JP5009750B2 - 定着装置、画像形成装置、及び、ユニット - Google Patents
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Description
また、このような問題は、定着装置に限定されることなく、画像形成装置本体に対して着脱自在に構成されたユニット(例えば、現像装置やプロセスカートリッジ等である。)においても共通するものである。
前記レバーに当接して当該レバーが回動方向と異なる方向に倒れるのを規制する規制部材と、を備え、前記レバーは、幅方向に延設された把持部を具備し、前記規制部材は、前記レバーの回動方向にそって延設されたリブであって、前記リブの側面が前記把持部に形成された突出部の側面に当接して前記レバーの倒れを規制するように構成されたものである。
以下、この発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
図1に示すように、本実施の形態における画像形成装置1は、タンデム型カラープリンタである。画像形成装置本体1の上方にあるボトル収容部101には、各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)に対応した4つのトナーボトル102Y、102M、102C、102Kが着脱自在(交換自在)に設置されている。
ボトル収容部101の下方には中間転写ユニット85が配設されている。その中間転写ユニット85の中間転写ベルト78に対向するように、各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)に対応した作像部4Y、4M、4C、4K(プロセスカートリッジ)が並設されている。
その後、感光体ドラム5Y、5M、5C、5Kの表面は、露光部3から発せられたレーザ光Lの照射位置に達して、この位置での露光走査によって各色に対応した静電潜像が形成される(露光工程である。)。
その後、感光体ドラム5Y、5M、5C、5Kの表面は、中間転写ベルト78及び第1転写バイアスローラ79Y、79M、79C、79Kとの対向位置に達して、この位置で感光体ドラム5Y、5M、5C、5K上のトナー像が中間転写ベルト78上に転写される(1次転写工程である。)。このとき、感光体ドラム5Y、5M、5C、5K上には、僅かながら未転写トナーが残存する。
最後に、感光体ドラム5Y、5M、5C、5Kの表面は、不図示の除電部との対向位置に達して、この位置で感光体ドラム5Y、5M、5C、5K上の残留電位が除去される。
こうして、感光体ドラム5Y、5M、5C、5K上でおこなわれる、一連の作像プロセスが終了する。
ここで、中間転写ユニット85は、中間転写ベルト78、4つの1次転写バイアスローラ79Y、79M、79C、79K、2次転写バックアップローラ82、クリーニングバックアップローラ83、テンションローラ84、中間転写クリーニング部80、等で構成される。中間転写ベルト78は、3つのローラ82〜84によって張架・支持されるとともに、1つのローラ82の回転駆動によって図1中の矢印方向に無端移動される。
そして、中間転写ベルト78は、矢印方向に走行して、各1次転写バイアスローラ79Y、79M、79C、79Kの1次転写ニップを順次通過する。こうして、感光体ドラム5Y、5M、5C、5K上の各色のトナー像が、中間転写ベルト78上に重ねて1次転写される。
その後、中間転写ベルト78は、中間転写クリーニング部80の位置に達する。そして、この位置で、中間転写ベルト78上の未転写トナーが回収される。
こうして、中間転写ベルト78上でおこなわれる、一連の転写プロセスが終了する。
詳しくは、給紙部12には、転写紙等の記録媒体Pが複数枚重ねて収納されている。そして、給紙ローラ97が図1中の反時計方向に回転駆動されると、一番上の記録媒体Pがレジストローラ対98のローラ間に向けて給送される。
その後、記録媒体Pは、排紙ローラ対99のローラ間を経て、装置外へと排出される。排紙ローラ対99によって装置外に排出された被転写Pは、出力画像として、スタック部100上に順次スタックされる。
こうして、画像形成装置における、一連の画像形成プロセスが完了する。
図2は、定着装置20を示す構成図である。また、図3は、定着装置20を示す斜視図である。
ここで、定着部材としての定着ローラ21は、図2中の矢印方向に回転する薄肉の円筒体であって、その円筒体の内部には加熱手段としてのヒータ25(熱源)が固設されている。定着ローラ21は、芯金22上に、弾性層23、離型層24が順次積層された多層構造体であって、加圧部材としての加圧ローラ31に圧接してニップ部を形成する。
また、定着ローラ21の弾性層23としては、フッ素ゴム、シリコーンゴム、発泡性シリコーンゴム等の弾性材料が用いられる。
また、定着ローラ21の離型層24としては、PFA(4フッ化エチレンバーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体樹脂)、ポリイミド、ポリエーテルイミド、PES(ポリエーテルサルファイド)、等を用いることができる。定着ローラ21の表層に離型層24を設けることにより、トナーT(トナー像)に対する離型性(剥離性)が担保されることになる。
そして、加圧ローラ31は、不図示の加圧手段の付勢力によって定着ローラ21に圧接する。こうして、加圧ローラ31と定着ローラ21との間に、所望のニップ部が形成される。
また、ニップ部の出口側近傍には、定着ローラ21に対して所定のギャップをあけて対向する分離板38が配設されている。分離板38は、定着工程後の記録媒体Pが定着ローラ21の回転に沿って定着ローラ21に巻き付いてしまう不具合を抑止するためのものである。
装置本体1の電源スイッチが投入されると、交流電源からヒータ25に交流電圧が印加(給電)されるとともに、定着ローラ21及び加圧ローラ31の図2中の矢印方向の回転駆動が開始される。
その後、給紙部12から記録媒体Pが給送されて、2次転写ニップの位置で記録媒体P上に未定着画像が担持される。未定着画像T(トナー像)が担持された記録媒体Pは、図2の矢印Y10方向に搬送されて、圧接状態にある定着ローラ21及び加圧ローラ31のニップ部(定着ニップ部)に送入される。そして、定着ローラ21による加熱と、定着ローラ21及び加圧ローラ31の押圧力とによって、記録媒体Pの表面にトナー像Tが定着される。その後、回転する定着ローラ21及び加圧ローラ31によってそのニップ部から送出された記録媒体Pは、矢印Y11方向に搬送される。
図3は定着装置20を示す斜視図であって、図4は画像形成装置本体1に対して定着装置20が露呈した状態を示す斜視図である。図5は画像形成装置本体1に対して定着装置20が着脱される状態を示す斜視図であって、図6は画像形成装置本体1に対して定着装置20が着脱される手順を示す側面図である。また、図7はレバー50の近傍を示す拡大斜視図であって、図8はレバー50の近傍を上方からみた拡大斜視図である。さらに、図9は、レバー50の近傍を示す拡大側面図である。
レバー50の係合部50aは、小判状に形成されていて、レバー50の回動中心に設けられている。レバー50の係合部50aは、レバー50の回動動作に連動して画像形成装置本体1に形成された被係合部121aに係合して画像形成装置本体1に対する定着装置20の位置を固定するためのものである(図5及び図6を参照できる。)。なお、図5及び図6を参照して、画像形成装置本体1の被係合部は、本体フレーム120において鍵穴状に形成された切欠き121であって、切欠き121の鍵穴121aにレバー50の係合部50aが係合することで本体フレーム120に対して定着装置20が固定される。
このように、本実施の形態では、本体フレーム120の被係合部に係合する係合部50aが、レバー50の回動中心に設けられているため、画像形成装置本体1に対する定着装置20の固定・解除に関わる機構を比較的コンパクトに構成することができる。
詳しくは、規制部材としてのリブ60a(第1リブ)は、レバーの回動方向にそって延設されている。一方、レバー50の把持部50bには、ケース60に向けて突出する突出部50b1が形成されている。このような構成により、レバー50が倒れそうになっても、リブ60aの側面がレバー50の突出部50b1の側面に当接するために、レバー50の倒れが規制されることになる。したがって、レバー50の倒れによって本体フレーム120にレバー50が干渉して定着装置20の着脱操作性が低下する不具合を抑止することができる。
詳しくは、第2規制部材としての第2リブ60bは、リブ60a(第1リブ)に対して幅方向に隣接するとともに、レバー50の回動方向にそったスロープ部を具備している。そして、第2リブ60bのスロープ部の終点が、レバー50の突出部50b1に当接することで、レバー50の回動動作の範囲が規制されることになる(図8の状態である。)。このような構成により、レバー50が大きく回動してケース60から脱落する不具合を防止することができる。
このような構成により、ケース60に対するレバー50の組み付け性が向上する。すなわち、ケース60にレバー50を組み付ける際には、まず、レバー50の突出部50b1がケース60の領域A上をスライドするように、レバー50を幅方向に移動させながらケース60に設置する(係合部50aのネジ部を締結する。)。その後、突出部50b1が領域Aの位置にある状態のレバー50を回動させる。このとき、突出部50b1は弾性変形された状態で第2リブ60bのスロープ部を乗り越えた後に、図8の位置まで移動して、ケース60に対するレバー50の組み付けが完了する。
また、本実施の形態では、定着部材として定着ローラ21を用いて加圧部材として加圧ローラ31を用いた定着装置に対して本発明を適用したが、定着部材として定着ベルトを用いた定着装置や、加圧部材として加圧ベルトや加圧パッドを用いた定着装置に対しても本発明を適用することができる。
そして、これらの場合にも、本実施の形態と同様の効果を得ることができる。
20 定着装置(ユニット)、
50 レバー、
50a 係合部、
50b 把持部、 50b1 突出部、
60 ケース、
60a リブ(規制部材)、 60b 第2リブ(第2規制部材)、
65 引張スプリング(付勢部材)、
120 本体フレーム、
121 切欠き(被係合部)、 121a 鍵穴。
Claims (11)
- 画像形成装置本体に対して着脱自在に設置される定着装置であって、
装置の幅方向端部に回動自在に設置されるとともに、その回動動作に連動して前記画像形成装置本体に形成された被係合部に係合して当該画像形成装置本体に対する装置の位置を固定する係合部を具備するレバーと、
前記レバーに当接して当該レバーが回動方向と異なる方向に倒れるのを規制する規制部材と、
を備え、
前記レバーは、幅方向に延設された把持部を具備し、
前記規制部材は、前記レバーの回動方向にそって延設されたリブであって、前記リブの側面が前記把持部に形成された突出部の側面に当接して前記レバーの倒れを規制するように構成されたことを特徴とする定着装置。 - 前記レバーの回動動作の範囲を規制する第2規制部材をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
- 前記第2規制部材は、前記リブに対して幅方向に隣接するとともに前記レバーの回動方向にそったスロープ部を具備する第2リブであって、前記スロープ部の終点が前記把持部の前記突出部に当接して前記レバーの回動動作の範囲を規制するように構成され、
前記第2リブの前記スロープ部の始点に対して前記第2リブから離れた位置に前記リブが隣接しないように構成されたことを特徴とする請求項2に記載の定着装置。 - 前記レバーを前記第2規制部材の側に付勢する付勢部材を備えたことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の定着装置。
- 前記付勢部材は、引張スプリング、圧縮スプリング、ねじりコイルスプリングのいずれかであることを特徴とする請求項4に記載の定着装置。
- 前記係合部は、前記レバーの回動中心に具備されたことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の定着装置。
- 前記被係合部は、鍵穴状に形成された切欠きであって、
前記係合部は、小判状に形成されたことを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載の定着装置。 - 前記画像形成装置本体に対して幅方向に直交する方向に着脱されることを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれかに記載の定着装置。
- 請求項1〜請求項8のいずれかに記載の定着装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
- 画像形成装置本体に対して着脱自在に設置されるユニットであって、
ユニットの幅方向端部に回動自在に設置されるとともに、その回動動作に連動して前記画像形成装置本体に形成された被係合部に係合して当該画像形成装置本体に対するユニットの位置を固定する係合部を具備するレバーと、
前記レバーに当接して当該レバーが回動方向と異なる方向に倒れるのを規制する規制部材と、
を備え、
前記レバーは、幅方向に延設された把持部を具備し、
前記規制部材は、前記レバーの回動方向にそって延設されたリブであって、前記リブの側面が前記把持部に形成された突出部の側面に当接して前記レバーの倒れを規制するように構成されたことを特徴とするユニット。 - 請求項10に記載のユニットを備えたことを特徴とする画像形成装置。
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JP2007282982A JP5009750B2 (ja) | 2007-10-31 | 2007-10-31 | 定着装置、画像形成装置、及び、ユニット |
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- 2007-10-31 JP JP2007282982A patent/JP5009750B2/ja active Active
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