JP5009750B2 - 定着装置、画像形成装置、及び、ユニット - Google Patents

定着装置、画像形成装置、及び、ユニット Download PDF

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Description

この発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、又は、それらの複合機等の画像形成装置と、そこに着脱自在に設置される定着装置及びユニットと、に関するものである。
従来から、複写機、プリンタ等の画像形成装置において、画像形成装置本体に対して定着装置を着脱自在に設置する技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特許文献1等において、定着装置のハウジングの両側面には、ピンを中心にして回動可能にレバーが設置されている。このレバーの一端には把手が設けられていて、ユーザーは把手に指を引っ掛けてレバーを回動させて把手を手前側に向けた状態で、画像形成装置本体に対する定着装置の着脱動作をおこなう。また、レバーの他端にはフック部が設けられていて、ユーザーが把手に指を引っ掛けてレバーを回動させて把手を奥側に向けて移動させることで、フック部が画像形成装置本体のフレームの長穴に係止されて、画像形成装置本体に対する定着装置の位置が固定される。
特開2005−37672号公報
上述した従来の定着装置は、レバーが回動方向とは異なる方向に倒れてしまって、レバーが画像形成装置本体に干渉して定着装置の着脱操作性を悪化させてしまう可能性があった。特に、画像形成装置本体に対して定着装置を係止(固定)させる際に必要な力(力点にかかる力である。)を小さくするために、レバーの回動中心から力点までの長さを長く設定した場合には、無視できない問題になっていた。
また、このような問題は、定着装置に限定されることなく、画像形成装置本体に対して着脱自在に構成されたユニット(例えば、現像装置やプロセスカートリッジ等である。)においても共通するものである。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、レバーの倒れが生じることなく、画像形成装置本体に対する着脱操作性が良好な、定着装置、画像形成装置、及び、ユニットを提供することにある。
この発明の請求項1記載の発明にかかる定着装置は、画像形成装置本体に対して着脱自在に設置される定着装置であって、装置の幅方向端部に回動自在に設置されるとともに、その回動動作に連動して前記画像形成装置本体に形成された被係合部に係合して当該画像形成装置本体に対する装置の位置を固定する係合部を具備するレバーと、
前記レバーに当接して当該レバーが回動方向と異なる方向に倒れるのを規制する規制部材と、を備え、前記レバーは、幅方向に延設された把持部を具備し、前記規制部材は、前記レバーの回動方向にそって延設されたリブであって、前記リブの側面が前記把持部に形成された突出部の側面に当接して前記レバーの倒れを規制するように構成されたものである。
また、請求項2記載の発明にかかる定着装置は、前記請求項1に記載の発明において、前記レバーの回動動作の範囲を規制する第2規制部材をさらに備えたものである。
また、請求項3記載の発明にかかる定着装置は、前記請求項2に記載の発明において、前記第2規制部材は、前記リブに対して幅方向に隣接するとともに前記レバーの回動方向にそったスロープ部を具備する第2リブであって、前記スロープ部の終点が前記把持部の前記突出部に当接して前記レバーの回動動作の範囲を規制するように構成され、前記第2リブの前記スロープ部の始点に対して前記第2リブから離れた位置に前記リブが隣接しないように構成されたものである。
また、請求項4記載の発明にかかる定着装置は、前記請求項2又は請求項3に記載の発明において、前記レバーを前記第2規制部材の側に付勢する付勢部材を備えたものである。
また、請求項5記載の発明にかかる定着装置は、前記請求項4に記載の発明において、前記付勢部材を、引張スプリング、圧縮スプリング、ねじりコイルスプリングのいずれかとしたものである。
また、請求項6記載の発明にかかる定着装置は、前記請求項1〜請求項5のいずれかに記載の発明において、前記係合部は、前記レバーの回動中心に具備されたものである。
また、請求項7記載の発明にかかる定着装置は、前記請求項1〜請求項6のいずれかに記載の発明において、前記被係合部は、鍵穴状に形成された切欠きであって、前記係合部は、小判状に形成されたものである。
また、請求項8記載の発明にかかる定着装置は、前記請求項1〜請求項7のいずれかに記載の発明において、前記画像形成装置本体に対して幅方向に直交する方向に着脱されるものである。
また、請求項9記載の発明にかかる画像形成装置は、請求項1〜請求項8のいずれかに記載の定着装置を備えたものである。
また、請求項10記載の発明にかかるユニットは、画像形成装置本体に対して着脱自在に設置されるユニットであって、ユニットの幅方向端部に回動自在に設置されるとともに、その回動動作に連動して前記画像形成装置本体に形成された被係合部に係合して当該画像形成装置本体に対するユニットの位置を固定する係合部を具備するレバーと、前記レバーに当接して当該レバーが回動方向と異なる方向に倒れるのを規制する規制部材と、を備え、前記レバーは、幅方向に延設された把持部を具備し、前記規制部材は、前記レバーの回動方向にそって延設されたリブであって、前記リブの側面が前記把持部に形成された突出部の側面に当接して前記レバーの倒れを規制するように構成されたものである。
また請求項11記載の発明にかかるユニットは、請求項10に記載のユニットを備えたものである。
本発明は、レバーが回動方向と異なる方向に倒れるのを規制する規制部材を設けているため、レバーの倒れが生じることなく、画像形成装置本体に対する着脱操作性が良好な、定着装置、画像形成装置、及び、ユニットを提供することができる。
実施の形態.
以下、この発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
まず、図1にて、画像形成装置全体の構成・動作について説明する。
図1に示すように、本実施の形態における画像形成装置1は、タンデム型カラープリンタである。画像形成装置本体1の上方にあるボトル収容部101には、各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)に対応した4つのトナーボトル102Y、102M、102C、102Kが着脱自在(交換自在)に設置されている。
ボトル収容部101の下方には中間転写ユニット85が配設されている。その中間転写ユニット85の中間転写ベルト78に対向するように、各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)に対応した作像部4Y、4M、4C、4K(プロセスカートリッジ)が並設されている。
各作像部4Y、4M、4C、4Kには、それぞれ、感光体ドラム5Y、5M、5C、5Kが配設されている。また、各感光体ドラム5Y、5M、5C、5Kの周囲には、それぞれ、帯電部75、現像部76、クリーニング部77、除電部(不図示である。)等が配設されている。そして、各感光体ドラム5Y、5M、5C、5K上で、作像プロセス(帯電工程、露光工程、現像工程、転写工程、クリーニング工程)がおこなわれて、各感光体ドラム5Y、5M、5C、5K上に各色の画像が形成されることになる。
感光体ドラム5Y、5M、5C、5Kは、不図示の駆動モータによって図1中の時計方向に回転駆動される。そして、帯電部75の位置で、感光体ドラム5Y、5M、5C、5Kの表面が一様に帯電される(帯電工程である。)。
その後、感光体ドラム5Y、5M、5C、5Kの表面は、露光部3から発せられたレーザ光Lの照射位置に達して、この位置での露光走査によって各色に対応した静電潜像が形成される(露光工程である。)。
その後、感光体ドラム5Y、5M、5C、5Kの表面は、現像部76(現像装置)との対向位置に達して、この位置で静電潜像が現像されて、各色のトナー像が形成される(現像工程である。)。
その後、感光体ドラム5Y、5M、5C、5Kの表面は、中間転写ベルト78及び第1転写バイアスローラ79Y、79M、79C、79Kとの対向位置に達して、この位置で感光体ドラム5Y、5M、5C、5K上のトナー像が中間転写ベルト78上に転写される(1次転写工程である。)。このとき、感光体ドラム5Y、5M、5C、5K上には、僅かながら未転写トナーが残存する。
その後、感光体ドラム5Y、5M、5C、5Kの表面は、クリーニング部77との対向位置に達して、この位置で感光体ドラム5Y、5M、5C、5K上に残存した未転写トナーがクリーニング部77のクリーニングブレードによって機械的に回収される(クリーニング工程である。)。
最後に、感光体ドラム5Y、5M、5C、5Kの表面は、不図示の除電部との対向位置に達して、この位置で感光体ドラム5Y、5M、5C、5K上の残留電位が除去される。
こうして、感光体ドラム5Y、5M、5C、5K上でおこなわれる、一連の作像プロセスが終了する。
その後、現像工程を経て各感光体ドラム上に形成した各色のトナー像を、中間転写ベルト78上に重ねて転写する。こうして、中間転写ベルト78上にカラー画像が形成される。
ここで、中間転写ユニット85は、中間転写ベルト78、4つの1次転写バイアスローラ79Y、79M、79C、79K、2次転写バックアップローラ82、クリーニングバックアップローラ83、テンションローラ84、中間転写クリーニング部80、等で構成される。中間転写ベルト78は、3つのローラ82〜84によって張架・支持されるとともに、1つのローラ82の回転駆動によって図1中の矢印方向に無端移動される。
4つの1次転写バイアスローラ79Y、79M、79C、79Kは、それぞれ、中間転写ベルト78を感光体ドラム5Y、5M、5C、5Kとの間に挟み込んで1次転写ニップを形成している。そして、1次転写バイアスローラ79Y、79M、79C、79Kに、トナーの極性とは逆の転写バイアスが印加される。
そして、中間転写ベルト78は、矢印方向に走行して、各1次転写バイアスローラ79Y、79M、79C、79Kの1次転写ニップを順次通過する。こうして、感光体ドラム5Y、5M、5C、5K上の各色のトナー像が、中間転写ベルト78上に重ねて1次転写される。
その後、各色のトナー像が重ねて転写された中間転写ベルト78は、2次転写ローラ89との対向位置に達する。この位置では、2次転写バックアップローラ82が、2次転写ローラ89との間に中間転写ベルト78を挟み込んで2次転写ニップを形成している。そして、中間転写ベルト78上に形成された4色のトナー像は、この2次転写ニップの位置に搬送された記録媒体P上に転写される。このとき、中間転写ベルト78には、記録媒体Pに転写されなかった未転写トナーが残存する。
その後、中間転写ベルト78は、中間転写クリーニング部80の位置に達する。そして、この位置で、中間転写ベルト78上の未転写トナーが回収される。
こうして、中間転写ベルト78上でおこなわれる、一連の転写プロセスが終了する。
ここで、2次転写ニップの位置に搬送された記録媒体Pは、装置本体1の下方に配設された給紙部12から、給紙ローラ97やレジストローラ対98等を経由して搬送されたものである。
詳しくは、給紙部12には、転写紙等の記録媒体Pが複数枚重ねて収納されている。そして、給紙ローラ97が図1中の反時計方向に回転駆動されると、一番上の記録媒体Pがレジストローラ対98のローラ間に向けて給送される。
レジストローラ対98に搬送された記録媒体Pは、回転駆動を停止したレジストローラ対98のローラニップの位置で一旦停止する。そして、中間転写ベルト78上のカラー画像にタイミングを合わせて、レジストローラ対98が回転駆動されて、記録媒体Pが2次転写ニップに向けて搬送される。こうして、記録媒体P上に、所望のカラー画像が転写される。
その後、2次転写ニップの位置でカラー画像が転写された記録媒体Pは、定着部20のニップ部(定着ローラ21と加圧ローラ31とが圧接する位置である。)に搬送される。そして、ニップ部(定着ニップ部)で、定着ローラ21及び加圧ローラ31による熱と圧力とにより、表面に転写されたカラー画像が記録媒体P上に定着される。
その後、記録媒体Pは、排紙ローラ対99のローラ間を経て、装置外へと排出される。排紙ローラ対99によって装置外に排出された被転写Pは、出力画像として、スタック部100上に順次スタックされる。
こうして、画像形成装置における、一連の画像形成プロセスが完了する。
なお、装置本体1の正面には、本体カバー110が開閉自在に設置されている。本体カバー110を支軸を中心にして開放すると、定着装置20が露呈した状態になる(図4の状態である。)。そして、ユーザーやサービスマンは、定着装置20を露呈した状態で、定着装置20の位置でジャムした記録媒体Pの処理(ジャム処理)をおこなったり、定着装置20を装置本体1から取出して定着装置20のメンテナンスや交換をおこなったりする。
次に、図2及び図3にて、画像形成装置本体1に設置される定着装置20の構成・動作について詳述する。
図2は、定着装置20を示す構成図である。また、図3は、定着装置20を示す斜視図である。
図2及び図3に示すように、定着装置20は、定着部材としての定着ローラ21、加圧部材としての加圧ローラ31、ガイド板35、分離板38、温度センサ40、レバー50、ケース60(筐体)、等で構成される。
ここで、定着部材としての定着ローラ21は、図2中の矢印方向に回転する薄肉の円筒体であって、その円筒体の内部には加熱手段としてのヒータ25(熱源)が固設されている。定着ローラ21は、芯金22上に、弾性層23、離型層24が順次積層された多層構造体であって、加圧部材としての加圧ローラ31に圧接してニップ部を形成する。
定着ローラ21の芯金22は、SUS304等の鉄系材料で形成されている。
また、定着ローラ21の弾性層23としては、フッ素ゴム、シリコーンゴム、発泡性シリコーンゴム等の弾性材料が用いられる。
また、定着ローラ21の離型層24としては、PFA(4フッ化エチレンバーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体樹脂)、ポリイミド、ポリエーテルイミド、PES(ポリエーテルサルファイド)、等を用いることができる。定着ローラ21の表層に離型層24を設けることにより、トナーT(トナー像)に対する離型性(剥離性)が担保されることになる。
定着ローラ21のヒータ25(加熱手段)は、ハロゲンヒータであって、その両端部が定着装置20のフレームに固定されている。そして、装置本体1の電源部(交流電源)により出力制御されたヒータ25によって定着ローラ21が加熱されて、その表面から記録媒体P上のトナー像Tに熱が加えられる。ヒータ25の出力制御は、定着ローラ21表面に当接する温度センサ40(サーミスタ)によるローラ表面温度の検知結果に基いておこなわれる。詳しくは、温度センサ40の検知結果に基づいて定められる通電時間だけ、ヒータ25に交流電圧が印加される。このようなヒータ25の出力制御によって、定着ローラ21の温度(定着温度)を所望の温度(目標制御温度)に調整制御することができる。なお、温度センサ40は、接触型のサーミスタの他に、非接触型のサーモパイル等を用いることもできる。
また、加圧部材としての加圧ローラ31は、主として、芯金32と、芯金32の外周面に接着層を介して形成された弾性層33と、からなる。加圧ローラ31の弾性層33は、フッ素ゴム、シリコーンゴム、発泡性シリコーンゴム等の材料で形成されている。なお、弾性層33の表層にPFA等からなる薄肉の離型層を設けることもできる。
そして、加圧ローラ31は、不図示の加圧手段の付勢力によって定着ローラ21に圧接する。こうして、加圧ローラ31と定着ローラ21との間に、所望のニップ部が形成される。
定着ローラ21と加圧ローラ31との当接部(ニップ部である。)の入口側と出口側には、それぞれ、記録媒体Pの搬送を案内するガイド板35が配設されている。ガイド板35は、定着装置20の筐体に固設されている。
また、ニップ部の出口側近傍には、定着ローラ21に対して所定のギャップをあけて対向する分離板38が配設されている。分離板38は、定着工程後の記録媒体Pが定着ローラ21の回転に沿って定着ローラ21に巻き付いてしまう不具合を抑止するためのものである。
上述のように構成された定着装置20は、次のように動作する。
装置本体1の電源スイッチが投入されると、交流電源からヒータ25に交流電圧が印加(給電)されるとともに、定着ローラ21及び加圧ローラ31の図2中の矢印方向の回転駆動が開始される。
その後、給紙部12から記録媒体Pが給送されて、2次転写ニップの位置で記録媒体P上に未定着画像が担持される。未定着画像T(トナー像)が担持された記録媒体Pは、図2の矢印Y10方向に搬送されて、圧接状態にある定着ローラ21及び加圧ローラ31のニップ部(定着ニップ部)に送入される。そして、定着ローラ21による加熱と、定着ローラ21及び加圧ローラ31の押圧力とによって、記録媒体Pの表面にトナー像Tが定着される。その後、回転する定着ローラ21及び加圧ローラ31によってそのニップ部から送出された記録媒体Pは、矢印Y11方向に搬送される。
以下、図3〜図9を用いて、本実施の形態において特徴的な、定着装置20の構成・動作について説明する。
図3は定着装置20を示す斜視図であって、図4は画像形成装置本体1に対して定着装置20が露呈した状態を示す斜視図である。図5は画像形成装置本体1に対して定着装置20が着脱される状態を示す斜視図であって、図6は画像形成装置本体1に対して定着装置20が着脱される手順を示す側面図である。また、図7はレバー50の近傍を示す拡大斜視図であって、図8はレバー50の近傍を上方からみた拡大斜視図である。さらに、図9は、レバー50の近傍を示す拡大側面図である。
図3を参照して、定着装置20のケース60の幅方向両端部には、それぞれ、レバー50が回動自在に設置されている。レバー50には、係合部50a、把持部50b等が設けられている。
レバー50の係合部50aは、小判状に形成されていて、レバー50の回動中心に設けられている。レバー50の係合部50aは、レバー50の回動動作に連動して画像形成装置本体1に形成された被係合部121aに係合して画像形成装置本体1に対する定着装置20の位置を固定するためのものである(図5及び図6を参照できる。)。なお、図5及び図6を参照して、画像形成装置本体1の被係合部は、本体フレーム120において鍵穴状に形成された切欠き121であって、切欠き121の鍵穴121aにレバー50の係合部50aが係合することで本体フレーム120に対して定着装置20が固定される。
図3を参照して、レバー50の把持部50bは、幅方向に延設されている。そして、ユーザーやサービスマン等の操作者は、把持部50bを把持した状態で、定着装置20を画像形成装置本体1に対して幅方向に直交する方向(図5及び図6の白矢印方向である。)に着脱することになる。
詳しくは、画像形成装置本体1に対して定着装置20を装着する場合、まず、画像形成装置本体1の本体カバー110を開放して、定着装置20の設置スペースを露呈させる(図4を参照できる。)。そして、図6(A)に示すように、定着装置20のレバー50を操作者側(幅方向に直交する方向である。)に回動させた状態(図5の状態である。)で、定着装置20を本体フレーム120(画像形成装置本体1)に向けて装着する。このとき、レバー50の小判状の係合部50aは、レバーの姿勢にならって、切欠き121(被係合部)への装着を妨げない姿勢になっているため、定着装置20は本体フレーム120に干渉することなくスムーズに装着されることになる。そして、レバー50の係合部50aが切欠き121の鍵穴121aに突き当たった後に、レバー50を図6(B)の反時計方向に回動させて、係合部50aと鍵穴121aとを係合させる。このとき、定着装置20を図6(B)の右方向に引き出そうとしても、係合部50aが鍵穴121aに引っ掛かった状態になっているために、定着装置20の引き出しはできない。すなわち、本体フレーム120(画像形成装置本体1)に対して、定着装置20の位置が固定される。したがって、定着工程時に定着装置20の位置が定まらずに定着不良やジャム等の不具合が生じるのを確実に抑止することができる。
これに対して、画像形成装置本体1に対して定着装置20を取出する場合は、上述した装着時の手順と逆の手順をおこなうことになる。すなわち、図4に示すように、画像形成装置本体1の本体カバー110を開放して、定着装置20を露呈させる。その後、図6(B)の状態のレバー50を回動させて、係合部50aと鍵穴121aとの係合を解除する。そして、本体フレーム120に対して定着装置20を図6(A)の右方向に引き出して、定着装置20の取出作業を完了する。
このように、本実施の形態では、本体フレーム120の被係合部に係合する係合部50aが、レバー50の回動中心に設けられているため、画像形成装置本体1に対する定着装置20の固定・解除に関わる機構を比較的コンパクトに構成することができる。
ここで、本実施の形態における定着装置20は、図7に示すように、レバー50に当接してレバー50が回動方向と異なる方向に倒れるのを規制する規制部材としてのリブ60aがケース60に形成されている。
詳しくは、規制部材としてのリブ60a(第1リブ)は、レバーの回動方向にそって延設されている。一方、レバー50の把持部50bには、ケース60に向けて突出する突出部50b1が形成されている。このような構成により、レバー50が倒れそうになっても、リブ60aの側面がレバー50の突出部50b1の側面に当接するために、レバー50の倒れが規制されることになる。したがって、レバー50の倒れによって本体フレーム120にレバー50が干渉して定着装置20の着脱操作性が低下する不具合を抑止することができる。
また、本実施の形態における定着装置20は、図8に示すように、レバー50の回動動作の範囲を規制する第2規制部材としての第2リブ60bがケース60に形成されている。
詳しくは、第2規制部材としての第2リブ60bは、リブ60a(第1リブ)に対して幅方向に隣接するとともに、レバー50の回動方向にそったスロープ部を具備している。そして、第2リブ60bのスロープ部の終点が、レバー50の突出部50b1に当接することで、レバー50の回動動作の範囲が規制されることになる(図8の状態である。)。このような構成により、レバー50が大きく回動してケース60から脱落する不具合を防止することができる。
さらに、本実施の形態では、第2リブ60bのスロープ部の始点に対して、第2リブ60bから離れた位置にリブ60a(第1リブ)が隣接しないように構成している。すなわち、図8において、領域Aには第1リブ60aも第2リブ60bも形成されていない。
このような構成により、ケース60に対するレバー50の組み付け性が向上する。すなわち、ケース60にレバー50を組み付ける際には、まず、レバー50の突出部50b1がケース60の領域A上をスライドするように、レバー50を幅方向に移動させながらケース60に設置する(係合部50aのネジ部を締結する。)。その後、突出部50b1が領域Aの位置にある状態のレバー50を回動させる。このとき、突出部50b1は弾性変形された状態で第2リブ60bのスロープ部を乗り越えた後に、図8の位置まで移動して、ケース60に対するレバー50の組み付けが完了する。
ここで、本実施の形態では、図9に示すように、レバー50を第2リブ60b(第2規制部材)の側に付勢する付勢部材としての引張スプリング65が設置されている。詳しくは、付勢部材としての引張スプリング65は、一端がケース60のフック部に接続され、他端がレバー50のフック部に接続されている。このような構成により、デフォルト時には、レバー50の係合部50aと本体フレーム120の鍵穴121a(被係合部)とが確実に係合することになるために、本体フレーム120から定着装置20が脱落する不具合を抑止することができる。なお、付勢部材としての引張スプリング65のスプリング力は、定着装置20の着脱時に操作者がおこなうレバー50の回動の操作性を低下させない程度に設定することが好ましい。
また、本実施の形態では、レバー50を第2リブ60b(第2規制部材)の側に付勢する付勢部材として引張スプリング65を用いたが、図10に示すように付勢部材として圧縮スプリング66を用いることもできるし、図11に示すように付勢部材としてねじりコイルスプリング67を用いることもできる。
以上説明したように、本実施の形態においては、レバー50が回動方向と異なる方向に倒れるのを規制するリブ60a(規制部材)を設けているため、レバー50の倒れが生じることなく、画像形成装置本体1に対する定着装置20の着脱操作性を向上させることができる。
なお、本実施の形態では、加熱手段としてヒータ25を用いた定着装置20に対して本発明を適用したが、加熱手段として励磁コイルを用いた電磁誘導加熱方式の定着装置に対しても、当然に本発明を適用することができる。
また、本実施の形態では、定着部材として定着ローラ21を用いて加圧部材として加圧ローラ31を用いた定着装置に対して本発明を適用したが、定着部材として定着ベルトを用いた定着装置や、加圧部材として加圧ベルトや加圧パッドを用いた定着装置に対しても本発明を適用することができる。
そして、これらの場合にも、本実施の形態と同様の効果を得ることができる。
また、本実施の形態では、画像形成装置本体に対して着脱自在に設置されるユニットとしての定着装置20に対して本発明を適用したが、画像形成装置本体に対して着脱自在に設置されるユニットであって回動自在のレバー50を具備したユニット(例えば、プロセスカートリッジや現像装置等である。)であれば、定着装置20以外のユニットであっても当然に本発明を適用することができる。その場合にも、レバーが回動方向と異なる方向に倒れるのを規制する規制部材を、ユニットに設けることで、本実施の形態と同様の効果を得ることができる。
なお、本発明が本実施の形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、本実施の形態の中で示唆した以外にも、本実施の形態は適宜変更され得ることは明らかである。また、前記構成部材の数、位置、形状等は本実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にすることができる。
この発明の実施の形態における画像形成装置を示す全体構成図である。 定着装置を示す構成図である。 定着装置を示す斜視図である。 画像形成装置本体に対して定着装置が露呈した状態を示す斜視図である。 画像形成装置本体に対して定着装置が着脱される状態を示す斜視図である。 画像形成装置本体に対して定着装置が着脱される手順を示す側面図である。 レバーの近傍を示す拡大斜視図である。 レバーの近傍を上方からみた拡大斜視図である。 レバーの近傍を示す拡大側面図である。 別の形態における、レバーの近傍を示す拡大側面図である。 さらに別の形態における、レバーの近傍を示す拡大側面図である。
符号の説明
1 画像形成装置本体(装置本体)、
20 定着装置(ユニット)、
50 レバー、
50a 係合部、
50b 把持部、 50b1 突出部、
60 ケース、
60a リブ(規制部材)、 60b 第2リブ(第2規制部材)、
65 引張スプリング(付勢部材)、
120 本体フレーム、
121 切欠き(被係合部)、 121a 鍵穴。

Claims (11)

  1. 画像形成装置本体に対して着脱自在に設置される定着装置であって、
    装置の幅方向端部に回動自在に設置されるとともに、その回動動作に連動して前記画像形成装置本体に形成された被係合部に係合して当該画像形成装置本体に対する装置の位置を固定する係合部を具備するレバーと、
    前記レバーに当接して当該レバーが回動方向と異なる方向に倒れるのを規制する規制部材と、
    を備え
    前記レバーは、幅方向に延設された把持部を具備し、
    前記規制部材は、前記レバーの回動方向にそって延設されたリブであって、前記リブの側面が前記把持部に形成された突出部の側面に当接して前記レバーの倒れを規制するように構成されたことを特徴とする定着装置。
  2. 前記レバーの回動動作の範囲を規制する第2規制部材をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記第2規制部材は、前記リブに対して幅方向に隣接するとともに前記レバーの回動方向にそったスロープ部を具備する第2リブであって、前記スロープ部の終点が前記把持部の前記突出部に当接して前記レバーの回動動作の範囲を規制するように構成され、
    前記第2リブの前記スロープ部の始点に対して前記第2リブから離れた位置に前記リブが隣接しないように構成されたことを特徴とする請求項2に記載の定着装置。
  4. 前記レバーを前記第2規制部材の側に付勢する付勢部材を備えたことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の定着装置。
  5. 前記付勢部材は、引張スプリング、圧縮スプリング、ねじりコイルスプリングのいずれかであることを特徴とする請求項4に記載の定着装置。
  6. 前記係合部は、前記レバーの回動中心に具備されたことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の定着装置。
  7. 前記被係合部は、鍵穴状に形成された切欠きであって、
    前記係合部は、小判状に形成されたことを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載の定着装置。
  8. 前記画像形成装置本体に対して幅方向に直交する方向に着脱されることを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれかに記載の定着装置。
  9. 請求項1〜請求項8のいずれかに記載の定着装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  10. 画像形成装置本体に対して着脱自在に設置されるユニットであって、
    ユニットの幅方向端部に回動自在に設置されるとともに、その回動動作に連動して前記画像形成装置本体に形成された被係合部に係合して当該画像形成装置本体に対するユニットの位置を固定する係合部を具備するレバーと、
    前記レバーに当接して当該レバーが回動方向と異なる方向に倒れるのを規制する規制部材と、
    を備え、
    前記レバーは、幅方向に延設された把持部を具備し、
    前記規制部材は、前記レバーの回動方向にそって延設されたリブであって、前記リブの側面が前記把持部に形成された突出部の側面に当接して前記レバーの倒れを規制するように構成されたことを特徴とするユニット。
  11. 請求項10に記載のユニットを備えたことを特徴とする画像形成装置。
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