向bの隙間xbの最大のズレ量の場合を示す接合部断面を図14に示した状態となりうる場合もある。この状態は前記形状194に対して前記形状195,196が図13からbの方向にずれて互いに接触した状態である。
【0098】
カバー38がもつ円筒状の前記形状194の外径よりも大きい内径で前記形状194を覆う円筒状の前記形状196を設けた。その理由は、前記のようにカバー38とトナー枠体50はあらゆる位置関係になることが予想される。その中で図14に示したように長手方向に直交する方向bの隙間xbの最大ズレ量の場合を示す接合部199の場合がある。
【0099】
そこで接合部199領域から外部へ、注入した樹脂が漏れないようにカバー38とトナー枠体50の近接面もしくは当接面197で接合部199領域から外部への樹脂漏れを防ぐようになっている。
【0100】
<その他の接合部断面形状及びその形状に注入した樹脂の形状>
前記の接合部断面形状以外の断面例について説明する。
【0101】
図19は、参考例である。本例では前記形状195は円錐形であり、前記円板状の接合部190はなく前記接合部191のみである。
【0102】
カバー38が有する下流開口189から角度を有して、下流開口189中心から外側に広がるように接合部191をもっている。図19(a)に示す本断面に注入した樹脂形状は図19(b)に示す200であり、中空円錐形である。
【0103】
図20は、請求項4に対応する実施例である。図17の前記樹脂接合部182の前記第2の接合部191に対して反対方向に延びる接合部191′を有している。
【0104】
このため、カバー38の外側板(外壁)からトナー枠体50へ向って円錐台状に突出した形状175を設け、その中心に前記流路187を設けた。そして、トナー枠体50の端面50dからカバー38に向って前記形状175を囲繞する円筒状の突出形状174を設ける。そして、前記形状174を囲繞する円筒状の突出部形状173を設けた。前記形状173はカバー38からトナー枠体50に向って設けてある。図20(a)に示す本断面の注入流路187と隙間180に注入した樹脂形状は図20(b)に示す181,201である。樹脂形状201は台形鉢状である。
【0105】
図21は、請求項1に対応する実施例である。隙間180はカバー38が有する下流開口189中心から樹脂注入方向の直交面に、放射状に広がり、第一の部分177を有する。また第一の部分177に続いて樹脂注入方向に延びる第二の部分176をもっている。図21(a)に示す本断面の注入流路187と隙間180に注入した樹脂形状は図21(b)に示す181,202である。前記形状202は四脚状である。
【0106】
図21ではトナー枠体50からカバー38に向かって円錐台状に突出した形状195を設けてある。そしてカバー38はこの形状195に丁度嵌合する円錐台状の凹部171を設けてある。そして凹部171に下流開口189を中心として放射状に隙間180を設ける。この隙間180はカバー38の凹部171に設けた溝と前記形状195によって形成されている。また、凹部171回りの円筒状の突出部形状194の外径は円筒部179の外径と同径となっている。
【0107】
なお、凹部171に隙間180のための溝を設けないで前記形状195にこの溝を設けてもよい。
【0108】
図22は請求項4に対応する実施例であり、隙間180は第一の部分177に続いて樹脂注入方向に反対方向に延びる第二の部分176′をもっている。図22(a)に示す本断面の注入流路187と隙間180に流入した樹脂形状は図22(b)に示す181′,202′である。前記形状202は倒立した四脚状である。
【0109】
図22ではカバー38からトナー枠体50に向って円筒形の突出部形状173、円錐台状に突出した形状175を有している。カバー38の接合部のための形状は図20(a)と同様である。トナー枠体50から前記形状175に丁度嵌合する円錐台形の凹部169を有する円筒状の突出形状172を設けてある。そして凹部169に下流開口189を中心として放射状に隙間180を設ける。この隙間180は凹部169に設けた溝と前記形状175によって形成されている。なお、凹部169に隙間180のための、溝を設けないで前記形状175にこの溝を設けてもよい。
【0110】
<注入する樹脂の説明>
・注入量はカバー38の注入流路187の樹脂を除いた接合部182(図17)もしくは199(図14)の場合0.025cc〜0.2ccである。
・注入する樹脂材料はカバー38とトナー枠体50と相溶性のある樹脂が望ましい。
・本カートリッジ13の適用事例の場合の樹脂
カバー38及びトナー枠体50ともにHIPS(ハイインパクトポリスチレン)であるため、注入樹脂を同じくHIPS材を選定した。注入量は0.065g(比重1.05)である。
【0111】
<接合強度>
接合後、図15に示すようにカバー38とトナー容器50とを引き離す引張り力Mをかけると、図16に示すよう分離面186で分離される。分離面186の直径をD1とすると、接合強度は直径D1の円柱の引張り強度の近似値となる。分離面186は注入樹脂が第二の接合部191に進入して固化を最初に始める先端部182aをほぼとおる長手方向に直交する面である。詳しくはトナー枠体50と相溶している先端部182aを分離面186はとおる。
【0112】
すなわち、図9の直径D、図16の直径D1の径を変えることにより本発明は製品形態で必要な強度を、満足することできる。ここで、直径D,D1は引張力で分離する分離面の直径である。もちろん、接合箇所(点数)を増やすことでも対応可能である。
【0113】
なお、図9は前記形状195に前記図8に示す肉抜き188がなく、前記形状195は細くなっている。
【0114】
上述ではカバー38とトナー枠体50の樹脂結合についてのべたがカバー37とトナー枠体50、及びカバー37,38と前記枠体14間の樹脂結合についても同様である。また、上述ではカートリッジ13についてのべたが現像カートリッジ、トナーカートリッジ等にも同様に本発明が適用される。
【0115】
以上説明したように本実施例によると、
・接合場所を選ばない。
・少ない注入樹脂で効果的に接合強度を確保する。
・ 簡素な装置で2つの樹脂成形品の接合を達成する。
【発明の効果】
以上説明したように本願発明によると、第一の接合部、第二の接合部、及び、第一の樹脂成形品との接触面積、並びに、前記第一の接合部、前記第二の接合部、及び、第二の樹脂成形品との接触面積を大きくとることができるので、前記第一の樹脂成形品と前記第二の樹脂成形品との接合強度を効果的に確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態におけるプロセスカートリッジの主断面概略図である。
【図2】 本発明の実施の形態における電子写真画像形成装置本体の主断面概略図である。
【図3】 本発明の実施の形態におけるプロセスカートリッジの枠体構成概略を示す分解斜視図である。
【図4】 本発明の実施の形態におけるプロセスカートリッジの枠体構成概略を示す斜視図である。
【図5】 従来例のプロセスカートリッジの接合部の内外部方向に切断した縦断面図である。
【図6】 本発明の実施の形態の接合部断面図である。
【図7】 本発明の実施の形態の接合部の部分拡大図の斜視図であり、(a)は外部側から、(b)は(a)の一部をZ方向から見る斜視図である。
【図8】 本発明の実施の形態の接合部を示し図17のk−k断面図である。
【図9】 本発明の実施の形態の接合部を示し図17のk−k断面図である。
【図10】 本発明の実施の形態の接合部を示し図17のk−k断面図である。
【図11】 本発明の実施の形態の接合部を示し図17のk−k断面図である。
【図12】 本発明の実施の形態の接合部を示し図17のk−k断面図である。
【図13】 本発明の実施の形態の接合部を示し図17のk−k断面図である。
【図14】 本発明の実施の形態の接合部を示し図17のk−k断面図である。
【図15】 本発明の実施の形態の接合部を示し図17のk−k断面図である。
【図16】 本発明の実施の形態の接合部を示し図17のk−k断面図である。
【図17】 プロセスカートリッジの樹脂流路を説明するための斜視図である。
【図18】 プロセスカートリッジの樹脂流路を説明するための斜視図である。
【図19】 本発明の参考例の(a)は図17のk−k断面図、(b)は接合部の樹脂形状を示す斜視図である。
【図20】 本発明の実施の形態の(a)は図17のk−k断面図、(b)は接合部の樹脂形状を示す斜視図である。
【図21】 本発明の実施の形態の(a)は図17のk−k断面図、(b)は接合部の樹脂形状を示す斜視図である。
【図22】 本発明の実施の形態の(a)は図17のk−k断面図、(b)は接合部の樹脂形状を示す斜視図である。
【符号の説明】
C…画像形成装置
E…従来技術の接合部
F…本発明の技術を用いた接合部
G…従来技術の接合部の注入樹脂形状
H…本発明の技術を用いた接合部の注入樹脂形状
M…本発明の技術を用いた樹脂接合体の引張り強度
a…長手方向
xa…長手方向の隙間
b…長手方向に対して直交方向
xb…長手方向に対する直交方向の隙間
X1…隙間
g1…隙間
1…シートカセット
2…シート
3…給紙ローラ
7…搬送ローラ 7a…搬送ローラ 7b…レジストローラ
10…転写ローラ
13…プロセスカートリッジ
14…クリーニング枠体 14a…穴 14b…位置決め部 14c…端面 14d…除去トナー溜め送り部材 14f…穴
15…感光体ドラム 15a,15b…フランジ部
16…クリーニングブレード
17…帯電ローラ 17a…芯金部
18…装置本体
19…現像枠体 19a…受入開口部
20…現像手段 20s…現像ローラ 20b…現像ブレード 20c…突部
21…プレート
24…排出部
25…定着装置
30…露光装置
34…排紙ローラ
35…排紙ローラ
37…サイドカバー 37a…穴部 37b,37c,37d…位置決め部 37e…位置決め凹部
38…サイドカバー 38a…穴部 38b,38c,38d…位置決め部
39a,39b…軸受部材
40…縁
44…シール部材
50…トナー枠体 50a,50b…位置決め部 50c…トナー供給開口 50d…端面 50e,50f…トナー搬送部材
63…従来技術の樹脂注入口(旧ゲート)
64…本発明の樹脂注入口(新ゲート)
65…サイドカバーの樹脂注入流路
152a,152b…フランジ
154,155,156,157、158、159…溶融樹脂注入部
154b…リブ
160b…リブ
161a…バックアップリブ
169…円錐台状の凹部
170…接合外周部
171…円錐台状の凹部
172…突出形状
173…突出部形状
174…円筒状の突出形状
175…円錐台状に突出した形状
176,176′…注入方向又は反対方向に延びる第二の部分
177…放射状に広がる第一の部分
178…凹部
179…円筒部
180…本発明の溶融樹脂注入部である隙間
181,181′…サイドカバー内の注入樹脂形状
182…本発明のサイドカバーとトナー枠体(又はクリーニング枠体)で形成された樹脂接合部 182a…接合部末端
183…従来技術のサイドカバーとトナー枠体(又はクリーニング枠体)で形成された樹脂接合部
186…分離面
187…樹脂注入流路
188…肉抜き
189…下流開口
190…円板状に広がる第一の接合部
191,191′…円板状に広がる接合部から伸びる(第二の)接合部
192…注入した樹脂
193…樹脂注入流路を形成する外径部
194…円筒状の突出部形状
195…円錐台状に突出した形状
196…円筒状の突出部形状
197…当接面
199…接合部
200…本発明の実施の形態の接合部の樹脂形状
201…本発明の実施の形態の接合部の樹脂形状
202…本発明の実施の形態の接合部の樹脂形状
Claims (6)
- 電子写真画像形成装置本体に着脱可能なカートリッジにおいて、
(a)樹脂を注入するための注入口(64)と前記樹脂を排出するための下流開口(189)を有する注入流路(187)と、前記注入流路( 187 )が設けられた、外壁から内方へ凹んだ円筒部 (179) と、前記下流開口( 189 )よりも大きな内径の円筒状の第一の突出部( 194 )であって、前記円筒部 (179) の底から突出した第一の突出部( 194 )と、を有する第一の樹脂成形品(38)と、
(b)前記第一の突出部の内径よりも小さい外径で突出した第二の突出部(195)を有する第二の樹脂成形品(50)と、
(c)前記第一の樹脂成形品( 38 )と前記第二の樹脂成形品 (50)を接合するための第一の接合部(180)であって、前記下流開口(189)から前記円筒部 (179) の底と前記第二の突出部の先端部との間の隙間に注入された前記樹脂によって形成された第一の接合部(180)と、
(d)前記第一の樹脂成形品( 38 )と前記第二の樹脂成形品 (50 )を接合するための第二の接合部(191)であって、前記下流開口(189)から前記第一の突出部と前記第二の突出部の側面との間の隙間に注入された前記樹脂によって形成された第二の接合部と、
を有することを特徴とするカートリッジ。 - 前記第二の突出部は、円錐台状に突出していることを特徴とする請求項1に記載のカートリッジ。
- 前記第二の突出部は、円柱状に突出していることを特徴とする請求項1に記載のカートリッジ。
- 電子写真画像形成装置本体に着脱可能なカートリッジにおいて、
(a)樹脂を注入するための注入口( 64 )と前記樹脂を排出するための下流開口( 189 )を有する注入流路( 187 )と、先端部に前記下流開口( 189 )が設けられた第一の突出部 (175) と、を有する第一の樹脂成形品 (38) と、
(b)端面( 50 d)と、前記端面( 50 d)から円筒状に突出した第二の突出部( 174 )であって、前記第一の突出部 (175) を囲むように設けられた第二の突出部( 174 )と、を有する第二の樹脂成形品 (50) と、
(c)前記第一の樹脂成形品( 38 )と前記第二の樹脂成形品 (50)を接合するための第一の接合部であって、前記下流開口(189)から前記端面( 50 d)と前記先端部との間の隙間に注入された前記樹脂によって形成された第一の接合部と、
(d)前記第一の樹脂成形品( 38 )と前記第二の樹脂成形品 (50 )を接合するための第二の接合部であって、前記下流開口(189)から前記第一の突出部と前記第二の突出部の側面との間の隙間に注入された前記樹脂によって形成された第二の接合部と、
を有することを特徴とするカートリッジ。 - 前記第一の突出部は、円錐台状に突出していることを特徴とする請求項4に記載のカートリッジ。
- 更に、前記カートリッジは、
電子写真感光体ドラム(15)と、前記電子写真感光体ドラムを帯電するための帯電ローラ(17)と、を支持する第二の樹脂成形品であるクリーニング枠体(14)と、
前記静電潜像を現像するために前記現像ローラ (20) で用いられるトナーを収納する第二の樹脂成形品であるトナー枠体 (50) を有し、
前記前記第一の樹脂成形品( 38 )は、前記クリーニング枠体 (14) 、または、前記トナー枠体 (50) を、前記カートリッジの長手方向の一端側において結合するサイドカバー( 38 ) であることを特徴とする請求項1から5のいずれか1つに記載のカートリッジ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002040155A JP3754926B2 (ja) | 2002-02-18 | 2002-02-18 | カートリッジ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002040155A JP3754926B2 (ja) | 2002-02-18 | 2002-02-18 | カートリッジ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003236877A JP2003236877A (ja) | 2003-08-26 |
JP3754926B2 true JP3754926B2 (ja) | 2006-03-15 |
Family
ID=27780981
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002040155A Expired - Lifetime JP3754926B2 (ja) | 2002-02-18 | 2002-02-18 | カートリッジ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3754926B2 (ja) |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4590904B2 (ja) * | 2004-03-31 | 2010-12-01 | 株式会社デンソー | 樹脂成形品 |
JP4441864B2 (ja) * | 2004-08-04 | 2010-03-31 | 株式会社デンソー | 複合製品の製造方法及び製造装置 |
JP5906105B2 (ja) * | 2012-03-09 | 2016-04-20 | キヤノン株式会社 | 現像装置及びプロセスカートリッジ |
WO2013099999A2 (en) | 2011-12-26 | 2013-07-04 | Canon Kabushiki Kaisha | Developing device, process cartridge and drum unit |
JP2014115472A (ja) * | 2012-12-10 | 2014-06-26 | Canon Inc | カートリッジ及びカートリッジの製造方法 |
JP6289427B2 (ja) * | 2015-09-30 | 2018-03-07 | キヤノン株式会社 | カートリッジ及びカートリッジの製造方法 |
JP6074529B2 (ja) * | 2016-03-24 | 2017-02-01 | キヤノン株式会社 | 現像装置及びプロセスカートリッジ |
WO2018110293A1 (ja) | 2016-12-12 | 2018-06-21 | 東レ株式会社 | 一体化成形体及びその製造方法 |
JPWO2019235299A1 (ja) | 2018-06-07 | 2021-06-17 | 東レ株式会社 | 一体化成形体及びその製造方法 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3263167B2 (ja) * | 1993-02-26 | 2002-03-04 | 株式会社日本製鋼所 | 中空体製品の成形方法およびその成形装置 |
JP3748506B2 (ja) * | 1999-05-20 | 2006-02-22 | キヤノン株式会社 | プロセスカートリッジ及びプロセスカートリッジの組立方法 |
-
2002
- 2002-02-18 JP JP2002040155A patent/JP3754926B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2003236877A (ja) | 2003-08-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4136299B2 (ja) | 合成樹脂製の部品結合体 | |
US6868243B2 (en) | Image forming apparatus having process cartridge with connection arrangement for side frame bodies | |
JP3748506B2 (ja) | プロセスカートリッジ及びプロセスカートリッジの組立方法 | |
KR101825766B1 (ko) | 현상제 수용 유닛, 현상 장치, 프로세스 카트리지, 및 화상 형성 장치 | |
US9285707B2 (en) | Developer accommodating unit with a urging member for urging a flexible member | |
US7127192B2 (en) | Developing frame and process cartridge | |
JP3542569B2 (ja) | プロセスカートリッジの再生産方法 | |
US6941092B2 (en) | Remanufacturing method for process cartridge | |
JP3754926B2 (ja) | カートリッジ | |
US6684040B2 (en) | Developing device, process cartridge, electrophotographic image forming apparatus, and developer container and method of assembling the developer container | |
US8355648B2 (en) | Cartridge | |
JP2002251119A (ja) | プロセスカートリッジの再生産方法 | |
JP7005342B2 (ja) | カートリッジの生産方法およびカートリッジ | |
US7116929B2 (en) | Developer supply container including plate-like member which can be easily and solidly fixed to interior of the container | |
KR102128342B1 (ko) | 현상 장치의 재생산 방법 | |
JP6525646B2 (ja) | 現像装置、プロセスカートリッジ、画像形成装置 | |
JP7224899B2 (ja) | クリーニングユニット、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 | |
JP3363890B2 (ja) | プロセスカートリッジの再生産方法 | |
JP2005077751A (ja) | カートリッジ | |
JP2002040781A (ja) | 電子写真画像形成装置,プロセスカートリッジ,現像装置、及び枠体溶着方法 | |
JP2006044025A (ja) | 樹脂接合体及びプロセスカートリッジ | |
JPH09288413A (ja) | 現像装置及びプロセスカートリッジ | |
JP7114405B2 (ja) | 再生産方法 | |
JP2003195722A (ja) | プロセスカートリッジの再生方法、分解方法、スペーサー、現像カートリッジの再生方法、再生されたプロセスカートリッジ、再生された現像カートリッジ | |
JP2002326251A (ja) | 部品結合体及びプロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050223 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050322 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050523 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050906 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20051101 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20051129 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20051219 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Ref document number: 3754926 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
RD01 | Notification of change of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421 Effective date: 20060106 |
|
A072 | Dismissal of procedure [no reply to invitation to correct request for examination] |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A072 Effective date: 20060509 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081222 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091222 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091222 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101222 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111222 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121222 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131222 Year of fee payment: 8 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |