JP4433538B2 - エレベーター装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、昇降路内に、かごとカウンターウェイトと、両者を懸架するロープと、該ロープを駆動する巻上機とを有するエレベーター装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図10は特開平11―220847号公報の図5に示された従来のエレベーター装置を示す俯瞰図である。
図において、1は人または荷物が載るかご、2はかご1の重量を補償するカウンターウェイト、3はかご1とカウンターウェイト2とを懸架するロープ、4はロープ3を介してかご1とカウンターウェイト2とを駆動し昇降させる薄形の巻上機、5a、5bはロープ3の懸架方向を転換する返し車、6はかご用ガイドレール、7はカウンターウェイト用ガイドレール、8は昇降路、9は巻上機固定用ビーム、10はかご1の吊り車、11はカウンターウェイト2の吊り車、12はかご側の綱止め、13はカウンターウェイト側の綱止めである。
【0003】
巻上機4を駆動すると、巻上機4に懸架されたロープ3が巻上機4の上方に配置された返し車5a、5bを介して方向転換され、エレベーターのかご1およびカウンターウェイト2を昇降させる。この際、かご用ガイドレール6がかご1の水平方向の移動を規制し、カウンターウェイト用ガイドレール7がカウンターウェイト2の水平方向の移動を規制して、昇降路内の他の機器や昇降路壁とかご1およびカウンターウェイト2との接触・干渉を防止している。
ここで、巻上機4は巻上機固定用ビーム9により昇降路最下端に固定されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
機械室を設けず巻上機を昇降路に内臓する方式のエレベーター装置では、巻上機を昇降路最下端に設置することが多い。しかし、昇降路最下端は大雨などにより冠水することがあるため、これによる損壊を避けるべく巻上機を昇降路最下端よりも一定距離だけ上方、例えばかご最下階停止時のかご床面より上方に配置することが行われる。このような場合、両端をガイドレールに固定した巻上機固定用ビームを介して巻上機を固定することがある。しかし、エレベーターの平面レイアウトの制約から、直線的な形状の巻上機固定用ビームでは一端のみしかガイドレールに固定することができない片持ち支持構造となる場合があり、そのような場合には、巻上機に懸架されたロープの上向きの張力により、巻上機固定用ビームとガイドレールとの連結部には大きなモーメントが発生するため、巻上機固定用ビームおよびガイドレールの強度増大が必要となる。また、直角に曲がった形状の巻上機固定用ビームを用いて両端をガイドレールと連結しても、片持ち支持構造になるため、連結部には大きなモーメントが発生し、巻上機固定用ビームおよびガイドレールの強度増大が必要となる。
【0005】
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、簡単な構成でガイドレールとの連結部に作用するモーメントを減少させ、巻上機固定用ビームおよびガイドレールの強度増大を抑制せしめるものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明のエレベーター装置では、昇降路内を昇降するかごと、前記かごと対向方向に移動するカウンターウェイトと、前記かごおよび前記カウンターウェイトのガイドレールと、前記かご用または前記カウンターウェイト用の緩衝器と、前記ガイドレールの下端に設けられた前記緩衝器の緩衝器台と、前記かごと前記カウンターウェイトを懸架するロープと、前記昇降路内にあって昇降路最下端より一定距離だけ上方にありかつ前記昇降路の平断面内の一つの壁面に平行に配置された薄形の巻上機と、前記ガイドレールに固定され、前記巻上機を支持する巻上機固定用ビームとを有するエレベーターにおいて、前記緩衝器台と前記巻上機固定用ビームとを連結する支持具とを設けたことを特徴としている。
【0008】
さらに、前記ガイドレールと前記支持具と前記巻上機固定用ビームとでトラス構造を成すようにしたことを特徴としている。
【0009】
さらに、前記緩衝器台を前記支持具と前記巻上機固定用ビームとの連結部の鉛直下まで延長し、前記の延長した端部で前記支持具と前記緩衝器台とを連結したことを特徴としている。
【0010】
さらに、前記巻上機固定用ビームと前記ガイドレールとの連結部、前記巻上機固定用ビームと前記支持具との連結部、前記支持具と前記緩衝器台または前記下端固定具との連結部の少なくとも1個所を枢軸による連結としたこと特徴としている。
【0011】
さらに、長さを調整できる可変長機構を備えた前記支持具としたことを特徴としている。
【0012】
さらに、一端が前記巻上機固定用ビームと水平面内で直交して連結する第二の支持具を設け、前記第二の支持具の他端は、前記巻上機固定用ビームが連結する前記ガイドレールとは別のガイドレールに連結したことを特徴としている。
【0013】
さらに、前記第二の支持具は、前記巻上機固定用ビームを両側面から挟み込むことを特徴としている。
【0016】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1は、この発明のエレベーター装置の実施の形態1の俯瞰面、図2、図3は要部図を示す。図において、1は人または荷物が載るかご、2はかご1の重量を補償するカウンターウェイト、3はかご1とカウンターウェイト2とを懸架するロープ、4はロープ3を介してかご1とカウンターウェイト2とを駆動し昇降させる薄形の巻上機、5a、5bはロープ3の懸架方向を転換する返し車、6はかご用ガイドレール、7はカウンターウェイト用ガイドレール、8は昇降路、9は巻上機4を支持する巻上機固定用ビーム、9aは弾性体の防振具、10はかご1の吊り車、11はカウンターウェイト2の吊り車、12はかご側の綱止め、13はカウンターウェイト側の綱止め、14、15は緩衝器、16、17は緩衝器台、18は支持具、19は昇降路下端に埋め込まれた下端固定具、20は第2の支持具、20aは巻上機固定用ビーム9の上面を抑えかつ両側面を挟み込むように形状形成した第2の支持具20の連結部、21aは巻上機固定用ビーム9と支持具18とを連結する枢軸、21bは支持具18と下端固定具とを連結する枢軸である。なお、図1中の一点鎖線Aは、かご最下階停止時のかご床面の高さを示す。
【0017】
図において、巻上機4の下端は一点鎖線Aよりも上方にある。即ち、巻上機4は、かご最上階停止時のかごの天井よりも下方で、かつ、下端がかご最下階停止時のかごの床面よりも上方に配置されている。また、巻上機4は隣接する一つの壁に平行に配置されており、返し車5a、返し車5bは巻上機上方に配置されている。
【0018】
巻上機4は巻上機固定用ビーム9の下側に弾性体9aを介して固定されている。ここでは弾性体9aを介しているが、直接巻上機固定用ビーム9に固定することも可能である。
ここで、巻上機固定用ビーム9は直線状の形状であり、一端をカウンターウェイトのガイドレール7に、他端を支持具18に連結されている。また、支持具18のもう一方の端は、下端固定具19に連結されている。さらに、巻上機固定用ビーム9は、第2の支持具20の一端によって、上方への移動を抑止されている。ここで、第2の支持具20の他端は、例えばレールクリップによって、かごのガイドレール6に固定されている。但し、ガイドレールへの固定の方法はこれに限らない。例えば、溶接固定としても良い。
【0019】
本例では、巻上機固定用ビーム9と支持具18との連結は枢軸21aを、支持具18と下端固定具19との連結は枢軸21bを介しているため、据付組立が容易である。しかし、連結手段は枢軸を介する方式に限定されるものではない。
【0020】
巻上機4を駆動すると、巻上機4に懸架されたロープ3が巻上機4の上方に配置された返し車5a、5bを介して方向転換され、エレベーターのかご1およびカウンターウェイト2を昇降させる。この際、かご用ガイドレール6がかご1の水平方向の移動を規制し、カウンターウェイト用ガイドレール7がカウンターウェイト2の水平方向の移動を規制して、昇降路内の他の機器や昇降路壁とかご1およびカウンターウェイト2との接触・干渉を防止している。さらに、かご1、カウンターウェイト2の下方の昇降路下端には、緩衝器、14、15が設置されている。緩衝器14、15は、ガイドレール6、7の下端の下側に敷かれた緩衝器台16、17に据え付けられ、かご1、カウンターウェイト2の万一の落下事故に備えている。
【0021】
巻上機4に懸架されたロープの上向きの張力により、巻上機固定用ビーム9には上向きの力が作用するが、巻上機固定用ビーム9は一端をガイドレール7に、他端を支持具18に連結され、さらに第2の支持具20にも連結されるため、強固な両端支持構造になる。このため、巻上機固定用ビーム9のガイドレール7との連結部に発生するモーメントは小さくなり、巻上機固定用ビーム9およびガイドレール7の強度を減少させることができる。
【0022】
また、第2の支持具20の連結部20aにより巻上機固定用ビーム9の両側面を挟み込むため、巻上機固定用ビーム9の長手方向に対して水平面内で直交する方向の揺れを抑制できる。
【0023】
実施の形態2.
図4は、この発明のエレベーター装置の実施の形態2の俯瞰面、図5、図6は要部図を示す。図において、17aは一端に支持具18との連結部を有する緩衝器台、18aは支持具18の長さを調整するターンバックル方式の可変長機構である。なお、図中、前述の図と同符号は相当部分を示し説明は省略する。
【0024】
図において、巻上機4の下端は一点鎖線Aよりも上方にある。即ち、巻上機4は、かご最上階停止時のかごの天井よりも下方で、かつ、下端がかご最下階停止時のかごの床面よりも上方に配置されている。また、巻上機4は隣接する一つの壁に平行に配置されており、返し車5a、返し車5bは巻上機上方に配置されている。
【0025】
巻上機4は巻上機固定用ビーム9の下側に弾性体9aを介して固定されている。ここでは弾性体9aを介しているが、直接巻上機固定用ビーム9に固定することも可能である。
ここで、巻上機固定用ビーム9は直線状の形状であり、一端をカウンターウェイトのガイドレール7に、他端を支持具18に連結されている。また、支持具18のもう一方の端は、緩衝器台17aに連結されている。
【0026】
巻上機4に懸架されたロープの上向きの張力により、巻上機固定用ビーム9には上向きの力が作用するが、巻上機固定用ビーム9は一端をガイドレール7に、他端を支持具18に連結され、さらに第2の支持具20にも連結されるため、強固な両端支持構造になる。このため、巻上機固定用ビーム9のガイドレール7との連結部に発生するモーメントは小さくなり、巻上機固定用ビーム9およびガイドレール7の強度を減少させることができる。
【0027】
また、緩衝器台17aと支持具18との連結部は、ガイドレール7の下端の直近に位置し、ガイドレール7と巻上機固定用ビーム9と支持具18とで実質的にトラス構造を形成している。このようにした場合、強固な支持構造となり、部材の一層の軽量化が可能になる。
【0028】
また、返し車5aに下向きに作用するロープ3の張力がガイドレール7を介して緩衝器台17aに下向きに作用し、これにより支持具18に作用する上向きの力を相殺できるので、昇降路下端面には上向きの力は作用せず、昇降路下端面の建築工事が簡略化できる。
【0029】
さらに、巻上機固定用ビーム9と支持具18との連結は枢軸21aを、支持具18と緩衝器台17aとの連結は枢軸21bを介しているため、据付組立が容易である。但し、連結手段は枢軸を介する方式に限定されるものではない。
【0030】
さらに、支持具18は可変長機構18aを有しているので、巻上機固定用ビーム9を水平に保つための調整が容易である。ここで、可変長機構18aは、ターンバックル方式をとっている。しかし、可変長の方法はこれには限らない。なお、可変長機構は実施の形態1、実施の形態3においても適用可能である。
【0031】
さらに、第2の支持具20の連結部20aにより巻上機固定用ビーム9の両側面を挟み込むため、巻上機固定用ビーム9の長手方向に対して水平面内で直交する方向の揺れを抑制できる。
【0032】
実施の形態3.
図7は、この発明のエレベーター装置の実施の形態3の要部図を示す。図において、17bは、巻上機固定用ビーム9と支持具18との連結部の鉛直下方まで延長し、その延長した端部に支持具18との連結部を設けた緩衝器台である。なお、図中、前述の図と同符号は相当部分を示し説明は省略する。
【0033】
図において、巻上機4の下端は一点鎖線Aよりも上方にある。即ち、巻上機4は、かご最上階停止時のかごの天井よりも下方で、かつ、下端がかご最下階停止時のかごの床面よりも上方に配置されている。また、巻上機4は隣接する一つの壁に平行に配置されており、返し車5a、返し車5bは巻上機上方に配置されている。
【0034】
巻上機4は巻上機固定用ビーム9の下側に弾性体9aを介して固定されている。ここでは弾性体9aを介しているが、直接巻上機固定用ビーム9に固定することも可能である。
ここで、巻上機固定用ビーム9は直線状の形状であり、一端をカウンターウェイトのガイドレール7に、他端を支持具18に連結されている。また、支持具18のもう一方の端は、緩衝器台17bに連結されている。
【0035】
巻上機4に懸架されたロープの上向きの張力により、巻上機固定用ビーム9には上向きの力が作用するが、巻上機固定用ビーム9は一端をガイドレール7に、他端を支持具18に連結されるため、強固な両端支持構造になる。 このため、巻上機固定用ビーム9のガイドレール7との連結部に発生するモーメントは小さくなり、巻上機固定用ビーム9およびガイドレール7の強度を減少させることができる。
【0036】
また、返し車5aに下向きに作用するロープ3の張力がガイドレール7を介して緩衝器台17bに下向きに作用し、これにより支持具18に作用する上向きの力を相殺できるので、昇降路下端面には上向きの力は作用せず、昇降路下端面の建築工事が簡略化できる。
【0037】
実施の形態4.
図8、図9は、この発明のエレベーター装置の実施の形態4の要部図を示す。図において、22は昇降路側壁に固定された壁固定具、22aは巻上機固定用ビーム9の上面を抑えかつ両側面を挟み込むように形状形成した壁固定具22の連結部である。なお、図中、前述の図と同符号は相当部分を示し説明は省略する。
【0038】
図において、巻上機4の下端は一点鎖線Aよりも上方にある。即ち、巻上機4は、かご最上階停止時のかごの天井よりも下方で、かつ、下端がかご最下階停止時のかごの床面よりも上方に配置されている。また、巻上機4は隣接する一つの壁に平行に配置されており、返し車5a、返し車5bは巻上機上方に配置されている。
【0039】
巻上機4は巻上機固定用ビーム9の下側に弾性体9aを介して固定されている。ここでは弾性体9aを介しているが、直接巻上機固定用ビーム9に固定することも可能である。
ここで、巻上機固定用ビーム9は直線状の形状であり、一端をカウンターウェイトのガイドレール7に、他端を壁固定具22に連結されている。本例では壁固定具はアンカーボルトで昇降路壁に強固に固定されている。但し、昇降路壁への固定方法はこれに限らない。
【0040】
巻上機4に懸架されたロープの上向きの張力により、巻上機固定用ビーム9には上向きの力が作用するが、巻上機固定用ビーム9は一端をガイドレール7に、他端を壁固定具24に連結されるため、強固な両端支持構造になる。このため、巻上機固定用ビーム9のガイドレール7との連結部に発生するモーメントは小さくなり、巻上機固定用ビーム9およびガイドレール7の強度を減少させることができる。
【0041】
また、壁固定具22の連結部22aにより巻上機固定用ビーム9の両側面を挟み込むため、巻上機固定用ビーム9の長手方向に対して水平面内で直交する方向の揺れを抑制できる。
【0043】
この発明は以上説明したように構成されているので、以下に示すような効果を有する。
この発明のエレベーター装置では、昇降路内を昇降するかごと、前記かごと対向方向に移動するカウンターウェイトと、前記かごおよび前記カウンターウェイトのガイドレールと、前記かご用および前記カウンターウェイト用の緩衝器と、前記ガイドレールの下端に設けられた前記緩衝器の緩衝器台と、前記かごと前記カウンターウェイトを懸架するロープと、前記昇降路内にあって最下階停止時のかご床面より上方かつかご天井面より下方にありかつ前記昇降路の平断面内の一つの壁面に平行に配置された薄形の巻上機と、前記ガイドレールに固定され、前記巻上機を支持する巻上機固定用ビームと、前記巻上機より上方で前記昇降路の平断面内の一つの壁面に対して傾斜して配置され前記ロープの懸架方向を転換する返し車とを有するエレベーターにおいて、前記緩衝器台と前記巻上機固定用ビームとを連結する前記支持具とを設けている。
このため、両端支持構造になり、巻上機固定用ビームとガイドレールとの連結部に発生するモーメントを小さくでき、巻上機固定用ビームおよびガイドレールの強度を減少させることができる。
また、返し車に下向きに作用するロープの張力がガイドレールを介して緩衝器台に下向きに作用し、これにより支持具に作用する上向きの力を相殺できるので、昇降路下端面には上向きの力は作用せず、昇降路下端面の建築工事が簡略化できる。
【0044】
また、前記ガイドレールと前記支持具と前記巻上機固定用ビームとでトラス構造を成すようにした。
これにより強固な支持構造となり、部材の一層の軽量化が可能になる。
【0045】
また、前記緩衝器台を前記支持具と前記巻上機固定用ビームとの連結部の鉛直下まで延長し、前記の延長した端部で前記支持具と前記緩衝器台とを連結している。
また、返し車に下向きに作用するロープの張力がガイドレールを介して緩衝器台に下向きに作用し、これにより支持具に作用する上向きの力を相殺できるので、昇降路下端面には上向きの力は作用せず、昇降路下端面の建築工事が簡略化できる。
【0046】
また、前記巻上機固定用ビームと前記ガイドレールとの連結部、前記巻上機固定用ビームと前記支持具との連結部、前記支持具と前記緩衝器台または前記下端固定具との連結部の少なくとも1個所を枢軸による連結としている。
このため、構造が簡単で組み立てが容易である。
【0047】
また、長さを調整できる可変長機構を備えた前記支持具としている。
このため、巻上機固定用ビームを水平に保つための調整が容易である。
【0048】
また、一端が前記巻上機固定用ビームと水平面内で直交して連結する第二の支持具を設け、前記第二の支持具の他端は、前記巻上機固定用ビームが連結する前記ガイドレールとは別のガイドレールに連結している。
このため、さらに大きな上向きの力にも対応できる。
【0049】
また、前記第二の支持具は、前記巻上機固定用ビームを両側面から挟み込んでいる。
このため、巻上機固定用ビームの長手方向に対して水平面内で直交する方向の揺れを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明のエレベーター装置の実施の形態1の俯瞰図。
【図2】 この発明のエレベーター装置の実施の形態1の要部図。
【図3】 この発明のエレベーター装置の実施の形態1の要部図。
【図4】 この発明のエレベーター装置の実施の形態2の俯瞰図。
【図5】 この発明のエレベーター装置の実施の形態2の要部図。
【図6】 この発明のエレベーター装置の実施の形態2の要部図。
【図7】 この発明のエレベーター装置の実施の形態3の要部図。
【図8】 この発明のエレベーター装置の実施の形態4の要部図。
【図9】 この発明のエレベーター装置の実施の形態4の要部図。
【図10】 特開平11―220847号公報に示された従来のエレベーター装置の俯瞰図。
【符号の説明】
1 かご、2 カウンターウェイト、3 ロープ、4 巻上機、5a,5b 返し車、6 かごのガイドレール、7 カウンターウェイトのガイドレール、8昇降路、9 巻上機固定用ビーム、10 かごの吊り車、11 カウンターウェイトの吊車、12 かご側の綱止め、13 カウンターウェイト側の綱止め、14 かごの緩衝器、15 カウンターウェイトの緩衝器、16 かごの緩衝器台、17、17a、17b カウンターウェイトの緩衝器台、18 支持具、19 下端固定具、20 第2の支持具、21a、21b 枢軸。

Claims (7)

  1. 昇降路内を昇降するかごと、前記かごと対向方向に移動するカウンターウェイトと、前記かごおよび前記カウンターウェイトのガイドレールと、前記かご用または前記カウンターウェイト用の緩衝器と、前記ガイドレールの下端に設けられた前記緩衝器の緩衝器台と、前記かごと前記カウンターウェイトを懸架するロープと、前記昇降路内にあって昇降路最下端より一定距離だけ上方にありかつ前記昇降路の平断面内の一つの壁面に平行に配置された薄形の巻上機と、前記ガイドレールに固定され、前記巻上機を支持する巻上機固定用ビームとを有するエレベーターにおいて、前記緩衝器台と前記巻上機固定用ビームとを連結する支持具とを設けたことを特徴とするエレベーター装置。
  2. 前記ガイドレールと前記支持具と前記巻上機固定用ビームとでトラス構造を成すようにしたことを特徴とする請求項に記載のエレベーター装置。
  3. 前記緩衝器台を前記支持具と前記巻上機固定用ビームとの連結部の鉛直下まで延長し、前記の延長した端部で前記支持具と前記緩衝器台とを連結したことを特徴とする請求項に記載のエレベーター装置。
  4. 前記巻上機固定用ビームと前記ガイドレールとの連結部、前記巻上機固定用ビームと前記支持具との連結部、前記支持具と前記緩衝器台または前記下端固定具との連結部の少なくとも1個所を枢軸による連結としたこと特徴とする請求項1から請求項に記載のエレベーター装置。
  5. 長さを調整できる可変長機構を備えた前記支持具としたことを特徴とする請求項1から請求項に記載のエレベーター装置。
  6. 一端が前記巻上機固定用ビームと水平面内で直交して連結する第二の支持具を設け、前記第二の支持具の他端は、前記巻上機固定用ビームが連結する前記ガイドレールとは別のガイドレールに連結したことを特徴とする請求項1から請求項に記載のエレベーター装置。
  7. 前記第二の支持具は、前記巻上機固定用ビームを両側面から挟み込むことを特徴とする請求項に記載のエレベーター装置。
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