JP2006251414A - 画像形成装置 - Google Patents

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Masaru Funayanagi
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Abstract

【課題】作業上の利便性が高い画像形成装置を提供する。
【解決手段】記録媒体上にトナー像を形成して定着させる画像形成装置において、記録媒体上に未定着のトナー像を形成するトナー像形成部と、トナー像形成部によって形成されたトナー像に熱及び圧力を加えることにより記録媒体上にそのトナー像を定着させる定着器と、定着器を取り囲んでその定着器からの熱の拡散を防ぐ、上記記録媒体が通過するための通過口が設けられた断熱カバーと、断熱カバーの通過口の開閉を行うシャッタと、この画像形成装置を複数の部分に、分離合一自在に分離させる、少なくとも上記断熱カバーと上記シャッタとを別々の部分に分離させる分離機構とを備えた。
【選択図】 図3

Description

本発明は、記録媒体上にトナー像を形成して定着させる画像形成装置に関する。
近年、コンピュータの普及とともに、コンピュータ上で作成された情報を紙の上に印字する手段として、プリンタを中心とする画像形成装置が広く普及しており、このような画像形成装置を構成する様々な要素に関する技術も広く普及している。こうした画像形成装置では、熱を発生する定着器が備えられており、この熱を利用して紙上の未定着トナー像の定着が行われている。このような定着器では、定着器の温度を一定に保つため、定着器を取り囲み、定着器外部への熱の拡散を防ぐ断熱カバーを設けることが従来より行われている。
こうした断熱カバーには、トナー像が印字された用紙が通過するための通過口が必要となるが、この通過口から熱が定着器外部へ拡散していくことを防いで定着器の断熱性を保つため、この通過口にシャッタを設け、この通過口が、用紙の通過時には開き、用紙が通過しない時には閉じているように通過口の開閉を制御することが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−221873号公報
しかし、このように熱を発生する定着器を用いた画像形成装置では、定着器から発生した熱がシャッタに伝導してシャッタが非常に高温になることがある。しかし、定着器で発生した紙詰まりを除去する作業の際や、定着器の部品を交換する作業の際には、用紙の搬送経路を開放することが必要になることが多くあり、特許文献1記載の、シャッタを備えた画像形成装置では、このような作業の際に、作業者が、用紙の搬送経路上に位置するシャッタに触れて火傷を負う危険性が高く、また、シャッタの存在が、紙詰まりを除去する作業や、定着器の部品交換の作業をスムーズに行う上で障害になりやすい。
本発明は、上記事情に鑑み、作業上の利便性が高い画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明の画像形成装置は、
記録媒体上にトナー像を形成して定着させる画像形成装置において、
記録媒体上に未定着のトナー像を形成するトナー像形成部と、
上記トナー像形成部によって形成されたトナー像に熱及び圧力を加えることにより上記記録媒体上にそのトナー像を定着させる定着器と、
上記定着器を取り囲んでその定着器からの熱の拡散を防ぐ、上記記録媒体が通過するための通過口が設けられた断熱カバーと、
上記断熱カバーの通過口の開閉を行うシャッタと、
この画像形成装置を複数の部分に、分離合一自在に分離させる、少なくとも上記断熱カバーと上記シャッタとを別々の部分に分離させる分離機構とを備えたことを特徴とする。
本発明の画像形成装置は、この画像形成装置を複数の部分に分離する際に、断熱カバーと上記シャッタとを別々の部分に分離させる分離機構を有しているため、紙詰まりを除去する作業や、定着器の部品交換の作業の際に、記録媒体が通過する通路を開放する上でシャッタの存在が作業の妨げになることがなく、作業を行う上での利便性が高い。
また、本発明の画像形成装置は、「上記分離機構が、この画像形成装置を、上記トナー像形成部と上記定着器と上記断熱カバーとを含んだ第1の部分と、上記シャッタを含んだ第2の部分とに分離させるものである」という形態であってもよく、あるいは「上記分離機構が、この画像形成装置を、上記トナー像形成部と上記シャッタとを含んだ第1の部分と、上記定着器と上記断熱カバーとを含んだ第2の部分とに分離させるものである」という形態であってもよい。
画像形成装置の中には、記録媒体が定着器を通過する通路が、画像形成装置の側面付近に沿って垂直に延びて、側面の壁が、トナー像形成部や定着器を有する本体部分から分離することで記録媒体の通路が開放される構成の画像形成装置があり、この構成の画像形成装置に本発明を適用するときには、側面の壁がシャッタとともに、トナー像形成部、定着器、断熱カバーとを含む部分から分離する形態を用いることで、紙詰まりを除去する作業や、定着器の部品交換の作業の際に、シャッタの存在が作業の妨げになることがなくスムーズに作業が進められる。また、画像形成装置の中には、定着器を含む部分が、トナー像形成部を含む部分から分離することで、記録媒体の通路が開放される構成の画像形成装置も存在し、この構成の画像形成装置に本発明を適用するときには、定着器および断熱カバーを含む部分が、トナー像形成部とシャッタとを含む部分から分離する形態を用いることで、紙詰まりを除去する作業や、定着器の部品交換の作業の際に、シャッタの存在が作業の妨げになることがなくスムーズに作業が進められる。
また、本発明の画像形成装置において、「上記分離機構による画像形成装置の分離に伴って、そのシャッタを覆う保護カバーを備えた」という形態も好ましい形態である。
熱を発生する定着器を用いた画像形成装置では、定着器から発生した熱がシャッタに伝導してシャッタが非常に高温になることがある。このシャッタを覆う保護カバーを備えた形態の画像形成装置によれば、紙詰まりを除去する作業や、定着器の部品交換の作業の際に、作業者が誤ってシャッタに触れて火傷を負う危険性を避けることができる。
本発明の画像形成装置によれば、作業上の利便性が高い。
以下、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の画像形成装置の一実施形態である、カラータンデム型の画像形成装置の全体構成図である。
この画像形成装置1000では、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色のトナーにそれぞれ対応した4つのトナー像形成部6K,6C,6M,6Yが備えられており、各トナー像形成部において各露光部7から照射されるレーザ光を受けて形成されたトナー像が、中間転写ベルト5により重ね合わされ、さらに転写部において、2次転写ロール対9の間で搬送されてくる用紙上に転写される。このように転写されたトナー像は、さらに定着器10で熱および圧力を加えられて、トナーの定着が行われる。この定着器10では、定着器10の温度を一定に保つため、定着器10を取り囲み、定着器10外部への熱の拡散を防ぐ断熱カバーが備えられており、この断熱カバーは、第1の断熱カバー18と第2の断熱カバー19とに分かれており、2つの断熱カバーの境界は用紙が通過するための通過口となっている。この通過口からの熱の拡散を防ぐため、シャッタ12が設けられており、このシャッタ12により、用紙の通過時には通過口が開き、用紙が通過しない時には通過口が閉じているように通過口の開閉が行われる。
画像形成装置1000の上部には、ブラック、シアン、マゼンタ、イエローの各色のトナーにそれぞれ対応した4つのトナーカートリッジ4K,4C,4M,4Yが備えられ、これらの4つのトナーカートリッジにより各トナー像形成部に各色成分トナーが補給される(トナー補給経路は図示せず)。また、トナー像が転写されるために用いられる用紙は、3つのトレイ1a,1b,1cの中にサイズごとに分類して蓄えられ、ユ−ザの用途に合わせて、これら3つのトレイの中から選択される。選択された用紙は、3つの搬送ロール3a,3b,3cを用いて搬送され、レジロール対8によって位置を整えられた後、2次転写ロール対9まで搬送され、トナー像の転写が行われる。図1においては、この時の用紙搬送路が、上向きの矢印で示す経路として示されている。
片面印刷の場合は、用紙はこの用紙搬送路を一回だけ通ってトナー像の転写および定着が行われた後、用紙排出ロール対13を通過し排紙トレイ2に排出される。両面印刷の場合は、用紙がこの用紙搬送路を通ることで用紙の片面にトナー像の転写および定着が行われた後、排紙トレイ2に排出されずに後戻りして下向きの矢印で示す経路を通って下方に搬送され、レジロール対8において再び上方に転じて、今度は反対側の面にトナー像が転写および定着されて、排紙トレイ2に排出される。
この画像形成装置1000では、このように左側面に用紙搬送路が略垂直に配置されており、この用紙搬送路は、側面カバー14を開くことによって外部に開放され、紙詰まり除去の作業や定着器10の部品交換の作業は、この側面カバー14を開いた状態で行われる。
図2は、図1に示す画像形成装置において、側面カバー14を閉じている状態での用紙搬送路付近を表す図、図3は、側面カバー14を開いている状態での用紙搬送路付近を表す図である。
図2に示す、側面カバー14を閉じている状態で画像の形成が行われ、紙詰まり除去の作業や、定着器10の部品を交換する作業の際には、図3に示すように側面カバー14が開かれて、用紙搬送路が外部に開放される。この側面カバー14は、側面カバー回動軸15を中心として回動自在な構成となっており、この回動により側面カバー14の開閉が行われる。この側面カバー14が開かれた際には、第1搬送ロール対3a、レジロール対8、2次転写ロール対9、用紙排出ロール対13の各ロール対は、側面カバー14とともに移動するロールと、移動することなく元の位置にとどまるロールとに分離する。
この側面カバー14が開く際には、シャッタ12は、定着器10から分離して、側面カバー14とともに移動する。このシャッタ12は、定着器10からの熱を受けて高温になっているので、紙詰まりを除去を行う作業者や、定着器10の部品交換を行う作業者が誤ってシャッタ12に触れて火傷を負わないように、側面カバー14が開かれる際にはシャッタ保護カバー11で覆われる構成となっている。このシャッタ保護カバー11は、図1および図2のように、側面カバー14が閉じている状態では、側面カバー14内面に沿って保持され、図3のように側面カバー14を開いた時には、シャッタ12を覆うようにシャッタ12に重なる位置に配置される機構となっている。以下では、この機構について説明する。
図4は、図2に示す側面カバー14が閉じている状態でのシャッタ保護カバー11の配置を表す図、図5は、側面カバー14が開いている状態でのシャッタ保護カバー11の配置を表す図である。
シャッタ保護カバー11は、保護カバー回動軸501と一体となっており、この保護カバー回動軸501が回動するとシャッタ保護カバー11も一緒に回動する構成となっている。さらにこの保護カバー回動軸501の両端部付近には、保護カバー回動軸501に巻きついている保護カバー用スプリング502が備えられている。この保護カバー用スプリング502の一端は保護カバー回動軸501に固定されており(この保護カバー回動軸501に固定されている一端は図示していない)、もう一方の保護カバー用スプリング502の一端は、シャッタ保護カバー11外部に結び付けられている。この保護カバー用スプリング502の長さは、図5のようにシャッタ保護カバー11が横向きになっている時には、自然長となっており、一方、図4に示すようにシャッタ保護カバー11が縦向きになっている時には、保護カバー用スプリング502は保護カバー回動軸501に巻きつくことで、バネが延びた状態になっている。このため、図4の状態では、保護カバー用スプリング502が縮もうとする弾性力が生じ、この力が、保護カバー回動軸501およびシャッタ保護カバー11を、図に矢印で示す方向に回転させようとする力となる。この回転力は、シャッタ保護カバー11に備えられている2つの突当てピン500が、定着器近傍に位置する2つの保護カバー固定部材503にそれぞれ引っかかることで相殺され、図4のようなシャッタ保護カバー11が縦向きになっている状態が維持される。この状態で、これら2つの保護カバー固定部材503の間を、搬送されてきた用紙が通過していく構成である。
この保護カバー固定部材503は、側面カバー14を開いた状態では、画像形成装置本体側にとどまる構成となっており、このため側面カバー14を開くと、2つの突当てピン500が、保護カバー固定部材503からはずれることになる。この結果、保護カバー用スプリング502の弾性力により、シャッタ保護カバー11が回転して、図5のようにシャッタ保護カバー11が横向きになっている状態が実現される。
また、図5のような横向きの状態にある時に、側面カバー14が閉じられると、この突当てピン500が、画像形成装置本体側に設けられた、点線で示す突き当て部材504とぶつかり、その衝撃力によりシャッタ保護カバー11が下方に回転する。そして、これら2つの突当てピン500が、図4に示す2つの保護カバー固定部材503にそれぞれ引っかかることで、図4のようなシャッタ保護カバー11が縦向きになっている状態が実現される。
次に、図1に示す定着器10について説明する。
図6は、シャッタ12が閉じている状態での、図1に示す定着器10の拡大図、図7は、シャッタ12が開いている状態での、定着器10の拡大図である。
この定着器10は、後述するように、未定着トナー像を有する用紙に対してトナーの定着作業が行われた用紙が搬送されて出て行く時に、図7のようにシャッタ12は開き、搬送されて出て行く用紙がない時には、図6のようにシャッタ12は閉じて定着器10の外部に熱を拡散させない構成を備えている。
この定着器10は、主に加熱源を有する加熱ロール16と、定着器10の下方から搬送されて来る、未定着トナー像を有する用紙を加熱ロール16との間に挟んで圧力を加える加圧器17から構成されており、この加熱ロール16と加圧器17との間にニップが形成される。この加熱ロール16の周りには、第1の断熱カバー18が配置され、加圧器17の周りには、第2の断熱カバー19が配置されており、これら2つの断熱カバーは、定着器10から外部に熱の拡散を防ぐ役割を果たしている。また、第2の断熱カバー19の下側の端には、用紙の進入をガイドする入口用紙ガイド20が配置されており、一方、第2の断熱カバー19の上側の端には、出口用紙ガイド21が配置されている。
定着器10に進入した未定着トナー像を有する用紙は、加熱ロール16と加圧器17との間に形成されたニップを通過することで加熱および加圧されることによりトナーの定着が行われて、トナーの定着が行われた用紙は、剥離バッフル22により剥離される。そして、シャッタ12が、第2の断熱カバー19の外側に沿ってスライドする事により定着器10の上部の開口部が開き、この開口部からトナーの定着が完了した用紙は、用紙排出ロール対13によって定着器10外部に搬送されていく。
次に、このシャッタ12の開閉について説明する。
図8は、閉じているシャッタ12を、図6に示す用紙排出ロール対13側から見下ろした図、図9は、開いているシャッタ12を、用紙排出ロール対13側から見下ろした図である。
レバー回転軸24を固定軸として開閉レバー23が、図の上下方向に移動することで、シャッタ12の開閉が行われる。例えば、図8に示すように、レバー回転軸24を固定軸として開閉レバー23が図8の矢印の方向に引かれると、剥離バッフル22と接触していたシャッタ12が、図9に示すように剥離バッフル22から解離して、シャッタ12が開いている状態が実現する。
続いて、開閉レバー23を駆動させる機構について説明する。
図10は、用紙排出ロール対13とシャッタ12と開閉レバー23とを、図6に示す用紙排出ロール対13側から見た図である。
図6および図7に示す用紙排出ロール対13の2つの用紙排出ロールのうち、側面カバー14側の用紙排出ロール13bを駆動する排出ロール駆動軸25の先端に排出ロールギア26が備えられており、さらにこの排出ロールギア26の近傍には、この排出ロールギア26の回転力を伝達するための回転力伝達部29が設けられている。この回転力伝達部29により、排出ロール駆動軸25の駆動力が、開閉レバー23と接続された駆動伝達部材27に伝わって駆動伝達部材27が図の矢印の方向に開閉レバー23を駆動することで、図9において説明したシャッタ12が開いた状態が実現する。また、駆動伝達部材27の一端には、第1のスプリング28が備えられており、この第1のスプリング28のバネ力によって図8のようなシャッタ12が閉じた状態が実現する。この第1のスプリング28の働きについては、以下、回転力伝達部29の働きの説明と合わせて説明する。
次に、回転力伝達部29の働きについて説明する。
図11は、シャッタ12が閉じている状態での図10に示す回転力伝達部29を表した図、図12は、シャッタ12が開いている状態でこの回転力伝達部29を表した図である。
これら図11および図12には、回転力伝達部29の周辺部分を図10の右側から見た様子が示されている。図10に示した回転力伝達部29は、図11および図12に示すように第1の補助ギア29aと第2の補助ギア29bとの2つの従動ギアからなる。第2の補助ギア29bは、排出ロールギア26の回転と共に従動回転し、この第2の補助ギア29bの回転軸は、図に点線で示した溝にはまり込んでおり、この溝に沿って自在に移動する。
図11に示す状態において排出ロールギア26は停止しており、この状態から用紙の搬送が開始されると排出ロールギア26が、矢印Aの方向(すなわち時計周り)に動き出す
。また、この排出ロールギア26の動きに第2の補助ギア29bが従動回転し、排出ロールギア26の回転力によって第2の補助ギア29bの回転軸の位置が、矢印Bで示す下方にずれて行く。そして下方に移動した第2の補助ギア29bが、図12に示すように第1の補助ギア29aと噛合って第1の補助ギア29aが、図12に矢印Eで示す方向に回転することで駆動伝達部材27を図中の矢印Fの方向に動かして、シャッタ12が開くことになる。
この第2の補助ギア29bは、第2の補助ギア29bの上方に備えられているギアレバー31の一端とワイヤでつながっており、第2の補助ギア29bの回転軸の位置が図11の矢印Bで示す下方に向けてずれると、ギアレバー31が、ギアレバー回転軸32を軸に回転し、図12に示すように、ギアレバー31のもう一方の一端に備えられている第2のスプリング30が伸びることになる。この状態で、排出ロールギア26が停止すると、図12に示すように、この第2のスプリング30のバネ力によりギアレバー31が、ギアレバー回転軸32を軸に図において矢印Gで示す方向に回転し、第2の補助ギア29bを図12の状態から上方に向けて移動させて図11に示すように第2の補助ギア29bが第1の補助ギア29aから離れる。この結果、第1の補助ギア29aは、図11の矢印C方向
に回転自在となり、駆動伝達部材27は、それまで縮んでいた第1のスプリング28が元の長さに戻ろうとするバネ力で図中の矢印D方向に移動し、シャッタ12が閉まる。
このように、本実施形態の画像形成装置では、電磁クラッチのような電気的な機構を必要とすることなく、用紙排出ロールの駆動に応じてシャッタの開閉を行うことが出来る。
以上が、本発明の画像形成装置の一実施形態として動作するカラータンデム型の画像形成装置1000の説明である。
続いて、このカラータンデム型の画像形成装置1000とは、異なる構成を備えた、本発明の画像形成装置の別の実施形態について説明する。ここで説明する画像形成装置は、定着器と断熱カバーとを含んだ部分が、シャッタや、トナー像が形成される本体部分と分離することで、定着器付近の用紙の搬送路が開放されて、紙詰まりの除去や定着器の部品交換を行われるカラー4サイクルのコピー機である。
図13は、本発明の画像形成装置の一実施形態として動作するカラー4サイクルの画像形成装置の外観斜視図、図14は、その画像形成装置において、内部を開放した状態を表す外観図である。
図13に示す、このカラー4サイクルの画像形成装置では、原稿が、原稿カバー101と原稿ガラス102の間にセットされ、ユーザが側面についた電源ボタン107によって電源を入れ、操作パネル103を通じて操作を行うことで、そのセットされた原稿のコピーが実行される。この画像形成装置2000の正面は、開閉自在なフロントカバー104となっており、紙詰まりが起きたときやメンテナンスの際には、図14に示すように、このフロントカバー104を開き、開放レバー111を手前に引くことで転写ユニット112を手前側に引き出すことができ、紙詰まりの除去作業や、メンテナンスに必要な作業を行うことができる。
この転写ユニット112を引き出した、図14に示す状態のさらなる詳細については後述する。
以下、この画像形成装置による画像形成のプロセスについて断面図を参照しながら説明する。
図15は、図13および図14に示す画像形成装置の断面図である。
帯電器202により帯電された像担持体204は、露光部200によるレーザ光の照射を受けて、像担持体204上に静電潜像が形成される。この静電潜像に基づき、ブラック、シアン、マゼンタ、イエローの各色に対応した現像を行う装置がロータリー状に配列された現像器201において、各色のトナーで現像されたトナー像が形成され、各々中間転写ベルト206上で重ねられる。ここで、転写ベルト206に転写できなかった像担持体204上の残留トナーは、第1のクリーニング装置203により、クリーニングされ、トナー回収ボトル113に回収される。一方、出力用の用紙は、図13に示す手差しトレイ106や用紙トレイ105から搬送ロールによって搬送され、レジロール対209によって位置を整えられた後、2次転写ロール対207において、この用紙の上に中間転写ベルト206上で形成されたトナー像が転写される。転写後の用紙は、用紙搬送装置211を通って定着器110でトナーが定着され、用紙排出ロール212を通過し排紙トレイ108に排出される。
この画像形成装置2000の上部には、ブラック、シアン、マゼンタ、イエローの各色に対応したトナーカトリッジ115K,115C,115M,115Yが設けられており、これら4つのトナーカトリッジから現像器201に各色成分トナーが補給される(トナー補給経路は図示せず)。用紙に転写できなかった中間転写ベルト206上の残留トナーは、第2のクリーニング装置205によりクリーニングされた後、トナー回収ボトル113に回収され、一方、劣化した現像材は、現像材回収ボトル109に回収される。また、この画像形成装置2000では、帯電器202、第1のクリーニング装置203、像担持体204が一体となって、図14に示すドラムカートリッジ114を形成しており、使用状況に応じてこのドラムカートリッジ114の交換や、トナー回収ボトル113や現像材回収ボトル109の交換が行われる。
この画像形成装置2000では、図15に示すように、正面から見て図において矢印で示す方向に向かう用紙搬送路が、略水平に配置されており、紙詰まりの除去作業時やメンテナンス作業時には、図13に示すフロントカバー104が開放され、図15中の、転写ユニット112(点線で囲まれた部分)が開放レバー111により装置手前に引き出され、外部から見ると図14に示す状態となる。この時、図14に示すように、転写ユニット112中の定着器110と、トナー像が形成される本体部分との分離が行われ、それと共に用紙搬送路の開放も行われる。また、この画像形成装置2000では、転写ユニット112(点線で囲まれた部分)を引き出す際、2次転写ロール対207の圧接を解除する機構も具備されている(図示せず)。
図16は、図15において、点線で囲むことによって示されている転写ユニット112を表した図である。
図16に示すように、転写ユニット112中の定着器110は、主に、加熱源を有する加熱ロール301と、用紙搬送路について定着器110の下流から搬送されて来る、未定着トナー像を有する用紙を加熱ロール301との間に挟んで圧力を加える加圧器302から構成されており、この加熱ロール301と加圧器302との間にニップが形成されている。この加熱ロール301の周りには、第1の断熱カバー303が配置され、一方、加圧器17の周りには、第2の断熱カバー304が配置されており、これら2つの断熱カバーは、定着器110から外部に熱の拡散を防ぐ役割を果たしている。
また、図15に示すように、2つの断熱カバーの境界には、開閉自在なシャッタ300が配置されている。図15では、シャッタ300が閉じている状況が示されている。このシャッタ300は、転写ユニット112が引き出される際には、図14に示すように、転写ユニット112中の定着器110と分離して、トナー像が形成される本体部分側に残る構成となっている。このため、この画像形成装置2000では、定着器110からの熱によりシャッタ300が加熱しても、紙詰まりの除去作業や、メンテナンスが行われる際に作業者が誤って触れて火傷を負う危険がなく、前述の画像形成装置1000のようなシャッタ保護カバーは特に必要としない構成となっている。
図17は、シャッタ300が開いている場合に、図16に示す転写ユニット112をシャッタ300とともに示した図である。
このシャッタ300は、図15に示すように縦向きになっている状態から、回動して図17に示すように横向きの状態になりシャッタ300が開いた状態が実現する。また、このようにシャッタ300が開いて、通紙可能状態になった時には、このシャッタ300は、第1の断熱カバー303側に傾き用紙搬送方向と略水平になって、剥離装置305により剥離された用紙に対する用紙搬送ガイドとして機能する。
以下図18および図19を用いて、このシャッタ300の開閉について説明する。
図18は、図17に示すシャッタ300が閉じている状態を表す図、図19は、開いている状態を表す図である。
シャッタ300は、回動軸306と一体となっており、この回動軸306が回動するとシャッタ300も一緒に回動する構成となっている。さらにこの回動軸306の両端部付近には、回動軸306に巻きついている第3のスプリング307が備えられている。この第3のスプリング307の一端は回動軸306に固定されており(この回動軸306に固定されている一端は図示していない)、もう一方の第3のスプリング307の一端は、シャッタ300外部に結び付けられている。この第3のスプリング307の長さは、図18のようにシャッタ300が縦向きになっている時には、自然長となっており、一方、図19に示すようにシャッタ300が横向きになっている時には、第3のスプリング307が回動軸306に巻きつくことで、バネが延びた状態になる。
図18の状態でソレノイド308が通電されると、鉄心311がソレノイド308の中に引き込まれ、鉄心311に結び付けられたワイヤ309が、図18に示す矢印Aの向きに引っ張られる。そして、その力が固定軸310を介してシャッタ300を、回動軸306の回りで図において矢印Bで示す向きに回転させて、図19に示すようなシャッタ300の開いた状態が実現する。この状態で、ソレノイド307への通電が解除されると、延びていた第3のスプリング307のバネ力でシャッタ300は、図19において矢印Cで示す方向に回転し、図18のようなシャッタ300の閉じた状態が実現する。
以上が、本発明の画像形成装置の一実施形態として動作するカラー4サイクルの画像形成装置の説明である。
本発明の画像形成装置の一実施形態である、カラータンデム型の画像形成装置の全体構成図である。 図1に示す画像形成装置において、側面カバー14を閉じている状態での用紙搬送路付近を表す図である。 図1に示す画像形成装置において、側面カバー14を開いている状態での用紙搬送路付近を表す図である。 図2に示す側面カバー14が閉じている状態でのシャッタ保護カバー11の配置を表す図である。 図3に示す側面カバー14が開いている状態でのシャッタ保護カバー11の配置を表す図である。 シャッタ12が閉じている状態での、図1に示す定着器10の拡大図である。 シャッタ12が開いている状態での、図1に示す定着器10の拡大図である。 閉じているシャッタ12を、用紙排出ロール対13側から見下ろした図である。 開いているシャッタ12を、用紙排出ロール対13側から見下ろした図である。 用紙排出ロール対13とシャッタ12と開閉レバー23とを、図6に示す用紙排出ロール対13側から見た図である。 シャッタ12が閉じている状態での図10に示す回転力伝達部29を表した図である。 シャッタ12が開いている状態で図10に示す回転力伝達部29を表した図である。 本発明の画像形成装置の一実施形態として動作するカラー4サイクルの画像形成装置の外観斜視図である。 図13に示す画像形成装置において、内部を開放した状態を表す外観図である。 図13および図14に示す画像形成装置の断面図である。 図15において、点線で囲むことによって示されている転写ユニット112を抜き出して示した図である。 シャッタ300が開いている場合に、図16に示す転写ユニット112をシャッタ300とともに示した図である。 図17に示すシャッタ300が閉じている状態を表す図である。 図17に示すシャッタ300が開いている状態を表す図である。
符号の説明
1000 画像形成装置
2000 画像形成装置
1a、1b、1c トレイ
2 排紙トレイ
3a、3b、3c 搬送ロール対
4K、4C、4M、4Y トナーカートリッジ
5 中間転写ベルト
6K、6C、6M、6Y トナー像形成部
7 露光部
8 レジロール対
9 2次転写ロール対
10 定着器
11 シャッタ保護カバー
500 突き当てピン
501 保護カバー回動軸
502 保護カバー用スプリング
503 保護カバー固定部材
504 突き当て部材
12 シャッタ
13 用紙排出ロール対
13a、13b 用紙排出ロール
14 側面カバー
15 側面カバー回動軸
16 加熱ロール
17 加圧器
18 第1の断熱カバー
19 第2の断熱カバー
20 入口用紙ガイド
21 出口用紙ガイド
22 剥離バッフル
23 開閉レバー
24 レバー回転軸
25 排出ロール駆動軸
26 排出ロールギア
27 駆動伝達部材
28 第1のスプリング
29 回転力伝達部
29a 第1の補助ギア
29b 第2の補助ギア
30 第2のスプリング
31 ギアレバー
32 ギアレバー回転軸
101 原稿カバー
102 原稿ガラス
103 操作パネル
104 フロントカバー
105 用紙トレイ
106 手差しトレイ
107 電源
108 排出トレイ
109 現像材回収ボトル
110 定着器
111 開放レバー
112 転写ユニット
113 トナー回収ボトル
114 ドラムカートリッジ
115K,115M,115C,115Y トナーカトリッジ
200 露光部
201 現像器
202 帯電器
203 第1のクリーニング装置
204 像担持体
205 第2のクリーニング装置
206 中間転写ベルト
207 2次転写ロール対
208 2次転写ロール
209 レジロール
210 レジロール対
211 用紙搬送装置
212 用紙排出ロール対
300 シャッタ
301 加熱ロール
302 加圧部材
303 第1の断熱カバー
304 第2の断熱カバー
305 剥離装置
306 シャッタ回動軸
307 第3のスプリング
308 ソレノイド
309 ワイヤ
310 固定軸

Claims (4)

  1. 記録媒体上にトナー像を形成して定着させる画像形成装置において、
    記録媒体上に未定着のトナー像を形成するトナー像形成部と、
    前記トナー像形成部によって形成されたトナー像に熱及び圧力を加えることにより前記記録媒体上に該トナー像を定着させる定着器と、
    前記定着器を取り囲んで該定着器からの熱の拡散を防ぐ、前記記録媒体が通過するための通過口が設けられた断熱カバーと、
    前記断熱カバーの通過口の開閉を行うシャッタと、
    この画像形成装置を複数の部分に、分離合一自在に分離させる、少なくとも前記断熱カバーと前記シャッタとを別々の部分に分離させる分離機構とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記分離機構が、この画像形成装置を、前記トナー像形成部と前記定着器と前記断熱カバーとを含んだ第1の部分と、前記シャッタを含んだ第2の部分とに分離させるものであることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記分離機構が、この画像形成装置を、前記トナー像形成部と前記シャッタとを含んだ第1の部分と、前記定着器と前記断熱カバーとを含んだ第2の部分とに分離させるものであることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  4. 前記分離機構による画像形成装置の分離に伴って、該シャッタを覆う保護カバーを備えたことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011215302A (ja) * 2010-03-31 2011-10-27 Kyocera Mita Corp 画像形成装置
US8611791B2 (en) 2010-01-29 2013-12-17 Ricoh Company, Ltd. Roller replacement auxiliary tool of a fixing unit that protects a roller
CN113518945A (zh) * 2019-03-07 2021-10-19 惠普发展公司有限责任合伙企业 具有传热阻挡构件的显影盒

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