JP2011006018A - 搬送機器用キャスター及び物流搬送機器 - Google Patents

搬送機器用キャスター及び物流搬送機器 Download PDF

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Abstract

【課題】従来は車輪のタイヤ部分とホイール部分の境界にICタグを取り付けているので、読取機が車輪側方から読み取る場合はタイヤ幅の肉厚分が障壁となって読み取りにくい、タイヤ部分とホイール部分が一体型の場合にはICの取り付けが難しい、球状のタイヤの場合にはその回転方向によって信号が読み取られない、という難点があった。本願発明の課題は、従来技術が抱える難点を解決する搬送機器用キャスター及び物流搬送機器を提供することにある。
【解決手段】本願発明は、車輪と、その車輪を回転自由に把持するブラケットと、搬送機器に取り付けるための取り付け部を備え、前記ブラケットに、集積回路とアンテナを有する無線機能を備えたICタグが取り付けられた搬送機器用キャスター、及びこの搬送機器用キャスターが取り付けられた物流搬送機器を提供する。
【選択図】図3

Description

本願発明は、荷物などを運搬する台車、カゴ車、キャリー、ドーリーといった物流搬送機器に取り付けられる搬送機器用キャスター及びこの搬送機器用キャスターを備える物流搬送機器に関するものである。
数多くの荷物が集められかつ配送される荷物集配場では、場内の荷物移動のために搬送機器が利用される。通常、搬送機器で荷物を移動する際には、荷物の内容、配送先、荷物の取り扱い条件、配送日時といった荷物情報とともに移動する。これは目的の場所(目的の配送車や予定された保管場所など)まで正しく荷物を運ぶためであるが、この荷物情報を記録する手段としては、荷札、伝票、ホワイトボードなどへの手書きによる記載が多用されており、面倒な手間が生じるばかりか、乱雑な文字による読み間違いからミスが生じることもあった。
特許文献1では、搬送機器の車輪にICタグ(RFID:Radio Frequency IDentification)を設置し、このICタグに必要な情報を記録させたうえで搬送機器の荷物を移動することが提案されている。ICタグは「電子荷札」と呼ばれることもあるように、荷物そのものに取り付けて利用されることが多い一方で、複数の荷物に対してまとめて荷物情報を記録させたい場合もあるが、このような場合に「電子荷札」として荷物ひとつひとつにICタグを取り付けることは好ましくない。そこで特許文献1は、荷物そのものではなく荷物を載せる搬送機器の方にICタグを取り付け、複数の荷物に対してまとめて荷物情報を記録させることを提案したものである。
特許3846269号公報
しかしながら、特許文献1の提案を採用すれば、荷物情報を記録するために手書きする手間は解消されるものの、特許文献1では車輪のタイヤ部分とホイール部分との境界にICタグを取り付けているため、読取機が車輪接地面(床面)から読み取る場合は読み取りやすいものの、車輪側方から読み取る場合はタイヤ幅の肉厚分が障壁となって信号が読み取りにくいという難点があった。また、車輪がタイヤ部分とホイール部分とに分かれていない一体型の場合にはICの取り付けが難しく、球状のタイヤの場合にはその回転方向によって信号が読み取られないこともある、などいくつか問題があった。
本願発明の課題は、読取機が物流搬送機器の側方から信号を読み取る場合であっても、容易にICタグの情報を読み取ることができて、車輪の構造や形状に依存することなくICタグを取り付けることができる搬送機器用キャスター及び物流搬送機器を提供することにある。
本願発明の搬送機器用キャスターは、ドーリー、キャリー、台車といった物流搬送機器に取り付けられる搬送機器用キャスターにおいて、車輪と、その車輪を回転自由に把持するブラケットと、搬送機器に取り付けるための取り付け部を備え、前記ブラケット又は/及び前記取り付け部に、集積回路とアンテナを有する無線機能を備えたICタグが取り付けられたものである。この場合、ICタグを無指向性のものとすることもできる。
本願発明の物流搬送機器は、ドーリー、キャリー、台車といった物流搬送機器において、請求項1に記載の搬送機器用キャスターが、一又は二以上取り付けられたものである。
本願発明の搬送機器用キャスター及び物流搬送機器には次のような効果がある。
(1)荷物情報の記録のため手書きするといった面倒な手間が省かれ、手書きの乱雑な文字を読み間違うことに伴うミスも生じない。
(2)ICタグに荷物情報を書き込み、その情報を読み取ることで、搬送機器の荷物を確実かつ迅速に運搬することができる。
(3)ICタグがブラケットや取り付け部に取り付けられているので、ICタグが他のものに遮蔽されることがなく、読取機が物流搬送機器の側方から信号を読み取る場合であっても、安定して感度良く通信できる。
(4)ICタグがブラケットや取り付け部に取り付けられているので、車輪が回転している最中であっても、これに関係なく安定して感度良く通信することができる。
(5)ブラケットや取り付け部にICタグを取り付けるので、車輪の構造や形状に依存することなく、キャスターへのICタグ取り付けの自由度が増す。
本願発明の搬送機器用キャスターが取り付けられたドーリーの斜視図。 読取機の前で本願発明の搬送機器用キャスターが通信する状況を説明するドーリーの側面図。 本願発明の搬送機器用キャスターの斜視図。 本願発明の搬送機器用キャスターが取り付けられたドーリーを底面から見た斜視図。 本願発明の物流搬送機器を裏返して重ね置きした状態を示す斜視図。 本願発明の物流搬送機器を通常の姿勢で重ね置きした状態を示す斜視図。 荷台上面にICタグを装着した物流搬送機器の斜視図。
(実施形態1)
本願発明の搬送機器用キャスター及び物流搬送機器の一実施形態を図に基づいて説明する。
図1は、四箇所にキャスター1が取り付けられたドーリー2を示す図である。ドーリー2は、荷物を載せる荷台3とキャスター1からなり、手押し用のハンドルを取り付けることもできる。
図2に示すように、このキャスター1にはICタグ4が取り付けられており、ドーリー2が倉庫などの壁面に固定された読取機5の前を通過する際、この読取機5はICタグ4に記録されている情報を読み取ることができる。
なお、本実施形態では搬送機器としてドーリー2を例に挙げて説明しているが、その他、運搬台車、カゴ車、キャリーといった他の搬送機器の場合であっても構わない。
ICタグ4には、リードオンリー型(読み取り専用)のほかリードライト型(書き込み可能)があり、また読取機5にも、読み取りと書き込みが可能ないわゆるリーダー/ライターと、読み取り専用のリーダーがあり、双方どちらのものを選択しても構わない。なお、ICタグ4をリードライト型、読取機5をリーダー/ライターとすれば、読取機5から必要な情報をドーリー2のICタグ4に記録させることができる。さらにICタグ4には電源を備えたアクティブ型と、電源を備えないパッシブ型があり、いずれとも選択できることは言うまでもないが、アクティブ型はICタグ4自ら情報を発信することができて通信距離もパッシブ型に比べ長くなるという特長がある。ICタグ4は、ある方向を限定して通信するものと、全周囲との通信が可能(いわゆる無指向性)なものがあり、どちらを採用することもできる。
図3は、本願発明の搬送機器用キャスター1の斜視図である。図示するようにキャスター1は、ブラケット6と車輪7と取り付け部8で構成されている。
車輪7は、外縁にタイヤ、内側にディスクが配置された通常利用されるものである。このタイヤは、内空が中実のものであってもよいし、自転車用のタイヤのようにチューブ式として内空にエアを充填するものであってもよい。タイヤの材質は、通常、カーボン混入のゴムが多く利用されているが、他の材料を使用しても構わない。要は、ブラケット6を通じて載荷される上載荷重によって大きな変形を生ずることなく回転する機能を有するものであればタイヤとして使用することができる。
車輪7の中心部に、回転軸9が挿通されており、ブラケット6がこの回転軸9を回転固定となるように把持し、車輪7は回転軸9の周りを回転できるように取り付けられている。これにより、車輪7はブラケット6に対して独立して回転することが可能となり、この車輪7の回転によってドーリー2は移動可能となる。また、車輪7と回転軸9との間にベアリングを配してより回転を円滑にすることもできる。
なお本実施形態では、回転軸9が回転固定にブラケット6に取り付けられ、回転軸9の周囲を車輪7が回転する機構としているが、回転軸9を回転固定に車輪7に取り付けたうえで回転軸9をブラケット6の軸受に遊設し、回転軸9と車輪7が一体となってブラケット6に対して回転する機構としてもよい。
ブラケット6は、回転軸9を通じて車輪7を把持するとともに、車輪7の回転姿勢を維持するものである。またブラケット6にはその上部に略水平である板状の取り付け部8が備えられ、この取り付け部8を介してブラケット6及び車輪7はドーリー2に装着される。この取り付け部8には、例えば四箇所の連結孔が設けられ、この連結孔にボルトを挿通することでキャスター1がドーリー2に固定される。このようなボルト固定式のほか、脱着冶具や磁石作用を利用するなど従来技術を用いて、取り付け部8を脱着可能な構造とすることもできる。
図3にも示すように、キャスター1のブラケット6にはICタグ4が取り付けられている。このICタグ4は、読取機5との通信を考えるとブラケット6の外側表面に取り付けられることが望ましい。また、図2に示す右側のキャスター1であればブラケット6の右側面、左側のキャスター1であればブラケット6の左側面にICタグ4を取り付けると、読取機5との通信感度がより向上することが期待できる。もちろん、ICタグ4は全周囲との通信が可能(いわゆる無指向性)なものを使用することもできるので、上記態様に限らず、図2に示す右側のキャスター1のブラケット6の左側面あるいは左右両面に、左側のキャスター1のブラケット6の右側面あるいは左右両面に、ICタグ4を取り付けることもできる。また、ICタグ4をブラケット6の内側(車輪7を配置した側、図3)に取り付けることも可能であり、この場合、外部からの衝撃に対して直接影響を受けないという特長がある。
このようにICタグ4は、ブラケット6の任意の場所に取り付けることが可能で、ICタグ4の取付け箇所も、図3に示すように、一のブラケット6につき一箇所に限らず二以上の箇所とすることができる。
また、ICタグ4のブラケット6への取り付け手段は、接着、ねじやビスによる固定、磁力を利用した固定、など従来からある手法を用いて取り付けることができる。あるいは、キャスター1の製造段階からICタグ4をブラケット6に内蔵させることもできる。また、ICタグ4の受信面を直接ブラケット6に接触させて取り付ける方法のほか、ボルト固定などによりICタグ4の受信面をブラケット6から若干浮かせて取り付ける方法や、図3に示すように例えば二枚の細長い薄板状からなる断面視L形状の支持具を介してICタグ4をブラケット6に取り付ける方法など、種々の方法を選択することができる。
キャスター1には、鉛直軸周りに回転できないいわゆる固定式のものと、鉛直軸周りに回転可能な自在式のものがあるが、固定式、自在式どちらのキャスター1であってもICタグ4を取り付けることができる。
固定式キャスター1の場合、前記のとおり、図2に示す右側のキャスター1であればブラケット6の右側面、左側のキャスター1であればブラケット6の左側面といった具合に、ドーリー2の外側にICタグ4を取り付けることが望ましい。
一方、自在式キャスター1の場合、キャスター1が鉛直軸周りを回転することによって、ドーリー2に対してICタグ4の取り付け面がその都度変化するので、ブラケット6の左右両側面に取り付けると、任意の方向からの通信に対応できて好適である。さらに、ICタグ4をブラケット6の内側(車輪7を配置した側)にも配置すると、通信の面からはより好適となる。
ICタグ4は、ICチップとアンテナを有する無線機能部分と、これらを包む包装部からなる。なお、ICチップは集積回路(Integrated Circuit)をチップ状にしたもので、すなわちICタグ4はRFID(Radio Frequency IDentificationの略で、無線を利用した非接触による自動認識技術)を利用したものである。
包装部は、樹脂製のものとすることができるが、これに限らずフィルム状とするなど他のものでもよく、場合によっては、包装部を省略してICチップとアンテナのみからなるICタグ4とすることもできる。もちろん、ICタグ4の形状は、矩形、円形、多角形など種々選択することができる。
ICチップは情報を記憶するもので、アンテナは信号を送受信するためのものである。具体的には、読取機5(リーダー/ライター)から無線で情報が発信されるとアンテナがこの情報を受信してこの情報がICチップに書き込まれ、他方、ICチップで書き込まれた情報がアンテナから発信されて読取機5によって読み込まれる。
図4に示すようにドーリー2には、四箇所にICタグ4を備えたキャスター1が取り付けられており、このうち少なくとも一箇所はICタグ4が取り付けられたキャスター1となっている。ドーリー2には、四箇所以上のキャスター1を設けることも、あるいは二箇所又は三箇所のキャスター1を設けることも可能で、また、ICタグ4が取り付けられたキャスター1を一箇所とする場合に限らず、二箇所以上とすることもできる。
なお、ドーリー2に取り付けられる固定式キャスター1と自在式キャスター1の組み合わせは任意であり、全てを固定式キャスター1とすることも、全てを自在式キャスター1とすることもできる。通常は、全てを固定式キャスター1とするか、前二輪が自在式キャスター1で後二輪が固定式キャスター1という組み合わせが多く用いられている。もちろん、どのキャスター1にもストッパ機能を設けることができることはいうまでもない。
図5、図6は、ドーリー2を重ね置いた状態を示すものである。
図5に示すように、ドーリー2を裏向きにして重ね置く場合、荷台3の長手方向と短手方向を交差させることがある。具体的には、ドーリー2を荷台3の長手方向が横向きとなるように置き、その上に載せるドーリー2は荷台3の長手方向が縦向きとなるように置く。さらに上に載せるドーリー2は荷台3の長手方向が横向きとなるように置き、以降、荷台3の長手方向を縦向き、横向きの順で繰り返す。これによって車輪が邪魔にならずに重ねられていき、ドーリー2を置くための鉛直方向の設置スペースが軽減されることとなる。
しかしながら、例えば荷台3の底面にICタグ4を取り付けておくと、上に載るドーリー2によってICタグ4が損傷することがある。これに対して本願発明の物流搬送機器であれば、ICタグ4がキャスター1のブラケット6に取り付けられているので、上に重ねられるドーリー2によってICタグ4が損傷しない。
図6に示すように、ドーリー2を通常使用する姿勢のまま、すなわち、上下のドーリー2の長手方向と短手方向をそれぞれ揃えて順次重ねられることもある。この場合も、ブラケット6に取り付けられたICタグ4は、上に重ねられるドーリー2によって損傷を受けることはない。
その他、ドーリー2を裏返して上下ドーリー2の長手方向と短手方向を揃えて置く場合であっても、通常使用する姿勢のまま上下ドーリー2の長手方向と短手方向を交互に向けて重ね置く場合であっても、同様にICタグ4は損傷しない。
このように、本願発明の物流搬送機器は、ICタグ4の損傷に注意を払うことなく重ね置くことができるという効果を有する。
(実施形態1の使用例)
本実施形態における搬送機器用キャスター及び物流搬送機器を用いて、荷物集配場内で荷物移動を行う場合について、以下一例を示す。
荷物集配場に集められた荷物は、それぞれ予め定められた搬送車に適切に積み込まれなければならない。そこで、場内で荷物を運搬する者(以下、「運搬者」という)は、目的の搬送車とこれに積むべき荷物を把握したうえで、運搬作業を開始する。
運搬者は、ICタグ4付きのキャスター1が取り付けられたドーリー2を指令地点に持っていく。この指令地点には、読取機5(リーダー/ライター)と電子計算機(以下、パソコンという)が設置されており、また読取機5は図2に示すように壁面に埋め込まれており、運搬者はこの読取機5の前にドーリー2を停めて情報の書き込みを待つ。読取機5は壁面に埋め込まれる場合に限らず、ゲート式のものを設置したり、ハンディタイプの読取機としたり、その他種々の態様を選択することができる。
ここで待機している指令者は、パソコンを操作することで読取機5を介して通信し、運搬すべき荷物や目的の搬送車など必要な荷物情報をドーリー2のICタグ4に書き込む。
運搬者は、ICタグ4に記録された荷物情報に基づいて適宜荷物をドーリー2に積み込んでいく。この際、運搬者がICタグ4に記録された荷物情報を確認するために、ICタグ4から情報を読み込んで表示させることができる携帯用モニタ(例えばPDA等のモバイルコンピューター)を携行すると、より好適である。
運搬者は、全ての荷物を積み終えると目的の搬送車までドーリー2を運搬する。搬送車待機地点では、計画どおり荷物が積み込まれているか確認作業を行うこともできる。
一例として、次のような手順で行う。まず読取機5でドーリー2のICタグ4から計画荷物情報を読み取り、予め設置されたパソコンに伝送する。次に、ドーリー2に積み込まれた個々の荷物に貼付されているICタグを、ハンディタイプの読取機でそれぞれ読み取ってパソコンに伝送する。これにより、計画荷物情報と実際に積み込まれた荷物情報を照らし合わせることが可能となり、適切な積み荷となっているか否かを判断することができる。
前記確認作業を経て、運搬者はドーリー2に積み込まれた全ての荷物を搬送車に載せ換える。この載せ換え作業を終えると、再び運搬者は指令地点に戻り一連の作業を繰り返す。
(実施形態2)
本願発明の搬送機器用キャスター及び物流搬送機器の他の実施形態を図3に基づいて説明する。この実施形態は、実施形態1とは異なる位置にICタグ4を取り付けた実施形態を説明するためのものであって、基本的構造等は実施形態1と共通する。
図3に示すようにICタグ4は、キャスター1のブラケット6に限らず取り付け部8に取り付けることができる。取り付け部8は、ブラケット6の上部に略水平な姿勢で取り付けられた板状のもので、荷台3に装着するための連結孔が設けられている。板状である取り付け部8の上面(図3の上側面)は、荷台3の底面側に装着するための接触面であり、下面(図3の下側面)は、ブラケット6が取り付けられる面である。なお、取り付け部8は板状に限らず、荷台3の底面側に装着できてブラケット6を取り付けることができれば任意の形状とすることが可能で、板状の場合であっても図3のように平面視矩形に限らず平面視円形とするなど他の平面形状とすることもできる。
ICタグ4は、取り付け部8の下面つまりブラケット6取り付け面に取り付けられる。これは、キャスター1をドーリー2に装着したときにICタグ4が通信しやすいようにするためであるが、取り付け部8の形状によっては取り付け部8の側面や上面など他の部分に取り付けても構わない。
ICタグ4を取り付け部8へ取り付ける手段は、接着、ねじやビスによる固定、磁力を利用した固定、など従来からある手法を用いて取り付けることができる。あるいは、キャスター1の製造段階からICタグ4を取り付け部8に内蔵させることもできる。また、ICタグ4の受信面を直接取り付け部8に接触させて取り付ける方法のほか、ボルト固定などによりICタグ4の受信面を取り付け部8から若干浮かせて取り付ける方法や、図3に示すように例えば二枚の細長い薄板状からなる断面視L形状の支持具を介してICタグ4を取り付け部8に垂下させるように取り付ける方法など、種々の方法を選択することができる。
取り付け部8にICタグ4をひとつだけ取り付ける場合に限らず、一の取り付け部8につき二以上のICタグ4を取り付けることもできる。この場合、ボルト固定のICタグ4と支持具固定のICタグ4とを組み合わせるなど、種々の組み合わせが可能であり、取り付け部8にICタグ4を取り付けたうえでブラケット6にICタグ4を取り付けることもできる。
(実施形態3)
本願発明の物流搬送機器の他の実施形態を図7に基づいて説明する。
ICタグ4は、図7に示すようにドーリー2の荷台3の上面側(荷物を載せる面)に装着することができる。
ICタグ4を荷台3の上面に取り付ける手段は、接着、ねじやビスによる固定、磁力を利用した固定、など従来からある手法を用いて取り付けることができる。あるいは、ドーリー2の製造段階からICタグ4を荷台3に内蔵させることもできる。
ICタグ4の取り付け方法としては、ICタグ4の受信面を直接荷台3の上面に接触させて取り付ける方法のほか、ボルト固定などによりICタグ4の受信面を取り付け部8から若干浮かせて取り付ける方法や、図7に示すように例えば二枚の細長い薄板状からなる断面視L形状の支持具を介してICタグ4を荷台3に対して直立させるように取り付ける方法など、種々の方法を選択することができる。
なお、前記のような取り付け方法では、荷台3の上に荷物を載せる場合や、ドーリー2を重ね置く場合になど、ICタグ4が障害となったり、ICタグ4が損傷したり、不都合が生じることも考えられる。
このような不都合を解消するため、図7に示すように荷台3の上面の一部に凹部10を設け、この収容空間にICタグ4を収めることができる。又は、荷台3の長手方向に渡って、荷台3の高さより一段低い溝部11を設け、この収容空間にICタグ4を収めることができる。このように、荷台3の高さより一段低いところにICタグ4を収めることで、ICタグ4が荷物やドーリー2の障害とならない。
荷台3には、二以上のICタグ4を取り付けることができる。この場合、ボルト固定のICタグ4と支持具固定のICタグ4とを組み合わせるなど、種々の組み合わせが可能であり、ICタグ4を荷台3に直接取り付けたうえでさらに凹部10や溝部11を設けてICタグ4を取り付けることもできる。
本願発明の搬送機器用キャスター及び物流搬送機器は、荷物の集配場における利用に限らず、倉庫の荷物整理に利用する場合や、図書館の書籍配置換えに利用する場合、店舗で買い物客がカートを使用する場合など、種々の状況で応用することができる。
1 キャスター
2 ドーリー
3 荷台
4 ICタグ
5 読取機
6 ブラケット
7 車輪
8 取り付け部
9 回転軸
10 凹部
11 溝部

Claims (3)

  1. ドーリー、キャリー、台車といった物流搬送機器に取り付けられる搬送機器用キャスターにおいて、
    前記キャスターは、車輪と、その車輪を回転自由に把持するブラケットと、搬送機器に取り付けるための取り付け部を備え、
    前記ブラケット又は/及び前記取り付け部に、集積回路とアンテナを有する無線機能を備えたICタグが、取り付けられたことを特徴とする搬送機器用キャスター。
  2. 請求項1記載の搬送機器用キャスターにおいて、
    ICタグが無指向性であることを特徴とする搬送機器用キャスター。
  3. ドーリー、キャリー、台車といった物流搬送機器において、
    請求項1又は請求項2に記載の搬送機器用キャスターが、一又は二以上、取り付けられたことを特徴とする物流搬送機器。
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JP7378111B1 (ja) 2023-06-19 2023-11-13 日建リース工業株式会社 測位機能付き搬送台車

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