JP2014115472A - カートリッジ及びカートリッジの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 第1部材と第2部材を組み付けた状態を維持するため、可撓性の係合部が移動するのを規制する第3部材を固定する構成が別に必要となっていた。
【解決手段】 そこで、可撓性の係合部を有する第1部材と、前記係合部と係合する被係合部を有する第2部材とを備えるカートリッジの製造方法であって、前記第1部材の前記係合部と前記第2部材の前記被係合部とを係合する工程と、前記第1部材と前記第2部材との間に流動性材料を流し込み、前記流動性材料を固めることにより前記可撓性の係合部の移動を規制する第3部材を形成する工程とを用いて、カートリッジを製造する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電子写真画像形成装置(以降、画像形成装置とする)に着脱可能なカートリッジに関するものである。
ここで、画像形成装置とは、電子写真方式を用いて記録媒体に画像を形成するものである。そして、画像形成装置の例としては、例えば、複写機、プリンタ(例えば、レーザービームプリンタ、LEDプリンタ)、ファクシミリ装置およびワードプロセッサが含まれる。
また、カートリッジとは、電子写真感光体上の静電潜像を現像するために用いられる現像手段を一体的にカートリッジ化した現像カートリッジや、プロセス手段としての帯電手段、現像手段、クリーニング手段の少なくとも一つと像担持体である電子写真感光体(以降、感光体ドラムとする)を一体的にカートリッジ化したプロセスカートリッジなどに関するものである。現像カートリッジやプロセスカートリッジは、画像形成装置に着脱可能に搭載されるものである。
画像形成装置は、像担持体である感光体ドラムを一様に帯電させ、感光体ドラムへの選択的な露光によって潜像を形成する。そして潜像は現像剤(以降、トナーとする)で現像され、トナー像として顕在化される。そしてトナー像を記録媒体に転写する。
転写されたトナー像に熱や圧力を加えることでトナー像を記録媒体に定着させて画像を記録している。従来このような画像形成装置はトナー補給や各種プロセス手段のメンテナンスを伴っていた。
このトナー補給作業やメンテナンスを容易にする手段として感光体ドラム、帯電手段、現像手段、クリーニング手段等の全てもしくは一部を枠体内にまとめてカートリッジ化し画像形成装置に着脱可能とするカートリッジ方式が採用されている。
このカートリッジ方式によれば、装置のメンテナンスをカートリッジの交換という形でユーザ自身が行えるため、格段に操作性を向上させることができた。よって、このカートリッジ方式は画像形成装置において広く用いられている。
ここで、上記に示したようなカートリッジは複数部材で構成されている。この複数の部材同士の固定方法として、従来より、ビスによる固定や超音波溶着による固定などが知られている。さらには簡易的な方法として、第1部材に設けられた可撓性のある第1の係合部を第2部材に組み付けた状態で固定する方法が知られている(特許文献1参照)。具体的には、第1の係合部を撓ませつつ第2部材を組み付けた状態で、第3部材に設けられた規制部を取り付けることで前記第1の係合部が撓むのを規制する。これにより第1部材と第2部材を組み付けるものである。
特開2010−26500号公報
従来例では、第1部材と第2部材を組み付けた状態を維持するため、可撓性のある第1の係合部が撓むのを規制する規制部を有する第3部材を固定する構成が別に必要となっていた。
しかしながら、第3部材を第1の係合部が撓むのを規制するために投入すると、第1部材・第2部材と規制部となる第3部材との間で公差のばらつきによりガタが生じやすい。特に枠体と軸受の固定による現像手段としての現像ローラと現像ブレード、感光体ドラムとクリーニング手段としてのクリーニングブレードなど位置精度が必要な部材間の位置決めに対して課題となる。
そこで、本発明は、ビスや超音波溶着などによる固定ではなく、可撓性のある係合部を用いた固定方法で、公差のばらつきがあってもガタの少ないカートリッジを提供することを可能にする。これにより、現像ローラと現像ブレード、感光体ドラムとクリーニングブレードなどの部材間の位置精度の安定したカートリッジを提供することも可能になる。
そこで、本発明は、
可撓性の係合部を有する第1部材と、前記係合部と係合する被係合部を有する第2部材とを備えるカートリッジの製造方法であって、
前記第1部材の前記係合部と前記第2部材の前記被係合部とを係合する工程と、
前記第1部材と前記第2部材との間に流動性材料を流し込み、前記流動性材料を固めることにより前記可撓性の係合部の移動を規制する第3部材を形成する工程と、を有するカートリッジの製造方法を提供するものである。
また、本発明は、
可撓性の係合部を有する第1部材と、
前記係合部と係合する被係合部を有する第2部材と、
前記係合部と前記被係合部とが係合している状態を維持するために前記可撓性の係合部の移動を規制する第3部材とを有し、
前記可撓性の係合部の移動起点に近い側の前記第3部材の幅は、前記移動起点よりも遠い側の前記第3部材の幅よりも長いカートリッジを提供するものである。
さらに、本発明は、
可撓性の係合部を有する第1部材と、
前記係合部と係合する被係合部を有する第2部材と、
前記係合部と前記被係合部とを係合している状態に維持するために前記可撓性の係合部の移動を規制する第3部材とを有し、
前記第3部材は、前記可撓性の係合部の移動を規制できる位置に前記第3部材を保持する保持部を有し、かつ
前記第1部材又は前記第2部材の少なくとも一方に、前記保持部と係合する被保持部を有するカートリッジを提供するものである。
以上説明したように、本発明により、第1部材・第2部材との間で公差のばらつきがあっても、ガタを少なくしたカートリッジを提供することができる。
また、カートリッジに備えられた部材間の位置精度の安定したカートリッジを提供することも可能になる。
本発明に係る部品の固定構成の一例を示す概略図 本発明に係る電子写真画像形成装置の一例を示す断面概略図 本発明に係るプロセスカートリッジの一例を示す断面図 本発明に係るプロセスカートリッジの一例を示す斜視図 本発明に係るプロセスカートリッジの着脱可能な状態を示す概略断面図 本発明に係るプロセスカートリッジの着脱動作の一例を示す概略断面図 本発明に係る現像装置の一例を示す分解斜視図 本発明に係る部品の取り付け構成の一例を示す断面図 本発明に係る埋め部材の成型の一例を示す断面図 本発明に係る部品の固定構成の一例を示す断面図 本発明に係る部品の固定構成の一例を示す断面図 本発明に係る第3部材の一例を示す断面図
(実施例1)
以下、本発明の実施例について図1〜10を用いて説明する。
なお、以下の実施形態では画像形成装置として、現像装置を含む4個のプロセスカートリッジが着脱可能なフルカラーレーザプリンタを例示している。
しかしながら、プリンタに限定されるものではなく、複写機、ファクシミリ装置等の他の画像形成装置や、或いはこれらの機能を組み合わせた複合機等の他の画像形成装置にも適用することができる。
また、前記画像形成装置に装着するプロセスカートリッジの個数はこれに限定されるものではない。必要に応じて適宜設定されるものである。
例えば、モノクロの画像を形成する画像形成装置の場合には、前記画像形成装置に装着されるプロセスカートリッジの個数は1個である。
なお、本実施例では現像装置を含むプロセスカートリッジについて説明するが、本発明を実施する上では他の構成であっても良い。例えば、カートリッジ(又は現像装置)が画像形成装置に着脱可能である構成や、カートリッジが画像形成装置に組み込まれ着脱できない構成でもよい。
《画像形成装置の概略構成》
まず、本実施例の画像形成装置の断面概略図を図2に示す。
この画像形成装置1は、電子写真プロセスを用いた4色フルカラーレーザプリンタであり、記録媒体Sにカラー画像形成を行う。画像形成装置1はプロセスカートリッジ方式であり、プロセスカートリッジ(以下、カートリッジと称す)を装置本体2に取り外し可能に装着して、記録媒体Sにカラー画像を形成するものである。
ここで、画像形成装置1に関して、装置開閉ドア3を設けた側を正面(前面)、正面と反対側の面を背面(後面)とする。また、画像形成装置1を正面から見て右側を駆動側、左側を非駆動側と称す。
装置本体2には第1のカートリッジPY、第2のカートリッジPM、第3のカートリッジPC、第4のカートリッジPKの4つのカートリッジP(PY・PM・PC・PK)が水平方向に配置されている。
第1〜第4の各カートリッジP(PY・PM・PC・PK)は、それぞれ同様の電子写真プロセス機構を有しており、トナーの色が各々異なるものである。第1〜第4のカートリッジP(PY・PM・PC・PK)には装置本体2の駆動出力部(不図示)から回転駆動力が伝達される。
また、第1〜第4の各カートリッジP(PY・PM・PC・PK)には装置本体2からバイアス電圧(帯電バイアス、現像バイアス等)が供給される(不図示)。
図3に示すように、本実施例の第1〜第4の各カートリッジP(PY・PM・PC・PK)は、像担持体である感光体ドラム4に作用するプロセス手段としての帯電手段及びクリーニング手段を備えたクリーニングユニット8を有する。
また、第1〜第4の各カートリッジP(PY・PM・PC・PK)は、像担持体である感光体ドラム4上の静電潜像を現像する現像手段を備えた現像装置9を有する。
クリーニングユニット8と現像装置9は互いに結合されている。また、帯電手段としては帯電ローラ5、クリーニング手段としてはクリーニングブレード7、現像手段としては現像剤担持体である現像ローラ6を用いている。カートリッジのより具体的な構成については後述する。
図2に示すように、第1のカートリッジPYは、現像枠体29内にイエロー(Y)のトナーを収容しており、像担持体である感光体ドラム4の表面にイエロー色のトナー像を形成する。
第2のカートリッジPMは、現像枠体29内にマゼンタ(M)のトナーを収容してあり、像担持体である感光体ドラム4の表面にマゼンタ色のトナー像を形成する。
第3のカートリッジPCは、現像枠体29内にシアン(C)のトナーを収容してあり、像担持体である感光体ドラム4の表面にシアン色のトナー像を形成する。
第4のカートリッジPKは、現像枠体29内にブラック(K)のトナーを収容しており、像担持体である感光体ドラム4の表面にブラック色のトナー像を形成する。
第1〜第4のカートリッジP(PY・PM・PC・PK)の上方には、露光手段としてのレーザスキャナユニットLBが設けられている。このレーザスキャナユニットLBは、画像情報に対応してレーザ光Zを出力する。そして、レーザ光Zは、カートリッジPの露光窓部10を通過して感光体ドラム4の表面を走査露光する。
第1〜第4のカートリッジP(PY・PM・PC・PK)の下方には、転写部材としての中間転写ベルトユニット11を設けている。この中間転写ベルトユニット11は、駆動ローラ13、ターンローラ14、テンションローラ15を有し、可撓性を有する転写ベルト12を掛け渡している。
第1〜第4の各カートリッジP(PY・PM・PC・PK)の感光体ドラム4は、その下面が転写ベルト12の上面に接している。その接触部が一次転写部である。転写ベルト12の内側には、感光体ドラム4に対向させて一次転写ローラ16を設けている。
ターンローラ14には転写ベルト12を介して二次転写ローラ17を当接させている。転写ベルト12と二次転写ローラ17の接触部が二次転写部である。
中間転写ベルトユニット11の下方には、給送ユニット18を設けている。この給送ユニット18は、記録媒体Sを積載して収容した給紙トレイ19と、給紙ローラ20を有する。
図2における装置本体2内の左上方には、定着ユニット21と、排出ユニット22を設けている。装置本体2の上面は排出トレイ23としている。
記録媒体Sは前記定着ユニット21に設けられた定着手段によりトナー像が定着され、前記排出トレイ23へ排出される。
《画像形成動作》
フルカラー画像を形成するための動作は次のとおりである。
第1〜第4の各カートリッジP(PY・PM・PC・PK)の感光体ドラム4が所定の速度で回転駆動される(図2反時計回り、図3矢印D方向)。
図2に示すように、転写ベルト12も感光体ドラム4の回転と順方向(矢印C方向)に感光体ドラム4の速度に対応した速度で回転駆動される。
そしてレーザスキャナユニットLBが駆動される。レーザスキャナユニットLBの駆動に同期して、各カートリッジにおいて帯電ローラ5が感光体ドラム4の表面を所定の極性と電位に一様に帯電する。レーザスキャナユニットLBは各感光体ドラム4の表面を各色の画像信号に応じてレーザ光Zで走査露光する。
これにより、各感光体ドラム4の表面に対応色の画像信号に応じた静電潜像が形成される。形成された静電潜像は、所定の速度で回転駆動(図2時計回り、図3矢印E方向)される現像剤担持体である現像ローラ6により現像される。
前記のような電子写真画像形成プロセス動作により、第1のカートリッジPYの感光体ドラム4にはフルカラー画像のイエロー成分に対応するイエロー色のトナー像が形成される。そして、そのトナー像が転写ベルト12上に一次転写される。
同様に第2のカートリッジPMの感光体ドラム4にはフルカラー画像のマゼンタ成分に対応するマゼンタ色トナー像が形成される。そして、そのトナー像が、転写ベルト12上にすでに転写されているイエロー色のトナー像に重畳されて一次転写される。
同様に第3のカートリッジPCの感光体ドラム4にはフルカラー画像のシアン成分に対応するシアン色トナー像が形成される。そして、そのトナー像が、転写ベルト12上にすでに転写されているイエロー色、マゼンタ色のトナー像に重畳されて一次転写される。
同様に第4のカートリッジPKの感光体ドラム4にはフルカラー画像のブラック成分に対応するブラック色トナー像が形成される。そして、そのトナー像が、転写ベルト12上にすでに転写されているイエロー色、マゼンタ色、シアン色のトナー像に重畳されて一次転写される。
このようにして、転写ベルト12上にイエロー色、マゼンタ色、シアン色、ブラック色の4色フルカラーの未定着トナー像が形成される。
一方、所定の制御タイミングで記録媒体Sが1枚ずつ分離されて給送される。その記録媒体Sは、所定の制御タイミングで二次転写ローラ17と転写ベルト12との当接部である二次転写部に導入される。
これにより、記録媒体Sが前記二次転写部へ搬送されていく過程で、転写ベルト12上の4色重畳のトナー像が記録媒体Sの面に順次に一括転写される。
《カートリッジの構成》
図4は本発明に係わるカートリッジの一例を示す斜視図であり、図3は本発明に係わるカートリッジの一例を示す断面図である。
図4に示すように、カートリッジP(PY・PM・PC・PK)は、クリーニングユニット8と、現像装置9と、駆動側カバー部材24、非駆動側カバー部材25を有する。
図3に示すように、クリーニングユニット8は、感光体ドラム4と、帯電ローラ5と、クリーニングブレード7を有するクリーニング容器26により構成される。
図4に示すように、感光体ドラム4は、駆動側カバー部材24、非駆動側カバー部材25によって回転可能に支持されており、ドラム駆動カップリング4aから装置本体2のモータ(不図示)の駆動力を得て回転駆動する(図3矢印D方向)。
図3に示すように、帯電ローラ5は、クリーニング容器26の帯電ローラ軸受27によって両端部を回転可能に支持されており、感光体ドラム4の表面に接触して従動回転し、帯電バイアスの供給を受けて感光体ドラム4の表面を帯電させる。このとき、表面を均一に帯電させるため、帯電ローラ5の両端部は帯電ローラ加圧バネ28によって感光体ドラム4の表面に加圧されている。
クリーニングブレード7はクリーニング容器26に固定されており、先端の弾性ゴム部を感光体ドラム4の回転方向(図3矢印D方向)に対してカウンター方向に当接させて設けている。画像形成時には、感光体ドラム4上に残留した転写残トナーを掻きとって感光体ドラム4の表面をクリーニングする。このとき、転写残トナーを完全に掻き取るためにクリーニングブレード7の先端は感光体ドラム4の表面に対して所定の圧をもって当接している。
また、クリーニングブレード7によって感光体ドラム4の表面から掻き取られた転写残トナーは、廃トナーとしてクリーニング容器26の廃トナー収容部26aに収容される。そのためクリーニング容器26には、感光体ドラム4やクリーニングブレード7との隙間からの廃トナーの漏れ出しを防止するための廃トナー回収シート部材44を感光ドラム4の長手方向に固定している。また、クリーニングブレード7の長手方向両端部にクリーニングブレード端部シール部材(不図示)が設けられている。
《カートリッジの着脱構成》
次に、カートリッジP(PY・PM・PC・PK)の装置本体2への着脱動作について説明する。
図5はカートリッジトレイ43が装置本体2から引き出され、カートリッジP(PY・PM・PC・PK)が着脱可能な状態を示した概略断面図である。
図6はカートリッジP(PY・PM・PC・PK)のカートリッジトレイ43への着脱動作を示した概略断面図である。
装置本体2内にはカートリッジP(PY・PM・PC・PK)を装着可能なカートリッジトレイ43が設けられている。
カートリッジトレイ43は図5に示すように装置本体2に対して実質的に水平方向であるG1、G2方向に直線移動(押し込み/引き出し)可能に構成されている。そして、カートリッジトレイ43は、装置本体2内の装着位置と、装着位置から引き出された引き出し位置とをとりうる。
まず、カートリッジP(PY・PM・PC・PK)の装置本体2への装着動作について説明する。図5に示すように、装置開閉ドア3を開け、カートリッジトレイ43を矢印G1方向に移動させることで、カートリッジトレイ43は引き出し位置に移動する。この状態において、図6に示すように、カートリッジPは矢印H1方向からカートリッジトレイ43に装着され、保持される。カートリッジP(PY・PM・PC・PK)を保持したカートリッジトレイ43を図5中矢印G2方向に移動させ、カートリッジトレイ43は装置本体2内の装着位置に移動する。そして、装置開閉ドア3を閉めることでカートリッジP(PY・PM・PC・PK)の装置本体2への装着動作が完了する(図2)。
一方で、カートリッジP(PY・PM・PC・PK)の装置本体2からの取り出しについて説明する。図5に示すように、前述したカートリッジPの装置本体2への装着動作と同様にして、カートリッジトレイ43を引き出し位置に移動させる。この状態において、カートリッジPが図6中矢印H2方向に取り出され、カートリッジPの装置本体2からの取り出し動作が完了する。
以上の動作により、カートリッジPは装置本体2に着脱可能となっている。
《現像装置の構成》
図7は、本発明に係わる現像装置の一例を示す分解斜視図である。
図7に示したように、現像装置(現像カートリッジ)9は現像手段としての現像ローラ(現像剤担持体)6の回転軸方向を長手方向に延びた横長の形状である(以下、現像ローラ6の回転軸方向を長手方向とする)。現像ローラ6の他に、現像枠体29、現像ブレード31、トナー供給ローラ(現像剤供給部材)33、現像端部シール部材34R・34L、可撓性シート部材35、供給ローラ軸シール37R・37Lによって構成される。
現像ローラ6(現像剤担持体)は、トナー収容部29(図3)から排出されたトナーを担持するため、長手方向において、開口部29dの全域を含むように配置される。また、トナー供給ローラ33は、半径方向に対して、現像ローラ6に侵入するように配置される(図3)。
図7に示すように現像ローラ6およびトナー供給ローラ33の芯材両端部はそれぞれ現像枠体29の両側面に取り付けられた駆動側軸受(軸受部材)38、非駆動側軸受(軸受部材)39によって回転自在に支持されている。
また、現像ローラ6の芯材6aとトナー供給ローラ33の芯材33aの駆動側端部にはそれぞれ現像ローラギア40とトナー供給ローラギア41が配置され、現像駆動入力ギア42と噛み合っている。現像駆動入力ギア42は、現像駆動カップリング42aを備えており、装置本体2側の駆動出力カップリング(不図示)が係合して装置本体2の駆動モータ(不図示)の駆動力の伝達がなされ、現像ローラ6とトナー供給ローラ33が所定の速度で回転駆動される。
現像ブレード31は、厚み0.1mm程度の弾性を有する金属薄板であり、現像ブレード31の短手方向の自由端は現像ローラ6の回転方向(図3における矢印E方向)に対してカウンター方向に当接している。図3に示すように、現像ブレード下シール部材36は、現像枠体29と現像ブレードユニット30との間の長手方向全域の隙間を埋めるように配置され、トナー漏れを防止している。
また、図7に示すように、現像端部シール部材34R・34Lは現像枠体29の開口部29dの両端に配置され、現像ブレード31および現像ローラ6と、現像枠体29との隙間からのトナー漏れを防止している。
また、可撓性シート部材35は、プラスチックフィルム、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリフェニレンサルファイド等から成り、厚さは50μm程度である。可撓性シート部材35は、現像枠体29の開口部29dにおける現像ブレード31と対向する側の長手方向に沿って現像ローラ6と当接するように配置され、現像枠体29と現像ローラ6との隙間からのトナー漏れを防止している。
トナー供給ローラ軸シール37R・37Lは、トナー供給ローラ33のトナー供給ローラ芯材33aにおける現像枠体29の外側に露出した部分に装着されており、現像枠体29に設けられた芯通し穴29eとトナー供給ローラ芯材33aの隙間からのトナー漏れを防止している。
現像装置9は、図3・図4に示した揺動中心(軸b)を中心に現像ローラ6が感光体ドラム4に接触する方向(図3矢印W方向)に加圧バネ(不図示)によって常に付勢されている。画像形成時は現像ローラ6が感光体ドラム4に当接しており、画像非形成時には現像ローラ6は感光体ドラム4に対して不図示の離間手段により先述した加圧バネの付勢力に抗して離間する。そして、画像形成又は画像非形成に応じて、現像装置の当接又は離間動作を繰り返す。
画像形成時には、駆動によりトナー供給ローラ33と現像ローラ6が回転して摺擦することで現像枠体29内のトナーが現像ローラ6上に担持される。現像ブレード31は、現像ローラ6の周面に形成されるトナー層の厚みを規制すると共に、当接圧により現像ローラ6との間で摩擦帯電による電荷をトナーに付与する。
そして現像ローラ6と感光体ドラム4の接触部で現像ローラ6上の電荷を帯びたトナーが感光体ドラム4上の静電潜像に付着し、潜像が現像される。
《現像枠体と非駆動側軸受(軸受部材)の固定の構成》
現像枠体29への非駆動側軸受39の固定の構成について図1、図8、図9、図10を用いて説明する。ここでは、現像枠体29が第1部材又は第2部材の一方に相当し、非駆動側軸受が他方に相当する。もちろん現像枠体と非駆動側軸受以外の部材にも応用可能である。
まず、図1(a)は現像装置9を長手方向側から見た図である。図1(b)は図1(a)に示す現像装置9における現像枠体29と非駆動側軸受39の固定部Fを通る断面x−xを示し、図1(c)は図1(b)に示す断面図における現像枠体29と非駆動側軸受39の固定部F1の詳細図である。さらに、図1(d)は、可撓部29gが撓んで移動する軌道とその移動の基点となる移動基点29bを示した図である。
図1(d)に示すように、現像枠体29は可撓性の係合部29aを有し、非駆動側軸受39が有する被係合部39aと係合している。図1(d)においては、係合部29aの隅部29i1と被係合部39aの角部39d1とが当接して係合している。この係合状態を維持するために、可撓性の係合部29aの移動を規制する第3部材45を設けている。
可撓性の係合部29aは、撓むことで移動可能であり、この移動の基点を移動基点29bとする。図1(d)からも分かるように、移動基点29bに近い第3部材の端部の幅(V1)は、移動基点29bより遠い方の端部の幅(V2)よりも長い。
ここで、第3部材は係合状態を維持できるものであればいいので、テーパ形状(テーパー部)で段々と第3部材の幅が小さくなる部分を一部に有しているものでもいいし、第3部材の端部でなく途中に凸部45aを有し、凸部の幅(V1)が他の第3部材の幅(V2)よりも長いものでもよい。この場合は、凸部は可撓性の係合部29aの移動を規制ための位置に第3部材を保持するための保持部となる(図12)。
図8は現像枠体29に対して非駆動側軸受39を取り付ける過程を表した図を示す。
図10は現像枠体29に対して非駆動側軸受39を取り付けた後に固定する構成の一例を示す。
図8に示すように、現像枠体29は可撓性のある係合部29aを有している。係合部29aは現像枠体29の非駆動側軸受39に対向する面29fから長手方向外側に突出している。係合部29aは図8(a)に示すようにtが約1.2mmで、t方向と長手方向に直交する方向に約3.6mmの長方形断面である可撓部29gを有する。可撓部29gは係合部29aが後で説明する被係合部39aに係合する際に撓む方向の下流側部の面29c(以降、反対面とする)を有する。可撓部29gの長手方向先端側には係合面29iを有する係合先端部29hで構成されている。ここで係合面29iは可撓部29gとの境界となる隅部29i1も含む。
また、非駆動側軸受39は係合部29aと係合する被係合部39aを有している。被係合部39aは非駆動側軸受39の現像ローラ6の回転軸方向に設けた係合部29aが挿入される穴部39cに形成されている。被係合部39aは係合部29aの有する係合面29iと当接し係合する被係合面39dを有する。ここで被係合面39dは可撓部29g側の角部39d1も含む。また穴部39cには後で説明する埋め部材45の抜け止めのための抜け止め面39bを有する。抜け止め面39bは、係合部29aの有する反対面29cに対向する対向面39eの図8(a)に示す矢印Q方向下流側で矢印Q方向に直交する方向に設けた凹形状部分によって構成されている。ここで対向面39eと係合部の反対面29cとの面間の距離Vは、図8(c)に示すように凹形状部分を距離V1、凹形状部より矢印Q方向上流側を距離V2とすると、V1>V2となる。この空間に図9に示すように溶融樹脂を流しこみ、図8(c)に示すようにV1>V2となる位置まで溶融樹脂45bを射出し、その後に溶融樹脂を冷やして固めることにより埋め部材45を形成する。
係合部29aと被係合部39aの取り付けは、図8(a)に示すように現像枠体29に対し、非駆動側軸受39を矢印Q方向に取り付けていく。このとき、穴部39cの現像枠体29側の淵39fが係合部29aの係合先端部29hの有する斜面29jに当接することにより係合部29aの可撓部29gは図8(b)に示すように矢印U方向に撓む。そして、非駆動側軸受39の現像枠体側端面39gが矢印Q方向に対して現像枠体29の面29fと接する位置まで取り付ける。このとき、係合部29aの係合面29iと被係合部39aが有する被第1係合面39dが図8(c)に示すように係合する。ここで、可撓部29gは図8(a)に示すように撓んでいない状態の時もあれば、矢印U方向に撓んだまま係合している時もある。
次に、先に述べた係合部29aと被係合部39aが係合したあと、現像枠体29に対し非駆動側軸受39が図8(c)に示す矢印Q1方向に抜けない構成について説明する。
図8(c)に示すように係合部29aと被係合部39aが係合したあとで、係合部29aが矢印U方向に撓まないように規制することで係合部29aと被係合部39aが係合した状態を維持することができる。そこで、反対面29cとこれに対向する対向面39eの2つの面に接しながら係合部29aが矢印U方向に撓まないように規制し、現像枠体29と非駆動側軸受39を固定する第3部材として埋め部材45を設ける。対向面39eは非駆動側軸受39の他に、現像枠体29や他のどの部品に形成されてもよい。これにより、係合部29aの撓みを規制することができ、係合部29aを有する現像枠体29と被係合部39aを有する非駆動側軸受39を固定することができる。
このとき、埋め部材45は図9に示すように射出ゲート46を有する射出ユニット(不図示)で形成する。現像枠体29と非駆動側軸受39のそれぞれが有する係合部29aと被係合部39aが係合したあと、図9に示すように非駆動側軸受39の穴部39cにおいて現像枠体側端面39gと反対面39iに沿うように射出ゲート46を当接させ、高温で溶融させた溶融樹脂45bを射出することで埋め部材45(図8(c))を形成する。ここで溶融樹脂45bは、射出ゲート46から反対面29cと対向面39eに沿いながら矢印T方向に流れていき、図8(c)に示すように抜け止め面39bに接触しながら抜け止面よりも矢印T方向下流にまで流れる。このように溶融樹脂を流しこむことにより凹部に対応した凸形状(凸部)の埋め部材抜け止め部45aを有する埋め部材45を形成する。そこで、反対面29cと対向面39eの間の距離の寸法が公差でばらついたとしても埋め部材45は、現像枠体29の有する反対面29c、非駆動側軸受39の有する対向面39eそれぞれと隙間なく接触した状態で形成され、係合部29aは図8(b)に示すような矢印U方向へ撓まなくなる。これにより、係合部29aと被係合部39aを有する現像枠体29と非駆動側軸受39は矢印Q1方向に固定される。この工程を経てカートリッジが製造される。なお、カートリッジの製造にあたり、本実施形態の製造工程を経たあとにメモリ等の部品を実装してもいいし、本実施形態の製造工程前に実装してもよい。
また、非駆動側軸受39の抜け止め面39bと埋め部材抜け止め部45aが図8(c)に示す矢印Q1方向で接触することで、埋め部材45が矢印Q1方向に抜けることがない。
埋め部材の他の例として、現像枠体の有する係合部と非駆動側軸受の有する被係合部と埋め部材を同じ樹脂で構成する。これにより、埋め部材を成す溶融樹脂を射出成型する時の溶融樹脂の熱で同一の樹脂である係合部と被係合部の表面が溶融し、その後固まることで結合する。当然ながら、用途によっては、埋め部材の樹脂に現像枠体と同じ樹脂で非駆動側軸受と異なる樹脂を用いる場合や、現像枠体と異なる樹脂で非駆動軸受と同じ樹脂を用いる場合もある。
本実施形態では、現像枠体29の有する係合部29aと非駆動側軸受39の有する被係合部39aは例えばポリスチレンで形成され、埋め部材45は異なる樹脂、例えば導電性のポリアセタールで形成されている。このように、異材質の相容性のない材料同士でも埋め部材45の抜け止めとして抜け止め部39bを設けることで埋め部材45も固定することができる。さらに、埋め部材を導電性の材料を有していれば、接点経路と接触させ形成することで電気接点としても使える。
また、埋め部材を射出成型としたが、この限りでない。例えば、図8(c)に示す反対面29cとそれに対向する対向面39eの間の空間に、前記空間より少し大きめのゴム等の弾性部材を圧入することで、係合部29aを撓まない構成にできる。
以上説明したように、本発明により現像枠体29への非駆動側軸受39の取り付けを、それぞれの有する係合部29aと被係合部39aの係合で行い、係合部に対して抜けにくい埋め部材を構成することでガタなく固定できる。
尚、本発明では係合部29aを現像枠体29、被係合部39aを非駆動側軸受39がそれぞれ有していたが、係合部を非駆動側軸受39、被係合部は現像枠体29が有する構成でも良い。また、本発明では現像枠体29と非駆動側軸受39の固定の構成について説明したが、この限りではない。例えば、クリーニング容器26と駆動側カバー部材24や非駆動側カバー部材25の固定など、少なくとも一方が可撓性のある樹脂で形成された部品同士の固定で、ガタなく固定する場合においても同様の効果を得る。これにより現像ローラ6と現像ブレード30、感光体ドラム4とクリーニングブレード7など位置精度が必要なプロセス手段の相対的な位置を簡易な方法で精度よく位置決めすることができる。
(実施例2)
《現像枠体と非駆動側軸受を固定する埋め部材の抜け止め構成》
次に、本発明の別の形態を実施例2として、図10、図11を用いて説明する。実施例1では反対面29cと対向面39eの間に形成された埋め部材45の抜け止め部45aを非駆動側軸受39が有する抜け止め面39bに接触させて、埋め部材45を抜けないようにしていた。本実施例では他の形態での埋め部材の抜け止め構成を示す。そのため実施例1と説明が重複する箇所に関しては、その説明を省略する。
図10は現像枠体47と非駆動側軸受48の固定部を示す詳細図である。まず、実施例1の図8に示した係合部29aと被係合部39aの係合と同様の構成で現像枠体47に設けた係合部47aと非駆動側軸受48に設けた被係合部48dを係合させる。その後、図9に示した射出ゲート46から溶融樹脂45bを射出し埋め部材45を形成するのと同様に図10(a)に示すように、高温で溶融させた溶融樹脂49bを射出することで埋め部材49を形成する。ここで溶融樹脂49bは、射出ゲート46から係合部の反対面47cと対向面48eに沿いながら矢印T方向に形成されていく。抜け止め面47bは係合部47aの有する反対面47cに、図10(b)に示す矢印Q1方向上流側に矢印Q1方向に直交する方向に設けた凹形状部分に構成されている。ここで対向面48eと係合部の反対面47cとの面間の距離Vは、図10(b)に示すように凹形状部分を距離V3、凹形状部より矢印Q1方向下流側を距離V4とすると、V3>V4となる。よって、図10(b)に示すようにV3>V4となる位置まで溶融樹脂49bを射出し、埋め部材49を形成する。
そして、係合部の反対面47cと対向面48eの間の距離の寸法が公差でばらついたとしても埋め部材49は、現像枠体47の有する係合部の反対面47c、非駆動側軸受48の有する対向面48eのそれぞれと隙間なく接触した状態で形成され固定される。
また、現像枠体47の抜け止め面47bと埋め部材抜け止め部49aが図10(b)に示す矢印Q1方向で接触することで、埋め部材45が矢印Q1方向に抜けることがない。
さらに、他の例として図11に現像枠体50と非駆動側軸受51の固定部の詳細図を示す。前述の現像枠体47と非駆動側軸受48の係合と同様に、現像枠体50に設けた係合部50aと非駆動側軸受51に設けた被係合部51dを係合させる。その後、図11(a)に示すように、高温で溶融させた溶融樹脂52bを射出することで埋め部材52を形成する。ここで溶融樹脂52bは、射出ゲート46から係合部の反対面50cと対向面51eに沿いながら矢印T方向に形成していく。ここで非駆動側軸受51の有する対向面51eは、係合部の反対面50cとの面間の距離Vにおいて、係合部50aの根元距離V5と先端距離V6でV5>V6となるようなテーパ形状(テーパ部)の対向面51eとなっており、図11(b)に示すようにV5>V6となる位置まで溶融樹脂52bを射出し非駆動側軸受側のテーパ形状に対応したテーパ形状(テーパ部)を有する埋め部材52を形成する。そこで、係合部の反対面50cと対向面51eの間の距離の寸法が公差でばらついたとしても埋め部材52は、現像枠体50の有する反対面50c、非駆動側軸受51の有する対向面51eのそれぞれと隙間なく接触した状態で形成され、係合が維持された状態で固定される。
また、埋め部材52が係合部の反対面50cに対してテーパ形状(テーパ部)となっている非駆動側軸受51の有する対向面51eと接触することで図11(b)に示す矢印Q1方向に埋め部材52が抜けることがない。
図12に示すように抜け止め部(保持部)45aが第3部材の途中にあるような構成でもよい。保持部は溶融樹脂を第1部材又は第2部材が有する凹部(被保持部)に流れ込むことにより凹部(被保持部)に対応した凸部が形成される。これにより、図12に示すような爪状の爪部を1つ有する凸部や爪部を2つ有する凸部などの保持部を形成することができる。溶融樹脂を用いる場合は保持部と被保持部をより密接に係合させて製造することが可能になる。
以上説明したように、実施例1以外にも実施例2で説明したような構成でも現像枠体への非駆動側軸受の取り付けを、それぞれの有する係合部と被係合部の係合で行い、係合部に対して抜けにくい埋め部材を構成することでガタなく固定できる。
1 電子写真画像形成装置(画像形成装置)
2 装置本体
3 装置開閉ドア
4 電子写真感光体(像担持体)
4a ドラム駆動カップリング
5 帯電ローラ
6 現像ローラ(現像剤担持体)
6a 現像ローラ芯材
7 クリーニングブレード
8 クリーニングユニット
9 現像装置
10 露光窓部
11 中間転写ベルトユニット
12 転写ベルト
13 駆動ローラ
14 ターンローラ
15 テンションローラ
16 一次転写ローラ
17 二次転写ローラ
18 給送ユニット
19 給紙トレイ
20 給紙ローラ
21 定着ユニット
22 排出ユニット
23 排紙トレイ
24 駆動側カバー部材
25 非駆動側カバー部材
26 クリーニング容器
26a 廃トナー収容部
27 帯電ローラ軸受
28 帯電ローラ加圧バネ
29 現像枠体
29a 可撓部(可撓性の係合部)
30 現像ブレードユニット(現像剤規制部材)
31 現像ブレード
33 トナー供給ローラ
33a トナー供給ローラ芯材
34、34L、34R 現像端部シール部材
35 可撓性シート部材
36 現像ブレード下シール部材
37L、37R 供給ローラ軸シール
38 駆動側軸受
39 非駆動側軸受(第2部材の一例)
40 現像ローラギア
41 供給ローラギア
42 現像駆動入力ギア
42a 現像駆動カップリング
43 カートリッジトレイ
44 廃トナー回収シート部材
45 埋め部材(第3部材の一例)
46 射出ゲート
47 現像枠体(第1部材の一例)
48 非駆動側軸受
P カートリッジ
S 記録媒体
LB レーザスキャナ
Z レーザ光

Claims (14)

  1. 可撓性の係合部を有する第1部材と、前記係合部と係合する被係合部を有する第2部材とを備えるカートリッジの製造方法であって、
    前記第1部材の前記係合部と前記第2部材の前記被係合部とを係合する工程と、
    前記第1部材と前記第2部材との間に溶融樹脂を流し込み、前記溶融樹脂を固めることにより前記可撓性の係合部の移動を規制する第3部材を形成する工程と、を有すること特徴とするカートリッジの製造方法。
  2. 前記可撓性の係合部の移動基点に近い側の前記第3部材の幅の方が、前記移動基点よりも遠い側の前記第3部材の幅よりも大きくなるように前記第3部材を形成することを特徴とする請求項1に記載のカートリッジの製造方法。
  3. 前記第3部材を形成する工程において、前記可撓性の係合部の移動を規制できる位置に前記第3部材を保持する保持部を有する前記第3部材を形成することを特徴とする請求項1記載のカートリッジの製造方法。
  4. 前記第3部材を形成する工程において、前記第1部材又は前記第2部材が有する凹部に対して、溶融樹脂が流れ込み、その後に固まることにより前記凹部に対応した凸部を有する前記第3部材を形成することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のカートリッジの製造方法。
  5. 前記第3部材は樹脂であり、射出成型で前記第3部材を形成することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のカートリッジの製造方法。
  6. 前記溶融樹脂が前記第1部材又は前記第2部材の表面を溶かし、前記第3部材と結合することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のカートリッジの製造方法。
  7. 可撓性の係合部を有する第1部材と、
    前記係合部と係合する被係合部を有する第2部材と、
    前記係合部と前記被係合部とが係合している状態を維持するために前記可撓性の係合部の移動を規制する第3部材とを有し、
    前記可撓性の係合部の移動基点に近い側の前記第3部材の幅は、前記移動基点よりも遠い側の前記第3部材の幅よりも長いことを特徴とするカートリッジ。
  8. 前記第3部材がテーパ部又は凸部を有することを特徴とする請求項7に記載のカートリッジ。
  9. 少なくとも、前記第1部材又は前記第2部材が、前記第3部材の前記テーパ部に対応するテーパ部又は前記凸部に対応する凹部を有することを特徴とする請求項8に記載のカートリッジ。
  10. 可撓性の係合部を有する第1部材と、
    前記係合部と係合する被係合部を有する第2部材と、
    前記係合部と前記被係合部とを係合している状態に維持するために前記可撓性の係合部の移動を規制する第3部材とを有し、
    前記第3部材は、前記可撓性の係合部の移動を規制できる位置に前記第3部材を保持する保持部を有し、かつ
    前記第1部材又は前記第2部材の少なくとも一方に、前記保持部と係合する被保持部を有することを特徴とするカートリッジ。
  11. 前記第3部材は、前記係合部又は前記被係合部と異なる樹脂を用いていることを特徴とする請求項7から10のいずれか1項に記載のカートリッジ。
  12. 前記第1部材又は前記第2部材は、現像剤担持体を支持する軸受部材であることを特徴とする請求項7から11のいずれか1項に記載のカートリッジ。
  13. 前記第1部材又は前記第2部材は、像担持体を支持する軸受部材であることを特徴とする請求項7から11のいずれか1項に記載のカートリッジ。
  14. 請求項7から13のいずれか1項に記載のカートリッジを着脱可能に装着した状態で、現像剤を用いて画像形成を行うことを特徴とする画像形成装置。
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