JP4432934B2 - 移動体 - Google Patents

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Description

本発明は、たとえば荷配送用の台車などの移動体に関するものである。
従来、たとえば台車に荷を積み込んで配送する場合、荷送り側は、配送する荷に関するデータ(荷の種類,名称,数量,納入先など)を、伝票などや黒板またはホワイトボードなどの看板に手書きで記入し、このような伝票や看板を台車に取り付けて配送(出荷)していた。
しかしながら上記の従来形式では、出荷時、作業者が荷のデータを紙や看板に記入するため、手間がかかっていた。
そこで本発明の請求項1記載の発明は、手書きの伝票や看板などを不要にし、データ(情報)を簡単に書き込むことが可能な移動体を提供することを目的としたものである。
前述した目的を達成するために、本発明の請求項1記載の移動体は、本体には複数個の輪体が設けられ、複数個の輪体のうち少なくとも1個の輪体には情報を記憶する記憶手段が設けられ、この記憶手段が設けられている輪体には、その表面側に判別表示部が形成されて、他の輪体と区別されていることを特徴としたものである。
したがって請求項1の発明によると、記憶手段に情報を記憶させることで、情報を特定の輪体側に記憶させ得、また記憶手段に記憶されている情報を通信手段により読み取り得、その際に、特定の輪体を他の輪体と区別しながら通信手段に対向させ得る。
そして本発明の請求項2記載の移動体は、上記した請求項1記載の構成において、判別表示部は、輪体半径方向に沿った線状であり、記憶手段の側外方において輪体側面に形成されていることを特徴としたものである。
したがって請求項2の発明によると、輪体半径方向に沿った線状の判別表示部を目視しながら停止させることで、記憶手段の長さ方向の一端、すなわち、受送信方向を容易に確認しながら通信手段の受送信面に対向させ得る。
記した本発明の請求項1によると、記憶手段に情報を記憶させることで、情報を特定の輪体側に記憶でき、また記憶手段に記憶されている情報を通信手段により読み取ることができ、これにより、従来のように作業者が必要な情報を紙や看板に手書きする必要はなく、情報を迅速に移動体側に記憶でき、また、移動体側に記憶している情報を迅速かつ正確に読み取ることができる。その際に、特定の輪体を他の輪体と区別しながら通信手段に対向でき、以て情報の読み取りや書き込みを容易にかつ迅速に行える移動体を提供できる。
そして上記した本発明の請求項2によると、輪体半径方向に沿った線状の判別表示部を目視しながら停止させることで、記憶手段の長さ方向の一端、すなわち、受送信方向を容易に確認しながら通信手段の受送信面に対向でき、以て特定の輪体を他の輪体と区別するのと同時に、記憶手段の位置の確認、すなわち受送信方向の確認を容易に行える移動体を提供できる。
[実施の形態1]
以下に、本発明の実施の形態1を、台車に採用した状態として図1〜図6に基づいて説明する。
図1に示すように、1は荷を積載して配送する際に使用される台車(移動体の一例)であり、この台車1の本体2は、左右一対のサイドパネル3と、背面パネル4と、底部材5などにより構成されている。前記本体2における底部材5の四隅部分には、それぞれ車輪装置7が設けられている。
図1〜図3に示すように、各車輪装置7は、前記底部材5の下面側にボルトなどで着脱自在に取り付けられている取付部材8と、各取付部材8の下端部に設けられている遊転自在な車輪(輪体の一例)10などで構成されている。各車輪10は、横軸9を介して取付部材8に回転自在に取り付けられた樹脂製の円輪部材11と、この円輪部材11の外周に設けられたゴム製のタイヤ部材(着地部材の一例)12とで構成されている。そして円輪部材11は、前記横軸9に外嵌される軸受け用の内側筒部11Aと、前記タイヤ部材12が取り付けられる外側筒部11Bと、両筒部11A,11B間に位置される輪体半径方向のリブ部11C群などにより形成されている。
前記複数の車輪10のうち、いずれか特定Aの1個(少なくとも1個)の車輪10における輪体本体には、荷に関するデータ(荷の種類,名称,数量,行き先などの情報)などを記憶する丸棒状のIDタグ(記憶手段の一例)15が設けられている。なおIDタグ15は、ICメモリと超小型のタグ側アンテナ(いずれも図示せず。)とを内蔵している。
すなわち前記円輪部材11の幅方向の中央部分において、この円輪部材11における外側筒部11Bから1個のリブ部11Cに亘っては、円輪部材11の外周に開放された凹所13が形成されている。そしてIDタグ15は、前記凹所13内に嵌め込まれ、その際に接着剤14が介在されることで、円輪部材11側に定着されている。
これによりIDタグ15は、車輪10の幅方向の中央部分でかつリブ部11Cの延長線上において、情報の受送信方向を輪体半径方向として、外側筒部11Bからリブ部11Cに亘って設けられる。このときIDタグ15は、タグ側アンテナが開放側に位置された状態で、凹所13内に完全に(少なくとも一部が)嵌め込まれて定着されている。
さらに複数個の車輪10のうち、IDタグ15が設けられている特定Aの車輪10には、その表面側の一部または全部に、着色やシール貼り付けなどによって判別表示部16が形成されて、他の輪体10と区別されている。その際に判別表示部16は、特定Aの車輪10の表面側に場所など関係なく形成してもよいが、たとえば図1に示すように、輪体半径方向に沿った線状で、かつIDタグ15の側外方において輪体10の側面に形成したときには、他の輪体10との区別と同時に、IDタグ15の位置の確認、すなわち受送信方向の確認を容易に行えることになる。
図1、図2、図4、図5に示すように、床20側の所定場所には、前記IDタグ15との間で情報の通信を行う地上側アンテナ(通信手段の一例)21が埋設されている。この地上側アンテナ21にはリーダライタ(読取書込手段の一例)22が接続され、リーダライタ22にはコンピュータ(パソコン)23が接続されている。
そして、前記特定Aの車輪10が地上側アンテナ21上に位置することにより、IDタグ15に内蔵されているタグ側アンテナと前記床20の地上側アンテナ21との間で通信が行われ、前記リーダライタ22が、前記地上側アンテナ21を通じてコンピュータ23からのデータをIDタグ15に書き込んだり、あるいはIDタグ15に記憶されているデータを読み取ってコンピュータ23へ伝送するように構成されている。なお、前記コンピュータ23は表示画面24やキーボード25などを有している。
ここで図1に示すように、前記地上側アンテナ21の長さをL、幅をWとすると、台車1を地上側アンテナ21上まで移動させた際、前記長さL×幅Wで設定される受送信範囲内に全ての車輪10が入るように各寸法が設定されている。さらに、IDタグ15を内蔵した特定Aの車輪10は、1回転して移動する距離が、地上側アンテナ21の長さLや幅Wからなる受送信範囲に対して短く設定されている。
また前記台車1は、図4に示すように、送出場所(送出側の一例)30からトラックなどに積み込まれて送り出され、図5に示すように、受取場所31で受け取られる。図4,図5に示すように、前記地上側アンテナ21とリーダライタ22とコンピュータ23とはそれぞれ前記送出場所30と受取場所31とに設けられている。さらに図5に示すように、前記受取場所31の天井部には、台車1に積み込まれた荷29の行き先を表示する表示装置32が設けられている。
以下に、上記した実施の形態1における作用を説明する。
荷を台車1に積み込み、台車1を送出場所30からトラックなどに積載して配送先の受取場所31へ出荷する場合、まず図4の(a)に示すように、送出場所30において、空の台車1を地上側アンテナ21上まで移動させて停止させ、特定Aの車輪10を地上側アンテナ21上に停止させる。その際に、輪体半径方向に沿った線状の判別表示部16が床20に対向するように、目視しながら停止させることで、IDタグ15の長さ方向の一端、すなわち、受送信方向を容易に確認しながら、地上側アンテナ21の受送信面に対向し得る。
その後に、作業者がコンピュータ23を操作して納入先のデータを入力することにより、この納入先のデータがリーダライタ22によって地上側アンテナ21からIDタグ15へ送信されIDタグ15に書き込まれるとともに、コンピュータ23の表示画面24上に、積み込むべき荷を保管しているロケーション(場所)が表示される。
そして作業者は、前記空の台車1をロケーションまで移動させ、空の台車1に対して荷29を積み込む。次に作業者は、荷積みされた台車1を送出場所30の出荷口まで移動させるのであるが、その途中で、図4の(b)に示すように、前記荷積みされた台車1を地上側アンテナ21上まで移動させて一旦停止させ、特定Aの車輪10を地上側アンテナ21上に停止させる。
これにより、前記台車1のIDタグ15に書き込まれた納入先のデータが地上側アンテナ21で受信されてリーダライタ22によって読み取られ、この納入先のデータに対応する荷29のデータの内容明細がコンピュータ23の表示画面24に表示される。作業者は、表示画面24に表示された荷29のデータの内容明細に基づいて、実際に台車1に積み込まれている荷29を確認し、誤りが無ければ、コンピュータ23のキーボード25のOKボタンを押す。これにより、表示画面24に表示されている荷29のデータの内容明細が、リーダライタ22によって地上側アンテナ21から台車1のIDタグ15へ送信され、以てIDタグ15に書き込まれる。
その後に作業者は、台車1を出荷口まで移動させてトラックなどに積載し、受取場所31へと出荷する。これにより、荷29を積み込んだ台車1を出荷する際、従来のように作業者が荷29の情報を紙や看板に手書きする必要はなく、荷29のデータを迅速に台車1側に記憶させることができる。
また図5に示すように、受取場所31において、荷29を積み込んだ台車1を入荷する場合、作業者は、台車1をトラックなどから降して入荷口から地上側アンテナ21上まで移動させ、この地上側アンテナ21上を通過させる。その際に、各車輪10が回転しながら地上側アンテナ21上を通過するとき、IDタグ15の受送信方向を地上側アンテナ21の受送信面に対向し得るため、IDタグ15に記録された荷29のデータの内容明細(荷の種類,名称,数量,行き先など)が、地上側アンテナ21で受信されてリーダライタ22によって読み取られ、コンピュータ23の表示画面24に表示される。さらに、上述したようにして読み取られた荷29のデータのうち、荷29の行き先が表示装置32に表示される。
これにより、台車1に載置された荷29の情報を迅速かつ正確に読み取ることができ、その後に作業者は、表示装置32に表示された行き先まで台車1を移動させ、荷29を台車1から所定の棚などに入庫し得る。
なお、図2,図3に示すように、IDタグ15は、特定Aの車輪10の円輪部材11側に埋め込まれ、そして円輪部材11の外周にタイヤ部材12が設けられているため、車輪10が床20を回転しながら移動する際、タイヤ部材12が床20に着地し、IDタグ15が床20に直接に接触することはない。これにより、IDタグ15の損傷を防止し得る。
また、地上側アンテナ21の長さLと幅Wはそれぞれ、IDタグ15を内蔵した特定Aの車輪10が1回転して移動する距離よりも長く設定されているため、台車1を地上側アンテナ21上まで移動した際、前記特定Aの車輪10は地上側アンテナ21上で必ず1回転する。これにより図2に示すように、地上側アンテナ21上の少なくとも1箇所でIDタグ15が最下位となって、IDタグ15から地上側アンテナ21までの上下間距離Bが最小になるため、確実に情報の読み取りや書き込みが行える。
なお、万一、IDタグ15や車輪10が損傷した場合、取付部材8を台車1の本体2側から取り外し、新品の車輪装置7を本体2側に付け替えればよい。
上述した実施の形態1では、読取手段と書込手段とを兼ね備えたリーダライタ22(読取書込手段の一例)を用いたが、これは図6に示すように、送出場所30に、書き込み専用の書込装置22a(書込手段の一例)を設け、受取場所31に、読み取り専用の読取装置22b(読取手段の一例)を設けてもよい。
これによると、配送時、送出場所30において、書込装置22aにより、荷29に関するデータがIDタグ15に書き込まれ、受取場所31へ配送される。そして受取場所31において、読取装置22bによりIDタグ15に記憶されているデータが読み取られる。
[実施の形態2]
次に、本発明の実施の形態2を、図7に基づいて説明する。
すなわち、前記円輪部材11の幅方向の中央部分において、この円輪部材11における外側筒部11Bの外周部分の1箇所(または複数箇所)には、その外周側で開放された凹所13aが、周方向に沿って所定長さで形成されている。IDタグ(記憶手段の一例)15aは矩形棒状であって、前記凹所13a内に嵌め込まれ、その際に接着剤14aが介在されることで、円輪部材11側に定着されている。
これによりIDタグ15aは、車輪10の幅方向の中央部分でかつリブ部11Cの延長線上において、情報の受送信方向を輪体周方向として、外側筒部11B内に設けられる。このときIDタグ15aは、タグ側アンテナが開放側に位置された状態で、凹所13a内に完全に(少なくとも一部が)嵌め込まれて定着されている。そして円輪部材11の外周には、ゴム製のタイヤ部材12が設けられる。
以下に、上記した実施の形態2における作用を説明する。
この実施の形態2によると、送出場所30において、空の台車1を地上側アンテナ21上まで移動させて停止させ、特定Aの車輪10を地上側アンテナ21上に停止させる。その際に、輪体周方向としたIDタグ15aの受送信方向を、地上側アンテナ21の受送信面に対向し得る。これにより、荷29を積み込んだ台車1を出荷する際、従来のように作業者が荷29の情報を紙や看板に手書きする必要はなく、荷29のデータを迅速に台車1側に記憶させることができる。
また受取場所31において、台車1を地上側アンテナ21上で通過させることにより、IDタグ15aの受送信方向を地上側アンテナ21の受送信面に対向し得、以て台車1に載置された荷29の情報を迅速かつ正確に読み取ることができる。
[実施の形態3]
以下に、本発明の実施の形態3を、図8に基づいて説明する。
すなわち、前記円輪部材11の幅方向の中央部分において、この円輪部材11における外側筒部11Bの外周部分の1箇所(または複数箇所)には、その外周側で開放された凹所13bが、車輪10の幅方向に沿って形成されている。IDタグ(記憶手段の一例)15bは矩形棒状であって、前記凹所13b内に嵌め込まれ、その際に接着剤14bが介在されることで、円輪部材11側に定着されている。
これによりIDタグ15bは、その長さ方向を車輪10の幅方向に沿わせた状態でかつリブ部11Cの延長線上において、情報の受送信方向を輪体幅方向として、外側筒部11B内に設けられる。このときIDタグ15bは、タグ側アンテナが外面側に位置された状態で、凹所13b内に完全に(少なくとも一部が)嵌め込まれて定着されている。そして円輪部材11の外周には、ゴム製のタイヤ部材12が設けられる。
以下に、上記した実施の形態3における作用を説明する。
この実施の形態3によると、送出場所30において、空の台車1を地上側アンテナ21上まで移動させて停止させ、特定Aの車輪10を地上側アンテナ21上に停止させる。その際に、輪体幅方向としたIDタグ15aの受送信方向を、地上側アンテナ21の受送信面に対向し得る。これにより、荷29を積み込んだ台車1を出荷する際、従来のように作業者が荷29の情報を紙や看板に手書きする必要はなく、荷29のデータを迅速に台車1側に記憶させることができる。
また受取場所31において、台車1を地上側アンテナ21上で通過させることにより、IDタグ15aの受送信方向を地上側アンテナ21の受送信面に対向し得、以て台車1に載置された荷29の情報を迅速かつ正確に読み取ることができる。
[実施の形態4]
次に、本発明の実施の形態4を、図9、図10に基づいて説明する。
この実施の形態4において、前述した実施の形態3のように情報の受送信方向を輪体幅方向として、IDタグ15bを内蔵した特定Aの車輪(輪体)10は、地上側アンテナ(通信手段)21による受送信範囲に配設された輪体ガイド手段40に案内されるように構成されている。
すなわち輪体ガイド手段40は、左右一対のガイド部材41を床20上に敷設することで構成され、両ガイド部材41間で、特定Aの車輪10と、その前後の車輪10とが通り抜け状に走行可能とされている。そして、輪体ガイド手段40の外側に沿って地上側アンテナ21が設けられている。ここで地上側アンテナ21は長方板状であって、その際に特定Aの車輪10が1回転して移動する距離よりも長く設定され、かつ車輪10の回転によりIDタグ15bがどのレベルであっても受送信可能な高さ(幅)とされて、ブラケット42を介して床20側に定着されている。
以下に、上記した実施の形態4における作用を説明する。
この実施の形態4によると、送出場所30や受取場所31において台車1を走行させる際に、その特定Aの車輪10を両ガイド部材41間に位置させて行う。これにより台車1を、輪体ガイド手段40によって幅方向で位置決めし得、以て地上側アンテナ21に対してIDタグ15bを常に一定状の距離を置いて対向し得て、データの受送信精度を向上し得る。
なお実施の形態4の変形例としては、輪体ガイド手段40における両ガイド部材41間で床20側に帯板状の地上側アンテナ21を配設した形式であってもよい。この場合に特定Aの車輪10としては、上述した情報の受送信方向を輪体幅方向としてIDタグ15bを内蔵した車輪10のほかに、実施の形態1のように情報の受送信方向を輪体半径方向としてIDタグ15を内蔵した車輪10や、実施の形態2のように情報の受送信方向を輪体周方向としてIDタグ15aを内蔵した車輪10なども容易に採用可能となる。
[実施の形態5]
次に、本発明の実施の形態5を、図11、図12に基づいて説明する。
この実施の形態5において、台車1の本体2は、地上側アンテナ(通信手段)21による受送信範囲に配設された本体ガイド手段45に案内されるように構成されている。すなわち本体ガイド手段45は、左右一対のガイド部材46を、それぞれブラケット47を介して床20側に定着することで構成されている。その際にガイド部材46は、本体2における底部材5の側面に対して外側から対向するように配設されている。これにより両ガイド部材46間で、台車1が通り抜け状に走行可能とされている。
そして、本体ガイド手段45における片側のガイド部材46の内側において、床20側に地上側アンテナ21が設けられている。ここで地上側アンテナ21は帯板状であって、その際に特定Aの車輪10が1回転して移動する距離よりも長く設定されている。
以下に、上記した実施の形態5における作用を説明する。
この実施の形態5によると、送出場所30や受取場所31において台車1を走行させる際に、その本体2をガイド手段45における両ガイド部材46間に位置させて行う。これにより台車1を、本体ガイド手段45によって幅方向で位置決めし得、以て地上側アンテナ21に対して、情報の受送信方向を輪体半径方向としたIDタグ15や、情報の受送信方向を輪体周方向としてIDタグ15aを常に一定状の距離を置いて対向し得、データの受送信精度を向上し得る。
なお実施の形態5の変形例としては、本体ガイド手段45における両ガイド部材46間で、片側のガイド部材46の内側面に、帯板状の地上側アンテナ21を内向きとして配設した形式であってもよい。この場合に特定Aの車輪10として、情報の受送信方向を輪体幅方向としてIDタグ15bを内蔵した車輪10を好適に採用し得る。
[実施の形態6]
次に、本発明における移動体用輪体の製造方法の実施の形態を、図13に基づいて説明する。
すなわち、円輪部材11と、この円輪部材11の外周に設けられたタイヤ部材(着地部材)12とで構成される車輪(輪体)10を得るに、まず図13の(a)に示すように、樹脂(6ナイロン)の射出成形により得られた円輪部材11が用意される。そして図13の(b)に示すように、円輪部材11の幅方向の中央部分において、この円輪部材11における外側筒部11Bの外周部分の1箇所(または複数箇所)に、その外周側で開放された凹所13b(または13や13a)が機械加工などによって形成される。
次いで図13の(c)に示すように、凹所13b(または13や13a)内にIDタグ(記憶手段の一例)15b(または15や15a)が嵌め込まれ、その際に接着剤14b(または14や14a)が介在させて、IDタグ15b(または15や15a)を円輪部材11側に定着させる。そして、円輪部材11を成形型にセットしたのち、成形型内、すなわち円輪部材11の外周にゴムを流し込むことで、図13の(d)に示すように、円輪部材11の外周にゴム製のタイヤ部材(着地部材)12を成形し得、以て台車(移動体)1用の車輪(輪体)10を製造し得る。
この実施の形態6によると、種々な形状のIDタグ15b(または15や15a)を、その情報の受送信方向を所望の向きとして、円輪部材11の内部に埋め込み状に設け、そして外周をタイヤ部材12により形成した車輪10を、容易に精度良く製造し得る。
上記した実施の形態1のように、輪体本体に情報を記憶するIDタグ15が設けられ、このIDタグ15は、輪体幅方向の中央部分において、情報の受送信方向を輪体半径方向として設けられた車輪10によると、輪体半径方向への受送信により情報をIDタグ15に書き込むことで、情報を迅速に車輪10側に記憶させ得る。また、IDタグ15に記憶されている情報を迅速かつ正確に読み取り得る。これにより、情報を簡単に書き込むことが可能な車輪10を提供し得る。
上記した実施の形態2のように、輪体本体に情報を記憶するIDタグ15aが設けられ、このIDタグ15aは、情報の受送信方向を輪体周方向として設けられた車輪10によると、輪体周方向への受送信により情報をIDタグ15aに書き込むことで、情報を迅速に車輪10側に記憶させ得る。また、IDタグ15aに記憶されている情報を迅速かつ正確に読み取り得る。これにより、情報を簡単に書き込むことが可能な車輪10を提供し得る。
上記した実施の形態3のように、輪体本体に情報を記憶するIDタグ15bが設けられ、このIDタグ15bは、情報の受送信方向を輪体幅方向として設けられた車輪10によると、輪体幅方向への受送信により情報をIDタグ15bに書き込むことで、情報を迅速に車輪10側に記憶させ得る。また、IDタグ15bに記憶されている情報を迅速かつ正確に読み取り得る。これにより、情報を簡単に書き込むことが可能な車輪10を提供し得る。
上記した実施の形態1〜3のように、回転自在な円輪部材11と、この円輪部材11の外周に設けられるタイヤ部材12とで構成され、円輪部材11は、軸受け用の内側筒部11Aと、着地部材取り付け用の外側筒部11Bと、両筒部11A,11B間に位置される輪体半径方向のリブ部11C群とにより形成され、このリブ部11Cの延長上に、情報を記憶するIDタグ15,15a,15bが設けられた車輪10によると、リブ部11Cによる補強効果によって最も強度の高い部分にIDタグ15,15a,15bを設けて、このIDタグ15,15a,15bを損傷し難くした車輪10を提供し得る。
上記した実施の形態1〜3のように、輪体本体に情報を記憶するIDタグ15,15a,15bが設けられ、このIDタグ15,15a,15bの情報の受送信方向を異にして設けられた車輪10によると、地上側アンテナ21の配設位置に対応して、情報の受送信方向が最も好ましい状態の車輪10を採用することで、情報の受送信を常に好適に行える車輪10を提供し得る。
上記した実施の形態1〜3のように、回転自在な円輪部材11と、この円輪部材11の外周に設けられたタイヤ部材12とで構成され、情報を記憶するIDタグ15,15a,15bが、円輪部材11と着地部材12との間に挟まれた状態で設けられた車輪10によると、車輪10が床20を回転しながら移動する際、タイヤ部材12が床20に着地し、円輪部材11と着地部材12との間に挟まれたIDタグ15,15a,15bは床20に直接に接触することはない。これにより、IDタグ15,15a,15bの損傷を減少した車輪10を提供し得る。
上記した実施の形態1〜3のように、回転自在な円輪部材11と、この円輪部材11の外周に設けられたタイヤ部材12とで構成され、情報を記憶するIDタグ15,15a,15bが、内部でかつ円輪部材11の外方に設けられた車輪10によると、車輪10が床20を回転しながら移動する際、タイヤ部材12が床20に着地し、円輪部材11の外方に設けられたIDタグ15,15a,15bは床20に直接に接触することはない。これにより、IDタグ15,15a,15bの損傷を減少した車輪10を提供し得る。
上記した実施の形態1〜3のように、回転自在な円輪部材11と、この円輪部材11の外周に設けられたタイヤ部材12とで構成され、情報を記憶するIDタグ15,15a,15bが、円輪部材11の外周に開放して円輪部材11に形成される凹所13,13a,13bに、少なくとも一部が嵌め込まれて定着された車輪10によると、IDタグ15,15a,15bを凹所13,13a,13b内で位置決めし得、以て車輪10が床20を回転しながら移動する際、IDタグ15,15a,15bがずれたりすることはない。これにより、IDタグ15,15a,15bによる情報の受送信を常に好適に行える車輪10を提供し得る。
上記した実施の形態1〜3のように、本体2には複数個の車輪10が設けられ、少なくとも1個の車輪10には、情報を記憶するIDタグ15,15a,15bが設けられた台車1によると、情報を車輪10側に記憶させ得るとともに、車輪10側に記憶している情報を読み取り得る。これにより、従来のように作業者が必要な情報を紙や看板に手書きする必要はなく、情報を迅速に台車1側に記憶させ得、また、台車1側に記憶している情報を迅速かつ正確に読み取り得る。
上記した実施の形態1のように、IDタグ15が、車輪10の幅方向の中央部分において、情報の受送信方向を輪体半径方向として設けられた台車1によると、輪体半径方向への受送信により情報をIDタグ15に書き込むことで、情報を迅速に車輪10側に記憶させ得、また、IDタグ15に記憶されている情報を迅速かつ正確に読み取り得る。これにより、情報を簡単に書き込むことが可能な台車1を提供し得る。
上記した実施の形態2のように、IDタグ15aが、情報の受送信方向を輪体周方向として設けられた台車1によると、輪体周方向への受送信により情報をIDタグ15aに書き込むことで、情報を迅速に車輪10側に記憶させ得、また、IDタグ15aに記憶されている情報を迅速かつ正確に読み取り得る。これにより、情報を簡単に書き込むことが可能な台車1を提供し得る。
上記した実施の形態3のように、IDタグ15bが、情報の受送信方向を輪体幅方向として設けられた台車1によると、輪体幅方向への受送信により情報をIDタグ15bに書き込むことで、情報を迅速に車輪10側に記憶させ得、また、IDタグ15bに記憶されている情報を迅速かつ正確に読み取り得る。これにより、情報を簡単に書き込むことが可能な台車1を提供し得る。
上記した実施の形態1〜3のように、IDタグ15,15a,15bが、地上側に設けられる地上側アンテナ21との間で情報の受信と送信を行うように構成された台車1によると、地上側アンテナ21との間で情報の受信と送信を容易に行える台車1を提供し得る。
上記した実施の形態1〜3のように、IDタグ15,15a,15bが、その配設した向きに拘わらず、地上側に設けられる地上側アンテナ21との間で情報の受信と送信を行うように構成された台車1によると、地上側アンテナ21の配設位置に関係なく、情報の受送信を常に好適に行える台車1を提供し得る。
上記した実施の形態1〜3のように、車輪10が、IDタグ15,15a,15bの情報の受送信方向を異にした複数種が設けられ、これら車輪10のうち少なくとも1個の車輪10が本体2に設けられた台車1によると、地上側アンテナ21の配設位置に対応して、情報の受送信方向が最も好ましい状態の車輪10を採用することで、情報の受送信を常に好適に行える台車1を提供し得る。
上記した実施の形態1〜3のように、IDタグ15,15a,15bが棒状であり、その長さ方向の一端が地上側アンテナ21の受送信面に対向して配設された台車1によると、長さ方向の一端が地上側アンテナ21の受送信面に対向するように停止させることで、情報の受送信を常に好適に行える台車1を提供し得る。
上記した実施の形態1〜3のように、車輪10が、回転自在な円輪部材11と、この円輪部材11の外周に設けられるタイヤ部材12とで構成され、円輪部材11が、軸受け用の内側筒部11Aと、着地部材取り付け用の外側筒部11Bと、両筒部11A,11B間に位置される輪体半径方向のリブ部11C群とにより形成され、このリブ部11Cの延長上に、情報を記憶するIDタグ15,15a,15bが設けられて構成された台車1によると、リブ部11Cによる補強効果によって最も強度の高い部分にIDタグ15,15a,15bを設けて、このIDタグ15,15a,15bを損傷し難くした車輪10が設けられている台車1を提供し得る。
上記した実施の形態1〜3のように、車輪10が、回転自在な円輪部材11と、この円輪部材11の外周に設けられるタイヤ部材12とで構成され、IDタグ15,15a,15bが、円輪部材11の外周に開放して円輪部材11に形成される凹所13,13a,13bに、少なくとも一部が嵌め込まれて定着されて構成された台車1によると、IDタグ15,15a,15bを凹所13,13a,13b内で位置決めし得、以て車輪10が床20を回転しながら移動する際、IDタグ15,15a,15bがずれたりすることはない。これにより、IDタグ15,15a,15bによる情報の受送信を常に好適に行える台車1を提供し得る。
上記した実施の形態1〜3のように、車輪10が、回転自在な円輪部材11と、この円輪部材11の外周に設けられるタイヤ部材12とで構成され、IDタグ15,15a,15bが、円輪部材11とタイヤ部材12との間に挟まれた状態で設けられて構成された台車1によると、車輪10が床20を回転しながら移動する際、タイヤ部材12が床20に着地し、円輪部材11とタイヤ部材12との間に挟まれたIDタグ15,15a,15bは床20に直接に接触することはない。これにより、IDタグ15,15a,15bの損傷を減少した台車1を提供し得る。
上記した実施の形態1〜3のように、車輪10が、回転自在な円輪部材11と、この円輪部材11の外周に設けられるタイヤ部材12とで構成され、IDタグ15,15a,15bが、内部でかつ円輪部材11の外方に設けられて構成された台車1によると、車輪10が床20を回転しながら移動する際、タイヤ部材12が床20に着地し、円輪部材11の外方に設けられたIDタグ15,15a,15bは床20に直接に接触することはない。これにより、IDタグ15,15a,15bの損傷を減少した台車1を提供し得る。
上記した実施の形態1〜3のように、車輪10の1回転して移動する距離が、地上側アンテナ21による受送信範囲に対して短くして構成された台車1によると、台車1を地上側アンテナ21上まで移動した際、特定Aの車輪10は地上側アンテナ21上で必ず1回転する。これにより、地上側アンテナ21上の少なくとも1箇所でIDタグ15,15a,15bが最下位となって、IDタグ15,15a,15bから地上側アンテナ21までの上下間距離Bが最小になるため、確実に情報の読み取りや書き込みが行える台車1を提供し得る。
上記した実施の形態1のように、複数個の車輪10のうち、IDタグ15が設けられている特定の車輪Aには、その表面側に判別表示部16が形成されて、他の車輪10と区別されている台車1によると、特定の車輪Aを他の車輪10と区別しながら地上側アンテナ21に対向し得、以て情報の読み取りや書き込みを容易にかつ迅速に行える台車1を提供し得る。
上記した実施の形態1のように、判別表示部16は、輪体半径方向に沿った線状であり、IDタグ15,15a,15bの側外方において輪体側面に形成されている台車1によると、輪体半径方向に沿った線状の判別表示部16を目視しながら停止させることで、IDタグ15,15a,15bの長さ方向の一端、すなわち、受送信方向を容易に確認しながら地上側アンテナ21の受送信面に対向し得、以て特定Aの車輪10の他の車輪10との区別と同時に、IDタグ15,15a,15bの位置の確認、すなわち受送信方向の確認を容易に行える台車1を提供し得る。
上記した実施の形態4のように、車輪10が、地上側アンテナ21による受送信範囲に配設される輪体ガイド手段40に導かれて案内されるように構成された台車1によると、地上側アンテナ21による受送信範囲において台車1を走行させる際に、その特定Aの車輪10を両ガイド部材41間に位置させて行う。これにより台車1を、輪体ガイド手段40によって幅方向で位置決めし得、以て地上側アンテナ21に対してIDタグ15,15a,15bを常に一定状の距離を置いて対向し得て、データの受送信精度を向上した台車1を提供し得る。
上記した実施の形態5のように、本体2は、地上側アンテナ21による受送信範囲に配設される本体ガイド手段45に導かれて案内されるように構成された台車1によると、地上側アンテナ21による受送信範囲において台車1を走行させる際に、その本体2を本体ガイド手段45における両ガイド部材46間に位置させて行う。これにより台車1を、本体ガイド手段45によって幅方向で位置決めし得、以て地上側アンテナ21に対してIDタグ15,15a,15bを常に一定状の距離を置いて対向し得、データの受送信精度を向上した台車1を提供し得る。
上記した実施の形態1〜5のように、荷29を積載する本体2には車輪10が設けられ、この車輪10に、積載する荷29と対応付けて管理するための情報を記憶するIDタグ15,15a,15bが設けられて構成された台車1によると、IDタグ15に記録された荷29の情報(荷の種類,名称,数量,行き先など)を記憶させ得るとともに、記憶している荷29の情報を迅速かつ正確に読み取り得、以て積載する荷29と対応付けた管理を容易に正確に行える台車1を提供し得る。
上記した実施の形態6のように、円輪部材11と、この円輪部材11の外周に設けられるタイヤ部材12とで構成される車輪10を得るに、円輪部材11の外周に凹所13,13a,13bを形成し、この凹所13,13a,13b内にIDタグ15,15a,15bの少なくとも一部を嵌め込んで定着させたのち、円輪部材11の外周にタイヤ部材12を成形する輪体の製造方法によると、種々な形状のIDタグ15,15a,15bを、その情報の受送信方向を所望の向きとして、円輪部材11の内部に埋め込み状に設け、そして外周をタイヤ部材12により形成した車輪10を、容易に精度良く製造し得る。
上記した各実施の形態では、通信手段の一例として地上側アンテナ21を用い、書き込み時、データを地上側アンテナ21からIDタグ15(または15a、15b)に向けて送信するとともに、読み取り時、IDタグ15(または15a、15b)に記憶されているデータを地上側アンテナ21で受信しているが、地上側アンテナ21(送受信手段)を送信専用の地上側アンテナ(送信手段)と受信専用の地上側アンテナ(受信手段)とに分け、床20に、これら送信専用の地上側アンテナと受信専用の地上側アンテナとを個別に設けてもよい。
上記した各実施の形態では、たとえば図1に示すように、台車1に設けられた複数の車輪10のうち、特定Aの1個の車輪10にIDタグ15(または15a、15b)を設けているため、コストダウンが実施できる。なお、IDタグ15(または15a、15b)を前方右側の車輪10に設けているが、この位置の車輪10に限定されることはなく、他の位置の車輪10に設けてもよい。
上記した各実施の形態では、複数の車輪10のうち、特定Aの1個の車輪10のみにIDタグ15(または15a、15b)を設けているが、いずれか2個(または3個以上)の車輪10にIDタグ15(または15a、15b)を設け、これら各々のIDタグ15(または15a、15b)に同時にデータを書き込んだり、あるいは、各々のIDタグ15(または15a、15b)に記憶されているデータを同時に読み取るようにしてもよい。これによると、2個(または3個以上)の車輪10に設けられた各々のIDタグ15(または15a、15b)に記憶されているデータを同時に読み取り、これら読み取ったデータ間に食い違いが生じている場合、作業者は、データに誤りがあることに素早く気付く。これにより、読み取られたデータの正誤の判断を確実かつ迅速に行うことができる。
上記した各実施の形態では、台車1に4個の車輪10を設けているが、これは4個(4輪)に限定されることはなく、たとえば、3輪や5輪,6輪などであってもよい。
上記した実施の形態1〜3では、IDタグ15,15a,15bが凹所13,13a,13b内に完全に嵌め込まれて定着されているが、これは、少なくとも一部が凹所13,13a,13b内に嵌め込まれ、残部が凹所13,13a,13b外に位置された状態で定着された構成であってもよい。
上記した実施の形態1〜3では、車輪10側にIDタグ15,15a,15bのみ設けられた形式が示されているが、これは車輪10側に、ICチップと、このICチップに接続した円弧状のタグ側アンテナとからなるIDタグが設けられた形式などであってもよい。
上記した各実施の形態では、移動体の一例として、たとえば図1に示すようにロールボックス式の台車1を挙げたが、これは平パレット式の台車や手押し式の台車あるいはドーリー台車,コンテナ台車などであってもよく、さらには、台車ではなく、車両などであってもよい。
上記した各実施の形態において、各車輪10は、鉛直軸心を中心に旋回して方向転換自在なキャスター形式の自由輪であってもよいし、あるいは、向きが固定されている固定輪であってもよい。また、自由輪と固定輪とを混在させてもよい。さらに、ストッパー付きの車輪であってもよく、また、双輪式のキャスター形式であったり、球体(ボール)式のキャスター形式であってもよい。
上記した各実施の形態では、地上側アンテナ21を床20に埋設しているが、これは床20の上面に設置してもよい。また、床20の上面と地上側アンテナ21の上面とを面一にして段差を無くしてもよい。
上記した各実施の形態では、特定Aの車輪10が地上側アンテナ21の上方に位置することによって、IDタグ15(または15a、15b)に対してデータの書込みや読取りが行われるが、特定Aの車輪10が地上側アンテナ21の側方(横脇)に位置することによって、データの書込みや読取りが行われるようにしてもよい。
上記した各実施の形態では、円輪部材11を樹脂製にしているが、金属製であってもよい。また、タイヤ部材12をゴム製にしているが、ウレタンや天然ゴムあるいは樹脂製であってもよい。
上記した各実施の形態では、電池機能を備えていないIDタグ15,15a,15bを用いているが、電池機能を内蔵したIDタグを用いてもよい。
本発明の実施の形態1を示し、移動体の斜視図である。 同移動体の記憶手段を内蔵した輪体と通信手段とを示す一部切り欠き側面図である。 同記憶手段を内蔵した輪体を示し、(a)は縦断正面図、(b)は一部切り欠き底面図である。 同移動体の送出場所における作業を説明する図である。 同移動体の受取場所における作業を説明する図である。 同書込み読取りの別形態を示す送出場所と受取場所の説明図である。 本発明の実施の形態2における記憶手段を内蔵した輪体を示し、(a)は一部切り欠き側面図、(b)は縦断正面図、(c)は一部切り欠き底面図である。 本発明の実施の形態3における記憶手段を内蔵した輪体を示し、(a)は一部切り欠き側面図、(b)は縦断正面図、(c)は一部切り欠き底面図である。 本発明の実施の形態4を示し、輪体ガイド手段の配設箇所の平面図である。 同輪体ガイド手段の配設箇所における要部の一部切り欠き背面図である。 本発明の実施の形態5を示し、本体ガイド手段の配設箇所の平面図である。 同本体ガイド手段の配設箇所における要部の一部切り欠き背面図である。 本発明の実施の形態6を示し、輪体の製造方法における輪体の製造工程の説明図である。
符号の説明
1 台車(移動体)
2 本体
5 底部材
7 車輪装置
10 車輪(輪体)
11 円輪部材
11A 内側筒部
11B 外側筒部
11C リブ部
12 タイヤ部材(着地部材)
13 凹所
13a 凹所
13b 凹所
15 IDタグ(記憶手段)
15a IDタグ(記憶手段)
15b IDタグ(記憶手段)
16 判別表示部
21 地上側アンテナ(通信手段)
22 リーダライタ(読取書込手段)
22a 書込装置(書込手段)
22b 読取装置(読取手段)
23 コンピュータ
29 荷
30 送出場所(送出側)
31 受取場所
32 表示装置
40 輪体ガイド手段
41 ガイド部材
45 本体ガイド手段
46 ガイド部材
A 特定の車輪
B 上下間距離
L 地上側アンテナ21の長さ
W 地上側アンテナ21の幅

Claims (2)

  1. 本体(2)には複数個の輪体(10)が設けられ、複数個の輪体(10)のうち少なくとも1個の輪体(10)には情報を記憶する記憶手段(15,15a,15b)が設けられ、この記憶手段(15,15a,15b)が設けられている輪体(A)には、その表面側に判別表示部(16)が形成されて、他の輪体(10)と区別されていることを特徴とする移動体。
  2. 判別表示部(16)は、輪体半径方向に沿った線状であり、記憶手段(15,15a,15b)の側外方において輪体側面に形成されていることを特徴とする請求項1記載の移動体。
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