JP2003136905A - 輪体および移動体および輪体の製造方法 - Google Patents

輪体および移動体および輪体の製造方法

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JP2003136905A JP2001335936A JP2001335936A JP2003136905A JP 2003136905 A JP2003136905 A JP 2003136905A JP 2001335936 A JP2001335936 A JP 2001335936A JP 2001335936 A JP2001335936 A JP 2001335936A JP 2003136905 A JP2003136905 A JP 2003136905A
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稔洋 早川
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 データ(情報)を簡単に書き込むことが可能
な輪体を提供する。 【解決手段】 輪体本体に情報を記憶する記憶手段15
を設けた。記憶手段15は、輪体幅方向の中央部分にお
いて、情報の受送信方向を輪体半径方向として設けた。
輪体半径方向への受送信により情報を記憶手段15に記
憶させることで、情報を輪体10側に記憶でき、また記
憶手段15に記憶している情報を読み取ることができ
る。これにより、情報を簡単、迅速かつ正確に書き込む
ことが可能な車輪10を提供できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば荷配送用
の台車などに設けられる輪体、および荷配送用の台車な
どの移動体、および輪体の製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、たとえば台車に荷を積み込んで配
送する場合、荷送り側は、配送する荷に関するデータ
(荷の種類,名称,数量,納入先など)を、伝票などや
黒板またはホワイトボードなどの看板に手書きで記入
し、このような伝票や看板を台車に取り付けて配送(出
荷)していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来形式では、出荷時、作業者が荷のデータを紙や看板に
記入するため、手間がかかっていた。
【0004】そこで本発明の請求項1〜8記載の発明
は、データ(情報)を簡単に書き込むことが可能な輪体
を提供することを目的としたものである。また請求項9
記載の発明は、手書きの伝票や看板などを不要にし、デ
ータ(情報)を簡単に書き込むことが可能な移動体を提
供することを目的としたものである。
【0005】そして請求項27記載の発明は、記憶手段
を有する輪体を容易に得られる輪体の製造方法を提供す
ることを目的としたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明の請求項1記載の輪体は、輪体本体に情
報を記憶する記憶手段が設けられ、この記憶手段は、輪
体幅方向の中央部分において、情報の受送信方向を輪体
半径方向として設けられていることを特徴としたもので
ある。
【0007】したがって請求項1の発明によると、輪体
半径方向への受送信により情報を記憶手段に記憶させる
ことで、情報を輪体側に記憶させ得、また記憶手段に記
憶されている情報を読み取り得る。
【0008】また本発明の請求項2記載の輪体は、輪体
本体に情報を記憶する記憶手段が設けられ、この記憶手
段は、情報の受送信方向を輪体周方向として設けられて
いることを特徴としたものである。
【0009】したがって請求項2の発明によると、輪体
周方向への受送信により情報を記憶手段に記憶させるこ
とで、情報を輪体側に記憶させ得、また記憶手段に記憶
されている情報を読み取り得る。
【0010】そして本発明の請求項3記載の輪体は、輪
体本体に情報を記憶する記憶手段が設けられ、この記憶
手段は、情報の受送信方向を輪体幅方向として設けられ
ていることを特徴としたものである。
【0011】したがって請求項3の発明によると、輪体
幅方向への受送信により情報を記憶手段に記憶させるこ
とで、情報を輪体側に記憶させ得、また記憶手段に記憶
されている情報を読み取り得る。
【0012】さらに本発明の請求項4記載の輪体は、回
転自在な円輪部材と、この円輪部材の外周に設けられる
着地部材とで構成され、前記円輪部材は、軸受け用の内
側筒部と、着地部材取り付け用の外側筒部と、両筒部間
に位置される輪体半径方向のリブ部群とにより形成さ
れ、このリブ部の延長上に、情報を記憶する記憶手段が
設けられていることを特徴としたものである。
【0013】したがって請求項4の発明によると、リブ
部による補強効果によって最も強度の高い部分に記憶手
段を設け得る。しかも本発明の請求項5記載の輪体は、
輪体本体に情報を記憶する記憶手段が設けられ、この記
憶手段は、情報の受送信方向を異にして設けられている
ことを特徴としたものである。
【0014】したがって請求項5の発明によると、通信
手段の配設位置に対応して、情報の受送信方向が最も好
ましい状態の輪体を採用することで、情報の受送信を行
える輪体を提供し得る。
【0015】また本発明の請求項6記載の輪体は、回転
自在な円輪部材と、この円輪部材の外周に設けられた着
地部材とで構成され、情報を記憶する記憶手段が、前記
円輪部材と着地部材との間に挟まれた状態で設けられて
いることを特徴としたものである。
【0016】したがって請求項6の発明によると、輪体
が床を回転しながら移動する際、着地部材が床に着地
し、円輪部材と着地部材との間に挟まれた記憶手段は床
に直接に接触することはない。
【0017】そして本発明の請求項7記載の輪体は、回
転自在な円輪部材と、この円輪部材の外周に設けられた
着地部材とで構成され、情報を記憶する記憶手段が、内
部でかつ円輪部材の外方に設けられていることを特徴と
したものである。
【0018】したがって請求項7の発明によると、輪体
が床を回転しながら移動する際、着地部材が床に着地
し、円輪部材の外方に設けられた記憶手段は床に直接に
接触することはない。
【0019】さらに本発明の請求項8記載の輪体は、回
転自在な円輪部材と、この円輪部材の外周に設けられる
着地部材とで構成され、情報を記憶する記憶手段が、前
記円輪部材の外周に開放して円輪部材に形成される凹所
に、少なくとも一部が嵌め込まれて定着されていること
を特徴としたものである。
【0020】したがって請求項8の発明によると、記憶
手段を凹所内で位置決めし得、以て輪体が床を回転しな
がら移動する際、記憶手段がずれたりすることはない。
しかも本発明の請求項9記載の移動体は、本体には複数
個の輪体が設けられ、少なくとも1個の輪体には、情報
を記憶する記憶手段が設けられていることを特徴とした
ものである。
【0021】したがって請求項9の発明によると、情報
を輪体側に記憶させ得るとともに、輪体側に記憶してい
る情報を読み取り得る。また本発明の請求項10記載の
移動体は、上記した請求項9記載の構成において、記憶
手段は、輪体の幅方向の中央部分において、情報の受送
信方向を輪体半径方向として設けられていることを特徴
としたものである。
【0022】したがって請求項10の発明によると、輪
体半径方向への受送信により情報を記憶手段に記憶させ
ることで、情報を輪体側に記憶させ得、また記憶手段に
記憶されている情報を読み取り得る。
【0023】そして本発明の請求項11記載の移動体
は、上記した請求項9記載の構成において、記憶手段
は、情報の受送信方向を輪体周方向として設けられてい
ることを特徴としたものである。
【0024】したがって請求項11の発明によると、輪
体周方向への受送信により情報を記憶手段に記憶させる
ことで、情報を輪体側に記憶させ得、また記憶手段に記
憶されている情報を読み取り得る。
【0025】さらに本発明の請求項12記載の移動体
は、上記した請求項9記載の構成において、記憶手段
は、情報の受送信方向を輪体幅方向として設けられてい
ることを特徴としたものである。
【0026】したがって請求項12の発明によると、輪
体幅方向への受送信により情報を記憶手段に記憶させる
ことで、情報を輪体側に記憶させ得、また記憶手段に記
憶されている情報を読み取り得る。
【0027】しかも本発明の請求項13記載の移動体
は、上記した請求項9〜12のいずれかに記載の構成に
おいて、記憶手段は、地上側に設けられる通信手段との
間で情報の受信と送信を行うことを特徴としたものであ
る。
【0028】したがって請求項13の発明によると、通
信手段との間で情報の受信と送信を行える移動体を提供
し得る。また本発明の請求項14記載の移動体は、上記
した請求項9〜13のいずれかに記載の構成において、
記憶手段は、その配設した向きに拘わらず、地上側に設
けられる通信手段との間で情報の受信と送信を行うこと
を特徴としたものである。
【0029】したがって請求項14の発明によると、通
信手段の配設位置に関係なく、情報の受送信を行える移
動体を提供し得る。そして本発明の請求項15記載の移
動体は、上記した請求項9〜14のいずれかに記載の構
成において、記憶手段は、情報の受送信方向を異にして
輪体に設けられていることを特徴としたものである。
【0030】したがって請求項15の発明によると、通
信手段の配設位置に対応して、情報の受送信方向が最も
好ましい状態の輪体を採用することで、情報の受送信を
常に好適に行える移動体を提供し得る。
【0031】さらに本発明の請求項16記載の移動体
は、上記した請求項9〜15のいずれかに記載の構成に
おいて、記憶手段は棒状であり、その長さ方向の一端が
通信手段の受送信面に対向して配設されていることを特
徴としたものである。
【0032】したがって請求項16の発明によると、長
さ方向の一端が通信手段の受送信面に対向するように停
止させることで、情報の受送信を常に好適に行える移動
体を提供し得る。
【0033】しかも本発明の請求項17記載の移動体
は、上記した請求項9〜16のいずれかに記載の構成に
おいて、輪体は、回転自在な円輪部材と、この円輪部材
の外周に設けられる着地部材とで構成され、前記円輪部
材は、軸受け用の内側筒部と、着地部材取り付け用の外
側筒部と、両筒部間に位置される輪体半径方向のリブ部
群とにより形成され、このリブ部の延長上に記憶手段が
設けられていることを特徴としたものである。
【0034】したがって請求項17の発明によると、リ
ブ部による補強効果によって最も強度の高い部分に記憶
手段を設け得る。また本発明の請求項18記載の移動体
は、上記した請求項9〜17のいずれかに記載の構成に
おいて、輪体は、回転自在な円輪部材と、この円輪部材
の外周に設けられる着地部材とで構成され、記憶手段
は、前記円輪部材の外周に開放して円輪部材に形成され
る凹所に、少なくとも一部が嵌め込まれて定着されてい
ることを特徴としたものである。
【0035】したがって請求項18の発明によると、記
憶手段を凹所内で位置決めし得、以て輪体が床を回転し
ながら移動する際、記憶手段がずれたりすることはな
い。これにより、記憶手段による情報の受送信を常に好
適に行える移動体を提供し得る。
【0036】そして本発明の請求項19記載の移動体
は、上記した請求項9〜18のいずれかに記載の構成に
おいて、輪体は、回転自在な円輪部材と、この円輪部材
の外周に設けられた着地部材とで構成され、記憶手段は
前記円輪部材と着地部材との間に挟まれた状態で設けら
れていることを特徴としたものである。
【0037】したがって請求項19の発明によると、輪
体が床を回転しながら移動する際、着地部材が床に着地
し、円輪部材と着地部材との間に挟まれた記憶手段は床
に直接に接触することはない。
【0038】さらに本発明の請求項20記載の移動体
は、上記した請求項9〜17のいずれかに記載の構成に
おいて、輪体は、回転自在な円輪部材と、この円輪部材
の外周に設けられた着地部材とで構成され、記憶手段
は、内部でかつ円輪部材の外方に設けられていることを
特徴としたものである。
【0039】したがって請求項20の発明によると、輪
体が床を回転しながら移動する際、着地部材が床に着地
し、円輪部材の外方に設けられた記憶手段は床に直接に
接触することはない。
【0040】しかも本発明の請求項21記載の移動体
は、上記した請求項9〜20のいずれかに記載の構成に
おいて、輪体は、1回転して移動する距離を、通信手段
による受送信範囲に対して短くしていることを特徴とし
たものである。
【0041】したがって請求項21の発明によると、移
動体を通信手段上まで移動した際、特定の輪体は通信手
段による受送信範囲上で必ず1回転する。これにより、
通信手段上の少なくとも1箇所で記憶手段が最下位とな
って、記憶手段から通信手段までの上下間距離が最小に
なる。
【0042】また本発明の請求項22記載の移動体は、
上記した請求項9〜21のいずれかに記載の構成におい
て、複数個の輪体のうち、記憶手段が設けられている輪
体には、その表面側に判別表示部が形成されて、他の輪
体と区別されていることを特徴としたものである。
【0043】したがって請求項22の発明によると、特
定の輪体を他の輪体と区別しながら通信手段に対向させ
得る。そして本発明の請求項23記載の移動体は、上記
した請求項22記載の構成において、判別表示部は、輪
体半径方向に沿った線状であり、記憶手段の側外方にお
いて輪体側面に形成されていることを特徴としたもので
ある。
【0044】したがって請求項23の発明によると、輪
体半径方向に沿った線状の判別表示部を目視しながら停
止させることで、記憶手段の長さ方向の一端、すなわ
ち、受送信方向を容易に確認しながら通信手段の受送信
面に対向させ得る。
【0045】さらに本発明の請求項24記載の移動体
は、上記した請求項9〜23のいずれかに記載の構成に
おいて、輪体は、通信手段による受送信範囲に配設され
る輪体ガイド手段に導かれて案内されることを特徴とし
たものである。
【0046】したがって請求項24の発明によると、通
信手段による受送信範囲において移動体を走行させる際
に、その特定の輪体を輪体ガイド手段により案内させて
行うことにより、移動体を輪体ガイド手段によって幅方
向で位置決めし得、以て通信手段に対して記憶手段を常
に一定状の距離を置いて対抗し得る。
【0047】しかも本発明の請求項25記載の移動体
は、上記した請求項9〜23のいずれかに記載の構成に
おいて、本体は、通信手段による受送信範囲に配設され
る本体ガイド手段に導かれて案内されることを特徴とし
たものである。
【0048】したがって請求項25の発明によると、通
信手段による受送信範囲において移動体を移動させる際
に、その本体をガイド手段により案内させて行うことに
より、移動体を、本体ガイド手段によって幅方向で位置
決めし得、以て通信手段に対して記憶手段を常に一定状
の距離を置いて対抗し得る。
【0049】また本発明の請求項26記載の移動体は、
上記した請求項9〜25のいずれかに記載の構成におい
て、荷を積載する本体には輪体が設けられ、この輪体
に、積載する荷と対応付けて管理するための情報を記憶
する記憶手段が設けられていることを特徴としたもので
ある。
【0050】したがって請求項26の発明によると、記
憶手段に荷の情報(荷の種類,名称,数量,行き先な
ど)を記憶させ得るとともに、記憶している荷の情報を
迅速かつ正確に読み取り得る。
【0051】そして本発明の請求項27記載の輪体の製
造方法は、円輪部材と、この円輪部材の外周に設けられ
る着地部材とで構成される輪体を得るに、円輪部材の外
周に凹所を形成し、この凹所内に記憶手段の少なくとも
一部を嵌め込んで定着させたのち、円輪部材の外周に着
地部材を成形することを特徴としたものである。
【0052】したがって請求項27の発明によると、種
々な形状の記憶手段を、その情報の受送信方向を所望の
向きとして、円輪部材の内部に埋め込み状に設け、そし
て外周を着地部材により形成した輪体を製造し得る。
【0053】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の第1の実施の形
態を、台車に採用した状態として図1〜図6に基づいて
説明する。
【0054】図1に示すように、1は荷を積載して配送
する際に使用される台車(移動体の一例)であり、この
台車1の本体2は、左右一対のサイドパネル3と、背面
パネル4と、底部材5などにより構成されている。前記
本体2における底部材5の四隅部分には、それぞれ車輪
装置7が設けられている。
【0055】図1〜図3に示すように、各車輪装置7
は、前記底部材5の下面側にボルトなどで着脱自在に取
り付けられている取付部材8と、各取付部材8の下端部
に設けられている遊転自在な車輪(輪体の一例)10な
どで構成されている。各車輪10は、横軸9を介して取
付部材8に回転自在に取り付けられた樹脂製の円輪部材
11と、この円輪部材11の外周に設けられたゴム製の
タイヤ部材(着地部材の一例)12とで構成されてい
る。そして円輪部材11は、前記横軸9に外嵌される軸
受け用の内側筒部11Aと、前記タイヤ部材12が取り
付けられる外側筒部11Bと、両筒部11A,11B間
に位置される輪体半径方向のリブ部11C群などにより
形成されている。
【0056】前記複数の車輪10のうち、いずれか特定
Aの1個(少なくとも1個)の車輪10における輪体本
体には、荷に関するデータ(荷の種類,名称,数量,行
き先などの情報)などを記憶する丸棒状のIDタグ(記
憶手段の一例)15が設けられている。なおIDタグ1
5は、ICメモリと超小型のタグ側アンテナ(いずれも
図示せず。)とを内蔵している。
【0057】すなわち前記円輪部材11の幅方向の中央
部分において、この円輪部材11における外側筒部11
Bから1個のリブ部11Cに亘っては、円輪部材11の
外周に開放された凹所13が形成されている。そしてI
Dタグ15は、前記凹所13内に嵌め込まれ、その際に
接着剤14が介在されることで、円輪部材11側に定着
されている。
【0058】これによりIDタグ15は、車輪10の幅
方向の中央部分でかつリブ部11Cの延長線上におい
て、情報の受送信方向を輪体半径方向として、外側筒部
11Bからリブ部11Cに亘って設けられる。このとき
IDタグ15は、タグ側アンテナが開放側に位置された
状態で、凹所13内に完全に(少なくとも一部が)嵌め
込まれて定着されている。
【0059】さらに複数個の車輪10のうち、IDタグ
15が設けられている特定Aの車輪10には、その表面
側の一部または全部に、着色やシール貼り付けなどによ
って判別表示部16が形成されて、他の輪体10と区別
されている。その際に判別表示部16は、特定Aの車輪
10の表面側に場所など関係なく形成してもよいが、た
とえば図1に示すように、輪体半径方向に沿った線状
で、かつIDタグ15の側外方において輪体10の側面
に形成したときには、他の輪体10との区別と同時に、
IDタグ15の位置の確認、すなわち受送信方向の確認
を容易に行えることになる。
【0060】図1、図2、図4、図5に示すように、床
20側の所定場所には、前記IDタグ15との間で情報
の通信を行う地上側アンテナ(通信手段の一例)21が
埋設されている。この地上側アンテナ21にはリーダラ
イタ(読取書込手段の一例)22が接続され、リーダラ
イタ22にはコンピュータ(パソコン)23が接続され
ている。
【0061】そして、前記特定Aの車輪10が地上側ア
ンテナ21上に位置することにより、IDタグ15に内
蔵されているタグ側アンテナと前記床20の地上側アン
テナ21との間で通信が行われ、前記リーダライタ22
が、前記地上側アンテナ21を通じてコンピュータ23
からのデータをIDタグ15に書き込んだり、あるいは
IDタグ15に記憶されているデータを読み取ってコン
ピュータ23へ伝送するように構成されている。なお、
前記コンピュータ23は表示画面24やキーボード25
などを有している。
【0062】ここで図1に示すように、前記地上側アン
テナ21の長さをL、幅をWとすると、台車1を地上側
アンテナ21上まで移動させた際、前記長さL×幅Wで
設定される受送信範囲内に全ての車輪10が入るように
各寸法が設定されている。さらに、IDタグ15を内蔵
した特定Aの車輪10は、1回転して移動する距離が、
地上側アンテナ21の長さLや幅Wからなる受送信範囲
に対して短く設定されている。
【0063】また前記台車1は、図4に示すように、送
出場所(送出側の一例)30からトラックなどに積み込
まれて送り出され、図5に示すように、受取場所31で
受け取られる。図4,図5に示すように、前記地上側ア
ンテナ21とリーダライタ22とコンピュータ23とは
それぞれ前記送出場所30と受取場所31とに設けられ
ている。さらに図5に示すように、前記受取場所31の
天井部には、台車1に積み込まれた荷29の行き先を表
示する表示装置32が設けられている。
【0064】以下に、上記した第1の実施の形態におけ
る作用を説明する。荷を台車1に積み込み、台車1を送
出場所30からトラックなどに積載して配送先の受取場
所31へ出荷する場合、まず図4の(a)に示すよう
に、送出場所30において、空の台車1を地上側アンテ
ナ21上まで移動させて停止させ、特定Aの車輪10を
地上側アンテナ21上に停止させる。その際に、輪体半
径方向に沿った線状の判別表示部16が床20に対向す
るように、目視しながら停止させることで、IDタグ1
5の長さ方向の一端、すなわち、受送信方向を容易に確
認しながら、地上側アンテナ21の受送信面に対向し得
る。
【0065】その後に、作業者がコンピュータ23を操
作して納入先のデータを入力することにより、この納入
先のデータがリーダライタ22によって地上側アンテナ
21からIDタグ15へ送信されIDタグ15に書き込
まれるとともに、コンピュータ23の表示画面24上
に、積み込むべき荷を保管しているロケーション(場
所)が表示される。
【0066】そして作業者は、前記空の台車1をロケー
ションまで移動させ、空の台車1に対して荷29を積み
込む。次に作業者は、荷積みされた台車1を送出場所3
0の出荷口まで移動させるのであるが、その途中で、図
4の(b)に示すように、前記荷積みされた台車1を地
上側アンテナ21上まで移動させて一旦停止させ、特定
Aの車輪10を地上側アンテナ21上に停止させる。
【0067】これにより、前記台車1のIDタグ15に
書き込まれた納入先のデータが地上側アンテナ21で受
信されてリーダライタ22によって読み取られ、この納
入先のデータに対応する荷29のデータの内容明細がコ
ンピュータ23の表示画面24に表示される。作業者
は、表示画面24に表示された荷29のデータの内容明
細に基づいて、実際に台車1に積み込まれている荷29
を確認し、誤りが無ければ、コンピュータ23のキーボ
ード25のOKボタンを押す。これにより、表示画面2
4に表示されている荷29のデータの内容明細が、リー
ダライタ22によって地上側アンテナ21から台車1の
IDタグ15へ送信され、以てIDタグ15に書き込ま
れる。
【0068】その後に作業者は、台車1を出荷口まで移
動させてトラックなどに積載し、受取場所31へと出荷
する。これにより、荷29を積み込んだ台車1を出荷す
る際、従来のように作業者が荷29の情報を紙や看板に
手書きする必要はなく、荷29のデータを迅速に台車1
側に記憶させることができる。
【0069】また図5に示すように、受取場所31にお
いて、荷29を積み込んだ台車1を入荷する場合、作業
者は、台車1をトラックなどから降して入荷口から地上
側アンテナ21上まで移動させ、この地上側アンテナ2
1上を通過させる。その際に、各車輪10が回転しなが
ら地上側アンテナ21上を通過するとき、IDタグ15
の受送信方向を地上側アンテナ21の受送信面に対向し
得るため、IDタグ15に記録された荷29のデータの
内容明細(荷の種類,名称,数量,行き先など)が、地
上側アンテナ21で受信されてリーダライタ22によっ
て読み取られ、コンピュータ23の表示画面24に表示
される。さらに、上述したようにして読み取られた荷2
9のデータのうち、荷29の行き先が表示装置32に表
示される。
【0070】これにより、台車1に載置された荷29の
情報を迅速かつ正確に読み取ることができ、その後に作
業者は、表示装置32に表示された行き先まで台車1を
移動させ、荷29を台車1から所定の棚などに入庫し得
る。
【0071】なお、図2,図3に示すように、IDタグ
15は、特定Aの車輪10の円輪部材11側に埋め込ま
れ、そして円輪部材11の外周にタイヤ部材12が設け
られているため、車輪10が床20を回転しながら移動
する際、タイヤ部材12が床20に着地し、IDタグ1
5が床20に直接に接触することはない。これにより、
IDタグ15の損傷を防止し得る。
【0072】また、地上側アンテナ21の長さLと幅W
はそれぞれ、IDタグ15を内蔵した特定Aの車輪10
が1回転して移動する距離よりも長く設定されているた
め、台車1を地上側アンテナ21上まで移動した際、前
記特定Aの車輪10は地上側アンテナ21上で必ず1回
転する。これにより図2に示すように、地上側アンテナ
21上の少なくとも1箇所でIDタグ15が最下位とな
って、IDタグ15から地上側アンテナ21までの上下
間距離Bが最小になるため、確実に情報の読み取りや書
き込みが行える。
【0073】なお、万一、IDタグ15や車輪10が損
傷した場合、取付部材8を台車1の本体2側から取り外
し、新品の車輪装置7を本体2側に付け替えればよい。
上述した第1の実施の形態では、読取手段と書込手段と
を兼ね備えたリーダライタ22(読取書込手段の一例)
を用いたが、これは図6に示すように、送出場所30
に、書き込み専用の書込装置22a(書込手段の一例)
を設け、受取場所31に、読み取り専用の読取装置22
b(読取手段の一例)を設けてもよい。
【0074】これによると、配送時、送出場所30にお
いて、書込装置22aにより、荷29に関するデータが
IDタグ15に書き込まれ、受取場所31へ配送され
る。そして受取場所31において、読取装置22bによ
りIDタグ15に記憶されているデータが読み取られ
る。
【0075】次に、本発明の第2の実施の形態を、図7
に基づいて説明する。すなわち、前記円輪部材11の幅
方向の中央部分において、この円輪部材11における外
側筒部11Bの外周部分の1箇所(または複数箇所)に
は、その外周側で開放された凹所13aが、周方向に沿
って所定長さで形成されている。IDタグ(記憶手段の
一例)15aは矩形棒状であって、前記凹所13a内に
嵌め込まれ、その際に接着剤14aが介在されること
で、円輪部材11側に定着されている。
【0076】これによりIDタグ15aは、車輪10の
幅方向の中央部分でかつリブ部11Cの延長線上におい
て、情報の受送信方向を輪体周方向として、外側筒部1
1B内に設けられる。このときIDタグ15aは、タグ
側アンテナが開放側に位置された状態で、凹所13a内
に完全に(少なくとも一部が)嵌め込まれて定着されて
いる。そして円輪部材11の外周には、ゴム製のタイヤ
部材12が設けられる。
【0077】この第2の実施の形態によると、送出場所
30において、空の台車1を地上側アンテナ21上まで
移動させて停止させ、特定Aの車輪10を地上側アンテ
ナ21上に停止させる。その際に、輪体周方向としたI
Dタグ15aの受送信方向を、地上側アンテナ21の受
送信面に対向し得る。これにより、荷29を積み込んだ
台車1を出荷する際、従来のように作業者が荷29の情
報を紙や看板に手書きする必要はなく、荷29のデータ
を迅速に台車1側に記憶させることができる。
【0078】また受取場所31において、台車1を地上
側アンテナ21上で通過させることにより、IDタグ1
5aの受送信方向を地上側アンテナ21の受送信面に対
向し得、以て台車1に載置された荷29の情報を迅速か
つ正確に読み取ることができる。
【0079】次に、本発明の第3の実施の形態を、図8
に基づいて説明する。すなわち、前記円輪部材11の幅
方向の中央部分において、この円輪部材11における外
側筒部11Bの外周部分の1箇所(または複数箇所)に
は、その外周側で開放された凹所13bが、車輪10の
幅方向に沿って形成されている。IDタグ(記憶手段の
一例)15bは矩形棒状であって、前記凹所13b内に
嵌め込まれ、その際に接着剤14bが介在されること
で、円輪部材11側に定着されている。
【0080】これによりIDタグ15bは、その長さ方
向を車輪10の幅方向に沿わせた状態でかつリブ部11
Cの延長線上において、情報の受送信方向を輪体幅方向
として、外側筒部11B内に設けられる。このときID
タグ15bは、タグ側アンテナが外面側に位置された状
態で、凹所13b内に完全に(少なくとも一部が)嵌め
込まれて定着されている。そして円輪部材11の外周に
は、ゴム製のタイヤ部材12が設けられる。
【0081】この第3の実施の形態によると、送出場所
30において、空の台車1を地上側アンテナ21上まで
移動させて停止させ、特定Aの車輪10を地上側アンテ
ナ21上に停止させる。その際に、輪体幅方向としたI
Dタグ15aの受送信方向を、地上側アンテナ21の受
送信面に対向し得る。これにより、荷29を積み込んだ
台車1を出荷する際、従来のように作業者が荷29の情
報を紙や看板に手書きする必要はなく、荷29のデータ
を迅速に台車1側に記憶させることができる。
【0082】また受取場所31において、台車1を地上
側アンテナ21上で通過させることにより、IDタグ1
5aの受送信方向を地上側アンテナ21の受送信面に対
向し得、以て台車1に載置された荷29の情報を迅速か
つ正確に読み取ることができる。
【0083】次に、本発明の第4の実施の形態を、図
9、図10に基づいて説明する。この第4の実施の形態
において、前述した第3の実施の形態のように情報の受
送信方向を輪体幅方向として、IDタグ15bを内蔵し
た特定Aの車輪(輪体)10は、地上側アンテナ(通信
手段)21による受送信範囲に配設された輪体ガイド手
段40に案内されるように構成されている。
【0084】すなわち輪体ガイド手段40は、左右一対
のガイド部材41を床20上に敷設することで構成さ
れ、両ガイド部材41間で、特定Aの車輪10と、その
前後の車輪10とが通り抜け状に走行可能とされてい
る。そして、輪体ガイド手段40の外側に沿って地上側
アンテナ21が設けられている。ここで地上側アンテナ
21は長方板状であって、その際に特定Aの車輪10が
1回転して移動する距離よりも長く設定され、かつ車輪
10の回転によりIDタグ15bがどのレベルであって
も受送信可能な高さ(幅)とされて、ブラケット42を
介して床20側に定着されている。
【0085】この第4の実施の形態によると、送出場所
30や受取場所31において台車1を走行させる際に、
その特定Aの車輪10を両ガイド部材41間に位置させ
て行う。これにより台車1を、輪体ガイド手段40によ
って幅方向で位置決めし得、以て地上側アンテナ21に
対してIDタグ15bを常に一定状の距離を置いて対抗
し得て、データの受送信精度を向上し得る。
【0086】なお第4の実施の形態の変形例としては、
輪体ガイド手段40における両ガイド部材41間で床2
0側に帯板状の地上側アンテナ21を配設した形式であ
ってもよい。この場合に特定Aの車輪10としては、上
述した情報の受送信方向を輪体幅方向としてIDタグ1
5bを内蔵した車輪10のほかに、第1の実施の形態の
ように情報の受送信方向を輪体半径方向としてIDタグ
15を内蔵した車輪10や、第2の実施の形態のように
情報の受送信方向を輪体周方向としてIDタグ15aを
内蔵した車輪10なども容易に採用可能となる。
【0087】次に、本発明の第5の実施の形態を、図1
1、図12に基づいて説明する。この第5の実施の形態
において、台車1の本体2は、地上側アンテナ(通信手
段)21による受送信範囲に配設された本体ガイド手段
45に案内されるように構成されている。すなわち本体
ガイド手段45は、左右一対のガイド部材46を、それ
ぞれブラケット47を介して床20側に定着することで
構成されている。その際にガイド部材46は、本体2に
おける底部材5の側面に対して外側から対向するように
配設されている。これにより両ガイド部材46間で、台
車1が通り抜け状に走行可能とされている。
【0088】そして、本体ガイド手段45における片側
のガイド部材46の内側において、床20側に地上側ア
ンテナ21が設けられている。ここで地上側アンテナ2
1は帯板状であって、その際に特定Aの車輪10が1回
転して移動する距離よりも長く設定されている。
【0089】この第5の実施の形態によると、送出場所
30や受取場所31において台車1を走行させる際に、
その本体2をガイド手段45における両ガイド部材46
間に位置させて行う。これにより台車1を、本体ガイド
手段45によって幅方向で位置決めし得、以て地上側ア
ンテナ21に対して、情報の受送信方向を輪体半径方向
としたIDタグ15や、情報の受送信方向を輪体周方向
としてIDタグ15aを常に一定状の距離を置いて対抗
し得、データの受送信精度を向上し得る。
【0090】なお第5の実施の形態の変形例としては、
本体ガイド手段45における両ガイド部材46間で、片
側のガイド部材46の内側面に、帯板状の地上側アンテ
ナ21を内向きとして配設した形式であってもよい。こ
の場合に特定Aの車輪10として、情報の受送信方向を
輪体幅方向としてIDタグ15bを内蔵した車輪10を
好適に採用し得る。
【0091】次に、本発明における移動体用輪体の製造
方法の実施の形態を、図13に基づいて説明する。すな
わち、円輪部材11と、この円輪部材11の外周に設け
られたタイヤ部材(着地部材)12とで構成される車輪
(輪体)10を得るに、まず図13の(a)に示すよう
に、樹脂(6ナイロン)の射出成形により得られた円輪
部材11が用意される。そして図13の(b)に示すよ
うに、円輪部材11の幅方向の中央部分において、この
円輪部材11における外側筒部11Bの外周部分の1箇
所(または複数箇所)に、その外周側で開放された凹所
13b(または13や13a)が機械加工などによって
形成される。
【0092】次いで図13の(c)に示すように、凹所
13b(または13や13a)内にIDタグ(記憶手段
の一例)15b(または15や15a)が嵌め込まれ、
その際に接着剤14b(または14や14a)が介在さ
せて、IDタグ15b(または15や15a)を円輪部
材11側に定着させる。そして、円輪部材11を成形型
にセットしたのち、成形型内、すなわち円輪部材11の
外周にゴムを流し込むことで、図13の(d)に示すよ
うに、円輪部材11の外周にゴム製のタイヤ部材(着地
部材)12を成形し得、以て台車(移動体)1用の車輪
(輪体)10を製造し得る。
【0093】この実施の形態によると、種々な形状のI
Dタグ15b(または15や15a)を、その情報の受
送信方向を所望の向きとして、円輪部材11の内部に埋
め込み状に設け、そして外周をタイヤ部材12により形
成した車輪10を、容易に精度良く製造し得る。
【0094】上記した第1の実施の形態のように、輪体
本体に情報を記憶するIDタグ15が設けられ、このI
Dタグ15は、輪体幅方向の中央部分において、情報の
受送信方向を輪体半径方向として設けられた車輪10に
よると、輪体半径方向への受送信により情報をIDタグ
15に書き込むことで、情報を迅速に車輪10側に記憶
させ得る。また、IDタグ15に記憶されている情報を
迅速かつ正確に読み取り得る。これにより、情報を簡単
に書き込むことが可能な車輪10を提供し得る。
【0095】上記した第2の実施の形態のように、輪体
本体に情報を記憶するIDタグ15aが設けられ、この
IDタグ15aは、情報の受送信方向を輪体周方向とし
て設けられた車輪10によると、輪体周方向への受送信
により情報をIDタグ15aに書き込むことで、情報を
迅速に車輪10側に記憶させ得る。また、IDタグ15
aに記憶されている情報を迅速かつ正確に読み取り得
る。これにより、情報を簡単に書き込むことが可能な車
輪10を提供し得る。
【0096】上記した第3の実施の形態のように、輪体
本体に情報を記憶するIDタグ15bが設けられ、この
IDタグ15bは、情報の受送信方向を輪体幅方向とし
て設けられた車輪10によると、輪体幅方向への受送信
により情報をIDタグ15bに書き込むことで、情報を
迅速に車輪10側に記憶させ得る。また、IDタグ15
bに記憶されている情報を迅速かつ正確に読み取り得
る。これにより、情報を簡単に書き込むことが可能な車
輪10を提供し得る。
【0097】上記した第1〜3の実施の形態のように、
回転自在な円輪部材11と、この円輪部材11の外周に
設けられるタイヤ部材12とで構成され、円輪部材11
は、軸受け用の内側筒部11Aと、着地部材取り付け用
の外側筒部11Bと、両筒部11A,11B間に位置さ
れる輪体半径方向のリブ部11C群とにより形成され、
このリブ部11Cの延長上に、情報を記憶するIDタグ
15,15a,15bが設けられた車輪10によると、
リブ部11Cによる補強効果によって最も強度の高い部
分にIDタグ15,15a,15bを設けて、このID
タグ15,15a,15bを損傷し難くした車輪10を
提供し得る。
【0098】上記した第1〜3の実施の形態のように、
輪体本体に情報を記憶するIDタグ15,15a,15
bが設けられ、このIDタグ15,15a,15bの情
報の受送信方向を異にして設けられた車輪10による
と、地上側アンテナ21の配設位置に対応して、情報の
受送信方向が最も好ましい状態の車輪10を採用するこ
とで、情報の受送信を常に好適に行える車輪10を提供
し得る。
【0099】上記した第1〜3の実施の形態のように、
回転自在な円輪部材11と、この円輪部材11の外周に
設けられたタイヤ部材12とで構成され、情報を記憶す
るIDタグ15,15a,15bが、円輪部材11と着
地部材12との間に挟まれた状態で設けられた車輪10
によると、車輪10が床20を回転しながら移動する
際、タイヤ部材12が床20に着地し、円輪部材11と
着地部材12との間に挟まれたIDタグ15,15a,
15bは床20に直接に接触することはない。これによ
り、IDタグ15,15a,15bの損傷を減少した車
輪10を提供し得る。
【0100】上記した第1〜3の実施の形態のように、
回転自在な円輪部材11と、この円輪部材11の外周に
設けられたタイヤ部材12とで構成され、情報を記憶す
るIDタグ15,15a,15bが、内部でかつ円輪部
材11の外方に設けられた車輪10によると、車輪10
が床20を回転しながら移動する際、タイヤ部材12が
床20に着地し、円輪部材11の外方に設けられたID
タグ15,15a,15bは床20に直接に接触するこ
とはない。これにより、IDタグ15,15a,15b
の損傷を減少した車輪10を提供し得る。
【0101】上記した第1〜3の実施の形態のように、
回転自在な円輪部材11と、この円輪部材11の外周に
設けられたタイヤ部材12とで構成され、情報を記憶す
るIDタグ15,15a,15bが、円輪部材11の外
周に開放して円輪部材11に形成される凹所13,13
a,13bに、少なくとも一部が嵌め込まれて定着され
た車輪10によると、IDタグ15,15a,15bを
凹所13,13a,13b内で位置決めし得、以て車輪
10が床20を回転しながら移動する際、IDタグ1
5,15a,15bがずれたりすることはない。これに
より、IDタグ15,15a,15bによる情報の受送
信を常に好適に行える車輪10を提供し得る。
【0102】上記した第1〜3の実施の形態のように、
本体2には複数個の車輪10が設けられ、少なくとも1
個の車輪10には、情報を記憶するIDタグ15,15
a,15bが設けられた台車1によると、情報を車輪1
0側に記憶させ得るとともに、車輪10側に記憶してい
る情報を読み取り得る。これにより、従来のように作業
者が必要な情報を紙や看板に手書きする必要はなく、情
報を迅速に台車1側に記憶させ得、また、台車1側に記
憶している情報を迅速かつ正確に読み取り得る。
【0103】上記した第1の実施の形態のように、ID
タグ15が、車輪10の幅方向の中央部分において、情
報の受送信方向を輪体半径方向として設けられた台車1
によると、輪体半径方向への受送信により情報をIDタ
グ15に書き込むことで、情報を迅速に車輪10側に記
憶させ得、また、IDタグ15に記憶されている情報を
迅速かつ正確に読み取り得る。これにより、情報を簡単
に書き込むことが可能な台車1を提供し得る。
【0104】上記した第2の実施の形態のように、ID
タグ15aが、情報の受送信方向を輪体周方向として設
けられた台車1によると、輪体周方向への受送信により
情報をIDタグ15aに書き込むことで、情報を迅速に
車輪10側に記憶させ得、また、IDタグ15aに記憶
されている情報を迅速かつ正確に読み取り得る。これに
より、情報を簡単に書き込むことが可能な台車1を提供
し得る。
【0105】上記した第3の実施の形態のように、ID
タグ15bが、情報の受送信方向を輪体幅方向として設
けられた台車1によると、輪体幅方向への受送信により
情報をIDタグ15bに書き込むことで、情報を迅速に
車輪10側に記憶させ得、また、IDタグ15bに記憶
されている情報を迅速かつ正確に読み取り得る。これに
より、情報を簡単に書き込むことが可能な台車1を提供
し得る。
【0106】上記した第1〜3の実施の形態のように、
IDタグ15,15a,15bが、地上側に設けられる
地上側アンテナ21との間で情報の受信と送信を行うよ
うに構成された台車1によると、地上側アンテナ21と
の間で情報の受信と送信を容易に行える台車1を提供し
得る。
【0107】上記した第1〜3の実施の形態のように、
IDタグ15,15a,15bが、その配設した向きに
拘わらず、地上側に設けられる地上側アンテナ21との
間で情報の受信と送信を行うように構成された台車1に
よると、地上側アンテナ21の配設位置に関係なく、情
報の受送信を常に好適に行える台車1を提供し得る。
【0108】上記した第1〜3の実施の形態のように、
IDタグ15,15a,15bが、情報の受送信方向を
異にして車輪10に設けられた台車1によると、地上側
アンテナ21の配設位置に対応して、情報の受送信方向
が最も好ましい状態の車輪10を採用することで、情報
の受送信を常に好適に行える台車1を提供し得る。
【0109】上記した第1〜3の実施の形態のように、
IDタグ15,15a,15bが棒状であり、その長さ
方向の一端が地上側アンテナ21の受送信面に対向して
配設された台車1によると、長さ方向の一端が地上側ア
ンテナ21の受送信面に対向するように停止させること
で、情報の受送信を常に好適に行える台車1を提供し得
る。
【0110】上記した第1〜3の実施の形態のように、
車輪10が、回転自在な円輪部材11と、この円輪部材
11の外周に設けられるタイヤ部材12とで構成され、
円輪部材11が、軸受け用の内側筒部11Aと、着地部
材取り付け用の外側筒部11Bと、両筒部11A,11
B間に位置される輪体半径方向のリブ部11C群とによ
り形成され、このリブ部11Cの延長上に、情報を記憶
するIDタグ15,15a,15bが設けられて構成さ
れた台車1によると、リブ部11Cによる補強効果によ
って最も強度の高い部分にIDタグ15,15a,15
bを設けて、このIDタグ15,15a,15bを損傷
し難くした車輪10が設けられている台車1を提供し得
る。
【0111】上記した第1〜3の実施の形態のように、
車輪10が、回転自在な円輪部材11と、この円輪部材
11の外周に設けられるタイヤ部材12とで構成され、
IDタグ15,15a,15bが、円輪部材11の外周
に開放して円輪部材11に形成される凹所13,13
a,13bに、少なくとも一部が嵌め込まれて定着され
て構成された台車1によると、IDタグ15,15a,
15bを凹所13,13a,13b内で位置決めし得、
以て車輪10が床20を回転しながら移動する際、ID
タグ15,15a,15bがずれたりすることはない。
これにより、IDタグ15,15a,15bによる情報
の受送信を常に好適に行える台車1を提供し得る。
【0112】上記した第1〜3の実施の形態のように、
車輪10が、回転自在な円輪部材11と、この円輪部材
11の外周に設けられるタイヤ部材12とで構成され、
IDタグ15,15a,15bが、円輪部材11とタイ
ヤ部材12との間に挟まれた状態で設けられて構成され
た台車1によると、車輪10が床20を回転しながら移
動する際、タイヤ部材12が床20に着地し、円輪部材
11とタイヤ部材12との間に挟まれたIDタグ15,
15a,15bは床20に直接に接触することはない。
これにより、IDタグ15,15a,15bの損傷を減
少した台車1を提供し得る。
【0113】上記した第1〜3の実施の形態のように、
車輪10が、回転自在な円輪部材11と、この円輪部材
11の外周に設けられるタイヤ部材12とで構成され、
IDタグ15,15a,15bが、内部でかつ円輪部材
11の外方に設けられて構成された台車1によると、車
輪10が床20を回転しながら移動する際、タイヤ部材
12が床20に着地し、円輪部材11の外方に設けられ
たIDタグ15,15a,15bは床20に直接に接触
することはない。これにより、IDタグ15,15a,
15bの損傷を減少した台車1を提供し得る。
【0114】上記した第1〜3の実施の形態のように、
車輪10の1回転して移動する距離が、地上側アンテナ
21による受送信範囲に対して短くして構成された台車
1によると、台車1を地上側アンテナ21上まで移動し
た際、特定Aの車輪10は地上側アンテナ21上で必ず
1回転する。これにより、地上側アンテナ21上の少な
くとも1箇所でIDタグ15,15a,15bが最下位
となって、IDタグ15,15a,15bから地上側ア
ンテナ21までの上下間距離Bが最小になるため、確実
に情報の読み取りや書き込みが行える台車1を提供し得
る。
【0115】上記した第1の実施の形態のように、複数
個の車輪10のうち、IDタグ15が設けられている特
定の車輪Aには、その表面側に判別表示部16が形成さ
れて、他の車輪10と区別されている台車1によると、
特定の車輪Aを他の車輪10と区別しながら地上側アン
テナ21に対向し得、以て情報の読み取りや書き込みを
容易にかつ迅速に行える台車1を提供し得る。
【0116】上記した第1の実施の形態のように、判別
表示部16は、輪体半径方向に沿った線状であり、ID
タグ15,15a,15bの側外方において輪体側面に
形成されている台車1によると、輪体半径方向に沿った
線状の判別表示部16を目視しながら停止させること
で、IDタグ15,15a,15bの長さ方向の一端、
すなわち、受送信方向を容易に確認しながら地上側アン
テナ21の受送信面に対向し得、以て特定Aの車輪10
の他の車輪10との区別と同時に、IDタグ15,15
a,15bの位置の確認、すなわち受送信方向の確認を
容易に行える台車1を提供し得る。
【0117】上記した第4の実施の形態のように、車輪
10が、地上側アンテナ21による受送信範囲に配設さ
れる輪体ガイド手段40に導かれて案内されるように構
成された台車1によると、地上側アンテナ21による受
送信範囲において台車1を走行させる際に、その特定A
の車輪10を両ガイド部材41間に位置させて行う。こ
れにより台車1を、輪体ガイド手段40によって幅方向
で位置決めし得、以て地上側アンテナ21に対してID
タグ15,15a,15bを常に一定状の距離を置いて
対抗し得て、データの受送信精度を向上した台車1を提
供し得る。
【0118】上記した第5の実施の形態のように、本体
2は、地上側アンテナ21による受送信範囲に配設され
る本体ガイド手段45に導かれて案内されるように構成
された台車1によると、地上側アンテナ21による受送
信範囲において台車1を走行させる際に、その本体2を
本体ガイド手段45における両ガイド部材46間に位置
させて行う。これにより台車1を、本体ガイド手段45
によって幅方向で位置決めし得、以て地上側アンテナ2
1に対してIDタグ15,15a,15bを常に一定状
の距離を置いて対抗し得、データの受送信精度を向上し
た台車1を提供し得る。
【0119】上記した第1〜5の実施の形態のように、
荷29を積載する本体2には車輪10が設けられ、この
車輪10に、積載する荷29と対応付けて管理するため
の情報を記憶するIDタグ15,15a,15bが設け
られて構成された台車1によると、IDタグ15に記録
された荷29の情報(荷の種類,名称,数量,行き先な
ど)を記憶させ得るとともに、記憶している荷29の情
報を迅速かつ正確に読み取り得、以て積載する荷29と
対応付けた管理を容易に正確に行える台車1を提供し得
る。
【0120】上記した輪体の製造方法の一実施の形態の
ように、円輪部材11と、この円輪部材11の外周に設
けられるタイヤ部材12とで構成される車輪10を得る
に、円輪部材11の外周に凹所13,13a,13bを
形成し、この凹所13,13a,13b内にIDタグ1
5,15a,15bの少なくとも一部を嵌め込んで定着
させたのち、円輪部材11の外周にタイヤ部材12を成
形する輪体の製造方法によると、種々な形状のIDタグ
15,15a,15bを、その情報の受送信方向を所望
の向きとして、円輪部材11の内部に埋め込み状に設
け、そして外周をタイヤ部材12により形成した車輪1
0を、容易に精度良く製造し得る。
【0121】上記した各実施の形態では、通信手段の一
例として地上側アンテナ21を用い、書き込み時、デー
タを地上側アンテナ21からIDタグ15(または15
a、15b)に向けて送信するとともに、読み取り時、
IDタグ15(または15a、15b)に記憶されてい
るデータを地上側アンテナ21で受信しているが、地上
側アンテナ21(送受信手段)を送信専用の地上側アン
テナ(送信手段)と受信専用の地上側アンテナ(受信手
段)とに分け、床20に、これら送信専用の地上側アン
テナと受信専用の地上側アンテナとを個別に設けてもよ
い。
【0122】上記した各実施の形態では、たとえば図1
に示すように、台車1に設けられた複数の車輪10のう
ち、特定Aの1個の車輪10にIDタグ15(または1
5a、15b)を設けているため、コストダウンが実施
できる。なお、IDタグ15(または15a、15b)
を前方右側の車輪10に設けているが、この位置の車輪
10に限定されることはなく、他の位置の車輪10に設
けてもよい。
【0123】上記した各実施の形態では、複数の車輪1
0のうち、特定Aの1個の車輪10のみにIDタグ15
(または15a、15b)を設けているが、いずれか2
個(または3個以上)の車輪10にIDタグ15(また
は15a、15b)を設け、これら各々のIDタグ15
(または15a、15b)に同時にデータを書き込んだ
り、あるいは、各々のIDタグ15(または15a、1
5b)に記憶されているデータを同時に読み取るように
してもよい。これによると、2個(または3個以上)の
車輪10に設けられた各々のIDタグ15(または15
a、15b)に記憶されているデータを同時に読み取
り、これら読み取ったデータ間に食い違いが生じている
場合、作業者は、データに誤りがあることに素早く気付
く。これにより、読み取られたデータの正誤の判断を確
実かつ迅速に行うことができる。
【0124】上記した各実施の形態では、台車1に4個
の車輪10を設けているが、これは4個(4輪)に限定
されることはなく、たとえば、3輪や5輪,6輪などで
あってもよい。
【0125】上記した第1〜第3の実施の形態では、I
Dタグ15,15a,15bが凹所13,13a,13
b内に完全に嵌め込まれて定着されているが、これは、
少なくとも一部が凹所13,13a,13b内に嵌め込
まれ、残部が凹所13,13a,13b外に位置された
状態で定着された構成であってもよい。
【0126】上記した第1〜第3の実施の形態では、車
輪10側にIDタグ15,15a,15bのみ設けられ
た形式が示されているが、これは車輪10側に、ICチ
ップと、このICチップに接続した円弧状のタグ側アン
テナとからなるIDタグが設けられた形式などであって
もよい。
【0127】上記した各実施の形態では、移動体の一例
として、たとえば図1に示すようにロールボックス式の
台車1を挙げたが、これは平パレット式の台車や手押し
式の台車あるいはドーリー台車,コンテナ台車などであ
ってもよく、さらには、台車ではなく、車両などであっ
てもよい。
【0128】上記した各実施の形態において、各車輪1
0は、鉛直軸心を中心に旋回して方向転換自在なキャス
ター形式の自由輪であってもよいし、あるいは、向きが
固定されている固定輪であってもよい。また、自由輪と
固定輪とを混在させてもよい。さらに、ストッパー付き
の車輪であってもよく、また、双輪式のキャスター形式
であったり、球体(ボール)式のキャスター形式であっ
てもよい。
【0129】上記した各実施の形態では、地上側アンテ
ナ21を床20に埋設しているが、これは床20の上面
に設置してもよい。また、床20の上面と地上側アンテ
ナ21の上面とを面一にして段差を無くしてもよい。
【0130】上記した各実施の形態では、輪体の一例と
して車輪10を挙げたが、これはローラなどであっても
よい。上記した各実施の形態では、特定Aの車輪10が
地上側アンテナ208の上方に位置することによって、
IDタグ15(または15a、15b)に対してデータ
の書込みや読取りが行われるが、特定Aの車輪10が地
上側アンテナ20の側方(横脇)に位置することによっ
て、データの書込みや読取りが行われるようにしてもよ
い。
【0131】上記した各実施の形態では、円輪部材11
を樹脂製にしているが、金属製であってもよい。また、
タイヤ部材12をゴム製にしているが、ウレタンや天然
ゴムあるいは樹脂製であってもよい。
【0132】上記した各実施の形態では、電池機能を備
えていないIDタグ15,15a,15bを用いている
が、電池機能を内蔵したIDタグを用いてもよい。
【0133】
【発明の効果】上記した本発明の請求項1によると、輪
体半径方向への受送信により情報を記憶手段に記憶させ
ることで、情報を輪体側に記憶でき、また記憶手段に記
憶されている情報を読み取ることができる。これによ
り、情報を簡単、迅速かつ正確に書き込むことが可能な
車輪を提供できる。
【0134】また上記した本発明の請求項2によると、
輪体周方向への受送信により情報を記憶手段に記憶させ
ることで、情報を輪体側に記憶でき、また記憶手段に記
憶されている情報を読み取ることができる。これによ
り、情報を簡単、迅速かつ正確に書き込むことが可能な
車輪を提供できる。
【0135】そして上記した本発明の請求項3による
と、輪体幅方向への受送信により情報を記憶手段に記憶
させることで、情報を輪体側に記憶でき、また記憶手段
に記憶されている情報を読み取ることができる。これに
より、情報を簡単、迅速かつ正確に書き込むことが可能
な車輪を提供できる。
【0136】さらに上記した本発明の請求項4による
と、リブ部による補強効果によって最も強度の高い部分
に記憶手段を設けることができて、この記憶手段を損傷
し難くした車輪を提供できる。
【0137】しかも上記した本発明の請求項5による
と、通信手段の配設位置に対応して、情報の受送信方向
が最も好ましい状態の輪体を採用することで、情報の受
送信を常に好適に行える輪体を提供できる。
【0138】また上記した本発明の請求項6によると、
輪体が床を回転しながら移動する際、着地部材を床に着
地して、円輪部材と着地部材との間に挟まれた記憶手段
は床に直接に接触することはなく、これにより、記憶手
段の損傷を減少した輪体を提供できる。
【0139】そして上記した本発明の請求項7による
と、輪体が床を回転しながら移動する際、着地部材が床
に着地して、円輪部材の外方に設けられた記憶手段は床
に直接に接触することはなく、これにより、記憶手段の
損傷を減少した輪体を提供できる。
【0140】さらに上記した本発明の請求項8による
と、記憶手段を凹所内で位置決めでき、以て輪体が床を
回転しながら移動する際、記憶手段がずれたりすること
はなく、これにより、記憶手段による情報の受送信を常
に好適に行える輪体を提供できる。
【0141】しかも上記した本発明の請求項9による
と、情報を輪体側に記憶できるとともに、輪体側に記憶
している情報を読み取ることができ、これにより、従来
のように作業者が必要な情報を紙や看板に手書きする必
要はなく、情報を迅速に移動体側に記憶でき、また、移
動体側に記憶している情報を迅速かつ正確に読み取るこ
とができる。
【0142】また上記した本発明の請求項10による
と、輪体半径方向への受送信により情報を記憶手段に記
憶させることで、情報を輪体側に記憶でき、また記憶手
段に記憶されている情報を読み取ることができ、これに
より、情報を簡単、迅速かつ正確に書き込むことが可能
な移動体を提供できる。
【0143】そして上記した本発明の請求項11による
と、輪体周方向への受送信により情報を記憶手段に記憶
させることで、情報を輪体側に記憶でき、また記憶手段
に記憶されている情報を読み取ることができ、これによ
り、情報を簡単、迅速かつ正確に書き込むことが可能な
移動体を提供できる。
【0144】さらに上記した本発明の請求項12による
と、輪体幅方向への受送信により情報を記憶手段に記憶
させることで、情報を輪体側に記憶でき、また記憶手段
に記憶されている情報を読み取ることができ、これによ
り、情報を簡単、迅速かつ正確に書き込むことが可能な
移動体を提供できる。
【0145】しかも上記した本発明の請求項13による
と、通信手段との間で情報の受信と送信を容易に行える
移動体を提供できる。また上記した本発明の請求項14
によると、通信手段の配設位置に関係なく、情報の受送
信を常に好適に行える移動体を提供できる。
【0146】そして上記した本発明の請求項15による
と、通信手段の配設位置に対応して、情報の受送信方向
が最も好ましい状態の輪体を採用することで、情報の受
送信を常に好適に行える移動体を提供できる。
【0147】さらに上記した本発明の請求項16による
と、長さ方向の一端が通信手段の受送信面に対向するよ
うに停止させることで、情報の受送信を常に好適に行え
る移動体を提供できる。
【0148】しかも上記した本発明の請求項17による
と、リブ部による補強効果によって最も強度の高い部分
に記憶手段を設けることができて、この記憶手段を損傷
し難くした輪体が設けられている移動体を提供できる。
【0149】また上記した本発明の請求項18による
と、記憶手段を凹所内で位置決めでき、以て輪体が床を
回転しながら移動する際、記憶手段がずれたりすること
はなく、これにより、記憶手段による情報の受送信を常
に好適に行える移動体を提供できる。
【0150】そして上記した本発明の請求項19による
と、輪体が床を回転しながら移動する際、着地部材を床
に着地して、円輪部材と着地部材との間に挟まれた記憶
手段は床に直接に接触することはなく、これにより、記
憶手段の損傷を減少した移動体を提供できる。
【0151】さらに上記した本発明の請求項20による
と、輪体が床を回転しながら移動する際、着地部材が床
に着地して、円輪部材の外方に設けた記憶手段は床に直
接に接触することはなく、これにより、記憶手段の損傷
を減少した移動体を提供できる。
【0152】しかも上記した本発明の請求項21による
と、移動体を通信手段上まで移動した際、特定の輪体は
通信手段による受送信範囲上で必ず1回転し、これによ
り、通信手段上の少なくとも1箇所で記憶手段が最下位
となって、記憶手段から通信手段までの上下間距離を最
小にできて、確実に情報の読み取りや書き込みが行える
移動体を提供できる。
【0153】また上記した本発明の請求項22による
と、特定の輪体を他の輪体と区別しながら通信手段に対
向でき、以て情報の読み取りや書き込みを容易にかつ迅
速に行える移動体を提供できる。
【0154】そして上記した本発明の請求項23による
と、輪体半径方向に沿った線状の判別表示部を目視しな
がら停止させることで、記憶手段の長さ方向の一端、す
なわち、受送信方向を容易に確認しながら通信手段の受
送信面に対向でき、以て特定の輪体を他の輪体と区別す
るのと同時に、記憶手段の位置の確認、すなわち受送信
方向の確認を容易に行える移動体を提供できる。
【0155】さらに上記した本発明の請求項24による
と、通信手段による受送信範囲において移動体を走行さ
せる際に、その特定の輪体を輪体ガイド手段により案内
させて行うことにより、移動体を輪体ガイド手段によっ
て幅方向で位置決めでき、以て通信手段に対して記憶手
段を常に一定状の距離を置いて対抗できて、情報の受送
信精度を向上した移動体を提供できる。
【0156】しかも上記した本発明の請求項25による
と、通信手段による受送信範囲において移動体を移動さ
せる際に、その本体をガイド手段により案内させて行う
ことにより、移動体を、本体ガイド手段によって幅方向
で位置決めでき、以て通信手段に対して記憶手段を常に
一定状の距離を置いて対抗できて、情報の受送信精度を
向上した移動体を提供できる。
【0157】また上記した本発明の請求項26による
と、記憶手段に荷の情報(荷の種類,名称,数量,行き
先など)を記憶できるとともに、記憶している荷の情報
を迅速かつ正確に読み取ることができ、以て積載する荷
と対応付けた管理を容易に正確に行える移動体を提供で
きる。
【0158】そして上記した本発明の請求項27による
と、種々な形状の記憶手段を、その情報の受送信方向を
所望の向きとして、円輪部材の内部に埋め込み状に設
け、そして外周を着地部材により形成した輪体を、容易
に精度良く製造できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示し、移動体の斜
視図である。
【図2】同移動体の記憶手段を内蔵した輪体と通信手段
とを示す一部切り欠き側面図である。
【図3】同記憶手段を内蔵した輪体を示し、(a)は縦
断正面図、(b)は一部切り欠き底面図である。
【図4】同移動体の送出場所における作業を説明する図
である。
【図5】同移動体の受取場所における作業を説明する図
である。
【図6】同書込み読取りの別形態を示す送出場所と受取
場所の説明図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態における記憶手段を
内蔵した輪体を示し、(a)は一部切り欠き側面図、
(b)は縦断正面図、(c)は一部切り欠き底面図であ
る。
【図8】本発明の第3の実施の形態における記憶手段を
内蔵した輪体を示し、(a)は一部切り欠き側面図、
(b)は縦断正面図、(c)は一部切り欠き底面図であ
る。
【図9】本発明の第4の実施の形態を示し、輪体ガイド
手段の配設箇所の平面図である。
【図10】同輪体ガイド手段の配設箇所における要部の
一部切り欠き背面図である。
【図11】本発明の第5の実施の形態を示し、本体ガイ
ド手段の配設箇所の平面図である。
【図12】同本体ガイド手段の配設箇所における要部の
一部切り欠き背面図である。
【図13】本発明の輪体の製造方法の一実施の形態を示
し、輪体の製造工程の説明図である。
【符号の説明】
1 台車(移動体) 2 本体 5 底部材 7 車輪装置 10 車輪(輪体) 11 円輪部材 11A 内側筒部 11B 外側筒部 11C リブ部 12 タイヤ部材(着地部材) 13 凹所 13a 凹所 13b 凹所 15 IDタグ(記憶手段) 15a IDタグ(記憶手段) 15b IDタグ(記憶手段) 16 判別表示部 21 地上側アンテナ(通信手段) 22 リーダライタ(読取書込手段) 22a 書込装置(書込手段) 22b 読取装置(読取手段) 23 コンピュータ 29 荷 30 送出場所(送出側) 31 受取場所 32 表示装置 40 輪体ガイド手段 41 ガイド部材 45 本体ガイド手段 46 ガイド部材 A 特定の車輪 B 上下間距離 L 地上側アンテナ21の長さ W 地上側アンテナ21の幅
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06K 19/00 B65G 1/137 F 19/07 G06K 19/00 H // B65G 1/137 Q Fターム(参考) 3D050 AA01 BB02 DD01 DD03 EE15 3F022 AA15 LL02 MM08 MM22 MM35 MM44 5B035 AA00 BA01 BB09 BC00 CA23

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 輪体本体に情報を記憶する記憶手段が設
    けられ、この記憶手段は、輪体幅方向の中央部分におい
    て、情報の受送信方向を輪体半径方向として設けられて
    いることを特徴とする輪体。
  2. 【請求項2】 輪体本体に情報を記憶する記憶手段が設
    けられ、この記憶手段は、情報の受送信方向を輪体周方
    向として設けられていることを特徴とする輪体。
  3. 【請求項3】 輪体本体に情報を記憶する記憶手段が設
    けられ、この記憶手段は、情報の受送信方向を輪体幅方
    向として設けられていることを特徴とする輪体。
  4. 【請求項4】 回転自在な円輪部材と、この円輪部材の
    外周に設けられる着地部材とで構成され、前記円輪部材
    は、軸受け用の内側筒部と、着地部材取り付け用の外側
    筒部と、両筒部間に位置される輪体半径方向のリブ部群
    とにより形成され、このリブ部の延長上に、情報を記憶
    する記憶手段が設けられていることを特徴とする輪体。
  5. 【請求項5】 輪体本体に情報を記憶する記憶手段が設
    けられ、この記憶手段は、情報の受送信方向を異にして
    設けられていることを特徴とする輪体。
  6. 【請求項6】 回転自在な円輪部材と、この円輪部材の
    外周に設けられた着地部材とで構成され、情報を記憶す
    る記憶手段が、前記円輪部材と着地部材との間に挟まれ
    た状態で設けられていることを特徴とする輪体。
  7. 【請求項7】 回転自在な円輪部材と、この円輪部材の
    外周に設けられた着地部材とで構成され、情報を記憶す
    る記憶手段が、内部でかつ円輪部材の外方に設けられて
    いることを特徴とする輪体。
  8. 【請求項8】 回転自在な円輪部材と、この円輪部材の
    外周に設けられる着地部材とで構成され、情報を記憶す
    る記憶手段が、前記円輪部材の外周に開放して円輪部材
    に形成される凹所に、少なくとも一部が嵌め込まれて定
    着されていることを特徴とする輪体。
  9. 【請求項9】 本体には複数個の輪体が設けられ、少な
    くとも1個の輪体には、情報を記憶する記憶手段が設け
    られていることを特徴とする移動体。
  10. 【請求項10】 記憶手段は、輪体の幅方向の中央部分
    において、情報の受送信方向を輪体半径方向として設け
    られていることを特徴とする請求項9記載の移動体。
  11. 【請求項11】 記憶手段は、情報の受送信方向を輪体
    周方向として設けられていることを特徴とする請求項9
    記載の移動体。
  12. 【請求項12】 記憶手段は、情報の受送信方向を輪体
    幅方向として設けられていることを特徴とする請求項9
    記載の移動体。
  13. 【請求項13】 記憶手段は、地上側に設けられる通信
    手段との間で情報の受信と送信を行うことを特徴とする
    請求項9〜12のいずれかに記載の移動体。
  14. 【請求項14】 記憶手段は、その配設した向きに拘わ
    らず、地上側に設けられる通信手段との間で情報の受信
    と送信を行うことを特徴とする請求項9〜13のいずれ
    かに記載の移動体。
  15. 【請求項15】 記憶手段は、情報の受送信方向を異に
    して輪体に設けられていることを特徴とする請求項9〜
    14のいずれかに記載の移動体。
  16. 【請求項16】 記憶手段は棒状であり、その長さ方向
    の一端が通信手段の受送信面に対向して配設されている
    ことを特徴とする請求項9〜15のいずれかに記載の移
    動体。
  17. 【請求項17】 輪体は、回転自在な円輪部材と、この
    円輪部材の外周に設けられる着地部材とで構成され、前
    記円輪部材は、軸受け用の内側筒部と、着地部材取り付
    け用の外側筒部と、両筒部間に位置される輪体半径方向
    のリブ部群とにより形成され、このリブ部の延長上に記
    憶手段が設けられていることを特徴とする請求項9〜1
    6のいずれかに記載の移動体。
  18. 【請求項18】 輪体は、回転自在な円輪部材と、この
    円輪部材の外周に設けられる着地部材とで構成され、記
    憶手段は、前記円輪部材の外周に開放して円輪部材に形
    成される凹所に、少なくとも一部が嵌め込まれて定着さ
    れていることを特徴とする請求項9〜17のいずれかに
    記載の移動体。
  19. 【請求項19】 輪体は、回転自在な円輪部材と、この
    円輪部材の外周に設けられた着地部材とで構成され、記
    憶手段は前記円輪部材と着地部材との間に挟まれた状態
    で設けられていることを特徴とする請求項9〜18のい
    ずれかに記載の移動体。
  20. 【請求項20】 輪体は、回転自在な円輪部材と、この
    円輪部材の外周に設けられた着地部材とで構成され、記
    憶手段は、内部でかつ円輪部材の外方に設けられている
    ことを特徴とする請求項9〜17のいずれかに記載の移
    動体。
  21. 【請求項21】 輪体は、1回転して移動する距離を、
    通信手段による受送信範囲に対して短くしていることを
    特徴とする請求項9〜20のいずれかに記載の移動体。
  22. 【請求項22】 複数個の輪体のうち、記憶手段が設け
    られている輪体には、その表面側に判別表示部が形成さ
    れて、他の輪体と区別されていることを特徴とする請求
    項9〜21のいずれかに記載の移動体。
  23. 【請求項23】 判別表示部は、輪体半径方向に沿った
    線状であり、記憶手段の側外方において輪体側面に形成
    されていることを特徴とする請求項22記載の移動体。
  24. 【請求項24】 輪体は、通信手段による受送信範囲に
    配設される輪体ガイド手段に導かれて案内されることを
    特徴とする請求項9〜23のいずれかに記載の移動体。
  25. 【請求項25】 本体は、通信手段による受送信範囲に
    配設される本体ガイド手段に導かれて案内されることを
    特徴とする請求項9〜23のいずれかに記載の移動体。
  26. 【請求項26】 荷を積載する本体には輪体が設けら
    れ、この輪体に、積載する荷と対応付けて管理するため
    の情報を記憶する記憶手段が設けられていることを特徴
    とする請求項9〜25のいずれかに記載の移動体。
  27. 【請求項27】 円輪部材と、この円輪部材の外周に設
    けられる着地部材とで構成される輪体を得るに、円輪部
    材の外周に凹所を形成し、この凹所内に記憶手段の少な
    くとも一部を嵌め込んで定着させたのち、円輪部材の外
    周に着地部材を成形することを特徴とする輪体の製造方
    法。
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