JP4432264B2 - 半導体力学量センサの製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、可動電極を有する梁構造体を具備し、例えば、加速度やヨーレートや振動等の力学量を検出する半導体力学量センサの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のセンサ構造体として、特開2000−286430公報に開示されたものがある。このセンサを、図27の平面図、図28の縦断面図を用いて説明する。
【0003】
図28において、シリコン基板100には、横方向に延びる空洞101と縦方向に延びる溝102が形成され、空洞101の下にベースプレート部103が区画されるとともに、空洞101および溝102により四角枠部104(図27参照)と、可動電極105を有する梁構造体106(図27参照)と、固定電極107(図27参照)が区画されている。固定電極107は梁構造体106の可動電極105と対向している。可動電極105と四角枠部104との間および固定電極107と四角枠部104との間に、図28に示すように溝108が形成され、この溝108の内部に電気的絶縁材料109が埋め込まれている。そして、可動電極105と固定電極107とでコンデンサが形成され、このコンデンサの静電容量の変化に基づいて加速度を検出することができる。
【0004】
製造の際には、図29に示すように、シリコン基板100の上面に溝108を形成するとともに絶縁材料109を埋め込み、さらに、基板100の上に絶縁膜110,111および配線材112,113を配置するとともに、シリコン基板100の上面から異方性エッチングを行い、四角枠部と梁構造体と固定電極を区画形成するための縦方向に延びる溝102を形成し、溝102の底面を除く溝102の側壁に保護膜114を形成する。次に、溝102の底面からシリコン基板100に対し等方性エッチングを行い、図30に示すように、横方向に延びる空洞101を形成する。その結果、空洞101の下に位置するベースプレート部103と、四角枠部104と、梁構造体106と、固定電極107とが区画形成される。このようにして、マイクロマシニング技術を用いて半導体基板を加工して可動電極を有する梁構造体、および可動電極に対向する固定電極が半導体基板に作り込まれる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、以下のような改良の余地があることが分かった。図31,32は図27におけるY−Y断面を示しており、それぞれ図29,30に相当する工程時点のものである。図31における溝102の底面からシリコン基板100に対し等方性エッチングを行い、図32に示すように、横方向に延びる空洞101を形成する際、エッチングは等方的に進行するため、保護膜114の裏側のシリコン基板100も侵蝕される。梁構造体106の可動電極105と固定電極107の対面配置はセンシング動作においてキャパシタを形成しており、こうした侵蝕はキャパシタの対向電極面積が溝深さによって規定される値に対して変化することを意味する。図32における距離dがその変化量を示す。対向電極面積が変化すれば、キャパシタの初期容量が変化してしまうこととなり、センシング回路の設計に支障を来たす。ただし、この侵蝕量つまり変化量が一定であれば予めその変化量を考慮に入れ設計することも可能である。しかし、一般にはこの侵蝕量にはウェハの面内分布、またはウェハ間の変動が含まれ、一定とすることは困難である。
【0006】
本発明は上述した技術的背景に鑑みてなされたもので、可動電極と固定電極間の静電容量がバラツクことに起因するセンサの感度バラツキを低減することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の半導体力学量センサの製造方法によれば、半導体基板の上面から異方性エッチングが行われ、 少なくとも梁構造体を形成するための梁構造体形成領域と固定電極を形成するための固定電極形成領域とそれぞれ区画形成するための縦方向に延びる第1の溝が形成される。そして、第1の溝にエッチングを抑制する不純物を含む基板材料が埋め込まれる。さらに、半導体基板の上面からエッチングが行われ、少なくとも梁構造体と固定電極を区画形成するための溝であって前記不純物を含む基板材料が埋め込まれた第1の溝に沿って縦方向に延びる第2の溝が形成される。引き続き、第2の溝の底面から半導体基板に対し不純物を含む基板材料をエッチング抑制部として等方性エッチングが行われ、横方向に延びる空洞が形成され、支持部と梁構造体と固定電極とが区画形成される。これにより、可動電極を有する梁構造体、および可動電極に対向配置された固定電極を作り込んだ半導体力学量センサにおいて、これら構造体(可動電極、固定電極)を区画する溝の側壁に不純物を導入することによって等方性エッチングのエッチレートを抑制し基板の侵蝕を抑制することができる。その結果、可動電極と固定電極間の静電容量がバラツクことに起因するセンサの感度バラツキを低減することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
(第1の比較例
以下、この発明を具体化した実施の形態の説明に先立ち、第1の比較例を図面に従って説明する。
【0014】
図1,2には、本比較例における加速度センサを示す。図1は、加速度センサの平面図であり、図2は、加速度センサの斜視図である。また、図3には図1のA−A線での断面を、図4には図1のB−B線での断面を示す。
【0015】
図5は加速度センサの配線を取り除いた状態での斜視図を示している。つまり、図2は、本センサの配線を含む斜視図であり、これに対し、図5では配線を除いたものとなっている。
【0016】
図3において、単層の半導体基板としてのシリコン基板1の内部には空洞2が形成されており、この空洞2は所定の厚さtを有し、かつ、横方向(水平方向)に延びている。基板1における空洞2の下の部位がベースプレート部3となっている。つまり、空洞2によりベースプレート部3が区画され、空洞2の下にベースプレート部3が位置している。また、基板1における空洞2の上の部位において、図1,3に示すように、溝4a,4b,4c,4dが形成され、この溝4a〜4dは縦方向に延び、かつ、空洞2に達している。この空洞2および溝4a〜4dにより、図5に示すように、四角枠部5および梁構造体6が区画形成されている。四角枠部5は、空洞2および溝4a,4bの横に位置し、ベースプレート部3の上面に立設されている。この四角枠部5は基板1の側壁にて構成されている。また、梁構造体6は、空洞2の上に位置し、四角枠部5から延びている。このとき、梁構造体6はベースプレート部3の上面から所定の間隔tをおいて配置されている。さらに、空洞2および溝4a,4bにより、固定電極16a〜16d,17a〜17d,22a〜22d,23a〜23dが区画され、これら固定電極は空洞2の上に位置し、四角枠部5から延びている(詳細は後述する)。
【0017】
比較例においては、ベースプレート部3と四角枠部5により、梁構造体と固定電極を支持するための支持部を構成している。
図5において、梁構造体6は、アンカー部7,8と、梁部9,10と、質量部11と、可動電極12a,12b,12c,12d,13a,13b,13c,13dを備えている。四角枠部5における対向する内壁面においてアンカー部7,8が突設され、アンカー部7,8には梁部9,10を介して質量部11が連結支持されている。つまり、質量部11は、四角枠部5の内方においてアンカー部7,8により架設され、かつ、ベースプレート部3の上面において所定間隔tを隔てた位置に配置されている。
【0018】
アンカー部7,8と梁部9,10との間には絶縁溝14a,14bが形成され、その内部には酸化膜等の電気的絶縁材料15a,15bが配置され、この絶縁材料15a,15bにて電気的に絶縁されている。
【0019】
質量部11における一方の側面からは4つの可動電極12a〜12dが突出している。また、質量部11における他方の側面からは4つの可動電極13a〜13dが突出している。可動電極12a〜12d,13a〜13dは、等間隔で平行に延びる櫛歯状の形状になっている。このように、梁構造体6は、力学量である加速度により変位する可動電極12a〜12d,13a〜13dを有する。
【0020】
図5において、四角枠部5の内壁面における可動電極12a〜12dと対向する面には、第1の固定電極16a,16b,16c,16dおよび第2の固定電極17a,17b,17c,17dが固定されている。第1の固定電極16a〜16dはベースプレート部3の上面に所定間隔tを隔てた位置に配置され、可動電極12a〜12dの一方の側面と対向している。同様に、第2の固定電極17a〜17dはベースプレート部3の上面に所定間隔tを隔てた位置に配置され、可動電極12a〜12dの他方の側面と対向している。ここで、第1の固定電極16a〜16dと四角枠部5との間には絶縁溝18a〜18d(図3参照)が形成され、その内部には酸化膜等の電気的絶縁材料19a〜19d(図3参照)が配置され、この絶縁材料19a〜19dにて電気的に絶縁されている。同様に、第2の固定電極17a〜17dと四角枠部5との間には絶縁溝20a〜20d(図4参照)が形成され、その内部には酸化膜等の電気的絶縁材料21a〜21d(図4参照)が配置され、この絶縁材料21a〜21dにて電気的に絶縁されている。
【0021】
同様に、図5において、四角枠部5の内壁面における可動電極13a〜13dと対向する面には、第1の固定電極22a,22b,22c,22dおよび第2の固定電極23a,23b,23c,23dが固定されている。第1の固定電極22a〜22dはベースプレート部3の上面に所定間隔tを隔てた位置に配置され、可動電極13a〜13dの一方の側面と対向している。同様に、第2の固定電極23a〜23dはベースプレート部3の上面に所定間隔tを隔てた位置に配置され、可動電極13a〜13dの他方の側面と対向している。ここで、第1の固定電極22a〜22dと四角枠部5との間には絶縁溝24a〜24d(図3参照)が形成され、その内部には酸化膜等の電気的絶縁材料25a〜25d(図3参照)が配置され、この絶縁材料25a〜25dにて電気的に絶縁されている。同様に、第2の固定電極23a〜23dと四角枠部5との間には絶縁溝26a〜26d(図4参照)が形成され、その内部には酸化膜等の電気的絶縁材料27a〜27d(図4参照)が配置され、この絶縁材料27a〜27dにて電気的に絶縁されている。
【0022】
このように本比較例においては、トレンチ溝を酸化膜等で埋め込んだ絶縁材料15a,15b,19a〜19d,21a〜21d,25a〜25d,27a〜27dを介して可動および固定電極が四角枠部5に支持されるとともに、ベースプレート部3側から電気的に絶縁されている。
【0023】
また、図3,4に示すように、梁構造体6と固定電極16a〜16d,17a〜17d,22a〜22d,23a〜23dと四角枠部5における側壁には不純物層40が形成され、不純物層40には空洞2を形成するための基板エッチングを抑制する不純物が添加されている。
【0024】
図2に示すように、第1の固定電極16a〜16dは配線28により外部に電位が取り出され、また、第2の固定電極17a〜17dは配線29により外部に電位が取り出されている。同様に、第1の固定電極22a〜22dは配線30により外部に電位が取り出され、また、第2の固定電極23a〜23dは配線31により外部に電位が取り出されている。より詳しくは、図3に示すように、第1の固定電極16a〜16d,22a〜22dからは、酸化膜32,33上に形成されている配線28,30によりコンタクト部34,35を通して四角枠部5と電気的に絶縁を保った状態で外部に電位が取り出されている。また、図4に示すように、第2の固定電極17a〜17d,23a〜23dからは、酸化膜32,33上に形成されている配線29,31によりコンタクト部36,37を通して四角枠部5と電気的に絶縁を保った状態で外部に電位が取り出されている。
【0025】
また、図2に示すように、可動電極12a〜12d,13a〜13dの電位は質量部11と梁部9,10を通し、配線38,39により(詳しくは、梁部9,10に設けられているコンタクト部を通じて)外部に電位が取り出されている。
【0026】
一方、基板1に形成された溝の側壁には保護膜が形成されている。図3,4では、質量部11、固定電極16b,17a,22b,23aの側壁に、それぞれ保護膜41が形成されている状態を示す。つまり、図3,4に示すように、質量部11の側壁、固定電極16a〜16d,17a〜17d,22a〜22d,23a〜23dの側壁には保護膜41が形成されている。さらに、基板1の上面には(図3,4では、四角枠部5、質量部11、固定電極16a〜16d,17a〜17d,22a〜22d,23a〜23dの上部には)、酸化膜32,33が形成されている。
【0027】
このように本比較例の半導体加速度センサは、図3,5に示すように、ベースプレート部3が空洞2により区画され、四角枠部5が空洞2および溝4a,4bにより区画され、可動電極12a〜12d,13a〜13dを有する梁構造体6が空洞2および溝4a〜4dにより区画され、固定電極16a〜16d,17a〜17d,22a〜22d,23a〜23dが空洞2および溝4a,4bにより区画されている。また、溝14a,14b,18a〜18d,20a〜20d,24a〜24d,26a〜26dが、可動電極12a〜12d,13a〜13dと四角枠部5との間および固定電極16a〜16d,17a〜17d,22a〜22d,23a〜23dと四角枠部5との間に形成され、電気的絶縁材料15a,15b,19a〜19d,21a〜21d,25a〜25d,27a〜27dが埋め込まれている。
【0028】
よって、シリコン基板1に形成した空洞2と溝4a〜4dによりベースプレート部3と四角枠部5と梁構造体6と固定電極16a〜16d,17a〜17d,22a〜22d,23a〜23dとが区画されるとともに、可動電極12a〜12d,13a〜13dと四角枠部5との間および固定電極16a〜16d,17a〜17d,22a〜22d,23a〜23dと四角枠部5との間に形成された溝14a,14b,18a〜18d,20a〜20d,24a〜24d,26a〜26dに埋め込まれた電気的絶縁材料15a,15b,19a〜19d,21a〜21d,25a〜25d,27a〜27dにより電極が電気的に分離されている。
【0029】
上述した構成において、可動電極12a〜12dと第1の固定電極16a〜16dとの間には第1のコンデンサが、また、可動電極12a〜12dと第2の固定電極17a〜17dとの間には第2のコンデンサが形成されている。同様に、可動電極13a〜13dと第1の固定電極22a〜22dとの間に第1のコンデンサが、また、可動電極13a〜13dと第2の固定電極23a〜23dとの間に第2のコンデンサが形成されている。そして、これら各コンデンサの容量が等しくなるように(加速度と静電気力が等しく釣り合うように)可動・固定電極間の印加電圧を制御することにより、その印加電圧値から加速度の大きさを求めることができることとなる。
【0030】
このように、1枚のシリコン基板に、可動電極を有する梁構造体、および可動電極に対向配置された固定電極を作り込んだ半導体力学量センサにおいて、単層の半導体基板、即ち、単結晶シリコン基板1を用いているためセンサの断面構造を簡単化することができる。
【0031】
次に、加速度センサの製造方法を、図6〜図14を用いて説明する。図6〜図9および図13は図1のB−B線での断面図であり、図10,11,12,14は図1のC−C線での断面図である。なお、製造工程の説明において、各固定電極および梁構造体の絶縁構造(支持構造)は同じであるので、図1のB−B,C−C断面を説明することによりその他の部位の説明は省略する。
【0032】
まず、図6に示すように、単層の半導体基板としての単結晶シリコン基板1を用意し、シリコン基板1の上面から異方性エッチングを行い、可動および固定電極を四角枠部から電気的に絶縁するための縦方向に延びる第1の溝20a,26aをパターン形成する。そして、シリコン基板1の上にシリコン酸化膜を成膜し、溝20a,26aを絶縁材料(酸化膜)21a,27aで埋め込み、かつ基板表面を酸化膜32で覆う。
【0033】
さらに、図7に示すように、配線材料50を成膜しパターニングを行い、続いて、酸化膜33を成膜して配線パターン50を覆う。
引き続き、図8に示すように、基板1と配線材料50の上部の酸化膜32,33を一部除去してコンタクトホール36,37を形成し、さらに、配線材料29,31を成膜しパターニングを行う。
【0034】
そして、図9に示すように、基板1に構造体形成のためのマスクフォトを行い、マスク51にて酸化膜32,33のエッチングを行う。続いて、マスク51を用いてシリコン基板1の上面から異方性エッチング(トレンチエッチング)を行い、四角枠部と梁構造体と固定電極を区画形成するための縦方向に延びる溝4a,4bを形成する。図9では、質量部(11)および固定電極(17a,23a)となる領域を形成する。
【0035】
このように溝4a,4bを形成した後、図10(図1のC−C相当の断面)に示すように、シリコン基板1における溝(4a)の内壁(底面と側壁)に不純物を導入する。不純物の導入には気相拡散法を用いる。つまり、不純物原子を含む気体雰囲気中に曝すことによって溝側壁に浸透させる。例えば、拡散炉中において、B2 6 (ジボランガス)を含む雰囲気中に曝すことにより、溝底面を含む溝側壁表面には不純物としてB(ボロン)を導入した層40が形成される。この気相拡散における不純物源としては、上述のジボラン以外に、液体であるBBr3 、BCl3 、あるいは固体であるB2 3 、H3 BO3 等を用いてもよい。
【0036】
そして、図11(図1のC−C相当の断面)に示すように、異方性を有するドライエッチングを施し溝底部の不純物層40のみを除去する。これにより、シリコン基板1における溝側壁のみに不純物層40が配置される。引き続き、図12(図1のC−C相当の断面)に示すように、溝側壁に保護膜41を形成し、さらに溝底面に付いた保護膜41を除去する。これにより、溝底面を除く溝側壁に保護膜41が配置されることになる。
【0037】
なお、本例では溝底部の不純物層40を除去してから保護膜41を形成することとしたが、溝底部の不純物層40を除去する前に保護膜41を形成し、溝底部の保護膜41を除去してから溝底部の不純物層40を除去してもよい。これらの除去は共に異方性ドライエッチングにより行っているため、ガス種等のエッチング処理条件を変えることにより一連の処理で除去することが可能となり効率的である。
【0038】
この状態で、図13(図1のB−B相当の断面)に示すように、溝4a,4bの底面からシリコン基板1に対し不純物層40をエッチング抑制部として等方性エッチングを行い、横方向に延びる空洞2を形成する。これにより、支持部(空洞2の下に位置するベースプレート部3と、空洞2および溝4a,4bの横に位置する四角枠部5)と、加速度により変位する可動電極を有する梁構造体6と、梁構造体6の可動電極に対向して配置された固定電極17a,23aとが区画形成される。図13では質量部11、固定電極17a,23aの下のシリコンのみがエッチング除去されて、特に質量部11とベースプレート部3が完全に分離し、下部に所定の間隔tの空隙が形成される。この等方性エッチングの際に図1のC−Cの断面では、図14に示すようになる。例えば、SF6 を主成分とするエッチングガスを用いて等方性エッチングを実施する場合、ボロンが導入されたシリコン層40は不純物が導入されていないシリコン層に比してエッチングレートが小さい。このため、保護膜41の裏面のシリコン基板1の侵蝕は図14のように小さくなる。この形状であるならば、対向電極面積の減少はなく、図32を用いて説明したように従来の初期容量変化に関する不具合が解消される。
【0039】
なお、図12〜図14では溝側壁に不純物を導入後に保護膜41を形成することとしたが、この保護膜41の形成は必ずしも必要としない。具体的には、これに続く等方性エッチングにおいて不純物導入層40と非導入層のエッチングレート比が十分大きい場合には側壁の侵蝕自身が無視できるほど小さくなるため保護膜は不要となる。
【0040】
最後に、エッチングマスク51を除去すると、図4に示す加速度センサを形成することができる。
以上のように、半導体基板の等方性エッチングの際の構造体(可動電極、固定電極)の厚さバラツキに起因する静電容量のバラツキが低減される。詳しくは、可動電極を有する梁構造体、および可動電極に対向配置された固定電極を作り込んだ半導体力学量センサにおいて、これら構造体(可動電極、固定電極)を区画する溝の側壁に不純物を導入し、即ち、可動電極と固定電極の少なくとも側壁に不純物を添加することにより、等方性エッチングのエッチレートを抑制し基板の侵蝕を抑制することができる。その結果、可動電極と固定電極間の静電容量がバラツクことに起因するセンサの感度バラツキを低減することができる。
【0041】
以下に、応用例を説明する。
上述した説明においては溝側壁に不純物を導入するために気相拡散法を用いたが、他の手段として固相拡散法を用いてもよい。つまり、溝側壁に不純物を含む物質の層を形成し、かつ熱処理により溝側壁に浸透させる。例えば、キャリアガスのN2 に少量のO2 と不純物ガス(B2 6 )を拡散炉に導入する。すると、B2 6 とO2 が反応し、B2 3 (ボロンガラス)がシリコン表面上に析出・堆積される。この後、不純物ガスの導入を止め、炉の温度をさらに上げて反応を進めると、シリコン表面のB2 3 層からボロン(B)がシリコンに拡散(ドライブイン拡散)すると同時にシリコン表面が酸化される。次に、このB2 3 層およびシリコン酸化物層を除去する。これにより、溝底部を含む溝側壁に不純物層が形成される。以降、上述の気相拡散法の場合と同様に異方性エッチングにて溝底部の不純物層を除去するとともに溝側壁のみに保護膜を形成し、等方性エッチングを実施する。この時、気相拡散法の場合と同様に溝底部の不純物層を除去する前に保護膜を形成する工程を採ることも可能である。さらに、この固相拡散の場合には、溝側壁に不純物源として形成されるB2 3 層あるいは酸化物層自体を保護膜として利用することも可能である。この場合、以下の手順を踏むことになる。まず、溝底部を含む溝側壁にB2 3 層を堆積する。この後、ドライブイン拡散させるが、この時にはシリコン酸化物も形成されている。次に、異方性ドライエッチにより溝底部のB2 3 層およびシリコン酸化物層を除去し、さらに不純物層を除去する。この時点で溝側壁のみにB2 3 層およびシリコン酸化物層が形成された状態を作ることができ、以降、等方性エッチングを実施すればよい。
【0042】
また、上の例ではボロン(B)をシリコン中に拡散させた後に溝底部のB2 3 層およびシリコン酸化物層を除去するとしたが、B2 3 層堆積後、ドライブイン拡散前に溝底部のB2 3 層を除去することも可能である。この除去にも異方性ドライエッチングが利用できる。然る後にドライブイン拡散すれば溝底部には不純物層が形成されないため、その除去も不要になるという利点がある。このように、溝底面を含む溝側壁に不純物を含む物質の層(不純物層)を形成し、異方性エッチングにより溝底部の物質層(不純物層)のみ除去した後、熱処理により溝側壁に浸透させるようにすることもできる。
【0043】
溝側壁に不純物を導入する他の手段としてイオン注入法が利用できる。つまり、不純物をイオン注入により溝側壁に注入した後、熱処理によって活性化させる。溝側壁に効果的にイオン照射するためにはウェハ面に対して垂直に照射するのではなく注入角度を設けるとよい。この注入角度は溝開口幅と溝深さによって適正に調整する。さらに、各方向を向いた溝側壁に漏れなくイオン照射するためにウェハを回転させる。一般的にこれらの溝は交差(直交)する2方向のみに形成される場合が多く、こうした場合には90度毎の4回回転により均一に照射することができる。この後の工程は前述の気相拡散の場合と同様である。なお、こうした斜めイオン注入を用いたとしても、溝底部にイオン照射は避けられない。従って、気相拡散、固相拡散の場合と同様に溝底部のイオン注入層を異方性エッチングにより除去することが必要である。
【0044】
溝側壁に不純物を導入する他の手段として、不純物を含む基板材料自体を溝側壁に成膜する方法が利用できる。つまり、溝を形成した後、溝側壁に不純物層をエピタキシャル成長させる。具体的工程としては、まず前処理として、フッ酸により自然酸化膜の除去を行う。次に、エピタキシャル成長を行う装置内において、圧力80Torr、基板温度900〜1100℃、水素雰囲気にて再度表面処理を行う。引き続いて、同一装置内で、原料ガスとしてジクロルシラン(SiH2 Cl2 )、水素、塩酸(HCl)を導入し、圧力80Torr、基板温度800〜1000℃にて基板材料であるシリコンをエピタキシャル成長させる。ここで、エピタキシャル層に不純物としてリン(P)を含ませる場合には原料ガスとしてホスフィン(PH3 )を加える。同様に、ボロン(B)を含ませる場合にはジボラン(B2 6 )を導入する。これにより、溝側壁には基板と結晶性において連続的な不純物層が形成される。なお、このエピタキシャル成長の工程において、基板表面には酸化膜、窒化膜が存在するためエピタキシャル層が成長しない。さらに、溝底面のエピタキシャル層を異方性エッチングで除去する。
【0045】
なお、このように成膜によって不純物層(不純物を含む基板材料)を溝側壁に形成する場合には、当然成膜した不純物層の厚さだけ溝の幅が狭くなる。換言すれば、構造体の幅が広くなってしまう。従って、異方性エッチングによって溝を形成する際には、この幅の変化量を考慮して予め溝幅を広くする必要がある。具体的には、異方性エッチングのパターンを決めるフォトマスクにこの変化量を加味したパターン修正を施せばよい。
【0046】
以上述べてきた、気相拡散法、固相拡散法、イオン注入法、溝内へのエピ層形成法いずれにしても、溝底部に形成された不純物層を除去する工程が必要であった。そして、そのために異方性ドライエッチングを用いる方法を示したが、他の方法を示す。溝の底面を含む側壁に不純物を導入した後、イオン注入により溝底部にのみ選択的に別の不純物(イオン)を導入(注入)する方法を用いてもよい。これまで示したボロン注入の場合には別の原子として例えばP(リン)を注入する。イオン注入角度を垂直にすることにより溝底部のみに効率的にPイオンを注入することが可能である。これにより先に導入した不純物であるボロンの効果を低減することができ、等方性エッチングにおけるエッチレートの低下を抑止できる。特に、先に導入されたボロンより多くのリン原子を導入することにより、不純物が導入されていないシリコンよりむしろエッチレートを高くすることも可能である。ここに示した方法は気相拡散法、固相拡散法、イオン注入法いずれの場合にも適用可能である。
(第2の比較例
次に、第2の比較例を、第1の比較例との相違点を中心に説明する。
【0047】
以下、図1のC−C断面における図15〜図20に示す工程図に従って説明する。
まず、図15に示すように、単結晶シリコン基板1上に四角枠部・梁構造体・固定電極形成領域を除く領域にマスク材料70を設け、図16に示すように異方性エッチングを施し溝71を設ける。つまり、シリコン基板1の上面から異方性エッチングを行い、少なくとも梁構造体と固定電極を形成する領域に縦方向に延びる第1の溝71を形成する。異方性エッチング手法としては、ドライエッチング、ウェットエッチングの双方が利用できる。一般に電極等を形成した後ではそれらの材料の侵蝕のおそれがあるためウェットエッチングの採用が困難であるが、ここではその心配がない。特に、シリコン基板1として(110)基板を用いれば水酸化カリウム(KOH)溶液等によるウェットエッチングが利用できる。ウェットエッチングではバッチ処理が容易なため生産性に優れ、コストダウンを図ることができる。マスク材料70としては、異方性エッチングに際し、基板1との選択比が十分に得られる材料、たとえばシリコン酸化膜、シリコン窒化膜、レジスト等を用いる。異方性エッチングの深さは梁構造体の厚さに相当する値とする。
【0048】
次に、図17に示すように、選択エピタキシャル成長を行い、前述の溝71を埋め込む。埋め込み材料72はエッチングを抑制する不純物を含む単結晶シリコン(基板材料)である。具体的な成膜条件は第1の比較例で示したエピタキシャル成長条件と同一である。選択エピタキシャル成長条件を用いない場合には、マスク材70上にも成膜されることになり、エッチバック、研磨等の方法によりこれを除去する必要がある。
【0049】
然る後、図18に示すように、マスク材70を除去すれば、梁構造体、固定電極となる領域にエッチング抑制領域が形成される。この後、図19に示すように、シリコン基板1の上面から異方性エッチングを行い、四角枠部と梁構造体と固定電極を区画形成するための縦方向に延びる第2の溝73を形成する。
【0050】
さらに、図20に示すように、溝73の底面からシリコン基板1に対し不純物を含む基板材料(72)をエッチング抑制部として等方性エッチングを行い、横方向に延びる空洞2を形成する。つまり、四角枠部と梁構造体と固定電極はエッチングが抑制される不純物が導入されているため、等方性エッチング時の侵蝕を抑えることができる。この空洞2により、支持部(ベースプレート部+四角枠部)と梁構造体と固定電極とが区画形成される。
【0051】
なお、図15におけるマスク形成時には、その後の梁構造体と固定電極の間のエッチング時のマスクとのアライメントずれを考慮して、マスク開口面積を大きめにしておくことが有効である。
(実施の形態)
次に、この発明を具現化した実施の形態を、第1及び第2の比較例との相違点を中心に説明する。
【0052】
第2の比較例では梁構造体・固定電極形成領域の全体をエッチング抑制層とする方法を述べたが、実施の形態においては領域全体をエッチング抑制層しておらず、必要な箇所のみ配置している。
【0053】
詳しくは、図21に示すように、シリコン基板1の上面にマスク材80をパターニングし、図22に示すように、シリコン基板1の上面から異方性エッチングを行い、四角枠部と梁構造体と固定電極を形成する領域内における外周部に縦方向に延びる第1の溝81を形成する。そして、図23に示すように、第1の溝81にエッチングを抑制する不純物を含む基板材料82を埋め込み、図24に示すようにマスク材80を除去する。
【0054】
さらに、図25に示すように、シリコン基板1の上面からマスク84を用いて異方性エッチングを行い、少なくとも梁構造体と固定電極を区画形成するための縦方向に延びる溝83を形成する。引き続き、図26に示すように、溝83の底面からシリコン基板1に対し不純物を含む基板材料82をエッチング抑制部として等方性エッチングを行い、横方向に延びる空洞2を形成する。これにより、支持部(ベースプレート部+四角枠部)と梁構造体と固定電極とが区画形成される。
【0055】
このように、梁構造体・固定電極形成領域内における外周部のみをエッチング抑制部とすることにより、第1及び第2の比較例に比べ以下のメリットがある。梁構造体・固定電極領域の幅が一定でない場合には、溝の埋め込み工程において、幅の狭い溝の埋め込みが完了しても幅の広い溝の埋め込みが完了していないという事が生じるが、これに対し、梁構造体・固定電極領域内における外周部のみに一定幅の溝を形成すればこれを回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 比較例及び実施の形態における加速度センサの平面図。
【図2】 加速度センサの斜視図。
【図3】 図1におけるA−A線での断面図。
【図4】 図1におけるB−B線での断面図。
【図5】 配線を取り除いた状態での加速度センサの斜視図。
【図6】 第1の比較例における加速度センサの製造工程を説明するための断面図。
【図7】 加速度センサの製造工程を説明するための断面図。
【図8】 加速度センサの製造工程を説明するための断面図。
【図9】 加速度センサの製造工程を説明するための断面図。
【図10】 加速度センサの製造工程を説明するための断面図。
【図11】 加速度センサの製造工程を説明するための断面図。
【図12】 加速度センサの製造工程を説明するための断面図。
【図13】 加速度センサの製造工程を説明するための断面図。
【図14】 加速度センサの製造工程を説明するための断面図。
【図15】 第2の比較例における加速度センサの製造工程を説明するための断面図。
【図16】 加速度センサの製造工程を説明するための断面図。
【図17】 加速度センサの製造工程を説明するための断面図。
【図18】 加速度センサの製造工程を説明するための断面図。
【図19】 加速度センサの製造工程を説明するための断面図。
【図20】 加速度センサの製造工程を説明するための断面図。
【図21】 施の形態における加速度センサの製造工程を説明するための断面図。
【図22】 加速度センサの製造工程を説明するための断面図。
【図23】 加速度センサの製造工程を説明するための断面図。
【図24】 加速度センサの製造工程を説明するための断面図。
【図25】 加速度センサの製造工程を説明するための断面図。
【図26】 加速度センサの製造工程を説明するための断面図。
【図27】 従来技術を説明するための加速度センサの平面図。
【図28】 図27におけるX−X線での断面図。
【図29】 加速度センサの製造工程を説明するための断面図。
【図30】 加速度センサの製造工程を説明するための断面図。
【図31】 加速度センサの製造工程を説明するための断面図。
【図32】 加速度センサの製造工程を説明するための断面図。
【符号の説明】
2…空洞、4a〜4d…溝、5…四角枠部、6…梁構造体、12,13…可動電極、12a〜12d,13a〜13d…可動電極、16,17,22,23…固定電極、16a〜16d,17a〜17d,22a〜22d,23a〜23d…固定電極、40…不純物層、71…溝、72…埋め込み材料、73…溝、81…溝、82…基板材料、83…溝。

Claims (1)

  1. 少なくとも半導体基板に形成した横方向に延びる空洞により区画された支持部と、前記空洞および半導体基板に形成した縦方向に延びる溝により区画され、空洞の上に位置し、前記支持部から延び、かつ、力学量により変位する可動電極を有する梁構造体と、前記空洞および溝により区画され、空洞の上に位置し、前記支持部から延び、かつ、前記梁構造体の可動電極に対向して配置された固定電極とを備えた半導体力学量センサの製造方法であって、
    半導体基板の上面から異方性エッチングを行い、少なくとも梁構造体を形成するための梁構造体形成領域と固定電極を形成するための固定電極形成領域とそれぞれ区画形成するための縦方向に延びる第1の溝を形成する工程と、
    前記第1の溝にエッチングを抑制する不純物を含む基板材料を埋め込む工程と、
    半導体基板の上面からエッチングを行い、少なくとも梁構造体と固定電極を区画形成するための溝であって前記不純物を含む基板材料が埋め込まれた第1の溝に沿って縦方向に延びる第2の溝を形成する工程と、
    前記第2の溝の底面から前記半導体基板に対し前記不純物を含む基板材料をエッチング抑制部として等方性エッチングを行い、横方向に延びる前記空洞を形成し、支持部と梁構造体と固定電極とを区画形成する工程と、
    を備えたことを特徴とする半導体力学量センサの製造方法。
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