JP4439782B2 - 多層構造体 - Google Patents

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Description

技術分野
本発明は自動車、航空機などの窓ガラス、ビル、学校、商店などの窓、ショウウインドー、屋根などに利用できる多層構造体に関し、ポリカーボネート系樹脂層とガラス層が接着樹脂層で一体化してなる耐候性の改善された多層構造体に関するものである。
背景技術
自動車、ビル、学校、商店などの窓、屋根、透明壁材として、無機ガラスが用いられてきた。しかし、近時、自動車の燃費向上の要請、ビル窓材の耐衝撃性、、軽量化、取り扱い性等から無機ガラスに代わる軽量化材料が求められている。また、自動車用の窓ガラスや天井ガラス、公共建物などにおいても、無機ガラス板の破損時のガラスの飛散防止の点から、2枚のガラス板の間にポリビニルブチラールなどの接着性樹脂を中間層とした合わせガラス板が使用されている。
しかしながら、無機ガラス板、合わせガラス板にあってもガラスの比重が高く、軽量化のためにはその厚みを薄くする必要があり、用いられる用途に要求される強度特性から、ガラス板の薄肉化には自ずと限界がある。このため、近時、比重の軽いポリメチルメタアクリレートやポリカーボネート系樹脂板を無機ガラス板の代わりに用いることが提案され、公共建物の窓や屋根材などとして用いられてきている。
ポリメチルメタアクリレートは、耐衝撃性の点で必ずしも十分でなく、近時ポリカーボネート系樹脂が注目されている。しかしながら、ポリカーボネート系樹脂は表面硬度、引っ掻き硬度などが十分でなく、表面損傷が生じ易くその使用分野が制限されている。この表面硬度、耐擦傷性を向上するために、ポリカーボネート系樹脂板の表面にシリコーン系樹脂などの硬質樹脂の被覆処理や、酸化珪素などの金属酸化物を蒸着する方法などによる改良が提案されている。
しかしながら、これらの表面被覆層形成ポリカーボネート系樹脂板も、耐久性が十分でなく、無機ガラス板にとって代わる迄には至っていない。このため、ガラス板の長所である硬度、耐擦傷性とポリカーボネート系樹脂の透明性、強度、特に優れた耐衝撃性を合わせて有する多層板が提案されている。たとえば、2〜8mm程度のポリカーボネート系樹脂板の片面に、1〜2mm程度のガラス板を、たとえばポリビニルブチラール、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリウレタン、ポリカーボネート−オルガノシロキサン(ブロック)共重合体などの接着樹脂を介して積層した多層構造体(積層体)が提案されている。
これらの多層構造体は、衝撃や貫通に対して、無機ガラス板単独材料に比較して、著しく良好な抵抗性を示すとともに、無機ガラス板とポリカーボネート系樹脂の厚み比率の変更によって、物性と軽量化のバランスある材料を設計できる大きな特徴を有している。
また、この多層構造体は、上記の三層構造を基本とするものであるが、長時間使用、使用場所によっては、ガラス板とポリカーボネート系樹脂の基本的な物性の差により、応力亀裂、曇り、剥離の徴候が見られる場合がある。かかる場合には、前記多層構造体のポリカーボネート系樹脂層側に、さらに接着樹脂層を介してガラス板を積層した対称形の多層構造体とすることもできる。さらに、目的に応じて、他の任意の樹脂層、たとえばポリメチルメタアクリレートなどの硬質樹脂、弾性樹脂層などを設けることが種々提案されている。
これらの、無機ガラス板/ポリカーボネート系樹脂板を基本構成とする板状の多層構造体(積層体)は、前記のように優れた特性を有するものである。しかしながら、これらの多層構造体は、自動車や建物の窓材料など、主として屋外に面して使用される場合が大部分である。このため、多層構造体は、太陽からの紫外線が大きく作用し、ポリカーボネート系樹脂層の黄変が進行することになる。そのため、経時的に着色が生じ、外観が悪化するとともに、透明度の低下によりその使用分野が大きく制限されている。
このため、ポリカーボネート系樹脂板の成形時に紫外線吸収剤を配合することも考えられる。しかしながら、黄変を防止するためには、ある程度以上の紫外線吸収剤の添加が必要であり、添加剤によりポリカーボネート系樹脂板の着色が生じてしまう場合がある。また、ポリカーボネート系樹脂は溶融粘度が高く、成形時の温度が高くなり、紫外線吸収剤の昇華などが起こり易く、使用紫外線吸収剤の選択が狭まるなどの問題点を抱えている。
本発明は、上記現状の下、ポリカーボネート系樹脂とガラス板を接着樹脂層を介して一体化してなる軽量で、耐衝撃性などに優れた多層構造体において、室外使用において、長期使用においても、黄変や透明性の低下の少ない多層構造体の提供を目的とする。
発明の開示
本発明の目的を達成するため、本発明者は、ポリカーボネート系樹脂とガラスからなる多層構造体の耐候性の改良について、鋭意検討を行った。その結果、特定の層に紫外線吸収成分(剤)を含有させる場合に、優れた効果があることを見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明は、
(1) ポリカーボネート系樹脂層(A)、接着樹脂層(B)、ガラス層(C)からなる多層構造体であり、ガラス層又は接着樹脂層の少なくとも一方に紫外線吸収成分を含有してなる多層構造体。
(2) ガラス層(A)及び接着樹脂層(B)の両方に紫外線吸収成分を含有してなる(1)記載の多層構造体。
(3) ガラス層(A)がソーダライムシリカ系ガラスであり、ガラスに含有される紫外線吸収成分がセリウムである(1)または(2)に記載の多層構造体。
(4) 接着樹脂層(B)に含有される紫外線吸収成分が、ベンゾトリアゾール系化合物及び/又はトリアジン系化合物である(1)〜(3)のいずれかに記載の多層構造体。
(5) 接着樹脂層(B)がエチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリ酢酸ビニル、エチレン−(メタ)アクリル酸エステル共重合体、ポリウレタン、ポリエステル−ポリウレタン共重合体、ポリカーボネート−オルガノシロキサン共重合体、ポリビニルブチラールから選ばれた樹脂の少なくとも一層からなる(1)〜(4)のいずれかに記載の多層構造体。
(6) ポリカーボネート樹脂層(A)に用いるポリカーボネート樹脂について、末端水酸基の量が、重合鎖の繰り返し単位当り8モル%以下のものである(1)〜(5)のいずれかに記載の多層構造体。
(7) 接着樹脂層(B)が、2層からなり、そのうちポリカーボネート系樹脂層(A)側がポリカーボネート−ポリオルガノシロキサン共重合体である(1)〜(6)のいずれかに記載の多層構造体。
(8) さらに、ポリカーボネート系樹脂層(A)側に接着樹脂層を介してガラス層が形成されてなる(1)〜(7)のいずれかに記載の多層構造体に関するものである
発明を実施するための最良の形態
以下、詳細に説明する。
I.本発明の多層構造体を構成する成分
(1)ポリカーボネート系樹脂層
本発明の多層構造体の主要層を構成するポリカーボネート系樹脂(PC)としては、特に制限はなく種々のものが挙げられる。通常、2価フェノールとカーボネート前駆体との反応により製造される芳香族ポリカーボネートを用いることができる。すなわち、2価フェノールとカーボネート前駆体とを溶液法あるいは溶融法、すなわち、2価フェノールとホスゲンの反応、2価フェノールとジフェニルカーボネートなどとのエステル交換法により反応させて製造されたものを使用することができる。
2価フェノールとしては、様々なものが挙げられるが、特に2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン〔ビスフェノールA〕、ビス(4−ヒドロキシフェニル)メタン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)エタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)プロパン、4,4’−ジヒドロキシジフェニル、ビス(4−ヒドロキシフェニル)シクロアルカン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)オキシド、ビス(4−ヒドロキシフェニル)スルフィド、ビス(4−ヒドロキシフェニル)スルホン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)スルホキシド、ビス(4−ヒドロキシフェニル)エーテル、ビス(4−ヒドロキシフェニル)ケトンなど、あるいはこれらのハロゲン置換体などが挙げられる。
特に好ましい2価フェノールとしては、ビス(ヒドロキシフェニル)アルカン系、特にビスフェノールAを主原料としたものである。また、カーボネート前駆体としては、カルボニルハライド、カルボニルエステル、またはハロホルメートなどであり、具体的にはホスゲン、2価フェノールのジハロホーメート、ジフェニルカーボネート、ジメチルカーボネート、ジエチルカーボネートなどである。この他、2価フェノールとしては、ハイドロキノン、レゾルシン、カテコール等が挙げられる。これらの2価フェノールは、それぞれ単独で用いてもよいし、2種以上を混合して用いたものでもよい。
なお、ポリカーボネート樹脂は、分岐構造を有していてもよく、分岐剤としては、1,1,1−トリス(4−ヒドロキシフェニル)エタン、α,α’,α”−トリス(4−ヒドロキシフェニル)−1,3,5−トリイソプロピルベンゼン、フロログリシン、トリメリット酸、イサチンビス(o−クレゾール)などがある。また、分子量の調節のためには、フェノール、p−t−ブチルフェノール、p−t−オクチルフェノール、p−クミルフェノール、p−ドデシルフェノールなどが用いられる。
また、本発明に用いるポリカーボネート系樹脂としては、ポリカーボネート部とポリオルガノシロキサン部を有するランダム共重合体、ブロック共重合体、あるいはこの共重合体を含有するポリカーボネート樹脂であってもよい。また、テレフタル酸などの2官能性カルボン酸、またはそのエステル形成誘導体などのエステル前駆体の存在下でポリカーボネートの重合を行うことによって得られるポリエステル−ポリカーボネート樹脂であってもよい。また、種々のポリカーボネート樹脂の混合物を用いることもできる。本発明において用いられるポリカーボネート系樹脂は、機械的強度および成形性の点から、その粘度平均分子量は、10,000〜100,000、好ましくは15,000〜40,000、特に20,000〜30,000のものが好適である。
さらには、ポリカーボネート樹脂における末端水酸基の量が、重合鎖の繰り返し単位当り8モル%以下、好ましくは6モル%以下、さらに好ましくは4モル%以下のものが、耐候性の点で好ましい。
ポリカーボネート系樹脂層は、通常、酸化防止剤などの添加剤を配合されて、押出成形によりシートに成形される。このシートの成形において、ガラス層側となる側にポリカーボネート−オルガノシロキサン共重合体などの接着樹脂層を共押出成形して接着樹脂との多層シートとすることも可能である。シートの厚さとしては、好ましくは1〜10mm、より好ましくは2〜6mm程度である。なお、ポリカーボネート系樹脂にも、光安定剤や許容範囲の紫外線吸収剤を含有させることもできる。又、製造方法としては、射出成形、射出圧縮成形などを採用することもできる。
(2)ガラス層
本発明で用いられる、ガラス層(C)に用いられるガラスとしては、無機ガラスであれは特に制限されるものではなく、通常の窓用の板ガラスが用いられる。このような板ガラスは、けい砂・ソーダ灰・石灰石・ぼう硝などの主原料を一定の割合で調合した後、ガラス屑(カレット)を適当な割合で混合され、必要により補助原料として酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、酸化カルシウム、酸化鉄、酸化ニッケル、酸化コバルト、酸化チタン、セレンなどを加え、窯槽で1,500〜1,600℃で完全に溶解・ガラス化され均質なガラス素地となされる。次いで、このガラス素地から、フロート法(溶融金属の表面で成形)などにより型板ガラスとして得られ、さらに二次加工により磨き板ガラスとして得られるものなどがある。
(3)接着樹脂層
ガラス板とポリカーボネート系樹脂シートなどとの結合に用いられる接着樹脂としては、特に制限はなく、従来用いられてきた樹脂が用いられる。接着樹脂としては、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリ酢酸ビニル、エチレン−(メタ)アクリル酸エステル共重合体、ポリウレタン、ポリエステル−ポリウレタン共重合体、ポリカーボネート−ポリオルガノシロキサンブロック共重合体、ランダム共重合体、ポリビニルブチラールなどを例示できる。
ここで、エチレン−酢酸ビニル共重合体としては、酢酸ビニル成分が好ましくは5〜60質量%程度のものが用いられる。また、ポリカーボネート−オルガノシロキサン共重合体としては、ポリオルガノシロキサン含有量が、好ましくは2〜70質量%、より好ましくは20〜60質量%である。すなわち、ポリシロキサン含有量の多い場合軟質、弾性樹脂となり好ましい。ポリシロキサンとしては、ポリシロキサンブロック単位が、「珪素−酸素−珪素」結合を介して主鎖に結合したもの、「珪素−炭素」結合を介して主鎖に結合したものなど任意である。
これらのポリカーボネート−オルガノシロキサン共重合体の製造方法としては、ポリカーボネートオリゴマーの塩化メチレン溶液と末端フェノールジメチルシロキサンなど、あるいはシロキサンが炭素と結合したジヒドロキシ化合物とをトリエチルアミン触媒の存在下、必要によりビスフェノールAのアルカリ水溶液を加え反応することによる公知の方法で製造できる。
これらの接着樹脂としては、無水マレイン酸、フマル酸などの不飽和カルボン酸あるいはその誘導体で化学変性した樹脂、あるいは化学変性樹脂を含有させることもできる。さらに、ガラス板との接着性の向上のために、3−アミノプロピルジメチルエトキシシラン、3−アミノプロピルメチルジエトキシシラン、ビニルトリエトキシシランなどのカップリング剤を含有させることもできる。
また、この接着樹脂としては、軟質(弾性率が1,000MPa以下)の樹脂であることが、ガラス板とポリカーボネート系樹脂との緩衝接着の点で好ましい。この軟質接着樹脂として、ポリビニルブチラールが合わせ無機ガラス用の接着中間層として良く使用されている。しかしこのポリビニルブチラールをそのまま、本発明の接着樹脂層として用いた場合には、無機合わせガラスでは問題はないものの、ポリカーボネート系樹脂シートとの積層においては問題となる。
これは、ポリビニルブチラールフイルムには、可塑剤が配合されており、この可塑剤が積層後にポリカーボネート系樹脂に移行し、ポリカーボネート系樹脂シートの白化、透明性の低下の原因となるからである。このような場合には、ポリビニルブチラール樹脂層とポリカーボネート系樹脂層の間に可塑剤の移行の心配のない、たとえば、ポリカーボネート−ポリオルガノシロキサン共重合体、ポリウレタンなどの他の接着樹脂を用いることができる。すなわち、接着樹脂層を2層以上とするものである。
II.本発明の多層構造体
以下、本発明の多層構造体について、その製造方法に基づきながら説明する。図1は、本発明の多層構造体の概念断面図である。図1において、1はポリカーボネート系樹脂層、2は接着樹脂層、3はガラス層である。本発明の多層構造体は、図1(1)に示すように、ポリカーボネート系樹脂層(A)1、ガラス層(C)3と接着樹脂層(B)2より基本的に構成されている。そしてガラス層(C)、接着樹脂層(B)の少なくとも一方、好ましくは両層に紫外線吸収成分(剤)を含有するところに本発明の特徴を有するものである。
まず、ガラス板としては、たとえば、珪砂を主成分として、ソーダ灰、石灰石、カーボン、芒硝を溶融し、この溶融物に紫外線吸収成分となる各種成分を含むフリット、通常着色フリットを加えて製造される。具体的には、ソーダライムシリカ系ガラスを例示することができる。ここで、紫外線吸収成分としては、ガラス板となった場合に紫外線の透過性を低下するものであれは、特に制限なく、セリウムを含有するものを例示できる。セリウム成分は、ガラス原料に酸化セリウムを1〜2質量%添加することにより製造される。また、紫外線を吸収する成分としては、チタン成分、着色成分など複合的に紫外線を吸収するものであってもよい。
紫外線吸収成分を含有する溶融ガラスは、フロート法、キャスティング法、ダウンドロー法、引き上げ法などにより板ガラスとされる。さらに必要により、研磨されて磨き板ガラスとされる。本願の多層構造体は、標準的には、平板状の板ガラスであるが、自動車用の窓ガラス、屋根材などの場合には、ゆるやかな曲面などに加工される。ガラス板の厚みは、用途、大きさなどにより適宜決定できるものであるが、本願多層構造体は、無機ガラスの軽量化が目的であり、あまり厚くなく、好ましくは0.5〜4mm、より好ましくは0.7〜3mm程度である。
次に、接着樹脂としては、前記記載の樹脂が用いられ、この接着樹脂に用いられる紫外線吸収成分(剤)としては、特に制限なく用いられる。具体的には、ベンゾトリアゾール系、トリアジン系、ベンゾエート系、ベンゾフェノン系などがあり、これらの中では、ベンゾトリアゾール系、トリアジン系などが好ましく用いられる。
ベンゾトリアゾール系としては、2−(3−t−ブチル−5−メチル−2−ヒドロキシフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−(3,5−ジ−t−ブチル−2−ヒドロキシフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−(5−メチル−2−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(3,5−ジ−t−ブチル−2−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2−ヒドロキシ5−t−オクチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2−ヒドロキシ−3,5−ジ−t−アミルフェニル)ベンゾトリアゾール、2,2’−メチレンビス〔4−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)−6−〔(2H−ベンザトリアゾール−2−イル)フェノール〕〕、2,2’−メチレンビス〔6−〔(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)フェノール〕〕などを挙げることができる。
トリアジン系としては、2,4−ビス(2’−ヒドロキシフェニル)−6−アリール−1’3’5−トリアジン型(特開平8−239368号公報参照)などを挙げることができる。
また、ベンゾエート系としては、2,4−ジ−t−ブチルフェニル−3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンゾエート、ヘキサデシル−3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンゾエートなどを挙げることができる。
ベンゾフェノン系としては、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、5,5’−メチレンビス(2−ヒドロキシ−4−メトキシベンソフェン)などを挙げることができる。これらの紫外線吸収剤は必要により、複数用いることもできる。
これらの紫外線吸収剤の配合割合は、接着樹脂成分の、好ましくは0.01〜3質量%、より好ましくは0.05〜2質量%程度である。紫外線吸収剤の配合量が0.01質量%未満では、耐候性が十分でなく、また、3質量%を超えてもそれに見合う効果の向上は期待できない。なお、本発明では、ポリカーボネート系樹脂に紫外線吸収剤を添加するのとは異なり、接着樹脂は比較的成形温度が低く、耐熱性、昇華性などに関係なく幅広い範囲から選択できる特徴がある。また、接着樹脂層の厚みも薄肉であるので、添加量を比較的高くしても、高価にならないなど付随的な効果を有する。
なお、接着樹脂層には、紫外線吸収剤に、必要により、光安定剤、着色剤などを配合することもできる。ここで、光安定剤としては、ヒンダードアミン系光安定剤、フェニルベンゾエート系光安定剤などがある。このヒンダードアミン系またはフェニルベンゾエート系光安定剤の具体例として、ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)セパケート、コハク酸とN−(2−ヒドロキシプロピル)−2,2,6,6−テトラメチル−4−ヒドロキシピペリジンとの縮合物、テトラキス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)、1,2,3,4−ブタンテトラカルボキシレート、N,N’−ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)ヘキサメチレンジアミンと1,2−ジブロモエタンとの重縮合物、ビス(2,2,6,6−テトラメチルピペリジル)アジペート、ビス(2,2,6,6−テトラメチルピペリジル)フマレート、ポリ〔〔6−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)イミノ−1,3,5−トリアジン−2,4−ジイル〕〔(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)イミノ〕ヘキサメチレン〔(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)イミノ〕〕、4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチル−1−ピペリジンエタノール含有ジメチル サクシネートポリマー、2,4−ジ−t−ブチルフェニル−3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンゾエート、4−オクチルフェニル−3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンゾエート、n−ヘキサデシル−3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンゾエートなどが挙げられる。これらの光安定剤の配合量も、前記紫外線吸収剤に準じて配合される。
本発明で用いる接着樹脂層は、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリウレタン、ポリ酢酸ビニル、エチレン−(メタ)アクリル酸エステル共重合体、ポリエステル−ポリウレタン共重合体、ポリカーボネート−ポリオルガノシロキサン共重合体、ホリビニルブチラールなどに、必要量の紫外線吸収剤、さらに所望の添加剤を配合して押出成形、カレンダー成形、インフレーション成形などのフイルムまたはシート成形手段により膜状に成形される。この接着樹脂膜の厚みとしては、好ましくは0.1〜2mm、より好ましくは0.2〜0.8mm程度の範囲である。
本発明の多層構造体は、一般的には、目的の多層構造体の形状を有するガラス板とポリカーボネート系樹脂シートの間に接着樹脂シートを介在させて、ゴムバックや真空装置に挿入し、十分真空脱気した後、脱気状態のままで、加熱装置に移し、中間層の接着樹脂が軟化し、接着する温度まで加熱することにより製造される。なお、接着樹脂層としては、図1(2)に示すように、前記したところの接着樹脂層を2層とすることもできる。
また、ポリカーボネート系樹脂層の表面には、公知のシリコーン系樹脂などの硬度、耐擦傷性などの表面特性向上のための被覆処理をすることもできる。すなわち、一般の使用では、外面に対して、内面の性能はやや低くても十分使用に耐えるからである。
なお、本発明の多層構造体は、基本的には、ポリカーボネート系樹脂層(A)、接着樹脂層(B)、ガラス層(C)から構成されるものである。しかしながら、多層構造体の性能安定、向上のためには、図1の(3)、(4)に示すように、ポリカーボネート系樹脂層(A)1側に接着樹脂層(B’)22−1、22−2、ガラス層(C’)33を一体化して、ポリカーボネート系樹脂層を中心に対称的な構成にすることが好ましい場合がある。この場合、各層の厚みは適宜変更することもできる。また、接着樹脂層(B’)やガラス層(C’)には、本発明で必須成分である紫外線吸収成分は必ずしも必要ではない。なぜならば、本発明の多層構造体は、太陽に面して使用される場合がほとんどであり、ポリカーボネート系樹脂層の劣化は、通常片面からのみ生じるためである。
本発明について実施例および比較例を示してより具体的に説明するが、本発明はこれらに、何ら制限されるものではない。
[実施例1〜7、比較例1〜6、参考例1,2]
第1表〜第3表に示す層構成、層厚みになるように、下記に示す各素材を用いて重ね合わせ、真空脱気したあと、100〜180℃の範囲で接着層に応じた貼り合わせ温度条件を設定し、加熱保持した後、ゆっくり冷却して多層構造体を得た。なお、比較例5は、第2表の脚注に示すように、厚みを変更した。
得られた多層構造体の耐候性を、サンシャインウェザーメータ〔試験条件:63℃、降雨条件、480時間〕で耐候性試験を行い、試験前後のYIを、JIS K 7105に準じて測定した。多層構造体の面密度とともに、測定結果を第1表、第2表及び第3表に示す。
▲1▼ポリカーボネート系樹脂(A)シート
・PC1:粘度平均分子量22,000のビスフェノールAポリカーボ
ネート樹脂、末端水酸基の量は、重合鎖の繰り返し単位当り
4モル%
・PC2:粘度平均分子量22,000のビスフェノールAポリカーボ
ネート樹脂、末端水酸基の量は、重合鎖の繰り返し単位当り
6モル%
・PC3:粘度平均分子量22,000のビスフェノールAポリカーボ
ネート樹脂、末端水酸基の量は、重合鎖の繰り返し単位当り
10モル%
・PC4:粘度平均分子量22,000のビスフェノールAポリカーボ
ネート樹脂、末端水酸基の量は、重合鎖の繰り返し単位当り
14モル%
なお、末端水酸基の量は、特開平1−74231号公報に記載の方法により調整し、H−NMRを用いて、末端構造(p−t−ブチルフェニル)に基づく1.3ppmと水酸基末端に基づく6.7ppmのピーク面積より算出した。
▲2▼ガラス板
酸化セリウム、酸化チタンをそれぞれ基本ソーダライムシリカ系ガラス原料に、1.5質量%添加して得られた紫外線吸収性ガラス板(ガラスU)および、紫外線吸収性のないガラス板(ガラス)
▲3▼接着樹脂
(1)EVA:酢酸ビニル含有量が40質量%のエチレン酢酸ビニル共重合体
(2)EVA1:酢酸ビニル含有量が40質量%のエチレン酢酸ビニル共重合に、ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤:Tinuvin 329〔2−2’−ヒドロキシ−5’−t−オクチルフェノール)ベンゾトリアゾール〕(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ製)1.0質量%含有
(3)EVA2:酢酸ビニル含有量が40質量%のエチレン酢酸ビニル共重合に、トリアジン系紫外線吸収剤:Tinuvin 1577(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ製)1.0質量%含有
(4)PVB:ポリビニルブチラール
Figure 0004439782
Figure 0004439782
Figure 0004439782
第1表,第2表の結果より、本発明の多層構造体は、比較例5の合わせガラスに比較して、面密度が小さく軽量である。また、耐候性が比較例より著しくすぐれていることが明白である。さらに、参考例1,2及び比較例6より、ポリカーボネート樹脂における末端水酸基の量が、重合鎖の繰り返し単位当り8モル%以下のものが、耐候性の点で好ましいことがわかる。
産業上の利用分野
本発明の多層構造体(積層体)は、外面が無機ガラスで形成されているので、無機ガラスと同等な硬度、耐擦傷性性を有し、ポリカーボネート系樹脂による軽量化、耐衝撃性との複合化により、優れた性能を有する。しかも、ポリカーボネート系樹脂に紫外線吸収剤を実質的に配合することなく、ポリカーボネート系樹脂シートの黄変、透明性の低下が図られる結果、耐候性が著しくすぐれた多層構造体となる。したがって、ポリカーボネート系樹脂の耐衝撃性と相まって、自動車用のドアガラス、サンルーフガラスなど自動車の軽量化に貢献できる。また、ビル、学校などの窓、商店のショウウインドウ、屋根材などとしてその用途展開の拡大が可能となる。
【図面の簡単な説明】
図1は、本発明の多層構造体の一例を示す概念断面図である。
図中、符号1はポリカーボネート系樹脂層を、符号2は接着樹脂層を、符号3はガラス層を示す。

Claims (7)

  1. ポリカーボネート系樹脂層(A)、接着樹脂層(B)、ガラス層(C)からなる多層構造体であり、ガラス層及び接着樹脂層の少なくとも一方に紫外線吸収成分を含有してなり、ポリカーボネート樹脂層(A)に用いるポリカーボネート樹脂における末端水酸基の量が、重合鎖の繰り返し単位当り8モル%以下のものである多層構造体。
  2. ガラス層(A)及び接着樹脂層(B)の両方に紫外線吸収成分を含有してなる請求項1記載の多層構造体。
  3. ガラス層(A)がソーダライムシリカ系ガラスであり、ガラスに含有される紫外線吸収成分がセリウムである請求項1または2に記載の多層構造体。
  4. 少なくとも接着樹脂層(B)が紫外線吸収成分を含有し、接着樹脂層(B)に含有される紫外線吸収成分が、ベンゾトリアゾール系化合物及び/又はトリアジン系化合物である請求項1〜3のいずれかに記載の多層構造体。
  5. 接着樹脂層(B)がエチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリ酢酸ビニル、エチレン−(メタ)アクリル酸エステル共重合体、ポリウレタン、ポリエステル−ポリウ レタン共重合体、ポリカーボネート−オルガノシロキサン共重合体、ポリビニルブチラールから選ばれた樹脂の少なくとも一層からなる請求項1〜4のいずれか に記載の多層構造体。
  6. 接着樹脂層(B)が、2層からなり、そのうちポリカーボネート系樹脂層(A)側がポリカーボネート−ポリオルガノシロキサン共重合体層である請求項1〜のいずれかに記載の多層構造体。
  7. さらに、ポリカーボネート系樹脂層(A)側に接着樹脂層を介してガラス層が形成されてなる請求項1〜のいずれかに記載の多層構造体。
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