JP4430166B2 - 排版装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、孔版印刷装置等の排版装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、孔版印刷装置の排版装置は、使用により印刷ドラムから破棄すべき原紙(以下、廃棄原紙という。)を排版装置開口部に搬送し、収納空間まで圧縮板で移動圧縮して廃棄原紙を収納していたが、廃棄原紙を破棄せずに長期放置したり、印刷ドラム内にインクが無い状態のとき、前記廃棄原紙の水分量が少ないため、廃棄原紙を圧縮しても自然に前記搬送手段の位置まで膨らんで、該搬送手段に絡まってしまい、その後の動作不良になる場合があった。
【0003】
また、インクが粘着性を有しているものであると原紙が圧縮板に貼り付いてしまい、圧縮しても収納空間から排紙装置開口部へ廃棄原紙が戻って、前記搬送手段に絡まってしまい、その後の動作不良になるという問題があった。
【0004】
さらに、前記廃棄原紙の膨らみや、圧縮板への貼り付きを防止するための技術として▲1▼特開平8−142484号公報、▲2▼特開平8−142485号公報にそれぞれ開示された排版装置にかかる技術があるが、これらの何れも、排版装置開口部が搬送手段の近くに設けてあるとやはり、前記搬送手段に廃棄原紙が絡まってしまうおそれがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、搬送手段に廃棄原紙が絡みその後の動作不良が生じることを回避することができる排版装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記目的を達成するため、以下の構成とした。
(1).使用済みの原紙を収納する排版装置において、廃棄原紙案内用の空間からなる移動空間部と、廃棄原紙収納用の空間からなる収納空間部の2つの連通した空間部を有する収納容器と、前記移動空間部と前記収納空間部との間の分離位置で前記移動空間部と前記収納空間部とを分離している可動部材と、前記移動空間部を通過し、さらに前記可動部材上を移動することのできる圧縮板とを有し、前記圧縮板には、往動時にのみ前記可動部材を押動し、復動時には前記可動部材の通過を許すように変位する一方向ロック機構が設けられていることとした(請求項1)。
(2).使用済みの原紙を収納する排版装置において、廃棄原紙案内用の空間からなる移動空間部と、廃棄原紙収納用の空間からなる収納空間部の2つの連通した空間部を有する収納容器と、廃棄原紙を印刷ドラムから前記移動空間部の入口である開口部に搬送する搬送手段と、前記移動空間部と前記収納空間部との間の分離位置で前記移動空間部と前記収納空間部とを分離している可動部材と、前記開口部の外側から前記開口部及び前記移動空間部を通過し、さらに前記可動部材を越える範囲で移動することのできる圧縮板とを有し、前記圧縮板には、往動時にのみ前記可動部材を押動し、復動時には前記可動部材の通過を許すように変位する一方向ロック機構が設けられていることとした(請求項2)。
(3).(2)記載の排版装置において、前記圧縮板は前記開口部の外側から前記可動部材を越える位置まで往動したのち、復動することとした(請求項3)。
(4).(1)乃至(3)の何れか一つに記載の排版装置において、前記可動部材は前記分離位置を原位置とし、前記圧縮板が前記移動空間部を通過中において、該圧縮板の通過を許す範囲で該圧縮板に押し動かれて前記移動空間外に向けて可動とした(請求項4)。
(5).(1)乃至(3)の何れか一つに記載の排版装置において、前記圧縮板は前記分離位置近傍に揺動支点を有し、前記可動部材は前記移動空間部近傍に揺動支点を有し、前記可動部材の前記圧縮板により押し動かされる干渉部は、前記移動空間部側から前記収納空間部に至るほど前記圧縮部材との干渉の度合いが増す傾向の傾斜面で構成されていることとした(請求項)。
(6).(5)記載の排版装置において、前記可動部材が前記原位置にあるとき前記可動部材の前記揺動支点と反対側の端縁部は前記分離位置に位置し、前記収納空間部内の廃棄原紙を前記収納空間部外に出るのを防止することとした(請求項
【0007】
【発明の実施の形態】
[1]本発明の実施に適する孔版印刷装置の全体構成
孔版印刷装置の全体構成を模式的に示した図1において、該孔版印刷装置は、主として原稿読取部1、印刷ドラム2、印刷ローラ4、給紙部5、製版部10、排版装置30、排紙部41、排紙トレイ52などから構成されている。動作の概略は以下のとおりである。
【0008】
先ず、印刷ドラム2に装着された使用済みの原紙、つまり、廃棄原紙が排版装置30へ排出される。次に、自動原稿送り装置部100で原稿Pが一枚だけ分離され、原稿読取部1でデジタル画像データとして読み取られる。この画像データに基づいて製版部10では原紙60を穿孔する。穿孔された原紙60は印刷ドラム2に供給され、巻き付けられる。
【0009】
この状態で給紙部5から一枚だけ分離された印刷用紙Sは印刷ドラム2と同期をとりながら印刷ドラム2の下部に供給され、印刷ローラー4で印刷ドラム2に押し付けられ、インキが転移される。インキが転移された印刷用紙Sは排紙爪40と図示しないエアナイフから吹き出される空気によって印刷ドラム2から剥離され、次いで、排紙部41を経て排紙トレイ52上に排紙される。
【0010】
このような印刷用紙Sに対する印刷が指定された枚数分印刷されると、印刷は終了し、次の印刷に入る。つまり、前記したように印刷ドラム2に装着された使用済みの原紙、つまり、廃棄原紙Mが排版装置30へ排出される。
【0011】
印刷ドラム2のまわりであって、所定の排版位置に対ローラからなる搬送手段32が設けられている。印刷ドラム2上、廃棄原紙の一端側をくわえている爪2Bが、搬送手段32近傍の所定の位置に達すると爪2Bが廃棄原紙を解放する。
【0012】
搬送手段32は廃棄原紙の先端部をくわえやすい位置まで適宜移動し、廃棄原紙Mの先端をくわえる。廃棄原紙Mをくわえた搬送手段32は回転して廃棄原紙Mを印刷ドラム2から剥がす向きに回転し、これと同期して印刷ドラム2も廃棄原紙Mを剥がす向きに回転し廃棄原紙Mを収納容器31へ向けて送り出す。
[2]請求項1、2に関連する
図1において、搬送手段32による廃棄原紙Mの送り出し方向、つまり、搬送手段32の左方には筐体状の収納容器31が定置されている。収納容器31は搬送手段32から送り出された廃棄原紙Mを受け取ることができる位置に配置されている。以下に示す例では、収納容器は搬送手段32と部分的に重複した態様で設けられている。
【0013】
収納容器31は搬送手段32に近い方から、移動空間部36、収納空間部35の2つの空間部を有している。収納空間部36は板状の部材で囲まれた直方体状の内容積を有する空間部であり、移動空間部35は図8、図9に示すように底板35aの部位が曲面状をしていて上方が開放された空間部からなる。これら2つの空間部は図8に符号61で示す仮想の境界部61を介して連通している。
【0014】
移動空間部36は搬送手段32から送り出された廃棄原紙Mを収納空間部36へ送るための案内用の空間である。収納空間部36は移動空間部36を経て送られてきた廃棄原紙Mを収納するための空間である。搬送手段32は図1に示した孔版印刷装置の本体部分に設けるのが一般的であるが、場合によっては収納容器31側に設けることもできる。
【0015】
図8において説明した前記境界部61には、通常、可動部材37の端縁部37aが位置していて、この端縁部37が移動空間部35と収納空間部36とを分離している。よって、境界部61は移動空間部35と収納空間部36との分離位置に相当し、端縁部37aは分離位置で移動空間部35と収納空間部36とを分離している。
【0016】
図8において、移動空間部35の上方部位には板状をした圧縮板33が位置している。この圧縮板33は後に詳述するように一端側を軸33aに固定されていて軸33aと共に揺動可能である。圧縮板33が揺動することにより該圧縮板33の自由端側は移動空間部35内を回動して移動する。
【0017】
この移動のストロークは、図8に示すように移動空間部35の上方の部位から出発して移動空間部35を通り途中、可動部材37上であって該可動部材37を越える移動範囲である。この移動の過程で可動部材37は圧縮板に押し動かされて移動空間部の下方に移動退避する。圧縮板33は可動部材を越えた位置まで往動し、それから逆進して復動し、逆の行程を戻るが、その際も圧縮部材33はロック機構65の機能により可動部材37を無理なく通過する。ロック機構65については後述する。
【0018】
このように、移動空間部35、収納空間部36を有する収納容器31と、可動部材37と、圧縮板33により構成された排版装置、或いは、移動空間部35、収納空間部36を有する収納容器31と、可動部材37と、圧縮板33と、搬送手段32により構成による排版装置では、移動空間部35に送り出された廃棄原紙Mを圧縮板33により移動空間部35を経て収納空間部35に導くことができ、さらに境界部61(分離位置)に位置する可動部材37により収納空間部35内に保持することができる。これにより廃棄原紙Mは搬送手段32までもどることがなくなり、搬送手段32における廃棄原紙の絡みつきもなくなる。
[3]請求項3に関連する例
圧縮板33の軸33aは図1に示した孔版印刷装置の図示省略の本体部分に軸支されかつ、逆転可能なモータの回転軸に連結されている。図2において、圧縮板33の自由端側の部分は移動空間部35の入口である上端部に相当する開口部34の上方の任意の位置を原位置として停止保持されるようになっている。この原位置は、圧縮板33の一部を検知するセンサからの情報が制御手段を介して軸33aと連結された図示しない駆動モータに伝えられることにより、該駆動モータのブレーキ機能により保持されている。
【0019】
搬送手段32により廃棄原紙Mが移動空間部35内に送り込まれたタイミングで、上記駆動モータが回転し、圧縮板33は図2に示す原位置から時計まわりの向きに回動を開始し、図3に示す途中経過を経て図4に示すように可動部材37を越える位置まで回動する。
【0020】
図4に示すように、圧縮板33が可動部材37を越える位置まで回動すると、図示しないセンサによりこの回動位置が検知されて、この検知情報に基づいて上記駆動モータが逆転し、圧縮板33は原位置に向かって復動し、図5に示す途中の状態を経て、図2に示す原位置まで復帰する。以下、次の廃棄原紙Mが来ると同様のサイクルを繰返す。
【0021】
このように、図2に示すように圧縮部材33が開口部34の外側の原位置から図4に示すように可動部材37を越える位置まで往動したのち、原位置に向けて復動することにより、廃棄原紙Mを収納空間部36に確実に送り込むことができる。
[4]可動部材、ロック機構等
可動部材37は図9に示すように、基端部が回転軸38に固定されたU字状をした部材からなる。回転軸38は図1に示した孔版印刷装置の本体側板に軸支されていて、該回転軸38を揺動支点として回動可能である。回転軸38は図2乃至図5或いは図8に示すように、移動空間部35近傍に位置し、図示しないねじりコイルばねにより図9において符号62で示す時計まわりの向きに付勢されている。この付勢力による可動部材37の回転は上記本体側板に固定されたストッパ63に自由端側が当接することにより阻止されている。
【0022】
可動部材37は回転軸38上に複数設けることができる。本例では、図5において矢視A方向から見た図に相当する図6に示すように間隔Lだけ離間させて2個設けている。ここで、間隔Lは廃棄原紙Mの幅よりも小さいものとする。仮に廃棄原紙Mよりも間隔Lが大きい場合には、廃棄原紙Mが間隔Lを通過してしまうので、収納空間部36の内部に留め置くことができない。
【0023】
ストッパ63で回動が係止された状態の可動部材37の位置を可動部材37の原位置とする。この原位置において可動部材37の端縁部37aは境界部(分離位置)61に位置している。このように端縁部37aを境界部61に位置させるため、図8、図9に示すようにて底板35aの一部は、可動部材37を嵌入できる大きさに切り抜かれている。この切り抜きの部位を開口64とする。開口64は可動部材37に対応して2個形成されている。
【0024】
図8、図9或いは図1、図2乃至図5に示すように、可動部材37の上面部は回動する圧縮板33と干渉する干渉部を構成している。この干渉部を符号37bで示す。干渉部37bは、可動部材37が原位置にあるとき、移動空間部35側から収納空間部36に進むほど、高さが増す傾向の傾斜面からなり、圧縮部材33が回動により干渉するときには、圧縮部材33が往動方向に回動しいくほど、圧縮部材33との干渉の度合いが増す傾向の傾斜面である。この傾斜の傾向は、例えば図8に示すように、左上がりの傾斜面である。
【0025】
図6、図7に示すように圧縮板33には、可動部材37の通過を可能にする大きさ及び形状の切り欠き33bが形成されている。この切り欠き33bが形成されただけの状態では、圧縮板33が図8に示す原位置から図4に示す位置まで回動する過程で、可動板37に対して全くの非干渉となり、可動板37は常に図8に示すように移動空間部35内に一部が突出した状態を保持することとなり、廃棄原紙Mを収納空間部36へ送る通路を部分的に塞ぐことから該廃棄原紙Mの搬送に支障を生じてしまう。
【0026】
そこで本例では、図7に拡大して示すように圧縮板33にロック機構39を設けた。圧縮板33が原位置にある図8において、該圧縮板33の下面に相当する面を押動面、上面に相当する面を復動面と称することにする。
【0027】
図7において、ロック機構65は、切り欠き33bの開放側の端部を押動面側で架橋状に差し渡し状に設けられたロック回転板39と、切り欠き33bの幅方向の一方側で切り欠き33bの長手方向と平行に軸線を合わせて枢着されていてロック回転板39と一体若しくは一体的に構成された回転軸39bと、ロック回転板39の自由端部が切り欠き33bの幅方向の他方側に形成した段状の引っ掛かり部39dに押圧されるように回転軸39bに矢印aの向きの付勢力を作用させるねじりコイルばね39cを主な構成部材としている。ここで、引っ掛かり部33dは図7に示すようにロック回転板39が嵌入することができる大きさの段状の形状をしている。
【0028】
このような構成により、圧縮部材33が図8に示す原位置から図4に示す位置まで往動する向きに回動する過程では、図7に示すように圧縮板39の裏面39a'の端部が引っ掛かり部39dに嵌入した状態でねじりコイルばね39cの弾性により押しつけられていて、実質的に切り欠き33bが塞がれた状態となっている。
【0029】
このため、圧縮板33が図2に示す原位置より往動するとき、ロック回転板39の側部39dは、可動部材37の上面部である干渉部に接触し、さらに押動し、可動部材37を押し下げて移動空間部35の外側に移動させることができるし、同時にロック回転板39の表面部39aは廃棄原紙Mが切り欠き33bから抜けないように捉えることができる。
【0030】
また、圧縮板33が図4に示すように可動部材35を越える位置まで移動すると、可動部材35は圧縮板33から解放されるので、ストッパ63に当接する原位置まで回動復帰し、図8に示すように端縁部37aが境界部61に位置するようになる。
【0031】
図4に示す状態から、圧縮板33が復動方向に回動すると、それまで干渉部37bにはロック回転板39の表面部39a側が押圧されていたのが、裏面部39a'側が可動部材37に対向するようになり、圧縮板33が復動するにつれて、押圧されるように状態が切り替わる。このため、ロック回転板39部は図7において矢印aと反対の向き、つまりねじりコイルばね39cの弾性に抗した向きの力を受けて回動し、切り欠き33bを開き状態にして可動部材35の通過を許すようになる。このように、ロック機構65は、圧縮板33が往動時にのみ可動部材37を押動し、復動時には圧縮板33が可動部材37を通過できるように変位する。
【0032】
以下、廃棄原紙が収納容器31へ収納するプロセスを説明する。
▲1▼:図2において、圧縮板33は開口部34の上方の原位置に保持されている。可動部材37はストッパ63に係止されていて、端縁部37aが境界部61に位置している。
【0033】
この状態のもとで、印刷ドラム2から剥がされた破棄マスタMは搬送手段32によって排版装置の開口部34を通過して移動空間35へと落ちる。その後、圧縮板33が往動する向きに回動を始め、破棄マスタMは圧縮板33により移動空間35押し動かされる。
【0034】
圧縮板33はこの回動の過程で、図7に示す表面部39aの側部39d寄りの部位が可動板37の上面部に接触する。そのとき、可動部材37は回転軸38に設けてある図示しないねじりコイルばねによって常に図の時計回りの向きに力が加わっているので圧縮板33のロック回転板39は可動部材37に接触し押し下げながら回動する。
【0035】
可動板37の干渉部37bは前記したよに所定の傾斜面で構成されているので、圧縮板33の回動が進むにつれて、回転軸38を中心に回動させられていき、移動空間部35の下方、外側に退避する。よって、廃棄原紙Mおよび圧縮板33の通過に際して何ら障害はない。
▲2▼:圧縮板33は図2、図3、図4に示した順に時計回りの向きの回転動作を行ない、図4に示す状態まで動作し、可動部材37を通過したら、反時計回りの向きに回転方向を変える。このとき、可動部材37は、原位置に復帰し、端縁部37aが境界部61に位置している。
▲3▼:図5に示すように、圧縮板33は復動する。この過程で、ロック回転板39は可動板37によって矢印aと逆向きに回動させられて開き、圧縮板33の通過を許す。可動板37はロック回転板39の裏面部39a'に押されて若干回動するものの、ねじりコイルばね39cの力に打ち勝ってロック回転板39aを開くため、可動部材37を押し下げることがない。よって可動板37は略ストッパ63に係止された原位置の状態を保持している。圧縮板33が通過してしまえば、ロック回転板39は引っ掛かり面33dに当接した図7に示した状態に戻る。このように、可動板37の端縁部37aは境界部61に常時位置しているので、廃棄原紙Mを収納空間部36内に留めて外部に出ることを防止する、廃棄原紙Mが多くなった状態では圧縮した状態を保持する。
【0036】
【発明の効果】
本発明によれば、ロック機構により、圧縮板が往動する時にのみ可動部材を押動して移動空間外へ退避させ、それ以外のときには可動部材を分離位置に保持して廃棄原紙の収納状態を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】孔版印刷装置の概略構成を説明した正面図である。
【図2】圧縮板、可動部材ともに原位置にあるときの排版装置の要部構成を説明した図である。
【図3】往動時の圧縮板が可動板を通過する直前の状態にあるときの排版装置の要部構成を説明した図である。
【図4】往動時の圧縮板が可動板を通過した直後の状態にあるときの排版装置の要部構成を説明した図である。
【図5】復動時の圧縮板が可動部材にさしかかる状態にあるときの排版装置の要部構成を説明した図である。
【図6】図5において矢視A方向からみたときの圧縮板と可動部材の図である。
【図7】ロック機構の外観斜視図である。
【図8】圧縮板、可動部材ともに原位置にあるときの排版装置の要部断面図である。
【図9】排版装置の要部を説明した分解斜視図である。
【符号の説明】
31 収納容器
33 圧縮板
34 開口部
35 移動空間部
37 可動部材
65 ロック機構
M 廃棄原紙

Claims (6)

  1. 使用済みの原紙を収納する排版装置において、
    廃棄原紙案内用の空間からなる移動空間部と、廃棄原紙収納用の空間からなる収納空間部の2つの連通した空間部を有する収納容器と、
    前記移動空間部と前記収納空間部との間の分離位置で前記移動空間部と前記収納空間部とを分離している可動部材と、
    前記移動空間部を通過し、さらに前記可動部材上を移動することのできる圧縮板とを有し、
    前記圧縮板には、往動時にのみ前記可動部材を押動し、復動時には前記可動部材の通過を許すように変位する一方向ロック機構が設けられていることを特徴とする排版装置。
  2. 使用済みの原紙を収納する排版装置において、
    廃棄原紙案内用の空間からなる移動空間部と、廃棄原紙収納用の空間からなる収納空間部の2つの連通した空間部を有する収納容器と、
    廃棄原紙を印刷ドラムから前記移動空間部の入口である開口部に搬送する搬送手段と、 前記移動空間部と前記収納空間部との間の分離位置で前記移動空間部と前記収納空間部とを分離している可動部材と、
    前記開口部の外側から前記開口部及び前記移動空間部を通過し、さらに前記可動部材を越える範囲で移動することのできる圧縮板とを有し、
    前記圧縮板には、往動時にのみ前記可動部材を押動し、復動時には前記可動部材の通過を許すように変位する一方向ロック機構が設けられていることを特徴とする排版装置。
  3. 請求項2記載の排版装置において、前記圧縮板は前記開口部の外側から前記可動部材を越える位置まで往動したのち、復動することを特徴とする排版装置。
  4. 請求項1乃至の何れか一つに記載の排版装置において、前記可動部材は前記分離位置を原位置とし、前記圧縮板が前記移動空間部を通過中において、該圧縮板の通過を許す範囲で該圧縮板に押し動かれて前記移動空間外に向けて可動であることを特徴とする排版装置。
  5. 請求項1乃至の何れか一つに記載の排版装置において、前記圧縮板は前記分離位置近傍に揺動支点を有し、前記可動部材は前記移動空間部近傍に揺動支点を有し、前記可動部材の前記圧縮板により押し動かされる干渉部は、前記移動空間部側から前記収納空間部に至るほど前記圧縮部材との干渉の度合いが増す傾向の傾斜面で構成されていることを特徴とする排版装置。
  6. 請求項記載の排版装置において、前記可動部材が前記原位置にあるとき前記可動部材の前記揺動支点と反対側の端縁部は前記分離位置に位置し、前記収納空間部内の廃棄原紙を前記収納空間部外に出るのを防止すること特徴とする排版装置
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