JP4438504B2 - 定着装置 - Google Patents

定着装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4438504B2
JP4438504B2 JP2004136078A JP2004136078A JP4438504B2 JP 4438504 B2 JP4438504 B2 JP 4438504B2 JP 2004136078 A JP2004136078 A JP 2004136078A JP 2004136078 A JP2004136078 A JP 2004136078A JP 4438504 B2 JP4438504 B2 JP 4438504B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fixing device
lever
protrusion
housing
image forming
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004136078A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005316282A (ja
Inventor
幹夫 斉木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Fujifilm Business Innovation Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd, Fujifilm Business Innovation Corp filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP2004136078A priority Critical patent/JP4438504B2/ja
Publication of JP2005316282A publication Critical patent/JP2005316282A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4438504B2 publication Critical patent/JP4438504B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Fixing For Electrophotography (AREA)
  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)

Description

本発明は、電子写真方式を採用した複写機やプリンタ等の画像形成装置本体に対して着脱可能とした定着装置に関する。
一般に、電子写真方式を採用した複写機、プリンタ等の画像形成装置においては、ヒーターによって加熱される加熱ローラと、この加熱ローラに用紙を圧接する加圧ローラとを備えた定着装置が配設されている。
このような定着装置は、ヒーターによる熱やギアにかかる力等によって加熱ローラ表面の樹脂層が削れて定着不良が発生するため、定着装置を定期的に交換することが必要となる。このため、定着装置を画像形成装置本体に対して着脱可能な機構にし、ユーザー等が簡単に交換できるようにしている。
従来、定着装置の着脱機構としては、定着装置を画像形成装置本体の所定位置に装填した後、画像形成装置本体のカバーに取り付けられたばねで押し付けるか、あるいは定着装置をねじで画像形成装置本体のフレームに固定していた。
例えば、定着装置を画像形成装置に装填して画像形成装置本体に取り付けられたハンドルを回転させて定着装置を水平方向に移動し、ハンドルの回転軸と同軸に設けられた爪で定着装置を固定する機構が開示されている(特許文献1参照)。このような構成の装置では、ハンドルの構造と定着装置を爪で固定する構造が複雑であり、コストがかかるうえに小型化が難しいという問題がある。
また、図11(A)(B)に示すように、定着装置100を画像形成装置本体102に装填し、画像形成装置本体102に取り付けたフック部材104の先端を、定着装置100に形成された切り欠き孔106に係合させて、ねじ108でねじ止めすることで、定着装置100を画像形成装置本体102に固定する機構もある(特許文献2参照)。特許文献2に記載の装置では、ねじ108を用いているため部品点数が増加することから組み立て工数が増える。その上、機構が複雑となるので操作性が悪く、また、組み立てコストが増大するという問題がある。
特開昭62−164072号公報 特開平11−133772号公報
本発明は、定着装置の着脱が容易で、且つ、定着装置の低コスト化を実現できることを目的とする。
請求項1に記載の発明は、トナー像が転写された記録媒体を加熱・加圧して画像を定着させる加圧部材と加熱部材を備え、画像形成装置本体に着脱自在に装填される定着装置であって、前記定着装置の筐体の両側に回動可能且つスライド可能に取り付けられるレバーと、前記レバーの回動中心の一方側に形成され、前記筐体に形成された係合部に係合される位置規制部と、前記レバーの回動中心の他方側に形成され、該レバーを回動させ且つスライドさせ、前記位置規制部を前記係合部に係合させると、前記画像形成装置本体に形成された係止部に係止されるフック部と、を有することを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、定着装置を画像形成装置本体に装填し、筐体の両側に取付けられたレバーを回転且つスライドさせ、レバーの回動中心の一方側に形成された位置規制部材を筐体に形成された係合部に係合させると、レバーの回動中心の他方側に形成されたフック部が画像形成装置本体に設けられた係止部に係止され、定着装置が画像形成装置本体に固定される。
このように、筐体の両側に取り付けたレバーだけで定着装置を画像形成装置本体に固定させることができるので、操作性が良好で、また、少ない部品で済むので安価な定着装置を得ることができる。
また、レバーをスライドさせるので(レバーの長手方向にスライドさせるので)、フック部を係止部に係止させる際のフック部の振り幅を小さくすることができる。これにより、フック部の振り幅を確保するための大きなスペースを画像形成装置本体に設ける必要がない。
請求項2に記載の発明は、前記レバー又は前記筐体に形成された長孔と、前記筐体又は前記レバーに形成され、前記長孔を回動可能且つスライド可能に支持する軸体と、を有することを特徴としている。
請求項2に記載の発明によれば、レバー又は筐体に形成された長孔に、筐体又はレバーに形成された軸体を係合させることで、レバーは筐体に対してレバーの長手方向に回動可能且つスライド可能に支持される。このため、筐体に対してレバーを回動且つスライドさせるための構成が簡単である。
請求項3に記載の発明は、前記筐体には、前記位置規制部を前記係合部へ案内するカム面が形成され、前記位置規制部は、前記レバーの側面から突出する突部であることを特徴としている。
請求項3に記載の発明によれば、位置規制部材として、突部がレバーの側面から突出しており、この突部が筐体に形成されたカム面によって係合部へ案内される。レバーを回動させ且つスライドさせながら、突部をカム面に沿って移動させると、フック部は下から上へとすくいあげるような移動軌跡を描く。これにより、フック部が係止部に入り込み、係止部の裏面にフック部の先端が食い込むようにして係止するので、定着装置は画像形成装置本体にしっかりと固定される。
請求項4に記載の発明は、前記係合部は、前記突部が係合する凹部であることを特徴としている。
請求項4に記載の発明によれば、係合部を凹部とすることで、凹部に突部を係合させたとき、この突部に意図した力を加えない限り、突部は凹部から外れることがない。
請求項5に記載の発明は、前記レバーは、撓み性を持たせる屈曲部が形成されていることを特徴としている。
請求項5に記載の発明によれば、レバーに屈曲部を形成して撓み性を持たせることで、フック部を係止部に係止させたとき、レバーは弾性変形して固定される。この弾性変形によってフック部を引っ張る力が発生し、定着装置は画像形成装置本体にしっかりと固定される。
請求項6に記載の発明は、前記レバーの一端部には、把持部が形成されていることを特徴としている。
請求項6に記載の発明によれば、レバーの一端部に把持部を形成することで、レバーで定着装置を持ち上げて画像形成装置本体に装填することができる。このため、定着装置の持ち運びや装填作業が楽となる。また、把持部を別途設ける必要がないので、部品点数が少なくなり、組み立て工数が削減できることから、全体的なコストダウンに繋がる。
請求項7に記載の発明は、前記把持部は、前記レバーの端面から板厚方向へ延びる鍔板で構成されていることを特徴としている。
請求項7に記載の発明によれば、鍔板をレバーの端面から板厚方向へ延ばして把持部を構成することで、レバーの側面を把持した際に鍔板が指に引っ掛かるので、把持部が指から滑り落ちることを防止できる。すなわち、鍔部が把持部の滑り止め防止となる。
請求項8に記載の発明は、前記鍔板の表面に、滑り止め部を形成したことを特徴としている。
請求項8に記載の発明によれば、鍔板の表面に滑り止め部を形成することで、レバーを把持した際、手(指)から滑り落ちることを防止できるので、把持部を把持しやすくなる。これにより、定着装置を持ち運び易くなるので、着脱作業も楽になる。
請求項9に記載の発明は、前記突部と前記鍔板が一体成形され、前記係合部から反力を受ける前記突部を、前記鍔板が支持することを特徴としている。
請求項9に記載の発明によれば、突部と鍔板が一体成形されており、突部が係合部に係合された際に係合部から受ける反力は、鍔板によって支持される。これにより、係合部からの反力によって突部が破損する恐れがないので、突部を必要以上に大きくする必要がない。
請求項10に記載の発明は、前記筐体の両側に取り付けられた前記レバーの形状は同一であり、前記突部が前記レバーの両側面に突設していることを特徴としている。
請求項10に記載の発明によれば、レバーの両側面に突部が突設し、筐体の両側には同一形状のレバーが取り付けられる。これにより、2種類のレバーを作成する必要がなく、コストが削減される。また、左右の違いがないので、レバーを筐体に取り付ける際、取り付け作業の時間を短縮できる。
請求項11に記載の発明は、前記係止部は、画像形成装置の取付フレームに形成された長孔であり、前記フック部の係止面には、前記長孔の開口縁の裏面に食い込む突起部が設けられていることを特徴としている。
請求項11に記載の発明によれば、フック部の係止面に設けられた突起部を、画像形成装置の取付フレームに形成された長孔の開口縁の裏面に食い込ませることで、定着装置はフック部の弾性復元力により垂直方向に押し付けられ、取り付けの際のガタがなくなる。
請求項12に記載の発明は、前記位置規制部材と前記フック部との距離が、前記係合部と前記係止部の裏面との距離よりも小さいことを特徴としている。
請求項12に記載の発明によれば、レバーに形成された位置規制部材(突部)とフック部との距離を、筐体に形成された係合部と画像形成装置に形成された係止部の裏面との距離よりも小さくすることで、突部を係合部へ係合させてフック部を係止部へ係止させたとき、レバーの弾性力によって突部とフック部の間に筐体と画像形成装置が挟持される。従って、定着装置はしっかりと画像形成装置本体に固定される。
請求項13に記載の発明は、前記レバーが、前記筐体の内側に配置されていることを特徴としている。
請求項13に記載の発明によれば、レバーを筐体の内側に配置することで、レバーが邪魔にならない。また、レバー又は筐体に形成した長孔にゴミや埃が付着しにくくなるので、レバーの回動不良を防止できる。
本発明は上記構成としたので、定着装置の着脱が容易で、且つ、定着装置の低コスト化を実現できる。
図1に示すように、画像形成装置10本体の上面には、開閉カバー12が取り付けられている。この開閉カバー12を開放して、スペース14に設けられた取付フレーム11へ定着装置16が装填される構成となっている。
まず、図2に基づいて、定着装置16の概要を簡単に説明する。定着装置16はハウジング18を備えており、ハウジング18の内部には、所定の温度に加熱されるヒートローラ20と、このヒートローラ20との間で用紙Pを圧接する加圧ローラ30とが設けられている。
ヒートローラ20は、金属製のコア22(円筒状芯金)の周囲に耐熱性弾性層24及び離型層26が積層されて構成されており、内部には発熱源としてのハロゲンランプ28が配置されている。
一方、加圧ローラ30は、エンドレスベルト32を有し、エンドレスベルト32の内側には圧力パッド34と、圧力パッド34を支持する金属製のホルダ36が設けられている。そして、エンドレスベルト32の両端部の内周面がベルト走行ガイド部38の外周面に支持され、エンドレスベルト32はベルト走行ガイド部38の外周面に沿って回動可能な構成となっている。
ヒートローラ20は、図示しない駆動モータにより矢印F方向に回転し、この回転によりエンドレスベルト32が従動回転するようになっている。このとき、トナー像が形成された用紙Pが、ヒートローラ20と加圧ローラ30のニップ部に搬送され、ヒートローラ20からの熱と加圧ローラ30からの圧力によって、用紙P上のトナーが溶融し、トナー画像が用紙P上に定着する。そして、ヒートローラ20及び加圧ローラ30の搬送方向下流側に配置された搬送ロール40によって、用紙Pは搬送経路に沿って搬送される。
図3に示すように、定着装置16のハウジング18の側板18Aの内側には、細板状のレバー42が取り付けられている。すなわち、レバー42はハウジング18の内側に設けられており、これによって、レバー42が邪魔にならない。また、後述する長孔44(図4参照)にゴミや埃が付着しにくくなるので、レバー42の回動不良を防止できる。
レバー42には、図4に示すように、側面の略中央部分に長手方向に沿って長孔44が形成されている。そして、この長孔44は、ハウジング18(図3参照)に設けられた円柱状の凸部46に係止されており、レバー42はハウジング18に対して長孔44を中心として回動すると共に上下方向にスライドする構成となっている。
レバー42は、長孔44を中心として長手方向に略S字状に屈曲して形成されている。そして、上側の端部の側面には、円柱状の突起48が形成されている。なお、突起48はレバー42の両側面に形成されている。
一方、側板18Aには、突起48が係合される係合部50が形成され(図3参照)、係合部50から斜め下方向に向かってカム面52が形成されている。図5に示すように、突起48は、カム面52に沿って移動しながら係合部50へ案内され、係合部50に係合されるようになっている。突起48がカム面52に当接して移動することで、レバー42は長孔44を中心に回動し、且つ、スライドして、後述するフック部54が移動するようになっている。
また、詳細は後述するが、突起48を係合部50に係合させたときは、定着装置16は固定位置(図5(B)参照、定着装置16を画像形成装置10に装填して固定させた位置)にあり、突起48が係合部50から外れてカム面52に位置しているときはハンドリング位置(図5(A)参照、定着装置16を画像形成装置10本体から取り出すことが可能な位置)にある。
図4に示すように、突起48の上側には、厚さはレバー42と同じで板厚と直交する方向にレバー42本体よりも一回り大きい把持部56が形成されている。そして、把持部56の端面から板厚方向に鍔部58が突設されている。すなわち、鍔部58は端部の外形に沿ってレバー42本体よりも外側へ張り出し把手となっている(図3参照)。
鍔部58の長手方向の一方の端部は、突起48と一体となるように形成されている。これにより、突起48が係合部50に係合された際に係合部50から受ける反力は、鍔部58によって支持されるので、係合部50からの反力によって突起48が破損する恐れがない。従って、突起48を必要以上に大きくする必要がない。なお、本実施形態では、鍔部58の端部に円柱状の突起48を当接する構成としたが、必ずしも突起48と鍔部58とは当接させる必要はない。この場合、突起48を係合部50に係合させたとき、係合部50から受ける反力によって突起48が破損しないように、突起48の根元にR形状を形成しておくとよい。
また、把持部56の垂直方向の表面は、鍔部58にかけてレバー42の長手方向と垂直の方向(水平方向)に、複数の凸部60が形成されている。これにより、レバー42を把持した際、手(指)から滑り落ちることを防止できるので、把持部56を把持しやすくなる。
また、レバー42の側面を把持した際には、鍔部58が指に引っ掛かるので、把持部56が指から滑り落ちることを防止できる。すなわち、鍔部58が把持部56の滑り止め防止となる。このように、把持部56の表面に凸部60を形成したり、把持部56の側面に鍔部58を形成することにより、レバー42を把手として利用できるため、定着装置16が持ち運び易くなり、定着装置16を画像形成装置10本体から着脱する作業が楽になる。
なお、本実施形態では、把持部56の表面に水平方向に複数の凸部60を形成することで、把持部56を把持しやすくなる構成としたが、凸部60を形成する方向や凸部の形状は特に限定されない。また、把持部56の表面にゴム部材等の滑り止め防止となる部材を接着剤等を用いて取り付けてもよい。
レバー42の他端部には、回動方向に張り出したフック部54が形成されている。そして、突起48を係合部50に係合させたとき、このフック部54は取付フレーム11に形成された細長状の係止孔62(図3参照)に入り込むようになっている。そして、図5(A)及び図5(B)に示すように、レバー42をハンドリング位置と固定位置とに回動させると、フック部54は係止孔62内を回動するようになっている。
図5(B)に示すように、フック部54は、係止孔62に係止される係止面54Aと突起48との距離Mが、画像形成装置10本体に定着装置16を装填したときの、側板18Aの係合部50と取付フレーム11の係止孔62の裏面11Aとの距離Lよりも小さくなるように形成されている。これにより、突起48を係合部50へ係合させてフック部54を係止孔62へ係止させたとき、レバー42が伸びて定着装置16はしっかりと画像形成装置10本体に固定される。
次に、本発明の第1の実施形態の作用について説明する。
図5(A)に示すように、定着装置16を画像形成装置10本体に装填するときには、突起48はカム面52の係合部50と反対側の端部に位置している。この状態で、操作者は定着装置16の両側のレバー42の把持部56に指を掛けて、定着装置16を保持しつつ、取付フレーム11にセットする。このとき、ハウジング18の底面から突設した位置決めピン19を、取付フレーム11に形成された孔部13に係合させる。そして、把持部56を図の矢印G方向へスライドさせながら回動させる。このとき、図6(A)〜(D)に示すように、突起48はカム面52に沿って係合部50へ案内され、レバー42は、ハウジング18の凸部46に係合した長孔44によって、回動しつつ上方向にスライドする。そして、長孔44を回動中心として、フック部54が下から上へすくいあげるような軌跡を描いて、画像形成装置10本体に形成された係止孔62に入り込む。
そして、図5(B)及び図6(E)(F)に示すように、係止孔62の開口縁の裏面11Aに、フック部54の先端部が当接して、係止孔62に係止される。その際、レバー42は弾性変形して、フック部54の先端が係止孔62の開口縁の裏面11Aに密着して食い込み、フック部54の付け根部分が弾性変形して係止孔62の開口縁に食い込むことによって、レバー42のばね力で定着装置16が画像形成装置10本体に固定される。そして、図7に示すように、画像形成装置10本体の開閉カバー12(図1参照)を閉止することで、定着装置16の装填が完了し、画像形成装置10が作動可能な状態となる。
なお、フック部54の移動軌跡は、カム面52の傾斜角度によって変化する。例えば、傾斜面の角度を大きくすると、フック部54は下から上へと大きく回転する。
一方、定着装置16を画像形成装置10本体から取り外すときは、逆の動作となる。まず、開閉カバー12を開いてレバー42の把持部56を把持する。そして、レバー42を回動させて、係合部50に位置している突起48をカム面52に沿って滑らせて、カム面52の係合部50と反対側の端部へ移動させる。このとき、レバー42は、ハウジング18の凸部46に係止された長孔44によって回動しながら下方向にスライドし、長孔44を回転中心として、係止孔62に係止しているフック部54の係止が解除される。そして、定着装置16の両側のレバー42の把持部56に指を掛けて、画像形成装置10本体のスペース14から取り出して、定着装置16の取り外しが完了する。
このように、ハウジング18の両側に取り付けたレバーだけで定着装置16を画像形成装置10本体に固定させることができるので、操作性が良好で、また、少ない部品で済むので安価な定着装置16を得ることができる。
また、レバー42を長手方向にスライドさせるので、フック部54を係止孔62に係止させる際のフック部54の振り幅を小さくすることができる。これにより、フック部54の振り幅を確保するための大きなスペースを、画像形成装置10本体に設ける必要がない。
また、レバー42に略S字状の屈曲部を形成して撓み性を持たせることで、フック部54を係止孔62に係止させたとき、レバー42は弾性変形して固定される。この弾性変形によって、フック部54を引っ張る力が発生し、定着装置16は画像形成装置10本体にしっかりと固定される。
さらに、レバー42の一端部に把持部56を形成することで、レバー42で定着装置16を持ち上げて画像形成装置10本体に装填することができる。このため、定着装置16の持ち運びや装填作業が楽となる。また、把持部56を別途設ける必要がないので、部品点数が少なくなり、組み立て工数が削減できることから、全体的なコストダウンに繋がる。
また、レバー42の両側面に突起48が突設し、ハウジング18の両側には同一形状のレバー42が取り付けられる。これにより、2種類のレバー42を作成する必要がなく、コストが削減される。また、左右の違いがないので、レバー42をハウジング18に取り付ける際、取り付け作業の時間を短縮できる。
次に、本発明の第2の実施形態に係る定着装置について説明する。なお、第1の実施形態と同様の部分についての説明は割愛する。
図8(A)に示すように、ハウジング18の係合部50には、円弧状の凹部64が形成されている。そして、図8(B)に示すように、この凹部64にレバー42に形成された突起48が係合するようになっている。
次に、本発明の第2の実施形態の作用について説明する。
図8(A)に示すように、係合部50を凹部64を形成することで、凹部64に突起48を係合させたとき、この突起48に意図した力を加えない限り、突起48は凹部64から外れることがない。
なお、本実施形態では、係合部50に円弧状の凹部64を形成する構成としたが、図9(A)に示すように、凹部65を三角形状等で形成してもよい。また、図9(B)に示すように、係合部66に角度をつけたり、図9(C)に示すように、係合部74の端部に凸状の係止部76を形成したりして、係合部66に係合させた突起48が係合部66から外れにくくすることもできる。
なお、本実施形態では、レバー42をハウジング18の内部に取り付ける構成としたが、ハウジング18の外側に取り付ける構成としてもよい。しかし、ハウジング18の内部にレバー42を取り付けることで、ハウジング18の外形寸法が必要以上に大きくならない。すなわち、定着装置16の小型化に繋がる。
また、本実施形態では、レバー42の側面42Aに、鍔部58と突起48を別部材として形成して一体とする構成としたが、図10(A)に示すように、鍔部68の先端部分をR形状として、この先端部分をハウジング18に形成された係合部50に係合させる構成としてもよい。
さらに、図10(B)に示すように、フック部70の係止面の先端部分に凸部72を形成すれば、この凸部72を画像形成装置10の係止孔62の開口縁の裏面11Aに食い込ませることで、定着装置16(図1参照)はフック部70の弾性復元力により垂直方向に押し付けられ、取り付けの際のガタがなくなる。
本発明の第1の実施形態に係る定着装置と画像形成装置本体を示す斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係る定着装置の概略構成を示す断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る定着装置を示す斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係る定着装置に用いられるレバーを示す側面図である。 本発明の第1の実施形態に係る定着装置の着脱機構を示す側面図であり、(A)レバーがハンドリング位置にある図、(B)レバーが固定位置にある図である。 本発明の第1の実施形態に係る定着装置に用いられるレバーを示す側面図である。 本発明の第1の実施形態に係る定着装置の着脱機構を示す斜視図であって、定着装置を画像形成装置本体に固定させた状態を示す斜視図である。 本発明の第2の実施形態に係る定着装置を示す側面図である。 本発明のその他の実施形態に係る定着装置を示す側面図である。 本発明のその他の実施形態に係る定着装置を示す側面図である。 従来の定着装置を画像形成装置に取り付ける方法を示す説明図である。
符号の説明
10 画像形成装置
11 取付フレーム
16 定着装置
18 ハウジング(筐体)
20 ヒートローラ(加熱部材)
30 加圧ローラ(加圧部材)
42 レバー
44 長孔
46 凸部(軸体)
48 突部(位置規制部材)
50 係合部
52 カム面
54 フック部
56 把持部
58 鍔部
60 凸部(滑り止め部)
62 係止孔(係止部)
64 凹部
66 係合部

Claims (13)

  1. トナー像が転写された記録媒体を加熱・加圧して画像を定着させる加圧部材と加熱部材を備え、画像形成装置本体に着脱自在に装填される定着装置であって、
    前記定着装置の筐体の両側に回動可能且つスライド可能に取り付けられるレバーと、
    前記レバーの回動中心の一方側に形成され、前記筐体に形成された係合部に係合される位置規制部と、
    前記レバーの回動中心の他方側に形成され、該レバーを回動させ且つスライドさせ、前記位置規制部を前記係合部に係合させると、前記画像形成装置本体に形成された係止部に係止されるフック部と、
    を有することを特徴とする定着装置。
  2. 前記レバー又は前記筐体に形成された長孔と、前記筐体又は前記レバーに形成され、前記長孔を回動可能且つスライド可能に支持する軸体と、を有することを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記筐体には、前記位置規制部を前記係合部へ案内するカム面が形成され、前記位置規制部は、前記レバーの側面から突出する突部であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の定着装置。
  4. 前記係合部は、前記突部が係合する凹部であることを特徴とする請求項3に記載の定着装置。
  5. 前記レバーは、撓み性を持たせる屈曲部が形成されていることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の定着装置。
  6. 前記レバーの一端部には、把持部が形成されていることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の定着装置。
  7. 前記把持部は、前記レバーの端面から板厚方向へ延びる鍔板で構成されていることを特徴とする請求項6に記載の定着装置。
  8. 前記鍔板の表面に、滑り止め部を形成したことを特徴とする請求項7に記載の定着装置。
  9. 前記突部と前記鍔板が一体成形され、前記係合部から反力を受ける前記突部を、前記鍔板が支持することを特徴とする請求項7又は請求項8に記載の定着装置。
  10. 前記筐体の両側に取り付けられた前記レバーの形状は同一であり、前記突部が前記レバーの両側面に突設していることを特徴とする請求項1〜請求項9のいずれか1項に記載の定着装置。
  11. 前記係止部は、画像形成装置の取付フレームに形成された長孔であり、前記フック部の係止面には、前記長孔の開口縁の裏面に食い込む突起部が設けられていることを特徴とする請求項1〜請求項10のいずれか1項に記載の定着装置。
  12. 前記位置規制部材と前記フック部との距離が、前記係合部と前記係止部の裏面との距離よりも小さいことを特徴とする請求項1〜請求項11のいずれか1項に記載の定着装置。
  13. 前記レバーが、前記筐体の内側に配置されていることを特徴とする請求項1〜請求項12のいずれか1項に記載の定着装置。
JP2004136078A 2004-04-30 2004-04-30 定着装置 Expired - Fee Related JP4438504B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004136078A JP4438504B2 (ja) 2004-04-30 2004-04-30 定着装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004136078A JP4438504B2 (ja) 2004-04-30 2004-04-30 定着装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005316282A JP2005316282A (ja) 2005-11-10
JP4438504B2 true JP4438504B2 (ja) 2010-03-24

Family

ID=35443763

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004136078A Expired - Fee Related JP4438504B2 (ja) 2004-04-30 2004-04-30 定着装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4438504B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8032058B2 (en) 2007-05-15 2011-10-04 Canon Kabushiki Kaisha Electrophotographic image forming apparatus with developer cartridge lock member
JP5009750B2 (ja) * 2007-10-31 2012-08-22 株式会社リコー 定着装置、画像形成装置、及び、ユニット
JP4252106B1 (ja) * 2008-02-20 2009-04-08 株式会社サトー知識財産研究所 サーマルプリンタ
JP5645868B2 (ja) 2012-04-06 2014-12-24 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 現像剤収容容器およびこれを備えた現像装置、画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005316282A (ja) 2005-11-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4740293B2 (ja) 給紙装置および画像形成装置
TWI373695B (en) Process cartridge, supporting member, process cartridge assembling method, and process cartridge disassembling method
JP5613650B2 (ja) 媒体搬送装置及び画像形成装置
US8146734B2 (en) Belt unit and image forming apparatus
JP6500829B2 (ja) 画像形成装置、ロック装置、ロックユニット
US7751750B2 (en) Belt unit installed apparatus, image forming apparatus having the same, and method of installing/removing belt unit
JP2003241615A (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP6780387B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP4438504B2 (ja) 定着装置
JP4808589B2 (ja) シートカートリッジおよびそれを備える印字装置
JP2006030570A (ja) 加圧解除装置および画像形成装置
JP5046796B2 (ja) 画像形成装置
JP2008030302A (ja) プリンタ
JP4811093B2 (ja) 画像形成装置
US7380782B2 (en) Automatic document feeder having a replaceable friction roller assembly
JP2598270B2 (ja) 画像形成装置
JP4442147B2 (ja) 定着ユニットの着脱機構および画像形成装置
JP5148008B2 (ja) 画像形成装置
JP2005103982A (ja) インクシートカートリッジ及び取替え用インクシートセット
JP3862914B2 (ja) 定着装置
JP2009155058A (ja) 媒体搬送装置、給紙装置、増設給紙装置及び画像形成装置
JP2008145743A (ja) 転写装置、それを用いた画像形成装置及び転写装置規制方法
JP2014006461A (ja) 画像形成装置
JP6986205B2 (ja) 定着装置、画像形成装置
US20230176520A1 (en) Development device and image formation apparatus

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070322

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091215

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091228

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130115

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4438504

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130115

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140115

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees